JPWO2015001733A1 - 車両用前照灯 - Google Patents
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Abstract
車両用前照灯を構成する灯具ユニット10は、投影レンズ26と、投影レンズの焦点Fまたはその近傍に配置される光源12と、投影レンズ26と投影レンズの焦点Fとの間に配置され、光源12から発せられた光を拡散する反射面22aを有する拡散用リフレクタ22と、拡散用リフレクタ22と光源12との間で、前記投影レンズの焦点または焦点近傍配置される、光源から発せられた光の少なくとも一部を遮光可能な可動シェード18と、を備える。
Description
本発明は、配光パターンを変更可能な車両用前照灯に関する。
光源から発せられた光をシェードで遮光することでロービーム用配光パターンを形成し、シェードで遮光しない場合にハイビーム用配光パターンを形成する配光可変タイプの車両用前照灯が従来から知られている。また、前走車や歩行者の位置を検出し、配光パターン内の対応する領域を遮光することで、前走車のドライバーや歩行者にグレアを与えないようにするADB(Adaptive Driving Beam)システムも知られている。特許文献1には、PES(Polyellipsoid Headlamp)型の灯具ユニットの投影レンズの後方焦点付近でシェードを移動させることで、前走車等に対応する遮光部を配光パターン内に形成する車両用前照灯が開示されている。
特許文献1のように、PES型の灯具ユニットとシェードを組み合わせる構造では、灯具ユニットの車両前後方向長さが大きくなってしまい、車両用前照灯の小型化、軽量化が難しいという問題がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、PES型の灯具ユニットを使用する場合よりも灯具ユニットの前後方向長さを短縮可能である車両用前照灯を提供することにある。
本発明のある態様の車両用前照灯は、投影レンズと、投影レンズの焦点または焦点近傍に配置される光源と、投影レンズと該投影レンズの焦点との間に配置され、光源から発せられた光を拡散する反射面を有する拡散用リフレクタと、拡散用リフレクタと光源との間に配置され、光源から発せられた光の少なくとも一部を遮光可能な可動シェードと、を備える。
この態様によると、PES型の灯具ユニットと比較して、配光パターン外周部の拡散角を変えることなく、灯具ユニットの前後方向長さを小さくすることができる。
本発明の別の態様もまた、車両用前照灯である。この車両用前照灯は、投影レンズと、投影レンズの焦点よりも後方に配置される光源と、投影レンズの焦点と光源との間に配置され、光源から発せられた光を集光する反射面を有する集光用リフレクタと、投影レンズと該投影レンズの焦点との間に配置され、光源から発せられた光を拡散する反射面を有する拡散用リフレクタと、集光用リフレクタと拡散用リフレクタとの間に配置される、光源から発せられた光の少なくとも一部を遮光可能な可動シェードと、を備える。
この態様によると、PES型の灯具ユニットと比較して、配光パターン外周部の拡散角と配光パターン中央部の最大照度とを変えることなく、灯具ユニットの前後方向長さを小さくすることができる。
本発明によれば、PES型の灯具ユニットを使用する場合よりも灯具ユニットの前後方向長さを短縮することができる。
図1は、従来の典型的なPES型灯具ユニット100の概略断面図である。
投影レンズ126は、車両前後方向に延びる光軸Ax上に後方焦点Fを有している。投影レンズ126は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸非球面レンズであり、その後側焦点面上に形成される光源像を反転像として灯具ユニット100の前方に投影する。
光源112は、不要な反射光を排除する遮蔽板を兼ねた基板114上に配置される。基板114は、放熱用のヒートシンク116と接続されている。光源112は、例えば発光ダイオードなどの半導体光源である。
リフレクタ122は、光源112から出射した光を投影レンズ126の後方焦点Fに向けて反射する反射面122aを光源側に有している。反射面122aは、光軸Axを中心軸とする略回転楕円曲面として形成される。リフレクタ122は、投影レンズ126の後方焦点Fが反射面122aの回転楕円曲面の第1焦点の近傍に位置し、光源112がその回転楕円曲面の第2焦点の近傍に位置するように設計されている。
投影レンズ126の後方焦点Fの近傍には、可動シェード118が配置される。可動シェード118は、リフレクタ122から投影レンズ126へ向かう反射光の一部を遮光する位置(以下「進出位置」と言う)と遮光しない位置(以下「退避位置」と言う)との間を移動可能に構成されている。可動シェード18により遮光した場合、投影レンズ126によりロービーム用配光パターンが形成され、可動シェードにより遮光しない場合、投影レンズ126によりハイビーム用配光パターンが形成される。
図1に示すような従来のPES型の灯具ユニットでは、リフレクタ反射面の回転楕円曲面の第1焦点を投影レンズの後方焦点に配置し、回転楕円曲面の第2焦点に光源を配置する必要があるため、灯具ユニットの車両前後方向の寸法が大きくなってしまうという問題がある。また、リフレクタのさらに後方側にヒートシンク116が配置されることも、車両前後方向の寸法が大きくなる要因の一つである。
以下で説明する本発明の各実施形態では、投影レンズの後方焦点の比較的近くに光源を配置することで、灯具ユニットの前後方向長さを従来よりも短縮するようにした。
図2は、本発明の第1実施形態に係る灯具ユニット10を光軸Axを含む垂直平面で切断したときの概略断面図である。灯具ユニット10は、車両の車幅方向の左右に1灯ずつ配置されて車両用前照灯を構成し、その構造は実質的に左右同等である。
灯具ユニット10は、例えば発光ダイオードなどの半導体発光素子である光源12を使用する。光源12は基板14上に搭載される。基板14の背面には、放熱用のヒートシンク16が配置される。光源12は、車両前方側に位置する投影レンズ26の後方焦点Fまたはその近傍に配置されている。
投影レンズ26は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸非球面レンズであり、その後側焦点面上に形成される光源像を反転像として灯具ユニット前方(例えば25m先)の仮想鉛直スクリーン上に投影する。
リフレクタ22は、投影レンズ26と投影レンズの焦点Fとの間に配置される。リフレクタ22は、光源12から発せられた光を上下および左右方向に拡散するように構成された反射面22aをその内側に有している(以下、リフレクタ22を「拡散用リフレクタ22」と呼ぶ)。
拡散用リフレクタ22と光源12との間に、可動シェード18が配置される。この可動シェード18は、拡散用リフレクタ22と光源12との間で垂直方向または水平方向のいずれかの方向に移動できるように構成されている。可動シェード18が進出位置にあるとき、光源12から発せられた光の一部が遮光され、可動シェード18が退避位置にあるとき、光源12から発せられた光の全てが拡散用リフレクタ22へと進む。したがって、可動シェード18の進出位置に応じて、仮想鉛直スクリーン上に所定の配光パターンを形成することができる。
図2には、光源12から発せられた光線の軌跡も示されている。光源12から光軸Axとほぼ平行に出射する光は、拡散用リフレクタ22の反射面22aに当たることなく直接投影レンズ26に入射し、仮想鉛直スクリーン上の配光パターンの中央部を形成する。拡散用リフレクタ22の反射面22aは、光源12から発せられ反射面22aにより反射された光が投影レンズ26の中央部でなく外周部に入射するように設計される。このため、拡散用リフレクタ22による反射光は、仮想スクリーン上の配光パターンの外周部を形成する。したがって、配光パターン外周部の拡散角を従来のPES型灯具ユニットと同等にすることができる。
以上説明したように、本発明の第1実施形態に係る灯具ユニットは、投影レンズの後方焦点の近傍に光源および可動シェードを配置しているので、PES型の灯具ユニットと比較して灯具ユニットの前後方向長さを小さくすることができる。
図3は、本発明の第2実施形態に係る灯具ユニット30を光軸Axを含む垂直平面で切断したときの概略断面図である。灯具ユニット30は、車両の車幅方向の左右に1灯ずつ配置されて車両用前照灯を構成し、その構造は実質的に左右同等である。
灯具ユニット30の光源12、基板14、ヒートシンク16および投影レンズ26は、図2で説明した灯具ユニット10のものと同様である。しかしながら、本実施形態では、光源12が投影レンズ26の後方焦点Fの近傍ではなく、後方焦点Fよりもさらに後方に配置される。
灯具ユニット30では、上述した拡散用リフレクタ22と、さらに別のリフレクタ32とが設けられている(以下、リフレクタ32を「集光用リフレクタ32」と呼ぶ)。
拡散用リフレクタ22は、投影レンズ26と投影レンズの焦点Fとの間に配置され、光源12から発せられた光を上下および左右方向に拡散するように構成された反射面22aをその内側に有している。集光用リフレクタ32は、投影レンズ26の焦点Fと光源12との間に配置され、光源12から発せられた光を投影レンズ26の中央部に集光するように設計された反射面32aをその内側に有している。
可動シェード18は、拡散用リフレクタ22と集光用リフレクタ32の間で、投影レンズの焦点Fまたはその近傍に配置される。可動シェード18は、拡散用リフレクタ22と集光用リフレクタ32の間で垂直方向または水平方向のいずれかの方向に移動できるように構成される。可動シェード18が進出位置にあるとき、光源12から発せられた光および集光用リフレクタ32で反射された光の一部が遮光され、可動シェード18が退避位置にあるとき、光の全てが拡散用リフレクタ22へと進む。したがって、可動シェード18の進出位置に応じて、仮想鉛直スクリーン上に所定の配光パターンを形成することができる。これについては図8および9を参照して後述する。
拡散用リフレクタ22と集光用リフレクタ32にはそれぞれ、可動シェード18の車両前後方向への倒れを防止するガイド24、34が設けられている。
図3には、光源12から発せられた光線の軌跡も示されている。光源12から光軸Axとほぼ平行に出射する光は、集光用リフレクタ32および拡散用リフレクタ22の反射面32a、22aに当たることなく直接投影レンズ26に入射し、仮想鉛直スクリーン上の配光パターンの中央部を形成する。
集光用リフレクタ32の反射面32aは、光源12から発せられ反射面32aにより反射された光が投影レンズ26の中央部に入射するように設計される。このため、集光用リフレクタ32の反射面32aによって反射された光は、仮想スクリーン上の配光パターンの中央部の照度を高めるように作用する。
拡散用リフレクタ22の反射面22aは、光源12から発せられ反射面22aにより反射された光が投影レンズ26の中央部でなく外周部に入射するように設計される。このため、拡散用リフレクタ22による反射光は、仮想スクリーン上の配光パターンの外周部を形成する。したがって、配光パターン外周部の拡散角を従来のPES型灯具ユニットと同等にすることができる。
灯具ユニット30では、集光用リフレクタ32の出射側開口部の内径32bが、拡散用リフレクタ22の入射側開口部の内径22bよりも大きいことが好ましい。こうすることによって、拡散用リフレクタからの反射光で形成される配光パターンの外周部と、集光用リフレクタからの反射光で形成される配光パターンの中央部との間に隙間が生じなくなる。
図4は、図3に示した灯具ユニット30によって仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンの一例を示す。図4中のパターンL1は、光源12からの直接光と集光用リフレクタ32による反射光とによって形成されるパターンであり、ハイビーム用配光パターンの中央部を形成する。パターンL1よりも外側にあるパターンL2は、拡散用リフレクタ22による反射光によって形成されるパターンであり、ハイビーム用配光パターンの外周部を形成する。上述したように、集光用リフレクタ32の出射側開口部の内径32bが拡散用リフレクタ22の入射側開口部の内径22bよりも大きい場合、パターンL1とパターンL2とが重なり合うラップ部分L3が生じるため、パターンL1とL2の間に隙間が生じることはない。
図5および6は、第2実施形態に係る灯具ユニット30の概略斜視図である。図3の断面図は、図5および6中に示す光軸Axを含む垂直平面でユニットを切断したときの様子を示している。図5および6では、集光用リフレクタ32、光源12、および可動シェード18は、拡散用リフレクタ22の背後にあるため観察することができない。また、図5および6では、拡散用リフレクタ22の反射面の一部22cが切り欠かれている。
図6には、退避位置に移動した可動シェード18も示されている。可動シェード18は、拡散用リフレクタ22の下方に配置され車幅方向に延びるシャフト上を滑動するスライダ36に取り付けられている。スライダ36は、その一端に配置されたモータ38によって駆動される。したがって、この例では、可動シェード18は車幅方向に水平移動するように構成されている。なお、モータの代わりにソレノイド等をシェードの駆動機構として使用してもよい。
図7は、図5および6に示した灯具ユニット30のように拡散用リフレクタ22の反射面の一部が切り欠かれている場合に、仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンの一例を示す。切り欠き22cのために、拡散用リフレクタ22による反射光によって形成されるパターンL2の右側部分が図4に示したパターンL2よりも小さくなっている。このため、パターンL1とパターンL2とのラップ部分L3が右側部分には存在しない。
図8は、灯具ユニット30を備える車両用前照灯において、可動シェード18が水平方向に移動する場合の配光パターンの変化を説明する図である。図8(a)は、拡散用リフレクタの一部が切り欠かれていない場合の配光パターンであり、図8(b)は拡散用リフレクタの一部が切りかかれている場合の配光パターンである。
可動シェードが水平方向に移動するように灯具ユニットを構成した場合、配光パターン内に垂直方向のカットオフラインを形成することができる。可動シェード18が退避位置から進出位置へと移動するのに応じて、遮光領域の幅をC1、C2、C3、...のように大きくしていくことができる。そのため、左右の灯具ユニットでそれぞれ遮光領域を有する配光パターンを形成し、それらを重畳させることで、前走車や歩行者の存在する範囲を遮光した合成配光パターンを実現することができる。また、可動シェードによる遮光範囲を徐々に大きくしていくことで、光源の出力を変えることなく照度を低下させる調光機能を実現することができる。
図9は、灯具ユニット30を備える車両用前照灯において、可動シェード18が垂直方向に移動する場合の配光パターンの変化を説明する図である。図9(a)は、拡散用リフレクタの一部が切り欠かれていない場合の配光パターンであり、図9(b)は拡散用リフレクタの一部が切りかかれている場合の配光パターンである。
可動シェードが垂直方向に移動するように灯具ユニットを構成した場合、配光パターン内に水平方向のカットオフラインを形成することができる。可動シェードが退避位置から進出位置へと移動するのに応じて、遮光領域の幅をD1、D2、D3、...のように大きくしていくことができる。したがって、水平線の位置を調整すれば、ハイビーム用配光パターンとロービーム用配光パターンの切替を可動シェードで実現することができる。
以上説明したように、本発明の第2実施形態によると、PES型の灯具ユニットと比較して、配光パターン外周部の拡散角と配光パターン中央部の最大照度とを大きく変えることなく、灯具ユニットの前後方向長さを小さくすることができる。
また、投影レンズの焦点付近でシェードを移動させる従来の構成と比べて可動シェードの移動距離が小さくてすむため、シェードの駆動機構を小型化することができる。さらに、光源の背面に直接ヒートシンクを配置することができるので、放熱性が改善され、したがって従来よりの小型のヒートシンクを採用することができる。これらの組み合わせにより、車両用前照灯の小型軽量化が可能になる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、各実施形態を組み合わせたり、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を加えることも可能であり、そのような組み合わせ、もしくは変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれる。上述の各実施形態同士、および上述の各実施形態と以下の変形例との組み合わせによって生じる新たな実施形態は、組み合わせされる実施形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
上述した実施形態では、内側に反射面を有する拡散用リフレクタおよび集光用リフレクタを用いる構成について説明した。これらのうち少なくとも一方を導光体で形成し、拡散用リフレクタまたは集光用リフレクタの反射面と同様の反射光を作るように導光体の外周面を設計してもよい。
10、20、30 灯具ユニット、 12 光源、 14 基板、 16 ヒートシンク、 18 可動シェード、 22 拡散用リフレクタ、 22a 反射面、 26 投影レンズ、 32 集光用リフレクタ、 32a 反射面、 36 スライダ、 38 モータ。
本発明によれば、PES型の灯具ユニットを使用する場合よりも灯具ユニットの前後方向長さを短縮することができる。
Claims (8)
- 投影レンズと、
前記投影レンズの焦点または焦点近傍に配置される光源と、
前記投影レンズと該投影レンズの焦点との間に配置され、前記光源から発せられた光を拡散する反射面を有する拡散用リフレクタと、
前記拡散用リフレクタと前記光源との間に配置され、前記光源から発せられた光の少なくとも一部を遮光可能な可動シェードと、
を備えることを特徴とする車両用前照灯。 - 投影レンズと、
前記投影レンズの焦点よりも後方に配置される光源と、
前記投影レンズの焦点と前記光源との間に配置され、前記光源から発せられた光を集光する反射面を有する集光用リフレクタと、
前記投影レンズと該投影レンズの焦点との間に配置され、前記光源から発せられた光を拡散する反射面を有する拡散用リフレクタと、
前記集光用リフレクタと前記拡散用リフレクタとの間で、前記投影レンズの焦点または焦点近傍に配置される、前記光源から発せられた光の少なくとも一部を遮光可能な可動シェードと、
を備えることを特徴とする車両用前照灯。 - 前記拡散用リフレクタにより反射され前記投影レンズから投影される光が、仮想鉛直スクリーン上でハイビーム用配光パターンの外側部分を形成し、前記集光用リフレクタにより反射され前記投影レンズから投影される光が、仮想鉛直スクリーン上でハイビーム用配光パターンの内側部分を形成するように、前記拡散用リフレクタおよび前記集光用リフレクタの反射面が構成されることを特徴とする請求項2に記載の車両用前照灯。
- 前記集光用リフレクタの出射側の開口部が前記拡散用リフレクタの入射側の開口部よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の車両用前照灯。
- 前記可動シェードが水平方向に移動し、ハイビーム用配光パターン内に垂直方向のカットオフラインを形成するように構成されることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の車両用前照灯。
- 前記可動シェードが垂直方向に移動し、ハイビーム用配光パターン内に水平方向のカットオフラインを形成するように構成されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車両用前照灯。
- 前記拡散用リフレクタの反射面の一部が切り欠かれていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の車両用前照灯。
- 前記拡散用リフレクタまたは前記集光用リフレクタが導光体で構成されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の車両用前照灯。
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