JPWO2014181445A1 - 通信システム、端末装置及び通信方法 - Google Patents
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Abstract
圧縮ヘッダの復元に用いられる情報(Header Information)のオーバーヘッドを削減することができる通信システム。この通信システムは、端末(10)と、基地局(20)と、MME(30)とを有する。端末(10)は、上りリンクのスモールデータの発生に応じて実行されるランダムアクセス手順の開始前に、Attach Request及びRRC Connection Setup Completeともに、Header Informationを基地局(20)に送信する。基地局(20)は、Attach RequestをMME(30)に転送するとともに、S-TMSI及びHeader Informationを含むInitial UE Messageを形成してMME(30)に送信する。
Description
本発明は、通信システム、端末装置及び通信方法に関する。
基地局装置(以下では「基地局」と呼ぶことがある)と端末装置(以下では「端末」と呼ぶことがある)とを有する通信システムにおいて、最近、新たな端末としてMTC(Machine Type Communication)端末が注目されている。MTC端末の一例として、例えば、無線通信機能を備えた電力メーターであるスマートメーター、無線通信機能を備えた自動販売機、無線通信機能を備えたセンサー等が挙げられる。無線通信機能を備えるスマートメーターは、例えば、計測した電力使用量のデータ等を基地局に送信する。無線通信機能を備えた自動販売機は、例えば、売り上げ情報、販売機内の在庫情報等を基地局に送信する。また、無線通信機能を備えたセンサーとして、無線通信機能を備えたGPS(Global Positioning System)センサーが挙げられ、このGPSセンサーはユーザの現在位置情報を基地局に送信する。
ここで、MTC端末は上記のような特定のデータ(情報)を送受信するため、様々な種類のデータを送受信する一般の端末(例えば、スマートフォン等)に比べ、通信対象として望まれるデータの種類、及び、データ量が少ない。すなわち、MTC端末では、計測データ等のような「小サイズのユーザデータ」(以下では「スモールデータ」と呼ぶことがある)が間欠的に送受信されるケースが比較的多い。
また、アイドルモード(待ち受け状態)にあるMTC端末がスモールデータの送受信を行うときは、通信コネクションを確立するために(つまり、コネクトモードに移行するために)基地局と多くの制御メッセージをやり取りする。スモールデータのデータ量は少ないため、スモールデータのための通信コネクションの確立に際し多くの制御メッセージがやり取りされたのでは、制御メッセージのオーバーヘッドが大きくなり、通信リソースの利用効率の観点から好ましくない。
そこで、制御メッセージのやり取りを削減するために、MTC端末がアイドルモードにあるときも、既に設定されているデータ信号用の無線ベアラ(DRB:Data Radio Bearer)をリリースせずに維持したままにする先行技術がある。
3GPP TR23.887 V0.8.0
ここで、通信リソースの利用効率を高めるために、スモールデータに付加するヘッダを圧縮することが考えられる。ヘッダの圧縮は、例えば、ヘッダに含まれる複数のフィールドのうち、内容が常に一定で変化しないフィールドの2回目以降の送信を省くことによってなされる。ヘッダに含まれる複数のフィールドのうち何れのフィールドの内容が常に一定で変化しないかという情報は、予め、送信側から受信側に通知されている。よって、受信側では、1回目に受信したヘッダと、予め通知された情報とを用いて、2回目以降の送信が省かれたフィールドを復元することができる。
しかし、アイドルモードにあるMTC端末が基地局間を移動する(セルを再選択する)場合には、移動前の基地局が有する情報は、移動先の基地局には引き継がれない。このため、アイドルモードにあるMTC端末は、基地局間を移動する度に、圧縮ヘッダの復元に用いられる情報(例えば、内容が常に一定で変化しないフィールドを示す情報等)を、移動先の基地局に改めて通知しなければならない。よって、MTC端末がアイドルモードにあるときもDRBをリリースせずに維持したままにしても、基地局間での移動がなされると、圧縮ヘッダの復元に用いられる情報のオーバーヘッドが大きくなる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、圧縮ヘッダの復元に用いられる情報のオーバーヘッドを削減することができる通信システム、端末装置及び通信方法を提供することを目的とする。
開示の態様では、上りリンクのユーザデータの発生に応じて実行されるランダムアクセス手順においてユーザデータを基地局に送信する端末装置が、ユーザデータに付加する圧縮ヘッダの復元に用いられる情報を、ランダムアクセス手順の開始前に網制御装置に通知する。
開示の態様によれば、圧縮ヘッダの復元に用いられる情報のオーバーヘッドを削減することができる。
以下に、本願の開示する通信システム、端末装置及び通信方法の実施例を図面に基づいて説明する。なお、この実施例により本願の開示する通信システム、端末装置及び通信方法が限定されるものではない。また、各実施例において同一の機能を有する構成、及び、同一の処理を行うステップには同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、以下では、一例として、通信システムが3GPP(3rd Generation Partnership Project)におけるLTE(Long Term Evolution)システム及びLTE−A(LTE-Advanced)システムである場合について説明するが、これに限定されるものではない。
[実施例1]
<通信システムの概要>
図1は、実施例1の通信システムの一例を示す図である。図1において、通信システム1は、端末10と、基地局20と、MME(Mobility Management Entity)30と、S−GW(Serving-Gateway)40とを有する。MME30は、網制御装置である。基地局20と、MME30と、S−GW40との間には、制御メッセージがやり取りされるC−planeのパスが設定される。また、基地局20と、S−GW40との間には、ユーザデータがやり取りされるU−planeのパスが設定される。端末10はMTC端末であり、よって、端末10が送受信するデータはスモールデータである。本実施例では、スモールデータが、U−planeではなく、C−planeを利用して、制御メッセージとともに伝送される場合を一例として説明する。
<通信システムの概要>
図1は、実施例1の通信システムの一例を示す図である。図1において、通信システム1は、端末10と、基地局20と、MME(Mobility Management Entity)30と、S−GW(Serving-Gateway)40とを有する。MME30は、網制御装置である。基地局20と、MME30と、S−GW40との間には、制御メッセージがやり取りされるC−planeのパスが設定される。また、基地局20と、S−GW40との間には、ユーザデータがやり取りされるU−planeのパスが設定される。端末10はMTC端末であり、よって、端末10が送受信するデータはスモールデータである。本実施例では、スモールデータが、U−planeではなく、C−planeを利用して、制御メッセージとともに伝送される場合を一例として説明する。
また、MME30の配下には、端末10が接続中の基地局(つまり、サービング基地局)を含め、複数の基地局20が存在する。端末10は、圧縮ヘッダの復元に用いられる情報を、複数の基地局20のうち端末10が接続中の基地局20に送信する。一方で、MME30は、圧縮ヘッダの復元に用いられる情報を、端末10が接続中の基地局、及び、その接続中の基地局の周辺の複数の基地局(例えば、端末10が在圏するトラッキングエリア内の基地局)を含めて、MME30の配下にある複数の基地局20に一斉に通知する。なお、MME30は、圧縮ヘッダの復元に用いられる情報を、MME30の配下にあるすべての基地局20に通知してもよいし、端末10の周辺の複数の基地局20にだけ通知してもよい。
<端末の構成例>
図2は、実施例1の端末の一例を示すブロック図である。図2において、MTC端末である端末10は、送信部11と、アンテナ12と、受信部13と、制御情報処理部14とを有する。
図2は、実施例1の端末の一例を示すブロック図である。図2において、MTC端末である端末10は、送信部11と、アンテナ12と、受信部13と、制御情報処理部14とを有する。
制御情報処理部14に入力されるユーザデータは、スモールデータである。制御情報処理部14は、圧縮ヘッダの復元に用いられる情報(以下では「ヘッダ情報(Header Information)」と呼ぶことがある)を形成する。ヘッダ情報の内容については後述する。また、制御情報処理部14は、ヘッダ情報を用いてヘッダを圧縮して圧縮ヘッダを形成する。また、制御情報処理部14は、各種の制御メッセージを形成して送信部11に出力する。制御情報処理部14での制御メッセージの形成は、受信部13から入力される制御メッセージに応じて行われることもある。また、制御情報処理部14は、圧縮ヘッダを付加したスモールデータ、または、ヘッダ情報を、特定の制御メッセージに付加して送信部11に出力する。
送信部11は、ヘッダ情報、制御メッセージ、及び、圧縮ヘッダを付加されたスモールデータを、アンテナ12を介して上りリンクで基地局20に送信する。
受信部13は、基地局20から送信された制御メッセージをアンテナ12を介して下りリンクで受信して制御情報処理部14に出力する。
<基地局の構成例>
図3は、実施例1の基地局の一例を示すブロック図である。図3において、基地局20は、アンテナ21と、受信部22と、eNB通信制御部23と、ネットワークIF(インターフェース)24と、送信部25と、記憶部26とを有する。
図3は、実施例1の基地局の一例を示すブロック図である。図3において、基地局20は、アンテナ21と、受信部22と、eNB通信制御部23と、ネットワークIF(インターフェース)24と、送信部25と、記憶部26とを有する。
受信部22は、端末10から上りリンクで送信されたヘッダ情報、制御メッセージ、及び、圧縮ヘッダを付加されたスモールデータをアンテナ21を介して受信してeNB通信制御部23に出力する。
eNB通信制御部23は、各種の制御メッセージを形成して送信部25またはネットワークIF24に出力する。eNB通信制御部23での制御メッセージの形成は、受信部13から入力される制御メッセージ、または、ネットワークIF24から入力される制御メッセージに応じて行われることもある。また、eNB通信制御部23は、ヘッダ情報を端末10の識別子とともに記憶部26に記憶させる。また、eNB通信制御部23は、ヘッダ情報を用いて、スモールデータに付加されている圧縮ヘッダを復元する。また、eNB通信制御部23は、受信部22から入力されたヘッダ情報、及び、復元したヘッダ(以下では「復元ヘッダ」と呼ぶことがある)を付加したスモールデータをネットワークIF24に出力する。
記憶部26は、複数の端末10各々の識別子に対応付けてヘッダ情報を記憶する。
送信部25は、eNB通信制御部23から入力される制御メッセージをアンテナ21を介して下りリンクで端末10に送信する。
ネットワークIF24は、MME30とC−planeのパスで接続され、ヘッダ情報、制御メッセージ、及び、復元ヘッダが付加されたスモールデータをMME30に送信し、MME30からの制御メッセージを受信する。また、ネットワークIF24は、S−GW40とU−planeのパスで接続されている。
<MMEの構成例>
図4は、実施例1のMMEの一例を示すブロック図である。図4において、MME30は、ネットワークIF31と、MME通信制御部32と、記憶部33と、ネットワークIF34とを有する。
図4は、実施例1のMMEの一例を示すブロック図である。図4において、MME30は、ネットワークIF31と、MME通信制御部32と、記憶部33と、ネットワークIF34とを有する。
ネットワークIF31は、基地局20とC−planeのパスで接続され、基地局20からヘッダ情報、制御メッセージ、及び、復元ヘッダが付加されたスモールデータを受信してMME通信制御部32に出力する。また、ネットワークIF31は、MME通信制御部32から入力される制御メッセージを基地局20に送信する。
MME通信制御部32は、各種の制御メッセージを形成してネットワークIF31またはネットワークIF34に出力する。MME通信制御部32での制御メッセージの形成は、ネットワークIF31またはネットワークIF34から入力される制御メッセージに応じて行われることもある。また、MME通信制御部32は、ヘッダ情報を端末10の識別子とともに記憶部33に記憶させる。また、MME通信制御部32は、ネットワークIF31から入力されたスモールデータをネットワークIF34に出力する。
記憶部33は、複数の端末10各々の識別子に対応付けてヘッダ情報を記憶する。
ネットワークIF34は、S−GW40とC−planeのパスで接続され、制御メッセージ、及び、復元ヘッダが付加されたスモールデータをS−GW40に送信し、S−GW40からの制御メッセージを受信する。
<ヘッダのフィールド構成例>
図5は、実施例1のヘッダのフィールド構成の一例を示す図である。図5には、一例として、RTP/UDP/IP(Real-time Transport Protocol/User Datagram Protocol/Internet Protocol)v4のフィールド構成を示す。図5に示すように、ヘッダは複数のフィールドを含む。図5に示す複数のフィールドのうち、直線の下線で示したフィールドは、内容が常に一定で変化しないフィールド、つまり、不変であるフィールドである。また、波線の下線で示したフィールドは、他のフィールドの値から算出可能であるフィールドである。また、下線が付されていないフィールドは、スモールデータごと(パケットごと)に値が変化するフィールドである。
図5は、実施例1のヘッダのフィールド構成の一例を示す図である。図5には、一例として、RTP/UDP/IP(Real-time Transport Protocol/User Datagram Protocol/Internet Protocol)v4のフィールド構成を示す。図5に示すように、ヘッダは複数のフィールドを含む。図5に示す複数のフィールドのうち、直線の下線で示したフィールドは、内容が常に一定で変化しないフィールド、つまり、不変であるフィールドである。また、波線の下線で示したフィールドは、他のフィールドの値から算出可能であるフィールドである。また、下線が付されていないフィールドは、スモールデータごと(パケットごと)に値が変化するフィールドである。
そして、ヘッダ情報は、これらの複数のフィールドのうち、不変であるフィールドを示す情報、及び、他のフィールドの値から算出可能なフィールドを示す情報の少なくとも一つを含む。端末10は、不変であるフィールドを示す情報をヘッダ情報に含めることにより、2回目以降の送信からは、不変であるフィールドをヘッダから省いてヘッダを圧縮することができる。また、端末10は、他のフィールドの値から算出可能なフィールドを示す情報をヘッダ情報に含めることにより、他のフィールドの値から算出可能なフィールドをヘッダから省いてヘッダを圧縮することができる。そして、基地局20は、ヘッダ情報を用いて、不変であるフィールド、及び、他のフィールドの値から算出可能なフィールドを特定して、これらのフィールドを復元することができる。つまり、基地局20は、不変であるフィールドが省かれた圧縮ヘッダを、非圧縮ヘッダとヘッダ情報とを用いて復元することができる。また、基地局20は、他のフィールドの値から算出可能なフィールドが省かれた圧縮ヘッダを、ヘッダ情報を用いて復元することができる。
なお、図5に示すフィールドのうち、Vはバージョン番号、Pはパディングビット、Xは拡張ビット、CCは寄与送信元カウント(Contributing Source Count)、Mはマーカビットである。
<通信システムの処理のシーケンス例>
以下では、通信システム1の処理のシーケンス例1〜5について説明する。図6〜10は、実施例1の通信システムの処理の一例を示すシーケンス図である。シーケンス例1〜5における端末10は、上りリンクのスモールデータの発生に応じて実行されるランダムアクセス手順(以下では「スモールデータRA手順」と呼ぶことがある)において、スモールデータを基地局20に送信する。スモールデータRA手順は、スモールデータが発生する度に実行される。
以下では、通信システム1の処理のシーケンス例1〜5について説明する。図6〜10は、実施例1の通信システムの処理の一例を示すシーケンス図である。シーケンス例1〜5における端末10は、上りリンクのスモールデータの発生に応じて実行されるランダムアクセス手順(以下では「スモールデータRA手順」と呼ぶことがある)において、スモールデータを基地局20に送信する。スモールデータRA手順は、スモールデータが発生する度に実行される。
<シーケンス例1>
シーケンス例1を図6に示す。図6は、端末10から送信するスモールデータが発生する前に実行されるシーケンスである。つまり、本例の端末10は、スモールデータRA手順の開始前に、ヘッダ情報を予めMME30に通知する。例えば、端末10は、スモールデータRA手順の開始前に実行される「アタッチ手順」において、ヘッダ情報をMME30に通知する。「アタッチ手順」とは、端末10が電源投入後の最初にネットワークに対して行うアタッチ要求(Attach Request)を行う処理を含む手順である。また、アタッチ手順の実行は、「第2のランダムアクセス手順」に相当するスモールデータRA手順の実行前になされるため、アタッチ手順は「第1のランダムアクセス手順」に相当する。なお、図6のステップS52〜S58でやり取りされる情報は制御メッセージに相当する。
シーケンス例1を図6に示す。図6は、端末10から送信するスモールデータが発生する前に実行されるシーケンスである。つまり、本例の端末10は、スモールデータRA手順の開始前に、ヘッダ情報を予めMME30に通知する。例えば、端末10は、スモールデータRA手順の開始前に実行される「アタッチ手順」において、ヘッダ情報をMME30に通知する。「アタッチ手順」とは、端末10が電源投入後の最初にネットワークに対して行うアタッチ要求(Attach Request)を行う処理を含む手順である。また、アタッチ手順の実行は、「第2のランダムアクセス手順」に相当するスモールデータRA手順の実行前になされるため、アタッチ手順は「第1のランダムアクセス手順」に相当する。なお、図6のステップS52〜S58でやり取りされる情報は制御メッセージに相当する。
すなわち、図6に示すように、ランダムアクセスの手順(Random Access)の実行後に、RRC(Radio Resource Control) Connectionが設定(Setup)された状態で(ステップS51)、端末10は、Attach Request、RRC Connection Setup Complete、ヘッダ情報(Header Information)、及び、非圧縮ヘッダ(Non-compressed Header)を現在接続中の基地局20に送信する(ステップS52)。つまり、端末10は、Attach Requestとともにヘッダ情報を基地局20に送信する。RRC Connection Setup Completeには端末10の識別子であるS-TMSIが含まれる。
次いで、基地局20は、Attach RequestをMME30に転送するとともに、S-TMSI、ヘッダ情報、及び、非圧縮ヘッダを含むInitial UE Messageを形成してMME30に送信し、MME30は、S-TMSIに対応付けてヘッダ情報及び非圧縮ヘッダを記憶する(ステップS53)。
ステップS52及びステップS53の処理により、スモールデータRA手順の開始前に実行されるアタッチ手順において、ヘッダ情報がAttach Requestとともに端末10からMME30に通知される。
次いで、MME30とS−GW40との間でDefault bearer creationが行われる(ステップS54)。
次いで、MME30は、Attach Acceptを基地局20を介して端末10に通知する(ステップS55)。
次いで、MME30は、UE Context Release Command及びS-TMSIとともに、ヘッダ情報及び非圧縮ヘッダを、端末10の周辺の基地局20を含む複数の基地局20に送信する(ステップS56)。つまり、MME30は、ヘッダ情報を、スモールデータRA手順の開始前に基地局20に通知する。
次いで、基地局20は、RRC Connection Releaseを端末10に送信する一方で(ステップS57)、UE Context Release CompleteをMME30に送信する(ステップS58)。これにより、ステップS51で設定されていたRRC Connectionがリリースされる。
<シーケンス例2>
シーケンス例2を図7に示す。図7は、端末10から送信するスモールデータが発生する前に実行されるシーケンスである。つまり、本例の端末10は、シーケンス例1と同様に、スモールデータRA手順の開始前に、ヘッダ情報を予めMME30に通知する。例えば、端末10は、スモールデータRA手順の開始前に実行される「位置登録手順」において、ヘッダ情報をMME30に通知する。「位置登録手順」とは、端末10が位置登録要求(TAU(Tracking Area Update) Request)を行う処理を含む手順である。また、位置登録手順の実行は、「第2のランダムアクセス手順」に相当するスモールデータRA手順の実行前になされるため、位置登録手順は、アタッチ手順と同様に、「第1のランダムアクセス手順」に相当する。なお、図7におけるステップS51,S56〜S58の処理は図6と同一であるため説明を省略する。また、図7のステップS61〜S63でやり取りされる情報は制御メッセージに相当する。
シーケンス例2を図7に示す。図7は、端末10から送信するスモールデータが発生する前に実行されるシーケンスである。つまり、本例の端末10は、シーケンス例1と同様に、スモールデータRA手順の開始前に、ヘッダ情報を予めMME30に通知する。例えば、端末10は、スモールデータRA手順の開始前に実行される「位置登録手順」において、ヘッダ情報をMME30に通知する。「位置登録手順」とは、端末10が位置登録要求(TAU(Tracking Area Update) Request)を行う処理を含む手順である。また、位置登録手順の実行は、「第2のランダムアクセス手順」に相当するスモールデータRA手順の実行前になされるため、位置登録手順は、アタッチ手順と同様に、「第1のランダムアクセス手順」に相当する。なお、図7におけるステップS51,S56〜S58の処理は図6と同一であるため説明を省略する。また、図7のステップS61〜S63でやり取りされる情報は制御メッセージに相当する。
すなわち、図7に示すように、端末10は、TAU Request、RRC Connection Setup Complete、ヘッダ情報、及び、非圧縮ヘッダを基地局20に送信する(ステップS61)。つまり、端末10は、TAU Requestとともにヘッダ情報を基地局20に送信する。RRC Connection Setup CompleteにはS-TMSIが含まれる。
次いで、基地局20は、TAU RequestをMME30に転送するとともに、S-TMSI、ヘッダ情報、及び、非圧縮ヘッダを含むInitial UE Messageを形成してMME30に送信し、MME30は、S-TMSIに対応付けてヘッダ情報及び非圧縮ヘッダを記憶する(ステップS62)。
ステップS61及びステップS62の処理により、スモールデータRA手順の開始前に実行される位置登録手順において、ヘッダ情報がTAU Requestとともに端末10からMME30に通知される。
次いで、MME30は、TAU Acceptを基地局20を介して端末10に通知する(ステップS63)。
<シーケンス例3>
シーケンス例3を図8に示す。図8は図6または図7のシーケンスに後続するシーケンスであり、図8では、スモールデータRA手順が実行される。なお、図8のステップS72〜S81でやり取りされる情報のうち、スモールデータ以外の情報は、制御メッセージに相当する。
シーケンス例3を図8に示す。図8は図6または図7のシーケンスに後続するシーケンスであり、図8では、スモールデータRA手順が実行される。なお、図8のステップS72〜S81でやり取りされる情報のうち、スモールデータ以外の情報は、制御メッセージに相当する。
すなわち、端末10は、送信すべきスモールデータが発生すると(ステップS71)、Random Access Preambleを基地局20に送信し(ステップS72)、これに対し、基地局20は、Random Access Responseを端末10に送信する(ステップS73)。
次いで、端末10は、S-TMSIを含むRRC Connection Requestと、Small Data Indicatorとを基地局20に送信する(ステップS74)。Small Data Indicatorは、端末10がスモールデータを送信することを示すインジケータであり、スモールデータの送信に先立って送信される。
基地局20は、ステップS74でSmall Data Indicatorを受信した時点で、既にステップS56(図6,7)においてヘッダ情報の通知をMME30から受けている。そこで、基地局20は、スモールデータに対して通信リソースを割り当て、割当結果(UL(Uplink) grant for small data transmission)を含むRRC Connection Setupを端末10に送信する(ステップS75)。なお、通信リソースの1単位は、例えば1単位の時間と1単位の周波数とで規定され、RE(Resource Element)と呼ばれることがある。
次いで、端末10は、基地局20により割り当てられた通信リソースを用いて、RRC Connection Setup Completeとともに、圧縮ヘッダを付加したスモールデータを基地局20に送信する(ステップS76)。
次いで、基地局20は、ヘッダ情報を用いて圧縮ヘッダを復元し、S-TMSI、及び、復元ヘッダを付加したスモールデータを含むInitial UE Messageを形成してMME30に送信する(ステップS77)。
次いで、MME30は、TEID(Tunnel Endpoint Identifier)、及び、復元ヘッダが付加されたスモールデータを含むGTP-U(GPRS(General Packet Radio Service) Tunneling Protocol for User Plane)を形成してS−GW40に送信する(ステップS78)。
次いで、S−GW40は、DL(Downlink) Data NotificationをMME30に送信する(ステップS79)。
次いで、MME30は、Release Commandを含むDL NAS(Non Access Stratum) Transportを基地局20に送信する(ステップS80)。
次いで、基地局20は、RRC Connection Releaseを端末10に送信する(ステップS81)。これにより、ステップS74,S75で設定されたRRC Connectionがリリースされる。つまり、基地局20は、端末10から送信されたスモールデータの受信が完了したときに、基地局20と端末10との間のコネクションをリリースする。ここで、「スモールデータの受信の完了」とは、端末10から送信されたスモールデータがS−GW40に到達したことを言う。
<シーケンス例4>
シーケンス例4を図9に示す。図9は図6または図7のシーケンスに後続するシーケンスであり、図9では、スモールデータRA手順が実行される。但し、図9は、図6及び図7のステップS56の処理が行われない場合、すなわち、アタッチ手順及び位置登録手順においてMME30から基地局20へのヘッダ情報の通知が行われない場合のシーケンスである。図9では、図8のシーケンスに、ステップS82,S83の処理が追加されている。なお、図9におけるステップS71〜S81の処理は図8と同一であるため説明を省略する。また、図9のステップS82,S83でやり取りされる情報は制御メッセージに相当する。
シーケンス例4を図9に示す。図9は図6または図7のシーケンスに後続するシーケンスであり、図9では、スモールデータRA手順が実行される。但し、図9は、図6及び図7のステップS56の処理が行われない場合、すなわち、アタッチ手順及び位置登録手順においてMME30から基地局20へのヘッダ情報の通知が行われない場合のシーケンスである。図9では、図8のシーケンスに、ステップS82,S83の処理が追加されている。なお、図9におけるステップS71〜S81の処理は図8と同一であるため説明を省略する。また、図9のステップS82,S83でやり取りされる情報は制御メッセージに相当する。
すなわち、基地局20は、ステップS74でSmall Data Indicatorを受信した時点でヘッダ情報の通知をMME30から受けていない。そこで、基地局20は、ヘッダ情報の取得対象とする端末10のS-TMSIを含む通知要求(Header Information Request)をMME30に送信する(ステップS82)。
基地局20からの通知要求を受けたMME30は、その通知要求に応じて、基地局20から要求があったS-TMSIに対応するヘッダ情報及び非圧縮ヘッダをS-TMSIとともに基地局20に送信する(ステップS83)。
<シーケンス例5>
シーケンス例5を図10に示す。図10は図6または図7のシーケンスに後続するシーケンスであり、図10では、スモールデータRA手順が実行される。なお、図10におけるステップS71〜S73,S75,S76,S78〜S81の処理は図8と同一であるため説明を省略する。また、図10のステップS91,S92でやり取りされる情報は制御メッセージに相当する。
シーケンス例5を図10に示す。図10は図6または図7のシーケンスに後続するシーケンスであり、図10では、スモールデータRA手順が実行される。なお、図10におけるステップS71〜S73,S75,S76,S78〜S81の処理は図8と同一であるため説明を省略する。また、図10のステップS91,S92でやり取りされる情報は制御メッセージに相当する。
端末10は、アタッチ手順または位置登録手順において通知したヘッダ情報に変更があったとき、S-TMSIを含むRRC Connection Requestと、変更後のヘッダ情報と、非圧縮ヘッダとを基地局20に送信する(ステップS91)。つまり、ヘッダ情報に変更があったときに、端末10から基地局20へのヘッダ情報の通知がなされる。なお、ステップS91で送信されるヘッダ情報は、Small Data Indicatorを兼ねる。
基地局20は、アタッチ手順または位置登録手順において通知されたヘッダ情報よりも優先して、スモールデータRA手順におけるステップS91で通知された変更後のヘッダ情報を用いて、スモールデータに付加された圧縮ヘッダを復元する。そして、基地局20は、S-TMSI、及び、復元ヘッダを付加したスモールデータを含むInitial UE Messageを形成してMME30に送信する(ステップS92)。
以上のように、本実施例によれば、端末10は、上りリンクのスモールデータの発生に応じて実行されるスモールデータRA手順においてスモールデータを基地局20に送信する。また、端末10は、ヘッダ情報を、スモールデータRA手順の開始前にMME30に通知する。例えば、端末10は、スモールデータRA手順の開始前に実行されるアタッチ手順において、アタッチ要求とともにヘッダ情報をMME30に通知する。また例えば、端末10は、スモールデータRA手順の開始前に実行される位置登録手順において、位置登録要求とともにヘッダ情報をMME30に通知する。
これにより、端末10は、複数の基地局20の間を移動する度に(セルを再選択する度に)ヘッダ情報を通知する必要がなくなるため、ヘッダ情報のオーバーヘッドを削減することができる。すなわち、端末10からMME30に通知されたヘッダ情報は、MME30から、端末10の周辺の基地局20を含む複数の基地局20に通知される。よって、アイドルモードにある端末10は、周辺の基地局20のいずれかの配下のセルに移動するときに、移動先の基地局20にヘッダ情報を改めて通知する必要がない。つまり、移動先の基地局20へのヘッダ情報の通知を省くことができる。よって、ヘッダ情報のオーバーヘッドを削減することができる。
また、MME30は、ヘッダ情報を、スモールデータRA手順の開始前に基地局20に通知する。
これにより、基地局20は、スモールデータの発生に応じて実行されるスモールデータRA手順の開始前に事前にヘッダ情報を把握することができるため、圧縮ヘッダを確実に復元することができる。
また、ヘッダ情報は、ヘッダに含まれる複数のフィールドのうち、不変であるフィールドを示す情報、及び、他のフィールドの値から算出可能なフィールドを示す情報の少なくとも一つを含み、基地局20は、MME30から通知されたヘッダ情報を用いて、スモールデータに付加された圧縮ヘッダを復元する。
これにより、基地局20は、ヘッダ情報を用いて、不変であるフィールド、及び、他のフィールドの値から算出可能なフィールドを圧縮ヘッダにおいて特定し、圧縮ヘッダにおいて省かれたこれらのフィールドを復元することができる。
また、MME30は、通知要求を基地局20から受けたときに、ヘッダ情報を基地局20に通知する。
これにより、ヘッダ情報を基地局20の必要に応じて基地局20に通知することができる。
また、端末10は、スモールデータが発生したときに、端末10がスモールデータを送信することを示すSmall Data IndicatorをスモールデータRA手順において基地局20に送信する。基地局20は、Small Data Indicatorを受信した時点でヘッダ情報の通知を受けていないときに、MME30に通知要求を送信する。
これにより、基地局20は、スモールデータRA手順の開始前にヘッダ情報の通知を受けていない場合でも、スモールデータが発生した時点でヘッダ情報の通知を受けることができる。
また、端末10は、ヘッダ情報に変更があったときに、変更後のヘッダ情報をスモールデータRA手順において基地局20に通知する。基地局20は、端末10がスモールデータRA手順の開始前に通知したヘッダ情報よりも優先して、端末10がスモールデータRA手順において通知した変更後のヘッダ情報を用いて、圧縮ヘッダを復元する。
これにより、基地局20は、最新のヘッダ情報に基づいて、圧縮ヘッダを復元することができる。
[他の実施例]
[1]図8及び図9のステップS74において、端末10は、Small Data Indicatorとともに、端末10がヘッダ圧縮を行うか否かを示す情報を基地局20に送信してもよい。そして、基地局20は、端末10がヘッダ圧縮を行うときに、MME30に通知要求を送信してもよい。これにより、端末10がヘッダ圧縮を行う端末であるときにだけ、ヘッダ情報を基地局20に通知することができるため、さらにヘッダ情報のオーバーヘッドを削減することができる。
[1]図8及び図9のステップS74において、端末10は、Small Data Indicatorとともに、端末10がヘッダ圧縮を行うか否かを示す情報を基地局20に送信してもよい。そして、基地局20は、端末10がヘッダ圧縮を行うときに、MME30に通知要求を送信してもよい。これにより、端末10がヘッダ圧縮を行う端末であるときにだけ、ヘッダ情報を基地局20に通知することができるため、さらにヘッダ情報のオーバーヘッドを削減することができる。
[2]端末10、基地局20及びMME30は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、端末10、基地局20及びMME30で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(または、MPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(または、MPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。
[3]端末10、基地局20及びMME30は、例えば、次のようなハードウェア構成により実現することができる。
図11は、端末のハードウェア構成例を示す図である。図11に示すように、端末100は、アンテナ101と、RF(Radio Frequency)回路102と、プロセッサ103と、メモリ104とを有する。プロセッサ103の一例として、CPU、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、メモリ104の一例として、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。
そして、端末10で行われる各種処理機能は、不揮発性記憶媒体などの各種メモリに格納されたプログラムをプロセッサ103で実行することによって実現してもよい。すなわち、送信部11と、受信部13と、制御情報処理部14とによって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ104に記憶され、各プログラムがプロセッサ103で実行されてもよい。送信部11と、受信部13とは、RF回路102及びプロセッサ103によって実現される。制御情報処理部14は、プロセッサ103によって実現される。アンテナ12は、アンテナ101によって実現される。
図12は、基地局のハードウェア構成例を示す図である。図12に示すように、基地局200は、アンテナ201と、RF回路202と、プロセッサ203と、ネットワークIF204と、メモリ205とを有する。
プロセッサ203の一例として、CPU、DSP、FPGA等が挙げられる。また、メモリ205の一例として、SDRAM等のRAM、ROM、フラッシュメモリ等が挙げられる。
そして、基地局20で行われる各種処理機能は、不揮発性記憶媒体などの各種メモリに格納されたプログラムをプロセッサ203で実行することによって実現してもよい。すなわち、受信部22と、eNB通信制御部23と、送信部25とによって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ205に記憶され、各プログラムがプロセッサ203で実行されてもよい。また、受信部22と、送信部25とは、RF回路202及びプロセッサ203によって実現される。eNB通信制御部23は、プロセッサ203によって実現される。記憶部26は、メモリ205によって実現される。アンテナ21は、アンテナ201によって実現される。ネットワークIF24は、ネットワークIF204によって実現される。
図13は、MMEのハードウェア構成例を示す図である。図13に示すように、MME300は、ネットワークIF301と、プロセッサ302と、メモリ303とを有する。
プロセッサ302の一例として、CPU、DSP、FPGA等が挙げられる。また、メモリ303の一例として、SDRAM等のRAM、ROM、フラッシュメモリ等が挙げられる。
そして、MME30で行われる各種処理機能は、不揮発性記憶媒体などの各種メモリに格納されたプログラムをプロセッサ302で実行することによって実現してもよい。すなわち、MME通信制御部32によって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ303に記憶され、各プログラムがプロセッサ302で実行されてもよい。また、MME通信制御部32は、プロセッサ302によって実現される。記憶部33は、メモリ303によって実現される。ネットワークIF31,34は、ネットワークIF301によって実現される。
[4]開示の技術は、スモールデータ以外のユーザデータに対しても適用可能である。
10 端末
14 制御情報処理部
20 基地局
23 eNB通信制御部
30 MME
32 MME通信制御部
14 制御情報処理部
20 基地局
23 eNB通信制御部
30 MME
32 MME通信制御部
Claims (15)
- 端末装置と、基地局と、網制御装置とを具備する通信システムであって、
上りリンクのユーザデータの発生に応じて実行されるランダムアクセス手順において前記ユーザデータを前記基地局に送信する前記端末装置が、前記ユーザデータに付加する圧縮ヘッダの復元に用いられる情報を、前記ランダムアクセス手順の開始前に前記網制御装置に通知する、
通信システム。 - 前記情報は、ヘッダに含まれる複数のフィールドのうち、不変であるフィールドを示す情報、及び、他のフィールドの値から算出可能なフィールドを示す情報の少なくとも一つを含む、
請求項1に記載の通信システム。 - 前記端末装置は、アタッチ手順において、前記情報を前記網制御装置に通知する、
請求項1に記載の通信システム。 - 前記端末装置は、前記アタッチ手順において、アタッチ要求とともに前記情報を前記網制御装置に通知する、
請求項3に記載の通信システム。 - 前記端末装置は、位置登録手順において、前記情報を前記網制御装置に通知する、
請求項1に記載の通信システム。 - 前記端末装置は、前記位置登録手順において、位置登録要求とともに前記情報を前記網制御装置に通知する、
請求項5に記載の通信システム。 - 前記網制御装置は、前記情報を、前記基地局、及び、前記基地局の周辺の複数の基地局に通知する、
請求項1に記載の通信システム。 - 前記基地局は、前記網制御装置から通知された前記情報を用いて、前記ユーザデータに付加された前記圧縮ヘッダを復元する、
請求項7に記載の通信システム。 - 前記網制御装置は、通知要求を前記基地局から受けたときに、前記情報を前記基地局に通知する、
請求項7に記載の通信システム。 - 前記端末装置は、前記ユーザデータが発生したときに、前記端末装置が前記ユーザデータを送信することを示すインジケータを前記ランダムアクセス手順において前記基地局に送信し、
前記基地局は、前記インジケータを受信した時点で前記情報の通知を受けていないときに、前記網制御装置に前記通知要求を送信する、
請求項9に記載の通信システム。 - 前記端末装置は、前記ユーザデータが発生したときに、前記端末装置がヘッダ圧縮を行うか否かを示す情報を前記ランダムアクセス手順において前記基地局に送信し、
前記基地局は、前記端末装置が前記ヘッダ圧縮を行うときに、前記網制御装置に前記通知要求を送信する、
請求項9に記載の通信システム。 - 前記端末装置は、前記情報に変更があったときに、変更後の前記情報を前記ランダムアクセス手順において前記基地局に通知し、
前記基地局は、前記端末装置が前記ランダムアクセス手順の開始前に通知した前記情報よりも優先して、前記端末装置が前記ランダムアクセス手順において通知した変更後の前記情報を用いて、前記圧縮ヘッダを復元する、
請求項1に記載の通信システム。 - 前記周辺の複数の基地局は、前記端末装置が在圏するトラッキングエリア内の基地局である、
請求項7に記載の通信システム。 - 上りリンクのユーザデータの発生に応じて実行されるランダムアクセス手順において前記ユーザデータを基地局に送信する送信部と、
前記ユーザデータに付加する圧縮ヘッダの復元に用いられる情報を、前記ランダムアクセス手順の開始前に網制御装置に通知する情報処理部と、
を具備する端末装置。 - 端末装置における通信方法であって、
上りリンクのユーザデータに付加する圧縮ヘッダの復元に用いられる情報を、前記ユーザデータの発生に応じて実行されるランダムアクセス手順の開始前に網制御装置に通知し、
前記ランダムアクセス手順において、前記圧縮ヘッダを付加した前記ユーザデータを基地局に送信する、
通信方法。
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JP2011527537A (ja) * | 2008-07-11 | 2011-10-27 | 中興通訊股▲ふん▼有限公司 | アイドルモードにおけるシグナリング節約機能の活性化判断方法及びシステム |
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