JPWO2013125319A1 - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

シャッタボタン(17a)の押下操作を受けて、1枚の静止画像を撮影するための単写撮影モードの撮影処理を開始する。その撮影処理の実行期間中、モード切り替えアイコン(320)を表示し、モード切り替えアイコン(320)を押すタッチパネル操作が成された際、単写撮影モードの撮影処理の終了を待つことなく、連写撮影モードの撮影処理を実行する。

Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置に関する。
一般的なデジタルカメラは複数の撮影モード(単写撮影モード、連写撮影モード、パノラマ撮影モード等)による撮影が可能となっている。この種のデジタルカメラでは、何れかの撮影モードで撮影処理を実行している最中には撮影モードの切り替えを行うことができず、撮影処理の終了後に、メニュー画面を呼び出して所定のモード選択操作を行うことにより或いはダイヤルキー操作を行うことにより、撮影モードの変更が可能となる。
尚、下記特許文献1には、レリーズ操作部材の操作による撮影動作(撮影処理)の開始後、撮影動作の終了までの間、レリーズ操作部材の状態を監視し、レリーズ操作部材の状態変化に応じて連写を行う方法が開示されている。
特開2003−228104号公報
或る撮影モードでの撮影開始を指示した後、撮影者は、他の撮影モードで撮影を行った方が良かったと感じることがある。例えば、シャッタボタン押下によって1枚の静止画像の撮影を指示した後、特に被写体が高速に動く場合などにおいては、連写撮影モードにて撮影を行えば良かったと後悔することがある。従来のデジタルカメラでは、静止画像の撮影及び記録処理が完了するのを待ってから、メニュー画面でのモード選択操作やダイヤルキー操作にて撮影モードを連写撮影モードに設定し直し、撮影画角を再度決めてから連写撮影を開始する必要がある。これでは、重要なシーンを取り逃がすおそれも高くなる。尚、特許文献1に示されるような、単一のレリーズ操作部材の操作状況に応じて静止画像撮影(単写撮影)から連写撮影への切り替えが成される従来方法では、撮影者が静止画像撮影を望んでいる場合でも連写撮影が行われることがあり(いわゆる誤操作が頻繁に発生し)、実用的ではない。
そこで本発明は、撮影モード変更に関する利便性向上に寄与する撮像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、第1及び第2撮影モードを含む複数の撮影モードの何れかである対象撮影モードにて撮影を実行する撮像装置において、前記第1撮影モードによる撮影の開始指示の入力を受ける第1入力部と、前記第1入力部と異なる第2入力部と、前記第1入力部に入力された前記開始指示に応じ前記第1撮影モードの撮影処理が開始された後、前記第1撮影モードの撮影処理を行っている期間中に前記第2入力部に対し所定指示が入力されたとき、前記対象撮影モードを前記第1撮影モードから前記第2撮影モードに切り替える撮影制御部と、を備えたことを特徴とする。
これにより、第1撮影モードの撮影処理の終了を待たずとも第2撮影モードへの切り替えが可能となり、撮影モード変更に関するユーザの利便性の向上が期待される。所望の撮影モードでの撮影機会逸失の回避も期待される。また、第1入力部とは別に設けられた第2入力部を用いて切り替えの指示が成されるため、誤操作の発生も回避される。
具体的には例えば、当該撮像装置は記録媒体を更に備え、前記第1撮影モードでは、1枚の静止画像が撮影されて当該1枚の撮影画像の画像データが前記記録媒体に記録される一方、前記第2撮影モードでは、複数枚の静止画像が撮影されて当該複数枚の静止画像に基づく画像データが前記記録媒体に記録されても良い。
これにより、1枚の静止画像の撮影を行う第1撮影モードの撮影処理中に、必要に応じ、複数枚の静止画像の撮影を行う第2撮影モードを起動させることができる。結果、第1撮影モードの撮影処理の開始後、第1撮影モードの撮影処理の終了を待たずとも、所望の撮影モードである第2撮影モードで撮影を行うことが可能となる。
また例えば、当該撮像装置は記録媒体を更に備え、前記第1撮影モードの撮影処理は、前記第1撮影モードによる撮影画像の画像データを前記記録媒体に記録する記録処理を含んでいても良い。
また具体的には例えば、当該撮像装置はタッチパネルを有する表示部を更に備え、前記第1撮影モードの撮影処理を行っている期間中、モード切り替えアイコンが前記第2入力部として前記表示部に表示され、前記モード切り替えアイコンが押されたとき、前記撮影制御部は、前記対象撮影モードを前記第1撮影モードから前記第2撮影モードに切り替えるようにしても良い。
また例えば、当該撮像装置に、対象画像の画像信号を含む、被写体の画像信号を出力する撮像部と、前記撮像部の出力に基づく原データの一時保持が可能なバッファメモリと、記録媒体と、前記撮影制御部を有して前記対象画像の撮影処理を行う主制御部と、を更に設けておいても良い。前記対象画像の撮影処理は、前記撮像部の出力に基づく前記対象画像の原データを前記バッファメモリに取り込む取り込み処理と、前記対象画像の原データから記録用データを生成する記録用データ生成処理と、前記記録用データを含むファイルを前記記録媒体に記録する記録処理と、を含んでいても良い。ここで例えば、前記第1撮影モードの撮影処理は、第1対象画像の撮影処理であって、前記第2撮影モードでは、複数枚の第2対象画像の撮影処理が連続的に実行される。そして例えば、前記第1対象画像の撮影処理を行っている期間中に前記第2入力部に対し前記所定指示が入力された場合、前記主制御部は、前記第1対象画像の取り込み処理の後であって且つ前記第1対象画像の撮影処理の完了より前に、各第2対象画像の取り込み処理を含む各第2対象画像の撮影処理の一部を割り込み実行しても良い。
これにより、第2対象画像に対するシャッタタイムラグを短縮することが可能となる。
より具体的には例えば、前記第1対象画像についての記録用データ生成処理を含む中間処理の実行中に前記第2入力部に対し前記所定指示が入力された場合、前記主制御部は、前記第1対象画像の中間処理を中断して、各第2対象画像の取り込み処理を含む各第2対象画像の撮影処理の一部を実行した後、前記第1対象画像の中間処理を再開し、その後において前記第1対象画像の記録処理を実行するとともに各第2対象画像の撮影処理の残部を実行しても良い。
或いはより具体的には例えば、前記第1対象画像の記録処理の実行中に前記第2入力部に対し前記所定指示が入力された場合、前記主制御部は、前記第1対象画像の記録処理を中断して、各第2対象画像の取り込み処理を含む各第2対象画像の撮影処理の一部を実行した後、前記第1対象画像の記録処理を再開し、その後において各第2対象画像の撮影処理の残部を実行しても良い。
本発明によれば、撮影モード変更に関する利便性向上に寄与する撮像装置を提供することが可能である。
本発明の実施形態に係る撮像装置の概略全体ブロック図である。 図1の撮像部の内部構成図である。 単写撮影モードにおける信号及びデータの流れを示す図である。 (a)は、表示部にモード切り替えアイコンが表示される様子を示す図であり(b)は操作部にモード切り替えボタンが設けられる様子を示す図である。 単写撮影モードから連写撮影モードへの切り替えイメージ図である。 連写撮影モードにおける信号及びデータの流れを示す図である。 HDR撮影モードにおける信号及びデータの流れを示す図である。 パノラマ撮影モードにおける信号及びデータの流れを示す図である。 (a)及び(b)は、撮像装置内におけるデータ形式の変換の様子を示す図である。 (a)はRAWバッファの内部構成図であり、(b)はRAWブロックの入出力データを示す図である。 対象画像の撮影処理の内容を示す図である。 (a)〜(d)は撮像装置内におけるデータ形式の変換の様子を示す図であり、(e)は対象画像とプレビュー画像及びサムネイルとの関係を示す図である。 (a)及び(b)は、RAWファイル及びJPEGファイルの格納データを示す図である。 撮影処理を形成する10個の処理の順序を示す図である。 第1撮影モードの撮影処理と第2撮影モードの撮影処理の関係を示す図である。 第1撮影モードの撮影処理と第2撮影モードの撮影処理の関係を示す図である。 (a)及び(b)は、第1撮影モードの撮影処理と第2撮影モードの撮影処理の関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量、状態量又は部材等を参照する記号又は符号を記すことによって該記号又は符号に対応する情報、信号、物理量、状態量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置1の概略全体ブロック図である。撮像装置1は、静止画像及び動画像を撮影及び記録可能なデジタルビデオカメラである。但し、撮像装置1は、静止画像のみを撮影及び記録可能なデジタルスチルカメラであっても良い。撮像装置1は符号11〜19によって参照される各部位を備える。
図2は、撮像部11の内部構成図である。撮像部11は、光学系35と、絞り32と、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどから成る撮像素子(固体撮像素子)33と、光学系35や絞り32を駆動制御するためのドライバ34と、を有している。光学系35は、撮像部11の画角を調節するためのズームレンズ30及び焦点を合わせるためのフォーカスレンズ31を含む複数枚のレンズから形成される。ズームレンズ30及びフォーカスレンズ31は光軸方向に移動可能である。主制御部13からの制御信号に基づき、光学系35内におけるズームレンズ30及びフォーカスレンズ31の位置並びに絞り32の開度(即ち絞り値)が制御される。撮像素子33は、水平及び垂直方向に複数の受光画素が配列されることによって形成される。撮像素子33の各受光画素は、光学系35及び絞り32を介して入射した被写体の光学像を光電変換し、該光電変換によって得られた電気信号を、被写体の画像信号としてAFE12(Analog Front End)に出力する。以下の説明において、撮影画像とは、撮像部11を用いた撮影により得られた画像(即ち、撮像部11の出力画像信号に基づく画像)を指し、撮影とは、撮像部11を用いた撮影を指す。
AFE12は、撮像部11(撮像素子33)から出力されるアナログ信号を増幅し、増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換してから主制御部13に出力する。AFE12における信号増幅の増幅度は主制御部13によって制御される。
主制御部13は、所定の信号処理を行う信号処理部21、撮影に関する制御を行う撮影制御部22及び記録媒体16の記録に関する制御を行う記録制御部23を備え、撮像装置1内の各部位の動作を統括的に制御する。内部メモリ14は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等にて形成され、撮像装置1内で生成された各種データを一時的に記憶する。表示部15は、液晶ディスプレイパネル等の表示画面を有する表示装置であり、主制御部13の制御の下、撮影画像や記録媒体16に記録されている画像などを表示する。表示部15にはタッチパネル15aが設けられており、ユーザは、表示部15の表示画面を操作体(指やタッチペンなど)で触れることで撮像装置1に様々な指示を与えることができる。但し、タッチパネル15aを割愛することも可能である。記録媒体16は、カード状半導体メモリや磁気ディスク等の不揮発性メモリであり、記録制御部23の制御の下、撮影画像の画像データ等を記録する。操作部17は、静止画像の撮影指示を受け付けるシャッタボタン17a及び動画像の撮影開始指示又は撮影終了指示を受け付ける録画ボタン17b等を備え、ユーザからの各種操作を受け付ける。ボタン17a及び17bを押しボタンスイッチ等にて形成することができる。但し、ボタン17a及び17bを、タッチパネル15a上のボタンとして形成することも可能である。
マイク部18は、撮像装置1の周辺音を電気信号である音響信号に変換して出力する。得られた音響信号は、主制御部13による制御の下で記録媒体16に記録されうる。スピーカ部19は、1以上のスピーカから成り、記録媒体16に記録された音響信号など、任意の音響信号を音として出力する。
撮像装置1は、複数の撮影モードの何れかにて被写体の撮影を行うことができる。被写体の撮影に実際に用いられる撮影モードを対象撮影モードと呼ぶ。タッチパネル15a又は操作部17に対する所定操作に応じ、撮影制御部22は、対象撮影モードを上記複数の撮影モードの中から選択及び設定することができる。複数の撮影モードには、1枚の静止画像を撮影及び記録するための単写撮影モード及び動画像を撮影及び記録するための動画像撮影モードが少なくとも含まれる。ユーザによって録画ボタン17bが押し下げられた場合、動画像撮影モードが対象撮影モードに設定され、撮影部11の出力画像信号による動画像の画像データが記録媒体16に記録される。
ユーザによってシャッタボタン17aが押し下げられた場合、単写撮影モードが対象撮影モードに設定される。図3に示す如く、単写撮影モードでは(即ち、単写撮影モードが対象撮影モードに設定されているときには)、シャッタボタン17aの押下後に撮像部11から出力される1枚の静止画像310についての画像信号312がAFE12を介して信号処理部21に入力され、信号処理部21は、入力された画像信号312に対して所定の静止画像用信号処理を実行することで静止画像310の画像データ314を生成する。静止画像用信号処理は、例えば、ノイズ低減処理、エッジ強調処理、デモザイキング処理、色補正処理及び信号圧縮処理を含む。記録制御部23は、画像データ314を記録媒体16に記録させる。
このように、シャッタボタン17aは、単写撮影モードにおける撮影の開始指示の入力を受ける第1入力部として機能し、本実施形態において、当該開始指示はシャッタボタン17aの押下操作に相当する。シャッタボタン17aの押下操作が主制御部13にて認知されてから、単写撮影モードの撮影処理が撮像装置1にて実行される。単写撮影モードの撮影処理は、撮像部11による画像信号312の取得処理と、画像信号312から画像データ314を得るための静止画像用信号処理と、画像データ314を記録媒体16に記録させる記録処理とを含む。但し、画像データ314を記録媒体16に記録させる記録処理は、単写撮影モードの撮影処理に含まれていないと考えることも可能である。
第1撮影モードの撮影処理の実行期間中において撮像装置1内の第2入力部(第2入力部については後述)に対し所定のモード切り替え指示が入力されたとき、撮影制御部22は、第1撮影モードの撮影処理の終了を待つことなく対象撮影モードを第1撮影モードから第2撮影モードへと切り替え、撮像部11、信号処理部21及び記録制御部23と協働して第2撮影モードの撮影処理を実行することができる。第1撮影モードは、例えば単写撮影モードである。第1及び第2撮影モードは、上記複数の撮影モードに含まれる互いに異なる撮影モードである。
モード切り替え指示の入力を受ける第2入力部は、上記第1入力部とは異なる、撮像装置1に設けられた入力部である。第2入力部を、タッチパネル15aの一部にて形成することができる。
例えば、第1撮影モードの撮影処理の実行期間中において、表示部15にモード切り替えアイコン320を表示させておき(図4(a)参照)、ユーザがモード切り替えアイコン320を操作体(指やタッチペンなど)で押すことでモード切り替え指示が第2入力部に入力されても良い(即ち、モード切り替えアイコン320が操作体にて押されたとき、撮影制御部22は、対象撮影モードを第1撮影モードから第2撮影モードに切り替えるようにしても良い)。この場合、モード切り替えアイコン320が第2入力部に相当すると考えることができる。シャッタボタン17aがタッチパネル15a上に設けられる場合、タッチパネル15a上のモード切り替えアイコン320は、タッチパネル15a上のシャッタボタン17aと異なる(即ち、タッチパネル15aにおいて、モード切り替えアイコン320の位置とシャッタボタン17aの位置は互いに異なる)。表示部15及びタッチパネル15a上の任意のアイコン又は部分を押す操作は、当該アイコン又は部分を操作体で継続的に押す操作を含み、更に、当該アイコン又は部分を操作体で叩く操作をも含む。尚、手ぶれの抑制を考慮した場合、前者の操作にてモード切り替え指示が与えられた方が、後者の操作(叩く操作)にてモード切り替え指示が与えられるよりも好ましい。
或いは例えば、表示部15上の任意の部分を操作体で複数回(例えば2回)連続して押す(叩く)ことでモード切り替え指示が第2入力部に入力されても良い。この場合、複数回連続して押される、表示部15上の部分が第2入力部に相当すると考えることができる。
タッチパネル15aに設けられたタッチ検出部(不図示)は、操作体と表示部15の表示画面(即ちタッチパネル15a)との接触の有無を検出すると共に、接触がある場合には、その接触位置を検出する。撮影制御部22は、タッチ検出部の検出結果に基づきモード切り替え指示が第2入力部に入力されたか否かを認識することができる。
第2入力部を、操作部17の一部にて形成するようにしても良い。例えば、図4(b)に示す如く、操作部17に、シャッタボタン17a及び録画ボタン17bとは別に、押しボタンスイッチ等から成るモード切り替えボタン17cを設けておいても良く、モード切り替えボタン17cを押し下げることでモード切り替え指示が第2入力部に入力されても良い。この場合、モード切り替えボタン17cが第2入力部に相当すると考えることができる。
上述した構成の他、任意の他の構成にて第2入力部を形成するようにしても良い。例えば、第2入力部を、いわゆる音声スイッチによって形成しても良い。この場合、ユーザがマイク部18に所定の言葉を吹き込んだとき、モード切り替え指示が第2入力部に入力されることになる。つまり、マイク部18に何らかの音響信号が入力されたとき、主制御部13内の音声認識部(不図示)にて入力音響信号が所定の言葉を表しているか否かを識別し、入力音響信号が所定の言葉を表している場合に、撮影制御部22は、モード切り替え指示が第2入力部に入力されたと認識するようにしても良い。この場合、マイク部18及び音声認識部にて第2入力部が形成されていると考えることができる。
以下、上記の切り替えに特に注目した複数の実施例を説明する。尚、特に記述無き限り、以下に述べる記録とは記録媒体16への記録を指す。
<<第1実施例>>
第1実施例を説明する。第1実施例並びに後述の第2及び第3実施例では、シャッタボタン17aの押下操作に応答して単写撮影モードが対象撮影モードに設定され、静止画像310の画像データ314を取得及び記録するべく単写撮影モードの撮影処理が実行されている期間中にモード切り替え指示が第2入力部に入力されたことを想定する。第1実施例では、第1撮影モードが単写撮影モードであって且つ第2撮影モードは連写撮影モードである。
図5は、第1実施例に係る、対象撮影モードの切り替えイメージ図である。シャッタボタン17aの押下操作によって単写撮影モードの撮影処理が開始された後、当該撮影処理の実行期間中に、例えばモード切り替えアイコン320を押されると、対象撮影モードが連写撮影モードに切り替えられて連写撮影モードの撮影処理が成される。図5において、対象撮影モードの連写撮影モードへの切り替え後に表示部15に表示されるアイコン322は、対象撮影モードが連写撮影モードであることを示すアイコンである。
図6に示す如く、連写撮影モードでは(即ち、連写撮影モードが対象撮影モードに設定されているときには)、撮像部11から出力されるNA枚の静止画像340[1]〜340[NA]についての画像信号342[1]〜342[NA]が順次AFE12を介して信号処理部21に入力され、信号処理部21は、入力された画像信号342[1]〜342[NA]の夫々に対して所定の信号処理SPAを実行することで、静止画像340[1]〜340[NA]の画像データ344[1]〜344[NA]を生成する。従って、連写撮影モードの撮影処理は、画像信号342[1]〜342[NA]の取得処理及び信号処理SPAを含み、更に、画像データ344[1]〜344[NA]を記録する処理を含みうる。信号処理SPAは、上述の静止画像用信号処理と同様であって良いが、幾つかの点において静止画像用信号処理と相違しうる(後述の第5実施例を参照)。
Aは2以上の整数である。静止画像340[1]〜340[NA]は、撮像部11にて連続的に撮影されるNA枚の静止画像である。NAの値は予め定められていても良い。或いは、第2入力部に対するモード切り替え指示の入力状況に応じ、撮影制御部22が、NAの値を可変設定するようにしても良い。即ち例えば、上述のモード切り替えアイコン320又はモード切り替えボタン17cが押されている間、撮像部11を用いた静止画像の連続撮影が継続されるように、NAの値を動的に変更しても良い。
単写撮影モードの撮影処理の実行期間中に対象撮影モードが連写撮影モードへと切り替えられたとき、撮影制御部22は、単写撮影モードによる静止画像310を静止画像340[1]〜340[NA]の1つに含め、静止画像310に続いて、残りの(NA−1)枚の静止画像を撮像部11に連続撮影させるようにしても良い。即ち、単写撮影モードの撮影処理の実行期間中に対象撮影モードが連写撮影モードへと切り替えられたとき、撮影制御部22は、単写撮影モードの撮影処理にて得られるべき静止画像310を静止画像340[1]とみなし、画像信号312及び画像データ314を画像信号342[1]及び画像データ344[1]として取得、生成及び記録させる処理を継続する一方で、その処理に続いて、静止画像340[2]〜340[NA]の画像信号342[2]〜342[NA]及び画像データ344[2]〜344[NA]を取得、生成及び記録させるようにしても良い。上述の説明からも明らかなように、画像信号の取得及び画像データの生成の実行主体は、撮像部11及び信号処理部21であり、画像データの記録の実行主体は、記録制御部23及び記録媒体16である(後述の他の実施例においても同様)。
或いは、単写撮影モードの撮影処理の実行期間中に対象撮影モードが連写撮影モードへと切り替えられたとき、撮影制御部22は、単写撮影モードの撮影処理を中断し、静止画像340[1]〜340[NA]を改めて撮像部11に連続撮影させるようにしても良い。この場合、静止画像340[1]〜340[NA]は何れも静止画像310の後に撮影される画像となる。
尚、第1実施例で想定される連写撮影モードは、所謂ブラケット撮影モードであっても良い。ここでは、ブラケット撮影モードは連写撮影モードの一種であると考える。連写撮影モードがブラケット撮影モードである場合、撮影制御部22は、例えば、静止画像340[1]〜340[NA]の撮影条件が互いに相違するように撮像部11などを制御する。より具体的には例えば、連写撮影モードがブラケット撮影モードである場合、撮影制御部22は、静止画像340[1]〜340[NA]の合焦状態が互いに相違するように、ドライバ34を通じて静止画像340[1]〜340[NA]の撮影時におけるフォーカスレンズ31の位置を互いに相違させてもよい。或いは例えば、連写撮影モードがブラケット撮影モードである場合、撮影制御部22は、静止画像340[1]〜340[NA]の撮影時における露出条件を互いに相違させても良い。或る静止画像の露出条件には、当該静止画像の露光時間(当該静止画像の画像信号を得るために撮像素子33が露光される時間の長さ)、当該静止画像の撮影時における絞り値、及び、当該静止画像の撮影時におけるISO感度(International Organization for Standardizationによって規定された感度)が含まれる。
<<第2実施例>>
第2実施例を説明する。第2実施例では、第1撮影モードが単写撮影モードであって且つ第2撮影モードはHDR撮影モードである。
図7に示す如く、HDR撮影モードでは(即ち、HDR撮影モードが対象撮影モードに設定されているときには)、撮像部11から出力されるNB枚の静止画像360[1]〜360[NB]についての画像信号362[1]〜362[NB]が順次AFE12を介して信号処理部21に入力され、信号処理部21は、入力された画像信号362[1]〜362[NB]に対して所定の信号処理SPBを実行することで、1枚の静止画像であるHDR(High Dynamic Range)画像370の画像データを生成する。従って、HDR撮影モードの撮影処理は、画像信号362[1]〜362[NB]の取得処理及び信号処理SPBを含み、更に、HDR画像370の画像データを記録する処理を含みうる。NBは2以上の所定の整数である。静止画像360[1]〜360[NB]は、撮像部11にて連続的に撮影される。信号処理SPBは、例えば、信号処理SPAと同等のノイズ低減処理、エッジ強調処理、デモザイキング処理、色補正処理及び信号圧縮処理を含む他、HDR信号処理を含む。
HDR信号処理では、静止画像360[1]〜360[NB]を合成することで、静止画像360[1]〜360[NB]の夫々のダイナミックレンジよりも広いダイナミックレンジを有するHDR画像370を生成する。このため、HDR画像370の各画素が有する信号のビット長は、静止画像360[i]のそれよりも長い(iは整数)。HDR画像370の生成を可能とするべく、撮影制御部22は、静止画像360[1]〜360[NB]の撮影時における露出条件を互いに異ならせる。HDR画像370は、静止画像360[i]のダイナミックレンジを拡大した画像に相当する。ダイナミックレンジの拡大に適した公知のダイナミックレンジ拡大処理(例えば、特開2008−109176号公報、特開2008−136113号公報又は特開2010−93679号公報に記載された処理)をHDR信号処理として利用可能である。
単写撮影モードの撮影処理の実行期間中に対象撮影モードがHDR撮影モードへと切り替えられたとき、撮影制御部22は、単写撮影モードによる静止画像310を静止画像360[1]〜360[NB]の1つに含め、静止画像310に続いて、残りの(NB−1)枚の静止画像を撮像部11に連続撮影させるようにしても良い。即ち、単写撮影モードの撮影処理の実行期間中に対象撮影モードがHDR撮影モードへと切り替えられたとき、撮影制御部22は、単写撮影モードの撮影処理にて得られるべき静止画像310を静止画像360[1]とみなして画像信号312を画像信号362[1]として取得させる一方で、その取得に続いて、静止画像360[2]〜360[NB]の画像信号362[2]〜362[NB]の取得並びにHDR画像370の画像データの生成及び記録を行わせるようにしても良い。
或いは、単写撮影モードの撮影処理の実行期間中に対象撮影モードがHDR撮影モードへと切り替えられたとき、撮影制御部22は、単写撮影モードの撮影処理を中断し、静止画像360[1]〜360[NB]を改めて撮像部11に連続撮影させるようにしても良い。この場合、静止画像360[1]〜360[NB]は何れも静止画像310の後に撮影される画像となる。
尚、第2実施例において、第2撮影モードは3D撮影モードであっても良く、この場合、第2実施例において上述した説明文中における“HDR撮影モード”及び“HDR画像”を“3D撮影モード”及び“三次元画像”に読み替えると良い。但し、第2撮影モードが3D撮影モードである場合、上述の信号処理SPBはHDR信号処理の代わりに3D信号処理を含み、且つ、静止画像360[1]〜360[NB]は、互いに異なる視点から共通の被写体を撮影することで得られたNB枚の静止画像であると良い。ここにおける視点とは、撮像部11(厳密には例えば撮像素子33の中心)の位置を指す。
3D信号処理において、信号処理部21は、静止画像360[1]〜360[NB]の画像信号362[1]〜362[NB]に基づき、上記共通の被写体の三次元形状を表す三次元データを含んだ三次元画像を生成する。3D撮影モードにおいて、三次元画像の生成及び記録まで行うようにしても良いが、これに代えて、3D撮影モードでは画像信号362[1]〜362[NB]の取得及び記録までを行うようにし、その後、任意のタイミングにおいて画像信号362[1]〜362[NB]から三次元画像が生成されても良い。
<<第3実施例>>
第3実施例を説明する。第3実施例では、第1撮影モードが単写撮影モードであって且つ第2撮影モードはパノラマ撮影モードである。
図8に示す如く、パノラマ撮影モードでは(即ち、パノラマ撮影モードが対象撮影モードに設定されているときには)、撮像部11から出力されるNC枚の静止画像380[1]〜380[NC]についての画像信号382[1]〜382[NC]が順次AFE12を介して信号処理部21に入力され、信号処理部21は、入力された画像信号382[1]〜382[NC]に対して所定の信号処理SPCを実行することで、1枚の静止画像であるパノラマ画像390の画像データを生成する。従って、パノラマ撮影モードの撮影処理は、画像信号382[1]〜382[NC]の取得処理及び信号処理SPCを含み、更に、パノラマ画像390の画像データを記録する処理を含みうる。NCは2以上の整数である。信号処理SPCは、例えば、信号処理SPAと同等のノイズ低減処理、エッジ強調処理、デモザイキング処理、色補正処理及び信号圧縮処理を含む他、パノラマ合成処理を含む。
パノラマ合成処理では、静止画像380[1]〜380[NC]を合成することで静止画像380[1]〜380[NC]の夫々の画角よりも広い画角を有するパノラマ画像390を生成する。このような合成は、一般にイメージモザイキングと呼ばれており、公知のイメージモザイキングの方法をパノラマ合成処理に利用することができる。パノラマ画像390の生成を可能とするべく、静止画像380[1]〜380[NC]は、撮影領域が互いに異なる状態での撮影画像とされる。例えば、静止画像380[1]〜380[NC]が撮像部11により順次撮影される期間中において、撮像部11の撮影領域が水平方向に沿って変化してゆくように、ユーザとしての撮影者は撮像装置1に対してパン操作を行うとよい。静止画像380[1]〜380[NC]は、所定時間間隔にて順次撮影されても良いし、操作部17又はタッチパネル15aを介しユーザが明示したタイミングに撮影されても良い。NCの値は予め定められていても良いし、操作部17又はタッチパネル15aに入力されたユーザ操作に応じ、撮影制御部22にてNCの値を可変設定しても良い。
単写撮影モードの撮影処理の実行期間中に対象撮影モードがパノラマ撮影モードへと切り替えられたとき、撮影制御部22は、単写撮影モードによる静止画像310を静止画像380[1]〜380[NC]の1つに含め、静止画像310に続いて、残りの(NC−1)枚の静止画像を撮像部11に撮影させるようにしても良い。即ち、単写撮影モードの撮影処理の実行期間中に対象撮影モードがパノラマ撮影モードへと切り替えられたとき、撮影制御部22は、単写撮影モードの撮影処理にて得られるべき静止画像310を静止画像380[1]とみなして画像信号312を画像信号382[1]として取得させる一方で、その取得に続いて、静止画像380[2]〜380[NC]の画像信号382[2]〜382[NC]の取得並びにパノラマ画像390の画像データの生成及び記録を行わせるようにしても良い。
或いは、単写撮影モードの撮影処理の実行期間中に対象撮影モードがパノラマ撮影モードへと切り替えられたとき、撮影制御部22は、単写撮影モードの撮影処理を中断し、静止画像380[1]〜380[NC]を改めて撮像部11に撮影させるようにしても良い。この場合、静止画像380[1]〜380[NC]は何れも静止画像310の後に撮影される画像となる。
<<第4実施例>>
第4実施例を説明する。第4実施例及び後述の第5実施例を、上述の第1〜第3実施例と組み合わせて実施することができる。モード切り替え指示の入力に応答して対象撮影モードが第1撮影モードから第2撮影モードへと切り替えられたとき、撮像装置1は、その切り替えが実行されたことをユーザに報知しても良い。この報知は、人間の五感に訴える任意の報知であって良い。例えば、対象撮影モードが第1撮影モードから第2撮影モードへと切り替えられたとき、その切り替えが実行されたこと示す映像又は音声を表示部15又はスピーカ部19に出力させても良いし、撮像装置1に設けられた発光素子(不図示)を発光させても良い。上述したアイコン322(図5参照)の表示は上記報知の一種である。
<<第5実施例>>
第5実施例を説明する。モード切り替え指示の入力に応答して対象撮影モードが第1撮影モードから第2撮影モードへと切り替えられたとき、主制御部13(例えば撮影制御部22)は、撮影及び記録に関する各種設定を第2撮影モード用のものへと自動的に変更するようにしても良い。撮影及び記録に関する各種設定は、ストロボの発光有無、ノイズ低減方法、信号処理部21の入力画像及び出力画像の画像サイズ、ホワイトバランス、露出、フォーカス、並びに、記録媒体16へ記録される画像ファイルの保存フォルダの設定などを含む。
本実施形態によれば、第1撮影モードの撮影処理の終了を待たずとも第2入力部を用いて第2撮影モードへの切り替えが可能となり、撮影モード変更に関するユーザの利便性が向上する。例えば、1枚の静止画像の撮影を行う第1撮影モードの撮影処理中に、必要に応じ、複数枚の静止画像の撮影を行う第2撮影モードを起動させることができる。結果、第1撮影モードの撮影処理の開始後、第1撮影モードの撮影処理の終了を待たずとも、連写等を行いたい場合には、直ちに第2撮影モードでの撮影を実行させることが可能となる。結果、重要なシーンの撮り逃し等が回避される。また、第1入力部とは別に設けられた第2入力部を用いて切り替えの指示が成されるため、誤操作の発生も回避される。
<<第6実施例>>
第6実施例を説明する。矛盾無き限り、上述の任意の各説明を第6実施例に適用することができる。第6実施例では、第1撮影モードが単写撮影モードであって且つ第2撮影モードが連写撮影モードであることを想定し、対象撮影モードが第1撮影モードから第2撮影モードに切り替えられる際の、詳細な処理手順について説明する。その処理手順の詳細説明に先立ち、関連する幾つかの技術事項を説明する。
撮像素子33の出力信号に対し、信号処理部21が所定の前段信号処理(例えば、相関二重サンプリング、自動ゲイン調整及びA/D変換)を施すことで、所定形式のRAWデータである原形式のRAWデータが得られる。更に、信号処理部21は、撮像素子33の出力に基づく画像データに対し、以下のRAW−RAW変換、YUV変換及び圧縮処理を実行することができる(図9(a)及び(b)参照)。RAW−RAW変換では、所定の信号処理を介して原形式のRAWデータをDNG(Digital Negative)形式のRAWデータに変換する。RAW−RAW変換における信号処理は、メディアンフィルタを用いて原形式のRAWデータのノイズを低減する処理を含む。尚、ここでは、RAW−RAW変換により、原形式のRAWデータからDNG形式のRAWデータが得られるとしているが、RAW−RAW変換にて得られるRAWデータの形式はDNG形式に限定されない。YUV変換では、原形式又はDNG形式のRAWデータをYUV形式の画像データであるYUVデータ(輝度信号Yと色差信号U及びVから成る画像データ)に変換する。圧縮方式は任意であるが、ここでは静止画像に対する圧縮方式として、JPEG(Joint Photographic Experts Group)の圧縮方式が採用されているものとする。従って、圧縮処理では、JPEGの圧縮方式に従って静止画像のYUVデータを圧縮され、圧縮されたYUVデータであるJPEGデータが生成される。或る画像についての原形式又はDNG形式のRAWデータ、YUVデータ、JPEGデータは、何れも、当該画像の画像データの一種である。
シャッタボタン17aの押下操作は静止画像の撮影指示に相当する。また、上述の第2入力部に対する上記モード切り替え指示の入力は、対象撮影モードの切り替え指示と、複数枚の静止画像の連続撮影の指示を含んでいる。シャッタボタン17aの押下操作又は第2入力部に対するモード切り替え指示の入力に応答して撮像部11により取得される静止画像を、特に対象画像と呼ぶ。撮像部11の出力画像信号には対象画像の画像信号が含まれる。
図1の内部メモリ14には、図10(a)のRAWバッファ(バッファメモリ)20が設けられる。RAWバッファ20は、対象画像のRAWデータを、m枚分、同時に保持することができる。ここでは、説明の具体化のため、m=7であるとする。但し、整数mは2以上であれば幾つでも良い。m=7に対応して、図10(a)に示す如く、RAWバッファ20に計7つのRAWブロック20[1]〜20[7]が設けられる。RAWブロック20[1]〜20[7]の夫々は、1枚の対象画像についての原形式又はDNG形式のRAWデータを保持できる。即ち、図10(b)に示す如く、任意の1枚の対象画像TIについての原形式、DNG形式のRAWデータを、夫々、データDRAW、DRAW’にて表すと、ブロック20[i]は、データDRAWを後述のRAW取り込み処理により取り込んで保持し、当該データDRAWに対してRAW−RAW変換が成された後は、それによって得られたデータDRAW’をデータDRAWの代わりに保持することができる(iは整数)。尚、YUVデータ及びJPEGデータは、RAWバッファ20と異なる、内部メモリ14内の中間バッファ(不図示)に保持される。
図11を参照して、対象画像TIの撮影処理について説明する。主制御部13にて実行される対象画像TIの撮影処理は、処理PR1〜PR10から成る。処理PR1〜PR10を介して、対象画像TIのRAWファイル及びJPEGファイルが記録媒体16に記録される。主制御部13は、撮像装置1内の他の部位と協働しつつ処理PR1〜PR10を実現する。
処理PR1は、AE処理及びAF処理から成る。AE処理では、主制御部13内の測光回路(不図示)にて被写体の明るさを測定し、測定結果に応じて対象画像TIの撮影時における露出調整を行うことで対象画像TIの明るさを適正化する。被写体の明るさの測定は、撮像素子33の出力信号を用いて又は明るさ測定用のセンサ(不図示)を用いて実現される。露出調整は、絞り32の開度(即ち絞り値)の調整、撮像素子33の露光時間の調整、感度の調整を含む。感度は、例えばISO(International Organization for Standardization)感度である。実際には、感度の制御により、撮像素子33の出力信号に対して施される信号増幅の増幅度が制御される。AF処理では、対象画像TIの撮影時における焦点調整が行われる。より具体的には、AF処理(焦点調整)において、被写体の像を撮像素子33上で結像させるためのフォーカスレンズ31の位置を合焦レンズ位置として求め、フォーカスレンズ31を合焦レンズ位置に配置する。合焦レンズ位置は、撮像素子33の出力信号を用いて又は撮像素子33と異なる焦点調整用のセンサ(不図示)を用いて求められる。以下では、主として、対象画像の撮影処理に処理PR1が含まれていることを想定するが、任意の対象画像の撮影処理から、処理PR1の全体又はAE処理若しくはAF処理が割愛されても良い。
処理PR2は、対象画像TIについての原形式のRAWデータDRAWを撮像素子33からRAWバッファ20に取り込むRAW取り込み処理である。取り込まれたデータDRAWは、ブロック20[1]〜20[7]の何れかに保持される。
処理PR3は、処理PR3A及びPR3Bから成る。処理PR3Aとしてのプレビュー画像生成処理では、図12(a)に示す如く、対象画像TIのRAWデータDRAWに対してプレビュー画像生成用のYUV変換を実行することで、プレビュー画像のYUVデータDPRVを生成する。図12(e)の画像TIPRVはプレビュー画像の例である。処理PR3Bとしてのプレビュー画像表示処理では、YUVデータDPRVを表示部15に与えることで表示部15に一定期間だけプレビュー画像TIPRVを表示する。プレビューをポストビューと呼ぶこともできる。尚、処理PR3は各対象画像の撮影処理から割愛されうる。
処理PR4は、対象画像TIのデータDRAWをデータDRAW’に変換する本画用RAW−RAW変換である(図10(b)参照)。
処理PR5は、RAWファイル用サムネイル生成処理であり、処理PR5A及びPR5Bから成る。処理PR5Aとしてのサムネイル用YUV変換では、図12(b)に示す如く、対象画像TIのRAWデータ(DRAW又はDRAW’)に対して、解像度変換を含むYUV変換を実行することにより、サムネイルデータDTMBAを生成する。処理PR5Bとしてのサムネイル用圧縮処理では、サムネイルデータDTMBAを圧縮することで圧縮サムネイルデータDTMBBを生成する。
処理PR6は、RAWファイルを記録媒体16に書き込む(即ち記録する)RAWファイル書き込み処理である。図13(a)に示す如く、対象画像TIについてのRAWファイルは、対象画像TIについてのRAWデータDRAW’及び圧縮サムネイルデータDTMBBを含んでいると共に、対象画像TIの撮影日時等の付加情報を含んでいる。
処理PR7では、図12(c)に示す如く、対象画像TIのRAWデータ(DRAW又はDRAW’)に対して本画用YUV変換を実行することにより、YUVデータDYUVを生成する。
処理PR8は、YUVデータDYUVを圧縮する本画用圧縮処理であり、当該処理PR8により、圧縮されたYUVデータDYUVであるJPEG形式の圧縮データDJPEGが生成される。
処理PR9は、JPEGファイル用サムネイル生成処理であり、処理PR9A及びPR9Bから成る。処理PR9Aとしてのサムネイル用YUV変換では、図12(d)に示す如く、対象画像TIのRAWデータ(DRAW又はDRAW’)に対して、解像度変換を含むYUV変換を実行することにより、サムネイルデータDTMBCを生成する。処理PR9Bとしてのサムネイル用圧縮処理では、サムネイルデータDTMBCを圧縮することで圧縮サムネイルデータDTMBDを生成する。
処理PR10は、JPEGファイルを記録媒体16に書き込む(即ち記録する)JPEGファイル書き込み処理である。図13(b)に示す如く、対象画像TIについてのJPEGファイルは、対象画像TIについての圧縮データDJPEG及び圧縮サムネイルデータDTMBDを含んでいると共に、対象画像TIの撮影日時等の付加情報を含んでいる。
図12(e)に示す如く、プレビュー画像TIPRVは、対象画像TIに基づく、対象画像TIと実質的に等価な静止画像であり、表示部15の表示解像度に応じた画素数を持つ。データDTMBA、DTMBB、DTMBC又はDTMBDによって表されるサムネイルTITMBは、データDRAW、DRAW’、DYUV又はDJPEGによって表される対象画像TIの縮小画像に相当する。
図14に、1枚の対象画像TIに対する処理PR1〜PR10の実行順序を示す。機械式押しボタンスイッチとして形成されたシャッタボタン17aは、基準状態、半押し状態、全押し状態の何れかの状態をとる。シャッタボタン17aの押下操作の過程において、ボタン17aの状態が基準状態から半押し状態に変化すると処理PR1が行われ、その後、ボタン17aが更に押し込まれてボタン17aの状態が半押し状態から全押し状態に変化すると処理PR2が行われ、続いて処理PR3が行われる。その後、処理PR4〜PR10が行われる。“処理PR4及びPR5の後に処理PR6が実行され、且つ、処理PR7の後に処理PR8が実行され、且つ、処理PR8及びPR9の後に処理PR10が実行される”という第1実行順序条件を満たす限り、処理PR4〜PR10の実行順序は任意である。但し、“処理PR5において処理PR5Bは処理PR5Aの後に実行され、且つ、処理PR9において処理PR9Bは処理PR9Aの後に実行される”という第2実行順序条件も当然に満たされる(図12(b)及び(d)参照)。
対象画像TIの撮影処理は、処理PR3としての表示用処理と、処理PR4、PR5及びPR7〜PR9から成る記録用データ生成処理と、処理PR6及びPR10から成る記録処理とを含んでいる、と考えることができる。表示用処理では、対象画像の原データから表示用データが生成されて(図12(a)参照)、該表示用データが表示部15にて表示される。本実施例において、原データ及び表示用データは、夫々、データDRAW及びDPRVである(図12(a)参照)。記録用データ生成処理では、対象画像の原データから記録用データが生成される。記録用データは、RAWファイル中のデータDRAW’及びDTMBBとJPEGファイル中のデータDJPEG及びDTMBDを含む。記録処理では、記録用データを含むファイル、即ちRAWファイル及びJPEGファイルが記録媒体16に記録される。記録用データ生成処理は信号処理部21によって実現され、記録処理は記録制御部23によって実現される。表示用処理は主制御部13(例えば主制御部13に設けられた、図示されない表示制御部)により実現される。
第1撮影モードでは、1枚の対象画像TIAが撮影及び記録される。従って、第1撮影モードの撮影処理は、1枚の対象画像TIAの撮影処理に相当する。一方、第2撮影モードの撮影処理では、p枚の対象画像TIBが連続的に撮影され且つ記録される。従って、第2撮影モードの撮影処理はp枚の対象画像TIBの撮影処理に相当し、第2撮影モードではp枚の対象画像TIBの撮影処理が連続的に実行される。ここで、pは2以上の整数である。pの値は予め定められていても良い。或いは、第2入力部に対するモード切り替え指示の入力状況に応じ、撮影制御部22が、pの値を可変設定するようにしても良い。即ち例えば、上述のモード切り替えアイコン320又はモード切り替えボタン17cが押されている間、撮像部11を用いた対象画像TIBの連続撮影が継続されるように、pの値を動的に変更しても良い。
図15を参照し、第1撮影モードの撮影処理(即ち対象画像TIAの撮影処理)の実行期間中に上記第2入力部に対し所定のモード切り替え指示が入力された場合の動作について説明する。まず、タイミング401において、シャッタボタン17aの押下操作が操作部17に入力されてボタン17aの状態が基準状態から半押し状態を介して全押し状態になったとする。そうすると、主制御部13は、タイミング401を起点として対象画像TIAの撮影処理を開始する(詳細には、ボタン17aの状態が半押し状態になった時点で処理PR1が開始される)。その後、対象画像TIAの撮影処理の実行期間中のタイミング402において、第2入力部に対し所定のモード切り替え指示が入力されたとする。ここでは、説明の具体化のため、モード切り替えアイコン320(図4(a)参照)にて第2入力部が形成されていて、アイコン320が操作体にて押されている期間中、対象画像TIBの連続撮影が継続されるように撮像装置1が形成されているとする。図15の例では、タイミング402からタイミング402よりも後のタイミング403までの間、アイコン320が操作体にて継続的に押されていることが想定されている。
このような想定の下、主制御部13は、タイミング401及び402間において処理PRA1を実行し、タイミング402及び403間において処理PRB1を実行し、その後、処理PRA2を実行して、更にその後に処理PRB2を実行する。
処理PRA1及びPRA2は、夫々、対象画像TIAの撮影処理の一部及び残部である。処理PRB1は、各対象画像TIBの撮影処理の一部であり、処理PRB2は、各対象画像TIBの撮影処理の残部である。従って、処理PRA1及びPRA2にて対象画像TIAの撮影処理の全体が形成され、処理PRB1及びPRB2にて各対象画像TIBの撮影処理の全体が形成される。
処理PRA1は、少なくとも対象画像TIAについての処理PR1及びPR2を含む。タイミング402に依存して、対象画像TIAについての処理PR3〜PR10が処理PRA1と処理PRA2に割り振られる。処理PRB1は、各対象画像TIBについての処理PR1及びPR2を含む。但し、1枚以上の対象画像TIBについての処理PR1は処理PRB1から割愛されうる。以下では、1枚目の対象画像TIBに対する処理PR1を処理PRB1に含める一方、2〜p枚目の対象画像TIBに対する処理PR1を処理PRB1から割愛するものとする。
具体的には例えば(図11及び図14参照)、主制御部13は、対象画像TIAの撮影処理において、処理PR3と処理PR4、PR5、PR7又はPR9との間、処理PR4と処理PR5との間、処理PR7と処理PR8との間、処理PR4又はPR5と処理PR6との間、及び、処理PR8又はPR9と処理PR10との間の夫々にチェックポイントを設けると共に、処理PR6の実行中及び処理PR10の実行中にもチェックポイントを設け、各チェックポイントにおいてアイコン320が操作体にて押された否かを確認する。この他、上記の第1及び第2実行順序条件を満たす限り、処理PR4、PR5A、PR5B、PR6、PR7、PR8、PR9A、PR9B及びPR10の内、任意の2つの処理の間にチェックポイントを設けることができる。
そして、タイミング402に相当するチェックポイントにおいてアイコン320が操作体にて押されていることが検出された場合、その時点で、主制御部13は、対象画像TIAの撮影処理を処理PRA1までで中断し、処理PRB1の一部として、1枚目の対象画像TIBに対する処理PR1を実行する(図16参照)。その後、主制御部13は、処理PRB1の一部として、1枚目〜p枚目の対象画像TIBに対する処理PR2(RAW取り込み処理)を順次実行する(図16参照)。タイミング403において操作体がアイコン320から離れると、主制御部13は、対象画像TIBの処理PR2を終了して処理PRB1を終える。処理PRB1を終えると、主制御部13は、対象画像TIAの撮影処理を再開し(即ち処理PRA2を実行し)、その後、処理PRB2を行う。
m=7であるため(図10(a)参照)、pが6以下の場合には、対象画像TIAのRAWデータをRAWブロック20[1]に保持させると同時にp枚の対象画像TIBのRAWデータをRAWブロック20[2]〜20[p+1]に保持させることができ、結果、図15及び図16に示すような動作が可能である。pが7である場合、何れかのRAWブロックが開放されるまで、7枚目の対象画像TIBのRAWデータ取り込み処理は待機される。pが8以上の場合も同様である。RAWブロック20[i]に保持されたRAWデータに基づくRAWファイル及びJPEGファイルが記録媒体16に記録されると、RAWブロック20[i]は開放され、新たなRAWデータを受け入れ可能となる(iは整数)。
対象画像TIBについての処理PR3〜処理PR10の内、どの処理までを処理PRB1に含めるのかは任意であるが、例えば、処理PR3までが処理PRB1に含められ、処理PR4〜PR10が処理PRB2に含められる。この際、処理PRB1において、撮影間隔の短縮を狙い、第(i+1)枚目の対象画像TIBに対する処理PR2と第i枚目の対象画像TIBに対する処理PR3を並列実行すると良い。図15の例では、処理PRA2の完了後に処理PRB2が実行開始されているが、図17(a)に示す如く、処理PRA2の一部と処理PRB2の一部は同時に実行されうる。また、図17(b)に示す如く、処理PRA2の一部と処理PRA2の他の一部との間に、処理PRB2の一部が実行されても良い。
上述の説明から理解されるが、以下のことが言える。つまり例えば(図14も参照)、対象画像TIAについての表示用処理及び記録用データ生成処理から成る中間処理の実行中に、第2入力部に対し所定のモード切り替え指示が入力された場合、主制御部13は、対象画像TIAの中間処理を中断して処理PRB1を実行した後、対象画像TIAの中間処理を再開し、当該中間処理の完了後、対象画像TIAの記録処理及び処理PRB2を実行することができる。尚、中間処理から表示用処理が割愛されうる。中間処理は記録処理を含まない。或いは例えば(図14も参照)、対象画像TIAについての記録処理の実行中に、第2入力部に対し所定のモード切り替え指示が入力された場合、主制御部13は、対象画像TIAの記録処理を中断して処理PRB1を実行した後、対象画像TIAの記録処理を再開し、当該記録処理の完了後又は当該記録処理の実行に並行して処理PRB2を実行することができる。
対象画像TIAの撮影処理を開始した後、対象画像TIAの中間処理又は記録処理の実行中に連写撮影モードへの切り替えが指示された場合、対象画像TIAの撮影処理の完了を待ってから各対象画像TIBの撮影処理が開始する方法が検討される。しかし、この方法では、対象画像TIBの撮影開始までのシャッタタイムラグが長くなる。これに対し、本実施例の主制御部13は、対象画像TIAの撮影処理(中間処理又は記録処理)の実行期間中に連写撮影モードへの切り替えが指示された場合(即ち第2入力部に対し所定のモード切り替え指示が入力された場合)、各対象画像TIBの処理PR2を含む各対象画像TIBの撮影処理の一部を割り込み実行する。これにより、シャッタタイムラグを短縮することが可能となる。
尚、モード切り替え指示の入力に応答した、処理の“中断”とは、モード切り替え指示の入力と同時に当該処理を即時中断するだけでなく、モード切り替え指示の入力後、若干の時間を経てから当該処理が中断されることをも含む。
ところで、主制御部13は、第1〜第3記録モードを含む複数の記録モードの何れかを選択記録モードとして用い、選択記録モードに対応する記録対象ファイルを記録媒体16に記録する。主制御部13は、操作部17に入力された記録モード選択操作に従い、選択記録モードを設定することができる。第1記録モードにおける記録対象ファイルはRAW及びJPEGファイルであり、上述の各説明は、選択記録モードが第1記録モードであることを想定している。第2記録モードにおける記録対象ファイルはJPEGファイルであってRAWファイルを含まず、第3記録モードにおける記録対象ファイルはRAWファイルであってJPEGファイルを含まない。故に、選択記録モードが第2記録モードである場合、各対象画像TIの撮影処理から処理PR4〜PR6が割愛され、従って当然、上記記録用データからデータDRAW’及びDTMBBが割愛されると共にRAWファイルは記録媒体16に記録されない(図11、図13(a)及び図14参照)。選択記録モードが第3記録モードである場合、各対象画像TIの撮影処理から処理PR7〜PR10が割愛され、従って当然、上記記録用データからデータDJPEG及びDTMBDが割愛されると共にJPEGファイルは記録媒体16に記録されない(図11、図13(b)及び図14参照)。
<<変形等>>
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。上述の実施形態に適用可能な注釈事項として、以下に、注釈1〜注釈4を記す。各注釈に記載した内容は、矛盾なき限り、任意に組み合わせることが可能である。
[注釈1]
モード切り替え指示の入力に応答して起動する第2撮影モードは、上述の各実施例で述べたものに限定されない。例えば、第2撮影モードは、長短露光画像による電子式ぶれ補正モードであってもよい。長短露光画像による電子式ぶれ補正モードでは、比較的短い露光時間による短露光画像及び比較的長い露光時間による長露光画像が撮像部11にて連続的に撮影され、短露光画像及び長露光画像に基づき、ぶれの抑制されたぶれ補正画像を生成する。ぶれ補正画像の画像データを記録媒体16に記録することができる。
[注釈2]
上述の説明では、第1撮影モードが単写撮影モードであることを想定しているが、第1及び第2撮影モードが互いに相違している限り、第1及び第2撮影モードは、上記複数の撮影モードに含まれる任意の撮影モードであってよい。例えば、第2撮影モードではなく、第1撮影モードが連写撮影モード、HDR撮影モード又はパノラマ撮影モードであっても良い。
[注釈3]
撮像装置1は、任意の機器(携帯電話機や情報端末装置)に搭載されるものであっても良い。
[注釈4]
図1の撮像装置1を、ハードウェア、或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって構成することができる。撮像装置1にて実現される機能の内、任意の特定の機能をプログラムとして記述しておいても良い。具体的には例えば、主制御部13にCPU(Central Processing Unit)を設けておき、図示されないフラッシュメモリに格納されたプログラムを当該CPUに実行させることで、上記特定の機能を実現させても良い。図1の構成においては、例えば、信号処理部21、撮影制御部22及び記録制御部23の全部又は一部をソフトウェアを用いて構成することができ、それ以外の部位をハードウェアを用いて構成することができる。
1 撮像装置
11 撮像部
13 主制御部
16 記録媒体
17a シャッタボタン
17c モード切り替えボタン
20 RAWバッファ
22 撮影制御部
320 モード切り替えアイコン

Claims (7)

  1. 第1及び第2撮影モードを含む複数の撮影モードの何れかである対象撮影モードにて撮影を実行する撮像装置において、
    前記第1撮影モードによる撮影の開始指示の入力を受ける第1入力部と、
    前記第1入力部と異なる第2入力部と、
    前記第1入力部に入力された前記開始指示に応じ前記第1撮影モードの撮影処理が開始された後、前記第1撮影モードの撮影処理を行っている期間中に前記第2入力部に対し所定指示が入力されたとき、前記対象撮影モードを前記第1撮影モードから前記第2撮影モードに切り替える撮影制御部と、を備えた
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 記録媒体を更に備え、
    前記第1撮影モードでは、1枚の静止画像が撮影されて当該1枚の撮影画像の画像データが前記記録媒体に記録される一方、
    前記第2撮影モードでは、複数枚の静止画像が撮影されて当該複数枚の静止画像に基づく画像データが前記記録媒体に記録される
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 記録媒体を更に備え、
    前記第1撮影モードの撮影処理は、前記第1撮影モードによる撮影画像の画像データを前記記録媒体に記録する記録処理を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. タッチパネルを有する表示部を更に備え、
    前記第1撮影モードの撮影処理を行っている期間中、モード切り替えアイコンが前記第2入力部として前記表示部に表示され、前記モード切り替えアイコンが押されたとき、前記撮影制御部は、前記対象撮影モードを前記第1撮影モードから前記第2撮影モードに切り替える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の撮像装置。
  5. 対象画像の画像信号を含む、被写体の画像信号を出力する撮像部と、前記撮像部の出力に基づく原データの一時保持が可能なバッファメモリと、記録媒体と、前記撮影制御部を有して前記対象画像の撮影処理を行う主制御部と、を更に備え、
    前記対象画像の撮影処理は、前記撮像部の出力に基づく前記対象画像の原データを前記バッファメモリに取り込む取り込み処理と、前記対象画像の原データから記録用データを生成する記録用データ生成処理と、前記記録用データを含むファイルを前記記録媒体に記録する記録処理と、を含み、
    前記第1撮影モードの撮影処理は、第1対象画像の撮影処理であって、
    前記第2撮影モードでは、複数枚の第2対象画像の撮影処理が連続的に実行され、
    前記第1対象画像の撮影処理を行っている期間中に前記第2入力部に対し前記所定指示が入力された場合、前記主制御部は、前記第1対象画像の取り込み処理の後であって且つ前記第1対象画像の撮影処理の完了より前に、各第2対象画像の取り込み処理を含む各第2対象画像の撮影処理の一部を割り込み実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記第1対象画像についての記録用データ生成処理を含む中間処理の実行中に前記第2入力部に対し前記所定指示が入力された場合、前記主制御部は、前記第1対象画像の中間処理を中断して、各第2対象画像の取り込み処理を含む各第2対象画像の撮影処理の一部を実行した後、前記第1対象画像の中間処理を再開し、その後において前記第1対象画像の記録処理を実行するとともに各第2対象画像の撮影処理の残部を実行する
    ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記第1対象画像の記録処理の実行中に前記第2入力部に対し前記所定指示が入力された場合、前記主制御部は、前記第1対象画像の記録処理を中断して、各第2対象画像の取り込み処理を含む各第2対象画像の撮影処理の一部を実行した後、前記第1対象画像の記録処理を再開し、その後において各第2対象画像の撮影処理の残部を実行する
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の撮像装置。
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