JPWO2013133287A1 - 除草組成物 - Google Patents

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Abstract

幅広い殺草スペクトルを持ち、高活性な除草組成物を提供する。(A)ピリデート又はその塩と、(B)フラザスルフロン、ニコスルフロン、トリフロキシスルフロン、クロリムロン及びそのアルキルエステル、ハロスルフロン及びそのアルキルエステル並びにそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1種のスルホニルウレア系化合物との相乗有効量を含有する除草組成物。

Description

本発明は、除草組成物及び望ましくない植物の防除方法に関する。
特許文献1には、ニコスルフロンと、一定の公知除草剤とを含有する除草剤組成物が開示されており、当該公知除草剤の一例としてピリデートが記載されている。
しかしながら、(A)ピリデート又はその塩と、(B)フラザスルフロン、ニコスルフロン、トリフロキシスルフロン、クロリムロン及びそのアルキルエステル、ハロスルフロン及びそのアルキルエステル並びにそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1種のスルホニルウレア系化合物の相乗有効量を含有する除草組成物が相乗的な除草効果を発揮することは知られていない。
中国特許出願公開第1425297号明細書
現在、数多くの除草組成物が開発され使用されているが、防除の対象となる雑草を始めとする望ましくない植物は、種類も多い。また、除草剤に対する感受性が低下した望ましくない植物(抵抗性雑草)が出現したりして、ある施用場面では、実用上、不十分な効果しか示さないこともある。本発明の目的はより幅広い殺草スペクトルを持ち、高活性な除草組成物を提供すること、それらを用いた望ましくない植物を防除又はその生育を抑制する方法を提供することである。また、除草剤に対する感受性が低下した望ましくない植物を防除する方法を提供することである。
(A)ピリデート(pyridate)又はその塩と、(B)フラザスルフロン(flazasulfuron)、ニコスルフロン(nicosulfuron)、トリフロキシスルフロン(trifloxysulfuron)、クロリムロン(chlorimuron)及びそのアルキルエステル、ハロスルフロン(halosulfuron)及びそのアルキルエステル並びにそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1種のスルホニルウレア系化合物又はその塩とを組合せることにより、幅広い殺草スペクトルを持ち、高活性な除草組成物を提供することができる。
即ち本発明は、(A)ピリデート又はその塩(以下化合物Aと略す)と、(B)フラザスルフロン、ニコスルフロン、トリフロキシスルフロン、クロリムロン及びそのアルキルエステル、ハロスルフロン及びそのアルキルエステル及びそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1種のスルホニルウレア系化合物(以下化合物Bと略す)との相乗有効量を含有する除草組成物に関する。また本発明は、前記除草組成物を望ましくない植物又はそれらが生育する場所に相乗有効量となるように施用し、望ましくない植物を防除又はその生育を抑制する方法に関する。さらに本発明は、化合物Aの除草有効量をヒメクグ又はヒメクグが生育する場所に施用し、ヒメクグを防除又はその生育を抑制する方法に関する。
本発明により、幅広い殺草スペクトルを持ち、高活性な相乗的除草組成物を提供することができる。
本発明の除草組成物は、農耕地又は非農耕地に発生する広範囲の望ましくない植物を防除できる。その除草活性は、意外にも、それぞれ単独の除草活性が単に相加的に加えられる以上の効果、即ち相乗効果を奏する。このような本発明の除草組成物は、各薬剤を単独で施用する場合に比し低薬量で施用できるため、施用地域又はその周辺への環境負荷の軽減にも有効である。
2種の有効成分を組み合わせた場合の除草活性が、その2種の有効成分各々の除草活性の単純な合計(期待される活性)よりも大きくなる場合、これを相乗効果という。2種の有効成分の組合せにより期待される活性は、次のようにして計算することができる(Colby S.R.、「Weed」15巻、20〜22頁、1967年を参照)。
E=(α+β)−(αβ)/100
ただし式中、
α=除草剤X をx g/haの量で処理した時の生育抑制率
β=除草剤Y をy g/haの量で処理した時の生育抑制率
E=除草剤X をx g/ha及び除草剤Y をy g/haの量で処理した時に期待される生育抑制率
すなわち、実際の生育抑制率(実測値)が上記計算による生育抑制率(計算値)より大きい場合には、組合せによる活性は相乗効果を示すということができる。本発明の除草組成物は、上記式で計算した場合、相乗効果を示す。
化合物A中、ピリデート(一般名)はO−6−クロロ−3−フェニルピリダジン−4−イル S−オクチルチオカーボネートである。
化合物B中、フラザスルフロン(一般名)は1−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−3−(3−トリフルオロメチル−2−ピリジルスルホニル)ウレアであり、ニコスルフロン(一般名)は2−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−N,N−ジメチルニコチンアミドであり、トリフロキシスルフロン(一般名)は1−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−3−[3−(2,2,2)−トリフルオロエトキシ)−2−ピリジルスルホニル]ウレアであり、クロリムロン(一般名)は2−(4−クロロ−6−メトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)ベンゾイックアシッドであり、ハロスルフロン(一般名)は3−クロロ−5−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−1−メチルピラゾール−4−カルボキシリックアシッドである。
化合物A又は化合物Bに含まれる塩としては、農業上許容されるものであればいずれのものでもよいが、例えばナトリウム塩、カリウム塩のようなアルカリ金属塩;マグネシウム塩、カルシウム塩のようなアルカリ土類金属塩;モノメチルアンモニウム塩、ジメチルアンモニウム塩、トリエチルアンモニウム塩のようなアンモニウム塩;塩酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、硝酸塩のような無機酸塩;酢酸塩、メタンスルホン酸塩のような有機酸塩;などが挙げられる。
化合物Aと化合物Bとの混合比率は、製剤形態、気象条件、防除対象雑草の種類や生育状況などに応じ適宜調整する必要があり一概に定めることはできないが、双方を組み合わせたときに、相乗効果が発現される各々の有効量(相乗有効量)となる混合比率とするのが好ましく、例えば重量比で500:1〜1:2.5、望ましくは200:1〜0.75:1である。
化合物Bがフラザスルフロン又はその塩である場合、化合物Aと化合物Bとの混合比率は、例えば重量比で500:1〜1.3:1、望ましくは150:1〜6:1である。
化合物Bがニコスルフロン又はその塩である場合、化合物Aと化合物Bとの混合比率は、例えば重量比で500:1〜2:1、望ましくは200:1〜3:1、特に望ましくは50:1〜3:1である。
化合物Bがトリフロキシスルフロン又はその塩である場合、化合物Aと化合物Bとの混合比率は、例えば重量比で500:1〜2:1、望ましくは150:1〜3:1である。
化合物Bがクロリムロン又はそのアルキルエステルである場合、化合物Aと化合物Bとの混合比率は、例えば重量比で500:1〜1.3:1、望ましくは60:1〜3:1である。
化合物Bがハロスルフロン又はそのアルキルエステルである場合、化合物Aと化合物Bとの混合比率は、例えば重量比で50:1〜1:2.5、望ましくは20:1〜0.8:1である。
化合物Aと化合物Bの施用量は、化合物Aと化合物Bの混合比率、製剤形態、気象条件、防除対象雑草の種類や生育状況などに応じ適宜調整する必要があり一概に定めることはできないが、相乗効果が発現される各々の有効量(相乗有効量)となる施用量とするのが好ましく、例えば化合物Aは200〜5000g/ha、望ましくは300〜3000g/haであり、化合物Bは10〜500g/ha、望ましくは15〜400g/haである。
化合物Bがフラザスルフロン又はその塩である場合、化合物Aは200〜5000g/ha、望ましくは300〜3000g/haであり、化合物Bは10〜150g/ha、望ましくは20〜50g/haである。
化合物Bがニコスルフロン又はその塩である場合、化合物Aは200〜5000g/ha、望ましくは300〜3000g/haであり、化合物Bは10〜100g/ha、望ましくは15〜100g/haである。
化合物Bがトリフロキシスルフロン又はその塩である場合、化合物Aは200〜5000g/ha、望ましくは300〜3000g/haであり、化合物Bは10〜100g/ha、望ましくは20〜100g/haである。
化合物Bがクロリムロン又はそのアルキルエステルである場合、化合物Aは200〜5000g/ha、望ましくは300〜3000g/haであり、化合物Bは10〜150g/ha、望ましくは50〜100g/haである。
化合物Bがハロスルフロン又はそのアルキルエステルである場合、化合物Aは200〜5000g/ha、望ましくは300〜3000g/haであり、化合物Bは100〜500g/ha、望ましくは150〜400g/haである。
本発明の除草組成物の施用は、望ましくない植物への施用又はそれらが生育する場所への施用のいずれでもよい。また、望ましくない植物の発生前後いずれの時期に施用してもよい。そして、土壌処理、茎葉処理、灌水処理、湛水処理のような種々の散布形態を選択することができ、畑地、果樹園、水田等の農耕地、或いは畦畔、休耕田、運動場、ゴルフ場、空き地、森林、工場敷地、線路脇、道路脇等の非農耕地への適用が可能である。
本発明の除草組成物は、一年生雑草や多年生雑草などの広範囲の雑草を防除することができる。具体的には、例えばヒメクグ(green kyllinga(Kyllinga brevifolia Rottb. var. leiolepis))、ハマスゲ(purple nutsedge (Cyperus rotundus L.))、カヤツリグサ(amur cyperus(Cyperus microiria Steud.))のようなカヤツリグサ科雑草(cyperaceae);イヌビエ(barnyardgrass (Echinochloa crus-galli L.、Echinochloa oryzicola vasing.))、メヒシバ(summer grass, Digitaria ciliaris (Retz.) Koeler、crabgrass (Digitaria sanguinalis (L.) Scop.、Digitaria ischaemum Muhl. 、Digitaria adscendens Henr. 、Digitaria microbachne Henr. 、Digitaria horizontalis Willd.))、エノコログサ(green foxtail (Setaria viridis L.))、オヒシバ(goosegrass (Eleusine indica L.))、セイバンモロコシ(johnsongrass (Sorghum halepense L.))、スズメノカタビラ(annual bluegrass (Poa annua L.))、キビ(panic grasses (Panicum spp.))、ギニアキビ(guineagrass (Panicum maximum Jacq.))、ブラキャリア(marmeladegrass、signalgrass (Brachiaria spp.))、ブラキャリアデコンベンス(surinam grass (Brachiaria decumbens Stapf.))、スズメノヒエ(paspalum (Paspalum spp.))、チガヤ(Imperata cylindrica (L.) P.Beauv.)、ススキ(Miscanthus sinensis Anderss.)、メリケンカルカヤ(Andropogon virginicus L.)のようなイネ科雑草(gramineae);オオイヌノフグリ(persian speedwell (Veronica persica Poir.))、タチイヌノフグリ(corn speedwell(Veronica arvensis L.))、ムラサキサギゴケ(Mazus miquelii Makino.)のようなゴマノハグサ科雑草(scrophulariaceae);ノボロギク(Senecio vulgaris L.)、ノゲシ(Sonchus oleraceus L.)、ウラジロチチコグサ(Gnaphalium spicatum Lam.)、ハハコグサ(Gnaphalium affine D.Don)、オオアレチノギク(Conyza sumatrensis Walker)、ブタナ(Hypochoeris radicata L.)、ヨモギ(Artemisia indica var. maximowiczii)、ニガナ(Ixeris dentata (Thunb.) Nakai.)、センダングサ(beggarticks (Bidens spp.))、アレチノギク(hairy fleabane(Conyza bonariensis (L.) Cronq.))、ヒメムカシヨモギ(horseweed (Erigeron canadensis L.))、セイヨウタンポポ(dandelion (Taraxacum officinale Weber))、オナモミ(common cocklebur (Xanthium strumarium L.))のようなキク科雑草(compositae);ヤハズソウ(Lespedeza striata (Thunb.) Hook. et Arn.)、コメツブウマゴヤシ(Medicago lupulina L.)、カラスノエンドウ(Vicia sativa subsp. nigra)、シロツメクサ(white clover (Trifolium repens L.))のようなマメ科雑草(leguminosae);オランダミミナグサ(sticky chickweed (Cerastium glomeratum Thuill.))、ハコベ(common chickweed (Stellaria media L.))のようなナデシコ科雑草(caryophyllaceae);コニシキソウ(Euphorbia supina Raf.)、シマニシキソウ(garden spurge (Euphorbia hirta L.))、エノキグサ(threeseeded copperleaf (Acalypha australis L.))のようなトウダイグサ科雑草(euphorbiaceae);オオバコ(asiatic plantain(Plantago asiatica L.))のようなオオバコ科雑草(plantaginaceae);カタバミ(creeping woodsorrel(Oxalis corniculata L.))のようなカタバミ科雑草(oxalidaceae);チドメグサ(lawn pennywort(Hydrocotyle sibthorpioides Lam.))のようなセリ科雑草(apiaceae);スミレ(violet(Viola mandshurica W. Becker))のようなスミレ科雑草(violaceae);ニワゼキショウ(blue−eyedgrass(Sisyrinchium rosulatum Bicknell))のようなアヤメ科雑草(iridaceae);アメリカフウロ(carolina geranium(Geranium carolinianum L.))のようなフウロソウ科雑草(geraniaceae);ヒメオドリコソウ(purple deadnettle(Lamium purpureum L.))、ホトケノザ(henbit (Lamium amplexicaule L.))のようなシソ科雑草(labiatae);イチビ(velvetleaf (Abutilon theophrasti MEDIC.))、アメリカキンゴジカ(prickly sida (Sida spinosa L.))のようなアオイ科雑草(malvaceae);マルバアサガオ(tall morningglory (Ipomoea purpurea L.))、セイヨウヒルガオ(field bindweed (Convolvulus arvensis L.))のようなヒルガオ科雑草(convolvulaceae);シロザ(common lambsquarters (Chenopodium album L.))のようなアカザ科雑草(chenopodiaceae);スベリヒユ(common purslane (Portulaca oleracea L.))のようなスベリヒユ科雑草(portulacaceae);アオゲイトウ(redroot pigweed (Amaranthus retroflexus L.))のようなヒユ科雑草(amaranthaceae);イヌホオズキ(black nightshade (Solanum nigrum L.))のようなナス科雑草(solanaceae);オオイヌタデ(spotted knotweed (Polygonum lapathifolium L.))、サナエタデ(green smartweed (Polygonum scabrum MOENCH))のようなタデ科雑草(polygonaceeae);タネツケバナ(flexuous bittercress (Cardamine flexuosa WITH.))のようなアブラナ科雑草(cruciferae);などが挙げられる。
本発明の除草組成物は実用場面で非常に有用なものである。例えば、本発明の除草組成物は顕著な相乗効果を奏し、化合物A及び化合物Bそれぞれの施用量が少量であっても良好な除草活性を奏することから、周辺環境に与える影響が抑えられる。また、本発明の除草組成物は、各薬剤を単独で施用する場合に比し、有用作物に対する薬害を軽減する場合がある。また、化合物A、化合物Bそれぞれ単独で施用する場合に比して除草効果の持続性の長い、即ち、残効性を持った除草組成物が提供できる場合がある。
さらに、本発明の除草組成物は、例えばカヤツリグサ科雑草に高い防除効果を示したり、広葉雑草に高い防除効果を示したり、或は多年生イネ科雑草の生育を抑制したりするなどの利点を有する。
その上、本発明の除草組成物は、除草剤に対する感受性が低下した望ましくない植物(以下単に感受性が低下した雑草ともいう)を防除又はその生育を抑制する上でも優れた効果を奏する。該除草剤としては、例えばスルホニルウレア系化合物を始めとするALS(アセト乳酸合成酵素)阻害剤などが挙げられる。この感受性が低下した雑草の一例としては、ヒメクグなどが挙げられる。また本発明の除草組成物は、前述の感受性が低下したヒメクグのみならず、それ以外の感受性が低下した雑草を防除又はその生育を抑制する上で優れた効果を奏することもある。
本発明の除草組成物は、更に他の除草性化合物を混用することができ、これにより適用草種の範囲、薬剤処理の時期、除草活性等を、より好ましい方向へ改良できる場合がある。当該他の除草有効成分(一般名など)としては、以下のものなどが挙げられるが、特に記載がない場合であってもこれら化合物に塩、アルキルエステル、水和物、異なる結晶形態、各種構造異性体等が存在する場合は、当然それらも含まれる。
(1)2,4−D、2,4−Dブトチル(2,4-D-butotyl)、2,4−Dブチル(2,4-D-butyl)、2,4−Dジメチルアンモニウム(2,4-D-dimethylammonimum)、2,4−Dジオールアミン(2,4-D-diolamine)、2,4−Dエチル(2,4-D-ethyl)、2,4−D−2−エチルヘキシル(2,4-D-2-ethylhexyl)、2,4−Dイソブチル(2,4-D-isobutyl)、2,4−Dイソオクチル(2,4-D-isoctyl)、2,4−Dイソプロピル(2,4-D-isopropyl)、2,4−Dイソプロピルアンモニウム(2,4-D-isopropylammonium)、2,4−Dナトリウム(2,4-D-sodium)、2,4−Dイソプロパノールアンモニウム(2,4-D-isopropanolammonium)、2,4−Dトロールアミン(2,4-D-trolamine)、2,4−DB、2,4−DBブチル(2,4-DB-butyl)、2,4−DBジメチルアンモニウム(2,4-DB-dimethylammonium)、2,4−DBイソオクチル(2,4-DB-isoctyl)、2,4−DBカリウム(2,4-DB-potassium)、2,4−DBナトリウム(2,4-DB-sodium)、ジクロロプロップ(dichlorprop)、ジクロロプロップブトチル(dichlorprop-butotyl)、ジクロロプロップジメチルアンモニウム(dichlorprop-dimethylammonium)、ジクロロプロップイソオクチル(dichlorprop-isoctyl)、ジクロロプロップカリウム(dichlorprop-potassium)、ジクロロプロップ−P(dichlorprop-P)、ジクロロプロップ−Pジメチルアンモニウム(dichlorprop-P-dimethylammonium)、ジクロロプロップ−Pカリウム(dichlorprop-P-potassium)、ジクロロプロップ−Pナトリウム(dichlorprop-P-sodium)、MCPA、MCPAブトチル(MCPA-butotyl)、MCPAジメチルアンモニウム(MCPA-dimethylammonium)、MCPA−2−エチルヘキシル(MCPA-2-ethylhexyl)、MCPAカリウム(MCPA-potassium)、MCPAナトリウム(MCPA-sodium)、MCPAチオエチル(MCPA-thioethyl)、MCPB、MCPBエチル(MCPB-ethyl)、MCPBナトリウム(MCPB-sodium)、メコプロップ(mecoprop)、メコプロップブトチル(mecoprop-butotyl)、メコプロップナトリウム(mecoprop-sodium)、メコプロップ−P(mecoprop-P)、メコプロップ−Pブトチル(mecoprop-P-butotyl)、メコプロップ−Pジメチルアンモニウム(mecoprop-P-dimethylammonium)、メコプロップ−P−2−エチルヘキシル(mecoprop-P-2-ethylhexyl)、メコプロップ−Pカリウム(mecoprop-P-potassium)、ナプロアニリド(naproanilide)、クロメプロップ(clomeprop)のようなフェノキシ系;2,3,6−TBA、ジカンバ(dicamba)、ジカンバブトチル(dicamba-butotyl)、ジカンバジグリコールアミン(dicamba-diglycolamine)、ジカンバジメチルアンモニウム(dicamba-dimethylammonium)、ジカンバジオールアミン(dicamba-diolamine)、ジカンバイソプロピルアンモニウム(dicamba-isopropylammonium)、ジカンバカリウム(dicamba-potassium)、ジカンバナトリウム(dicamba-sodium)、ジクロベニル(dichlobenil)、ピクロラム(picloram)、ピクロラムジメチルアンモニウム(picloram-dimethylammonium)、ピクロラムイソオクチル(picloram-isoctyl)、ピクロラムカリウム(picloram-potassium)、ピクロラムトリイソプロパノールアンモニウム(picloram-triisopropanolammonium)、ピクロラムトリイソプロピルアンモニウム(picloram-triisopropylammonium)、ピクロラムトロールアミン(picloram-trolamine)、トリクロピル(triclopyr)、トリクロピルブトチル(triclopyr-butotyl)、トリクロピルトリエチルアンモニウム(triclopyr-triethylammonium)、クロピラリド(clopyralid)、クロピラリドオールアミン(clopyralid-olamine)、クロピラリドカリウム(clopyralid-potassium)、クロピラリドトリイソプロパノールアンモニウム(clopyralid-triisopropanolammonium)、アミノピラリド(aminopyralid)のような芳香族カルボン酸系;その他ナプタラム(naptalam)、ナプタラムナトリウム(naptalam-sodium)、ベナゾリン(benazolin)、ベナゾリンエチル(benazolin-ethyl)、キンクロラック(quinclorac)、キンメラック(quinmerac)、ダイフルフェンゾピル(diflufenzopyr)、ダイフルフェンゾピルナトリウム(diflufenzopyr-sodium)、フルロキシピル(fluroxypyr)、フルロキシピル−2−ブトキシ−1−メチルエチル(fluroxypyr-2-butoxy-1-methylethyl)、フルロキシピルメプチル(fluroxypyr-meptyl)、クロロフルレノール(chlorflurenol)、クロロフルレノールメチル(chlorflurenol-methyl)、アミノシクロピラクロール(aminocyclopyrachlor)、アミノシクロピラクロールメチル(aminocyclopyrachlor-methyl)、アミノシクロピラクロールカリウム(aminocyclopyrachlor-potassium)などのように植物のホルモン作用を攪乱することで除草効力を示すとされているもの。
(2)クロロトルロン(chlorotoluron)、ジウロン(diuron)、フルオメツロン(fluometuron)、リニュロン(linuron)、イソプロチュロン(isoproturon)、メトベンズロン(metobenzuron)、テブチウロン(tebuthiuron)、ジメフロン(dimefuron)、イソウロン(isouron)、カルブチレート(karbutilate)、メタベンズチアズロン(methabenzthiazuron)、メトクスロン(metoxuron)、モノリニュロン(monolinuron)、ネブロン(neburon)、シデュロン(siduron)、ターブメトン(terbumeton)、トリエタジン(trietazine)、メトブロムロン(metobromuron)のような尿素系;シマジン(simazine)、アトラジン(atrazine)、アトラトン(atratone)、シメトリン(simetryn)、プロメトリン(prometryn)、ジメタメトリン(dimethametryn)、ヘキサジノン(hexazinone)、メトリブジン(metribuzin)、シアナジン(cyanazine)、アメトリン(ametryn)、シブトリン(cybutryne)、トリアジフラム(triaziflam)、インダジフラム(indaziflam)、ターブトリン(terbutryn)、プロパジン(propazine)、メタミトロン(metamitron)、プロメトン(prometon)のようなトリアジン系;ブロマシル(bromacil)、ブロマシルリチウム(bromacyl-lithium)、レナシル(lenacil)、ターバシル(terbacil)のようなウラシル系;プロパニル(propanil)、シプロミッド(cypromid)のようなアニリド系;スエップ(swep)、デスメディファム(desmedipham)、フェンメディファム(phenmedipham)のようなカーバメート系;ブロモキシニル(bromoxynil)、ブロモキシニルオクタノエート(bromoxynil-octanoate)、ブロモキシニルヘプタノエート(bromoxynil-heptanoate)、アイオキシニル(ioxynil)、アイオキシニルオクタノエート(ioxynil-octanoate)、アイオキシニルカリウム(ioxynil-potassium)、アイオキシニルナトリウム(ioxynil-sodium)のようなヒドロキシベンゾニトリル系;その他ベンタゾン(bentazone)、ベンタゾンナトリウム(bentazone-sodium)、アミカルバゾン(amicarbazone)、メタゾール(methazole)、ペンタノクロール(pentanochlor)などのように植物の光合成を阻害することで除草効力を示すとされているもの。
(3)それ自身が植物体中でフリーラジカルとなり、活性酸素を生成させて速効的な除草効力を示すとされているパラコート(paraquat)、ジクワット(diquat)のような4級アンモニウム塩系。
(4)ニトロフェン(nitrofen)、クロメトキシフェン(chlomethoxyfen)、ビフェノックス(bifenox)、アシフルオルフェン(acifluorfen)、アシフルオルフェンナトリウム(acifluorfen-sodium)、ホメサフェン(fomesafen)、ホメサフェンナトリウム(fomesafen-sodium)、オキシフルオルフェン(oxyfluorfen)、ラクトフェン(lactofen)、アクロニフェン(aclonifen)、エトキシフェンエチル(ethoxyfen-ethyl、HC−252)、フルオログリコフェンエチル(fluoroglycofen-ethyl)、フルオログリコフェン(fluoroglycofen)のようなジフェニルエーテル系;クロルフタリム(chlorphthalim)、フルミオキサジン(flumioxazin)、フルミクロラック(flumiclorac)、フルミクロラックペンチル(flumiclorac-pentyl)、シニドンエチル(cinidon-ethyl)、フルチアセット(fluthiacet)、フルチアセットメチル(fluthiacet-methyl)のような環状イミド系;その他オキサジアルギル(oxadiargyl)、オキサジアゾン(oxadiazon)、スルフェントラゾン(sulfentrazone)、カルフェントラゾンエチル(carfentrazone-ethyl)、チジアジミン(thidiazimin)、ペントキサゾン(pentoxazone)、アザフェニジン(azafenidin)、イソプロパゾール(isopropazole)、ピラフルフェンエチル(pyraflufen-ethyl)、ベンズフェンジゾン(benzfendizone)、ブタフェナシル(butafenacil)、サフルフェナシル(saflufenacil)、フルポキサム(flupoxam)、フルアゾレート(fluazolate)、プロフルアゾール(profluazol)、ピラクロニル(pyraclonil)、フルフェンピルエチル(flufenpyr-ethyl)、ベンカルバゾン(bencarbazone)、[3-(2-クロロ-4-フルオロ-5-(3-メチル-2,6-ジオキソ-4-トリフルオロメチル-3,6-ジヒドロ-2H-ピリミジン-1-イル)フェノキシ)ピリジン-2-イルオキシ]酢酸エチル(SYN-523)などのように植物のクロロフィル生合成を阻害し、光増感過酸化物質を植物体中に異常蓄積させることで除草効力を示すとされているもの。
(5)ノルフルラゾン(norflurazon)、クロリダゾン(chloridazon)、メトフルラゾン(metflurazon)のようなピリダジノン系;ピラゾリネート(pyrazolynate)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen)、ベンゾフェナップ(benzofenap)、トプラメゾン(topramezone)、ピラスルフォトール(pyrasulfotole)のようなピラゾール系;その他アミトロール(amitrole)、フルリドン(fluridone)、フルルタモン(flurtamone)、ジフルフェニカン(diflufenican)、メトキシフェノン(methoxyphenone)、クロマゾン(clomazone)、スルコトリオン(sulcotrione)、メソトリオン(mesotrione)、テンボトリオン(tembotrione)、テフリルトリオン(tefuryltrione, AVH−301)、ビシクロピロン(bicyclopyrone)、イソキサフルトール(isoxaflutole)、ジフェンゾコート(difenzoquat)、ジフェンゾコートメチルサルフェート(difenzoquat-metilsulfate)、イソキサクロロトール(isoxachlortole)、ベンゾビシクロン(benzobicyclon)、ピコリナフェン(picolinafen)、ビフルブタミド(beflubutamid)、国際公開公報WO2003016286の請求項に記載されている化合物(SW-065、H-965)、国際公開公報WO2009016841の請求項に記載されている化合物(KIH-3653、KUH-110)、国際公開公報WO2005118530の請求項に記載されている化合物、国際公開公報WO2008065907の請求項に記載されている化合物、国際公開公報WO2009142318の請求項に記載されている化合物などのようにカロチノイドなどの植物の色素生合成を阻害し、白化作用を特徴とする除草効力を示すとされているもの。
(6)ジクロホップメチル(diclofop-methyl)、ジクロホップ(diclofop)、ピリフェノップナトリウム(pyriphenop-sodium)、フルアジホップブチル(fluazifop-butyl)、フルアジホップ(fluazifop)、フルアジホップ-P(fluazifop-P)、フルアジホップ−P−ブチル(fluazifop-P-butyl)、ハロキシホップメチル(haloxyfop-methyl)、ハロキシホップ(haloxyfop)、ハロキシホップエトチル(haloxyfop-etotyl)、ハロキシホップ−P(haloxyfop-P)、ハロキシホップ−P−メチル(haloxyfop-P-methyl)、キザロホップエチル(quizalofop-ethyl)、キザロホップ−P(quizalofop-P)、キザロホップ−P−エチル(quizalofop-P-ethyl)、キザロホップ−P−テフリル(quizalofop-P-tefuryl)、シハロホップブチル(cyhalofop-butyl)、フェノキサプロップエチル(fenoxaprop-ethyl)、フェノキサプロップ−P(fenoxaprop-P)、フェノキサプロップ−P−エチル(fenoxaprop-P-ethyl)、メタミホッププロピル(metamifop-propyl)、メタミホップ(metamifop)、クロジナホッププロパルギル(clodinafop-propargyl)、クロジナホップ(clodinafop)、プロパキザホップ(propaquizafop)のようなアリールオキシフェノキシプロピオン酸系;アロキシジムナトリウム(alloxydim-sodium)、アロキシジウム(alloxydim)、クレソジム(clethodim)、セトキシジム(sethoxydim)、トラルコキシジム(tralkoxydim)、ブトロキシジム(butroxydim)、テプラロキシジム(tepraloxydim)、プロホキシジム(profoxydim)、シクロキシジム(cycloxydim)のようなシクロヘキサンジオン系;その他、フラムプロップ−M−メチル(flamprop-M-methyl)、フラムプロップ−M(flamprop-M)、フラムプロップ−M−イソプロピル(flamprop-M-isopropyl)などのようにイネ科植物に特異的に除草効力が強く認められるもの。
(7)クロリムロンエチル(chlorimuron-ethyl)、クロリムロン(chlorimuron)、スルホメツロンメチル(sulfometuron-methyl)、スルホメツロン(sulfometuron)、プリミスルフロンメチル(primisulfuron-methyl)、プリミスルフロン(primisulfuron)、ベンスルフロンメチル(bensulfuron-methyl)、ベンスルフロン(bensulfuron)、クロルスルフロン(chlorsulfuron)、メトスルフロンメチル(metsulfuron-methyl)、メトスルフロン(metsulfuron)、シノスルフロン(cinosulfuron)、ピラゾスルフロンエチル(pyrazosulfuron-ethyl)、ピラゾスルフロン(pyrazosulfuron)、アジムスルフロン(azimsulfuron)、フラザスルフロン(flazasulfuron)、リムスルフロン(rimsulfuron)、ニコスルフロン(nicosulfuron)、イマゾスルフロン(imazosulfuron)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)、プロスルフロン(prosulfuron)、フルピルスルフロンメチルナトリウム(flupyrsulfuron-methyl-sodium)、フルピルスルフロン(flupyrsulfuron)、トリフルスルフロンメチル(triflusulfuron-methyl)、トリフルスルフロン(triflusulfuron)、ハロスルフロンメチル(halosulfuron-methyl)、ハロスルフロン(halosulfuron)、チフェンスルフロンメチル(thifensulfuron-methyl)、チフェンスルフロン(thifensulfuron)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、オキサスルフロン(oxasulfuron)、エタメトスルフロン(ethametsulfuron)、エタメトスルフロンメチル(ethametsulfuron-methyl)、イオドスルフロン(iodosulfuron)、イオドスルフロンメチルナトリウム(iodosulfuron-methyl-sodium)、スルフォスルフロン(sulfosulfuron)、トリアスルフロン(triasulfuron)、トリベヌロンメチル(tribenuron-methyl)、トリベヌロン(tribenuron)、トリトスルフロン(tritosulfuron)、ホラムスルフロン(foramsulfuron)、トリフロキシスルフロン(trifloxysulfuron)、トリフロキシスルフロンナトリウム(trifloxysulfuron-sodium)、メソスルフロンメチル(mesosulfuron-methyl)、メソスルフロン(mesosulfuron)、オルソスルファムロン(orthosulfamuron)、フルセトスルフロン(flucetosulfuron)、アミドスルフロン(amidosulfuron)、プロピリスルフロン(propyrisulfuron, TH−547)、メタゾスルフロン(metazosulfuron)、イオフェンスルフロン(iofensulfuron)、欧州特許公報EP0645386のようなスルホニルウレア系;フルメツラム(flumetsulam)、メトスラム(metosulam)、ジクロスラム(diclosulam)、クロランスラムメチル(cloransulam-methyl)、フロラスラム(florasulam)、ペノクススラム(penoxsulam)、ピロクススラム(pyroxsulam)のようなトリアゾロピリミジンスルホンアミド系;イマザピル(imazapyr)、イマザピルイソプロピルアンモニウム(imazapyr-isopropylammonium)、イマゼタピル(imazethapyr)、イマゼタピルアンモニウム(imazethapyr-ammonium)、イマザキン(imazaquin)、イマザキンアンモニウム(imazaquin-ammonium)、イマザモックス(imazamox)、イマザモックスアンモニウム(imazamox-ammonium)、イマザメタベンズ(imazamethabenz)、イマザメタベンズメチル(imazamethabenz-methyl)、イマザピック(imazapic)のようなイミダゾリノン系;ピリチオバックナトリウム(pyrithiobac-sodium)、ビスピリバックナトリウム(bispyribac-sodium)、ピリミノバックメチル(pyriminobac-methyl)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxim)、ピリフタリド(pyriftalid)、ピリミスルファン(pyrimisulfan)のようなピリミジニルサリチル酸系;フルカルバゾン(flucarbazone)、フルカルバゾンナトリウム(flucarbazone-sodium)、プロポキシカルバゾンナトリウム(propoxycarbazone-sodium)、プロポキシカルバゾン(propoxycarbazone)、チエンカルバゾン(thiencarbazone)のようなスルホニルアミノカルボニルトリアゾリノン系;その他グリホサート(glyphosate)、グリホサートナトリウム(glyphosate-sodium)、グリホサートカリウム(glyphosate-potassium)、グリホサートアンモニウム(glyphosate-ammonium)、グリホサートジアンモニウム(glyphosate-diammonium)、グリホサートイソプロピルアンモニウム(glyphosate-isopropylammonium)、グリホサートトリメシウム(glyphosate-trimesium)、グリホサートセスキナトリウム(glyphosate-sesquisodium)、グルホシネート(glufosinate)、グルホシネートアンモニウム(glufosinate-ammonium)、グルホシネート-P(glufosinate-P)、グルホシネート-Pアンモニウム(glufosinate-P-ammonium)、グルホシネート-Pナトリウム(glufosinate-P-sodium)、ビラナホス(bilanafos)、ビラナホスナトリウム(bilanafos-sodium)、シンメチリン(cinmethylin)、トリアファモン(triafamone)などのように植物のアミノ酸生合成を阻害することで除草効力を示すとされているもの。
(8)トリフルラリン(trifluralin)、オリザリン(oryzalin)、ニトラリン(nitralin)、ペンディメタリン(pendimethalin)、エタルフルラリン(ethalfluralin)、ベンフルラリン(benfluralin)、プロジアミン(prodiamine)、ブトラリン(butralin)、ジニトラミン(dinitramine)のようなジニトロアニリン系;ベンスリド(bensulide)、ナプロパミド(napropamide)、プロピザミド(propyzamide、プロナミド(pronamide))のようなアミド系;アミプロホスメチル(amiprofos-methyl)、ブタミホス(butamifos)、アニロホス(anilofos)、ピペロホス(piperophos)のような有機リン系;プロファム(propham)、クロルプロファム(chlorpropham)、バーバン(barban)、カルベタミド(carbetamide)のようなフェニルカーバメート系;ダイムロン(daimuron)、クミルロン(cumyluron)、ブロモブチド(bromobutide)、メチルダイムロン(methyldymron)のようなクミルアミン系;その他アシュラム(asulam)、アシュラムナトリウム(asulam-sodium)、ジチオピル(dithiopyr)、チアゾピル(thiazopyr)、クロルタールジメチル(chlorthal-dimethyl)、クロルタール(chlorthal)、ジフェナミド(diphenamid)などのように植物の細胞有糸分裂を阻害することで除草効力を示すとされているもの。
(9)アラクロール(alachlor)、メタザクロール(metazachlor)、ブタクロール(butachlor)、プレチラクロール(pretilachlor)、メトラクロール(metolachlor)、S−メトラクロール(S-metolachlor)、テニルクロール(thenylchlor)、ペトキサマイド(pethoxamid)、アセトクロール(acetochlor)、プロパクロール(propachlor)、ジメテナミド(dimethenamid)、ジメテナミド−P(dimethenamid−P)、プロピソクロール(propisochlor)、ジメタクロール(dimethachlor)のようなクロロアセトアミド系;モリネート(molinate)、ジメピペレート(dimepiperate)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、EPTC、ブチレート(butylate)、ベルノレート(vernolate)、ペブレート(pebulate)、シクロエート(cycloate)、プロスルホカルブ(prosulfocarb)、エスプロカルブ(esprocarb)、チオベンカルブ(thiobencarb)、ジアレート(diallate)、トリアレート(tri-allate)、オルベンカルブ(orbencarb)のようなチオカーバメート系;その他エトベンザニド(etobenzanid)、メフェナセット(mefenacet)、フルフェナセット(flufenacet)、トリディファン(tridiphane)、カフェンストロール(cafenstrole)、フェントラザミド(fentrazamide)、オキサジクロメフォン(oxaziclomefone)、インダノファン(indanofan)、ベンフレセート(benfuresate)、ピロキサスルフォン(pyroxasulfone)、フェノキサスルフォン(fenoxasulfone)、ダラポン(dalapon)、ダラポンナトリウム(dalapon-sodium)、TCAナトリウム(TCA-sodium)、トリクロロ酢酸(trichloroacetic acid)などのように植物のタンパク質生合成あるいは脂質生合成を阻害することで除草効力を示すとされているもの。
(10)MSMA、DSMA、CMA、エンドタール(endothall)、エンドタールジカリウム(endothall-dipotassium)、エンドタールナトリウム(endothall-sodium)、エンドタールモノ(N,N−ジメチルアルキルアンモニウム)(endothall-mono(N,N-dimethylalkylammonium))、エトフメセート(ethofumesate)、ソディウムクロレート(sodium chlorate)、ペラルゴン酸(pelargonic acid、ノナン酸(nonanoic acid))、ホスアミン(fosamine)、ホスアミンアンモニウム(fosamine-ammonium)、ピノキサデン(pinoxaden)、イプフェンカルバゾン(ipfencarbazone, HOK−201)、アクロレイン(aclolein)、スルファミン酸アンモニウム(ammonium sulfamate)、ボラックス(borax)、クロロ酢酸(chloroacetic acid)、クロロ酢酸ナトリウム(sodium chloroacete)、シアナミド(cyanamide)、メチルアルソン酸(methylarsonic acid)、ジメチルアルソン酸(dimethylarsinic acid)、ジメチルアルソン酸ナトリウム(sodium dimethylarsinate)、ジノターブ(dinoterb)、ジノターブアンモニウム(dinoterb-ammonium)、ジノターブジオールアミン(dinoterb-diolamine)、ジノターブアセテート(dinoterb-acetate)、DNOC、硫酸第一鉄(ferrous sulfate)、フルプロパネート(flupropanate)、フルプロパネートナトリウム(flupropanate-sodium)、イソキサベン(isoxaben)、メフルイジド(mefluidide)、メフルイジドジオールアミン(mefluidide-diolamine)、メタム(metam)、メタムアンモニウム(metam-ammonium)、メタムカリウム(metam-potassium)、メタムナトリウム(metam-sodium)、イソチオシアン酸メチル(methyl isothiocyanate)、ペンタクロロフェノール(pentachlorophenol)、ペンタクロロフェノールナトリウム(sodium pentachlorophenoxide)、ペンタクロロフェノールラウレート(pentachlorophenol laurate)、キノクラミン(quinoclamine)、硫酸(sulfuric acid)、ウレアサルフェート(urea sulfate)、メチオゾリン(methiozolin、MRC-01)など。
(11)ザントモナス キャンペストリス(Xanthomonas campestris)、エピココロシルス ネマトソルス(Epicoccosirus nematosorus)、エピココロシルス ネマトスペラス(Epicoccosirus nematosperus)、エキセロヒラム モノセラス(Exserohilum monoseras)、ドレクスレラ モノセラス(Drechsrela monoceras)などのように植物に寄生することで除草効力を示すとされているもの。
本発明の除草組成物は、有効成分である化合物A又は化合物Bを、通常の農薬の製剤方法に準じて各種補助剤と配合し、粉剤、粒剤、顆粒水和剤、水和剤、錠剤、丸剤、カプセル剤(水溶性フィルムで包装する形態を含む)、水性懸濁剤、油性懸濁剤、マイクロエマルジョン製剤、サスポエマルジョン製剤、水溶剤、乳剤、液剤、ペースト剤などの種々の形態に製剤調製し、施用することができるが、本発明の目的に適合するかぎり、通常の当該分野で用いられているあらゆる製剤形態にすることができる。
製剤調製に際しては、化合物Aと化合物Bとを一緒に混合し製剤調製しても、或はそれらを別々に製剤調製し施用時に混合してもよい。
製剤に使用する補助剤としては、カオリナイト、セリサイト、珪藻土、消石灰、炭酸カルシウム、タルク、ホワイトカーボン、カオリン、ベントナイト、クレー、炭酸ナトリウム、重曹、芒硝、ゼオライト、澱粉のような固形担体;水、トルエン、キシレン、ソルベントナフサ、ジオキサン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、アルコールのような溶剤;脂肪酸塩、安息香酸塩、ポリカルボン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキル硫酸塩、アルキルアリール硫酸塩、アルキルジグリコールエーテル硫酸塩、アルコール硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アリールスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、ポリスチレンスルホン酸塩、アルキルリン酸エステル塩、アルキルアリールリン酸塩、スチリルアリールリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンアリールエーテルリン酸エステル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、アルキルナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物の塩のような陰イオン系の界面活性剤;ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸ポリグリセライド、脂肪酸アルコールポリグリコールエーテル、アセチレングリコール、アセチレンアルコール、オキシアルキレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンスチリルアリールエーテル、ポリオキシエチレングリコールアルキルエーテル、ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシプロピレン脂肪酸エステルのような非イオン系の界面活性剤;オリーブ油、カポック油、ひまし油、シュロ油、椿油、ヤシ油、ごま油、トウモロコシ油、米ぬか油、落花生油、綿実油、大豆油、菜種油、亜麻仁油、きり油、液状パラフィンのような植物油や鉱物油;メチル化ナタネ油、エチル化ナタネ油のようなエステル交換植物油などが挙げられる。これら補助剤の各成分は、本発明の目的から逸脱しないかぎり、1種又は2種以上を適宜選択して使用することができる。また、前記した補助剤以外にも当該分野で知られたものの中から適宜選んで使用することもできる。例えば、増量剤、増粘剤、沈降防止剤、凍結防止剤、分散安定剤、薬害軽減剤、防黴剤、発泡剤、崩壊剤、結合剤など通常使用される各種補助剤も使用することができる。本発明の除草組成物における有効成分と各種補助剤との配合割合は重量%比で0.001:99.999〜95:5、望ましくは0.005:99.995〜90:10程度とすることができる。
本発明の除草組成物の施用方法は、種々の方法を採用でき、施用場所、製剤形態、防除対象植物の種類や生育状況などの各種条件に応じて適宜使い分けることができるが、例えば以下のような方法が挙げられる。
1.化合物Aと化合物Bとを一緒に混合し、製剤調製したものをそのまま施用する。
2.化合物Aと化合物Bとを一緒に混合し、製剤調製したものを水等で所定濃度に希釈し、必要に応じて各種展着剤(界面活性剤、植物油、鉱物油など)を添加して施用する。
3.化合物Aと化合物Bとを別々に製剤調製し、各々をそのまま施用する。
4.化合物Aと化合物Bとを別々に製剤調製し、必要に応じて各々を水等で所定濃度に希釈し、必要に応じて各種展着剤(界面活性剤、植物油、鉱物油など)を添加して、各々施用する。
5.化合物Aと化合物Bとを別々に製剤調製したものを水等で所定濃度に希釈する時に混合し、必要に応じて各種展着剤(界面活性剤、植物油、鉱物油など)を添加して施用する。
本発明における望ましい態様を以下に記載するが、本発明はこれらに限定して解釈されるものではない。
(1)(A)ピリデート又はその塩と、(B)フラザスルフロン、ニコスルフロン、トリフロキシスルフロン、クロリムロン及びそのアルキルエステル、ハロスルフロン及びそのアルキルエステル並びにそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1種のスルホニルウレア系化合物との相乗有効量を含有する除草組成物。
(2)(B)がフラザスルフロン、ニコスルフロン、トリフロキシスルフロン及びそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1種のスルホニルウレア系化合物である、前記(1)に記載の組成物。
(3)(B)がクロリムロン、そのアルキルエステル又はその塩である、前記(1)に記載の組成物。
(4)(B)がハロスルフロン、そのアルキルエステル又はその塩である、前記(1)に記載の組成物。
(5)(B)がフラザスルフロン、トリフロキシスルフロン、クロリムロン及びそのアルキルエステル、ハロスルフロン及びそのアルキルエステル並びにそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1種のスルホニルウレア系化合物である、前記(1)に記載の組成物。
(6)(B)がニコスルフロン又はその塩である、前記(1)に記載の組成物。
(7)除草有効成分が、(A)及び(B)のみである、前記(1)に記載の組成物。
(8)除草有効成分が、ピリデート及びニコスルフロンのみである、前記(1)に記載の組成物。
(9)(B)がフラザスルフロン又はその塩である、前記(1)に記載の組成物。
(10)(A)と(B)とを除草相乗効果を奏する量(除草相乗有効量)で含有する、前記(1)〜(9)に記載の組成物。
(11)(A)と(B)との混合比率が重量比で500:1〜1:2.5である、前記(1)〜(9)に記載の組成物。
(12)(A)ピリデート又はその塩と、(B)フラザスルフロン、ニコスルフロン、トリフロキシスルフロン、クロリムロン及びそのアルキルエステル、ハロスルフロン及びそのアルキルエステル並びにそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1種のスルホニルウレア系化合物との相乗有効量を含有する除草組成物の除草有効量を望ましくない植物又はそれらが生育する場所に施用し、望ましくない植物を防除又はその生育を抑制する方法。
(13)(A)ピリデート又はその塩と、(B)フラザスルフロン、ニコスルフロン、トリフロキシスルフロン、クロリムロン及びそのアルキルエステル、ハロスルフロン及びそのアルキルエステル並びにそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1種のスルホニルウレア系化合物とを、望ましくない植物又はそれらが生育する場所に相乗有効量となるように施用し、望ましくない植物を防除又はその生育を抑制する方法。
(14)前記(12)又は(13)の望ましくない植物が除草剤に対する感受性が低下した植物である、前記(12)又は(13)に記載の方法。
(15)前記(12)又は(13)の望ましくない植物がALS阻害剤に対する感受性が低下した植物である、前記(12)又は(13)に記載の方法。
(16)前記(12)又は(13)の望ましくない植物がヒメクグである、前記(12)又は(13)に記載の方法。
(17)前記(12)又は(13)の望ましくない植物がALS阻害剤に対する感受性が低下したヒメクグである、前記(12)又は(13)に記載の方法。
(18)(A)の除草相乗効果を奏する量(除草相乗有効量)と(B)の除草相乗効果を奏する量(除草相乗有効量)とを施用する、前記(12)又は(13)に記載の方法。
(19)(A)を200〜5000g/ha、(B)を10〜500g/ha施用する、前記(12)又は(13)に記載の方法。
(20)(A)ピリデート又はその塩の除草有効量をヒメクグ又はヒメクグが生育する場所に施用し、ヒメクグを防除又はその生育を抑制する方法。
(21)(A)を200〜5000g/ha施用する、前記(20)に記載の方法。
(22)ヒメクグが除草剤に対する感受性が低下したヒメクグである、前記(20)に記載の方法。
(23)ヒメクグがALS阻害剤に対する感受性が低下したヒメクグである、前記(20)に記載の方法。
(24)ALS阻害剤がスルホニルウレア系化合物である、前記(15)、(17)又は(23)に記載の方法。
(25)ピリデート又はその塩の除草有効量を、コウライシバが生育する場所に施用し、ヒメクグを防除又はその生育を抑制する、前記(20)の方法。
本発明をより詳しく述べるために、以下に実施例を記載するが、本発明はこれらに限定して解釈されるものではない。
試験例1
1/1,000,000haポットに畑作土壌をつめ、ヒメクグ(green kyllinga, Kyllinga brevifolia Rottb. var. leiolepis)の地下茎を植えつけた。その59日後、出穂期のヒメクグに、ピリデートを有効成分とするEC剤(商品名:Pyridate 600EC、BCP社製)、フラザスルフロンを有効成分とするWG剤(商品名:シバゲンDF、石原産業社製)、トリフロキシスルフロンNa塩を有効成分とするWG剤(商品名:モニュメント顆粒水和剤、シンジェンタジャパン社製)、ニコスルフロンを有効成分とするSC剤(商品名:ワンホープ乳剤、石原産業社製)、ハロスルフロンメチルを有効成分とするWG剤(商品名:インプールDF、日産化学工業社製)、クロリムロンエチルを有効成分とするWG剤(商品名:アトラクティブ、丸和バイオケミカル社製)の所定量を2,000L/ha相当の水で希釈して小型スプレーで茎葉処理した。
薬剤処理後、14日目にヒメクグの生育状態を肉眼で観察調査し、下記評価基準に従って評価した。生育抑制率(%)〔実測値〕及びコルビー(Colby)の方法により算出した生育抑制率(%)〔計算値〕を第1表に示す。
生育抑制率(%)=0(無処理区同等)〜100(完全枯殺)の抑草率(%)
Figure 2013133287
試験例2
1/1,000,000haポットに畑作土壌をつめ、アメリカキンゴジカ(prickly sida, Sida spinosa L.)の種子を播種した。アメリカキンゴジカが5.5−5.8葉期に達したとき、ピリデートを有効成分とする水和剤(商品名:Lentagran WP、BCP社製)とワンホープ乳剤(商品名)の所定量を1,000L/ha相当の水で希釈して小型スプレーで茎葉処理した。
薬剤処理後、14日目にアメリカキンゴジカの生育状態を肉眼で観察調査し、前記試験例1と同様に算出した生育抑制率(%)を第2表に示す。
Figure 2013133287
試験例3
1/1,000,000haポットに畑作土壌をつめ、ヒメクグ(green kyllinga, Kyllinga brevifolia Rottb. Var. leiolepis)の地下茎を植えつけた。ヒメクグが5葉期に達したとき、ピリデートを有効成分とするEC剤の所定量を水(2,000L/ha相当)に希釈し、小型スプレーで茎葉処理した。
薬剤処理後、21日目にヒメクグの生育状態を肉眼で観察調査した生育抑制率(%)を第3表に示す。
Figure 2013133287
試験例4
1/1,000,000haポットに畑作土壌をつめ、ヒメクグ(green kyllinga, Kyllinga brevifolia Rottb. Var. leiolepis)の地下茎を植えつけた。ヒメクグの草高が5-7cmに達したとき、ピリデートを有効成分とするEC剤の所定量を水(2,000L/ha相当)に希釈し、小型スプレーで茎葉処理した。さらに、その7日後、一部のヒメクグに対し2回目の薬剤処理を同様に行った。
1回目の薬剤処理後、21日目にヒメクグの生育状態を肉眼で観察調査した生育抑制率(%)を第4表に示す。
Figure 2013133287
試験例5
1/300,000haポットに畑作土壌をつめ、ヒメクグ(green kyllinga, Kyllinga brevifolia Rottb. Var. leiolepis)の地下茎を植えつけた。その翌年の秋に、ピリデートを有効成分とするEC剤の所定量を水(2,000L/ha相当)に希釈し、小型スプレーで茎葉処理した。
薬剤処理後、220日目にヒメクグの生育状態を肉眼で観察調査した生育抑制率(%)を第5表に示す。
Figure 2013133287
試験例6
1/1,000,000haポットに畑作土壌をつめ、オオイヌノフグリ(persian speedwell (Veronica persica Poir.))の種子を播種した。オオイヌノフグリが4.3-5.2葉期に達したとき、ピリデートを有効成分とするEC剤、ワンホープ乳剤(商品名)の所定量を水(300L/ha相当)に希釈し、小型スプレーで茎葉処理した。
薬剤処理後、14日目にオオイヌノフグリの生育状態を肉眼で観察調査し、前記試験例1と同様に算出した生育抑制率(%)を第6表に示す。
Figure 2013133287
試験例7
1/1,000,000haポットに畑作土壌をつめ、メヒシバ(summer grass, Digitaria ciliaris (Retz.) Koeler)の種子を播種した。メヒシバが4.0-5.0葉期に達したとき、ピリデートを有効成分とするEC剤、モニュメント顆粒水和剤(商品名)の所定量を水(300L/ha相当)に希釈し、小型スプレーで茎葉処理した。
薬剤処理後、7日目にメヒシバの生育状態を肉眼で観察調査し、前記試験例1と同様に算出した生育抑制率(%)を第7表に示す。
Figure 2013133287
試験例8
1/1,000,000haポットに畑作土壌をつめ、メヒシバ(summer grass, Digitaria ciliaris (Retz.) Koeler)の種子を播種した。メヒシバが4.0-5.0葉期に達したとき、ピリデートを有効成分とするEC剤、インプールDF(商品名)の所定量を水(300L/ha相当)に希釈し、小型スプレーで茎葉処理した。
薬剤処理後、14日目にメヒシバの生育状態を肉眼で観察調査し、前記試験例1と同様に算出した生育抑制率(%)を第8表に示す。
Figure 2013133287
試験例9
1/1,000,000haポットに畑作土壌をつめ、広葉雑草あるいはカヤツリグサ科雑草の種子を播種する。播種した雑草の葉令が4-6葉期に達したとき、Lentagran WP(商品名)の1000〜3000gai/ha、シバゲンDF(商品名)の20〜40gai/haを水(300L/ha相当)に希釈し、小型スプレーで茎葉処理する。
薬剤処理後、14〜28日目に雑草の生育状態を肉眼で観察調査し、前記試験例1と同様に生育抑制率(%)を算出することで、本願組成物は、前記試験例1と同様の顕著な生育抑制率及び顕著な相乗効果を得ることができる。
試験例10
1/1,000,000haポットに畑作土壌をつめ、ヒメクグ(green kyllinga, Kyllinga brevifolia Rottb. Var. leiolepis)の地下茎を植えつけた。ヒメクグが草丈6-7cmに達したとき、Lentagran WP(商品名)、ピリデートと同一の作用機序を有するアミカルバゾンを有効成分とするWG剤(商品名:Dinamic、アリスタライフサイエンス社製)の所定量を水(2,000L/ha相当)に希釈し、小型スプレーで茎葉処理した。一方、1/300,000haポットに畑作土壌をつめ、ターフ状のコウライシバ(manilagrass, Zoysia matrella (L.) Merr.)を張りつけた。コウライシバが活着した後、Lentagran WP(商品名)、Dinamic(商品名)の所定量を水(2,000L/ha相当)に希釈し、小型スプレーで茎葉処理した。
薬剤処理後、27日目にヒメクグの生育状態を、28日目にコウライシバの生育状態を肉眼で観察調査した生育抑制率(%)を第9表に示す。
Figure 2013133287
第9表の結果から分かるとおり、ピリデートと同一の作用機序を有するアミカルバゾン(薬量はいずれも実用薬量)は、十分なヒメクグの生育抑制率と芝への安全性を両立できないことを示している。このような中、意外にも、ピリデート(薬量はいずれも実用薬量)は、ヒメクグに対し高活性を示し且つ芝に対する安全性が高く、十分なヒメクグの生育抑制率と芝への安全性を両立可能なことが見出された。
本発明により、幅広い殺草スペクトルを持ち、高活性な除草組成物を提供することができる。
なお、2012年3月9日に出願された日本特許出願2012−052563号の明細書、特許請求の範囲、及び要約書の全内容をここに引用し、本発明の明細書の開示として、取り入れるものである。

Claims (9)

  1. (A)ピリデート又はその塩と、(B)フラザスルフロン、ニコスルフロン、トリフロキシスルフロン、クロリムロン及びそのアルキルエステル、ハロスルフロン及びそのアルキルエステル並びにそれらの塩からなる群より選ばれる少なくとも1種のスルホニルウレア系化合物との相乗有効量を含有する除草組成物。
  2. (A)と(B)との混合比率が重量比で500:1〜1:2.5である、請求項1に記載の組成物。
  3. 請求項1に記載の除草組成物を、望ましくない植物又はそれらが生育する場所に相乗有効量となるように施用し、望ましくない植物を防除又はその生育を抑制する方法。
  4. (A)を200〜5000g/ha、(B)を10〜500g/ha施用する、請求項3に記載の方法。
  5. 望ましくない植物がヒメクグである、請求項3に記載の方法。
  6. 望ましくない植物が除草剤に対する感受性が低下したヒメクグである、請求項3に記載の方法。
  7. (A)ピリデート又はその塩の除草有効量をヒメクグ又はヒメクグが生育する場所に施用し、ヒメクグを防除又はその生育を抑制する方法。
  8. ヒメクグが除草剤に対する感受性が低下したヒメクグである、請求項7に記載の方法。
  9. (A)ピリデート又はその塩を200〜5000g/ha施用する、請求項7に記載の方法。
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