JPWO2014125837A1 - 撮像装置の異物情報検出装置および異物情報検出方法 - Google Patents

撮像装置の異物情報検出装置および異物情報検出方法 Download PDF

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Abstract

本技術は、撮像装置により撮影して得られる複数枚の表示用の画像データ(31)と、複数枚の表示用の画像データ(31)の撮影前に取得する異物情報検出用の第1画像データ(32)および複数枚の表示用の画像データ(31)の撮影後に取得する異物情報検出用の第2画像データ(33)を記録する記録部と、記録部に記録される複数枚の表示用の画像データを読み込み、当該画像データに対して異物に関する情報を検出するように構成した制御部とを備える。制御部は、第1画像データ(32)および第2画像データ(33)に基づいて、第1画像データ(32)および第2画像データ(33)それぞれの画像データ内に存在する異物の位置を示す異物情報を異物毎に検出し、その検出した異物情報を用いて、複数枚の表示用の画像データ(31)それぞれにおける異物の位置を示す異物情報を検出する。

Description

本技術は、撮影装置において、画像データ内に存在する異物情報を検出する異物情報検出装置および異物情報検出方法に関する。
撮像装置においては、光学系にほこりなどの異物が付着すると、撮影された画像にそれらの異物の影が写り込み、画像の品質が低下するという課題がある。
特許文献1には、振動によっても除去できないような光学系内のごく小さな異物による画質劣化を補正する撮像装置が開示されている。この特許文献1に開示されている装置は、異なる絞り値に設定した2つの画像を撮像し、この絞り値が異なる撮像画像より異物情報(異物の位置および大きさの情報)を検出し、異物情報を撮像画像データに関連付けて記録する。
特開2009−152696号公報
本技術による撮像装置の異物情報検出装置は、撮像装置により撮影して得られる複数枚の表示用の画像データと、複数枚の表示用の画像データの撮影前に取得する異物情報検出用の第1画像データおよび複数枚の表示用の画像データの撮影後に取得する異物情報検出用の第2画像データを記録する記録部と、記録部に記録される複数枚の表示用の画像データを読み込み、当該画像データに対して異物に関する情報を検出するように構成した制御部とを備えている。制御部は、第1画像データおよび第2画像データに基づいて、第1画像データおよび第2画像データそれぞれの画像データ内に存在する異物の位置を示す異物情報を異物毎に検出する。制御部は、その検出した異物情報を用いて、複数枚の表示用の画像データそれぞれにおける異物の位置を示す異物情報を検出するように構成している。
図1は、本技術による異物情報検出装置が用いられる撮像装置の全体構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本技術の一実施の形態における異物情報検出装置の構成を示すブロック図である。 図3は、本技術による異物情報検出装置および異物情報検出方法において、制御部の異物情報検出動作を説明するためのフローチャートである。 図4は、第1検出機能ステップの概要を説明するための説明図である。 図5は、第2検出機能ステップの処理動作を説明するためのフローチャートである。 図6は、制御部が生成した異物情報リストの一例を示す説明図である。 図7は、本技術による異物情報検出装置において、制御部における異物検出動作の一例を説明するための説明図である。
以下、本技術の一実施の形態による撮像装置の異物情報検出装置および異物情報検出方法について、図面を参照しながら、説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
[1−1.構成]
図1は、本技術による異物情報検出装置が用いられる撮像装置の全体構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、撮像装置は、光学系1を介して形成された被写体像を撮像部であるCCD(Charge Coupled Devices)センサおよびCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)センサなどのイメージセンサ2で撮影する。イメージセンサ2は、撮影した被写体像に基づいて、画像データを生成する。イメージセンサ2で生成された画像データは、アナログ信号を調整する信号調整回路としてのAFE(Analog Front End)3を通して、画像変換などの処理を行う画像処理部4に送られ、各種の画像処理が施される。生成された画像データは、データ記録部である記録媒体に記録される。なお、記録媒体の例としては、フラッシュメモリおよびメモリカードなどがあるが、本実施の形態においては、記録媒体がメモリカードの場合を例にとって説明する。
イメージセンサ2は、光学系1を通して形成された被写体像を撮像して、画像データを生成する。イメージセンサ2は、デジタルカメラが撮影モードにあるとき、一定時間ごとに新しいフレームの画像データを生成することができる。
AFE3では、イメージセンサ2から読み出された画像データに対して、アナログゲインコントローラによるA/Dコンバータの入力レンジ幅への増幅、A/DコンバータによるA/D変換が施される。その後、AFE3は、画像データを画像処理部4に出力する。
画像処理部4は、AFE3から出力された画像データに対して、各種の画像処理を施す。各種の画像処理としては、スミア補正、ホワイトバランス補正、ガンマ補正、YC変換処理、電子ズーム処理、圧縮処理、伸張処理などが含まれる。なお、画像処理は、これらに限定されるものではない。画像処理部4は、各種の画像処理を施した画像情報を一旦、バッファメモリ5に記憶する。なお、バッファメモリ5は、画像処理部4やコントローラ部6のワークメモリとして機能する記憶手段であり、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などで実現できる。
コントローラ部6は、撮像装置全体の動作を制御するもので、プログラムを格納するROM(Read Only Memory)、およびプログラムを実行することにより各種の情報を処理するCPU(Central Processing Unit)などにより構成される。ROMは、ファイル制御、オートフォーカス制御(AF制御)、自動露出制御(AE制御)、およびフラッシュの発光制御などを含め、撮像装置全体の動作を統括して制御するためのプログラムを格納している。
画像データが記録されるメモリカード7は、コントローラ部6に接続されたカードスロット8にユーザによって着脱可能であり、これによりメモリカード7は、コントローラ部6に電気的かつ機械的に接続される。なお、カードスロット8は、メモリカード7を制御する機能を備えた構成であってもよい。メモリカード7は、内部にフラッシュメモリなどの記録部を備えた外部メモリである。メモリカード7は、画像処理部4で処理される画像データなどのデータを記録する。このメモリカード7に記録される高画素の画像データは、ユーザによるレリーズ釦の操作を受け付けた後に、イメージセンサ2が生成した画像データに基づいて、画像処理部4により生成される。コントローラ部6は、画像処理部4で処理された後、バッファメモリ5に記憶された画像データをメモリカード7に記録する。また、メモリカード7に記録された画像データは、ユーザによる操作に基づいて、液晶モニタなどの表示部9上に表示される。
表示部9は、画像処理部4にて処理された画像データに基づいて、画像を表示する。
また、コントローラ部6に接続された操作部10は、撮像装置の操作釦やスイッチ、および表示部9に設置されたタッチパネルの総称であり、ユーザによる操作を受け付けるものである。操作部10は、ユーザによる操作を受け付けると、コントローラ部6に種々の動作を指示する信号を送る。
また、光学系1は、フォーカスレンズ1Aやズームレンズ1B、絞り1C、シャッター1Dなどにより構成される。フォーカスレンズ1Aは、被写体のフォーカス状態の調節に用いられる。ズームレンズ1Bは、被写体の画角の調節に用いられる。絞り1Cは、イメージセンサ2に入射する光量の調節に用いられる。シャッター1Dは、イメージセンサ2に入射する光の露出時間を調節する。フォーカスレンズ1A、ズームレンズ1B、絞り1C、およびシャッター1Dは、それぞれに対応したDCモータやステッピングモータなどの駆動手段により、コントローラ部6から送られる制御信号に従って駆動される。なお、図示していないが、光学系1は、光学式手ぶれ補正(OIS:Optical Image Stabilizer)レンズを含んでいてもよい。また、光学系1を構成する各種レンズは、複数枚のレンズや複数のレンズ群から構成することができる。さらに、光学系1とイメージセンサ2などから構成される撮像部は、レンズ、CMOSイメージセンサ、AFE、画像処理部の一部などが一体にモジュール化されたカメラモジュールを用いて構成してもよい。
なお、画像処理部4およびコントローラ部6は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピュータなどで構成してもよい。また、画像処理部4とコントローラ部6は、1つの半導体で構成してもよい。また、ROMは、コントローラ部6の内部に設ける必要はなく、コントローラ部6の外部に外部メモリとして設けてもよい。
図2は、本技術の一実施の形態における異物情報検出装置の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、異物情報検出装置は、画像データを記録する記録部11と、異物情報の検出動作を行うための制御部12と、異物検出動作を行うためのプログラムなどを格納するフラッシュメモリなどにより構成される記憶部13とを備える。この異物情報検出装置は、図1に示す撮像装置のコントローラ部6に内蔵して構成することができる。なお、本技術による異物検出装置は、撮像装置に搭載する構成としてもよいが、撮像装置に搭載する必要はなく、撮像装置で撮影した画像データを処理するための外部の画像処理装置の1つの機能として設けてもよい。
記録部11は、異物情報を検出するための第1画像データおよび第2画像データと、ユーザが連続撮影した複数枚の表示用の画像データを記録する。記録部11は、図1に示すメモリカード7により構成してもよいが、勿論これに限定されるものではなく、HDD(Hard disk drive)、SSD(Solid State Drive)など、画像データを記録できる記録媒体であればどのようなものを利用しても構わない。
ここで、第1画像データは、連続撮影した複数枚の画像データの前に撮影される異物検出用の画像データであり、第2画像データは、連続撮影した複数枚の画像データの後に撮影される異物検出用の画像データである。第1画像データおよび第2画像データは、ホワイト、ブルーまたはグリーンなどの単一色で構成された背景画を撮影して得られる画像データである。この第1画像データおよび第2画像データは、複数枚の画像データを連続撮影する前後において、撮像装置に付着した異物情報を検出するために利用される。
撮像装置に付着した異物情報とは、この撮像装置における光学系1または撮像部であるイメージセンサ2に付着したほこりなどの異物をいう。また、異物情報は、光学系1およびイメージセンサ2に発生した欠損であってもかまわない。ユーザが撮像装置を用いて撮影した画像データを視認したときに、画像内に異物があると認識されるものである。したがって、第1画像データおよび第2画像データは、単一色で構成された背景画を撮影して得られる画像データに限定されるものではなく、異物情報を検出し易い画像データであればよい。
例えば、イメージセンサ2に直接付着したほこりなどの異物情報を検出する場合は、光学系1の絞りを調整することにより、第1画像データおよび第2画像データを得ることが可能である。すなわち、光学系1の絞りを調整して撮影した画像は、背景がぼけて滑らかとなるのに対し、イメージセンサ2に付着したほこりなどの異物は、ぼけずにはっきりと撮影され、異物情報を検出するための第1画像データおよび第2画像データが得られることとなる。
表示用の画像データは、ユーザが被写体を連続撮影した複数枚の画像データであり、異物情報を検出するための第1画像データおよび第2画像データの間に関連付けられた状態で、記録部11に記録される。この表示用の画像データは、ユーザが特定の被写体を撮影した複数枚の画像データを1群の画像データとすると、同一の第1画像データおよび第2画像データの間に、2つ以上の群の表示用の画像データが存在するように記録部11に記録されていてもよい。例えば、撮影開始時に、異物情報検出用の第1画像データを取得して記録部11に記録し、その後ユーザが撮影動作を行うことにより、複数群の表示用の画像データを取得して記録部11に記録し、撮影終了時に、異物情報検出用の第2画像データを取得して記録部11に記録するように構成してもよい。要するに、ユーザにより被写体を撮影することにより得られる画像データであって、異物情報検出用の第1画像データおよび第2画像データの間に関連付けて、記録部11に記録される画像データが表示用の画像データとなる。
制御部12は、記録部11に記録される画像データを読み込み、当該画像データに対して異物に関する情報である異物情報を検出する機能を有する。すなわち、制御部12は、少なくとも次の機能を有している。
(1)第1検出機能−第1画像データおよび第2画像データに基づいて、第1画像データおよび第2画像データそれぞれの画像データ内に存在する異物の位置を示す異物情報を異物毎に検出する。
(2)第2検出機能−第1検出機能で検出した少なくとも1つ以上の異物情報を用いて、複数枚の表示用の画像データそれぞれにおける異物の位置を示す異物情報を検出する。
この制御部12の第1検出機能および第2検出機能の具体的な動作については後述する。
記憶部13は、少なくとも制御部12が有する第1検出機能および第2検出機能に対応するプログラムを格納している。制御部12は、記憶部13に格納されるプログラムを読み込むことにより、少なくとも第1検出機能および第2検出機能を実行することができる。
[1−2.動作]
次に、本技術による異物情報検出装置および異物情報検出方法の動作について、図3〜図7を参照しながら説明する。
図3は、本技術による異物情報検出装置および異物情報検出方法において、制御部の異物情報検出動作を説明するためのフローチャートである。
図3に示すように、第1画像データおよび第2画像データ生成ステップ21において、複数枚の表示用の画像データを撮影する前後に、単一色の背景、例えば白い紙などを撮影する。これにより、単一色で構成された均一な背景の画像データを取得する。このとき、複数枚の表示用の画像データの撮影前に取得した単一色の背景画像データを第1画像データとする。一方、複数枚の表示用の画像データの撮影後に取得した単一色の背景画像データを第2画像データとする。
次に、制御部12は、第1検出機能ステップ22の処理を行う。第1検出機能ステップ22においては、上記第1画像データ、第2画像データより、それぞれ異物情報として第1異物情報および第2異物情報を取得する。異物情報は例えば、位置、領域を含む画像情報からなる。異物情報はさらに形状、レベル情報を含む画像情報からなる場合もある。そして、第1異物情報および第2異物情報をまとめたものを異物情報として作成する。
次に、制御部12は、第2検出機能ステップ23の処理を行う。第2検出機能ステップ23においては、第1検出機能ステップ22で作成した異物情報と、複数枚の表示用の画像データを照合することにより、複数枚の表示用の各画像データに対応した画像毎の異物情報を取得する。
ここで、第1検出機能ステップ22と第2検出機能ステップ23について、詳細に説明する。
図4は、第1検出機能ステップの概要を説明するための説明図である。上述したように、第1画像データおよび第2画像データ生成ステップ21においては、複数枚の表示用の画像データを撮影する前後に、単一色の背景などを撮影することにより、単一色で構成された背景の画像データが取得される。図4は、複数枚の表示用の画像データ31の前後に、撮影前に取得した単一色の背景画像データである第1画像データ32および第2画像データ33が存在している様子を示している。
図4に示すように、第1画像データ32には、ほこりなどの異物a、異物bおよび異物cが存在している。また、第2画像データ33には、異物b、異物cおよび異物dが存在している。ここで、異物aは、第1画像データ32に特有の異物である。また、異物bおよび異物cは、第1画像データ32および第2画像データ33に共通する異物である。さらに、異物dは、第2画像データ33に特有の異物である。すなわち、異物b、cは、共通の異物であり、異物a、dは非共通の異物である。
制御部12は、図4に示す第1画像データ32から、異物a、異物bおよび異物cに基づいて、第1異物情報を取得する。さらに、制御部12は、図4に示す第2画像データ33から、異物b、異物cおよび異物dに基づいて、第2異物情報を取得する。そして、制御部12は、第1異物情報および第2異物情報から、異物aから異物dに基づく異物情報を生成する。これにより、第1検出機能ステップが実行される。
図5は、第2検出機能ステップの処理動作を説明するためのフローチャートである。
まず、異物情報照合ステップ41において、制御部12は、第1検出機能ステップで生成された第1異物情報および第2異物情報の結果を統合する。具体的には、第1異物情報と第2異物情報を照合し、第1異物情報と第2異物情報に共通に存在する共通の異物情報C、第1異物情報にのみ存在する非共通の異物情報D1、第2異物情報にのみ存在する非共通の異物情報D2を得る。これらの異物情報C、異物情報D1、異物情報D2を統合した異物情報Aを得る。また、この異物情報は、画像データにおいて、異物の位置情報を示す座標値を含んでいる。例えば、図4において、異物aの座標は(x1,y1)、異物bの座標は(x2、y2)、異物cの座標は(x3,y3)、異物dの座標は(x4、y4)となる。このとき、第1異物情報の異物bおよび異物cと第2異物情報の異物bおよび異物cは、異物情報Cとして統合して処理され、異物aは異物情報D1として処理され、さらに異物dは異物情報D2として処理されることになる。つまり、第1異物情報および第2異物情報を統合して得られる異物情報Aには、異物b、異物cを統合した共通の異物情報C、異物aによる非共通の異物情報D1および異物dによる非共通の異物情報D2が含まれる。
次に、制御部12は、異物発生タイミング検出ステップ42において、非共通の異物情報D1および異物情報D2と、複数枚の表示用の画像データ31とを照合する。これにより、制御部12は、異物が消滅または発生する画像データの画像番号を取得する。ここで、画像番号とは複数枚の表示用の画像データを撮影順に並べた場合の順番に相当する。例えば、100枚の表示用の画像データの場合、最初の表示用の画像データは画像番号[001]で、順に番号が増し、最終の表示用画像データは画像番号[100]となる。
具体的には、異物情報D1については、第1異物情報にのみ存在する。そのため、表示用の画像データ31を撮影する間に、当該異物情報D1に対応する異物が消滅または移動したと考えられる。そこで、制御部12は、異物情報D1による異物の変化について、画像番号[001]から順に前から検出していく。異物情報D1による異物の消滅または移動を画像番号[n]で検出した場合、制御部12は、画像番号[n−1]までの画像番号については異物情報D1に相当する異物が画像データに付加されていると判断する。一方、制御部12は、画像番号が[n]以降のものについては、異物情報D1に相当する異物が画像データに付加されていないと判断する。
さらに、異物情報D2については、第2異物情報にのみ存在する。そのため、表示用の画像データ31を撮影する間に、当該異物情報D2に対応する異物が新たに発生したと考えられる。そこで、制御部12は、異物情報D2による異物の変化について画像番号が最終のものから順に遡って検出していく。異物情報D2による異物の新たな発生を画像番号[n]で検出した場合、制御部12は、画像番号[n+1]までの画像番号については異物情報D2による異物が画像データに付加されていると判断する。一方、制御部12は、画像番号が[n]以前のものについては、異物情報D2に相当する異物が画像データに付加されていないと判断する。
このように制御部12は、異物発生タイミング検出ステップ42において、複数の表示用の画像データ31に、第1画像データ32と第2画像データ33に非共通の異物a、dが、いつ発生したかのタイミングを検出する場合、まず、複数の表示用の画像データ31の撮影順に、非共通の異物情報が存在するか否かを検出する。そして、非共通の異物aが存在している状態から存在していない非存在の状態、または非共通の異物dが非存在の状態から存在の状態に変化する画像データ31の変化を検出し、異物の状態が変化した後の画像データ31については、変化後の存在条件が継続されているとみなす判断を行うように構成している。
なお、第1異物情報と第2異物情報に共通に存在する異物情報Cについては、複数の表示用の画像データ31それぞれに存在するとみなした判断を行うように構成している。
次に、制御部12は、異物情報リスト生成ステップ43において、前の異物発生タイミング検出ステップ42において判断した結果に基づき、異物情報C、異物情報D1、および異物情報D2が存在する画像番号の情報に基づき、表示用の画像データの各画像番号に対応する異物情報リストを作成する。この異物情報リストは、複数枚の表示用の画像データそれぞれにおいて、異物の存在、異物の位置を示す情報となる。
図6は、制御部12が生成した異物情報リストの一例を示す説明図である。制御部12は、異物情報リスト生成ステップ43において、第1画像データ、第2画像データおよび表示用の画像データに基づき、図6に示すようなテーブル情報として生成する。
図6に示すテーブルは、表示用の画像データにおける異物の存在を示すリストの一例である。具体的に説明すると、画像番号[001]〜[100]において、異物a、b、c、dが存在するか否かに関する情報が含まれている。つまり、異物aからdそれぞれについて、表示用画像データの画像番号毎に、存在するか否かを[0]または[1]の値として記載されている。図6のテーブル情報は、異物aからdそれぞれについて、[0]は異物aからdがないことを示し、[1]は異物aからdのいずれかが存在することを示している。異物aからdは、画像データにおける異物の位置情報も含むため、図6に示すテーブル情報は、複数枚の表示用の画像データそれぞれについて、異物の存在と異物の位置を示す情報となる。
以上のように本技術による異物情報検出装置は、撮像装置により撮影して得られる複数枚の表示用の画像データ31と、複数枚の表示用の画像データ31の撮影前に取得する異物情報検出用の第1画像データ32および複数枚の表示用の画像データ31の撮影後に取得する異物情報検出用の第2画像データ33を記録する記録部11と、記録部11に記録される複数枚の表示用の画像データを読み込み、当該画像データに対して異物に関する情報を検出するように構成した制御部12とを備えている。制御部12は、第1画像データ32および第2画像データ33に基づいて、第1画像データ32および第2画像データ33それぞれの画像データ内に存在する異物の位置を示す異物情報を異物毎に検出し、その検出した異物情報を用いて、複数枚の表示用の画像データ31それぞれにおける異物の位置を示す異物情報を検出するように構成している。
また、本技術による異物情報検出方法は、撮像装置により撮影して得られる複数枚の表示用の画像データ31の撮影前後に、異物情報検出用の第1画像データ32および異物情報検出用の第2画像データ33を取得する第1画像データおよび第2画像データ生成ステップ21と、第1画像データ32および第2画像データ33よりそれぞれ異物情報として第1異物情報および第2異物情報を取得する第1検出機能ステップ22と、第1検出機能ステップ22で作成した異物情報と複数枚の表示用の画像データ31を照合することにより、複数枚の表示用の各画像データに対応した画像毎の異物の位置を示す異物情報を取得する第2検出機能ステップ23とを有する。第2検出機能ステップ23は、第1検出機能ステップ22で生成された第1異物情報および第2異物情報を照合し、第1異物情報と第2異物情報に共通に存在する共通の異物情報、第1異物情報にのみ存在する非共通の異物情報、第2異物情報にのみ存在する非共通の異物情報を得る異物情報照合ステップを有している。
これにより本技術による異物情報検出装置および異物情報検出方法は、複数枚の表示用の画像データ31における異物に関する情報を特定することができ、しかも制御部12は、複数枚の画像データ31それぞれに対して異物を厳密に検出する動作を行う必要はなく、第1画像データ32および第2画像データ33で検出した異物情報に基づいて、予測的に異物情報を検出することができ、異物検出動作の精度向上と、データ処理量の低減を両立することができる。
また、本技術の異物情報検出装置および異物情報検出方法において、複数枚の表示用の画像データそれぞれにおける異物情報を検出した結果に基づき、撮像装置の光学系や撮像部にほこりなどの異物が侵入していることを知らせる報知部を付加して備えることにより、撮像装置を使用しているユーザは、異物が撮影された誤った画像を取得することがなく、常に正確な画像を取得することができる。具体的には、本技術による異物情報検出装置の制御部12により制御される報知部を設け、その報知部が、異物情報検出装置および異物情報検出方法により検出した結果に基づき、撮像装置にほこりなどの異物が侵入していること、および撮像装置の光学系や撮像部の清掃を促すことにより、常に正確な画像を撮像装置で撮像することができる。これにより、医療用の撮像装置においては、誤った画像を取得したことによる誤った診断を少なくすることができるという効果が得られる。特に、本技術によれば、高い精度で異物検出動作を行うことができるとともに、データ処理量が少ないことから迅速に異物情報の検出が行うことができるため、撮像装置を使用するユーザにとっても、容易に撮像装置のメンテナンスを行うことができる。
次に、制御部12における異物検出動作について説明する。
図7は、本技術による異物情報検出装置において、制御部における異物検出動作の一例を説明するための説明図である。図7は、位置、領域、形状、レベルの情報に基づいて、図4に示す第1画像データ32の左上にある異物aを検出する場合の例に示している。なお、図7の(a)において、図の描画上、異物aに相当する部分は全体を一様に黒で示しているが、実際は、異物の中央付近がより黒く、周辺部分は徐々に背景レベルに近くなっている。
制御部12は、図7の(a)の点線で示した直線51上における画像の輝度レベルを算出する。図7の(b)はその様子を示す図で、輝度レベルは実際に即し異物aの中央付近で低くなる。
図7の(c)は、図7の(b)に示す輝度レベルにおいて、異物aによる変化成分のみを抽出した図である。制御部12は、異物aの周辺の輝度レベルを検出し、異物aの周辺の輝度レベルを減算する処理を行うことにより、図7の(c)のように、異物aによる変化成分のみを抽出する。異物aの周辺のレベルを求める方法としては、例えば、検出された信号成分をローパスフィルタを通して、異物aのデータレベルが突出している部分をなだらかにすることにより行うことができる。
次に、図7の(d)に示すように、負方向に変化していた信号成分を反転させて異物レベルの信号とする。ここで、制御部12は、一定レベルのしきい値Lthを用い、異物レベルの信号の2値化を行う。異物レベルがしきい値Lthより大きい場合は[1]、小さい場合は[0]とする。図7の(e)は、2値化した異物信号の情報を示すものである。
図7の(f)は、異物の形状、異物の位置、異物の範囲を検出する方法を説明するための説明図である。図7(f)に示すように、異物の画像としては2次元情報であり、この2次元の2値化情報を異物形状とする。図7の(f)において、黒い部分が異物の形状を示すもので、2値化した異物レベルが[1]の部分を黒色の部分で示している。異物の範囲52は、黒色の部分の異物全体を囲む矩形の枠である。異物の範囲52は、異物に対し、水平方向および垂直方向それぞれにおける最小値、最大値を求めることにより得られる。また、異物の位置は、ある異物に対する位置情報を示すものであり、例えば異物の範囲52の左上の点、異物の範囲52の中心、異物の形状の重心などを異物の位置情報とする。図7に示す例では、異物aの位置は、座標(x1,y1)として表している。
以上説明した方法により、異物の位置、異物の範囲、異物の形状、異物レベルの情報を検出することができる。そして、制御部12は、第1画像データから第1異物情報を取得するとともに、第2画像データから第2異物情報を取得し、その取得した第1異物情報および第2異物情報を照合して、第1異物情報、第2異物情報に含まれる異物が、第1異物情報、第2異物情報で共通の異物であるか、第1異物情報にのみ存在する異物か、第2異物情報にのみ存在する異物かを判定することが可能となる。
ここで、第1異物情報、第2異物情報から共通の異物であることを判定する場合は、例えば異物の位置情報を使用し、異物の位置が近いときに、共通の異物であると判定する方法を用いることにより可能である。また、異物の範囲52を示す矩形の枠において、水平幅をΔx、垂直幅をΔyとしたとき、Δx、Δyの値が近いときに、共通の異物であると判定する方法を用いることも可能である。また、異物の形状が近いときに、共通の異物であると判定する方法を用いることも可能である。さらに、異物の形状に加え、異物レベルを利用することにより、共通の異物であると判定する方法を用いることも可能である。勿論、これらの複数の判定方法の中から選択して単独で用いてもよいが、複数の方法を組み合わせて用いることにより、より高い精度での判定が可能である。
なお、複数の表示用の画像データに対して、第2検出機能の処理により異物を検出する場合、第1検出機能で行う処理と同様の処理方法を用いて異物を検出してもかまわない。ただし、第1検出機能のように画像データ全体で異物を検出する動作を行うと、処理するステップおよび情報量が多くなってしまう。したがって、第2検出機能の処理方法においては、第1検出機能で検出した異物の周辺の画素データのみを対象に処理するようにしてもよい。
[1−3.効果など]
以上のように本技術による異物情報検出装置および異物情報検出方法は、撮像装置により撮影して得られる複数枚の表示用の画像データ31と、複数枚の表示用の画像データ31の撮影前に取得する単一色の背景を有する第1画像データ32および複数枚の表示用の画像データ31の撮影後に取得する単一色の背景を有する第2画像データ33を記録する記録部11と、記録部11に記録される複数枚の表示用の画像データを読み込み、当該画像データに対して異物に関する情報を検出するように構成した制御部12とを備えている。制御部12は、第1画像データ32および第2画像データ33に基づいて、第1画像データ32および第2画像データ33それぞれの画像データ内に存在する異物の位置を示す異物情報を異物毎に検出し、その検出した異物情報を用いて、複数枚の表示用の画像データ31それぞれにおける異物の位置を示す異物情報を検出するように構成している。
これにより、第1画像データ32および第2画像データ33から容易に異物に関する情報を特定できる。さらに、その後、第1画像データ32および第2画像データ33の間に撮影した複数枚の表示用の画像データ31における異物に関する情報を特定することができる。そのため、制御部12は、複数枚の画像データそれぞれの全ての画素に対して異物を厳密に検出する動作を行う必要はなく、第1画像データ32および第2画像データ33で検出した異物情報に基づいて、予測的に異物情報を検出することができる。これにより、制御部12における異物検出動作の精度向上と、データ処理量の低減を両立することができる。
さらに、本技術の異物情報検出装置および異物情報検出方法において、複数枚の表示用の画像データそれぞれにおける異物情報を検出した結果に基づき、撮像装置の光学系や撮像部にほこりなどの異物が侵入していることを知らせる報知部を付加して備えることにより、常に正確な画像を撮像装置で撮像することができる。
以上のように、本技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
以上のように本技術は、常に正確な画像を取得することが必要な医療分野、航空宇宙分野、自動車分野、報道分野などの業務用の撮影装置において、特に有用な発明である。
1 光学系
1A フォーカスレンズ
1B ズームレンズ
1C 絞り
1D シャッター
2 イメージセンサ
3 AFE
4 画像処理部
5 バッファメモリ
6 コントローラ部
7 メモリカード
8 カードスロット
9 表示部
10 操作部
11 記録部
12 制御部
13 記憶部
21 第1画像データおよび第2画像データ生成ステップ
22 第1検出機能ステップ
23 第2検出機能ステップ
31 表示用の画像データ
32 第1画像データ
33 第2画像データ
41 異物情報照合ステップ
42 異物発生タイミング検出ステップ
43 異物情報リスト生成ステップ
51 直線
52 異物の範囲
本技術は、撮影装置において、画像データ内に存在する異物情報を検出する異物情報検出装置および異物情報検出方法に関する。
撮像装置においては、光学系にほこりなどの異物が付着すると、撮影された画像にそれらの異物の影が写り込み、画像の品質が低下するという課題がある。
特許文献1には、振動によっても除去できないような光学系内のごく小さな異物による画質劣化を補正する撮像装置が開示されている。この特許文献1に開示されている装置は、異なる絞り値に設定した2つの画像を撮像し、この絞り値が異なる撮像画像より異物情報(異物の位置および大きさの情報)を検出し、異物情報を撮像画像データに関連付けて記録する。
特開2009−152696号公報
本技術による撮像装置の異物情報検出装置は、撮像装置により撮影して得られる複数枚の表示用の画像データと、複数枚の表示用の画像データの撮影前に取得する異物情報検出用の第1画像データおよび複数枚の表示用の画像データの撮影後に取得する異物情報検出用の第2画像データを記録する記録部と、記録部に記録される複数枚の表示用の画像データを読み込み、当該画像データに対して異物に関する情報を検出するように構成した制御部とを備えている。制御部は、第1画像データおよび第2画像データに基づいて、第1画像データおよび第2画像データそれぞれの画像データ内に存在する異物の位置を示す異物情報を異物毎に検出する。制御部は、その検出した異物情報を用いて、複数枚の表示用の画像データそれぞれにおける異物の位置を示す異物情報を検出するように構成している。
図1は、本技術による異物情報検出装置が用いられる撮像装置の全体構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本技術の一実施の形態における異物情報検出装置の構成を示すブロック図である。 図3は、本技術による異物情報検出装置および異物情報検出方法において、制御部の異物情報検出動作を説明するためのフローチャートである。 図4は、第1検出機能ステップの概要を説明するための説明図である。 図5は、第2検出機能ステップの処理動作を説明するためのフローチャートである。 図6は、制御部が生成した異物情報リストの一例を示す説明図である。 図7は、本技術による異物情報検出装置において、制御部における異物検出動作の一例を説明するための説明図である。
以下、本技術の一実施の形態による撮像装置の異物情報検出装置および異物情報検出方法について、図面を参照しながら、説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
[1−1.構成]
図1は、本技術による異物情報検出装置が用いられる撮像装置の全体構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、撮像装置は、光学系1を介して形成された被写体像を撮像部であるCCD(ChargeCoupledDevices)センサおよびCMOS(ComplementaryMetal−OxideSemiconductor)センサなどのイメージセンサ2で撮影する。イメージセンサ2は、撮影した被写体像に基づいて、画像データを生成する。イメージセンサ2で生成された画像データは、アナログ信号を調整する信号調整回路としてのAFE(AnalogFrontEnd)3を通して、画像変換などの処理を行う画像処理部4に送られ、各種の画像処理が施される。生成された画像データは、データ記録部である記録媒体に記録される。なお、記録媒体の例としては、フラッシュメモリおよびメモリカードなどがあるが、本実施の形態においては、記録媒体がメモリカードの場合を例にとって説明する。
イメージセンサ2は、光学系1を通して形成された被写体像を撮像して、画像データを生成する。イメージセンサ2は、デジタルカメラが撮影モードにあるとき、一定時間ごとに新しいフレームの画像データを生成することができる。
AFE3では、イメージセンサ2から読み出された画像データに対して、アナログゲインコントローラによるA/Dコンバータの入力レンジ幅への増幅、A/DコンバータによるA/D変換が施される。その後、AFE3は、画像データを画像処理部4に出力する。
画像処理部4は、AFE3から出力された画像データに対して、各種の画像処理を施す。各種の画像処理としては、スミア補正、ホワイトバランス補正、ガンマ補正、YC変換処理、電子ズーム処理、圧縮処理、伸張処理などが含まれる。なお、画像処理は、これらに限定されるものではない。画像処理部4は、各種の画像処理を施した画像情報を一旦、バッファメモリ5に記憶する。なお、バッファメモリ5は、画像処理部4やコントローラ部6のワークメモリとして機能する記憶手段であり、DRAM(DynamicRandomAccessMemory)などで実現できる。
コントローラ部6は、撮像装置全体の動作を制御するもので、プログラムを格納するROM(ReadOnlyMemory)、およびプログラムを実行することにより各種の情報を処理するCPU(CentralProcessingUnit)などにより構成される。ROMは、ファイル制御、オートフォーカス制御(AF制御)、自動露出制御(AE制御)、およびフラッシュの発光制御などを含め、撮像装置全体の動作を統括して制御するためのプログラムを格納している。
画像データが記録されるメモリカード7は、コントローラ部6に接続されたカードスロット8にユーザによって着脱可能であり、これによりメモリカード7は、コントローラ部6に電気的かつ機械的に接続される。なお、カードスロット8は、メモリカード7を制御する機能を備えた構成であってもよい。メモリカード7は、内部にフラッシュメモリなどの記録部を備えた外部メモリである。メモリカード7は、画像処理部4で処理される画像データなどのデータを記録する。このメモリカード7に記録される高画素の画像データは、ユーザによるレリーズ釦の操作を受け付けた後に、イメージセンサ2が生成した画像データに基づいて、画像処理部4により生成される。コントローラ部6は、画像処理部4で処理された後、バッファメモリ5に記憶された画像データをメモリカード7に記録する。また、メモリカード7に記録された画像データは、ユーザによる操作に基づいて、液晶モニタなどの表示部9上に表示される。
表示部9は、画像処理部4にて処理された画像データに基づいて、画像を表示する。
また、コントローラ部6に接続された操作部10は、撮像装置の操作釦やスイッチ、および表示部9に設置されたタッチパネルの総称であり、ユーザによる操作を受け付けるものである。操作部10は、ユーザによる操作を受け付けると、コントローラ部6に種々の動作を指示する信号を送る。
また、光学系1は、フォーカスレンズ1Aやズームレンズ1B、絞り1C、シャッター1Dなどにより構成される。フォーカスレンズ1Aは、被写体のフォーカス状態の調節に用いられる。ズームレンズ1Bは、被写体の画角の調節に用いられる。絞り1Cは、イメージセンサ2に入射する光量の調節に用いられる。シャッター1Dは、イメージセンサ2に入射する光の露出時間を調節する。フォーカスレンズ1A、ズームレンズ1B、絞り1C、およびシャッター1Dは、それぞれに対応したDCモータやステッピングモータなどの駆動手段により、コントローラ部6から送られる制御信号に従って駆動される。なお、図示していないが、光学系1は、光学式手ぶれ補正(OIS:OpticalImageStabilizer)レンズを含んでいてもよい。また、光学系1を構成する各種レンズは、複数枚のレンズや複数のレンズ群から構成することができる。さらに、光学系1とイメージセンサ2などから構成される撮像部は、レンズ、CMOSイメージセンサ、AFE、画像処理部の一部などが一体にモジュール化されたカメラモジュールを用いて構成してもよい。
なお、画像処理部4およびコントローラ部6は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピュータなどで構成してもよい。また、画像処理部4とコントローラ部6は、1つの半導体で構成してもよい。また、ROMは、コントローラ部6の内部に設ける必要はなく、コントローラ部6の外部に外部メモリとして設けてもよい。
図2は、本技術の一実施の形態における異物情報検出装置の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、異物情報検出装置は、画像データを記録する記録部11と、異物情報の検出動作を行うための制御部12と、異物検出動作を行うためのプログラムなどを格納するフラッシュメモリなどにより構成される記憶部13とを備える。この異物情報検出装置は、図1に示す撮像装置のコントローラ部6に内蔵して構成することができる。なお、本技術による異物検出装置は、撮像装置に搭載する構成としてもよいが、撮像装置に搭載する必要はなく、撮像装置で撮影した画像データを処理するための外部の画像処理装置の1つの機能として設けてもよい。
記録部11は、異物情報を検出するための第1画像データおよび第2画像データと、ユーザが連続撮影した複数枚の表示用の画像データを記録する。記録部11は、図1に示すメモリカード7により構成してもよいが、勿論これに限定されるものではなく、HDD(Harddiskdrive)、SSD(SolidStateDrive)など、画像データを記録できる記録媒体であればどのようなものを利用しても構わない。
ここで、第1画像データは、連続撮影した複数枚の画像データの前に撮影される異物検出用の画像データであり、第2画像データは、連続撮影した複数枚の画像データの後に撮影される異物検出用の画像データである。第1画像データおよび第2画像データは、ホワイト、ブルーまたはグリーンなどの単一色で構成された背景画を撮影して得られる画像データである。この第1画像データおよび第2画像データは、複数枚の画像データを連続撮影する前後において、撮像装置に付着した異物情報を検出するために利用される。
撮像装置に付着した異物情報とは、この撮像装置における光学系1または撮像部であるイメージセンサ2に付着したほこりなどの異物をいう。また、異物情報は、光学系1およびイメージセンサ2に発生した欠損であってもかまわない。ユーザが撮像装置を用いて撮影した画像データを視認したときに、画像内に異物があると認識されるものである。したがって、第1画像データおよび第2画像データは、単一色で構成された背景画を撮影して得られる画像データに限定されるものではなく、異物情報を検出し易い画像データであればよい。
例えば、イメージセンサ2に直接付着したほこりなどの異物情報を検出する場合は、光学系1の絞りを調整することにより、第1画像データおよび第2画像データを得ることが可能である。すなわち、光学系1の絞りを調整して撮影した画像は、背景がぼけて滑らかとなるのに対し、イメージセンサ2に付着したほこりなどの異物は、ぼけずにはっきりと撮影され、異物情報を検出するための第1画像データおよび第2画像データが得られることとなる。
表示用の画像データは、ユーザが被写体を連続撮影した複数枚の画像データであり、異物情報を検出するための第1画像データおよび第2画像データの間に関連付けられた状態で、記録部11に記録される。この表示用の画像データは、ユーザが特定の被写体を撮影した複数枚の画像データを1群の画像データとすると、同一の第1画像データおよび第2画像データの間に、2つ以上の群の表示用の画像データが存在するように記録部11に記録されていてもよい。例えば、撮影開始時に、異物情報検出用の第1画像データを取得して記録部11に記録し、その後ユーザが撮影動作を行うことにより、複数群の表示用の画像データを取得して記録部11に記録し、撮影終了時に、異物情報検出用の第2画像データを取得して記録部11に記録するように構成してもよい。要するに、ユーザにより被写体を撮影することにより得られる画像データであって、異物情報検出用の第1画像データおよび第2画像データの間に関連付けて、記録部11に記録される画像データが表示用の画像データとなる。
制御部12は、記録部11に記録される画像データを読み込み、当該画像データに対して異物に関する情報である異物情報を検出する機能を有する。すなわち、制御部12は、少なくとも次の機能を有している。
(1)第1検出機能−第1画像データおよび第2画像データに基づいて、第1画像データおよび第2画像データそれぞれの画像データ内に存在する異物の位置を示す異物情報を異物毎に検出する。
(2)第2検出機能−第1検出機能で検出した少なくとも1つ以上の異物情報を用いて、複数枚の表示用の画像データそれぞれにおける異物の位置を示す異物情報を検出する。
この制御部12の第1検出機能および第2検出機能の具体的な動作については後述する。
記憶部13は、少なくとも制御部12が有する第1検出機能および第2検出機能に対応するプログラムを格納している。制御部12は、記憶部13に格納されるプログラムを読み込むことにより、少なくとも第1検出機能および第2検出機能を実行することができる。
[1−2.動作]
次に、本技術による異物情報検出装置および異物情報検出方法の動作について、図3〜図7を参照しながら説明する。
図3は、本技術による異物情報検出装置および異物情報検出方法において、制御部の異物情報検出動作を説明するためのフローチャートである。
図3に示すように、第1画像データおよび第2画像データ生成ステップ21において、複数枚の表示用の画像データを撮影する前後に、単一色の背景、例えば白い紙などを撮影する。これにより、単一色で構成された均一な背景の画像データを取得する。このとき、複数枚の表示用の画像データの撮影前に取得した単一色の背景画像データを第1画像データとする。一方、複数枚の表示用の画像データの撮影後に取得した単一色の背景画像データを第2画像データとする。
次に、制御部12は、第1検出機能ステップ22の処理を行う。第1検出機能ステップ22においては、上記第1画像データ、第2画像データより、それぞれ異物情報として第1異物情報および第2異物情報を取得する。異物情報は例えば、位置、領域を含む画像情報からなる。異物情報はさらに形状、レベル情報を含む画像情報からなる場合もある。そして、第1異物情報および第2異物情報をまとめたものを異物情報として作成する。
次に、制御部12は、第2検出機能ステップ23の処理を行う。第2検出機能ステップ23においては、第1検出機能ステップ22で作成した異物情報と、複数枚の表示用の画像データを照合することにより、複数枚の表示用の各画像データに対応した画像毎の異物情報を取得する。
ここで、第1検出機能ステップ22と第2検出機能ステップ23について、詳細に説明する。
図4は、第1検出機能ステップの概要を説明するための説明図である。上述したように、第1画像データおよび第2画像データ生成ステップ21においては、複数枚の表示用の画像データを撮影する前後に、単一色の背景などを撮影することにより、単一色で構成された背景の画像データが取得される。図4は、複数枚の表示用の画像データ31の前後に、撮影前に取得した単一色の背景画像データである第1画像データ32および第2画像データ33が存在している様子を示している。
図4に示すように、第1画像データ32には、ほこりなどの異物a、異物bおよび異物cが存在している。また、第2画像データ33には、異物b、異物cおよび異物dが存在している。ここで、異物aは、第1画像データ32に特有の異物である。また、異物bおよび異物cは、第1画像データ32および第2画像データ33に共通する異物である。さらに、異物dは、第2画像データ33に特有の異物である。すなわち、異物b、cは、共通の異物であり、異物a、dは非共通の異物である。
制御部12は、図4に示す第1画像データ32から、異物a、異物bおよび異物cに基づいて、第1異物情報を取得する。さらに、制御部12は、図4に示す第2画像データ33から、異物b、異物cおよび異物dに基づいて、第2異物情報を取得する。そして、制御部12は、第1異物情報および第2異物情報から、異物aから異物dに基づく異物情報を生成する。これにより、第1検出機能ステップが実行される。
図5は、第2検出機能ステップの処理動作を説明するためのフローチャートである。
まず、異物情報照合ステップ41において、制御部12は、第1検出機能ステップで生成された第1異物情報および第2異物情報の結果を統合する。具体的には、第1異物情報と第2異物情報を照合し、第1異物情報と第2異物情報に共通に存在する共通の異物情報C、第1異物情報にのみ存在する非共通の異物情報D1、第2異物情報にのみ存在する非共通の異物情報D2を得る。これらの異物情報C、異物情報D1、異物情報D2を統合した異物情報Aを得る。また、この異物情報は、画像データにおいて、異物の位置情報を示す座標値を含んでいる。例えば、図4において、異物aの座標は(x1,y1)、異物bの座標は(x2、y2)、異物cの座標は(x3,y3)、異物dの座標は(x4、y4)となる。このとき、第1異物情報の異物bおよび異物cと第2異物情報の異物bおよび異物cは、異物情報Cとして統合して処理され、異物aは異物情報D1として処理され、さらに異物dは異物情報D2として処理されることになる。つまり、第1異物情報および第2異物情報を統合して得られる異物情報Aには、異物b、異物cを統合した共通の異物情報C、異物aによる非共通の異物情報D1および異物dによる非共通の異物情報D2が含まれる。
次に、制御部12は、異物発生タイミング検出ステップ42において、非共通の異物情報D1および異物情報D2と、複数枚の表示用の画像データ31とを照合する。これにより、制御部12は、異物が消滅または発生する画像データの画像番号を取得する。ここで、画像番号とは複数枚の表示用の画像データを撮影順に並べた場合の順番に相当する。例えば、100枚の表示用の画像データの場合、最初の表示用の画像データは画像番号[001]で、順に番号が増し、最終の表示用画像データは画像番号[100]となる。
具体的には、異物情報D1については、第1異物情報にのみ存在する。そのため、表示用の画像データ31を撮影する間に、当該異物情報D1に対応する異物が消滅または移動したと考えられる。そこで、制御部12は、異物情報D1による異物の変化について、画像番号[001]から順に前から検出していく。異物情報D1による異物の消滅または移動を画像番号[n]で検出した場合、制御部12は、画像番号[n−1]までの画像番号については異物情報D1に相当する異物が画像データに付加されていると判断する。一方、制御部12は、画像番号が[n]以降のものについては、異物情報D1に相当する異物が画像データに付加されていないと判断する。
さらに、異物情報D2については、第2異物情報にのみ存在する。そのため、表示用の画像データ31を撮影する間に、当該異物情報D2に対応する異物が新たに発生したと考えられる。そこで、制御部12は、異物情報D2による異物の変化について画像番号が最終のものから順に遡って検出していく。異物情報D2による異物の新たな発生を画像番号[n]で検出した場合、制御部12は、画像番号[n+1]までの画像番号については異物情報D2による異物が画像データに付加されていると判断する。一方、制御部12は、画像番号が[n]以前のものについては、異物情報D2に相当する異物が画像データに付加されていないと判断する。
このように制御部12は、異物発生タイミング検出ステップ42において、複数の表示用の画像データ31に、第1画像データ32と第2画像データ33に非共通の異物a、dが、いつ発生したかのタイミングを検出する場合、まず、複数の表示用の画像データ31の撮影順に、非共通の異物情報が存在するか否かを検出する。そして、非共通の異物aが存在している状態から存在していない非存在の状態、または非共通の異物dが非存在の状態から存在の状態に変化する画像データ31の変化を検出し、異物の状態が変化した後の画像データ31については、変化後の存在条件が継続されているとみなす判断を行うように構成している。
なお、第1異物情報と第2異物情報に共通に存在する異物情報Cについては、複数の表示用の画像データ31それぞれに存在するとみなした判断を行うように構成している。
次に、制御部12は、異物情報リスト生成ステップ43において、前の異物発生タイミング検出ステップ42において判断した結果に基づき、異物情報C、異物情報D1、および異物情報D2が存在する画像番号の情報に基づき、表示用の画像データの各画像番号に対応する異物情報リストを作成する。この異物情報リストは、複数枚の表示用の画像データそれぞれにおいて、異物の存在、異物の位置を示す情報となる。
図6は、制御部12が生成した異物情報リストの一例を示す説明図である。制御部12は、異物情報リスト生成ステップ43において、第1画像データ、第2画像データおよび表示用の画像データに基づき、図6に示すようなテーブル情報として生成する。
図6に示すテーブルは、表示用の画像データにおける異物の存在を示すリストの一例である。具体的に説明すると、画像番号[001]〜[100]において、異物a、b、c、dが存在するか否かに関する情報が含まれている。つまり、異物aからdそれぞれについて、表示用画像データの画像番号毎に、存在するか否かを[0]または[1]の値として記載されている。図6のテーブル情報は、異物aからdそれぞれについて、[0]は異物aからdがないことを示し、[1]は異物aからdのいずれかが存在することを示している。異物aからdは、画像データにおける異物の位置情報も含むため、図6に示すテーブル情報は、複数枚の表示用の画像データそれぞれについて、異物の存在と異物の位置を示す情報となる。
以上のように本技術による異物情報検出装置は、撮像装置により撮影して得られる複数枚の表示用の画像データ31と、複数枚の表示用の画像データ31の撮影前に取得する異物情報検出用の第1画像データ32および複数枚の表示用の画像データ31の撮影後に取得する異物情報検出用の第2画像データ33を記録する記録部11と、記録部11に記録される複数枚の表示用の画像データを読み込み、当該画像データに対して異物に関する情報を検出するように構成した制御部12とを備えている。制御部12は、第1画像データ32および第2画像データ33に基づいて、第1画像データ32および第2画像データ33それぞれの画像データ内に存在する異物の位置を示す異物情報を異物毎に検出し、その検出した異物情報を用いて、複数枚の表示用の画像データ31それぞれにおける異物の位置を示す異物情報を検出するように構成している。
また、本技術による異物情報検出方法は、撮像装置により撮影して得られる複数枚の表示用の画像データ31の撮影前後に、異物情報検出用の第1画像データ32および異物情報検出用の第2画像データ33を取得する第1画像データおよび第2画像データ生成ステップ21と、第1画像データ32および第2画像データ33よりそれぞれ異物情報として第1異物情報および第2異物情報を取得する第1検出機能ステップ22と、第1検出機能ステップ22で作成した異物情報と複数枚の表示用の画像データ31を照合することにより、複数枚の表示用の各画像データに対応した画像毎の異物の位置を示す異物情報を取得する第2検出機能ステップ23とを有する。第2検出機能ステップ23は、第1検出機能ステップ22で生成された第1異物情報および第2異物情報を照合し、第1異物情報と第2異物情報に共通に存在する共通の異物情報、第1異物情報にのみ存在する非共通の異物情報、第2異物情報にのみ存在する非共通の異物情報を得る異物情報照合ステップを有している。
これにより本技術による異物情報検出装置および異物情報検出方法は、複数枚の表示用の画像データ31における異物に関する情報を特定することができ、しかも制御部12は、複数枚の画像データ31それぞれに対して異物を厳密に検出する動作を行う必要はなく、第1画像データ32および第2画像データ33で検出した異物情報に基づいて、予測的に異物情報を検出することができ、異物検出動作の精度向上と、データ処理量の低減を両立することができる。
また、本技術の異物情報検出装置および異物情報検出方法において、複数枚の表示用の画像データそれぞれにおける異物情報を検出した結果に基づき、撮像装置の光学系や撮像部にほこりなどの異物が侵入していることを知らせる報知部を付加して備えることにより、撮像装置を使用しているユーザは、異物が撮影された誤った画像を取得することがなく、常に正確な画像を取得することができる。具体的には、本技術による異物情報検出装置の制御部12により制御される報知部を設け、その報知部が、異物情報検出装置および異物情報検出方法により検出した結果に基づき、撮像装置にほこりなどの異物が侵入していること、および撮像装置の光学系や撮像部の清掃を促すことにより、常に正確な画像を撮像装置で撮像することができる。これにより、医療用の撮像装置においては、誤った画像を取得したことによる誤った診断を少なくすることができるという効果が得られる。特に、本技術によれば、高い精度で異物検出動作を行うことができるとともに、データ処理量が少ないことから迅速に異物情報の検出が行うことができるため、撮像装置を使用するユーザにとっても、容易に撮像装置のメンテナンスを行うことができる。
次に、制御部12における異物検出動作について説明する。
図7は、本技術による異物情報検出装置において、制御部における異物検出動作の一例を説明するための説明図である。図7は、位置、領域、形状、レベルの情報に基づいて、図4に示す第1画像データ32の左上にある異物aを検出する場合の例に示している。なお、図7の(a)において、図の描画上、異物aに相当する部分は全体を一様に黒で示しているが、実際は、異物の中央付近がより黒く、周辺部分は徐々に背景レベルに近くなっている。
制御部12は、図7の(a)の点線で示した直線51上における画像の輝度レベルを算出する。図7の(b)はその様子を示す図で、輝度レベルは実際に即し異物aの中央付近で低くなる。
図7の(c)は、図7の(b)に示す輝度レベルにおいて、異物aによる変化成分のみを抽出した図である。制御部12は、異物aの周辺の輝度レベルを検出し、異物aの周辺の輝度レベルを減算する処理を行うことにより、図7の(c)のように、異物aによる変化成分のみを抽出する。異物aの周辺のレベルを求める方法としては、例えば、検出された信号成分をローパスフィルタを通して、異物aのデータレベルが突出している部分をなだらかにすることにより行うことができる。
次に、図7の(d)に示すように、負方向に変化していた信号成分を反転させて異物レベルの信号とする。ここで、制御部12は、一定レベルのしきい値Lthを用い、異物レベルの信号の2値化を行う。異物レベルがしきい値Lthより大きい場合は[1]、小さい場合は[0]とする。図7の(e)は、2値化した異物信号の情報を示すものである。
図7の(f)は、異物の形状、異物の位置、異物の範囲を検出する方法を説明するための説明図である。図7(f)に示すように、異物の画像としては2次元情報であり、この2次元の2値化情報を異物形状とする。図7の(f)において、黒い部分が異物の形状を示すもので、2値化した異物レベルが[1]の部分を黒色の部分で示している。異物の範囲52は、黒色の部分の異物全体を囲む矩形の枠である。異物の範囲52は、異物に対し、水平方向および垂直方向それぞれにおける最小値、最大値を求めることにより得られる。また、異物の位置は、ある異物に対する位置情報を示すものであり、例えば異物の範囲52の左上の点、異物の範囲52の中心、異物の形状の重心などを異物の位置情報とする。図7に示す例では、異物aの位置は、座標(x1,y1)として表している。
以上説明した方法により、異物の位置、異物の範囲、異物の形状、異物レベルの情報を検出することができる。そして、制御部12は、第1画像データから第1異物情報を取得するとともに、第2画像データから第2異物情報を取得し、その取得した第1異物情報および第2異物情報を照合して、第1異物情報、第2異物情報に含まれる異物が、第1異物情報、第2異物情報で共通の異物であるか、第1異物情報にのみ存在する異物か、第2異物情報にのみ存在する異物かを判定することが可能となる。
ここで、第1異物情報、第2異物情報から共通の異物であることを判定する場合は、例えば異物の位置情報を使用し、異物の位置が近いときに、共通の異物であると判定する方法を用いることにより可能である。また、異物の範囲52を示す矩形の枠において、水平幅をΔx、垂直幅をΔyとしたとき、Δx、Δyの値が近いときに、共通の異物であると判定する方法を用いることも可能である。また、異物の形状が近いときに、共通の異物であると判定する方法を用いることも可能である。さらに、異物の形状に加え、異物レベルを利用することにより、共通の異物であると判定する方法を用いることも可能である。勿論、これらの複数の判定方法の中から選択して単独で用いてもよいが、複数の方法を組み合わせて用いることにより、より高い精度での判定が可能である。
なお、複数の表示用の画像データに対して、第2検出機能の処理により異物を検出する場合、第1検出機能で行う処理と同様の処理方法を用いて異物を検出してもかまわない。ただし、第1検出機能のように画像データ全体で異物を検出する動作を行うと、処理するステップおよび情報量が多くなってしまう。したがって、第2検出機能の処理方法においては、第1検出機能で検出した異物の周辺の画素データのみを対象に処理するようにしてもよい。
[1−3.効果など]
以上のように本技術による異物情報検出装置および異物情報検出方法は、撮像装置により撮影して得られる複数枚の表示用の画像データ31と、複数枚の表示用の画像データ31の撮影前に取得する単一色の背景を有する第1画像データ32および複数枚の表示用の画像データ31の撮影後に取得する単一色の背景を有する第2画像データ33を記録する記録部11と、記録部11に記録される複数枚の表示用の画像データを読み込み、当該画像データに対して異物に関する情報を検出するように構成した制御部12とを備えている。制御部12は、第1画像データ32および第2画像データ33に基づいて、第1画像データ32および第2画像データ33それぞれの画像データ内に存在する異物の位置を示す異物情報を異物毎に検出し、その検出した異物情報を用いて、複数枚の表示用の画像データ31それぞれにおける異物の位置を示す異物情報を検出するように構成している。
これにより、第1画像データ32および第2画像データ33から容易に異物に関する情報を特定できる。さらに、その後、第1画像データ32および第2画像データ33の間に撮影した複数枚の表示用の画像データ31における異物に関する情報を特定することができる。そのため、制御部12は、複数枚の画像データそれぞれの全ての画素に対して異物を厳密に検出する動作を行う必要はなく、第1画像データ32および第2画像データ33で検出した異物情報に基づいて、予測的に異物情報を検出することができる。これにより、制御部12における異物検出動作の精度向上と、データ処理量の低減を両立することができる。
さらに、本技術の異物情報検出装置および異物情報検出方法において、複数枚の表示用の画像データそれぞれにおける異物情報を検出した結果に基づき、撮像装置の光学系や撮像部にほこりなどの異物が侵入していることを知らせる報知部を付加して備えることにより、常に正確な画像を撮像装置で撮像することができる。
以上のように、本技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
以上のように本技術は、常に正確な画像を取得することが必要な医療分野、航空宇宙分野、自動車分野、報道分野などの業務用の撮影装置において、特に有用な発明である。
1 光学系
1A フォーカスレンズ
1B ズームレンズ
1C 絞り
1D シャッター
2 イメージセンサ
3 AFE
4 画像処理部
5 バッファメモリ
6 コントローラ部
7 メモリカード
8 カードスロット
9 表示部
10 操作部
11 記録部
12 制御部
13 記憶部
21 第1画像データおよび第2画像データ生成ステップ
22 第1検出機能ステップ
23 第2検出機能ステップ
31 表示用の画像データ
32 第1画像データ
33 第2画像データ
41 異物情報照合ステップ
42 異物発生タイミング検出ステップ
43 異物情報リスト生成ステップ
51 直線
52 異物の範囲

Claims (8)

  1. 撮像装置により撮影して得られる複数枚の表示用の画像データと、前記複数枚の表示用の画像データの撮影前に取得する異物情報検出用の第1画像データおよび前記複数枚の表示用の画像データの撮影後に取得する異物情報検出用の第2画像データを記録する記録部と、前記記録部に記録される複数枚の表示用の画像データを読み込み、当該画像データに対して異物に関する情報を検出するように構成した制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第1画像データおよび前記第2画像データに基づいて、前記第1画像データおよび前記第2画像データそれぞれの画像データ内に存在する異物の位置を示す異物情報を異物毎に検出し、その検出した異物情報を用いて、前記複数枚の表示用の画像データそれぞれにおける異物の位置を示す異物情報を検出するように構成した撮像装置の異物情報検出装置。
  2. 前記制御部は、第1画像データから第1異物情報を取得するとともに、第2画像データから第2異物情報を取得し、その取得した前記第1異物情報および第2異物情報を照合して、第1異物情報と第2異物情報に共通に存在する異物情報が得られた場合、前記共通の異物は複数の表示用の画像データそれぞれに存在するとみなし、前記複数枚の表示用の画像データそれぞれにおける異物の存在と位置を示す情報を得るように構成した請求項1に記載の撮像装置の異物情報検出装置。
  3. 前記制御部は、第1画像データから第1異物情報を取得するとともに、第2画像データから第2異物情報を取得し、その取得した前記第1異物情報および第2異物情報を照合して、第1異物情報にのみ存在する異物情報、または第2異物情報にのみ存在する異物情報が得られた場合、前記第1異物情報にのみ存在する異物情報、または第2異物情報にのみ存在する異物情報に基づいて、前記複数の表示用の画像データそれぞれにおける異物の存在と位置を示す情報を得るように構成した請求項1に記載の撮像装置の異物情報検出装置。
  4. 前記制御部は、複数の表示用の画像データに第1画像データと第2画像データに非共通の異物が発生したタイミングを検出する場合、複数の表示用の画像データに非共通の異物情報が存在するか否かを検出し、非共通の異物が存在している状態から存在していない非存在の状態、または非共通の異物が非存在の状態から存在の状態に変化する画像データの変化を検出し、異物の状態が変化した後の画像データについては、変化後の存在条件が継続されているとみなす判断を行うように構成した請求項3に記載の撮像装置の異物情報検出装置。
  5. 前記制御部は、第1異物情報および第2異物情報から共通の異物であることを判定する場合、異物の位置情報を使用して異物の位置が近いときに共通の異物であると判定する方法、異物の範囲を示す矩形の枠の水平幅をΔx、垂直幅をΔyとしたとき、Δx、Δyの値が近いときに共通の異物であると判定する方法、異物の形状が近いときに共通の異物であると判定する方法、および異物の形状に加え、異物レベルを利用することにより共通の異物であると判定する方法の中から選択して、単独、または組み合わせて用いるように構成した請求項1に記載の撮像装置の異物情報検出装置。
  6. 前記制御部により制御される報知部を設け、異物情報を検出した結果に基づき、撮像装置の光学系や撮像部に異物が侵入していることを知らせるように構成した請求項1に記載の撮像装置の異物情報検出装置。
  7. 撮像装置により撮影して得られる複数枚の表示用の画像データの撮影前後に、異物情報検出用の第1画像データおよび異物情報検出用の第2画像データを取得する第1画像データおよび第2画像データ生成ステップと、
    第1画像データおよび第2画像データよりそれぞれ異物情報として第1異物情報および第2異物情報を取得する第1検出機能ステップと、
    第1検出機能ステップで作成した異物情報と複数枚の表示用の画像データを照合することにより、複数枚の表示用の各画像データに対応した画像毎の異物の位置を示す異物情報を取得する第2検出機能ステップと、
    を有する撮像装置の異物情報検出方法。
  8. 前記第2検出機能ステップは、第1検出機能ステップで生成された第1異物情報および第2異物情報を照合し、第1異物情報と第2異物情報に共通に存在する共通の異物情報、第1異物情報にのみ存在する非共通の異物情報、第2異物情報にのみ存在する非共通の異物情報を得る異物情報照合ステップを有する請求項7に記載の撮像装置の異物情報検出方法。
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