JPWO2014050349A1 - 振動センサユニット - Google Patents

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Abstract

振動センサユニット(100)は、開口(11)が形成された金属製の筐体(10)と、開口(11)を閉塞する絶縁体(20)と、アンテナ(30)と、導体からなる仕切部(40)と、振動センサ(50)と、制御部(60)と、を有する。アンテナ(30)は、絶縁体(20)と筐体(10)とにより囲まれた閉塞空間(5)内に配置されている。振動センサ(50)及び制御部(60)は、閉塞空間(5)内においてアンテナ(30)を基準として絶縁体(20)とは反対側に配置されている。仕切部(40)は、閉塞空間(5)においてアンテナ(30)が配置された第1領域(5a)と、振動センサ(50)及び制御部(60)が配置された第2領域(5b)と、を互いに仕切るように配置されている。

Description

本発明は、配管の漏洩検知や、建物や橋梁などの構造物の劣化の診断に用いられる振動センサユニットに関する。
種々のセンサによる診断技術が提案され実用化がなされている。例えば水道管などの配管の劣化や破壊による流体の漏洩診断には、流体漏洩により発生した配管を伝わる振動を振動センサユニットで検知する方法が一般的におこなわれている(特許文献1、2)。配管は地下に埋没されていたり、高所の建造物に設置されていたりするため、振動センサユニットを長期間設置して無線通信で検査をおこなう方法は人手による検査と比較して効率性が飛躍的に高まる。
振動センサユニットとして、無線通信用のアンテナを有するタイプのものがある。一般的に、このタイプの振動センサユニットのアンテナは、防水性のコネクタを介して、振動センサユニットの筐体に外付けされている。
特許文献3には、センサ、制御回路、電池、無線装置、アンテナ等を樹脂製の筐体内に内蔵した落石・土砂崩落検知装置が記載されている。
特開平6−34478号公報 特開平8−166315号公報 特開2011−47252号公報
配管における流体漏洩や、建物や橋梁などの構造物の劣化の検査には、振動センサユニットを長期間にわたり設置する必要がある。このため、振動センサユニットには長期間の設置で使用可能な環境耐久性、特に防水性や堅牢性などが求められる。
一般的な振動センサユニットは、上述のように、アンテナが筐体に外付けされた構成である。従って、アンテナに外力が作用した場合、アンテナと筐体とのコネクタ部に応力が集中するため、コネクタ部の形状を維持することが困難であり、防水性及び堅牢性に改善の余地がある。
なお、特許文献3の技術では、筐体が樹脂製である。このため、金属製の筐体に比べて剛性が低いことから堅牢性が劣るだけでなく、機械抵抗が高いために筐体での振動の減衰が大きいので、微小な振動を検知することが困難である。また、樹脂は金属に比べて含水率が高いことから、樹脂製の筐体は金属製の筐体に比べて長期間に亘り防水性を保つことも困難である。
本発明の目的は、防水性及び堅牢性に優れた振動センサユニットを提供することにある。
本発明は、開口が形成された金属製の筐体と、
前記開口を閉塞する絶縁体と、
前記絶縁体と前記筐体とにより囲まれた閉塞空間内に配置されたアンテナと、
前記閉塞空間内において前記アンテナを基準として前記絶縁体とは反対側に配置された振動センサ及び制御部と、
前記閉塞空間において前記アンテナが配置された第1領域と、前記振動センサ及び前記制御部が配置された第2領域と、を互いに仕切る導体からなる仕切部と、
を有する振動センサユニットを提供する。
本発明によれば、振動センサユニットを防水性及び堅牢性に優れたものとすることができる。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
第1の実施形態に係る振動センサユニットの模式的な正面断面図である。 第2の実施形態に係る振動センサユニットの模式的な正面断面図である。 第2の実施形態に係る振動センサユニットの模式的な平面図である。 第2の実施形態に係る振動センサユニットのアンテナの放射指向性の例を示す模式図であり、このうち(a)は平面図、(b)は側面図である。 第3の実施形態に係る振動センサユニットの模式的な正面断面図である。 第4の実施形態に係る振動センサユニットの模式的な正面断面図である。 第5の実施形態に係る振動センサユニットの模式的な正面断面図である。 アンテナから仕切部までの距離と、アンテナの絶対利得との関係の例を示す図である。 第6の実施形態に係る振動センサユニットの模式図であり、このうち(a)は正面断面図、(b)は仕切部に設けられた電波吸収体の下面図である。 第7の実施形態に係る振動センサユニットの模式図であり、このうち(a)は正面断面図、(b)は仕切部の下面図である。 第8の実施形態に係る振動センサユニットの模式図であり、このうち(a)は正面断面図、(b)は(a)の矢印A方向に振動センサユニットを見た図である。 第9の実施形態に係る振動センサユニットの模式図であり、このうち(a)は正面断面図、(b)は平面図である。 絶縁体及び仕切部の取付構造の例を示す振動センサユニットの模式的な正面断面図である。 絶縁体の取付構造の他の例を示す振動センサユニットの模式的な正面断面図である。 アンテナの取付構造の他の例を示す模式図であり、このうち(a)は振動センサユニットの正面断面図、(b)はアンテナの平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。また、図面においては、説明の便宜上、各部の構造は適宜簡略化して示す場合があり、各部の寸法比等は、実際とは異なり、模式的に示す場合がある。
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係る振動センサユニット100の模式的な正面断面図である。
本実施形態に係る振動センサユニット100は、開口11が形成された金属製の筐体10と、開口11を閉塞する絶縁体20と、アンテナ30と、導体からなる仕切部40と、振動センサ50と、制御部60と、を有する。アンテナ30は、絶縁体20と筐体10とにより囲まれた閉塞空間5内に配置されている。振動センサ50及び制御部60は、閉塞空間5内においてアンテナ30を基準として絶縁体20とは反対側に配置されている。仕切部40は、閉塞空間5においてアンテナ30が配置された第1領域5aと、振動センサ50及び制御部60が配置された第2領域5bと、を互いに仕切るように配置されている。更に、振動センサユニット100は、第2領域5bに配置された電池80を有している。振動センサユニット100は、上水道網における漏水検知、ガス管におけるガス漏れ検知、化学プラントにおける各種配管の漏洩検知や、建物や橋梁などの構造物の劣化の診断に用いられる。以下、詳細に説明する。
筐体10は、耐腐食性の金属、又は、耐腐食加工がなされた金属製のものである。より具体的には、筐体10は、例えば、アルミニウムやステンレス等の耐腐食性の導電材料をプレス、またはダイキャストで成型することにより構成されている。更に筐体10の成型後にアルマイト加工、フッ素加工または、インサート成型等、耐腐食性加工がなされていても良い。
絶縁体20は、アンテナ30から出力される電波に対して透過性の高い絶縁性のものである。絶縁体20の材質としては、エポキシ等の樹脂、又はガラス等のセラミックスなどが挙げられる。絶縁体20は、アンテナ30から出力される電波を閉塞空間5の外部に放射させる放射窓として機能する。絶縁体20の形状は、例えば、平板状である。ただし、絶縁体20は、その他の任意の形状であっても良い。
筐体10の開口11に絶縁体20が取り付けられて、開口11を閉塞することにより、絶縁体20と筐体10とにより囲まれた閉塞空間5が形成されている。閉塞空間5は外部から防水されている。絶縁体20は、例えば、図1に示すように筐体10に対して嵌合するとともに筐体10に対してろう付けされている。或いは、絶縁体20は、防水パッキン(Oリング)を介して筐体10に対してネジ止めなどにより装着されていても良い。絶縁体20がこのように筐体10に対して取り付けられることにより、絶縁体20と筐体10との接合部の防水が図られている。
振動センサユニット100は、プリントパターンを有する無線回路基板70を有しており、アンテナ30は無線回路基板70のプリントパターン上に配置されている。無線回路基板70は、例えば、絶縁体20における閉塞空間5側の面に固定されている。
仕切部40は筐体10と一体形成されていても良いし、筐体10と別体に形成された仕切部40が筐体10に固定されていても良い。
筐体10は、板状の底部12を含む全体が一体成形されていても良いし、底部12は筐体10における底部12を除く部分(以下、筐体本体)とは別体に形成された後に、筐体本体に対して溶接又は接着等により接合されていても良い。
筐体10の底部12は、水道配管などの設置対象面に固定される。振動センサユニット100は、例えば、強力な磁力により底部12を水道配管などに吸着固定するための図示しない固定部(永久磁石など)を有している。
振動センサ50は、例えば、圧電素子などにより構成されている。振動センサ50は、接着等により底部12に固定されている。振動センサ50による振動の検出結果は制御部60に出力される。具体的には、振動センサ50は、振動センサユニット100の機械的振動を交流の電気信号に変換し、該電気信号を制御部60へ出力する。
制御部60は、センサ回路及び電源回路を有している。このうちセンサ回路は、振動センサ50から入力される電気信号に基づいて、振動センサユニット100の振動の大きさをデジタル化し、予め決めた閾値で振動の状態を判定し、その判定結果を、無線回路基板70及びアンテナ30を介して外部の機器へ送信する。また、電源回路は、電池80から供給される電力を無線回路基板70に供給する。
アンテナ30は、絶縁体20の方向、またはそれに対向する筐体10内部の方向に指向性が強い既知の電流アンテナである。アンテナ30は、例えば、λ/4モノポールアンテナであることが挙げられる。ただし、アンテナ30は、この例に限られず、例えば、ミアンダダイポールアンテナ、ダイポールアンテナ、1波長ループアンテナ等、λ/4モノポールアンテナと指向性がよく似ているアンテナであっても良い。
更に、アンテナ30は、マイクロストリップアンテナ等の、指向性利得が大きいアンテナであっても良い。ただし、この場合、絶縁体20の方向にメインローブが向くようにアンテナ30を形成することが望ましい。
アンテナ30から出力される電波の周波数は、使用者が免許不要で使える特定小電力向けの400MHz帯、又は900MHz帯が望ましい。
仕切部40は、導体からなる(導電性のものである)。仕切部40は、金属製であることが好ましい。この場合、仕切部40を構成する金属材料としては、導電性の高い銀、銅又はアルミニウムが挙げられる。なお、仕切部40は、表面加工により導電性を付与した樹脂などであっても良い。また、筐体10が導電性であれば、仕切部40は筐体10と同じ材質でも良い。
仕切部40は、導体からなるため、アンテナ30から出力される所望の周波数の電波に対して反射板として機能する。仕切部40は、当該仕切部40にて反射した電波の指向性が絶縁体20の方向を向くように配置されている。仕切部40は、アンテナ30から所定の距離dに配置されている。この距離dについては後述する。
仕切部40の形状は、例えば、平板状であることが挙げられる。この場合、仕切部40とアンテナ30とが互いに平行に配置されていることが好ましい。仕切部40の厚み(図1における上下寸法)は、筐体10の厚みの1/2以上であることが好ましい。
本実施形態の場合、仕切部40は、例えば、絶縁体20に対して平行に対向している。また、仕切部40は、筐体10の横断面(平断面)を実質的に閉塞するように(例えば後述する貫通穴40aの形成領域を除く領域を閉塞するように)、筐体10内に配置されていることが好ましい。
なお、仕切部40は、後述するように、2枚の反射面を有するいわゆるコーナリフレクタを形成する形状でもよい。
仕切部40には、第1領域5aと第2領域5bとを相互に連通させる貫通穴40aが形成されている。仕切部40により隔てられた制御部60と無線回路基板70とが、貫通穴40aを通して被覆線7等により相互に電気的に接続されている。ここで、貫通穴40a内にエポキシ樹脂を充填したり、又は貫通穴40a内にゴムパッキンを配置したりすることにより、被覆線7等を貫通穴40aに固定し、被覆線7等の振動を抑制することが好ましい。
以上のような第1の実施形態によれば、金属製の筐体10内に、導体からなる仕切部40が設けられているので、振動センサユニット100の剛性を高めることができる。よって、振動センサユニット100の堅牢性を高めることができるとともに、振動センサユニット100における不要振動の発生を低減できる。更に、仕切部40の存在により、第2領域5bの防水性能を高めることができる。また、アンテナ30から出力される電波を外部に出力させる放射窓として機能する絶縁体20を金属製の筐体10に取り付けることにより、絶縁体20を蓋として、筐体10内にアンテナ30を内蔵することが可能となる。また、絶縁体20が筐体10の開口11を閉塞することにより、絶縁体20と筐体10とにより囲まれた閉塞空間5が形成されているので、筐体10の内部の長期防水性を確保することができる。また、筐体10は金属製であるため機械抵抗が小さいので、振動センサ50により微小な振動も確実に検出できるようにすることができる。
よって、振動の検出精度が高く、長期防水性及び外部衝撃に対する堅牢性に優れた振動センサユニットを得ることができる。
なお、振動センサ50により微小な振動も確実に検出できるのと同じ理由から、振動発電器を振動センサユニット100に搭載した場合、高い電気変換効率が得られるため、高い発電効率を実現できる。
更に、導体からなる仕切部40は、第1領域5aと第2領域5bとを相互に電磁的に遮蔽する電磁シールドとしても機能する。このため、制御部60から発せられる電磁波が無線回路基板70及びアンテナ30に作用して無線回路基板70及びアンテナ30の誤動作を誘引してしまうことを抑制できる。同時に、無線回路基板70及びアンテナ30から発せられる電磁波が制御部60に作用して制御部60の誤動作を誘引してしまうことも抑制できる。
また、無線回路基板70が絶縁体20に取り付けられ、この無線回路基板70にアンテナ30が設けられているので、アンテナ30から出力される電波を効率的に絶縁体20を通して外部に出力することができる。
また、仕切部40を平板状に形成し、且つ、仕切部40とアンテナ30とを互いに平行に配置することにより、アンテナ30から出力される電波を仕切部40により効率的に反射することができる。
〔第2の実施形態〕
図2は第2の実施形態に係る振動センサユニット200の模式的な正面断面図である。図3は振動センサユニット200の模式的な平面図である。図4は振動センサユニット200のアンテナ30の放射指向性の例を示す模式図であり、このうち(a)は平面図、(b)は側面図である。
本実施形態に係る振動センサユニット200は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る振動センサユニット100と相違し、その他の点では、振動センサユニット100と同様に構成されている。
筐体10は、例えば、筒状(具体的には、例えば、円筒状)に形成されている。筐体10は、開口11の周囲縁部に形成された、フランジ形状のフランジ部14を有している。絶縁体20は、このフランジ部14に対し、ボルト9a及びナット9bにより締結されている。絶縁体20とフランジ部14との間には防水パッキン(Oリング)8が介装されており、絶縁体20とフランジ部14との接合部の防水が図られている。
アンテナ30は、図4(b)に示すように、絶縁体20の方向、及び、それに対向する筐体10内部の方向(図2において上方及び下方)に指向性が強いアンテナである。
以上のような第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
〔第3の実施形態〕
図5は第3の実施形態に係る振動センサユニット300の模式的な正面断面図である。
本実施形態に係る振動センサユニット300は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る振動センサユニット100又は第2の実施形態に係る振動センサユニット200と相違し、その他の点では、振動センサユニット100又は200と同様に構成されている。
本実施形態の場合、筐体10の閉塞空間(内部空間)5(第1領域5a及び第2領域5b)に樹脂310が充填されている。樹脂310としては、例えば100℃程度の低温で硬化する二液混合タイプの液状エポキシ樹脂(比誘電率7.2)等を用いる。
第3の実施形態によれば、第1又は第2の実施形態と同様の効果が得られる他に、以下の効果が得られる。
筐体10の内部を樹脂310で充填することにより、第2の実施形態に比べて、波長短縮効果により、距離dが短くなるため、振動センサユニット200の低背高化を図ることができるとともに、筐体10が中空構造とならないため、筐体10の剛性も向上する。
〔第4の実施形態〕
図6は第4の実施形態に係る振動センサユニット400の模式的な正面断面図である。
本実施形態に係る振動センサユニット400は、以下に説明する点で、上記の第1乃至第3の実施形態に係る振動センサユニット100、200、300と相違し、その他の点では、振動センサユニット100、200、300と同様に構成されている。
本実施形態の場合、筐体10は、アンテナ30及び無線回路基板70を内部に有する第1筐体411と、振動センサ50及び制御部60を内部に有する第2筐体412と、を含んで構成されている。第1筐体411には開口11が形成されているとともに、この開口11を閉塞するように絶縁体20が設けられている。第1筐体411の内部空間である第1領域5aは、密閉空間となっている。一方、第2筐体412の内部空間である第2領域5bも、密閉空間となっている。なお、第2筐体412内には、電池80も配置されている。
第1筐体411と第2筐体412とは、相互に着脱可能である。具体的には、例えば、第1筐体411の下端にはフランジ部411aが形成され、第2筐体412の上端にはフランジ部411aと突き合わせられるフランジ部412aが形成されている。そして、フランジ部411aとフランジ部412aとが相互に突き合わされた状態で、フランジ部411aとフランジ部412aとがボルト9a及びナット9bにより締結されている。これにより、第1筐体411と第2筐体412とが相互に一体化されている。
フランジ部411aとフランジ部412aとを締結するボルト9aをナット9bから外すことにより、第1筐体411と第2筐体412とを相互に分離させることができる。
本実施形態の場合、仕切部40は、第1筐体411の下端においてフランジ部411aと連続的に形成された第1部分41と、第2筐体412の上端においてフランジ部412aと連続的に形成された第2部分42と、からなる。第1部分41は、フランジ部411aと同一平面上に位置し、第2部分42は、フランジ部412aと同一平面上に位置する。第1部分41と第2部分42とは相互に突き合わせられる。
第1部分41の下面には外部接続端子421が、第2部分42の上面には外部接続端子422が、それぞれ設けられている。外部接続端子421は、第1部分41に形成された貫通穴40aを通して、被覆線7等により無線回路基板70に対して電気的に接続されている。同様に、外部接続端子422は、第2部分42に形成された貫通穴40aを通して、被覆線7等により制御部60に対して電気的に接続されている。すなわち、第1筐体411と第2筐体412とは、各々に形成された外部接続端子421、422を介して相互に電気的に接続可能である。
第1筐体411と第2筐体412とが相互に一体化した状態において、外部接続端子421と外部接続端子422とが互いに接触することにより、無線回路基板70と制御部60とが相互に電気的に接続される。
フランジ部411aとフランジ部412aとの間、且つ、外部接続端子421及び422の周囲には、防水パッキン(Oリング)8が介装されている。これにより、外部接続端子421及び422、ひいては第1領域5a、第2領域5bの防水が図られている。
以上のような第4の実施形態によれば、第1乃至第3の実施形態と同様の効果が得られる他に、以下の効果が得られる。
筐体10は、アンテナ30及び無線回路基板70を内部に有する第1筐体411と、振動センサ50及び制御部60を内部に有する第2筐体412と、を含み、第1筐体411と第2筐体412とは、相互に着脱可能である。よって、第1筐体411を共用にして、第2筐体412のみを交換することなどが可能となる。よって、例えば、振動センサ50又は制御部60が故障した場合に、第2筐体412のみを交換することが可能である。また、例えば、第2筐体412として焦電センサを有するものを別途作製した場合、その第2筐体412に容易に交換することができる。また、第2筐体412内に電池80を配置した構造とすることにより、電池80が消耗した場合に、第2筐体412のみを交換することも可能である。
〔第5の実施形態〕
図7は第5の実施形態に係る振動センサユニット500の模式的な正面断面図である。
本実施形態に係る振動センサユニット500は、以下に説明する点で、上記の第1乃至第4の実施形態に係る振動センサユニット100、200、300、400と相違し、その他の点では、振動センサユニット100、200、300、400と同様に構成されている。
本実施形態の場合、仕切部40は、コーナリフレクタ形状をなしている。仕切部40は、アンテナ30に対して斜めに対向する第1面45と、アンテナ30に対して斜めに対向し、且つ、第1面45に対して交差する第2面46と、を有する。仕切部40の第1面45及び第2面46は、絶縁体20に対してもそれぞれ斜めに対向している。
以上のような第5の実施形態によれば、第1乃至第4の実施形態と同様の効果が得られる他に、以下の効果が得られる。
仕切部40がコーナリフレクタ形状をなしているので、仕切部40により反射する電波の、絶縁体20の方向への指向性が高い。よって、振動センサユニット500からの電波の放射効率を良好にすることができる。
ここで、上記の各実施形態におけるアンテナ30から仕切部40までの距離dについて説明する。
図8は距離dとアンテナ30の絶対利得との関係の例を示す図である。このうち図8(a)は仕切部40の反射面(アンテナ30側を向く面)が平面である場合の関係を示し、図8(b)は仕切部40の反射面(アンテナ30側を向く面)がコーナリフレクタ形状をなしている場合の関係を示す。図8(b)において、実線で示される曲線は、第1面45と第2面46とのなす角度θが60度の場合の関係を示し、点線で示される曲線は、角度θが90度の場合の関係を示す。波長λは、アンテナ30から出力される基本共振周波数の波長である。
仕切部40の反射面が平面の場合、距離dは波長λの0.1倍以上0.4倍以下程度とすること、又は、波長λの0.6倍以上0.9倍以下程度とすることが好ましい。
仕切部40の反射面がコーナリフレクタ形状をなしている場合、距離dは波長λの0.1倍以上0.9倍以下程度とすることが好ましい。
〔第6の実施形態〕
図9は第6の実施形態に係る振動センサユニット600の模式図であり、このうち図9(a)は正面断面図、図9(b)は仕切部40に設けられた電波吸収体610の下面図である。
本実施形態に係る振動センサユニット500は、以下に説明する点で、上記の第1乃至第5の実施形態に係る振動センサユニット100、200、300、400、500と相違し、その他の点では、振動センサユニット100、200、300、400と同様に構成されている。
本実施形態の場合、仕切部40においてアンテナ30と対向する面とは反対側の面に電波吸収体610が形成されている。これにより、制御部60(例えば制御部60の電源回路)から発生する電磁波が無線回路基板70及びアンテナ30に作用してしまうことを抑制することができる。電波吸収体610の材質としては、フェライト等の磁性材料などが挙げられる。電波吸収体610は、例えば、シート状のものであることが挙げられる。
なお、電波吸収体610には、仕切部40の貫通穴40aと対向する位置に貫通穴610aが形成されている。制御部60と無線回路基板70とが、貫通穴610a及び貫通穴40aを通して、被覆線7等により相互に電気的に接続されている。
以上のような第6の実施形態によれば、第1乃至第5の実施形態と同様の効果が得られる他、制御部60から発生する電磁波が無線回路基板70及びアンテナ30に作用してしまうことを抑制することができる。
〔第7の実施形態〕
図10は第7の実施形態に係る振動センサユニット700の模式図であり、このうち図10(a)は正面断面図、図10(b)は仕切部40の下面図である。
本実施形態に係る振動センサユニット700は、以下に説明する点で、上記の第1乃至第5の実施形態に係る振動センサユニット100、200、300、400、500、600と相違し、その他の点では、振動センサユニット100、200、300、400、500、600と同様に構成されている。
本実施形態の場合、仕切部40においてアンテナ30と対向する面とは反対側の面にリブ710が形成されており、このリブ710により仕切部40が補強されている。リブ710は、例えば、縦横に延在する格子状に形成されていることが好ましい。ただし、リブ710はストライプ状であっても良い。また、リブ710は、その他の形状としても構わない。
以上のような第7の実施形態によれば、第1乃至第5の実施形態と同様の効果が得られる他、リブ710により仕切部40が補強されているので、仕切部40による筐体10の補強効果を向上することができる。よって、振動センサユニット500の堅牢性を高めることができる。或いは、筐体10を構成する金属の厚みを薄くし、筐体10の軽量化を図ることも可能である。
〔第8の実施形態〕
図11は第8の実施形態に係る振動センサユニット800の模式図であり、このうち図11(a)は正面断面図、図11(b)は図11の矢印A方向に振動センサユニット800を見た図である。
本実施形態に係る振動センサユニット800は、以下に説明する点で、上記の第1乃至第4、第6又は第7の実施形態に係る振動センサユニット100、200、300、400、600、700と相違し、その他の点では、振動センサユニット100、200、300、400、600、700と同様に構成されている。
上記の第1の実施形態で説明したように、振動センサユニット800は、筐体10の底部12(図1、図2参照)が、設置対象面に取り付けられるように構成されている。絶縁体20は平板状に形成され、且つ、筐体10の底面に対して傾斜して配置されている。筐体10の底面に対する絶縁体20の傾斜角度は任意であるが、例えば、45度であることが好ましい。
なお、本実施形態の場合、筐体10は、例えば円筒状となっており、絶縁体20は、その円筒形状の軸心に対しても傾斜している。
絶縁体20は、絶縁体20を通してボルト9aを筐体10に対して螺入することによって、筐体10に対して固定されている。防水パッキン8により絶縁体20と筐体10との間の防水が図られる点は、上記の各実施形態と同様である。
仕切部40は、振動センサユニット800が設置される設置対象面に対して平行に配置されている。
本実施形態の場合も、絶縁体20に無線回路基板70及びアンテナ30が固定されている。
このため、アンテナ30が仕切部40に対して傾斜(例えば45度傾斜)して配置されている。
本実施形態の場合、絶縁体20が筐体10の底面に対して傾斜しているので、筐体10をその円筒形状の軸心周りに回転させることにより、振動センサユニット800から放射されるアンテナ30の電波の指向性を容易に変更することができる。よって、振動センサユニット800と外部の機器との間の無線通信の通信状態が良好となるような姿勢で、振動センサユニット800を設置対象面に対して容易に設置することができる。
なお、本実施形態の場合、仕切部40と筐体10の内側面19とによりコーナリフレクタ形状と同様の形状をなすことにより、振動センサユニット800からの電波の放射効率を良好にすることができる。
〔第9の実施形態〕
図12は第9の実施形態に係る振動センサユニット900の模式図であり、このうち図12(a)は正面断面図、図12(b)は平面図である。
本実施形態に係る振動センサユニット900は、上記の第8の実施形態に係る振動センサユニット800と相違し、その他の点では、振動センサユニット800と同様に構成されている。
本実施形態の場合、筐体10は、アンテナ30及び無線回路基板70を内部に有する第1筐体411と、振動センサ50及び制御部60を内部に有する第2筐体412と、を含んで構成されている。
第1筐体411には、開口11が形成されているとともに、開口11を閉塞するように絶縁体20が設けられている。なお、絶縁体20は、第8の実施形態と同様に、ボルト9aにより筐体10(第1筐体411)に対して固定されている。
第1筐体411の内部空間である第1領域5aは、密閉空間となっている。一方、第2筐体412の内部空間である第2領域5bも、密閉空間となっている。
例えば、第1筐体411の下端にはフランジ部411a及び第1部分41が形成され、第2筐体412にはフランジ部411aと突き合わせられるフランジ部412aと、第1部分41と突き合わせられる第2部分42と、が形成されている。そして、フランジ部411aとフランジ部412aとが相互に突き合わされた状態で、フランジ部411aとフランジ部412aとがボルト9a及びナット9bにより締結されている。これにより、第1筐体411と第2筐体412とが相互に一体化されている。第1部分41の下面には、下方に向けて突出する凸部41aが形成され、第2部分42の上面には、下方に向けて窪む凹部42aが形成されている。凸部41aは凹部42a内に嵌め込まれるようになっている。
本実施形態の場合、振動センサユニット900は、第2筐体412の底面(図示略:図1、図2に示す底部12の下面と同様)が、設置対象面に取り付けられるように構成されている。
また、絶縁体20は、平板状に形成され、且つ、第2筐体412の底面に対して傾斜して配置されている。
そして、第1筐体411と第2筐体412とは、第2筐体412の底面に対して直交する回転軸920周りに相互に回転可能となっている。
このような回転動作を可能とするために、図12(b)に示すように、例えば、第1筐体411のフランジ部411aには、フランジ部411aの周方向に沿って延在する弧状のガイド穴910が、フランジ部411aの表裏を貫通して形成されている。複数のガイド穴910は、互いに同一の円周上に沿って配置されている。ボルト9aは、このガイド穴910を貫通して、ナット9bとの協働によりフランジ部411aとフランジ部412aとを締結している。
よって、第1筐体411と第2筐体412とを相互に連結した状態に維持しつつ、第1筐体411を第2筐体412に対して相対的に回転軸920周りに回転させることができる。この回転の際、ボルト9aがガイド穴910によりガイドされて移動するとともに、第1筐体411は、防水パッキン8との摩擦に抗して、第2筐体412に対して回転する。なお、凸部41aが凹部42a内に嵌め込まれた状態で、第1筐体411が第2筐体412に対して回転する。
本実施形態の場合、絶縁体20が筐体10の底面(第2筐体412の底面)に対して傾斜して配置されているとともに、第1筐体411と第2筐体412とは、第2筐体412の底面に対して直交する回転軸920周りに相互に回転可能である。よって、第1筐体411を第2筐体412に対して回転軸920周りに回転させることにより、振動センサユニット900から放射されるアンテナ30の電波の指向性を容易に変更することができる。
図13は上記の各実施形態における絶縁体20及び仕切部40の取付構造の例を示す振動センサユニットの模式的な正面断面図である。
図13に示すように、筐体10の内面に段差17を形成し、この段差17に絶縁体20を嵌入させて、絶縁体20を筐体10に取り付けることが挙げられる。また、絶縁体20は、筐体10に対してろう付け部15を介して接合することが挙げられる。
同様に、筐体10の内面に段差18を形成し、この段差18に仕切部40を嵌入させて、仕切部40を筐体10に取り付けることが挙げられる。また、仕切部40は、筐体10に対して接着しても良いし、ろう付けしても良い。
図14(a)及び(b)は、上記の各実施形態における絶縁体20の取付構造の他の例を示す振動センサユニットの模式的な正面断面図である。
図14(a)に示すように、絶縁体20の下面に形成された凸部20aを筐体10の内面の段差17に嵌入させて、絶縁体20を筐体10に対してろう付けしても良い。この場合、ろう付け部15は、筐体10の上面に形成することができる。
図14(b)に示すように、絶縁体20は、断面弧状の曲面状に形成されていても良い。この絶縁体20は、筐体10にろう付けしても良いし、ボルト9aにより筐体10に締結しても良い。
なお、ろう付け部15のメタライズ層は、耐腐食性であることが好ましい。具体的には、例えば、メタライズ層として、タングステン、ステンレス(SUS316)等が挙げられる。
図15は上記の各実施形態におけるアンテナ30の取付構造の他の例を示す模式図であり、このうち(a)は振動センサユニットの正面断面図、(b)はアンテナ30の平面図である。
上記の各実施形態では、アンテナ30を絶縁体20に固定する例を説明したが、アンテナ30は、絶縁体20から離間して配置されていても良い。図15(a)に示すように、この例では、無線回路基板70は、絶縁体20と離間して筐体10内に配置され、この無線回路基板70にアンテナ30が設けられている。
ここで、アンテナ30が筐体10に対して近接しすぎていると、放射効率が低下するため、アンテナ30と筐体10との間のクリアランスCは、波長λの0.15λ倍以上であることが好ましい。
(実施例1)
実施例として図2で示される構成の振動センサユニット200を作製した。10mm厚みのアルミ材を用いて外径90φ×高さ90mm、距離dを60mmとする金属製の筐体10をダイキャストにより作製した。無線回路基板70と絶縁体20とをテープ等で相互に張り合わせ、無線回路基板70における部品実装面が仕切部40の方向を向くように配置した。また、無線回路基板70に955MHzで共振する75.6mm×1.0mmの線状λ/4モノポールアンテナを形成し、RFICおよびその周辺回路を無線回路基板70に設置した。このとき距離dは1/5波長である。更に、電源回路およびMCUを搭載した制御部60と電池80を筐体10内に配置し、圧電セラミックスを用いた外径15mm、厚み5mmの振動センサ50を筐体10の底部12に固定し底部12を溶接により筐体本体に接着し、筐体10を密閉した。また、仕切部40には貫通穴40aが設けられており、無線回路基板70と制御部60とを被覆線で結線した。
なお、上記の各実施形態における構成は、互いに組み合わせることが出来る。
この出願は、2012年9月27日に出願された日本出願特願2012−215175を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (14)

  1. 開口が形成された金属製の筐体と、
    前記開口を閉塞する絶縁体と、
    前記絶縁体と前記筐体とにより囲まれた閉塞空間内に配置されたアンテナと、
    前記閉塞空間内において前記アンテナを基準として前記絶縁体とは反対側に配置された振動センサ及び制御部と、
    前記閉塞空間において前記アンテナが配置された第1領域と、前記振動センサ及び前記制御部が配置された第2領域と、を互いに仕切る導体からなる仕切部と、
    を有する振動センサユニット。
  2. 前記絶縁体は平板状に形成されている請求項1に記載の振動センサユニット。
  3. 前記仕切部は平板状に形成され、
    前記仕切部と前記アンテナとが互いに平行に配置されている請求項1又は2に記載の振動センサユニット。
  4. 前記仕切部は、
    前記アンテナに対して斜めに対向する第1面と、
    前記アンテナに対して斜めに対向し、且つ、前記第1面に対して交差する第2面と、
    を有する請求項1又は2に記載の振動センサユニット。
  5. 前記筐体は、
    前記アンテナを内部に有する第1筐体と、
    前記振動センサ及び前記制御部を内部に有する第2筐体と、
    を含み、
    前記第1筐体には、前記開口が形成されているとともに前記絶縁体が設けられ、
    前記第1筐体と前記第2筐体とは、相互に着脱可能である請求項1乃至4の何れか一項に記載の振動センサユニット。
  6. 前記第1筐体と前記第2筐体とは、各々に形成された外部接続端子を介して相互に電気的に接続可能である請求項5に記載の振動センサユニット。
  7. 前記第2筐体内に配置された電池を更に有する請求項5又は6に記載の振動センサユニット。
  8. 前記絶縁体に取り付けられた無線回路基板を有し、
    前記アンテナは前記無線回路基板に設けられている請求項1乃至7の何れか一項に記載の振動センサユニット。
  9. 前記絶縁体と離間して前記筐体内に配置された無線回路基板を有し、
    前記アンテナは前記無線回路基板に設けられている請求項1乃至7の何れか一項に記載の振動センサユニット。
  10. 前記筐体の内部空間に樹脂が充填されている請求項1乃至9の何れか一項に記載の振動センサユニット。
  11. 前記仕切部において前記アンテナと対向する面とは反対側の面に電波吸収体が形成されている請求項1乃至10の何れか一項に記載の振動センサユニット。
  12. 前記仕切部において前記アンテナと対向する面とは反対側の面にリブが形成されている請求項1乃至11の何れか一項に記載の振動センサユニット。
  13. 当該振動センサユニットは、前記筐体の底部が、当該振動センサユニットが設置される設置対象面に取り付けられるように構成され、
    前記絶縁体は平板状に形成され、且つ、前記筐体の底面に対して傾斜して配置されている請求項1乃至12の何れか一項に記載の振動センサユニット。
  14. 前記筐体は、
    前記アンテナを内部に有する第1筐体と、
    前記振動センサ及び前記制御部を内部に有する第2筐体と、
    を含み、
    前記第1筐体には、前記開口が形成されているとともに前記絶縁体が設けられ、
    当該振動センサユニットは、前記第2筐体の底面が設置対象面に取り付けられるように構成され、
    前記絶縁体は、前記第2筐体の底面に対して傾斜して配置され、
    前記第1筐体と前記第2筐体とは、前記第2筐体の底面に対して直交する回転軸周りに相互に回転可能である請求項13に記載の振動センサユニット。
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