JPWO2014049656A1 - 輸液ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】輸液チューブ内に薬液中に気泡が含まれている場合に、薬剤の送液を停止させることで、患者の身体への影響を防ぐことができる輸液ポンプを提供する。【解決手段】輸液ポンプ1は、薬剤を送液する際に輸液チューブ200内に発生する気泡を検出する気泡センサ51と、輸液チューブ200内の薬剤171を患者P側に送液させる駆動モータ61と、気泡センサの気泡検出信号S1により、気泡ABのサイズが予め定めたサイズ以上である場合には、駆動モータ61を止めて薬剤の送液動作を停止させ、気泡ABのサイズが予め定めたサイズ未満である場合には、気泡ABの数をカウントしてカウントした数の気泡の合計の体積が、予め定めた時間内で予め定めた閾値に達すると、駆動モータ61を止めて薬剤の送液動作を停止させる制御部100を備える。【選択図】 図5

Description

本発明は、薬剤を患者へ送液するための輸液ポンプに関する。
輸液ポンプは、例えば集中治療室(ICU)等で使用され、患者に対して薬剤の送液処置を、高い精度で比較的長時間行うことに用いられている。輸液ポンプの上には所定の薬剤バッグ(輸液バッグ)が配置され、本体と開閉扉との間には、薬剤バッグから下げた輸液チューブを挟みこんで、この輸液チューブを本体内に収容して開閉扉を閉じることで保持している。輸液ポンプの本体内では、定位置にセットされた輸液チューブの外周面が、本体内の複数のフィンガと開閉扉の内面との間に挟まれている。この輸液ポンプは、複数のフィンガを輸液チューブの外周面を長さ方向に沿って順次押圧して、留置針を通じて患者に対して薬剤の送液を行う蠕動式輸液ポンプである (特許文献1を参照)。
特許文献1に記載の輸液ポンプでは、輸液チューブを輸液ポンプの本体内において上から下に向けて垂直に通して保持している。これに対して、輸液チューブを輸液ポンプの本体内において水平方向に通して保持する輸液ポンプが提案されている。このように、輸液チューブを輸液ポンプの本体において水平方向に通して保持する構造を採用しようとするのは、輸液チューブが輸液ポンプの本体内を上から下に向けて垂直に通っている輸液ポンプとは異なり、複数の輸液ポンプを上下位置にスタックした状態で重ねて保持しても輸液チューブが邪魔にならないという利点があるからである。
例えば、輸液ポンプの本体に対して向かって右側部分に輸液チューブの上流側が配置され、輸液ポンプの本体に対して向かって左側部分に輸液チューブの下流側が配置されるように予め決められている。この場合には、輸液チューブの上流側を輸液ポンプの本体の右側部分に配置し、輸液チューブの下流側を輸液ポンプの本体の左側部分に配置すれば、薬剤は上流側から下流側に向かって予め定めた送液方向に沿って送液でき、患者に対して正しく送液できる。
特開2010−200775号公報
このような輸液ポンプでは、輸液チューブ内に薬液中に気泡が含まれることがある。この気泡は、例えば薬剤中に溶存している空気が集まることで形成される。気泡が薬剤とともに患者の血管内に送られると、患者の身体に影響が生じるおそれがある。
そこで、本発明は、輸液チューブ内に薬液中に気泡が含まれている場合に、薬剤の送液を停止させることで、患者の身体への影響を防ぐことができる輸液ポンプを提供することを目的とする。
本発明の輸液ポンプは、輸液チューブを用いて薬剤を患者に送液するための輸液ポンプであって、前記薬剤を送液する際に前記輸液チューブ内に発生する気泡を検出する気泡センサと、前記輸液チューブ内の前記薬剤を前記患者側に送液させる駆動モータと、前記気泡センサの気泡検出信号により、前記気泡のサイズが予め定めたサイズ以上である場合には、前記気泡の体積が閾値以上と判断して、前記駆動モータを止めて前記薬剤の送液動作を停止させ、前記気泡のサイズが前記予め定めたサイズ未満である場合には、前記気泡の数をカウントして前記カウントした数から前記気泡の合計の体積を求め、前記合計の体積が予め定めた時間内で予め定めた閾値に達すると、前記駆動モータを止めて前記薬剤の送液動作を停止させる制御部と
を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、制御部は、気泡のサイズが予め定めたサイズ以上である場合に薬剤の送液動作を停止させることができ、しかも気泡のサイズが予め定めたサイズ未満である場合であっても、カウントした数の気泡の合計の体積が、予め定めた時間内で予め定めた閾値に達すると薬剤の送液動作を停止させることができる。これにより、輸液チューブ内に薬液中に気泡が含まれている場合に、薬剤の送液を停止させることで、患者の身体への影響を防ぐことができる。
好ましくは、前記気泡のサイズが予め定めたサイズ以上である場合に、前記駆動モータを止めて前記薬剤の送液動作を停止させると、前記制御部からの指令により警報を発生する警報手段を有することを特徴とする。
上記構成によれば、制御部は、気泡のサイズが予め定めたサイズ以上である場合に薬剤の送液動作を停止させた時に、警報を発生させることができる。このため、医療従事者は、薬剤の送液動作が停止されたことを認識してその後の対処を迅速に行うことができる。
好ましくは、前記警報手段は、前記気泡のサイズが前記予め定めたサイズ未満である場合に、前記カウントした前記気泡の合計の体積が前記閾値に達して前記駆動モータを止めて前記薬剤の送液動作を停止させると、前記制御部からの指令により警報を発生することを特徴とする。
上記構成によれば、制御部は、気泡のサイズが予め定めたサイズ未満である場合であり、カウントした数の気泡の合計の体積が、予め定めた時間内で予め定めた閾値に達して薬剤の送液動作を停止させた時に、警報を発生させることができる。このため、医療従事者は、薬剤の送液動作が停止されたことを認識してその後の対処を迅速に行うことができる。
好ましくは、前記気泡の前記予め定めたサイズは、ほぼ5mmであることを特徴とする。
上記構成によれば、ほぼ5mm以上のサイズの気泡があれば、薬剤の送液動作を停止させることで、ほぼ5mm以上のサイズの気泡は血管中に入ると患者の身体に影響を与えるおそれがあるが、薬剤の送液動作を停止させるので患者の身体への影響を防ぐことができる。
好ましくは、前記閾値は、ほぼ1mLであることを特徴とする。
上記構成によれば、気泡のサイズが予め定めたサイズに達してはいないが、カウントした気泡の合計の体積が、閾値であるほぼ1mLに達すると、薬剤の送液動作を停止させることで、患者の身体への影響を防ぐことができる。
好ましくは、前記輸液ポンプの本体の上部分には、情報を表示する表示部と、操作ボタンを有する操作パネル部が配置され、前記輸液ポンプの本体の下部分は、前記薬剤を送液するための前記輸液チューブを配置する領域であることを特徴とする。
上記構成によれば、医療従事者は、本体の上部分の表示部の情報を確認しながら、輸液ポンプによる薬剤の送液作業を行うことができる。そして、医療従事者は、本体の上部分の表示部の情報を確認しながら、操作パネル部の操作ボタンを操作することができる。
本発明は、輸液チューブ内に薬液中に気泡が含まれている場合に、薬剤の送液を停止させることで、患者の身体への影響を防ぐことができる輸液ポンプを提供することができる。
本発明の輸液ポンプの好ましい実施形態を示す斜視図。 図1に示す輸液ポンプをW方向から見た図。 輸液ポンプの開閉カバーを開いた状態を示す斜視図。 輸液ポンプの電気的な構成例を示す図。 輸液ポンプ1の使用例を示すフロー図。 制御部が、出力軸(カム軸)の回転により気泡の数を累積してカウントする方法例を示す図。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の輸液ポンプの好ましい実施形態を示す斜視図である。図2は、図1に示す輸液ポンプをW方向から見た図である。
図1と図2に示す輸液ポンプ1は、例えば集中治療室(ICU、CCU,NICU)等で使用され、患者に対して、例えば抗がん剤、麻酔剤、化学療法剤、輸血等、栄養剤等の薬剤(薬液ともいう)の微量注入処置を、高い精度で比較的長時間行うことに用いられる微量持続注入ポンプである。
この輸液ポンプ1は、例えば薬剤ライブラリから使用する薬剤を選択して、その選択した薬剤を送液するために用いられる。この薬剤ライブラリは、薬剤ライブラリデータベース(DB)において、予め登録された薬剤名を含む薬剤の投与設定群である薬剤情報である。医療従事者は、この薬剤ライブラリを用いることにより、複雑な投与設定をその都度行わなくても良く、薬剤の選択および薬剤の設定が図れる。
図2に示すように、輸液ポンプ1は、薬剤171を充填した薬剤バッグ170から、クレンメ179と輸液チューブ200と留置針172を介して、患者Pの血管内に正確に送液することができる。薬剤は輸液剤ともいう。輸液チューブは輸液ラインともいう。
輸液ポンプ1は、本体カバー2と取手2Tを有しており、取手2TはN方向に伸ばしたりT方向に収納したりすることができる。この本体カバー2は、本体ともいい、耐薬品性を有する成型樹脂材料により一体成型されており、仮に薬剤等がかかっても輸液ポンプ1の内部に侵入するのを防ぐことができる防滴処理構造を有している。このように、本体カバー2が防滴処理構造を有しているのは、上方に配置されている薬剤バッグ170内の薬剤171がこぼれ落ちたり、周辺で用いる消毒液等が飛散して付着することがあるためである。
まず、輸液ポンプ1の本体カバー2に配置された要素について説明する。
図1と図2に示すように、本体カバー2の上部分2Aには、表示部3と、操作パネル部4が配置されている。表示部3は、画像表示装置であり、例えばカラー液晶表示装置を用いている。この表示部3は、日本語表記による情報表記だけでなく、必要に応じて複数の外国語による情報の表示を行うことができる。表示部3は、本体カバー2の上部分2Aの左上位置であって、開閉カバー5の上側に配置されている。本体カバー2の上部分2Aは、本体カバー2の上半分の部分である。本体カバー2の下部分2Bは、本体カバー2の下半分の部分である。
輸液ポンプ1の本体カバー2の上部分2Aには、情報を表示する表示部3と、複数の操作ボタンを有する操作パネル部4が配置され、輸液ポンプ1の本体カバー2の下部分2Bは、薬剤を送液するための送液部材である輸液チューブ200を配置する領域である。これにより、医療従事者は、本体カバー2の上部分2Aの表示部3の情報を確認しながら、輸液ポンプ1による薬剤の送液作業を行うことができる。そして、医療従事者は、本体カバー2の上部分2Aの表示部3の情報を確認しながら、操作パネル部4の操作ボタンを操作することができる。このため、輸液ポンプ1の操作性が良好である。
図2では、表示部3には、一例として薬剤投与の予定量(mL)の表示欄3B、薬剤投与の積算量(mL)の表示欄3C、充電履歴の表示欄3D、流量(mL/h)の表示欄3E等が表示されているが、図1に示す表示部3ではこれらの表示内容の図示は、図面の簡単化のために省略している。表示部3は、この他に警告メッセージを表示することもできる。
操作パネル部4は、本体カバー2の上部分2Aにおいて表示部3の右側に配置され、操作パネル部4には、操作ボタンとしては、図示例では、例えば動作インジケータの機能を果たすランプ4A(LEDなどで形成され、正常動作時には緑色に点滅または点灯、異常動作時には赤色に点滅または点灯)、早送りスイッチボタン4B、開始スイッチボタン4C、停止スイッチボタン4D、メニュー選択ボタン4E、電源スイッチ4F等が配置されている。
図1に示すように、本体カバー2の下部分2Bには、蓋部材としての開閉カバー5が回転軸5Aを中心として、R方向に開閉可能に設けられている。開閉カバー5は、X方向に沿って長く形成されている板状の蓋部材である。チューブ装着部50と送液駆動部60は、開閉カバー5の内側に配置されている。このチューブ装着部50には、例えば軟質塩化ビニル等の可撓性の熱可塑性樹脂製の輸液チューブ200をセットして、この開閉カバー5を閉じることで、輸液チューブ200は、チューブ装着部50において、X方向(T方向)に沿って水平に装着できる。
なお、図1と図2におけるX方向、Y方向、Z方向は互いに直交しており、Z方向は上下方向である。X方向は、送液方向であるT方向と平行であり輸液ポンプ1の左右方向である。Y方向は、輸液ポンプ1の前後方向である。
図3は、図1と図2に示す輸液ポンプ1の開閉カバー5を開いて、輸液チューブ200を装着するためのチューブ装着部50を示す斜視図である。
図3に示すように、チューブ装着部50と送液駆動部60は、輸液ポンプ1の本体下部1B側に設けられており、チューブ装着部50と送液駆動部60は、表示部3と操作パネル部4の下部においてX方向に沿って設けられている。チューブ装着部50は、図2に示すように開閉カバー5を、回転軸5Aを中心としてCR方向に閉じると開閉カバー5により覆うことができる。
医療従事者は、本体カバー2の上部分2Aの表示部3の情報を確認しながら、チューブ装着部50への輸液チューブ200の装着を行って、開閉カバー5を閉じることができる。そして、医療従事者は、本体カバー2の上部分2Aの表示部3の情報を確認しながら、操作パネル部4の操作ボタンを操作することができる。これにより、医療現場において、輸液ポンプ1の操作性を向上することができる。
図3に示すように、チューブ装着部50は、気泡センサ51と、上流閉塞センサ52と、下流閉塞センサ53と、チューブクランプ部270と、右側位置の第1輸液チューブガイド部54と左側位置の第2輸液チューブガイド部55を有している。
図3に示すように、チューブ装着部50の付近には、輸液チューブ200をセットする際に、正しい送液方向であるT方向を明確に表示するための輸液チューブ設定方向表示部150が設けられている。この輸液チューブ設定方向表示部150は、例えば複数の矢印151により構成されている。輸液チューブ設定方向表示部150は、例えばチューブ装着部50の下部に直接印刷しても良いし、シール状の部材に印刷したものをチューブ装着部50の下部に貼り付けても良い。輸液チューブ設定方向表示部150は、開閉カバー5の内側にセットされた輸液チューブ200による薬剤171の正しい方向の送液方向(T方向)を明示するために配置されている。
これにより、医療従事者が、図3の開閉カバー5をCS方向に開けて、チューブ装着部50を開放して、このチューブ装着部50に対して輸液チューブ200を装着する際に、輸液チューブ200による薬剤の送液方向であるT方向を明示できる。このため、医療従事者が、誤って輸液チューブ200を逆方向に装着してしまうことを確実に防ぐことができる。
次に、図3に示す開閉カバー5の構造例を説明する。
図3に示すように、開閉カバー5は、輸液ポンプ1を軽量化するために、薄い成型樹脂部材により作られている板状の部材である。これにより、開閉カバー5の重量を軽減でき、構造を簡単化することができる。開閉カバー5は、チューブ装着部50を、回転軸5Aを中心としてCS方向とCR方向に沿って開閉可能に覆うことができるようにするために、2つのヒンジ部2H、2Hにより本体カバー2の本体下部2Bに対して支持されている。2つのヒンジ部2H、2Hは、第1フック部材5Dと第2フック部材5Eにそれぞれ対応して配置されている。
図2と図3に示すように、開閉カバー5の表面側には、右上部分に開閉操作レバー260が設けられている。開閉カバー5の内面側には、輸液チューブ押さえ部材500と、第1フック部材5Dと第2フック部材5Eが設けられている。この輸液チューブ押さえ部材500は、X方向に沿って長く矩形状かつ面状の突出部として配置されており、輸液チューブ押さえ部材500は、送液駆動部60に対面する位置にある。輸液チューブ押さえ部材500は、送液駆動部60に沿ってX方向に平坦面を有しており、輸液チューブ押さえ部材500は、開閉カバー5をCR方向に閉じることで、送液駆動部60との間で輸液チューブ200の一部分を押し付けて挟むようになっている。
医療従事者は、表示部3に表示されている表示内容を確認しながら、輸液チューブ200を輸液ポンプ1の本体の下半分の部分に水平方向に沿ってセットでき、輸液チューブ200がチューブ装着部50にセットされた後に、開閉カバー5は輸液チューブ200を覆うことができる。
図3に示すように、第1フック部材5Dと第2フック部材5Eは、本体下部1B側の固定部分1D、1Eに対してそれぞれ機械的に同時に掛かることにより、開閉カバー5は、図2に示すように、本体下部1Bのチューブ装着部50を閉鎖した状態に保持する。この第1フック部材5Dと第2フック部材5Eと、本体下部1B側の固定部分1D、1Eは、開閉カバー5のダブルフック構造部300を構成している。
図3に示すチューブクランプ部270は、開閉カバー5を閉じることにより、輸液チューブ200の途中部分をクランプして閉塞させる。チューブクランプ部270は、左側の固定部分1Eの近傍であって、左側の第2フック部材5Eに対応する位置に配置されている。医療従事者が輸液チューブ200をX方向に水平にセットして、医療従事者が開閉カバー5をCR方向に閉じると、チューブクランプ部270は、輸液チューブ200の途中の一部分を閉塞できる。
図3に示すように、第1輸液チューブガイド部54は、本体下部1Bおいて向かって右側部分に設けられ、第2輸液チューブガイド部55は、本体下部1Bにおいて向かって左側部分に設けられている。第1輸液チューブガイド部54は、輸液チューブ200の上流側200Aをはめ込むことで保持でき、第2輸液チューブガイド部55は、輸液チューブ200の下流側200Bをはめ込むことで保持でき、輸液チューブ200をX方向に沿って水平方向に保持するようになっている。このように、水平方向に保持された輸液チューブ200は、気泡センサ51と、上流閉塞センサ52と、送液駆動部60と、下流閉塞センサ53と、そしてチューブクランプ部270に沿って、T方向に沿ってはめ込んで固定される。
図3に示すように、第2輸液チューブガイド部55は、輸液チューブ200の下流側200Bの一部分を着脱可能に挟んで保持するために、本体下部1Bの側面部分1Sに形成された溝部分である。第1輸液チューブガイド部54と第2輸液チューブガイド部55は、輸液チューブ200を開閉カバー5とチューブ装着部50との間に挟み込んで潰してしまうことが無いように、チューブ装着部50内に確実に装着できる。
図3に示す気泡センサ51は、輸液チューブ200内に生じる気泡(空気)を検出するセンサである。気泡センサ51は、ポリブタジエン等の熱可塑性樹脂等で形成された輸液チューブ200の外側から、輸液チューブ200内に流れる薬剤中に含まれる気泡を監視する超音波センサである。この気泡センサ51は、図3に示す押し当て部材320と受け部材330を有している。図4に示すように、押し当て部材320は、開閉カバー5の内面に配置されている。受け部材330は、本体カバー2に配置されている。
図4は、輸液ポンプ1の電気的な構成例を示している。
図4に示すように、開閉カバー5を閉じると、押し当て部材32と受け部材330は対面した状態で、押し当て部材320と受け部材330は輸液チューブ200の一部を挟むことができる。超音波発振部321は押し当て部材320に配置され、超音波受信部331は受け部材330に配置されている。超音波発振部321から発生する超音波を超音波受信部331側で受信する。これにより、超音波発振部321は、超音波を輸液チューブ200内に流れる薬剤171に当てるが、薬剤171における超音波の透過率と、気泡ABにおける超音波の透過率とが異なることから、超音波受信部331は、薬剤171における超音波の透過率と、気泡ABに起因する超音波の透過率との差を検出して、図4に示すように超音波受信部331は、気泡検出信号S1を制御部100に送る。このように、制御部100は、輸液チューブ200内を流れる気泡ABに起因する出力信号の差を検出して、この気泡検出信号S1により、輸液チューブ200内の薬液171中の気泡ABの有無を監視するようになっている。この場合に、制御部100は、輸液チューブ200内を流れる気泡ABを検出する時間の長さにより、気泡ABのサイズ(輸液チューブ200内の長さmmに対応するもので、実際には気泡ABの体積に相当)を検出する。
また、図3に戻ると、図3に示す上流閉塞センサ52は、輸液チューブ200の上流側200Aにおいて輸液チューブ200内が閉塞しているかどうかを検出するセンサであり、下流閉塞センサ53は、輸液チューブ200の下流側200Bにおいて輸液チューブ200内が閉塞しているかどうかを検出するセンサである。上流閉塞センサ52と下流閉塞センサ53は、同じ構成である。輸液チューブ200が閉塞する場合としては、例えば送液しようとする薬剤の粘度が高いか、薬剤の濃度が高い等の場合である。
図3に示すように、開閉カバー5の内面側には、上流閉塞センサ52と下流閉塞センサ53の対応する位置に、それぞれ押圧部材452、453が設けられている。医療従事者が、図3に示すようにチューブ装着部50に輸液チューブ200をセットした後に、図2に示すように開閉カバー5を閉じると、開閉カバー5側の押圧部材452と押圧部材453が輸液チューブ200の一部分を上流閉塞センサ52と下流閉塞センサ53側にそれぞれ押し当てることができる。このため、直径が異なる複数種類の輸液チューブ200の内の何れのサイズの輸液チューブ200が輸液ポンプ1に装着されても、開閉カバー5を閉じると上流閉塞センサ52と下流閉塞センサ53は、輸液チューブ200の閉塞状態を検出できる。
図4に示すように、輸液ポンプ1は、輸液ポンプ1全体の動作を判断・制御する制御部100を有している。送液駆動部60は、駆動モータ61と、この駆動モータ61により回転駆動される複数個のカムを有するカム構造体62と、このカム構造体62の各カムにより移動される複数のフィンガを有するフィンガ構造体63を有している。
カム構造体62は、複数のカム、例えば複数のカム62A〜62Fを有しており、フィンガ構造体63は、複数のカム62A〜62Fに対応して複数のフィンガ63A〜63Fを有している。複数のカム62A〜62Fは互いに位相差を付けて配列されており、カム構造体62は、駆動モータ61の出力軸(カム軸ともいう)61Aに連結されている。
図4に示す制御部100の指令により、駆動モータ61の出力軸61Aが回転すると、複数のフィンガ63A〜63Fが順番にY方向に所定ストローク分進退することで、輸液チューブ200はT方向に沿って開閉カバー5の輸液チューブ押さえ部材500に対して押し付けられる。このため、輸液チューブ200内の薬剤は、T方向に送液することができる。すなわち、複数のフィンガ63A〜63Fが個別駆動されることで、複数のフィンガ63A〜63Fが輸液チューブ200の外周面をT方向に沿って順次押圧して輸液チューブ200内の薬剤の送液を行う。このように、制御部100が、複数のフィンガ63A〜63Fの蠕動運動を制御することにより、フィンガ63A〜63Fを順次前後進させ、あたかも波動が進行するようにして、輸液チューブ200の閉塞点をT方向に移動させることで、輸液チューブ200をしごいて、留置針172を通じて、患者Pの血管内に薬剤を送液するようになっている。
図4の制御部100は、CPU(中央制御部)チップを採用している。制御部100は、全体的な動作の制御を行うために、例えばワンチップのマイクロコンピュータを用いており、ROM(読み出し専用メモリ)101,RAM(ランダムアクセスメモリ)102、不揮発性メモリ103、そしてクロック104を有する。クロック104は、所定の操作により現在時刻の修正ができ、現在時刻の取得や、所定の送液作業の経過時間の計測、送液の速度制御の基準時間の計測等ができる。
図4に示す制御部100は、電源スイッチボタン4Fと電源切り替え用のスイッチ111、表示部ドライバ130と表示部3、駆動モータ61、スピーカ131、ブザー132、ランプ4A、気泡センサ51、上流閉塞センサ52、下流閉塞センサ53、通信ポート140、操作パネル(操作ボタン)4と、ナースセンタ側の情報端末600に接続されており、これらの周辺要素の管理と制御を行っている。制御部100は、輸液チューブ200内で、予め定めた気泡サイズ以上の気泡が発生したと判断した場合、あるいは発生した気泡の合計の体積が、予め定めた体積値に達した場合に、輸液ポンプ1の駆動モータ61を停止させて、薬剤の送液動作を停止させることができる。
しかも、好ましくは表示部3、スピーカ131、ブザー132、ランプ4Aの少なくとも1つあるいは全部は、輸液チューブ200内で、予め定めた気泡サイズ以上の気泡が発生した場合、あるいは発生した気泡の合計の体積が、予め定めた体積値に達した場合に、制御部100の指令により医療従事者に対して警告(ランプ4Aは、赤色に点灯または点滅)を出すことができる警告手段である。これにより、医療従事者には、輸液チューブ200に気泡が発生して患者の血管へ気泡が入ることにより患者の身体に影響が出るおそれがあることを直ちに認識させることができ、医療従事者は、その後の対処を迅速に行うことができる。
図4のスイッチ111は、電源コンバータ部112とバッテリ113を切り換えることで、電源コンバータ部112とバッテリ113の一方から制御部100に対して電源供給する。電源コンバータ部112は、コンセント114を介して商用交流電源115に接続されている。バッテリ113は、例えばリチウムイオン電池等の充放電可能な二次電池である。
図4に示すように、輸液ポンプ1が例えば病棟に置かれている場合に、ナースセンタ側の情報端末600は、輸液ポンプ1から離れたナースセンタ650に置かれており、上述した表示部3、ランプ4A、スピーカ131、ブザー132と同様の表示部3T、ランプWT(LEDなどで形成され、正常動作時には緑色に点滅または点灯、異常動作時には赤色に点滅または点灯)、スピーカ131T、ブザー132Tを有している。これらの表示部3T、スピーカ131T、ブザー132T、ランプ3WTの少なくとも1つあるいは全部は、輸液チューブ200内で、予め定めた気泡サイズ以上の気泡が発生した場合、あるいは所定時間(分)内に発生した気泡の体積の合計が、予め定めた値に達した場合に、制御部100の指令により医療従事者に対して警告を出すことができる警告手段である。これにより、ナースセンタ650に居る医療従事者には、輸液チューブ200に気泡が発生して患者の血管へ気泡が入ることにより患者の身体に影響が出るおそれがあることを直ちに認識させることができ、医療従事者は、その後の対処を迅速に行うことができる。
図4の表示部ドライバ130は、制御部100の指令により表示部3を駆動して、警告メッセージを表示する。これにより、医療従事者が視覚で認知できる可能性を高める。エラー表示用のランプ4Aは、制御部100の指令により、赤色に点灯する。スピーカ131は、制御部100の指令により各種の警告内容を音声により告知することができる。ブザー132は、制御部100の指令により各種の警告を音により警告することができる。
同様にして、制御部100の指令により表示部3Tを駆動して、警告メッセージを表示し、これにより、医療従事者が視覚で認知できる可能性を高める。エラー表示用のランプ4Aは、制御部100の指令により、赤色に点灯する。スピーカ131Tは、制御部100の指令により各種の警告内容を音声により告知することができる。ブザー132Tは、制御部100の指令により各種の警告を音により警告することができる。
図4において、気泡センサ51からの気泡検出信号S1と、上流閉塞センサ52からの輸液チューブ200の上流側が閉塞したことを示す上流閉塞信号S2と、そして下流閉塞センサ53からの輸液チューブ200の下流側が閉塞したことを示す下流閉塞信号S3は、制御部100に供給される。上流閉塞センサ52と下流閉塞センサ53は、輸液回路の内圧が輸液ポンプ1内の設定圧を越えて、薬剤を送液できない状態を検出することができる。輸液回路の内圧が輸液ポンプ1内の設定圧を越える原因としては、図2に示す輸液用の留置針172の先端が患者Pの血管内から外れるいわゆる「針外れ」が生じた場合や、輸液チューブ200内が詰まって閉塞している場合、輸液チューブ200の一部がつぶれているまたは折れている場合、高粘度の薬剤を使用している場合等である。
図4において、制御部100は、通信ポート140を通じて、例えば、デスクトップコンピュータのようなコンピュータ141に対して双方向に通信可能である。このコンピュータ141は、薬剤データベース(DB)160に接続されており、薬剤データベース160に格納されている薬剤ライブラリMFは、必要に応じてコンピュータ141を介して、制御部100に取得して、制御部100の不揮発性メモリ103に記憶させることができる。制御部100は、記憶した薬剤ライブラリMFを基にして、例えば図2に示す表示部3には薬剤ライブラリMF等を表示することができる。
薬剤ライブラリMFは、薬剤名,薬剤メーカ,薬剤投与等に関する各種パラメータ(注入予定量mL,注入量mL/h等)の上限・下限値,禁忌情報等を含む。
次に、上述した輸液ポンプ1の使用例を、図5を参照して説明する。図5は、輸液ポンプ1の使用例を示すフロー図である。
図5のステップST1では、図3に示すように医療従事者が、開閉カバー5を開けてチューブ装着部50に輸液チューブ200を設定する際に、輸液チューブ設定方向表示部150を見て輸液チューブ200のセット方向を目視で確認する。そして、医療従事者は、輸液チューブ200の上流側200Aを本体部1Bおいて向かって右側部分の第1輸液チューブガイド部54側に配置し、輸液チューブ200の下流側200Bを本体部1Bにおいて向かって左側部分の第2輸液チューブガイド部55側に配置する。
このようにして、医療従事者は、輸液チューブ200を、第1輸液チューブガイド部54、気泡センサ51と、上流閉塞センサ52、送液駆動部60、下流閉塞センサ53、チューブクランプ部270、そして第2輸液チューブガイド部55に沿ってT方向にセットできる。
その後、図1と図2に示すように、開閉カバー5を閉じて、気泡センサ51と、上流閉塞センサ52と、下流閉塞センサ53と、そして送液駆動部60と、チューブクランプ部270を覆う。これにより、輸液チューブ200は、正しい方向であるT方向に沿ってセットでき、送液駆動部60を駆動することにより、輸液ポンプ1は、輸液チューブ200を通じてT方向に沿って、薬剤の送液動作を行うことができる。
このように、輸液ポンプ1は、輸液チューブ200を通じてT方向に沿って、薬剤の送液動作を行っている際に、図5のステップST2では、図4に示す制御部100は、気泡センサ51からの気泡検出信号S1をアナログ・デジタル変換することによりデジタル値にして、輸液チューブ200内の薬液171中の気泡ABの有無を監視する。この場合、制御部100が、気泡センサ51の気泡検出信号S1を監視する時間間隔は、例えば50mSであるが、これに限定されない。
ステップST3では、制御部100が、気泡センサ51の気泡検出信号S1を監視することでD、気泡ABの通過の有無を監視している際に、気泡センサ51において気泡ABの通過があれば、制御部100が、「気泡有り」と判断する。この場合に、制御部100は、気泡検出信号S1のアナログ・デジタル値が予め定めたアナログ・デジタル変換値(AD値)の閾値以下であると、「気泡有り」と判断する。すなわち、気泡ABが薬剤171に比べて超音波を吸収するので,気泡ABが気泡センサ51を通過すれば、アナログ・デジタル変換値が下がる。このことから、制御部100は、気泡検出信号S1のアナログ・デジタル変換値が予め定めたアナログ・デジタル変換値の閾値以下になると、気泡ABの通過を確認できる。
次に、ステップST4では、制御部100はこの気泡検出信号S1から気泡の検出サイズを計測する。気泡センサ51により検出される気泡ABのサイズの閾値が、例えば、薬剤の進行方向で、5mmの長さ以上である例を説明する。なお、所定の輸液チューブ200を使用する場合、気泡ABのサイズが、薬剤の進行方向でほぼ閾値が5mmの長さの場合、閾値が0.04mLの体積の気泡に相当する。
この場合、実際には、制御部100は、気泡ABのサイズを、気泡が通過する時間に基づいて測定する。すなわち、制御部100は、気泡検出信号S1のアナログ・デジタル変換値が予め定めたアナログ・デジタル変換値の閾値以下になっている時間と、薬剤の流速とに基づいて気泡ABのサイズを測定する。
この結果、ステップST5では、気泡センサ51が検出した気泡ABのサイズが、薬剤の進行方向でほぼ5mm(気泡ABの体積が0.04mLに相当)の長さ以上であると判断した場合には、患者の身体に影響があるおそれがあるので、制御部100は直ちに、薬剤の送液動作を停止させる必要があると判断する。これにより、ステップST6−1で示すように、図4の制御部100は、駆動モータ61の動作を直ちに停止して、薬剤の送液動作を停止させる。
制御部100が気泡センサ51を用いて測定可能な気泡ABのサイズは、この例では、5mmの長さ以上である。そして、気泡ABのサイズがほぼ5mmの長さ未満である場合には、制御部100が気泡センサ51を用いて例えば長さが1mmから5mm未満のサイズの微小な気泡(0.008mLから0.04mL未満の体積の気泡に相当)の通過を確認することができる。
しかも、ステップST6−2で示すように、制御部100は、この薬剤の送液動作を停止させると同時に、気泡の検出サイズがほぼ5mm以上であることを、医療従事者に対して警報を出す。例えば、図4の表示部ドライバ130は、制御部100の指令により表示部3を駆動して、「予め定めたサイズ以上の気泡が検出されたこと」を示す警報メッセージを表示する。これにより、医療従事者が視覚で認知できる可能性を高める。図4のエラー表示用のランプ4Aは、制御部100の指令により、赤色に点灯する。スピーカ131は、制御部100の指令により各種の警報内容を音声により告知することができる。ブザー132は、制御部100の指令により各種の警報を音により警報することができる。
また、必要に応じて、制御部100の指令により表示部3Tを駆動して、「予め定めたサイズ以上の気泡が検出されたこと」を示す警報メッセージを表示する。これにより、医療従事者が視覚で認知できる可能性を高める。エラー表示用のランプ3WTは、制御部100の指令により、赤色に点灯する。スピーカ131Tは、制御部100の指令により各種の警報内容を音声により告知することができる。ブザー132Tは、制御部100の指令により各種の警報を音により警報することができる。
一方、図5のステップST5に戻ると、気泡センサ51がサイズの測定可能な気泡ABのサイズに満たない、すなわち気泡ABの検出サイズが5mmの長さ未満、例えば長さが、1mmから4mmである場合には、ステップST7において、検出できた気泡の数を累積してカウントできる気泡サイズであれば、ステップST8において、図4の駆動モータ61の出力軸(カム軸)61Aの1回転分の気泡の数を、図6に例示する累積方法で時間の経過とともに累積してカウントする。
図6は、制御部100が、出力軸(カム軸)61Aの回転により気泡の数を累積してカウントする方法例を示している。長さが5mm以上の気泡は、単に気泡と呼んでいるが、長さが5mm未満の気泡は、微小な気泡と呼ぶことにする。
図6では、長さがほぼ5mm未満の微小な気泡AB(例えば、AB1からAB9)の個数を、出力軸(カム軸)61Aの複数回の回転中に検出して、気泡ABの数の累積量を得る手法を示している。図6では、出力軸(カム軸)61Aが1回転に相当する区間は、区間(位置RV0―位置RV1)、区間(位置RV1―位置RV2)・・・(中略)・・・区間(位置RV10−位置RV11)というように、破線で分けて示している。
区間(位置RV0―位置RV1)では、微小な気泡AB1が検出され、区間(位置RV1―位置RV2)では、1つの微小な気泡AB2が検出されている。すなわち、区間(位置RV0―位置RV1)と区間(位置RV1―位置RV2)では、微小な気泡AB1,AB2が連なるようにしてまたがって検出されているが、図4の制御部100は、合計2つの微小な気泡AB1,AB2としてカウントする。次の区間(位置RV2―位置RV3)では、微小な気泡は検出されていないので、制御部100は、微小な気泡をカウントしていない。
区間(位置RV3―位置RV4)では、2つの微小な気泡AB3が、分けてしかも連続して検出されている。しかし、同一の区間(出力軸(カム軸)61Aの1回転中)であるので、制御部100は、2つの微小な気泡AB3が検出されても1つの微小な気泡AB3としてカウントする。区間(位置RV4―位置RV5)では、制御部100は、1つの微小な気泡AB4をカウントしている。
図6の区間(位置RV5―位置RV6)では、微小な気泡AB5が検出され、区間(位置RV6―位置RV7)では、1つの微小な気泡AB6が検出されている。すなわち、区間(位置RV5―位置RV6)と区間(位置RV6―位置RV7)では、制御部100は、合計2つの微小な気泡AB5,AB6がカウントする。
図6の区間(位置RV7―位置RV8)では、微小な気泡ABNは、予め定めたカウントしないサイズの気泡ABMよりも小さいので、制御部100は、微小な気泡ABNはカウントしない。予め定めたカウントしないサイズの気泡ABMは、例えば1.5mmであるが、特に限定されず、任意に設定することができる。
図6の区間(位置RV8―位置RV9)では、制御部100は、1つの微小な気泡AB7をカウントしている。区間(位置RV9―位置RV10)では、制御部100は、1つの微小な気泡AB8をカウントしている。区間(位置RV10―位置RV11)では、制御部100は、1つの微小な気泡AB9をカウントしている。
以上ことから、これらの区間(位置RV0―位置RV1)から区間(位置RV10−位置RV11)の例では、制御部100は、出力軸(カム軸)61Aが回転を始めてから25秒間で、微小な気泡AB1からAB9の合計9個の気泡を累積している。1つの微小な気泡ABの体積が予め定めてあり、制御部100が、この1つの微小な気泡ABの体積×気泡の個数から、概略的ではあるが気泡の体積の累積量を計算することができる。
制御部100は、このような気泡の体積の累積量を計算して、この気泡の累積量が、例えば15分間の測定時間において、体積の累積量の閾値であるほぼ1mL以上に達したと判断すると、患者の身体に影響を与えるおそれがあるとして、制御部100は、図5のステップST10−1とステップST10−2に移る。
このように、制御部100が、1つの微小な気泡ABの体積×気泡の個数で気泡の体積の累積量を得て、この累積量が例えば15分間の測定時間において、体積の累積量の閾値であるほぼ1mL以上に達したと判断する気泡ABの累積値算出手法を採用している。実際には、輸液チューブ200内の薬剤中の気泡の体積の累積量を正確に実測することは難しいので、本発明の実施形態では、制御部100は、予め定めた体積の累積量の閾値であるほぼ1mL以上に達するかどうかを判断している。これにより、気泡ABの累積値の算出の精度がやや低下するが、微小な気泡ABのサイズを計測して微小な気泡ABの数を累積して、そして気泡の体積の累積量が閾値であるほぼ1mLを超えたかどうかを確認するための処理時間を低減でき、気泡を検出できないリスクを下げることができる。
図5に戻ると、ステップST10−1で示すように、図4の制御部100は、駆動モータ61の動作を直ちに停止して、薬剤の送液動作を停止させる。しかも、制御部100は、この薬剤の送液動作を停止させると同時に、医療従事者に対して警報を出す。例えば、ステップST10−2では、図4の表示部ドライバ130は、制御部100の指令により表示部3を駆動して、警報メッセージを表示する。これにより、医療従事者が視覚で認知できる可能性を高める。図4のエラー表示用のランプ4Aは、制御部100の指令により、赤色に点灯する。スピーカ131は、制御部100の指令により各種の警報内容を音声により告知することができる。ブザー132は、制御部100の指令により各種の警報を音により警報することができる。
また、必要に応じて、制御部100の指令により表示部3Tを駆動して、警報メッセージを表示する。これにより、医療従事者が視覚で認知できる可能性を高める。エラー表示用のランプ3WTは、制御部100の指令により、赤色に点灯する。スピーカ131Tは、制御部100の指令により各種の警報内容を音声により告知することができる。ブザー132Tは、制御部100の指令により各種の警報を音により警報することができる。
本発明の実施形態の輸液ポンプ1は、輸液チューブを用いて薬剤を患者に送液するための輸液ポンプであって、薬剤を送液する際に輸液チューブ内に発生する気泡を検出する気泡センサと、輸液チューブ内の薬剤を患者側に送液させる駆動モータと、気泡センサの気泡検出信号により、気泡のサイズが予め定めたサイズ以上である場合には、駆動モータを止めて薬剤の送液動作を停止させ、気泡のサイズが予め定めたサイズ未満である場合には、気泡の数をカウントしてカウントした数の気泡の合計の体積が、予め定めた時間内で予め定めた閾値に達すると、駆動モータを止めて薬剤の送液動作を停止させる制御部と、を備える。これにより、制御部は、気泡のサイズが予め定めたサイズ以上である場合に薬剤の送液動作を停止させることができ、しかも気泡のサイズが予め定めたサイズ未満である場合であっても、カウントした数の気泡の合計の体積が、予め定めた時間内で予め定めた閾値に達すると薬剤の送液動作を停止させることができる。これにより、輸液チューブ内に薬液中に気泡が含まれている場合に、薬剤の送液を停止させることで、患者の身体への影響を防ぐことができる。
気泡のサイズが予め定めたサイズ以上である場合に、駆動モータを止めて薬剤の送液動作を停止させると、制御部からの指令により警報を発生する警報手段を有する。これにより、長さが5mm以上のサイズの気泡があれば、薬剤の送液動作を停止させることで、長さが5mm以上のサイズ(0.04mLの体積の気泡に相当)の気泡は血管中に入ると患者の身体に影響を与えるおそれがあるが、薬剤の送液動作を停止させるので患者の身体への影響を防ぐことができる。
警報手段は、気泡のサイズが予め定めたサイズ未満である場合に、カウントした気泡の合計の体積が閾値に達して駆動モータを止めて薬剤の送液動作を停止させると、制御部からの指令により警報を発生する。これにより、制御部は、気泡のサイズが予め定めたサイズ未満である場合であり、カウントした数の気泡の合計の体積が、予め定めた時間内で予め定めた閾値に達して薬剤の送液動作を停止させた時に、警報を発生させることができる。このため、医療従事者は、薬剤の送液動作が停止されたことを認識してその後の対処を迅速に行うことができる。
気泡の予め定めたサイズは、長さが5mm(0.04mLの体積の気泡に相当)であるので、長さが5mm以上のサイズの気泡があれば、薬剤の送液動作を停止させることで、患者の身体への影響を防ぐことができる。
閾値は、1mLであるので、気泡のサイズが予め定めたサイズに達してはいないが、カウントした気泡の合計の体積が、閾値である1mLに達すると、薬剤の送液動作を停止させることで、患者の身体への影響を防ぐことができる。
なお、小児への薬剤の送液の場合、この閾値を少し小さく変更して設定するようにしてもよい。
また、各種メーカの輸液チューブを使用できるように、適用できる輸液チューブとそれに対応する気泡の長さの閾値(輸液チューブの内径がメーカにより僅かに異なるため、上述のような長さの閾値5mmも僅かに異なる)をテーブル化して輸液ポンプ1の記憶部に記憶しておいて、選択設定できるようにしたり、コンピュータ160に適用できる輸液チューブとそれに対応する気泡の長さの閾値をテーブル化しておき、必要に応じて、輸液ポンプ1にダウンロードしてもよい。
輸液ポンプの本体の上部分には、情報を表示する表示部と、操作ボタンを有する操作パネル部が配置され、輸液ポンプの本体の下部分は、薬剤を送液するための輸液チューブを配置する領域である。これにより、医療従事者は、本体の上部分の表示部の情報を確認しながら、輸液ポンプによる薬剤の送液作業を行うことができる。そして、医療従事者は、本体の上部分の表示部の情報を確認しながら、操作パネル部の操作ボタンを操作することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
上記実施形態の各構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせることができる。
1・・・輸液ポンプ、3・・・表示部(警報手段)、4A・・・ランプ(警報手段)、50・・・チューブ装着部、51・・・気泡センサ、53・・・下流閉塞センサ、60・・・送液駆動部、100・・・制御部、131・・・スピーカ(警報手段)、132・・・ブザー(警報手段)、171・・・薬剤、200・・・輸液チューブ、AB・・・気泡、AB1からAB9・・・微小な気泡

Claims (6)

  1. 輸液チューブを用いて薬剤を患者に送液するための輸液ポンプであって、
    前記薬剤を送液する際に前記輸液チューブ内に発生する気泡を検出する気泡センサと、
    前記輸液チューブ内の前記薬剤を前記患者側に送液させる駆動モータと、
    前記気泡センサの気泡検出信号により、前記気泡のサイズが予め定めたサイズ以上である場合には、前記気泡の体積が閾値以上と判断して、前記駆動モータを止めて前記薬剤の送液動作を停止させ、
    前記気泡のサイズが前記予め定めたサイズ未満である場合には、前記気泡の数をカウントして前記カウントした数から前記気泡の合計の体積を求め、前記合計の体積が予め定めた時間内で予め定めた閾値に達すると、前記駆動モータを止めて前記薬剤の送液動作を停止させる制御部と
    を備えることを特徴とする輸液ポンプ。
  2. 前記気泡のサイズが予め定めたサイズ以上である場合に、前記駆動モータを止めて前記薬剤の送液動作を停止させると、前記制御部からの指令により警報を発生する警報手段を有することを特徴とする請求項1に記載の輸液ポンプ。
  3. 前記警報手段は、前記気泡のサイズが前記予め定めたサイズ未満である場合に、前記カウントした前記気泡の合計の体積が前記閾値に達して前記駆動モータを止めて前記薬剤の送液動作を停止させると、前記制御部からの指令により警報を発生することを特徴とする請求項2に記載の輸液ポンプ。
  4. 前記気泡の前記予め定めたサイズは、ほぼ5mmであることを特徴とする請求項1に記載の輸液ポンプ。
  5. 前記閾値は、ほぼ1mLであることを特徴とする請求項4に記載の輸液ポンプ。
  6. 前記輸液ポンプの本体一部には、情報を表示する表示部と、操作ボタンを有する操作パネル部が配置され、前記輸液ポンプの本体の一部は、前記薬剤を送液するための前記輸液チューブを配置する領域であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の輸液ポンプ。
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