JP6784270B2 - 装置 - Google Patents

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Description

本開示は、装置に関する。
装置間通信(D2D通信)は、基地局と端末装置とが信号を送受信する一般的なセルラー通信とは異なり、2つ以上の端末装置が直接的に信号を送受信する通信である。そのため、D2D通信では、上記一般的なセルラー通信とは異なる、端末装置の新しい利用形態が生まれてくることが期待される。例えば、近接する端末装置間若しくは近接する端末装置のグループ内におけるデータ通信による情報共有、設置された端末装置からの情報の頒布、M2M(Machine to Machine)と呼ばれる機器間の自律通信など、様々な応用が考えられる。
また、近年のスマートフォンの増加による、データトラフィックの著しい増加に対して、D2D通信をデータのオフローディングに活用することも考えられる。例えば、近年、動画像のストリーミングデータの送受信に対するニーズが急速に高まっている。しかし、一般に、動画像はデータ量が多いので、RAN(Radio Access Network)において多くのリソースを消費するという問題がある。したがって、端末装置間の距離が小さい場合のように、端末装置同士がD2D通信に適している状態であれば、動画像データをD2D通信にオフローディングすることにより、RANにおけるリソースの消費及び処理の負荷を抑えることができる。このように、D2D通信は、通信事業者及びユーザの双方にとって利用価値がある。そのため、現在、D2D通信は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)標準化会議においても、LTE(Long Term Evolution)に必要な重要な技術領域の1つとして認識され、注目されている。
例えば、非特許文献1には、D2D通信の同期及びディスカバリなどの技術が開示されている。
3GPP TR36.843 V12.0.0(2014−03)
上記特許文献1には、D2D通信に使用可能な無線リソースを端末装置がどのように知るかは開示されていない。
例えば、D2D通信に使用可能な無線リソース(リソースプール)は、インカバレッジの場合には基地局により選択され、アウトカバレッジの場合には代表の端末装置により選択される。
インカバレッジの場合に、上記基地局が、D2D通信に使用可能な上記無線リソースを端末装置に通知し得る。しかし、上記基地局が、D2D通信に使用可能な上記無線リソースを制約なしに自由に選択する場合には、上記基地局は、D2D通信に使用可能な上記無線リソースの通知のために、多くの無線リソースを使用し得る。その結果、無線リソースの観点から、上記基地局にとっての負荷が大きくなり得る。
アウトカバレッジの場合に、上記代表の端末装置が、D2D通信に使用可能な上記無線リソースを他の端末装置に通知し得る。しかし、当該他の端末装置は、D2D通信に使用可能な上記無線リソースの通知のために上記代表の端末装置がどの無線リソースを使用するかを知らないので、試行錯誤での探索(例えば、試行錯誤での同期信号及び/又は同期情報(information of synchronization)の検出)を行い得る。その結果、上記他の端末装置にとっての負荷が大きくなり得る。また、インカバレッジの場合と同様に、アウトカバレッジの場合にも、無線リソースの観点から、上記代表の端末装置にとっての負荷が大きくなり得る。
そこで、D2D通信に使用可能な無線リソースを端末装置が知るのに要する負荷を抑えることを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得する取得部と、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する制御部と、を備える装置が提供される。上記1つ以上のリソースプールは、装置間通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から選択されたリソースプールである。
また、本開示によれば、装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得する取得部と、上記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの端末装置による装置間通信を制御する制御部と、を備える装置が提供される。上記1つ以上のリソースプールは、装置間通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から選択されたリソースプールである。
また、本開示によれば、装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得する取得部と、所定のリソースプールで上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を、所定のリソースプールで端末装置により受信される情報の中から取得する取得部と、上記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの上記端末装置による装置間通信を制御する制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールに関する変更を示す情報を取得する取得部と、装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールのうちのプライマリリソースプールで、上記変更を端末装置に通知する制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールのうちのプライマリリソースプールで端末装置により受信される情報の中から、装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールに関する変更を示す情報を取得する取得部と、上記変更に従って、少なくとも1つのリソースプールでの上記端末装置による装置間通信を制御する制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールに関する変更を示す情報を取得する取得部と、上記変更を示すシステム情報の報知、及び個別のシグナリングのうちの、少なくとも一方により、上記変更を端末装置に通知する制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、ネットワークカバレッジ内での装置間通信で使用可能な無線リソースであるインカバレッジ用リソースプール、及びネットワークカバレッジ外での装置間通信で使用可能な無線リソースであるアウトカバレッジ用リソースプールを示す情報を取得する取得部と、基地局により送信される信号の端末装置での受信電力が、第1の電力よりも小さく、且つ、当該第1の電力よりも小さい第2の電力よりも大きい場合に、上記インカバレッジ用リソースプール及び上記アウトカバレッジ用リソースプールの両方で上記端末装置が装置間通信の信号を送信するように、上記端末装置による装置間通信を制御する制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、ネットワークカバレッジ内での装置間通信で使用可能な無線リソースであるインカバレッジ用リソースプール、及びネットワークカバレッジ外での装置間通信で使用可能な無線リソースであるアウトカバレッジ用リソースプールを示す情報を取得する取得部と、上記インカバレッジ用リソースプール及び上記アウトカバレッジ用リソースプールを端末装置に通知する制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを含むリソースプールグループであって、同期している端末装置により使用される当該リソースプールグループを示す情報を取得する取得部と、上記リソースプールグループを端末装置に通知する制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを含むリソースプールグループであって、同期している端末装置により使用される上記リソースプールグループを示す情報を取得する取得部と、端末装置が、上記リソースプールグループに含まれる少なくとも1つのリソースプールで送信される同期信号に基づく同期を省略するように、上記端末装置による装置間通信を制御する制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールの各々で行われる装置間通信の用途を示す情報を取得する取得部と、上記用途を端末装置に通知する制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールの各々で行われる装置間通信の用途を示す情報を取得する取得部と、上記1つ以上のリソースプールのうちの、所望の用途で装置間通信が行われるリソースプールで、端末装置が当該所望の用途で装置間通信を行うように、当該端末装置による装置間通信を制御する制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、端末装置についての装置間通信の所望の用途を示す情報を取得する取得部と、装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールであって、上記所望の用途で装置間通信が行われる当該1つ以上のリソースプールを、端末装置に通知する制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、端末装置についての装置間通信の所望の用途を示す情報を取得する取得部と、上記所望の用途を基地局又は他の端末装置に通知する制御部と、を備える装置が提供される。上記制御部は、上記基地局又は上記他の端末装置が上記端末装置に通知する1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの、上記端末装置による上記所望の用途での装置間通信を制御する。上記1つ以上のリソースプールは、装置間通信で使用可能な無線リソースであり、且つ上記所望の用途で装置間通信が行われるリソースプールである。
また、本開示によれば、装置間通信を行う端末装置の数を示す情報を取得する取得部と、装置間通信を行う端末装置の上記数に基づいて、装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールを選択する制御部と、を備える装置が提供される。上記制御部は、上記リソースプールを端末装置に通知する。
また、本開示によれば、装置間通信で送信のために使用可能な無線リソースである送信用リソースプール、及び装置間通信で再送のために使用可能な無線リソースである再送用リソースプールを示す情報を取得する取得部と、上記送信用リソースプール及び上記再送用リソースプールを端末装置に通知する制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、装置間通信で送信のために使用可能な無線リソースである送信用リソースプール、及び装置間通信で再送のために使用可能な無線リソースである再送用リソースプールを示す情報を取得する取得部と、端末装置が装置間通信において上記送信用リソースプールで送信を行い、上記端末装置が装置間通信において上記再送用リソースプールで再送を行うように、上記端末装置の装置間通信を制御する制御部と、を備える装置が提供される。
装置間通信で音声データの送信のために使用可能な無線リソースである音声用リソースプール、及び装置間通信で他のデータの送信のために使用可能な無線リソースである他のリソースプールを示す情報を取得する取得部と、上記音声用リソースプール及び上記他のリソースプールを端末装置に通知する制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、装置間通信で音声データの送信のために使用可能な無線リソースである音声用リソースプール、及び装置間通信で他のデータの送信のために使用可能な無線リソースである他のリソースプールを示す情報を取得する取得部と、端末装置が装置間通信において上記音声用リソースプールで音声データを送信し、上記端末装置が装置間通信において上記他のリソースプールで他のデータを送信するように、上記端末装置の装置間通信を制御する制御部と、を備える装置が提供される。
以上説明したように本開示によれば、D2D通信に使用可能な無線リソースを端末装置が知るのに要する負荷を抑えるが可能になる。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、又は本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
D2D通信のユースケースの具体例を説明するための第1の説明図である。 D2D通信のユースケースの具体例を説明するための第2の説明図である。 FDDにおけるPSS及びSSSのタイミングの例を説明するための説明図である。 TDDにおけるPSS及びSSSのタイミングの例を説明するための説明図である。 セルラーシステムにおける無線フレーム及びサブフレームを説明するための説明図である。 リソースプールの例を説明するための説明図である。 リソースプールで送信される信号及び情報の例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態に係る通信システムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係る第1端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係る第2端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 リソースプールセットの一例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係る第1の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの第1の例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの第2の例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第3の実施形態に係る第1の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第3の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第3の実施形態に係る第3の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第4の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 リソースプールグループの第1の例を説明するための説明図である。 リソースプールグループの第2の例を説明するための説明図である。 第5の実施形態に係る第1の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第5の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 リソースプールの各々で行われるD2D通信の用途の例を説明するための説明図である。 第6の実施形態に係る第1の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第6の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第7の実施形態に係る第1の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第7の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第8の実施形態に係る第1の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第8の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第9の実施形態に係る第1の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第9の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第10の実施形態に係る第1の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第10の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第11の実施形態に係る第1の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第11の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付の図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素を、必要に応じて端末装置10A、10B及び10Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、端末装置10A、10B及び10Cを特に区別する必要が無い場合には、単に端末装置10と称する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.はじめに
2.通信システムの概略的な構成
3.各装置の構成
3.1.基地局の構成
3.2.第1端末装置の構成
3.3.第2端末装置の構成
4.第1の実施形態
4.1.概略
4.2.基地局の動作
4.3.第1端末装置の動作
4.4.第2端末装置の動作
4.5.処理の流れ
5.第2の実施形態
5.1.概略
5.2.第1端末装置の動作
5.3.第2端末装置の動作
5.4.処理の流れ
6.第3の実施形態
6.1.概略
6.2.第1端末装置の動作
6.3.第2端末装置の動作
6.4.基地局の動作
6.5.処理の流れ
7.第4の実施形態
7.1.概略
7.2.基地局の動作
7.3.第1端末装置の動作
7.4.第2端末装置の動作
7.5.処理の流れ
8.第5の実施形態
8.1.概略
8.2.基地局の動作
8.3.第1端末装置の動作
8.4.第2端末装置の動作
8.5.処理の流れ
9.第6の実施形態
9.1.概略
9.2.基地局の動作
9.3.第1端末装置の動作
9.4.第2端末装置の動作
9.5.処理の流れ
10.第7の実施形態
10.1.概略
10.2.基地局の動作
10.3.第1端末装置の動作
10.4.第2端末装置の動作
10.5.処理の流れ
11.第8の実施形態
11.1.概略
11.2.基地局の動作
11.3.第1端末装置の動作
11.4.処理の流れ
12.第9の実施形態
12.1.概略
12.2.基地局の動作
12.3.第1端末装置の動作
12.4.処理の流れ
13.第10の実施形態
13.1.概略
13.2.基地局の動作
13.3.第1端末装置の動作
13.4.第2端末装置の動作
13.5.処理の流れ
14.第11の実施形態
14.1.概略
14.2.基地局の動作
14.3.第1端末装置の動作
14.4.第2端末装置の動作
14.5.処理の流れ
15.実施形態の組合せ
16.応用例
15.1.基地局に関する応用例
15.2.端末装置に関する応用例
17.まとめ
<<1.はじめに>>
まず、図1〜図7を参照して、D2D通信に関連する技術を説明する。
(D2D通信のユースケース)
通常のLTEのシステムでは、eNB(evolved Node B)とUE(User Equipment)とが無線通信を行うが、UEが互いに無線通信することはなかった。しかし、パブリックセーフティの用途(例えば、衝突防止等の用途)又はデータオフローディングのために、UEが互いに直接的に無線通信する手法が求められている。
D2D通信についてのユースケースが、3GPPのSA(Service and Systems Aspects)1等において議論され、TR 22.803に記載されている。なお、TR 22.803には、ユースケースが開示されているものの、具体的な実現手段は開示されていない。以下、図1及び図2を参照して、ユースケースの具体例を説明する。
図1は、D2D通信のユースケースの具体例を説明するための第1の説明図である。図1を参照すると、複数のUE10及びeNB20が示されている。第1のユースケースとして、例えば、ネットワークカバレッジ内に(例えば、eNB20のセル21内に)位置するUE10A及びUE10Bが、D2D通信を行う。このようなD2D通信をインカバレッジ(In-Coverage)のD2D通信と呼ぶ。第2のユースケースとして、例えば、ネットワークカバレッジ外に位置するUE10C及びUE10Dが、D2D通信を行う。このようなD2D通信をアウトカバレッジ(Out-of-Coverage)のD2D通信と呼ぶ。第3のユースケースとして、例えば、ネットワークカバレッジ内に位置するUE10Eと、ネットワークカバレッジ外に位置するUE10Fとが、D2D通信を行う。このようなD2D通信をパーシャルカバレッジ(Partial-Coverage)のD2D通信と呼ぶ。パブリックセーフティの観点から、アウトカバレッジのD2D通信、及びパーシャルカバレッジのD2D通信も重要である。なお、ネットワークカバレッジとは、セルラーネットワークのカバレッジである。即ち、セルの集合が、ネットワークカバレッジとなる。
図2は、D2D通信のユースケースの具体例を説明するための第2の説明図である。図2を参照すると、UE10A及びUE10B、並びにeNB20A及びeNB20Bが、示されている。この例では、eNB20Aは、第1のMNO(Mobile Network Operator)により運用され、eNB20Bは、第2のMNOにより運用されている。そして、第1のネットワークカバレッジ内に(例えば、eNB20Aのセル21A内に)位置するUE10Aと、第2のネットワークカバレッジ(例えば、eNB20Bのセル21B内に)位置するUE10Bとが、D2D通信を行う。パブリックセーフティの観点から、このようなD2D通信も重要である。
(D2D通信までの流れ)
例えば、同期(Synchronization)、ディスカバリ(Discovery)、及び接続の確立が順に行われ、その後、D2D通信が行われる。以下、同期、ディスカバリ及び接続確立の各ステップについての考察を説明する。
(a)同期
2つのUEが、ネットワークカバレッジ内に位置する場合、上記2つのUEは、上記eNBからのダウンリンク信号を用いてeNBとの同期を獲得することにより、互いにある程度同期することが可能である。
一方、D2D通信を行おうとする2つのUEのうち少なくとも一方が、ネットワークカバレッジ外に位置する場合、上記2つのUEのうちの少なくとも一方が、D2D通信での同期のために同期信号を送信する必要がある。
(b)他のUEのディスカバリ
他のUEのディスカバリは、例えば、ディスカバリ信号(Discovery Signal)の送受信により行われる。より具体的には、例えば、2つのUEのうちの一方のUEが、ディスカバリ信号を送信し、当該2つのUEのうちの他方のUEが、当該ディスカバリ信号を受信して、上記一方のUEとの通信を試みる。
ディスカバリ信号は、時間方向において所定のタイミングで送信されていることが望ましい。これにより、受信側のUEが上記ディスカバリ信号の受信を試みるタイミングを限定することができる。なお、前提として、D2D通信を行おうとする2つのUEは、ディスカバリ信号の受信前に予め同期を獲得しておく。
(c)接続確立
D2D通信を行おうとする2つのUEは、例えば以下のように接続を確立し得る。まず、第1のUEがディスカバリ信号を送信し、第2のUEが当該ディスカバリ信号を受信する。その後、第2のUEは、接続の確立を要求する要求メッセージを第1のUEに送信する。そして、第1のUEは、上記要求メッセージに応じて、接続の確立が完了したことを示す完了メッセージを第2のUEに送信する。
(eNBにより送信される同期信号)
LTEでは、eNBは、同期信号として、PSS(Primary Synchronization Signal)及びSSS(Secondary Synchronization Signal)を送信する。PSS及びSSSは、無線フレーム(Radio Frame)のフレーム構造(Frame Structure)における所定のタイミングで送信される。以下、図3及び図4を参照して、FDD(Frequency Division Duplex)及びTDD(Time Division Duplex)におけるPSS及びSSSのタイミングの具体例を説明する。
図3は、FDDにおけるPSS及びSSSのタイミングの例を説明するための説明図である。図3を参照すると、無線フレームに含まれる10個のサブフレームが示されている。FDDでは、サブフレーム番号が0、5であるサブフレーム(即ち、1番目のサブフレーム及び6番目のサブフレーム)の各々で、PSS及びSSSが送信される。より具体的には、これらのサブフレームの各々に含まれる第1スロットの6番目のシンボルでSSSが送信され、上記第1スロットの7番目のシンボルでPSSが送信される。
図4は、TDDにおけるPSS及びSSSのタイミングの例を説明するための説明図である。図4を参照すると、無線フレームに含まれる10個のサブフレームが示されている。TDDでは、サブフレーム番号が1、6であるサブフレーム(即ち、2番目のサブフレーム及び7番目のサブフレーム)の各々で、PSSが送信される。より具体的には、これらのサブフレームの各々に含まれる第1スロットの3番目のシンボルで、PSSが送信される。また、
TDDでは、サブフレーム番号が0、5であるサブフレーム(即ち、1番目のサブフレーム及び6番目のサブフレーム)の各々で、SSSが送信される。より具体的には、これらのサブフレームの各々に含まれる第2スロットの7番目のシンボルで、SSSが送信される。
UEは、PSSの検出により、サブフレーム毎のタイミングを知得することができる。また、UEは、SSSの検出により、どのサブフレームが♯0のサブフレームであるかを知得することができる。
さらに、UEは、PSSのシーケンスに基づいて、3つのセルグループの中から、PSSを送信するeNBにより形成されるセルが属するセルグループを識別することができる。また、UEは、SSSのシーケンスに基づいて、1つのセルグループに属する168のセル候補の中から、SSSを送信するeNBにより形成されるセルを識別することができる。即ち、UEは、PSSのシーケンス及びSSSのシーケンスに基づいて、504個のセル候補の中から、PSS及びSSSを送信するeNBにより形成されるセルを識別することができる。
(D2D通信の同期信号)
例えば、UEが、ネットワークカバレッジ内に位置する場合には、eNBにより送信される同期信号に基づいて、D2D通信のために同期をとる。例えば、UEが、ネットワークカバレッジ外に位置する場合には、他のUEにより送信される同期信号に基づいて、D2D通信のために同期をとる。なお、同期信号は、リレーされた信号であり得る。
D2D通信のために端末装置により用いられる同期信号は、様々な属性を有し得る。例えば、同期信号は、送信元の属性を有し得る。当該送信元は、eNB又はUEである。例えば、同期信号は、リレーの有無の属性を有し得る。
同期信号が無線でリレーされる場合には、中心周波数の精度が劣化することが懸念される。そのため、リレーの回数(ホップ数)がより少ないことが望ましい。
同期信号の送信元は、UEよりもeNBが望ましい。UEの発振器の精度よりも、eNBの発振器の精度の方が高いからである。
(D2D通信で使用可能な無線リソース)
(a)リソースプール
D2D通信で使用可能な無線リソースとして、リソースプールと呼ばれる無線リソースが用意される。当該リソースプールとして、周期的な(periodic)無線リソースが考えられている。例えば、リソースプールは、周期(period)及び(時間方向の)オフセットなどにより示される。
リソースプールの使用の手法として2つの手法があり得る。第1の手法では、管理ノード(例えば、eNB又はUE)が、リソースプールの中から、無線リソースをUEに割り当て、当該無線リソースを当該UEに通知する。当該UEは、割り当てられた上記無線リソースでD2D通信を行うことができる。第2の手法では、UEは、リソースプールの中から、無線リソースを選択し、当該無線リソースでD2D通信を行う。上記第1の手法は、ノンコンテンションベースの手法であり、衝突が起きない。一方、上記第2の手法は、コンテンションベースの手法であり、衝突が起き得る。
(b)複数のリソースプール
複数のリソースプールが用意されることも当然に考えられる。この場合に、リソースプールの周期及びオフセットは、他のリソースプールの周期及びオフセットと異なる場合もある。なお、リソースプールの周期は、他のリソースプールの周期と同じであるが、当該リソースプールのオフセットは、当該他のリソースプールのオフセットと異なる場合もある。
以下、図5を参照して、セルラーシステムにおける時間の単位である無線フレーム及びサブフレームを説明し、図6を参照して、リソースプールの具体例を説明する。
図5は、セルラーシステムにおける無線フレーム及びサブフレームを説明するための説明図である。図5を参照すると、無線フレームと、1つの無線フレームに含まれる10個のサブフレームとが示されている。各無線フレームは、10msであり、各サブフレームは、1msである。各無線フレームは、0〜1023のいずれかであるSFN(System Frame Number)を有し、1024個の無線フレームが繰り返し現れる。
図6は、リソースプールの例を説明するための説明図である。図6を参照すると、2つのリソースプール(即ち、リソースプール#1及びリソースプール#2)が示されている。D2D通信で使用可能な無線リソースが周期的にサブフレームに配置されることが考えられる。例えば、リソースプール#1は、周期33で反復するサブフレーム31の無線リソースであり、リソースプール#2は、周期37で反復するサブフレーム35の無線リソースである。例えば、周期33は、200msであり、周期37は、400msである。なお、この例では、リソースプール#1及びリソースプール#2は、オフセットが異なる。
(c)リソースプールで送信される信号/情報
例えば、リソースプールでは、同期信号(synchronization signal)及び同期情報(information of synchronization)が、代表のUEにより送信される。また、UEは、リソースプールのうちの、同期信号及び同期情報が送信される無線リソース以外の無線リソースで、D2D通信を行う。以下、この点について図7を参照して具体例を説明する。
図7は、リソースプールで送信される信号及び情報の例を説明するための説明図である。図7を参照すると、N個のリソースプール(即ち、リソースプール#1〜#N)が示されている。N個のリソースプールの各々で、同期信号及び同期情報が送信される。また、N個のリソースプールの各々で、同期信号及び上記情報が送信される無線リソース以外の無線リソースで、D2D通信が行われ得る。なお、1個のUEが、2つ以上のリソースプールで、同期信号及び同期情報を送信してもよい。
<<2.通信システムの概略的な構成>>
続いて、図8を参照して、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成を説明する。図8は、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図8を参照すると、通信システム1は、基地局100、端末装置200及び端末装置300を含む。通信システム1は、例えば、セルラーシステムであり、一例として、LTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムである。
(基地局100)
基地局100は、端末装置との無線通信を行う。例えば、基地局100は、基地局100のセル101内に位置する端末装置200及び端末装置300との無線通信を行う。
なお、基地局100は、同期信号を送信する。例えば、当該同期信号は、PSS及びSSSでる。
(端末装置200)
端末装置200は、基地局との無線通信を行う。例えば、端末装置200は、基地局100のセル101内に位置する場合に、基地局100との無線通信を行う。
端末装置200は、D2D通信を行う。例えば、端末装置200は、D2D通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールで同期信号を送信する。また、例えば、端末装置200は、当該リソースプールで同期情報(information of synchronization)を送信する。
なお、本開示の実施形態では、端末装置200は、例えば、端末装置300と同様に動作することも可能である。例えば、端末装置200は、動作モードの切替えにより、端末装置300と同様に動作する。
(端末装置300)
端末装置300は、基地局との無線通信を行う。例えば、端末装置300は、基地局100のセル101内に位置する場合に、基地局300との無線通信を行う。
端末装置300は、D2D通信を行う。例えば、端末装置300は、基地局100により送信される同期信号、又は端末装置200によりリソースプールで送信される同期信号に基づいて、D2D通信のために同期をとる。
なお、図8には、通信システム1に含まれる1つの基地局(即ち、基地局100)のみが示されるが、当然ながら、通信システム1は、複数の基地局を含み得る。そして、複数の基地局のセルの集合が、ネットワークカバレッジ(即ち、セルラーネットワークのカバレッジ)となる。
<<3.各装置の構成>>
図9〜図11を参照して、基地局100、端末装置200及び端末装置300の構成の一例を説明する。
<3.1.基地局の構成>>
図9は、本開示の実施形態に係る基地局100の構成の一例を示すブロック図である。図9を参照すると、基地局100は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び処理部150を備える。
(アンテナ部110)
アンテナ部110は、無線信号を受信し、受信された無線信号を無線通信部120へ出力する。また、アンテナ部110は、無線通信部120により出力された送信信号を送信する。
(無線通信部120)
無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、端末装置へのダウンリンク信号を送信し、端末装置からのアップリンク信号を受信する。
(ネットワーク通信部130)
ネットワーク通信部130は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他の基地局及びコアネットワークノードを含む。
(記憶部140)
記憶部140は、基地局100の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。
(処理部150)
処理部150は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部150は、情報取得部151及び制御部153を含む。なお、処理部150は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部150は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
なお、情報取得部151及び制御部153の動作は、各実施形態において説明する。
<3.2.第1端末装置の構成>>
図10は、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。図10を参照すると、端末装置200は、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230及び処理部240を備える。
(アンテナ部210)
アンテナ部210は、無線信号を受信し、受信された無線信号を無線通信部220へ出力する。また、アンテナ部210は、無線通信部220により出力された送信信号を送信する。
(無線通信部220)
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、基地局からのダウンリンク信号を受信し、基地局へのアップリンク信号を送信する。また、例えば、無線通信部220は、他の端末装置からの信号を受信し、他の端末装置への信号を送信する。
(記憶部230)
記憶部230は、端末装置200の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。
(処理部240)
処理部240は、端末装置200の様々な機能を提供する。処理部240は、情報取得部241及び制御部243を含む。なお、処理部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
なお、情報取得部241及び制御部243の動作は、各実施形態において説明する。
<3.3.第2端末装置の構成>>
図11は、本開示の実施形態に係る端末装置300の構成の一例を示すブロック図である。図11を参照すると、端末装置300は、アンテナ部310、無線通信部320、記憶部330及び処理部340を備える。
(アンテナ部310)
アンテナ部310は、無線信号を受信し、受信された無線信号を無線通信部320へ出力する。また、アンテナ部310は、無線通信部320により出力された送信信号を送信する。
(無線通信部320)
無線通信部320は、信号を送受信する。例えば、無線通信部320は、基地局からのダウンリンク信号を受信し、基地局へのアップリンク信号を送信する。また、例えば、無線通信部320は、他の端末装置からの信号を受信し、他の端末装置への信号を送信する。
(記憶部330)
記憶部330は、端末装置300の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。
(処理部340)
処理部340は、端末装置300の様々な機能を提供する。処理部340は、情報取得部341及び制御部343を含む。なお、処理部340は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部340は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
なお、情報取得部341及び制御部343の動作は、各実施形態において説明する。
<<4.第1の実施形態>>
続いて、図12〜図15を参照して、本開示の第1の実施形態を説明する。
<4.1.概略>
(技術的課題)
例えば、D2D通信に使用可能な無線リソース(リソースプール)は、インカバレッジの場合には基地局により選択され、アウトカバレッジの場合には代表の端末装置により選択される。
インカバレッジの場合に、上記基地局が、D2D通信に使用可能な上記無線リソースを端末装置に通知し得る。しかし、上記基地局が、D2D通信に使用可能な上記無線リソースを制約なしに自由に選択する場合には、上記基地局は、D2D通信に使用可能な上記無線リソースの通知のために、多くの無線リソースを使用し得る。その結果、無線リソースの観点から、上記基地局にとっての負荷が大きくなり得る。
アウトカバレッジの場合に、上記代表の端末装置が、D2D通信に使用可能な上記無線リソースを他の端末装置に通知し得る。しかし、当該他の端末装置は、D2D通信に使用可能な上記無線リソースの通知のために上記代表の端末装置がどの無線リソースを使用するかを知らないので、試行錯誤での探索(例えば、試行錯誤での同期信号及び/又は同期情報の検出)を行い得る。その結果、上記他の端末装置にとっての負荷が大きくなり得る。また、インカバレッジの場合と同様に、アウトカバレッジの場合にも、無線リソースの観点から、上記代表の端末装置にとっての負荷が大きくなり得る。
そこで、D2D通信に使用可能な無線リソースを端末装置が知るのに要する負荷を抑えることを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
(技術的特徴)
第1の実施形態では、基地局100及び端末装置200は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する。当該1つ以上のリソースプールは、D2D通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から選択されたリソースプールである。これにより、D2D通信に使用可能な無線リソースを端末装置が知るのに要する負荷を抑えることを可能にする。
<4.2.基地局の動作>
まず、図12を参照して、基地局100の動作を説明する。
(リソースプールの通知)
情報取得部151は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得する。そして、制御部153は、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する。上記1つ以上のリソースプールは、D2D通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から選択されたリソースプールである。
なお、「リソースプールを選択する」ことは、「リソースプールを割り当てる」ことを意味してもよい。この点については、第1の実施形態に限らず、他の実施形態でも同様である。
(a)リソースプールセット
上述したように、D2D通信に使用可能な無線リソースである上記1つ以上のリソースプールは、上記リソースプールセットの中から選択される。以下、図12を参照して、上記リソースプールセットの例を説明する。
図12は、リソースプールセットの一例を説明するための説明図である。図12を参照すると、D2D通信に使用可能な無線リソースの候補として予め定められたN個のリソースプールを含むリソースプールセットが示されている。例えば、各リソースプールは、自らを識別するための識別情報を有し、周期(period)及びオフセット(offset)により示される周期的な無線フレームの中の1つ以上のサブフレームの無線リソースである。例えば、識別情報が#1であるリソースプールは、SFNが0、20、40などである周期的な無線フレームの中の1つのサブフレーム(サブフレーム番号が#2であるサブフレーム)の無線リソースである。例えば、識別情報が#2であるリソースプールは、SFNが10、50、90などである周期的な無線フレームの中の1つのサブフレーム(サブフレーム番号が#2であるサブフレーム)の無線リソースである。例えば、識別情報が#3であるリソースプールは、SFNが2、12、22などである周期的な無線フレームの中の2つのサブフレーム(サブフレーム番号が#2、#3であるサブフレーム)の無線リソースである。
一例として、上記リソースプールセットは、セルラーシステムのオペレータ(即ち、キャリア)ごとに定められる。なお、当然ながら、上記リソースプールセットは、オペレータごとではなく、別の単位で定められてもよい。
また、上記リソースプールセットは、端末装置(例えば、端末装置200及び端末装置300)に予め記憶されていてもよい。あるいは、上記リソースプールセットは、基地局により端末装置(例えば、端末装置200及び端末装置300)に通知されてもよい。
(b)リソースプールの選択
例えば、基地局100(例えば、処理部150)が、上記リソースプールセットの中から、D2D通信に使用可能な1つ以上のリソースプールを選択する。
(c)具体的な情報
例えば、上記複数のリソースプールの各々は、自らを識別するための識別情報を有する。一例として、当該識別情報は、識別番号である。この点については図12を参照して説明したとおりである。制御部153は、上記1つ以上のリソースプールの各々の識別情報の送信により、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する。
図12を再び参照すると、例えば、上記リソースプールセットの中から、識別情報が#1、#2である2つのリソースプールが選択される。この場合に、制御部153は、これらの識別情報(#1、#2)の送信により、当該2つのリソースプールを端末装置に通知する。なお、制御部153は、アンテナ部110及び無線通信部120を介して、上記識別情報を送信する。
これにより、例えば、上記無線リソースの周期、オフセット及びサブフレームなどを示す情報が送信されず、上記識別情報が送信されるので、D2D通信に使用可能な無線リソース(リソースプール)の通知に要する無線リソースを抑えることが可能になる。
(d)通知手法
例えば、制御部153は、上記1つ以上のリソースプールを示すシステム情報の報知により、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する。例えば、当該システム情報は、所定のSIB(System Information Block)である。
これにより、例えば、接続モードの端末装置のみではなく、アイドルモードの端末装置にも、上記1つ以上のリソースプールを通知することが可能になる。
なお、制御部153は、上記システム情報の報知の代わりに、又は上記システム情報の報知とともに、個別のシグナリングにより、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知してもよい。当該個別のシグナリングは、RRC(Radio Resource Control)シグナリングであってもよい。これにより、例えば、接続モードの端末装置へのより迅速な通知が可能になる。
以上のように、基地局100(制御部153)は、上記リソースプールセットから選択された上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する。これにより、D2D通信に使用可能な無線リソースを端末装置が知るのに要する負荷を抑えることを可能にする。具体的には、例えば、D2D通信に使用可能な無線リソース(リソースプール)の通知に要する無線リソースを抑えられるので、無線リソースの観点から、基地局100にとっての負荷が抑えられる。また、例えば、端末装置は試行錯誤での探索(例えば、試行錯誤での同期信号及び/又は同期情報の検出)を行わなくてもよいので、端末装置にとっての負荷が抑えられる。
(同期信号の送信)
例えば、基地局100は、同期信号を送信する。例えば、当該同期信号は、PSS及びSSSである。
<4.3.第1端末装置の動作>
次に、端末装置200の動作を説明する。
(リソースプールの通知)
情報取得部241は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得する。そして、制御部243は、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する。上記1つ以上のリソースプールは、D2D通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から選択されたリソースプールである。
(a)リソースプールセット
リソースプールセットについての説明は、基地局100と端末装置200との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(b)リソースプールの選択
例えば、端末装置200(例えば、処理部240)が、上記リソースプールセットの中から、D2D通信に使用可能な1つ以上のリソースプールを選択する。例えば、端末装置200は、ネットワークカバレッジ(即ち、セルラーネットワークのカバレッジ)外に位置する場合に、アウトカバレッジのD2D通信(即ち、セルラーネットワークのカバレッジ外でのD2D通信)のために、上記1つ以上のリソースプールを選択し、当該1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する。
なお、基地局100が、上記リソースプールセットの中から、D2D通信に使用可能な1つ以上のリソースプールを選択し、当該1つ以上のリソースプールを端末装置200に通知してもよい。端末装置200は、ネットワークカバレッジ内に位置する場合に、パーシャルカバレッジ又はアウトカバレッジのD2D通信のために、基地局100が端末装置200に通知する上記1つ以上のリソースプールを、(例えば、ネットワークカバレッジ外に位置する)端末装置に通知してもよい。
(c)具体的な情報
例えば、上記複数のリソースプールの各々は、自らを識別するための識別情報を有する。制御部243は、上記1つ以上のリソースプールの各々の識別情報の送信により、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する。この点についての説明は、符号の相違を除き、基地局100と端末装置200との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(d)通知手法
(d−1)1つ以上のリソースプールでの通知
例えば、制御部243は、上記1つ以上のリソースプールの各々で、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する。例えば、上記1つ以上のリソースプールを示す情報が、上記1つ以上のリソースプールの各々で送信される同期情報(information of synchronization)に含まれる。
図12を再び参照すると、一例として、識別情報が#1、#2、#Nである3つのリソースプールが、D2D通信に使用可能なリソースプールとして選択される。この場合に、制御部243は、当該3つのリソースプールの各々で、当該3つのリソースプールを端末装置に通知する。
これにより、例えば、他の端末装置は、全ての無線リソースでの探索(例えば、同期信号及び/又は同期情報の検出)を行わなくてもよく、上記リソースプールセットに含まれるリソースプールでの探索(例えば、同期信号及び/又は同期情報の検出)を行えばよい。また、上記1つ以上のリソースプールのうちの1つのリソースプールを探すことができれば、上記1つ以上のリソースプールを示す情報が取得される。そのため、端末装置にとっての負荷が抑えられ得る。
(d−2)所定のリソースプールでの通知
なお、制御部243は、上記リソースプールセットに含まれる所定のリソースプールで、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知してもよい。上記1つ以上のリソースプールを示す情報が、上記所定のリソースプールで送信される同期情報に含まれてもよい。なお、上記1つ以上のリソースプールは、上記所定のリソースプールを含んでもよく、又は、上記所定のリソースプールを含まなくてもよい。
図12を再び参照すると、識別情報が#1であるリソースプールが、デフォルトリソースプールとして予め定められてもよい。そして、制御部243は、デフォルトリソースプール(即ち、識別情報が#1であるリソースプール)で、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知してもよい。
一例として、上記所定リソースプールは、セルラーシステムのオペレータ(即ち、キャリア)ごとに定められる。なお、当然ながら、上記所定のリソースプールは、オペレータごとではなく、別の単位で定められてもよい。
また、上記所定のリソースプールは、端末装置(例えば、端末装置200及び端末装置300)に予め記憶されていてもよい。あるいは、上記所定のリソースプールは、基地局により端末装置(例えば、端末装置200及び端末装置300)に通知されてもよい。
以上のように、上記所定のリソースプールで、端末装置に上記1つ以上のリソースプールが通知されてもよい。これにより、例えば、端末装置は、試行錯誤での探索(例えば、同期信号及び/又は同期情報の検出)を行わなくてもよい。そのため、端末装置にとっての負荷が抑えられ得る。
なお、当然ながら、制御部243は、上記所定のリソースプール以外のリソースプールでも、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知してもよい。例えば、制御部243は、上記1つ以上のリソースプールの各々で、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知してもよい。
(同期信号の送信)
例えば、端末装置200は、上記1つ以上のリソースプールの各々で、同期信号を送信する。
例えば、制御部243は、上記1つ以上のリソースプールの各々での同期信号の送信を制御する。より具体的には、例えば、制御部243は、上記1つ以上のリソースプールの各々の所定の無線リソースに、上記同期信号をマッピングする。これにより、例えば、端末装置がD2D通信のための同期をとることが可能になる。
<4.4.第2端末装置の動作>
次に、端末装置300の動作を説明する。
情報取得部341は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得する。そして、制御部343は、当該1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの端末装置300によるD2D通信を制御する。上記1つ以上のリソースプールは、D2D通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から選択されたリソースプールである。
(1つ以上のリソースプール)
例えば、上記1つ以上のリソースプールは、基地局100又は端末装置200が端末装置300に通知するリソースプールである。
(情報の取得)
(a)基地局による通知の場合
例えば、基地局100が、上記1つ以上のリソースプールを端末装置300に通知する。
例えば、基地局100は、上記1つ以上のリソースプールを示すシステム情報を報知する。この場合に、情報取得部341は、端末装置300により受信される上記システム情報の中から、上記1つ以上のリソースプールを示す情報を取得する。
なお、基地局100は、個別のシグナリングにより、上記1つ以上のリソースプールを端末装置300に通知してもよい。この場合に、情報取得部341は、上記個別のシグナリングにより送信されるメッセージの中から、上記1つ以上のリソースプールを示す情報を取得してもよい。なお、上記個別のシグナリングは、RRCシグナリングであってもよい。
(b)端末装置による通知の場合
例えば、端末装置200が、上記1つ以上のリソースプールを端末装置300に通知する。
(b−1)1つ以上のリソースプールでの通知
例えば、端末装置200は、上記1つ以上のリソースプールの各々で、上記1つ以上のリソースプールを端末装置300に通知する。この場合に、例えば、情報取得部341は、上記リソースプールセットに含まれるリソースプールであって、端末装置300により同期信号が検出される上記リソースプールで、端末装置300により受信される情報の中から、上記1つ以上のリソースプールを示す上記情報を取得する。
より具体的には、例えば、図12を再び参照すると、端末装置300は、リソースプールセットに含まれるN個のリソースプールの中からリソースプールを順に選択し、選択されたリソースプールで同期信号の検出を試みる。そして、端末装置300は、同期信号が検出されたリソースプールで、上記1つ以上のリソースプールを示す上記情報を取得する。
(b−2)所定のリソースプールでの通知
端末装置200は、上記リソースプールセットに含まれる所定のリソースプールで、上記1つ以上のリソースプールを端末装置300に通知してもよい。この場合に、情報取得部341は、上記所定のリソースプールで端末装置300により受信される情報の中から、上記1つ以上のリソースプールを示す上記情報を取得してもよい。
(信号の送受信)
例えば、端末装置300は、上記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールで、D2D通信を行う。この場合に、制御部343は、上記少なくとも1つのリソースプールでD2D通信の信号を送信するための送信処理、又は上記少なくとも1つのリソースプールでD2D通信の信号を受信するための受信処理を行う。
<4.5.処理の流れ>
次に、図13〜図15を参照して、第1の実施形態に係る処理の例を説明する。
(第1の処理)
図13は、第1の実施形態に係る第1の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
基地局100は、リソースプールセットの中から、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを選択する(S401)。
そして、基地局100は、上記1つ以上のリソースプールを示す情報を取得し、上記1つ以上のリソースプールを示すシステム情報を生成する(S403)。そして、基地局100は、当該システム情報を報知する(S405)。
端末装置300は、上記システム情報から、上記1つ以上のリソースプールを示す情報を取得し、当該1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでD2D通信を行う(S407)。
なお、端末装置300のみではなく、端末装置200も、上記システム情報から、上記1つ以上のリソースプールを示す情報を取得してもよい。また、基地局100は、上記システム情報の報知の代わりに、又は上記システム情報の報知とともに、個別のシグナリングにより、上記1つ以上のリソースプールを端末装置300(及び端末装置200)に通知してもよい。上記個別のシグナリングは、例えば、RRCシグナリングであってもよい。
(第2の処理)
(a)第1の例
図14は、第1の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの第1の例を示すシーケンス図である。
端末装置200は、リソースプールセットの中から、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを選択する(S411)。
そして、端末装置200は、上記1つ以上のリソースプールの各々で、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する(S413)。例えば、端末装置200は、上記1つ以上のリソースプールを示すリソースプール情報を送信する。
端末装置300は、上記リソースプールセットに含まれるリソースプールであって、同期信号が検出されるリソースプールで、端末装置300により受信される情報の中から、上記1つ以上のリソースプールを示すリソースプール情報を取得する(S415)。そして、端末装置300は、上記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでD2D通信を行う(S417)。
(b)第2の例
図15は、第1の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの第2の例を示すシーケンス図である。
端末装置200は、リソースプールセットの中から、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを選択する(S421)。
そして、端末装置200は、少なくとも、上記リソースプールセットに含まれる所定のリソースプールで、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する(S423)。例えば、端末装置200は、上記1つ以上のリソースプールを示すリソースプール情報を送信する。
端末装置300は、上記所定のリソースプールで端末装置300により受信される情報の中から、上記1つ以上のリソースプールを示す上記リソースプール情報を取得する(S425)。そして、端末装置300は、上記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでD2D通信を行う(S427)。
なお、当然ながら、端末装置200は、上記所定のリソースプール以外のリソースプールでも、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知してもよい。例えば、端末装置200は、上記1つ以上のリソースプールの各々で、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知してもよい。
<<5.第2の実施形態>>
続いて、図16を参照して、本開示の第2の実施形態を説明する。
<5.1.概略>
(技術的課題)
技術的課題のついての説明は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(技術的特徴)
第2の実施形態では、端末装置200は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを、所定のリソースプールで端末装置に通知する。これにより、D2D通信に使用可能な無線リソースを端末装置が知るのに要する負荷を抑えることを可能にする。
<5.2.第1端末装置の動作>
まず、端末装置200の動作を説明する。
(リソースプールの通知)
情報取得部241は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得する。そして、制御部243は、上記1つ以上のリソースプールを、所定のリソースプールで端末装置に通知する。例えば、上記1つ以上のリソースプールを示す情報が、上記所定のリソースプールで送信される同期情報に含まれる。なお、上記1つ以上のリソースプールは、上記所定のリソースプールを含んでもよく、又は、上記所定のリソースプールを含まなくてもよい。
図12を再び参照すると、一例として、識別情報が#1であるリソースプールが、デフォルトリソースプールとして予め定められる。そして、制御部243は、デフォルトリソースプール(即ち、識別情報が#1であるリソースプール)で、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する。
一例として、上記所定リソースプールは、セルラーシステムのオペレータ(即ち、キャリア)ごとに定められる。なお、当然ながら、上記所定のリソースプールは、オペレータごとではなく、別の単位で定められてもよい。
また、上記所定のリソースプールは、端末装置(例えば、端末装置200及び端末装置300)に予め記憶されていてもよい。あるいは、上記所定のリソースプールは、基地局により端末装置(例えば、端末装置200及び端末装置300)に通知されてもよい。
以上のように、上記所定のリソースプールで、端末装置に上記1つ以上のリソースプールが通知される。これにより、例えば、端末装置は、試行錯誤での探索(例えば、同期信号及び/又は同期情報の検出)を行わなくてもよい。そのため、端末装置にとっての負荷が抑えられ得る。
(同期信号の送信)
例えば、端末装置200は、上記1つ以上のリソースプールの各々で、同期信号を送信する。
例えば、制御部243は、上記1つ以上のリソースプールの各々での同期信号の送信を制御する。より具体的には、例えば、制御部243は、上記1つ以上のリソースプールの各々の所定の無線リソースに、上記同期信号をマッピングする。これにより、例えば、端末装置がD2D通信のための同期をとることが可能になる。
<5.4.第2端末装置の動作>
次に、端末装置300の動作を説明する。
情報取得部341は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を、所定のリソースプールで端末装置300により受信される情報の中から取得する。そして、制御部343は、当該1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの端末装置300によるD2D通信を制御する。
(1つ以上のリソースプール)
例えば、上記1つ以上のリソースプールは、端末装置200が端末装置300に通知するリソースプールである。
端末装置300は、上記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールで、D2D通信を行う。この場合に、制御部343は、上記少なくとも1つのリソースプールの無線リソースに、D2D通信の信号をマッピングする。
(信号の送受信)
例えば、端末装置300は、上記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールで、D2D通信を行う。この場合に、制御部343は、上記少なくとも1つのリソースプールでD2D通信の信号を送信するための送信処理、又は上記少なくとも1つのリソースプールでD2D通信の信号を受信するための受信処理を行う。
<5.4.処理の流れ>
次に、図16を参照して、第2の実施形態に係る処理の例を説明する。図16は、第2の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
端末装置200は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを選択する(S431)。
そして、端末装置200は、少なくとも所定のリソースプールで、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する(S433)。例えば、端末装置200は、上記1つ以上のリソースプールを示すリソースプール情報を送信する。
端末装置300は、上記所定のリソースプールで端末装置300により受信される情報の中から、上記1つ以上のリソースプールを示す上記リソースプール情報を取得する(S435)。そして、端末装置300は、上記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでD2D通信を行う(S437)。
なお、当然ながら、端末装置200は、上記所定のリソースプール以外のリソースプールでも、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知してもよい。例えば、端末装置200は、上記1つ以上のリソースプールの各々で、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知してもよい。
<<6.第3の実施形態>>
続いて、図17〜図19を参照して、本開示の第3の実施形態を説明する。
<6.1.概略>
(技術的課題)
D2D通信に使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールは、必要に応じて変更され得る。一例として、新たなリソースプールが上記1つ以上のリソースプールに追加され得る。別の例として、上記1つ以上のリソースプールに含まれるリソースプールが削除され得る。さらに別の例として、リソースプールで特定の用途でD2D通信が行われる場合に、当該特定の用途が変更され得る。衝突を避けるためにも、このようなリソースプールに関する変更が端末装置に適切に通知されることが望ましい。
例えば、インカバレッジの場合には、基地局が、システム情報の中で、リソースプールに関する変更を端末装置に通知し得る。しかし、システム情報の更新頻度は非常に低いので、上記変更の迅速な通知が困難である。
一方、アウトカバレッジの場合には、代表の端末装置が、リソースプールで上記変更を通知し得る。しかし、全てのリソースプールで上記変更の通知が行われると、多大な無線リソースが使用され得る。一方、任意に選択されたリソースプールで上記変更の通知が行われると、当該任意に選択されたリソースプールでD2D通信を行っている端末装置しか、上記変更を知ることができない。
そこで、リソースプールに関する変更を端末装置に適切に通知することを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
(技術的特徴)
第3の実施形態では、端末装置200は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールのうちのプライマリリソースプールで、リソースプールに関する変更を端末装置に通知する。これにより、例えば、リソースプールに関する変更を端末装置に適切に通知することが可能になる。
<6.2.第1端末装置の動作>
まず、端末装置200の動作を説明する。
(リソースプールに関する変更の通知)
情報取得部241は、D2D通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールに関する変更を示す情報を取得する。そして、制御部243は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールのうちのプライマリリソースプールで、上記変更を端末装置に通知する。
(a)プライマリリソースプール
上記プライマリリソースプールは、上記1つ以上のリソースプールのうちの1つの特別なリソースプールである。一例として、図7を再び参照すると、N個のリソースプールのうちのリソースプール#1がプライマリリソースプールである。
(a−1)アウトカバレッジ
例えば、端末装置200が、ネットワークカバレッジ(即ち、セルラーネットワークのカバレッジ)外に位置する場合に、情報取得部241は、上記変更を示す上記情報を取得し、制御部243は、上記変更を端末装置に通知する。この場合に、例えば、上記1つ以上のリソースプールは、端末装置200により選択されるリソースプールであり、上記プライマリリソースプールは、端末装置200に固有のリソースプールである。例えば、端末装置200(例えば、処理部240)が、上記1つ以上のリソースプールの中から上記プライマリリソースプールを選択する。
(a−2)インカバレッジ
端末装置200が、ネットワークカバレッジ内に位置する場合にも、情報取得部241は、上記変更を示す上記情報を取得し、制御部243は、上記変更を端末装置に通知してもよい。この場合に、上記1つ以上のリソースプールは、基地局100により選択されるリソースプールであってもよく、上記プライマリリソースプールは、基地局100に固有のリソースプールであってもよい。例えば、基地局100は、上記1つ以上のリソースプールの中から上記プライマリリソースプールを選択してもよく、上記1つ以上のリソースプール及び上記プライマリリソースプールを端末装置200に通知してもよい。
(b)リソースプールに関する変更
上記変更は、リソースプールの削除、リソースプールの追加、プライマリリソースプールの変更、又は、リソースプールで行われるD2D通信の用途の変更を含む。
上記用途は、緊急性が高い用途、緊急性が低い用途、パブリックセーフティの用途(例えば、火災通知、及び/又は衝突防止など)、パブリックセーフティ以外の用途、アウトカバレッジの用途、又はインカバレッジの用途などである。一例として、上記変更は、インカバレッジの用途とアウトカバレッジの用途との間での、リソースプールで行われるD2D通信の用途の変更である。別の例として、上記変更は、火災通知と衝突防止との間での、リソースプールで行われるD2D通信の用途の変更である。
例えば、上述したように、上記プライマリリソースプールが端末装置200に固有のリソースプールであり、この場合に、端末装置200が、上記変更を決定する。なお、上述したように、上記プライマリリソースプールが基地局100に固有のリソースプールであってもよく、この場合に、基地局100が、上記変更を決定してもよい。
(プライマリリソースプールの通知)
例えば、制御部243は、上記プライマリリソースプールを端末装置に通知する。
例えば、制御部243は、上記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールで、上記プライマリリソースプールを端末装置に通知する。一例として、制御部243は、上記1つ以上のリソースプールの各々で、上記プライマリリソースプールを端末装置に通知する。あるいは、制御部243は、所定のリソースプール(例えば、図11に示される、識別情報が#1であるデフォルトリソースプール)で上記プライマリリソースプールを端末装置に通知してもよい。
例えば、上記プライマリリソースプールを示す情報は、リソースプールで送信される同期情報に含まれる。
例えば、制御部243は、端末装置200がネットワークカバレッジ外に位置する場合に、上記プライマリリソースプールを端末装置に通知する。なお、制御部243は、ネットワークカバレッジ内に(とりわけ、基地局100のセル101内に)位置する場合にも、上記プライマリリソースプールを端末装置に通知してもよい。この場合に、基地局100が、上記プライマリリソースプールを端末装置200に通知してもよい。
(リソースプールの通知)
例えば、制御部243は、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する。
例えば、制御部243は、本開示の第1の実施形態又は第2の実施形態と同様に、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知し得る。
例えば、制御部243は、端末装置200がネットワークカバレッジ外に位置する場合に、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する。なお、制御部243は、ネットワークカバレッジ内に(とりわけ、基地局100のセル101内に)位置する場合にも、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知してもよい。この場合に、基地局100が、上記1つ以上のリソースプールを端末装置200に通知してもよい。
以上のように、制御部243は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールのうちのプライマリリソースプールで、リソースプールに関する変更を端末装置に通知する。これにより、例えば、リソースプールに関する変更を端末装置に適切に通知することが可能になる。例えば、端末装置300は、リソースプールに関する変更の通知をプライマリリソースプールで待ち受けることにより、当該変更を確実に知ることが可能になる。また、上記変更の通知に要する無線リソースが抑えられ得る。
<6.3.第2端末装置の動作>
次に、端末装置300の動作を説明する。
情報取得部341は、D2D通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールに関する変更を示す情報を取得する。そして、制御部343は、当該変更に従って、少なくとも1つのリソースプールでの端末装置300によるD2D通信を制御する。
(リソースプールに関する変更を示す情報の取得)
(a)端末装置により送信される情報からの取得
例えば、情報取得部341は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールのうちのプライマリリソースプールで端末装置300により受信される情報の中から、上記変更を示す情報を取得する。
(b)基地局により送信される情報からの取得
なお、端末装置300が、ネットワークカバレッジ内に(とりわけ、基地局100のセル101内に)位置する場合には、情報取得部341は、基地局100により報知されるシステム情報、又は、基地局100によって個別のシグナリングにより端末装置300へ送信されるメッセージの中から、上記変更を示す情報を取得する。上記個別のシグナリングは、例えば、RRCシグナリングである。
(1つ以上のリソースプール)
例えば、上記1つ以上のリソースプールは、基地局100又は端末装置200が端末装置300に通知するリソースプールである。
(プライマリリソースプール)
例えば、上記プライマリソースプールは、基地局100又は端末装置200が端末装置300に通知するリソースプールである。
(変更に従ったD2D通信)
(a)変更に従ったD2D通信の例
上記変更がリソースプールの追加である場合に、例えば、制御部343は、追加されたリソースプールで端末装置300がD2D通信を行うように、端末装置300によるD2D通信を制御する。
上記変更がリソースプールの削除である場合に、例えば、制御部343は、削除されたリソースプールで端末装置300がD2D通信を行わないように、端末装置300によるD2D通信を制御する。
上記変更がプライマリリソースプールの変更である場合に、例えば、制御部343は、端末装置300(情報取得部341)が、変更後のプライマリリソースプールで受信される情報の中から、リソースプールに関する変更を示す情報を取得するように、端末装置300によるD2D通信を制御する。
上記変更が、リソースプールで行われるD2D通信の用途の変更である場合に、例えば、制御部343は、変更の対象であるリソースプールにおいて、端末装置300が変更前の用途でD2D通信を行わずに変更後の用途でD2D通信を行うように、端末装置300によるD2D通信を制御する。
(b)処理の例
具体的な処理として、例えば、制御部343は、リソースプールに関する上記変更に従って、D2D通信に関する動作パラメータを変更する。
<6.4.基地局の動作>
次に、基地局100の動作を説明する。
(リソースプールに関する変更の通知)
情報取得部151は、D2D通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールに関する変更を示す情報を取得する。制御部153は、上記変更を示すシステム情報の報知、及び個別のシグナリングのうちの、少なくとも一方により、上記変更を端末装置に通知する。
(a)プライマリリソースプール
上記プライマリリソースプールは、上記1つ以上のリソースプールのうちの1つの特別なリソースプールである。
例えば、上記1つ以上のリソースプールは、基地局100(例えば、処理部150)により選択されるリソースプールであり、上記プライマリリソースプールは、基地局100に固有のリソースプールである。例えば、基地局100(例えば、処理部150)が、上記1つ以上のリソースプールの中から上記プライマリリソースプールを選択する。
(b)リソースプールに関する変更
リソースプールに関する変更についての説明は、端末装置200と基地局100との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(リソースプールの通知)
例えば、制御部153は、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する。具体的には、例えば、制御部153は、上記1つ以上のリソースプールを示すシステム情報の報知、及び個別のシグナリングのうちの、少なくとも一方により、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する。上記個別のシグナリングは、例えば、RRCシグナリングである。
<6.5.処理の流れ>
次に、図17〜図19を参照して、第3の実施形態に係る処理の例を説明する。
(第1の処理)
図17は、第3の実施形態に係る第1の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
端末装置200は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプール、及び、当該1つ以上のリソースプールのうちのプライマリリソースプールを、端末装置に通知する(S441)。例えば、端末装置200は、上記1つ以上のリソースプールを示すリソースプール情報と、上記プライマリリソースプールを示すプライマリリソースプール情報とを送信する。
端末装置300は、上記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールで、D2D通信を行う(S442)。
端末装置200は、リソースプールに関する変更を決定し(S443)、上記プライマリリソースプールで、当該変更を端末装置に通知する(S444)。例えば、端末装置200は、上記プライマリリソースプールで、上記変更を示すリソースプール変更情報を送信する。
端末装置300は、上記プライマリリソースプールで端末装置300により受信される情報の中から、上記変更を示す情報を取得する(S445)。そして、端末装置300は、上記変更に従って、少なくとも1つのリソースプールでD2D通信を行う(S446)。
(第2の処理)
図18は、第3の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
基地局100は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールと、当該1つ以上のリソースプールのうちのプライマリリソースプールとを示すシステム情報を報知する(S451)。
端末装置300は、上記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールで、D2D通信を行う(S453)。
基地局100は、リソースプールに関する変更を決定し(S455)、当該変更を示すシステム情報を報知する(S457)。
端末装置300は、上記変更に従って、少なくとも1つのリソースプールでD2D通信を行う(S459)。
(第3の処理)
図19は、第3の実施形態に係る第3の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
基地局100は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールと、当該1つ以上のリソースプールのうちのプライマリリソースプールとを示すシステム情報を報知する(S461)。
端末装置300は、上記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールで、D2D通信を行う(S462)。
基地局100は、リソースプールに関する変更を決定し(S463)、個別のシグナリングにより、当該変更を端末装置200に通知する(S464)。例えば、基地局100は、上記変更を示すリソースプール変更情報を端末装置200へ送信する。
端末装置200は、上記プライマリリソースプールで、上記変更を端末装置に通知する(S465)。例えば、端末装置200は、上記プライマリリソースプールで、上記変更を示すリソースプール変更情報を送信する。
端末装置300は、上記プライマリリソースプールで端末装置300により受信される情報の中から、上記変更を示す情報を取得する(S466)。そして、端末装置300は、上記変更に従って、少なくとも1つのリソースプールでD2D通信を行う(S467)。
<<7.第4の実施形態>>
続いて、図20を参照して、本開示の第4の実施形態を説明する。
<7.1.概略>
(技術的課題)
例えば、インカバレッジのD2D通信(即ち、ネットワークカバレッジ内でのD2D通信)に使用可能な無線リソースであるリソースプールと、アウトカバレッジのD2D通信(即ち、ネットワークカバレッジ外でのD2D通信)に使用可能な無線リソースであるリソースプールとは、別々に用意されることが望ましい。第1の理由として、インカバレッジのD2D通信のための同期信号と、アウトカバレッジのD2D通信のための同期信号は、送信元が異なるからである。第2の理由として、インカバレッジのD2D通信から基地局の無線通信への干渉と、アウトカバレッジのD2D通信から基地局の無線通信への干渉とは、全く異なるからである。
しかし、端末装置がネットワークカバレッジ内に位置するか、又はネットワークカバレッジ外に位置するかを明確に判定することが難しい場合もある。そのため、例えば、端末装置が、アウトカバレッジ用リソースプール又はインカバレッジ用リソースプールで信号を送信し損ねる可能性がある。その結果、他の端末装置が、信号を受信できなくなり得る。
そこで、他の端末装置がD2D通信の信号をより確実に受信することを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
(技術的特徴)
第4の実施形態では、端末装置(端末装置200又は端末装置300)は、基地局により送信される信号の上記端末装置での受信電力が、第1の電力よりも小さく、且つ、上記第1の電力よりも小さい第2の電力よりも大きい場合に、インカバレッジ用リソースプール及びアウトカバレッジ用リソースプールの両方で、D2D通信の信号を送信する。これにより、例えば、他の端末装置がD2D通信の信号をより確実に受信することが可能になる。
<7.2.基地局の動作>
まず、基地局100の動作を説明する。
情報取得部151は、ネットワークカバレッジ内でのD2D通信で使用可能な無線リソースであるインカバレッジ用リソースプール、及びネットワークカバレッジ外でのD2D通信で使用可能な無線リソースであるアウトカバレッジ用リソースプールを示す情報を取得する。そして、制御部153は、上記インカバレッジ用リソースプール及び上記アウトカバレッジ用リソースプールを端末装置に通知する。
(インカバレッジ用リソースプール及びアウトカバレッジ用リソースプール)
例えば、基地局100(例えば、処理部150)が、上記インカバレッジ用リソースプール及び上記アウトカバレッジ用リソースプールを選択する。
(通知手法)
例えば、制御部153は、上記インカバレッジ用リソースプール及び上記アウトカバレッジ用リソースプールを示すシステム情報の報知により、上記インカバレッジ用リソースプール及び上記アウトカバレッジ用リソースプールを、端末装置に通知する。
なお、制御部153は、個別のシグナリングにより、上記インカバレッジ用リソースプール及び上記アウトカバレッジ用リソースプールを端末装置に通知してもよい。上記個別のシグナリングは、RRCシグナリングであってもよい。
<7.3.第1端末装置の動作>
次に、端末装置200の動作を説明する。
情報取得部241は、上記インカバレッジ用リソースプール、及び上記アウトカバレッジ用リソースプールを示す情報を取得する。
(第1のケース)
例えば、基地局により送信される信号の端末装置200での受信電力が、第1の電力よりも小さく、且つ、当該第1の電力よりも小さい第2の電力よりも大きい。この場合に、制御部243は、上記インカバレッジ用リソースプール及び上記アウトカバレッジ用リソースプールの両方で端末装置200がD2D通信の信号を送信するように、端末装置200によるD2D通信を制御する。
これにより、例えば、他の端末装置がD2D通信の信号をより確実に受信することが可能になる。即ち、端末装置200が、ネットワークカバレッジ内に位置するか、又はネットワークカバレッジ内外に位置するかを判定することが難しい場合であっても、他の端末装置は、端末装置200により送信される信号を受信できる。即ち、アウトカバレッジ用リソースプールでD2D通信を行う他の端末装置、及び、インカバレッジ用リソースプールでD2D通信を行う他の端末装置が、信号を受信することができる。
なお、上記第1の電力と上記第2の電力との存在により、受信電力の変動によって、アウトカバレッジ用リソースプールでの信号の送信と、インカバレッジ用リソースプールでの信号の送信とが短時間に切り替わる現象(即ち、ピンポン現象)が回避され得る。
さらに、例えば、制御部243は、上記インカバレッジ用リソースプール及び上記アウトカバレッジ用リソースプールの両方で端末装置200が同一の情報の信号を送信するように、端末装置200によるD2D通信を制御する。これにより、例えば、アウトカバレッジ及びインカバレッジによらず、他の端末装置は同一の情報を取得することが可能になる。
(第2のケース)
例えば、上記受信電力が上記第1の電力よりも大きい場合に、制御部243は、上記インカバレッジ用リソースプールで端末装置200がD2D通信の信号を送信するように、端末装置200によるD2D通信を制御する。
なお、上記受信電力が上記第1の電力と等しい場合には、制御部243は、上記インカバレッジ用リソースプールで端末装置200がD2D通信の信号を送信するように、端末装置200によるD2D通信を制御してもよい。あるいは、上記受信電力が上記第1の電力と等しい場合には、制御部243は、上記インカバレッジ用リソースプール及び上記アウトカバレッジ用リソースプールの両方で端末装置200がD2D通信の信号を送信するように、端末装置200によるD2D通信を制御してもよい。
(第3のケース)
例えば、上記受信電力が上記第2の電力よりも小さい場合に、制御部243は、上記アウトカバレッジ用リソースプールで端末装置200がD2D通信の信号を送信するように、端末装置200によるD2D通信を制御する。
なお、上記受信電力が上記第2の電力と等しい場合には、制御部243は、上記アウトカバレッジ用リソースプールで端末装置200がD2D通信の信号を送信するように、端末装置200によるD2D通信を制御してもよい。あるいは、上記受信電力が上記第2の電力と等しい場合には、制御部243は、上記インカバレッジ用リソースプール及び上記アウトカバレッジ用リソースプールの両方で端末装置200がD2D通信の信号を送信するように、端末装置200によるD2D通信を制御してもよい。
(受信電力)
例えば、基地局により送信される上記信号は、リファレンス信号である。一例として、基地局により送信される上記信号は、CRS(Cell-specific Reference Signal)である。また、一例として、上記受信電力は、RSRP(Reference Signal Received Power)である。
例えば、端末装置200の周辺にセルラーネットワークの複数の基地局が存在し、複数の受信電力(例えば、複数のRSRP)が測定される。この場合に、上記受信電力は、例えば、複数の受信電力のうちの最大の受信電力である。
なお、上記信号は、基地局100により送信される信号であってもよく、又は他の基地局により送信される信号であってもよい。
(具体的な処理)
例えば、制御部243は、上記インカバレッジ用リソースプールでD2D通信を送信するための送信処理を行う。また、制御部343は、上記アウトカバレッジ用リソースプールでD2D通信を送信するための送信処理を行う。
<7.4.第2端末装置の動作>
端末装置300の動作についての説明は、符号の相違を除き、端末装置200の動作についての説明と差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
<7.5.処理の流れ>
次に、図20を参照して、第4の実施形態に係る処理の例を説明する。図20は、第4の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該処理は、端末装置200による処理である。
端末装置200(例えば、処理部240)は、基地局により送信される信号の受信電力を測定する(S471)。
上記受信電力がXdBよりも大きい場合には(S473:YES)、端末装置200は、インカバレッジ用リソースプールでD2D通信の信号を送信する(S474)。そして、処理はステップS471へ戻る。
上記受信電力がXdB以下であり(S473:NO)、且つ、上記受信電力がYdBよりも大きい場合には(S475:YES)、端末装置200は、インカバレッジ用リソースプール及びアウトカバレッジ用リソースプールの両方でD2D通信の信号を送信する(S476)。そして、処理はステップS471へ戻る。
上記受信電力がYdB以下である場合には(S475:NO)、端末装置200は、アウトカバレッジ用リソースプールでD2D通信の信号を送信する(S478)。そして、処理はステップS471へ戻る。
なお、当該処理は、端末装置300においても同様に実行され得る。
<<8.第5の実施形態>>
続いて、図21〜図24を参照して、本開示の第5の実施形態を説明する。
<8.1.概略>
(技術的課題)
例えば、D2D通信で使用可能な無線リソースである複数のリソースプールが、D2D通信のために用意され得る。
同期していない複数の端末装置が同一のリソースプールを使用する場合には、当該同一のリソースプールでは、端末装置が受信可能な信号が送信されるだけではなく、当該端末装置が受信不能な信号も送信され得る。そのため、1つのリソースでは、同期している端末装置がD2D通信を行うことが望ましい。
例えば、端末装置は、インカバレッジのD2D通信のために、基地局により送信される同期信号に基づいて同期をとり、アウトカバレッジのD2D通信のために、代表の端末装置により送信される同期信号に基づいて同期をとる。
例えば、基地局により送信される同期信号により同期している端末装置のために、複数のリソースプールが用意される。また、例えば、代表の端末装置により送信される同期信号により同期している端末装置のためにも、複数のリソースプールが用意され得る。これらの場合には、同期している複数の端末装置が、複数のリソースプールでD2D通信を行い得る。
しかし、端末装置は、例えば、複数のリソースプールでD2D通信を行う場合に、当該複数のリソースプールの各々で送信される同期信号に基づいて同期をとる。そのため、例えば、リソースプールの数が増加すると、同期処理の負荷が大きくなる。
そこで、D2D通信を行う端末装置にとっての同期処理の負荷を抑えることを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
(技術的特徴)
第5の実施形態では、基地局100及び端末装置200は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを含むリソースプールグループであって、同期している端末装置により使用される当該リソースプールグループを、端末装置に通知する。これにより、例えば、D2D通信を行う端末装置にとっての同期処理の負荷を抑えることが可能になる。
<8.2.基地局の動作>
まず、図21を参照して、基地局100の動作を説明する。
情報取得部151は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを含むリソースプールグループであって、同期している端末装置により使用される当該リソースプールグループを示す情報を取得する。そして、制御部153は、上記リソースプールグループを端末装置に通知する。
(同期している端末装置)
(a)同一の送信元
例えば、同期している上記端末装置は、1つの送信元により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置を含む。
第1の例として、同期している上記端末装置は、基地局100により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置を含む。
第2の例として、同期している上記端末装置は、端末装置200により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置を含む。
(b)他の送信元
同期している上記端末装置は、上記1つの送信元と同期している他の送信元により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置をさらに含んでもよい。より具体的には、上記他の送信元は、上記1つの送信元により送信される同期信号をリレーする送信元を含んでもよい。
第1の例として、同期している上記端末装置は、基地局100により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置と、当該同期信号をリレーする装置(例えば、端末装置200又はリレー局など)により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置とを含んでもよい。
第2の例として、同期している上記端末装置は、端末装置200により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置と、当該同期信号をリレーする装置(例えば、端末装置200など)により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置とを含んでもよい。
これにより、例えば、より多くの端末装置が同一のリソースプールを使用し得る。
(リソースプールグループ)
例えば、上記リソースプールグループは、D2D通信で使用可能な無線リソースである2つ以上のリソースプールを含む。なお、上記リソースプールグループは、1つのリソースプールのみを含んでもよい。
例えば、制御部153は、複数のリソースプールグループを端末装置に通知する。以下、図21を参照して、リソースプールグループの例を説明する。
図21は、リソースプールグループの第1の例を説明するための説明図である。例えば、リソースプール#1、#4、#Nなどが、リソースプールグループ#1に含まれる。例えば、リソースプールグループ#1は、ある端末装置200により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置により使用される。また、例えば、リソースプール#2、#3などが、リソースプールグループ#2に含まれる。例えば、リソースプールグループ#2は、基地局100により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置により使用される。また、リソースプール#5などが、リソースプールグループ#3に含まれる。例えば、リソースプールグループ#3は、別の端末装置200により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置により使用される。
(送信情報)
一例として、制御部153は、各リソースプールが属するリソースプールグループを示す情報(例えば、図21に示されるような情報)の送信により、上記リソースプールグループを端末装置に通知する。
(通知手法)
例えば、制御部153は、上記リソースプールグループを示すシステム情報の報知により、上記リソースプールグループを端末装置に通知する。これにより、例えば、接続モードの端末装置のみではなく、アイドルモードの端末装置も、上記リソースプールグループを知ることが可能になる。
なお、制御部153は、個別のシグナリングにより、上記リソースプールグループを端末装置に通知してもよい。上記個別のシグナリングは、RRCシグナリングであってもよい。
以上のように、基地局100(制御部153)は、上記リソースプールグループを端末装置に通知する。これにより、例えば、端末装置は、同期処理の負荷を抑えることが可能になる。具体的には、例えば、端末装置は、上記リソースプールグループに含まれるリソースプールグループで送信される同期信号に基づいて同期をとることを省略することが可能になる。一例として、端末装置が、図21に示されるリソースプール#1を既に使用している。この場合に、当該端末装置は、リソースプール#1での同期をリソースプール#4、#Nでの同期として利用することにより、リソースプール#4、#Nで送信される同期信号に基づく同期を省略することができる。別の例として、端末装置が、図21に示されるリソースプール#2を既に使用している。この場合に、当該端末装置は、リソースプール#2での同期をリソースプール#3での同期として利用することにより、リソースプール#3で送信される同期信号に基づく同期を省略することができる。
<8.3.第1端末装置の動作>
次に、図22を参照して、端末装置200の動作を説明する。
情報取得部241は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを含むリソースプールグループであって、同期している端末装置により使用される当該リソースプールグループを示す情報を取得する。そして、制御部243は、上記リソースプールグループを端末装置に通知する。
(同期している端末装置)
(a)同一の送信元
例えば、同期している上記端末装置は、1つの送信元により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置を含む。
例えば、同期している上記端末装置は、端末装置200により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置を含む。
(b)他の送信元
同期している上記端末装置は、上記1つの送信元と同期している他の送信元により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置をさらに含んでもよい。より具体的には、上記他の送信元は、上記1つの送信元により送信される同期信号をリレーする送信元を含んでもよい。
例えば、同期している上記端末装置は、端末装置200により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置と、当該同期信号をリレーする装置により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置とを含んでもよい。
これにより、例えば、より多くの端末装置が同一のリソースプールを使用し得る。
(リソースプールグループ)
例えば、上記リソースプールグループは、D2D通信で使用可能な無線リソースである2つ以上のリソースプールを含む。なお、上記リソースプールグループは、1つのリソースプールのみを含んでもよい。以下、図22を参照して、リソースプールグループの例を説明する。
図22は、リソースプールグループの第2の例を説明するための説明図である。例えば、リソースプール#1、#4、#Nなどが、リソースプールグループ#1に含まれる。リソースプールグループ#1は、端末装置200により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置により使用される。
(送信情報)
一例として、制御部243は、各リソースプールが属するリソースプールグループを示す情報(例えば、図22に示されるような情報)の送信により、上記リソースプールグループを端末装置に通知する。
(通知手法)
例えば、制御部243は、上記リソースプールグループに含まれる少なくとも1つのリソースプールで、上記リソースプールグループを端末装置に通知する。例えば、上記リソースプールグループを示す情報が、上記少なくとも1つのリソースプールで送信される同期情報に含まれる。
一例として、制御部243は、上記リソースプールグループに含まれる各リソースプールで、上記リソースプールグループを端末装置に通知する。図22を再び参照すると、例えば、制御部243は、リソースプール#1、#4、#Nなどで、リソースプールグループ#1を通知する。
以上のように、端末装置200(制御部243)は、上記リソースプールグループを端末装置に通知する。これにより、例えば、端末装置は、同期処理の負荷を抑えることが可能になる。具体的には、例えば、端末装置は、上記リソースプールグループに含まれるリソースプールグループで送信される同期信号に基づいて同期をとることを省略することが可能になる。一例として、端末装置が、図22に示されるリソースプール#1を既に使用している。この場合に、当該端末装置は、リソースプール#1での同期をリソースプール#4、#Nでの同期として利用することにより、リソースプール#4、#Nで送信される同期信号に基づく同期を省略することができる。
<8.4.第2端末装置の動作>
次に、端末装置300の動作を説明する。
情報取得部341は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを含むリソースプールグループであって、同期している端末装置により使用される当該リソースプールグループを示す情報を取得する。そして、制御部343は、端末装置300が、上記リソースプールグループに含まれる少なくとも1つのリソースプールで送信される同期信号に基づく同期を省略するように、端末装置300によるD2D通信を制御する。
(基地局100による通知の場合)
例えば、基地局100が、上記リソースプールグループを示すシステム情報を報知し、情報取得部341は、当該システム情報から、上記リソースプールグループを示す情報を取得する。一例として、情報取得部341は、図21に示されるような情報の一部又は全部を取得する。
図21を再び参照すると、一例として、端末装置300は、リソースプール#1を既に使用している。この場合に、当該端末装置は、リソースプール#1での同期をリソースプール#4、#Nでの同期として利用することにより、リソースプール#4、#Nで送信される同期信号に基づく同期を省略する。別の例として、端末装置300は、リソースプール#2を既に使用している。この場合に、当該端末装置は、リソースプール#2での同期をリソースプール#3での同期として利用することにより、リソースプール#3で送信される同期信号に基づく同期を省略する。
(端末装置200による通知の場合)
例えば、端末装置200が、上記リソースプールグループに含まれる少なくとも1つのリソースプールで、上記リソースプールグループを端末装置に通知する。そして、情報取得部341は、上記少なくとも1つのリソースプールで受信される情報の中から、上記リソースプールグループを示す情報を取得する。一例として、情報取得部341は、図22に示されるような情報を取得する。
図22を再び参照すると、一例として、端末装置300は、リソースプール#1を既に使用している。この場合に、当該端末装置は、リソースプール#1での同期をリソースプール#4、#Nでの同期として利用することにより、リソースプール#4、#Nで送信される同期信号に基づく同期を省略する。
(具体的な処理)
一例として、制御部343は、同期処理の対象となるサブフレームを選択する。具体的には、例えば、制御部343は、上記リソースプールに含まれる上記少なくとも1つのリソースプールのサブフレームを、同期処理の対象として選択しない。なお、端末装置300は、制御部343により選択されたサブフレームで送信される同期信号に基づいて同期をとる。
<8.5.処理の流れ>
次に、図23〜図24を参照して、第5の実施形態に係る処理の例を説明する。
(第1の処理)
図23は、第5の実施形態に係る第1の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
基地局100は、1つ以上のリソールプール及びリソースプールグループを示すシステム情報を報知する(S481)。
端末装置300は、上記リソースプールグループに含まれる少なくとも1つのリソースプールで、同期を省略してD2D通信を行う(S483)。
(第2の処理)
図24は、第5の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
端末装置200は、1つ以上のリソールプール及びリソースプールグループを、当該1つ以上のリソースプールグループの各々で端末装置に通知する(S485)。例えば、端末装置200は、上記1つ以上のリソールプールを示すリソースプール情報、及び上記リソースプールを示すリソースプールグループ情報を、上記1つ以上のリソールプールの各々で送信する。
端末装置300は、リソースプールで受信される情報の中から、上記リソースプール情報及び上記リソースプールグループ情報を取得する(S486)。
端末装置300は、上記リソースプールグループに含まれる少なくとも1つのリソースプールで、同期を省略してD2D通信を行う(S487)。
<<9.第6の実施形態>>
続いて、図25〜図28を参照して、本開示の第6の実施形態を説明する。
<9.1.概略>
(技術的課題)
D2D通信の用途として様々な用途が存在する。例えば、D2D通信の用途として、パブリックセーフティの用途(例えば、火災報知及び衝突防止など)がある。また、例えば、D2D通信の用途として、緊急性の高い用途、及び緊急性の低い用途がある。このようなD2D通信の用途は、端末装置によって異なることが考えられる。
しかし、様々な用途のD2D通信が、任意のリソースプールで行われる場合には、例えば、端末装置は、所望の用途でのD2D通信の信号を受信するために、多数のリソースプールで信号を受信することになる。その結果、当該端末装置の負荷が増大し得る。
そこで、D2D通信を行う端末装置の負荷を抑えることを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
(技術的特徴)
第6の実施形態では、基地局100及び端末装置200は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールの各々で行われるD2D通信の用途を、端末装置に通知する。これにより、例えば、D2D通信を行う端末装置の負荷を抑えることが可能になる。
<9.2.基地局の動作>
まず、図25を参照して、基地局100の動作を説明する。
情報取得部151は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールの各々で行われるD2D通信の用途を示す情報を取得する。そして、制御部153は、上記用途を端末装置に通知する。
(用途)
例えば、上記用途は、緊急性が高い用途及び緊急性が低い用途、パブリックセーフティの用途及びパブリックセーフティ以外の用途、又は、アウトカバレッジの用途及びインカバレッジの用途を含む。例えば、上記パブリックセーフティの上記用途は、火災警報又は衝突防止などを含む。なお、上記用途は、ユースケース(use case)とも呼ばれ得る。以下、図25を参照して具体例を説明する。
図25は、リソースプールの各々で行われるD2D通信の用途の例を説明するための説明図である。図25を参照すると、N個のリソースプール(リソースプール#1〜#N)の各々で行われるD2D通信の用途が示されている。例えば、リソースプール#1、#4では、識別情報が1である用途でのD2D通信が行われる。例えば、リソースプール#3、#Nでは、識別情報が2である用途でのD2D通信が行われる。
なお、例えば、上記1つ以上のリソースプールの各々で行われるD2D通信の上記用途は、基地局100(処理部150)により決定される。
(送信情報)
一例として、制御部153は、上記1つ以上のリソースプールの各々で行われるD2D通信の上記用途を示す情報(例えば、図25に示されるような情報)の送信により、上記用途を端末装置に通知する。
(通知手法)
例えば、制御部153は、上記用途を示すシステム情報の報知により、上記用途を端末装置に通知する。これにより、例えば、接続モードの端末装置のみではなく、アイドルモードの端末装置も、上記用途を知ることが可能になる。
なお、制御部153は、個別のシグナリングにより、上記用途を端末装置に通知してもよい。上記個別のシグナリングは、RRCシグナリングであってもよい。
以上のように、基地局100(制御部153)は、上記用途を端末装置に通知する。これにより、例えば、D2D通信を行う端末装置の負荷を抑えることが可能になる。より具体的には、例えば、端末装置は、所望のD2D通信の信号を受信するために、当該所望のD2D通信が行われるリソースプールで信号を受信すればよい。そのため、端末装置にとっての受信の負荷が抑えられ得る。
<9.3.第1端末装置の動作>
次に、端末装置200の動作を説明する。
情報取得部241は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールの各々で行われるD2D通信の用途を示す情報を取得する。そして、制御部243は、上記用途を端末装置に通知する。
(用途)
用途についての説明は、基地局100と端末装置200との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
なお、例えば、上記用途は、端末装置200(処理部240)により決定される。
(送信情報)
一例として、制御部243は、上記1つ以上のリソースプールの各々で行われるD2D通信の上記用途を示す情報(例えば、図25に示されるような情報)の送信により、上記用途を端末装置に通知する。
(通知手法)
例えば、制御部243は、D2D通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールで、上記用途を端末装置に通知する。例えば、上記用途を示す情報が、上記リソースプールで送信される同期情報に含まれる。
例えば、制御部243は、上記1つ以上のリソースプールに含まれる少なくとも1つのリソースプールで上記用途を端末装置に通知する。一例として、制御部243は、上記1つ以上のリソースプールの各々で上記用途を端末装置に通知する。
以上のように、端末装置200(制御部243)は、上記用途を端末装置に通知する。これにより、例えば、D2D通信を行う端末装置の負荷を抑えることが可能になる。
<9.4.第2端末装置の動作>
次に、端末装置300の動作を説明する。
情報取得部341は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールの各々で行われるD2D通信の用途を示す情報を取得する。そして、制御部343は、上記1つ以上のリソースプールのうちの、所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールで、端末装置300が当該所望の用途でD2D通信を行うように、端末装置300によるD2D通信を制御する。
(基地局100による通知の場合)
例えば、基地局100が、上記用途を示すシステム情報を報知し、情報取得部341は、当該システム情報から、上記用途を示す情報を取得する。一例として、情報取得部341は、図25に示されるような情報を取得する。
(端末装置200による通知の場合)
例えば、端末装置200が、D2D通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールで、上記用途を端末装置に通知する。そして、情報取得部341は、当該リソースプールで受信される情報の中から、上記用途を示す情報を取得する。一例として、情報取得部341は、図25に示されるような情報を取得する。
(端末装置300によるD2D通信の例)
図25を再び参照すると、一例として、端末装置300についてのD2D通信の所望の用途は、識別番号が1である用途である。この場合に、端末装置300は、リソースプール#1、#4などでD2D通信を行う。別の例として、端末装置300についてのD2D通信の所望の用途は、識別番号が2である用途である。この場合に、端末装置300は、リソースプール#3、#NなどでD2D通信を行う。
(具体的な処理)
例えば、制御部343は、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールで上記所望の用途でのD2D通信の信号を受信するための受信処理を行う。また、制御部343は、上記リソースプールで上記所望の用途でのD2D通信の信号を送信するための送信処理を行う。
<9.5.処理の流れ>
次に、図26及び図27を参照して、第6の実施形態に係る処理の例を説明する。
(第1の処理)
図26は、第6の実施形態に係る第1の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
基地局100は、1つ以上のリソールプールと、当該1つ以上のリソースプールの各々で行われるD2D通信の用途とを示すシステム情報を報知する(S491)。
端末装置300は、1つ以上のリソースプールのうちの、所望の用途でのD2D通信が行われるリソースプールで、当該所望の用途でD2D通信を行う(S493)。
(第2の処理)
図27は、第6の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
端末装置200は、1つ以上のリソールプールと、当該1つ以上のリソースプールの各々で行われるD2D通信の用途とを、リソースプールで端末装置に通知する(S501)。例えば、端末装置200は、上記1つ以上のリソールプールを示すリソースプール情報、及び上記用途を示す用途情報を、上記リソールプールで送信する。
端末装置300は、リソースプールで受信される情報の中から、上記リソースプール情報及び上記用途情報を取得する(S503)。
端末装置300は、上記1つ以上のリソースプールのうちの、所望の用途でのD2D通信が行われるリソースプールで、当該所望の用途でD2D通信を行う(S505)。
<<10.第7の実施形態>>
続いて、図28及び図29を参照して、本開示の第7の実施形態を説明する。
<10.1.概略>
(技術的課題)
技術的課題のついての説明は、第6の実施形態と第7の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(技術的特徴)
第7の実施形態では、基地局100及び端末装置200は、端末装置についてのD2D通信の所望の用途を示す情報を取得し、当該所望の用途でD2D通信が行われる1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する。
とりわけ、第7の実施形態では、基地局100及び端末装置200は、個別の端末装置のD2D通信についての所望の用途を示す情報を取得し、当該所望の用途でD2D通信が行われる1つ以上のリソースプールを上記個別の端末装置に個別に通知する。
これにより、例えば、D2D通信を行う端末装置の負荷を抑えることが可能になる。
<10.2.基地局の動作>
まず、基地局100の動作を説明する。
情報取得部151は、端末装置についてのD2D通信の所望の用途を示す情報を取得する。そして、制御部153は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールであって、上記所望の用途でD2D通信が行われる当該1つ以上のリソースプールを、端末装置に通知する。
とりわけ第7の実施形態では、情報取得部151は、個別の端末装置についてのD2D通信の所望の用途を示す情報を取得する。そして、制御部153は、当該所望の用途でD2D通信が行われる1つ以上のリソースプールを上記個別の端末装置に個別に通知する。
(所望の用途を示す情報)
例えば、個別の端末装置が、D2D通信の所望の用途を基地局100に通知する。そして、情報取得部151は、当該個別の端末装置についての上記所望の用途を示す情報を取得する。
(1つ以上のリソースプール)
(a)既存のリソースプール
例えば、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールとして、1つ以上のリソースプールが既に十分に選択されている。この場合に、制御部153は、当該1つ以上のリソースプールを上記個別の端末装置に通知する。
図25を再び参照すると、例えば、上記所望の用途は、識別番号が1である用途であり、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールとして、リソースプール#1、#4などが既に選択されている。この場合に、制御部153は、リソースプール#1、#4などを上記個別の端末装置に通知する。
(b)新たなリソースプールの選択
例えば、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールとして、いずれのリソースプールも未だ選択されていない。あるいは、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールが不足している。この場合に、制御部153は、上記所望の用途でのD2D通信に適した1つ以上のリソースプールを、上記所望の用途でD2D通信が行われる上記1つ以上のリソースプールとして選択する。そして、制御部153は、選択される当該1つ以上のリソースプールを上記個別の端末装置に通知する。
例えば、上記所望の用途でのD2D通信に適した上記1つ以上のリソースプールは、上記所望の用途でのD2D通信に適した周期を有する1つ以上のリソースプール、又は、上記所望の用途でのD2D通信に適した数のリソースプールである。
具体的には、例えば、上記所望の用途が迅速な通知を求める場合、又は、上記所望の用途が多くの情報の送信を求める場合には、制御部153は、短い周期を有する1つ以上のリソースプール、又は、多数のリソースプールを選択する。そうでなければ、制御部153は、長い周期を有する1つ以上のリソースプール、又は、少数のリソースプールを選択する。
これにより、例えば、所望の用途でのD2D通信が良好に行われる。
(通知手法)
例えば、制御部153は、個別のシグナリングにより、上記所望の用途でD2D通信が行われる上記1つ以上のリソースプールを、上記個別の端末装置に通知する。当該個別のシグナリングは、例えば、RRCシグナリングである。
以上のように、基地局100(制御部153)は、上記所望の用途でD2D通信が行われる上記1つ以上のリソースプールを、端末装置に通知する。これにより、例えば、D2D通信を行う端末装置の負荷を抑えることが可能になる。より具体的には、例えば、端末装置は、所望のD2D通信の信号を受信するために、当該所望のD2D通信が行われるリソースプールで信号を受信すればよい。そのため、端末装置にとっての受信の負荷が抑えられ得る。
<10.3.第1端末装置の動作>
次に、端末装置200の動作を説明する。
情報取得部241は、端末装置についてのD2D通信の所望の用途を示す情報を取得する。そして、制御部243は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールであって、上記所望の用途でD2D通信が行われる当該1つ以上のリソースプールを、端末装置に通知する。
とりわけ第7の実施形態では、情報取得部241は、個別の端末装置についてのD2D通信の所望の用途を示す情報を取得する。そして、制御部243は、上記1つ以上のリソースプールを上記個別の端末装置に個別に通知する。
(所望の用途を示す情報)
例えば、個別の端末装置が、D2D通信の所望の用途を端末装置200に通知する。そして、情報取得部241は、当該個別の端末装置についての上記所望の用途を示す情報を取得する。
(1つ以上のリソースプール)
上記所望の用途でD2D通信が行われる当該1つ以上のリソースプールについての説明は、符号の相違を除き、基地局100と端末装置200との間で差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(通知手法)
例えば、制御部243は、D2D通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールで、上記所望の用途でD2D通信が行われる上記1つ以上のリソースプールを、端末装置に通知する。例えば、当該1つ以上のリソースプールを示す情報が、上記リソースプールで送信される同期情報に含まれる。
以上のように、端末装置200(制御部243)は、上記所望の用途でD2D通信が行われる上記1つ以上のリソースプールを、端末装置に通知する。これにより、例えば、D2D通信を行う端末装置の負荷を抑えることが可能になる。
<10.4.第2端末装置の動作>
次に、端末装置300の動作を説明する。
(所望の用途の通知)
情報取得部341は、端末装置300についてのD2D通信の所望の用途を示す情報を取得する。そして、制御部343は、上記所望の用途を基地局100又は端末装置200に通知する。
例えば、上記所望の用途を示す上記情報は、例えば、(図25に示されるような)上記所望の用途の識別情報である。制御部343は、当該識別情報の送信により、上記所望の用途を基地局100又は端末装置200に通知する。
例えば、インカバレッジの場合には(即ち、端末装置300がネットワークカバレッジ内に位置する場合には)、制御部343は、アップリンクで、基地局100に上記所望の用途を通知する。例えば、アウトカバレッジの場合には(即ち、端末装置200がネットワークカバレッジ外に位置する場合には)、制御部343は、リソースプールで、端末装置200に上記所望の用途を通知する。
(D2D通信)
制御部343は、基地局100又は端末装置200が端末装置300に通知する1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの、端末装置300による上記所望の用途でのD2D通信を制御する。上記1つ以上のリソースプールは、D2Dで使用可能な無線リソースであり、且つ上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールである。
例えば、制御部343は、上記少なくとも1つのリソースプールで上記所望の用途でのD2D通信の信号を受信するための受信処理を行う。また、端末装置300は、上記少なくとも1つのリソースプールで上記所望の用途でのD2D通信の信号を送信するための送信処理を行う。
<9.5.処理の流れ>
次に、図28及び図29を参照して、第7の実施形態に係る処理の例を説明する。
(第1の処理)
図28は、第7の実施形態に係る第1の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
端末装置300は、端末装置300についてのD2D通信の所望の用途を基地局100に通知する(S511)。例えば、端末装置300は、上記所望の用途を示す所望用途情報を基地局100へ送信する。
例えば、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールとして、1つ以上のリソースプールが既に十分に選択されている。この場合に、基地局100は、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールとして既に選択された1つ以上のリソースプールを示すリソースプール情報を取得する(S513)。
あるいは、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールとして、いずれのリソースプールも未だ選択されていない。もしくは、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールが不足している。この場合に、基地局100は、上記所望の用途でのD2D通信に適した1つ以上のリソースプールを、上記所望の用途でD2D通信が行われる1つ以上のリソースプールとして選択する(S513)。
基地局100は、個別のシグナリングにより、上記1つ以上のリソースプールを端末装置300に通知する(S515)。例えば、基地局100は、上記1つ以上のリソースプールを示すリソースプール情報を端末装置300へ送信する。
端末装置300は、基地局100が端末装置300に通知する上記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールで、上記所望の用途でD2D通信を行う(S517)。
(第2の処理)
図29は、第7の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
端末装置300は、端末装置300についてのD2D通信の所望の用途を端末装置200に通知する(S521)。例えば、端末装置300は、上記所望の用途を示す所望用途情報を端末装置200へ送信する。
例えば、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールとして、1つ以上のリソースプールが既に十分に選択されている。そのため、端末装置200は、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールとして既に選択された1つ以上のリソースプールを示すリソースプール情報を取得する(S523)。
あるいは、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールとして、いずれのリソースプールも未だ選択されていない。もしくは、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールが不足している。そのため、端末装置200は、上記所望の用途でのD2D通信に適した1つ以上のリソースプールを、上記所望の用途でD2D通信が行われる1つ以上のリソースプールとして選択する(S523)。
端末装置200は、上記1つ以上のリソースプールを、リソースプールで端末装置300に通知する(S525)。例えば、端末装置200は、上記1つ以上のリソースプールを示すリソースプール情報を端末装置300へ送信する。
端末装置300は、端末装置200が端末装置300に通知する上記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールで、上記所望の用途でD2D通信を行う(S527)。
<<11.第8の実施形態>>
続いて、図30及び図31を参照して、本開示の第8の実施形態を説明する。
<11.1.概略>
(技術的課題)
技術的課題のついての説明は、第6の実施形態と第7の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(技術的特徴)
第8の実施形態では、基地局100及び端末装置200は、端末装置についてのD2D通信の所望の用途を示す情報を取得し、当該所望の用途でD2D通信が行われる1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する。
とりわけ、第8の実施形態では、基地局100及び端末装置200は、上記所望の用途でD2D通信が行われる上記1つ以上のリソースプールと、上記1つ以上のリソースプールで行われるD2D通信の用途(即ち、上記所望の用途)とを、端末装置に通知する。即ち、第7の実施形態では、基地局100及び端末装置200は、個別の端末装置に個別に対応するが、第8の実施形態では、基地局100及び端末装置200は、端末装置全体にまとめて対応する。
これにより、例えば、D2D通信を行う端末装置の負荷を抑えることが可能になる。
<11.2.基地局の動作>
まず、基地局100の動作を説明する。
情報取得部151は、端末装置についてのD2D通信の所望の用途を示す情報を取得する。そして、制御部153は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールであって、上記所望の用途でD2D通信が行われる当該1つ以上のリソースプールを、端末装置に通知する。
とりわけ第8の実施形態では、制御部153は、上記所望の用途でD2D通信が行われる1つ以上のリソースプールと、当該1つ以上のリソースプールで行われるD2D通信の用途(即ち、上記所望の用途)とを、端末装置に通知する。
(所望の用途を示す情報)
例えば、複数の端末装置が、D2D通信の所望の用途を基地局100に通知する。そして、情報取得部151は、上記複数の端末装置についての所望の用途を示す情報を取得する。
例えば、情報取得部151は、上記複数の端末装置についての2つ以上の所望の用途を示す情報を取得する。例えば、第1の端末装置は、所望の用途として第1の用途及び第2の用途を基地局100に通知し、第2の端末装置は、所望の用途として第2の用途及び第3の用途を基地局100に通知する。そして、情報取得部151は、第1の用途、第2の用途及び第3の用途を示す情報を取得する。
なお、上記複数の端末装置は、例えば、接続モードの端末装置のみではなく、アイドルモードの端末装置を含む。この場合に、アイドルモードの端末装置についてのD2D通信の所望の要望は、接続モードの端末装置を介して、基地局100に通知される。
(1つ以上のリソースプール)
(a)既存のリソースプール
例えば、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールとして、1つ以上のリソースプールが既に十分に選択されている。この場合に、制御部153は、当該1つ以上のリソースプールと、当該1つ以上のリソースプールで行われるD2D通信の用途(即ち、上記所望の用途)とを、端末装置に通知する。
図25を再び参照すると、例えば、上記所望の用途は、識別番号が1である用途であり、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールとして、リソースプール#1、#4などが既に選択されている。この場合に、制御部153は、リソースプール#1、#4などと上記用途とを、端末装置に通知する。
(b)新たなリソースプールの選択
例えば、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールとして、いずれのリソースプールも未だ選択されていない。あるいは、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールが不足している。この場合に、制御部153は、上記所望の用途でのD2D通信に適した1つ以上のリソースプールを、上記所望の用途でD2D通信が行われる上記1つ以上のリソースプールとして選択する。そして、制御部153は、選択される当該1つ以上のリソースプールと、選択される当該1つ以上のリソースプールで行われるD2D通信の用途(即ち、上記所望の用途)とを、端末装置に通知する。
なお、具体的な選択の手法についての説明は、第7の実施形態と第8の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(通知手法)
例えば、制御部153は、上記1つ以上のリソースプールと、当該1つ以上のリソースプールで行われるD2D通信の用途とを示すシステム情報の報知により、上記1つ以上のリソースプールと当該用途とを端末装置に通知する。
なお、制御部153は、個別のシグナリングにより、上記1つ以上のリソースプールと、当該1つ以上のリソースプールで行われるD2D通信の用途とを、端末装置に通知してもよい。当該個別のシグナリングは、RRCシグナリングであってもよい。
また、当然ながら、制御部153は、複数の用途の各々について、1つ以上のリソースプールと、当該1つ以上のリソースプールで行われるD2D通信の用途とを、端末装置に通知してもよい。例えば、複数の所望の用途が基地局100に通知される場合に、制御部153は、当該複数の所望の用途の各々について、1つ以上のリソースプールと、当該1つ以上のリソースプールで行われるD2D通信の用途(即ち、所望の用途)とを、端末装置に通知してもよい。
(送信情報)
例えば、制御部153は、上記1つ以上のリソースプール及び上記用途を示す情報の送信により、上記1つ以上のリソースプールと当該用途とを端末装置に通知する。当然ながら、複数の用途の各々について1つ以上のリソースプール及び用途を示す情報(例えば、図25に示されるような情報)が、送信されてもよい。
以上のように、基地局100(制御部153)は、上記所望の用途でD2D通信が行われる上記1つ以上のリソースプールと、当該1つ以上のリソースプールで行われるD2D通信の用途(即ち、上記所望の用途)とを、端末装置に通知する。これにより、例えば、D2D通信を行う端末装置の負荷を抑えることが可能になる。より具体的には、例えば、端末装置は、所望のD2D通信の信号を受信するために、当該所望のD2D通信が行われるリソースプールで信号を受信すればよい。そのため、端末装置にとっての受信の負荷が抑えられ得る。
<11.3.第1端末装置の動作>
次に、端末装置200の動作を説明する。
情報取得部241は、端末装置についてのD2D通信の所望の用途を示す情報を取得する。そして、制御部243は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールであって、上記所望の用途でD2D通信が行われる当該1つ以上のリソースプールを、端末装置に通知する。
とりわけ第8の実施形態では、制御部243は、上記所望の用途でD2D通信が行われる1つ以上のリソースプールと、当該1つ以上のリソースプールで行われるD2D通信の用途(即ち、上記所望の用途)とを、端末装置に通知する。
(所望の用途を示す情報)
例えば、複数の端末装置が、D2D通信の所望の用途を端末装置200に通知する。そして、情報取得部241は、上記複数の端末装置についての所望の用途を示す情報を取得する。
例えば、情報取得部241は、上記複数の端末装置についての2つ以上の所望の用途を示す情報を取得する。例えば、第1の端末装置は、所望の用途として第1の用途及び第2の用途を基地局100に通知し、第2の端末装置は、所望の用途として第2の用途及び第3の用途を基地局100に通知する。そして、情報取得部241は、第1の用途、第2の用途及び第3の用途を示す情報を取得する。
なお、上記複数の端末装置は、例えば、端末装置200とのD2D通信を行う他の端末装置のみではなく、当該他の端末装置とのD2D通信を行うさらなる端末装置を含んでもよい。この場合に、当該さらなる端末装置についてのD2D通信の所望の要望は、上記他の端末装置を介して、端末装置200に通知されてもよい。
(1つ以上のリソースプール)
上記所望の用途でD2D通信が行われる当該1つ以上のリソースプールについての説明は、符号の相違を除き、基地局100と端末装置200との間で差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(通知手法)
例えば、制御部243は、上記所望の用途でD2D通信が行われる上記1つ以上のリソースプールと、当該1つ以上のリソースプールで行われるD2D通信の用途(即ち、上記所望の用途)とを、リソースプールで端末装置に通知する。例えば、上記1つ以上のリソースプール及び上記用途を示す情報が、上記リソースプールで送信される同期情報に含まれる。
なお、当然ながら、制御部243は、複数の用途の各々について、1つ以上のリソースプールと、当該1つ以上のリソースプールで行われるD2D通信の用途とを、端末装置に通知してもよい。例えば、複数の所望の用途が端末装置200に通知される場合に、制御部243は、当該複数の所望の用途の各々について、1つ以上のリソースプールと、当該1つ以上のリソースプールで行われるD2D通信の用途(即ち、所望の用途)とを、端末装置に通知してもよい。
(送信情報)
例えば、制御部243は、上記1つ以上のリソースプール及び上記用途を示す情報の送信により、上記1つ以上のリソースプールと当該用途とを端末装置に通知する。当然ながら、複数の用途の各々について1つ以上のリソースプール及び用途を示す情報(例えば、図25に示されるような情報)が、送信されてもよい。
以上のように、端末装置200(制御部243)は、上記所望の用途でD2D通信が行われる上記1つ以上のリソースプールと、当該1つ以上のリソースプールで行われるD2D通信の用途(即ち、上記所望の用途)とを、端末装置に通知する。これにより、例えば、D2D通信を行う端末装置の負荷を抑えることが可能になる。
<11.4.処理の流れ>
次に、図30及び図31を参照して、第8の実施形態に係る処理の例を説明する。
(第1の処理)
図30は、第8の実施形態に係る第1の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
接続モードの端末装置300Aは、D2D通信の所望の用途を基地局100に通知する(S551)。例えば、端末装置300Aは、上記所望の用途を示す所望用途情報を基地局100へ送信する。
アイドルモードの端末装置300Bは、D2D通信の所望の用途を端末装置300Aに通知し(S552)、端末装置300Aは、上記所望の用途を基地局100に通知する(S553)。例えば、端末装置300Bは、上記所望の用途を示す所望用途情報を端末装置300Aへ送信し、端末装置300Aは、当該所望用途情報を基地局100へ転送する。
例えば、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールとして、1つ以上のリソースプールが既に十分に選択されている。この場合に、基地局100は、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールとして既に選択された1つ以上のリソースプールを示すリソースプール情報を取得する(S554)。
あるいは、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールとして、いずれのリソースプールも未だ選択されていない。もしくは、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールが不足している。この場合に、基地局100は、上記所望の用途でのD2D通信に適した1つ以上のリソースプールを、上記所望の用途でD2D通信が行われる1つ以上のリソースプールとして選択する(S554)。
基地局100は、上記1つ以上のリソースプールと、上記1つ以上のリソースプールで行われるD2D通信の用途とを示すシステム情報の報知により、上記1つ以上のリソースプールと上記用途とを端末装置に通知する(S555)。
端末装置300は、所望の用途でのD2D通信が行われる上記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールで、当該所望の用途でD2D通信を行う(S556、S557)。
なお、当然ながら、基地局100は、複数の用途の各々について、1つ以上のリソースプール及び用途を端末装置に通知してもよい。そして、2つ以上の端末装置300が、異なる用途でD2D通信を行ってもよい。例えば、基地局100は、第1の用途でD2D通信が行われる1つ以上のリソースプール及び当該第1の用途、並びに、第2の用途でD2D通信が行われる1つ以上のリソースプール及び当該第2の用途を、端末装置に通知してもよい。そして、第1の端末装置300が、上記第1の用途でD2D通信が行われるリソースプールにおいて、上記第1の用途でD2D通信を行ってもよく、第2の端末装置300が、上記第2の用途でD2D通信が行われるリソースプールにおいて、上記第2の用途でD2D通信を行ってもよい。
また、基地局100は、個別のシグナリングにより、上記1つ以上のリソースプールと上記用途とを端末装置300Aに通知してもよい。そして、端末装置300Aは、上記1つ以上のリソースプールと上記用途とを端末装置300Bに通知してもよい。
(第2の処理)
図31は、第8の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
端末装置200とのD2D通信を行う端末装置300は、D2D通信の所望の用途を端末装置200に通知する(S561)。例えば、端末装置300は、上記所望の用途を示す所望用途情報を端末装置200へ送信する。例えば、複数の端末装置300が、D2D通信の所望の用途を端末装置200に通知する。
例えば、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールとして、1つ以上のリソースプールが既に十分に選択されている。この場合に、端末装置200は、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールとして既に選択された1つ以上のリソースプールを示すリソースプール情報を取得する(S563)。
あるいは、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールとして、いずれのリソースプールも未だ選択されていない。もしくは、上記所望の用途でD2D通信が行われるリソースプールが不足している。この場合に、端末装置200は、上記所望の用途でのD2D通信に適した1つ以上のリソースプールを、上記所望の用途でD2D通信が行われる1つ以上のリソースプールとして選択する(S563)。
端末装置200は、上記1つ以上のリソースプールと、上記1つ以上のリソースプールで行われるD2D通信の用途とを、端末装置に通知する(S565)。例えば、端末装置200は、上記1つ以上のリソースプールと上記用途とを示す情報を送信する。
端末装置300は、所望の用途でのD2D通信が行われる上記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールで、当該所望の用途でD2D通信を行う(S567)。
なお、当然ながら、端末装置200は、複数の用途の各々について、1つ以上のリソースプール及び用途を端末装置に通知してもよい。そして、2つ以上の端末装置300が、異なる用途でD2D通信を行ってもよい。例えば、端末装置200は、第1の用途でD2D通信が行われる1つ以上のリソースプール及び当該第1の用途、並びに、第2の用途でD2D通信が行われる1つ以上のリソースプール及び当該第2の用途を、端末装置に通知してもよい。そして、第1の端末装置300が、上記第1の用途でD2D通信が行われるリソースプールにおいて、上記第1の用途でD2D通信を行ってもよく、第2の端末装置300が、上記第2の用途でD2D通信が行われるリソースプールにおいて、上記第2の用途でD2D通信を行ってもよい。
<<12.第9の実施形態>>
続いて、図32及び図33を参照して、本開示の第9の実施形態を説明する。
<12.1.概略>
(技術的課題)
例えば、D2D通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールは、基地局又は代表の端末装置により選択される。しかし、選択されるリソースプールは、実際に行われるD2D通信に使用される無線リソースとして不足する可能性がある。あるいは、選択されるリソースプールは、実際に行われるD2D通信に使用される無線リソースとして過剰になる可能性もある。
そこで、D2D通信に使用可能な無線リソースの過不足を抑えることを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
(技術的特徴)
第9の実施形態では、基地局100及び端末装置200は、D2D通信を行う端末装置の数に基づいて、D2D通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールを選択し、当該リソースプールを端末装置に通知する。これにより、例えば、D2D通信に使用可能な無線リソースの過不足を抑えることが可能になる。
<12.2.基地局の動作>
まず、基地局100の動作を説明する。
情報取得部151は、D2D通信を行う端末装置の数(以下、「端末数」と呼ぶ)を示す情報を取得する。そして、制御部153は、上記端末数に基づいて、D2D通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールを選択する。さらに、制御部153は、上記リソースプールを端末装置に通知する。
(端末数)
(a)対象の端末装置
例えば、上記端末数(即ち、D2D通信を行う端末装置の数)は、基地局100に接続されている接続モードの端末装置と、基地局100に接続されていないアイドルモードの端末装置とを含む端末装置の数である。
例えば、接続モードの端末装置(即ち、基地局100に接続している端末装置)が、端末装置に関する情報を基地局100に提供し、基地局100(例えば、処理部150)は、当該情報に基づいて、上記端末数を算出する。例えば、端末装置に関する上記情報は、接続モードの上記端末装置とのD2D通信を行うアイドルモードの端末装置に関する情報である。あるいは、端末装置に関する上記情報は、アイドルモードの上記端末装置と接続モードの上記端末装置とに関する情報である。端末装置に関する上記情報は、端末装置のリストであってもよく、端末装置の数を示す情報であってもよく、又は、他の情報であってもよい。例えば、情報取得部151は、算出された上記端末数を示す情報を取得する。
なお、上記端末数は、D2D通信に使用可能な無線リソース(リソースプール)を要求する端末装置の数であってもよく、端末装置に関する上記情報は、上記無線リソース(リソースプール)を要求するメッセージであってもよい。あるいは、上記端末数は、D2D通信を行っている端末装置の数であってもよい。あるいは、上記端末数は、D2D通信のケイパビリティを有する端末装置の数であってもよい。
(b)用途ごとの端末数
基地局100は、用途ごとに、リソースプールを選択してもよい。
具体的には、情報取得部151は、第1の用途でD2D通信を行う端末装置の数を示す情報と、第2の用途でD2D通信を行う端末装置の数を示す情報とを取得してもよい。そして、制御部153は、上記第1の用途でD2D通信を行う端末装置の上記数に基づいて、上記第1の用途でD2D通信が行われるリソースプールを選択してもよい。また、制御部153は、上記第2の用途でD2D通信を行う端末装置の上記数に基づいて、上記第2の用途でD2D通信が行われるリソースプールを選択してもよい。この場合に、接続モードの端末装置が基地局100に提供する、端末装置に関する情報は、D2D通信の用途に関する情報(例えば、用途ごとの端末装置のリスト、又は用途ごとの端末装置の数など)を含んでもよい。
これにより、例えば、用途ごとのニーズに応じたリソースプールが用意される。その結果、リソースプールの過不足がさらに抑えられ得る。
なお、例えば、上記第1の用途、及び上記第2の用途は、緊急性が高い用途、緊急性が低い用途、パブリックセーフティの用途(例えば、火災通知、及び/又は衝突防止など)、パブリックセーフティ以外の用途、アウトカバレッジの用途、又はインカバレッジの用途などである。
(リソースプールの選択)
第1の例として、制御部153は、上記端末数がより多い場合に、より多数のリソースプールを選択し、上記端末数がより少ない場合に、より少数のリソースプールを選択する。
第2の例として、制御部153は、上記端末数がより多い場合に、より短い周期を有するリソースプールを選択し、上記端末数がより少ない場合に、より長い周期を有するリソースプールを選択する。
これにより、例えば、より多くの端末装置がD2D通信を行う場合に、より多くの無線リソースがD2D通信のために使用可能になり、より少ない端末装置がD2D通信を行う場合に、より少ない無線リソースがD2D通信のために使用可能になる。そのため、リソースプールの過不足がさらに抑えられ得る。
(通知手法)
例えば、制御部153は、選択される上記リソースプールを示すシステム情報の報知により、選択される上記リソースプールを端末装置に通知する。これにより、例えば、接続モードの端末装置のみではなく、アイドルモードの端末装置も、リソースプールを知ることが可能になる。
なお、制御部153は、個別のシグナリングにより、選択される上記リソースプールを端末装置に通知してもよい。上記個別のシグナリングは、RRCシグナリングであってもよい。
以上のように、基地局100(制御部153)は、上記端末数に基づいて上記リソースプールを選択し、上記リソースプールを端末装置に通知する。これにより、例えば、D2D通信に使用可能な無線リソースの過不足を抑えることが可能になる。
<12.3.第1端末装置の動作>
次に、端末装置200の動作を説明する。
情報取得部241は、D2D通信を行う端末装置の数(即ち、端末数)を示す情報を取得する。そして、制御部243は、上記端末数に基づいて、D2D通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールを選択する。さらに、制御部243は、上記リソースプールを端末装置に通知する。
(端末数)
(a)対象の端末装置
例えば、上記端末数(即ち、D2D通信を行う端末装置の数)は、端末装置200とのD2D通信を行う端末装置の数である。
例えば、端末装置200(例えば、処理部240)は、端末装置200とのD2D通信を行う端末装置の数(即ち、上記端末数)を算出する。例えば、情報取得部241は、算出された上記端末数を示す情報を取得する。
なお、上記端末数は、とりわけ、D2D通信に使用可能な無線リソース(リソースプール)を要求する端末装置の数であってもよい。あるいは、上記端末数は、D2D通信を行っている端末装置の数であってもよい。あるいは、上記端末数は、D2D通信のケイパビリティを有する端末装置の数であってもよい。
また、上記端末数は、端末装置200とのD2D通信を行う端末装置のみではなく、当該端末装置とのD2D通信を行う他の端末装置をさらに含む端末装置の数であってもよい。この場合に、端末装置200とのD2D通信を行う上記端末装置は、他の端末装置に関する情報を端末装置300に提供してもよい。
(b)用途ごとの端末数
端末装置200は、用途ごとに、リソースプールを選択してもよい。なお、この点についての具体的な説明は、符号の相違を除き、基地局100と端末装置200との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(リソースプールの選択)
リソースプールの選択についての説明は、符号の相違を除き、基地局100と端末装置200との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(通知手法)
例えば、制御部243は、選択された上記リソースプールを端末装置に通知する。
例えば、制御部243は、本開示の第1の実施形態又は第2の実施形態と同様に、選択された上記リソースプールを端末装置に通知し得る。
以上のように、端末装置200(制御部243)は、上記端末数に基づいて上記リソースプールを選択し、上記リソースプールを端末装置に通知する。これにより、例えば、D2D通信に使用可能な無線リソースの過不足を抑えることが可能になる。
<12.4.処理の流れ>
次に、図32及び図33を参照して、第9の実施形態に係る処理の例を説明する。
(第1の処理)
図32は、第9の実施形態に係る第1の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
接続モードの端末装置300Aは、端末装置に関する情報を基地局100に提供する(S571)。例えば、端末装置に関する当該情報は、アイドルモードの端末装置300B(及び端末装置300A)に関する情報である。
基地局100は、端末装置に関する上記情報に基づいて、D2D通信を行う端末装置の数(即ち、端末数)を算出する(S572)。そして、基地局100は、当該端末数に基づいて、D2D通信に使用可能な無線リソースであるリソースプールを選択する(S573)。
基地局100は、選択された上記リソースプールを示すシステム情報の報知により、選択された上記リソースプールを端末装置に通知する(S574)。
端末装置300は、選択された上記リソースプールでD2D通信を行う(S575、S576)。
なお、上記端末数は、とりわけ、D2D通信に使用可能な無線リソース(リソースプール)を要求する端末装置の数であってもよく、端末装置に関する上記情報は、上記無線リソース(リソースプール)を要求するメッセージであってもよい。あるいは、上記端末数は、D2D通信を行っている端末装置の数であってもよい。あるいは、上記端末数は、D2D通信のケイパビリティを有する端末装置の数であってもよい。
また、当然ながら、基地局100は、2つ以上のリソースプールを選択し、当該2つ以上のリソースプールを端末装置に通知してもよい。この場合に、端末装置300は、上記2つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでD2D通信を行ってもよい。
また、基地局100は、個別のシグナリングにより、選択された上記リソースプールを端末装置300Aに通知してもよい。そして、端末装置300Aは、選択された上記リソースプールを端末装置300Bに通知してもよい。
(第2の処理)
図33は、第9の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
端末装置200は、端末装置200とのD2D通信を行う端末装置の数(即ち、端末数)を算出する(S581)。そして、端末装置200は、当該端末数に基づいて、D2D通信に使用可能な無線リソースであるリソースプールを選択する(S583)。
端末装置200は、選択された上記リソースプールを端末装置に通知する(S585)。
端末装置300は、選択された上記リソースプールでD2D通信を行う(S587)。
なお、上記端末数は、とりわけ、D2D通信に使用可能な無線リソース(リソースプール)を要求する端末装置の数であってもよい。あるいは、上記端末数は、D2D通信を行っている端末装置の数であってもよい。あるいは、上記端末数は、D2D通信のケイパビリティを有する端末装置の数であってもよい。
また、当然ながら、端末装置200は、2つ以上のリソースプールを選択し、当該2つ以上のリソースプールを端末装置に通知してもよい。この場合に、端末装置300は、上記2つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでD2D通信を行ってもよい。
<<13.第10の実施形態>>
続いて、図34及び図35を参照して、本開示の第10の実施形態を説明する。
<13.1.概略>
(技術的課題)
例えば、D2D通信に使用可能なリソースプールが選択され、当該リソースプールが端末装置に通知される。リソースプールに含まれる無線リソースの使用の手法として、例えば2つの手法がある。
第1の手法では、コーディネータ(例えば、基地局又は代表の端末)が、端末装置が使用する無線リソースを決定する。そのため、当該端末装置の信号と他の端末装置の信号との衝突が回避される。第2の手法(コンテンションベースの手法)では、端末装置は、当該端末装置が使用する無線リソースを自ら決定する。そのため、当該端末装置の信号が他の端末装置の信号と衝突し得る。
上記第2の手法(コンテンションベースの手法)が採用される場合には、衝突の発生後に、再び衝突が発生すると、D2D通信の通信品質が大きく低下し得る。
そこで、D2D通信の通信品質の低下を抑えることを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
(技術的特徴)
第10の実施形態では、基地局100及び端末装置200は、D2D通信で送信のために使用可能な無線リソースである送信用リソースプール、及び、D2D通信で再送のために使用可能な無線リソースである再送用リソースプールを、端末装置に通知する。これにより、例えば、D2D通信の通信品質の低下を抑えることが可能になる。
<13.2.基地局の動作>
まず、基地局100の動作を説明する。
情報取得部151は、D2D通信で送信のために使用可能な無線リソースである送信用リソースプール、及びD2D通信で再送のために使用可能な無線リソースである再送用リソースプールを示す情報を取得する。そして、制御部153は、上記送信用リソースプール及び上記再送用リソースプールを端末装置に通知する。
これにより、例えば、リソースプールでの信号の送信により衝突が発生した場合には、再送される信号しか送信されない他のリソースプールで信号が再送されるので、信号の衝突が発生する可能性が低くなる。そのため、D2D通信の通信品質の低下が抑えられ得る。
なお、上記送信用リソースプール及び上記再送用リソースプールは、例えば、基地局100により選択される。
(送信用リソースプール及び再送用リソースプールの例)
図7を再び参照すると、例えば、リソースプール#1が、送信用リソースプールとして選択され、リソースプール#3が、再送用リソースプールとして選択される。この場合に、制御部153は、リソースプール#1を送信用リソースプールとして端末装置に通知し、リソースプール#3を再送用リソースプールとして端末装置に通知する。その結果、端末装置は、まず、リソースプール#1で信号を送信し、衝突が発生すると、リソースプール#3で信号を送信する。
なお、当然ながら、制御部153は、2つ以上の送信用リソースプール及び/又は2つ以上の再送用リソースプールを端末装置に通知してもよい。図7を再び参照すると、リソースプール#1、#2が、送信用リソースプールとして選択され、リソースプール#3、#4が、再送用リソースプールとして選択されてもよい。この場合に、制御部153は、リソースプール#1、#2を送信用リソースプールとして端末装置に通知し、リソースプール#3、#4を再送用リソースプールとして端末装置に通知してもよい。その結果、端末装置は、まず、リソースプール#1、#2のいずれかで信号を送信してもよく、衝突が発生すると、リソースプール#3、#4のいずれかで信号を送信してもよい。
(多段階の再送用リソースプール)
情報取得部151は、上記送信用リソースプールを示す情報と、D2D通信で再送のために使用可能な無線リソースである2つ以上の再送用リソースプールとを示す情報を取得してもよい。そして、制御部153は、上記送信用リソースプール及び上記2つ以上の再送用リソースプールを端末装置に通知してもよい。とりわけ、上記2つ以上の再送用リソースプールは、1回目の再送に使用可能な無線リソースである第1再送用リソースプールと、2回目の再送に使用可能な無線リソースである第2再送用リソースプールとを含んでもよい。
図7を再び参照すると、例えば、リソースプール#1、#2が、送信用リソースプールとして選択され、リソースプール#3、#4が、第1再送用リソースプールとして選択され、リソースプール#5、#6が、第2再送用リソースプールとして選択されてもよい。この場合に、制御部153は、リソースプール#1、#2を送信用リソースプールとして端末装置に通知し、リソースプール#3、#4を第1再送用リソースプールとして端末装置に通知し、リソースプール#5、#6を第2再送用リソースプールとして端末装置に通知してもよい。その結果、端末装置は、まず、リソースプール#1、#2のいずれかで信号を送信し、衝突が発生すると、リソースプール#3、#4のいずれかで信号を送信し、さらに衝突が発生すると、リソースプール#5、#6のいずれかで信号を送信してもよい。
これにより、例えば、リソースプールでの信号の再送により再び衝突が発生した場合には、さらに再送される信号しか送信されない他のリソースプールで信号が再送されるので、信号の衝突が発生する可能性がさらに低くなる。そのため、D2D通信の通信品質の低下がさらに抑えられ得る。
(通知手法)
例えば、制御部153は、上記送信用リソースプール及び上記再送用リソースプールを示すシステム情報の報知により、上記送信用リソースプール及び上記再送用リソースプールを端末装置に通知する。これにより、例えば、接続モードの端末装置のみではなく、アイドルモードの端末装置も、送信用リソースプール及び再送用リソースプールを知ることが可能になる。
なお、制御部153は、個別のシグナリングにより、上記送信用リソースプール及び上記再送用リソースプールを端末装置に通知してもよい。上記個別のシグナリングは、RRCシグナリングであってもよい。
<13.3.第1端末装置の動作>
次に、端末装置200の動作を説明する。
情報取得部241は、D2D通信で送信のために使用可能な無線リソースである送信用リソースプール、及びD2D通信で再送のために使用可能な無線リソースである再送用リソースプールを示す情報を取得する。そして、制御部243は、上記送信用リソースプール及び上記再送用リソースプールを端末装置に通知する。
これにより、例えば、リソースプールでの信号の送信により衝突が発生した場合には、再送される信号しか送信されない他のリソースプールで信号が再送されるので、信号の衝突が発生する可能性が低くなる。そのため、D2D通信の通信品質の低下が抑えられ得る。
なお、上記送信用リソースプール及び上記再送用リソースプールは、例えば、端末装置200により選択される。
(送信用リソースプール及び再送用リソースプールの例)
上記送信用リソースプール及び上記再送用リソースプールの例についての説明は、符号の相違を除き、基地局100と端末装置200との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(多段階の再送用リソースプール)
多段階の再送用リソースプールについての説明は、符号の相違を除き、基地局100と端末装置200との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(通知手法)
例えば、制御部243は、D2D通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールで、上記送信用リソースプール及び上記再送用リソースプールを端末装置に通知する。
<13.4.第2端末装置の動作>
次に、端末装置300の動作を説明する。
情報取得部341は、D2D通信で送信のために使用可能な無線リソースである送信用リソースプール、及びD2D通信で再送のために使用可能な無線リソースである再送用リソースプールを示す情報を取得する。そして、制御部343は、端末装置300がD2D通信において上記送信用リソースプールで送信を行い、端末装置300がD2D通信において上記再送用リソースプールで再送を行うように、端末装置300のD2D通信を制御する。上述したように、基地局100又は端末装置200が、上記送信用リソースプール及び上記再送用リソースプールを端末装置300に通知する。
(送信用リソースプール及び再送用リソースプールの例)
図7を再び参照すると、例えば、リソースプール#1が、送信用リソースプールであり、リソースプール#3が、再送用リソースプールである。この場合に、端末装置300は、まず、リソースプール#1で信号を送信し、衝突が発生すると、リソースプール#3で信号を送信する。
(多段階の再送用リソースプール)
情報取得部341は、上記送信用リソースプールを示す情報と、D2D通信で再送のために使用可能な無線リソースである2つ以上の再送用リソースプールとを示す情報を取得してもよい。とりわけ、上記2つ以上の再送用リソースプールは、1回目の再送に使用可能な無線リソースである第1再送用リソースプールと、2回目の再送に使用可能な無線リソースである第2再送用リソースプールとを含んでもよい。制御部343は、端末装置300がD2D通信において上記送信用リソースプールで送信を行い、端末装置300がD2D通信において上記第1再送用リソースプールで1回目の再送を行い、端末装置300がD2D通信において上記第2再送用リソースプールで2回目の再送を行うように、端末装置300のD2D通信を制御する。
図7を再び参照すると、例えば、リソースプール#1、#2が、送信用リソースプールであり、リソースプール#3、#4が、第1リソース再送用プールであり、リソースプール#5、#6が、第2再送用リソースプールであってもよい。この場合に、端末装置300は、まず、リソースプール#1、#2のいずれかで信号を送信し、衝突が発生すると、リソースプール#3、#4のいずれかで信号を送信し、さらに衝突が発生すると、リソースプール#5、#6のいずれかで信号を送信してもよい。
(具体的な処理)
例えば、制御部343は、上記送信用リソースプールでD2D通信の信号を送信するための送信処理を行う。また、制御部343は、上記再送用リソースプールでD2D通信の信号を再送するための送信処理を行う。
<13.4.処理の流れ>
次に、図34及び図35を参照して、第10の実施形態に係る処理の例を説明する。
(第1の処理)
図34は、第10の実施形態に係る第1の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
基地局100は、送信用リソースプール及び再送用リソースプールを示すシステム情報を報知する(S601)。
端末装置300は、上記送信用リソースプールでD2D通信の信号を送信し、上記再送用リソースプールでD2D通信の信号を再送する(S603)。
(第2の処理)
図35は、第10の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
端末装置200は、送信用リソースプール及び再送用リソースプールを、リソースプールで送信する(S611)。例えば、端末装置200は、上記送信用リソースプール及び上記再送用リソースプールを示すリソースプール情報を送信する。
端末装置300は、リソースプールで受信される情報の中から、上記送信用リソースプール及び上記再送用リソースプールを示す上記リソースプール情報を取得する(S613)。
端末装置300は、上記送信用リソースプールでD2D通信の信号を送信し、上記再送用リソースプールでD2D通信の信号を再送する(S615)。
<<14.第11の実施形態>>
続いて、図36及び図37を参照して、本開示の第11の実施形態を説明する。
<14.1.概略>
(技術的課題)
例えば、D2D通信に使用可能なリソースプールが選択され、当該リソースプールが端末装置に通知される。そして、端末装置は、上記リソースプールでD2D通信を行う。例えば、通話のためにD2D通信が行われる場合に、端末装置は、通話のための音声データを上記リソースプールで送信する。
例えば、上記リソースプールでは、他のデータも送信される。そのため、上記リソースプールで、大量のデータ(例えば、動画像データ、及び/又は大量の静止画像データなど)が送信される可能性もある。このような場合に、上記リソースプールでは、衝突が発生しやすくなる。その結果、音声データの信号が、他のデータの信号と衝突し、音声データの再送が増加し得る。即ち、音声データについての通信品質が低下し、通話の品質が低下し得る。
そこで、音声データについての通信品質の低下を抑えることを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
(技術的特徴)
第11の実施形態では、基地局100及び端末装置200は、D2D通信で音声データの送信のために使用可能な無線リソースである音声用リソースプール、及び、D2D通信で他のデータの送信のために使用可能な無線リソースである他のリソースプールを、端末装置に通知する。これにより、例えば、音声データについての通信品質の低下を抑えることが可能になる。
<14.2.基地局の動作>
まず、基地局100の動作を説明する。
情報取得部151は、D2D通信で音声データの送信のために使用可能な無線リソースである音声用リソースプール、及びD2D通信で他のデータの送信のために使用可能な無線リソースである他のリソースプールを示す情報を取得する。そして、制御部153は、上記音声用リソースプール及び上記他のリソースプールを端末装置に通知する。
これにより、例えば、音声データと他のデータとは異なるリソースプールで送信される。そのため、音声データが送信されるリソースプールで、大量のデータが送信される可能性が低くなる。よって、音声データについての通信品質の低下が抑えられ得る。
なお、上記音声用リソースプール(及び上記他のリソースプール)は、例えば、基地局100により選択される。
(音声用リソースプールの例)
図7を再び参照すると、例えば、リソースプール#1〜#4が、音声用リソースプールとして選択される。また、リソースプール#5〜#Nが、他のデータの送信のために使用可能な無線リソースである他のリソースプールである。この場合に、制御部153は、リソースプール#1〜#4を、音声用リソースプールとして端末装置に通知し、リソースプール#5〜#Nを、他のデータの送信のために使用可能な無線リソースである他のリソースプールとして通知する。
(通知手法)
例えば、制御部153は、上記音声用リソースプール及び上記他のリソースプールを示すシステム情報の報知により、上記音声用リソースプール及び上記他のリソースプールを端末装置に通知する。これにより、例えば、接続モードの端末装置のみではなく、アイドルモードの端末装置も、音声用リソースプール及び他のリソースプールを知ることが可能になる。
なお、制御部153は、個別のシグナリングにより、上記音声用リソースプール及び上記他のリソースプールを端末装置に通知してもよい。上記個別のシグナリングは、RRCシグナリングであってもよい。
<14.3.第1端末装置の動作>
次に、端末装置200の動作を説明する。
情報取得部241は、D2D通信で音声データの送信のために使用可能な無線リソースである音声用リソースプール、及びD2D通信で他のデータの送信のために使用可能な無線リソースである他のリソースプールを示す情報を取得する。そして、制御部243は、上記音声用リソースプール及び上記他のリソースプールを端末装置に通知する。
これにより、例えば、音声データと他のデータとは異なるリソースプールで送信される。そのため、音声データが送信されるリソースプールで、大量のデータが送信される可能性が低くなる。よって、音声データについての通信品質の低下が抑えられ得る。
なお、上記音声用リソースプール(及び上記他のリソースプール)は、例えば、端末装置200により選択される。
(音声用リソースプールの例)
音声用リソースプールの例についての説明は、符号の相違を除き、基地局100と端末装置200との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(通知手法)
例えば、制御部243は、D2D通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールで、上記音声用リソースプール及び上記他のリソースプールを端末装置に通知する。
<14.4.第2端末装置の動作>
次に、端末装置300の動作を説明する。
情報取得部341は、D2D通信で音声データの送信のために使用可能な無線リソースである音声用リソースプール、及びD2D通信で他のデータの送信のために使用可能な無線リソースである他のリソースプールを示す情報を取得する。そして、制御部343は、端末装置300がD2D通信において上記音声用リソースプールで音声データを送信し、端末装置300がD2D通信において上記他のリソースプールで他のデータを送信するように、端末装置300のD2D通信を制御する。上述したように、基地局100又は端末装置200が、上記音声用リソースプール及び上記他のリソースプールを端末装置300に通知する。
(音声用リソースプールの例)
図7を再び参照すると、例えば、リソースプール#1〜#4が、音声用リソースプールである。また、リソースプール#5〜#Nが、他のデータの送信のために使用可能な無線リソースである他のリソースプールである。この場合に、端末装置300は、リソースプール#1〜#4のいずれかで音声データを送信し、リソースプール#5〜#Nのいずれかで他のデータを送信する。
(具体的な処理)
例えば、制御部343は、上記音声用リソースプールで音声データを送信するための送信処理を行う。また、制御部343は、上記他のリソースプールで他のデータを送信するための送信処理を行う。
<14.4.処理の流れ>
次に、図36及び図37を参照して、第11の実施形態に係る処理の例を説明する。
(第1の処理)
図36は、第11の実施形態に係る第1の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
基地局100は、音声用リソースプール及び他のリソースプールを示すシステム情報を報知する(S621)。
端末装置300は、上記音声用リソースプールで音声データを送信し、上記他のリソースプールで他のデータを送信する(S623)。
(第2の処理)
図37は、第11の実施形態に係る第2の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
端末装置200は、音声用リソースプール及び他のリソースプールを、リソースプールで送信する(S631)。例えば、端末装置200は、上記音声用リソースプール及び上記他のリソースプールを示すリソースプール情報を送信する。
端末装置300は、リソースプールで受信される情報の中から、上記音声用リソースプール及び上記他のリソースプールを示す上記リソースプール情報を取得する(S633)。
端末装置300は、上記音声用リソースプールで音声データを送信し、上記他のリソースプールで他のデータを送信する(S635)。
<<15.実施形態の組合せ>>
上述した第1〜第11の実施形態は組み合わせることが可能である。
例えば、基地局100の処理部150(情報取得部151及び制御部153など)は、第1〜第11の実施形態のうちの任意の2つ以上の実施形態の動作を行い得る。
例えば、端末装置200の処理部240(情報取得部241及び制御部243など)は、第1〜第11の実施形態のうちの任意の2つ以上の実施形態の動作を行い得る。
例えば、端末装置300の処理部340(情報取得部341及び制御部343など)は、第1〜第11の実施形態のうちの任意の2つ以上の実施形態の動作を行い得る。
<<16.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。基地局100は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局100は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局100は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、基地局100として動作してもよい。さらに、基地局100の少なくとも一部の構成要素は、基地局装置又は基地局装置のためのモジュールにおいて実現されてもよい。
また、例えば、端末装置(端末装置200又は端末装置300)は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、端末装置の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
<16.1.基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図38は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図38に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図38にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図38に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図38に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図38には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図38に示したeNB800において、図9を参照して説明した情報取得部151及び制御部153は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又はコントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部151及び制御部153が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部151及び制御部153として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部151及び制御部153の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部151及び制御部153として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又はコントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部151及び制御部153を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部151及び制御部153として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図38に示したeNB800において、図9を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図39は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図39に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図39にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図38を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図38を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図39に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図39には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図39に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図39には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図39に示したeNB830において、図9を参照して説明した情報取得部151及び制御部153は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又はコントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部151及び制御部153が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部151及び制御部153として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部151及び制御部153の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部151及び制御部153として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部151及び制御部153を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部151及び制御部153として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図39に示したeNB830において、例えば、図9を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。
<16.2.端末装置に関する応用例>
(第1の応用例)
図40は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図40に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図40には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図40に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図40にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図40に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図40に示したスマートフォン900において、図10を参照して説明した情報取得部241及び制御部243は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部241及び制御部243が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部241及び制御部243として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部241及び制御部243の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部241及び制御部243として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部241及び制御部243を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部241及び制御部243として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。これらの点については、図11を参照して説明した情報取得部341及び制御部343も、情報取得部241及び制御部243と同様である。
また、図40に示したスマートフォン900において、例えば、図10を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ916において実装されてもよい。これらの点については、図11を参照して説明したアンテナ部310及び無線通信部320も、アンテナ部210及び無線通信部220と同様である。
(第2の応用例)
図41は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図41に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図41には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図41に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図41にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図41に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図41に示したカーナビゲーション装置920において、図10を参照して説明した情報取得部241及び制御部243は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部241及び制御部243が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部241及び制御部243として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部241及び制御部243の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部241及び制御部243として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部241及び制御部243を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部241及び制御部243として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。これらの点については、図11を参照して説明した情報取得部341及び制御部343も、情報取得部241及び制御部243と同様である。
また、図41に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図10を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ937において実装されてもよい。これらの点については、図11を参照して説明したアンテナ部310及び無線通信部320も、アンテナ部210及び無線通信部220と同様である。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、情報取得部241及び制御部243(又は、情報取得部341及び制御部343)を備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<<17.まとめ>>
ここまで、図1〜図15を参照して、本開示の実施形態に係る各装置及び各処理などを説明した。
(第1の実施形態)
本開示の第1の実施形態によれば、基地局100は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得する情報取得部151と、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する制御部153と、を備える。上記1つ以上のリソースプールは、D2D通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から選択されたリソースプールである。
また、本開示の第1の実施形態によれば、端末装置200は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得する情報取得部241と、上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する制御部243と、を備える。上記1つ以上のリソースプールは、D2D通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から選択されたリソースプールである。
また、本開示の第1の実施形態によれば、端末装置300は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得する情報取得部341と、上記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの端末装置300によるD2D通信を制御する制御部343と、を備える。上記1つ以上のリソースプールは、D2D通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から選択されたリソースプールである。
これにより、D2D通信に使用可能な無線リソースを端末装置が知るのに要する負荷を抑えるが可能になる。
(第2の実施形態)
本開示の第2の実施形態によれば、基地局100は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得する情報取得部151と、所定のリソースプールで上記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する制御部153と、を備える。
また、本開示の第2の実施形態によれば、端末装置300は、D2D通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を、所定のリソースプールで端末装置300により受信される情報の中から取得する情報取得部341と、上記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの端末装置300によるD2D通信を制御する制御部343と、を備える。
これにより、D2D通信に使用可能な無線リソースを端末装置が知るのに要する負荷を抑えるが可能になる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態を説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、通信システムがLTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムである例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、通信システムは、他の通信規格に準拠したシステムであってもよい。
また、本明細書の処理における処理ステップは、必ずしもフローチャート又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理における処理ステップは、フローチャート又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
また、本明細書の装置(例えば、基地局、基地局のための基地局装置、若しくは当該基地局装置のためのモジュール、又は、端末装置若しくは端末装置のためのモジュール)に備えられるプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)を上記装置の構成要素(例えば、情報取得部及び制御部)として機能させるためのコンピュータプログラム(換言すると、上記プロセッサに上記装置の構成要素の動作を実行させるためのコンピュータプログラム)も作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体も提供されてもよい。また、上記コンピュータプログラムを記憶するメモリと、上記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを備える装置(例えば、完成品、又は完成品のためのモジュール(部品、処理回路若しくはチップなど))も提供されてもよい。また、上記装置の構成要素(例えば、情報取得部及び制御部など)の動作を含む方法も、本開示に係る技術に含まれる。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的又は例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得する取得部と、
前記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する制御部と、
を備え、
前記1つ以上のリソースプールは、装置間通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から選択されたリソースプールである、
装置。
(2)
前記装置は、基地局、基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールである、前記(1)に記載の装置。
(3)
前記制御部は、前記1つ以上のリソースプールを示すシステム情報の報知により、前記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する、
前記(2)に記載の装置。
(4)
前記装置は、端末装置、又は端末装置のためのモジュールである、前記(1)に記載の装置。
(5)
前記制御部は、前記1つ以上のリソースプールの各々で、前記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する、前記(4)に記載の装置。
(6)
前記制御部は、前記リソースプールセットに含まれる所定のリソースプールで、前記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する、前記(4)に記載の装置。
(7)
前記制御部は、前記1つ以上のリソースプールの各々での同期信号の送信を制御する、前記(4)〜(6)のいずれか1項に記載の装置。
(8)
前記複数のリソースプールの各々は、自らを識別するための識別情報を有し、
前記制御部は、前記1つ以上のリソースプールの各々の識別情報の送信により、前記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する、
前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の装置。
(9)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得する取得部と、
前記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの端末装置による装置間通信を制御する制御部と、
を備え、
前記1つ以上のリソースプールは、装置間通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から選択されたリソースプールである、
装置。
(10)
前記1つ以上のリソースプールは、基地局又は他の端末装置が前記端末装置に通知するリソースプールである、前記(9)に記載の装置。
(11)
前記1つ以上のリソースプールを示す前記情報は、前記1つ以上のリソースプールの各々で前記他の端末装置により同期信号とともに送信される情報であり、
前記取得部は、前記リソースプールセットに含まれるリソースプールであって、前記端末装置により同期信号が検出される前記リソースプールで、前記端末装置により受信される情報の中から、前記1つ以上のリソースプールを示す前記情報を取得する、
前記(10)に記載の装置。
(12)
前記1つ以上のリソースプールは、前記リソースプールセットに含まれる所定のリソースプールで前記他の端末装置が前記端末装置に通知するリソースプールであり、
前記取得部は、前記所定のリソースプールで前記端末装置により受信される情報の中から、前記1つ以上のリソースプールを示す前記情報を取得する、
前記(10)に記載の装置。
(13)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得する取得部と、
所定のリソースプールで前記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する制御部と、
を備える装置。
(14)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を、所定のリソースプールで端末装置により受信される情報の中から取得する取得部と、
前記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの前記端末装置による装置間通信を制御する制御部と、
を備える装置。
(15)
装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールに関する変更を示す情報を取得する取得部と、
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールのうちのプライマリリソースプールで、前記変更を端末装置に通知する制御部と、
を備える装置。
(16)
前記変更は、リソースプールの削除、リソースプールの追加、プライマリリソースプールの変更、又は、リソースプールで行われる装置間通信の用途の変更を含む、前記(15)に記載の装置。
(17)
前記制御部は、前記プライマリリソースプールを端末装置に通知する、前記(15)又は(16)に記載の装置。
(18)
前記装置は、前記端末装置とは異なる他の端末装置、又は当該他の端末装置のためのモジュールであり、
前記1つ以上のリソースプールは、前記他の端末装置により選択されるリソースプールであり、
前記プライマリリソースプールは、前記他の端末装置に固有のリソースプールである、
前記(15)〜(17)のいずれか1項に記載の装置。
(19)
前記装置は、前記端末装置とは異なる他の端末装置、又は当該他の端末装置のためのモジュールであり、
前記1つ以上のリソースプールは、基地局により選択されるリソースプールであり、
前記プライマリリソースプールは、前記基地局に固有のリソースプールである、
前記(15)〜(17)のいずれか1項に記載の装置。
(20)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールのうちのプライマリリソースプールで端末装置により受信される情報の中から、装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールに関する変更を示す情報を取得する取得部と、
前記変更に従って、少なくとも1つのリソースプールでの前記端末装置による装置間通信を制御する制御部と、
を備える装置。
(21)
装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールに関する変更を示す情報を取得する取得部と、
前記変更を示すシステム情報の報知、及び個別のシグナリングのうちの、少なくとも一方により、前記変更を端末装置に通知する制御部と、
を備える装置。
(22)
ネットワークカバレッジ内での装置間通信で使用可能な無線リソースであるインカバレッジ用リソースプール、及びネットワークカバレッジ内外での装置間通信で使用可能な無線リソースであるアウトカバレッジ用リソースプールを示す情報を取得する取得部と、
基地局により送信される信号の端末装置での受信電力が、第1の電力よりも小さく、且つ、当該第1の電力よりも小さい第2の電力よりも大きい場合に、前記インカバレッジ用リソースプール及び前記アウトカバレッジ用リソースプールの両方で前記端末装置が装置間通信の信号を送信するように、前記端末装置による装置間通信を制御する制御部と、
を備える装置。
(23)
前記制御部は、前記インカバレッジ用リソースプール及び前記アウトカバレッジ用リソースプールの両方で前記端末装置が同一の情報の信号を送信するように、前記端末装置による装置間通信を制御する、前記(22)に記載の装置。
(24)
前記制御部は、前記受信電力が前記第1の電力よりも大きい場合に、前記インカバレッジ用リソースプールで前記端末装置が装置間通信の信号を送信するように、前記端末装置による装置間通信を制御し、
前記制御部は、前記受信電力が前記第2の電力よりも小さい場合に、前記アウトカバレッジ用リソースプールで前記端末装置が装置間通信の信号を送信するように、前記端末装置による装置間通信を制御する、
前記(22)又は(23)に記載の装置。
(25)
基地局により送信される前記信号は、リファレンス信号であり、
前記受信電力は、RSRP(Reference Signal Received Power)であり、
前記(22)〜(24)のいずれか1項に記載の装置。
(26)
ネットワークカバレッジ内での装置間通信で使用可能な無線リソースであるインカバレッジ用リソースプール、及びネットワークカバレッジ外での装置間通信で使用可能な無線リソースであるアウトカバレッジ用リソースプールを示す情報を取得する取得部と、
前記インカバレッジ用リソースプール及び前記アウトカバレッジ用リソースプールを端末装置に通知する制御部と、
を備える装置。
(27)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを含むリソースプールグループであって、同期している端末装置により使用される当該リソースプールグループを示す情報を取得する取得部と、
前記リソースプールグループを端末装置に通知する制御部と、
を備える装置。
(28)
同期している前記端末装置は、1つの送信元により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置を含む、前記(27)に記載の装置。
(29)
同期している前記端末装置は、前記1つの送信元と同期している他の送信元により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置をさらに含む、前記(28)に記載の装置。
(30)
前記他の送信元は、前記1つの送信元により送信される同期信号をリレーする送信元を含む、前記(29)に記載の装置。
(31)
前記リソースプールグループは、装置間通信で使用可能な無線リソースである2つ以上のリソースプールを含む、前記(27)〜(30)のいずれか1項に記載の装置。
(32)
前記装置は、基地局、基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールであり、
前記制御部は、前記リソースプールグループを示すシステム情報の報知により、前記リソースプールグループを端末装置に通知する、
前記(27)〜(31)のいずれか1項に記載の装置。
(33)
前記装置は、端末装置、又は端末装置のためのモジュールであり、
前記制御部は、前記リソースプールグループに含まれる少なくとも1つのリソースプールで、前記リソースプールグループを端末装置に通知する、
前記(27)〜(31)のいずれか1項に記載の装置。
(34)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを含むリソースプールグループであって、同期している端末装置により使用される前記リソースプールグループを示す情報を取得する取得部と、
端末装置が、前記リソースプールグループに含まれる少なくとも1つのリソースプールで送信される同期信号に基づく同期を省略するように、前記端末装置による装置間通信を制御する制御部と、
を備える装置。
(35)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールの各々で行われる装置間通信の用途を示す情報を取得する取得部と、
前記用途を端末装置に通知する制御部と、
を備える装置。
(36)
前記用途は、緊急性が高い用途及び緊急性が低い用途、パブリックセーフティの用途及びパブリックセーフティ以外の用途、又は、アウトカバレッジの用途及びインカバレッジの用途を含む、前記(35)に記載の装置。
(37)
前記装置は、基地局、基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールであり、
前記制御部は、前記用途を示すシステム情報の報知により、前記用途を端末装置に通知する、
前記(35)又は(36)に記載の装置。
(38)
前記装置は、端末装置、又は端末装置のためのモジュールであり、
前記制御部は、装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールで、前記用途を端末装置に通知する、
前記(35)又は(36)に記載の装置。
(39)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールの各々で行われる装置間通信の用途を示す情報を取得する取得部と、
前記1つ以上のリソースプールのうちの、所望の用途で装置間通信が行われるリソースプールで、端末装置が当該所望の用途で装置間通信を行うように、当該端末装置による装置間通信を制御する制御部と、
を備える装置。
(40)
端末装置についての装置間通信の所望の用途を示す情報を取得する取得部と、
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールであって、前記所望の用途で装置間通信が行われる当該1つ以上のリソースプールを、端末装置に通知する制御部と、
を備える装置。
(41)
前記制御部は、前記所望の用途での装置間通信に適した1つ以上のリソースプールを、前記所望の用途で装置間通信が行われる前記1つ以上のリソースプールとして選択する、前記(40)に記載の装置。
(42)
前記所望の用途での装置間通信に適した前記1つ以上のリソースプールは、前記所望の用途での装置間通信に適した周期を有する1つ以上のリソースプール、又は、前記所望の用途での装置間通信に適した数のリソースプールである、前記(41)に記載の装置。
(43)
前記取得部は、個別の端末装置についての装置間通信の所望の用途を示す情報を取得し、
前記制御部は、前記所望の用途で装置間通信が行われる1つ以上のリソースプールを前記個別の端末装置に個別に通知する、
前記(40)〜(42)のいずれか1項に記載の装置。
(44)
前記制御部は、前記所望の用途で装置間通信が行われる1つ以上のリソースプールと、当該1つ以上のリソースプールで行われる装置間通信の用途とを、端末装置に通知する、
前記(40)〜(42)のいずれか1項に記載の装置。
(45)
端末装置についての装置間通信の所望の用途を示す情報を取得する取得部と、
前記所望の用途を基地局又は他の端末装置に通知する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記基地局又は前記他の端末装置が前記端末装置に通知する1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの、前記端末装置による前記所望の用途での装置間通信を制御し、
前記1つ以上のリソースプールは、装置間通信で使用可能な無線リソースであり、且つ前記所望の用途で装置間通信が行われるリソースプールである、
装置。
(46)
装置間通信を行う端末装置の数を示す情報を取得する取得部と、
装置間通信を行う端末装置の前記数に基づいて、装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールを選択する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記リソースプールを端末装置に通知する、
装置。
(47)
前記制御部は、前記数がより多い場合に、より多数のリソースプールを選択し、前記数がより少ない場合に、より少数のリソースプールを選択する、前記(46)に記載の装置。
(48)
前記制御部は、前記数がより多い場合に、より短い周期を有するリソースプールを選択し、前記数がより少ない場合に、より長い周期を有するリソースプールを選択する、前記(46)又は(47)に記載の装置。
(49)
前記取得部は、第1の用途で装置間通信を行う端末装置の数を示す情報と、第2の用途で装置間通信を行う端末装置の数を示す情報とを取得し、
前記制御部は、前記第1の用途で装置間通信を行う端末装置の前記数に基づいて、前記第1の用途で装置間通信が行われるリソースプールを選択し、前記第2の用途で装置間通信を行う端末装置の前記数に基づいて、前記第2の用途で装置間通信が行われるリソースプールを選択する、
前記(46)〜(48)のいずれか1項に記載の装置。
(50)
前記装置は、基地局、基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールであり、
装置間通信を行う端末装置の前記数は、前記基地局に接続されている接続モードの端末装置と、前記基地局に接続されていないアイドルモードの端末装置とを含む端末装置の数であり、接続モードの前記端末装置により前記基地局に提供される情報に基づいて算出される数である、
前記(46)〜(49)のいずれか1項に記載の装置。
(51)
装置間通信で送信のために使用可能な無線リソースである送信用リソースプール、及び装置間通信で再送のために使用可能な無線リソースである再送用リソースプールを示す情報を取得する取得部と、
前記送信用リソースプール及び前記再送用リソースプールを端末装置に通知する制御部と、
を備える装置。
(52)
前記取得部は、前記送信用リソースプールを示す情報と、装置間通信で再送のために使用可能な無線リソースである2つ以上の再送用リソースプールとを示す情報を取得し、
前記制御部は、前記送信用リソースプール及び前記2つ以上の再送用リソースプールを端末装置に通知し、
前記2つ以上の再送用リソースプールは、1回目の再送に使用可能な無線リソースである第1再送用リソースプールと、2回目の再送に使用可能な無線リソースである第2再送用リソースプールとを含む、
前記(51)に記載の装置。
(53)
前記装置は、基地局、基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールであり、
前記制御部は、前記送信用リソースプール及び前記再送用リソースプールを示すシステム情報の報知により、前記送信用リソースプール及び前記再送用リソースプールを端末装置に通知する
前記(51)又は(52)に記載の装置。
(54)
前記装置は、端末装置、又は端末装置のためのモジュールであり、
前記制御部は、装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールで、前記送信用リソースプール及び前記再送用リソースプールを端末装置に通知する、
前記(51)又は(52)に記載の装置。
(55)
装置間通信で送信のために使用可能な無線リソースである送信用リソースプール、及び装置間通信で再送のために使用可能な無線リソースである再送用リソースプールを示す情報を取得する取得部と、
端末装置が装置間通信において前記送信用リソースプールで送信を行い、前記端末装置が装置間通信において前記再送用リソースプールで再送を行うように、前記端末装置の装置間通信を制御する制御部と、
を備える装置。
(56)
装置間通信で音声データの送信のために使用可能な無線リソースである音声用リソースプール、及び装置間通信で他のデータの送信のために使用可能な無線リソースである他のリソースプールを示す情報を取得する取得部と、
前記音声用リソースプール及び前記他のリソースプールを端末装置に通知する制御部と、
を備える装置。
(57)
前記装置は、基地局、基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールであり、
前記制御部は、前記音声用リソースプール及び前記他のリソースプールを示すシステム情報の報知により、前記音声用リソースプール及び前記他のリソースプールを端末装置に通知する
前記(56)に記載の装置。
(58)
前記装置は、端末装置、又は端末装置のためのモジュールであり、
前記制御部は、装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールで、前記音声用リソースプール及び前記他のリソースプールを端末装置に通知する
前記(56)に記載の装置。
(59)
装置間通信で音声データの送信のために使用可能な無線リソースである音声用リソースプール、及び装置間通信で他のデータの送信のために使用可能な無線リソースである他のリソースプールを示す情報を取得する取得部と、
端末装置が装置間通信において前記音声用リソースプールで音声データを送信し、前記端末装置が装置間通信において前記他のリソースプールで他のデータを送信するように、前記端末装置の装置間通信を制御する制御部と、
を備える装置。
(60)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得することと、
プロセッサにより、前記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知することと、
を含み、
前記1つ以上のリソースプールは、装置間通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から選択されたリソースプールである、
方法。
(61)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得することと、
前記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムであり、
前記1つ以上のリソースプールは、装置間通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から選択されたリソースプールである、
プログラム。
(62)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得することと、
前記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体であり、
前記1つ以上のリソースプールは、装置間通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から選択されたリソースプールである、
記録媒体。
(63)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得することと、
プロセッサにより、前記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの端末装置による装置間通信を制御することと、
を含み、
前記1つ以上のリソースプールは、装置間通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から選択されたリソースプールである、
方法。
(64)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得することと、
前記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの端末装置による装置間通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムであり、
前記1つ以上のリソースプールは、装置間通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から選択されたリソースプールである、
プログラム。
(65)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得することと、
前記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの端末装置による装置間通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体であり、
前記1つ以上のリソースプールは、装置間通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から選択されたリソースプールである、
記録媒体。
(66)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得することと、
プロセッサにより、所定のリソースプールで前記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知することと、
を含む方法。
(67)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得することと、
所定のリソースプールで前記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(68)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を取得することと、
所定のリソースプールで前記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(69)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を、所定のリソースプールで端末装置により受信される情報の中から取得することと、
プロセッサにより、前記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの前記端末装置による装置間通信を制御することと、
を含む方法。
(70)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を、所定のリソースプールで端末装置により受信される情報の中から取得することと、
前記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの前記端末装置による装置間通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(71)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを示す情報を、所定のリソースプールで端末装置により受信される情報の中から取得することと、
前記1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの前記端末装置による装置間通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(72)
装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールに関する変更を示す情報を取得することと、
プロセッサにより、装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールのうちのプライマリリソースプールで、前記変更を端末装置に通知することと、
を含む方法。
(73)
装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールに関する変更を示す情報を取得することと、
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールのうちのプライマリリソースプールで、前記変更を端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(74)
装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールに関する変更を示す情報を取得することと、
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールのうちのプライマリリソースプールで、前記変更を端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(75)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールのうちのプライマリリソースプールで端末装置により受信される情報の中から、装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールに関する変更を示す情報を取得することと、
プロセッサにより、前記変更に従って、少なくとも1つのリソースプールでの前記端末装置による装置間通信を制御することと、
を含む方法。
(76)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールのうちのプライマリリソースプールで端末装置により受信される情報の中から、装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールに関する変更を示す情報を取得することと、
前記変更に従って、少なくとも1つのリソースプールでの前記端末装置による装置間通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(77)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールのうちのプライマリリソースプールで端末装置により受信される情報の中から、装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールに関する変更を示す情報を取得することと、
前記変更に従って、少なくとも1つのリソースプールでの前記端末装置による装置間通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(78)
装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールに関する変更を示す情報を取得することと、
プロセッサにより、前記変更を示すシステム情報の報知、及び個別のシグナリングのうちの、少なくとも一方により、前記変更を端末装置に通知することと、
を含む方法。
(79)
装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールに関する変更を示す情報を取得することと、
前記変更を示すシステム情報の報知、及び個別のシグナリングのうちの、少なくとも一方により、前記変更を端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(80)
装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールに関する変更を示す情報を取得することと、
前記変更を示すシステム情報の報知、及び個別のシグナリングのうちの、少なくとも一方により、前記変更を端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(81)
ネットワークカバレッジ内での装置間通信で使用可能な無線リソースであるインカバレッジ用リソースプール、及びネットワークカバレッジ外での装置間通信で使用可能な無線リソースであるアウトカバレッジ用リソースプールを示す情報を取得することと、
基地局により送信される信号の端末装置での受信電力が、第1の電力よりも小さく、且つ、当該第1の電力よりも小さい第2の電力よりも大きい場合に、前記インカバレッジ用リソースプール及び前記アウトカバレッジ用リソースプールの両方で前記端末装置が装置間通信の信号を送信するように、プロセッサにより、前記端末装置による装置間通信を制御することと、
を含む方法。
(82)
ネットワークカバレッジ内での装置間通信で使用可能な無線リソースであるインカバレッジ用リソースプール、及びネットワークカバレッジ外での装置間通信で使用可能な無線リソースであるアウトカバレッジ用リソースプールを示す情報を取得することと、
基地局により送信される信号の端末装置での受信電力が、第1の電力よりも小さく、且つ、当該第1の電力よりも小さい第2の電力よりも大きい場合に、前記インカバレッジ用リソースプール及び前記アウトカバレッジ用リソースプールの両方で前記端末装置が装置間通信の信号を送信するように、前記端末装置による装置間通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(83)
ネットワークカバレッジ内での装置間通信で使用可能な無線リソースであるインカバレッジ用リソースプール、及びネットワークカバレッジ外での装置間通信で使用可能な無線リソースであるアウトカバレッジ用リソースプールを示す情報を取得することと、
基地局により送信される信号の端末装置での受信電力が、第1の電力よりも小さく、且つ、当該第1の電力よりも小さい第2の電力よりも大きい場合に、前記インカバレッジ用リソースプール及び前記アウトカバレッジ用リソースプールの両方で前記端末装置が装置間通信の信号を送信するように、前記端末装置による装置間通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(84)
ネットワークカバレッジ内での装置間通信で使用可能な無線リソースであるインカバレッジ用リソースプール、及びネットワークカバレッジ外での装置間通信で使用可能な無線リソースであるアウトカバレッジ用リソースプールを示す情報を取得することと、
プロセッサにより、前記インカバレッジ用リソースプール及び前記アウトカバレッジ用リソースプールを端末装置に通知することと、
を含む方法。
(85)
ネットワークカバレッジ内での装置間通信で使用可能な無線リソースであるインカバレッジ用リソースプール、及びネットワークカバレッジ外での装置間通信で使用可能な無線リソースであるアウトカバレッジ用リソースプールを示す情報を取得することと、
前記インカバレッジ用リソースプール及び前記アウトカバレッジ用リソースプールを端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(86)
ネットワークカバレッジ内での装置間通信で使用可能な無線リソースであるインカバレッジ用リソースプール、及びネットワークカバレッジ外での装置間通信で使用可能な無線リソースであるアウトカバレッジ用リソースプールを示す情報を取得することと、
前記インカバレッジ用リソースプール及び前記アウトカバレッジ用リソースプールを端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(87)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを含むリソースプールグループであって、同期している端末装置により使用される当該リソースプールグループを示す情報を取得することと、
プロセッサにより、前記リソースプールグループを端末装置に通知することと、
を含む方法。
(88)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを含むリソースプールグループであって、同期している端末装置により使用される当該リソースプールグループを示す情報を取得することと、
前記リソースプールグループを端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(89)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを含むリソースプールグループであって、同期している端末装置により使用される当該リソースプールグループを示す情報を取得することと、
前記リソースプールグループを端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(90)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを含むリソースプールグループであって、同期している端末装置により使用される前記リソースプールグループを示す情報を取得することと、
端末装置が、前記リソースプールグループに含まれる少なくとも1つのリソースプールで送信される同期信号に基づく同期を省略するように、プロセッサにより、前記端末装置による装置間通信を制御することと、
を含む方法。
(91)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを含むリソースプールグループであって、同期している端末装置により使用される前記リソースプールグループを示す情報を取得することと、
端末装置が、前記リソースプールグループに含まれる少なくとも1つのリソースプールで送信される同期信号に基づく同期を省略するように、前記端末装置による装置間通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(92)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを含むリソースプールグループであって、同期している端末装置により使用される前記リソースプールグループを示す情報を取得することと、
端末装置が、前記リソースプールグループに含まれる少なくとも1つのリソースプールで送信される同期信号に基づく同期を省略するように、前記端末装置による装置間通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(93)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールの各々で行われる装置間通信の用途を示す情報を取得することと、
プロセッサにより、前記用途を端末装置に通知することと、
を含む方法。
(94)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールの各々で行われる装置間通信の用途を示す情報を取得することと、
前記用途を端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(95)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールの各々で行われる装置間通信の用途を示す情報を取得することと、
前記用途を端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(96)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールの各々で行われる装置間通信の用途を示す情報を取得することと、
前記1つ以上のリソースプールのうちの、所望の用途で装置間通信が行われるリソースプールで、端末装置が当該所望の用途で装置間通信を行うように、プロセッサにより、当該端末装置による装置間通信を制御することと、
を含む方法。
(97)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールの各々で行われる装置間通信の用途を示す情報を取得することと、
前記1つ以上のリソースプールのうちの、所望の用途で装置間通信が行われるリソースプールで、端末装置が当該所望の用途で装置間通信を行うように、当該端末装置による装置間通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(98)
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールの各々で行われる装置間通信の用途を示す情報を取得することと、
前記1つ以上のリソースプールのうちの、所望の用途で装置間通信が行われるリソースプールで、端末装置が当該所望の用途で装置間通信を行うように、当該端末装置による装置間通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(99)
端末装置についての装置間通信の所望の用途を示す情報を取得することと、
プロセッサにより、装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールであって、前記所望の用途で装置間通信が行われる当該1つ以上のリソースプールを、端末装置に通知することと、
を含む方法。
(100)
端末装置についての装置間通信の所望の用途を示す情報を取得することと、
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールであって、前記所望の用途で装置間通信が行われる当該1つ以上のリソースプールを、端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(101)
端末装置についての装置間通信の所望の用途を示す情報を取得することと、
装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールであって、前記所望の用途で装置間通信が行われる当該1つ以上のリソースプールを、端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(102)
端末装置についての装置間通信の所望の用途を示す情報を取得することと、
プロセッサにより、前記所望の用途を基地局又は他の端末装置に通知することと、
プロセッサにより、前記基地局又は前記他の端末装置が前記端末装置に通知する1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの、前記端末装置による前記所望の用途での装置間通信を制御することと、
を含み、
前記1つ以上のリソースプールは、装置間通信で使用可能な無線リソースであり、且つ前記所望の用途で装置間通信が行われるリソースプールである、
方法。
(103)
端末装置についての装置間通信の所望の用途を示す情報を取得することと、
前記所望の用途を基地局又は他の端末装置に通知することと、
前記基地局又は前記他の端末装置が前記端末装置に通知する1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの、前記端末装置による前記所望の用途での装置間通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムであり、
前記1つ以上のリソースプールは、装置間通信で使用可能な無線リソースであり、且つ前記所望の用途で装置間通信が行われるリソースプールである、
プログラム。
(104)
端末装置についての装置間通信の所望の用途を示す情報を取得することと、
前記所望の用途を基地局又は他の端末装置に通知することと、
前記基地局又は前記他の端末装置が前記端末装置に通知する1つ以上のリソースプールのうちの少なくとも1つのリソースプールでの、前記端末装置による前記所望の用途での装置間通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体であり、
前記1つ以上のリソースプールは、装置間通信で使用可能な無線リソースであり、且つ前記所望の用途で装置間通信が行われるリソースプールである、
記録媒体。

(105)
装置間通信を行う端末装置の数を示す情報を取得することと、
プロセッサにより、装置間通信を行う端末装置の前記数に基づいて、装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールを選択することと、
プロセッサにより、前記リソースプールを端末装置に通知することと、
を含む方法。
(106)
装置間通信を行う端末装置の数を示す情報を取得することと、
装置間通信を行う端末装置の前記数に基づいて、装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールを選択することと、
前記リソースプールを端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(107)
装置間通信を行う端末装置の数を示す情報を取得することと、
装置間通信を行う端末装置の前記数に基づいて、装置間通信で使用可能な無線リソースであるリソースプールを選択することと、
前記リソースプールを端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(108)
装置間通信で送信のために使用可能な無線リソースである送信用リソースプール、及び装置間通信で再送のために使用可能な無線リソースである再送用リソースプールを示す情報を取得することと、
プロセッサにより、前記送信用リソースプール及び前記再送用リソースプールを端末装置に通知することと、
を含む方法。
(109)
装置間通信で送信のために使用可能な無線リソースである送信用リソースプール、及び装置間通信で再送のために使用可能な無線リソースである再送用リソースプールを示す情報を取得することと、
前記送信用リソースプール及び前記再送用リソースプールを端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(110)
装置間通信で送信のために使用可能な無線リソースである送信用リソースプール、及び装置間通信で再送のために使用可能な無線リソースである再送用リソースプールを示す情報を取得することと、
前記送信用リソースプール及び前記再送用リソースプールを端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(111)
装置間通信で送信のために使用可能な無線リソースである送信用リソースプール、及び装置間通信で再送のために使用可能な無線リソースである再送用リソースプールを示す情報を取得することと、
端末装置が装置間通信において前記送信用リソースプールで送信を行い、前記端末装置が装置間通信において前記再送用リソースプールで再送を行うように、プロセッサにより、前記端末装置の装置間通信を制御することと、
を含む方法。
(112)
装置間通信で送信のために使用可能な無線リソースである送信用リソースプール、及び装置間通信で再送のために使用可能な無線リソースである再送用リソースプールを示す情報を取得することと、
端末装置が装置間通信において前記送信用リソースプールで送信を行い、前記端末装置が装置間通信において前記再送用リソースプールで再送を行うように、前記端末装置の装置間通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(113)
装置間通信で送信のために使用可能な無線リソースである送信用リソースプール、及び装置間通信で再送のために使用可能な無線リソースである再送用リソースプールを示す情報を取得することと、
端末装置が装置間通信において前記送信用リソースプールで送信を行い、前記端末装置が装置間通信において前記再送用リソースプールで再送を行うように、前記端末装置の装置間通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(114)
装置間通信で音声データの送信のために使用可能な無線リソースである音声用リソースプール、及び装置間通信で他のデータの送信のために使用可能な無線リソースである他のリソースプールを示す情報を取得することと、
プロセッサにより、前記音声用リソースプール及び前記他のリソースプールを端末装置に通知することと、
を含む方法。
(115)
装置間通信で音声データの送信のために使用可能な無線リソースである音声用リソースプール、及び装置間通信で他のデータの送信のために使用可能な無線リソースである他のリソースプールを示す情報を取得することと、
前記音声用リソースプール及び前記他のリソースプールを端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(116)
装置間通信で音声データの送信のために使用可能な無線リソースである音声用リソースプール、及び装置間通信で他のデータの送信のために使用可能な無線リソースである他のリソースプールを示す情報を取得することと、
前記音声用リソースプール及び前記他のリソースプールを端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(1179)
装置間通信で音声データの送信のために使用可能な無線リソースである音声用リソースプール、及び装置間通信で他のデータの送信のために使用可能な無線リソースである他のリソースプールを示す情報を取得することと、
端末装置が装置間通信において前記音声用リソースプールで音声データを送信し、前記端末装置が装置間通信において前記他のリソースプールで他のデータを送信するように、プロセッサにより、前記端末装置の装置間通信を制御することと、
を含む方法。
(118)
装置間通信で音声データの送信のために使用可能な無線リソースである音声用リソースプール、及び装置間通信で他のデータの送信のために使用可能な無線リソースである他のリソースプールを示す情報を取得することと、
端末装置が装置間通信において前記音声用リソースプールで音声データを送信し、前記端末装置が装置間通信において前記他のリソースプールで他のデータを送信するように、前記端末装置の装置間通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(119)
装置間通信で音声データの送信のために使用可能な無線リソースである音声用リソースプール、及び装置間通信で他のデータの送信のために使用可能な無線リソースである他のリソースプールを示す情報を取得することと、
端末装置が装置間通信において前記音声用リソースプールで音声データを送信し、前記端末装置が装置間通信において前記他のリソースプールで他のデータを送信するように、前記端末装置の装置間通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
1 通信システム
100 基地局
101 セル
150 処理部
151 情報取得部
153 制御部
200 端末装置
241 情報取得部
243 制御部
300 端末装置
341 情報取得部
343 制御部

Claims (17)

  1. 装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールと、前記1つ以上のリソースプールを含むリソースプールグループを示す情報とを示す情報を取得する取得部と、
    前記1つ以上のリソースプールと、同期している端末装置により使用されるリソースプールグループとを前記端末装置に通知する制御部と、
    を備え、
    前記同期している端末装置は、
    1つの送信元により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置と、
    前記1つの送信元と同期している他の送信元により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置と、を含み、
    前記他の送信元は、前記1つの送信元により送信される同期信号をリレーする送信元を含み、
    前記1つ以上のリソースプールは、装置間通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から、装置の位置に応じて選択されたリソースプールであ
    前記1つの送信元により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置により使用されるリソースプールと、
    前記他の送信元により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置により使用されるリソースプールと
    を含む
    装置。
  2. 前記1つ以上のリソースプールは、装置がネットワークカバレッジ外に位置するか、又は当該ネットワークカバレッジ内に位置するかに応じて選択されたリソースプールである、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記装置は、基地局、基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールである、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記制御部は、前記1つ以上のリソースプールを示すシステム情報の報知により、前記1つ以上のリソースプールを前記端末装置に通知する、
    請求項3に記載の装置。
  5. 前記装置は、端末装置、又は端末装置のためのモジュールである、請求項1に記載の装置。
  6. 前記制御部は、前記1つ以上のリソースプールの各々で、前記1つ以上のリソースプールを前記端末装置に通知する、請求項5に記載の装置。
  7. 前記制御部は、前記リソースプールセットに含まれる所定のリソースプールで、前記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する、請求項5に記載の装置。
  8. 前記制御部は、前記1つ以上のリソースプールの各々での同期信号の送信を制御する、
    請求項5に記載の装置。
  9. 前記複数のリソースプールの各々は、自らを識別するための識別情報を有し、
    前記制御部は、前記1つ以上のリソースプールの各々の識別情報の送信により、前記1つ以上のリソースプールを端末装置に通知する、
    請求項1に記載の装置。
  10. 前記1つ以上のリソースプールの各々は、所定の優先度に紐付けられている、
    請求項9に記載の装置。
  11. 前記所定の優先度は、前記1つ以上のリソースプールの各々で提供されるアプリケーションに関連して設定される、
    請求項10に記載の装置。
  12. 前記所定の優先度は、前記アプリケーションの緊急度に関連して設定される、
    請求項11に記載の装置。
  13. 前記所定の優先度は、所定のユースケースとして参照される、
    請求項10に記載の装置。
  14. 装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを含むリソースプールグループであって、同期している端末装置により使用される当該リソースプールグループを示す情報を取得する取得部と、
    前記リソースプールグループを端末装置に通知する制御部と、
    を備え、
    前記同期している端末装置は、
    1つの送信元により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置と、
    前記1つの送信元と同期している他の送信元により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置と、を含み、
    前記他の送信元は、前記1つの送信元により送信される同期信号をリレーする送信元を含み、
    前記1つ以上のリソースプールは、装置間通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から、装置の位置に応じて選択されたリソースプールであ
    前記1つの送信元により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置により使用されるリソースプールと、
    前記他の送信元により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置により使用されるリソースプールと
    を含む
    装置。
  15. 前記装置は、基地局、基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールであり、
    前記制御部は、前記リソースプールグループを示すシステム情報の報知により、前記リソースプールグループを端末装置に通知する、
    請求項14に記載の装置。
  16. 前記装置は、端末装置、又は端末装置のためのモジュールであり、
    前記制御部は、前記リソースプールグループに含まれる少なくとも1つのリソースプールで、前記リソースプールグループを端末装置に通知する、
    請求項14に記載の装置。
  17. 装置間通信で使用可能な無線リソースである1つ以上のリソースプールを含むリソースプールグループであって、同期している端末装置により使用される前記リソースプールグループを示す情報を取得する取得部と、
    端末装置が、前記リソースプールグループに含まれる少なくとも1つのリソースプールで送信される同期信号に基づく同期を省略するように、前記端末装置による装置間通信を制御する制御部と、
    を備え、
    前記同期している端末装置は、
    1つの送信元により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置と、
    前記1つの送信元と同期している他の送信元により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置と、を含み、
    前記他の送信元は、前記1つの送信元により送信される同期信号をリレーする送信元を含み、
    前記1つ以上のリソースプールは、装置間通信で使用可能な無線リソースの候補として予め定められた複数のリソースプールを含むリソースプールセットの中から、装置の位置に応じて選択されたリソースプールであ
    前記1つの送信元により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置により使用されるリソースプールと、
    前記他の送信元により送信される同期信号に基づいて同期をとる端末装置により使用されるリソースプールと
    を含む
    装置。
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