JPWO2014024342A1 - 通信装置、通信方法、プログラム、及び配信サーバ - Google Patents

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Abstract

一実施形態において、第1の移動局(3)は、第1のネットワーク(5)に無線接続でき、第2のネットワーク(6)に無線接続する第2の移動局(4)に無線接続できる。第1の移動局(3)は、第2のネットワーク(6)に関する情報に基づいて第1及び第2のネットワーク(5及び6)から選択されたネットワークに応じて、第1のネットワーク(5)及び第2の移動局(4)のいずれに無線接続するかを制御する。これにより、例えば、第1のネットワーク(5)との直接的な無線接続を経由する第1の通信経路と、他の移動局(4)との無線接続を経由する第2の通信経路を共に利用できる第1の移動局(3)の通信経路の効率的な選択に寄与する。

Description

本出願は、無線通信システムに関し、特に移動局の通信経路の制御に関する。
モバイルルータおよびテザリング機能を有するスマートフォンなどの移動局が知られている。これらの移動局は、他の無線端末のデータを転送するためにブリッジ又はルータとして動作する。これらの移動局は、モバイルオペレータ(ワイヤレスサービスプロバイダ)の提供するモバイルネットワーク(e.g. セルラネットワーク、又は公衆無線LAN(Local Area Network))に接続するとともに、無線LAN(Local Area Network)又は無線PAN(Personal Area Network)等の他の無線技術を用いて他の無線端末と接続する。これにより、当該移動局は、モバイルネットワークを介したエンドノードとの通信を他の無線端末に提供することができる。なお、エンドノードは、例えば、外部ネットワーク(e.g. パケットデータネットワーク、IP(Internet Protocol)ネットワーク、又はインターネット)に配置されたサーバコンピュータ若しくはパーソナルコンピュータ、又はモバイルネットワークに接続している他の移動局である。また、エンドノードとの通信は、例えば、インターネットアクセス、VoIP(Voice over Internet Protocol)コール、ボイスチャット、ビデオチャット、ビデオストリーミング、又はオンラインゲームである。
特許文献1は、移動局を経由して無線端末がエンドノードと通信する際の通信経路の制御について開示している。特許文献1に開示された無線通信システムにおいて、複数の移動局の各々は、無線端末と無線接続することができ、かつモバイルネットワークとも無線接続することができる。さらに、複数の移動局は、いずれの移動局が最も適切な無線ネットワーク接続(モバイルネットワークとの接続)を提供できるかを判断するために、互いに通信することができる。一例において、複数の移動局の1つは、いずれの移動局が最も適切な無線ネットワーク接続(モバイルネットワークとの接続)を提供できるかを判断する。また、他の一例において、モバイルネットワークは、いずれの移動局が最も適切な無線ネットワーク接続(モバイルネットワークとの接続)を提供できるかを判断する。この場合、モバイルネットワークは、複数の移動局にそれぞれのネットワーク接続能力を送るよう要求することができる。
国際公開第03/039178号
本件の発明者等は、モバイルネットワークとの直接的な無線接続を経由してエンドノードと通信する機能を有するとともに、モバイルルータ又はテザリング機能を有するスマートフォン等の他の移動局(第2の移動局)を経由してエンドノードと通信する機能も有する移動局(第1の移動局と呼ぶ)の通信経路の選択制御について検討した。第1の移動局の一例は、セルラネットワークの無線アクセス技術(e.g. URAN(UMTS Terrestrial Radio Access Network)、E-UTRAN(Evolved UTRAN)、GERAN(GSM EDGE Radio Access. Network)、又はWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access))と、無線LAN又は無線PANの無線アクセス技術の両方をサポートするマルチモード端末である。マルチモード端末としての第1の移動局は、セルラネットワークの基地局と直接的に無線接続を確立できるとともに、無線LAN又は無線PANの無線アクセス技術を用いて第2の移動局と無線接続を確立できる。また、第1の移動局の他の例は、無線LAN端末である。無線LAN端末は、SSID(Service Set Identifier)の異なる複数の無線LANに接続できる。すなわち、無線LAN端末としての第1の移動局は、モバイルネットワーク(e.g. 公衆無線LANサービス)の基地局(e.g. アクセスポイント)と直接的に無線接続を確立できるとともに、モバイルルータとして機能する他の移動局とも無線接続を確立できる。
本件の発明者等は、上述した第1の移動局がエンドノードと通信するための通信経路の選択における問題点を見出した。第1の移動局は、エンドノードと通信するために、直接的に無線接続することが可能なモバイルネットワーク経由の第1の経路と、第2の移動局経由の第2の経路の両方を利用することができる。最も単純には、第1の移動局は、通信経路の決定のために、2つの無線接続の品質を比較することが考えられる。つまり、第1の移動局は、モバイルネットワークとの第1の無線接続の品質、及び第2の移動局との第2の無線接続の品質を比較し、エンドノードとの通信のために品質の良い無線接続を利用してもよい。
しかしながら、第2の移動局がモバイルルータ又はテザリング機能を有するスマートフォン等である場合、ひとりの利用者が第1及び第2の移動局を共に所有しこれらを利用するケースが一般的と考えられる。このケースでは、第2の無線接続の品質は第1の無線接続の品質に比べて常に良好であることが多い。そうすると、第1の移動局は、常に第2の移動局を経由する通信経路を選択してしまう。しかしながら、第1の移動局と第2の移動局の間の近接した無線接続の品質が良好であっても、第2の移動局からエンドノードまでの通信品質が良好であるとは限らない。
したがって、本件発明の目的の1つは、モバイルネットワークとの直接的な第1の無線接続を経由する第1の通信経路と、他の移動局との第2の無線接続を経由する第2の通信経路を共に利用できる移動局の通信経路の効率的な選択に寄与する通信装置、通信方法、プログラム、及び配信サーバを提供することである。
第1の態様では、複数の無線アクセス方式により通信可能な通信装置は、第1の通信部、第2の通信部、及び制御部を含む。前記第1の通信部は、第1のネットワークと無線接続可能に構成されている。前記第2の通信部は、第2のネットワークと無線接続する他の通信装置と無線接続可能に構成されている。前記制御部は、前記第2のネットワークに関する情報に基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択されたネットワークに応じて、前記第1の通信部又は前記第2の通信部のいずれを用いるかを制御するよう動作する。
第2の態様では、第1のネットワークと無線接続可能な第1の通信部と、第2のネットワークと無線接続する他の通信装置と無線接続可能な第2の通信部とを含む通信装置における通信方法が提供される。当該通信方法は、前記第2のネットワークに関する情報に基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択されたネットワークに応じて、前記第1の通信部又は前記第2の通信部のいずれを用いるかを制御すること、及び前記第1のネットワーク又は第2のネットワークを用いて通信することを含む。
第3の態様では、複数の無線アクセス方式により通信可能な通信装置は、第1の通信部、第2の通信部、及び制御部を含む。前記第1の通信部は、第1のネットワークと無線接続可能に構成されている。前記第2の通信部は、第2のネットワークと無線接続する他の通信装置と無線接続可能に構成されている。前記制御部は、前記第2のネットワークに関する情報に基づいて、前記第1及び第2のネットワークから、前記他の通信装置が使用するネットワークを選択するよう動作する。
第4の態様では、第1のネットワークと無線接続可能な第1の通信部と、第2のネットワークと無線接続する他の通信装置と無線接続可能な第2の通信部とを含む通信装置における通信方法が提供される。当該通信方法は、前記第2のネットワークに関する情報に基づいて、前記第1及び第2のネットワークから、前記他の通信装置が使用するネットワークを選択すること、及び選択したネットワークを用いて通信することを含む。
第5の態様では、プログラムは、第1のネットワークと無線接続可能な第1の通信部と、第2のネットワークと無線接続する他の通信装置と無線接続可能な第2の通信部とを含む通信装置に、前記第2のネットワークに関する情報に基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択されたネットワークに応じて、前記第1の通信部又は前記第2の通信部のいずれを用いるかを制御する処理を実行させる。
第6の態様では、プログラムは、第1のネットワークと無線接続可能な第1の通信部と、第2のネットワークと無線接続する他の通信装置と無線接続可能な第2の通信部とを含む通信装置に、前記第2のネットワークに関する情報に基づいて、前記第1及び第2のネットワークから、前記他の通信装置が使用するネットワークを選択する処理を実行させる。
第7の態様では、配信サーバは、上述した第5の態様に係るプログラムを前記通信装置に配信するよう動作する。
第8の態様では、配信サーバは、上述した第6の態様に係るプログラムを前記通信装置に配信するよう動作する。
上述した態様によれば、モバイルネットワークとの直接的な第1の無線接続を経由する第1の通信経路と、他の移動局との第2の無線接続を経由する第2の通信経路を共に利用できる移動局の通信経路の効率的な選択に寄与する通信装置、通信方法、プログラム、及び配信サーバを提供できる。
第1の実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る移動局の通信経路の決定手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る移動局の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る移動局(e.g. モバイルルータ)の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る制御装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る移動局の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る移動局の通信経路の決定手順を示すシーケンス図である。 第2の実施形態に係る移動局の動作例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る移動局(e.g. モバイルルータ)の動作例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る移動局の通信経路の決定手順を示すシーケンス図である。 第3の実施形態に係る移動局の動作例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る移動局(e.g. モバイルルータ)の動作例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る移動局の通信経路の決定手順を示すシーケンス図である。 第4の実施形態に係る制御装置の動作例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係るネットワーク装置の動作例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る移動局(e.g. モバイルルータ)の動作例を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る移動局の通信経路の決定手順を示すシーケンス図である。 第5の実施形態に係る移動局(e.g. モバイルルータ)の動作例を示すフローチャートである。 第6の実施形態の動作例を示すシーケンスチャートである。 第7の実施形態に係るシステムの構成例を示す図である。
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例を示すブロック図である。移動局3は、エンドノードとの通信のために、モバイルネットワーク5に含まれる基地局1と第1の無線接続を確立できるよう構成されるとともに、移動局4と第2の無線接続を確立できるよう構成されている。第1及び第2の無線接続に用いられる無線アクセス技術(無線アクセス方式)は、同一でもよいし異なってもよい。例えば、移動局3はマルチモード端末であってもよく、モバイルネットワーク5は無線アクセスネットワーク及びコアネットワークを含むセルラネットワークであってもよい。マルチモード端末としての移動局3はセルラネットワークの無線アクセス技術(e.g. URAN、E-UTRAN、GERAN、又はWiMAX)によって基地局1との無線接続を確立すればよい。一方、マルチモード端末としての移動局3は、IEEE 802.11シリーズ準拠の無線LAN又はIEEE 802.15シリーズ準拠の無線PAN(e.g. Bluetooth)の無線アクセス技術によって移動局4との無線接続を確立してもよい。また、移動局3は、無線LAN端末であってもよく、モバイルネットワーク5は公衆無線LANであってもよい。この場合、移動局4と無線LAN端末としての移動局3は、公衆無線LANの基地局1(i.e. アクセスポイント)又は移動局4と無線接続を確立できる。
移動局4は、移動局3とエンドノードとの通信のために、モバイルネットワーク6に含まれる基地局2と第3の無線接続を確立するとともに、移動局3のデータをモバイルネットワーク6に転送するよう構成されている。すなわち、移動局4は、移動局3のデータを転送するためにブリッジ又はルータとして動作する。第2及び第3の無線接続に用いられる無線アクセス技術は、同一でもよいし異なってもよい。移動局4は、例えば、モバイルルータ、又はテザリング機能を有するスマートフォンなど、モバイルネットワーク6との接続と移動局3との接続を同時に確立することができる装置である。モバイルルータ(又はテザリング機能を有するスマートフォン)としての移動局4はセルラネットワークの無線アクセス技術(e.g. URAN、E-UTRAN、GERAN、又はWiMAX)によって基地局2との無線接続を確立すればよい。一方、モバイルルータとしての移動局4は、無線LAN又は無線PANの無線アクセス技術によって移動局3との無線接続を確立してもよい。
典型的には、モバイルネットワーク6は、モバイルネットワーク5に接続可能な移動局3が直接的にアクセスできないネットワークである。一例として、2つのモバイルネットワーク5及び6は、異なるモバイルネットワークオペレータ(ワイヤレスサービスプロバイダ)によって運用されるネットワークであってもよい。モバイルネットワークオペレータは、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)であってもよい。この場合、サービス利用契約上の制限によって、移動局3はモバイルネットワーク6にアクセスできない。また、他の例として、2つのモバイルネットワーク5及び6は、同一又は異なるモバイルネットワークオペレータによって運用される異なるセルラ無線システムであってもよい。異なるセルラ無線システムは、一般的に、異なる無線アクセス技術、又は異なるNASプロトコルをサポートすることを移動局に要求する。したがってこの場合、技術的な制約によって、移動局3はモバイルネットワーク6にアクセスできない。
外部ネットワーク7は、モバイルネットワーク5又は6を介して移動局3又は4が通信可能なネットワークである。外部ネットワーク7は、例えば、パケットデータネットワーク、IP(Internet Protocol)ネットワーク、インターネット、又は他のモバイルネットワークである。移動局3と通信するエンドノードは、例えば外部ネットワーク7に位置するサーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ、又は移動局であってもよい。また、当該エンドノードは、モバイルネットワーク5又は6に接続する他の移動局であってもよい。移動局3とエンドノードの通信は、例えば、インターネットアクセス、VoIPコール、ボイスチャット、ビデオチャット、ビデオストリーミング、又はオンラインゲームであるが、これらに限定されない。
さらに、図1の例は、制御装置8を含む。なお、制御装置8は、後述する移動局3の通信経路の決定に制御装置8が関与する場合を除き、本実施形態において省略されてもよい。図1の例では、制御装置8は、外部ネットワーク7に接続されている。しかしながら、制御装置8は、外部ネットワーク7を介さずに、モバイルネットワーク5又は6に直接的に接続されてもよい。制御装置8は、モバイルネットワーク5又は6のオペレータ(ワイヤレスサービスプロバイダ)によって運用されるネットワーク管理システムであってもよい。ネットワーク管理システムは、OAM(Operation Administration and Maintenance)サーバ、OMC(Operation and Maintenance Centre)、NM(Network Manager)、又はEM(Element Manager)と呼ばれる場合もある。また、制御装置8は、モバイルネットワーク5又は6のオペレータとは独立した第3者によって運用されてもよい。この場合、制御装置8は、シグナリングメッセージの送受信のために、移動局3及び4の少なくとも一方との間でユーザデータパケットを送受信してもよい。ユーザデータパケットは、モバイルネットワーク5及び6をトランスペアレントに転送されて、移動局3及び4、並びに制御装置8に到達する。また、制御装置8は、シグナリングメッセージの送受信のために、モバイルネットワーク5若しくは6又はこれらの管理システムとインタフェース(e.g. API(Application Programming Interface)を接続してもよい。
続いて以下では、図2を参照して、移動局3の通信経路の決定手順について説明する。本実施の形態では、移動局3、移動局4、又は制御装置8は、移動局3の通信経路を決定するための図2に示された動作を実行する処理ユニットを有する。ステップS101では、処理ユニットは、2つのモバイルネットワーク5及び6のネットワーク情報を取得する。なお、処理ユニットは、モバイルネットワーク5及び6の少なくとも一方のネットワーク情報を取得してもよい。ネットワーク情報は、無線品質(e.g. 受信電力、RSCP(Received Signal Code Power)、RSRP(Reference Signal Received Power)、Ec/No、SINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)、又はBER(Bit Error Rate))を示してもよい。また、ネットワーク情報は、モバイルネットワークの負荷を示してもよい。モバイルネットワークの負荷は、例えば、無線リソース負荷(e.g. ノイズレベル、無線リソース使用率)、又はネットワーク負荷(e.g. 基地局等のネットワーク装置の処理負荷、ネットワークリソース利用率、コアネットワークの回線使用率)である。
ステップS102では、処理ユニットは、2つのモバイルネットワーク5及び6のネットワーク情報に基づき、移動局3の通信経路を決定する。すなわち、処理ユニットは、モバイルネットワーク5との直接的な第1の無線接続を経由する第1の通信経路と、移動局4(e.g. モバイルルータ)との第2の無線接続を経由する第2の通信経路のうちどちらが移動局3の通信経路として適切であるかを決定する。なお、処理ユニットは、通信経路の決定に、モバイルネットワーク5及び6の双方のネットワーク情報を用いなくてもよい。例えば、処理ユニットは、モバイルネットワーク5及び6のいずれか一方のネットワーク情報が取得された場合、モバイルネットワーク5及び6のいずれか一方のネットワーク情報に基づいて通信経路を決定してもよい。
移動局3の通信経路の決定は、使用するネットワーク情報に応じて、様々な観点で行うことができる。例えば、移動局3通信経路の決定は、移動局3のスループット向上の観点から行われてもよい。この場合、例えば、モバイルネットワーク5及びモバイルネットワーク6のうち無線品質が高いネットワークやネットワークの負荷が低いネットワークを経由する通信経路を移動局3通信経路に選択すればよい。また、通信経路の決定は、モバイルネットワーク5若しくは6の負荷の軽減又はリソース利用率(無線リソース利用率またはネットワークリソース利用率)の向上の観点から行われてもよい。この場合、例えば、モバイルネットワーク5及びモバイルネットワーク6のうち負荷または利用率の低いネットワークを経由する通信経路を移動局3通信経路に選択すればよい。
処理ユニットによる移動局3の通信経路の決定結果は、移動局3に反映される。例えば、移動局3に配置された処理ユニットは、第1の通信経路を用いるように移動局3内の回路要素(e.g. ベースバンドプロセッサ、無線トランシーバ)を制御すればよい。移動局4又は制御装置8に配置された処理ユニットは、移動局3にメッセージを送信することで移動局3に通信経路を通知してもよい。また、移動局4に配置された処理ユニットは、移動局3との第2の無線接続のための移動局4による無線送信を停止してもよい。これにより、移動局3は、移動局4を経由する第2の通信経路が使用不能となるため、モバイルネットワーク5を経由する第1の通信経路を自発的に選択することができる。
既に述べたように、移動局3の通信経路を決定する処理ユニットは、移動局3、移動局4、又は制御装置8に配置される。以下では、図3〜6を用いて、処理ユニットを含む移動局3、移動局4、及び制御装置8の構成例について説明する。図3は、処理ユニットを含む移動局3の構成例を示すブロック図である。無線通信部31は、モバイルネットワーク5の基地局1に無線接続し、モバイルネットワーク5を経由してエンドノードと通信することができる。また、無線通信部31は、移動局4に無線接続し、移動局4及びモバイルネットワーク6を経由してエンドノードと通信することができる。無線通信部31は、複数の無線アクセス技術に対応した複数の無線トランシーバを含んでもよい。通信路制御部32は、移動局3の通信経路を決定する処理ユニットに相当する。通信路制御部32は、モバイルネットワーク5及び6のネットワーク情報に基づいて移動局3の通信経路を決定する。モバイルネットワーク5のネットワーク情報は、移動局3(無線通信部31)自身によって自立的に取得されてもよいし、制御装置8から移動局3に供給されてもよい。また、モバイルネットワーク6のネットワーク情報は、移動局4又は制御装置8から移動局3に供給されてもよい。
図4は、処理ユニットを含む移動局4の構成例を示すブロック図である。移動局4は、例えばモバイルルータであり、移動局3から送信されるデータ及び移動局3により受信されるデータをモバイルネットワーク6と移動局3との間で中継する。無線通信部41は、モバイルネットワーク6の基地局2に無線接続し、モバイルネットワーク6と通信することができる。無線通信部42は、移動局3に無線接続し、移動局3と通信することができる。通信路制御部43は、移動局3の通信経路を決定する処理ユニットに相当する。通信路制御部43は、モバイルネットワーク5及び6のネットワーク情報に基づいて移動局3の通信経路を決定する。モバイルネットワーク5のネットワーク情報は、移動局4(無線通信部41又は42)自身によって自立的に取得されてもよいし、移動局3又は制御装置8から移動局4に供給されてもよい。また、モバイルネットワーク6のネットワーク情報は、移動局4(無線通信部41)自身によって自立的に取得されてもよいし、制御装置8から移動局4に供給されてもよい。
図5は、処理ユニットを含む制御装置8の構成例を示すブロック図である。下位装置通信部81は、移動局3若しくは4、基地局1若しくは2、モバイルネットワーク5若しくは6に配置された他のネットワークノード、又はネットワーク管理システムと通信する。通信路制御部82は、移動局3の通信経路を決定する処理ユニットに相当する。通信路制御部82は、モバイルネットワーク5及び6のネットワーク情報に基づいて移動局3の通信経路を決定する。モバイルネットワーク5及び6のネットワーク情報は、移動局3及び4から制御装置8に供給されてもよいし、モバイルネットワーク5及び6から制御装置8に供給されてもよい。
移動局3の通信経路を決定する処理ユニットは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む半導体処理装置を用いて実現されてもよい。また、移動局3の通信経路を決定する処理ユニットは、少なくとも1つのプロセッサ(e.g. マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、CPU(Central Processing Unit))を含むコンピュータシステムにプログラムを実行させることによって実現されてもよい。具体的には、移動局3の通信経路を決定に関するアルゴリズムをコンピュータシステムに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを作成し、当該プログラムをコンピュータに供給すればよい。
このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
図6は、処理ユニットを含む移動局3がコンピュータシステムを用いて製造される場合の構成例を示すブロック図である。図6の例は、無線通信部31の具体例として、セルラ無線トランシーバ301、無線LANトランシーバ302、アプリケーションプロセッサ303、及びベースバンドプロセッサ304を含む。また、図6の例は、入力デバイス及び出力デバイスの具体例としてのマイクロフォン305、スピーカ306、タッチパネル307、及びディスプレイ308を含む。
アプリケーションプロセッサ303は、不揮発性記憶部309から読み出されたシステムソフトウェアプログラム(OS(Operating System))310及び各種アプリケーションプログラム(例えば、 WEBブラウザ、メーラ)を実行することによって移動局3の各種機能を実現する。不揮発性記憶部309は、例えば、フラッシュメモリ、又はハードディスクドライブである。アプリケーションプロセッサ303が、通信経路制御アプリケーション311を実行することにより、本実施形態で述べた処理ユニット(通信路制御部32)の機能が実現される。
以上に述べたように、本実施形態では、モバイルネットワーク5との直接的な第1の無線接続を経由する第1の通信経路と、移動局4との第2の無線接続を経由する第2の通信経路を共に利用できる移動局3の通信経路をモバイルネットワーク5及び6のネットワーク情報に基づいて決定する。既に述べたように、移動局4がモバイルルータ又はテザリング機能を有するスマートフォン等である場合、ひとりの利用者が移動局3及び4を共に所有しこれらを利用するケースが一般的と考えられる。このケースでは、第2の無線接続の品質は第1の無線接続の品質に比べて常に良好であることが多いため、第1及び第2の無線接続の品質を比較したのでは通信経路を適切に選択できないおそれがある。これに対して、本実施形態は、移動局3の通信経路の決定のためにモバイルネットワーク5及び6のネットワーク情報を用いるため、移動局3の接続安定性向上、スループット向上、ネットワーク負荷の軽減、又はネットワークリソースの効率利用などの観点に基づいた効率的な通信経路を決定できる。
<第2の実施形態>
本実施形態では、第1の実施形態の1つの具体例について説明する。本実施形態のネットワーク構成は、図1と同様とすればよい。本実施形態では、移動局3の通信経路を決定する処理ユニットが移動局4(e.g. モバイルルータ)に配置される。さらに、移動局4は、移動局3からモバイルネットワーク5のネットワーク情報を受信することなく2つのモバイルネットワーク5及び6のネットワーク情報を取得し、移動局3の通信経路を決定する。
図7は、本実施形態の具体的な動作例を示すシーケンスである。図7は、移動局3及び4、モバイルネットワーク5及び6、並びに外部ネットワーク7の動作を示している。ステップS201では、移動局4は、モバイルネットワーク5及び6のネットワーク情報を取得する。移動局4は、自身の無線通信部を用いてモバイルネットワーク5からの電波を計測し、モバイルネットワーク5のネットワーク情報(e.g. 無線品質)を自立して取得することが好ましい。移動局4は、モバイルネットワーク5のネットワーク情報を制御装置8から受信してもよい。ステップS202では、移動局4は、取得したネットワーク情報に基づいて移動局3の通信経路を決定する。
さらに、移動局4は、モバイルネットワーク5を経由する第1の通信経路が移動局3の通信経路として決定されたことに応答して、移動局3との第2の無線接続のための無線送信を停止する(ステップS203)。一方、移動局4は、移動局4及びモバイルネットワーク6を経由する第2の通信経路が移動局3の通信経路として決定されたことに応答して、移動局3との第2の無線接続のための無線送信を開始(又は継続)する。無線送信の停止は、第2の無線接続に使用される無線アクセス技術における電波、制御情報、及びユーザデータの少なくとも1つの送信を停止することにより行われてもよい。また、無線送信の停止は、第2の無線接続に使用するための第1の識別子によって特定される通信に関する送信を停止することにより行われてもよい。この場合、移動局4は、第1の識別子とは異なる第2の識別子によって特定される通信に関する送信を継続してもよい。第1及び第2の識別子は、例えば無線LANのSSID(Service Set Identifier)である。これにより、移動局4は、移動局3を第1の通信経路に振り分ける経路制御を行いながら、他の移動局との通信を継続することができる。
ステップS204では、移動局3は、第1及び第2の無線接続の利用可能性を判定する。移動局4の送信停止によって第2の無線接続を利用できない場合、移動局3は、モバイルネットワーク5経由の第1の通信経路を用いてエンドノードと通信する(ステップS205)。一方、第2の無線接続を利用できる場合、移動局3は、移動局4及びモバイルネットワーク6経由の第2の通信経路を用いてエンドノードと通信する(ステップS206)。
図8は、本実施形態に係る移動局3の動作例を示すフローチャートである。図8のフローは、移動局3がデータ送受信を行うことをトリガーに開始される。ステップS301において、移動局3は、移動局4と直接通信が可能か否かを判定する。具体的には、移動局3は、第2の無線接続を確立するための移動局4からの電波及び報知情報(ビーコン、プローブ応答、SSID)を検出できた場合に直接通信が可能と判断すればよい。プローブ応答を用いて直接通信の可否を判断する場合、移動局3はプローブ要求を送信してもよい。直接通信が可能である場合(ステップS301でYES)、移動局3は、移動局4と直接通信を行い、モバイルネットワーク6を経由して外部ネットワーク7に接続する(ステップS302)。直接通信ができない場合(ステップS301でNO)、移動局3は、モバイルネットワーク5を経由して外部ネットワーク7に接続する(ステップS303)。
図9は、本実施形態に係る移動局4の動作例を示すフローチャートである。ステップS401において、移動局4は、モバイルネットワーク5及び6のネットワーク情報を取得する。ステップS402において、移動局4は、移動局3の通信経路を決定する。移動局4は、モバイルネットワーク5を経由する第1の通信経路が移動局3の通信経路として決定されたことに応答して、移動局3との第2の無線接続のための電波送信を停止する(ステップS403)。一方、移動局4及びモバイルネットワーク6を経由する第2の通信経路が移動局3の通信経路として決定されたことに応答して、移動局4は、移動局3との第2の無線接続のための電波、報知情報、及びユーザデータの送信を開始(又は継続)する。
上述したように、本実施の形態に係る移動局4(e.g. モバイルルータ)は、移動局3からモバイルネットワーク5のネットワーク情報を受信することなく移動局3の通信経路を決定し、第2の無線接続のための送信を停止することで移動局3の通信経路を制御する。そのため、移動局3は、ネットワーク情報の取得、ネットワーク情報の送受信、及び通信経路の決定のための追加的な機能を実装する必要がない。したがって、本実施形態は、移動局3として既存の移動局を用いながら、通信経路の制御に基づくスループット向上やネットワークリソースの効率的利用が可能となる。
<第3の実施形態>
本実施形態では、第1の実施形態の1つの具体例について説明する。本実施形態のネットワーク構成は、図1と同様とすればよい。本実施形態では、移動局3の通信経路を決定する処理ユニットが移動局3又は移動局4(e.g. モバイルルータ)に配置される。モバイルネットワーク5のネットワーク情報は移動局3によって取得され、モバイルネットワーク6のネットワーク情報は移動局4によって取得される。
図10は、本実施形態の具体的な動作例を示すシーケンスである。図10は、移動局3及び4、モバイルネットワーク5及び6、並びに外部ネットワーク7の動作を示している。ステップS501では、移動局4は、モバイルネットワーク6のネットワーク情報を取得(測定)する。ステップS502では、移動局4は、第2の無線接続を介した直接通信によって、ネットワーク情報要求を移動局3に送信する。移動局3は、ネットワーク情報要求に応答して、モバイルネットワーク5のネットワーク情報を取得(測定)し(ステップS502)、これを移動局4に送信する(ステップS504)。移動局4は、自身が測定したモバイルネットワーク6のネットワーク情報と移動局3から通知されたモバイルネットワーク5のネットワーク情報に基づいて、移動局3の通信経路を決定する(ステップS505)。ステップS506では、移動局4は、決定した通信経路を移動局3に通知する。図10のステップS205及びS206における処理は、図7に示されたステップS205及びS206における処理と同様である。
図11は、本実施形態に係る移動局3の動作例を示すフローチャートである。図11のフローは、移動局3がネットワーク情報要求を受信することトリガーに開始される。ステプS601において、移動局3は、移動局4からネットワーク情報要求を受信したか否かを判定する。受信している場合(ステップS601でYES)、移動局3は、モバイルネットワーク6のネットワーク情報を取得(計測)し(ステップS602)、取得した情報を移動局4に送信し(ステップS603)、移動局4からの通信経路通知の受信を判定するステップS604に移行する。通信経路通知を受信した場合(ステップS604でYES)、移動局3は、当該通知に基づいて第1又は第2の通信経路を選択し、エンドノードとの通信を行う(ステップS605)。
図12は、本実施形態に係る移動局4の動作例を示すフローチャートである。ステップS701において、移動局4は、モバイルネットワーク6のネットワーク情報を取得(計測)する。ステップS702では、移動局4は、ネットワーク情報要求を移動局3に送信し、ネットワーク情報の受信を判定するステップS703に移行する。移動局3からモバイルネットワーク5のネットワーク情報を受信した場合(ステップS703でYES)、移動局4は、モバイルネットワーク5及び6のネットワーク情報に基づいて移動局3の通信経路を決定し(ステップS704)、決定した通信経路を示す通知を移動局3に送信する(ステップS705)。
また、本実施形態に係る移動局4は、第2の実施形態で述べたのと同様に、移動局3の通信経路としてモバイルネットワーク5を経由する第1の通信路が決定されたことに応答して、移動局3との第2の無線接続のための送信を停止してもよい。この場合、図10のS506又は図12のS705に示された移動局4から移動局3への通信経路通知は省略されてもよい。また、移動局4は、第2の無線接続のオン又はオフを示す情報を移動局3に通知してもよい。
また、図10〜図12に示した具体例では、移動局4が移動局3より先にネットワーク情報の取得(測定)を開始しているが、これは逆でもよいことはもちろんである。すなわち、移動局3がモバイルネットワーク5のネットワーク情報を取得して移動局4に送信した後に、移動局4によるモバイルネットワーク6のネットワーク情報の取得が行われてもよい。
さらに、図10〜図12に示した具体例では、移動局3の通信経路の決定が移動局4において行われているが、この決定は移動局3において行われてもよい。すなわち、移動局4は、モバイルネットワーク6のネットワーク情報を移動局3に送信すればよい。
上述したように、本実施の形態にかかる移動局3及び4は、各々が接続するモバイルネットワーク5又は6の無線品質等を測定する。そして、移動局3又は4は、移動局3の最適な通信経路を決定する。そのため、本実施形態は、ネットワーク情報の取得のための測定に必要な機能又は負荷を分散させつつ、ネットワーク情報を収集することができる。このため、本実施形態は、高性能移動局を用いることなく、通信経路の制御に基づく接続安定性向上、スループット向上やネットワークリソースの効率的な利用が可能となる。
<第4の実施形態>
本実施形態では、第1の実施形態の1つの具体例について説明する。本実施形態のネットワーク構成は、図1と同様とすればよい。本実施形態では、制御装置8は、モバイルネットワーク5及び6とシグナルし、モバイルネットワーク5及び6のネットワーク情報を取得する。本実施形態の一例において、移動局3の通信経路を決定する処理ユニットは、制御装置8に配置される。また、本実施形態の他の例において、移動局3の通信経路を決定する処理ユニットは、移動局3又は4に配置される。この場合、移動局3又は4は、モバイルネットワーク5及び6のネットワーク情報を制御装置8から受信する。
図13は、本実施形態の具体的な動作例を示すシーケンスである。図13は、移動局3及び4、モバイルネットワーク5及び6、外部ネットワーク7、並びに制御装置8の動作を示している。ステップS801及びS802において、制御装置8は、モバイルネットワーク5及び6からネットワーク情報を収集する。制御装置8は、収集したネットワーク情報に基づいて移動局3の通信経路を決定し(ステップS803)、決定した通信経路を示す通知を移動局4に送信する(ステップS804)。図13のステップS203〜S206における処理は、図7のステップS203〜S206における処理と同様である。
なお、制御装置8は、決定した通信経路を示す通知を移動局3及び4に送信してもよい。また、制御装置8は、決定した通信経路を示す通知を移動局4ではなく移動局3に送信してもよい。この場合、制御装置8は、移動局4に対して第2の無線接続の停止許可を通知してよい。移動局3の通信経路又は第2の無線接続の停止許可を制御装置8から移動局4に通知することで、移動局4は、図13に示されているような第2の無線接続のための送信停止(ステップS203)を容易に行うことができる。
図14は、本実施形態に係る制御装置8の動作例を示すフローチャートである。ステップS901において、制御装置8はモバイルネットワーク5及び6内のネットワーク装置(e.g. 基地局1、基地局2、コアネットワークノード、ネットワーク管理システム)に対してネットワーク情報要求を送信する。ステップS902では、各モバイルネットワークからネットワーク情報を受信したか判断する。ネットワーク情報を受信した場合(ステップS902でYES)、制御装置8は、移動局3の通信経路を決定し(ステップS903)、決定した通信経路を示す通知を移動局3又は4に送信する(ステップS904)。
図15は、本実施形態に係るネットワーク装置(e.g. 基地局1、基地局2、コアネットワークノード、ネットワーク管理システム)の動作例を示すフローチャートである。ステップS1001において、ネットワーク装置は、制御装置8からネットワーク情報要求を受信したか判断する。ネットワーク情報要求を受信した場合(ステップS1001でYES)、ネットワーク装置は、基地局1又は2の無線リソース利用率やコアネットワークの回線使用率などNW負荷に関する情報をネットワーク情報として取得し(ステップS1002)、これを制御装置8に送信する(ステップS1003)。
図16は、本実施形態に係る移動局4の動作例を示すフローチャートである。ステップS1101において、移動局4は、移動局3の通信経路を示す通信経路通知を受信する。通信経路通知を受信した場合(ステップS1101でYES)、通知された通信経路を判定する(ステップS1102)。移動局3の通信経路に応じて第2の無線接続のための無線送信を停止又は継続する動作は、図9に示されたステップS403及びS404と同様である。
なお、図13〜16に示した具体例では、制御装置8において移動局3の通信経路が決定される。しかしながら、移動局3の通信経路の決定は、移動局3又は4において行われてもよい。この場合、移動局3又は4は、モバイルネットワーク5及び6のネットワーク情報を制御装置8から受信する。
上述したように、本実施形態では、ネットワーク装置の負荷状況等に応じて、移動局3の最適な通信経路が決定される。そのため、本実施形態は、移動局3及び4では測定が困難なネットワーク側の情報に基づいた移動局3の通信経路選択を実現することができる。
<第5の実施形態>
本実施形態では、第1の実施形態の1つの具体例について説明する。本実施形態のネットワーク構成は、図1と同様とすればよい。本実施形態では、上述した第3及び第4の実施形態の組み合わせについて説明する。具体的には、移動局3及び移動局4は、各々が接続するモバイルネットワーク5又は6のネットワーク情報を収集する。さらに、制御装置8もモバイルネットワーク5及び6のネットワーク情報を収集する。そして、移動局3及び4により得られたネットワーク情報と制御装置8により得られたネットワーク情報の両方を用いて、移動局3又は4は、移動局3の通信経路を決定する。
図17は、本実施形態の具体的な動作例を示すシーケンスである。図17は、移動局3及び4、モバイルネットワーク5及び6、外部ネットワーク7、並びに制御装置8の動作を示している。図17のステップS801及びS802は、図13のステップS801及びS802と同様である。図17のステップS1203では、制御装置8は、モバイルネットワーク5及び6のネットワーク情報を移動局4に送る。図17のステップS501〜S504は、図10のステップS501〜S504と同様である。図17のステップS1205では、移動局4は、制御装置8により得られたネットワーク情報と、移動局3及び4により得られたネットワーク情報の両方を用いて、移動局3の通信経路を決定する。図17のステップS506、S205、及びS206は、図10のステップS506、S205、及びS206と同様である。
図18は、本実施形態に係る移動局4の動作例を示すフローチャートである。ステップS1301では、移動局4は、制御装置8により得られたネットワーク情報を制御装置8から受信する。図18のステップS701〜S703は、図12のステップS701〜S703と同様である。ステップS1304では、移動局4は、制御装置8により得られたネットワーク情報と、移動局3及び4により得られたネットワーク情報の両方を用いて、移動局3の通信経路を決定する。図18のステップS705は、図12のステップS705と同様である。
なお、図17及び図18に示した具体例では、移動局3の通信経路の決定が移動局4において行われているが、第3及び第4の実施形態で述べたのと同様に、この決定は移動局3において行われてもよい。すなわち、制御装置8は、ネットワーク情報を移動局3に送信すればよい。また、移動局4は、モバイルネットワーク6のネットワーク情報を移動局3に送信すればよい。
上述したように、本実施形態にかかる移動局3又は4は、移動局3又は4により得られるネットワーク情報(e.g. 無線品質)とネットワーク装置により得られるネットワーク情報(e.g. ネットワーク負荷)の両方に基づいて移動局3の通信経路を決定する。そのため、本実施形態は、無線側とネットワーク側の両方の状況を考慮した移動局3の通信経路の選択を実現することができる。
本実施形態では、移動局3の通信経路の決定のために、移動局3及び4が収集したネットワーク情報と制御装置8が収集したネットワーク情報の両方を用いる。通信経路の具体的な決定方法として、無線品質が所定値以上である場合にネットワーク負荷が低いモバイルネットワークを選択し、無線品質が所定値以下である場合に無線品質が良好なモバイルネットワークを選択する方法が挙げられる。また、ワイヤレスサービスの契約体系(従量課金か定額課金かなど)がモバイルネットワーク5及び6の間で異なる場合、又はサービス利用料金が異なる場合には、利用料金の安い通信経路または定額課金サービスを含む通信経路を優先的に使う方法も考えられる。また、優先的な通信経路が経由するモバイルネットワーク5又は6の無線品質が所定値を下回ったり、負荷が所定値を超えた場合に、他方の通信経路を使用する方法も考えられる。
<第6の実施形態>
本実施形態では、移動局3は、移動局4を経由した通信を優先し、移動局4とモバイルネットワーク6との間の状況に応じて、モバイルネットワーク5との通信に切り替える例を説明する。例えば、移動局4を経由してモバイルネットワーク6と通信する場合の通信料金が通信量に関わらず定額であり、移動局3がモバイルネットワーク5と通信する場合の通信料金が通信量に応じた従量型の課金システムである場合に、本実施形態の利用が考えられる。
移動局3及び移動局4の構成は、上述の実施形態と同様なので、詳細な説明は省略する。
図19は、第6の実施形態の動作例を示すシーケンス図である。なお、図19は例であり、第6の実施形態の動作が図19で示された動作に限定されるものではない。移動局3は、移動局4を経由して通信を実行しているものと仮定する。移動局4は、モバイルネットワーク6のネットワーク情報をモニタする(S1500)。移動局4は、例えば、所定の周期でネットワーク情報をモニタすればよい。移動局4は、モニタされたネットワーク情報に基づいて、移動局3が通信に使用する通信経路(即ち、モバイルネットワーク5を介した通信経路又は移動局4を経由してモバイルネットワーク6と通信する通信経路)を選択する(S1501)。移動局4は、例えば、モバイルネットワーク6の通信品質が所定のしきい値よりも劣化した場合に、通信経路をモバイルネットワーク6からモバイルネットワーク5に切り替えることを決定する。
なお、図19では、移動局4が通信経路を選択する例を示したが、制御装置8や移動局3が通信経路を選択してもよい。通信経路の選択は、上述した実施形態のいずれの方式も利用できる。例えば、制御装置8がモバイルネットワーク6のネットワーク情報を収集して移動局3の通信経路を選択してもよいし、移動局3がモバイルネットワーク6のネットワーク情報を移動局4から受信し、通信経路を選択してもよい。
移動局4は、移動局3に、選択した通信経路を通知する(S1502)。なお、制御装置8が通信経路を選択した場合は、制御装置8が移動局3に通信経路を通知してもよい。移動局3は、選択された通信経路によりデータ通信を実行する(S1503)。
<第7の実施形態>
本実施形態では、コンピュータに実行されることによって、処理ユニットに対応する機能をコンピュータにおいて実現するアプリケーション(例えば、図6に示した通信経路制御アプリケーション311)を、移動局3又は移動局4に配信する配信サーバ9について説明する。当該アプリケーションは、コンピュータにおいて実行されることにより、第1〜第6の実施形態で説明された処理ユニット、すなわち移動局3の通信経路を決定する処理ユニット、としてコンピュータを動作させる。
図20は、第6の実施形態のシステム構成の例を示す。配信サーバ9は、移動局3又は移動局4に、処理ユニットに対応する機能を実現するためのアプリケーションを配信する。配信サーバ9は、例えば、外部ネットワーク7に配置される。配信サーバ9は、例えば、モバイルネットワーク5又は6を適宜選択して接続するサービスの利用者が有する移動局3又は4に、アプリケーションを配信する。配信サーバ9がアプリケーションを配信することにより、サービスの利用者は、サービスを享受するために専用の装置を購入する等の負担を回避できる。
<その他の実施形態>
第1〜第7の実施形態は、適宜組み合わせることも可能である。
第1〜第7の実施形態では、移動局4の具体例としてモバイルルータを示しているが、既に述べた通り、移動局4は、スマートフォンなど無線アクセスを他の無線機器に提供可能な端末であればよい。
さらに、上述した実施形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
この出願は、2012年8月6日に出願された日本出願特願2012−173856を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 基地局
2 基地局
3 移動局
4 移動局(e.g. モバイルルータ)
5 モバイルネットワーク
6 モバイルネットワーク
7 外部ネットワーク
8 制御装置
9 配信サーバ
31 無線通信部
32 通信路制御部
41 無線通信部
42 無線通信部
43 通信路制御部
81 下位装置通信部
82 通信路制御部
301 セルラ無線トランシーバ
302 無線LANトランシーバ
303 アプリケーションプロセッサ
304 ベースバンドプロセッサ
305 マイクロフォン
306 スピーカ
307 タッチパネル
308 ディスプレイ
309 不揮発性記憶部
310 OS(Operating System)
311 通信路制御アプリケーション

Claims (36)

  1. 複数の無線アクセス方式により通信可能な通信装置あって、
    第1のネットワークと無線接続可能な第1の手段と
    第2のネットワークと無線接続する他の通信装置と無線接続可能な第2の手段と、
    前記第2のネットワークに関する情報に基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択されたネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いるかを制御する第3の手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記第3の手段は、前記第1のネットワークに関する第1の情報と前記第2のネットワークに関する第2の情報とに基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択されたネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いるかを制御する
    ことを特徴とする請求項1の通信装置。
  3. 前記第3の手段は、前記他の通信装置が収集した前記第2のネットワークに関する情報に基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択されたネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いて通信するかを制御する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記第3の手段は、前記他の通信装置が収集した前記第1及び第2の情報に基づいて、前記他の通信装置が前記第1及び第2のネットワークから選択したネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いて通信するかを制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記第3の手段は、前記通信装置が収集した前記第1の情報と前記他の通信装置が収集した前記第2の情報とに基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択されたネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いて通信するかを制御する
    ことを特徴とする請求項2の通信装置。
  6. 前記通信装置は、前記第2の手段を介して、前記他の通信装置から、前記他の通信装置が収集した前記第2の情報を受信する
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記通信装置は、前記第2の手段を介して、前記通信装置が収集した前記第1の情報を前記他の通信装置に対して送信する
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  8. 前記第3の手段は、管理装置が収集した前記第2のネットワークに関する情報に基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択されたネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いて通信するかを制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  9. 前記第3の手段は、管理装置が収集した前記第1及び第2の情報に基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択されたネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いて通信するかを制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  10. 前記第3の手段は、管理装置が前記第2のネットワークに関する情報に基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択したネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いて通信するかを制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  11. 前記第3の手段は、管理装置が前記第1の情報と前記第2の情報とに基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択したネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いて通信するかを制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  12. 前記第1及び第2のネットワークの各々は、互いに異なるオペレータによって運用されるセルラネットワークを含む、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の通信装置。
  13. 第1のネットワークと無線接続可能な第1の手段と、第2のネットワークと無線接続する他の通信装置と無線接続可能な第2の手段とを含む通信装置における通信方法であって、
    前記第2のネットワークに関する情報に基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択されたネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いるかを制御し、
    前記第1のネットワーク又は第2のネットワークを用いて通信する
    ことを特徴とする通信方法。
  14. 前記第1のネットワークに関する第1の情報と前記第2のネットワークに関する第2の情報とに基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択されたネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いるかを制御する
    ことを特徴とする請求項13の通信方法。
  15. 前記他の通信装置が収集した前記第2のネットワークに関する情報に基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択されたネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いて通信するかを制御する
    ことを特徴とする請求項13または14に記載の通信方法。
  16. 前記他の通信装置が収集した前記第1及び第2の情報に基づいて、前記他の通信装置が前記第1及び第2のネットワークから選択したネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いて通信するかを制御する
    ことを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1項に記載の通信方法。
  17. 前記通信装置が収集した前記第1の情報と前記他の通信装置が収集した前記第2の情報とに基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択されたネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いて通信するかを制御する
    ことを特徴とする請求項14の通信方法。
  18. 前記第2の手段を介して、前記他の通信装置から、前記他の通信装置が収集した前記第2の情報を受信する
    ことを特徴とする請求項17に記載の通信方法。
  19. 前記第2の手段を介して、前記通信装置が収集した前記第1の情報を前記他の通信装置に対して送信する
    ことを特徴とする請求項17に記載の通信方法。
  20. 管理装置が収集した前記第2のネットワークに関する情報に基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択されたネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いて通信するかを制御する
    ことを特徴とする請求項13に記載の通信方法。
  21. 管理装置が収集した前記第1及び第2の情報に基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択されたネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いて通信するかを制御する
    ことを特徴とする請求項13に記載の通信方法。
  22. 管理装置が前記第2のネットワークに関する情報に基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択したネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いて通信するかを制御する
    ことを特徴とする請求項13に記載の通信方法。
  23. 管理装置が前記第1の情報と前記第2の情報とに基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択したネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いて通信するかを制御する
    ことを特徴とする請求項14に記載の通信方法。
  24. 前記第1及び第2のネットワークの各々は、互いに異なるオペレータによって運用されるセルラネットワークを含む、請求項13乃至23のいずれか1項に記載の通信方法。
  25. 複数の無線アクセス方式により通信可能な通信装置あって、
    第1のネットワークを無線接続可能な第1の手段と、
    第2のネットワークと無線接続する他の通信装置と無線接続可能な第2の手段と、
    前記第2のネットワークに関する情報に基づいて、前記第1及び第2のネットワークから、前記他の通信装置が使用するネットワークを選択する第3の手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  26. 第3の手段は、前記第1のネットワークに関する第1の情報と前記第2のネットワークに関する第2の情報とに基づいて、前記第1及び第2のネットワークから、前記他の通信装置が使用するネットワークを選択する
    ことを特徴とする請求項25に記載の通信装置。
  27. 前記第3の手段は、前記第2の情報を、前記他の通信装置を介さずに取得する、
    ことを特徴とする請求項26の通信装置。
  28. 前記他の通信装置が使用するネットワークとして前記第2のネットワークが選択されたことに応じて、前記第2の手段による無線送信を停止する無線制御手段を備える、請求項25乃至27のいずれか1項に記載の通信装置。
  29. 前記無線制御手段は、前記第2の手段が使用する無線アクセス方式における電波、制御情報、及びユーザデータの少なくとも1つの送信を停止する、請求項28に記載の通信装置。
  30. 前記無線制御手段は、前記第2の手段による無線接続に使用するための第1の識別子によって特定される通信に関する送信を停止し、前記第1の識別子とは異なる第2の識別子によって特定される通信に関する送信を行う、請求項28に記載の通信装置。
  31. 前記第1及び第2の識別子は、SSID(Service Set Identifier)である、請求項30に記載の通信装置。
  32. 第1のネットワークと無線接続可能な第1の手段と、第2のネットワークと無線接続する他の通信装置と無線接続可能な第2の手段とを含む通信装置における通信方法であって、
    前記第2のネットワークに関する情報に基づいて、前記第1及び第2のネットワークから、前記他の通信装置が使用するネットワークを選択し、
    選択したネットワークを用いて通信する
    ことを特徴とする通信方法。
  33. プログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
    前記プログラムは、第1のネットワークと無線接続可能な第1の手段と、第2のネットワークと無線接続する他の通信装置と無線接続可能な第2の手段とを含む通信装置に、前記第2のネットワークに関する情報に基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択されたネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いるかを制御する処理を実行させる、
    コンピュータ可読媒体。
  34. プログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
    前記プログラムは、第1のネットワークと無線接続可能な第1の手段と、第2のネットワークと無線接続する他の通信装置と無線接続可能な第2の手段とを含む通信装置に、前記第2のネットワークに関する情報に基づいて、前記第1及び第2のネットワークから、前記他の通信装置が使用するネットワークを選択する処理を実行させる、
    コンピュータ可読媒体。
  35. 第1のネットワークと無線接続可能な第1の手段と、第2のネットワークと無線接続する他の通信装置と無線接続可能な第2の手段とを含む通信装置に、前記第2のネットワークに関する情報に基づいて前記第1及び第2のネットワークから選択されたネットワークに応じて、前記第1の手段又は前記第2の手段のいずれを用いるかを制御する処理を実行させるプログラムを、前記通信装置に配信する手段を備える配信サーバ。
  36. 第1のネットワークと無線接続可能な第1の手段と、第2のネットワークと無線接続する他の通信装置と無線接続可能な第2の手段とを含む通信装置に、前記第2のネットワークに関する情報に基づいて、前記第1及び第2のネットワークから、前記他の通信装置が使用するネットワークを選択する処理を実行させるプログラムを、前記通信装置に配信する手段を備える配信サーバ。
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