JPWO2013141076A1 - 吸引コネクタ及び気管チューブ - Google Patents

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Abstract

本発明は、吸引流量を容易に調整できる吸引コネクタ、及び、それを備える気管チューブを提供する。本発明の吸引コネクタは、人工呼吸器に接続された気管チューブ本体の呼吸路に挿通して設けられ、体内の物質を吸引する吸引部と、吸引部の吸引流路の流路面積の大きさを調整することにより、吸引流量を調整する流量調整部とを備える。これにより、流量調製部によって体内に発生した痰などの異物の吸引流量を容易に調整できる。

Description

本発明は、吸引ポンプなどの吸引器に接続して用いられ、唾液や、肺や気管支から分泌された痰などの異物を持続的に吸引する吸引チューブを有する吸引コネクタ、及び、それを備えた気管チューブに関する。
従来、自発的な呼吸が不十分な患者に対して人工呼吸器を用い、人工的に呼吸を施す処置が行われている。人工呼吸器は、例えば、口から気管内に挿管される気管内チューブや、気管切開孔から気管内に挿管される気管切開チューブなどの挿管デバイスに接続され、その挿管デバイスを介して患者の呼吸を確保する。
ところで、気管内チューブや気管切開チューブなどの挿管デバイスが挿管された患者は、気管や気管支などに溜まった痰や唾液などを自力で排出することができない。したがって、介護者は、患者に挿管された挿管デバイスを通して吸引チューブを気管内に挿入し、痰などの異物を吸引する喀痰吸引作業を定期的に行う必要がある。この喀痰吸引作業は、昼夜を問わず一日に何度も必要であり、介護者にとって負担が大きい。
また、上述した喀痰吸引作業では、人工呼吸器が挿管デバイスから一旦取り外されるため、喀痰吸引作業中に患者に酸素が供給されず、患者が低酸素血症となる危険性がある。さらに、吸引チューブを気管内に挿入した際に、気道内膜を刺激し、炎症を生じさせる恐れがある。
このように、介護者が定期的に行う喀痰吸引作業は、介護者にとっても、患者にとっても負担が大きい。
これに対して、特許文献1及び2では、人工呼吸器に接続された気管切開チューブ内に、吸引器に接続された吸引チューブを別途設け、この吸引チューブを介して気管に溜まった痰などの異物を持続的に吸引する技術が提案されている。
特開2007−307185号公報 特開2011−156246号公報
このように、持続的に痰などの異物を吸引する吸引チューブが挿管デバイス内に設けられた場合、異物の吸引流量は、吸引チューブに接続された吸引ポンプなどの吸引器の性能によって決まる。また、一般的な吸引ポンプでは、一定の吸引圧力で吸引し続けるため、吸引流量を調整することはできない。
しかしながら、必要な吸引流量は、異物の粘性や、量などによって異なるため、不必要に大きな吸引流量で吸引を続けると、気管内の粘膜を傷付ける原因ともなり、患者への負担が大きい。したがって、吸引流量を容易に調整できる機構が望まれている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、吸引流量を容易に調整できる吸引コネクタ、及び、それを備えた気管チューブを提供することを目的とする。
本発明の吸引コネクタは、気管チューブ本体と人工呼吸器に連通する人工呼吸ラインとを接続する吸引コネクタであって、接続部と、吸引チューブと、流量調製部とを備える。接続部は、吸引器に連通する吸引ラインが接続される。吸引チューブは、接続部の吸引流路と連通する吸引流路を有し、気管チューブ本体内に挿入される。流量調整部では、接続部又は吸引チューブの吸引流路の流路面積の大きさを調整することにより、吸引流量が調整される。
本発明の気管チューブは、気管チューブ本体と、気管チューブ本体と人工呼吸器に連通する人工呼吸ラインとを接続する、上述の吸引コネクタとを備える。
本発明の吸引コネクタ及び気管チューブにおいて、「吸引流量」とは、単位時間当たりの吸引量である。
本発明では、吸引流路の流路面積の大きさを調整することにより、吸引可能な吸引流量が調整される。
本発明によれば、吸引流量を容易に調整できる吸引コネクタ及び気管チューブが得られる。
本発明の第1の実施形態に係る気管チューブを患者に装着したときの様子を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る気管チューブの断面構成図である。 流量調整部が形成される部分の拡大断面図である。 患者の気管内に気管チューブを挿入したときの状態を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る気管チューブの断面構成図である。 図6A〜図6Cは、調整部本体内部への押圧部の嵌入深さを変えた場合における流量調整部の様子を示した図である。
以下、本発明の吸引コネクタを実施するための形態について、図1〜図6を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。また、以下の説明では、気管切開型の気管チューブ(気管切開チューブ)に本発明の吸引コネクタを適用した場合を例に説明する。
《1.第1の実施形態》
〈1−1 気管チューブの構成〉
図1は、本発明の第1の実施形態に係る気管チューブ1を患者に装着したときの様子を示す図であり、図2は、本実施形態の気管チューブ1の断面構成図である。図1に示すように、気管チューブ1は、患者の気管を切開し、気管切開孔から気管チューブ1の一端を挿入し、気管7内に留置して用いられる。本実施形態の気管チューブ1は、図2に示すように、気管チューブ本体2と、接続アダプタ3と、固定板5と、カフ6と、カフ調整部8と、カフ側吸引部9と、吸引コネクタ11とを備える。
[気管チューブ本体、固定板、カフ、カフ調整部、カフ側吸引部]
まず、気管チューブ本体2、固定板5、カフ6、カフ調整部8及びカフ側吸引部9について説明する。
気管チューブ本体2は、両端が開口された円筒形状の管材で構成され、該部材の延材途中において所定の曲率で湾曲して形成されている。以下の説明では、気管チューブ本体2の湾曲した部分を、湾曲部45として説明する。気管チューブ本体2の一端は、後述する接続アダプタ3の第1接続部30に接続されている。一方、気管チューブ本体2の他端(以下、先端22)は、体内への挿入を容易にするためテーパー加工されている。
気管チューブ本体2は、使用時において、先端22側から気管7内に挿管され、先端22側の開口が肺側に向くように気管7内に留置される。一方、気管チューブ本体2の接続アダプタ3に接続される側の部分は体外に露出した状態になる。そして、気管チューブ本体2の孔は人工呼吸器により呼吸を確保する際の呼吸路44となる。
気管チューブ本体2の構成材料としては、例えば、シリコーン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、アクリル樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアミド(例えば、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン6・10、ナイロン12)のような各種樹脂を用いることができる。その中でも、成形が容易であるという点で、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ポリエステル、ポリ−(4−メチルペンテン−1)のような樹脂を用いることが好ましい。
固定板5は、平面形状が細長い形状である板状の部材で構成された固定板本体28と、固定板本体28と一体に形成された接着部29とを備える。固定板本体28の中央には、気管チューブ本体2を挿通可能な開口部28aが設けられている。また、接着部29は、固定板本体28の中央部において、固定板本体28の接続アダプタ3側の面の開口部28aを囲む位置に突出して設けられている。また、後述する空気注入用チューブ25及びカフ側吸引チューブ23が挿通する部分には接着部29は形成されていない。
固定板5は、気管チューブ本体2に接続された接続アダプタ3近傍に設けられる。そして、固定板5は、開口部28aを含む接着部29の内壁面と気管チューブ本体2の外壁面とが融着又は接着されることで気管チューブ本体2に固定される。また、固定板5は、例えば気管チューブ本体2と同様の材料で形成することができる。
固定板5は、気管チューブ1の装着時において、図1に示すように患者の皮膚表面に密着するように、図示しないテープなどによって固定される。これにより、気管チューブ1の位置が固定される。
カフ6は、可撓性を有するバルーン状の部材で構成されており、気管チューブ本体2の先端22側の一部の外壁面に、接着又は融着により気密的に固着して設けられている。カフ6は、空気注入用チューブ25を介して空気が注入されることで膨らむ。このため、気管チューブ本体2を気管7内部に挿管した後、カフ6を膨らませることにより、カフ6を患者の気管7内壁に密着させ、気管チューブ本体2を気管内に固定することができる。
カフ6の構成材料は特に限定されないが、例えば、軟質ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、シリコーン、またはこれらのうち任意の材料を混合した材料を用いることができる。
カフ調整部8は、パイロットバルーン26と、空気注入用チューブ25とで構成されている。パイロットバルーン26は可撓性を有する袋状の部材で構成され、一端には、パイロットバルーン26内への気体の流入は許容し、パイロットバルーン26からの気体の流出は許容しない逆止弁を有する空気注入孔26aが設けられている。また、パイロットバルーン26の他端には、空気注入用チューブ25が接続される接続部26bが設けられている。このパイロットバルーン26は、カフ6と同様の材料で形成することができる。
空気注入用チューブ25は、パイロットバルーン26の、逆止弁26aが形成される側とは反対側に形成された接続部26bに接続され、空気注入用チューブ25の内部がパイロットバルーン26の内部と連通するように設けられている。空気注入用チューブ25は、可撓性を有する細管で構成され、固定板5の開口部28aを挿通し、気管チューブ本体2に沿って設けられ、カフ6の内部に連通するように設けられている。すなわち、空気注入用チューブ25を介してカフ6とパイロットバルーン26とは連通する。したがって、パイロットバルーン26を指で押圧したときに、カフ6に掛かる圧を触感的に感知することができる。
カフ側吸引部9は、カフ側吸引コネクタ39と、カフ側吸引チューブ23とで構成されている。カフ側吸引コネクタ39は、カフ側吸引チューブ23の一端に設けられており、例えばシリンジなどに接続可能なコネクタである。カフ側吸引チューブ23は、空気注入用チューブ25と同様に可撓性を有する細管で構成され、固定板5の開口部28aを貫通し、気管チューブ本体2に沿って設けられている。
また、カフ側吸引チューブ23のカフ側吸引コネクタ39に接続される側とは反対側の端部は、カフ6の固定板5側の近傍に配置される。さらに、カフ側吸引チューブ23は、気管チューブ本体2の湾曲部45の外側、すなわち、気管チューブ本体2を気管7内に留置した場合に、患者の背側に配置されている。これにより、カフ側吸引部9では、カフ側吸引コネクタ39にシリンジを取り付けて吸引することで、患者の咽頭側からカフ6上部に溜まった唾液などの貯留物をシリンジ側に吸引することができる。
[吸引コネクタ]
次に、吸引コネクタ11について説明する。本実施形態の吸引コネクタ11は、接続アダプタ3と、吸引チューブ27と吸引ライン接続部47とで構成される吸引部46と、流量調整部10とを備える。なお、本実施形態では、吸引ライン接続部47と接続アダプタ3とにより、本発明の接続部が構成される。
接続アダプタ3は、一端に底部32を有し、他端が開口された円筒形状の第1部材17と、第1部材17の側面に設けられ、第1部材17の呼吸路19から分岐した呼吸路20を有する円筒形状の第2部材18とで構成されている。第1部材17の開口された端部は、気管チューブ本体2の他端に接続される第1接続部30となる。また、第1部材17の呼吸路19の径は気管チューブ本体2の他端の外径とほぼ同じ径に設定されている。これにより、気管チューブ本体2は第1接続部30内に嵌合接続され、第1接続部30の内壁面と気管チューブ本体2の外壁面とは気密に保持される。なお、第1接続部30と気管チューブ本体2は、コネクタを介して接続してもよい。また、第1部材17の底部32には、後述する吸引コネクタ11の吸引チューブ27が挿通される貫通孔33が設けられている。
第2部材18は、その軸心が第1部材17の軸心に垂直となるよう第1部材17の側面に設けられ、第1部材17の呼吸路19と第2部材18の呼吸路20は連通している。この第1部材17及び第2部材18は一体に形成されている。第2部材18の第1部材17側とは反対側の端部は、人工呼吸器に接続される人工呼吸ライン(図示せず)が接続される第2接続部31となる。
第2部材18では、第2接続部31側端部の呼吸路20aの径が、第1部材17側の呼吸路20bの径よりも大きく形成されている。これにより、第2部材18の内壁面には段差部21が形成される。したがって、人工呼吸器に接続された人工呼吸ラインを第2接続部31に接続するときは、人工呼吸ラインを、その端面が第2部材18の内壁面に形成された段差部21に当接するように差し込み、第2接続部31に嵌合接続することができる。これにより、人工呼吸ラインは、第2部材18の内壁面に形成された段差部21に係止される。第1部材17及び第2部材18からなる接続アダプタ3は、気管チューブ本体2と同様の材料で形成することができる。
吸引チューブ27は、可撓性を有するチューブであり、接続アダプタ3の底部32の貫通孔33から気管チューブ本体2の呼吸路44内に挿通される。吸引チューブ27の一端は、接続アダプタ3の底部32に形成された貫通孔33に挿通されて接続アダプタ3の底部32側に設けられた吸引ライン接続部47に接続されている。また、吸引チューブ27の他端(以下、先端48)は、気管チューブ本体2の湾曲部45よりも気管チューブ本体2の先端22側であり、かつ、気管チューブ本体2の先端22から露出しない位置に配置される。
吸引チューブ27は、可撓性を有するため、湾曲した気管チューブ本体2の形状に沿って呼吸路44内に配置される。そして、気管チューブ本体2の湾曲部45よりも気管チューブ本体2の先端22側に配置される部分では、吸引チューブ27は気管チューブ本体2の内壁面に接して配置される。
また、吸引チューブ27の先端48側の側壁には、微細小な通気孔36が設けられている。通気孔36が設けられることにより、吸引時に、吸引チューブ27内に乱流を発生させることができる。これにより、吸引抵抗が小さくなり、細管(吸引チューブ27)内への粘着性の異物の吸い込みが容易になる。
吸引ライン接続部47は、接続部本体12と軸挿入部24とを備える。接続部本体12は、吸引流路34を有する管状部材で構成される。接続部本体12の接続アダプタ3側とは反対側の先端は、吸引ポンプなどの吸引器に接続された吸引ライン(図示せず)への接続を容易にするため、先端にいくにつれて外径が段階的に小さくなるような階段状の形状を有する。軸挿入部24については後述する。
吸引ライン接続部47は、階段状の先端とは反対側の端部には吸引チューブ27が接続される。吸引ライン接続部47と吸引チューブ27との接続は、例えば、図2に示すように、吸引ライン接続部47の吸引流路34内に吸引チューブ27が挿入され、吸引ライン接続部47の内壁面に吸引チューブ27の外壁面を接着又は融着することによってなされる。これにより、吸引チューブ27内の吸引流路35と吸引ライン接続部47内の吸引流路34とが連通される。
そして、接続部本体12の軸挿入部24が設けられている部分から接続部本体12の接続アダプタ3側の端部までの領域を含む吸引チューブ27側の部分は、流量調整部10を構成する調整部本体13となる。
図3に流量調整部10が構成される部分の拡大断面図を示し、流量調整部10について説明する。図3に示すように、流量調整部10は、調整部本体13と、軸部15と、操作部16とを備える。
調整部本体13は、軸挿入部24を備える。軸挿入部24は、接続部本体12の側面から接続部本体12の軸心とは垂直方向に突出して形成され、接続部本体12の吸引流路34と連通した軸挿入孔14を有する。また、軸挿入部24の内壁面には、後述する軸部15の雄ネジ38に螺合する雌ネジ40が設けられている。
また、調整部本体13では、軸挿入部24から挿入される軸部15の先端15aと向かい合うように吸引流路34が屈曲している。これにより、軸部15が挿入される部分では、吸引流路34の断面積が、挿入される軸部15の外径の大きさにより変化する。
軸部15は、軸挿入部24に挿入可能な棒状の部材で構成されており、外壁面には、軸挿入部24の挿入孔に形成された雌ネジ40に螺合する雄ネジ38が形成されている。また、軸部15の吸引流路34側の先端15aの形状は、先端にいくにつれて外径が連続的に小さくなるようなテーパー形状に形成されている。
さらに、軸部15の先端15aと雄ネジ38が形成された部分との間の側壁面には、側壁面から外側に突出するリング状の弁部37が設けられている。弁部37の外径は、軸挿入孔14の内径よりも大きく形成されている。これにより、弁部37の外壁面と軸挿入孔14を画成する内壁面とが密着し、軸挿入孔14から吸引流路34内への気体の流入や、吸引流路34から軸挿入孔14側への気体の流出が防止される。
操作部16は、円盤状の部材で構成され、軸部15の先端15aとは反対側の端部に設けられている。操作部16と軸部15とは一体に形成されている。本実施形態では、軸部15をその先端15aから軸挿入孔14に挿入し、操作部16を回転操作することにより、軸部15の挿入深さを調整することができる。これにより、軸部15の先端15a位置を接続部本体12(調整部本体13)の吸引流路34内で変えることができ、吸引流路34の流路面積の大きさを変化させることができる。後で詳述するが、吸引流路34の流路面積の大きさを変化させることにより、吸引器を介して外部に吸引される異物の吸引流量を変えることができる。
また、本実施形態では、軸部15の先端15aがテーパー状に形成されているため、軸部15が挿入される部分において、軸部15の挿入長に応じた吸引流路34の断面積の変化を滑らかにすることができる。これにより、吸引流量を微小に調整することが可能となる。
〈1−2 気管チューブの使用方法〉
次に、上述した気管チューブ1の使用方法について説明する。図4は、患者の気管7内に気管チューブ1を挿入したときの状態を示す図である。
図4に示すように、気管チューブ1は、気管チューブ本体2の先端22から気管切開口に挿入され、気管7内に挿管される。そして、固定板5を、患者の皮膚表面に接した状態で固定することにより、気管チューブ本体2の先端22が肺側を向くように気管チューブ本体2の先端22側の部分が気管7内に留置される。また、気管チューブ本体2の先端22側の部分が気管7内に留置された状態で、パイロットバルーン26の空気注入孔26aから空気を注入し、カフ6を膨らませる。この結果、カフ6表面が気管7内壁に密着し、気管チューブ本体2の外壁面と気管7内壁との間の空間が閉塞すると共に、気管チューブ本体2の位置が気管7内で固定される。
気管チューブ1を患者に装着した状態で、接続アダプタ3の第2接続部31には、人工呼吸器に接続される人工呼吸ライン(図示せず)が接続され、吸引ライン接続部47には、吸引ポンプなどの吸引器に接続された吸引ライン(図示せず)が接続される。
そして、人工呼吸器により気管チューブ本体2の呼吸路44を介して人工的な呼吸が確保される。一方、吸引ライン接続部47に接続された吸引器は、吸引チューブ27内に所定の吸引圧力を印加する。これにより、吸引チューブ27内では持続的に陰圧が生じ、吸引チューブ27の先端48側の領域に貯留した痰や唾液などの異物が持続的に吸引器で吸引される。
本実施形態では、操作部16を回転して軸部15の挿入長を変えることにより、吸引流路34の流路面積の大きさを変化させることができる。吸引ライン接続部47に接続された外部の吸引器からは一定の吸引圧力が供給されているため、吸引流路34を狭くするにつれて、軸部15よりも気管チューブ本体2側に配置された吸引チューブ27内の吸引圧力が小さくなる。これにより、吸引流量が小さくなる。また、本実施形態では、軸部15の先端15aが吸引流路34内に挿入されない状態の場合に、吸引流量は最大となる。
このように、本実施形態では、吸引ライン接続部47に接続された外部の吸引器が一定の吸引圧力を供給し続ける場合にも、操作部16を回転して軸部15の挿入長の長さを変えることにより、随時、吸引流量を調整することが可能となる。本実施形態では、吸引流量を例えば5〜10mL/sの間で調整することで、適正な吸引を可能としている。
そして、本実施形態では、吸引コネクタ11の吸引流量を調整することが可能な流量調整部10が設けられるため、吸引ライン接続部47に接続される吸引器の吸引圧が施設毎に異なる場合にも、患者毎に適正な吸引流量に調整することができる。
また、吸引チューブ27は気管チューブ本体2の呼吸路44内に配置されるため、人工呼吸器から送出される吸気の一部は、痰などの異物と一緒に吸引チューブ27側に吸い込まれる。このため、持続的に痰などの吸引を行う場合、人工呼吸器から送出される吸気を必要以上に吸引器側に吸引してしまう恐れがある。これに対し、本実施形態では、患者毎に必要な吸引流量を容易に調整することができるため、安定した人工呼吸の確保と、異物の吸引が可能となる。これにより、喀痰作業の安全性の向上を図ることができる。
本実施形態では、接続部本体12の吸引流路34が、軸部15の先端と向かい合うように屈曲している。しかしながら、吸引流路34の形状はこれに限られるものではなく、接続部本体12内の吸引流路34は、接続アダプタ3側から先端側にかけて直線状に形成されてもよい。
《2.第2の実施形態》
次に、本発明の第2の実施形態に係る気管チューブについて説明する。図5は、本実施形態の気管チューブ70の概略断面構成図である。
〈2−1 気管チューブの構成〉
本実施形態の気管チューブ70は、吸引コネクタ71の流量調整部の構成が第1の実施形態と異なる。図5において、図2に対応する部分には同一符号を付し、重複説明を省略する。
本実施形態では、吸引コネクタ71は、接続アダプタ3と、吸引チューブ27と吸引ライン接続部51とで構成される吸引部52と、調整部本体53、弁体54及び操作部55で構成される流量調整部50とを備える。なお、本実施形態では、吸引ライン接続部51と、接続アダプタ3とにより、本発明の接続部が構成される。
吸引ライン接続部51は、吸引流路66を有する管状部材で構成される。吸引ライン接続部51の先端形状は吸引ポンプなどの吸引器に接続された吸引ラインに接続されるため、先端にいくにつれて外径が段階的に小さくなるような階段状である。
吸引ライン接続部51の、吸引ラインに接続される先端とは反対側の端部には吸引チューブ27が接続される。吸引ライン接続部51と吸引チューブ27との接続は、例えば、図5に示すように、吸引ライン接続部51の吸引流路66内に吸引チューブ27が挿入され、吸引ライン接続部51の内壁面に吸引チューブ27の外壁面を接着又は融着することによってなされる。これにより、吸引チューブ27内の吸引流路35と吸引ライン接続部51内の吸引流路66が連通される。
調整部本体53は、円筒形状の側壁部56と、側壁部56の一方の端部を閉じるように形成された底部57とを有する。側壁部56の外壁面には、後述する操作部55に形成された雌ネジ64に螺合する雄ネジ58が形成されている。底部57の中心には、吸引チューブ27が挿通される貫通孔59が形成されている。この貫通孔59は、吸引チューブ27を閉塞しない程度の大きさに形成されている。調整部本体53は、その底部57が接続アダプタ3の底部32に接し、接続アダプタ3の底部32に形成された貫通孔33と調整部本体53の底部57に形成された貫通孔59が同軸上となるように配置されている。
弁体54は、円柱形状の弾性部材で構成されており、中心部には、軸心に平行な方向に形成され、吸引チューブ27が挿通されるように形成された貫通孔65が形成されている。この貫通孔65の径は、吸引チューブ27が挿通されたとき、吸引チューブ27を閉塞しない大きさに形成され、例えば、吸引チューブ27の外径とほぼ同じ径に設定されている。
また、弁体54の外径は、調整部本体53の側壁部56の内径とほぼ同じ径に設定されており、弁体54の軸心方向に平行な方向の高さは、調整部本体53の側壁部56の高さよりも小さく、例えば、側壁部56の高さの半分程度に設定されている。このような弁体54は、一方の底面が、調整部本体53の底部57に接するように、調整部本体53内部に収容されている。このとき、弁体54の貫通孔65と、調整部本体53の底部57に形成された貫通孔59は同軸上配置される。
弁体54の形成材料としては、弾性を有する材料であればよく、例えば、天然ゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、シリコーンゴム、イソブチレンゴムのような各種ゴム材料や、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、あるいはそれらの混合物等の弾性材料を用いることができる。
操作部55は、円筒形状の把持部60と、把持部60の一方の端部を閉じるように設けられた底部61と、底部61の把持部60が設けられた側の面の中央部に設けられた円柱形状の押圧部62とを有する。把持部60は、内径が調整部本体53の側壁部56の外径よりも若干大きく設定されており、把持部60の内壁面には、調整部本体53の側壁部56の外壁面に設けられた雄ネジ58に螺合する雌ネジ64が設けられている。
操作部55の底部61及び押圧部62の中心部には、吸引チューブ27が挿通される貫通孔63が設けられている。この貫通孔63は、押圧部62の軸心と同軸上に設けられている。また、貫通孔63の径は、吸引チューブ27が挿通されたときに吸引チューブ27を閉塞しない大きさに設定されており、例えば、吸引チューブ27の外径とほぼ同じ径に設定されている。また、押圧部62の直径は、調整部本体53の側壁部56の内径よりも若干小さい径に設定されている。これにより、押圧部62は、調整部本体53の側壁部56内部に嵌入可能である。
さらに、押圧部62の、軸心方向に平行な方向の高さは、押圧部62が調整部本体53に嵌入した時に弁体54を押圧できる程度の高さであればよく、本実施形態では、把持部60の開口端側の端面と押圧部62の端面がほぼ同じ高さに設定されている。
操作部55は、押圧部62の端面が弁体54に対向するように調整部本体53上部に配置され、調整部本体53と螺合して接続される。このとき、操作部55に設けられた貫通孔63は、弁体54の貫通孔65、及び、調整部本体53の底部57に形成された貫通孔59と、同軸上に位置する。
以上の構成を有する流量調整部50は、吸引ライン接続部51と接続アダプタ3との間に設けられ、吸引チューブ27は、流量調整部50を構成する操作部55、弁体54及び調整部本体53のそれぞれの貫通孔63,65,59に挿通されると共に、接続アダプタ3及び気管チューブ本体2内部に挿通される。操作部55では、把持部60を把持して操作部55を回転させることにより、調整部本体53内部への押圧部62の嵌入深さを変えることができる。押圧部62が調整部本体53内部に嵌入されるにしたがって、弁体54は圧縮されるため、弁体54の貫通孔63の径が小さくなり、これに伴ってその貫通孔63内の吸引チューブ27が押しつぶされる。これにより、吸引チューブ27内の吸引流路35の流路面積が変化する。
〈2−2 使用方法〉
本実施形態の気管チューブ70も、第1の実施形態と同様にして気管7内に留置される。そして、接続アダプタ3の第2接続部31に人工呼吸器に接続された人工呼吸ラインを接続することで、患者の人工的な呼吸が確保される。また、吸引ライン接続部51に吸引器に接続された吸引ラインを接続することで、気管チューブ本体2の先端22側の体内領域に貯留した痰などの異物の吸引を持続的に行うことができる。
そして、本実施形態では、吸引コネクタ71において、操作部55を回転させて弁体54内の吸引チューブ27の径を変えることにより、吸引流量を変えることができる。図6A〜図6Cを用いて、本実施形態の気管チューブ70における吸引流量の調整方法について説明する。
図6A〜図6Cは、調整部本体53内部への押圧部62の嵌入深さを変えた場合における流量調整部50の様子を示した図である。図6Aは、調整部本体53内部への押圧部62の嵌入が浅く、押圧部62が弁体54を押圧しない場合の図である。図6Aに示すように、押圧部62が弁体54を押圧しない場合は、弁体54の貫通孔65は、吸引チューブ27を閉塞しない程度の径に設定されているため、吸引チューブ27は元の形状を保持している。
この場合は、吸引チューブ27内の吸引流路35の流路面積は最大となる。この状態では、本実施形態の吸引コネクタ71における吸引流量は最大となる。
図6Bは、図6Aの状態から、操作部55を回転させて押圧部62の調整部本体53内部への嵌入深さを深くし、押圧部62が弁体54を所定の圧力で押圧する場合の図である。図6Bに示すように、押圧部62が弁体54を押圧すると、弁体54の貫通孔65の径が狭まる。これにより、吸引チューブ27が押しつぶされ、弁体54の貫通孔65内にある吸引チューブ27の吸引流路35が狭まる。
この場合には、弁体54よりも気管チューブ本体2側に位置する吸引チューブ27内の吸引圧力が、吸引ライン接続部51の先端における吸引圧力よりも小さくなる。すなわち、吸引チューブ27の先端48における吸引圧力が小さくなるため、図6Aのときと比較して、吸引チューブ27から吸引器側への吸引流量が小さくなる。
図6Cは、図6Bの状態から、操作部55の回転が止まるまでさらに操作部55を回転させたときの図である。図6Cに示すように、操作部55の回転が止まるまで操作部55を回転させた場合には、押圧部62に押圧された弁体54がさらに圧縮されるため、弁体54に形成された貫通孔63が閉塞する。これにより、弁体54の貫通孔63内にある吸引チューブ27も閉塞され、異物の吸引を停止することができる。
このように、操作部55を回転させて押圧部62の調整部本体53への嵌入深さを変えることにより、弁体54の貫通孔65内にある吸引チューブ27の吸引流路35の面積を調整することができる。そして、本実施形態においても、吸引流路35の流路面積を変化させることにより、流量調整部50よりも気管チューブ本体2側にある吸引チューブ27内の吸引圧力を変化させることができるため、外部に吸引される異物の吸引流量を変えることができる。
以上、本発明の吸引コネクタの実施形態について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明の吸引コネクタは、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の実施形態が可能である。
上述した第1及び第2の実施形態では、吸引チューブの先端側に通気孔が形成されているが、通気孔は形成されなくてもよい。さらに、本実施形態では、吸引チューブの先端は、気管チューブ本体の先端から露出しない位置とされているが、露出するように設けられていてもよい。本実施形態のように、吸引チューブの先端が気管チューブ本体の先端から露出しないような長さに設定することにより、吸引チューブの先端が気管内壁を刺激するのを防ぐことができ、その刺激によって起こる痰の発生を抑制することができる。
また、上述した実施の形態では、吸引コネクタを気管切開チューブに適用する場合を例に説明したが、本発明の吸引コネクタは、患者の口から気管内に挿管され、人工呼吸器に接続される気管内チューブに適用することも可能である。本発明の吸引コネクタを気管内チューブに適用する場合には、接続アダプタ3の第1接続部30に、気管内用の気管チューブ本体2を接続すればよい。
1・・・気管チューブ、2・・・気管チューブ本体、3・・・接続アダプタ、5・・・固定板、6・・・カフ、8・・・カフ調整部、9・・・カフ側吸引部、10・・・流量調整部、11・・・吸引コネクタ、13・・・調整部本体、14・・・軸挿入孔、15・・・軸部、16・・・操作部、17・・・第1部材、18・・・第2部材、21・・・段差部、22・・・先端、23・・・カフ側吸引チューブ、24・・・軸挿入部、25・・・空気注入用チューブ、26・・・パイロットバルーン、26a・・・空気注入孔、26b・・・接続部、27・・・吸引チューブ、28・・・固定板本体、29・・・接着部、30・・・第1接続部、31・・・第2接続部、34,35・・・吸引流路、36・・・通気孔、37・・・弁部、39・・・カフ側吸引コネクタ、44・・・呼吸路、45・・・湾曲部、46・・・吸引部、47・・・吸引コネクタ、48・・・先端、50・・・流量調整部、51・・・吸引ライン接続部、52・・・吸引部、53・・・調整部本体、54・・・弁体、55・・・操作部、56・・・側壁部、60・・・把持部、62・・・押圧部、66・・・吸引流路、70・・・気管チューブ、71・・・吸引コネクタ

Claims (8)

  1. 気管チューブ本体と人工呼吸器に連通する人工呼吸ラインとを接続する吸引コネクタであって、
    吸引器に連通する吸引ラインが接続される接続部と、
    前記接続部の吸引流路と連通する吸引流路を有し、かつ前記気管チューブ本体内に挿入される吸引チューブと、
    前記接続部又は吸引チューブの吸引流路の流路面積の大きさを調整することにより、吸引流量を調整する流量調整部と、
    を備えることを特徴とする吸引コネクタ。
  2. 更に、前記接続部は、前記気管チューブ本体が接続される第1接続部と、前記第1接続部に連通する呼吸路を有し、かつ前記人工呼吸ラインが接続される第2接続部と、
    を備える請求項1に記載の吸引コネクタ。
  3. 前記流量調整部は、前記接続部の吸引流路に連通する軸挿入孔が形成された軸挿入部と、前記軸挿入部から前記接続部の吸引流路内に挿入可能である軸部と、を備え、
    前記軸部の先端位置を変えることにより前記接続部の吸引流路の流路面積の大きさを調整する
    請求項1に記載の吸引コネクタ。
  4. 前記軸部は、前記接続部の吸引流路内に挿入される側の先端形状が、テーパー状に形成されている
    請求項3に記載の吸引コネクタ。
  5. 前記軸部は、外壁面に、前記軸挿入部の軸挿入孔を画成する内壁面と密着する弁部を備える
    請求項3に記載された吸引コネクタ。
  6. 前記流量調整部は、弾性部材で形成され、前記吸引チューブが挿通された貫通孔を有する弁体と、前記弁体を変形させる操作部と、を備え、
    前記弁体を変形させることにより、前記吸引チューブの前記貫通孔に挿通した部分の外形を変化させ、前記吸引チューブの吸引流路の流路面積の大きさを調整する
    請求項1に記載の吸引コネクタ。
  7. 前記操作部は、前記弁体を押圧して変形させる押圧部を備える
    請求項6に記載の吸引コネクタ。
  8. 気管チューブ本体と、
    前記気管チューブ本体と人工呼吸器に連通する人工呼吸ラインとを接続する吸引コネクタと、を備え、
    前記吸引コネクタは、吸引器に連通する吸引ラインが接続される接続部と、前記接続部の吸引流路と連通する吸引流路を有し、かつ前記気管チューブ本体内に挿入される吸引チューブと、前記接続部又は吸引チューブの吸引流路の流路面積の大きさを調整することにより、吸引流量を調整する流量調整部と、
    を備えることを特徴とする気管チューブ。
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