JPWO2013180185A1 - 高反射鏡 - Google Patents

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Abstract

ガラス基板上に、複数の層を積層して構成された高反射鏡であって、前記ガラス基板は、第1の表面を有し、酸化ナトリウム含有量が4重量%以下のガラスで構成され、前記ガラス基板の第1の表面には、第1〜第5の層がこの順に積層され、前記第1の層は、200Å以上の厚さを有し、金属窒化物、金属酸化物、および金属酸窒化物からなる群から選定された少なくとも一つを含み、前記第2の層は、銀または銀合金を含み、前記第3の層は、酸化亜鉛を含み、前記第4の層は、波長400〜1500nmにおいて屈折率1.55以下、消衰係数0.001以下の光学定数を有し、酸化ケイ素を含み、前記第5の層は、波長400〜1500nmにおいて屈折率1.7以上、消衰係数0.01以下の光学定数を有し、所定の化合物を含むことを特徴とする高反射鏡。

Description

本発明は、高反射鏡に関する。
所定の波長域の光に対して高い反射率を有する高反射鏡は、従来より、様々な分野で使用されている。
例えば、特許文献1には、プロジェクションテレビ等に適用することが可能な、可視光領域において高い反射率を有する高反射鏡が開示されている。
また、特許文献2には、400nm〜2500nmの波長域において高い反射率が得られる、太陽熱発電装置の二次ミラ−用の高反射鏡が開示されている。
また、特許文献3には、窒化膜を使用した、耐湿性等の耐久性に優れる反射鏡が開示されている。
特許第4428152号明細書 特開2010−55058号公報 国際公開第2007−007570号
近年、太陽光を集光することにより得られる熱エネルギーを利用して発電を行う、太陽熱発電システムが注目されている。太陽熱発電システムの種類としては、リニアフレネル型およびタワー型など、各種形態が存在する。
このうち、一次ミラーおよび二次ミラーを備えるタイプの太陽熱発電システム(リニアフレネル型およびタワー型のシステムは、いずれもこのタイプである)では、まず、太陽光は、一次ミラーに照射され、ここで反射される。次に、この反射された太陽光は、二次ミラーに照射され、ここで再度反射され、蓄熱部材に集光される。これにより、蓄熱部材において、太陽光エネルギーが熱エネルギーとして蓄積される。従って、この熱エネルギーを利用して、高温高圧蒸気を発生させることにより、発電を行うことができる。
以上の動作原理から明らかなように、上記のタイプの太陽熱発電システムにおいて、一次ミラーおよび二次ミラーの太陽光の波長における反射率は、システムの効率を左右する極めて重要な特性となる。
さらに、二次ミラーは、太陽熱エネルギーを蓄積する蓄熱部材の近傍に配置されるため、二次ミラーには耐熱性も要求される。
前述の特許文献2に記載の太陽熱発電システムの二次ミラ−用の高反射鏡は、太陽光の波長域において高い反射率を得るため、ガラス基板の第1の側に、高屈折率層と低屈折率層の交互繰り返し層を、例えば合計70〜90層となるように設置するとともに、ガラス基板の第2の側にも、高屈折率層と低屈折率層の交互繰り返し層を、例えば合計70〜90層となるように設置することにより構成される。
しかしながら、このような高反射鏡は、層数が多く、構成が複雑すぎる上、製造コストが高くなるという問題がある。
従って、より簡単な構成を有する太陽熱発電装置の二次ミラ−用の高反射鏡に対するニーズがある。
一方、前述の特許文献1に記載の高反射鏡は、比較的層数は少ないものの(5層構造)、曲面形状に適用することは難しいという問題がある。すなわち、特許文献1に記載の高反射鏡は、平面形状の部材に対する適用を想定しているため、特許文献1に記載の高反射鏡の構成を、太陽熱発電装置の二次ミラ−のような曲面形状に適用しようとした場合、均一な層を形成することができないという問題が生じ得る。
また、前述の特許文献3に記載の反射鏡は、耐湿性等の耐久性は良いものの、銀膜の下地膜の膜厚が薄く、耐熱性に対する耐久性には問題がある。また、この反射鏡は、フィルム基板上の反射鏡であり、ガラス基板に適用されたものではない。
本発明は、このような背景に鑑みなされたものであり、本発明では、300nm〜2500nmの波長域において高い反射率を有し、耐熱性を有するとともに、曲面形状にも適用することが可能な、高反射鏡を提供することを目的とする。
本発明では、ガラス基板上に、複数の層を積層することにより構成された高反射鏡であって、
前記ガラス基板は、第1の表面を有し、酸化ナトリウム(NaO)含有量が4重量%以下のガラスで構成され、
前記ガラス基板の第1の表面には、第1の層、第2の層、第3の層、第4の層、第5の層がこの順に積層され、
前記第1の層は、200Å以上の厚さを有し、金属窒化物、金属酸化物、および金属酸窒化物からなる群から選定された少なくとも一つを含み、
前記第2の層は、銀または銀合金を含み、
前記第3の層は、酸化亜鉛を含み、
前記第4の層は、波長400〜1500nmにおいて、屈折率1.55以下、消衰係数0.001以下の光学定数を有し、酸化ケイ素を含み、
前記第5の層は、波長400〜1500nmにおいて、屈折率1.7以上、消衰係数0.01以下の光学定数を有し、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、酸窒化ケイ素、酸窒化アルミニウム、酸化チタン、酸化ニオブ、酸化ジルコニウム、酸化タンタル、酸化亜鉛、酸化スズ、および酸化ハフニウムからなる群から選定された少なくとも一つを含むことを特徴とする高反射鏡が提供される。
ここで、本発明による高反射鏡において、前記第1の層は、第1の金属種を含む酸化亜鉛で構成され、前記第1の金属種は、チタン、アルミニウム、スズおよびガリウムからなる群から選定された少なくとも一つであっても良い。
また、本発明による高反射鏡において、前記第3の層は、第2の金属種を含む酸化亜鉛で構成され、前記第2の金属種は、チタン、アルミニウム、スズおよびガリウムからなる群から選定された少なくとも一つであっても良い。
また、本発明による高反射鏡において、前記第2の層は、1000Å〜3000Åの厚さを有しても良い。
また、本発明による高反射鏡において、前記第3の層は、10Å〜100Åの厚さを有しても良い。
また、本発明による高反射鏡において、前記第4の層は、300Å〜1500Åの厚さを有しても良い。
また、本発明による高反射鏡において、前記第5の層は、300Å〜1500Åの厚さを有しても良い。
さらに、本発明では、太陽熱発電システム用の二次ミラーであって、前述のような特徴を有する高反射鏡を有する二次ミラーが提供される。
本発明では、300nm〜2500nmの波長域において高い反射率を有し、耐熱性を有するとともに、曲面形状にも適用することが可能な、高反射鏡を提供することができる。
本発明による高反射鏡の一例の概略的な断面図を示した図である。 各高反射鏡サンプルにおける熱処理前後の反射率(日射エネルギー反射率Re)を示したグラフである。 各高反射鏡サンプルにおける熱処理前後の反射率(日射エネルギー反射率Re)を示したグラフである。
以下、図面を参照して、本発明について詳しく説明する。
図1には、本発明による高反射鏡の一例の概略的な断面図を示す。
図1に示すように、本発明による高反射鏡100は、ガラス基板110の上部に、複数の層を積層することにより構成される。
より具体的には、ガラス基板110は、第1の表面115を有し、この第1の表面115には、第1の層120、第2の層130、第3の層140、第4の層150、第5の層160の5層が、順次積層される。
第1の層120は、ガラス基板110と第2の層130の間の密着性を改善する役割、および酸素および/またはアルカリ成分のガラス基板から銀膜への拡散を防止する役割を有する。
第2の層130は、銀を含み、太陽光の波長域の光を有効に反射させる役割を有する。
第3の層140は、第2の層130と第4の層150の間の密着性を改善する役割、および第4層の成膜の際に、雰囲気中の酸素が銀膜に拡散することを抑制する役割を有する。
第4の層150は、第5の層160に比べて屈折率が低い、低屈折率膜として提供される。
第5の層160は、第4の層150に比べて屈折率が高い、高屈折率膜として提供される。屈折率が低い第4の層150の上に屈折率が高い第5の層160を積層することにより、高反射鏡100全体としての反射率を高めることができる。
ここで、通常の高反射鏡では、高温環境に晒された場合、ガラス基板に含まれるナトリウムが銀を含む層の方に拡散し、これにより銀を含む層が劣化し、反射率が低下する場合がある。
これに対して、本発明による高反射鏡100は、ガラス基板110におけるナトリウム含有量が4重量%以下に抑制されているという特徴を有する。また、本発明による高反射鏡100は、第1の層120が200Å以上の厚さを有するという特徴を有する。
すなわち、本発明による高反射鏡100では、ガラス基板110におけるナトリウム含有量自身が、有意に少なくなっている。また、密着性改善層として機能する第1の層120は、200Å以上の比較的厚い層で形成されるため、ガラス基板110のナトリウムイオンの拡散バリアとしても機能することができる。
このような特徴により、本発明による高反射鏡100は、比較的高い温度(例えば、300℃〜350℃)に晒されても、ガラス基板110側から、銀を含む第2の層へのナトリウムの拡散を有意に抑制することができる。このため、本発明による高反射鏡100は、高い耐熱性を発揮することができる。
また、本発明による高反射鏡100は、最も単純な構成の場合、ガラス基板110の一方の表面(第1の表面115)に、わずか5層の積層膜を形成することにより構成される。従って、特許文献2の高反射鏡のように、ガラス基板の両面のそれぞれに、70〜90もの層を積層する必要がなくなり、比較的単純で、低コストな構成の高反射鏡を得ることができる。
さらに、本発明による高反射鏡100において、第1の層120は、200Å(20nm)以上の厚さを有する。このような比較的厚い層は、比較的薄い下地層を有する特許文献1に記載の高反射鏡とは異なり、曲面状の表面に対しても、均一に形成することができる。このため、本発明による高反射鏡100は、曲面形状の形態でも、適正に提供することができる。
次に、本発明による高反射鏡100を構成する各部分について、詳しく説明する。
(ガラス基板110)
ガラス基板100は、酸化ナトリウム(NaO)含有量が4重量%以下のガラスで構成される限り、その種類は、特に限られない。
ガラス基板100は、例えば、無アルカリ金属ガラス、AN100等であっても良い。
ガラス基板100の厚さは、特に限られないが、高反射鏡の強度や使いやすさの点から、例えば0.5mm〜8.0mmの範囲であっても良い。
ガラス基板110の形状は、特に限定されない。ガラス基板110は、平面上であっても、曲面状であっても良い。
(第1の層120)
第1の層120は、前述のように、ガラス基板110と第2の層130との間の密着性を向上させる役割を有する。
第1の層120は、金属窒化物、金属酸化物、および金属酸窒化物からなる群から選定された少なくとも一つで構成される。
第1の層は、200Å以上の厚さを有する。第1の層の厚さの上限は、特に限られない。第1の層120は、単層であっても、複数層で構成されても良い。
(第2の層130)
第2の層130は、前述のように、銀を含む層である。第2の層130に銀を含有させることで、太陽光の波長域(300nm〜2500nm)における光の反射率を高め、入射角による反射率の依存性を低減させることができる。
第2の層130は、銀と金の合金であっても良く、パラジウムとの合金であっても良い。この場合、合金中の金およびパラジウムの含有量は、0.5%〜5質量%の範囲であっても良い。
第2の層130は、1000Å〜3000Åの範囲の厚さを有しても良い。
(第3の層140)
第3の層140は、前述のように、第2の層130と第4の層150の間の密着性を向上させる役割を有する。
第3の層140は、第2の金属種を含む酸化亜鉛で構成されても良い。ここで、第2の金属種は、チタン、アルミニウム、スズおよびガリウムからなる群から選定された少なくとも一つである。第2の金属種を含有することにより、第2の層130と第4の層150の間の密着性をいっそう改善できる。第3の層140は、単層であっても、複数層で構成されても良い。
第3の層140は、10Å〜100Åの範囲の厚さを有しても良い。
(第4の層150)
第4の層150は、第5の層160に比べて、屈折率の低い材料で構成される。例えば、第4の層150は、波長550nmにおいて屈折率1.55以下、消衰係数0.001以下の光学定数を有しても良い。また、例えば、第4の層150は、酸化ケイ素で構成されても良い。また、酸化ケイ素と酸化アルミニウムを含む複合酸化物からなるものでも良い。
第4の層150は、300Å〜1500Åの範囲の膜厚を有しても良い。
(第5の層160)
第5の層160は、第4の層150に比べて、屈折率の高い材料で構成される。例えば、第5の層160は、屈折率1.7以上、消衰係数0.01以下の光学定数を有する。第5の層160は、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、酸窒化ケイ素、酸窒化アルミニウム、酸化ニオブ、酸化ジルコニウム、酸化タンタル、酸化ハフニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、および/または酸化スズで構成されても良い。また、第5の層160は、複合酸窒化物であっても良い。
第5の層160は、300Å〜1500Åの範囲の厚さを有しても良い。
第5の層160は、単層であっても、複数層で構成されても良い。
なお、図1の例では、高反射鏡100は、第4の層150および第5の層160の組み合わせを、1回だけ有する。ただし、これは、一例であって、高反射鏡100は、第4の層150および第5の層160の組み合わせを、複数回有しても良い。すなわち、第4の層150および第5の層160の組み合わせの上に、任意の回数で、第4の層および第5の層の組み合わせを配置しても良い。第4の層150および第5の層160の組み合わせを、複数回繰り返すことにより、さらに反射率を向上させた高反射鏡を形成することができる。
(本発明による高反射鏡100の製造方法について)
図1に示したような本発明による高反射鏡100は、例えば、ガラス基板に対して、金属ターゲットおよび金属酸化物ターゲットを用いたスパッタリング法を適用することにより、製造することができる。
以下、本発明による高反射鏡100の製造方法の一例について説明する。
本発明による高反射鏡100をスパッタリング法により製造する際には、まず、ガラス基板110が準備される。
次に、このガラス基板110上に、第1の層110を、酸化物ターゲットまたは金属ターゲット(酸化または金属亜鉛等)を用いたスパッタリング法により形成する。
次に、第1の層110の上に、銀または銀合金のターゲットを用いたスパッタリング法により、第2の層を形成する。
次に、第2の層上に、亜鉛酸化物ターゲットを用いたスパッタリング法により、第3の層を形成する。なお、この際には、第2の層の酸化を抑制するため、酸素等の酸化性ガスが存在しない雰囲気で成膜を行うことが好ましい。第3の層を形成する場合、スパッタガス中の酸化性ガスの含有量は、10体積%以下であることが好ましい。
次に、第3の層上に、ボロンをドーピングした金属シリコンターゲットを用いた反応性スパッタリング法により、第4の層を形成する。
次に、第4の層上に、酸化物ターゲットまたは金属ターゲット(酸化または金属チタン、酸化または金属ニオブ等)を用いた反応性スパッタリング法により、第5の層を形成する。
スパッタリング法としては、交流(AC)または直流(DC)スパッタリング法を用いることができる。DCスパッタリング法は、パルスDCスパッタリング法を含む。ACスパッタリング法またはパルスDCスパッタリング法は、異常放電の防止の点で有効である。また、緻密な膜を形成できる点では、ACまたはDC反応性スパッタリング法が有効である。また、蒸着法と比較して、スパッタリング法は大面積の基板に成膜でき、かつ膜厚の分布の偏差が小さい点で優れている。
これにより、図1に示したような本発明による高反射鏡100を製造することができる。
本発明による高反射鏡100は、例えば、太陽熱発電システムの二次ミラーとして適用することができる。
一般に、リニアフレネル型またはタワー型等の太陽熱発電システムは、一次ミラーおよび二次ミラーを備え、これらのミラーに照射される太陽光を集光することにより得られる熱エネルギーを利用して、高温高圧蒸気を発生させ、この蒸気により発電を行う。ここで、二次ミラーは、太陽熱発電システムの熱発生部分の近傍に配置されるため、二次ミラーには、太陽光の波長域(300nm〜2500nm)における高い反射特性の他、耐熱性も要求される。
本発明による高反射鏡100は、太陽光の波長域(300nm〜2500nm)において高い反射率を有する上、比較的良好な耐熱性を有するという特徴を有する。従って、本発明による高反射鏡100は、太陽熱発電システムの二次ミラーに、有意に適用することができる。
また、本発明による高反射鏡100は、比較的少ない層数で構成することができ、比較的単純な構造を有する。従って、本発明による高反射鏡100で構成された太陽熱発電システムの二次ミラーは、比較的単純な構成となり、比較的安価に製造することが可能となる。
以下、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
真空槽内に清浄化したガラス基板を設置し、以下に示す方法で各膜を順次成膜することにより、高反射鏡サンプルを作製した。
ガラス基板には、縦100mm×横100mm×厚さ0.5mmの無アルカリガラスを使用した。このガラス基板中のナトリウム含有量は、ほぼ0である。
ターゲットとして、以下の5種類のターゲット(ターゲット1〜5)を準備した:
(ターゲット1)酸化ガリウムを添加した酸化亜鉛ターゲット(酸化ガリウムの含有率5.7質量%、酸化亜鉛の含有率94.3質量%)、
(ターゲット2)金を添加した銀合金ターゲット(金の含有率2質量%、銀の含有率98質量%)、
(ターゲット3)金属シリコンターゲット(ボロンドープの多結晶ターゲット、シリコンの含有率99.999質量%)、
(ターゲット4)酸化チタンターゲット(酸化チタンの含有率99.9質量%)。
ターゲット1〜4における表面のサイズは、それぞれ177.8mm×381mmであった。
これらのターゲット1〜4を、それぞれ、ガラス基板の対向位置に設置し、真空槽内を2×10−3Paまで排気し、以下の成膜を行った。
(ステップ1:酸化亜鉛膜の形成)
ターゲット1を用いて、DCスパッタリング法により、ガラス基板上にガリウムドープ酸化亜鉛膜を成膜した。スパッタリングガスには、アルゴンガス(流速400sccm)を使用した。投入電力は、0.25kWとした。
得られたガリウムドープ酸化亜鉛膜の厚さは、200Åであった。ガリウムドープ酸化亜鉛膜の組成は、ターゲット1とほぼ同等であった。
(ステップ2:銀合金膜の形成)
ステップ1による残存ガスを排気後、ターゲット2を用いて、DCスパッタリング法により、ガリウムドープ酸化亜鉛膜を有するガラス基板上に、銀合金膜を成膜した。スパッタリングガスには、アルゴンガス(流速400sccm)を使用した。投入電力は、1kWとした。
得られた銀合金膜の厚さは、1200Åであった。銀合金膜の組成は、ターゲット2とほぼ同等であった。
(ステップ3:第2の酸化亜鉛膜の形成)
ステップ2による残存ガスを排気後、ターゲット1を用いて、DCスパッタリング法により、銀合金膜上に、ガリウムドープ酸化亜鉛膜を成膜した。スパッタリングガスには、アルゴンガス(流速400sccm)を使用した。投入電力は、0.25kWとした。
得られたガリウムドープ酸化亜鉛膜の厚さは、50Åであった。ガリウムドープ酸化亜鉛膜の組成は、ターゲット1とほぼ同等であった。
(ステップ4:酸化ケイ素膜の形成)
ステップ3による残存ガスを排気後、ターゲット3を用いて、パルスDC反応性スパッタリング法により、第2の酸化亜鉛膜上に、酸化ケイ素膜を成膜した。スパッタリングガスには、酸素ガス(流速240sccm)およびアルゴンガス(流速160sccm)を使用した。投入電力は、2kWとし、周波数は、20kHzとした。
得られた酸化ケイ素膜の厚さは、500Åであった。
(ステップ5:酸化チタン膜の形成)
ステップ4による残存ガスを排気後、ターゲット4を用いて、パルスDCスパッタリング法により、酸化ケイ素膜上に、酸化チタン膜を成膜した。スパッタリングガスには、酸素ガス(流速20sccm)およびアルゴンガス(流速380sccm)を使用した。投入電力は、2kWとし、周波数は、40kHzとした。
得られた酸化チタン膜の厚さは、950Åであった。
以上の処理により、ガラス基板上に、5つの層が積層された高反射鏡のサンプル(以下、「実施例1に係るサンプル」と称する)が得られた。
(実施例2)
実施例1と同様の方法により、実施例2に係る高反射鏡のサンプル(以下、「実施例2に係るサンプル」と称する)を作製した。ただし、この実施例2では、ガラス基板として、厚さ3mmのパイレックスガラス(登録商標)を使用した。その他の条件は、実施例1と同様である。
なお、このガラス基板中の酸化ナトリウム(NaO)含有量は、4重量%である。
(実施例3)
実施例1と同様の方法により、実施例3に係る高反射鏡のサンプル(以下「実施例3に係るサンプル」と称する)を作製した。ただし、この実施例3では、第5の層として、ボロンドープ金属シリコンターゲットを用いて、パルスDC反応性スパッタリング法により、酸化ケイ素膜上に窒化ケイ素膜を成膜した。スパッタリングガスには、窒素ガス(流速120sccm)およびアルゴンガス(流速280sccm)を使用し、投入電力は1kWとした。得られた窒化ケイ素膜の厚さは500Åであった。その他の条件は、実施例1と同様である。
(実施例4)
真空槽内に清浄化したガラス基板を設置し、以下に示す方法で各膜を順次成膜することにより、高反射鏡サンプルを作製した。
ガラス基板には、縦100mm×横100mm×厚さ0.5mmの無アルカリガラスを使用した。このガラス基板中のナトリウム含有量は、ほぼ0である。
ターゲットとして、以下の4種類のターゲット(ターゲット1〜4)を準備した:
(ターゲット1)酸化ガリウムを添加した酸化亜鉛ターゲット(酸化ガリウムの含有率5.7質量%、酸化亜鉛の含有率94.3質量%)、
(ターゲット2)金を添加した銀合金ターゲット(金の含有率2質量%、銀の含有率98質量%)、
(ターゲット3)金属シリコンターゲット(ボロンドープの多結晶ターゲット、シリコンの含有率99.999質量%)、
(ターゲット4)金属シリコンとアルミニウムの合金ターゲット(シリコンの含有率90質量%、アルミニウムの含有率10質量%)。
ターゲット1〜4における表面のサイズは、それぞれ70mm×200mmであった。
これらのターゲット1〜4を、それぞれ、ガラス基板の対向位置に設置し、真空槽内を2×10−3Paまで排気し、以下の成膜を行った。
(ステップ1:シリコンアルミ窒化膜の形成)
ターゲット4を用いて、パルスDC反応性スパッタリング法により、ガラス基板上にシリコンアルミ窒化膜を成膜した。スパッタリングガスには、アルゴンガス(流速70sccm)および窒素ガス(流速30sccm)を使用した。投入電力は、0.5kWとした。
得られたシリコンアルミ窒化膜の厚さは、200Åであった。
(ステップ2:酸化亜鉛膜の形成)
ステップ1による残存ガスを排気後、ターゲット1を用いて、DCスパッタリング法により、シリコンアルミ窒化膜上に、ガリウムドープ酸化亜鉛膜を成膜した。スパッタリングガスには、アルゴンガス(流速100sccm)を使用した。投入電力は、0.1kWとした。
得られたガリウムドープ酸化亜鉛膜の厚さは、15Åであった。ガリウムドープ酸化亜鉛膜の組成は、ターゲット1とほぼ同等であった。
(ステップ3:銀合金膜の形成)
ステップ2による残存ガスを排気後、ターゲット2を用いて、DCスパッタリング法により、ガリウムドープ酸化亜鉛膜を有するガラス基板上に、銀合金膜を成膜した。スパッタリングガスには、アルゴンガス(流速100sccm)を使用した。投入電力は、0.5kWとした。
得られた銀合金膜の厚さは、1200Åであった。銀合金膜の組成は、ターゲット2とほぼ同等であった。
(ステップ4:第2の酸化亜鉛膜の形成)
ステップ3による残存ガスを排気後、ターゲット1を用いて、DCスパッタリング法により、銀合金膜上に、ガリウムドープ酸化亜鉛膜を成膜した。スパッタリングガスには、アルゴンガス(流速100sccm)を使用した。投入電力は、0.1kWとした。
得られたガリウムドープ酸化亜鉛膜の厚さは、15Åであった。ガリウムドープ酸化亜鉛膜の組成は、ターゲット1とほぼ同等であった。
(ステップ5:第2のシリコンアルミ窒化素膜の形成)
ステップ4による残存ガスを排気後、ターゲット4を用いて、パルスDC反応性スパッタリング法により、第2の酸化亜鉛膜上に、シリコンアルミ窒化素膜を成膜した。スパッタリングガスには、窒素ガス(流速30sccm)およびアルゴンガス(流速70sccm)を使用した。投入電力は、0.5kWとした。
得られた窒化ケイ素膜の厚さは、35Åであった。
(ステップ6:酸化ケイ素膜の形成)
ステップ5による残存ガスを排気後、ターゲット4を用いて、パルスDC反応性スパッタリング法により、第2のシリコンアルミ窒化膜上に、酸化ケイ素膜を成膜した。スパッタリングガスには、酸素ガス(流速60sccm)およびアルゴンガス(流速40sccm)を使用した。投入電力は、0.5kWとした。
得られた酸化ケイ素膜の厚さは、500Åであった。
(ステップ7:第3のシリコンアルミ窒化素膜の形成)
ステップ6による残存ガスを排気後、ターゲット4を用いて、パルスDC反応性スパッタリング法により、酸化ケイ素膜上に、シリコンアルミ窒化素膜を成膜した。スパッタリングガスには、窒素ガス(流速30sccm)およびアルゴンガス(流速70sccm)を使用した。投入電力は、0.5kWとした。
得られたシリコンアルミ窒化膜の厚さは、500Åであった。
以上の処理により、ガラス基板上に、7つの層が積層された高反射鏡のサンプル(以下、「実施例4に係るサンプル」と称する)が得られた。
(実施例5)
実施例4と同様の方法により、実施例5に係る高反射鏡のサンプル(以下「実施例5に係るサンプル」と称する)を作製した。ただし、この実施例5では、実施例4のステップ2において、ニッケルとクロムの合金ターゲット(ニッケルの含有率50質量%、クロムの含有率50質量%)を用いてパルスDCスパッタリング法により、ガラス基板上にニクロム膜を成膜した。スパッタリングガスにはアルゴンガス(流速100sccm)を使用し、投入電力は0.05kWとした。その他の条件は、実施例4と同様である。得られたニクロム膜の厚さは、15Åであった。
(比較例1)
実施例1と同様の方法により、比較例1に係る高反射鏡のサンプル(以下、「比較例1に係るサンプル」と称する)を作製した。ただし、この比較例1では、ガラス基板として、厚さ3mmのソーダライムガラスを使用した。その他の条件は、実施例1と同様である。
なお、このガラス基板中酸化のナトリウム含有量は、14重量%である。
(比較例2)
実施例1と同様の方法により、比較例2に係る高反射鏡のサンプル(以下「比較例2に係るサンプル」と称する)を作製した。ただし、この比較例2では、ステップ1において形成されたガリウムドープ酸化亜鉛膜の厚さは、150Åであった。その他の条件は、実施例1と同様である。
(評価)
前述の方法で作製した各サンプルを用いて、耐熱性評価試験を実施した。
耐熱性評価試験は、各サンプルを所定の温度に所定の時間保持し、熱処理後のサンプルの反射率を測定することにより実施した。熱処理温度は、300℃、350℃、および400℃とした。
図2には、各サンプルにおける熱処理前後の反射率測定結果をまとめて示す。
なお、図2において、縦軸の反射率は、日射エネルギー反射率:Reで示した。この日射エネルギー反射率:Reは、ISO9050−2003に準じて算定される値であり、具体的には、分光絶対反射率(300nm〜2500nm)の測定値に、日射の標準スペクトル分布を示す重化係数を乗じて加重平均した値を意味する。
この結果から、実施例1に係るサンプルでは、300℃における168時間の熱処理、350℃における72時間の熱処理、および400℃における72時間の熱処理のいずれの熱処理においても、日射エネルギー反射率が、熱処理前とほとんど変化していないことがわかる。同様に、実施例2〜実施例5に係るサンプルにおいても、各条件の熱処理後の日射エネルギー反射率は、熱処理前とほとんど変化していない。
一方、比較例1に係るサンプルの場合、熱処理によって日射エネルギー反射率は、低下する傾向にあることがわかる。例えば、300℃における168時間の熱処理後の日射エネルギー反射率は、熱処理前の値に比べて2%程度低下しており、350℃における72時間の熱処理後の日射エネルギー反射率は、熱処理前の値に比べて約14%も低下した。なお、比較例1に係るサンプルでは、日射エネルギー反射率の低下傾向が顕著であるため、400℃における72時間の熱処理は、実施していない。
同様に、比較例2に係るサンプルにおいても、熱処理によって日射エネルギー反射率は、低下する傾向にあることがわかる。例えば、300℃における168時間の熱処理後の日射エネルギー反射率は、熱処理前の値に比べて2%低下しており、400℃における72時間後の日射エネルギー反射率は、熱処理前の値に比べて約7%も低下した。
図3には、実施例1〜実施例5に係るサンプルにおいて、350℃の温度で各時間保持した後の反射率の変化を示す。縦軸は、図2と同じ日射エネルギー反射率:Reで示した。なお、図3には、比較例1および比較例2における、350℃、72時間保持後の結果を同時に示した。
この図3から、比較例1および比較例2に係るサンプルでは、72時間保持後に、反射率が大きく低下するのに対して、実施例1〜実施例5に係るサンプルは、いずれも、最大120時間までの間、350℃の熱処理によって反射率がほとんど変化していないことがわかる。
このように、ガラス基板に含まれるナトリウムの含有量が高い比較例1に係るサンプルでは、耐熱性に問題があることがわかった。これに対して、ガラス基板に含まれるナトリウムの含有量が4質量%以下の実施例1〜実施例5に係るサンプルでは、比較的良好な耐熱性を有することが確認された。
また、第1の層の膜厚が150Åである比較例2に係るサンプルでは、ガラス基板に含まれるナトリウムの含有量が4%以下であるにもかかわらず、耐熱性に問題があることがわかった。これに対して、第1の層が200Å以上である実施例1〜実施例5に係るサンプルでは、比較的良好な耐熱性を有することが確認された。
本発明は、リニアフレネル型またはタワー型等の太陽熱発電システムにおける二次ミラー等に利用することができる。
本願は、2012年6月1日に出願した日本国特許出願2012−126411号に基づく優先権を主張するものであり、同日本国出願の全内容を本願の参照として援用する。
100 本発明による高反射鏡
110 ガラス基板
115 第1の表面
120 第1の層
130 第2の層
140 第3の層
150 第4の層
160 第5の層

Claims (8)

  1. ガラス基板上に、複数の層を積層することにより構成された高反射鏡であって、
    前記ガラス基板は、第1の表面を有し、酸化ナトリウム(NaO)含有量が4重量%以下のガラスで構成され、
    前記ガラス基板の第1の表面には、第1の層、第2の層、第3の層、第4の層、第5の層がこの順に積層され、
    前記第1の層は、200Å以上の厚さを有し、金属窒化物、金属酸化物、および金属酸窒化物からなる群から選定された少なくとも一つを含み、
    前記第2の層は、銀または銀合金を含み、
    前記第3の層は、酸化亜鉛を含み、
    前記第4の層は、波長400〜1500nmにおいて屈折率1.55以下、消衰係数0.001以下の光学定数を有し、酸化ケイ素を含み、
    前記第5の層は、波長400〜1500nmにおいて屈折率1.7以上、消衰係数0.01以下の光学定数を有し、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、酸窒化ケイ素、酸窒化アルミニウム、酸化チタン、酸化ニオブ、酸化ジルコニウム、酸化タンタル、酸化スズ、酸化亜鉛、および酸化ハフニウムからなる群から選定された少なくとも一つを含むことを特徴とする高反射鏡。
  2. 前記第1の層は、第1の金属種を含む酸化亜鉛で構成され、前記第1の金属種は、チタン、アルミニウム、スズおよびガリウムからなる群から選定された少なくとも一つであることを特徴とする請求項1に記載の高反射鏡。
  3. 前記第3の層は、第2の金属種を含む酸化亜鉛で構成され、前記第2の金属種は、チタン、アルミニウム、スズおよびガリウムからなる群から選定された少なくとも一つであることを特徴とする請求項1または2に記載の高反射鏡。
  4. 前記第2の層は、1000Å〜3000Åの厚さを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の高反射鏡。
  5. 前記第3の層は、10Å〜100Åの厚さを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の高反射鏡。
  6. 前記第4の層は、300Å〜1500Åの厚さを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の高反射鏡。
  7. 前記第5の層は、300Å〜1500Åの厚さを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の高反射鏡。
  8. 太陽熱発電システム用の二次ミラーであって、
    前記請求項1乃至7のいずれか一つの高反射鏡を有する二次ミラー。
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