JPWO2013157077A1 - 線状体操作補助具 - Google Patents

線状体操作補助具 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2013157077A1
JPWO2013157077A1 JP2012537616A JP2012537616A JPWO2013157077A1 JP WO2013157077 A1 JPWO2013157077 A1 JP WO2013157077A1 JP 2012537616 A JP2012537616 A JP 2012537616A JP 2012537616 A JP2012537616 A JP 2012537616A JP WO2013157077 A1 JPWO2013157077 A1 JP WO2013157077A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
linear body
microcatheter
wire
delivery wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012537616A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5124057B1 (ja
Inventor
誠 出原
誠 出原
正剛 行
正剛 行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Application granted granted Critical
Publication of JP5124057B1 publication Critical patent/JP5124057B1/ja
Publication of JPWO2013157077A1 publication Critical patent/JPWO2013157077A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/02Holding devices, e.g. on the body
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/12Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
    • A61B17/12022Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires
    • A61B17/12131Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the type of occluding device
    • A61B17/1214Coils or wires
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/12Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
    • A61B17/12022Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires
    • A61B17/12099Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the location of the occluder
    • A61B17/12109Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the location of the occluder in a blood vessel
    • A61B17/12113Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the location of the occluder in a blood vessel within an aneurysm
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/12Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
    • A61B17/12022Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires
    • A61B2017/1205Introduction devices
    • A61B2017/12054Details concerning the detachment of the occluding device from the introduction device
    • A61B2017/12063Details concerning the detachment of the occluding device from the introduction device electrolytically detachable
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B50/00Containers, covers, furniture or holders specially adapted for surgical or diagnostic appliances or instruments, e.g. sterile covers
    • A61B50/20Holders specially adapted for surgical or diagnostic appliances or instruments

Abstract

線状体を容易に操作することのできる線状体操作補助具を提供する。線状体操作補助具としてのワイヤー操作補助具1は、Yコネクター110を貫通するデリバリーワイヤー150の操作を補助する。Yコネクター110は、デリバリーワイヤー150が貫通するメインブランチ111と、メインブランチ111から分岐したサイドポート112とを含み、メインブランチ111の一端にはデリバリーワイヤー150が差し込まれたマイクロカテーテル140が接続される。ワイヤー操作補助具1は、Yコネクター110を固定する固定部2と、固定部2に取り付けられた載置部4とを備え、載置部4上に右手の手根部を載置した状態で、メインブランチ111の他端から突出したデリバリーワイヤー150の部分を、右手の少なくとも第1指および第2指で操作可能である。

Description

本発明は線状体操作補助具に関し、より特定的には、コネクターを貫通する線状体の操作を補助する線状体操作補助具に関する。
脳動脈瘤とは、脳内の動脈の一部が異常に膨らんだ部分であり、クモ膜下出血の原因となるものである。脳動脈瘤の治療方法としては、たとえばコイル塞栓術が知られている。コイル塞栓術を用いた治療方法では、二重管構造の二本のカテーテルが足の付け根の大腿動脈から挿入され、大動脈を通って頭部の脳動脈瘤まで誘導される。続いて、二重管構造の二本のカテーテルを通して、たとえばプラチナ製のコイルなどよりなる塞栓物質が脳動脈瘤の中に詰められる。その結果、塞栓物質により脳動脈瘤内への血液の流れ込みが遮断され、脳動脈瘤の破裂が予防される。
図9は、コイル塞栓術に用いられる医療器具100を模式的に示す図である。
図9を参照して、医療器具100は、Yコネクター110および120と、ガイディングカテーテル130と、マイクロカテーテル140と、デリバリーワイヤー150とを備えている。マイクロカテーテル140およびガイディングカテーテル130は、ガイディングカテーテル130を外管とし、マイクロカテーテル140を内管とする二重管カテーテルを構成している。ガイディングカテーテル130は、マイクロカテーテル140を収容している。デリバリーワイヤー150は、マイクロカテーテル140内に挿通されている。デリバリーワイヤー150の先端には、脳動脈瘤を塞栓させるためのコイル(図示無し)が接続されている。
Yコネクター120の図9中左端部にはガイディングカテーテル130が接続されており、Yコネクター120の内部には、マイクロカテーテル140およびデリバリーワイヤー150が挿通されている。Yコネクター110の図9中左端部にはマイクロカテーテル140が接続されており、Yコネクター110の内部にはデリバリーワイヤー150が挿通されている。
医療器具100を用いてコイル塞栓術を行う場合、ガイディングカテーテル130は、その先端が脳動脈瘤の近傍部に達する位置まで人体の動脈内に挿入される。マイクロカテーテル140は、ガイディングカテーテル130の先端から脳動脈瘤の内部へ進められる。脳動脈瘤の内部に到達したマイクロカテーテル140からコイルが押し出され、このコイルが脳動脈瘤に詰められる。
次に、図9に示す医療器具100を用いた従来の操作方法について説明する。
医療器具100は一人または二人の術者によって操作される。一人の術者が医療器具100を操作する場合(いわゆる「Two hands」の場合)、術者は、Yコネクター120の図9中右端部付近の把持部161を左手で把持しながら、Yコネクター110の図9中右端部付近の把持部162を右手で把持する。術者は、左手でYコネクター120を把持しながら、マイクロカテーテル140の進退を操作する。また術者は、右手でYコネクター110を把持しつつ、デリバリーワイヤー150の進退を操作する。
二人の術者が医療器具100を操作する場合(いわゆる「Four hands」の場合)、術者は、左手でYコネクター110を把持しつつ、右手でデリバリーワイヤー150の進退を操作する。もう一人の術者である助手は、Yコネクター120を左手で把持し、右手でマイクロカテーテル140の進退を操作する。
なお、コイル塞栓術に用いられる医療器具の従来の操作方法は、たとえば下記特許文献1に開示されている。下記特許文献1には、デリバリーワイヤーを人体内の血管へ挿入する挿入装置が開示されている。この挿入装置は、デリバリーワイヤーを長手軸方向へ移動させる駆動装置の起動停止を制御する信号を発信するフットスイッチと、デリバリーワイヤーに作用する長手軸方向の圧縮力を計測する挿入力センサーと、挿入力センサーで計測された圧縮力を術者に通報するスピーカーおよび表示器とを備えている。
特開2010−94235号公報
医療器具100を用いてコイル塞栓術を行う場合、マイクロカテーテル140の先端の位置や力の加え具合を微妙に変えながら、デリバリーワイヤー150を挿入するため、デリバリーワイヤー150の微妙な操作が必要である。しかしながら、上記従来の操作方法には、デリバリーワイヤーの操作が難しいという問題があった。万が一、デリバリーワイヤーの操作を誤れば、デリバリーワイヤーが脳動脈瘤外へ逸脱したり、脳動脈瘤が破損したりする恐れがあるため、この問題は深刻であった。
図10は、一人の術者が医療器具100を操作する場合の右手の状態を模式的に示す図である。なお図10では、医療器具100における右手で隠れている部分を点線で示している。
図10を参照して、たとえば一人の術者が医療器具100を操作する場合、術者は、右手の第1指〜第3指でYコネクター110を保持しつつ、第4指および第5指でデリバリーワイヤー150の進退を操作していた。このため、デリバリーワイヤー150の微妙な操作を右手の第4指および第5指のみで行う必要があった。また、術者および助手が医療器具100を操作する場合、術者がデリバリーワイヤー150を操作するのに合わせて、助手がマイクロカテーテル140を操作するので、助手が術者の意図を十分に理解し、術者と絶妙な調和をとる必要があった。
さらに、特許文献1の技術では、デリバリーワイヤーに作用する長手軸方向の圧縮力を計測するセンサーや、その圧縮力を術者に通報するスピーカーおよび表示器などの構成が必要であり、装置構成の複雑化を招いていた。
上記の問題は、医療器具100を用いてコイル塞栓術を行う場合のみの問題ではなく、デリバリーワイヤーを始めとする線状体を操作する場合に広く起こり得る問題である。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その一の目的は、線状体を容易に操作することのできる線状体操作補助具を提供することである。
本発明の他の目的は、簡易な構成で線状体を操作することのできる線状体操作補助具を提供することである。
本発明の一の局面に従う線状体操作補助具は、コネクターを貫通する線状体の操作を補助する線状体操作補助具であって、コネクターは、線状体が貫通する主管部と、主管部から分岐した枝管部とを含み、主管部の一端には線状体が差し込まれたカテーテルが接続され、線状体操作補助具は、コネクターを固定する固定部と、固定部に取り付けられた載置部とを備え、載置部上に右手の手根部を載置した状態で、主管部の他端から突出した線状体の部分を、右手の少なくとも第1指および第2指で操作可能である。
上記線状体操作補助具において好ましくは、載置部は、底面に形成された溝部を含む。
上記線状体操作補助具において好ましくは、固定部は、主管部を挟み込む主管固定部を含む。
本発明によれば、線状体を容易に操作することのできる線状体操作補助具を提供することができる。また本発明によれば、簡易な構成で線状体を操作することのできる線状体操作補助具を提供することができる。
本発明の一実施の形態におけるワイヤー操作補助具1の構成を模式的に示す平面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図1のIII−III線に沿った断面図である。 Yコネクター110の構成を模式的に示す平面図である。 ワイヤー操作補助具1にYコネクター110が固定された状態を模式的に示す平面図である。 本発明の一実施の形態における医療器具100の操作方法を模式的に示す平面図である。 図6におけるワイヤー操作補助具1付近の拡大図である。 載置部4の変形例の構成を模式的に示す断面図である。 コイル塞栓術に用いられる医療器具100を模式的に示す図である。 一人の術者が医療器具100を操作する場合の右手の状態を模式的に示す図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態におけるワイヤー操作補助具1の構成を模式的に示す平面図である。
図1を参照して、本実施の形態における線状体操作補助具としてのワイヤー操作補助具1は、Yコネクター(コネクターの一例)を固定することによって、Yコネクターを貫通するデリバリーワイヤー(線状体の一例)の操作を補助するものである。ワイヤー操作補助具1は、全体がたとえばプラスチックなどの可撓性を有する材料よりなっており、Yコネクターを固定する固定部2と、固定部2に取り付けられた載置部4とを備えている。
載置部4は、術者の右手の手根部を載置する部分であり、固定部2の下部から延在している。固定部2から延在する載置部4の長さは、100mm以上250mm以下であることが好ましい。固定部2から延在する載置部4の長さを100mm以上とすることにより、術者の右手の手根部を載置しやすくなる。固定部2から延在する載置部4の長さを250mm以下とすることにより、ワイヤー操作補助具1の操作性が向上する。
載置部4は、第1の部分41と、第2の部分42とを含んでいる。第1の部分41と第2の部分42とは図1中横方向に延在する直線4aにより区切られている。
第1の部分41は、固定部2から図1中右方向に延在した形状を有している。第1の部分41における固定部2付近(図1中左端部)の長さ(図1中縦方向の長さ)は、第1の部分41における他の部分の長さに比べて短くなっている。
第2の部分42は、第1の部分41から図1中手前側(図1中下方向)に延在している。第2の部分42は、直線4aから離れるに従ってその幅(図1中横方向の長さ)が狭くなっている。
図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。
図1および図2を参照して、固定部2は、Yコネクターを固定する部分であり、主管固定部31と、枝管固定部32と、Yコネクター載置部33と、2本の脚部34とを含んでいる。2本の脚部34の各々は、載置部4から上方へ延在している。Yコネクター載置部33は、載置部4に対してほぼ平行に延在しており、2本の脚部34の上端部同士を連結している。Yコネクター載置部33の上面は載置部4の上面よりも高い位置にある。主管固定部31および枝管固定部32の各々は、Yコネクター載置部33から上方へ延在している。
主管固定部31は、壁部31a〜31cを含んでいる。壁部31aおよび31bと、壁部31cとは互いに平行であり、図1中横方向に延在している。壁部31aと31bとの間には隙間がある。
枝管固定部32は、壁部32aおよび32bを含んでいる。壁部32aと壁部32bとは互いに平行であり、図1中右上から左下へ向かう方向へ延在している。壁部32aは壁部31aと接続しており、壁部32bは壁部31bと接続している。
図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。
図1および図3を参照して、載置部4は、直線4aを折り曲げ線として折り曲げられている。これにより、載置部4を平面上に配置した場合に、載置部4の端部43および44の各々がこの平面と接触し、載置部4の底面には溝部5が形成される。
続いて、ワイヤー操作補助具1に固定されるYコネクターの構成について詳細に説明する。
図4は、Yコネクター110の構成を模式的に示す平面図である。
図4を参照して、Yコネクター110は、メインブランチ111(主管部の一例)と、サイドポート112(枝管部の一例)と、ローテーター113と、サムホイール114と、オープンナー117と、スクリュー118とを含んでいる。
メインブランチ111の一端にはローテーター113が取り付けられており、メインブランチ111の他端にはスクリュー118およびオープンナー117が取り付けられている。メインブランチ111、ローテーター113、オープンナー117、およびスクリュー118は、いずれも円筒状の形状を有しており、デリバリーワイヤーを通すことができるようになっている。
サイドポート112は、円筒状の形状を有している。サイドポート112は、メインブランチ111から分岐しており、その下端がメインブランチ111と接続されている。サイドポート112の上端の開口を通じて、造影剤または薬液などの液体をマイクロカテーテルに注入することができる。マイクロカテーテルに注入された液体は、マイクロカテーテル内を経由して患者の体内へ供給される。
ローテーター113には、マイクロカテーテルの一端が接続可能である。ローテーター113はメインブランチ111に対して回転可能であり、ローテーター113を回転することにより、マイクロカテーテルの角度を変えることができる。
サムホイール114は、止血バルブ115と固定バルブ116とを含んでいる。止血バルブ115および固定バルブ116はメインブランチ111の内部に存在するため、図4では点線で示されている。
オープンナー117はメインブランチ111の延在方向(図4中横方向)に沿って移動可能である。オープンナー117を止血バルブ115の方向に押した場合には、止血バルブ115が開く。オープンナー117を止血バルブ115とは逆の方向に押した場合には、止血バルブ115が閉じる。オープンナー117を止血バルブ115の方向へ押したまま右回りに回転した場合には、止血バルブ115が開いた状態でロックされる。
スクリュー118はメインブランチ111に対して回転可能である。スクリュー118を右回りに回転させた場合には、固定バルブ116が閉じ、スクリュー118を左回りに回転させた場合には、固定バルブ116が開く。サイドポート112から液体を注入する際に固定バルブ116を閉じることにより、オープンナー117からの液体の漏洩を防ぐことができる。
次に、ワイヤー操作補助具1へのYコネクター110の固定方法について説明する。
図5は、ワイヤー操作補助具1にYコネクター110が固定された状態を模式的に示す平面図である。
図5を参照して、始めに、ワイヤー操作補助具1を平面上に配置する。次に、Yコネクター110を主管固定部31および枝管固定部32に対して上部から嵌め込むことにより、Yコネクター110をYコネクター載置部33上に載置する。壁部31aおよび31bと、壁部31cとの間隔は、Yコネクター110のメインブランチ111の外径よりもわずかに小さい。従って、壁部31aおよび31bと、壁部31cとの間にYコネクター110が嵌め込まれると、壁部31aおよび31bと、壁部31cとの間隔がYコネクター110によって広げられ、壁部31a〜31cには弾性力が働く。Yコネクター110は、この弾性力によって挟み込まれ、Yコネクター載置部33上に固定される。この時、Yコネクター110は、さらに枝管固定部32の壁部32aおよび壁部32bの弾性力によって挟み込まれ、Yコネクター載置部33上に固定されてもよい。
次に、医療器具100の操作方法について説明する。
図6は、本発明の一実施の形態における医療器具100の操作方法を模式的に示す平面図である。
図6を参照して、Yコネクター110をワイヤー操作補助具1へ固定した後で、二重管構造のガイディングカテーテル130およびマイクロカテーテル140(カテーテルの一例)と、ガイディングカテーテル130およびマイクロカテーテル140を目的部位にまで導くために使用されるガイドワイヤー(図示無し)とを、人体HBの大腿動脈VBに挿入する。この時、マイクロカテーテル140はガイディングカテーテル130に差し込まれており、ガイドワイヤーはYコネクター110およびマイクロカテーテル140に差し込まれている。マイクロカテーテル140の後端は、Yコネクター110のメインブランチ111の一端に接続されており、ガイディングカテーテル130の後端は、Yコネクター120のメインブランチ121の一端に接続されている。
マイクロカテーテル140の先端がガイドワイヤーによって誘導されて、脳動脈瘤CAの中に到達すると、ガイドワイヤーをマイクロカテーテル140から引き抜き、先端にコイル151のついたデリバリーワイヤー150を、ガイドワイヤーの代わりにマイクロカテーテル140の中に挿入する。デリバリーワイヤー150は、ガイディングカテーテル130およびマイクロカテーテル140に差し込まれ、Yコネクター110のメインブランチ111およびYコネクター120のメインブランチ121を貫通する。
次に、コイル151を脳動脈瘤CA内に留置し、デリバリーワイヤー150と人体HBとの間に電流を流す。コイル151およびデリバリーワイヤー150は、いずれも電気分解する材料よりなるので、これらは通電によって分離する。その結果、コイル151が脳動脈瘤CA内に留置される。
脳動脈瘤CA内がコイル151で充填された後で、ガイディングカテーテル130、マイクロカテーテル140、およびデリバリーワイヤー150を人体HBから引き抜く。以上の工程により、脳動脈瘤CAのコイル塞栓術が完了する。
本実施の形態では、医療器具100は一人の術者によって操作される。術者は、Yコネクター120を左手の第3指〜第5指で把持しながら、Yコネクター120のメインブランチ121の図6中右端部から突出したマイクロカテーテル140の部分を、左手の第1指および第2指で操作する。術者は、マイクロカテーテル140を進行させる場合には、マイクロカテーテル140を矢印A1で示す方向に送り、マイクロカテーテル140を後退させる場合には、マイクロカテーテル140を矢印A2で示す方向に送る。
図7は、術者が医療器具100を操作する場合の右手の状態を模式的に示す図である。
図7を参照して、術者は、ワイヤー操作補助具1の載置部4上に右手の手根部を載置し、載置部4における領域(点線で囲んだ領域)RGを右手の手根部で押さえる。これにより、Yコネクター110が所望の位置に静止される。術者は、載置部4上に右手の手根部を載置した状態で、Yコネクター110のメインブランチ111の図7中右端部から突出したデリバリーワイヤー150の部分を、右手の第1指および第2指で操作する。術者は、必要であれば右手の第3指〜第5指をさらに使ってデリバリーワイヤー150を操作してもよい。術者は、デリバリーワイヤー150を進行させる場合には、デリバリーワイヤー150を矢印A3で示す方向に送り、デリバリーワイヤー150を後退させる場合には、デリバリーワイヤー150を矢印A4で示す方向に送る。
術者は、ワイヤー操作補助具1を移動させることにより、マイクロカテーテル140の進退の補助を行ってもよい。術者は、デリバリーワイヤー150を停止した状態で、マイクロカテーテル140を進行させる場合には、Yコネクター120、マイクロカテーテル140、Yコネクター110、およびデリバリーワイヤー150を直線上に配置し、右手の手根部をワイヤー操作補助具1の載置部4上から離し、右手でデリバリーワイヤー150のみを把持し固定する。そして、左手でマイクロカテーテル140を矢印A1で示す方向に進める。これにより、Yコネクター110およびワイヤー操作補助具1を矢印A3で示す方向に進め、マイクロカテーテル140に容易に追従させることができる。
さらに術者は、左手でマイクロカテーテル140を矢印A1で示す方向に送り、かつ右手でデリバリーワイヤー150を矢印A4で示す方向に送ることにより、デリバリーワイヤー150を停止した状態でマイクロカテーテル140を進行させることができる。また術者は、左手でマイクロカテーテル140を停止し、かつ右手でデリバリーワイヤー150を矢印A3で示す方向に送ることにより、マイクロカテーテル140を停止した状態でデリバリーワイヤー150を進行させることができる。
[実施の形態の効果]
上述の実施の形態によれば、術者は、右手でデリバリーワイヤー(線状体)を容易に操作することができるため、右手での操作と同時に、左手でマイクロカテーテルなどを操作することができる。その結果、一人の術者のみでカテーテルを含む医療器具を操作することができる。また、上述の実施の形態によれば、人間の指の中で最も繊細な感覚を有し、かつ最も巧緻な動きをする右手の第1指および第2指でデリバリーワイヤーを操作するので、デリバリーワイヤーを容易に操作することができる。加えて、術者は一人でデリバリーワイヤーとマイクロカテーテルを容易に操作することができるので、術者と助手とが絶妙な調和をとる必要がなくなる。さらに、デリバリーワイヤーに作用する長手軸方向の圧縮力を計測するセンサーや、その圧縮力を術者に通報するスピーカーおよび表示器などの構成が不要であるので、簡易な構成でデリバリーワイヤーを操作することができる。
また、載置部が底面に形成された溝部を含んでいる場合には、載置部と載置部が配置された平面との摩擦が小さくなり、ワイヤー操作補助具を移動させやすくなる。
さらに、固定部が、Yコネクターのメインブランチを挟み込む主管固定部を含んでいる場合には、Yコネクターの着脱が容易になる。
[その他]
固定部はコネクターを固定するものであればよい。固定部は、上述の実施の形態のように主管固定部の弾性力によってコネクターの主管部を挟み込んで固定する構成の他、バネの弾性を利用してコネクターの主管部を挟み込んで固定するものであってもよいし、紐などを用いてコネクターの主管部を留めるものであってもよい。さらに、ワイヤー操作補助具はYコネクターと一体化していてもよい。ワイヤー操作補助具は、感染防止の問題から使用後には破棄されることが望ましい。
載置部を折り曲げることにより載置部の底面に溝が形成される場合の他、図8に示すように、載置部4の底面に脚部45が設けられることにより溝部5が形成されていてもよい。
線状体は、主管部を貫通するものであればよく、上述の実施の形態のようにデリバリーワイヤーである場合の他、ガイドワイヤーまたはカテーテルなどであってもよい。
線状体操作補助具は、脳動脈瘤のコイル塞栓術以外の方法に使用される医療器具に適用されてもよく、たとえばバルーンカテーテルを含む医療器具、心臓カテーテルを含む医療器具、または肺動脈カテーテルを含む医療器具などに適用されてもよい。
上述の実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ワイヤー操作補助具
2 固定部
4 載置部
4a 直線
5 溝部
31 主管固定部
31a〜31c 主管固定部の壁部
32 枝管固定部
32a,32b 枝管固定部の壁部
33 Yコネクター載置部
34,45 脚部
41,42 載置部の一部分
43,44 載置部の端部
100 医療器具
110,120 Yコネクター
111,121 メインブランチ
112 サイドポート
113 ローテーター
114 サムホイール
115 止血バルブ
116 固定バルブ
117 オープンナー
118 スクリュー
130 ガイディングカテーテル
140 マイクロカテーテル
150 デリバリーワイヤー
151 コイル
161,162 把持部
CA 脳動脈瘤
HB 人体
VB 大腿動脈

Claims (3)

  1. コネクターを貫通する線状体の操作を補助する線状体操作補助具であって、
    前記コネクターは、前記線状体が貫通する主管部と、前記主管部から分岐した枝管部とを含み、前記主管部の一端には前記線状体が差し込まれたカテーテルが接続され、
    前記線状体操作補助具は、
    前記コネクターを固定する固定部と、
    前記固定部に取り付けられた載置部とを備え、
    前記載置部上に右手の手根部を載置した状態で、前記主管部の他端から突出した線状体の部分を、右手の少なくとも第1指および第2指で操作可能である、線状体操作補助具。
  2. 前記載置部は、底面に形成された溝部を含む、請求項1に記載の線状体操作補助具。
  3. 前記固定部は、前記主管部を挟み込む主管固定部を含む、請求項1または2に記載の線状体操作補助具。
JP2012537616A 2012-04-17 2012-04-17 線状体操作補助具 Active JP5124057B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2012/060315 WO2013157077A1 (ja) 2012-04-17 2012-04-17 線状体操作補助具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5124057B1 JP5124057B1 (ja) 2013-01-23
JPWO2013157077A1 true JPWO2013157077A1 (ja) 2015-12-21

Family

ID=47692892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012537616A Active JP5124057B1 (ja) 2012-04-17 2012-04-17 線状体操作補助具

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9168357B2 (ja)
JP (1) JP5124057B1 (ja)
WO (1) WO2013157077A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10610279B2 (en) * 2014-04-10 2020-04-07 Channel Medsystems, Inc. Apparatus and methods for regulating cryogenic treatment

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE887056Q (fr) * 1979-01-19 1981-05-04 Whitman Med Corp Monture de stabilisation pour un catheter intraveineux
US5350395A (en) * 1986-04-15 1994-09-27 Yock Paul G Angioplasty apparatus facilitating rapid exchanges
DE8802756U1 (ja) * 1988-03-02 1988-04-14 B. Braun Melsungen Ag, 3508 Melsungen, De
US6827705B2 (en) * 1993-03-19 2004-12-07 Venetec International, Inc. Catheter anchoring system
US5334187A (en) * 1993-05-21 1994-08-02 Cathco, Inc. Balloon catheter system with slit opening handle
US5722959A (en) 1995-10-24 1998-03-03 Venetec International, Inc. Catheter securement device
US5797858A (en) * 1997-03-14 1998-08-25 Hewlett-Packard Company Spooling pullback for catheter imaging and therapy cores
US5839016A (en) * 1997-11-24 1998-11-17 Xerox Corporation Fused image sensing
JPH11267226A (ja) * 1998-03-19 1999-10-05 Nippon Zeon Co Ltd カテーテル用コネクタおよびバルーンカテーテル
US6231547B1 (en) * 1999-02-18 2001-05-15 Abbott Laboratories External retaining device for a catheter and catheter assembly and method using same
US6413240B1 (en) * 2000-08-03 2002-07-02 Venetec International, Inc. Dialysis catheter anchoring system
US7413561B2 (en) * 2003-08-13 2008-08-19 Medical Components, Inc. Conduit retaining clip
US7713260B2 (en) * 2003-09-11 2010-05-11 Cook Incorporated Catheter having an overmolded hub
JP5070048B2 (ja) * 2004-07-14 2012-11-07 メデイカル コンポーネンツ,インコーポレーテツド カテーテル・ハブ・クリップ
JP2006075524A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Terumo Corp ワイヤ操作具組立体および血管内異物除去用ワイヤセット
US7717936B2 (en) * 2005-04-18 2010-05-18 Salviac Limited Device for loading an embolic protection filter into a catheter
US20070066985A1 (en) * 2005-09-16 2007-03-22 Boston Scientific Scimed, Inc. Tissue cutting devices having hemostasis capability and related methods
JP5403785B2 (ja) 2008-10-15 2014-01-29 国立大学法人 名古屋工業大学 挿入装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013157077A1 (ja) 2013-10-24
JP5124057B1 (ja) 2013-01-23
US9168357B2 (en) 2015-10-27
US20130274792A1 (en) 2013-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6600377B2 (ja) カテーテル挿入器具
US10111683B2 (en) Positioning and tissue sensing devices and methods
CN106137332B (zh) 超声介入穿刺装置及穿刺组件
US20190142634A1 (en) Method and apparatus for subretinal administration of therapeutic agent
AU2008347096B2 (en) Vascular closure device and method
JP4863869B2 (ja) カテーテル包装体
US20200078566A1 (en) Safety device for retraction of a needle and guidewire for medical procedures and method of use
CN105636621B (zh) 内窥镜注射装置
KR20230124605A (ko) 카테터 삽입 시스템들에서의 최적화된 구조적 지원(optimized structural support in catheter insertion systems)
KR20080082687A (ko) 약물 용출성 혈관 폐색 장치 및 방법
US10070877B2 (en) Reentry device
CN104640583A (zh) 阻塞通路系统
WO2015079774A1 (ja) カテーテル
JP6876438B2 (ja) ガイドワイヤー(guide wire)のための挿入補助具(insertion aid)を有するバルーン カテーテル
JP2015047376A (ja) 穿刺機能付きチューブ器具
JP2017164423A (ja) カテーテル組立体
JP6280928B2 (ja) 血管閉鎖システム
JP5124057B1 (ja) 線状体操作補助具
JP4847722B2 (ja) 医療用チューブ包装体
EP3866689B1 (en) A medical device
US20050222612A1 (en) Surgical instrument and method
JP2021078576A (ja) カテーテルワイヤ固定具及びこれを用いた医療用具
US20170265722A1 (en) Assistance tool and endoscope system
CN217014108U (zh) 一种用于下肢静脉曲张医用胶栓塞治疗的多腔导管
CN114366996A (zh) 一种导丝针及一种微导管系统

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121023

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5124057

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250