JPWO2013146918A1 - 車両のハンドル装置 - Google Patents
車両のハンドル装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2013146918A1 JPWO2013146918A1 JP2014507974A JP2014507974A JPWO2013146918A1 JP WO2013146918 A1 JPWO2013146918 A1 JP WO2013146918A1 JP 2014507974 A JP2014507974 A JP 2014507974A JP 2014507974 A JP2014507974 A JP 2014507974A JP WO2013146918 A1 JPWO2013146918 A1 JP WO2013146918A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operation member
- rotation position
- vehicle
- base
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims abstract description 20
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 37
- 230000002427 irreversible effect Effects 0.000 claims description 27
- 230000009351 contact transmission Effects 0.000 claims description 14
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 5
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 5
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B77/00—Vehicle locks characterised by special functions or purposes
- E05B77/02—Vehicle locks characterised by special functions or purposes for accident situations
- E05B77/04—Preventing unwanted lock actuation, e.g. unlatching, at the moment of collision
- E05B77/06—Preventing unwanted lock actuation, e.g. unlatching, at the moment of collision by means of inertial forces
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B85/00—Details of vehicle locks not provided for in groups E05B77/00 - E05B83/00
- E05B85/10—Handles
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B81/00—Power-actuated vehicle locks
- E05B81/54—Electrical circuits
- E05B81/64—Monitoring or sensing, e.g. by using switches or sensors
- E05B81/76—Detection of handle operation; Detection of a user approaching a handle; Electrical switching actions performed by door handles
- E05B81/78—Detection of handle operation; Detection of a user approaching a handle; Electrical switching actions performed by door handles as part of a hands-free locking or unlocking operation
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
重量増加をすることなく、慣性力によるドア開放動作も防止することのできる車両のハンドル装置の提供を目的とする。車両のドア1表面に固定されるベース2と、ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3とを有し、操作部材3を回転操作して車両のドアロック装置4を操作する車両のハンドル装置であって、前記操作部材3は、ベース2に形成されてドア開閉操作時の手掛けとなるハンドル部5の裏面に配置されるとともに、操作部材3の回転中心線が、該操作部材3の初期回転位置における重心位置に対して表裏方向に重合する位置に配置される。
Description
本発明は、車両のハンドル装置に関するものである。
車両が側方衝突を受けた際に操作ハンドルが慣性力により作動するのを防止するハンドル装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、ハンドル装置はベース部材にハンドル本体とベルクランクとを回転自在に連結して形成される。
ハンドル本体はドアの開閉操作を行う際の手掛け部として利用され、ハンドル本体を回転操作するとベルクランクが回転してドアロック装置を作動させる。ベルクランクには、車両が側方衝突を受けた際にベルクランクが慣性力により回転してロック装置を作動させないためのカウンターウエイトが固定される。
しかし、上述した従来例において、ハンドル本体にはドア開閉操作に必要な強度が要求されるために、容積、重量ともに大きくなり、ハンドル本体自体にも衝突時には相当量の慣性力が発生する。
このため、ベルクランクにはベルクランク自体に加え、ハンドル本体の慣性力も考慮したカウンターウエイトを装着する必要が生じてしまい、全体の重量が重くなってしまうという欠点がある。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、重量増加をすることなく、慣性力によるドア開放動作も防止することのできる車両のハンドル装置の提供を目的とする。
本発明によれば上記目的は、
車両のドア1表面に固定されるベース2と、
ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3とを有し、
操作部材3を回転操作して車両のドアロック装置4を操作する車両のハンドル装置であって、
前記操作部材3は、ベース2に形成されてドア開閉操作時の手掛けとなるハンドル部5の裏面に配置されるとともに、
操作部材3の回転中心線が、該操作部材3の初期回転位置における重心位置に対して表裏方向に重合する位置に配置される車両のハンドル装置を提供することにより達成される。
車両のドア1表面に固定されるベース2と、
ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3とを有し、
操作部材3を回転操作して車両のドアロック装置4を操作する車両のハンドル装置であって、
前記操作部材3は、ベース2に形成されてドア開閉操作時の手掛けとなるハンドル部5の裏面に配置されるとともに、
操作部材3の回転中心線が、該操作部材3の初期回転位置における重心位置に対して表裏方向に重合する位置に配置される車両のハンドル装置を提供することにより達成される。
ハンドル装置はベース2に操作部材3を回転自在に連結して形成され、操作部材3を回転操作することによりドア1体内に配置されるドアロック装置4が操作される。操作部材3の回転中心線が、該操作部材3の初期回転位置における重心位置に対して表裏方向に重合する位置に配置されることにより、例えば、ハンドル装置が車両の側方ドア1に固定され、表裏方向、すなわち、車幅方向の衝突、すなわち、側方衝突が発生した場合でも操作部材3には慣性力により操作力が発生しないために、側方衝突によるドア1の不用意な開放動作を防止することができる。
また、ドア1を操作する際の手掛けとして利用されるハンドル部5がベース2に形成されるために、操作部材3にはドア1開閉操作時の強度に対する配慮が不要となるために、比較的軽量に形成することが可能になる。
この結果、操作部材3自体、およびこの操作部材3の重心調整を行うための重量増加が不要になり、あるいは可及的に少なくすることができ、全体の軽量化が達成できる。
さらに、操作部材3がハンドル部5を兼ねる場合には、操作部材3は車両の表面に露出してデザイン構成部材として機能するために、重心位置と、ベース2への連結位置を上述した関係に設定することは、外観上等の理由により一般に困難であるが、本発明のように、操作部材3をベース2に形成されるハンドル部5の裏面に配置することにより、これらの制約を解除することが可能になる。
また、上記操作部材3への操作力を出力レバー6を経由してドアロック装置4に伝達する場合においても、出力レバー6自体の慣性力発生防止を考慮すればよく、操作部材3への慣性力の考慮が不要となるために、装置の軽量化に資することが可能になる。
さらに、上記目的は、
車両のドア1表面に固定されるベース2と、
ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3とを有し、
操作部材3を回転操作して車両のドアロック装置4を操作する車両のハンドル装置であって、
前記操作部材3は、ベース2に形成されてドア開閉操作時の手掛けとなるハンドル部5の裏面に配置されるとともに、
操作部材3は、該操作部材3の重心位置、またはその近傍においてベース2に連結される車両のハンドル装置によっても達成できる。
車両のドア1表面に固定されるベース2と、
ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3とを有し、
操作部材3を回転操作して車両のドアロック装置4を操作する車両のハンドル装置であって、
前記操作部材3は、ベース2に形成されてドア開閉操作時の手掛けとなるハンドル部5の裏面に配置されるとともに、
操作部材3は、該操作部材3の重心位置、またはその近傍においてベース2に連結される車両のハンドル装置によっても達成できる。
操作部材3の重心位置とベース2への連結位置を一致、あるいは接近させると、衝撃力付加方向に拘らず、操作部材3への慣性力発生を可及的に少なくすることが可能になる。
また、ハンドル装置は、
前記ベース2に初期回転位置と動作回転位置との間で回転自在に連結されて前記操作部材3への操作力をドアロック装置4に伝達する出力レバー6を有し、
前記操作部材3と出力レバー6との間には、接触伝達による動力伝達が許容され、接触部における接触状態の解除状態において出力レバー6の動作回転位置方向への回転が規制される不可逆動力伝達部7が介装され、
車両に衝突力が付与された際の慣性力により不可逆動力伝達部7の操作部材3との接触状態を解除して出力レバー6の動作回転位置方向への回転を規制するように構成することができる。
前記ベース2に初期回転位置と動作回転位置との間で回転自在に連結されて前記操作部材3への操作力をドアロック装置4に伝達する出力レバー6を有し、
前記操作部材3と出力レバー6との間には、接触伝達による動力伝達が許容され、接触部における接触状態の解除状態において出力レバー6の動作回転位置方向への回転が規制される不可逆動力伝達部7が介装され、
車両に衝突力が付与された際の慣性力により不可逆動力伝達部7の操作部材3との接触状態を解除して出力レバー6の動作回転位置方向への回転を規制するように構成することができる。
本発明において、操作部材3への操作力は接触伝達により不可逆動力伝達部7を介して出力レバー6に伝達され、ドアロック装置4が操作される。不可逆動力伝達部7は、車両に負荷される衝突荷重等によって接触伝達状態が解除された場合、すなわち、重心位置の適正な設定により初期位置に保持される操作部材3に対して単独で動作回転位置方向に作動する場合、あるいは操作部材3に先行して不可逆動力伝達部7が動作回転位置方向に作動した場合には、出力レバー6の動作回転位置方向への移動を規制する。
この結果、カウンタウエイトによる慣性力相殺等を要することなく出力レバー6の動作回転位置方向への回転を防止することが不要となり、軽量化が達成できる。
さらに、ハンドル装置は、
車両のドア1に固定されるベース2と、
ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3と、
操作部材3により初期回転位置と動作回転位置との間で回転操作されて前記操作部材3への操作力をドアロック装置4に伝達する出力レバー6とを有し、
前記操作部材3と出力レバー6との間には、接触伝達による動力伝達が許容され、接触部における接触状態の解除状態において出力レバー6の動作回転位置方向への回転を規制する不可逆動力伝達部7が介装され、
車両に衝突力が付与された際の慣性力により不可逆動力伝達部7の操作部材3との接触状態を解除して出力レバー6の動作回転位置方向への回転を規制するように構成することができる。
車両のドア1に固定されるベース2と、
ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3と、
操作部材3により初期回転位置と動作回転位置との間で回転操作されて前記操作部材3への操作力をドアロック装置4に伝達する出力レバー6とを有し、
前記操作部材3と出力レバー6との間には、接触伝達による動力伝達が許容され、接触部における接触状態の解除状態において出力レバー6の動作回転位置方向への回転を規制する不可逆動力伝達部7が介装され、
車両に衝突力が付与された際の慣性力により不可逆動力伝達部7の操作部材3との接触状態を解除して出力レバー6の動作回転位置方向への回転を規制するように構成することができる。
ハンドル装置は、操作部材3がハンドル部5を兼ねるいわゆるグリップ式ハンドル装置として構成することができ、この場合、ハンドル装置によるドア1の開放操作は、まず、操作部材3を握って回転中心周りに回転させてドアロック装置4のドアロック解除操作を行い、次いで、そのまま操作部材3をハンドルとして使用してドアを引き出して行われる。
上記不可逆動力伝達部7は、出力レバー6と操作部材3との間の接触伝達が許容され、接触部での接触が解除された状態で出力レバー6の動作回転位置方向への移動が規制されるように構成されれば周知の機構を使用することが可能で、例えば、操作部材3との接触部の接触により解除操作される出力レバー6に対するストッパ部材として構成することができる。
また、上記不可逆動力伝達部7は、
出力レバー6に連結され、接触部を介して操作部材3との間で接触伝達可能な中間レバー9を有するとともに、
中間レバー9には、接触部の操作部材3からの離接により操作部材3の動作回転位置方向への移動を拘束するとともに、拘束状態における操作部材3をストッパ部材として中間レバー9の動作回転位置方向への移動を規制するストッパ部8が設けられるように構成することができる。
出力レバー6に連結され、接触部を介して操作部材3との間で接触伝達可能な中間レバー9を有するとともに、
中間レバー9には、接触部の操作部材3からの離接により操作部材3の動作回転位置方向への移動を拘束するとともに、拘束状態における操作部材3をストッパ部材として中間レバー9の動作回転位置方向への移動を規制するストッパ部8が設けられるように構成することができる。
本発明において、不可逆動力伝達部7は、操作部材3と出力レバー6との間に介装される中間レバー9を有しており、通常の操作により操作部材3を動作回転位置方向に作動させると中間レバー9は接触部が操作部材3により押し付けられるようにして操作部材3の操作力が接触伝達されて動作し、これに伴って出力レバー6が動作回転位置方向に作動する。
これに対し、車両に負荷される衝突荷重等によって中間レバー9が操作部材3に先行して動作回転位置方向に回転して接触伝達状態が解除された場合、ストッパ部8は操作部材3の移動経路に進入して該操作部材3の動作回転位置方向への移動を規制し、同時に操作部材3をストッパ部材として中間レバー9自体の動作回転位置方向への回転が禁止され、結果、出力レバー6の作動が規制される。
衝撃力の付加による中間レバー9の操作部材3に対する先行動作は、中間レバー9と操作部材3、あるいはドアロック装置4への操作力伝達手段を含めた中間レバー9と操作部材3の慣性モーメント、および重心位置と回転中心との距離を適性に調整することにより簡単に実現できる。
上記ストッパ部8は、
接触部の操作部材3からの離接位置において操作部材3に突き当て状に当接して動作回転位置方向への回転を相互に規制し合うように構成することが可能である。
接触部の操作部材3からの離接位置において操作部材3に突き当て状に当接して動作回転位置方向への回転を相互に規制し合うように構成することが可能である。
図6はこの状態を模式的に説明するもので、回転中心(Ca、Cb)周りに回転自在な部材A、Bを示す。いま、中間レバー9に相当する部材Bが位置(PB1)から時計回り、すなわち、動作回転位置方向に回転して位置(PB2)でストッパ部8が操作部材3に相当する部材Aの面(Sa)に突き当たると、部材A、Bは相互に相手の回転軌跡(Ra、Rb)内に入り込んで相互干渉する位置関係となり、以後、部材Aの位置(PA1)から位置(PA2)への移動、および部材Bの位置(PB2)から位置(PB3)への移動が不可能となる。
以上のように、本発明において、ストッパ部8と操作部材3とを、上述した幾何学的関係が成立するように設定するだけで操作部材3をストッパ部材として利用することができるために、特別な部材が不要となり、構造が簡単になる。
さらに、ストッパ部8は、
接触部の操作部材3からの離接位置において操作部材3に係止して動作回転位置方向への回転を相互に規制し合うように構成することができる。
接触部の操作部材3からの離接位置において操作部材3に係止して動作回転位置方向への回転を相互に規制し合うように構成することができる。
この場合、図12に示すように、中間レバー9が矢印A方向に移動してストッパ部8が操作部材3に係止した後、さらに回転しようとする慣性力は、操作部材3の引張応力として吸収されるために、操作部材3の矢印B方向への回転と、中間レバー9の回転が共に規制される。
また、ハンドル装置は、
前記出力レバー6には初期回転位置方向への付勢力が付与されるとともに、中間レバー9は前記付勢力により接触部を操作部材3に圧接させて該操作部材3を初期回転位置に保持するように構成することができる。
前記出力レバー6には初期回転位置方向への付勢力が付与されるとともに、中間レバー9は前記付勢力により接触部を操作部材3に圧接させて該操作部材3を初期回転位置に保持するように構成することができる。
このように構成すると、出力レバー6への付勢手段だけで各構成部材の初期状態への保持が可能であるために、全体の構造が簡単になる。
本発明によれば、重量増加をすることなく、慣性力によるドア開放動作を防止することができる。
図1以下に示すように、ハンドル装置は、車両のドアパネル(ドア1)に固定されるベース2に操作部材3、出力レバー6および不可逆動力伝達部7を構成する中間レバー9を回転自在に連結して形成される。
ベース2は、両端に形成されるドアパネル1への固定基部2a間にハンドル部5を橋渡した形状に形成されており、一方の固定基部2aに埋め込まれたスタッド2b、および他端に固定された埋め込みナット2cにナット(図示せず)、およびボルト11をねじ込んでドアパネル1に固定される。
また、ベース2には、スマートエントリーシステムを構成するためのアンテナ10、スイッチ12、および非常用解錠手段としてのキーシリンダ13が固定される。本例において上記スイッチ12は施解錠操作時に利用者が所持する電子キー(図示せず)からの認証用ID信号を要求するリクエスト信号の出力トリガスイッチとして使用され、アンテナ10は、上記リクエスト信号等、図外の制御部と電子キーとの交信手段として使用される。
上記ハンドル部5は、握り、あるいは指先を掛けてドア1の操作する手掛けとして利用されるもので、裏面、すなわち、ドアパネル1表面に向けて開口する長手方向に長い凹溝14を備えて断面U字形状に形成され、上記アンテナ10は、ハンドル部5の凹溝14内に収容される。ドアパネル1の表面には、ハンドル部5を握る際のスペースを提供するために、凹部1aが形成される。
なお、図1において15はアンテナ10、およびスイッチ12のリード線を示す。
上記操作部材3はベース2の長手方向に長い部材で、一端部に操作突部3aとストッパ突片3bとを有し、ハンドル部5の凹溝14内に収容される。操作部材3は凹溝14内での上記アンテナ10との干渉を防止するために、アンテナ10を挟み込む位置に側壁3cを有して断面U字形状に形成され、凹溝14の開口を閉塞姿勢で配置される。
この操作部材3は、枢軸3dを使用して、図1に示す初期回転位置と、この初期回転位置から図1において反時計回りに回転した動作回転位置(図3(a)参照)との間で回転自在であり、重心位置(G)と回転中心3dとが、表裏方向、すなわち、車幅方向(図1における矢印F方向)から見て同一面上に位置するように配置される。
一方、上記操作部材3に形成される操作突部3aと、ストッパ突片3bとともに不可逆動力伝達部7を構成する中間レバー9は、接触片9a、接触片9aにほぼ直交する作動片9b、および作動片9bの中間部から突出するストッパ片9cを有して”F”字形状に形成される。
この中間レバー9は、枢軸9dを使用してベース2に連結され、図1に示す初期回転位置と、図3(a)に示す作動回転位置との間で回転する。また、中間レバー9は、後述するトーションスプリングにより付加される出力レバー6の付勢力により反時計回り、すなわち、初期回転位置側に付勢されており、図1に示すように、接触片9aを操作突部3aに押し付けることにより操作部材3を初期回転位置側に付勢する。
さらに、中間レバー9は、図5に示すように、操作部材3が初期回転位置にあるときに動作回転位置側に回転すると、ストッパ片9cが操作部材3のストッパ突片3bに突き当たる。ストッパ片9cの先端には斜面からなるストッパ部8が形成されており、突き当たった後は図5において鎖線で示すように、中間レバー9の移動が規制されるとともに、当該移動力によって操作部材3が非干渉位置まで退避することもないために、操作部材3がストッパとして機能して中間レバー9の動作回転位置側への回転が規制される。
一方、上記出力レバー6は、図1、2に示すように、支軸6aを使用してベース2に連結される。出力レバー6は、図2(b)に示す初期回転位置と、図3(b)に示す動作回転位置との間で回転自在であり、図示しないトーションスプリングにより初期回転位置側に付勢される。
この出力レバー6には、中間レバー9の作動片9bに当接する当接部6bと、ドアロック装置4に連結されるロッド棒等の連結体16を連結するためのロッドホルダ等の連結部6cとを有し(図2(b)参照)、中間レバー9の動作回転位置への回転に伴って初期回転位置から動作回転位置に移動する。
したがってこの実施の形態において、図1に示す初期回転位置から利用者がベース2のハンドル部5を握り、裏面側に露出している操作部材3を動作回転位置まで回転操作すると、操作部材3への回転操作力は、図3に示すように、操作部材3の操作突部3aが中間レバー9の接触片9aを押圧する接触伝達により中間レバー9に伝達され、中間レバー9が初期回転位置から動作回転位置まで回転する。
中間レバー9の回転により、出力レバー6は、支軸6a周りに回転して初期回転位置から動作回転位置まで角度(θs)だけ回転し、これに伴う連結体16の移動によりドアロック装置4が作動する。
この状態から操作部材3への操作力を解除すると、上述したトーションスプリングの復元力により出力レバー6が初期回転位置に復帰し、それに伴って中間レバー9、および操作部材3が初期回転位置に復帰する。
また、初期状態において、車両に側方衝突力が負荷された場合、操作部材3の重心位置(G)と回転中心とが衝突力の負荷方向から見て重合しているために、操作部材3には慣性力による回転モーメントが発生することなく、初期回転位置に停止する。
これに対し、出力レバー6に、当該出力レバー6を含み、中間レバー9、および連結体16の全体に発生する慣性力により動作回転位置側への回転モーメントが発生すると、出力レバー6と中間レバー9は動作回転位置側に回転し、接触片9aの操作突部3aとの接触状態が解除される。この後、図4に示すように、出力レバー6がさらに適宜角度(θ0)だけ回転すると、それに追随して回転する中間レバー9のストッパ部8が操作部材3のストッパ突片3bに突き当たり、この状態で中間レバー9、すなわち、出力レバー6の回転が禁止される。
出力レバー6のレバー比は、作動角(θ0)ではドアロック装置4が作動せず、作動角(θs)により作動するように設定されており、結果、側方衝突があっても、ドアロック装置4が作動することが確実に防止される。
なお、以上においては、操作部材3の重心位置(G)と回転中心とは衝突力の負荷方向から見て重合する位置に配置する場合を示したが、重心位置を操作部材3の回転中心とすることも可能である。
また、以上においては、操作部材3はハンドル部5の凹溝14を閉塞するように配置される場合を示したが、図7(a)に示すように、ハンドル部5にカバー17を装着することも可能であり、また、ベース2の固定は、図7(b)に示すように、ドア1内の斜め方向からボルト11をねじ込むことにより行うこともできる。
図8、9に本発明の他の実施の形態を示す。なお、以下の実施の形態の説明において、上述した実施の形態と実質的に同一の構成要素は、図中に同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態において操作部材3の一端部には、中間レバー9とともに不可逆動力伝達部7を構成するストッパ突部3eと、操作突部3aとが設けられ、重心位置(G)から所定間隔(δ)反対端側に偏位した位置においてベース2に回転自在に連結される。
操作部材3は形状的特性から重心位置(G)がドア1の凹部1aの中心部近傍に位置することが多いために、重心位置(G)に対して車長方向に偏位した位置においてベース2に連結することにより、操作部材3を回転させる際のアーム長が長くなるために、操作性が向上する。
一方、中間レバー9は、一端に作動片9bを、他端にストッパ部8を有して側面視フック形状に形成され、図8に示す初期回転位置と、図10に示す動作回転位置との間で回転する。
出力レバー6は、上記中間レバー9の作動片9bを挟むようにして配置される当接部6bと規制片6dとを有し、ベース2に形成された保持筒2dに回転自在に保持される支軸6aに連結される。この出力レバー6は、図9(a)に示す初期回転位置と、この位置から反時計回りに回転した動作回転位置までの間を回転し、図示しないトーションスプリングにより初期回転位置側に付勢される。
したがってこの実施の形態において、中間レバー9は、出力レバー6の付勢力により作動片9bが当接部6bに押されて図8に示すように、初期回転位置に保持され、操作部材3は、操作突部3aが中間レバー9により押されて初期回転位置に保持される。
この状態から操作部材3に操作力を負荷すると、操作部材3への操作力は、出力レバー6の不勢力に抗して図10(a)に示すように、操作突部3aを介して中間レバー9に接触伝達されて出力レバー6を動作回転位置に移動させる。
これに対し、車両に車幅方向の衝撃力が負荷され、出力レバー6、および中間レバー9に動作回転位置方向への慣性力が発生すると、中間レバー9は、該中間レバー9、出力レバー6、および連結体16等に対する慣性モーメント等の設定により操作部材3の慣性力による回転に先行して動作回転位置方向に回転し、図10(b)に示すように、中間レバ
ー9と操作突部3aとの接触状態が解除される。
ー9と操作突部3aとの接触状態が解除される。
図9(b)に示すように、中間レバー9が操作部材3の操作突部3aに接触する初期回転位置において、操作部材3のストッパ突部3bと中間レバー9のストッパ部8とは離れて位置しており、中間レバー9の離接方向への移動に伴って、図10(b)に示すように、ストッパ部8はストッパ突部3eに衝接する。
ストッパ部8とストッパ突部3eとが当接した状態で、操作部材3のストッパ突部3eの動作回転位置方向(図10(b)における反時計回り)の回転は回転軌跡に進入する中間レバー9のストッパ部8により規制されるとともに、ストッパ部8自体の動作回転位置方向(図10(b)における時計回り)への回転はストッパ突部3eにより妨げられ、結果、中間レバー9の動作回転位置方向への移動が禁止される。
図9(a)に示すように、中間レバー9が拘束された状態で、中間レバー9の作動片9bは規制片6dの移動経路をブロックすることとなり、出力レバー6の動作回転方向への回転が規制される。
図11に図8の変形例を示す。本変形例において、不可逆動力伝達部7は、中間レバー9と、操作部材3の被係止部3fとから構成される。被係止部3fはフック形状に形成され、中間レバー9に形成されるストッパ部8は、上記被係止部3fに係止可能な爪状に形成される。
ストッパ部8と被係止部3fとは図11(b)に示すように、中間レバー9が操作部材3に対して独立に動作回転位置方向に回転した場合、すなわち、中間レバー9と操作部材3との接触伝達状態が解消された場合にのみ相互に係止可能であり、図11(a)に示すように、中間レバー9が操作部材3の操作突部3aと接触状態が保持されている場合、すなわち、操作部材3により中間レバー9が駆動されている状態では係止することがないように設定されている。
したがってこの変形例において、通常の運用モードにおいては、図11(a)に示すように、操作部材3と中間レバー9とは、操作突部3aを介した接触状態で相互に連結されており、接触伝達状態が保持される。
これに対し、車両に衝突荷重が負荷されて中間レバー9が慣性力により回転して接触伝達状態が解除されると、ストッパ部8と被係止部3fとが係止し、以後、動作回転位置方向への回転が禁止される。
1 ドア
2 ベース
3 操作部材
4 ドアロック装置
5 ハンドル部
6 出力レバー
7 不可逆動力伝達部
8 ストッパ部
9 中間レバー
2 ベース
3 操作部材
4 ドアロック装置
5 ハンドル部
6 出力レバー
7 不可逆動力伝達部
8 ストッパ部
9 中間レバー
本発明によれば上記目的は、
車両のドア1表面に固定されるベース2と、
ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3とを有し、
操作部材3を回転操作して車両のドアロック装置4を操作する車両のハンドル装置であって、
前記操作部材3は、長尺形状をなし、ベース2に形成されてドア開閉操作時の手掛けとなるハンドル部5の裏面に配置されるとともに、
操作部材3の回転中心線が、該操作部材3の初期回転位置における重心位置に対して表裏方向に重合する位置に配置される車両のハンドル装置を提供することにより達成される。
車両のドア1表面に固定されるベース2と、
ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3とを有し、
操作部材3を回転操作して車両のドアロック装置4を操作する車両のハンドル装置であって、
前記操作部材3は、長尺形状をなし、ベース2に形成されてドア開閉操作時の手掛けとなるハンドル部5の裏面に配置されるとともに、
操作部材3の回転中心線が、該操作部材3の初期回転位置における重心位置に対して表裏方向に重合する位置に配置される車両のハンドル装置を提供することにより達成される。
さらに、上記目的は、
車両のドア1表面に固定されるベース2と、
ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3とを有し、
操作部材3を回転操作して車両のドアロック装置4を操作する車両のハンドル装置であって、
前記操作部材3は、長尺形状をなし、ベース2に形成されてドア開閉操作時の手掛けとなるハンドル部5の裏面に配置されるとともに、
操作部材3は、該操作部材3の重心位置、またはその近傍においてベース2に連結される車両のハンドル装置によっても達成できる。
車両のドア1表面に固定されるベース2と、
ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3とを有し、
操作部材3を回転操作して車両のドアロック装置4を操作する車両のハンドル装置であって、
前記操作部材3は、長尺形状をなし、ベース2に形成されてドア開閉操作時の手掛けとなるハンドル部5の裏面に配置されるとともに、
操作部材3は、該操作部材3の重心位置、またはその近傍においてベース2に連結される車両のハンドル装置によっても達成できる。
さらに、ハンドル装置は、
車両のドア1に固定されるベース2と、
ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3と、
操作部材3により初期回転位置と動作回転位置との間で回転操作されて前記操作部材3への操作力をドアロック装置4に伝達する出力レバー6とを有し、
前記操作部材3と出力レバー6との間には、接触伝達による操作部材3からの動力伝達のみが許容されて出力レバー6からの動力伝達が規制され、接触部における接触状態の解除状態において出力レバー6の動作回転位置方向への回転を規制する不可逆動力伝達部7が介装され、
車両に衝突力が付与された際の慣性力により不可逆動力伝達部7の操作部材3との接触状態を解除して出力レバー6の動作回転位置方向への回転を規制するように構成することができる。
車両のドア1に固定されるベース2と、
ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3と、
操作部材3により初期回転位置と動作回転位置との間で回転操作されて前記操作部材3への操作力をドアロック装置4に伝達する出力レバー6とを有し、
前記操作部材3と出力レバー6との間には、接触伝達による操作部材3からの動力伝達のみが許容されて出力レバー6からの動力伝達が規制され、接触部における接触状態の解除状態において出力レバー6の動作回転位置方向への回転を規制する不可逆動力伝達部7が介装され、
車両に衝突力が付与された際の慣性力により不可逆動力伝達部7の操作部材3との接触状態を解除して出力レバー6の動作回転位置方向への回転を規制するように構成することができる。
上記不可逆動力伝達部7は、接触伝達による操作部材3からの動力伝達のみが許容されて出力レバー6からの動力伝達が規制され、接触部での接触が解除された状態で出力レバー6の動作回転位置方向への移動が規制されるように構成されれば周知の機構を使用することが可能で、例えば、操作部材3との接触部の接触により解除操作される出力レバー6に対するストッパ部材として構成することができる。
このように構成すると、出力レバー6への付勢手段だけで各構成部材の初期状態への保持が可能であるために、全体の構造が簡単になる。
なお、本発明によれば、
車両のドア1表面に固定されるベース2と、
ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3とを有し、
操作部材3を回転操作して車両のドアロック装置4を操作する車両のハンドル装置であって、
前記操作部材3は、ベース2に形成されてドア開閉操作時の手掛けとなるハンドル部5の裏面に配置されるとともに、
操作部材3の回転中心線が、該操作部材3の初期回転位置における重心位置に対して表裏方向に重合する位置に配置される車両のハンドル装置や、
車両のドア1表面に固定されるベース2と、
ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3とを有し、
操作部材3を回転操作して車両のドアロック装置4を操作する車両のハンドル装置であって、
前記操作部材3は、ベース2に形成されてドア開閉操作時の手掛けとなるハンドル部5の裏面に配置されるとともに、
操作部材3は、該操作部材3の重心位置、またはその近傍においてベース2に連結される車両のハンドル装置、あるいは、
車両のドア1に固定されるベース2と、
ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3と、
操作部材3により初期回転位置と動作回転位置との間で回転操作されて前記操作部材3への操作力をドアロック装置4に伝達する出力レバー6とを有し、
前記操作部材3と出力レバー6との間には、接触伝達による動力伝達が許容され、接触部における接触状態の解除状態において出力レバー6の動作回転位置方向への回転を規制する不可逆動力伝達部7が介装され、
車両に衝突力が付与された際の慣性力により不可逆動力伝達部7の操作部材3との接触状態を解除して出力レバー6の動作回転位置方向への回転を規制する車両のハンドル装置を提供することも可能である。
なお、本発明によれば、
車両のドア1表面に固定されるベース2と、
ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3とを有し、
操作部材3を回転操作して車両のドアロック装置4を操作する車両のハンドル装置であって、
前記操作部材3は、ベース2に形成されてドア開閉操作時の手掛けとなるハンドル部5の裏面に配置されるとともに、
操作部材3の回転中心線が、該操作部材3の初期回転位置における重心位置に対して表裏方向に重合する位置に配置される車両のハンドル装置や、
車両のドア1表面に固定されるベース2と、
ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3とを有し、
操作部材3を回転操作して車両のドアロック装置4を操作する車両のハンドル装置であって、
前記操作部材3は、ベース2に形成されてドア開閉操作時の手掛けとなるハンドル部5の裏面に配置されるとともに、
操作部材3は、該操作部材3の重心位置、またはその近傍においてベース2に連結される車両のハンドル装置、あるいは、
車両のドア1に固定されるベース2と、
ベース2に初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材3と、
操作部材3により初期回転位置と動作回転位置との間で回転操作されて前記操作部材3への操作力をドアロック装置4に伝達する出力レバー6とを有し、
前記操作部材3と出力レバー6との間には、接触伝達による動力伝達が許容され、接触部における接触状態の解除状態において出力レバー6の動作回転位置方向への回転を規制する不可逆動力伝達部7が介装され、
車両に衝突力が付与された際の慣性力により不可逆動力伝達部7の操作部材3との接触状態を解除して出力レバー6の動作回転位置方向への回転を規制する車両のハンドル装置を提供することも可能である。
Claims (8)
- 車両のドア表面に固定されるベースと、
ベースに初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材とを有し、
操作部材を回転操作して車両のドアロック装置を操作する車両のハンドル装置であって、
前記操作部材は、ベースに形成されてドア開閉操作時の手掛けとなるハンドル部の裏面に配置されるとともに、
操作部材の回転中心線が、該操作部材の初期回転位置における重心位置に対して表裏方向に重合する位置に配置される車両のハンドル装置。 - 車両のドア表面に固定されるベースと、
ベースに初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材とを有し、
操作部材を回転操作して車両のドアロック装置を操作する車両のハンドル装置であって、
前記操作部材は、ベースに形成されてドア開閉操作時の手掛けとなるハンドル部の裏面に配置されるとともに、
操作部材は、該操作部材の重心位置、またはその近傍においてベースに連結される車両のハンドル装置。 - 前記ベースに初期回転位置と動作回転位置との間で回転自在に連結されて前記操作部材への操作力をドアロック装置に伝達する出力レバーを有し、
前記操作部材と出力レバーとの間には、接触伝達による動力伝達が許容され、接触部における接触状態の解除状態において出力レバーの動作回転位置方向への回転が規制される不可逆動力伝達部が介装され、
車両に衝突力が付与された際の慣性力により不可逆動力伝達部の操作部材との接触状態を解除して出力レバーの動作回転位置方向への回転を規制する請求項1または2記載の車両のハンドル装置。 - 車両のドアに固定されるベースと、
ベースに初期回転位置から動作回転位置まで回転操作自在に連結される操作部材と、
操作部材により初期回転位置と動作回転位置との間で回転操作されて前記操作部材への操作力をドアロック装置に伝達する出力レバーとを有し、
前記操作部材と出力レバーとの間には、接触伝達による動力伝達が許容され、接触部における接触状態の解除状態において出力レバーの動作回転位置方向への回転を規制する不可逆動力伝達部が介装され、
車両に衝突力が付与された際の慣性力により不可逆動力伝達部の操作部材との接触状態を解除して出力レバーの動作回転位置方向への回転を規制する車両のハンドル装置。 - 前記不可逆動力伝達部は、出力レバーに連結され、接触部を介して操作部材との間で接触伝達可能な中間レバーを有するとともに、
中間レバーには、接触部の操作部材からの離接により操作部材の動作回転位置方向への移動を拘束するとともに、拘束状態における操作部材をストッパ部材として中間レバーの動作回転位置方向への移動を規制するストッパ部が設けられる請求項3または4記載の車両のハンドル装置。 - 前記ストッパ部は、接触部の操作部材からの離接位置において操作部材に突き当て状に当接して動作回転位置方向への回転を相互に規制し合う請求項5記載の車両のハンドル装置。
- 前記ストッパ部は、接触部の操作部材からの離接位置において操作部材に係止して動作回転位置方向への回転を相互に規制し合う請求項5記載の車両のハンドル装置。
- 前記出力レバーには初期回転位置方向への付勢力が付与されるとともに、中間レバーは前記付勢力により接触部を操作部材に圧接させて該操作部材を初期回転位置に保持する請求項5、6または7記載の車両のハンドル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014507974A JPWO2013146918A1 (ja) | 2012-03-30 | 2013-03-27 | 車両のハンドル装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012079796 | 2012-03-30 | ||
JP2012079796 | 2012-03-30 | ||
JP2014507974A JPWO2013146918A1 (ja) | 2012-03-30 | 2013-03-27 | 車両のハンドル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2013146918A1 true JPWO2013146918A1 (ja) | 2015-12-14 |
Family
ID=49260167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014507974A Pending JPWO2013146918A1 (ja) | 2012-03-30 | 2013-03-27 | 車両のハンドル装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPWO2013146918A1 (ja) |
WO (1) | WO2013146918A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9834964B2 (en) * | 2014-05-13 | 2017-12-05 | Ford Global Technologies, Llc | Powered vehicle door latch and exterior handle with sensor |
Families Citing this family (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9260882B2 (en) | 2009-03-12 | 2016-02-16 | Ford Global Technologies, Llc | Universal global latch system |
US9551166B2 (en) | 2011-11-02 | 2017-01-24 | Ford Global Technologies, Llc | Electronic interior door release system |
EP2703582B1 (en) * | 2012-08-30 | 2019-08-07 | U-Shin Italia S.p.A. | Vehicle panel handle for opening a panel of an automotive vehicle |
US9416565B2 (en) | 2013-11-21 | 2016-08-16 | Ford Global Technologies, Llc | Piezo based energy harvesting for e-latch systems |
US10119308B2 (en) | 2014-05-13 | 2018-11-06 | Ford Global Technologies, Llc | Powered latch system for vehicle doors and control system therefor |
US10273725B2 (en) | 2014-05-13 | 2019-04-30 | Ford Global Technologies, Llc | Customer coaching method for location of E-latch backup handles |
US10323442B2 (en) | 2014-05-13 | 2019-06-18 | Ford Global Technologies, Llc | Electronic safe door unlatching operations |
US9903142B2 (en) | 2014-05-13 | 2018-02-27 | Ford Global Technologies, Llc | Vehicle door handle and powered latch system |
US9909344B2 (en) | 2014-08-26 | 2018-03-06 | Ford Global Technologies, Llc | Keyless vehicle door latch system with powered backup unlock feature |
JP6438243B2 (ja) * | 2014-09-05 | 2018-12-12 | 株式会社アルファ | 車両のドアハンドル |
JP6504867B2 (ja) * | 2015-03-16 | 2019-04-24 | 株式会社アルファ | 車両のドアハンドル装置 |
US9725069B2 (en) | 2015-10-12 | 2017-08-08 | Ford Global Technologies, Llc | Keyless vehicle systems |
US10227810B2 (en) | 2016-08-03 | 2019-03-12 | Ford Global Technologies, Llc | Priority driven power side door open/close operations |
DE102016114494A1 (de) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | Huf Hülsbeck & Fürst Gmbh & Co. Kg | Türgriff mit einem bewegbaren Notöffnungselement |
US10087671B2 (en) | 2016-08-04 | 2018-10-02 | Ford Global Technologies, Llc | Powered driven door presenter for vehicle doors |
US10329823B2 (en) | 2016-08-24 | 2019-06-25 | Ford Global Technologies, Llc | Anti-pinch control system for powered vehicle doors |
US10458171B2 (en) | 2016-09-19 | 2019-10-29 | Ford Global Technologies, Llc | Anti-pinch logic for door opening actuator |
US10604970B2 (en) | 2017-05-04 | 2020-03-31 | Ford Global Technologies, Llc | Method to detect end-of-life in latches |
US10907386B2 (en) | 2018-06-07 | 2021-02-02 | Ford Global Technologies, Llc | Side door pushbutton releases |
JP7108072B1 (ja) * | 2021-02-25 | 2022-07-27 | 本田技研工業株式会社 | ドアハンドル構造 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010077717A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用ドアハンドル |
JP2010209648A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Alpha Corp | 車両のドアハンドル装置 |
-
2013
- 2013-03-27 JP JP2014507974A patent/JPWO2013146918A1/ja active Pending
- 2013-03-27 WO PCT/JP2013/059084 patent/WO2013146918A1/ja active Application Filing
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010077717A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用ドアハンドル |
JP2010209648A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Alpha Corp | 車両のドアハンドル装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9834964B2 (en) * | 2014-05-13 | 2017-12-05 | Ford Global Technologies, Llc | Powered vehicle door latch and exterior handle with sensor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2013146918A1 (ja) | 2013-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2013146918A1 (ja) | 車両のハンドル装置 | |
JP6741760B2 (ja) | 自動車ドア用ロック | |
JP5638014B2 (ja) | 車両用ドアの開閉操作装置 | |
EP2800854B1 (en) | Vehicle door latch assembly | |
WO2011118356A1 (ja) | 車両用ドアロック装置 | |
JP6989208B2 (ja) | 自動車のドアハンドル | |
WO2014203930A1 (ja) | 車両用ドアハンドル装置 | |
JP6163673B2 (ja) | フラップまたはドア用のロック | |
JP5303902B2 (ja) | 車両ドアロック装置 | |
WO2013005519A1 (ja) | 車両のドアアウタハンドル装置 | |
JP2011026780A (ja) | 車両用ドアロック装置 | |
JP2015074976A (ja) | ラッチ装置 | |
WO2016084805A1 (ja) | 車両ドア作動装置 | |
JP2013527345A (ja) | 車両の開閉式部分のための安全装置付きハンドル | |
US20220194188A1 (en) | Handle device for vehicle | |
JP6618861B2 (ja) | ドアロック装置 | |
JP6538409B2 (ja) | 車両のハンドル装置 | |
JP7127242B2 (ja) | 自動車用ドアラッチ装置 | |
WO2016148181A1 (ja) | 車両用ドアハンドル装置 | |
JP5595133B2 (ja) | 車両のドアハンドル装置 | |
JP2016089349A (ja) | 車両用ドアラッチ装置および車両用ドアラッチ装置の組立方法 | |
US20180313118A1 (en) | Vehicle door latch apparatus | |
CN116685754A (zh) | 用于解锁和打开机动车辆的门或盖板的门把手系统和方法 | |
JP5058576B2 (ja) | 錠装置 | |
JP4987746B2 (ja) | 車両のドアハンドル装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150908 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160126 |