JPWO2013172186A1 - 液体が収容されたカプセル及びこのカプセルを備えた喫煙物品 - Google Patents

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Abstract

本発明の液体を収容したカプセル(22a〜22f)は、略円筒形状をなし、端壁(26)、周壁(32)及び開口端(28)を有するカプセルボディ(24)と、開口端(28)を閉じる閉鎖壁としてのシール部材(40)と、端壁(26)の中央に形成され、端壁(26)及び周壁(32)の厚さよりも薄い厚さを有した薄肉域としての中央部(30)と、この中央部(30)の中央からカプセルボディ(24)の外に向けて一体に突出する突起(36)とを有する。

Description

本発明は、フィルタシガレット等の喫煙物品に組み込まれるべき、液体が収容されたカプセル及びこのカプセルが組み込まれた喫煙物品に関する。
喫煙時、フィルタシガレット等の喫煙物品のフィルタに水又は水溶液等の液体が染み込まれていれば、シガレットから発生する主流煙の風味や味覚の特性が改善されるばかりでなく、主流煙に主流煙本来の風味や味覚とは異なる風味又は味覚を付加することができる。この場合、カプセルは液体が収容された状態で、フィルタ内に組み込まれており、ユーザはフィルタシガレットの喫煙に先立ち、カプセルを破壊する。それ故、破壊されたカプセルから液体が噴出され、噴出された液体はフィルタに染み込む。例えば、ユーザはフィルタを指間にて挟み込むことで、フィルタを介してカプセルに外力を加え、カプセルを破壊する。
例えば、カプセルが円筒形状をなしている場合、カプセルはその一端壁に複数の溝を含むことができ、これら溝はカプセルの軸線から放射状に延びている(特許文献1の図2参照)。カプセルが押し潰されたとき、溝が破断し、カプセル内の液体は破断した溝を通じて噴出される。
また、カプセルは2つのカプセル半体を含むことができ、これらカプセル半体は環状のシールを介して互いに嵌め合わされている(特許文献2の図4C参照)。このようなカプセルによれば、環状のシールはカプセルが押し潰されたとき、環状のシールが破断し、カプセル内の液体は破断したシールを通じて噴出される。
更に、シガレットのための冷却ユニットが知られており、この冷却ユニットは、冷却液が収容されたカプセルと、このカプセルに備えられた中空の脆弱突起とを含む(特許文献3の図3参照)。このような冷却ユニットによれば、カプセルが押し潰されたとき、脆弱突起部が破裂し、カプセル内の冷却液は破裂した脆弱突起部を通じてシガレット内に噴出され、噴出された冷却液はシガレットの残り火を消火する。
特許第2515794号明細書 特表2008-528053号公報 特開2005-318806号公報
特許文献1の溝、特許文献2の環状のシール及び特許文献3の脆弱突起は何れも、カプセルの破壊をある程度容易にする。しかしながら、溝や環状のシールの破断、また、脆弱突起の破裂には未だ相当の力が要求され、更なるカプセルの易破壊性が求められている。
また、溝やシール、脆弱突起が破断又は破裂しても、破断又は破裂の箇所は溝、シール及び脆弱突起内にて一義的に決定されない。このため、カプセルから液体又は冷却液が噴出されても、噴出された液体又は冷却液がフィルタ又はシガレット内に効果的に染み込まない虞がある。
本発明の目的は、易破壊性を高めると同時に破断位置を特定することができる液体が収容されたカプセル及びこのカプセルを組み込んだ喫煙物品を提供することにある。
上述の目的は本発明の液体が収容されたカプセルによって達成され、このカプセルは、弾性変形可能な略円筒形状をなし、先端を閉塞する端壁及び基端を開放する開口端を有し、内部に液体を受け入れ可能なカプセルボディと、このカプセルボディの端壁に形成され、カプセルボディの端壁及び周壁の厚さよりも薄い薄肉域と、この薄肉域からカプセルボディ外に向けて一体に突出する突起と、カプセルボディの開口端に設けられ、開口端を閉じる閉鎖壁とを備える。
上述のカプセルによれば、カプセルボディの周壁が外力を受けて押し潰されたとき、カプセルの内圧が上昇することから、端壁は外側に向けて膨出する。このような端壁の膨出は突起に対して薄肉域をカプセルボディの径方向外側に引っ張ることになる。それ故、端壁の薄肉域では、突起の根元に隣接した特定部位が特に伸ばされるので、特定部位の厚みは更に減少し、特定部位にて最初に破断する。このようにして薄肉域が一旦破断すると、カプセル内の液体は薄肉域の破断箇所から噴出する。
カプセルは、フィルタシガレット等の喫煙物品、特に喫煙物品のフィルタ内に組込み可能なサイズを有する。
カプセルボディの端壁は円錐台形状又は碗形状をなすことができる。この場合、端壁は、突起を囲み且つ端壁の直径よりも小径の中央部と、この中央部とカプセルボディの周壁とを接続する環状部とを含むことができ、薄肉域は中央部に形成されている。例えば、中央部は球面状の凹壁であってもよい。
更には、薄肉域は中央部に部分的に設けられていてもよく、この場合、薄肉域は、突起から中央部の外周まで放射状に延びる複数のV字溝を含むことができる。
一方、端壁は平坦であってもよく、この場合、薄肉域は突起から端壁の外周まで放射状に延びる複数のV字溝を含むことができる。
薄肉域が上述の何れの形態であっても、カプセルに外力が加えられたとき、端壁の膨出は突起の根元に隣接した薄肉域の特定部位を特に伸ばし、この結果、薄肉域は特定部位にて最初に破断する。
一方、カプセルボディは端壁の外周縁から一体に延出する環状の延長部を有することができ、このような延長部及び端壁は協働してカプセルの先端部を凹状に形成する。この場合、例えば、薄肉域は突起から延長部まで放射状に延びる複数のV字溝を含むことができる。
更に、端壁は球面状の凹壁であってもよく、この場合、薄肉域は突起に隣接し且つ突起を囲繞する環状をなすことができる。更に、カプセルボディは周壁に複数のリブを更に有することもでき、これらリブはカプセルボディの周方向に間隔を存して配置されている。
更に、カプセルボディは開口端の外周に形成されたフランジを有し、この場合、閉鎖壁は、フランジに接続されて開口端を液密に閉塞するシート状のシール部材である。
更に、本発明は、上述のカプセルの1つを備えた喫煙物品を提供する。
上述の喫煙物品によれば、ユーザが喫煙物品の外側から外力を加えてカプセルのカプセルボディを押し潰せば、カプセルボディの端壁の薄肉域では突起の根元に隣接した特定部位が最初に破断し、この破断箇所からカプセル内の液体が喫煙物品内に噴出する。
また、上述の延長部やリブはカプセルボディにおける周壁の剛性を増加させる。それ故、カプセルボディの周壁に外力が加えられたとき、端壁を楕円形に変形させ、このような端壁の変形は突起の根元に位置した薄肉域の特定部位を大きく伸ばし、この特定部位を最初に破断させる。
本発明のカプセルは薄肉域及び突起の組合せを備えているので、これら組合せは薄肉域の破断、即ち、カプセルの易破壊性を高める一方、薄肉域での破断位置を決定する。また、本発明の喫煙物品は、カプセル内の液体を喫煙物品内に容易且つ正確に噴出させることができる。
喫煙物品として、カプセルが組み込まれたフィルタシガレットを示す断面図である。 実施例E1のカプセルを示した斜視図である。 図2のカプセルの縦断面図である。 図2のカプセルを端壁側からみた端面図である。 実施例E1の変形例の1つであるカプセルの側面図である。 実施例E1の変形例の1つであるカプセルの側面図である。 実施例E1の変形例の1つであるカプセルの側面図である。 実施例E1の変形例の1つであるカプセルの側面図である。 実施例E2のカプセルを示した斜視図である。 図9のカプセルの縦断面図である。 図10中、XI-XI線に沿う断面図である。 実施例E3のカプセルを示した斜視図である。 図12のカプセルの縦断面図である。 実施例E4のカプセルを示した斜視図である。 図14のカプセルの縦断面図である。 図14のカプセルボディの斜視図である。 図15中、XVII-XVII線に沿う断面図である。 実施例E5のカプセルを示した斜視図である。 図18のカプセルの縦断面図である。 図18のカプセルをその先端側からみた端面図である。 実施例E6のカプセルを示した斜視図である。 図21のカプセルの縦断面図である。 図21のカプセルをその先端側からみた端面図である。 実施例E1〜E6及び比較例C1〜C4のカプセルの破断荷重を示したグラフである。 比較例C1のカプセルの斜視図である。 図25のカプセルの縦断面図である。 比較例C2のカプセルの斜視図である。 図27のカプセルの縦断面図である。 比較例C3のカプセルの斜視図である。 図29のカプセルの縦断面図である。 図2のカプセルに関し、荷重と歪みとの関係を示したグラフである。 図18のカプセルに関し、荷重と歪みとの関係を示したグラフである。 図21のカプセルに関し、荷重と歪みとの関係を示したグラフである。
図1を参照すれば、喫煙物品としてのフィルタシガレット10が示され、このフィルタシガレット10に本発明のカプセルが組み込まれている。この場合、フィルタシガレット10は、シガレット12と、このシガレット12の一端にチップペーパ14の巻付けを介して接続された複合フィルタ16とを含む。
例えば、複合フィルタ16は、円筒形状のフィルタ要素18,20を含み、これらフィルタ要素18,20はシガレット12の軸線方向に互いに離れている。フィルタ要素18,20は例えばアセテート繊維又は紙等のフィルタ材料と、フィルタ材料を包み込む包材とを有する。更に、シガレット12側に位置付けられたフィルタ要素18はその内部に活性炭や香料等の粒子を有することができる。
本発明の液体が収容されたカプセル22はフィルタ要素18,20間に配置されており、これらカプセル22及びフィルタ要素18,20はチューブ状の成形紙(図示しない)内に配置され、複合フィルタ16を形成している。
上述したフィルタシガレット10によれば、ユーザはフィルタシガレット10の喫煙に先立ち、又は、パフの間にて、複合フィルタ16の外側からカプセル22に外力Fを加える。後述の説明から明らかとなるように、外力はカプセル22を特定の破壊位置にて容易に破壊する。それ故、カプセル22内の液体は破壊位置からフィルタ要素18に向けて噴出され、フィルタ要素18内に染み込む。
シガレット12の主流煙中に含まれる水溶性成分はフィルタ要素18内に染み込んだ液体に溶け込み、これより、フィルタ要素18を通過した主流煙中の水溶性成分は減少される。この結果、シガレット12の風味及び味覚が変化する。液体に香料が含まれていれば、香料の香味が主流煙に付加される。
上述した本発明のカプセル22には種々の形態が考えられ、カプセル22の具体的な実施例について以下に説明する。
図2〜図4は実施例E1のカプセル22aを示す。
カプセル22aは、略円筒状のカプセルボディ24を含み、このカプセルボディ24は弾性変形可能である。カプセルボディ24は端壁26及び開口端28を有し、端壁26はカプセルボディ24の先端を閉塞している。このようなカプセルボディ24は、合成樹脂を射出成形することによって得られる。例えば、カプセルボディ24を形成する合成樹脂には低密度ポリエチレン(日本ポリエチレン株式会社性のノバテックLD)が使用可能である。
図1から明らかなようにカプセル22aは、複合フィルタ16のフィルタ要素18,20間に確保される円筒形状のキャビティ内に配置可能なサイズを有する。例えば、カプセル22aの長手方向に沿う長さはキャビティの長手方向に沿う長さよりも1〜3mm程度短く、カプセル22aの最大外径はキャビティの内径(フィルタ要素18,20の直径)よりも0.5〜2mm程度小さい方が好ましい。具体的には、カプセル22aの最大外径は6mm程度である。
カプセル22aがキャビティに対して上述のサイズを有していれば、キャビティ内にカプセル22aを収容した複合フィルタ16の製造が容易になるばかりでなく、ユーザは複合フィルタ16内のカプセル22aを容易に認知でき、更に、キャビティ内でのカプセル22aの位置や向きも安定する。
実施例E1の場合、図2及び図3から明らかなように端壁26は円錐台形状をなし、中央部30及びテーパ部34を有する。中央部30は端壁26の直径よりも小さい直径を有し、一方、テーパ部34は中央部30とカプセルボディ24の周壁32とを接続する環状部を形成している。中央部30は例えば、2mmの直径Dc(図4参照)を有し、テーパ部34のテーパ角αは例えば45°である。更に付け加えれば、周壁32の外径、内径及び壁厚は開口端28からテーパ部34に向けて僅かであるが徐々に減少されている。それ故、厳密に言えば、周壁32もまたテーパ形状をなし、端壁26の直径は開口端28の直径よりも小さく、端壁26に隣接する周壁32の端の厚さはテーパ部34の厚さTtに一致する。例えば、厚Ttは0.3mmである。
中央部30の厚さTcはテーパ部34の厚さTtよりも薄い。例えば、厚さTcは好ましくは、0.1mm以上且つ0.2mm未満である。実施例E1の場合、中央部30はその全体が薄肉域を形成する。更に、中央部30の中心にはロッド形状の突起36が形成され、この突起36はカプセルボディ24の外に向けて突出している。突起36の直径Dp及び突出長さLはそれぞれ、例えば、0.4〜0.5mm、0.4mmである。
カプセルボディ24の開口端28はその外周にフランジ38を有し、このフランジ38の厚み及び外径はそれぞれ、例えば0.5mm、6.6mmである。開口端28は閉鎖壁としてのシール部材40により液密に閉塞されている。このシール部材40は可撓性を有したシートであり、カプセルボディ24の弾性変形を阻害することなく、フランジ38に接着されている。
例えば、シール部材40はポリアミド/低密度ポリエチレンラミネートシート(タマポリ株式会社製、NY #15 /DL /LC-21,50μm)によって形成され、フランジ38にヒートシールにより接着されている。シール部材40が開口端28に直接に接着される場合に比べて、シール部材40がフランジ38に接着されれば、シール部材40とフランジ38との間の接触面積(ヒートシール面積)が増加するので、シール部材40のシール強度は増大する。
上述したカプセルボディ24及びシール部材40はカプセル22aを形成し、このようなカプセル22aはその内部に液体を収容する。例えば、カプセル22a内に収容される液体としては蒸留水に加えて、この蒸留水に香料等の添加剤を溶解した水溶液が考えられる。
上述した実施例E1のカプセル22aは例えば、130mgの液体を収容している。カプセル22aが複合フィルタ16内に配置される場合、図1から明らかなようにカプセル22aはその端壁26をシガレット12側のフィルタ要素18に向けた姿勢を有する。
カプセル22aが組み込まれたフィルタシガレット10によれば、フィルタシガレット10の喫煙に先立ち又はパフ間にて、ユーザはチップペーパ14を介して複合フィルタ16を指で挟み、この複合フィルタ16内のカプセル22aに外力F(図1参照)を、カプセル22aの直径方向両側から加えることができる。このような外力Fはカプセルボディ24の弾性変形を伴い、カプセル22aを押し潰す。この結果、カプセル22aの内圧は上昇される。
前述したようにカプセルボディ24の周壁32は開口端28にてフランジ38を有し、また、僅かにテーパ形状をなしているので、周壁32は端壁26側の部位がフランジ38側の部位に比べて潰れ易い。
それ故、カプセル22aの内圧上昇は、端壁26を外側に向けて膨出させる一方、端壁26側のテーパ部34の部位を外側に向けて拡張させるように弾性変形させる。このようなテーパ部34の弾性変形は突起36に対して中央部30を径方向外側に向けて引っ張る。それ故、中央部30における突起36の根元に隣接した特定部位が特に伸ばされ、この特定部位の厚みは大きく減少する。この結果、中央部30は特定部位にて最初に破断する。この場合、突起36は中央部30の特定部位を破断する際のトリガーとなり、薄肉域としての中央部30の破断を容易にする一方、中央部30での破断位置を決定する役割を担う。
中央部30が一旦破断すると、カプセル22aの内圧は急激に低下することから、中央部30の破断が更に拡大することはない。それ故、破断箇所は突起36に隣接した特定部位に制限される。また、内圧の急激な低下はユーザの指を通じてユーザに感知され、ユーザはカプセル22aの破壊を確認することができる。
中央部30の破断後、ユーザがカプセル22aの押し潰しを維持し続ければ、カプセル22a内の液体は中央部30の破断箇所からフィルタ要素18に向けて噴出し、フィルタ要素18に染み込む。
前述したように中央部30の破断位置は突起36の根元に隣接した特定位置、即ち、端壁26の中央に制限されるから、カプセル22aから噴出された液体はフィルタ要素18における端面の中央から染み込み、フィルタ要素18内の中央領域に液体の染み込み域LA(図1)を形成する。従って、カプセル22aから噴出された液体が複合フィルタ16の成形紙やチップペーパを濡らすことはない。
フィルタ要素18内に液体が染み込んだ状態で、フィルタシガレット10が喫煙されれば、主流煙に含まれる水溶性成分がフィルタ要素18内の液体に溶け込みことから、フィルタ要素18を通過した主流煙中の水溶性成分は減少し、これにより、主流煙の風味や味覚が変化する。一方、液体に香料が含まれていれば、この香料の香味が主流煙に付加され、ユーザは香味をも同時に味わうことができる。
本発明は上述した実施例E1のカプセル22aに制約されるものではない。
カプセル22の変形例や他の実施例に関して、以下に説明する。なお、変形例及び他の実施例を説明するにあたり、既に説明した実施例や変形例と同一の機能を発揮する部材及び部位には同一の参照符号を付し、それらの説明を省略する。
図5〜図8は、実施例E1のカプセル22aの変形例をそれぞれ示す。これら変形例のカプセル22a〜22aは、実施例E1のカプセル22a又は既に説明した変形例のカプセルと対比したとき、以下の点で相違する。
詳しくは、図5のカプセル22aは、突起36の突出長さL1が1.0mmに増加されている点で、カプセル22aとは相違する。
図6のカプセル22aは、端壁26が碗形をなしている点で、カプセル22aとは相違する。
図7のカプセル22aは、中央部30の直径Dc1が3mmに増加されている点で、カプセル22aとは相違する。
図8のカプセル22aは、突起36の突出長さL1が1.0mmに増加されている点で、カプセル22aとは相違する。
カプセル22a〜22aが実施例E1のカプセル22aと同様な利点を有することは言うまでもない。
図9〜図11は実施例E2のカプセル22b及びカプセル22bの一部をそれぞれ示す。
カプセル22bは中央部30の形態のみにて実施例E1のカプセル22aのグループとは相違する。
カプセル22bの場合、中央部42はカプセルボディ24の他の部位の厚さとほぼ同一の厚Tc1を有する一方、薄肉域としての複数のV字溝44を有する。これらV字溝44は突起36を中心として中央部42の外面に放射状に配置され、突起36の根元から中央部42の外周まで延びている。図11に示されるように、各V字溝44のV字角βは例えば90°であり、V字溝44の底の厚みTc2は例えば0.17mmである。
カプセル22bに外力Fが加えられたとき、前述したように端壁26のテーパ部34は弾性変形により拡張される。それ故、各V字溝44の底は突起36に対して端壁26の径方向外側に引っ張られ、底は突起36の根元に隣接した特定部位にて特に伸び、底の厚みが減少される。この結果、何れかのV字溝44の底は特定部位にて最初に破断し、この破断箇所からカプセル22b内の液体が噴出される。
なお、何れかのV字溝が一旦破断すれば、カプセル22bの内圧は急激に低下するので、この後、破断箇所が破断したV字溝の底にて更に拡大することはなく、また、他のV字溝の底が破断されることもない。
図12及び図13は実施例E3のカプセル22cを示す。
カプセル22cは、端壁26の中央部30の形態のみにてカプセル22aとは相違する。詳しくは、即ち、カプセル22cの中央部46は平坦ではなく、カプセルボディ24内に向けて凹んだ球面状の凹壁として形成され、直径Dc及び壁厚Tcを有する。
このようなカプセル22cにあっても、外力Fがカプセル22cに加えられたとき、中央部46は突起36から径方向外側に引っ張られ、突起36に隣接した特定部位にて最初に破断する。
図14〜図17は実施例E4のカプセル22d及びその一部をそれぞれ示す。
カプセル22bとカプセル22dとを対比したとき、カプセル22dは以下の点で相違する。
カプセル22dの端壁26はテーパ部34を有しておらず、端壁26の全体が平坦壁として形成されている。また、カプセル22dの場合、V字溝44は突起36から端壁26の外周まで延び、厚みTc3の底を有する。厚みTc3はTc(0.12mm)とTc2(0.17mm)との間の値、例えば0.13mmである。
更に、カプセル22dの場合、突起36の直径Dp1が0.8mmに増加されている一方、図16から明らかなようにカプセルボディ24の内周面に複数の薄いリブ48が形成されている。これらリブ48はカプセルボディ24の周方向に等間隔を存して配置され、端壁26から開口端28までカプセルボディ24の軸線方向に延びている。例えば、リブ48の厚みは0.2mmである。
このようなカプセル22dでも、カプセル22dに外力Fが加えられたとき、何れかのV字溝44の底が突起36の根元に隣接した特定部位にて最初に破断する。
図18〜図20は実施例E5のカプセル22eを示す。
カプセル22eの場合、カプセルボディ24の端壁26もまた凹壁として形成され、環状の平坦な外周部70と、この外周部70よりも凹んだ中央部72とを有し、この中央部72は前述したカプセル22cの中央部46と同様に、球状壁として形成されている。
中央部72はその中心に突起36及び薄肉域としての環状域74を含む。この環状域74は突起36の根元に隣接し且つ突起36を囲み、前述の厚さTcを有する。中央部72の厚さは環状域74から外周部70に近づくにつれて徐々に増加し、図19に示されるように、中央部72の外周は外周部70における内周面の内側の角部に連なっている。更に、突起36の先端面と外周部70の外端面とは同一の仮想面上に位置付けられている。
図21〜図23は実施例E6のカプセル22fを示す。
カプセル22fの場合、カプセルボディ24の端壁26は凹壁として形成され、端壁26の外周部70は周壁32の延長部を形成している。
図22から明らかなように、端壁26の中央部74は雌型の円錐形状をなし、カプセルボディ24内に向けて僅かに凹んでいる。中央部74の内面には図9のカプセル22bと同様に複数のV字溝44が薄肉域として形成されている。これらV字溝44はカプセルボディ24の周方向に等間隔を存して配置され、突起36から外周部70まで放射状に延びている。なお、図22中にはV字溝44が1個のみ示されている。
更に、カプセルボディ24の周壁32には複数のリブ76が一体に形成されている。これらリブ76は外周部70の先端からフランジ38までカプセルボディ24の軸線方向に延び、且つ、カプセルボディ24の周方向に等間隔を存して配置されている。
上述したリブ76の幅はカプセルボディ24の軸線方向に沿って一定ではなく、図23から明らかなようにフランジ38から外周部70の先端に向けて徐々に減少されている。
図24は、実施例E1〜E6のカプセル22a〜22fの破断荷重(平均値及び標準偏差(S.D.))をそれぞれ示す。図24の結果は、カプセル22a〜22fに外力Fが加えられ、これらカプセルの中央部30,46又はV字溝44が前述の特定部位にて破断した時点での破断荷重を測定することで得られた。また、図24には、比較例C1〜C4におけるカプセルの破断荷重の測定結果をも併せて示されている。
各カプセルにはその容積の94%を占める液体(蒸留水)が充填されており、破断荷重の測定には測定にクリープメータ(株式会社山電製、RHEOMETER II)が使用された。
図24の測定結果について言及する前に、比較例C1〜C4のカプセルについて簡単に説明する。比較例C1〜C4のカプセルは、実施例E1〜E4のカプセル22a〜22dと基本的に同様な構造を有するものの、以下の点で相違する。
図25及び図26は比較例C1のカプセルを示す。
比較例C1のカプセルは、略六角形をなし且つ僅かに先細のカプセルボディと、偏平な六角錐形状の端壁50とを有する。図26から明らかなように、端壁50の各稜線はその稜線の表及び裏にV字溝52a,52bをそれぞれ有し、これらV字溝52a,52bは稜線に沿って延びる薄肉域を形成する。それ故、V字溝52a,52bの底の厚みは稜線の厚み(例えば0.45mm)よりも薄く、例えば0.12mmである。比較例C1のカプセルによれば、カプセルに前述の外力Fが加えられたとき、端壁50の何れかのV字溝52がその底にて先ず破断する。
図27及び図28は比較例C2のカプセルを示す。
比較例C1,C2を対比したとき、比較例C2のカプセルは、偏平な六角錐台の形状をなした端壁54を有し、端壁54の各稜線にはその稜線の裏のみにV字溝52a,52bと同様なV字溝56を有する点にて、比較例C1のカプセルと相違する。比較例C2のカプセルの場合、カプセルに前述の外力Fが加えられたとき、端壁54の何れかのV字溝56がその底にて先ず破断する。
図29及び図30は比較例C3のカプセルを示す。
比較例C3のカプセルは、前述した特許文献1のカプセルと同一タイプであって、円筒形状のカプセルボディと、平坦な端壁58と、この端壁58の内面のみに形成され、薄肉域としての複数のV字溝60とを有する。これらV字溝60は端壁58の中央部を残し、放射状に分布されている。なお、V字溝60の底の厚みは0.13mmである。
比較例C4のカプセルは図示されていないが、実施例E1のカプセル22aと対比したとき、突起36を有していない点のみでカプセル22aと相違する。
図24から明らかなように、比較例C3のカプセルを除き、実施例E1〜E6及び比較例C1,C2,C4のカプセルは何れも、20〜80Nの破断荷重を有する。このような範囲内に破断荷重が収められていれば、ユーザはカプセルを容易に破断できる。この点、特許文献1のカプセルに相当する比較例C3のカプセルの破断荷重は80Nを超え、そのカプセルの破壊は容易ではない。
一方、比較例C1〜C4のカプセルは実施例E1〜E4のカプセル22a〜22dが有する突起36を有していない。それ故、比較例C1〜C4のカプセルの場合、端壁での破断位置を決定することができない。また、実施例E1〜E6のカプセルの破断荷重は比較例C2,C3,C4のカプセルの破断荷重よりも小さい。このことは、突起36が端壁での破断位置を決定するのみならず、破断荷重の低減にも寄与することを示している。
更に、実施例E5,E6のカプセル22e,22fの場合、端壁26は突起36に加えて、中央部72よりも外側に突出した環状の外周部70を有する。このような外周部70は端壁26の剛性を増加させる。それ故、カプセル22e,22fの場合、カプセルボディ24に加えられた外力Fが端壁26に伝達されたとき、端壁26は楕円形に変形し、端壁26の中央部72は楕円の長軸に沿い特に大きく引っ張られることになる。
この場合、端壁26の薄肉域(環状域74,V字溝44)は突起36の根元にて容易に破断する。従って、図24から明らかなように実施例E5,E6のカプセル22e,22fは実施例E1〜E4のカプセル22a〜22dの破断荷重よりも小さい破断荷重を有する。カプセル22e,22fの破断荷重は、市販のフィルタシガレットに組み込まれているシームレスカプセルの破断荷重と同程度である。
一方、実施例E3のカプセル22cの場合、液体(蒸留水)の充填率をカプセル22cの容積の71%(v/v)、46%(v/v),21%(v/v)に変更した場合、カプセル22cの破断荷重はそれぞれ、64.4N、70.1N,95.0Nであった。このことは、カプセルの破断荷重がカプセルに収容された液体の充填率によって変動し、液体の充填率が高ければ高い程、カプセルの破断荷重が減少することを意味する。それ故、カプセルの製造に支障が発生しない限りにおいて、カプセル内への液体の充填率は高い方が望ましい。
図31〜図32は、カプセル22a、カプセル22e及びカプセル22fのそれぞれに関し、カプセルのカプセルボディに繰り返して加えた荷重とカプセルボディにおける端壁の歪みとの間の関係を示す。これら図31〜図33を対比すれば明らかなように、カプセル22e,22fは、カプセル22aに比べ、少ない荷重で大きく歪むことが分かる。
更に、カプセル22fのリブ76は、周壁32の剛性をカプセル22eの周壁32の剛性よりも増加させる。また、カプセル22fの場合、中央部72が雌型の円錐形状をなしているので、端壁26に伝達された外力Fは突起36の根元に効果的に集中する。この結果、カプセル22fの破断荷重はカプセル22eの破断荷重よりも更に小さくなる。それ故、カプセル22eもまたリブ76を有していてもよい。
一方、外周部70は不所望な外力が突起36に直接的に加わるのを阻止するうえで有効に働く。それ故、フィルタシガレットの製造時、カプセル22e,22fが不所望に破断してしまう可能性を少なくすることができる。
最後に、本発明は前述した実施例E1やその変形例、また、実施例E2〜E6にも制約を受けるものではない。
例えば、カプセルボディ24や閉鎖壁としてのシール部材40は何れも低密度ポリエチレンによって形成されているが、本発明のカプセルボディ及び閉鎖壁は低密度ポリエチレン以外の合成樹脂によっても形成でき、更には合成樹脂以外の他の材料によっても形成可能である。
例えば、カプセル22aのカプセルボディ24は端壁26側が小径となるテーパ形状をなしているが、本発明のカプセルボディはストレートな円筒形状、又は、その開口端側が小径となるテーパ形状であってもよい。
また、本発明のカプセルボディの端壁は前述の実施例にて例示した円錐台形状、碗形形状又は平坦な形状、凹型形状等にも限られるものではなく、更に、端壁の中央部もまた例示したような平坦壁又は球状壁に限られるものではない。
更に、カプセルボディの端壁の全域が薄肉域を形成していてもよいし、薄肉域としての溝はV字形以外の形状を有することができる。更に、溝の配置もまた放射状に限られるものではない。
薄肉域の厚さはカプセルボディの端壁や周壁の厚さよりも薄いことを前提とし、カプセル22aに関して例示した範囲のうち、0.12mm以上且つ0.17mm未満であるのが好適する。
カプセル22dのカプセルボディ24はその内周面に複数のリブ48を有し、一方、カプセル22fのカプセルボディ24はその外周面に複数のリブ76を有する。これらリブ48,76は前述した他の実施例や変形例のカプセルにも同様に適用可能である。
カプセル22fのカプセルボディ24の場合、端壁26の中央部72は平坦壁であってもよいし、環状の外周部70(周壁32の延長部)もまた他の実施例や変形例のカプセルに適用可能である。
要は、本発明のカプセルは、カプセルボディ、薄肉域、突起及び閉鎖壁からなる基本構造を備えていれば、各実施例のカプセルが有する他の構成要素(形状や配置等)は他の実施例のカプセルに任意に組合せて適用可能である。
更にまた、本発明のカプセルはフィルタシガレットのフィルタ内への組込みのみならず、フィルタを備えた種々の喫煙物品にも同様に組込み可能であることは言うまでもない。
10 フィルタシガレット
14 チップペーパ
16 複合フィルタ
18,20 フィルタ要素
22(22a〜22f) カプセル
26 端壁
28 開口端
30,46 中央部(薄肉域)
32 周壁
34 テーパ部(環状部)
36 突起
40 シール部材
42,72 中央部
44 V字溝(薄肉域)
70 外周部
48,76 リブ

Claims (13)

  1. 弾性変形可能な略円筒形状をなし、先端を閉塞する端壁及び基端を開放する開口端を有し、内部に液体を受け入れたカプセルボディと、
    前記カプセルボディの前記端壁に形成され、前記カプセルボディの前記端壁及び周壁の厚さよりも薄い薄肉域と、
    前記薄肉域から前記カプセルボディ外に向けて一体に突出する突起と、
    前記カプセルボディの前記開口端に設けられ、前記開口端を閉じる閉鎖壁と
    を具備したことを特徴とする液体が収容されたカプセル。
  2. 喫煙物品内に組込み可能なサイズを有することを特徴とする請求項1に記載のカプセル。
  3. 前記端壁は円錐台形状又は碗形状をなすことを特徴とする請求項1に記載のカプセル。
  4. 前記端壁は円錐台形状又は碗形状をなし、前記突起を囲み且つ前記端壁の直径よりも小径の中央部と、この中央部と前記カプセルボディの前記周壁を接続する環状部とを含み、
    前記薄肉域は前記中央部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカプセル。
  5. 前記中央部は球面状の凹壁であることを特徴とする請求項4に記載のカプセル。
  6. 前記薄肉域は前記突起から前記中央部の外周まで放射状に延びる複数のV字溝を含むことを特徴とする請求項4に記載のカプセル。
  7. 前記端壁は平坦であり、
    前記薄肉域は前記突起から前記端壁の外周まで放射状に延びる複数のV字溝を含むことを特徴とする請求項1に記載のカプセル。
  8. 前記カプセルボディは前記端壁の外周縁から一体に延出する環状の延長部を有し、
    前記延長部及び前記端壁は協働してカプセルの先端部を凹状に形成することを特徴とする請求項1に記載のカプセル。
  9. 前記薄肉域は前記突起から前記延長部まで放射状に延びる複数のV字溝を含むことを特徴とする請求項8に記載のカプセル。
  10. 前記端壁は球面状の凹壁であり、
    前記薄肉域は前記突起に隣接し且つ前記突起を囲繞する環状をなしていることを特徴とする請求項8に記載のカプセル。
  11. 前記カプセルボディは前記周壁に複数のリブを有し、これらリブは前記カプセルボディの周方向に間隔を存して配置されていることを特徴とする請求項1に記載のカプセル。
  12. 前記カプセルボディは前記開口端の外周に形成されたフランジを有し、
    前記閉鎖壁は、前記フランジに接続されて前記開口端を液密に閉塞するシート状のシール部材であることを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載のカプセル。
  13. 請求項1〜12の何れかに記載のカプセルを備えていることを特徴する喫煙物品。
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