JPWO2013146528A1 - フィルタ装着装置 - Google Patents

フィルタ装着装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2013146528A1
JPWO2013146528A1 JP2014507781A JP2014507781A JPWO2013146528A1 JP WO2013146528 A1 JPWO2013146528 A1 JP WO2013146528A1 JP 2014507781 A JP2014507781 A JP 2014507781A JP 2014507781 A JP2014507781 A JP 2014507781A JP WO2013146528 A1 JPWO2013146528 A1 JP WO2013146528A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
intermediate product
transport
filter
capsule
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014507781A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5751653B2 (ja
Inventor
石川 悦朗
悦朗 石川
孝浩 宮岸
孝浩 宮岸
智史 江頭
智史 江頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP2014507781A priority Critical patent/JP5751653B2/ja
Priority claimed from PCT/JP2013/058073 external-priority patent/WO2013146528A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5751653B2 publication Critical patent/JP5751653B2/ja
Publication of JPWO2013146528A1 publication Critical patent/JPWO2013146528A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

中間品(IP)が搬送される搬送経路(6)と、中間品(IP)を保持しながら搬送する第1の搬送ドラム(4)と、第1の搬送ドラム(4)から中間品(IP)を受け取って中間品(IP)を周方向に搬送する第2の搬送ドラム(5)と、チップペーパ(3)を巻き出して中間体(IP)に旗付けする供給ドラム(9)と、第2の搬送ドラム(5)の周方向に沿って隣接し、中間品(IP)と接しながら転動させてチップペーパ(3)を中間品(IP)に巻き付けるガイド部材(10)とを備え、フィルタプラグ(FP)の直径よりも搬送経路(6)が狭い部位(6a、6b、6c)に、搬送経路(6)に沿ってフィルタプラグ(FP)に封入されたカプセル(2)の位置を拡径した拡径部を設けた。

Description

本発明は、フィルタ装着装置に関する。
公知のようにフィルタ装着装置は、2本のシガレットの間にフィルタプラグを位置付けてダブルフィルタシガレットの中間品とし、この中間品にチップペーパを巻き付けてダブルフィルタシガレットを形成する(例えば特許文献1参照)。特許文献1に示すように、チップペーパを巻き付ける工程で、中間品は種々のドラム間や、ドラムと部材との間の通路を通る。このとき、この通路間隙がフィルタ直径よりも狭い場合があるため、フィルタは圧縮されてこの通路を通る。
しかしカプセルインフィルタの場合、この狭い通路を通るときにカプセルが破損してしまうおそれがある。カプセルを小さくして対応することも考えられるが、カプセル内の香料量が制限されてしまい、特に極細シガレットの場合、カプセルサイズがかなり小さくなってしまって十分な香料量をカプセル内に封入することが困難である。また、中空フィルタの場合でも狭い通路を通るときにフィルタが圧縮されて中空部の形状が変形する恐れもある。
特開2002−176965号公報
本発明は、チップペーパを用いてシガレットにフィルタを装着する際にフィルタ内に封入されたカプセルの破損やフィルタ中空部の変形を防止するフィルタ装着装置を提供する。
本発明は、2本のシガレット間にフィルタプラグを位置付けてダブルフィルタシガレットの中間品とした後、片面に接着剤が塗布された接続紙を前記中間品に巻き付けてダブルフィルタシガレットを形成するフィルタ装着装置において、前記フィルタプラグ又は前記中間品若しくはこれらを加工する前及び後の前加工品又は後加工品が搬送される搬送経路を備え、前記フィルタプラグ又は前記中間品若しくはこれらを加工する前及び後の前加工品又は後加工品の直径よりも前記搬送経路が狭い部位に、前記搬送経路に沿った位置を拡径した拡径部を設けたことを特徴とするフィルタ装着装置である。
また、前記中間品を保持しながら前記中間品を周方向に搬送する第1の搬送ドラムと、前記搬送経路を形成し、前記第1の搬送ドラムから前記中間品を受け取って前記中間品を周方向に搬送する第2の搬送ドラムと、前記第1の搬送ドラムと隣接し、チップペーパを巻き出して前記第1の搬送ドラムに沿って搬送されている前記中間体に旗付けする供給ドラムと、前記第2の搬送ドラムの周方向に沿って隣接し、前記中間品と接しながら転動させて前記チップペーパを前記中間品に巻き付けるガイド部材とをさらに備えている。
好ましくは、前記拡径部は、前記第1の搬送ドラムが前記中間体を保持する保持部に形成された凹みである。
好ましくは、前記拡径部は、対向する前記第2の搬送ドラムの周方向に沿って前記ガイド部材に形成された溝である。
好ましくは、前記溝は、長手方向に沿って側壁上部が面取り加工された面取り部を有している。
好ましくは、前記フィルタプラグにはカプセルが封入されていて、前記拡径部は前記カプセルが封入された位置に対応して設けられている。
また、フィルタ装着装置は、前記前加工品が収容されるホッパをさらに備え、前記搬送経路は、前記ホッパに向けて前記前加工品を送り出す上下一対の複数の搬送ローラの間に形成され、前記拡径部は、前記搬送ローラに形成されている。
本発明によれば、フィルタプラグの直径よりも搬送経路が狭い部位に、搬送経路に沿ってカプセルが封入された位置を拡径した拡径部を設けたので、狭くなった搬送経路を搬送中にフィルタプラグ内に封入されたカプセルが潰されることを防止できる。狭い搬送経路は、中間品を圧縮することで製造工程の機能を発揮するためにあえて形成されているものだが、拡径部は搬送経路に沿ってカプセルが封入された位置に形成されているので、中間品の他の部位は従来通り圧縮されて狭い搬送経路を通る。このため、狭い搬送経路での製造工程の機能が低減することはない。
また、拡径部として、第1の搬送ドラムが中間体を保持する保持部に形成された凹みとすれば、第1の搬送ドラムで保持された状態で中間品を圧縮させながら搬送する工程がある場合、カプセルは凹みに若干入り込むため、カプセルが潰されて破損することを防止できる。
また、拡径部として、対向する第2の搬送ドラムの周方向に沿ってガイド部材に形成された溝とすれば、第2の搬送ドラムとガイド部材との間で圧縮されながら転動し、チップペーパを巻き付ける際にカプセルが破損することを防止できる。すなわち、中間品の転動中、カプセルは溝に沿って移動するので、カプセル部分が圧縮されることはなく、したがってカプセルが潰されて破損することはない。
また、溝は、長手方向に沿って側壁上部が面取り加工された面取り部を有しているため、中間品が転動中、溝のエッジによってチップペーパに皺や圧痕が形成されることを防止できる。
本発明に係るフィルタ装着装置の概略図である。 ガイド部材に拡径部となる溝を設けた状態を示す概略平面図である。 図2の溝の断面図である。 保持ユニットの概略図である。 図4のA−A断面図である。 供給ドラムに拡径部を設けた状態を示す概略図である。 本発明に係るフィルタ装着装置の概略図である。 搬送ローラの概略図である。
本発明に係るフィルタ装着装置1は、2本のシガレットS間にカプセル2(図2参照)が封入されたフィルタプラグFPを位置付けてダブルフィルタシガレットの中間品IPとした後、片面に接着剤が塗布されたチップペーパ3を中間品IPに巻き付けてダブルフィルタシガレットを形成するものである。具体的には、図1に示すように、第1の搬送ドラム4と第2の搬送ドラム5とで形成される搬送経路6を備えている。搬送経路6は、中間品が搬送される経路である。第1の搬送ドラム4はこの搬送経路6の上流部分を形成し、第2の搬送ドラム5は下流部分を形成している。
第1の搬送ドラム4はスワッシュプレートドラムとも称されている。第1の搬送ドラム4は、外周に中間品IPの一部を収容しながら吸着する吸着溝7を備えた保持ユニット8(図4参照)を複数個並べて形成されている。この保持ユニット8に中間品IPが一つずつ収容されて第1の搬送ドラム4の周方向に搬送される。第2の搬送ドラム5はローリングドラムとも称され、第1の搬送ドラム4から中間品IPを受け取って中間品IPを周方向に搬送する。第2の搬送ドラム5の外周面には、軸方向に亘って中間品IPを受け入れ可能な保持溝が形成されていて、この保持溝により中間品IPが搬送される。
第1の搬送ドラム4と隣接して供給ドラム9が配設されている。この供給ドラム9からは接続紙の一例としてのチップペーパが巻き出され、このチップペーパは第1の搬送ドラム4に沿って搬送されている中間品IPに旗付けされる。一方で、第2の搬送ドラム5の周方向に沿ってガイド部材10が隣接して配設されている。ガイド部材10は、第2の搬送ドラム5と協働して中間品IPを転動させ、チップペーパを中間品に巻き付ける。
以上のような構造を有するフィルタ装着装置1を用いて実際に中間品IPにチップペーパを巻き付ける工程を順番に説明する。公知の手段で製造されたシガレット2本分の長さを有するダブルシガレットDSは、これを搬送する過程にて2本のシングルシガレットSに切断される。この後、これら2本のシングルシガレットSが軸方向に離間されてシガレット列が形成される。
一方、公知の手段で製造されたフィルタロッドはフィルタシガレット1本分の長さのフィルタチップ2個分の長さとしてフィルタプラグFPごとに切断される。この場合のフィルタチップはカプセルインフィルタであり、フィルタチップ中にカプセル2が封入されている。このカプセル2の封入は公知の手段を適用できる。このフィルタプラグFPは搬送方向にグレーディング処理を経て1列に整列され、この後、加速ドラム11を通じて第1の搬送ドラム(スワッシュプレートドラム)4に供給される。
上述したシガレット列は、各シングルシガレットSの間にフィルタプラグFPを受け入れ可能な間隔を存しており、この間隔を保持したまま第1の搬送ドラム4に供給される。そしてシガレット列が第1の搬送ドラム4に供給されると、フィルタプラグFPと同一の軸線上に並ぶ。第1の搬送ドラム4はその回転方向で視て両側に一対のフローティングディスク(不図示)を備えていて、第1の搬送ドラム4の回転に伴い、各シガレットSは両側のフローティングディスクに挟み込まれ、軸方向にその間隔を詰められる。これにより、2本のシングルシガレットSの間にフィルタプラグFPを位置付けたダブルフィルタシガレットの中間品IPが形成される。
一方で、図示しないチップペーパのロールからはチップペーパのウエブWが繰り出されている。このウエブWは供給ドラム(コークドラム)9まで導かれる。ウエブWは供給ドラム9の手前でその片面に接着剤(糊)を塗布される。具体的には、供給ドラム9の手前の位置に接着剤ローラ12が配されていて、この接着剤ローラ12は下半分を接着剤液13に浸された状態で回転する。接着剤ローラ12の上方にはトランスミッションローラ14が隣接して配置されていて、接着剤ローラ12の外周面に付着した接着剤はトランスミッションローラ14の外周面に所定の層厚で移し替えられる。トランスミッションローラ14はウエブWの通過に伴いその片面に転接し、所定の塗布パターンにしたがって接着剤を塗布する。
供給ドラム9はその外周に吸引面を有していて、この吸引面にウエブWを保持して回転する。供給ドラム9に近接して刃付きドラム15が配されている。この刃付きドラム15は外周に多数のコークナイフ(不図示)を有している。これらコークナイフは一定の間隔を存して配置され、刃付きドラム15の回転に伴い供給ドラム9に同期して回転する。これら回転するコークナイフにより、供給ドラム9の吸引面上にてウエブWはチップペーパ3に切断される。
図6に示すように、さらに供給ドラム9は切断後のチップペーパ3を吸引孔22を用いて吸引保持して回転し、第1の搬送ドラム4上の中間品IPにチップペーパ3を供給する。なお供給ドラム9と第1の搬送ドラム4との間は貼り付け通路6aとして形成されている。チップペーパ3はその先頭部分から中間品IPの外面に貼り付き、中間品IPとともに第1の搬送ドラム4上を搬送する。なお、供給ドラム9は1枚のチップペーパ3を吸引するために用いる複数個の吸引孔22が形成された吸引ユニット23を周方向に複数個並べて形成されている。これら吸引ユニット23は連結部25にて互いに連結される。このチップペーパ3が貼り付けられた状態で、中間品IPは第1の搬送ドラム4から第2の搬送ドラム(ローリングドラム)5に受け渡される。なお、第1の搬送ドラム4と第2の搬送ドラム5との間は受け渡し通路6bとして形成されている。中間品IPは第2の搬送ドラム5の回転に伴いガイド部材10との間に搬送される。
ガイド部材10は第2の搬送ドラム5の回転方向に沿って延びている。なお第2の搬送ドラム5の外周とガイド部材10との間に中間品IPの転動通路6cが形成されていて、転動通路6cは第2の搬送ドラム5の外周に沿って湾曲している。この転動通路6cを通過することで、中間品IPにはチップペーパ3が巻き付けられ、ダブルフィルタシガレットが製造される。
ここで、搬送経路6には、中間品IPの一部として搬送されるフィルタプラグFPの直径よりも狭い部位が存在する。例えば貼り付け通路6aでは多少中間品IPを径方向に圧縮して貼り付け位置をある程度固定する必要があるし、受け渡し通路6bではある程度中間品IPを径方向に圧縮してその位置を固定して受け渡しを確実にする必要がある。また、転動通路6cではある程度中間品IPを径方向に圧縮しながら転動させてチップペーパを確実に巻き付ける必要がある。このような搬送経路6の部位(例えば貼り付け通路6a、受け渡し通路6b、転動通路6c)にて、フィルタ装着装置1には搬送経路6に沿ってカプセル2が封入された位置を拡径した拡径部が設けられている。すなわち、カプセル2に着目した場合、その搬送軌跡は拡径部に沿っている。
このような拡径部を設ければ、狭くなった搬送経路6を搬送中にフィルタプラグFP内に封入されたカプセル2が潰されることを防止できる。狭い搬送経路(例えば貼り付け通路6a、受け渡し通路6b、転動通路6c)は、中間品IPを圧縮することで製造工程の機能を発揮するためにあえて形成されているものだが、拡径部は搬送経路6に沿ってカプセル2が封入された位置に形成されているので、中間品IPの他の部位は従来通り圧縮されて狭い搬送経路を通る。このため、狭い搬送経路での製造工程の機能が低減することはない。なお、拡径部を設ける部位は上述した貼り付け通路6a、受け渡し通路6b、転動通路6cに限らず、搬送経路6がフィルタプラグFPの直径よりも狭い部位であればどの部位に設けてもよい。拡径部として他の部位よりその径を広がる間隔は、0.1mm〜3.0mmであるが、より好ましくは0.3mm〜1.5mmである。
以下、拡径部の具体例について説明する。
図2に示すように、拡径部は、ガイド部材10の転動通路6c側表面に形成された溝16である。この溝16は、ガイド部材10に対向する第2の搬送ドラム5の周方向に沿って形成されている。すなわち、搬送経路6の搬送方向Tに沿って形成されている。図2の仮想線で示すように、中間品IPが搬送経路6に沿って搬送されているときに、フィルタプラグFPに封入されたカプセル2に対応する位置に溝16は形成されている。拡径部としてこのような溝16を設けることで、第2の搬送ドラム5とガイド部材10との間で圧縮されながら中間品IPを転動させ、チップペーパ3を巻き付ける際にカプセル2が破損することを防止できる。すなわち、中間品IPが転動通路6cを転動中、カプセル2は溝16に沿って移動するので、カプセル2が圧縮されることはなく、したがってカプセル2が潰されて破損することはない。なお、ガイド部材10の搬送方向入口側には、中間品IPに転動のきっかけを与えるためのキッキングバー17が転動通路6c側に突出して設けられている。溝16は、このキッキングバー17にも設けられる。ガイド部材10のその他の表面の一部はローレット加工が施された加工部18を有し、グリップ力が高められている。
図3に示すように、溝16は、長手方向に沿って側壁上部が面取り加工された面取り部19を有している。特に図示したようなラウンドエッジとすることが好ましい。このように面取り部19を設ければ、中間品IPが転動通路6cを転動中、溝16のエッジによってチップペーパ3に皺や圧痕が形成されることを防止できる。
他の拡径部の例として、図4に示すように、第1の搬送ドラム4に形成された凹み20がある。より詳しくは、凹み20は、第1の搬送ドラム4の周方向に並べて設けられた保持ユニット8にそれぞれ設けられる。上述したように、第1の搬送ドラム4で中間品IPが搬送される場合、中間品IPは一部を吸着溝7に収容されて搬送されるが、この収容された状態でカプセル2の対応する位置に凹み20が設けられる。なお、中間品IPの保持は吸着溝7の底部に設けられた吸引口21から吸引することで行われる。このような凹み20を設ければ、中間品IPが第1の搬送ドラム4で保持された状態で中間品IPを圧縮させながら搬送する工程がある場合(例えば貼り付け通路6aでのチップペーパ旗付け工程や受け渡し通路6bでの受け渡し工程)、カプセル2は凹み20に若干入り込むため、カプセル2が潰されて破損することを防止できる。また、凹み20は吸着溝7よりも周方向に両側が突出している。このように凹み20を突出させることで、中間品IPが吸着溝7を出て移動する際(又は入り込む際)に、カプセル2が吸着溝7のエッジで潰れることを防止できる。
また、貼り付け通路6aでのチップペーパ旗付け工程では、上述した第1の搬送ドラムに設けた凹み20とともによりカプセル2の破損防止を図るため、供給ドラム9にも凹み(拡径部)24を設けてもよい。この場合は、切断後のチップペーパ3を吸引保持し、第1の搬送ドラム4で搬送されている中間品IPと糊付けする際にカプセル2が配される位置に凹み24を設ける。これにより、より確実にカプセル2を保護することができる。なお、第1の搬送ドラム4に凹み20を設けずに供給ドラム9のみに凹み24を設けてもよい。
なお、上述した溝16や凹み20の拡径部は図示した形状に限定されず、カプセル2が搬送される経路に対応する位置が広がるものであればどのような形状であってもよい。また、拡径部として設ける位置も図示した位置に限定されず、第2の搬送ドラム5に設けてもよいし、ガイド部材10と第2の搬送ドラム5の両方に設けてもよい。すなわち、カプセル2が搬送される位置にカプセル2を受け入れ可能な拡径部を設ければこれを設ける位置は限定されない。また、上記実施例では拡径部の位置をカプセル2が封入された位置に対応して設けた例を説明したが、例えば一部に中空部分があるようなフィルタプラグを用いた場合、この中空部分に対応した位置に拡径部を設けることで同様の効果を得ることができる。
本発明に係るフィルタ装着装置1は、上述した図1の例に加えて、さらにホッパ26等を有している。ホッパ26には上述したフィルタプラグFPの2個分の長さのダブルフィルタプラグDFPが供給される。ホッパ26の下部にはフィルタカッティングドラム27が配設されていて、ダブルフィルタプラグDFPはこのドラム27の回転方向に沿って1本ずつ移動する。ダブルフィルタプラグDFPはフィルタカッティングドラム27にて半分に切断され、2本のフィルタプラグFPとされる。したがってダブルフィルタプラグDFPはフィルタプラグFPとなるように加工される前加工品の一例となる。
フィルタプラグFPはそのままグレーディングドラム28へと受け渡され、切断された2本のフィルタプラグFPは進行方向に対して前後に位置をずらされる。そして、そのままシフティングドラム29へと受け渡され、前後に位置をずらされたそれぞれのフィルタプラグFPはドラム29の中央へ寄せられ、一列にされる。
そしてアクセレレーティングドラム30に受け渡されて進行方向に対する速度が加速される。そして上述した加速ドラム11に受け渡される。その後の搬送経路については図1で示したとおりである。
以上のようなドラム27〜30は図7に示す実線の矢印方向に回転し、フィルタプラグFP(ダブルフィルタプラグDFP)もこの回転に沿って図7に示す点線の矢印方向に移動する。このドラム27〜30に沿ってフィルタプラグFPが移動する際、フィルタプラグFP内のカプセルや中空部分に対応する位置に図2〜図5で示すような拡径部が設けられ、カプセルや中空部分が潰れて破損、変形することが防止されている。このように、上述した拡径部は中間品IPにチップペーパを巻き付けるときの搬送経路だけではなく、フィルタプラグFP(ダブルフィルタプラグDFP)を搬送するための搬送経路に存するドラム27〜30にも適用可能である。拡径部の例としては、例えばドラム表面に溝を形成することが考えられる。
一方で、ホッパ26にダブルフィルタプラグDFPが供給される際、ダブルフィルタプラグDFPは3本のローラを上下一対用いて形成された搬送ローラ31の間を通る(図7の矢印B)。このとき、ダブルフィルタプラグDFPは搬送ローラ31の長手方向に平行に配されて送られる。上下の搬送ローラ31間の間隔はダブルフィルタプラグDFPの直径より狭く設定されている。このような搬送ローラ31間の通路もダブルフィルタプラグDFPの搬送経路となっていて、この搬送経路がダブルフィルタプラグDFPの直径よりも狭いため、ダブルフィルタプラグDFPが有するカプセルや中空部分が潰れて破損、変形することを防止する必要がある。これを防止するため、上述した拡径部を搬送ローラ31に設けることができる。
具体的には、上下の搬送ローラ31間の間隔(搬送経路の間隔)よりも拡径部を設ける部位の間隔を0.1mm〜3.0mm広げる。より好ましくは0.7mm〜2.8mm広げればよい。この範囲より小さいとダブルフィルタプラグDFP内のカプセルや中空部分を潰して破損、変形させるおそれがあり、逆に広いとダブルフィルタプラグDFPの搬送不良や詰まりが発生するおそれがある。なお、拡径部は上下の搬送ローラ31の両方に設けてもよいし、一方のみに設けてもよい。
搬送ローラ31に設ける拡径部の一例としては、図8に示すように、搬送ローラ31に設けられた溝32がある。図示したように、上下の搬送ローラ31の間隔で規定される搬送経路の間隔は、ダブルフィルタプラグDFPの直径より狭く設定されている。ダブルフィルタプラグDFPにはカプセル2が4つ長手方向に間隔を存して収容されている。カプセル2が配された部位には溝32が形成され、搬送ローラ31によってカプセル2が潰されてしまうことが防止されている。なお、カプセル2の位置が中空となっている中空フィルタであってもこの中空部分を溝32により保護することができる。
また、上述したチップペーパ10を巻き付け後のダブルフィルタシガレットをさらに切断加工して得られるフィルタシガレット(不図示)のような後加工品が搬送される搬送経路においてもカプセル2や中空部分が通過する部位を拡径した拡径部を設けることもできる。
具体的には、図7に示すように、第2のドラム5で形成されたダブルフィルタシガレットは、ディセレレーティングドラム33に受け渡される。このディセレレーティングドラム33は、その後に受け渡される各種ドラムでの作業(例えば品質の検査)を安定化させるため、以降のドラムの回転速度を落とすためのものである。そしてダブルフィルタシガレットはファイナルカッティングドラム34に受け渡される。このファイナルカッティングドラム34にて、ダブルフィルタシガレットは中央を切断されて2本のフィルタシガレット(後加工品)とされる。
フィルタシガレットはさらにシガレットセパレーティングドラム35へと受け渡され、その位置が調整される。そしてエンドスキャナードラム36へ受け渡され、不良品検査が行われる。ここでの検査は例えば刻みの充填具合等を確認するための先落ち検査や断面検査である。そしてさらにインスペクションドラム37へ受け渡され、さらに検査される。ここでの検査は例えば巻紙の破れなどの品質検査が行われる。
この後フィルタシガレットはさらに種々のドラムに受け渡され、そのたびにドラム間を通過するが、上述したドラム33から37に加え、その後のドラム間に形成された搬送通路においても、カプセル2や中空部分を潰さないようにするための拡径部を設けることができる。
1:フィルタ装着装置、2:カプセル、3:チップペーパ、4:第1の搬送ドラム、5:第2の搬送ドラム、6:搬送経路、6a:貼り付け通路、6b:受け渡し通路、6c:転動通路、7:吸着溝、8:保持ユニット、9:供給ドラム、10:ガイド部材、11:加速ドラム、12:接着剤ローラ、13:接着剤液、14:トランスミッションローラ、15:刃付きドラム、16:溝(拡径部)、17:キッキングバー、18:加工部、19:面取り部、20:凹み(拡径部)、21:吸引口、22:吸引孔、23:吸引ユニット、24:凹み(拡径部)、25:連結部、26:ホッパ、27:フィルタカッティングドラム、28:グレーディングドラム、29:シフティングドラム、30:アクセレレーティングドラム、31:搬送ローラ、32:溝、33:ディセレレーティングドラム、34:ファイナルカッティングドラム、35:シガレットセパレーティングドラム、36:エンドスキャナードラム、37:インスペクションドラム

Claims (7)

  1. 2本のシガレット間にフィルタプラグを位置付けてダブルフィルタシガレットの中間品とした後、片面に接着剤が塗布された接続紙を前記中間品に巻き付けてダブルフィルタシガレットを形成するフィルタ装着装置において、
    前記フィルタプラグ又は前記中間品若しくはこれらを加工する前及び後の前加工品又は後加工品が搬送される搬送経路を備え、
    前記フィルタプラグ又は前記中間品若しくはこれらを加工する前及び後の前加工品又は後加工品の直径よりも前記搬送経路が狭い部位に、前記搬送経路に沿った位置を拡径した拡径部を設けたことを特徴とするフィルタ装着装置。
  2. 前記搬送経路を形成し、前記中間品を保持しながら前記中間品を周方向に搬送する第1の搬送ドラムと、
    前記搬送経路を形成し、前記第1の搬送ドラムから前記中間品を受け取って前記中間品を周方向に搬送する第2の搬送ドラムと、
    前記第1の搬送ドラムと隣接し、チップペーパを巻き出して前記第1の搬送ドラムに沿って搬送されている前記中間体に旗付けする供給ドラムと、
    前記第2の搬送ドラムの周方向に沿って隣接し、前記中間品と接しながら転動させて前記チップペーパを前記中間品に巻き付けるガイド部材と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ装着装置。
  3. 前記拡径部は、前記第1の搬送ドラムが前記中間体を保持する保持部に形成された凹みであることを特徴とする請求項2に記載のフィルタ装着装置。
  4. 前記拡径部は、対向する前記第2の搬送ドラムの周方向に沿って前記ガイド部材に形成された溝であることを特徴とする請求項2に記載のフィルタ装着装置。
  5. 前記溝は、長手方向に沿って側壁上部が面取り加工された面取り部を有していることを特徴とする請求項4に記載のフィルタ装着装置。
  6. 前記フィルタプラグにはカプセルが封入又は中空部分が形成されていて、前記拡径部は前記カプセルが封入又は前記中空部分が形成された位置に対応して設けられていることを特徴とする請求項2に記載のフィルタ装着装置。
  7. 前記前加工品が収容されるホッパをさらに備え、
    前記搬送経路は、前記ホッパに向けて前記前加工品を送り出す上下一対の複数の搬送ローラの間に形成され、
    前記拡径部は、前記搬送ローラに形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルタ装着装置。
JP2014507781A 2012-03-26 2013-03-21 フィルタ装着装置 Active JP5751653B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014507781A JP5751653B2 (ja) 2012-03-26 2013-03-21 フィルタ装着装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012057724 2012-03-26
JPPCT/JP2012/057724 2012-03-26
PCT/JP2013/058073 WO2013146528A1 (ja) 2012-03-26 2013-03-21 フィルタ装着装置
JP2014507781A JP5751653B2 (ja) 2012-03-26 2013-03-21 フィルタ装着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5751653B2 JP5751653B2 (ja) 2015-07-22
JPWO2013146528A1 true JPWO2013146528A1 (ja) 2015-12-14

Family

ID=53638145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014507781A Active JP5751653B2 (ja) 2012-03-26 2013-03-21 フィルタ装着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5751653B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05221417A (ja) * 1992-02-04 1993-08-31 Japan Tobacco Inc 円筒状容器の上蓋折込み装置
JP2002176965A (ja) * 2000-12-13 2002-06-25 Japan Tobacco Inc フィルタ装着装置
DE502004000612D1 (de) * 2003-08-08 2006-06-29 Hauni Maschinenbau Ag Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Filterstabs

Also Published As

Publication number Publication date
JP5751653B2 (ja) 2015-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013146528A1 (ja) フィルタ装着装置
JP5877570B2 (ja) フィルタシガレット製造方法並びにフィルタ及びフィルタシガレット
EP1833723B1 (en) Parallel cigarette filter combining techniques with particle filling of cavities
CA1299417C (en) Process and apparatus for producing and conveying pack blanks
US2952105A (en) Wrapping device
US7435208B2 (en) Degradable slitted cigarette filter
JP2010521137A (ja) チューブローリング装置
JP6383874B2 (ja) 喫煙品組立機械および喫煙品の製造方法
CN107074382B (zh) 坯料的供给装置及使用了该装置的坯料的供给方法
JP2006254911A (ja) フィルターシガレットを製造するための方法
GB2259847A (en) Filter cigarette manufacture
WO2006093126A1 (ja) ウエブに糊を塗布するための装置
JP5751653B2 (ja) フィルタ装着装置
JP3190250B2 (ja) フィルタ装着装置
JP6243437B2 (ja) 通気調節式シガレットを製造するための機械
JP2002176965A (ja) フィルタ装着装置
JP2017510281A (ja) 喫煙物品製造に使用される回転ドラム式集成部品
JPWO2002100197A1 (ja) フィルタ装着装置
JP5541828B2 (ja) フィルタシガレットの製造方法及びその製造機
TWI468120B (zh) 濾嘴香煙製造方法以及濾嘴與濾嘴香煙
JP2004337167A (ja) 被覆紙ダブル供給型のフィルタ装着機
EP3492397B1 (en) Packaging machine
WO2012131843A1 (ja) シガレット製品の製造方法及びその製造機
JPH0671785A (ja) 非金属鋸刃製造方法及び非金属鋸刃製造取付装置
ITBO20090558A1 (it) Apparecchiatura per alimentare materiale in nastro in macchine impacchettatrici

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150513

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5751653

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250