JP6894842B2 - 無線装置及び方法 - Google Patents
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Description
1.はじめに
1.1.スモールセル
1.2.キャリアアグリゲーション
1.3.ミリ波帯に関する考察
1.4.LBT
1.5.アンライセンスバンドに関する考察
1.6.ミリ波帯の導入に際しての注意点のまとめ
2.構成例
2.1.基地局の構成例
2.2.端末装置の構成例
3.第1の実施形態
3.1.技術的課題
3.2.技術的特徴
3.3.処理の流れ
4.第2の実施形態
4.1.技術的課題
4.2.技術的特徴
5.第3の実施形態
5.1.技術的課題
5.2.技術的特徴
5.3.処理の流れ
6.応用例
7.まとめ
<1.1.スモールセル>
図1は、本開示の一実施形態に係るシステム1の概要について説明するための説明図である。図1に示すように、システム1は、基地局10、端末装置20及び通信制御装置30を含む。
以下では、LTEリリース10(即ち、3GPPリリース10)において規定されたキャリアアグリゲーションに関する技術について説明する。
キャリアアグリゲーションとは、基地局と端末装置との間の通信チャネルを、例えばLTEにおいてサポートされる単位周波数帯域を複数統合することにより形成し、通信のスループットを向上させる技術である。キャリアアグリゲーションにより形成される1つの通信チャネルに含まれる個々の単位周波数帯域を、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)という。ここでのCCは、LTE又はLTE−Aにおいて定義されているCCであってもよく、より一般的に単位周波数帯域を意味していてもよい。
端末装置が、RRC Idle状態からRRC Connected状態に遷移する場合に、最初に接続を確立するCCがPCCである。PCCの変更は、ハンドオーバと同様の手続きにより行われる。
SCCの追加は、Connection Reconfigurationと呼ばれる手続により行われる。本手続は、基地局側から開始される手続きである。SCCは、PCCに追加され、PCCに従属することとなる。SCCを追加することは、SCCをアクティベートするとも称される。
SCCの削除は、Connection Reconfigurationと呼ばれる手続により行われる。本手続は、基地局側から開始される手続きである。本手続においては、メッセージの中で指定された特定のSCCが削除される。なお、SCCの削除は、Connection Re−establishmentと呼ばれる手続によっても行われる。本手続は、端末装置側から開始される手続である。本手続によれば、全てのSCCが削除される。SCCを削除することは、SCCをディアクティベートするとも称される。
PCCは、SCCとは異なる特別な役割を有する。例えば、Connection establishmentにおけるNAS signalingの送受信は、PCCでのみ行われる。また、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)の伝送は、PCCでのみ行われる。なお、アップリンクの制御信号には、例えば、ダウンリンクで送信されたデータに対する受信成功又は失敗を示すACK又はNACK、及びスケジューリングリクエスト等がある。また、Radio Link Failureの検出からConnection Re−establishmentの手続きも、PCCでのみ行われる。
LTEリリース12においては、マクロセル基地局とスモールセル基地局とでは、別々の周波数を用いるシナリオが示されている。例えば、マクロセル基地局には2GHz程度の周波数が割り当てられ、スモールセル基地局には5GHz等の高い周波数が割り当てられ得る。
以下では、ミリ波帯に関する考察について説明する。
一般的には、3GHz〜30GHz(即ち、波長1cm〜10cm)の電波はセンチメートル波とも称される。また、30GHz〜300GHz(即ち、波長1cm〜1mm)の電波はミリ波とも称される。また、10GHz〜30GHzの電波は準ミリ波とも称される。本明細書におけるミリ波帯とは、これらのうち6GHz以上の周波数帯域を指すものとする。即ち、本明細書におけるミリ波とは、一般的なセンチメートル波も含む概念である。
ミリ波帯には広大な周波数リソースがある。そのため、ミリ波帯においては、LTEリリース10では20MHzとされていたCCの帯域幅を、例えば40MHZ、80MHz又は160MHzといったより広い帯域幅にも変更可能になると想定される。
周波数が高くなるにしたがって、電波のまわり込みがなくなり、直進性が強くなる。また、周波数が高くなるにしたがって、反射時の減衰も大きくなる。そのため、ミリ波帯のうち特に10GHz以上の電波は、基本的に、見通し内通信での使用を想定すべきであると言える。
典型的には、周波数の二乗に応じて電波伝搬ロス(即ち、パスロス)が大きくなり、電波は減衰していく。例えば、20GHz帯は、5GHz帯に比べて12dB減衰が大きくなる。60GHz帯は、5GHz帯に比べて22dB減衰が大きくなる。
3GPPリリース12の時点でのLTEにおけるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)のサブキャリア間隔(Subcarrier spacing)は、15kHzである。この15kHzという幅は、サブキャリア単位ではフラットフェージングとなるよう定義されている。そのため、全体(例えば、20MHz幅)としては、周波数選択制フェージングが発生していても、サブキャリア単位ではフラットフェージングが発生することとなる。このように、15kHzという幅は、受信時の特性劣化が少ないというメリットをもたらす。
LBTは、無線装置同士が自律的にデータの送信権を獲得し合うための技術である。具体的には、LBTとは、送信前に、送信に使用する予定の周波数を使用した送信をすでに行っているデバイス(端末、アクセスポイント又は基地局等)が周囲にいないことを確認した上で、送信する処理である。LBTは、キャリアセンス、又はCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)とも称され得る。
(1)ミリ波帯でのアンライセンスバンド
ライセンスバンドは、携帯電話オペレータ等がライセンスを受けて使用する帯域ある。
アンライセンスバンドは、Wi−Fi等のライセンスなしに使用可能な帯域である。上述したように、ミリ波帯には、ライセンスバンドだけでなくアンライセンスバンドが含まれると想定される。様々な無線アクセス技術を同時に収容する方が、効率的であるためである。また、アンライセンスバンドの場合には、オペレータ間でリソースの融通を効かせ易い、という利点もある。
アンライセンスバンドでは、コンテンションベース(例えば、LBT等のキャリアセンス動作)でリソースを確保することが求められるので、常に安定したチャネルがeNBとUEとの間に存在するわけではない。そのため、ライセンスバンドのCCが、例えばダウンリンクデータ受信の成功/失敗を示すACK/NACKをフィードバックするためのチャネル等の、UEを制御するために使用されることが想定される。
第1の注意点は、CCの数が増加することである。ミリ波帯が導入された場合、無線装置がLBTの対象とするCCが膨大になり得る。
<2.1.基地局の構成例>
続いて、図3を参照して、本開示の一実施形態に係る基地局10の構成を説明する。図3は、本開示の一実施形態に係る基地局10の構成の一例を示すブロック図である。図3を参照すると、基地局10は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び処理部150を備える。
アンテナ部110は、無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、端末装置へのダウンリンク信号を送信し、端末装置からのアップリンク信号を受信する。
ネットワーク通信部130は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他の基地局及びコアネットワークノードを含む。
記憶部140は、基地局10の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
処理部150は、基地局10の様々な機能を提供する。処理部150は、通信処理部151、LBT処理部153及び設定部155を含む。なお、処理部150は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部150は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
続いて、図4を参照して、本開示の実施形態に係る端末装置20の構成の一例を説明する。図4は、本開示の一実施形態に係る端末装置20の構成の一例を示すブロック図である。図4を参照すると、端末装置20は、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230及び処理部240を備える。
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、基地局からのダウンリンク信号を受信し、基地局へのアップリンク信号を送信する。
記憶部230は、端末装置20の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
処理部240は、端末装置20の様々な機能を提供する。処理部240は、通信処理部241、LBT処理部243及び設定部245を含む。なお、処理部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
<3.1.技術的課題>
ミリ波帯を使用する場合、LBTの実施対象となるCCの数が膨大になり得る。また、LBTの結果、使用予定の周波数が他の装置によりすでに使用されていることが判明した場合、待機する又はさらに別の使用可能なCCを探索することが要されるので、同時に数多くのCCの使用権を確保することが困難であった。
(1)CCのグループ化
本実施形態では、基地局10が使用可能な複数のCCのうち一部のCCから成るグループが定義される。このグループは、少なくともひとつ(典型的には、複数)のCCを含む。このグループを、以下ではLBTグループとも称する。1つのLBTグループは、少なくとも1つのLBTプライマリCCを含む。また、LBTグループが含むCCの数を、そのLBTグループのレベルとする。LBTグループの一例を、図5〜図8に示した。
無線装置(例えば、基地局10のLBT処理部153又は端末装置20のLBT処理部243)は、LBTグループ単位でLBTを実施する。
無線装置(例えば、基地局10の通信処理部151又は端末装置20の通信処理部241)は、LBTの結果に基づいて通信を行う。
無線装置(例えば、基地局10の設定部155又は端末装置20の設定部245)は、LBTグループの設定、及び各々のLBTグループのLBTプライマリCCの設定を行う。
(1)LBTの流れ
図9は、本実施形態に係る端末装置20において実行されるLBT処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図10は、本実施形態に係るシステム1において実行される通信処理の流れの一例を示すシーケンス図である。本シーケンスには、基地局10及び端末装置20が関与する。本シーケンスは、端末装置20がLBTを行う場合の例である。
<4.1.技術的課題>
無線装置の能力的な制限又は送信データの容量等の各種要因により、無線装置ごとに同時使用を希望するCCの数が異なるケースが考えられる。また、同時使用を希望するCCの数が異なる無線装置が混在するケースも考えられる。このようなケースにおいても、効率的にLBTを実施するための仕組みが提供されることが望ましい。
(1)階層構造
本実施形態では、LBTグループは、含むCCの数がより少ない下位のLBTグループの集合により形成される。即ち、本実施形態に係るLBTグループは、上位のLBTグループが下位のLBTグループの集合から成る、階層構造を有する。階層構造の例を、図12に示した。
このような階層構造を有するLBTグループを対象としたLBTを想定して、以下の考察を行う。
<5.1.技術的課題>
第2の実施形態によれば、LBTを実施する回数を削減可能ではあるものの、各々のCCが使用されているか否かを把握するためには複数回の実施が必要になるケースがある。このことは、CCの利用効率を低下させる一因となり得る。そのため、どのような階層構造が形成されたとしても、1回のLBTで各々のCCが使用されているか否かを把握可能になる仕組みが提供されることが望ましい。
(1)LBTパイロットリソース
本実施形態では、LBTプライマリCCにおいて、LBTグループに含まれる各々のCCの使用状況が再現される。より詳しくは、LBTプライマリCCに含まれる各々のリソースにおいて、LBTグループに含まれる各々のCCを用いた通信が行われているか否かを示す信号が送信される。以下、図13〜図15を参照してLBTプライマリCCについて詳細に説明する。
無線装置(例えば、基地局10の設定部155又は端末装置20の設定部245)は、LBTプライマリCCにおけるLBTパイロットリソースの設定を行う。
無線装置(例えば、基地局10のLBT処理部153又は端末装置20のLBT処理部243)は、LBTパイロットリソースを対象としてLBTを行う。そして、無線装置は、各々のLBTパイロットリソースに関するLBTの結果が、対応する各々のCCに関するLBTの結果であると推定する。例えば、図13に示した例において、LBTパイロットリソース1〜8のうち、LBTパイロットリソース2及び3のみアイドル状態であった場合、無線装置は、CC2及びCC3は他の無線装置により使用されておらず、使用可能であると判定する。このように、無線装置は、LBTプライマリCCに関するLBTを実施するだけで、LBTグループに含まれる他のCCの使用状況を把握することが可能となる。
無線装置(例えば、基地局10の通信処理部151又は端末装置20の通信処理部241)は、CCを用いて信号を送信する場合、対応するLBTパイロットリソースを用いて信号を送信する。この信号は、他の無線装置において、本当のCCを対象としてLBT(即ち、energy detection)を実施した場合と同じ電力密度(dBm/Hz)の信号が検出されるものであれば、どのような信号であってもよい。この信号を、以下ではLBTパイロット信号とも称する。例えば、図13に示した例において、CC2及びCC3を用いて信号を送信する場合、無線装置は、LBTパイロットリソース2及び3を用いてLBTパイロット信号を送信する。これにより、他の無線装置によりLBTが実施された際、当該LBTパイロットリソースはビジー状態であると判定されるので、衝突が回避される。
(1)信号送信の流れ
図16は、本実施形態に係る端末装置20において実行される信号送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図17は、本実施形態に係るシステム1において実行される通信処理の流れの一例を示すシーケンス図である。本シーケンスには、基地局10及び端末装置20が関与する。本シーケンスは、端末装置20がLBTを行う場合の例である。
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、基地局10は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局10は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局10は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、基地局10として動作してもよい。さらに、基地局10の少なくとも一部の構成要素は、基地局装置又は基地局装置のためのモジュールにおいて実現されてもよい。
(第1の応用例)
図19は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
図20は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
(第1の応用例)
図21は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
図22は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
以上、図1〜図22を参照して、本開示の一実施形態について詳細に説明した。上記説明したように、本実施形態に係る無線装置(例えば、基地局10又は端末装置20)は、複数のCCを含むLBTグループに含まれる少なくともひとつのLBTプライマリCCに関するLBTの結果に基づいて、LBTグループに含まれるLBTプライマリCC以外の他のCCに関するLBTの結果を推定する。これにより、プライマリCCに関するLBTを実施するだけで、同一のLBTグループに含まれる他のCCに関するLBTの実施を省略することが可能となり、LBTの効率化が実現される。これに伴い、無線装置がミリ波帯のCCを効率的に使用することが可能となり、セルラーネットワークにおけるトラフィックの収容効率を向上させることができる。
(1)
複数の単位周波数帯域を含むグループに含まれる少なくともひとつの第1の単位周波数帯域に関するLBT(Listen Before Talk)の結果に基づいて、前記グループに含まれる前記第1の単位周波数帯域以外の第2の単位周波数帯域に関するLBTの結果を推定する処理部、
を備える装置。
(2)
前記処理部は、前記グループに含まれる複数の前記単位周波数帯域を示す情報を取得する、前記(1)に記載の装置。
(3)
前記処理部は、前記グループにおける前記第1の単位周波数帯域を示す情報を取得する、前記(1)又は(2)に記載の装置。
(4)
前記処理部は、前記第2の単位周波数帯域に関するLBTの結果は、前記第1の単位周波数帯域のLBTの結果と同じであると推定する、前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の装置。
(5)
前記処理部は、前記グループ単位で前記単位周波数帯域を用いた通信を行うか否かを判定する、前記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の装置。
(6)
前記処理部は、少なくとも前記第1の単位周波数帯域を用いて他の装置との間で通信する、前記(5)に記載の装置。
(7)
前記処理部は、前記第2の単位周波数帯域を用いた通信を行う前に、前記第2の単位周波数帯域に関するLBTを行う、前記(5)又は(6)に記載の装置。
(8)
前記グループに含まれる前記単位周波数帯域の数は任意であり、
前記処理部は、前記グループに含まれる前記単位周波数帯域の数に基づいてLBTの対象となる前記グループを選択する、前記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の装置。
(9)
前記グループに含まれる前記単位周波数帯域の数は2のべき乗である、前記(8)に記載の装置。
(10)
前記グループは、含む前記単位周波数帯域の数がより少ない下位の前記グループの集合により形成される、前記(1)〜(9)のいずれか一項に記載の装置。
(11)
上位の前記グループの前記第1の単位周波数帯域は、少なくともひとつの下位の前記グループの前記第1の単位周波数帯域と一致する、前記(10)に記載の装置。
(12)
前記処理部は、より上位の前記グループと一致する前記第1の単位周波数帯域を優先的にLBTの対象とする、前記(11)に記載の装置。
(13)
前記第1の単位周波数帯域に含まれる各々のリソースにおいて、前記グループに含まれる各々の前記単位周波数帯域を用いた通信が行われているか否かを示す信号が送信され、
前記処理部は、各々の前記リソースに関するLBTの結果が、対応する各々の前記単位周波数帯域に関するLBTの結果であると推定する、前記(1)〜(12)のいずれか一項に記載の装置。
(14)
前記リソースは、前記第1の単位周波数帯域が時間領域で分割されたリソースである、前記(13)に記載の装置。
(15)
前記リソースは、前記第1の単位周波数帯域が周波数領域で分割されたリソースである、前記(13)又は(14)に記載の装置。
(16)
前記リソースにおいて送信される信号は、対応する前記単位周波数帯域の電波伝搬特性に応じた送信電力で送信される、前記(13)〜(15)のいずれか一項に記載の装置。
(17)
前記グループは、基地局が使用可能な複数の前記単位周波数帯域のうち一部の前記単位周波数帯域から成る、前記(1)〜(16)のいずれか一項に記載の装置。
(18)
前記単位周波数帯域は、コンポーネントキャリアである、前記(1)〜(17)のいずれか一項に記載の装置。
(19)
前記単位周波数帯域は、周波数が6GHz以上である、前記(1)〜(18)のいずれか一項に記載の装置。
(20)
複数の単位周波数帯域を含むグループに含まれる少なくともひとつの第1の前記単位周波数帯域に関するLBTの結果に基づいて、前記グループに含まれる前記第1の単位周波数帯域以外の第2の単位周波数帯域に関するLBTの結果をプロセッサにより推定すること、
を含む方法。
10 基地局
11 スモールセル
15 コアネットワーク
16 パケットデータネットワーク
20 端末装置
30 通信制御装置
31 マクロセル
110 アンテナ部
120 無線通信部
130 ネットワーク通信部
140 記憶部
150 処理部
151 通信処理部
153 LBT処理部
155 設定部
210 アンテナ部
220 無線通信部
230 記憶部
240 処理部
241 通信処理部
243 LBT処理部
245 設定部
Claims (9)
- データの送信権の獲得に少なくともランダムバックオフを伴うLBT(Listen Before Talk)を実行する無線装置であって、
一つの第1の単位周波数帯域を含み、キャリアアグリゲーションにより形成される一つの通信チャネルに対応するグループに関する情報を取得し、該情報に基づいて前記第1の単位周波数帯域に関する前記LBTである第1のLBTを実行し、当該第1のLBTの実行結果が示す前記第1の単位周波数帯域の状態を、前記グループに含まれる全ての単位周波数帯域の状態であると判定する処理部、
を備え、
前記処理部は、前記第1のLBTの実行結果が示す前記第1の単位周波数帯域の状態がビジー状態である場合には、前記グループに含まれる前記第1の単位周波数帯域以外の第2の単位周波数帯域に関する前記LBTである第2のLBTを実行せずとも、前記全ての単位周波数帯域のうちの少なくともいずれかを用いた前記送信権の獲得が不可であると判定し、
前記処理部はさらに、前記第1の単位周波数帯域の状態がアイドル状態であり、かつ、前記第2の単位周波数帯域を用いて他の無線装置へデータを送信する場合には、前記第2のLBTを実行したうえで前記第2の単位周波数帯域を用いた前記送信権を獲得するように判定する、無線装置。 - 前記処理部は、前記第1のLBTの実行結果が示す前記第1の単位周波数帯域の状態がアイドル状態である場合に、前記グループに含まれる全ての前記単位周波数帯域を同時に使用してデータを送信する、請求項1に記載の無線装置。
- 前記処理部は、前記同時の使用を希望する前記単位周波数帯域の数を決定し、決定した数の前記単位周波数帯域を含む前記グループを選択する、請求項2に記載の無線装置。
- 前記単位周波数帯域の数は2のべき乗である、請求項3に記載の無線装置。
- 前記単位周波数帯域の数は、前記グループのレベル値を表し、
前記グループは、下位グループとなる前記グループの集合によって該下位グループのそれぞれの前記レベル値が合算された上位レベル値を有する上位グループを形成可能であって、
前記下位グループのうちのいずれか一つの前記第1の単位周波数帯域は、前記上位グループの前記第1の単位周波数帯域を兼ねており、
前記処理部は、任意の前記レベル値の前記グループの使用を希望し、当該グループが前記上位グループに属する前記下位グループである場合に、前記上位グループの前記第1の単位周波数帯域に関する前記第1のLBTを実行し、当該第1のLBTの実行結果が示す前記第1の単位周波数帯域の状態を、前記上位グループに属する全ての前記下位グループに含まれる全ての前記単位周波数帯域の状態であると判定する、請求項3または4に記載の無線装置。 - 前記グループは、基地局が使用可能な複数の前記単位周波数帯域のうちの一部の前記単位周波数帯域から成る、請求項1〜5のいずれか一つに記載の無線装置。
- 前記単位周波数帯域は、コンポーネントキャリアである、請求項1〜6のいずれか一つに記載の無線装置。
- 前記単位周波数帯域は、周波数が6GHz以上である、請求項1〜7のいずれか一つに記載の無線装置。
- データの送信権の獲得に少なくともランダムバックオフを伴うLBT(Listen Before Talk)を実行する無線装置を用いた方法であって、
一つの第1の単位周波数帯域を含み、キャリアアグリゲーションにより形成される一つの通信チャネルに対応するグループに関する情報を取得し、該情報に基づいて前記第1の単位周波数帯域に関する前記LBTである第1のLBTを実行し、当該第1のLBTの実行結果が示す前記第1の単位周波数帯域の状態を、前記グループに含まれる全ての単位周波数帯域の状態であるとプロセッサにより判定すること、
を含み、
前記判定することは、前記第1のLBTの実行結果が示す前記第1の単位周波数帯域の状態がビジー状態である場合には、前記グループに含まれる前記第1の単位周波数帯域以外の第2の単位周波数帯域に関する前記LBTである第2のLBTを実行せずとも、前記全ての単位周波数帯域のうちの少なくともいずれかを用いた前記送信権の獲得が不可であると判定し、
前記判定することはさらに、前記第1の単位周波数帯域の状態がアイドル状態であり、かつ、前記第2の単位周波数帯域を用いて他の無線装置へデータを送信する場合には、前記第2のLBTを実行したうえで前記第2の単位周波数帯域を用いた前記送信権を獲得するように判定する、方法。
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