JPWO2014132514A1 - 通信制御装置、通信制御方法及び端末装置 - Google Patents

通信制御装置、通信制御方法及び端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】マクロセルの周波数帯域が同期結果の利用のために端末装置により用いられる場合に、マクロセルの基地局におけるリソースの消費を抑えることを可能にする。【解決手段】スモールセルの一部又は全体と重なるマクロセルでの無線通信を制御する通信制御部を備える通信制御装置が提供される。上記マクロセルでの無線通信に用いられる第1の周波数帯域は、上記スモールセルでの無線通信に用いられる第2の周波数帯域と同期している。上記第1の周波数帯域では、当該第1の周波数帯域において同期をとるための同期用信号が送信される。上記通信制御部は、所定の条件を満たす端末装置を、上記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態にさせない。上記所定の条件は、上記端末装置が上記同期用信号による同期結果を利用して上記第2の周波数帯域において同期をとることを含む。【選択図】図12

Description

本開示は、通信制御装置、通信制御方法及び端末装置に関する。
現在、3GPP(Third Generation Partnership Project)において4Gの無線通信システムが規格化されている。4Gにおいては、キャリアアグリゲーション、リレー及びMU−MIMO(Multi-User Multiple-Input Multiple-Output)等の技術が注目されている。
とりわけ、キャリアアグリゲーションは、20MHzのバンド幅を有する例えば5つの周波数帯をまとめて扱うことにより、20MHz×5=100MHzのバンド幅を扱える技術である。このキャリアアグリゲーションによれば、最大スループットの向上が期待される。このようなキャリアアグリゲーションに関連して様々な技術が検討されている。
例えば、特許文献1には、ハンドオーバの緊急度の判定結果に基づいて、メジャメントギャップの割当てをコンポーネントキャリア(Component Carrier:CC)ごとに制御することにより、スループットの低下を抑制する技術が、開示されている。
特開2011−120196号公報
一方、3GPPのリリース11では、後方互換性を維持できるLegacy CC(従来型のCC)とは別に、新たなコンポーネントキャリアとして、NCT(New Carrier Type)が検討されている。ここでは、NCTは、新たなCCの型(type)のことを意味するとともに、当該型のCCのことも意味するものとする。そして、NCTとして、Legacy CCと同期しているNCT(Synchronized New Carrier Type:SNCT)と、Legacy CCと同期していないNCT(Unsynchronized New Carrier Type:UNCT)とが、検討されている。
SNCTは、いずれかのLegacy CCと同期しているので、UE(User Equipment)は、互いに同期しているSNCT及びLegacy CCのうちの一方のCCにおいて同期をとれば、当該一方のCCにけるUEの同期結果を他方のCCに利用し得る。即ち、UEは、他方のCCにおいて同期用信号(例えば、CRS(Common Reference Signal))により別途同期をとらなくてもよい。
また、UNCTは、いずれのLegacy CCとも同期していないが、別のUNCTと同期し得るので、UEは、互いに同期している2つ以上のUNCTのうちの1つのUNCTにおいて同期をとれば、当該1つのUNCTにおけるUEの同期結果を他のCCに利用し得る。即ち、UEは、他のCCにおいて同期用信号により別途同期をとらなくてもよい。
しかし、例えば、マクロセルと、当該マクロセルに一部又は全体で重なる1つ以上のスモールセルとが存在する場合に、当該マクロセル内に位置する多数のUEが、上記マクロセルのCCにおいて同期用信号により同期をとり、その同期結果を利用してスモールセルのCCにおいて同期をとり得る。そのため、多数のUEが上記マクロセルのCCにおいてRRC_Connectedになることが想定される。その結果、当該マクロセルのeNodeBにおける多数のリソース(例えば、多数のUE宛のデータを保持するためのメモリリソース、多数のUEへのシグナリングのための無線リソース、多数のUEへのシグナリングのための処理リソース、等)が消費され得る。
そこで、マクロセルの周波数帯域が同期結果の利用のために端末装置により用いられる場合に、マクロセルの基地局におけるリソースの消費を抑えることを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、スモールセルの一部又は全体と重なるマクロセルでの無線通信を制御する通信制御部を備える通信制御装置が提供される。上記マクロセルでの無線通信に用いられる第1の周波数帯域は、上記スモールセルでの無線通信に用いられる第2の周波数帯域と同期している。上記第1の周波数帯域では、当該第1の周波数帯域において同期をとるための同期用信号が送信される。上記通信制御部は、所定の条件を満たす端末装置を、上記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態にさせない。上記所定の条件は、上記端末装置が上記同期用信号による同期結果を利用して上記第2の周波数帯域において同期をとることを含む。
また、本開示によれば、スモールセルの一部又は全体と重なるマクロセルでの無線通信を制御することを含む通信制御方法が提供される。上記マクロセルでの無線通信に用いられる第1の周波数帯域は、上記スモールセルでの無線通信に用いられる第2の周波数帯域と同期している。上記第1の周波数帯域では、当該第1の周波数帯域において同期をとるための同期用信号が送信される。上記マクロセルでの無線通信を制御することは、所定の条件を満たす端末装置を上記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態にさせないことを含む。上記所定の条件は、上記端末装置が上記同期用信号による同期結果を利用して上記第2の周波数帯域において同期をとることを含む。
また、本開示によれば、端末装置であって、マクロセル、及び、当該マクロセルに一部又は全体で重なるスモールセルにおける、上記端末装置による無線通信を制御する通信制御部を備える端末装置が提供される。上記マクロセルでの無線通信に用いられる第1の周波数帯域は、上記スモールセルでの無線通信に用いられる第2の周波数帯域と同期している。上記第1の周波数帯域では、当該第1の周波数帯域において同期をとるための同期用信号が送信される。上記通信制御部は、上記端末装置が所定の条件を満たす場合に、上記端末装置を上記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態にさせない。上記所定の条件は、上記端末装置が上記同期用信号による同期結果を利用して上記第2の周波数帯域において同期をとることを含む。
以上説明したように本開示によれば、マクロセルの周波数帯域が同期結果の利用のために端末装置により用いられる場合に、マクロセルの基地局におけるリソースの消費を抑えることが可能となる。
各UEのPCCの一例を説明するための説明図である。 ダウンリンクにおいてCCで送信されるCRSの一例を説明するための説明図である。 NCTの例を説明するための説明図である。 周波数方向におけるCRSの削減の例を説明するための説明図である。 時間方向におけるCRSの削減の例を説明するための説明図である。 スモールセルの3つの配置シナリオの例を説明するための説明図である。 システム情報及びRRCシグナリングの特徴を説明するための説明図である。 コンポーネントキャリア間での時間同期を説明するための説明図である。 コンポーネントキャリア間での周波数同期を説明するための説明図である。 本開示の実施形態に係る通信システムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 第1の実施形態に係るマクロeNodeBの構成の一例を示すブロック図である。 接続禁止条件を満たすUEの動作の例を説明するための説明図である。 ピコセルでの無線通信に用いられるCCについてのシステム情報の提供ルートの第1の例を説明するための説明図である。 MBMSサブフレームの例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係るUEの構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るマクロeNodeB側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るUE側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 ピコセルでの無線通信に用いられるCCについてのシステム情報の提供ルートの第2の例を説明するための説明図である。 第1の実施形態の変形例に係るマクロeNodeB側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の変形例に係るUE側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るUEの構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係るマクロeNodeB側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るUE側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 本開示に係る技術が適用され得るeNodeBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 本開示に係る技術が適用され得るeNodeBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 本開示に係る技術が適用され得るスマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付の図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.3GPPにおける無線通信の技術
2.本開示の実施形態に係る技術的課題
2.1.周波数帯域間の同期に関する考察
2.2.技術的課題
3.本実施形態に係る通信システムの概略的な構成
4.第1の実施形態
4.1.マクロeNodeBの構成
4.2.UEの構成
4.3.処理の流れ
4.4.変形例
5.第2の実施形態
5.1.マクロeNodeBの構成
5.2.UEの構成
5.3.処理の流れ
6.応用例
6.1.マクロeNodeBに関する応用例
6.2.UEに関する応用例
7.まとめ
<<1.3GPPにおける無線通信の技術>>
まず、前提として、3GPPにおける無線通信の技術を説明する。
(リリース10のキャリアアグリゲーション)
−コンポーネントキャリア
リリース10のキャリアアグリゲーションでは、最大で5つのコンポーネントキャリア(CC)が束ねられて、UEにより使用される。各CCは、最大20MHz幅の帯域である。キャリアアグリゲーションでは、周波数方向で連続するCCが使用される場合と、周波数方向で離れたCCが使用される場合とがある。キャリアアグリゲーションでは、使用されるCCをUE毎に設定することが可能である。
−プリマリCCとセカンダリCC
キャリアアグリゲーションでは、UEにより使用される複数のCCのうちの1つが特別なCCである。当該1つの特別なCCは、PCC(Primary Component Carrier)と呼ばれる。また、上記複数のCCのうちの残りは、SCC(Secondary Component Carrier)と呼ばれる。PCCは、UEによって異なり得る。以下、この点について図1を参照してより具体的に説明する。
図1は、各UEのPCCの一例を説明するための説明図である。図1を参照すると、UE30A及びUE30B、並びに5つのCC1〜5が示されている。この例では、UE30Aは、CC1及びCC2という2つのCCを使用している。そして、UE30Aは、CC2をPCCとして使用している。一方、UE30Bは、CC2及びCC4という2つのCCを使用している。そして、UE30Bは、CC4をPCCとして使用している。このように、各UEは、異なるCCをPCCとして使用し得る。
PCCは、複数のCCの中で最も重要なCCであるので、通信品質が最も安定しているCCであることが望ましい。なお、どのCCをPCCとするかは、実際には、どのように実装するかに依存する。
UEが最初に接続を確立するCCが、当該UEにとってのPCCである。SCCは、PCCに追加される。即ち、PCCは、主要な周波数帯域であり、SCCは、補助的な周波数帯域である。SCCの変更は、既存のSCCの削除と新たなSCCの追加により行われる。PCCの変更は、従来の周波数間ハンドオーバの手順で行われる。キャリアアグリゲーションでは、UEは、SCCのみを使用することはできず、必ず1つのPCCを使用する。
なお、PCCは、プライマリセル(Primary Cell)と呼ばれることもある。また、SCCは、セカンダリセル(Secondary Cell)と呼ばれることもある。
−CRSでのUEによる同期
キャリアアグリゲーションでは、各CCで共通リファレンス信号(Common Reference Signal:CRS)が送信される。そして、UEは、当該CRSにより、各CCにおいて同期をとる。本明細書では、「(UEがCCにおいて)同期をとる(Synchronize)」とは、UEが、CCにいて信号を正しく受信できるように信号の受信におけるタイミング及び/又は周波数を調整すること(例えば、同期追跡、等)を意味する。なお、共通リファレンス信号は、セル固有のリファレンス信号(Cell-specific Reference Signal)とも呼ばれる。
(リリース11のNCTの背景)
キャリアアグリゲーションでは、後方互換性(Backward Compatibility)の確保の観点から、各CCがLegacy UE(即ち、従来型のUE)により使用可能であることが前提であった。しかし、Legacy UEが使用できないもののより効率的であるCCの定義が、検討され始めている。即ち、NCT(New Carrier Type)又は追加キャリア(Additional Carrier)と呼ばれる新たなCCの定義が、検討され始めている。
上記NCTに対する最大のモチベーションは、CCのオーバーヘッドを減らすことである。上記オーバーヘッドは、ユーザデータの送信に利用される無線リソース以外の無線リソースである。即ち、上記オーバーヘッドは、制御のために利用される無線リソースである。当該オーバーヘッドが増加すると、ユーザデータの送信に利用可能な無線リソースが減少してしまうので、上記増加は望ましくない。オーバーヘッドの一因として、ダウンリンクでは各CCにおいてCRSが存在する。以下、この点について、図2を参照してより具体的に説明する。
図2は、ダウンリンクにおいてCCで送信されるCRSの一例を説明するための説明図である。図2を参照すると、20MHzのCCに対応するいくつかの無線リソースブロック(Resource Block:RB)が示されている。各RBは、周波数方向において12サブキャリアの幅を有し、時間方向において7OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルの幅を有する。そして、各RBでCRSが送信される。即ち、周波数方向においてCCの帯域幅にわたって存在し、時間方向においてスロットごとに存在する全てのRBで、CRSが送信される。よって、各CCで、且つ各サブフレームでCRSが送信される。
CRSの1つの目的は、UEが同期をとれるようにすることである。同期には、時間方向における同期である時間同期(又はタイミング同期)と、周波数方向の同期である周波数同期とがある。UEは、CRSにより、周波数方向及び時間方向において高い精度で同期をとることができる。また、UEは、CRSにより継続的に同期をとる。
また、CRSの別の目的は、UEがダウンリンク信号を適切に復調することである。UEは、CRSの位相に基づいて、他の受信信号の復調を行う。
CRS(Common Reference Signal)は、リリース8で導入された最も基本的なリファレンス信号(Reference Signal:RS)である。一方、現在、CSI−RS(Channel State Information-Reference Signal)のような間欠的に送信されるRSがあり、当該RSがダウンリンク信号の復調のために用いられる。よって、現在のCRSの目的は、主として、UEが同期をとれるようにすることである。そのため、UEが同期をとることが可能な限り、CRSが送信される頻度を下げることも可能である。
(リリース11におけるNTCについて検討されたCRSの削減)
−NCTの種類
リリース11において検討されたNCTには、大きく分けて2種類のNCTがある。
2種類のNCTのうちの一方は、Legacy CC(即ち、従来型のCC)と同期しているNCTである。UEは、Legacy CCにおいて同期をとれば、当該Legacy CCと同期しているNCTに、当該Legacy CCにおけるUEの同期結果を利用できる。このようなNCTは、Synchronized NCT(以下、「SNCT」と呼ぶ)と呼ばれる。なお、本明細書では、「(CCにおけるUEの)同期結果を(別のCCに)利用する」とは、CCにおける受信タイミング及び受信周波数から、別のCCにおける受信タイミング及び受信周波数を取得することを意味する。
また、2種類のNCTのうちの他方は、Legacy CCと同期していないNCTである。UEは、当該NCTにおいて同期をとる必要がある。このようなNCTは、Unsynchronized NCT(以下、「UNCT」と呼ぶ)と呼ばれる。UNCTでは同期処理が必要であるので、UNCTにおいてCRSが送信される。
以上のように、NCTには、SNCTとUNCTとがある。以下、SNCT及びUNCTの具体例を、図3を参照して説明する。
図3は、NCTの例を説明するための説明図である。図3を参照すると、5つのCC40が示されている。5つのCC40のうちのCC40A及びCC40Bは、Legacy CCである。この例では、CC40A及びCC40Bは、互いに同期している。また、CC40C、CC40D及びCC40Eは、NCTである。さらに具体的には、CC40CがLegacy CCであるCC40A及びCC40Bの両方と同期しているSNCTである。また、CC40D及びCC40Eは、CC40A及びCC40Bのいずれとも同期していないUNCTである。この例では、CC40D及びCC40Eは、互いに同期していない。
−Unsynchronized NCTについてのCRSの削減
Legacy CCで送信されるCRSは、UEが同期をとれるようにするためだけではなく、受信信号の復調のためにも送信されるので、冗長である。一方、リリース10以降のリリースでは、復調のためのRSとしてCIS−RSが規格化されたので、CRSを削減することが可能である。そこで、UEが継続的に同期をとることを可能にしつつCRSをどれだけ削除できるかが、検討された。とりわけ、Unsynchronized NCT(即ち、UNCT)のCRSの削減として、周波数方向におけるCRSの削減と、時間方向におけるCRSの削減が検討された。
周波数方向におけるCRSの削減として、例えば、CRSが送信されるRBが、6RB、25RB又は50RBまで削減される。以下、この点について図4を参照して具体的に説明する。
図4は、周波数方向におけるCRSの削減の例を説明するための説明図である。図4を参照すると、CRSを送信するRBを周波数方向において6RBにするケースと、CRSを送信するRBを周波数方向において25RBにするケースとが、示されている。このように、周波数方向にわたって存在する全てのRBにおいてCRSを送信するのではなく、限定されたRBにおいてCRSが送信される。
一方、時間方向におけるCRSの削減として、例えば、CRSの送信周期が、5ms又は10msとされる。この点について図5を参照して具体的に説明する。
図5は、時間方向におけるCRSの削減の例を説明するための説明図である。図5を参照すると、CRSの送信周期が5msであるケースと、CRSの送信周期が10msであるケースとが、示されている。このように、時間方向において全てのスロット又は全てのサブフレームでCRSを送信するのではなく、限定されたサブフレームにおいてCRSが送信される。
以上のような、周波数方向におけるCRSの削減と時間方向におけるCRSの削減との組合せの手法が検討された。UEが同期をとれているか否かの評価として、SNRが−8dBの環境で500Hz程度の精度が維持されているか否かが評価された。結果として、SNRが−8dBの環境では、5ms毎に25RBでCRSを送信することが必要であった。
−Synchronized NCTについてのCRSの削減
一方、Synchronized NCT(SNCT)は、Legacy CCと同期しているので、基本的には、SNCTにおいては、従来のCRSを削除してしまうことが可能である。
(同期監視手続き)
UEは、UEが同期をとれているか否かを、PDCCH(Physical Downlink Control CHannel)のブロックエラーレート(Block Error Rate:BLER)に基づいて監視する。換言すると、UEは、PDCCHのBLERに基づいて、UEの同期外れを検出する。例えば、PDCCHのBLERが10%以上になった場合に、UEは同期外れを検出する。
所定の回数の同期外れが検出されると、タイマが開始する。そして、当該タイマが期限切れになる(expire)と、RLF(Radio Link Failure)が認識される。RLFが認識されると、UEは、他のUEへの干渉を避けるために、RLFの認識から40ms以内に全ての送信を停止する。その後、UEは、セルの選択(Cell Selection)、ランダム・アクセス等を含むRRCの再確立(RRC-Re-Establishment)の手続きを行う。
なお、UEは、上述したような同期監視をPCCに対して行うが、SCCに対して行わない。UEは、SCCにおけるPDCCHの不検出により、当該SCCをデアクティベートする。
(リリース12のNCT)
リリース12のNCTは、3GPP RAN #57 Plenary meetingにおいて、RP−121415として、2012年9月に承認された検討事項(Study Item:SI)である。このSIは、フェーズ1とフェーズ2とに分かれる。フェーズ1では、リリース11のNCTの強化(Enhancement)についての検討が行われ、フェーズ2では、スモールセルのシナリオを考慮した検討が行われる予定である。なお、スモールセルは、具体的には、例えば、ピコセル、ナノセル、フェムトセル等である。本明細書では、スモールセルの具体例としてピコセルを挙げて説明する。
上記スモールセルのシナリオとして、スモールセルについての3つの配置シナリオが考えられている。例えば、このような配置シナリオは、TR36.932において掲載されている。第1の配置シナリオ(即ち、Deployment Scenario 1)では、スモールセルは、全体でマクロセルに重なる(overlap)。また、第2の配置シナリオで(即ち、Deployment Scenario 2)は、スモールセルは、一部でマクロセルに重なる。また、第3のシナリオ(即ち、Deployment Scenario 3)では、スモールセルは、マクロセルに重ならない。即ち、スモールセルの近傍にマクロセルがなく、スモールセルのみが運用される。以下、図6を参照して配置シナリオの具体例を説明する。
図6は、スモールセルの3つの配置シナリオの例を説明するための説明図である。図6を参照するおと、マクロセル11、並びに、3つのピコセル21A、21B及び21Cが示されている。また、マクロセル11の基地局であるマクロeNodeB10、及び、これらのピコセル21の基地局であるピコeNodeB20も示されている。まず、ピコセル21Aは、全体でマクロセル11に重なり、ピコセル21Bは、一部でマクロセル11に重なり、また、ピコセル21Cは、マクロセル11に重ならない。即ち、ピコセル21Aの配置は、第1の配置シナリオに該当し、ピコセル21Bの配置は、第2の配置シナリオに該当し、また、ピコセル21Cの配置は、第3の配置シナリオに該当する。なお、この例では、マクロセル11では、周波数帯域F1を用いて無線通信が行われる。また、ピコセル21では、周波数帯域F2を用いて無線通信が行われる。
(UEへの制御情報の提供手法)
eNodeBは、UEへ制御情報を提供する際に、例えば、システム情報(System Information)又はRRC(Radio Resource Control)シグナリングを用いる。以下、図7を参照して、これらの2つの提供手法の特徴を説明する。
図7は、システム情報及びRRCシグナリングの特徴を説明するための説明図である。図7を参照すると、システム情報及びRRCシグナリングについて、eNodeBがUEに制御情報を提供するために必要なUEの状態、提供対象のUE(及び提供する情報)、並びに、提供可能な情報量が示されている。
第1に、eNodeBが、システム情報で制御情報を提供するためには、UEは、RRC_Connected(即ち、接続状態)及びRRC_Idle(即ち、アイドル状態)のいずれであってもよい。一方、eNodeBが、RRCシグナリングで制御情報を提供するためには、UEは、RRC_Connected(即ち、接続状態)でなければならない。
第2に、システム情報では、制御情報は、個別のUEではなく、全てのUEに提供される。即ち、システム情報で提供される制御情報は、UEに共通の情報であると言える。一方、RRCシグナリングでは、制御情報は、基本的には、個別のUEに提供される。即ち、RRCシグナリングで提供される制御情報は、基本的には、個別のUEの制御情報であると言える。ただし、別々のUEにRRCシグナリングで共通の制御情報を送信することにより、RRCシグナリングで、UEに共通の情報を提供することも可能である。
第3に、システム情報は、限られた制御情報を含み、限られた無線リソースを用いて送信される。そのため、システム情報で提供される制御情報の情報量は小さい。一方、RRCシグナリングは、PDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)で比較的自由に送信される。そのため、RRCシグナリングで提供される制御情報の情報量は大きい。
<2.本開示の実施形態に係る技術的課題>
続いて、本開示の実施形態に係る技術的課題を説明する。
<2.1.周波数帯域間の同期に関する考察>
まず、周波数帯域間の同期に関する考察を説明する。
(周波数帯域間での同期)
ここでは、周波数帯域間での同期をより具体的に説明する。周波数帯域間の同期として、時間方向での同期(以下、「時間同期」と呼ぶ)と、周波数方向での同期(以下、「周波数同期」と呼ぶ)とがある。以下、この点について図8及び図9を参照して具体例を説明する。
図8は、コンポーネントキャリア間での時間同期を説明するための説明図である。図8を参照すると、CC1及びCC2のそれぞれの受信タイミングが示されている。例えば、図8に示されるような例のように、UEにおけるCC1での信号の受信タイミングと、当該UEにおけるCC2での受信タイミングとの間に、時間方向でのずれが生じ得る。例えば、このような時間方向のずれがOFDMのガードインターバル長に比べて小さい場合に、CC1及びCC2を時間方向において互いに同期しているとみなすことができる。
図9は、コンポーネントキャリア間での周波数同期を説明するための説明図である。図9を参照すると、CC1の周波数帯域及びCC2の周波数帯域が示されている。また、CC1の中心周波数及びCC2の中心周波数も示されている。また、CC1の中心周波数とCC2の中心周波数とは、所定の周波数幅だけ離れることになっている。しかし、実際には、例えば、CC1の中心周波数から当該所定の周波数幅だけ離れた周波数と、CC2の中心周波数との間に、周波数方向のずれが生じ得る。例えば、このような周波数方向のずれが所定の周波数幅(例えば、LTE(Long Term Evolution)では500Hz)以内である場合に、CC1及びCC2を周波数方向において互いに同期しているとみなすことができる。
以上のように、周波数帯域間の同期は、時間同期及び周波数同期を含む。そのため、周波数帯域間の同期について、以下の4つのケースが存在する。
ケース1:時間同期及び周波数同期の両方がある
ケース2:時間同期があるが、周波数同期はない
ケース3:時間同期はないが、周波数同期はある
ケース4:時間同期及び周波数領域の両方がない
一般に、互いに同期している周波数帯域とは、ケース1に該当する周波数帯域である。ただし、ケース2又はケース3に該当する周波数帯域も、(時間方向又は周波数方向において)互いに同期している周波数帯域とみなされてもよい。
(eNodeB側での同期とUE側での同期)
また、別の観点として、周波数帯域間の同期として、eNodeB側(即ち、ネットワーク側)での同期とUEでの同期とがある。そして、2つのCCについて、eNodeB側で時間同期及び周波数同期があるとしても、UEが当該2つのCCで信号を受信する際に、UE側で時間同期及び周波数同期があるかは不明である。
例えば、CC1とCC2とが周波数方向において離れている場合には、CC1の伝搬路とCC2の伝搬路とが異なり、その結果信号の到達時間が異なり得る。この場合には、時間同期が失われる。
また、例えば、CC1の電波とCC2の電波とが、異なる方向からUEに到来し得る。この場合に、UEがCC1の電波の到来方向に向かって移動すると、CC1の周波数は、ドップラー効果により、周波数fから周波数f+△fに遷移する。また、UEがCC2の電波の到来方向と逆の方向に向かって移動すると、CC2の周波数帯域は、ドップラー効果により、周波数fから周波数f−△fに遷移する。このように、ドップラー効果により、周波数同期が失われる。
以上のように、時間同期及び周波数同期は失われ得るので、ネットワーク側で2つのCCが互いに同期していたとしても、当該2つのCCがUE側で互いに同期しているかは不明である。
<2.2.技術的課題>
次に、技術的課題を説明する。
−同期結果の利用
上述したように、3GPPのリリース11では、後方互換性を維持できるLegacy CC(従来型のCC)とは別に、新たなコンポーネントキャリアとして、NCTが検討されている。ここでは、NCTは、新たなCCの型(type)のことを意味するとともに、当該型のCCのことも意味するものとする。そして、NCTとして、Legacy CCと同期しているNCT(即ち、SNCT)と、Legacy CCと同期していないNCT(即ち、UNCT)とが、検討されている。
SNCTは、いずれかのLegacy CCと同期しているので、UEは、互いに同期しているSNCT及びLegacy CCのうちの一方のCCにおいて同期をとれば、当該一方のCCにおけるUEの同期結果を他方のCCに利用し得る。即ち、UEは、他方のCCにおいて同期用信号により別途同期をとらなくてもよい。
また、UNCTは、いずれのLegacy CCとも同期していないが、別のUNCTと同期し得るので、UEは、互いに同期している2つ以上のUNCTのうちの1つのCCにおいて同期をとれば、当該1つのCCにおけるUEの同期結果を他のCCに利用し得る。即ち、UEは、他方のCCにおいて同期用信号により別途同期をとらなくてもよい。
−同期結果の利用によるマクロeNodeBでのリソースの消費
しかし、例えば、マクロセルと、当該マクロセルに一部又は全体で重なる1つ以上のスモールセルとが存在する場合に、当該マクロセル内に位置する多数のUEが、上記マクロセルのCCにおいて同期用信号により同期をとり、その同期結果を利用してスモールセルのCCにおいて同期をとり得る。そのため、多数のUEが上記マクロセルのCCにおいてRRC_Connectedになることが想定される。その結果、当該マクロセルのeNodeBにおける多数のリソース(例えば、多数のUE宛のデータを保持するためのメモリリソース、多数のUEへのシグナリングのための無線リソース、等)が消費され得る。
そこで、本開示の実施形態は、マクロセルの周波数帯域が同期結果の利用のために端末装置により用いられる場合に、マクロセルの基地局におけるリソースの消費を抑えることを可能にする。
<<3.本実施形態に係る通信システムの概略的な構成>>
続いて、図10を参照して、本開示の実施形態に係る通信システムの概略的な構成を説明する。図10は、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図10を参照すると、通信システム1は、マクロeNodeB100、ピコeNodeB200及びUE300を含む。例えば、通信システム1は、LTE−Advancedに準拠したシステムである。
(マクロeNodeB100)
マクロeNodeB100は、マクロセル11内に位置するUE300との無線通信を行う。また、マクロeNodeB100は、1つ以上のコンポーネントキャリア(CC)を用いて無線通信を行う。
例えば、マクロeNodeB100により用いられる上記1つ以上のCCの各々は、ピコセル21において用いられる1つ以上のCCのいずれとも異なるCCである。
また、例えば、マクロeNodeB100は、複数のCCを用いて無線通信を行う。そして、マクロeNodeB100は、1つのUE300との無線通信に、複数のCCを同時に用いることができる。即ち、マクロeNodeB100は、キャリアアグリゲーションをサポートする。
(ピコeNodeB200)
ピコeNodeB200は、マクロセル11と一部又は全体で重なるピコセル21内に位置するUE300との無線通信を行う。また、ピコeNodeB200は、1つ以上のCCを用いて無線通信を行う。
例えば、ピコeNodeB200により用いられる上記1つ以上のCCの各々は、マクロセルセル11において用いられる1つ以上のCCのいずれとも異なるCCである。
また、例えば、ピコeNodeB200は、複数のCCを用いて無線通信を行う。そして、ピコeNodeB200は、1つのUE300との無線通信に、複数のCCを同時に用いることができる。即ち、ピコeNodeB200は、キャリアアグリゲーションをサポートする。
とりわけ本開示の実施形態では、マクロセル11での無線通信に用いられる第1のCC(以下、「CC1」と呼ぶ)は、ピコセル21での無線通信に用いられる第2のCC(以下、「CC2」と呼ぶ)と同期している。例えば、CC1は、マクロeNodeB100により用いられる上記1つ以上のCCのうちの1つであり、CC2は、ピコeNodeB200により用いられる上記1つ以上のCCのうちの1つである。また、例えば、CC1及びCC2は、時間方向及び周波数方向の両方で互いに同期している。
なお、本実施形態では、ピコセル21は、第1の配置シナリオ(即ち、Deployment Scenario 1)又は第2の配置シナリオで(即ち、Deployment Scenario 2)のように配置される。
(UE300)
UE300は、マクセル11内でマクロeNodeB100との無線通信を行う。また、UE300は、ピコセル21内でピコeNodeB200との無線通信を行う。
また、UE300は、無線通信に複数のCCを同時に使用できる。具体的には、例えば、UE300は、複数のCCを同時に用いて、マクロeNodeB100及び/又はピコeNodeB200との無線通信を行うことができる。即ち、UE300は、キャリアアグリゲーションをサポートする。
<<4.第1の実施形態>>
続いて、図11〜図20を参照して、本開示の第1の実施形態を説明する。本開示の第1の実施形態によれば、マクロeNodeB100による制御により、マクロeNodeB100におけるリソースの消費が抑えられる。
<4.1.マクロeNodeBの構成>
まず、図11〜図14を参照して、第1の実施形態に係るマクロeNodeB100−1の構成を説明する。図11は、第1の実施形態に係るマクロeNodeB100−1の構成の一例を示すブロック図である。図11を参照すると、マクロeNodeB100−1は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び制御部150を備える。
(アンテナ部110)
アンテナ部110は、無線信号を受信し、受信された無線信号を無線通信部120へ出力する。また、アンテナ部110は、無線通信部120により出力された送信信号を送信する。
(無線通信部120)
無線通信部120は、マクロセル11内に位置するUE300−1との無線通信を行う。例えば、無線通信部120は、1つ以上のCCを同時に用いて無線通信を行う。
例えば、当該1つ以上のCCは、ピコセル21での無線通信に用いられる1つ以上のCCのいずれとも異なるCCである。
また、例えば、無線通信部120は、複数のCCを用いて無線通信を行う。そして、無線通信部120は、複数のCCを同時に用いて、1つのUE300−1と無線通信し得る。即ち、マクロeNodeB100は、キャリアアグリゲーションをサポートする。
とりわけ本開示の実施形態では、上述したように、マクロセル11での無線通信に用いられる第1のCC(即ち、CC1)は、ピコセル21での無線通信に用いられる第2のCC(即ち、CC2)と同期している。例えば、CC1は、マクロeNodeB100により用いられる上記1つ以上のCCのうちの1つであり、CC2は、ピコeNodeB200により用いられる上記1つ以上のCCのうちの1つである。また、例えば、CC1及びCC2は、時間方向及び周波数方向の両方で互いに同期している。
(ネットワーク通信部130)
ネットワーク通信部130は、他の通信ノードと通信する。例えば、ネットワーク通信部130は、ピコeNodeB200、他のマクロeNodeB100−1、MME(Mobility Management Entity)等と通信する。
(記憶部140)
記憶部140は、マクロeNodeB100−1の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。
(制御部150)
制御部150は、マクロeNodeB100−1の様々な機能を提供する。
制御部150は、通信制御部151を含む。
(通信制御部151)
通信制御部151は、ピコセル21の一部又は全体と重なるマクロセル11での無線通信を制御する。
−CC1における接続の制御
上述したように、マクロセル11での無線通信に用いられるCC1は、ピコセル21での無線通信に用いられるCC2と同期している。そして、CC1では、CC1において同期をとるための同期用信号が送信される。例えば、当該同期用信号は、共通リファレンス信号(CRS)である。この場合に、例えば、通信制御部151が、CC1におけるCRSの送信を制御する。より具体的には、例えば、通信制御部151は、CC1において送信されるダウンリンク信号の中にCRSを挿入する。
−−制御の内容
とりわけ第1の実施形態では、通信制御部151は、所定の条件(以下、「接続禁止条件」と呼ぶ)を満たすUE300−1を、CC1において無線リソースについての接続状態にさせない。また、当該接続禁止条件は、UE300−1が上記同期用信号による同期結果を利用してCC2において同期をとることを含む。
具体的には、例えば、上記接続禁止条件は、UE300−1がマクロセル11のCC1におけるCRSによる同期結果を利用してピコセル21のCC2において同期をとることを含む。即ち、通信制御部151は、CC1における同期結果を利用してCC2において同期をとるUE300−1の一部又は全部を、CC1においてRRC_Connectedにさせない。以下、図12を参照して、接続禁止条件を満たすUE300−1の動作の例を説明する。
図12は、接続禁止条件を満たすUE300−1の動作の例を説明するための説明図である。図12を参照すると、マクロeNodeB100−1により用いられるCC1、ピコeNodeB200により用いられるCC2、及び、UE300−1が示されている。上述したように、CC1及びCC2は互いに同期している。また、UE300−1は、ピコセル21のCC2においてRRC_Connectedになっている。この例では、UE300−1は、接続禁止条件を満たすので、マクロセル11のCC1においてRRC_Connectedにはならない。ただし、UE300−1は、マクロセル11のCC1においてCRSにより同期をとる。そして、UE300−1は、CC1におけるCRSによる同期結果を利用して、ピコセル21のCC2において同期をとる。
また、例えば、上記接続禁止条件は、UE300がCC1を用いてデータの送受信を行わないことをさらに含む。
具体的には、例えば、上記接続禁止条件は、UE300が、マクロセル11のCC1におけるCRSによる同期結果を利用してピコセル21のCC2において同期をとるが、マクロセル11のCC1を用いてデータの送受信を行わないこと、を含む。即ち、通信制御部151は、CC1における同期結果を利用してCC2において同期をとるUE300のうちの、CC1を用いてデータの送受信を行わないUE300の一部又は全部を、CC1においてRRC_Connectedにさせない。
−−制御の具体的な手法
また、具体的な手法の例として、通信制御部151は、上記接続禁止条件を満たす装置によるCC1における接続の禁止をUE300に通知することにより、UE300をCC1において無線リソースについての接続状態にさせない。より具体的には、例えば、通信制御部151は、CC1において提供されるシステム情報で、上記接続の禁止をUE300に通知する。
例えば、CC1についてのシステム情報は、上記接続禁止条件を満たす装置によるCC1における接続の禁止を示すアクセスバーリング情報を含む。そして、通信制御部151は、上記アクセスバーリング情報を含むシステム情報を取得し、無線通信部120を介して、CC1において当該システム情報を提供する。一方、UE300−1は、CC1において、PSS(Primary Synchronization Signal)及びSSS(Secondary Synchronization Signal)のような同期信号(及びCRSのような同期用信号)により同期をとり、その後、CC1についてのシステム情報を取得する。そして、UE300−1は、当該システム情報に上記アクセスバーリング情報が含まれることを確認する。すると、UE300−1は、自装置が上記接続禁止条件を満たすかを判定する。そして、UE300−1は、当該接続禁止条件を満たす場合に、CC1においてRRC_Connectedになるための接続手続きを行わない。例えば、当該接続手続きは、ランダムアクセスチャネル(RACH)におけるランダムアクセスプリアンブルの送信を含むランダムアクセス手続きである。
−−制御による利点
以上のように、マクロセル11のCC1におけるCRSによる同期結果を利用してピコセル21のCC2において同期をとるUE300−1の一部又は全部が、CC1においてRRC_Connectedにならなくなる。その結果、マクロセル11のCC1が同期結果の利用のためにUE300−1により用いられる場合に、マクロeNodeB100におけるリソースの消費が抑えられる。
より詳細に説明すると、マクロセル11には多数のUE300−1が存在し、当該多数のUE300−1が、マクロセル11のCC1における同期結果を、ピコセル21のCC2において同期をとるために利用し得る。この場合に、上記多数のUE300−1がCC1においてRRC_Connectedになってしまうと、マクロeNodeB100における多数のリソースが消費され得る。例えば、マクロeNodeB100−1において、多数のUE300−1宛のデータを保持するためのメモリリソース、多数のUE300−1へのシグナリングのための無線リソース、多数のUE300−1へのシグナリングのための処理リソース等が、消費され得る。
そこで、CC1における同期結果をピコセル21のCC2において同期をとるために利用するUE300−1の一部又は全部を、CC1においてRRC_Connectedにしないことにより、マクロeNodeB100−1におけるリソースの消費を抑えることができる。例えば、マクロeNodeB100におけるメモリリソース、マクロeNodeB100により用いられる無線リソース、マクロeNodeB100−1における処理リソース等の消費が抑えられる。
また、上述したように、UE300−1が自主的にRRC_Connectedにならないのではなく、マクロeNodeB100−1がUE300−1をRRC_Connectedにさせない。これにより、ネットワーク側(マクロeNodeB100−1側)が、選択的に、UE300−1をRRC_Connectedにさせないことも可能になる。一例として、マクロeNodeB100−1は、マクロセル11内に多数のピコセル21が配置されている場合に、接続禁止条件を満たすUE300を接続させず、マクロセル11内に少数のピコセル21しか配置されていない場合には、接続禁止条件を満たすUE300であったとしても接続にさせることも可能である。
また、上述したように、マクロセル11のCC1におけるCRSによる同期結果を利用してピコセル21のCC2において同期をとるUE300−1のうちの、CC1を用いてデータの送受信を行わないUE300−1の一部又は全部が、CC1においてRRC_Connectedにならなくなる。その結果、マクロeNodeB100−1におけるリソースの消費が抑えられ、且つ、UE300−1は、より自由に、マクロセル11のCC1を用いてデータを送受信し得る。
より詳細に説明すると、CC1における同期結果をCC2において同期をとるために利用するUE300−1を、一律にRRC_Connectedにさせないとすると、UE300−1によるCC1を用いたデータの送受信がかなり制約され得る。例えば、UE300−1は、CC1における同期結果をCC2において同期をとるために利用する場合には、CC1を用いてデータを送受信できなくなってしまう。また、別の観点では、UE300−1は、CC1における同期結果をCC2において同期をとるために利用しないという条件下でなければ、CC1を用いてデータを送受信することができなくなってしまう。
そこで、CC1における同期結果を利用するUE300−1の中でも、とりわけ、CC1を用いてデータの送受信を行わないUE300−1を、CC1においてRRC_Connectedにしないことにより、UE300−1は、より自由に、マクロセル11のCC1を用いてデータを送受信し得る。即ち、UE300−1は、CC1における同期結果を利用しつつ、CC1を用いてデータを送受信し得る。また、CC1を用いてデータを送受信しないUE300−1は、CC1においてRRC_Connectedにならないので、マクロeNodeB100における処理リソース等の消費が抑えられる。
また、上述したように、具体的な手法の例として、上記接続禁止条件を満たす装置によるCC1における接続の禁止が、UE300−1に通知される。これにより、上記接続禁止条件を満たすUE300−1がCC1においてRRC_Connectedになることを予め防ぐことができる。即ち、CC1においてRRC_ConnectedになったUE300−1をRRC_IDLEに戻すのではなく、UE300−1がCC1においてRRC_Connectedになろうとすること自体を予め防ぐことができる。そのため、接続手続きに関する無駄な通信及び処理の発生が抑えられる。
また、上記接続の禁止は、CC1において提供されるシステム情報で通知される。その結果、RRC_ConnectedにならないUE300−1への通知が可能になる。
−CC1及びCC2の特徴
また、例えば、CC2は、無線通信での時間の単位であるサブフレームのうちの少なくともいずれかのサブフレームでは同期用信号が送信されないCCである。具体的には、例えば、CC2は、少なくともいずれかのサブフレームではCRSが送信されないCCである。即ち、CC2は、NCTである。
さらに、例えば、CC2で送信される同期用信号は、CC1で送信される同期用信号よりも少ない。具体的には、例えば、CC2で送信されるCRSは、CC1で送信されるCRSよりも少ない。
このような場合には、UE300−1は、CC2においてCRSにより同期をとる代わりに、CC1におけるCRSによる同期結果を利用してCC2において同期をとることにより、CC2においてより高い精度で同期をとり得る。
さらに、例えば、CC2で送信される同期用信号は、当該CC2において同期をとるのに要する同期用信号よりも少ない。具体的には、例えば、CC2で送信されるCRSは、CC2において同期をとるのに要するCRSよりも少ない。即ち、UE300−1は、CC2においてCRSにより同期をとることができない。
このような場合には、UE300−1は、CC2においてCRSにより個別に同期をとることはできないが、CC1におけるCRSによる同期結果の利用により、CC2において同期をとることが可能になる。
なお、CC1とCC2とは、Legacy CCと、当該Legacy CCに同期しているSNCTであってもよく、又は、互いに同期しているUNCTであってもよい。また、CC1とCC2とは、互いに同期しているLegacy CCであってもよい。
−CC2についてのシステム情報の提供
通信制御部151は、CC1においてシステム情報を提供する。例えば、CC1において提供される当該システム情報は、CC1についてのシステム情報を含む。
また、例えば、CC1において提供される上記システム情報は、CC2についてのシステム情報を含まない。即ち、ピコセル21のCC2についてのシステム情報は、マクロセル11のCC1において提供されない。以下、この点について図13を参照して具体例を説明する。
図13は、ピコセル21での無線通信に用いられるCCについてのシステム情報の提供ルートの第1の例を説明するための説明図である。図13を参照すると、図12と同様に、マクロeNodeB100−1により用いられるCC1、ピコeNodeB200により用いられるCC2、及び、UE300−1が示されている。また、UE300−1は、接続禁止条件を満たすので、マクロセル11のCC1においてRRC_Connectedにはならない。また、UE300−1は、CC1におけるCRSによる同期結果を利用して、ピコセル21のCC2において同期をとる。そして、とりわけ図13の例では、ピコセル21のCC2についてのシステム情報は、マクロeNodeB100−1によりマクロセル11のCC1において提供されない。この例では、CC2についてのシステム情報は、ピコeNodeB200によりCC2において提供される。
このように、ピコセル21のCC2についてのシステム情報をマクロセル11のCC1において提供しないことにより、マクロeNodeB100におけるリソースの消費をさらに抑えることが可能になる。例えば、CC2についてのシステム情報を提供するために要するメモリリソース、無線リソース(例えば、システム情報のための無線リソース)、処理リソース等の消費が抑えられる。特に、マクロセル11内には多数のピコセル21が存在し得るので、リソースの消費が大幅に抑えられ得る。
−MBMSに関する情報の提供
また、例えば、通信制御部151は、マクロセル11のCC1におけるMBMS(Multimedia Broadcast and Multicast Service)に関する情報(以下、「MBMS情報」と呼ぶ)を、ピコeNodeB200に提供する。そして、当該MBMS情報は、ピコeNodeB200によりUE300−1に提供される。
まず、前提として、MBMSは、同報通信サービスである。そして、いずれかのサブフレームが、MBMSのためのMBMSサブフレームに設定される。以下、図14を参照してMBMSサブフレームの例を説明する。
図14は、MBMSサブフレームの例を説明するための説明図である。図14を参照すると、時間方向に隣接する2つのサブフレームにおける4つのリソースブロックが示されている。まず、第1のサブフレームは、MBMSサブフレームであり、第1のサブフレームの後に続く第2のサブフレームは、MBMSサブフレームではない通常のサブフレームである。この例に示されるように、MBMSサブフレームでは、PDCCHに対応する範囲においてCRSが挿入されるが、PDSCHに対応する範囲においてCRSが挿入されない。
以上のように、MBMSサブフレームでは、通常のサブフレームにおいてCRSが挿入されるはずの位置にCRSが挿入されない。そのため、UE300−1は、どのサブフレームがCC1におけるMBMSサブフレームであるかを知得しない場合には、MBMSサブフレームにおけるCRSの位置を考慮して同期をとることができなくなる。その結果、同期の精度が低下し得る。そのため、UE300−1は、どのサブフレームがCC1におけるMBMSサブフレームであるかを予め知得することが望ましい。どのサブフレームがCC1におけるMBMSサブフレームであるかを示す情報は、CC1についてのシステム情報に含まれる。
しかし、どのサブフレームがCC1におけるMBMSサブフレームであるかを確認する目的のみで、CC1についてのシステム情報を取得し続けるのは、UE300−1にとって負荷が大きい。
そこで、上述したように、通信制御部151は、マクロセル11のCC1についてのMBMS情報を、ピコeNodeB200に提供する。そして、そして、当該MBMS情報は、システム情報又はRRCシグナリングで、ピコeNodeB200によりUE300−1に提供される。なお、上記MBMS情報は、例えば、どのサブフレームがCC1におけるMBMSサブフレームであるかを少なくとも示す。
より具体的には、例えば、UE300−1は、はじめに、CC1においてマクロeNodeB100により提供されるシステム情報からMBMS情報を取得し、当該MBMS情報に基づいて、CC1において同期をとる。そして、UE300−1は、CC1における同期結果を利用して、CC2において同期をとる。その後、マクロセル11のCC1についてのMBMS情報が変更されると、マクロeNodeB100−1の通信制御部151は、ネットワーク通信部130を介して、MBMS情報をピコeNodeB200に提供する。すると、ピコeNodeB200は、当該MBMS情報をUE300−1に提供する。そして、UE300−1は、ピコeNodeB200を経由して取得したMBMS情報に基づいて、CC1において同期をとる。
以上のように、MBMS情報がピコeNodeB200を経由してUE300−1に提供される。これにより、UE300−1は、どのサブフレームがCC1におけるMBMSサブフレームであるかを確認するためにCC1についてのシステム情報を取得し続ける必要はなくなる。そのため、UE300−1にとっての負荷が軽減される。
<4.2.UEの構成>
次に、図15を参照して、第1の実施形態に係るUE300−1の構成を説明する。図15は、第1の実施形態に係るUE300−1の構成の一例を示すブロック図である。図15を参照すると、UE300−1は、アンテナ部310、無線通信部320、記憶部330及び制御部340を備える。
(アンテナ部310)
アンテナ部310は、無線信号を受信し、受信された無線信号を無線通信部320へ出力する。また、アンテナ部310は、無線通信部320により出力された送信信号を送信する。
(無線通信部320)
無線通信部320は、UE300−1がマクロセル11に位置する場合に、マクロeNodeB100−1との無線通信を行う。また、無線通信部320は、UE300−1がピコセル21に位置する場合に、ピコeNodeB200との無線通信を行う。
また、無線通信部320は、無線通信に複数のCCを同時に使用できる。具体的には、例えば、無線通信部320は、複数のCCを同時に用いて、マクロeNodeB100及び/又はピコeNodeB200との無線通信を行うことができる。即ち、UE300−1は、キャリアアグリゲーションをサポートする。
また、例えば、無線通信部320は、CCにおいて送信される同期用信号により、CCにおいて同期をとる。上述したように、例えば、当該同期用信号は、CRSである。例えば、無線通信部320は、マクロセル11での無線通信に用いられるCC1においてCRSにより同期をとる。
(記憶部330)
記憶部330は、UE300−1の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。
(制御部340)
制御部340は、UE300−1の様々な機能を提供する。
制御部340は、通信制御部341を含む。
(通信制御部341)
通信制御部341は、マクロセル11、及び、マクロセル11に一部又は全体で重なるピコセル21における、UE300−1による無線通信を制御する。
−CC1における接続の制御
通信制御部341は、UE300−1が上記接続禁止条件を満たす場合に、UE300−1をCC1において無線リソースについての接続状態にさせない。また、当該接続禁止条件は、UE300−1が上記同期用信号による同期結果を利用してCC2において同期をとることを含む。
例えば、通信制御部341は、CC1において無線リソースについての接続状態になるための接続手続きを行わないことにより、UE300−1をCC1において無線リソースについての接続状態にさせない。
とりわけ第1の実施形態では、通信制御部341は、上記接続禁止条件を満たす装置によるCC1における接続の禁止を通知されると、CC1において無線リソースについての接続状態になるための接続手続きを行わない。
より具体的には、例えば、マクロセル11のCC1についてのシステム情報は、上記接続禁止条件を満たす装置によるCC1における接続の禁止を示すアクセスバーリング情報を含む。一方、UE300−1は、CC1において、PSS及びSSSのような同期信号(及びCRSのような同期用信号)により同期をとり、その後、マクロセル11のCC1についてのシステム情報を取得する。そして、UE300−1の通信制御部341は、当該システム情報に上記アクセスバーリング情報が含まれることを確認する。すると、通信制御部341は、UE300−1が上記接続禁止条件を満たすかを判定する。そして、UE300−1が当該接続禁止条件を満たす場合に、通信制御部341は、CC1においてRRC_Connectedになるための接続手続きを行わない。例えば、当該接続手続きは、ランダムアクセスチャネル(RACH)におけるランダムアクセスプリアンブルの送信を含むランダムアクセス手続きである。
このような接続手続きの不実行により、UE300−1が上記接続禁止条件を満たす場合にUE300−1がCC1においてRRC_Connectedになることを予め防ぐことができる。その結果、マクロeNodeB100−1におけるリソースの消費が抑えられる。
また、CC1における接続の禁止の通知に応じてUE300−1が接続手続きを行わないことにより、マクロeNodeB100−1の制御によって、UE300−1がCC1においてRRC_Connectedになることを予め防ぐことが、可能になる。
−CC2についてのシステム情報の取得
通信制御部341は、CCについてのシステム情報を取得する。例えば、通信制御部341は、ピコセル21のCC2についてのシステム情報を取得する。
また、例えば、通信制御部341は、マクロセル11のCC1においてにおいて提供されるシステム情報から、ピコセル21のCC2についてのシステム情報を取得しない。例えば、ピコeNodeB200が、CC2についてのシステム情報をCC2において提供し、UE300−1の通信制御部341は、ピコeNodeB200により提供される上記システム情報を取得する。
−MBMSに関する情報の取得
また、例えば、マクロeNodeB100−1が、上記MBMS情報をピコeNodeB200に提供すると、UE300の通信制御部341は、ピコeNodeB200により提供される上記MBMS情報を取得する。
また、例えば、通信制御部341は、当該MBMS情報に基づいて、CC1におけるUE300−1による同期を制御する。具体的には、例えば、UE300−1の無線通信部320がCC1においてCRSにより同期をとる際に、MBMSサブフレームにおいてPDSCHに対応する範囲にCRSが挿入されていないことが考慮される。
なお、上述したように、例えば、通信制御部341は、はじめに、CC1においてマクロeNodeB100により提供されるシステム情報からMBMS情報を取得する。そして、通信制御部341は、当該MBMS情報に基づいて、CC1におけるUE300−1(無線通信部320)による同期を制御する。さらに、CC1におけるCRSによる同期結果が利用されて、UE300−1(無線通信部320)がCC2において同期をとる。その後、マクロセル11のCC1についてのMBMS情報が変更されると、マクロeNodeB100−1は、MBMS情報をピコeNodeB200に提供する。すると、ピコeNodeB200は、当該MBMS情報をUE300−1に提供する。そして、通信制御部341は、ピコeNodeB200を経由して取得したMBMS情報に基づいて、CC1におけるUE300−1(無線通信部320)による同期を制御する。
<4.3.処理の流れ>
次に、図16及び図17を参照して、第1の実施形態に係る通信制御処理の例を説明する。
(マクロeNodeB側の通信制御処理)
図16は、第1の実施形態に係るマクロeNodeB側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS410で、通信制御部151は、接続禁止条件を満たす装置によるCC1における接続の禁止を示すアクセスバーリング情報を含む、CC1についてのシステム情報を取得する。
次に、ステップS420で、通信制御部151は、無線通信部120を介して、CC1についてのシステム情報を提供する。
また、ステップS430で、通信制御部151は、マクロセル11のCC1についてのMBMS情報が変更されたかを判定する。当該MBMS情報が変更されていれば、処理はステップS440へ進む。そうでなければ、処理はステップS410へ戻る。
ステップS440で、通信制御部151は、ネットワーク通信部130を介して、マクロセル11のCC1についての新たなMBMS情報をピコeNodeB200に提供する。そして、処理はステップS410へ戻る。
(UE側の通信制御処理)
図17は、第1の実施形態に係るUE側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS510で、UE300−1は、CC1において、PSS及びSSS(並びにCRS)により同期をとる。
次に、ステップS520で、通信制御部341は、無線通信部320を介して、マクロセル11のCC1についてのシステム情報を取得する。
すると、ステップS530で、通信制御部341は、接続禁止条件を満たす装置によるCC1における接続の禁止を示すアクセスバーリング情報がCC1についてのシステム情報に含まれるかを判定する。上記アクセスバーリング情報が上記システム情報に含まれる場合には、処理はステップS540へ進む。そうでなければ、処理はステップS580へ進む。
ステップS540で、通信制御部341は、UE300−1が接続禁止条件を満たすかを判定する。UE300−1が接続禁止条件を満たす場合には、処理はステップS550へ進む。そうでなければ処理はステップS580へ進む。
ステップS550で、UE300−1は、CC1においてCRSにより同期をとる。ここで、マクロeNodeB100−1又はピコeNodeB200によりMBMS情報が提供された場合には、UE300−1は、当該MBMS情報に基づいて、CC1においてCRSにより同期をとる。
ステップS560で、UE300−1は、CC1におけるCRSによる同期結果を利用してCC2において同期をとる。
そして、ステップS570で、通信制御部341は、UE300−1がCC1におけるCRSによる同期結果の利用を終了するかを判定する。UE300−1がCC1における同期結果の利用を終了する場合には、処理は終了する。そうでなければ、処理はステップS550へ戻る。
ステップS580で、通信制御部341は、CC1においてRRC_Connectedになるための接続手続き(例えば、ランダムアクセス手続き)を行う。そして、処理は終了する。
<4.4.変形例>
上述した第1の実施形態の例では、ピコセル21のCC2についてのシステム情報は、マクロeNodeB100によりマクロセル11のCC1において提供されない。一方、第1の実施形態の変形例では、ピコセル21のCC2についてのシステム情報は、マクロeNodeB100によりマクロセル11のCC1において提供される。これにより、UE300は、ピコセル21に入る前に、ピコセル21のCC2についてのシステム情報を事前に取得できる。
(マクロeNodeB100−1:通信制御部151)
−CC2についてのシステム情報の提供
マクロeNodeB100−1の通信制御部151は、マクロセル11のCC1においてシステム情報を提供する。そして、CC1において提供される当該システム情報は、CC2についてのシステム情報を含む。即ち、通信制御部151は、無線通信部120を介して、CC2についてのシステム情報を提供する。
これにより、UE300は、ピコセル21に入る前に、ピコセル21のCC2についてのシステム情報を事前に取得できる。
また、例えば、CC1において提供される上記システム情報は、CC2についての一部のシステム情報を含む。即ち、通信制御部151は、無線通信部120を介して、CC2についての一部のシステム情報を提供する。
これにより、CC2についての全てのシステム情報がマクロeNodeB100−1により提供される場合と比べて、マクロeNodeB100−1におけるリソースの消費が抑えられる。
さらに、例えば、CC2についての上記一部のシステム情報は、CC2についてのシステム情報のうちの、CC1及びCC2以外の別のCCについてのシステム情報と共通の情報である。即ち、通信制御部151は、無線通信部120を介して、CC2についてのシステム情報のうちの、別のCCについてのシステム情報と共通の情報を提供する。以下、この点について図18を参照して具体例を説明する。
図18は、ピコセル21での無線通信に用いられるCCについてのシステム情報の提供ルートの第2の例を説明するための説明図である。図18を参照すると、図12及び図13と同様に、マクロeNodeB100−1により用いられるCC1、ピコeNodeB200により用いられるCC2、及び、UE300−1が示されている。また、UE300−1は、接続禁止条件を満たすので、マクロセル11のCC1においてRRC_Connectedにはならない。また、UE300−1は、CC1におけるCRSによる同期結果を利用して、ピコセル21のCC2において同期をとる。そして、とりわけ図18の例では、ピコセル21のCC2についてのシステム情報のうちの、CC1及びCC2以外の別のCCについてのシステム情報と共通の情報が、マクロeNodeB100−1によりマクロセル11のCC1において提供される。また、例えば、ピコセル21のCC2についてのシステム情報のうちの残りの情報は、ピコeNodeB200によりピコセル21のCC2において提供される。
これにより、CCごとのシステム情報を個別に提供するよりも、より効率的にシステム情報を提供することが可能になる。また、CC間で共通の情報であれば、ピコセル21の数に比例して情報量が大きくなるわけではないので、マクロeNodeB100−1におけるリソースの消費が抑えられる。
(UE300−1:通信制御部341)
通信制御部341は、CC1において提供されるシステム情報から、CC2についてのシステム情報を取得する。
例えば、通信制御部341は、マクロセル11のCC1において提供されるシステム情報から、CC2についての一部のシステム情報を取得し、CC1とは別のCCにおいて提供されるシステム情報から、CC2についての残りのシステム情報を取得する。例えば、CC1とは別の上記CCは、ピコセル21のCC2である。
さらに、例えば、通信制御部341は、マクロセル11のCC1において提供されるシステム情報から、CC2についてのシステム情報のうちの、CC1及びCC2以外の別のCCについてのシステム情報と共通の情報を取得する。また、通信制御部341は、CC1とは別のCCにおいて提供されるシステム情報から、CC2についてのシステム情報のうちの、CC2に固有の情報を取得する。例えば、CC1とは別の上記CCは、ピコセル21のCC2である。
(処理の流れ)
次に、図19及び図20を参照して、第1の実施形態の変形例に係る通信制御処理の例を説明する。
−マクロeNodeB側の通信制御処理
図19は、第1の実施形態の変形例に係るマクロeNodeB側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。ここでは、図16を参照して説明した第1の実施形態に係る通信制御処理の例と、第1の実施形態の変形例に係る通信制御処理の例との間の差異である、ステップS415及びステップS425のみを説明する。
ステップS415で、通信制御部151は、ピコセル21のCC2についてのシステム情報(共通部分)を取得する。
そして、ステップS425で、通信制御部151は、無線通信部120を介して、マクロセル11のCC1についてのシステム情報、及び、ピコセル21のCC2についてのシステム情報(共通部分)を提供する。
−UE側の通信制御処理
図20は、第1の実施形態の変形例に係るUE側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。ここでは、図20を参照して説明した第1の実施形態に係る通信制御処理の例と、第1の実施形態の変形例に係る通信制御処理の例との間の差異である、ステップS525のみを説明する。
次に、ステップS520で、通信制御部341は、無線通信部320を介して、マクロセル11のCC1についてのシステム情報、及びピコセル21のCC2についてのシステム情報(共通部分)を取得する。
以上、本開示の第1の実施形態を説明した。上述したように、本開示の第1の実施形態によれば、マクロeNodeB100による制御により、マクロeNodeB100におけるリソースの消費が抑えられる。
<<5.第2の実施形態>>
続いて、図21〜図23を参照して、本開示の第2の実施形態を説明する。本開示の第2の実施形態によれば、UE300による自主的な制御により、マクロeNodeB100におけるリソースの消費が抑えられる。
<5.1.マクロeNodeBの構成>
第1の実施形態に係るマクロeNodeB100−1(通信制御部151)は、接続禁止条件を満たすUE300−1を、CC1において無線リソースについての接続状態(RRC_Connected)にさせない。
一方、第2の実施形態に係るマクロeNodeB100−2は、接続禁止条件を満たすUE300−2に対するこのような制御を行わない。例えば、マクロeNodeB100−2は、システム情報で、接続禁止条件を満たす装置によるCC1における接続の禁止を示すアクセスバーリング情報を提供しない。
このような相違点を除き、第2の実施形態に係るマクロeNodeB100−2の構成は、第1の実施形態に係るマクロeNodeB100−1の構成と同様である。
<5.2.UEの構成>
次に、図21を参照して、第2の実施形態に係るUE300−2の構成を説明する。図21は、第2の実施形態に係るUE300−2の構成の一例を示すブロック図である。図21を参照すると、UE300−2は、アンテナ部310、無線通信部320、記憶部330及び制御部350を備える。
ここで、アンテナ部310、無線通信部320及び記憶部330については、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは、制御部350のうちの通信制御部351のみを説明する。
(通信制御部351)
通信制御部351は、マクロセル11、及び、マクロセル11に一部又は全体で重なるピコセル21における、UE300−2による無線通信を制御する。
−CC1における接続の制御
通信制御部351は、UE300−2が接続禁止条件を満たす場合に、UE300−2をCC1において無線リソースについての接続状態にさせない。また、当該接続禁止条件は、UE300−2が上記同期用信号による同期結果を利用してCC2において同期をとることを含む。この点については、第1の実施形態と同様である。
例えば、通信制御部351は、CC1において無線リソースについての接続状態になるための接続手続きを行わないことにより、UE300−2をCC1において無線リソースについての接続状態にさせない。この点についても、第1の実施形態と同様である。
とりわけ第2の実施形態では、通信制御部351は、UE300−2が接続禁止条件を満たす場合に、自主的に、CC1において無線リソースについての接続状態になるための接続手続きを行わない。
より具体的には、例えば、通信制御部351は、CC1において、PSS及びSSSのような同期信号(及びCRSのような同期用信号)により同期をとり、CC1についてのシステム情報を取得する。その後、UE300−1は、接続禁止条件を満たす場合には、CC1においてRRC_Connectedになるための接続手続きを自主的に行わない。一方、UE300−1は、接続禁止条件を満たさない場合には、必要に応じて、CC1においてRRC_Connectedになるための接続手続きを行う。例えば、当該接続手続きは、ランダムアクセスチャネル(RACH)におけるランダムアクセスプリアンブルの送信を含むランダムアクセス手続きである。
このような接続手続きの不実行により、UE300−2が上記接続禁止条件を満たす場合にUE300−2がCC1においてRRC_Connectedになることを予め防ぐことができる。その結果、マクロeNodeB100−2におけるリソースの消費が抑えられる。
また、UE300−1が自主的に接続手続きを行わないことにより、マクロeNodeB100−2による制御が不要になる。よって、マクロeNodeB100−2におけるリソース(例えば、制御情報の送信のための無線リソース、処理リソース、等)の消費が抑えられる。
−CC2についてのシステム情報の取得
通信制御部351は、CCについてのシステム情報を取得する。例えば、通信制御部351は、ピコセル21のCC2についてのシステム情報を取得する。この点については、第1の実施形態(又は第1の実施形態に係る変形例)と同様である。
−MBMSに関する情報の取得
また、例えば、マクロeNodeB100−2が、上記MBMS情報をピコeNodeB200に提供すると、UE300の通信制御部351は、ピコeNodeB200により提供される上記MBMS情報を取得する。この点についても、第1の実施形態と同様である。
<5.3.処理の流れ>
次に、図22及び図23を参照して、第2の実施形態に係る通信制御処理の例を説明する。
(マクロeNodeB側の通信制御処理)
図22は、第2の実施形態に係るマクロeNodeB側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。ここでは、図16を参照して説明した第1の実施形態に係る通信制御処理の例と、第2の実施形態に係る通信制御処理の例との間の差異である、ステップS417のみを説明する。
ステップS417で、マクロeNodeB100−2は、マクロセル11のCC1についてのシステム情報を取得する。
(UE側の通信制御処理)
図23は、第2の実施形態に係るUE側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。図17及び図23を参照すると、第1の実施形態に係る通信制御処理の例と、第2の実施形態に係る通信制御処理の例との間の差異は、第1の実施形態に係る通信制御処理ではステップS530があるが、第2の実施形態に係る通信制御処理ではステップS530がないことのみである。
以上、本開示の第2の実施形態を説明した。上述したように、本開示の第2の実施形態によれば、UE300による自主的な制御により、マクロeNodeB100におけるリソースの消費が抑えられる。
<<6.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、マクロeNodeB100は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)とアンテナとを含むeNodeB800として実現されてもよい。あるいは、マクロeNodeB100は、無線通信を制御する本体と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)と、アンテナとを含むeNodeB830として実現されてもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、マクロeNodeB100として動作してもよい。
また、例えば、UE300は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、UE300は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、UE300は、これら端末に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
<6.1.マクロeNodeBに関する応用例>>
(第1の応用例)
図24は、本開示に係る技術が適用され得るeNodeBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNodeB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNodeB800は、図24に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNodeB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図24にはeNodeB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNodeB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNodeB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNodeBと通信してもよい。その場合に、eNodeB800と、コアネットワークノード又は他のeNodeBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNodeB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図24に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNodeB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図24に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図24には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
(第2の応用例)
図25は、本開示に係る技術が適用され得るeNodeBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNodeB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNodeB830は、図25に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNodeB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図25にはeNodeB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNodeB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図24を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図24を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図25に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNodeB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図25には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図25に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図25には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図24及び図25に示したeNodeB800及びeNodeB830において、図11を参照して説明した通信制御部151は、無線通信インタフェース825並びに無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。また、この機能の少なくとも一部は、コントローラ821及びコントローラ851において実装されてもよい。
<6.2.UEに関する応用例>>
(第1の応用例)
図26は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図26に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図26には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図26に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図26にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図26に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図26に示したスマートフォン900において、図15を参照して説明した通信制御部341、及び図21を参照して説明した通信制御部351は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。また、これら機能の各々の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図27は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図27に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図27には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図27に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図27にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図27に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図27に示したカーナビゲーション装置920において、図15を参照して説明した通信制御部341、及び図21を参照して説明した通信制御部351は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<<7.まとめ>>
ここまで、図10〜図23を用いて、本開示の実施形態に係るマクロeNodeB100、UE300及び各通信制御処理を説明した。本開示に係る実施形態によれば、マクロセル11での無線通信に用いられるCC1は、ピコセル21での無線通信に用いられるCC2と同期している。そして、CC1では、CC1において同期をとるための同期用信号が送信される。また、接続禁止条件を満たすUE300が、CC1において無線リソースについての接続状態にならない。また、当該接続禁止条件は、UE300が上記同期用信号による同期結果を利用してCC2において同期をとることを含む。
これにより、マクロセル11のCC1が同期結果の利用のためにUE300により用いられる場合に、マクロeNodeB100におけるリソースの消費が抑えられる。
より詳細に説明すると、マクロセル11には多数のUE300が存在し、当該多数のUE300が、マクロセル11のCC1における同期結果を、ピコセル21のCC2において同期をとるために利用し得る。この場合に、上記多数のUE300がCC1においてRRC_Connectedになってしまうと、マクロeNodeB100における多数のリソースが消費され得る。例えば、マクロeNodeB100において、多数のUE300宛のデータを保持するためのメモリリソース、多数のUE300へのシグナリングのための無線リソース、多数のUE300へのシグナリングのための処理リソース等が、消費され得る。
そこで、CC1における同期結果をピコセル21のCC2において同期をとるために利用するUE300の一部又は全部を、CC1においてRRC_Connectedにしないことにより、マクロeNodeB100におけるリソースの消費を抑えることができる。例えば、マクロeNodeB100におけるメモリリソース、マクロeNodeB100により用いられる無線リソース、マクロeNodeB100における処理リソース等の消費が抑えられる。
また、第1の実施形態によれば、マクロeNodeB100が、接続禁止条件を満たすUE300を、CC1において無線リソースについての接続状態にさせない。
これにより、ネットワーク側(マクロeNodeB100側)が、選択的に、UE300をRRC_Connectedにさせないことも可能になる。一例として、マクロeNodeB100は、マクロセル11内に多数のピコセル21が配置されている場合に、接続禁止条件を満たすUE300を接続させず、マクロセル11内に少数のピコセル21しか配置されていない場合には、接続禁止条件を満たすUE300であったとしても接続にさせることも可能である。
また、具体的な手法として、例えば、マクロeNodeB100は、上記接続禁止条件を満たす装置によるCC1における接続の禁止をUE300に通知することにより、UE300をCC1において無線リソースについての接続状態にさせない。
これにより、上記接続禁止条件を満たすUE300がCC1においてRRC_Connectedになることを予め防ぐことができる。即ち、CC1においてRRC_ConnectedになったUE300をRRC_IDLEに戻すのではなく、UE300がCC1においてRRC_Connectedになろうとすること自体を予め防ぐことができる。そのため、接続手続きに関する無駄な通信及び処理の発生が抑えられる。
また、例えば、マクロeNodeB100は、CC1において提供されるシステム情報で、上記接続の禁止をUE300に通知する。
これにより、RRC_ConnectedにならないUE300−1への通知が可能になる。
一方、第2の実施形態によれば、UE300が、接続禁止条件を満たす場合に、自装置をCC1において無線リソースについての接続状態にさせない。
これにより、マクロeNodeB100による制御が不要になる。よって、マクロeNodeB100におけるリソース(例えば、制御情報の送信のための無線リソース、処理リソース、等)の消費が抑えられる。
また、例えば、上記接続禁止条件は、UE300がCC1を用いてデータの送受信を行わないことをさらに含む。
これにより、マクロeNodeB100−1におけるリソースの消費が抑えられ、且つ、UE300−1は、より自由に、マクロセル11のCC1を用いてデータを送受信し得る。
より詳細に説明すると、CC1における同期結果をCC2において同期をとるために利用するUE300を、一律にRRC_Connectedにさせないとすると、UE300によるCC1を用いたデータの送受信がかなり制約され得る。例えば、UE300は、CC1における同期結果をCC2において同期をとるために利用する場合には、CC1を用いてデータを送受信できなくなってしまう。また、別の観点では、UE300は、CC1における同期結果をCC2において同期をとるために利用しないという条件下でなければ、CC1を用いてデータを送受信することができなくなってしまう。
そこで、CC1における同期結果を利用するUE300の中でも、とりわけ、CC1を用いてデータの送受信を行わないUE300を、CC1においてRRC_Connectedにしないことにより、UE300は、より自由に、マクロセル11のCC1を用いてデータを送受信し得る。即ち、UE300は、CC1における同期結果を利用しつつ、CC1を用いてデータを送受信し得る。また、CC1を用いてデータを送受信しないUE300は、CC1においてRRC_Connectedにならないので、マクロeNodeB100における処理リソース等の消費が抑えられる。
また、例えば、CC1において提供される上記システム情報は、CC2についてのシステム情報を含まない。
これにより、マクロeNodeB100におけるリソースの消費をさらに抑えることが可能になる。例えば、CC2についてのシステム情報を提供するために要するメモリリソース、無線リソース(例えば、システム情報のための無線リソース)、処理リソース等の消費が抑えられる。特に、マクロセル11内には多数のピコセル21が存在し得るので、リソースの消費が大幅に抑えられ得る。
なお、第1の実施形態の変形例に示されるように、CC1において提供される上記システム情報は、CC2についてのシステム情報を含んでもよい。
これにより、UE300は、ピコセル21に入る前に、ピコセル21のCC2についてのシステム情報を事前に取得できる。
また、CC1において提供される上記システム情報は、CC2についての一部のシステム情報を含んでもよい。
これにより、CC2についての全てのシステム情報がマクロeNodeB100により提供される場合と比べて、マクロeNodeB100におけるリソースの消費が抑えられる。
さらに、CC2についての上記一部のシステム情報は、CC2についてのシステム情報のうちの、CC1及びCC2以外の別のCCについてのシステム情報と共通の情報であってもよい。
これにより、CCごとのシステム情報を個別に提供するよりも、より効率的にシステム情報を提供することが可能になる。また、CC間で共通の情報であれば、ピコセル21の数に比例して情報量が大きくなるわけではないので、マクロeNodeB100におけるリソースの消費が抑えられる。
また、例えば、マクロeNodeB100は、マクロセル11のCC1におけるMBMSに関する情報(即ち、MBMS情報)を、ピコeNodeB200に提供する。そして、当該MBMS情報は、ピコeNodeB200によりUE300に提供される。
これにより、UE300は、どのサブフレームがCC1におけるMBMSサブフレームであるかを確認するためにCC1についてのシステム情報を取得し続ける必要はなくなる。そのため、UE300にとっての負荷が軽減される。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態を説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、マクロeNodeBが、接続禁止条件を満たすUEをマクロセルの周波数帯域(CC)において無線リソースについての接続状態にさせないための手法として、接続の禁止を通知する例(具体的には、アクセスバーリング情報を提供する例)を説明したが、本開示は係る例に限定されない。UEを周波数帯域において接続状態にさせない別の手法が採用されてもよい。一例として、マクロeNodeB以外のノード(例えば、ピコeNodeB)が、マクロeNodeBの代わりに、接続の禁止を通知してもよい。また、別の例として、無線リソースについての接続状態(即ち、RRC_Connected)にあるUEのうちの、接続禁止条件を満たすUEを、無線リソースについてアイドル状態(RRC_Idle)にすることにより、接続禁止条件を満たすUEを無線リソースについての接続状態にさせなくてもよい。接続禁止条件を満たすUEがRRC_Connectedになったとしても、その後、当該UEをRRC_Idleに戻すことにより、接続禁止条件を満たすUEを無線リソースについての接続状態にさせなくてもよい。
また、マクロセルでの無線通信に用いられる第1の周波数帯域と、ピコセルでの無線通信に用いられる第2の周波数帯域とに着目した処理の例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。当然ながら、互いに同期しているマクロセルの周波数帯域とピコセルの周波数帯域との別の組合せについても、同様の処理が行われてもよい。
また、互いに同期している周波数帯域(例えば、互いに同期しているCC)とは時間方向及び周波数方向の両方で互いに同期していることを示すものとして説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、互いに同期している周波数帯域とは、時間方向で同期している周波数帯域であってもよい。また、例えば、互いに同期している周波数帯域とは、周波数方向で同期している周波数帯域であってもよい。また、例えば、互いに同期している周波数帯域とは、時間方向又は周波数方向のいずれか一方で同期している周波数帯域であってもよい。
また、スモールセルの一例としてピコセルが挙げられたが、本開示は係る例に限定されない。スモールセルは、ピコセルの代わりに、マクロセルと一部又は全体で重なる別のセル(例えば、ナノセル、フェムトセル、等)であってもよい。
通信システムがLTE−Aに準拠する例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、通信システムは、3GPPにおける別の規格に準拠するシステムであってもよい。一例として、通信システムは、3GPPにおける将来の規格に準拠するシステムであってもよい。
また、本明細書の通信制御処理における処理ステップは、必ずしもフローチャートに記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、通信制御処理における処理ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
また、通信制御装置(例えば、マクロeNodeB)及び端末装置(例えば、UE)に内蔵されるCPU、ROM及びRAM等のハードウェアに、上記通信制御装置の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
スモールセルの一部又は全体と重なるマクロセルでの無線通信を制御する通信制御部
を備え、
前記マクロセルでの無線通信に用いられる第1の周波数帯域は、前記スモールセルでの無線通信に用いられる第2の周波数帯域と同期し、
前記第1の周波数帯域では、当該第1の周波数帯域において同期をとるための同期用信号が送信され、
前記通信制御部は、所定の条件を満たす端末装置を、前記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態にさせず、
前記所定の条件は、前記端末装置が前記同期用信号による同期結果を利用して前記第2の周波数帯域において同期をとることを含む、
通信制御装置。
(2)
前記所定の条件は、前記端末装置が前記第1の周波数帯域を用いてデータの送受信を行わないことをさらに含む、前記(1)に記載の通信制御装置。
(3)
前記通信制御部は、前記第1の周波数帯域においてシステム情報を提供し、
前記システム情報は、前記第2の周波数帯域についてのシステム情報を含まない、
前記(1)又は(2)に記載の通信制御装置。
(4)
前記通信制御部は、前記第1の周波数帯域においてシステム情報を提供し、
前記システム情報は、前記第2の周波数帯域についてのシステム情報を含む、
前記(1)又は(2)に記載の通信制御装置。
(5)
前記第1の周波数帯域において提供される前記システム情報は、前記第2の周波数帯域についての一部のシステム情報を含む、前記(4)に記載の通信制御装置。
(6)
記第2の周波数帯域についての前記一部のシステム情報は、前記第2の周波数帯域についてのシステム情報のうちの、前記第1の周波数帯域及び前記第2の周波数帯域以外の別の周波数帯域についてのシステム情報と共通の情報である、前記(5)に記載の通信制御装置。
(7)
前記通信制御部は、前記所定の条件を満たす装置による前記第1の周波数帯域における接続の禁止を前記端末装置に通知することにより、前記端末装置を前記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態にさせない、前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(8)
前記通信制御部は、前記第1の周波数帯域において提供されるシステム情報で、前記接続の禁止を前記端末装置に通知する、前記(7)に記載の通信制御装置。
(9)
前記通信制御部は、前記第1の周波数帯域におけるMBMS(Multimedia Broadcast and Multicast Service)に関する情報を、前記スモールセルの基地局に提供し、
前記MBMSに関する情報は、前記スモールセルの前記基地局により前記端末装置に提供される、
前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(10)
前記第2の周波数帯域は、無線通信での時間の単位であるサブフレームのうちの少なくともいずれかのサブフレームでは同期用信号が送信されない周波数帯域である、前記(1)〜(9)のいずれか1項に記載の端末装置。
(11)
前記第2の周波数帯域で送信される同期用信号は、前記第1の周波数帯域で送信される前記同期用信号よりも少ない、前記(10)に記載の端末装置。
(12)
前記第2の周波数帯域で送信される同期用信号は、当該第2の周波数帯域において同期をとるのに要する同期用信号よりも少ない、前記(11)に記載の端末装置。
(13)
前記同期用信号は、共通リファレンス信号である、前記(1)〜(12)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(14)
スモールセルの一部又は全体と重なるマクロセルでの無線通信を制御すること
を含み、
前記マクロセルでの無線通信に用いられる第1の周波数帯域は、前記スモールセルでの無線通信に用いられる第2の周波数帯域と同期し、
前記第1の周波数帯域では、当該第1の周波数帯域において同期をとるための同期用信号が送信され、
前記マクロセルでの無線通信を制御することは、所定の条件を満たす端末装置を前記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態にさせないことを含み、
前記所定の条件は、前記端末装置が前記同期用信号による同期結果を利用して前記第2の周波数帯域において同期をとることを含む、
通信制御方法。
(15)
端末装置であって、
マクロセル、及び、当該マクロセルに一部又は全体で重なるスモールセルにおける、前記端末装置による無線通信を制御する通信制御部
を備え、
前記マクロセルでの無線通信に用いられる第1の周波数帯域は、前記スモールセルでの無線通信に用いられる第2の周波数帯域と同期し、
前記第1の周波数帯域では、当該第1の周波数帯域において同期をとるための同期用信号が送信され、
前記通信制御部は、前記端末装置が所定の条件を満たす場合に、前記端末装置を前記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態にさせず、
前記所定の条件は、前記端末装置が前記同期用信号による同期結果を利用して前記第2の周波数帯域において同期をとることを含む、
端末装置。
(16)
前記通信制御部は、前記第1の周波数帯域において提供されるシステム情報から、前記第2の周波数帯域についてのシステム情報を取得しない、前記(15)に記載の端末装置。
(17)
前記通信制御部は、前記第1の周波数帯域において提供されるシステム情報から、前記第2の周波数帯域についてのシステム情報を取得する、前記(15)に記載の端末装置。
(18)
前記通信制御部は、前記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態になるための接続手続きを行わないことにより、前記端末装置を、前記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態にさせない、前記(15)〜(17)のいずれか1項に記載の端末装置。
(19)
前記通信制御部は、前記所定の条件を満たす装置による前記第1の周波数帯域における接続の禁止を通知されると、前記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態になるための接続手続きを行わない、前記(18)に記載の端末装置。
(20)
前記通信制御部は、前記端末装置が所定の条件を満たす場合に、自主的に、前記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態になるための接続手続きを行わない、前記(18)に記載の端末装置。
1 通信システム
11 マクロセル
21 ピコセル
100 マクロeNodeB
151 通信制御部
200 ピコeNodeB
300 UE(User Equipment)
341、351 通信制御部

Claims (20)

  1. スモールセルの一部又は全体と重なるマクロセルでの無線通信を制御する通信制御部
    を備え、
    前記マクロセルでの無線通信に用いられる第1の周波数帯域は、前記スモールセルでの無線通信に用いられる第2の周波数帯域と同期し、
    前記第1の周波数帯域では、当該第1の周波数帯域において同期をとるための同期用信号が送信され、
    前記通信制御部は、所定の条件を満たす端末装置を、前記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態にさせず、
    前記所定の条件は、前記端末装置が前記同期用信号による同期結果を利用して前記第2の周波数帯域において同期をとることを含む、
    通信制御装置。
  2. 前記所定の条件は、前記端末装置が前記第1の周波数帯域を用いてデータの送受信を行わないことをさらに含む、請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記通信制御部は、前記第1の周波数帯域においてシステム情報を提供し、
    前記システム情報は、前記第2の周波数帯域についてのシステム情報を含まない、
    請求項1に記載の通信制御装置。
  4. 前記通信制御部は、前記第1の周波数帯域においてシステム情報を提供し、
    前記システム情報は、前記第2の周波数帯域についてのシステム情報を含む、
    請求項1に記載の通信制御装置。
  5. 前記第1の周波数帯域において提供される前記システム情報は、前記第2の周波数帯域についての一部のシステム情報を含む、請求項4に記載の通信制御装置。
  6. 記第2の周波数帯域についての前記一部のシステム情報は、前記第2の周波数帯域についてのシステム情報のうちの、前記第1の周波数帯域及び前記第2の周波数帯域以外の別の周波数帯域についてのシステム情報と共通の情報である、請求項5に記載の通信制御装置。
  7. 前記通信制御部は、前記所定の条件を満たす装置による前記第1の周波数帯域における接続の禁止を前記端末装置に通知することにより、前記端末装置を前記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態にさせない、請求項1に記載の通信制御装置。
  8. 前記通信制御部は、前記第1の周波数帯域において提供されるシステム情報で、前記接続の禁止を前記端末装置に通知する、請求項7に記載の通信制御装置。
  9. 前記通信制御部は、前記第1の周波数帯域におけるMBMS(Multimedia Broadcast and Multicast Service)に関する情報を、前記スモールセルの基地局に提供し、
    前記MBMSに関する情報は、前記スモールセルの前記基地局により前記端末装置に提供される、
    請求項1に記載の通信制御装置。
  10. 前記第2の周波数帯域は、無線通信での時間の単位であるサブフレームのうちの少なくともいずれかのサブフレームでは同期用信号が送信されない周波数帯域である、請求項1に記載の通信制御装置。
  11. 前記第2の周波数帯域で送信される同期用信号は、前記第1の周波数帯域で送信される前記同期用信号よりも少ない、請求項10に記載の通信制御装置。
  12. 前記第2の周波数帯域で送信される同期用信号は、当該第2の周波数帯域において同期をとるのに要する同期用信号よりも少ない、請求項11に記載の通信制御装置。
  13. 前記同期用信号は、共通リファレンス信号である、請求項1に記載の通信制御装置。
  14. スモールセルの一部又は全体と重なるマクロセルでの無線通信を制御すること
    を含み、
    前記マクロセルでの無線通信に用いられる第1の周波数帯域は、前記スモールセルでの無線通信に用いられる第2の周波数帯域と同期し、
    前記第1の周波数帯域では、当該第1の周波数帯域において同期をとるための同期用信号が送信され、
    前記マクロセルでの無線通信を制御することは、所定の条件を満たす端末装置を前記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態にさせないことを含み、
    前記所定の条件は、前記端末装置が前記同期用信号による同期結果を利用して前記第2の周波数帯域において同期をとることを含む、
    通信制御方法。
  15. 端末装置であって、
    マクロセル、及び、当該マクロセルに一部又は全体で重なるスモールセルにおける、前記端末装置による無線通信を制御する通信制御部
    を備え、
    前記マクロセルでの無線通信に用いられる第1の周波数帯域は、前記スモールセルでの無線通信に用いられる第2の周波数帯域と同期し、
    前記第1の周波数帯域では、当該第1の周波数帯域において同期をとるための同期用信号が送信され、
    前記通信制御部は、前記端末装置が所定の条件を満たす場合に、前記端末装置を前記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態にさせず、
    前記所定の条件は、前記端末装置が前記同期用信号による同期結果を利用して前記第2の周波数帯域において同期をとることを含む、
    端末装置。
  16. 前記通信制御部は、前記第1の周波数帯域において提供されるシステム情報から、前記第2の周波数帯域についてのシステム情報を取得しない、請求項15に記載の端末装置。
  17. 前記通信制御部は、前記第1の周波数帯域において提供されるシステム情報から、前記第2の周波数帯域についてのシステム情報を取得する、請求項15に記載の端末装置。
  18. 前記通信制御部は、前記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態になるための接続手続きを行わないことにより、前記端末装置を、前記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態にさせない、請求項15に記載の端末装置。
  19. 前記通信制御部は、前記所定の条件を満たす装置による前記第1の周波数帯域における接続の禁止を通知されると、前記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態になるための接続手続きを行わない、請求項18に記載の端末装置。
  20. 前記通信制御部は、前記端末装置が所定の条件を満たす場合に、自主的に、前記第1の周波数帯域において無線リソースについての接続状態になるための接続手続きを行わない、請求項18に記載の端末装置。
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