JPWO2013183332A1 - 通信制御装置、端末装置及び通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
1.はじめに
1.1.周波数リソースの有効利用のための技術分野
1.2.異なる事業者間での周波数シェアリング
1.3.キャリアアグリゲーションの概要
1.4.技術的課題
2.第1の実施形態
2.1.概略
2.2.貸出側のeNodeBの構成
2.3.借入側のeNodeBの構成
2.4.借入側のUEの構成
2.5.処理の流れ
2.6.第1の変形例
2.7.第2の変形例
2.8.第3の変形例
2.9.第4の変形例
3.第2の実施形態
3.1.概略
3.2.貸出側のeNodeBの構成
3.3.借入側のeNodeBの構成
3.4.借入側のUEの構成
3.5.処理の流れ
4.まとめ
まず、図1〜図7を参照して、周波数リソースの有効利用のための技術分野、異なる事業者間での周波数シェアリング、キャリアアグリゲーションの概要、及び技術的課題を説明する。
まず、周波数リソースの有効利用のための技術分野を説明する。周波数リソースの有効利用のための技術分野として、例えば、以下のような技術分野が代表的である。
・単一の事業者内での周波数シェアリング
・異なる事業者間での周波数シェアリング
・時間的に又は空間的に遊休状態の周波数リソースを有効活用する周波数2次利用
・遊休状態の周波数リソースのリアルタイムオークション
次に、図1〜図5を参照して、異なる事業者間での周波数シェアリングを説明する。上述したように、異なる事業者の通信システム間で周波数リソースが貸借される。また、異なる事業者(例えば、事業者A及び事業者B)が同時に同じエリアで無線通信サービスを提供していると仮定される。
図1は、2つの事業者の無線通信サービスのエリアの一例を説明するための説明図である。図1を参照すると、事業者Aの無線通信サービスのエリアを形成する事業者Aのセル10、及び事業者B無線通信サービスのエリアを形成する事業者Bのセル20が示されている。また、事業者Aのセル10の中心には、事業者AのeNodeB11が位置し、事業者Bのセル20の中心には、事業者BのeNodeB21が位置する。例えばこのように、事業者AのeNodeB11と事業者BのeNodeB21とが近傍に配置されると、事業者A及び事業者Bが同時に同じエリアでLTE−Aの無線通信サービスを提供することになる。なお、eNodeBの配置は、事業者ごとに行われる。
周波数帯域の貸借の手法として、まず、貸借対象の周波数帯域を借りた事業者のeNodeBが当該周波数帯域を運用する第1の手法(以下、「第1の貸借手法」と呼ぶ)がある。また、周波数帯域の貸借の手法として、貸借対象の周波数帯域を貸し出した事業者のeNodeBが当該周波数帯域を運用する第2の手法(以下、「第2の貸借手法」と呼ぶ)もある。以下、これらの貸借手法について図3及び4を参照してより具体的に説明する。
次に、周波数シェアリングにおける周波数リソースの単位を説明する。周波数リソースの貸借の単位として、コンポーネントキャリア単位、リソースブロック単位(即ち、12個の連続するサブキャリア単位)、サブキャリア単位等が考えられる。事業者間での詳細な情報のやり取りは望ましくないので、CC単位の貸借が最も容易であると考えられる。
ある事業者から別の事業者へCCが貸し出され、当該別の事業者(当該別の事業者のUE)により当該CCが使用される場合に、上記ある事業者のUEが当該CCを使用できないことが望ましい。例えば、図5に示される例において、CC3が貸し出されている間は、事業者AのUE13がCC3を使用できないことが望ましい。なぜならば、異なる事業者に属するUEが1つのコンポーネントキャリアを使用すると、事業者Aの無線通信システムと事業者Bの無線通信システムとの間で様々な情報をやり取りする必要があり、これは望ましくないからである。
基本的には、UEのサービングeNodeBは、1つの事業者の1つのeNodeBであると考えられる。また、UEに複数の事業者を意識させるようなシステムは、複雑さの観点から望ましくないと考えられる。したがって、使用されるCCは、単一の事業者により保有されるCCであるかのようにUEから見えることが望ましい。
次に、図6及び図7を参照して、キャリアアグリゲーションの概要を説明する。
上述した異なる事業者間での周波数シェアリングを実装する場合の技術的課題を説明する。ここでは、一例として、上述したリリース10のキャリアアグリゲーションの技術が適用されるLTE−Aのプラットフォーム上で、上記周波数シェアリングが実装される場合を説明する。
まず、第2の貸借手法が用いられる場合には、eNodeBからUEへの制御信号の送信に関連してeNodeBの処理が複雑化され得る。
また、第1の貸借手法が用いられる場合には、周波数帯域の貸し出しの終了後のeNodeBの処理が複雑化され得る。
まず、本開示の第1の実施形態を説明する。本開示の第1の実施形態では、周波数帯域の貸借手法として、第2の貸借手法(貸し出した事業者のeNodeBによる周波数帯域の運用)が用いられる。そして、当該第1の実施形態によれば、貸し出されたCCは、UEによりPCCとして使用されない。その結果、異なる事業者間での周波数シェアリングにおいて基地局の処理の複雑化が回避される。
まず、図8を参照して、第1の実施形態の概略を説明する。
図9〜図12を参照して、第1の実施形態に係るeNodeB100−1(即ち、貸出側の事業者AのeNodeB)の構成の一例について説明する。図9は、第1の実施形態に係るeNodeB100−1の構成の一例を示すブロック図である。図9を参照すると、eNodeB100−1は、無線通信部110、ネットワーク通信部120、記憶部130及び制御部140を備える。
無線通信部110は、周波数帯域を使用してセル内のUEと無線通信する。無線通信部110は、例えばアンテナ及びRF回路を含む。
ネットワーク通信部120は、他の通信ノードと通信する。例えば、ネットワーク通信部120は、直接的に又はいずれかの通信ノードを介して、事業者BのeNodeB200−1と通信する。
記憶部130は、eNodeB100−1の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。記憶部130は、例えばハードディスク又は半導体メモリ等の記憶媒体を含む。
制御部140は、eNodeB100−1の様々な機能を提供する。例えば、制御部140は、CPU又はDSP等のプロセッサに相当し、記憶部130又は他の記憶媒体に記憶されるプログラムを実行することにより、上記様々な機能を提供する。
図13を参照して、第1の実施形態に係るeNodeB200−1(即ち、借入側の事業者BのeNodeB)の構成の一例について説明する。図13は、第1の実施形態に係るeNodeB200−1の構成の一例を示すブロック図である。図13を参照すると、eNodeB200−1は、無線通信部210、ネットワーク通信部220、記憶部230及び制御部240を備える。
無線通信部210は、周波数帯域を使用してセル内のUEと無線通信する。無線通信部210は、例えばアンテナ及びRF回路を含む。
ネットワーク通信部220は、他の通信ノードと通信する。例えば、ネットワーク通信部220は、直接的に又はいずれかの通信ノードを介して、事業者AのeNodeB100−1と通信する。
記憶部230は、eNodeB200−1の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。記憶部230は、例えばハードディスク又は半導体メモリ等の記憶媒体を含む。
制御部240は、eNodeB200−1の様々な機能を提供する。例えば、制御部240は、CPU又はDSP等のプロセッサに相当し、記憶部230又は他の記憶媒体に記憶されるプログラムを実行することにより、上記様々な機能を提供する。
図14を参照して、第1の実施形態に係るUE400−1(即ち、借入側の事業者BのeNodeB)の構成の一例について説明する。図14は、第1の実施形態に係るUE400−1の構成の一例を示すブロック図である。図14を参照すると、UE400−1は、無線通信部410、記憶部420及び制御部430を備える。
無線通信部410は、周波数帯域を使用してeNodeBと無線通信する。無線通信部410は、例えばアンテナ及びRF回路を含む。
記憶部420は、UE400−1の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。記憶部420は、例えばハードディスク又は半導体メモリ等の記憶媒体を含む。
制御部430は、UE400−1の様々な機能を提供する。例えば、制御部430は、CPU又はDSP等のプロセッサに相当し、記憶部420又は他の記憶媒体に記憶されるプログラムを実行することにより、上記様々な機能を提供する。
次に、図15及び図16を参照して、貸し出された周波数帯域をPCCとして使用させないための、第1の実施形態に係る処理の例を説明する。
図15は、第1の実施形態に係る貸出側のeNodeB100−1によるダウンリンク信号の生成処理の一例を示すフローチャートである。当該処理は、事業者BのUE400−1の接続確立の際に事業者Aにより貸し出された周波数帯域500がPCCとして使用されないようにするための処理である。
図16は、第1の実施形態に係る借入側のeNodeB200−1によるPCCの変更処理の一例を示すフローチャートである。当該処理は、事業者BのUE400−1の接続確立後に事業者Aにより貸し出された周波数帯域500がPCCとして使用されないようにするための処理である。
次に、第1の実施形態の第1の変形例を説明する。第1の変形例では、貸し出された周波数帯域の同期信号の配置が変更される代わりに、貸し出された周波数帯域のシステム情報において接続の確立(即ち、新たなアクセス)の禁止が通知される。
制御部140は、事業者Bにより一時的に使用される周波数帯500を上記1つの主要な周波数帯域として使用することによるUE400−1の新たな接続の確立の禁止を、UE400−1に通知する。より具体的には、システム情報において、条件付きのアクセスバーリング(Access Barring)の情報が新たに定義される。例えば、当該条件付きのアクセスバーリングは、UE400−1がeNodeB100−1との新たな接続の確立を行う場合にはCCを使用できず、そうでなければCCを使用できることを示す。即ち、当該条件付きのアクセスバーリングは、UE400−1がPCCとしてCCを使用する場合にはCCを使用できず、SCCとしてCCを使用する場合にはCCを使用できることを示す。
次に、図17を参照して、接続の確立の際に、貸し出された周波数帯域をPCCとして使用させないための、第1の変形例に係る処理の例を説明する。図17は、第1の変形例に係る貸出側のeNodeB100−1によるシステム情報の生成及び送信の処理の一例を示すフローチャートである。
次に、第1の実施形態の第2の変形例を説明する。第2の変形例では、事業者Aにより貸し出された周波数帯域500が事業者Bにより使用される場合に、当該周波数帯域500のリンク方向が限定される。
キャリアアグリゲーションでは、ダウンリンクのCCと当該CCとペアとなるアップリンクのCCのリンケージ(linkage)を明示するために、ダウンリンクのCCのシステム情報のSIB2において、リンケージ情報が報知される。UEは、ダウンリンクのCCにおいて当該リンケージ情報を受信することにより、当該ダウンリンクのCCとペアとなるアップリンクのCCを特定することができる。
そこで、事業者Bにより一時的に使用される周波数帯域500は、アップリンクで使用される。又は、事業者Bにより一時的に使用される周波数帯域500は、事業者Aにより保有される1つ以上の周波数帯域500のうち事業者Bにより一時的にアップリンクで使用される別の周波数帯域500とペアで、ダウンリンクで使用される。
無線通信部110は、事業者Bにより一時的に使用される周波数帯域500を、アップリンクで使用する。又は、無線通信部110は、事業者Bにより一時的に使用される周波数帯域500を、事業者Aにより保有される1つ以上の周波数帯域500のうち事業者Bにより一時的にアップリンクで使用される別の周波数帯域500とペアで使用する。
次に、図18を参照して、第2の変形例に係る貸出側のeNodeB100−1による、貸し出された周波数帯域500を使用した通信処理の一例を説明する。図18は、第2の変形例に係る貸出側のeNodeB100−1による、貸し出された周波数帯域500を使用した通信処理の一例を示すフローチャートである。
次に、第3の実施形態の第1の変形例を説明する。第3の変形例では、第2の変形例のように、貸し出された周波数帯域のリンク方向が制限される代わりに、リンケージ情報が借入側の周波数帯域を使用して送信される。
例えば、事業者Bにより一時的に使用される周波数帯域500が、事業者Aにより保有されず事業者Bによりアップリンクで使用される別の周波数帯域とペアで、ダウンリンクで使用される。この場合に、ダウンリンクで使用される上記周波数帯域500とアップリンクで使用される上記別の周波数帯域とのリンケージを示す情報が、事業者Bにより保有される周波数帯域600においてUE400−1に通知される。
例えば、事業者Bにより一時的に使用される周波数帯域500が、事業者Aにより保有されず事業者Bによりアップリンクで使用される別の周波数帯域とペアで、ダウンリンクで使用される。この場合に、制御部240は、ダウンリンクで使用される上記周波数帯域500とアップリンクで使用される上記別の周波数帯域とのリンケージを示す情報を、事業者Bにより保有される周波数帯域600においてUE400−1に通知する。
次に、図19を参照して、第3の変形例に係る借入側のeNodeB200−1による、リンケージ情報の通知処理の一例を説明する。図19は、第3の変形例に係る借入側のeNodeB200−1による、リンケージ情報の通知処理の一例を示すフローチャートである。
次に、第1の実施形態の第4の変形例を説明する。第4の変形例では、クロスキャリアスケジューリングが用いられる場合に、貸し出された事業者Aの周波数帯域500についてのスケジューリング情報は、借入側の事業者Bの周波数帯域600においてUE400−1に通知される。
クロスキャリアスケジューリングが用いられる場合には、ダウンリンクのCCのPDCCHの中にあるCIFで、別のダウンリンクのCCを指定することにより、スケジューリングを行う。例えば、貸し出された事業者Aの周波数帯域(CC)500の中にあるCIFで、事業者Bにより保有される周波数帯域(CC)600が指定される。この場合に、事業者AのeNodeB100−1が、事業者Aの周波数帯域500のPDCCHにおいて、事業者Bの周波数帯域600のスケジューリング情報を送信する。よって、貸出側の事業者AのeNodeB100−1の負荷が増大する。
そこで、事業者Bにより一時的に使用される周波数帯域500が、ダウンリンクの周波数帯域として使用される場合に、当該周波数帯域500では、事業者Bにより保有される周波数帯域についてのスケジューリング情報が通知されない。即ち、クロスキャリアスケジューリングが用いられる場合であっても、貸し出された周波数帯域500のPDCCHでは、事業者Bの周波数帯域600についてのスケジューリング情報は通知されない。
事業者Bにより一時的に使用される周波数帯域500が、ダウンリンクの周波数帯域として使用される。この場合に、制御部140は、当該周波数帯域500において、事業者Bにより保有される周波数帯域600についてのスケジューリング情報を通知しない。
制御部240は、事業者Bにより保有される周波数帯域600についてのスケジューリング情報を、当該周波数帯域600又は事業者Bにより保有される別の周波数帯域600において通知する。
次に、図20を参照して、それぞれ、第4の変形例に係る借入側のeNodeB200−1による、スケジューリング情報の通知処理の一例を説明する。図20は、第4の変形例に係る借入側のeNodeB200−1による、スケジューリング情報の通知処理の一例を示すフローチャートである。
続いて、本開示の第2の実施形態を説明する。本開示の第1の実施形態では、周波数帯域の貸借手法として、第2の貸借手法が用いられたが、本開示の第2の実施形態では、第1の貸借手法(借りた事業者のeNodeBによる周波数帯域の運用)が用いられる。当該第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、貸し出されたCCは、UEによりPCCとして使用されない。その結果、異なる事業者間での周波数シェアリングにおいて基地局の処理の複雑化が回避される。
まず、図21を参照して、第2の実施形態の概略を説明する。
図22を参照して、第2の実施形態に係るeNodeB100−2(即ち、貸出側の事業者AのeNodeB)の構成の一例について説明する。図22は、第2の実施形態に係るeNodeB100−2の構成の一例を示すブロック図である。図22を参照すると、eNodeB100−2は、無線通信部111、ネットワーク通信部120、記憶部130及び制御部141を備える。
無線通信部111は、周波数帯域を使用してセル内のUEと無線通信する。無線通信部111は、例えばアンテナ及びRF回路を含む。
制御部141は、eNodeB100−2の様々な機能を提供する。例えば、制御部141は、CPU又はDSP等のプロセッサに相当し、記憶部130又は他の記憶媒体に記憶されるプログラムを実行することにより、上記様々な機能を提供する。
図23を参照して、第2の実施形態に係るeNodeB200−2(即ち、借入側の事業者BのeNodeB)の構成の一例について説明する。図23は、第2の実施形態に係るeNodeB200−2の構成の一例を示すブロック図である。図23を参照すると、eNodeB200−2は、無線通信部211、ネットワーク通信部220、記憶部230及び制御部240を備える。
無線通信部211は、周波数帯域を使用してセル内のUEと無線通信する。無線通信部211は、例えばアンテナ及びRF回路を含む。
制御部241は、eNodeB200−2の様々な機能を提供する。例えば、制御部241は、CPU又はDSP等のプロセッサに相当し、記憶部230又は他の記憶媒体に記憶されるプログラムを実行することにより、上記様々な機能を提供する。
図24を参照して、第2の実施形態に係るUE400−2(即ち、借入側の事業者BのeNodeB)の構成の一例について説明する。図24は、第2の実施形態に係るUE400−2の構成の一例を示すブロック図である。図24を参照すると、UE400−2は、無線通信部411、記憶部420及び制御部430を備える。
無線通信部411は、周波数帯域を使用してeNodeBと無線通信する。無線通信部411は、例えばアンテナ及びRF回路を含む。
第1の実施形態では、図15及び図16を参照して、貸し出された周波数帯域をPCCとして使用させないための処理を説明した。より具体的には、接続確立の際の処理及び接続確立後の処理を説明した。このうち、接続確立後の処理は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。また、接続確立の差異の処理は、主体が事業者AのeNodeB100か事業者BのeNodeB200であるかという点を除き、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。
ここまで、図1〜図24を用いて、本開示の実施形態について説明した。本実施形態によれば、事業者Aにより保有される1つ以上の周波数帯域500のうち事業者Bにより一時的に使用される周波数帯域500が、事業者BのUE400の1つの主要な周波数帯域として使用されないように、UE400のアクセスが制御される。
(1)
1つの主要な周波数帯域及び1つ以上の補助的な周波数帯域を用いて無線通信可能な端末装置であって、第1の事業者により無線通信サービスを提供される前記端末装置と、無線通信する無線通信部と、
第2の事業者により保有される1つ以上の周波数帯域のうち前記第1の事業者により一時的に使用される周波数帯域が、前記端末装置の前記1つの主要な周波数帯域として使用されないように、前記端末装置のアクセスを制御する制御部と、
を備える通信制御装置。
(2)
前記通信制御装置は、前記第1の事業者又は前記第2の事業者の基地局であり、
前記制御部は、前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯域内で、前記端末装置により探索される周波数方向の位置に同期信号を配置しない、
前記(1)に記載の通信制御装置。
(3)
前記制御部は、前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯域内で、前記同期信号を配置しない、前記(2)に記載の通信制御装置。
(4)
前記制御部は、前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯域内の前記同期信号の周波数方向の位置を、前記端末装置により探索される周波数方向の前記位置からシフトさせる、前記(2)に記載の通信制御装置。
(5)
前記通信制御装置は、前記第1の事業者又は前記第2の事業者の基地局であり、
前記制御部は、前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯域を前記1つの主要な周波数帯域として使用することによる前記端末装置の新たな接続の確立の禁止を、前記端末装置に通知する、前記(1)に記載の通信制御装置。
(6)
前記通信制御装置は、前記第1の事業者の基地局であり、
前記制御部は、前記端末装置により使用される前記1つの主要な周波数帯域の変更の際に、前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯を前記1つの主要な周波数帯域として選択しない、
前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(7)
前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯域は、アップリンクで使用され、又は、前記第2の事業者により保有される前記1つ以上の周波数帯域のうち前記第1の事業者により一時的にアップリンクで使用される別の周波数帯域とペアで、ダウンリンクで使用される、前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(8)
前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯域が、前記第2の事業者により保有されず前記第1の事業者によりアップリンクで使用される別の周波数帯域とペアで、ダウンリンクで使用される場合に、ダウンリンクで使用される前記周波数帯域とアップリンクで使用される前記別の周波数帯域とのリンケージを示す情報が、前記第1の事業者により保有される周波数帯域において前記端末装置に通知される、前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(9)
前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯域が、ダウンリンクの周波数帯域として使用される場合に、当該周波数帯域では、前記第2の事業者により保有される周波数帯域についてのスケジューリング情報が前記端末装置に通知されない、前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(10)
前記無線通信部は、LTE(Long Term Evolution)に関連する通信方式に従って、前記端末装置と無線通信し、
前記周波数帯域は、コンポーネントキャリアであり、
前記1つの主要な周波数帯域は、プライマリコンポーネントキャリアであり、
前記補助的な周波数帯域は、セカンダリコンポーネントキャリアである、
前記(1)〜(9)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(11)
1つの主要な周波数帯域及び1つ以上の補助的な周波数帯域を用いて基地局と無線通信可能な無線通信部と、
第2の事業者により保有される1つ以上の周波数帯域のうち、自装置に無線通信サービスを提供する第1の事業者により一時的に使用される周波数帯域が、自装置の前記1つの主要な周波数帯域として使用されないように、前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯域内で、自装置により探索される周波数方向の位置に同期信号が配置されない場合に、前記前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯域が自装置の前記補助的な周波数帯域として用いられると、当該周波数帯域において、周波数方向の前記位置の同期信号を用いずに当該周波数帯域での同期を行う制御部と、
を備える端末装置。
(12)
1つの主要な周波数帯域及び1つ以上の補助的な周波数帯域を用いて無線通信可能な端末装置であって、第1の事業者により無線通信サービスを提供される前記端末装置と、無線通信することと、
第2の事業者により保有される1つ以上の周波数帯域のうち前記第1の事業者により一時的に使用される周波数帯域が、前記端末装置の前記1つの主要な周波数帯域として使用されないように、前記端末装置のアクセスを制御することと、
を含む通信制御方法。
11、21 eNodeB
13、23 UE(User Equipment)
15、25 周波数帯域
100 (貸出側の)eNodeB
110、111 無線通信部
120 ネットワーク通信部
130 記憶部
140、141 制御部
200 (借入側の)eNodeB
210、211 無線通信部
220 ネットワーク通信部
230 記憶部
240、241 制御部
400 (借入側の)UE
410、411 無線通信部
420 記憶部
430 制御部
Claims (12)
- 1つの主要な周波数帯域及び1つ以上の補助的な周波数帯域を用いて無線通信可能な端末装置であって、第1の事業者により無線通信サービスを提供される前記端末装置と、無線通信する無線通信部と、
第2の事業者により保有される1つ以上の周波数帯域のうち前記第1の事業者により一時的に使用される周波数帯域が、前記端末装置の前記1つの主要な周波数帯域として使用されないように、前記端末装置のアクセスを制御する制御部と、
を備える通信制御装置。 - 前記通信制御装置は、前記第1の事業者又は前記第2の事業者の基地局であり、
前記制御部は、前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯域内で、前記端末装置により探索される周波数方向の位置に同期信号を配置しない、
請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記制御部は、前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯域内で、前記同期信号を配置しない、請求項2に記載の通信制御装置。
- 前記制御部は、前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯域内の前記同期信号の周波数方向の位置を、前記端末装置により探索される周波数方向の前記位置からシフトさせる、請求項2に記載の通信制御装置。
- 前記通信制御装置は、前記第1の事業者又は前記第2の事業者の基地局であり、
前記制御部は、前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯域を前記1つの主要な周波数帯域として使用することによる前記端末装置の新たな接続の確立の禁止を、前記端末装置に通知する、請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記通信制御装置は、前記第1の事業者の基地局であり、
前記制御部は、前記端末装置により使用される前記1つの主要な周波数帯域の変更の際に、前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯を前記1つの主要な周波数帯域として選択しない、
請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯域は、アップリンクで使用され、又は、前記第2の事業者により保有される前記1つ以上の周波数帯域のうち前記第1の事業者により一時的にアップリンクで使用される別の周波数帯域とペアで、ダウンリンクで使用される、請求項1に記載の通信制御装置。
- 前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯域が、前記第2の事業者により保有されず前記第1の事業者によりアップリンクで使用される別の周波数帯域とペアで、ダウンリンクで使用される場合に、ダウンリンクで使用される前記周波数帯域とアップリンクで使用される前記別の周波数帯域とのリンケージを示す情報が、前記第1の事業者により保有される周波数帯域において前記端末装置に通知される、請求項1に記載の通信制御装置。
- 前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯域が、ダウンリンクの周波数帯域として使用される場合に、当該周波数帯域では、前記第2の事業者により保有される周波数帯域についてのスケジューリング情報が前記端末装置に通知されない、請求項1に記載の通信制御装置。
- 前記無線通信部は、LTE(Long Term Evolution)に関連する通信方式に従って、前記端末装置と無線通信し、
前記周波数帯域は、コンポーネントキャリアであり、
前記1つの主要な周波数帯域は、プライマリコンポーネントキャリアであり、
前記補助的な周波数帯域は、セカンダリコンポーネントキャリアである、
請求項1に記載の通信制御装置。 - 1つの主要な周波数帯域及び1つ以上の補助的な周波数帯域を用いて基地局と無線通信可能な無線通信部と、
第2の事業者により保有される1つ以上の周波数帯域のうち、自装置に無線通信サービスを提供する第1の事業者により一時的に使用される周波数帯域が、自装置の前記1つの主要な周波数帯域として使用されないように、前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯域内で、自装置により探索される周波数方向の位置に同期信号が配置されない場合に、前記前記第1の事業者により一時的に使用される前記周波数帯域が自装置の前記補助的な周波数帯域として用いられると、当該周波数帯域において、周波数方向の前記位置の同期信号を用いずに当該周波数帯域での同期を行う制御部と、
を備える端末装置。 - 1つの主要な周波数帯域及び1つ以上の補助的な周波数帯域を用いて無線通信可能な端末装置であって、第1の事業者により無線通信サービスを提供される前記端末装置と、無線通信することと、
第2の事業者により保有される1つ以上の周波数帯域のうち前記第1の事業者により一時的に使用される周波数帯域が、前記端末装置の前記1つの主要な周波数帯域として使用されないように、前記端末装置のアクセスを制御することと、
を含む通信制御方法。
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