JPWO2013179452A1 - 化学反応装置 - Google Patents

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Abstract

流路が閉塞する可能性が低くする。化学反応装置は、輸送ユニットと、反応ユニット12と、回収ユニットとを備える。反応ユニット12が、加熱装置72と、反応管70とを有している。反応管70を液状原料が通過する。反応管70は、原料流入口100と、生成物流出口110と、生成部104とを有する。原料流入口100には液状原料が流入する。生成物流出口110から生成物が流出する。生成部104は原料流入口100と生成物流出口110との間に設けられる。生成部104で生成物が生成する。生成部104は、原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき下流へ向かうにつれて低くなる。

Description

本発明は化学反応装置に関する。
特許文献1は、高温高圧水を用いる微粒子製造方法を開示する。この方法は次に述べる3つの工程を備える。第1の工程は、ポンプと加熱装置とによって水を高温高圧水にする工程である。第2の工程は、この高温高圧水と流体状原料とを合流させる工程である。第3の工程は、高温高圧水と流体状原料との混合物を反応器へ案内する工程である。この方法において、流体状原料は、高温高圧水と合流する前に、水の臨界温度よりも低温に冷却される。
特許文献1に開示された方法によれば、次の3つの効果が得られる。第1の効果は、原料を安定よく供給できるという効果である。第2の効果は、反応器内の温度と圧力と流量とを容易に制御できるという効果である。第3の効果は、生成物を良好に回収できるという効果である。
特開2005−21724号公報
しかしながら、特許文献1に開示され方法には、原料によっては流路が閉塞しやすいことがあるという問題点がある。本発明は、このような問題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、流路が閉塞する可能性が低い化学反応装置を提供することにある。
図面を参照し本発明の化学反応装置を説明する。なおこの欄で図中の符号を使用したのは発明の内容の理解を助けるためである。この欄で図中の符号を使用することには発明の内容を図示した範囲に限定する意図がない。
上述した課題を解決するために、本発明のある局面に従うと、化学反応装置は、輸送ユニット10と、反応ユニット12,160,162,164,166,168,170,172,174,176とを備える。輸送ユニット10は液状原料を連続輸送する。反応ユニット12,160,162,164,166,168,170,172,174,176は、輸送ユニット10により輸送された液状原料に連続的に化学反応を生じさせる。反応ユニット12,160,162,164,166,168,170,172,174,176が反応管70,182,200,224,250,300,310,350,400,430を有している。反応管70,182,200,224,250,300,310,350,400,430を液状原料が通過する。反応管70,182,200,224,250,300,310,350,400,430は、原料流入口100と、生成物流出口110と、生成部104,460とを有する。原料流入口100には液状原料が流入する。生成物流出口110から化学反応が生じた結果生成した生成物が流出する。生成部104,460は原料流入口100と生成物流出口110との間に設けられる。生成部104,460で生成物が生成する。生成部104,460は、原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき下流へ向かうにつれて低くなる。
原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき、生成部104,460は、下流へ向かうにつれて低くなる。これにより、生成部104,460中の物は重力に従って流れる。重力に従って流れるので、重力に逆らって流れることがある場合に比べ、その物は流れやすくなる。その物が流れやすいと、流路が閉塞する可能性が低くなる。
また、上述した反応ユニット12,160,162,164,166,168,170,172,174,176が、反応管70,182,200,224,250,300,310,350,400,430に加え、加熱装置72,440をさらに有することが望ましい。加熱装置72,440は生成部104,460を加熱する。
もしくは、上述した生成部104が、上流部120と、下流部122とを有していることが望ましい。上流部120は、加熱装置72によって加熱される。下流部122は、上流部120より下流側に配置される。下流部122は、まっすぐな流路を有する。下流部122では、化学反応によって生成物が生じる。
上流部120が加熱装置72によって加熱された結果生成した生成物が塊となりやすい性質を持っている可能性はある。下流部122の流路がまっすぐであると、生成物が塊となりやすい性質を持っていても、流路が曲がっている場合に比べ、閉塞し難い。流路の形状が閉塞し難い形状であれば、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
もしくは、上述した液体原料が溶媒物質を含んでいることが望ましい。この場合、化学反応装置は原料加圧部32を有している。原料加圧部32は、溶媒物質が反応ユニット12,160,162,164,166,168,170,172,174,176の中で超臨界状態又は亜臨界状態となる圧力を受けるよう液状原料を加圧する。上流部120がまっすぐな流路を有している。このまっすぐな流路で、加熱装置72から受けた熱によって溶媒物質が超臨界状態又は亜臨界状態になるよう加熱される。この場合、下流部122の流路が上流部120の流路と共に一本のまっすぐな流路を形成するよう並ぶ。
下流部122の流路が上流部120の流路と共に一本のまっすぐな流路を形成するよう並ぶと、上流部120を通過中の液体原料が下流部122を通過中の物を押すこととなる。これにより、下流部122において溶媒物質が超臨界状態でも亜臨界状態でもなくなったとしても、下流部122の流路は閉塞し難くなる。流路が閉塞し難ければ、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
もしくは、上述した上流部120の流路の向きが原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したときの重力方向であることが望ましい。この場合、下流部122の流路の向きが原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したときの重力方向である。本発明における「重力方向」とは、次に述べる2つの要件の少なくとも一方を満たす方向である。第1の要件とは、重力が作用する方向と同一方向という要件である。第2の要件は、反応管70,182,200,224,250,300,310,350,400の原料流入口100のいずれかの箇所から前述した重力が作用する方向へ直径を無視できる小さな粒子が進んだとき、その粒子が反応管70,182,200,224,250,300,310,350,400の内周面に接触することなく生成物流出口110を通過できるという要件である。
上流部120の流路の向きと下流部122の流路の向きとが重力方向であれば、それらが大きく傾いている場合に比べ、それらの中を流れる物は流れやすくなる。流路が閉塞寸前の状態に陥っても、その閉塞寸前の箇所の物は下に落下しやすくなる。これにより、流路の閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、上述した生成部460が螺旋流路部472を有することが望ましい。螺旋流路部472の流路は螺旋形である。
流路が螺旋形であることにより、生成部460の高さの割に流路を長くすることができる。流路を長くすることができれば、その分化学反応を進行させることができる。化学反応を進行させることができれば、その分、原料が残る可能性を低くできる。
もしくは、上述した反応管70,182,200,224,250,300,310,350,400,430が、予熱部102,220,240,282,370,410と、熱吸取部106,196,246,330,372とをさらに有することが望ましい。予熱部102,220,240,282,370,410は生成部104,460より上流側に配置される。予熱部102,220,240,282,370,410は原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき生成部104,460に比べ高い位置に配置される。予熱部102,220,240,282,370,410で液状原料が加熱される。熱吸取部106,196,246,330,372は生成部104,460より下流側に配置される。熱吸取部106,196,246,330,372は原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき生成部104,460に比べ低い位置に配置される。熱吸取部106,196,246,330,372は生成物104,460から熱を吸収する。この場合、反応ユニット12,160,162,164,166,168,170,172,174,176が、熱吸収用熱交換器74,252,320と、熱媒76と、熱媒管78,188,218,228,268,302,322,360,402と、予熱用熱交換器80,230,270,404とをさらに有する。熱吸収用熱交換器74,252,320は熱吸取部106,196,246,330,372に取付けられる。熱吸収用熱交換器74,252,320は熱吸取部106,196,246,330,372から熱を吸収する。熱媒76は熱吸収用熱交換器74,252,320が吸収した熱を運ぶ。熱媒76は熱を受けると密度が低下する。熱媒管78,188,218,228,268,302,322,360,402は熱吸収用熱交換器74,252,320に接続される。熱媒管78,188,218,228,268,302,322,360,402を熱媒76が通過する。予熱用熱交換器80,230,270,404は予熱部102,220,240,282,370,410に取付けられる。予熱用熱交換器80,230,270,404は熱媒管78,188,218,228,268,302,322,360,402に接続される。予熱用熱交換器80,230,270,404は熱媒76が運んだ熱によって予熱部102,220,240,282,370,410を加熱する。
原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき、予熱部102,220,240,282,370,410は生成部104,460に比べ高い位置に配置される。原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき、熱吸取部106,196,246,330,372は生成部104,460に比べ低い位置に配置される。原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき、生成部104,460は、下流へ向かうにつれて低くなる。熱吸収用熱交換器74,252,320は熱吸取部106,196,246,330,372から熱を吸収する。熱媒76は熱を受けると密度が低下する。熱媒76は熱吸収用熱交換器74,252,320,322,360,402が吸収した熱を予熱用熱交換器80,230,270,404へ運ぶ。予熱用熱交換器80,230,270,404は熱媒76が運んだ熱によって予熱部102,220,240,282,370,410を加熱する。これにより、熱媒76は、熱吸収用熱交換器74,252,320から熱を受けると上昇し、熱を予熱用熱交換器80,230,270,404に与えると下降する。熱を受けると上昇し熱を与えると下降するので、液体原料を予熱することを目的として熱媒76に熱媒管78,188,218,228,268,302,322,360,402を通過させるためのエネルギ消費を抑えることができる。
もしくは、上述した反応ユニット12,160,162,164,166,168,170,172,174,176が、バッファタンク88と、排出部92と、ポンプ90とをさらに有することが望ましい。バッファタンク88は、予熱用熱交換器80,230,270,404に接続される。バッファタンク88には、熱媒76の一部及び気体が収容される。この気体は、熱媒76から分離したものである。排出部92は、気体の圧力が所定の圧力以上になるとバッファタンク88から気体を排出する。ポンプ90はバッファタンク88に接続される。ポンプ90はバッファタンク88に熱媒76を供給する。
バッファタンク88内の気体の圧力が所定の圧力以上になると排出部92がバッファタンク88から気体を排出する。ポンプ90がバッファタンク88に熱媒76を供給する。気体の排出と熱媒76の供給とにより、熱媒76から分離した気体に起因する熱媒76の停滞が防止される。熱媒76の停滞が防止されるので、熱吸収用熱交換器74,252,320から予熱用熱交換器80,230,270,404への熱の移動が進む。
もしくは、上述したバッファタンク88が、気体溜まり部150を有していることが望ましい。気体溜まり部150に気体が溜まる。この場合、排出部92が気体溜まり部150に接続されている。
気体溜まり部150に気体が溜まり、かつ、排出部92が気体溜まり部150に接続されていると、気体溜まり部150に溜まった気体の排出を円滑に進めることができる。
もしくは、上述した予熱部102,370,410は、原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき下流へ向かうにつれて低くなることが望ましい。この場合、予熱用熱交換器80,230,404が、予熱用熱媒流入口500,510と、予熱用熱媒流出口502,512とを有している。予熱用熱媒流入口500,510には熱媒76が流入する。予熱用熱媒流出口502,512は予熱用熱媒流入口500,510より予熱部102,370,410における上流側に配置される。
予熱用熱媒流出口502,512は予熱用熱媒流入口500,510より予熱部102,370,410における上流側に配置される。予熱部102,370,410は、原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき下流へ向かうにつれて低くなる。これにより、予熱用熱媒流入口500,510に流入した熱媒76はそこよりも高い位置へ流れる。高い位置から低い位置へ流れる場合に比べ、熱媒76の流れは円滑なものとなる。
もしくは、上述した熱吸取部106,196,372が、原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき下流へ向かうにつれて低くなることが望ましい。
熱吸取部106,196,372は、原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき下流へ向かうにつれて低くなる。これにより、生成部104,460を通過中の物が熱吸取部106,196,372を通過中の物を押すこととなる。熱吸取部106,196,372を通過中の物が押されるので、熱吸取部106,196,372の流路は閉塞し難くなる。流路が閉塞し難ければ、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
もしくは、上述した熱吸収用熱交換器74,252が、熱吸収用熱媒流入口504,524と、熱吸収用熱媒流出口506,526とを有していることが望ましい。熱吸収用熱媒流入口504,524に熱媒76が流入する。熱吸収用熱媒流出口506,526は熱吸収用熱媒流入口504,524より熱吸取部106,196,372における上流側に配置される。
熱吸収用熱媒流出口506,526は熱吸収用熱媒流入口504,524より熱吸取部106,196,372における上流側に配置される。熱吸取部106,196,372は、原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき上流へ向かうにつれて高くなる。これにより、熱吸収用熱媒流入口504,524に流入した熱媒76はそこよりも高い位置へ流れる。高い位置から低い位置へ流れる場合に比べ、熱媒76の流れは円滑なものとなる。
本発明によれば、流路が閉塞する可能性が低いという効果を奏する。
本発明の第1実施形態にかかる化学反応装置の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる反応ユニットの構成を示す図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例にかかる反応ユニットの構成を示す図である。 本発明の第1実施形態の第2変形例にかかる反応ユニットの構成を示す図である。 本発明の第1実施形態の第3変形例にかかる反応ユニットの構成を示す図である。 本発明の第1実施形態の第4変形例にかかる反応ユニットの構成を示す図である。 本発明の第1実施形態の第5変形例にかかる反応ユニットの構成を示す図である。 本発明の第1実施形態の第6変形例にかかる反応ユニットの構成を示す図である。 本発明の第1実施形態の第7変形例にかかる反応ユニットの構成を示す図である。 本発明の第1実施形態の第8変形例にかかる反応ユニットの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる反応ユニットの構成を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。従って、それらについての詳細な説明は繰返さない。なお、以下で説明される化学反応装置は、本発明の技術的思想を具体化するために例示したものである。以下で説明される化学反応装置は、本発明の技術的思想の範囲内において種々の変更を加え得るものである。
<第1実施形態>
[構成の説明]
本実施形態にかかる化学反応装置の構成を説明する。図1は本実施形態にかかる化学反応装置の構成を示す図である。本実施形態にかかる化学反応装置は、輸送ユニット10と、反応ユニット12と、回収ユニット14とを備える。
輸送ユニット10は液状原料を連続輸送する。本実施形態の場合、液状原料とは次の2つの要件を満たす物のことである。第1の要件は、流動性があるという要件である。第2の要件は、反応ユニット12において化学反応により消滅する成分を含むという要件である。液状原料の例には、水溶液、コロイド、スラリー、スライムがある。本実施形態の場合、液状原料は溶媒物質を含む。本実施形態の場合、液状原料は連続輸送される。本実施形態の場合、溶媒物質とは、超臨界状態となったとき、溶媒の役割を果たす物のことである。
反応ユニット12は、液状原料を収容する。本実施形態の場合、この液状原料には後述する添加剤も含まれる。反応ユニット12内で溶媒物質は超臨界状態となる。反応ユニット12は液状原料に対して連続的に化学反応を生じさせる。化学反応により、液状原料の成分の少なくとも一種は生成物となる。
回収ユニット14は、生成物を回収する。本実施形態の場合、生成物の回収の際、液状原料の成分のうち化学反応によって消滅しなかったもの及び溶媒物質も回収ユニット14により回収される。
輸送ユニット10は、原料貯留部30と、原料加圧部32と、添加剤槽34と、添加剤加圧ポンプ36と、輸送ユニット内温度制御装置38とを備える。原料貯留部30は液状原料を蓄える。原料加圧部32は液状原料が所定の圧力(ただし溶媒物質が反応ユニット12の中で超臨界状態又は亜臨界状態となる圧力)を受けるよう液状原料を加圧する。添加剤槽34は添加剤(液状原料に添加される物質。その具体例には還元剤がある)を蓄える。添加剤加圧ポンプ36は添加剤を原料加圧部32へ供給する。輸送ユニット内温度制御装置38は、輸送ユニット10の内部の温度を制御する。
原料貯留部30は、原料槽40と、ガスボンベ42と、ガス流路開閉弁44とを有する。原料槽40は液状原料を蓄える。ガスボンベ42は原料槽40に気体(本実施形態の場合、この気体は窒素ガスである。もちろん、本実施形態の変形例及び他の実施形態において窒素ガス以外の気体が用いられてもよい。そのような気体の例には空気がある。)を供給する。原料槽40に窒素ガスが供給されることにより、原料槽40に蓄えられている液状原料は押し出される。ガス流路開閉弁44は、ガスボンベ42から原料槽40へ至る流路を開閉する。
原料加圧部32は、一対の原料供給シリンダポンプ50と、2つの原料流路開閉弁52とを有する。原料供給シリンダポンプ50は、液状原料(これは原料貯留部30から供給されたものである)を反応ユニット12へ供給する。その際、液状原料は原料供給シリンダポンプ50から圧力(溶媒物質が反応ユニット12の中で超臨界状態となる圧力)を受ける。2つの原料流路開閉弁52は、原料貯留部30から原料供給シリンダポンプ50へ至る流路を開閉する。これらが適切に開閉することにより、一方の原料供給シリンダポンプ50が反応ユニット12へ液状原料を供給している間に他方の原料供給シリンダポンプ50へ液状原料が供給されることとなる。
図2は、本実施形態にかかる反応ユニット12の構成を示す図である。図2によれば、反応ユニット12は、反応管70と、加熱装置72と、熱吸収用熱交換器74と、熱媒76と、熱媒管78と、予熱用熱交換器80と、温度制御装置82と、追加冷却用熱交換器84と、追加冷却装置86と、バッファタンク88と、ポンプ90と、排出部92とを有している。
反応管70の中を液状原料と添加剤との混合物が通過する。反応管70は、原料流入口100と、予熱部102と、生成部104と、熱吸取部106と、追加冷却部108と、生成物流出口110とを有する。
原料流入口100には液状原料と添加剤との混合物が流入する。予熱部102は生成部104より上流側に配置される。予熱部102は原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき生成部104に比べ高い位置に配置される。予熱部102では液状原料と添加剤との混合物が予熱のために加熱される。生成部104で生成物が生成する。生成部104は、原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき下流へ向かうにつれて低くなる。すなわち、生成部104の各々の箇所が、原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき、各々の箇所から見た上流側の箇所に比べ低い位置に配置される。熱吸取部106は生成部104より下流側に配置される。熱吸取部106は原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき生成部104より低い位置に配置される。熱吸取部106は生成物を冷却する。追加冷却部108にてその中を流れる生成物はさらに冷却される。生成物流出口110から生成物が流出する。
生成部104は、上流部120と、下流部122とを有している。上流部120は、加熱装置72によって加熱されると溶媒物質を超臨界状態とするように混合物を加熱する。上流部120はまっすぐな流路を有している。下流部122は、上流部120より下流側に配置される。下流部122は、まっすぐな流路を有する。その流路は、上流部120の流路と共に一本のまっすぐな流路を形成するよう並んでいる。下流部122では、化学反応によって生成物が生じる。上流部120の流路の向きは原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したときの重力方向である。下流部122の流路の向きも原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したときの重力方向である。本実施形態に言う「重力方向」とは、次に述べる2つの要件の少なくとも一方を満たす方向である。第1の要件とは、重力が作用する方向と同一方向という要件である。第2の要件は、反応管70の原料流入口100のいずれかの箇所から第1の要件に言う「重力が作用する方向」へ向けて直径を無視できる小さな粒子が進んだとき、その粒子が反応管70の内周面に接触することなく生成物流出口110を通過できるという要件である。
加熱装置72は反応管70のうち上流部120を加熱する。加熱装置72は周知のヒータである。従ってその詳細な説明は繰返さない。上流部120は加熱装置72によって加熱されることで溶媒物質を超臨界状態とする。
熱吸収用熱交換器74は反応管70のうち熱吸取部106に取付けられる。熱吸収用熱交換器74は熱吸取部106から熱を吸収する。熱吸収用熱交換器74が、熱吸収用熱媒流入口504と、熱吸収用熱媒流出口506とを有している。熱吸収用熱媒流入口504に熱媒76が流入する。図2に示されているように、熱吸収用熱媒流出口506は熱吸収用熱媒流入口504より熱吸取部106における上流側に配置される。
熱媒76は熱吸収用熱交換器74が吸収した熱を予熱用熱交換器80へ運ぶ。熱媒76は熱を受けると密度が低下する。熱媒管78は熱吸収用熱交換器74に接続される。熱媒76が熱媒管78を通過する。
予熱用熱交換器80は反応管70のうち予熱部102に取付けられる。予熱用熱交換器80は熱媒管78に接続される。予熱用熱交換器80は熱媒76が運んだ熱によって反応管70の予熱部102を加熱する。予熱用熱交換器80が、予熱用熱媒流入口500と、予熱用熱媒流出口502とを有している。予熱用熱媒流入口500には熱媒76が流入する。予熱用熱媒流出口502から熱媒76が流出する。図2に示されているように、予熱用熱媒流出口502は予熱用熱媒流入口500より予熱部102における上流側に配置される。
熱媒76は、密度が温度から大きな影響を受ける流体であることが望ましい。熱媒76が、熱を受けた際の密度の低下を利用して熱吸収用熱交換器74と熱媒管78と予熱用熱交換器80との内部を循環するためである。熱媒76の具体例には、超臨界状態の水と亜臨界状態の水とがある。もちろん、熱媒76として用いられ得る物質はこれに限定されない。
温度制御装置82は、反応管70の下流部122の温度を制御する。本実施形態の場合、温度制御装置82により、下流部122の温度は所定の温度に維持される。
追加冷却用熱交換器84は反応管70のうち追加冷却部108に取付けられる。追加冷却用熱交換器84は追加冷却部108から熱を吸収する。これにより、追加冷却部108内部を流れる生成物の温度はさらに低くなる。
追加冷却装置86は追加冷却用熱交換器84に接続される。追加冷却装置86は追加冷却用熱交換器84内を流れる図示しない流体を強制的に冷却する。
バッファタンク88は予熱用熱交換器80に接続される。バッファタンク88は予熱用熱交換器80内のガスを収容する。バッファタンク88は、気体溜まり部150と、熱媒溜まり部152とを有する。気体溜まり部150に熱媒76から分離した気体が溜まる。熱媒溜まり部152に熱媒76が溜まる。
ポンプ90はバッファタンク88の熱媒溜まり部152に接続される。ポンプ90はバッファタンク88内に熱媒76を補充する。排出部92は、バッファタンク88内の圧力が所定の圧力以上になるとバッファタンク88から気体を排出する。
ポンプ90と排出部92とは、熱吸収用熱交換器74の内部と熱媒管78の内部と予熱用熱交換器80の内部との圧力を一定に保つためのものである。熱媒76の温度は、熱の授受に伴って変化する。その変化により、熱媒76に溶けていた成分が分離する。分離した成分のうち気体となったものは熱媒76から分離する。分離した気体がバッファタンク88に溜まる。その気体は、排出部92によって反応ユニット12の外へ排出される。気体が排出されると、熱吸収用熱交換器74の内部と熱媒管78の内部と予熱用熱交換器80の内部との圧力は変化する。排出された気体の代わりに熱媒76をポンプ90が補充することで、熱吸収用熱交換器74の内部と熱媒管78の内部と予熱用熱交換器80の内部との圧力を回復することが可能になる。
排出部92は、気体排出管154と、圧力調整弁156とを有する。排出部92のうち気体排出管154がバッファタンク88のうち気体溜まり部150に接続されている。熱媒76から分離した気体が気体排出管154内を流れる。圧力調整弁156は気体排出管154内の流路を開閉する。圧力調整弁156は気体排出管154内の圧力が所定の圧力以上になると開く。圧力調整弁156が開くことによりバッファタンク88内の気体が反応ユニット12の外へ排出される。
図1には回収ユニット14の構成も示されている。図1によると、回収ユニット14は、通過管130と、一対の生成物収容シリンダポンプ132と、通過管切替弁134と、生成物排出管136と、生成物貯留タンク138と、排出管切替弁140とを有する。通過管130は生成物流出口110を介して下流部122に連通する。通過管130はまっすぐな流路を有する。このまっすぐな流路は下流部122の流路と一列に並ぶ。生成物と液状原料の成分のうち化学反応によって消滅しなかったものとの混合物(以下これを「生成物を含む混合物」と称する。)が通過管130を通過する。生成物収容シリンダポンプ132が本実施形態における生成物収容部である。生成物収容シリンダポンプ132は通過管130に接続される。生成物収容シリンダポンプ132には生成物を含む混合物が一時的に収容される。生成物収容シリンダポンプ132は、生成物排出管136を介して生成物貯留タンク138へ生成物を含む混合物を排出する。通過管切替弁134は通過管130の途中に設けられる。通過管切替弁134は通過管130の流路を切替える。生成物排出管136は生成物収容シリンダポンプ132と生成物貯留タンク138との間に設けられる。生成物収容シリンダポンプ132に一時的に収容された生成物を含む混合物は生成物排出管136を通って生成物貯留タンク138に排出される。生成物貯留タンク138は生成物を含む混合物を貯留する。排出管切替弁140は生成物排出管136の途中に設けられる。通過管切替弁134は生成物排出管136の流路を切替える。通過管切替弁134と排出管切替弁140とを適宜操作することにより、一方の生成物収容シリンダポンプ132が生成物を含む混合物を吐出している間に他方の生成物収容シリンダポンプ132へ生成物を含む混合物が供給されることとなる。
[使用方法の説明]
本実施形態にかかる化学反応装置の使用方法が以下にて説明される。まず、化学反応装置が設置される。その際、原料流入口100が上に配置され生成物流出口110が下に配置される。作業者は原料槽40に溶媒物質を含む液状原料を予め蓄える。作業者はガスボンベ42に十分な量の窒素ガスを充填する。作業者はガス流路開閉弁44を閉じる。作業者は添加剤槽34に添加剤を蓄える。
次に、作業者はガス流路開閉弁44を開く。作業者は原料供給シリンダポンプ50と添加剤加圧ポンプ36と追加冷却装置86とを起動する。その後、作業者は、原料流路開閉弁52を適宜開閉する。これにより、輸送ユニット10から添加剤が添加された液状原料が供給される。添加剤が添加された液状原料は反応ユニット12に入る。その後、反応管70が十分に加熱されるようになれば、準備が完了する。
準備が完了した段階において、輸送ユニット10から反応ユニット12へ液状原料と添加剤との混合物が連続的に輸送されている。反応ユニット12に入ったその混合物は、原料流入口100を介して反応管70の中に入る。反応管70に入ったその混合物は、予熱部102で加熱される。予熱部102を通過したその混合物は、上流部120でさらに加熱される。原料供給シリンダポンプ50によって十分に加圧されているので、上流部120でさらに加熱された溶媒物質は超臨界状態となる。溶媒物質が超臨界状態になった後、その混合物の温度は下流部122でも維持される。下流部122でも温度が維持されている間に、混合物の中で化学反応が生じる。これにより、液状原料と添加剤との混合物は、生成物を含む混合物となる。その後、生成物を含む混合物は熱吸取部106にて冷却される。生成物を含む混合物は追加冷却部108にてさらに冷却される。さらに冷却された生成物を含む混合物は生成物流出口110から流出する。
生成物流出口110から流出した生成物を含む混合物は、通過管130を通って生成物収容シリンダポンプ132に入る。生成物収容シリンダポンプ132に入った生成物を含む混合物は生成物排出管136を通って生成物貯留タンク138に排出される。
[本実施形態にかかる効果の説明]
本実施形態にかかる化学反応装置において、生成部104中の混合物(液状原料と添加剤との混合物)は重力に従って流れる。重力に従って流れるので、重力に逆らって流れることがある場合に比べ、その混合物は反応管70中を流れやすくなる。流れやすいので、流路が閉塞する可能性は低くなる。
また、本実施形態において、下流部122の流路がまっすぐなので、生成物が塊となりやすい性質を持っても、流路が曲がっている場合に比べ、閉塞し難くなる。流路の形状が閉塞し難い形状なので、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本実施形態において、下流部122の流路が上流部120の流路と共に一本のまっすぐな流路を形成するよう並んでいるので、上流部120を通過中の混合物が下流部122を通過中の物を押すこととなる。これにより、下流部122の流路は閉塞し難くなる。流路が閉塞し難ければ、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本実施形態において、上流部120の流路の向きが原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したときの重力方向である。下流部122の流路の向きが原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したときの重力方向である。上流部120の流路の向きと下流部122の流路の向きとが重力方向であれば、それらが傾いている場合に比べ、それらの中を流れる物は流れやすくなる。流路が閉塞寸前の状態に陥っても、その閉塞寸前の箇所の物は下に落下しやすくなる。これにより、流路の閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本実施形態において、熱媒76は、熱吸収用熱交換器74から熱を受けると上昇し、熱を予熱用熱交換器80に与えると下降する。熱を受けると上昇し熱を与えると下降するので、熱媒76に熱媒管78を通過させるためのエネルギ消費を抑えることができる。
また、本実施形態において、バッファタンク88内の気体の圧力が所定の圧力以上になると排出部92がバッファタンク88から気体を排出する。ポンプ90がバッファタンク88に熱媒76を供給する。これにより、熱媒76から分離した気体に起因する熱媒76の停滞が防止される。熱媒76の停滞が防止されるので、熱吸収用熱交換器74から予熱用熱交換器80への熱の移動が進む。さらに、排出部92が気体溜まり部150に接続されているので、気体溜まり部150に溜まった気体の排出を円滑に進めることができる。
また、熱吸取部106は、原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき下流へ向かうにつれて低くなる。これにより、生成部104を通過中の物が熱吸取部106を通過中の物を押すこととなる。熱吸取部106を通過中の物が押されるので、熱吸取部106の流路は閉塞し難くなる。流路が閉塞し難ければ、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、予熱用熱媒流出口502は予熱用熱媒流入口500より予熱部102における上流側に配置される。予熱部102は、原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき上流へ向かうにつれて高くなる。これにより、予熱用熱媒流入口500に流入した熱媒76はそこよりも高い位置へ流れる。熱を受けて密度が低くなっている状態で高い位置へ流れるので、低い位置へ流れる場合に比べ、熱媒76の流れは円滑なものとなる。
また、熱吸収用熱媒流出口506は熱吸収用熱媒流入口504より熱吸取部106における上流側に配置される。熱吸取部106は、原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき上流へ向かうにつれて高くなる。これにより、熱吸収用熱媒流入口504に流入した熱媒76はそこよりも高い位置へ流れる。熱を受けて密度が低くなるにつれ高い位置へ流れるので、低い位置へ流れる場合に比べ、熱媒76の流れは円滑なものとなる。
[第1変形例の説明]
本変形例にかかる反応ユニット160の構成を説明する。図3は、本変形例にかかる反応ユニット160の構成を示す図である。本変形例にかかる反応ユニット160は、第1実施形態にかかる反応ユニット12の代わりに上述した化学反応装置に備えられる。図3によれば、反応ユニット160は、反応管182と、加熱装置72と、熱吸収用熱交換器74と、熱媒76と、熱媒管188と、予熱用熱交換器80と、温度制御装置82と、追加冷却用熱交換器84と、追加冷却装置86と、バッファタンク88と、ポンプ90と、排出部92とを有している。
反応管182を液状原料と添加剤との混合物が通過する。反応管182は、原料流入口100と、予熱部102と、生成部104と、熱吸取部196と、追加冷却部108と、生成物流出口110とを有する。熱吸取部196は、生成部104と隣接する側の端部が曲がっている。熱吸収用熱交換器74は熱吸取部196に取付けられる。熱吸収用熱交換器74は熱吸取部196から熱を吸収する。熱吸取部196のその他の点は上述した熱吸取部106と同様である。従って、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
熱媒管188は熱吸収用熱交換器74と予熱用熱交換器80とに接続される。熱媒管188を熱媒76が通過する。
その他の点は上述した反応ユニット12と同様である。従って、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
[本変形例にかかる効果の説明]
本変形例にかかる反応ユニット160を備えた化学反応装置において、反応管182中の混合物は重力に従って流れる。重力に従って流れるので、重力に逆らって流れることがある場合に比べ、混合物は反応管182中を流れやすくなる。流れやすいので、流路が閉塞する可能性は低くなる。
また、本変形例において、下流部122の流路がまっすぐなので、生成物が塊となりやすい性質を持っても、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、下流部122の流路が上流部120の流路と共に一本のまっすぐな流路を形成するよう並んでいるので、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、上流部120の流路の向きと下流部122の流路の向きとが重力方向なので、それらが傾いている場合に比べ、流路の閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、熱媒76に熱媒管78を通過させるためのエネルギ消費を抑えることができる。
また、本変形例において、熱吸収用熱交換器74から予熱用熱交換器80への熱の移動が進む。さらに、気体溜まり部150に溜まった気体の排出を円滑に進めることができる。
また、本変形例において、生成部104を通過中の物が熱吸取部106を通過中の物を押すので、熱吸取部106の流路は閉塞し難くなる。
また、本変形例において、熱媒76の流れは円滑なものとなる。
[第2変形例の説明]
本変形例にかかる反応ユニット162の構成を説明する。図4は、本変形例にかかる反応ユニット162の構成を示す図である。本変形例にかかる反応ユニット162は、第1実施形態にかかる反応ユニット12の代わりに上述した化学反応装置に備えられる。図4によれば、反応ユニット162は、反応管200と、加熱装置72と、熱吸収用熱交換器74と、熱媒76と、熱媒管218と、予熱用熱交換器80と、温度制御装置82と、追加冷却用熱交換器84と、追加冷却装置86と、バッファタンク88と、ポンプ90と、排出部92とを有している。
反応管200を液状原料と添加剤との混合物が通過する。反応管200は、原料流入口100と、予熱部220と、生成部104と、熱吸取部106と、追加冷却部108と、生成物流出口110とを有する。反応管200は、予熱部102の代わりに予熱部220を有していることを除けば、上述した反応管70と同様である。予熱部220に予熱用熱交換器80が取付けられる。予熱部220は、生成部104と隣接する側の端部が曲がっていることを除けば、上述した予熱部102と同様である。従って、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
熱媒管218は熱吸収用熱交換器74と予熱用熱交換器80とに接続される。熱媒管218を熱媒76が通過する。
反応ユニット162のその他の点は上述した反応ユニット12と同様である。従って、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
[本変形例にかかる効果の説明]
本変形例にかかる反応ユニット162を備えた化学反応装置において、反応管200中の混合物は重力に従って流れる。重力に従って流れるので、重力に逆らって流れることがある場合に比べ、混合物は反応管200中を流れやすくなる。流れやすいので、流路が閉塞する可能性は低くなる。
また、本変形例において、下流部122の流路がまっすぐなので、生成物が塊となりやすい性質を持っても、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、下流部122の流路が上流部120の流路と共に一本のまっすぐな流路を形成するよう並んでいるので、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、上流部120の流路の向きと下流部122の流路の向きとが重力方向なので、それらが傾いている場合に比べ、流路の閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、熱媒76に熱媒管78を通過させるためのエネルギ消費を抑えることができる。
また、本変形例において、熱吸収用熱交換器74から予熱用熱交換器80への熱の移動が進む。さらに、気体溜まり部150に溜まった気体の排出を円滑に進めることができる。
また、本変形例において、生成部104を通過中の物が熱吸取部106を通過中の物を押すので、熱吸取部106の流路は閉塞し難くなる。
また、本変形例において、熱媒76の流れは円滑なものとなる。
[第3変形例の説明]
本変形例にかかる反応ユニット164の構成を説明する。図5は、本変形例にかかる反応ユニット164の構成を示す図である。本変形例にかかる反応ユニット164は、第1実施形態にかかる反応ユニット12の代わりに上述した化学反応装置に備えられる。図5によれば、反応ユニット164は、反応管224と、加熱装置72と、熱吸収用熱交換器74と、熱媒76と、熱媒管228と、予熱用熱交換器230と、温度制御装置82と、追加冷却用熱交換器84と、追加冷却装置86と、バッファタンク88と、ポンプ90と、排出部92とを有している。
反応管224を液状原料と添加剤との混合物が通過する。反応管224は、原料流入口100と、予熱部240と、生成部104と、熱吸取部246と、追加冷却部108と、生成物流出口110とを有する。反応管224は、予熱部102の代わりに予熱部240を有していること、及び、熱吸取部106の代わりに熱吸取部246を有していることを除けば、上述した反応管70と同様である。予熱部240に予熱用熱交換器230が取付けられる。予熱部240は、生成部104と隣接する側の端部が曲がっていることを除けば、上述した予熱部102と同様である。熱吸取部246に熱吸収用熱交換器74が取付けられる。熱吸取部246は、生成部104と隣接する側の端部が曲がっていることを除けば、上述した熱吸取部106と同様である。
熱吸収用熱交換器74と予熱用熱交換器230とは熱媒管228に接続される。熱媒76は熱吸収用熱交換器74が吸収した熱を予熱用熱交換器230へ運ぶ。熱媒76が熱媒管228を通過する。予熱用熱交換器230は熱媒76が運んだ熱によって反応管224の予熱部240を加熱する。予熱用熱交換器230が、予熱用熱媒流入口510と、予熱用熱媒流出口512とを有している。予熱用熱媒流入口510には熱媒76が流入する。予熱用熱媒流出口512から熱媒76が流出する。
その他の点は上述した反応ユニット12と同様である。従って、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
[本変形例にかかる効果の説明]
本変形例にかかる反応ユニット164を備えた化学反応装置において、反応管224中の混合物は重力に従って流れる。重力に従って流れるので、重力に逆らって流れることがある場合に比べ、混合物は反応管224中を流れやすくなる。流れやすいので、流路が閉塞する可能性は低くなる。
また、本変形例において、下流部122の流路がまっすぐなので、生成物が塊となりやすい性質を持っても、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、下流部122の流路が上流部120の流路と共に一本のまっすぐな流路を形成するよう並んでいるので、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、上流部120の流路の向きと下流部122の流路の向きとが重力方向なので、それらが傾いている場合に比べ、流路の閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、熱媒76に熱媒管228を通過させるためのエネルギ消費を抑えることができる。
また、本変形例において、熱吸収用熱交換器74から予熱用熱交換器230への熱の移動が進む。さらに、気体溜まり部150に溜まった気体の排出を円滑に進めることができる。
[第4変形例の説明]
本変形例にかかる反応ユニット166の構成を説明する。図6は、本変形例にかかる反応ユニット166の構成を示す図である。本変形例にかかる反応ユニット166は、第1実施形態にかかる反応ユニット12の代わりに上述した化学反応装置に備えられる。図6によれば、反応ユニット166は、反応管250と、加熱装置72と、熱吸収用熱交換器252と、熱媒76と、熱媒管268と、予熱用熱交換器270と、温度制御装置82と、追加冷却用熱交換器84と、追加冷却装置86と、バッファタンク88と、ポンプ90と、排出部92とを有している。
反応管250を液状原料と添加剤との混合物が通過する。反応管250は、原料流入口100と、予熱部282と、生成部104と、熱吸取部106と、追加冷却部108と、生成物流出口110とを有する。反応管250は、予熱部102の代わりに予熱部282を有していることを除けば、上述した反応管70と同様である。予熱部282は、図6に示されているように、「J」字形に曲がっていることを除けば、上述した予熱部102と同様である。従って、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
熱吸収用熱交換器252は反応管250のうち熱吸取部106に取付けられる。熱吸収用熱交換器252は熱吸取部106から熱を吸収する。熱吸収用熱交換器252が、熱吸収用熱媒流入口524と、熱吸収用熱媒流出口526とを有している。熱吸収用熱媒流入口524に熱媒76が流入する。熱吸収用熱媒流出口526から熱媒76が流出する。図6に示されているように、熱吸収用熱媒流出口526は熱吸収用熱媒流入口524より熱吸取部106における上流側に配置される。熱媒管268は、熱吸収用熱交換器252と予熱用熱交換器270とに接続されていることを除けば、上述した熱媒管78と同様である。
予熱用熱交換器270は反応管250のうち予熱部282に取付けられる。予熱用熱交換器270は熱媒管268に接続される。予熱用熱交換器270は熱媒76が運んだ熱によって反応管250の予熱部282を加熱する。予熱用熱交換器270が、予熱用熱媒流入口520と、予熱用熱媒流出口522とを有している。予熱用熱媒流入口520には熱媒76が流入する。予熱用熱媒流出口522から熱媒76が流出する。図6に示されているように、予熱用熱媒流出口522は予熱用熱媒流入口520より予熱部282における上流側に配置される。
その他の点は上述した反応ユニット12と同様である。従って、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
[本変形例にかかる効果の説明]
本変形例にかかる反応ユニット166を備えた化学反応装置において、反応管250中の混合物は重力に従って流れる。重力に従って流れるので、重力に逆らって流れることがある場合に比べ、混合物は反応管250中を流れやすくなる。流れやすいので、流路が閉塞する可能性は低くなる。
また、本変形例において、下流部122の流路がまっすぐなので、生成物が塊となりやすい性質を持っても、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、下流部122の流路が上流部120の流路と共に一本のまっすぐな流路を形成するよう並んでいるので、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、上流部120の流路の向きと下流部122の流路の向きとが重力方向なので、それらが傾いている場合に比べ、流路の閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、熱媒76に熱媒管268を通過させるためのエネルギ消費を抑えることができる。
また、本変形例において、熱吸収用熱交換器252から予熱用熱交換器270への熱の移動が進む。さらに、排出部92が気体溜まり部150に接続されているので、気体溜まり部150に溜まった気体の排出を円滑に進めることができる。
また、本変形例において、生成部104を通過中の物が熱吸取部106を通過中の物を押すので、熱吸取部106の流路は閉塞し難くなる。
また、本変形例において、熱媒76の流れは円滑なものとなる。
[第5変形例の説明]
本変形例にかかる反応ユニット168の構成を説明する。図7は、本変形例にかかる反応ユニット168の構成を示す図である。本変形例にかかる反応ユニット168は、第1実施形態にかかる反応ユニット12の代わりに上述した化学反応装置に備えられる。図7によれば、反応ユニット168は、反応管300と、加熱装置72と、熱吸収用熱交換器74と、熱媒76と、熱媒管302と、予熱用熱交換器270と、温度制御装置82と、追加冷却用熱交換器84と、追加冷却装置86と、バッファタンク88と、ポンプ90と、排出部92とを有している。
反応管300を液状原料と添加剤との混合物が通過する。反応管300は、原料流入口100と、予熱部282と、生成部104と、熱吸取部246と、追加冷却部108と、生成物流出口110とを有する。これらの説明は既に行ったので、ここではその詳細な説明は繰返さない。
熱媒管302は、熱吸収用熱交換器74と予熱用熱交換器270とに接続されていることを除けば、上述した熱媒管78と同様である。従って、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
その他の点は既に説明されているので、その詳細な説明は繰り返さない。
[本変形例にかかる効果の説明]
本変形例にかかる反応ユニット168を備えた化学反応装置において、反応管300中の混合物は重力に従って流れる。重力に従って流れるので、重力に逆らって流れることがある場合に比べ、混合物は反応管300中を流れやすくなる。流れやすいので、流路が閉塞する可能性は低くなる。
また、本変形例において、下流部122の流路がまっすぐなので、生成物が塊となりやすい性質を持っても、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、下流部122の流路が上流部120の流路と共に一本のまっすぐな流路を形成するよう並んでいるので、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、上流部120の流路の向きと下流部122の流路の向きとが重力方向なので、それらが傾いている場合に比べ、流路の閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、熱媒76に熱媒管302を通過させるためのエネルギ消費を抑えることができる。
また、本変形例において、熱吸収用熱交換器74から予熱用熱交換器80への熱の移動が進む。さらに、気体溜まり部150に溜まった気体の排出を円滑に進めることができる。
[第6変形例の説明]
本変形例にかかる反応ユニット170の構成を説明する。図8は、本変形例にかかる反応ユニット170の構成を示す図である。本変形例にかかる反応ユニット170は、第1実施形態にかかる反応ユニット12の代わりに上述した化学反応装置に備えられる。図8によれば、反応ユニット170は、反応管310と、加熱装置72と、熱吸収用熱交換器320と、熱媒76と、熱媒管322と、予熱用熱交換器270と、温度制御装置82と、追加冷却用熱交換器84と、追加冷却装置86と、バッファタンク88と、ポンプ90と、排出部92とを有している。
反応管310を液状原料と添加剤との混合物が通過する。反応管310は、原料流入口100と、予熱部282と、生成部104と、熱吸取部330と、追加冷却部108と、生成物流出口110とを有する。熱吸取部330は、図8に示されているように曲がっていることを除けば、上述した熱吸取部106と同様である。従って、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
熱吸収用熱交換器320は反応管310の熱吸取部330に取付けられる。熱吸収用熱交換器320は熱吸取部330から熱を吸収する。熱吸収用熱交換器320は、熱吸収用熱媒流入口534と、熱吸収用熱媒流出口536とを有している。熱吸収用熱媒流入口534に熱媒76が流入する。熱吸収用熱媒流出口536から熱媒76が流出する。予熱用熱交換器270については既に説明したので、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
熱媒管322は熱吸収用熱交換器320と予熱用熱交換器270とに接続される。熱媒管322を熱媒76が通過する。
その他の点は既に説明されているので、その詳細な説明は繰り返さない。
[本変形例にかかる効果の説明]
本変形例にかかる反応ユニット170を備えた化学反応装置において、反応管310中の混合物は重力に従って流れる。重力に従って流れるので、重力に逆らって流れることがある場合に比べ、混合物は反応管310中を流れやすくなる。流れやすいので、流路が閉塞する可能性は低くなる。
また、本変形例において、下流部122の流路がまっすぐなので、生成物が塊となりやすい性質を持っても、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、下流部122の流路が上流部120の流路と共に一本のまっすぐな流路を形成するよう並んでいるので、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、上流部120の流路の向きと下流部122の流路の向きとが重力方向なので、それらが傾いている場合に比べ、流路の閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、熱媒76に熱媒管322を通過させるためのエネルギ消費を抑えることができる。
また、本変形例において、熱吸収用熱交換器74から予熱用熱交換器80への熱の移動が進む。さらに、気体溜まり部150に溜まった気体の排出を円滑に進めることができる。
[第7変形例の説明]
本変形例にかかる反応ユニット172の構成を説明する。図9は、本変形例にかかる反応ユニット172の構成を示す図である。本変形例にかかる反応ユニット172は、第1実施形態にかかる反応ユニット12の代わりに上述した化学反応装置に備えられる。図9によれば、反応ユニット172は、反応管350と、加熱装置72と、熱吸収用熱交換器74と、熱媒76と、熱媒管360と、予熱用熱交換器230と、温度制御装置82と、追加冷却用熱交換器84と、追加冷却装置86と、バッファタンク88と、ポンプ90と、排出部92とを有している。
反応管350を液状原料と添加剤との混合物が通過する。反応管350は、原料流入口100と、予熱部370と、生成部104と、熱吸取部372と、追加冷却部108と、生成物流出口110とを有する。予熱部370は、曲がり具合を除けば、上述した予熱部240と同様である。熱吸取部372は、曲がり具合を除けば、上述した熱吸取部246と同様である。従って、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
熱媒管360は、長さを除いて、熱媒管228と同様である。従って、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
その他の点は既に説明されているので、その詳細な説明は繰り返さない。
[本変形例にかかる効果の説明]
本変形例にかかる反応ユニット172を備えた化学反応装置において、反応管350中の混合物は重力に従って流れる。重力に従って流れるので、重力に逆らって流れることがある場合に比べ、混合物は反応管350中を流れやすくなる。流れやすいので、流路が閉塞する可能性は低くなる。
また、本変形例において、下流部122の流路がまっすぐなので、生成物が塊となりやすい性質を持っても、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、下流部122の流路が上流部120の流路と共に一本のまっすぐな流路を形成するよう並んでいるので、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、上流部120の流路の向きと下流部122の流路の向きとが重力方向なので、それらが傾いている場合に比べ、流路の閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、熱媒76に熱媒管360を通過させるためのエネルギ消費を抑えることができる。
また、本変形例において、熱吸収用熱交換器74から予熱用熱交換器80への熱の移動が進む。さらに、気体溜まり部150に溜まった気体の排出を円滑に進めることができる。
また、本変形例において、熱媒76の流れは円滑なものとなる。
[第8変形例の説明]
本変形例にかかる反応ユニット174の構成を説明する。図10は、本変形例にかかる反応ユニット174の構成を示す図である。本変形例にかかる反応ユニット174は、第1実施形態にかかる反応ユニット12の代わりに上述した化学反応装置に備えられる。図10によれば、反応ユニット174は、加熱装置72と、反応管400と、熱吸収用熱交換器74と、熱媒76と、熱媒管402と、予熱用熱交換器404と、温度制御装置82と、追加冷却用熱交換器84と、追加冷却装置86と、バッファタンク88と、ポンプ90と、排出部92とを有している。予熱用熱交換器404は、熱媒管402との接続箇所の形態を除けば、予熱用熱交換器80と同一である。熱媒管402は、長さを除けば、熱媒管218と同一である。従って、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
反応管400を溶媒物質と液状原料との混合物が通過する。反応管400は、原料流入口100と、予熱部410と、生成部104と、熱吸取部106と、追加冷却部108と、生成物流出口110とを有する。予熱部410は、曲がり具合を除けば、上述した予熱部102と同様である。従って、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
その他の点は既に説明されているので、その詳細な説明は繰り返さない。
[本変形例にかかる効果の説明]
本変形例にかかる反応ユニット174を備えた化学反応装置において、反応管400中の混合物は重力に従って流れる。重力に従って流れるので、重力に逆らって流れることがある場合に比べ、混合物は反応管400中を流れやすくなる。流れやすいので、流路が閉塞する可能性は低くなる。
また、本変形例において、下流部122の流路がまっすぐなので、生成物が塊となりやすい性質を持っても、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、下流部122の流路が上流部120の流路と共に一本のまっすぐな流路を形成するよう並んでいるので、実際に閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、上流部120の流路の向きと下流部122の流路の向きとが重力方向なので、それらが傾いている場合に比べ、流路の閉塞が生じる可能性の増加を抑えることができる。
また、本変形例において、熱媒76に熱媒管402を通過させるためのエネルギ消費を抑えることができる。
また、本変形例において、熱吸収用熱交換器74から予熱用熱交換器404への熱の移動が進む。さらに、気体溜まり部150に溜まった気体の排出を円滑に進めることができる。
また、本変形例において、生成部104を通過中の物が熱吸取部106を通過中の物を押すので、熱吸取部106の流路は閉塞し難くなる。
また、本変形例において、熱媒76の流れは円滑なものとなる。
[その他の変形例の説明]
添加剤加圧ポンプ36によって供給される添加剤は、液状原料が原料加圧部32から排出された後にその液状原料と合流しても良い。この場合、添加剤加圧ポンプ36は、原料加圧部32の原料供給シリンダポンプ50と同様の圧力を添加剤に与える。これにより、液状原料と添加剤とがスムーズに合流する。また、添加剤は、反応管70,182,200,224,250,300,310,350,400を通過中の液状原料に添加されてもよい。これは、予熱部102,220,240,282,370,410に添加剤の供給路が連通することで実現可能となる。
また、温度制御装置82の制御の内容は下流部122の温度を所定の温度に維持することに限定されない。温度制御装置82は、下流部122の温度を所定の温度以上にするものであってもよい。温度制御装置82は、下流部122の温度を所定の温度未満にするものであってもよい。
また、添加剤は液状原料と混合される前に上流部120又は下流部122に供給されてもよい。これにより、添加剤が液体原料中の成分と反応する。これを実現するためには、添加剤の供給路を反応管70,182,200,224,250,300,310,350,400に連通させるとよい。この場合、液状原料と添加剤とは反応管70,182,200,224,250,300,310,350,400の中で混合されることとなる。液状原料を還元するための水素を生成するような物質が添加剤として添加される場合、液状原料との還元反応によって消滅しなかった水素は予熱部102,220,240,282,370,410で回収してもよい。そのためには気液分離機能を有する回収器を予熱部102,220,240,282,370,410に設け、圧力調整弁をその回収器に接続しておけばよい。水素を生成するような物質に限られず、化学反応の結果として気体が生成するような物質が添加剤として添加される場合にも、気液分離機能を有する回収器を予熱部102,220,240,282,370,410に設け、圧力調整弁をその回収器に接続しておけばよい。
また、上述した化学反応装置は、溶媒物質を超臨界状態にするものではなく、溶媒物質を亜臨界状態にするものであってもよい。また、上述した化学反応装置は、溶媒物質を超臨界状態にも亜臨界状態にもしないものであってもよい。溶媒物質が超臨界状態にも亜臨界状態にもならない場合、上述した回収ユニット14に代えて周知の背圧弁が用いられてもよい。
また、液状原料に溶媒物質が含まれていなくともよい。溶媒物質は液状原料が反応管70,182,200,224,250,300,310,350,400に入る直前に液状原料に混入されてもよい。溶媒物質は、添加剤と同様、図示しないポンプによって供給可能である。
また、熱吸収用熱媒流出口506,526は熱吸収用熱媒流入口504,524より熱吸取部106,196,372における下流側に配置されてもよい。予熱用熱媒流出口502,512は予熱用熱媒流入口500,510より予熱部102,370,410における下流側に配置されてもよい。
また、上述した反応管70,182,200,224,250,300,310,350,400の内周面及びそこから下流の流路の内周面にコーティングを施してもよい。また、上述した反応管70,182,200,224,250,300,310,350,400の中及びそれらの反応管70,182,200,224,250,300,310,350,400の下流側の管の中に非金属製スリーブを挿入してもよい。
また、反応管70,182,200,224,250,300,310,350,400の太さは特に限定されない。輸送ユニット内温度制御装置38は必ずしも設けられなくともよい。
<第2実施形態>
[構成の説明]
図11を参照しつつ、本実施形態にかかる化学反応装置の構成を説明する。本実施形態にかかる化学反応装置は、第1実施形態にかかる反応ユニット12の代わりに図11に示されている反応ユニット176を備える。この反応ユニット176も、第1実施形態にかかる反応ユニット12と同様に、液状原料と添加剤との混合物を収容し、原料に対して連続的に化学反応を生じさせる。図11によれば、反応ユニット176は、反応管430と、加熱装置440と、撹拌ファン442と、加熱箱444と、熱吸収用熱交換器74と、熱媒76と、熱媒管78と、予熱用熱交換器80と、追加冷却用熱交換器84と、追加冷却装置86と、バッファタンク88と、ポンプ90と、排出部92とを有している。
反応管430を液状原料と添加剤との混合物が通過する。反応管430は、原料流入口100と、予熱部102と、生成部460と、熱吸取部106と、追加冷却部108と、生成物流出口110とを有する。生成部460で生成物が生成する。生成部460は、原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき下流へ向かうにつれて低くなる。すなわち、生成部460の各々の箇所が、原料流入口100を上に配置し生成物流出口110を下に配置したとき、各々の箇所から見た上流側の箇所に比べ低い位置に配置される。
生成部460は、直管流入部470と、螺旋流路部472と、直管流出部474とを有する。直管流入部470は、予熱部102の下流側に接続される。直管流入部470はまっすぐな流路を有する。その流路の方向は重力方向である。螺旋流路部472は直管流入部470の下流側に接続される。螺旋流路部472の流路は螺旋形である。直管流出部474は、螺旋流路部472の下流側に接続される。直管流出部474はまっすぐな流路を有する。その流路の方向は重力方向である。
加熱装置440は螺旋流路部472を加熱する。撹拌ファン442は加熱箱444内部の空気を循環させる。加熱箱444は加熱装置440が放出した熱を自らの内部に閉じ込める。
その他の点は第1の実施形態と同様である。本実施形態にかかる化学反応装置の使用方法も第1の実施形態と同様である。従って、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
[本実施形態にかかる効果の説明]
本実施形態にかかる化学反応装置において、反応管430中の混合物は重力に従って流れる。重力に従って流れるので、重力に逆らって流れることがある場合に比べ、その混合物は反応管430中を流れやすくなる。流れやすいので、流路が閉塞する可能性は低くなる。
また、本実施形態において、螺旋流路部472の流路が螺旋形であることにより、生成部460の高さの割に流路を長くすることができる。流路を長くすることができれば、その分化学反応を進行させることができる。化学反応を進行させることができれば、その分、原料が残る可能性を低くできる。
また、本実施形態において、熱媒76に熱媒管78を通過させるためのエネルギ消費を抑えることができる。
また、本変形例において、熱吸収用熱交換器74から予熱用熱交換器80への熱の移動が進む。さらに、気体溜まり部150に溜まった気体の排出を円滑に進めることができる。
また、本変形例において、熱媒76の流れは円滑なものとなる。
[変形例の説明]
添加剤加圧ポンプ36によって供給される添加剤は、液状原料が原料加圧部32から排出された後にその液状原料と合流しても良い。この場合、添加剤加圧ポンプ36は、原料加圧部32の原料供給シリンダポンプ50と同様の圧力を添加剤に与える。これにより、液状原料と添加剤とがスムーズに合流する。また、添加剤は、反応管430を通過中の液状原料に添加されてもよい。これは、予熱部102に添加剤の供給路が連通することで実現可能となる。
また、上述した化学反応装置は、溶媒物質を超臨界状態にするものではなく、溶媒物質を亜臨界状態にするものであってもよい。また、上述した化学反応装置は、溶媒物質を超臨界状態にも亜臨界状態にもしないものであってもよい。溶媒物質が超臨界状態にも亜臨界状態にもならない場合、上述した回収ユニット14に代えて周知の背圧弁が用いられてもよい。
また、液状原料に溶媒物質が含まれていなくともよい。溶媒物質は液状原料が反応管に入る直前に液状原料に混入されてもよい。溶媒物質は、添加剤と同様、図示しないポンプによって供給可能である。
10 :輸送ユニット
12,160,162,164,166,168,170,172,174,176 :反応ユニット
14 :回収ユニット
30 :原料貯留部
32 :原料加圧部
34 :添加剤槽
36 :添加剤加圧ポンプ
38 :輸送ユニット内温度制御装置
40 :原料槽
42 :ガスボンベ
44 :ガス流路開閉弁
50 :原料供給シリンダポンプ
52 :原料流路開閉弁
70,182,200,224,250,300,310,350,400,430 :反応管
72,440 :加熱装置
74,252,320 :熱吸収用熱交換器
76 :熱媒
78,188,218,228,268,302,322,360,402 :熱媒管
80,230,270,404 :予熱用熱交換器
82 :温度制御装置
84 :追加冷却用熱交換器
86 :追加冷却装置
88 :バッファタンク
90 :ポンプ
92 :排出部
100 :原料流入口
102,220,240,282,370,410 :予熱部
104,460 :生成部
106,196,246,330,372 :熱吸取部
108 :追加冷却部
110 :生成物流出口
120 :上流部
122 :下流部
130 :通過管
132 :生成物収容シリンダポンプ
134 :通過管切替弁
136 :生成物排出管
138 :生成物貯留タンク
140 :排出管切替弁
150 :気体溜まり部
152 :熱媒溜まり部
442 :撹拌ファン
444 :加熱箱
470 :直管流入部
472 :螺旋流路部
474 :直管流出部
500,510,520 :予熱用熱媒流入口
502,512,522 :予熱用熱媒流出口
504,524,534 :熱吸収用熱媒流入口
506,526,536 :熱吸収用熱媒流出口

Claims (12)

  1. 液状原料を連続輸送する輸送ユニットと、
    前記輸送ユニットにより輸送された前記液状原料に連続的に化学反応を生じさせる反応ユニットとを備える化学反応装置であって、
    前記反応ユニットが、前記液状原料が通過する反応管を有しており、
    前記反応管が、
    前記液体原料が流入する原料流入口と、
    前記化学反応が生じた結果生成した生成物が流出する生成物流出口と、
    前記原料流入口と前記生成物流出口との間に設けられ、前記原料流入口を上に配置し前記生成物流出口を下に配置したとき下流へ向かうにつれて低くなり、かつ、前記生成物が生成する生成部とを有することを特徴とする化学反応装置。
  2. 前記反応ユニットが、前記反応管に加え、前記生成部を加熱する加熱装置をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の化学反応装置。
  3. 前記生成部が、
    前記加熱装置によって加熱される上流部と、
    前記上流部より下流側に配置され、まっすぐな流路を有し、かつ、前記化学反応によって前記生成物が生じる下流部とを有していることを特徴とする請求項2に記載の化学反応装置。
  4. 前記液体原料が溶媒物質を含んでおり、
    前記化学反応装置は、前記溶媒物質が前記反応ユニットの中で超臨界状態又は亜臨界状態となる圧力を受けるよう前記液状原料を加圧する原料加圧部を有しており、
    前記上流部が、前記加熱装置から受けた熱によって前記溶媒物質が超臨界状態又は亜臨界状態になるよう加熱されるまっすぐな流路を有しており、
    前記下流部の流路が前記上流部の流路と共に一本のまっすぐな流路を形成するよう並ぶことを特徴とする請求項3に記載の化学反応方法。
  5. 前記上流部の流路の向きが前記原料流入口を上に配置し前記生成物流出口を下に配置したときの重力方向であり、
    前記下流部の流路の向きが前記原料流入口を上に配置し前記生成物流出口を下に配置したときの重力方向であることを特徴とする請求項4に記載の化学反応装置。
  6. 前記生成部が、流路が螺旋形である螺旋流路部を有することを特徴とする請求項2に記載の化学反応装置。
  7. 前記反応管が、
    前記生成部より上流側に配置され、前記原料流入口を上に配置し前記生成物流出口を下に配置したとき前記生成部に比べ高い位置に配置され、前記液体原料が加熱される予熱部と、
    前記生成部より下流側に配置され、前記原料流入口を上に配置し前記生成物流出口を下に配置したとき前記生成部に比べ低い位置に配置され、前記生成物から熱を吸収する熱吸取部とをさらに有しており、
    前記反応ユニットが、
    前記熱吸取部に取付けられ前記熱吸取部から熱を吸収する熱吸収用熱交換器と、
    前記熱吸収用熱交換器が吸収した前記熱を運ぶ、熱を受けると密度が低下する熱媒と、
    前記熱吸収用熱交換器に接続され、前記熱媒が通過する熱媒管と、
    前記予熱部に取付けられ、前記熱媒管に接続され、前記熱媒が運んだ熱によって前記予熱部を加熱する予熱用熱交換器とをさらに有することを特徴とする請求項2に記載の化学反応装置。
  8. 前記反応ユニットが、
    前記予熱用熱交換器に接続され、前記熱媒の一部及び前記熱媒から分離した気体が収容されるバッファタンクと、
    前記気体の圧力が所定の圧力以上になると前記バッファタンクから前記気体を排出する排出部と、
    前記バッファタンクに接続され前記バッファタンクに前記熱媒を供給するポンプとをさらに有することを特徴とする請求項7に記載の化学反応装置。
  9. 前記バッファタンクが、前記気体が溜まる気体溜まり部を有しており、
    前記排出部が前記気体溜まり部に接続されていることを特徴とする請求項8に記載の化学反応装置。
  10. 前記予熱部は、前記原料流入口を上に配置し前記生成物流出口を下に配置したとき下流へ向かうにつれて低くなり、
    前記予熱用熱交換器が、
    前記熱媒が流入する予熱用熱媒流入口と、
    前記予熱用熱媒流入口より前記予熱部における上流側に配置される予熱用熱媒流出口とを有していることを特徴とする請求項7に記載の化学反応装置。
  11. 前記熱吸取部が、前記原料流入口を上に配置し前記生成物流出口を下に配置したとき下流へ向かうにつれて低くなることを特徴とする請求項7に記載の化学反応装置。
  12. 前記熱吸収用熱交換器が、
    前記熱媒が流入する熱吸収用熱媒流入口と、
    前記熱吸収用熱媒流入口より前記熱吸取部における上流側に配置される熱吸収用熱媒流出口とを有していることを特徴とする請求項11に記載の化学反応装置。
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