JP6065005B2 - 通信制御装置、基地局、端末装置及び通信制御方法 - Google Patents
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Description
1.はじめに
1.1.周波数リソースの有効利用のための技術分野
1.2.異なる事業者間での周波数シェアリング
1.3.キャリアアグリゲーションの概要
1.4.技術的課題
2.無線通信システムの構成
3.各装置の構成
3.1.判定エンティティの構成
3.2.eNodeBの構成
3.3.UEの構成
4.処理の流れ
4.1.判定処理
4.2.使用停止処理
5.変形例
6.まとめ
まず、図1〜図7を参照して、周波数リソースの有効利用のための技術分野、異なる事業者間での周波数シェアリング、キャリアアグリゲーションの概要、及び技術的課題を説明する。
まず、周波数リソースの有効利用のための技術分野を説明する。周波数リソースの有効利用のための技術分野として、例えば、以下のような技術分野が代表的である。
・単一の事業者内での周波数シェアリング
・異なる事業者間での周波数シェアリング
・時間的に又は空間的に遊休状態の周波数リソースを有効活用する周波数2次利用
・遊休状態の周波数リソースのリアルタイムオークション
次に、図1〜図5を参照して、異なる事業者間での周波数シェアリングを説明する。上述したように、異なる事業者の通信システム間で周波数リソースが貸借される。また、異なる事業者(例えば、事業者A及び事業者B)が同時に同じエリアで無線通信サービスを提供していると仮定される。
図1は、2つの事業者の無線通信サービスのエリアの一例を説明するための説明図である。図1を参照すると、事業者Aの無線通信サービスのエリアを形成する事業者Aのセル20、及び事業者B無線通信サービスのエリアを形成する事業者Bのセル30が示されている。また、事業者Aのセル20の中心には、事業者AのeNodeB21が位置し、事業者Bのセル30の中心には、事業者BのeNodeB31が位置する。例えばこのように、事業者AのeNodeB21と事業者BのeNodeB31とが近傍に配置されると、事業者A及び事業者Bが同時に同じエリアでLTE−Aの無線通信サービスを提供することになる。なお、eNodeBの配置は、事業者ごとに行われる。
周波数帯域の貸借の手法として、まず、貸借対象の周波数帯域を借りた事業者のeNodeBが当該周波数帯域を運用する第1の手法(以下、「第1の貸借手法」と呼ぶ)がある。また、周波数帯域の貸借の手法として、貸借対象の周波数帯域を貸し出した事業者のeNodeBが当該周波数帯域を運用する第2の手法(以下、「第2の貸借手法」と呼ぶ)もある。以下、これらの貸借手法について図3及び4を参照してより具体的に説明する。
次に、周波数シェアリングにおける周波数リソースの単位を説明する。周波数リソースの貸借の単位として、コンポーネントキャリア単位、リソースブロック単位(即ち、12個の連続するサブキャリア単位)、サブキャリア単位等が考えられる。事業者間での詳細な情報のやり取りは望ましくないので、CC単位の貸借が最も容易であると考えられる。
ある事業者から別の事業者へCCが貸し出され、当該別の事業者(当該別の事業者のUE)により当該CCが使用される場合に、上記ある事業者のUEが当該CCを使用できないことが望ましい。例えば、図5に示される例において、CC3が貸し出されている間は、事業者AのUE23がCC3を使用できないことが望ましい。なぜならば、異なる事業者に属するUEが1つのコンポーネントキャリアを使用すると、事業者Aの無線通信システムと事業者Bの無線通信システムとの間で様々な情報をやり取りする必要があり、これは望ましくないからである。
基本的には、UEのサービングeNodeBは、1つの事業者の1つのeNodeBであると考えられる。また、UEに複数の事業者を意識させるようなシステムは、複雑さの観点から望ましくないと考えられる。したがって、使用されるCCは、単一の事業者により保有されるCCであるかのようにUEから見えることが望ましい。
次に、図6及び図7を参照して、キャリアアグリゲーションの概要を説明する。
上述した異なる事業者間での周波数シェアリングを実装する場合の技術的課題を説明する。ここでは、一例として、上述したリリース10のキャリアアグリゲーションの技術が適用されるLTE−Aのプラットフォーム上で、上記周波数シェアリングが実装される場合を説明する。
まず、図8を参照して、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成について説明する。図8は、本実施形態に係る通信システム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図8を参照すると、通信システム1は、事業者Aの無線通信システム2、事業者Bの無線通信システム3及び判定エンティティ100を含む。
事業者Aの無線通信システム2は、例えば、LTEの無線通信システムである。無線通信システム2は、EPC(Evolved Packet Core)40、eNodeB200及びUE400を含む。
事業者Bの無線通信システム3は、例えば、LTEの無線通信システムである。無線通信システム3は、EPC(Evolved Packet Core)50、eNodeB300及びUE500を含む。例えば、事業者Bの無線通信システム3の各装置は、事業者Aの無線通信システム2の対応する装置と同様に動作する。
判定エンティティ100は、異なる事業者間での周波数帯域の貸借の判定を行う。判定エンティティ100の具体的な動作は後により詳細に説明される。
図9〜図11を参照して、判定エンティティ100、eNodeB200及びUE400の構成を説明する。なお、例えば、事業者BのeNodeB300の構成はeNodeB200の構成と同様であり、事業者BのUE500の構成はUE400の構成と同様である。
図9を参照して、本実施形態に係る判定エンティティ100の構成の一例について説明する。図9は、本実施形態に係る判定エンティティ100の構成の一例を示すブロック図である。図9を参照すると、判定エンティティ100は、ネットワーク通信部110、記憶部120及び制御部130を備える。
ネットワーク通信部110は、各事業者の無線通信システムの通信ノードと通信する。例えば、ネットワーク通信部110は、直接的に又はいずれかの通信ノードを介して、事業者AのMME45及び事業者BのMME55と通信する。また、例えば、ネットワーク通信部110は、直接的に又はいずれかの通信ノードを介して、1つ以上のeNodeB200及び1つ以上のeNodeB300と通信する。
記憶部120は、判定エンティティ100の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。記憶部120は、例えばハードディスク又は半導体メモリ等の記憶媒体を含む。
制御部130は、判定エンティティ100の様々な機能を提供する。例えば、制御部130は、CPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサに相当し、記憶部120又は他の記憶媒体に記憶されるプログラムを実行することにより、上記様々な機能を提供する。制御部130は、リソース判定部131、リソース判定情報取得部133、貸出判定部135及び基地局制御部137を含む。
リソース判定部131は、無線通信サービスを提供する第1の事業者により保有される周波数帯域の使用状況に基づいて、別の事業者による当該周波数帯域の使用の可否を判定する。換言すると、リソース判定部131は、上記第1の事業者により保有される周波数帯域が貸し出されてもよいか否かを判定する。
リソース判定情報取得部133は、リソース判定部131による判定の結果を示す判定情報を取得する。第1に、リソース判定情報取得部133は、無線通信サービスを提供する第1の事業者により保有される周波数帯域の使用状況に基づいて別の事業者による当該周波数帯域の使用の可否を判定した結果を示す判定情報(以下、「使用可否判定情報」と呼ぶ)を取得する。換言すると、リソース判定情報取得部133は、上記第1の事業者により保有される周波数帯域が貸し出されてもよいか否かを示す使用可否判定情報を取得する。
貸出判定部135は、取得された使用可否判定情報に基づいて、第1の事業者に保有される周波数帯域を第2の事業者に使用させるかを判定する。換言すると、貸出判定部135は、第1の事業者により保有される周波数帯域が貸し出されてもよいか否かに基づいて、第1の事業者に保有される周波数帯域を第2の事業者に貸し出すかを判定する。
基地局制御部137は、第1の事業者の第1のセルの上記周波数帯域を第2の事業者に使用させると判定された場合に、上記第1のセルのeNodeBに、上記第1のセル内の上記第1の事業者のUEによる上記周波数帯域の使用を停止させる。より具体的には、例えば、基地局制御部137は、事業者Aのセル20−1のCC3を事業者Bに貸し出すと判定された場合に、セル20−1のeNodeB200−1に、セル20−1内のUE400によるCC3の使用を停止させる。一例として、基地局制御部137は、ネットワーク通信部110を介して、貸し出されるCC3の使用を停止するための処理の指示を、当該CC3を貸し出すeNodeB200−1に送信することにより、セル20−1内のUE400によるCC3の使用を停止させる。
次に、図10を参照して、本実施形態に係るeNodeB200の構成の一例について説明する。図10は、本実施形態に係るeNodeB200の構成の一例を示すブロック図である。図10を参照すると、eNodeB200は、無線通信部210、ネットワーク通信部220、記憶部230及び制御部240を備える。
無線通信部210は、周波数帯域を使用してセル内のUEと無線通信する。より具体的には、例えば、無線通信部210は、eNodeB200のセル20内で、事業者Aにより保有される周波数帯域25(CC1、CC2又はCC3)を使用して、事業者AのUE400と無線通信する。
ネットワーク通信部220は、他の通信ノードと通信する。例えば、ネットワーク通信部220は、直接的に又はいずれかの通信ノードを介して、S−GW41、P−GW43及びMME45と通信する。また、例えば、ネットワーク通信部220は、直接的に又はいずれかの通信ノードを介して、判定エンティティ100と通信する。
記憶部230は、eNodeB200の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。記憶部230は、例えばハードディスク又は半導体メモリ等の記憶媒体を含む。
制御部240は、eNodeB200の様々な機能を提供する。例えば、制御部240は、CPU又はDSP等のプロセッサに相当し、記憶部230又は他の記憶媒体に記憶されるプログラムを実行することにより、上記様々な機能を提供する。
次に、図11を参照して、本実施形態に係るUE400の構成の一例について説明する。図11は、本実施形態に係るUE400の構成の一例を示すブロック図である。図11を参照すると、UE400は、無線通信部410、記憶部420及び制御部430を備える。
無線通信部410は、周波数帯域を使用してeNodeBと無線通信する。より具体的には、例えば、無線通信部410は、事業者Aのセル20内で、事業者Aにより保有される周波数帯域25(CC1、CC2又はCC3)を使用して、セル20のeNodeB200と無線通信する。
記憶部420は、UE400の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。記憶部420は、例えばハードディスク又は半導体メモリ等の記憶媒体を含む。
制御部430は、UE400の様々な機能を提供する。例えば、制御部430は、CPU又はDSP等のプロセッサに相当し、記憶部420又は他の記憶媒体に記憶されるプログラムを実行することにより、上記様々な機能を提供する。
次に、図12〜図14を参照して、本実施形態に係る各処理の例について説明する。
まず、図12を参照して、本実施形態に係る判定エンティティ100による判定処理の一例を説明する。図12は、本実施形態に係る判定エンティティ100による判定処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
次に、図13及び図14を参照して、本実施形態に係る判定エンティティ100及び基地局200による周波数帯域の使用停止処理の一例を説明する。当該一例では、事業者Aが保有するCCの事業者Bへの貸し出しが判定されたと仮定する。
図13は、本実施形態に係る判定エンティティ100による周波数帯域の使用停止処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
図14は、本実施形態に係るeNodeB200による周波数帯域の使用停止処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
次に、図15〜図17を参照して、本実施形態に係る変形例を説明する。当該変形例によれば、周波数帯域の貸借の手法として、第1の貸借手法(借りた事業者のeNodeBによる周波数帯域の運用)が用いられる場合であっても、周波数帯域の貸借に起因する異なる事業者のセル間で干渉が抑制される。
第1の貸借手法(借りた事業者のeNodeBによる周波数帯域の運用)が用いられる場合には、例えば、第1の事業者の周波数帯域が第2の事業者に貸し出されるとすると、第1の事業者のセルと第2の事業者のセルとの間の干渉が発生し得る。以下、この点について図15及び図16を参照してより具体的に説明する。
ここで、3GPP仕様書 リリース8のセル間干渉制御(ICIC:Inter-Cell Interference Coordination)を説明する。
一方、HIIは、近い将来に周波数帯域においてセルの端部(換言すると、周辺部)に位置するUEに通信リソースを割り当てるか否かを表す。即ち、HIIは、近い将来のスケジューリングを通知するものである。
上述したようなICICは、同一の事業者のセル間にX2インターフェースが存在することを前提とする、同一事業者内での干渉制御の手法である。そのため、図15を参照して説明したような、周波数帯域の貸借に起因する異なる事業者のセル間での干渉には、そのまま適用できない。
そこで、本実施形態の変形例では、異なる事業者間のX2インターフェースが設けられ、当該X2インターフェースを介して、貸し出された周波数帯域における干渉抑制のための情報が送受信される。
なお、上記変形例の代替手法として、第1の貸借手法の代わりに、第2の貸借手法を用いることが考えられる。即ち、当該代替手法では、第1の事業者の第1のセルの周波数帯域を第2の事業者に使用させると判定された場合に、上記周波数帯域は、上記第1のセルの基地局により、第2の事業者のUEとの通信のために使用される。より具体的には、事業者Aのセル20−1のCC1を事業者Bに使用させると判定された場合に、CC1は、セル20−1のeNodeB200−1により、事業者BのUE500との通信のために使用される。即ち、事業者BのUE500によりCC1で送受信されるデータは、事業者AのeNodeB200−1を通過する。
以上、図1〜図17を用いて、本開示の実施形態について説明した。本実施形態によれば、本実施形態によれば、無線通信サービスを提供する第1の事業者により保有される周波数帯域の使用状況に基づいて別の事業者による当該周波数帯域の使用の可否を判定した結果を示す使用可否判定情報が、取得される。そして、取得された当該使用可否判定情報に基づいて、上記周波数帯域を第2の事業者に使用させるかが、判定される。
(1)
無線通信サービスを提供する第1の事業者により保有される周波数帯域の使用状況に基づいて別の事業者による当該周波数帯域の使用の可否を判定した結果を示す判定情報を取得する取得部と、
取得された前記判定情報に基づいて、前記周波数帯域を第2の事業者に使用させるかを判定する判定部と、
を備える通信制御装置。
(2)
前記取得部は、前記周波数帯域のセルごとの使用状況に基づいて別の事業者による当該周波数帯域のセルごとの使用の可否を判定した結果を示すセルごとの判定情報を取得し、
前記判定部は、前記セルごとの判定情報に基づいて、セルごとの前記周波数帯域を前記第2の事業者に使用させるかを判定する、
前記(1)に記載の通信制御装置。
(3)
前記第1の事業者の第1のセルの前記周波数帯域を前記第2の事業者に使用させると判定された場合に、前記第1のセルの基地局に、前記第1のセル内の前記第1の事業者の端末装置による前記周波数帯域の使用を停止させる制御部、をさらに備える、前記(2)に記載の通信制御装置。
(4)
前記制御部は、前記第1のセルの基地局に、前記周波数帯域での新たなアクセスの禁止を前記端末装置へ通知させる、前記(3)に記載の通信制御装置。
(5)
前記端末装置は、1つの主要周波数帯域及び1つ以上の補助周波数帯域を用いて無線通信可能であり、
前記周波数帯域は、前記主要周波数帯域又は前記補助周波数帯域として使用される、
前記(3)又は(4)に記載の通信制御装置。
(6)
前記制御部は、前記第1のセルの基地局に、前記周波数帯域を前記主要周波数帯域として使用している前記端末装置の、別の周波数帯域へのハンドオーバを行わせる、前記(5)に記載の通信制御装置。
(7)
前記制御部は、前記第1のセルの基地局に、前記周波数帯域を前記補助周波数帯域として使用している前記端末装置への通信リソースの割り当てを停止させる、前記(5)又は(6)に記載の通信制御装置。
(8)
前記制御部は、前記第1のセルの基地局に、前記周波数帯域のリンク方向と異なるリンク方向を有する別の周波数帯域と前記周波数帯域とのリンケージを更新させる、前記(4)〜(7)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(9)
前記第1の事業者の第1のセルの前記周波数帯域を前記第2の事業者に使用させると判定された場合に、前記周波数帯域は、前記第1のセルと少なくとも一部重複する前記第2の事業者の第2のセルの基地局により、前記第2の事業者の端末装置との通信のために使用され、
前記第1の事業者の基地局及び前記第2の事業者の基地局は、前記第1の事業者の基地局と前記第2の事業者の基地局との間のインターフェースを介して、前記周波数帯域における干渉抑制のための情報を送受信する、
前記(2)〜(8)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(10)
前記周波数帯域における干渉抑制のための前記情報は、当該周波数帯域に含まれる複数の部分帯域のうちのいずれの部分帯域の通信リソースがセルの端部に位置する端末装置に割り当てられるかを示す情報を含む、前記(9)に記載の通信制御装置。
(11)
前記第1の事業者の第1のセルの前記周波数帯域を前記第2の事業者に使用させると判定された場合に、前記周波数帯域は、前記第1のセルの基地局により、前記第2の事業者の端末装置との通信のために使用される、前記(2)〜(8)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(12)
前記周波数帯域の使用状況は、前記周波数帯域との接続状態にある端末装置の数、前記周波数帯域との接続しようとする端末装置の数、前記周波数帯域における通信リソースの使用率、若しくは前記周波数帯域におけるトラフィック量のうちの少なくとも1つの値の測定値又は実績値であり、又は、当該測定値若しくは当該実績値から導かれる値である、前記(1)〜(11)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(13)
前記周波数帯域の使用状況は、前記周波数帯域において端末装置による新たなアクセスが禁止されているか否かである、前記(1)〜(11)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(14)
前記取得部は、前記第2の事業者により保有される別の周波数帯域の使用状況に基づいて前記第2の事業者によるさらなる周波数帯域の使用の必要性を判定した結果を示すさらなる判定情報を取得し、
前記判定部は、前記判定情報及び前記さらなる判定情報に基づいて、前記周波数帯域を前記第2の事業者に使用させるかを判定する、
前記(1)〜(13)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(15)
前記周波数帯域は、1つ以上のコンポーネントキャリアであり、
前記取得部は、前記第1の事業者により保有される前記1つ以上のコンポーネントキャリアの各々の使用状況に基づいて別の事業者による前記1つ以上のコンポーネントキャリアの各々の使用の可否を判定した結果を示すコンポーネントキャリアごとの判定情報を取得し、
前記判定部は、取得された前記コンポーネントキャリアごとの判定情報に基づいて、前記1つ以上のコンポーネントキャリアのうちのいずれのコンポーネントキャリアを前記第2の事業者に使用させるかを判定する、
前記(1)〜(14)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(16)
無線通信サービスを提供する第1の事業者の第1のセル内で、前記第1の事業者により保有される周波数帯域を使用して端末装置と無線通信する無線通信部と、
前記周波数帯域のセルごとの使用状況に基づいて別の事業者による当該周波数帯域のセルごとの使用の可否を判定した結果を示すセルごとの判定情報に基づいて、セルごとの前記周波数帯域を第2の事業者に使用させるかが判定される場合に、前記第1のセルの前記周波数帯域を前記第2の事業者に使用させると判定されると、通信制御装置による制御に応じて、前記第1のセル内の前記第1の事業者の端末装置による前記周波数帯域の使用を停止する制御部と、
を備える基地局。
(17)
無線通信サービスを提供する第1の事業者の第1のセル内で、前記第1の事業者により保有される周波数帯域を使用して、前記第1のセルの基地局と無線通信する無線通信部と、
前記周波数帯域のセルごとの使用状況に基づいて別の事業者による当該周波数帯域のセルごとの使用の可否を判定した結果を示すセルごとの判定情報に基づいて、セルごとの前記周波数帯域を第2の事業者に使用させるかが判定される場合に、前記第1のセルの前記周波数帯域を前記第2の事業者に使用させると判定されると、前記基地局による制御に応じて、前記第1のセル内での前記周波数帯域の使用を停止する制御部と、
を備える端末装置。
(18)
無線通信サービスを提供する第1の事業者により保有される周波数帯域の使用状況に基づいて別の事業者による当該周波数帯域の使用の可否を判定した結果を示す判定情報を取得することと、
取得された前記判定情報に基づいて、前記周波数帯域を第2の事業者に使用させるかを判定することと、
を含む通信制御方法。
(19)
無線通信サービスを提供する第1の事業者の第1のセル内で、前記第1の事業者により保有される周波数帯域を使用して無線通信を行うことと、
前記周波数帯域のセルごとの使用状況に基づいて別の事業者による当該周波数帯域のセルごとの使用の可否を判定した結果を示すセルごとの判定情報に基づいて、セルごとの前記周波数帯域を第2の事業者に使用させるかを判定する、通信制御装置と、通信することと、
前記第1のセルの前記周波数帯域を前記第2の事業者に使用させると判定された場合に、前記通信制御装置による制御に応じて、前記第1のセル内の前記第1の事業者の端末装置による前記周波数帯域の使用を停止することと、
を含む通信制御方法。
2、3 無線通信システム
20、30 セル
21、31 eNodeB
23、33 UE(User Equipment)
25、35 周波数帯域
41、51 S−GW(Serving Gateway)
43、53 P−GW(Packet Data Network Gateway)
45、55 MME(Mobility Management Entity)
100 判定エンティティ
110 ネットワーク通信部
120 記憶部
130 制御部
131 リソース判定部
133 リソース判定情報取得部
135 貸出判定部
137 基地局制御部
200 eNodeB
210 無線通信部
220 ネットワーク通信部
230 記憶部
240 制御部
400 UE(User Equipment)
410 無線通信部
420 記憶部
430 制御部
Claims (14)
- 無線通信サービスを提供する第1の事業者により保有される周波数帯域の使用状況に基づいて別の事業者による当該周波数帯域の使用の可否を判定した結果を示す判定情報を取得する取得部と、
取得された前記判定情報に基づいて、前記周波数帯域を第2の事業者に使用させるかを判定する判定部と、
前記第1の事業者の第1のセルの前記周波数帯域を前記第2の事業者に使用させると判定された場合に、前記第1のセルの基地局に、前記第1のセル内の前記第1の事業者の端末装置による前記周波数帯域の使用を停止させる制御部と、
を備え、
前記周波数帯域は、1つ以上のコンポーネントキャリアであり、
前記1つ以上のコンポーネントキャリアは、アグリゲートされてキャリアアグリゲーションが行われ、
前記取得部は、前記周波数帯域のセルごとの使用状況に基づいて別の事業者による当該周波数帯域のセルごとの使用の可否を判定した結果を示すセルごとの判定情報を取得し、
前記判定部は、前記セルごとの判定情報に基づいて、セルごとの前記周波数帯域を前記第2の事業者に使用させるかを判定し、
前記第1の事業者の第1のセルの前記周波数帯域を前記第2の事業者に使用させると判定された場合に、前記周波数帯域は、前記第1のセルの基地局により、前記第2の事業者の端末装置との通信のために使用される、通信制御装置。 - 前記制御部は、前記第1のセルの基地局に、前記周波数帯域での新たなアクセスの禁止を前記端末装置へ通知させる、請求項1に記載の通信制御装置。
- 前記端末装置は、1つの主要周波数帯域及び1つ以上の補助周波数帯域を用いて無線通信可能であり、
前記周波数帯域は、前記主要周波数帯域又は前記補助周波数帯域として使用される、
請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記制御部は、前記第1のセルの基地局に、前記周波数帯域を前記主要周波数帯域として使用している前記端末装置の、別の周波数帯域へのハンドオーバを行わせる、請求項3に記載の通信制御装置。
- 前記制御部は、前記第1のセルの基地局に、前記周波数帯域を前記補助周波数帯域として使用している前記端末装置への通信リソースの割り当てを停止させる、請求項3に記載の通信制御装置。
- 前記制御部は、前記第1のセルの基地局に、前記周波数帯域のリンク方向と異なるリンク方向を有する別の周波数帯域と前記周波数帯域とのリンケージを更新させる、請求項2に記載の通信制御装置。
- 前記第1の事業者の第1のセルの前記周波数帯域を前記第2の事業者に使用させると判定された場合に、前記周波数帯域は、前記第1のセルと少なくとも一部重複する前記第2の事業者の第2のセルの基地局により、前記第2の事業者の端末装置との通信のために使用され、
前記第1の事業者の基地局及び前記第2の事業者の基地局は、前記第1の事業者の基地局と前記第2の事業者の基地局との間のインターフェースを介して、前記周波数帯域における干渉抑制のための情報を送受信する、
請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記周波数帯域における干渉抑制のための前記情報は、当該周波数帯域に含まれる複数の部分帯域のうちのいずれの部分帯域の通信リソースがセルの端部に位置する端末装置に割り当てられるかを示す情報を含む、請求項7に記載の通信制御装置。
- 前記周波数帯域の使用状況は、前記周波数帯域との接続状態にある端末装置の数、前記周波数帯域との接続しようとする端末装置の数、前記周波数帯域における通信リソースの使用率、若しくは前記周波数帯域におけるトラフィック量のうちの少なくとも1つの値の測定値又は実績値であり、又は、当該測定値若しくは当該実績値から導かれる値である、請求項1に記載の通信制御装置。
- 前記周波数帯域の使用状況は、前記周波数帯域において端末装置による新たなアクセスが禁止されているか否かである、請求項1に記載の通信制御装置。
- 前記取得部は、前記第2の事業者により保有される別の周波数帯域の使用状況に基づいて前記第2の事業者によるさらなる周波数帯域の使用の必要性を判定した結果を示すさらなる判定情報を取得し、
前記判定部は、前記判定情報及び前記さらなる判定情報に基づいて、前記周波数帯域を前記第2の事業者に使用させるかを判定する、
請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記取得部は、前記第1の事業者により保有される前記1つ以上のコンポーネントキャリアの各々の使用状況に基づいて別の事業者による前記1つ以上のコンポーネントキャリアの各々の使用の可否を判定した結果を示すコンポーネントキャリアごとの判定情報を取得し、
前記判定部は、取得された前記コンポーネントキャリアごとの判定情報に基づいて、前記1つ以上のコンポーネントキャリアのうちのいずれのコンポーネントキャリアを前記第2の事業者に使用させるかを判定する、
請求項1に記載の通信制御装置。 - 無線通信サービスを提供する第1の事業者の第1のセル内で、前記第1の事業者により保有される周波数帯域を使用して端末装置と無線通信する無線通信部と、
前記周波数帯域のセルごとの使用状況に基づいて別の事業者による当該周波数帯域のセルごとの使用の可否を判定した結果を示すセルごとの判定情報に基づいて、セルごとの前記周波数帯域を第2の事業者に使用させるかが判定される場合に、前記第1のセルの前記周波数帯域を前記第2の事業者に使用させると判定されると、通信制御装置による制御に応じて、前記第1のセル内の前記第1の事業者の端末装置による前記周波数帯域の使用を停止する制御部と、
を備え、
前記周波数帯域は、1つ以上のコンポーネントキャリアであり、
前記1つ以上のコンポーネントキャリアは、アグリゲートされてキャリアアグリゲーションが行われ、
前記第1の事業者の第1のセルの前記周波数帯域を前記第2の事業者に使用させると判定された場合に、前記周波数帯域は、前記制御部により、前記第2の事業者の端末装置との通信のために使用される、基地局。 - 無線通信サービスを提供する第1の事業者により保有される周波数帯域の使用状況に基づいて別の事業者による当該周波数帯域の使用の可否を判定した結果を示す判定情報を取得することと、
取得された前記判定情報に基づいて、前記周波数帯域を第2の事業者に使用させるかを判定することと、
前記第1の事業者の第1のセルの前記周波数帯域を前記第2の事業者に使用させると判定された場合に、前記第1のセルの基地局に、前記第1のセル内の前記第1の事業者の端末装置による前記周波数帯域の使用を停止させることと、
を含み、
前記周波数帯域は、1つ以上のコンポーネントキャリアであり、
前記1つ以上のコンポーネントキャリアは、アグリゲートされてキャリアアグリゲーションが行われ、
前記取得することは、前記周波数帯域のセルごとの使用状況に基づいて別の事業者による当該周波数帯域のセルごとの使用の可否を判定した結果を示すセルごとの判定情報を取得することを含み、
前記判定することは、前記セルごとの判定情報に基づいて、セルごとの前記周波数帯域を前記第2の事業者に使用させるかを判定することを含み、
前記第1の事業者の第1のセルの前記周波数帯域を前記第2の事業者に使用させると判定された場合に、前記周波数帯域は、前記第1のセルの基地局により、前記第2の事業者の端末装置との通信のために使用される、プロセッサにより実行される通信制御方法。
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