JPWO2013157432A1 - 超音波発生装置の製造方法及び超音波発生装置の組立てシステム - Google Patents

超音波発生装置の製造方法及び超音波発生装置の組立てシステム Download PDF

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Abstract

超音波発生装置の製造方法は、ボルト状部材の第1の端が自由端となり、第2の端が固定された状態で、装着ユニットに第1の軸方向へ圧縮力を印加することにより、収縮した前記装着ユニットの第1の弾性力により前記ボルト状部材を伸長させることを備える。前記製造方法は、伸長した前記ボルト状部材の第2の弾性力が前記第1の弾性力と釣合う釣合い状態において、前記ボルト状部材の棒状部に締付け部材を取付け、前記釣合い状態を保持することを備える。

Description

本発明は、電流が供給されることにより超音波振動を発生する超音波発生装置の製造方法及びその超音波発生装置の組立てシステムに関する。
特許文献1には、電流が供給されることにより超音波振動を発生する超音波発生装置が開示されている。この超音波発生装置は、頭部と、頭部より外径が小さい棒状部と、を備えるボルトを備える。ボルトの棒状部には、電流を超音波振動に変換する圧電素子を備える装着ユニットが取付けられている。装着ユニットは、ボルトの頭部と締付け部材であるナットとの間で締付けられ、収縮している。装着ユニットを収縮させることにより、圧電素子が収縮され、圧電素子で電流から超音波振動への変換が適切に行われる。
前述の構成の超音波発生装置の製造では、圧電素子を備える装着ユニット収縮させることが必要となる。一般的な製造方法では、ナットによって装着ユニットを締付けることにより、ナットから装着ユニット(圧電素子)に圧縮力を印加し、装着ユニットを収縮させている。また、特許文献1の製造方法では、ナットとは別体の力印加ユニットにより装着ユニット(圧電素子)に圧縮力を印加し、装着ユニットを収縮させている。そして、装着ユニットが所定の収縮状態まで収縮すると、ナットをボルトの棒状部に取付け、ボルトの頭部とナットとの間で装着ユニットを締付ける。これにより、装着ユニットが所定の収縮状態が保持される。ここで、力印加ユニットから装着ユニットに圧縮力が印加される状態では、長手軸に平行な方向についてボルトの両端は固定され、固定端となっている。
特開昭64−36200号公報
超音波発生装置の製造において、ナットの締付けによって装着ユニット(圧電素子)を収縮する場合、ナットの締付けトルクのバラツキ、ボルトの特性のバラツキ、ナットの特性のバラツキにより圧電素子を含む装着ユニットの収縮状態が変化する。このため、同一設計の超音波発生装置を作製したとしても、発生する超音波振動の振動特性が個体ごとに変化してしまう。
前記特許文献1の超音波発生装置では、力印加ユニットによって所定の収縮状態まで装着ユニットを収縮し、ナットによって装着ユニットを締付けることにより所定の収縮状態を保持している。しかし、この超音波発生装置の製造において、力印加ユニットから装着ユニットに圧縮力が印加される状態では、長手軸に平行な方向についてボルトの両端は固定され、固定端となっている。このため、力印加ユニットから装着ユニットに圧縮力が印加される状態では、収縮した装着ユニットの弾性力によってボルトは伸長しない。一方、製造後の超音波発生装置では、長手軸に平行な方向についてボルトの両端は固定されず、自由端となる。このため、所定の収縮状態まで収縮した装着ユニットの弾性力によって、ボルトが伸長する。ボルトが伸長することにより、発生する超音波振動の振動特性が変化してしまう。
本発明は前記課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、超音波振動装置の振動特性のバラツキを有効に抑制する超音波発生装置の製造方法及び超音波発生装置の組立てシステムを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明のある態様の超音波発生装置の製造方法は、頭部が長手軸に平行な方向である第1の軸方向側の第1の端を形成し、前記頭部より外径が小さい棒状部が前記第1の軸方向とは反対方向である第2の軸方向側の第2の端を形成するボルト状部材において、電流を超音波振動に変換する圧電素子を含む装着ユニットを前記第2の軸方向側から前記棒状部に取付けることと、自由端となる前記第1の端の前記第1の軸方向への移動によって前記ボルト状部材が伸長可能な状態で、ジグのボルト固定部により、前記装着ユニットが取付けられた前記ボルト状部材の前記第2の端を固定端として固定することと、前記ボルト状部材の前記第2の端が固定された状態で力印加ユニットによって前記装着ユニットに前記第1の軸方向へ圧縮力を印加することにより、前記装着ユニットを収縮させ、収縮した前記装着ユニットの第1の弾性力により前記ボルト状部材を伸長させることと、伸長した前記ボルト状部材の第2の弾性力が前記装着ユニットの前記第1の弾性力と釣合う釣合い状態において前記ボルト状部材の前記棒状部に締付け部材を取付け、前記締付け部材と前記ボルト状部材の前記頭部との間で前記装着ユニットを締付けることにより、前記釣合い状態を保持することと、を備える。
本発明の別のある態様の超音波発生装置の組立てシステムは、長手軸に平行な方向である第1の軸方向側の第1の端を形成する頭部と、前記頭部より外径が小さく、前記第1の軸方向とは反対方向である第2の軸方向側の第2の端を形成する棒状部と、を備えるボルト状部材と、電流を超音波振動に変換する圧電素子を備え、前記第2の軸方向側から前記ボルト状部材の前記棒状部に取付けられる装着ユニットと、自由端となる前記第1の端の前記第1の軸方向への移動によって前記ボルト状部材が伸長可能な状態で、前記装着ユニットが取付けられた前記ボルト状部材の前記第2の端を固定端として固定するボルト状部材固定部を備えるジグと、前記ボルト状部材の前記第2の端が固定された状態で前記装着ユニットに前記第1の軸方向へ圧縮力を印加することにより、前記装着ユニットを収縮させ、収縮した前記圧電素子の第1の弾性力により前記ボルト状部材を伸長させる力印加ユニットと、伸長した前記ボルト状部材の第2の弾性力が前記装着ユニットの前記第1の弾性力と釣合う釣合い状態において前記ボルト状部材の前記棒状部に取付けられ、前記ボルト状部材の前記頭部との間で前記装着ユニットを締付けることにより、前記釣合い状態を保持する締付け部材と、を備える。
本発明によれば、超音波振動装置の振動特性のバラツキを有効に抑制する超音波発生装置の製造方法及び超音波発生装置の組立てシステムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る超音波処置装置を示す概略図。 第1の実施形態に係る振動発生ユニットの構成を概略的に示す断面図。 第1の実施形態に係る振動発生装置の構成を概略的に示す斜視図。 第1の実施形態に係る振動発生装置の構成を概略的に示す断面図。 第1の実施形態に係る超音波発生装置の製造方法を示すフローチャート。 第1の実施形態に係る超音波発生装置の製造時に用いられる超音波発生装置の組立てシステムを示す概略図。 第1の実施形態に係る超音波発生装置の製造において、ボルト状部材の第2の端がジグの雄ネジ部によって固定される前の状態を示す概略図。 第1の実施形態に係る超音波発生装置の製造において、ボルト状部材の第2の端がジグの雄ネジ部によって固定された状態を示す概略図。 第1の実施形態に係る超音波発生装置の製造において、図8から装着ユニットに圧縮力が印加された状態を示す概略図。 第1の実施形態に係る超音波発生装置の製造おいて、ナットをボルト状部材の棒状部を取付けた状態を示す概略図。 第1の実施形態に係る超音波発生装置の製造において、図10から力印加ユニットによる装着ユニットへの圧縮力の印加を停止した状態を示す概略図。 第1の変形例に係る超音波発生装置の組立てシステムを示す概略図。 第2の変形例に係るボルト状部材及びジグのジグ棒状部を概略的に示す斜視図。 第3の変形例に係る超音波発生装置の構成を概略的に示す斜視図。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図1乃至図6を参照して説明する。図1は、本実施形態の超音波処置装置1を示す図である。ここで、超音波処置装置1は、後述する超音波発生装置10が用いられる一例である。図1に示すように、超音波処置装置1は、長手軸Cを有する。ここで、長手軸Cに平行な2方向の一方を先端方向(図1の矢印C1の方向)とし、先端方向と反対方向を基端方向(図1の矢印C2の方向)とする。超音波処置装置1は、振動発生ユニット2と、基端から先端まで長手軸Cに沿って延設される超音波プローブ3とを備える。
振動発生ユニット2は、振動子ケース11を備える。振動子ケース11の基端には、ケーブル5の一端が接続されている。ケーブル5の他端は、電源ユニット6に接続されている。電源ユニット6は、超音波発生電流供給部7と、入力部9とを備える。また、超音波プローブ3の先端部には、先端処置部8が設けられている。
図2は、振動発生ユニット2の構成を示す図である。図2に示すように、振動子ケース11の内部には、超音波発生装置10が設けられている。超音波発生装置10には、電気配線13A,13Bの一端が接続されている。電気配線13A,13Bは、ケーブル5の内部を通って、他端が電源ユニット6の超音波発生電流供給部7に接続されている。超音波発生電流供給部7から電気配線13A,13Bを介して超音波発生装置10に電流を供給することにより、超音波発生装置10で超音波振動が発生する。超音波発生装置10の先端方向側には、超音波振動の振幅を拡大するホーン15が連結されている。ホーン15は、振動子ケース11に取付けられている。また、ホーン15の先端部には、雌ネジ部17が形成されている。
また、超音波プローブ3の基端部には、雄ネジ部19が形成されている。雄ネジ部19がホーン15の雌ネジ部17と螺合することにより、超音波プローブ3が振動発生ユニット2に取付けられる。超音波プローブ3が振動発生ユニット2に取付けられることにより、超音波発生装置10で発生した超音波振動が超音波プローブ3に伝達される。超音波プローブ3の先端処置部8に超音波振動が伝達されることにより、先端処置部8は超音波振動を用いて生体組織等の処置対象の処置を行う。なお、超音波振動は、振動方向及び伝達方向が長手軸Cに対して平行な縦振動である。
図3及び図4は、超音波発生装置10の構成を示す図である。図3及び図4に示すように、超音波発生装置10は、後述する装着ユニット30を保持する保持部材としてのボルト状部材21を備える。ボルト状部材21は、装着ユニット30が挿入され、長手軸Cと平行に延びる軸部としての棒状部23と、棒状部23の一方の端部に設けられ、棒状部23に挿入された装着ユニット30の移動を規制する規制部としての頭部22と、を備える。なお、棒状部23の外径は、頭部22の外径より小さくなっている。また、ボルト状部材21の長手軸方向は、長手軸Cと一致している。
ここで、超音波発生装置10においては、長手軸Cに平行な方向の一方を第1の軸方向(図3及び図4の矢印A1の方向)とし、第1の軸方向とは反対方向を第2の軸方向(図3及び図4の矢印A2の方向)とする。
ボルト状部材21では、頭部22により第1の軸方向側の第1の端E1が形成され、棒状部23により第2の軸方向側の第2の端E2が形成されている。
棒状部23では、第2の軸方向側の端部の外周部に雄ネジ部25が形成されている。また、ボルト状部材21の第2の端E2には、第1の軸方向に向かって凹む凹部26が設けられている。凹部26には、雌ネジ部28が形成されている。
ボルト状部材21の棒状部23には、装着ユニット30が取付けられている。装着ユニット30は、(本実施形態では3つの)リング状の圧電素子29A〜29Cを備える。圧電素子29A〜29Cは、セラミック等から形成されている。また、装着ユニット30は、第1の電極31及び第2の電極32を備える。
第1の電極31は、圧電素子29Aの第1の軸方向側に位置する電極リング部33Aと、圧電素子29Bと圧電素子29Cとの間に位置する電極リング部33Bと、を備える。また、第1の電極31は、電極リング部33Aと電極リング部33Bとの間で連続する電極帯状部35Aと、一端が電極リング部33Bに連続する電極帯状部35Bと、を備える。電気配線13Aの一端は、第1の電極31の電極帯状部35Bに接続されている。
第2の電極32は、圧電素子29Aと圧電素子29Bとの間に位置する電極リング部37Aと、圧電素子29Cの第2の軸方向側に位置する電極リング部37Bと、を備える。また、第2の電極32は、電極リング部37Aと電極リング部37Bとの間で連続する電極帯状部39Aと、一端が電極リング部37Bに連続する電極帯状部39Bと、を備える。電気配線13Bの一端は、第2の電極32の電極帯状部39Bに接続されている。
このような構成にすることにより、電源ユニット6の超音波発生電流供給部7から第1の電極31及び第2の電極32に電流(交流電流)が供給される。第1の電極31及び第2の電極32に電流が供給されることにより、圧電素子29A〜29Cが電流を超音波振動に変換し、超音波振動が発生する。
装着ユニット30は、絶縁リング41A,41Bを備える。絶縁リング41Aは、第1の電極31の電極リング部33Aの第1の軸方向側に位置している。絶縁リング41Bは、第2の電極32の電極リング部37Bの第2の軸方向側に位置している。絶縁リング41Aを設けることにより、超音波発生電流供給部7から供給された電流が絶縁リング41Aより第1の軸方向側に伝達されない状態となる。また、絶縁リング41Bを設けることにより、超音波発生電流供給部7から供給された電流が絶縁リング41Bより第2の軸方向側に伝達されない状態となる。また、装着ユニット30は、絶縁リング41Bの第2の軸方向側に設けられる座金42を備える。
また、ボルト状部材21の棒状部23には、装着ユニット30とは別に締付け部材であるナット43が取付けられている。ナット43は、装着ユニット30(座金42)の第2の軸方向側に位置している。ナット43には、雌ネジ部45が設けられている。雌ネジ部45が棒状部23の雄ネジ部25と螺合することにより、ナット43が棒状部23に取付けられる。ナット43を設けることにより、装着ユニット30(圧電素子29A〜29C、第1の電極31、第2の電極32、絶縁リング41A,41B及び座金42)が、ナット43とボルト状部材21の頭部22との間で締付けられる。したがって、装着ユニット30が、ナット43とボルト状部材21の頭部22との間に固定される。また、座金42の外径D1は、ナット43の外径D2より大きくなっている。
次に、超音波発生装置10の製造方法について説明する。図5は、超音波発生装置10の製造方法を示す図である。図6は、超音波発生装置10の製造時に用いられる超音波発生装置10の組立てシステム50を示す図である。図6に示すように、組立てシステム50は、超音波発生装置10を構成する前述のボルト状部材21、装着ユニット30及びナット43を備える。
また、組立てシステム50はジグ51を備える。ジグ51は、台座部55と、脚部57A,57Bと、を備える。脚部57A,57Bにより、ジグ51が地面に設置される。ジグ51には、台座部55から鉛直下方向に向かって突出するジグ棒状部52が設けられている。ジグ棒状部52の鉛直下方向側の端部には、雄ネジ部53が形成されている。また、台座部55には、鉛直上下方向に台座部55を貫通する孔状部59A,59Bが設けられている。
組立てシステム50は、力印加ユニット60を備える。力印加ユニット60は、ジグ51の台座部55の鉛直上方向側に位置する操作レバー61を備える。操作レバー61は、板状部62に接続されている。板状部62からは、リンク部65A,65Bが鉛直下方向に向かって延設されている。リンク部65Aは、孔状部59Aを通って、台座部55より鉛直下方向側まで延設されている。同様に、リンク部65Bは、孔状部59Bを通って、台座部55より鉛直下方向側まで延設されている。
リンク部65A,65Bは、台座部55の鉛直下方向側に位置する板状の押圧部63に接続されている。押圧部63には、押圧部63を鉛直上下方向に貫通する孔状部67が設けられている。ジグ棒状部52は、押圧部63の孔状部67に挿通されている。前述の構成にすることにより、操作レバー61を手動で操作することによって、力印加ユニット60は、ジグ51に対して鉛直上下方向に移動可能となる。なお、力印加ユニット60は、支持ユニット(図示しない)によって、鉛直上下方向に移動可能に支持されている。
また、組立てシステム50は、ボルト状部材21の棒状部23へのナット43の取付けに用いられる取り付け部材としてのスパナ69を備える。棒状部23へナット43を取付ける際には、スパナ69を用いて、ナット43を棒状部23に対して回転させる。図5に示すように、超音波発生装置10を製造する際には、まず、ボルト状部材21の棒状部23に装着ユニット30(圧電素子29A〜29C、第1の電極31、第2の電極32、絶縁リング41A,41B及び座金42)を取付ける(ステップS101)。図7は、超音波発生装置10の製造において、ボルト状部材21の第2の端E2がジグ51の雄ネジ部53によって固定される前の状態を示す図である。図7に示すように、圧電素子29A〜29Cを備える装着ユニット30にボルト状部材21の棒状部23を挿通することにより、装着ユニット30が棒状部23に取付けられる。すなわち、装着ユニット30は、第2の軸方向側からボルト状部材21の棒状部23に取付けられる。
ここで、圧電素子29A〜29C、第1の電極31、第2の電極32等の装着ユニット30を構成するそれぞれの部材は、前述の位置に配置される。また、本実施形態では、第1の軸方向(図7の矢印A1の方向)が鉛直下方向と一致し、第2の軸方向(図7の矢印A2の方向)が鉛直上方向と一致する。
また、棒状部23への装着ユニット30の取付け(ステップS101)と並行して、ジグ51のジグ棒状部52に、締付け部材であるナット43を配置する(ステップS102)。図7に示すように、ナット43にジグ棒状部52が挿通されることにより、ジグ棒状部52へのナット43の配置が行われる。すなわち、ナット43は第1の軸方向側からジグ棒状部52に配置される。なお、雄ネジ部53は、ジグ棒状部52の第1の軸方向側の端部に位置している。
そして、ジグ51の雄ネジ部53によって、ボルト状部材21の第2の端E2を固定端として固定する(ステップS103)。図8は、超音波発生装置10の製造において、ボルト状部材21の第2の端E2がジグ51の雄ネジ部53によって固定された状態を示す図である。図8に示すように、ボルト状部材21の雌ネジ部28がジグ51の雄ネジ部53と螺合することにより、ボルト状部材21の第2の端E2が固定される。すなわち、ジグ51の雄ネジ部53が、装着ユニット30が取付けられたボルト状部材21の第2の端E2を固定端として固定するボルト状部材固定部(固定部)となっている。
ここで、ボルト状部材21の第2の端E2が固定された状態では、ボルト状部材21の第1の端E1は長手軸Cに平行に移動可能な自由端となる。このため、例えばボルト状部材21に第1の軸方向へ外力が作用することにより、自由端である第1の端E1が第1の軸方向へ移動する。第2の端E2が固定された状態で第1の端E1が第1の軸方向に移動することにより、ボルト状部材21は伸長する。
また、ボルト状部材21の第2の端E2が固定された状態では、ナット43はジグ51のジグ棒状部52に位置している。すなわち、ボルト状部材21の第2の端E2を固定する前に、ジグ棒状部52にナット43が配置される(ステップS102)。
そして、力印加ユニット60を第1の軸方向(鉛直下方向)に移動させ、力印加ユニット60によって装着ユニット30に圧縮力F1を印加する(ステップS104)。図9は、超音波発生装置10の製造において、装着ユニット30に圧縮力F1が印加された状態を示す図である。図9に示すように、力印加ユニット60の押圧部63に形成される孔状部67の内径D3は、ナット43の外径D2より大きい。このため、力印加ユニット60が第1の軸方向(図9の矢印A1の方向)に移動する際に、ジグ棒状部52に位置するナット43に押圧部63は接触せず、ナット43より第1の軸方向側まで押圧部63は移動する。
また、孔状部67の内径D3は、装着ユニット30の座金42の外径D1より小さい。このため、力印加ユニット60が第1の軸方向に移動することにより、押圧部63が座金42に当接する。押圧部63が座金42に当接することにより、力印加ユニット60から装着ユニット30に第1の軸方向へ圧縮力F1が印加される。圧縮力F1によって、圧電素子29A〜29Cを含む装着ユニット30が収縮する。装着ユニット30が収縮することにより、第1の弾性力F2が装着ユニット30に発生する。
第1の弾性力F2は、装着ユニット30からボルト状部材21の頭部22に作用する。ここで、ボルト状部材21では、第1の端E1が自由端となり、第2の端E2が固定端となっている。このため、第1の弾性力F2がボルト状部材21に作用することにより、第1の端E1が第1の軸方向へ移動し、ボルト状部材21が伸長する。
ボルト状部材21が伸長することにより、ボルト状部材21に第2の弾性力F3が発生する。第2の弾性力F3は、第1の弾性力F2とは反対方向に作用する。ボルト状部材21の伸長量が大きくなるにつれて、第2の弾性力F3は大きくなる。ボルト状部材21は、第2の弾性力F3が第1の弾性力F2と同一の大きさになるまで、伸長する。すなわち、第1の弾性力F2と第2の弾性力F3とが釣合う釣合い状態になるまで、ボルト状部材21は伸長する。釣合い状態では、力印加ユニット60によって装着ユニット30に圧縮力F1を印加した場合も、ボルト状部材21は伸長しない。
そして、釣合い状態においてナット43をボルト状部材21の棒状部23に取付ける(ステップS105)。図10は、超音波発生装置10の製造においてナット43をボルト状部材21の棒状部23を取付けた状態を示す図である。図10に示すように、ナット43の取付けは、力印加ユニット60から装着ユニット30に圧縮力F1を印加した状態で行われる。これにより、ナット43を取付ける際に、第1の弾性力F2と第2の弾性力F3とが釣合う釣合い状態が保持される。
棒状部23へナット43を取付ける際には、スパナ69を用いて、ナット43を棒状部23に対して回転させる。これにより、ジグ棒状部52に位置するナット43が棒状部23まで第1の軸方向に向かって移動する。そして、ナット43の雌ネジ部45がボルト状部材21の雄ネジ部25と螺合することにより、ナット43がボルト状部材21の棒状部23に取付けられる。ナット43が取付けられることにより、ナット43とボルト状部材21の頭部22との間で装着ユニット30が締付けられる。これにより、第1の弾性力F2と第2の弾性力F3が釣合う釣合い状態が保持される。換言すれば、第1の弾性力F2と第2の弾性力F3の釣合い状態が保持されるように、ナット43がボルト状部材21の棒状部23に取付けられる。なお、ナット43の取付けは小さい締付けトルクで行われ、ナット43の締付けによって釣合い状態からさらに装着ユニット30が収縮することを防止している。また、ナット43の回転は、スパナ69を用いず、手動で行ってもよい。
そして、力印加ユニット60による装着ユニット30への圧縮力F1の印加を停止する(ステップS106)。図11は、超音波発生装置10の製造において、力印加ユニット60による装着ユニット30への圧縮力F1の印加を停止した状態を示す図である。図11に示すように、ナット43がボルト状部材21の棒状部23に取付けられた後に、力印加ユニット60を第2の軸方向(鉛直上方向)に移動させる。これにより、力印加ユニット60の押圧部63が座金42に接触しない状態となり、力印加ユニット60から装着ユニット30への圧縮力F1の印加が停止される。
ここで、圧電素子29A〜29Cを含む装着ユニット30は、ナット43によって、ナット43とボルト状部材21の頭部22との間で締付けられ、ナット43と頭部22との間で固定されている。このため、力印加ユニット60から装着ユニット30に圧縮力F1が印加されない場合でも、第1の弾性力F2と第2の弾性力F3が釣合う釣合い状態が保持される。
そして、ボルト状部材21の雌ネジ部28とジグ51の雄ネジ部53との螺合を解除する。これにより、ジグ51の雄ネジ部53によるボルト状部材21の第2の端E2の固定が解除される(ステップS107)。以上のようにして、超音波発生装置10が製造される。
そこで、前述の超音波発生装置10の製造方法及び組立てシステム50では、以下の効果を奏する。すなわち、超音波発生装置10を製造する際には、ナット43とは別体の力印加ユニット60により圧電素子29A〜29Cを含む装着ユニット30に、圧縮力F1が印加される。ナット43の締付けによって装着ユニット30が収縮しないため、ナット43の締付けトルク、ボルト状部材21の特性、ナット43の特性が装着ユニット30(圧電素子29A〜29C)の収縮状態に影響を及ぼさない。したがって、超音波発生装置10ごとに装着ユニット30の収縮状態が変化することが、有効に防止される。これにより、超音波発生装置10ごとに超音波振動の振動特性が変化すること、及び、ボルトの特性による影響で振動特性がばらつくことを、有効に防止することができる。
また、超音波発生装置10を製造する際には、ボルト状部材21の第1の端E1が自由端となり、ボルト状部材21の第2の端E2が固定端となる状態で、力印加ユニット60から装着ユニット30に第1の軸方向へ圧縮力F1が印加される。このため、圧縮力F1によって装着ユニット30が収縮することにより、装着ユニット30に第1の弾性力F2が発生する。そして、第1の弾性力F2によって、ボルト状部材21が伸長し、ボルト状部材21に第1の弾性力F2とは反対方向に作用する第2の弾性力F3が発生する。ボルト状部材21は、第1の弾性力F2と第2の弾性力F3とが釣合う釣合い状態になるまで、伸長する。そして、釣合い状態において、ナット43をボルト状部材21の棒状部23に取付け、ナット43とボルト状部材21の頭部22との間で装着ユニット30が締付けられる。これにより、装着ユニット30への圧縮力F1の印加を解除した場合でも、第1の弾性力F2と第2の弾性力F3とが釣合う釣合い状態が保持される。前述のように超音波発生装置10が製造されるため、超音波発生装置10の完成時に、第1の弾性力F2と第2の弾性力F3とが釣合う釣合い状態となる。したがって、超音波発生装置10の製造後に第1の弾性力F2によってボルト状部材21が伸長することが、有効に防止される。これにより、製造後の超音波発生装置10の超音波振動の振動特性の完成時からの変化を、有効に防止することができると共に、ボルトの特性による影響で振動特性がばらつくことを、有効に防止することができる。
(変形例)
なお、第1の実施形態では、第1の軸方向が鉛直下方向と一致し、第2の軸方向が鉛直上方向と一致する状態で、ボルト状部材21の第2の端E2が固定端として固定されているが、これに限るものではない。また、第1の実施形態では、力印加ユニット60の操作レバー61を手動で操作することによって、力印加ユニット60から装着ユニット30に圧縮力F1が印加されるが、これに限るものではない。
例えば、第1の変形例として図12に示すように、第1の軸方向(図12の矢印A1の方向)及び第2の軸方向(図12の矢印A2)の方向が鉛直方向に対して垂直な状態で、ボルト状部材21の第2の端E2が固定端として固定されてもよい。本変形例では、ジグ51の代わりにジグ71が用いられる。また、本変形例では、第1の軸方向が鉛直方向に対して垂直な第1の水平方向となり、第2の軸方向が第1の水平方向とは反対方向の第2の水平方向となる。
ジグ71は、台座部75と、台座部75から第1の軸方向(第1の水平方向)に向かって突出するジグ棒状部72と、を備える。第1の実施形態と同様に、ジグ棒状部72には、ボルト状部材21の第2の端E2を固定する前に、締付け部材であるナット43が配置される。ジグ棒状部72の第1の軸方向側の端部には、雄ネジ部73が形成されている。第1の実施形態と同様に、雄ネジ部73が、装着ユニット30が取付けられたボルト状部材21の第2の端E2を固定する固定部(ボルト状部材固定部)となっている。第2の端E2が固定された状態では、ボルト状部材21の第1の端E1は自由端となる。このため、第2の端E2が固定された状態では、第1の端E1が第1の軸方向へ移動することにより、ボルト状部材21は伸長可能となる。また、台座部75には、長手軸Cに沿って台座部75を貫通する孔状部79A,79Bが設けられている。
また、本変形例では、力印加ユニット60の代わりに力印加ユニット80が用いられる。力印加ユニット80は、ジグ71の台座部75の第2の軸方向(第2の水平方向)側に位置する本体部82を備える。本体部82からは、伸縮部85A,85Bが第1の軸方向に向かって延設されている。伸縮部85Aは、孔状部79Aを通って、台座部75より第1の軸方向側まで延設されている。同様に、伸縮部85Bは、孔状部79Bを通って、台座部75より第1の軸方向側まで延設されている。
伸縮部85A,85Bは、台座部75の第1の軸方向側に位置する板状の押圧部83に接続されている。押圧部83には、押圧部83を長手軸Cに沿って貫通する孔状部87が設けられている。ジグ棒状部72は、押圧部83の孔状部87に挿通されている。また、力印加ユニット80の本体部82には、チューブ93の一端が接続されている。チューブ93の他端は、油圧タンク91に接続されている。油圧タンク91は、入力部92に電気的に接続されている。
力印加ユニット80によって装着ユニット30に圧縮力(F1)を印加する際には、入力部92での操作により、油圧タンク91からチューブ93、本体部82の内部を通して、伸縮部85A,85Bに油を供給する。そして、油圧によって伸縮部85A,85Bが伸長することにより、押圧部83が第1の軸方向に移動し、押圧部83が座金42に当接する。押圧部83が座金42に当接することにより、力印加ユニット80から装着ユニット30に第1の軸方向へ圧縮力(F1)が印加される。ここで、押圧部83に孔状部87が設けられているため、押圧部83が第1の軸方向に移動する際に、ジグ棒状部72に位置するナット43に押圧部63は接触しない。このため、押圧部83は、ナット43より第1の軸方向側まで移動可能である。
以上、第1の変形例から、超音波発生装置10の製造において、ボルト状部材21の第1の端E1が自由端となり、第2の端E2が固定端となる状態で、力印加ユニット(60,80)から装着ユニット30に圧縮力(F1)が第1の軸方向に印加されればよい。これにより、装着ユニット30が収縮され、収縮した装着ユニット30の第1の弾性力(F2)によってボルト状部材21が伸長する。そして、伸長したボルト状部材21の第2の弾性力(F3)が第1の弾性力(F2)と釣合う釣合い状態になるまで、ボルト状部材21は伸長する。
また、第1の実施形態では、ボルト状部材21の雌ネジ部28がジグ51の雄ネジ部53と螺合することにより、ボルト状部材21の第2の端E2が固定端として固定されるが、これに限るものではない。例えば、第2の変形例として図13に示すように、ボルト状部材21の第2の端E2から第1の軸方向に向かって凹む係合溝95が設けられてもよい。係合溝95の断面は、略六角形状に形成されている。本変形例では、ジグ51のジグ棒状部52の第1の軸方向側の端部に、係合突起96が形成されている。係合突起96の断面は係合溝95に対応する略六角形状に形成され、係合突起96は係合溝95と係合可能である。係合突起96が係合溝95と係合することにより、ボルト状部材21の第2の端E2が固定端として固定される。すなわち、係合突起96が、装着ユニット30が取付けられたボルト状部材21の第2の端E2を固定端として固定する固定部となっている。
以上、第2の変形例から、ジグ(51,71)に、装着ユニット30が取付けられたボルト状部材21の第2の端E2を固定端として固定する固定部(53,73,96)が設けられていればよい。
また、第1の実施形態では、ナット43によって、装着ユニット30がナット43とボルト状部材21の頭部22との間で締付けられるが、これに限るものではない。例えば、第3の変形例として図14に示すように、締付け部材としてU字部材97が用いられてもよい。U字部材97は、長手軸Cに垂直な方向からボルト状部材21の棒状部23に取付けられる。また、U字部材97の溝の幅D4は、棒状部23の外径D5より小さい。このため、U字部材97が棒状部23に取付けられた状態では、U字部材97は棒状部23に確実に固定される。
本変形でも第1の実施形態と同様に、装着ユニット30の第1の弾性力F2とボルト状部材21の第2の弾性力F3とが釣合う釣合い状態で、締付け部材であるU字部材97が棒状部23に取付けられる。U字部材97が取付けられることにより、圧電素子29A〜29Cを含む装着ユニット30がU字部材97とボルト状部材21の頭部22との間で、締付けられる。これにより、第1の弾性力F2と第2の弾性力F3とが釣合う釣合い状態が、保持される。
また、本変形例では、長手軸Cに垂直な方向からU字部材97が棒状部に取付けられるため、ジグ(51,71)にジグ棒状部(52,72)を設ける必要はない。すなわち、第1の実施形態とは異なり、ボルト状部材21の第2の端E2を固定端として固定する前に、ジグ棒状部(52,72)に締付け部材(43)を配置する必要はない。このため、さらに容易に超音波発生装置10が製造される。
以上、第3の変形例から、超音波発生装置10の製造において、伸長したボルト状部材21の第2の弾性力F3が装着ユニット30の第1の弾性力F2と釣合う釣合い状態で、ボルト状部材21の棒状部23に締付け部材(43,97)が取付けられればよい。これにより、締付け部材(43,97)とボルト状部材21の頭部22との間で装着ユニット30が締付けられ、釣合い状態が保持される。
また、第1の実施形態では、装着ユニット30は、圧電素子29A〜29C、第1の電極31、第2の電極32、絶縁リング41A,41B及び座金42を備えるが、これに限るものではない。例えば絶縁リング41A,41Bが設けられなくてもよく、圧電素子(29A〜29C)が4つ設けられてもよい。すなわち、装着ユニット30は、少なくとも1つの圧電素子(29A〜29C)を備えればよい。
以上、本発明の実施形態及び変形例について説明したが、本発明は前述の実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形ができることは勿論である。
前記目的を達成するため、本発明のある態様の超音波発生装置の製造方法は、頭部が長手軸に平行な方向である第1の軸方向側の第1の端を形成し、前記頭部より外径が小さい棒状部が前記第1の軸方向とは反対方向である第2の軸方向側の第2の端を形成するボルト状部材において、電流を超音波振動に変換する圧電素子を含む装着ユニットを前記第2の軸方向側から前記棒状部に取付けることと、自由端となる前記第1の端の前記第1の軸方向への移動によって前記ボルト状部材が伸長可能な状態で、ジグのボルト固定部により、前記装着ユニットが取付けられた前記ボルト状部材の前記第2の端を固定端として固定することと、前記ボルト状部材の前記第2の端が固定された状態で力印加ユニットによって前記装着ユニットに前記第1の軸方向へ圧縮力を印加することにより、前記装着ユニットに第1の弾性力を発生させることと前記ボルト状部材の第2の弾性力が前記装着ユニットの前記第1の弾性力と釣合う釣合い状態において前記ボルト状部材の前記棒状部に締付け部材を取付け、前記締付け部材と前記ボルト状部材の前記頭部との間で前記装着ユニットを締付けることにより、前記釣合い状態を保持することと、を備える。
本発明の別のある態様の超音波発生装置の組立てシステムは、長手軸に平行な方向である第1の軸方向側の第1の端を形成する頭部と、前記頭部より外径が小さく、前記第1の軸方向とは反対方向である第2の軸方向側の第2の端を形成する棒状部と、を備えるボルト状部材と、電流を超音波振動に変換する圧電素子を備え、前記第2の軸方向側から前記ボルト状部材の前記棒状部に取付けられる装着ユニットと、自由端となる前記第1の端の前記第1の軸方向への移動によって前記ボルト状部材が伸長可能な状態で、前記装着ユニットが取付けられた前記ボルト状部材の前記第2の端を固定端として固定するボルト状部材固定部を備えるジグと、前記ボルト状部材の前記第2の端が固定された状態で前記装着ユニットに前記第1の軸方向へ圧縮力を印加することにより、前記装着ユニットに第1の弾性力を発生させる力印加ユニットと、前記ボルト状部材の第2の弾性力が前記装着ユニットの前記第1の弾性力と釣合う釣合い状態において前記ボルト状部材の前記棒状部に取付けられ、前記ボルト状部材の前記頭部との間で前記装着ユニットを締付けることにより、前記釣合い状態を保持する締付け部材と、を備える。

Claims (4)

  1. 頭部が長手軸に平行な方向である第1の軸方向側の第1の端を形成し、前記頭部より外径が小さい棒状部が前記第1の軸方向とは反対方向である第2の軸方向側の第2の端を形成するボルト状部材において、電流を超音波振動に変換する圧電素子を含む装着ユニットを前記第2の軸方向側から前記棒状部に取付けることと、
    自由端となる前記第1の端の前記第1の軸方向への移動によって前記ボルト状部材が伸長可能な状態で、ジグのボルト固定部により、前記装着ユニットが取付けられた前記ボルト状部材の前記第2の端を固定端として固定することと、
    前記ボルト状部材の前記第2の端が固定された状態で力印加ユニットによって前記装着ユニットに前記第1の軸方向へ圧縮力を印加することにより、前記装着ユニットを収縮させ、収縮した前記装着ユニットの第1の弾性力により前記ボルト状部材を伸長させることと、
    伸長した前記ボルト状部材の第2の弾性力が前記装着ユニットの前記第1の弾性力と釣合う釣合い状態において前記ボルト状部材の前記棒状部に締付け部材を取付け、前記締付け部材と前記ボルト状部材の前記頭部との間で前記装着ユニットを締付けることにより、前記釣合い状態を保持することと、
    を具備する超音波発生装置の製造方法。
  2. 前記ボルト状部材の前記第2の端を固定する前に、前記第1の軸方向側の端部に前記ボルト固定部が設けられたジグ棒状部に、前記締付け部材を配置することをさらに具備し、
    前記ボルト状部材の前記棒状部に前記締付け部材を取付けることは、前記釣合い状態において、前記ジグ棒状部から前記ボルト状部材の前記棒状部まで前記第1の軸方向に向かって前記締付け部材を移動させることを備える、
    請求項1の製造方法。
  3. 長手軸に平行な方向である第1の軸方向側の第1の端を形成する頭部と、前記頭部より外径が小さく、前記第1の軸方向とは反対方向である第2の軸方向側の第2の端を形成する棒状部と、を備えるボルト状部材と、
    電流を超音波振動に変換する圧電素子を備え、前記第2の軸方向側から前記ボルト状部材の前記棒状部に取付けられる装着ユニットと、
    自由端となる前記第1の端の前記第1の軸方向への移動によって前記ボルト状部材が伸長可能な状態で、前記装着ユニットが取付けられた前記ボルト状部材の前記第2の端を固定端として固定するボルト状部材固定部を備えるジグと、
    前記ボルト状部材の前記第2の端が固定された状態で前記装着ユニットに前記第1の軸方向へ圧縮力を印加することにより、前記装着ユニットを収縮させ、収縮した前記装着ユニットの第1の弾性力により前記ボルト状部材を伸長させる力印加ユニットと、
    伸長した前記ボルト状部材の第2の弾性力が前記装着ユニットの前記第1の弾性力と釣合う釣合い状態において前記ボルト状部材の前記棒状部に取付けられ、前記ボルト状部材の前記頭部との間で前記装着ユニットを締付けることにより、前記釣合い状態を保持する締付け部材と、
    を具備する超音波発生装置の組立てシステム。
  4. 前記ジグは、前記第1の軸方向側の端部に前記ボルト状部材固定部が設けられたジグ棒状部を備え、
    前記締付け部材は、前記ボルト状部材の前記第2の端を固定する前に前記ジグ棒状部に配置され、前記釣合い状態において前記ジグ棒状部から前記ボルト状部材の前記棒状部まで前記第1の軸方向に向かって移動する、
    請求項3の組立てシステム。
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