JPWO2014115327A1 - 企業評価装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

企業評価装置が、異なる第1及び第2の組織が連携する複数の企業のうちの評価対象企業でのマネジメントの適正度を評価するための設問群における複数の設問に対する2以上の回答を含んだ回答群の入力を受け、回答群と、評価対象企業でのマネジメントの適正度を評価するための評価処理において参照される評価参照データとを基に、第1の組織に関するマネジメントの適正度を評価するための第1の評価軸上の複数の第1種の値のうち評価対象企業に該当する第1種の値を決定する第1の評価処理と、第2の組織に関するマネジメントの適正度を評価するための第2の評価軸上の複数の第2種の値のうち評価対象企業に該当する第2種の値を決定する第2の評価処理とを含んだ評価処理を行い、決定した第1種及び第2種の値で表されたマネジメント適正度を含む評価レポートを生成する。

Description

本発明は、コンピュータを用いて企業を評価するための技術に関する。
企業評価に関する技術として、例えば、特許文献1に開示の技術が知られている。
特開2004−152113号公報
一般に、企業にとって目標の実現が重要であり、目標の実現のためにマネジメントが重要視されている。マネジメントの1つの手法として、S&OP(Sales and Operations Planning)が知られている。
しかし、企業で行われているマネジメントの適正度を評価することは困難である。特に、製造業の企業のように、異なる複数の組織(例えば、経営部門と事業部門(現場))が連携する企業では、一層困難であると考えられる。なぜなら、この種の企業に関して下記のように考えられるからである。
(1)課題に気がつかない。
例えば、経営による戦略変更への事業部の対応に関する課題、事業部からの報告に対する経営の意思決定に関する課題、或いは、製造と販売の調整に関する課題に、企業が気付かない。
(2)組織間で課題認識が一致しない。
例えば、経営部門と事業部門、製造部門と販売部門、或いは国内と海外で、課題認識が一致しない。
従って、本発明の目的は、異なる複数の組織が連携する企業でのマネジメントの適正度を把握することができるようにすることにある。
企業評価装置が構築される。企業評価装置は、異なる第1及び第2の組織が連携する複数の企業のうちの評価対象企業でのマネジメントの適正度を評価するための設問群における複数の設問に対する2以上の回答を含んだ回答群の入力を受ける。企業評価装置は、回答群と、評価対象企業でのマネジメントの適正度を評価するための評価処理において参照される評価参照データとを基に、第1の組織に関するマネジメントの適正度を評価するための第1の評価軸上の複数の第1種の値のうち評価対象企業に該当する第1種の値を決定する第1の評価処理と、第2の組織に関するマネジメントの適正度を評価するための第2の評価軸上の複数の第2種の値のうち評価対象企業に該当する第2種の値を決定する第2の評価処理とを含んだ評価処理を行う。企業評価装置は、決定した第1種及び第2種の値で表されたマネジメント適正度を含む評価レポートを生成する。
異なる複数の組織が連携する企業でのマネジメントの適正度を把握できるようにすることができる。
図1は、実施形態に係る実施形態の概要を示す。 図2は、実施形態に係る企業評価装置の構成例を示す。 図3は、実施形態に係る記憶デバイスに記憶されるプログラム及びデータの一例を示す。 図4は、実施形態に係る経営軸及び事業軸の説明図である。 図5は、実施形態に係る経営軸及び事業軸で示したマトリクスを示す。 図6は、実施形態に係る設問群データの一例を示す。 図7は、実施形態に係る第1の評価処理のフローを示す。 図8は、実施形態に係る第2の評価処理のフローを示す。 図9は、実施形態に係る評価レポートの全体構成を示す。 図10は、実施形態に係る第1種の評価結果ビューの一例を示す。 図11は、実施形態に係る第2種の評価結果ビューの一例を示す。 図12は、実施形態に係る第3種の評価結果ビューの一例を示す。 図13は、実施形態に係る第4種の評価結果ビューの一例を示す。
以下、図面を参照して、一実施形態を説明する。なお、実施形態に係る企業は、下記に該当する複数の企業である。
(*)企業は、製造業の企業である。
(*)企業には、複数の組織として、経営部門と事業部門が存在する。1つの経営部門に対して複数の事業部門が存在する。各事業部門は、主に製造と販売を行う。
(*)企業では、S&OPでマネジメントが行われている。
しかし、上記は一例であり、評価対象とされる企業は、上記の例に限られない。例えば、企業は、製造業に限らず、小売りや卸を行とする企業でも良い。その種の企業では、流通部門と販売部門が存在し、流通部門と販売部門の調整が企業経営に有効であると考えられる。また、企業は、S&OPでマネジメントが行われている企業に限らず、特段のマネジメントが行われていない企業でも良いし、別の手法でのマネジメントが行われている企業でも良い。
図1は、実施形態の概要を示す。
企業評価のための複数の設問を含んだ設問群が用意される。複数の設問は、複数種類の視点(観点)に基づき用意される。設問群中の設問は、全ての業種に共通であっても良いし、業種によって異なっていても良い。
設問群は、複数の企業における回答者に送付される。具体的には、印刷された設問群(或いは、電子データとしての設問群が記憶された可搬型記憶媒体)が回答者に送付されても良いし、回答者が使用する計算機に通信ネットワークを介して電子データとしての設問群(例えば、電子メール、電子メールに添付されたファイル、或いは、Webページ)が提供されても良い。回答者は、1つの企業に1人であっても良いが、企業における異なる部門の複数の人間であることが望ましい。
回答者が、設問群中の各設問に回答する。これにより、複数の設問にそれぞれ対応した複数の回答を含む回答群が得られる。
企業評価を行う装置である企業評価装置101が構築されている。企業評価装置101は、例えば、プロセッサ及び記憶デバイス等を含んだ計算機である。
その企業評価装置101に、回答群102が入力される。具体的には、例えば、企業評価装置101に、複数の企業からの複数の回答群102が入力される。回答群102は、企業評価装置101の操作者(操作者は、回答者本人であっても良い)によってキーボード等の入力デバイスを使用してマニュアルで入力されても良いし、電子データとして入力されても良い。後者の場合、電子データは、例えば、回答者から送付された可搬型記憶媒体に記憶されているファイル、回答者から送付された電子メールに添付されているファイル、或いは、設問群が記載されているWebページに対して回答者から入力された回答群102であっても良い。
企業評価装置101は、入力された複数の回答群102を記憶デバイスに格納する。複数の回答群の格納先の記憶デバイスは、企業評価装置101内部に存在する記憶デバイスであっても良いし、企業評価装置101の外部の記憶デバイスであっても良い。
企業評価装置101は、回答群102に基づき、評価処理を行い、評価処理の結果を記憶デバイスに格納する。また、企業評価装置101は、評価処理の結果に基づく評価レポート103を生成する。評価レポート103は、1つの回答群102につき1つ生成されても良いし、2以上の回答群(例えば、同一の部門から得られた2以上の回答群)102につき1つ生成されても良い。本実施形態では、評価レポート103は、1つの回答群102につき1つ生成される。このため、1社から複数の回答群102が得られた場合には、1社につき、それら複数の回答群102にそれぞれ対応した複数の評価レポート103が生成される。
評価レポートが、企業評価装置101によって出力される。出力は、例えば、印刷であっても良いし、表示であっても良いし、可搬型記憶媒体への格納であっても良いし、通信ネットワークを介しての提供(例えば、ファイルを添付した電子メールの送信、或いは、Webページの提供)であっても良い。
評価レポートを見ることができる人間(例えば、評価レポートの出力先)は、特定の人間に制限されて良い。特定の人間は、企業の全ての人間であっても良いし、評価レポートの基になった回答群102を出した人間であっても良いし、評価レポート103の基になった回答群102を出した人間が所属する部門の責任者であっても良いし、企業の株主のような企業関係者であっても良い。
評価レポート103には、少なくとも、2つの評価軸に基づく評価結果が表示される。1つの評価軸は、第1の評価軸の一例であって、事業部門に関するS&OP成熟度を評価するための軸である(以下、この軸を「事業軸」と言う)。もう1つの評価軸は、第2の評価軸の一例であって、企業(特に経営部門)でのS&OP成熟度を評価するための軸である(以下、この軸を「経営軸」と言う)。本実施形態は、事業軸に対して経営軸という新規の評価軸を設け2つの評価軸から企業全体のS&OP成熟度を評価可能にすることを1つの特徴とする。なお、本実施形態で言う「成熟度」というのは、どの程度適正に行われているかを表す指標の一例である。
以下、本実施形態を詳細に説明する。
図2は、企業評価装置101の構成例を示す。
企業評価装置101は、記憶デバイス113と、入出力(I/O)デバイス群111と、それらに接続されたプロセッサ112とを有する。
記憶デバイス113は、少なくとも主記憶デバイス(例えばメモリ)を含む。記憶デバイス113は、補助記憶装置(例えばハードディスクドライブ(HDD))を含んでも良い。
I/Oデバイス111群は、複数のI/Oデバイスを含む。I/Oデバイスとしては、例えば、キーボード或いはポインティングデバイスのような入力デバイス114、液晶ディスプレイのような表示デバイス115、NIC(Network Interface Card)のように通信ネットワークを通じて計算機等と通信するための通信インタフェースデバイス(通信I/F)116、及び、USB(Universal Serial Bus)インタフェースデバイス或いはメモリアダプタのような外部デバイスI/F117がある。I/Oデバイス114〜117の各々は、1つであっても複数であっても良い。また、入力デバイス114と表示デバイス115が一体となったタッチパネル型ディスプレイが含まれても良い。
本実施形態では、回答群は、入力デバイス114を通じて入力されても良いし、回答者が使用する計算機から通信I/F116を通じて入力されても良いし、可搬型記憶デバイスのような外部記憶デバイスから外部デバイスI/F117を通じて入力されても良い。
また、本実施形態では、評価レポートは、表示デバイス115に表示されても良いし、通信I/F116を通じて外部の計算機に送信されても良いし、外部デバイスI/F117を通じてプリンタから印刷されても良いし、通信I/F116或いは外部デバイスI/F117を通じて外部の記憶デバイスに格納されても良い。
なお、ハードウェア構成は、図2に示した例に限れない。例えば、企業評価装置101は、必ずしも表示デバイス115及び入力デバイス114を有していなくても良い。例えば、企業評価装置101は、サーバであって、クライアント端末から、通信I/F116を通じて回答群の入力を受けて、通信I/F116を通じて評価レポートをクライアント端末に送信し、クライアント端末が有する表示デバイスに評価レポートが表示されても良い。つまり、企業評価装置101(或いは、プロセッサ112))の「表示する」という行為は、企業評価装置101が、その企業評価装置101の表示デバイス115に情報を表示する行為と、表示デバイスを有する別の計算機に、その表示デバイスに表示される情報を送信する行為のいずれであっても良い。
図3は、記憶デバイス113に記憶されるプログラム及びデータの一例を示す。
記憶デバイス113は、プロセッサ112に実行されるコンピュータプログラムとして、例えば、評価プログラム301を記憶する。評価プログラム301は、プロセッサ112に実行されることにより、入力された回答群と、1以上のパラメータを含んだパラメータ群122とに基づき、評価処理を行い評価処理の結果に従う評価レポートを生成する。以下、コンピュータプログラムを主語として処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサ112によって実行されることで定められた処理を行うため、その処理の説明はプロセッサ112を主語とした説明とすることもできる。また、プログラムを主語として説明された処理は、企業評価装置101が行う処理としてもよい。また、プロセッサ112は、CPU(Central Processing Unit)のような演算デバイスの他に、所定のハードウェア回路を含み、プロセッサ112の処理の一部がそのハードウェア回路によって行われても良い。評価プログラム301のようなコンピュータプログラムは、そのコンピュータプログラムを記憶するプログラムソースからインストールされて良く、プログラムソースは、遠隔のサーバであっても良いし、記憶媒体(例えばCD−ROM)であっても良い。
また、記憶デバイス113は、データとして、例えば、複数の回答群の評価処理の結果を表すデータである評価結果集計データ303と、評価処理の際に参照されるデータである評価参照データ310とを記憶する。評価参照データ310は、例えば、回答群に基づく評価処理の際に使用される複数のパラメータを含んだパラメータ群302、設問群に関するデータである設問群データ304、及び、評価処理におけるルールを表す評価ルールデータ305を含む。これらのデータ302〜305のうちの少なくとも1つは、外部の記憶デバイスに格納されても良い。これらのデータ302〜305については後述する。
図4は、経営軸及び事業軸の説明図である。
既に述べたように、製造業の企業では、経営部門と事業部門の連携が必要である。例えば、経営部門で決定された長期・中期計画を各事業部門が受け、各事業部門が、その長期・中期計画に基づき短期計画に落とし込んで生産及び販売等を行う。
この種の企業では、S&OPマネジメントの成熟度を適切に評価することは困難である。特に、経営部門の管理範囲301と事業部門の管理範囲303とが重なる範囲302に関して、適切に機能しているかの評価が難しい。
そこで、本実施形態では、事業軸(事業部門としてのS&OP成熟度)に加えて経営軸(企業としてのS&OP成熟度)が設けられる。事業軸は、レベル0〜4の5段階あり、経営軸も、クラス0〜4の5段階ある。レベル0〜4のそれぞれの詳細、及び、クラス0〜4のそれぞれの詳細は、図4に示す通りである。なお、事業軸における段階の数と経営軸における段階の数は必ずしも同じである必要は無い。また、事業軸及び経営軸のそれぞれについて、段階の数は、2以上であれば、5より多くても少なくても良い。なお、以下、レベル及びクラスのそれぞれについて、特に数値を言う場合には、「レベル値」及び「クラス値」と言うことにする。
図5は、経営軸及び事業軸で示したマトリクスを示す。
横軸が、事業軸であり、縦軸が、経営軸である。評価プログラム301が、回答群に基づき、回答群の送付元企業(評価対象企業)を、事業軸と経営軸で評価する。つまり、評価対象企業について、マネジメントの成熟度ポジション(レベル値、クラス値)が算出される。評価プログラム301は、マトリクスにおける、算出された成熟度ポジション(座標)に、評価対象企業を表す所定のマークをプロットする。図5の例示によれば、評価対象企業の成熟度ポジションは、(レベル2、クラス3)である。このマトリクスは、後述するように、評価レポートに出力される。
なお、1つの評価対象企業から複数の回答群が得られた場合、複数の回答群にそれぞれ対応した複数の成熟度ポジションを基に決定された統計成熟度ポジションが採用されて良い。統計成熟度ポジションにおけるレベル値は、例えば、複数の成熟度ポジションのレベル値の平均値、最大値又は最小値で良い。統計成熟度ポジションにおけるクラス値は、複数の成熟度ポジションのクラス値の平均値、最大値又は最小値で良い。
また、マトリクスの各セル(座標=成熟度ポジション)に関連付けられている数値は、そのセルに該当する成熟度ポジションが得られた回答群(又は企業)の数を示す。それらの数値は、評価結果集計データ303(図3参照)を基に特定することができる。すなわち、評価結果集計データ303は、例えば、成熟度ポジション(座標)毎に、その成熟度ポジションが得られた件数(例えば、回答群の数、或いは、企業の数)を表していても良いし、複数の回答群(又は複数の企業)にそれぞれ対応した複数の成熟度ポジションを表していても良い。評価プログラム301は、評価結果集計データ303から、成熟度ポジション毎に、その成熟度ポジションが得られた件数(例えば、回答群の数、或いは、企業の数)を特定し、例えば図5に示すように、各成熟度ポジションのセル(座標)に、特定された件数を関連付けることができる。評価プログラム301は、回答群が新たに入力され、新たに入力された回答群について成熟度ポジションを算出した場合、その成熟度ポジションを基に評価結果集計データ303を更新することができる。
図6は、設問群データ304の一例を示す。
設問群データは、複数の設問を表すデータを含む。設問群に含まれる複数の設問は、複数の視点(観点)に基づいて用意される。具体的には、例えば、複数の設問は、大視点(例えば二大視点)、各大視点に属する1又は複数の中視点、及び、各中視点に属する複数の小視点に基づいて、用意される。
設問群には、クラス値及びレベル値のうちの少なくとも1つが関連付けられる(割り当てられている)設問がある。例えば、設問「全社の「売上実績・見通し」を、必要なときに必要な精度で見ることができる。」は、経営軸に関わる設問であり、この設問には、「クラス1」が関連付けられている。また、設問「販売計画は生産側へ共有され、販売計画と生産計画は連動している。」は、事業軸に関わる設問であり、この設問には、「レベル2」が関連付けられている。設問には、複数のクラス値が関連付けられても良いし、複数のレベル値が関連付けられても良い。
また、本実施形態では、経営軸のみ或いは事業軸のみに関わる設問に加えて、経営軸と事業軸の両方に関わる設問(図4に示した重複範囲302に関わる設問)が用意され、そのような設問には、クラス値とレベル値の両方が関連付けられる。そのような設問の一例は、図6に示すように、設問「常に複数のシナリオ(市場、競合、顧客、技術などの変化)を作成し、想定外の事態も織り込んでいる。」である。この種の設問は、後述の第1及び第2の評価処理の両方で参照されることになる。
これらの種類の設問は、後述の評価処理において、得点の算出のために使用される設問である。
一方、設問群には、レベル値及びクラス値のいずれも関連付けられない設問もある。この種の設問は、例えば、全社の利益の着地見込み及び売上見通しについて見直しをしているかといったような、実行が行われているかに関する設問である。この種の設問があることで、評価処理において、PDCA(Plan Do Check Action)のサイクルが行われているかを基準に、成熟度ポジション(クラス値、レベル値)を算出することができる。
設問の回答は、複数の選択肢から1つ(又は複数)の選択肢を選択することで行われても良いし、回答者が任意の文字列又は数値等を入力することで行われても良い。本実施形態では、設問群には、選択式の設問の他に、任意の数値を回答として受け付ける設問が含まれている。
さて、前述したように、評価プログラム301は、回答群を基に、評価処理を行う。評価処理は、評価対象企業に該当するレベル値を決定するための第1の評価処理(図7)と、評価対象企業に該当するクラス値を決定するための第2の評価処理(図8)とを含む。
図7は、第1の評価処理のフローを示す。
第1の評価処理は、評価ルールデータ305を用いて評価プログラム301によって行われる。評価ルールデータ305は、例えば、設問が有する選択肢毎に、得点と、母集団の調整有無とを表す。評価ルールデータ305が示すように、選択式の設問は、7つの選択肢を有しており、7つの選択肢は、複数の選択式の設問に共通している。得点について、「採点対象としない」とは、「採点対象としない」に対応した選択肢が選択された設問を、回答がされなかった設問とみなすことを意味する。母集団の調整有無について、「調整あり」とは、「調整あり」に対応した選択肢が選択された設問について、回答が得られた件数にカウントがされないことを意味する。従って、N件の回答群が得られても(Nは1以上の整数)、全ての設問について、回答が得られた件数がNになるとは限らない。
第1の評価処理では、2つの視点での判断が行われる。
第1の視点に属する判断は、レベルX(X=1、2、3又は4)に該当し得る否かの判断、具体的には、S701、S711、S721及びS731の判断である。例えば、レベルXに該当し得るか否かの判断は、レベルXの得点がレベルXの基準値を超えているか否かの判断である。
ここで、「レベルXの得点」とは、レベルXが関連付けられている1以上の設問(以下、「設問LX」と言うことがある)にそれぞれ対応した1以上の回答(以下、「回答LX」と言うことがある)に基づき、評価ルールデータ305を使用して算出された得点である。具体的には、例えば、レベルXの得点は、1以上の回答LXにそれぞれ対応した1以上の得点(評価ルールデータ305から特定された得点)の合計である。
「レベルXの基準値」は、レベル1〜4にそれぞれ予め用意されている閾値であっても良いし、回答群に含まれている回答を基に算出された値であっても良い。本実施形態では後者である。具体的には、「レベルXの基準値」は、「該当設問数×p点×q」で算出される。「該当設問数」とは、該当設問LXの数であり、「該当設問LX」とは、図7に示した7つの選択肢のうちの所定の選択肢(例えば得点3〜0に対応する上位5つの選択肢のうちの1つ)が回答LXとなっている設問LXである。pは、例えば1以上の整数(例えば3)である。qは、0より大きい値(例えば0.4)である。
レベル1〜4のそれぞれの基準値の算出方法は同じであっても異なっていても良い。
第2の視点に属する判断は、PDCAが行われているかに関する判断、具体的には、S751〜S753、S761〜S763及びS771〜S773の判断である。これらのステップによれば、第2の視点に属する判断は、利益又は売上の見通しに関して見直しをしているかどうかの判断と、その見直しの頻度が少なくとも基準頻度になっているか否かの判断と、見直しの期間が基準期間以上か否かの判断がある。なお、これらの判断における太字及びアンダーライン表記G1〜G9は、それぞれ、パラメータである。G1〜G9の各々に代入される値は、変更可能である。これらの判断で使用されるパラメータ群が、図3に示したパラメータ群302に含まれるパラメータ群である。パラメータG1〜G9のうち、G1〜G3は、それぞれ、利益又は売上の見込みの見直しをしているかどうかの判断の基準となるパラメータであり、G4〜G6は、それぞれ、その見直しに関する頻度の適正さの判断の基準とされるパラメータであり、G7〜G9は、それぞれ、その見直しに関する期間の適正さの判断の基準とされるパラメータである。同種のパラメータG1〜G3、G4〜G6、及びG7〜G9の各々では、同じ値が採用されても良いし異なる値が採用されても良い。例えば、G1〜G3は全て同じ値であっても良いし、G1〜G3のうちのいずれかがそれらのうちの他と異なっていても良い。
図7によれば、第1の評価処理の流れは、次の通りである。
S701で、評価プログラム301が、入力された回答群から1以上の回答L4(レベル4が関連付けられている設問に対する回答)を特定し、特定された1以上の回答L4と評価ルールデータ305とを基に、レベル4の得点を算出する。また、評価プログラム301は、該当設問L4の数と、上記p及びqの値とに基づいて、レベル4の基準値を算出する。そして、評価プログラム301は、レベル4の得点がレベル4の基準値を超えているか否かを判断する。
S701の判断の結果が真であれば(S701:Yes)、評価プログラム301は、S751で、「全社の利益の着地見込み」に関する設問の回答が所定の回答G1か否かを判断する。
S751の判断の結果が真であれば(S751:Yes)、評価プログラム301は、S752で、入力された回答群を基に、全社の利益の着地見込みについての見直しの頻度に関する設問に対して、少なくとも基準頻度G4である頻度が回答されているか否かを判断する。
S752の判断の結果が真であれば(S752:Yes)、評価プログラム301は、S753で、入力された回答群を基に、全社の利益の着地見込みについての見直しの期間に関する設問に対して、基準期間G7以上の期間が回答されているか否かを判断する。
S753の判断の結果が真であれば(S753:Yes)、評価プログラム301は、評価対象企業がレベル4に該当すると決定する。
S701及びS751〜S753のうちのいずれかの判断の結果が偽であれば、S711が行われる。すなわち、評価プログラム301は、レベル3について、S701のような処理を行う。S711の処理は、S701の処理の説明における「レベル4」を「レベル3」に読み替えた処理である。
S711の判断の結果が真であれば(S711:Yes)、評価プログラム301は、S761で、「全社の売上見通し」に関する設問の回答が所定の回答G2か否かを判断する。
S761の判断の結果が真であれば(S761:Yes)、評価プログラム301は、S762で、入力された回答群を基に、全社の売上見通しについての見直しの頻度に関する設問に対して、少なくとも基準頻度G5である頻度が回答されているか否かを判断する。
S762の判断の結果が真であれば(S762:Yes)、評価プログラム301は、S763で、入力された回答群を基に、全社の売上見通しについての見直しの期間に関する設問に対して、基準期間以上の期間G8が回答されているか否かを判断する。
S763の判断の結果が真であれば(S763:Yes)、評価プログラム301は、評価対象企業がレベル3に該当すると決定する。
S711及びS761〜S763のうちのいずれかの判断の結果が偽であれば、S721が行われる。すなわち、評価プログラム301は、レベル2について、S701のような処理を行う。S721の処理は、S701の処理の説明における「レベル4」を「レベル2」に読み替えた処理である。
S721の判断の結果が真であれば(S721:Yes)、S771〜S773が行われる。S771〜S773は、S761〜S763と同じである。但し、既に説明したように、パラメータが異なっていても良い。例えば、図7によれば、S772での基準頻度G6は、S762での基準頻度G5と異なっていて良く、また、S773での基準期間G9は、S763での基準期間G8と異なっていて良い。
S773の判断の結果が真であれば(S773:Yes)、評価プログラム301は、評価対象企業がレベル2に該当すると決定する。
S721及びS771〜S773のうちのいずれかの判断の結果が偽であれば、S731が行われる。すなわち、評価プログラム301は、レベル1について、S701のような処理を行う。S731の処理は、S701の処理の説明における「レベル4」を「レベル1」に読み替えた処理である。
S731の判断の結果が真であれば(S731:Yes)、評価プログラム301は、評価対象企業がレベル1に該当すると決定する。
S731の判断の結果が偽であれば(S731:No)、評価プログラム301は、評価対象企業がレベル0に該当すると決定する。
以上、第1の評価処理によれば、次のことが言える。
(*)レベル値の高い方から、レベルXに該当し得るか否かの判断が行われる。
(*)レベルXに該当し得るとの判断結果が得られた場合、PDCAが行われているかどうかに関する判断が行われる。
(*)PDCAが行われているかどうかに関する複数の判断のうちのいずれかの判断の結果が偽の場合、X=X−1として、レベルXに該当するか否かの判断が行われる。
(*)PDCAが行われているかどうかの全ての判断について真が得られた場合、レベルXに該当すると決定される。
第2の評価処理の流れは、第1の評価処理の流れと似ている。
図8は、第2の評価処理のフローを示す。
第2の評価処理も、評価ルールデータ305を用いて行われる。
また、第2の評価処理も、第1の評価処理と同様に、第1及び第2の視点という2つの視点での判断が行われる。第1の視点に属する判断は、S801、S812、S823及びS834の判断であり、第2の視点に属する判断は、S851〜S853、S861〜S863及びS871〜S873の判断である。
なお、第1の視点に属する判断は、クラスY(Y=1、2、3又は4)に該当し得るか否かの判断であり、例えば、クラスYの得点がクラスYの基準値を超えているか否かの判断である。
「クラスYの得点」とは、クラスYが関連付けられている1以上の設問(以下、「設問CY」と言うことがある)にそれぞれ対応した1以上の回答(以下、「回答CY」と言うことがある)に基づき、評価ルールデータ305を使用して算出された得点である。具体的には、例えば、クラスYの得点は、1以上の回答CYにそれぞれ対応した1以上の得点(評価ルールデータ305から特定された得点)の合計である。
「クラスYの基準値」は、クラス1〜4にそれぞれ予め用意されている閾値であっても良いし、回答群に含まれている回答を基に算出された値であっても良い。本実施形態では後者である。具体的には、「クラスYの基準値」は、「該当設問数×j点×k」で算出される。「該当設問数」とは、該当設問Yの数であり、「該当設問Y」とは、図7に示した7つの選択肢のうちの所定の選択肢(例えば得点3〜0に対応する上位5つの選択肢のうちの1つ)が回答CYとなっている設問CYである。jは、例えば1以上の整数(例えば3)である。kは、0より大きい値(例えば0.4)である。
クラス1〜4のそれぞれの基準値の算出方法は同じであっても異なっていても良い。
図8によれば、第2の評価処理の流れは、次の通りである。なお、これらの判断における太字及びアンダーライン表記D1〜D9は、それぞれ、パラメータである。D1〜D9の各々に代入される値は、変更可能である。これらの判断で使用されるパラメータ群が、図3に示したパラメータ群302に含まれるパラメータ群である。パラメータD1〜D9のうち、D1〜D3は、G1〜G3と同種のパラメータであり、D4〜D6は、G4〜G6と同種のパラメータであり、D7〜D9は、G7〜G9と同種のパラメータである。パラメータD1〜D3、D4〜D6、及びD7〜D9の各々では、同じ値が採用されても良いし異なる値が採用されても良い。また、D1〜D3は、G1〜G3とそれぞれ同じ値であっても異なる値であっても良い(これは、D4〜D6、D7〜D9についても同様である)。
S801で、評価プログラム301が、入力された回答群から1以上の回答C4(クラス4が関連付けられている設問に対する回答)を特定し、特定された1以上の回答C4と評価ルールデータ305とを基に、クラス4の得点を算出する。また、評価プログラム301は、該当設問C4の数と、上記j及びkの値とに基づいて、クラス4の基準値を算出する。そして、評価プログラム301は、クラス4の得点がクラス4の基準値を超えているか否かを判断する。
S801の判断の結果が真であれば(S801:Yes)、評価プログラム301は、クラス4より低いクラス(例えばクラス3)にも該当し得るかどうかの判断を行う。すなわち、評価プログラム301は、S802で、S812と同じ処理を行う。S802の処理は、S801の処理の説明における「クラス4」を「クラス3」に読み替えた処理である。
S802の判断の結果が真であれば(S802:Yes)、評価プログラム301は、更に、クラス3より低いクラス(例えばクラス2)にも該当し得るかどうかの判断を行う。すなわち、評価プログラム301は、S803で、S823と同じ処理を行う。S803の処理は、S801の処理の説明における「クラス4」を「クラス2」に読み替えた処理である。
このように、第2の評価処理では、クラス4に該当し得るとの判断結果が得られたからといって、PDCAが行われているかに関する判断を行うのではなく、更に、クラス3及びクラス2にも該当し得るか否かの判断が行われる。第2の評価処理では、クラス4に該当し得るとの判断結果が得られても、クラス3及びクラス2にも該当し得るとの判断結果が得られなければ、評価対象企業のクラスがクラス4であるとの決定がされることは無い。なお、このような考え方は、第1の評価処理にも適用されても良い。
S802の判断の結果が偽であれば(S802:No)、S812もNoとなり、S823が行われることになる。
S803の判断の結果が偽であれば(S803:No)、S813及びS823のそれぞれでもNoとなり、S834が行われることになる。
さて、S803の判断の結果が真であれば(S803:Yes)、評価プログラム301は、図7のS751〜S753と同様の処理を行う(S851〜S853)。なお、S851〜S853のうちの少なくとも1つについて、既に説明したように、パラメータが、第1の評価処理と異なっていても良い。例えば、S753での基準期間G7と、S853での基準期間D7は、異なっていて良い。
S853の判断の結果が真であれば(S853:Yes)、評価プログラム301は、評価対象企業がクラス4に該当すると決定する。
S801〜S802及びS851〜S853のうちのいずれかの判断の結果が偽であれば、S812が行われる。すなわち、評価プログラム301は、クラス3について、S801のような処理を行う。
S812の判断の結果が真であれば(S812:Yes)、評価プログラム301は、クラス3より低いクラス(例えばクラス2)にも該当し得るかどうかの判断を行う。すなわち、評価プログラム301は、S813で、S823と同じ処理を行う。
S813の判断の結果が真であれば(S813:Yes)、評価プログラム301は、図7のS761〜S763と同様の処理を行う(S861〜S863)。なお、S861〜S863のうちの少なくとも1つについて、既に説明したように、パラメータが、第1の評価処理と異なっていても良い。例えば、S763での基準期間G8と、S863での基準期間D8は、異なっていて良い。
S863の判断の結果が真であれば(S863:Yes)、評価プログラム301は、評価対象企業がクラス3に該当すると決定する。
S812及びS861〜S863のうちのいずれかの判断の結果が偽であれば、S823が行われる。すなわち、評価プログラム301は、クラス2について、S801のような処理を行う。
S823の判断の結果が真であれば(S823:Yes)、評価プログラム301は、図7のS771〜S773と同様の処理を行う(S871〜S873)。なお、S871〜S873のうちの少なくとも1つについて、既に説明したように、パラメータが、第1の評価処理と異なっていても良い。例えば、S773での基準期間G9と、S873での基準期間D9は、異なっていて良い。
S873の判断の結果が真であれば(S873:Yes)、評価プログラム301は、評価対象企業がクラス2に該当すると決定する。
S823及びS871〜S873のうちのいずれかの判断の結果が偽であれば、S834が行われる。すなわち、評価プログラム301は、クラス1について、S801のような処理を行う。S834の処理は、S801の処理の説明における「クラス4」を「クラス1」に読み替えた処理である。
S834の判断の結果が真であれば(S834:Yes)、評価プログラム301は、評価対象企業がクラス1に該当すると決定する。
S834の判断の結果が偽であれば(S834:No)、評価プログラム301は、評価対象企業がクラス0に該当すると決定する。
以上、第2の評価処理によれば、次のことが言える。
(*)クラス値の高い方から、クラスYに該当し得るか否かの判断が行われる。
(*)クラスYに該当し得るとの判断結果が得られても、Yの値によっては、クラスYよりも低いクラスにも該当し得るかの判断が行われる。
(*)クラスY(及びクラスYよりも低いクラス)に該当し得る場合、PDCAが行われているかどうかに関する判断される。
(*)PDCAが行われているかどうかに関する複数の判断のうちのいずれかの判断の結果が偽の場合、Y=Y−1として、クラスYに該当するか否かの判断が行われる。
(*)PDCAが行われているかどうかの全ての判断について真が得られた場合、クラスYに該当すると決定される。
以上の第1及び第2の評価処理によって、評価対象企業の成熟度ポジション(レベル値、クラス値)が決定される。
第1及び第2の評価処理は、評価対象企業の成熟度ポジション(レベル値、クラス値)を決定するための処理であるが、評価処理は、第1及び第2の評価処理の他に、他の評価処理を含んでよい。
そのような評価処理の結果に基づき、評価プログラム301は、評価レポートを生成する。
図9は、評価レポートの全体構成を示す。
評価レポート103は、複数のエリア、例えば、第1エリア401、第2エリア402、第3エリア403及び第4エリア404を有する。
図10は、第1種の評価結果ビューの一例を示す。
第1エリア401に、第1種の評価結果ビューが展開される。第1種の評価結果ビューでは、図6で説明した複数の小視点毎に、評価対象企業(自社)の得点と複数の企業の得点(例えば平均値)との比較の結果が表される。小視点についての得点は、例えば、小視点に属する設問に対する回答の得点(評価ルールデータ305から特定される得点)の合計を基に算出される。また、複数の小視点は、中視点毎に分類されて表示されている。
第1種の評価結果ビューによれば、例えば、自社が優れている領域(分野)とそうでない領域(分野)を把握することができる。
図11は、第2種の評価結果ビューの一例を示す。
第2エリア402に、第2種の評価結果ビューが展開される。第2種の評価結果ビューでは、計画見直しの実施状況に関して、評価対象企業の回答と複数の企業の回答(例えば平均値)が表される。計画見直しの実施状況とは、PDCAが行われているかに関する設問に対する回答である。
第2種の評価結果ビューによれば、計画見直しの実施状況について相対的な位置づけを把握することができる。
図12は、第3種の評価結果ビューの一例を示す。
第3エリア403に、第3種の評価結果ビューが展開される。第3種の評価結果ビューは、事業軸を横軸とし経営軸を縦軸としたマトリクスを含む。
マトリクスにおける、第1及び第2の評価処理によって決定された成熟度ポジションに対応したセルに、評価対象企業の現状を表すマークが関連付けられる。
また、マトリクスにおける各セルに、セルに対応した成熟度ポジションが算出された回答群(又は企業)の数を表す値が関連付けられる。
また、マトリクスにおける、回答者認識ポジションに対応したセルに、回答者認識ポジションを表すマークが関連付けられる。回答者認識ポジションは、回答者が認識している、評価対象企業の成熟度ポジションである。回答者認識ポジションは、回答群に含まれていて良い。
また、マトリクスにおける、目標ポジションに対応したセルに、目標ポジションを表すマークが関連付けられる。目標ポジションとは、将来目指す成熟度ポジションであり、具体的には、例えば、回答群が作成された回答日から所定期間(例えばWか月(W>0))後にあるべき成熟度ポジションである。目標ポジションは、回答群に含まれていて良い。
第3種の評価結果ビューによれば、評価対象企業のマネジメント成熟度を事業軸と経営軸の2つの評価軸から把握することができる。また、現状と目標とのギャップを把握することができる。
図13は、第4種の評価結果ビューの一例を示す。
第4エリア404に、第4種の評価結果ビューが展開される。第4種の評価結果ビューは、算出された成熟度ポジションを目標ポジションに到達させるための課題の一覧を含む。課題一覧に含まれる課題は、例えば、図7に示した7つの選択肢のうち下位M個の選択肢のいずれかが選択された設問に関する課題である。そのような課題が所定数を超えている場合は、課題が所定数に絞り込まれても良い。一覧に含まれる課題は、例えば、レベル及びクラスのうち、成熟度ポジションと目標ポジションとに差がある成分の値が関連付けられている設問に関する課題で良い。
第4種の評価結果ビューによれば、目指す姿の実現に向けて、取り組むべき事項を把握することができる。
以上、一実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されない。
101…企業評価装置

Claims (9)

  1. 異なる第1及び第2の組織が連携する複数の企業のうちの評価対象企業でのマネジメントの適正度を評価するための設問群における複数の設問に対する2以上の回答を含んだ回答群の入力を受ける入力部と、
    評価対象企業でのマネジメントの適正度を評価するための評価処理において参照される評価参照データを記憶する記憶部と、
    前記回答群と前記評価参照データとを基に、前記第1の組織に関するマネジメントの適正度を評価するための第1の評価軸上の複数の第1種の値のうち前記評価対象企業に該当する第1種の値を決定する第1の評価処理と、前記第2の組織に関するマネジメントの適正度を評価するための第2の評価軸上の複数の第2種の値のうち前記評価対象企業に該当する第2種の値を決定する第2の評価処理とを含んだ前記評価処理を行い、前記評価処理の結果に基づくレポートであって前記評価対象企業に該当する第1種及び第2種の値で表されたマネジメント適正度を含むレポートである評価レポートを生成する制御部と、
    前記評価レポートを出力する出力部と
    を有する企業評価装置。
  2. 前記評価参照データは、設問群データを含み、
    前記設問群データは、前記複数の設問のうちの2以上の第1種の設問の各々について、関連付けられた第1種の値と第2種の値のうちの少なくとも1つを含むデータであり、
    前記制御部は、
    前記第1の評価処理において、(X1)前記複数の第1種の値のうちの或る第1種の値が関連付けられている第1種の設問に対する回答を基に、前記評価対象企業が前記或る第1種の値に該当するか否かを判断し、
    前記第2の評価処理において、(Y1)前記複数の第2種の値のうちの或る第1種の値が関連付けられている第1種の設問に対する回答を基に、前記評価対象企業が前記或る第2種の値に該当するか否かを判断する、
    請求項1記載の企業評価装置。
  3. 前記設問群は、特定の事項に関する見直しがなされているかに関する第2種の設問を含み、
    前記回答群は、前記第2種の設問に対する回答を含み、
    前記制御部は、
    前記(X1)の判断の結果が真の場合、(X2)前記第2種の設問に対する回答を基に、前記特定の事項に関する見直しがなされているかに関する判断を行い、
    前記(X2)の判断の結果が真の場合、前記評価対象企業が前記或る第1種の値に該当すると決定し、
    前記(X2)の判断の結果が偽の場合、前記複数の第1種の値のうちの別の未判定の或る第1種の値について前記(X1)を実行し、
    前記(Y1)の判断の結果が真の場合、(Y2)前記第2種の設問に対する回答を基に、前記特定の事項に関する見直しがなされているかに関する判断を行い、
    前記(Y2)の判断の結果が真の場合、前記評価対象企業が前記或る第2種の値に該当すると決定し、
    前記(Y2)の判断の結果が偽の場合、前記複数の第2の値のうちの別の未判定の或る第2種の値について前記(Y1)を実行する、
    請求項2記載の企業評価装置。
  4. 前記第2種の設問として、見直しの頻度を問う第1の第2種の設問と、見直しを実行する期間を問う第2の第2種の設問とがあり、
    前記回答群は、前記第1〜第2の第2種の設問に対する回答を含み、
    前記特定の事項に関する見直しがなされているかに関する判断として、前記第1の第2種の設問に対して回答された頻度が基準頻度以上か否かの第1の判断と、前記第2の第2種の設問に対して回答された期間が基準期間以上か否かの第2の判断とのうちの少なくとも1つがある、
    請求項3記載の企業評価装置。
  5. 前記第1種の設問として、前記第1種の値と前記第2種の値の両方が関連付けられている設問がある、
    請求項2記載の企業評価装置。
  6. 前記制御部は、
    前記(Y1)の判断の結果が真の場合、前記複数の第2の値のうち別の未判定の特定の第2種の値についても前記(Y1)を実行し、
    前記特定の第2種の値についても、前記(Y1)の判断の結果が真の場合、前記(Y2)を実行し、前記(Y2)の判断の結果が真の場合、前記評価対象企業が前記或る第2種の値に該当すると決定し、
    前記特定の第2種の値について、前記(Y1)の判断の結果が偽の場合、前記特定の第2種の値よりも下位の第2種の値について、前記(Y1)を実行する、
    請求項2記載の企業評価装置。
  7. 前記企業は、製造業の企業であり、
    前記第1の組織は、事業部門であり、
    前記第2の組織は、経営部門である、
    請求項6記載の企業評価装置。
  8. 異なる第1及び第2の組織が連携する複数の企業のうちの評価対象企業でのマネジメントの適正度を評価するための設問群における複数の設問に対する2以上の回答を含んだ回答群の入力を受け、
    前記回答群と、評価対象企業でのマネジメントの適正度を評価するための評価処理において参照される評価参照データとを基に、前記第1の組織に関するマネジメントの適正度を評価するための第1の評価軸上の複数の第1種の値のうち前記評価対象企業に該当する第1種の値を決定する第1の評価処理と、前記第2の組織に関するマネジメントの適正度を評価するための第2の評価軸上の複数の第2種の値のうち前記評価対象企業に該当する第2種の値を決定する第2の評価処理とを含んだ前記評価処理を行い、
    前記評価処理の結果に基づくレポートであって前記評価対象企業に該当する第1種及び第2種の値で表されたマネジメント適正度を含むレポートである評価レポートを生成し、
    前記評価レポートを出力する、
    企業評価方法。
  9. 異なる第1及び第2の組織が連携する複数の企業のうちの評価対象企業でのマネジメントの適正度を評価するための設問群における複数の設問に対する2以上の回答を含んだ回答群の入力を受け、
    前記回答群と、評価対象企業でのマネジメントの適正度を評価するための評価処理において参照される評価参照データとを基に、前記第1の組織に関するマネジメントの適正度を評価するための第1の評価軸上の複数の第1種の値のうち前記評価対象企業に該当する第1種の値を決定する第1の評価処理と、前記第2の組織に関するマネジメントの適正度を評価するための第2の評価軸上の複数の第2種の値のうち前記評価対象企業に該当する第2種の値を決定する第2の評価処理とを含んだ前記評価処理を行い、
    前記評価処理の結果に基づくレポートであって前記評価対象企業に該当する第1種及び第2種の値で表されたマネジメント適正度を含むレポートである評価レポートを生成する
    ことをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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