JPWO2014171317A1 - 光照射装置 - Google Patents

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Abstract

照射面上の所定の照射位置に、第1方向に延び、かつ第1方向と直交する第2方向に所定の線幅を有するライン状の光を照射する光照射装置が、基板上に第1方向に沿って第1の間隔をおいて並べられ、所定の方向に光軸の向きを揃えて配置されたN個(Nは2以上の整数)の光源モジュールと、各光源モジュールの光路上に配置され、各光源モジュールからの光を所定の光路に導くN個の光学素子とを有し、照射面に対して第1方向に平行なライン状の光を出射する光学ユニットを備え、各光源モジュールは、第1方向に沿って延びる発光部を有し、各光学素子は、発光部から出射される光を第1方向に所定の倍率で拡大し、第1の間隔をa、発光部の第1方向の長さをb、所定の倍率をαとしたときに、次の条件式(1)を満足する。 α×b≧a ・・・(1)

Description

本発明は、ライン状の照射光を照射する光照射装置に関し、特に基板上に一列に並べられた複数の光源モジュールを備えた光照射装置に関する。
従来、オフセット枚葉印刷用のインキとして、紫外光の照射により硬化する紫外線硬化型インキが用いられている。また、液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル等、FPD(Flat Panel Display)のシール剤として、紫外線硬化樹脂が用いられている。このような紫外線硬化型インキや紫外線硬化樹脂の硬化には、一般に、紫外光を照射する紫外光照射装置が用いられるが、特にオフセット枚葉印刷やFPDの用途においては、幅広の照射領域を照射する必要があるため、ライン状の照射光を照射するライン光照射装置が用いられる。このようなライン光照射装置は、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載のライン光照射装置は、長尺状の基板と、該基板の長手方向に沿って等間隔に並べられた複数のLED(Light Emitting Diode)と、複数のLEDからの光を基板の短手方向に集光するロッドレンズとを備えた、いわゆるLEDユニットであり、基板の長手方向に沿ったライン光を出射する。
また、紫外線硬化型インキや紫外線硬化樹脂を安定かつ確実に硬化させるためには、高い照射強度の紫外光が必要となるため、特許文献1に記載されたようなLEDユニットを複数用いることによって高い照射強度の紫外光を照射可能とした光照射装置も実用に供されている(例えば、特許文献2)。
特許文献2に記載の光照射装置は、複数のLEDユニットを照射対象物に対して放射状に(円弧状に)並べ、各LEDユニットから出射されるライン光を照射対象物上の所定位置で重ね合わせることにより、ライン状の高い照射強度の紫外光を照射対象物に照射している。
特開2012−186015号公報 特開2010−287547号公報
特許文献2に記載の光照射装置によれば、LEDユニットの台数に比例した照射強度の紫外光を照射することができるため、高い照射強度の紫外光を得たければ、単純にLEDユニットの台数を増やせばよい。しかしながら、LEDユニットの物理的な大きさから、放射状に並べることができるLEDユニットの台数が制限されるといった問題がある。かかる問題を解決するためには、各LEDユニットを照射対象物から離して配置することが考えられるが、このような配置とすると、光照射装置全体が大型化してしまうといった問題が生ずる。
また、特許文献2に記載の光照射装置のように、複数のLEDユニットを放射状に並べた場合、各LEDユニットから出射されるライン光の照射対象物に対する入射角度がそれぞれ異なることとなる。入射角度が大きくなると(つまり、照射対象物に対して斜めに入射すると)、照射対象物上でのライン光の線幅(太さ)が太くなり、線幅方向の照射強度分布もなだらかなものとなるため、所望する照射強度が得られないといった問題もある。かかる問題は、放射状に配置されるLEDユニットの台数が増えるほど顕著となるため、このような観点からも使用するLEDユニットの台数を抑えたいとの要請がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、LEDユニット(光学ユニット)の数を増やすことなく(つまり、装置を大型化することなく)、高い照射強度のライン状の光を出射可能な光照射装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の光照射装置は、照射面上の所定の照射位置に、第1方向に延び、かつ、第1方向と直交する第2方向に所定の線幅を有するライン状の光を照射する光照射装置であって、基板上に第1方向に沿って第1の間隔をおいて並べられ、所定の方向に光軸の向きを揃えて配置されたN個(Nは2以上の整数)の光源モジュールと、各光源モジュールの光路上に配置され、各光源モジュールからの光を所定の光路に導くN個の光学素子とを有し、照射面に対して第1方向に平行なライン状の光を出射する光学ユニットを備え、各光源モジュールは、第1方向に沿って延びる発光部を有し、各光学素子は、発光部から出射される光を第1方向に所定の倍率で拡大し、第1の間隔をa、前記発光部の前記第1方向の長さをb、前記所定の倍率をαとしたときに、次の条件式(1)を満足することを特徴とする。
α×b≧a ・・・(1)
このような構成によれば、各光源モジュールから出射される光が第1方向に拡大されるため、照射面上の照射位置において、複数の光源モジュールから出射された光が互いに重なり合う部分ができる。このため、高いピーク強度を有するライン状の光が光学ユニットから出射される。
また、発光部は、光を発する少なくとも1個の発光素子を有するように構成することができる。
また、発光部は、第1方向に沿って第2の間隔をおいて並べられたM個(Mは2以上の整数)の発光素子を有するように構成することができる。この場合、発光素子が、略正方形状の発光面を有するLED(Light Emitting Diode)であることが望ましい。
また、第1の間隔a、発光部の第1方向の長さb、及び所定の倍率αが、次の条件式(2)及び(3)を満足するように構成することができる。
0.30≦b/a≦0.42 ・・・(2)
3.3≦α ・・・(3)
また、各光学素子は、発光素子から出射される光が照射位置において所定の線幅内となるように、光軸の方向及び第1方向のそれぞれと直交する第3方向に発光素子から出射される光を集光するように構成することができる。
また、各光学素子は、各光源モジュールからの光が入射する第1レンズと、該第1レンズを透過した光が入射する第2レンズとを有し、第1レンズは、平面、凸面又は凹面で形成された入射面と、凸面で形成された出射面とを有し、第2レンズは、第3方向に正のパワーを有するシリンドリカル面が形成された入射面と、第1方向及び第3方向に正のパワーを有するトロイダル面が形成された出射面とを有する非球面レンズであることが望ましい。
また、各光学素子は、各光源モジュールからの光が入射する第1レンズと、該第1レンズを透過した光が入射する第2レンズとを有し、第1レンズは、平面、凸面又は凹面で形成された入射面と、凸面で形成された出射面とを有し、第2レンズは、平面で形成された入射面と、第1方向及び第3方向に正のパワーを有するトロイダル面が形成された出射面とを有する非球面レンズであることが望ましい。
また、各光学素子は、各光源モジュールからの光が入射する第1レンズと、該第1レンズを透過した光が入射する第2レンズとを有し、第1レンズは、平面、凸面又は凹面で形成された入射面と、凸面で形成された出射面とを有し、第2レンズは、凸面で形成された入射面と、凸面で形成された出射面とを有する球面両凸レンズであることが望ましい。
また、第2レンズは、光軸方向から見たときに、矩形状の外形を有するように構成することができる。この場合、各光学素子の第2レンズが、第1方向に沿って連結していることが望ましい。
また、光照射装置は、光学ユニットを複数備え、複数の光学ユニットは、第1光学ユニットと、該第1光学ユニットに対して第1の間隔の1/2の距離だけ第1方向に相対的にずれて配置される第2光学ユニットから成り、第1光学ユニットと第2光学ユニットは、第1方向から見たときに、各光学ユニットから出射される光の光路が照射位置における垂線を対称軸として線対称となるように、照射位置を中心とする円周に沿って交互に配置される構成とすることができる。このような構成によれば、照射強度分布がそれぞれ異なる第1光学ユニットと第2光学ユニットからの光が照射位置で重なり合うため、全体として均一で、かつ、より高い照射強度のライン状の光が得られる。
以上のように、本発明によれば、第1方向に沿って並べられた複数の光源モジュールから出射された光が照射面上において第1方向に重なり合うため、光学ユニットからは高いピーク強度のライン状の光が出射される。このため、光学ユニットの数を増やすことなく(つまり、装置を大型化することなく)、高い照射強度のライン状の光を出射可能な光照射装置が提供される。
本発明の実施形態に係る光照射装置の外観図である。 本発明の実施形態に係る光照射装置に搭載されるLEDユニットの構成及び配置を説明する拡大図である。 図2(a)に示すLEDユニットの構成を説明する拡大図である。 図3のA−A’断面図である。 図3のB−B’断面図である。 図5のA部(点線枠)拡大図である。 本発明の実施形態に係る光照射装置に搭載されるLEDユニットのLED素子の構成を説明する図である。 本実施形態の光照射装置から出射される紫外光のY軸方向の照射強度分布を示す図である。 本実施形態の光照射装置から出射される紫外光のX軸方向の照射強度分布を示す図である。 本発明の実施形態に係る光照射装置に搭載されるLEDダイの発光面の長さと、出射される紫外光の効率との関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る光照射装置に搭載されるLEDダイの発光面の長さと、有効照射エリアの長さとの関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る光照射装置に搭載されるLEDダイの発光面の長さと、出射される紫外光のピーク強度との関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る光照射装置に搭載されるLEDダイの発光面の長さと、出射される紫外光の照射強度分布の均一度との関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一の符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施形態に係る光照射装置1の外観図である。本実施形態の光照射装置1は、オフセット枚葉印刷用のインキとして用いられる紫外線硬化型インキや、FPD(Flat Panel Display)等でシール剤として用いられる紫外線硬化樹脂を硬化させる光源装置に搭載される装置であり、後述するように照射対象物の上方に配置され、照射対象物に対してライン状の紫外光を出射する(図2(b))。本明細書においては、光照射装置1から出射されるライン状の紫外光の長手(線長)方向をX軸方向(第1方向)、短手(線幅)方向をY軸方向(第2方向)、X軸及びY軸と直交する方向(すなわち、鉛直方向)をZ軸方向と定義して説明する。図1(a)は、Y軸方向から見たときの光照射装置1の正面図である。図1(b)は、Z軸方向から見たとき(図1(a)の下側から上側に見たとき)の光照射装置1の底面図である。図1(c)は、X軸方向から見たとき(図1(a)の右側から左側に見たとき)の光照射装置1の側面図である。
図1に示すように、光照射装置1は、ケース10と、基台ブロック20と、5個のLEDユニット100a〜100eとを備えている。ケース10は、基台ブロック20、LEDユニット100a〜100eを収容するケースである。また、LEDユニット100a〜100eは、共にX軸に平行なライン状の紫外光を出射するユニットであり、本明細書においては、LEDユニット100a〜100eを総称して「光学ユニット100」ともいう。
基台ブロック20は、光学ユニット100を固定するための支持部材であり、ステンレス鋼等の金属によって形成されている。図1(b)及び(c)に示すように、基台ブロック20は、X軸方向に延びる略矩形の板状の部材であり、下面はY軸方向に沿って凹む部分円筒面となっている。基台ブロック20の下面(すなわち、部分円筒面)には、X軸方向に延びるLEDユニット100a〜100eがY軸方向に沿って(すなわち、部分円筒面に沿って)並んで配置され、ネジ止めやハンダ付け等によって固着されている。
ケース10の下面(光照射装置1の下面)は開口部10aを有しており、この開口部10aを通って、各LEDユニット100a〜100eからの紫外光が照射対象物に向かって出射するように構成されている。
図2は、本実施形態に係る光照射装置1に搭載される光学ユニット100の構成及び配置を説明する拡大図である。図2(a)は、図1(b)の拡大図であり、説明の便宜のため、基台ブロック20を省略し、図1(b)に示す光学ユニット100を90°回転させた上で、基台ブロック20の部分円筒面を平面に展開して(つまり、左右に引き延ばして)示している。また、図2(b)は、図1(c)の拡大断面図であり、X軸方向から見たときのLEDユニット100a〜100eの配置を示している。
本実施形態の光照射装置1においては、ケース10の下端から下方(Z軸方向)に100mm離れた位置(すなわち、ワーキングディスタンス100mmの位置(図2(b)中、「WD100」と示す))におけるX−Y平面を基準の照射面Rとし、照射対象物は、不図示の搬送装置によって照射面R上をY軸方向に沿って右から左に搬送されるように構成されている。そして、照射対象物が照射面R上を右から左に順次搬送されることにより、LEDユニット100a〜100eから出射される紫外光が照射対象物上を順次移動(走査)し、照射対象物上の紫外線硬化型インキや紫外線硬化樹脂を順次硬化(定着)させる。なお、図2(b)中、「F1」は、LEDユニット100a〜100eから出射される紫外光が集光する照射面R上の集光位置を示している。また、図2(b)においては、説明の便宜のため、集光位置F1を通る照射面Rの垂線を光照射装置1から出射される紫外光の光路の中心線Oとして示している。
図2(a)に示すように、本実施形態の光照射装置1をZ軸方向から見たとき、右側から左側に向かって(つまり、Y軸に沿って)、LEDユニット100a〜100eが順番に配置されている。そして、LEDユニット100a、100c、100eは、LEDユニット100b、100dに対して、X軸方向にP/2(すなわち、LEDモジュール110の配置間隔Pの1/2)の距離だけオフセットして配置されている(詳細は後述)。
図2(b)に示すように、本実施形態のLEDユニット100a〜100eは、X軸方向から見たときに、集光位置F1を中心とする半径125mmの円周の円弧上に、10.5°の角度間隔をおいて配置されている。なお、本実施形態においては、LEDユニット100cの光軸が中心線Oと略一致するように、LEDユニット100cが集光位置F1の鉛直上方に配置され、LEDユニット100a〜100eはX軸方向から見たときに、中心線Oを対称軸として線対称に配置される。各LEDユニット100a〜100eからの紫外光は、基準の照射面R上の集光位置F1に向かって出射され、基準の照射面R上において集光位置F1を中心とする線幅LWの範囲を照射するように構成されている。なお、本実施形態においては、紫外光の線幅LWは集光位置F1に対して±約20mmに設定されており、線長LL(X軸方向の長さ)は約100mmに設定されている。本実施形態においては、このように5つのLEDユニット100a〜100eからの紫外光を集光位置F1で重ね合わせることにより、高い照射強度の紫外光を照射対象物に対して照射している。
図3は、LEDユニット100a〜100eの構成を説明する図であり、図2(a)の拡大図である。また、図4、図5及び図6は、図3に示すLEDユニット100a〜100eの内部の構成を説明する図であり、図4は図3のA−A’断面図であり、図5は図3のB−B’断面図であり、図6は図5のA部(点線枠)拡大図である。なお、図4、図5及び図6においては、図面を見やすくするために一部の構成を省略して示している。また、図4、図5及び図6においては、LEDユニット100a〜100eのLEDモジュール110から出射される紫外光の光軸を一点鎖線で示し、紫外光の光路OPを実線で示している。
なお、本実施形態のLEDユニット100a〜100eは、それぞれ配置される位置のみが異なり、内部の構成は同一であるため、以下、代表してLEDユニット100cについて説明する。
図2(a)及び図3に示すように、LEDユニット100cは、X軸方向に延びる矩形状の基板101と、10個のLEDモジュール110を備えている。10個のLEDモジュール110は、X軸方向に延びる基板101の中心線CL(図3)に沿って稠密に基板101上に配置され、基板101と電気的に接続されている。LEDユニット100cの基板101は、不図示のLED駆動回路に接続されており、各LEDモジュール110には、基板101を介してLED駆動回路からの駆動電流が供給されるようになっている。各LEDモジュール110に駆動電流が供給されると、各LEDモジュール110からは駆動電流に応じた光量の紫外光が出射され、LEDユニット100cからはX軸に平行なライン状の紫外光が出射される。なお、後述するように、本実施形態の各LEDモジュール110は、4つのLED(Light Emitting Diode)ダイ111aを内蔵したLED素子111を備えており(図3)、各LEDダイ111aから略等しい照射強度分布の紫外光が出射されるように各LEDモジュール110(すなわち、各LEDダイ111a)に供給される駆動電流が調整されている。そして、LEDユニット100cから出射されるライン状の紫外光は、照射面R上でX軸方向において所定の照射強度分布を有している(詳細は後述)。なお、図2(a)、図3に示すように、本実施形態の各LEDモジュール110の配置間隔Pは、後述するLED素子111のパッケージ111pのサイズに等しく、本実施形態においては約14mmに設定されている。
図3〜図6に示すように、LEDユニット100aは、LED素子111(光源モジュール)、レンズ113及びレンズ115(光学素子)を備えている。
図7は、LED素子111の構成を説明する図であり、図7(a)は平面図であり、図7(b)は、図7(a)のC−C’断面図である。図7に示すように、本実施形態のLED素子111は、枡形のパッケージ111pを備え、その内部に4つのLEDダイ111a(発光素子)を内蔵している。また、パッケージ111pの開口部は、カバーガラス111cで封止されている。LEDダイ111aは、略正方形の発光面を備え、LED駆動回路から駆動電流の供給を受けて、波長365nmの紫外光を出射する半導体素子である。本実施形態においては、各LEDダイ111aは、0.85×0.85mmの発光面を備え、パッケージ111pの中心線(つまり、1組の向かい合う辺に平行な中心線)に沿って1.2mm間隔で並べられている。そして、各LED素子111は、LEDダイ111aがX軸方向に沿って並ぶように基板101に取り付けられる。
図3〜図6に示すように、各LED素子111の光軸上には、不図示のレンズホルダに保持されたレンズ113及びレンズ115が配置されている。レンズ113は、例えばシリコーン樹脂の射出成形により形成された、例えば、LED素子111側が平面の球面平凸レンズであり、各LEDダイ111aから拡散しながら入射する紫外光を集光して後段のレンズ115に導光する。レンズ115は、例えばシリコーン樹脂の射出成形により形成された非球面レンズであり、Y軸方向にパワーを有するシリンドリカル面が形成された入射面と、Y軸方向とX軸方向とで異なるパワーを有するトロイダル面が形成された出射面とを備え、レンズ113から入射する紫外光をY軸方向に集光すると共に、X軸方向に所定の倍率(例えば、約10倍)で拡大する。このため、図4に示すように、X軸方向から見たとき、各LED素子111(つまり、各LEDダイ111a)から出射された紫外光は、レンズ113及びレンズ115を通り、集光位置F1に集光する。また、図5に示すように、Y軸方向から見たとき、各LED素子111から出射された紫外光は、レンズ113及びレンズ115を通り、X軸方向に拡がり、他のLED素子111からの紫外光と照射面R上で互いに重なり合うように構成されている。なお、本実施形態においては、レンズ113は光軸に直交する方向の最大径がφ13.5mmのレンズである。また、レンズ115は光軸に直交する方向の断面が矩形のレンズであり、本実施形態においては、各LEDユニット100aのレンズ115がX軸方向に連結されており、1つの部材として構成されている。このような構成により、各LEDダイ111aから入射する紫外光が効率よく(つまり、レンズ113及びレンズ115によるケラレが発生することなく)照射面R上に導かれる。
このように、本実施形態においては、各LED素子111から出射された紫外光が照射面R上でX軸方向に互いに重なり合うように構成することで、高い照射強度(ピーク強度)の紫外光が各LEDユニット100a〜100eから出射されるように構成している。つまり、各LEDユニット100a〜100eそれ自体で、従来のLEDユニット(例えば、特許文献2に記載のもの)よりも高いピーク強度の紫外光が出射されるようになっている。また、本実施形態の光照射装置1は、このような構成の5つのLEDユニット100a〜100eを用い、LEDユニット100a〜100eからの紫外光を集光位置F1で重ね合わせることにより、更に高い照射強度の紫外光を照射対象物に対して照射する。
図8は、本実施形態の光照射装置1から出射される紫外光のY軸方向の照射強度分布を示す図であり、光照射装置1の長手方向の中心位置(すなわち、紫外光の線長LL(X軸方向の長さ)の1/2の位置)でのY軸方向の照射強度分布を示している。図8(a)は、各LEDユニット100a〜100eから出射される紫外光の照射強度分布を示し、図8(b)は、5つのLEDユニット100a〜100eから出射される紫外光のトータルの照射強度分布を示している。図8(a)と(b)とを比較すると分かるように、5つのLEDユニット100a〜100eからの紫外光が集光位置F1で重ね合わされることにより、集光位置F1(図8中、「0mm」で示す)では、各LEDユニット100a〜100eから出射される紫外光のピーク強度の5倍(約8000mW/cmのピーク強度)の紫外光が得られる。
図9は、本実施形態の光照射装置1から出射される紫外光のX軸方向の照射強度分布を示す図であり、光照射装置1の短手方向の中心位置(すなわち、集光位置F1)でのX軸方向の照射強度分布を示している。図9(a)は、LEDユニット100a、100c、100eのそれぞれから出射される紫外光の照射強度分布を示し、図9(b)は、LEDユニット100b、100dのそれぞれから出射される紫外光の照射強度分布を示し、図9(c)は、5つのLEDユニット100a〜100eから出射される紫外光のトータルの照射強度分布を示している。なお、図9(a)及び図9(b)においては、説明の便宜のため、各LEDユニット100a〜100eの各LED素子111から出射される紫外光の照射強度分布を実線で示し、LEDユニット全体から出射される紫外光(つまり、各LED素子111から出射される紫外光の総和)の照射強度分布を点線で示している。
上述したように、本実施形態の各LED素子111から出射された紫外光は、レンズ113及びレンズ115によって、X軸方向に拡げられて、照射面R上に照射される。ここで、各LED素子111から出射される紫外光は、X軸方向に沿って等間隔に並べられた4つのLEDダイ111aから出射される紫外光に他ならないため、各LED素子111から出射される紫外光のX軸方向の照射強度分布は、4つのピークを有する離散的な照射強度分布となる。そして、このような離散的な照射強度分布を有する紫外光がレンズ113及びレンズ115によって、所定の倍率でX軸方向に拡げられて、照射面R上に照射される(図9(a)及び図9(b)の実線部)。その結果、照射面R上において、複数のLED素子111からの紫外光がX軸方向に重なり合い、光照射装置1の長手方向の中心位置(すなわち、紫外光の線長LL(X軸方向の長さ)の1/2の位置)を中心とする所定の範囲(本実施形態においては、±約35mmの範囲)で照射強度が高められる(図9(a)及び図9(b)の点線部)。このように、本実施形態においては、X軸方向に並ぶ複数のLED素子111からの紫外光をX軸方向に重ね合わせることにより、ピーク強度の高い紫外光を得ている。なお、本明細書においては、紫外光が重なり合い、ピーク強度が高くなる部分を「有効照射エリア」と称し、本実施形態においては、この部分に照射対象物が配置される。
なお、図9(a)及び図9(b)に示すように、各LEDユニット100a〜100eから出射される紫外光の照射強度分布は、有効照射エリアでピーク強度が高められるものの、所々櫛歯状に変動したもの(つまり、不均一なもの)となる。これは、X軸方向に並ぶLEDダイ111aの密度が一定ではなく、各LED素子111間にLEDダイ111aが配置されない部分が存在するためである。そこで、本実施形態においては、光照射装置1全体から出射される紫外光の照射強度分布が略均一となるように、LEDユニット100a、100c、100を、LEDユニット100b、100dに対して、X軸方向にP/2(すなわち、LEDモジュール110の配置間隔Pの1/2)の距離だけオフセットして配置している。LEDユニット100a〜100eをこのように配置すると、各LEDユニット100a〜100eから出射される紫外光の照射強度の低くなる部分が照射面R上で互いに打ち消される。このため、光照射装置1全体の紫外光の照射強度分布(つまり、5つのLEDユニット100a〜100eから出射される紫外光のトータルの照射強度分布)としては、X軸方向において略均一なものとなり、また各LEDユニット100a〜100eから出射される紫外光のピーク強度の5倍(約8000mW/cm)のピーク強度となる。
このように本実施形態の各LEDユニット100a〜100eにおいては、X軸方向に複数(4つ)のLEDダイ111aを備えたLED素子111を複数(10個)並べ、各LED素子111から出射される紫外光をX軸方向に拡大することでピーク強度の高い紫外光が出射されるように構成されている。つまり、各LEDユニット100a〜100eそれ自体から、高いピーク強度の紫外光が出射されるようになっている。また、5つのLEDユニット100a〜100eからの紫外光が照射面R上の集光位置F1に集光するように、各LEDユニット100a〜100eを配置することで、更にピーク強度が高く、均一な照射強度分布の紫外光が出射されるように構成されている。従って、このような構成の光照射装置1によれば、照射対象物上の紫外線硬化型インキや紫外線硬化樹脂を安定して硬化(定着)させることができる。
以上が本実施形態の説明であるが、本発明は、上記の構成に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内において様々な変形が可能である。
例えば、本実施形態の光照射装置1は、5つのLEDユニット100a〜100eを備えるものとして説明したが、上述したように各LEDユニット100a〜100eにおいてピーク強度の高い紫外光が出射されるように構成されているため、所望するピーク強度に応じて使用するLEDユニットの数を調整すればよく、光照射装置1は、1つ以上のLEDユニットを備えればよい。
また、本実施形態の各LEDユニット100a〜100eは、10個のLEDモジュール110を備えるものとして説明したが、各LEDモジュール110から出射される紫外光が照射面R上で少しでも重なるように構成すれば紫外光のピーク強度を高めることができるため、各LEDユニット100a〜100eは、X軸方向に少なくとも2つ以上のLEDモジュール110を備えればよい。
また、本実施形態のLED素子111は、0.85×0.85mmの発光面を有し、X軸方向に1.2mm間隔で並ぶ4つのLEDダイ111aを備えるものとして説明したが、発光面のサイズ、LEDダイ111aの数、LEDダイ111aの間隔は、必ずしもこのような構成に限定されるものではない。つまり、LED素子111から出射される紫外光がX軸方向に拡大されたときに、他のLED素子111(例えば、隣接するLED素子111)からの紫外光と少しでも重なるように構成すれば紫外光のピーク強度を高めることができるため、LED素子111としては、X軸方向に延びる紫外光を出射できるものであればよく、複数のLEDダイ111aを備えるものに代えて、例えば、X軸方向に延びる1つの発光面(つまり、1つのLEDダイ111a)を備えたものを適用することができる。なお、この場合、発光面の大きさ(長さ)は、本実施形態の複数のLEDダイ111aによって構成される発光部の長さ(つまり、複数のLEDダイ111aが配置される領域のX軸方向の長さ)に相当し、使用するレンズ113及びレンズ115のサイズ、有効照射エリアの長さ、所望する紫外光のピーク強度、所望する紫外光の照射強度分布の均一度等を考慮して適宜設定される。しかし、1つのLED素子111から出射される紫外光がX軸方向に拡大され、他のLED素子111からの紫外光と重なるためには、LED素子111の間隔をa、発光面のX軸方向の長さをb、レンズ113及びレンズ115によるX軸方向の倍率をαとしたとき、以下の条件式(1)を満たすことが条件となる。
α×b≧a ・・・(1)
図10〜図13は、LEDダイ111aの発光面(発光部)の長さを求めるために発明者が行ったシミュレーション結果を示すグラフである。図10は、LEDダイ111aの発光面の長さ(発光長)と出射される紫外光の効率との関係をシミュレーションした結果である。ここで、出射される紫外光の効率とは、LEDダイ111aから出射される紫外光の効率をいい、本明細書においては、(照射面R上での紫外光の光量)/(LEDダイ111aから出射される紫外光の光量)と定義する。また、図11は、LEDダイ111aの発光面の長さと有効照射エリアの長さとの関係をシミュレーションした結果である。図12は、LEDダイ111aの発光面の長さと出射される紫外光のピーク強度との関係をシミュレーションした結果である。図13は、LEDダイ111aの発光面の長さと出射される紫外光の照射強度分布の均一度との関係をシミュレーションした結果である。出射される紫外光の照射強度分布の均一度とは、有効照射エリア内における照射強度のバラツキをいい、本明細書においては、((有効照射エリア内の最大強度)−(有効照射エリア内の最小強度))/((有効照射エリア内の最大強度)+(有効照射エリア内の最小強度))と定義する。なお、図10〜図13に示すシミュレーションにおいては、本実施形態と同一のレンズ113及びレンズ115がLED素子111の光路上に配置され、各LEDモジュール110(つまり、LED素子111)の配置間隔Pも、本実施形態と同一の14mmであるものとして、シミュレーションを行った。
図10に示すように、LEDダイ111aの発光面の長さ(発光長)が長くなると、出射される紫外光の効率は徐々に低下する。これは、LEDダイ111aの発光面の長さが長くなることにより、レンズ113及びレンズ115によってケラレが発生するため(つまり、発光面から出射される紫外光の一部がレンズ113及びレンズ115に取り込まれなくなるため)である。従って、効率≧75%を目標値とすると、本実施形態のレンズ113及びレンズ115を用いる場合、LEDダイ111aの発光面の長さは、5.8mm以下とするのが好ましい。
図11に示すように、LEDダイ111aの発光面の長さ(発光長)が長くなると、有効照射エリアの長さ(有効照射エリア長)が徐々に短くなる。これは、発光長が長くなると、有効照射エリア長の中心部で紫外光の重なりが多くなるためピーク強度は高くなるが、一方で有効照射エリア長の両端側の照射強度が相対的に下がるためである。従って、有効照射エリア長≧70mmを目標値とすると、LEDダイ111aの発光面の長さは、5.8mm以下とするのが好ましい。
図12に示すように、LEDダイ111aの発光面の長さ(発光長)が長くなると、出射される紫外光のピーク強度が徐々に大きくなる。これは、各LEDダイ111aから照射される紫外光の照射面R上での長さが長くなるため、これによってX軸方向に重ね合わせられる紫外光の長さも長くなるためである。従って、紫外光のピーク強度≧600mWを目標値とすると、LEDダイ111aの発光面の長さは、4.2mm以上とするのが好ましい。
図13に示すように、LEDダイ111aの発光面の長さ(発光長)に応じて、出射される紫外光の均一度が変化する。従って、紫外光の照射強度分布の均一度≦7%を目標値とすると、LEDダイ111aの発光面の長さは、4.2mm以上とするのが好ましい。
以上のシミュレーション結果から、紫外光の効率、有効照射エリアの長さ、紫外光のピーク強度、紫外光の照射強度分布の均一度を考慮すると、LEDダイ111aの発光面の長さ(b)は、4.2mm〜5.8mmの範囲に設定するのが好ましいといえる。そして、本実施形態のLED素子111の間隔(a)が14mmであることを考慮すると、条件式(1)から以下の条件式(2)が得られる。
0.30≦b/a≦0.42 ・・・(2)
つまり、LEDダイ111aの発光面の長さ(b)は、LED素子111の間隔(a)に対して0.30〜0.42の範囲で設定するのが好ましいことが分かる。
また、条件式(1)と条件式(2)から、以下の条件式(3)及び(4)が得られる。
3.3≦α ・・・(3)
2.3≦α ・・・(4)
つまり、LED素子111の間隔(a)とLEDダイ111aの発光面の長さ(b)が条件式(2)を満たすとき、各LEDダイ111aから照射される紫外光が照射面R上で重なるためには、レンズ113及びレンズ115によるX軸方向の倍率(α)を3.3以上に設定すること(つまり、条件式(3)を満たすこと)が好ましいことが分かる。
また、本実施形態においては、各LEDユニット100aのレンズ115がX軸方向に連結されているものとして説明したが、レンズ115は、各LEDユニット100aに独立して配置されてもよい。
また、本実施形態においては、レンズ113は、球面平凸レンズであるとしたが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、両凸レンズ、凹凸レンズを適用することも可能である。
また、本実施形態においては、レンズ115は、シリンドリカル面とトロイダル面が形成された非球面レンズであるとしたが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、平面とトロイダル面が形成された非球面レンズ、球面両凸レンズを適用することも可能である。
また、本実施形態においては、レンズ113及びレンズ115は、シリコーン樹脂によって形成されるものとしたが、シリコーン樹脂に限定されるものではなく、他の光学用透明樹脂やガラスを適用することも可能である。
なお、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【0003】
光照射装置を提供することである。
課題を解決するための手段
[0010]
上記目的を達成するため、本発明の光照射装置は、照射面上の所定の照射位置に、第1方向に延び、かつ、第1方向と直交する第2方向に所定の線幅を有するライン状の光を照射する光照射装置であって、基板上に第1方向に沿って第1の間隔をおいて並べられ、所定の方向に光軸の向きを揃えて配置されたN個(Nは2以上の整数)の光源モジュールと、各光源モジュールの光路上に配置され、各光源モジュールからの光を所定の光路に導くN個の光学素子とを有し、照射面に対して第1方向に平行なライン状の光を出射する光学ユニットを備え、各光源モジュールは、第1方向に沿って第1の間隔よりも短い第2の間隔をおいて並べられたM個(Mは2以上の整数)の発光素子から構成され、第1方向に沿って延びる発光部を有し、各光学素子は、発光部から出射される光を第1方向に所定の倍率で拡大し、第1の間隔をa、前記発光部の前記第1方向の長さをb、前記所定の倍率をαとしたときに、次の条件式(1)、(2)及び(3)を満足することを特徴とする。
α×b≧a ・・・(1)
0.30≦b/a≦0.42 ・・・(2)
3.3≦α ・・・(3)
[0011]
このような構成によれば、各光源モジュールから出射される光が第1方向に拡大されるため、照射面上の照射位置において、複数の光源モジュールから出射された光が互いに重なり合う部分ができる。このため、高いピーク強度を有するライン状の光が光学ユニットから出射される。
[0012]
[0013]
また、発光素子が、略正方形状の発光面を有するLED(Light Emitting Diode)であることが望ましい。
[0014]

Claims (12)

  1. 照射面上の所定の照射位置に、第1方向に延び、かつ、前記第1方向と直交する第2方向に所定の線幅を有するライン状の光を照射する光照射装置であって、
    基板上に前記第1方向に沿って第1の間隔をおいて並べられ、所定の方向に光軸の向きを揃えて配置されたN個(Nは2以上の整数)の光源モジュールと、前記各光源モジュールの光路上に配置され、前記各光源モジュールからの光を所定の光路に導くN個の光学素子とを有し、前記照射面に対して前記第1方向に平行なライン状の光を出射する光学ユニットを備え、
    前記各光源モジュールは、前記第1方向に沿って延びる発光部を有し、
    前記各光学素子は、前記発光部から出射される光を前記第1方向に所定の倍率で拡大し、
    前記第1の間隔をa、前記発光部の前記第1方向の長さをb、前記所定の倍率をαとしたときに、次の条件式(1)を満足することを特徴とする光照射装置。
    α×b≧a ・・・(1)
  2. 前記発光部は、光を発する少なくとも1個の発光素子を有することを特徴とする請求項1に記載の光照射装置。
  3. 前記発光部は、前記第1方向に沿って第2の間隔をおいて並べられたM個(Mは2以上の整数)の前記発光素子を有することを特徴とする請求項2に記載の光照射装置。
  4. 前記発光素子が、略正方形状の発光面を有するLED(Light Emitting Diode)であることを特徴とする請求項3に記載の光照射装置。
  5. 前記第1の間隔a、前記発光部の前記第1方向の長さb及び前記所定の倍率αが、次の条件式(2)及び(3)を満足することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光照射装置。
    0.30≦b/a≦0.42 ・・・(2)
    3.3≦α ・・・(3)
  6. 前記各光学素子は、前記発光素子から出射される光が前記照射位置において前記所定の線幅内となるように、前記光軸の方向及び前記第1方向のそれぞれと直交する第3方向に前記発光素子から出射される光を集光することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の光照射装置。
  7. 前記各光学素子は、前記各光源モジュールからの光が入射する第1レンズと、該第1レンズを透過した光が入射する第2レンズと、を有し、
    前記第1レンズは、平面、凸面又は凹面で形成された入射面と、凸面で形成された出射面とを有し、
    前記第2レンズは、前記第3方向に正のパワーを有するシリンドリカル面が形成された入射面と、前記第1方向及び前記第3方向に正のパワーを有するトロイダル面が形成された出射面とを有する非球面レンズである
    ことを特徴とする請求項6に記載の光照射装置。
  8. 前記各光学素子は、前記各光源モジュールからの光が入射する第1レンズと、該第1レンズを透過した光が入射する第2レンズと、を有し、
    前記第1レンズは、平面、凸面又は凹面で形成された入射面と、凸面で形成された出射面とを有し、
    前記第2レンズは、平面で形成された入射面と、前記第1方向及び前記第3方向に正のパワーを有するトロイダル面が形成された出射面とを有する非球面レンズである
    ことを特徴とする請求項6に記載の光照射装置。
  9. 前記各光学素子は、前記各光源モジュールからの光が入射する第1レンズと、該第1レンズを透過した光が入射する第2レンズと、を有し、
    前記第1レンズは、平面、凸面又は凹面で形成された入射面と、凸面で形成された出射面とを有し、
    前記第2レンズは、凸面で形成された入射面と、凸面で形成された出射面とを有する球面両凸レンズである
    ことを特徴とする請求項6に記載の光照射装置。
  10. 前記第2レンズは、光軸方向から見たときに、矩形状の外形を有することを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の光照射装置。
  11. 前記各光学素子の第2レンズが、前記第1方向に沿って連結していることを特徴とする請求項10に記載の光照射装置。
  12. 前記光照射装置は、前記光学ユニットを複数備え、
    前記複数の光学ユニットは、第1光学ユニットと、該第1光学ユニットに対して前記第1の間隔の1/2の距離だけ前記第1方向に相対的にずれて配置される第2光学ユニットから成り、
    前記第1光学ユニットと前記第2光学ユニットは、前記第1方向から見たときに、前記各光学ユニットから出射される光の光路が前記照射位置における垂線を対称軸として線対称となるように、前記照射位置を中心とする円周に沿って交互に配置される
    ことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の光照射装置。
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