JPWO2014148103A1 - 圧電ブロア - Google Patents

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Abstract

圧電ブロア(100)は外筐体(17)とブロア本体(101)とを備える。外筐体(17)はブロア本体(101)を収納している。ブロア本体(101)は、天板(80)、側板(70)、第1振動板(60)、圧電素子(40)、中間板(190)、第2振動板(160)、側板(170)、及び底板(180)を備え、それらが順に積層された構造を有している。天板(80)、側板(70)、及び第1振動板(60)は、円柱状の第1ブロア室(36)を構成している。第2振動板(160)、側板(170)、及び底板(180)は、円柱状の第2ブロア室(136)を構成している。圧電素子(40)の厚み方向の中立面(C)から第2振動板(160)の圧電素子(40)側の面(160A)までの距離(K2)は、中立面(C)から第1振動板(60)の圧電素子(40)側の面(60B)までの距離(K1)より長い。

Description

本発明は、気体の輸送を行う圧電ブロアに関するものである。
従来、電子機器の内部に設けられている熱源を冷却するため、あるいは燃料電池で発電するために必要な酸素を供給するための圧電ブロアが各種考案されている。例えば特許文献1には圧電ブロア900が開示されている。
図9は、特許文献1に係る圧電ブロア900の断面図である。圧電ブロア900は、内筐体1と、外筐体5と、を備えている。
内筐体1は、圧電素子20及び中間板22が接合されたダイヤフラム21と、ダイヤフラム21に接合されている枠板部13と、枠板部13に接合されている天板部10と、を有する。内筐体1は、ダイヤフラム21と枠板部13と天板部10とによってブロア室3を構成している。
天板部10は、ブロア室3の内部と外部とを連通させる第1通気孔11と、外筐体5に固定されている複数の支持部4とを有している。複数の支持部4は、内筐体1を外筐体5に対して弾性的に支持する。
外筐体5は、内筐体1を間隔を設けて被覆し、内筐体1との間に通気路6を構成する。さらに、外筐体5は、第1通気孔11と対向する箇所に第2通気孔8を有する。
圧電素子20は、第1主面20Aと、第1主面20Aに対向する第2主面20Bとを有している。第1主面20A、第2主面20Bには、おのおの圧電素子20を駆動するための電極が設けられている。そして、天板部10は、外筐体5から突出する電極端子83を有する。電極端子83と、圧電素子20の第1主面20Aに設けられた電極とは、中間板22及び内筐体1を介して電気的に接続されている。また、外筐体5の底面には、電極端子82が設けられている。電極端子82と、圧電素子20の第2主面20Bに設けられた電極とは、リード線79を介して電気的に接続されている。
以上の構成において、交流駆動電圧が電極端子82、83から圧電素子20に印加されると、圧電素子20が伸縮し、圧電素子20の伸縮によりダイヤフラム21が屈曲振動する。そして、ダイヤフラム21の屈曲振動により、ブロア室3の体積が周期的に変化する。
詳述すると、ダイヤフラム21が圧電素子20側へ屈曲すると、ブロア室3の体積が増大する。これに伴い、圧電ブロア900の外部の気体が通気路6及び第1通気孔11を介してブロア室3内に吸引される。
次に、ダイヤフラム21がブロア室3側へ屈曲すると、ブロア室3の体積が減少する。これに伴い、ブロア室3内の気体が通気路6及び第1通気孔11を介して第2通気孔8から吐出される。このとき、ブロア室3から吐出される空気によって、圧電ブロア900の外部の空気が通気路6を介して引き込まれて第2通気孔8から吐出される。そのため、第2通気孔8から吐出される空気の流量が、外部から引き込まれる空気の流量分多くなる。
国際公開第2009/148008号パンフレット
しかしながら、前記特許文献1の圧電ブロア900には、組み込み先の電子機器の小型化に伴い、小型化かつさらなる吐出流量の増加が求められている。
また、圧電素子20の第2主面20Bに設けられた電極は前述したように、リード線79によって電極端子82に接続されている。そのため、圧電素子20の第2主面20Bの電極とリード線79との接続強度は、圧電素子20の第1主面20Aの電極と中間板22との接続強度に比べて極めて弱い。
よって、圧電ブロア900には、例えば圧電ブロア900を内蔵する電子機器が落下して地面に衝突し、落下による衝撃力が第2主面20Bの電極とリード線79との接続部分に加わると、リード線79が圧電素子20の第2主面20Bの電極から容易に剥離してしまうという問題がある。
そこで本発明は、吐出流量を従来よりも増加させ、圧電素子の両主面に設けられる電極と、該電極におのおの接続される配線との接続強度を従来よりも高めた圧電ブロアを提供することを目的とする。
本発明の圧電ブロアは、前記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(1)第1主面と、前記第1主面と対向する第2主面とを有し、前記第1、第2主面におのおの電極を備える圧電素子と、
前記圧電素子の前記第1主面に接合し、前記圧電素子により屈曲振動する第1振動部と、
前記第1振動部の前記圧電素子とは逆側の面に接合し、前記第1振動部とともに第1ブロア室を構成し、前記第1ブロア室の内部と外部を連通する第1開口部を有する第1筐体と、
前記圧電素子の前記第2主面に接合する中間部と、前記中間部に連なる平板部とを有し、前記圧電素子により屈曲振動する第2振動部と、
前記平板部の前記圧電素子とは逆側の面に接合し、前記第2振動部とともに第2ブロア室を構成し、前記第2ブロア室の内部と外部を連通する第2開口部を有する第2筐体と、を備え、
前記第1振動部と前記中間部とは、導電性を有し、
前記圧電素子の厚み方向の中立面から前記第1振動部の前記圧電素子側の面までの距離は、前記中立面から前記平板部の前記圧電素子側の面までの距離と異なる。
この構成において、第1筐体、第1振動部、圧電素子、第2振動部、及び第2筐体は、この順に積層され、ブロア本体を構成する。そして、圧電素子の厚み方向の中立面とは、圧電素子の厚み方向に直交し、圧電素子の厚み方向の中心を通る面である。
この構成では、交流駆動電圧が圧電素子に印加されると、圧電素子は伸縮する。ここで、中立面から第1振動部の圧電素子側の面までの距離が、中立面から平板部の圧電素子側の面までの距離と異なるため、ブロア本体は中立面に対して非対称となる。そのため、圧電素子の伸縮による第1振動部の撓みやすさと、圧電素子の伸縮による第2振動部の撓みやすさとは、異なる。
よって、この構成では圧電素子の両側に2つのブロア室が設けられているが、圧電素子の伸縮により第1、第2振動部の両方が圧電素子による振動を相互に打ち消し合うことなく撓み振動を行う。すなわち、圧電素子の伸縮により第1、第2ブロア室の両方の体積が変化する。そのため、第1ブロア室の体積変化量と第2ブロア室の体積変化量との和は、従来の1つのブロア室のみの体積変化量よりも多くなる。したがって、この構成では、圧電ブロアの吐出流量が従来よりも増加する。
また、この構成では、圧電素子の第1主面が導電性を有する第1振動部と当接し、第2主面が導電性を有する第2振動部の中間部と当接している。すなわち、圧電素子の両主面に設けられる電極と、該電極におのおの接続される配線との接触が面接触となり、圧電素子の両主面の電極と、電極に接続される配線との接続強度が従来よりも高くなる。
したがって、この構成によれば、吐出流量を従来よりも増加させ、圧電素子の両主面に設けられる電極と、該電極におのおの接続される配線との接続強度を従来よりも高めることができる。
(2)中間部は、平板部から圧電素子側へ突出していることが好ましい。
この構成では、中間部の厚み分、中立面から平板部の圧電素子側の面までの距離が、中立面から第1振動部の圧電素子側の面までの距離より長くなる。
(3)中間部の直径は、第2ブロア室の直径より短いことが好ましい。
第2振動部における、第2筐体に接合する部分と第2ブロア室に面する部分との境界は、第2振動部の屈曲振動の支点となる。
この構成では、中間部の直径が第2ブロア室の直径より短いため、圧電素子の伸縮による第2振動部の撓みやすさが低下しない。そのため、圧電素子の伸縮による第1振動部の撓みやすさと、圧電素子の伸縮による第2振動部の撓みやすさとは、異なる。すなわち、圧電素子の伸縮により第1、第2ブロア室の両方の体積は変化する。そのため、第1ブロア室の体積変化量と第2ブロア室の体積変化量との和は、従来の1つのブロア室のみの体積変化量よりも多くなる。
したがって、この構成によれば、吐出流量を従来よりも増加させ、圧電素子の両主面に設けられる電極と、該電極におのおの接続される配線との接続強度を従来よりも高めることができる。
(4)第2振動部は、中間部と平板部とが一体形成されて構成されていることが好ましい。
この構成では、中間部と平板部とが別体で設けられている場合に比べて、中間部と平板部との接合強度が増す。そのため、この構成は、例えば中間部と平板部との位置がずれ、圧電ブロアの特性が低下することを防止できる。したがって、この構成によれば、圧電ブロアの信頼性が向上する。
この発明によれば、吐出流量を従来よりも増加させ、圧電素子の両主面に設けられる電極と、該電極におのおの接続される配線との接続強度を従来よりも高めることができる。
本発明の実施形態に係る圧電ブロア100の外観斜視図である。 図1に示す圧電ブロア100のS−S線の断面図である。 図1に示す圧電ブロア100に備えられるブロア本体101の分解斜視図である。 図4(A)(B)は、図1に示す圧電ブロア100を1次振動モードの周波数(基本波)で共振駆動をさせた際における、圧電ブロア100のS−S線の断面図である。 本発明の実施形態の第1比較例に係る圧電ブロア500の断面図である。 本発明の実施形態の第2比較例に係る圧電ブロア600の断面図である。 本発明の実施形態の第1変形例に係る圧電ブロア200の断面図である。 本発明の実施形態の第2変形例に係る圧電ブロア300の断面図である。 特許文献1に係る圧電ブロア900の断面図である。
《本発明の実施形態》
以下、本発明の実施形態に係る圧電ブロア100について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る圧電ブロア100の外観斜視図である。図2は、図1に示す圧電ブロア100のS−S線の断面図である。図3は、図1に示す圧電ブロア100に備えられるブロア本体101の分解斜視図である。
圧電ブロア100は、外筐体17と、ブロア本体101とを備える。
外筐体17は、円筒状である。外筐体17の側面には、外筐体17の外部の空気が外筐体17の内部へ吸引される複数の吸引口53が形成されている。さらに、外筐体17の上面には、外筐体17の内部の空気が排出される排出口24が形成されている。さらに、外筐体17の底面には、外筐体17の内部の空気が排出される排出口25が形成されている。外筐体17は、例えば樹脂からなる。外筐体17は内部に、ブロア本体101を収納している。
なお、本実施形態では円筒状の外筐体17を用いているが、これに限るものではない。例えば、外筐体17が直方体状であってもよい。また、圧電ブロア100は、外筐体17を取り外したブロア本体101のみの状態で使用してもよい。
ブロア本体101は、上から順に、天板80、側板70、第1振動板60、圧電素子40、中間板190、第2振動板160、側板170、及び底板180を備え、それらが順に積層された構造を有している。天板80及び側板70が第1筐体110を構成している。側板170及び底板180が第2筐体120を構成している。天板80、側板70、及び第1振動板60は、円柱状の第1ブロア室36を構成している。第2振動板160、側板170、及び底板180は、円柱状の第2ブロア室136を構成している。
なお、第1振動板60が本発明の「第1振動部」に相当する。中間板190及び第2振動板160が本発明の「第2振動部」を構成している。中間板190が本発明の「中間部」に相当する。第2振動板160が本発明の「平板部」に相当する。
天板80は円板状である。天板80には、第1ブロア室36の内部と外部とを連通させる第1開口部81が設けられている。この第1開口部81は、外筐体17の排出口24と対向する位置に設けられている。天板80は、側板70の上面に接合されている。
側板70は円環状である。側板70は、第1振動板60の上面に接合されている。そのため、側板70の厚みは、第1ブロア室36の高さとなる。
第1振動板60は円板状である。第1振動板60には、円板部61と、円板部61の外周の周縁から周方向へ水平に突出する鍵状の支持部62と、外部回路に接続するための外部端子63とが設けられている。
圧電素子40は、円板状であり、例えばチタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスからなる。圧電素子40は、圧電素子40を駆動するための電極が設けられた第1、第2主面40A、40Bを有する。圧電素子40の第1主面40Aは、第1振動板60に接合され、圧電素子40の第2主面40Bは、中間板190に接合されている。
中間板190は円板状である。中間板190は、第2振動板160の上面160Aに接合されている。中間板190の直径L1は、第2ブロア室136の直径L2より短い。
第2振動板160は、円板状である。第2振動板160には、円板部161と、円板部161の外周の周縁から周方向へ水平に突出する鍵状の支持部162と、外部回路に接続するための外部端子163とが接合されている。第2振動板160は、側板170の上面に接合されている。
側板170は円環状である。側板170は、底板180の上面に接合されている。そのため、側板170の厚みは、第2ブロア室136の高さとなる。
底板180は円板状である。底板180には、第2ブロア室136の内部と外部とを連通させる第2開口部181が設けられている。この第2開口部181は、外筐体17の排出口25と対向する位置に設けられている。
なお、この実施形態において、ブロア本体101を構成する各部材の材料や寸法は、次のとおりである。天板80、側板70、第1振動板60、中間板190、第2振動板160、側板170、及び底板180の材料は、例えば金属である。この実施形態では、天板80、側板70、第1振動板60、第2振動板160、側板170、及び底板180の材料はSUS430を用い、中間板190の材料は42Niを用いている。
また、天板80の寸法は、外径17mm、内径1mm、厚み0.5mmである。側板70の寸法は、外径17mm、内径14mm、厚み0.3mmである。第1振動板60の寸法は、直径17mm、厚み0.4mmである。圧電素子40の寸法は、直径11mm、厚み0.1mmである。中間板190の寸法は、直径4mm、厚み0.2mmである。第2振動板160の寸法は、直径17mm、厚み0.4mmである。側板170の寸法は、外径17mm、内径14mm、厚み0.3mmである。底板180の寸法は、外径17mm、内径1mm、厚み0.5mmである。
以上の構成において、ブロア本体101は、第1振動板60に設けられている4個の支持部62と、第2振動板160に設けられている4個の支持部162とによって、外筐体17に対して弾性的に支持されている。そして、図2に示すように、天板80及び側板70の接合体である第1筐体と外筐体17との間には通気路31が設けられている。また、底板180及び側板170の接合体である第2筐体と外筐体17との間には通気路131が設けられている。
また、図2に示すように、圧電素子40の厚み方向の中立面Cから第2振動板160の圧電素子40側の面160Aまでの距離K2は、中間板190の厚み分、圧電素子40の厚み方向の中立面Cから第1振動板60の圧電素子40側の面60Bまでの距離K1より長い。圧電素子40の厚み方向の中立面Cとは、圧電素子40の厚み方向に直交し、圧電素子40の厚み方向の中心を通る面である。
また、圧電素子40は、導電性を有する第1振動板60及び中間板190によって挟まれている。圧電素子40の第1主面40Aの電極は、第1振動板60における第1ブロア室36とは逆側の下面60Aに接合している。圧電素子40の第2主面40Bの電極は、中間板190における第1ブロア室36側の上面190Aに接合している。そのため、圧電素子40は、外部端子63、163から両電極間に印加される交流駆動電圧に応じて伸縮する。
そして、圧電ブロア100は、排出口24をCPU等の第1被冷却体(熱源)に向け、排出口25を第2被冷却体に向けて配置される。これにより、圧電ブロア100は、排出口24、25から流出する空気で第1、第2被冷却体の両方を同時に冷却する。
以下、圧電ブロア100の動作時における空気の流れについて説明する。
図4(A)(B)は、図1に示す圧電ブロア100を、ブロア本体の1次振動モードの周波数(基本波)で共振駆動をさせた際における、圧電ブロア100のS−S線の断面図である。ここで、図中の矢印は、空気の流れを示している。
図3に示す状態において、ブロア本体の1次振動モードの周波数(基本波)に対応する交流駆動電圧が外部端子63,163から圧電素子40に印加されると、第1、第2振動板60、160のそれぞれは同心円状に屈曲振動する。
同時に、天板80は、第1振動板60の屈曲振動に伴う第1ブロア室36の圧力変動により、第1振動板60の屈曲振動に伴って(この実施形態では振動位相が180°遅れて)同心円状に屈曲振動する。これにより、図4(A)(B)に示すように、第1振動板60及び天板80が屈曲変形して第1ブロア室36の体積が周期的に変化する。
また、同時に、底板180も、第2振動板160の屈曲振動に伴う第2ブロア室136の圧力変動により、第2振動板160の屈曲振動に伴って(この実施形態では振動位相が180°遅れて)同心円状に屈曲振動する。これにより、図4(A)(B)に示すように、第2振動板160及び底板180が屈曲変形して第2ブロア室136の体積が周期的に変化する。
まず、第1ブロア室36の空気の流れについて詳述する。
図4(A)に示すように、交流駆動電圧が圧電素子40に印加されて第1振動板60が圧電素子40側へ屈曲すると、第1ブロア室36の体積が増大する。これに伴い、圧電ブロア100の外部の空気が吸引口53、通気路31、及び第1開口部81を介して第1ブロア室36内に吸引される。なお、このとき、第1ブロア室36からの空気の流出は無いものの、排出口24から圧電ブロア100の外部への空気の流れの慣性力が働いている。
図4(B)に示すように、交流駆動電圧が圧電素子40に印加されて第1振動板60が第1ブロア室36側へ屈曲すると、第1ブロア室36の体積が減少する。これに伴い、第1ブロア室36内の空気が第1開口部81から吐出され、通気路31を介して排出口24から排出される。
このとき、第1ブロア室36から吐出される空気によって、圧電ブロア100の外部の空気が吸引口53及び通気路31を介して引き込まれて排出口24から排出される。そのため、排出口24から排出される空気の流量が、外部から引き込まれる空気の流量分多くなる。
次に、第2ブロア室136の空気の流れについて詳述する。
図4(B)に示すように、交流駆動電圧が圧電素子40に印加されて中間板190及び第2振動板160が圧電素子40側へ屈曲すると、第2ブロア室136の体積が増大する。これに伴い、圧電ブロア100の外部の空気が吸引口53、通気路131、及び第2開口部181を介して第2ブロア室136内に吸引される。なお、このとき、第2ブロア室136からの空気の流出は無いものの、排出口25から圧電ブロア100の外部への空気の流れの慣性力が働いている。
図4(A)に示すように、交流駆動電圧が圧電素子40に印加されて中間板190及び第2振動板160が第2ブロア室136側へ屈曲すると、第2ブロア室136の体積が減少する。これに伴い、第2ブロア室136内の空気が第2開口部181から吐出され、通気路131を介して排出口25から排出される。
このとき、第2ブロア室136から吐出される空気によって、圧電ブロア100の外部の空気が吸引口53及び通気路131を介して引き込まれて排出口25から排出される。そのため、排出口25から排出される空気の流量が、外部から引き込まれる空気の流量分多くなる。
ここで、図2に示すように、圧電素子40の厚み方向の中立面Cから第2振動板160の圧電素子40側の面160Aまでの距離K2は、中間板190の厚み分、圧電素子40の厚み方向の中立面Cから第1振動板60の圧電素子40側の面60Bまでの距離K1より長い。圧電素子40の厚み方向の中立面Cとは、圧電素子40の厚み方向に直交し、圧電素子40の厚み方向の中心を通る面である。そのため、ブロア本体101は中立面Cに対して非対称となる。
ここで、圧電素子40の伸縮による発生力をFとする。また、第1振動板60の撓みやすさを、モーメントM1で表す。第2振動板160の撓みやすさを、モーメントM2で表す。
圧電素子40が縮んだ場合、第1振動板60には、第1振動板60が第1ブロア室36側へ撓む方向のモーメントM1=F×K1が生じる。また、第2振動板160には、第2振動板160が第2ブロア室136側へ撓む方向のモーメントM2=F×K2が生じる。このように、M1とM2は逆方向のモーメントである。そして、第1振動板60と第2振動板160は、圧電素子40及び中間板190に接合している。そのため、圧電素子40が縮んだ場合、両振動板60、160が第2ブロア室136側へ撓む方向のモーメント「M2−M1」が、両振動板60、160に生じる。
ここで、M1とM2が近い値の場合、各モーメントM1、M2が相殺され、両振動板60、160に生じるモーメント「M2−M1」は小さなものとなる。そのため、大きな撓み変形が両振動板60、160に生じない。
しかし、図2に示すように、K2がK1より大きい場合、両振動板60、160が第2ブロア室136側へ撓む方向のモーメント「M2−M1」が大きなものとなる。そのため、第2ブロア室136側への大きな撓み変形が両振動板60、160に生じる。
一方、圧電素子40が伸びた場合、各モーメントM1、M2の方向が前述の方向とは逆になる。すなわち、圧電素子40が伸びた場合、両振動板60、160が第1ブロア室36側へ撓む方向のモーメント「M2−M1」が、両振動板60、160に生じる。
そのため、M1とM2が近い値の場合、各モーメントM1、M2が相殺され、両振動板60、160に生じるモーメント「M2−M1」は小さなものとなる。そのため、大きな撓み変形が両振動板60、160に生じない。
しかし、図2に示すようにK2がK1より大きい場合、両振動板60、160が第1ブロア室36側へ撓む方向のモーメント「M2−M1」が大きなものとなる。そのため、第1ブロア室36側への大きな撓み変形が両振動板60、160に生じる。
このように、圧電素子40の伸縮により第1、第2振動板60、160の両方が圧電素子40による振動を相互に打消し合うことなく撓み振動を行う。すなわち、圧電素子40の伸縮により第1、第2ブロア室36、136の両方の体積は変化する。そのため、第1ブロア室36の体積変化量と第2ブロア室136の体積変化量との和は、従来の1つのブロア室のみの体積変化量よりも多くなる。したがって、ブロア本体101の吐出流量が従来よりも増加する。
また、ブロア本体101では、圧電素子40の第1主面40Aが導電性を有する第1振動板60と当接し、第2主面40Bが、導電性を有する中間板190と当接している。すなわち、圧電素子40の両主面40A、40Bに設けられる電極と、該電極におのおの接続される配線との接触が面接触となる。そのため、ブロア本体101では、圧電素子40の両主面40A、40Bに設けられる電極と、電極に接続される配線との接続強度が従来よりも高くなる。
したがって、本実施形態の圧電ブロア100によれば、吐出流量を従来よりも増加させ、圧電素子40の両主面40A、40Bに設けられる電極との接続強度を従来よりも高めることができる。
図2、図3に示したブロア本体101の吐出流量と、本発明の実施形態の第1比較例に係る圧電ブロア500のブロア本体501の吐出流量とを比較する。
図5は、本発明の実施形態の第1比較例に係る圧電ブロア500の断面図である。圧電ブロア500が圧電ブロア100と相違する点は、中間板190、第2振動板160、側板170、底板180及び外筐体17を備えない点である。詳述すると、圧電ブロア500のブロア本体501は、上から順に、天板80、側板70、第1振動板60、圧電素子40を備え、それらが順に積層された構造を有している。その他のブロア本体501の構成についてはブロア本体101と同じであるため、記載を省略する。
ここで、ブロア本体101、501の1次振動モードの周波数(基本波)に対応する15Vppの正弦波交流駆動電圧を各ブロア本体101、501に印加し、ブロア本体101、501の第1振動板の中心変位量とブロア室の体積変化量とをシミュレーションで算出した結果を以下に示す。
なお、ブロア本体101の吐出流量とは、第1開口部81から吐出される空気の流量と第2開口部181から吐出される空気の流量との和である。ブロア本体501の吐出流量とは、第1開口部81から吐出される空気の流量である。ブロア本体101に関して、実験では、外筐体17を取り外した状態で、第1振動板60の中心変位と、第1ブロア室36の体積変化量と第2ブロア室136の体積変化量との和とを算出した。
実験により、ブロア本体501では第1振動板60の中心変位が5.8μmであるのに対し、ブロア本体101では第1振動板60の中心変位は3.3μmであることが明らかとなった。また、実験により、ブロア本体501では第1ブロア室36の体積変化量が1.19L/minであるのに対し、ブロア本体101では第1ブロア室36の体積変化量と第2ブロア室136の体積変化量との和が1.61L/minであることが明らかとなった。
以上の結果から、ブロア本体の吐出流量はブロア室の体積変化量に比例するため、ブロア本体101の吐出流量は、ブロア本体501の吐出流量と比べて大幅に増加したと考えられる。以上のような結果になった理由は、ブロア本体101が2つのブロア室36、136を備え、且つ前述の距離K1、K2の違いにより第1振動板60の撓みやすさと第2振動板160の撓みやすさとが異なり、第1、第2振動板60、160の両方が圧電素子40による振動を相互に打消し合うことなく撓み振動を行うためであると考えられる。
したがって、本実施形態のブロア本体101によれば、吐出流量を従来のブロア本体よりも増加させることができる。
次に、図2、3に示したブロア本体101の吐出流量と、本発明の実施形態の第2比較例に係る圧電ブロア600のブロア本体601の吐出流量とを比較する。
図6は、本発明の実施形態の第2比較例に係る圧電ブロア600の断面図である。圧電ブロア600が圧電ブロア100と相違する点は、中間板190及び外筐体17を備えず、第1振動板660を備える点である。
詳述すると、圧電ブロア600のブロア本体601は、上から順に、天板80、側板70、第1振動板660、圧電素子40、第2振動板160、側板170、及び底板180を備え、それらが順に積層された構造を有している。第1振動板660は中間部690を有する。中間部690の直径L1は第1ブロア室36の直径L2より長い。そして、第1振動板660の厚みは、中間部690の厚み分、第2振動板160の厚みより厚い。そのため、圧電素子40の厚み方向の中立面Cから第1振動板660の圧電素子40側の面660Bまでの距離K1は、圧電素子40の厚み方向の中立面Cから第2振動板160の圧電素子40側の面160Aまでの距離K2と等しい。その他のブロア本体601の構成についてはブロア本体101と同じであるため、記載を省略する。
なお、この第2変形例において、第1振動板660の寸法は、直径17mm、厚み0.4mmである。第2振動板160の寸法は、直径17mm、厚み0.2mmである。その他の各部材の材料と寸法は、ブロア本体101の各部材の材料と寸法と同じである。
ここで、ブロア本体101、601の1次振動モードの周波数(基本波)に対応する15Vppの正弦波交流駆動電圧を各ブロア本体101、601に印加し、ブロア本体101、601の第1振動板の中心変位量とブロア室の体積変化量とをシミュレーションで算出した結果を以下示す。
なお、ブロア本体101の吐出流量とは、第1開口部81から吐出される空気の流量と第2開口部181から吐出される空気の流量との和である。ブロア本体601の吐出流量とは、第1開口部81から吐出される空気の流量と第2開口部181から吐出される空気の流量との和である。ブロア本体101に関して、実験では、外筐体17を取り外した状態で、第1振動板60の中心変位と、第1ブロア室36の体積変化量と第2ブロア室136の体積変化量との和とを算出した。
実験により、ブロア本体601では第1振動板660の中心変位が0.7μmであるのに対し、ブロア本体101では第1振動板60の中心変位は3.3μmであることが明らかとなった。また、実験により、ブロア本体601でば第1ブロア室36の体積変化量と第2ブロア室136の体積変化量との和が0.52L/minであるのに対し、ブロア本体101では第1ブロア室36の体積変化量と第2ブロア室136の体積変化量との和が1.61L/minであることが明らかとなった。
以上の結果から、ブロア本体の吐出流量はブロア室の体積変化量に比例するため、ブロア本体101の吐出流量はブロア本体601の吐出流量と比べて大幅に増加すると考えられる。
ブロア本体601に関して以上のような結果になった理由は、図6に示すように、中間部690の直径L1が第2ブロア室136の直径L2より長く距離K1と距離K2が等しいことにより、第1振動板660の撓みやすさと第2振動板160の撓みやすさとがほぼ等しくなり、第1振動板660の振動と第2振動板160の振動とが相殺されたためであると考えられる。
一方、ブロア本体101に関して以上のような結果になった理由は、図2に示すように、中間板190の直径L1が第2ブロア室136の直径L2より短く距離K2が距離K1より長いことにより、第1振動板60の撓みやすさと第2振動板160の撓みやすさとが異なり、圧電素子40の伸縮により大きな撓み変形が両振動版60、160に生じたためであると考えられる。
したがって、本実施形態のブロア本体101によれば、吐出流量を従来のブロア本体よりも増加させることができる。
《その他の実施形態》
前記実施形態では、図2に示すように中間板190と第2振動板160とが別体で設けられているが、これに限るものではない。例えば図7に示すように、中間部290と第2振動板160とが同一材料から一体形成されていてもよい。この場合、中間部290と第2振動板160とが、本発明の「第2振動部」を構成する。
図7に示す圧電ブロア200においても、圧電素子40の厚み方向の中立面Cから第2振動板160部の圧電素子40側の面260Aまでの距離K2は、中間部290の厚み分、中立面Cから第1振動板60の圧電素子40側の面60Bまでの距離K1より長い。したがって、圧電ブロア200によれば、圧電ブロア100と同様の効果を奏する。
さらに、圧電ブロア200では、中間部290と第2振動板160とが同一材料から一体形成されているため、中間部290と第2振動板160との接合強度が増す。そのため、この構成は、例えば中間部290と第2振動板160との位置がずれ、圧電ブロア200の特性が低下することを防止できる。したがって、この構成によれば、圧電ブロア200の信頼性が向上する。
また、前記実施形態では、図2に示すように圧電素子40が第1振動板60に直接接合しているが、これに限るものではない。例えば図8に示すように、圧電素子40と第1振動板60との間に、中間板395が設けられていてもよい。この場合、第1振動板60と中間板395との接合体が、本発明の「第1振動部」に相当する。そして、この場合、距離K1は、中間板395の圧電素子40側の面395Bを基準とする。
図8に示す圧電ブロア300においても、圧電素子40の厚み方向の中立面Cから第2振動板160の圧電素子40側の面160Aまでの距離K2は、中間板190の厚み分、中立面Cから中間板395の圧電素子40側の面395Bまでの距離K1より長い。したがって、圧電ブロア300によれば、圧電ブロア100と同様の効果を奏する。
また、前記実施形態では気体として空気を用いているが、これに限るものではない。当該気体が、空気以外の他の気体であっても適用できる。
また、前記実施形態では、圧電素子40はチタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスからなるが、これに限るものではない。例えば、ニオブ酸カリウムナトリウム系及びアルカリニオブ酸系セラミックス等の非鉛系圧電体セラミックスの圧電材料などからなってもよい。
また、前記実施形態では円板状の圧電素子40を用いたが、これに限るものではない。例えば、圧電素子40が矩形板状や多角板状、楕円板状であってもよい。
また、前記実施形態では円板状の第1、第2振動板60、160、円板状の中間板190、円板状の底板180、及び円板状の天板80を用いたが、これに限るものではない。例えば、これらの形状が矩形板状や多角板状、楕円板状であってもよい。
また、前記実施形態では、おのおのの圧電ブロアを、ブロア本体の1次振動モードの周波数(基本波)で共振駆動させたが、これに限るものではない。実施の際は、複数の振動の腹を有する、3次振動モード以上の奇数次の振動モードの周波数で共振駆動させても良い。
また、前記実施形態では、天板80が、第1振動板60の屈曲振動に伴って同心円状に屈曲振動する例を示したが、これに限るものではない。実施の際は、第1振動板60のみが屈曲振動してもよく、必ずしも天板80が、第1振動板60の屈曲振動に伴って屈曲振動しなくても良い。
また、前記実施形態では、底板180が、第2振動板160の屈曲振動に伴って同心円状に屈曲振動する例を示したが、これに限るものではない。実施の際は、第2振動板160のみが屈曲振動してもよく、必ずしも底板180が、第2振動板160の屈曲振動に伴って屈曲振動しなくても良い。
最後に、前記実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
C…中立面
1…内筐体
3…ブロア室
4…支持部
5…外筐体
6…通気路
8…第2通気孔
10…天板部
11…第1通気孔
13…枠板部
17…外筐体
20…圧電素子
21…ダイヤフラム
22…中間板
24…排出口
25…排出口
31…通気路
36…第1ブロア室
40…圧電素子
53…吸引口
60…第1振動板
61…円板部
62…支持部
63,163…外部端子
70…側板
79…リード線
80…天板
81…第1開口部
82、83…電極端子
100…圧電ブロア
101…ブロア本体
110…第1筐体
120…第2筐体
131…通気路
136…第2ブロア室
160…第2振動板
161…円板部
162…支持部170…側板
180…底板
181…第2開口部
190…中間板
200…圧電ブロア
300…圧電ブロア
395…中間板
500…圧電ブロア
501…ブロア本体
600…圧電ブロア
601…ブロア本体
660…第1振動板
900…圧電ブロア

Claims (4)

  1. 第1主面と、前記第1主面と対向する第2主面とを有し、前記第1、第2主面におのおの電極を備える圧電素子と、
    前記圧電素子の前記第1主面に接合し、前記圧電素子により屈曲振動する第1振動部と、
    前記第1振動部の前記圧電素子とは逆側の面に接合し、前記第1振動部とともに第1ブロア室を構成し、前記第1ブロア室の内部と外部を連通する第1開口部を有する第1筐体と、
    前記圧電素子の前記第2主面に接合する中間部と、前記中間部に連なる平板部とを有し、前記圧電素子により屈曲振動する第2振動部と、
    前記平板部の前記圧電素子とは逆側の面に接合し、前記第2振動部とともに第2ブロア室を構成し、前記第2ブロア室の内部と外部を連通する第2開口部を有する第2筐体と、を備え、
    前記第1振動部と前記中間部とは、導電性を有し、
    前記圧電素子の厚み方向の中立面から前記第1振動部の前記圧電素子側の面までの距離は、前記中立面から前記平板部の前記圧電素子側の面までの距離と異なる、圧電ブロア。
  2. 前記中間部は、前記平板部から前記圧電素子側へ突出している、請求項1に記載の圧電ブロア。
  3. 前記中間部の直径は、前記第2ブロア室の直径より短い、請求項1または2に記載の圧電ブロア。
  4. 前記第2振動部は、前記中間部と前記平板部とが一体形成されて構成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の圧電ブロア。
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