JPWO2013121683A1 - 会員証 - Google Patents

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肇 石川
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和恵 佐古
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澄夫 森岡
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    • G06Q50/00Systems or methods specially adapted for specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/10Services

Abstract

統合会員証1は、複数の会員証運営社から利用者に付与された複数の利用者IDを記憶するための個人情報管理回路2と、グループ署名技術を用いて複数の利用者IDを選択的に外部に開示する選択的情報開示回路3と、を備える。

Description

本発明は、複数の会員証運営社から利用者に付与された複数の利用者IDを一つの会員証で管理するための技術に関する。
近年、クレジットカードやポイントカード等の会員証の普及がめざましく、一人のユーザが複数の会員証を所持することも一般化しつつある。このような会員証を利用すれば、現金を取り扱う必要がないため、ユーザと加盟店との双方に大きなメリットが得られ、会員証の利用は今後も益々普及していくものと予想される。このような事情を背景に、例えば、特開2002−83114号公報に開示されているように、複数の会員証を一括管理する試みが検討されている。
特開2002−83114号公報
しかし、複数の会員証運営社が連携して又は独立して運用する会員証を柔軟に統合するためには、幾つかの問題が残されている。第一の問題は、クレジットカード、キャッシュカード、プリペイドカード、ポイントカード、身分証明証等の会員証は、様々な会員証運営社が独立に発行しているため、利用者は多くの会員証を持ち歩く必要があるということである。その理由は、異なる会員証運営社が会員証を統合して各々が利用者に付与した会員番号を1つの統合会員証に載せた場合、中立な認証機関によって統合会員証をオンライン認証するか、或いは、店舗に設置された会員証読み取り器で共通に復号可能で全ての利用者ID(会員番号)が認識できてしまう構成にする必要があるためである。オンライン認証には、常時接続通信が必要である。また、どの店舗の会員証読み取り器でも復号できることは、利用者IDを他社の会員証読み取り器に公開しているに等しく、利用者に関する自社の顧客情報の漏洩に繋がる。情報が漏洩した場合には悪意の第三者による会員証の偽造の恐れがある。偽造以外にも事業上の競合が互いの会員証を共通化していれば互いの顧客の利用状況が漏れてしまう恐れもある。
第二の問題は、会員証を発行している会員証運営社同士が利用者に配布する利用者IDの番号体系自体を共通化して1つにまとめる方法をとる際、乗換えのための費用が発生し柔軟な経営戦略の実行を妨げるということである。その理由は、利用者IDの番号体系共通化の際には、これまでの番号体系からの移行費用、或いは事業社が事業上の理由から一度共通化された番号体系を脱退して独立するには新たに会員証を配布する等の費用が発生するためである。更に、乗り換え費用の問題から多数社の中での二社間が連携するような期間限定、範囲限定といった限定的な協力も困難であった。
そこで、本発明は、上述の問題を解決し、複数の会員証運営社から利用者に付与された複数の利用者IDを一つの会員証で管理することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係わる会員証は、複数の会員証運営社から利用者に付与された複数の利用者IDを記憶するための記憶手段と、グループ署名技術を用いて複数の利用者IDを選択的に外部に開示する開示手段と、を備える。
本発明に係わる会員証によれば、複数の会員証運営社から利用者に付与された複数の利用者IDを一つの会員証で管理することができる。
本実施形態に係わる顧客管理システムの説明図である。 本実施形態に係わる顧客管理システムの説明図である。 本実施形態に係わる顧客管理システムの説明図である。 本実施形態に係わる顧客管理システムの説明図である。 本実施形態に係わる顧客管理システムの説明図である。 本実施形態に係わる顧客管理システムの説明図である。 本実施形態に係わる顧客管理システムの説明図である。
以下、各図を参照しながら本発明に係わる実施形態について説明する。同一のシステムには、同一の符号を付すものとし、重複する説明を省略する。
図1は本実施形態に係わる顧客管理システムの構成を示す。統合会員証1は、複数の利用者IDを一つの会員証で利用できるように統合したものである。利用者は、統合会員証1を携帯している。統合会員証運営社80は、複数の会員証運営社が運営する会員証を統合するサービスを提供しており、統合会員証1を運営管理する。本実施形態では、物理的な会員証は統合するが、会員証の番号体系は各会員証運営社のものを引き続き使用する構成とする。各会員証運営社は、小売店舗等を運営する事業社の中から加盟社を募り、そして、加盟社の運営する店舗では、自身の運営する会員証のサービスを利用できるようにする。会員証運営社は、複数の加盟店にサービスを提供できる。また、加盟社は、複数の会員証運営社からのサービスを受けることができる。典型的な例では、会員証運営社は、電子マネー事業社、加盟社は、コンビニエンスストア本部、加盟社店舗は、コンビニエンスストアの店舗である。或いは、小売店舗が発行する会員証の例では、会員証運営社と、加盟社、加盟社店舗は同一のものと見てよい。
統合会員証1は、各会員証運営社から利用者に付与された複数の会員証の利用者IDを含む利用者情報を記憶する個人情報管理回路2を備えている。利用者情報は、選択的情報開示回路3により暗号化され、近接通信回路4によって外部へ取り出される。このときの暗号化には、グループ署名技術が用いられる。統合会員証1は、複数の会員証の利用者IDから開示する利用者IDを指定するための指定器9を備えている。指定器9によって指定された利用者IDのみ暗号化されず、且つ、その他の利用者IDがグループ署名技術で暗号化される状態で会員証読み取り器21に提示される。統合会員証1を持つ利用者が第1の加盟社店舗にて会員サービスを利用する場合、統合会員証1から会員証読み取り器21に読み出された利用者情報は、第1の加盟社店舗サーバ22の選択的情報開示検証回路23で検証され、統合会員証1自体の認証が行われた後、加盟社本部、会員証運営社、統合会員証運営社の順番で上位階層に順次転送される。選択的情報開示検証回路23は、ハードウェア及びソフトウェアのどちらでも実現可能であり、ハードウェアで実現した場合には、会員証読み取り器21の内部に実装することも可能である。何れにしても、選択的情報開示検証回路23は、店舗内に配置されるため、店舗がオフライン(上位のサーバやネットワークに接続されていない状態)であっても、会員証の認証が可能になる。
第1の加盟店舗サーバ22は、第1の加盟社本部40の第1の加盟社本部管理サーバ41と断続的或いは常時接続されている。第1の加盟社は、第1の会員証運営社の運営する会員証サービスに加盟するとともに、第2の会員証運営社の運営する会員証サービスにも加盟している。従って、第1の加盟社本部管理サーバ41は、第1の会員証運営社60の第1の会員証運営社管理サーバ61、及び第2の会員証運営社62の第2の会員証運営社管理サーバ63と断続的或いは常時接続されている。第1の会員証運営社管理サーバ61と第2の会員証運営社管理サーバ63は、統合会員証運営社80の統合会員証管理サーバ81に断続的或いは常時接続されている。同様にして、統合会員証管理サーバ81は、統合会員証運営社が統合する複数の会員証運営社全ての会員証運営社管理サーバと断続的或いは常時接続されている。
会員証読み取り器21が読み取った統合会員証1内の利用者情報は、指定器9によって指定された利用者ID以外は暗号化されたまま統合会員証管理サーバ81へ送付され、復号回路82で復号される。一方、指定器9によって指定された利用者IDと利用者の利用及び行動記録の情報は、第1の会員証運営社60の第1の会員証運営社の利用者の利用及び行動記録64に蓄積される。更に、指定器9によって指定された利用者IDが第2の会員証運営社が発行したものである場合、指定器9によって指定された利用者IDと利用者の利用及び行動記録の情報は、第2の会員証運営社62の第2の会員証運営社の利用者の利用及び行動記録65にも蓄積される。更に、指定器9によって指定された利用者IDと利用者の利用及び行動記録の情報は、統合会員証運営社80の全ての利用者の利用及び行動記録83にも蓄積される。
図2を参照しながら図1で説明した利用者情報の処理を補足説明する。統合会員証1の個人情報管理回路2には、社名領域6と各会員証運営社に対する利用者ID領域8とを含むID記憶領域5を有している。利用者IDは、会員証運営社が利用者に割り振ったものである。指定器9は、暗号化しない利用者IDを指定する。各会員証運営社に対する利用者ID領域8は、指定器9によって指定された利用者IDを除いて、グループ署名技術を用いて暗号化される。社名領域6もグループ署名技術を用いて暗号化してもよい。図2では、第1の加盟社店舗で第2の会員証運営社が割り振った利用者ID、即ち、第2の利用者IDが使用される場合を説明する。店舗で統合会員証1を提示した際、利用者情報は会員証読み取り器21で読み出され、第2の利用者ID以外の利用者ID領域8が暗号化されたまま第1の加盟社店舗サーバの選択的情報開示検証回路23によって認証される。ここでは、第2の利用者IDが認識されるとともに、正当な統合会員証1が提示されたことが確認される。会員証読み取り器21は、例えば、レジ等のリーダーライターである。統合会員証1から読み出された利用者情報は、統合会員証1の提示に紐付けられる購買やサービスの利用内容を記録した今回の利用及び行動履歴とともに、統合会員証運営者80に送付される。統合会員証管理サーバ81には、復号回路82があり、グループ署名技術によって暗号化された利用者情報を復号する。今回の利用及び行動履歴についても送信時は暗号化するのが一般的である。この場合の暗号化の方式は特に限定されない。利用者の利用及び行動履歴は、例えば、購入やサービスの利用内容、クーポンの取得や利用内容、店舗への立ち寄り日時、ポイント数、プリペイド残高、ポストペイド利用高等である。統合会員証1上での処理負荷が高い場合、統合会員証1に極薄型電池を搭載し、外部からの電力供給を補完することも可能である。なお、選択的情報開示検証回路23をハードウェアで実現することも可能であり、会員証読み取り器21内に実装することもできる。この場合、高速処理が可能である。
本実施形態では、利用者が統合会員証1を提示することにより、統合会員証運営社は複数の会員証の利用者ID間での名寄せが可能になる。例えば、第1の会員証運営社が割り振った第1の利用者IDと、同じ利用者に第2の会員証運営社が割り振った第2の利用者IDは、復号回路82を有する統合会員証運営社には同時に提示されることになり、利用者に各々の会員証運営社が発行した会員証を別々に提示させる必要はない。従って、統合会員証管理サーバ81において、複数の会員証運営社間でのポイント連携及び解消が容易に実現できる。また、本実施形態の顧客管理システムを用いることにより、時限的なキャンペーン活動等が活発に展開できる。統合会員証運営社80が統合会員証1の利用者情報の管理を各会員証運営社と同等の内容で行う場合(全ての利用者の利用及び行動記録83を保有する場合)は、統合会員証運営社用の利用者ID(第0の利用者ID)を統合会員証1に付与する。第0の利用者IDは、加盟社店舗では、暗号化されたまま提示され、統合会員証管理サーバ81にて復号され、利用者の認識のために使用される。
ポイント連携が必要ない等の理由により暗号を復号化して利用者IDの認識が必要ない場合には、グループ署名技術のスクランブル(復号が不可能)を使用して、正当な統合会員証1であることを検証できる機能を残しつつ暗号化の処理を軽くすることが可能である。また、加盟社において取り扱う会員証を追加する場合のシステム更改(特に、認証処理部分)について、従来であれば、会員証毎の認証システムを逐次現用システムに追加していたのに対し、本実施形態による顧客管理システムによれば、統合会員証1への利用者IDの追記、選択的情報開示検証回路23の更改で対応可能であり、柔軟なシステムの拡張、及び大幅なコスト削減に貢献する。
図3を参照して、本実施形態の統合会員証1において、加盟社間の更なる柔軟な連携の実現について説明する。一例として、ある加盟社本部又は会員証運営社で特定の利用者層に対するキャンペーンを企画中であるとする。統合会員証1は、前述までの構成要素に加え、制御回路15、表示内容記録回路17、及び情報表示器12を更に備えている。また、各加盟社店舗(図3の第1の加盟社店舗20)の加盟社店舗サーバ(図3の第1の加盟社店舗サーバ22)には、配布コンテンツ28が記録されている。また、加盟社店舗サーバ(図3の第1の加盟社店舗サーバ22)には、対応ルール表27が記録されている。対応ルール表27には、特定の利用者層に対するキャンペーンを企画した加盟社本部又は会員証運営社から指定された配布コンテンツを転送すべき利用者IDと転送する配布コンテンツの内容の対応が記述されている。配布コンテンツ28及び対応ルール表27は、キャンペーンを企画した加盟社本部又は会員証運営社が作成し、統合会員証運営社サーバ81から送信されたものである。配布コンテンツ28の内容は、加盟社又は会員証運営社が顧客獲得に向けて発行した広告或いはクーポン付きの広告である。配布コンテンツ28は、1種類に限らず複数の広告或いは広告付きの広告の集合であり、利用者の属性に応じて転送する内容を選択することができる。利用者が統合会員証1を提示して、会員証読み取り器21の選択的情報開示検証回路23が正当な統合会員証1であることを確認すると、対応ルール表27を参照して、転送すべき配布コンテンツ28の内容を認識し、会員証読み取り器21を通して配布コンテンツ28が統合会員証1の表示内容記録回路17に転送される。表示内容記録回路17内の配布コンテンツ28(即ち、複数の広告或いはクーポン付きの広告)は、制御回路15の制御を受けて巡回或いは画面分割等で情報表示器12に表示される。広告(クーポンが付随していない)の場合には、統合会員証管理サーバ81からの送信時に統合会員証運営社への対価を伴う、或いは会員証読み取り器21から統合会員証1への転送時に統合会員証運営社及び第1の加盟社(即ち、配布コンテンツを転送したところ)への対価を伴う。図3の最も簡単な構成は、配布コンテンツを転送した第1の加盟社とキャンペーンを企画した第2の加盟社が同じ会員証運営社の会員証サービスに加盟して利用者IDを共有している場合である。統合会員証運営社では、1枚の統合会員証1に記載された全ての利用者IDを復号できるため、複数の会員証の利用者IDを容易に紐付けられる。従って、第2の加盟社本部が作成した利用者IDに対する対応ルール表27に、第2の加盟社本部が加盟していない会員証運営会社の利用者IDも付加処理を行い、対応ルール表を配布することも可能である。
図4を参照して、クーポン付きの広告の運用及び対価支払いのための構成を説明する。第2の加盟社本部がキャンペーンを企画するものとする。配布コンテンツ28は、統合会員証1が使用できる何れかの加盟社店舗(図4の第1の加盟社店舗20)において、統合会員証1の表示内容記録回路17へ転送される。表示内容記録回路17は、配布コンテンツ28がどの加盟社店舗において転送されたものであるかも含めて記録する。第2の加盟社店舗25において統合会員証1が使用される場合を例に説明する。統合会員証1の表示内容記録回路17には、第1の加盟社店舗20において転送された配布コンテンツ28が記録されている。情報表示器12は、感圧機能を有し、情報表示器12の表面に印加された圧力及び場所を感知して制御回路15に通知する。この一連の動作は、一般的に知られているスマートフォン等のタブレット端末の操作方法を踏襲する。制御回路15は、情報表示器12の表面への圧印加によって指定されたクーポン付き広告を特定し、クーポン付き広告についてステータスを使用準備状態とする。第2の加盟社店舗25の会員読み取り器21は、統合会員証1の使用状態にあるクーポン付き広告及び使用状態にあるクーポン付き広告を転送した店舗(図4の第1の加盟社店舗20)の情報を読み取る。第2の加盟社店舗サーバ29は、第2の加盟社本部管理サーバ45に、クーポン付き広告(第1の加盟社店舗において統合会員証1に転送されたもの)が使用された旨を通知する。第2の加盟社本部管理サーバは、統合会員証管理サーバ81にクーポン付き広告(第1の加盟社店舗において統合会員証1に転送さたもの)が使用された旨を通知するとともに、クーポン付き広告配信の対価を支払う。クーポン付き広告配信の対価は、予め決められた割合で統合会員証運営社80と、クーポン付き広告を配信した第1の加盟社本部40と、第1の加盟社店舗20とで分配される。本実施形態では、クーポン付き広告は、各加盟社が発行するものとしたが、各会員証運営社が発行しても構わない。
図5に示すように、統合会員証1は、図3に示す構成要素に加え、公開記録回路16を備えている。公開記録回路16は、複数のアドレスが割り振られた領域18に区切られた記憶回路であり、各加盟社は、アドレスを割り振られた領域18を一定期間使用する権利(データの書き込みと消去ができる権限)を統合会員証運営社より購入することが可能である。当該権利を購入した際には、加盟社店舗において会員証読み取り器21から自社が権利を保有するアドレスを割り振られた領域18にデータを書き込むことが可能になる。公開記録回路16は、暗号化されておらず、他の加盟社の会員証読み取り器21においても、どのアドレスを割り振られた領域18にどのようなデータが記録されているか認識が可能である。第2の加盟社本部で特定の利用者層に対するキャンペーンを企画中であり、且つ、第2の加盟社がアドレスを割り振られた領域18を一定期間使用する権利を取得していたとする。第2の加盟社店舗25では、第2の加盟社店舗サーバ29に対象利用者対応表30を記録している。対象利用者対応表30は、第2の加盟社本部が企画するキャンペーンの対象となる利用者層に属する利用者IDが記録されている。利用者IDに関する情報は、第2の加盟社本部が加盟している各会員証運営社から与えられている。統合会員証1が会員証読み取り器21に提示されると、第2の加盟社店舗サーバ29においてキャンペーン対象の利用者IDか否かの照合が行われる。照合の結果、対象の利用者IDと判明した場合、会員証読み取り器21から自社が権利を保有するアドレスを割り振られた領域18にキャンペーン対象者である旨のフラグを書き込む。
統合会員証1が第1の加盟社店舗20の会員証読み取り器21に提示されると、第2の加盟社店舗サーバ29は、公開記録回路確認回路26で公開記録回路16の内容を確認し、対応ルール表27を参照して配布コンテンツ28を統合会員証1の表示内容記録回路17へ転送する。配布コンテンツ28は、図3と同じく、第2の加盟社本部から対象の利用者に向けた広告やクーポン付き広告である。図5に示す対応ルール27には、図3の場合と異なり、公開記録回路16の内容と表示内容記録回路17へ転送すべき配布コンテンツ28の対応が記述されている。図3に示す対応ルール27は、利用者IDに基づいて対応が決められていたが、図5の場合では、アドレスを割り振られた領域18に基づいて対応が決められている。コンテンツ配信やクーポンの利用による対価の扱いは、図4で説明した内容に従う。図5では、アドレスを割り振られた領域18に基づく対応とすることで、第1の加盟社店舗と第2の加盟社店舗が異なる会員証運営社に加盟していた場合でも、コンテンツの配信が可能になる。図3における統合会員証運営社が第2の加盟社本部が加盟していない会員証運営会社の利用者IDも付加処理する場合と同様の効果を実現できる。
図6は、店舗に立ち寄ったものの、会員証読み取り器21に提示されない場合(とくに新規の顧客開拓)に有効な構成を示す。図6に示す構成では、統合会員証1が会員証読み取り器21に提示される(店舗ではレジで支払いをすることに相当する)ことを前提としていたが、店舗局24を設置することで、立ち寄っただけで公開記録回路16のアドレスを割り振られた領域18にデータを書き込める。店舗局24は、遠隔通信回路13を備える。遠隔通信回路13は、10m程度の通信距離が得られる無線通信技術を用いており、アクティブRFIDを用いることができる。統合会員証1にも遠隔通信回路13が搭載されており、店舗局24と統合会員証1は10m程離れていても通信を確立できるため、店舗の天井等に店舗局24を設置すれば、その下を利用者が通った際に統合会員証1との間で通信が確立する。図5に示す構成では、利用者IDが選択開示される場合を説明したが、図6に示す構成では、店舗に立ち寄った統合会員証1について全て同じ扱いをする場合に適している。公開記録回路16のアドレスを割り振られた領域18にデータを書き込んだ後の動作は、図5に示す構成と同じである。
次に、図7を参照し、統合会員証1の選択的情報開示回路3が全ての利用者IDをグループ署名技術にて暗号化する場合を説明する。統合会員証の情報は、全員、読み取り器21で読み取られ、選択的情報開示検証回路23で統合会員証1であることが検証される。復号は、統合会員証管理サーバ81の復号回路82で行われる。従って、各店舗には、具体的な利用者IDが一切開示されていないため、セキュリティに投資が行われ難い環境(例えば新興国)での使用が可能である。
本実施形態に係わる顧客管理システムによれば、複数の利用者IDを匿名化しつつ正当な統合会員証1であることを担保するため、複数の利用者IDを1つの会員証上で独立に運営させることが出来る。匿名化した利用者IDの認証は、会員証読み取り器あるいは店舗サーバ上で処理可能である。利用者の利用状況など顧客管理システム全体の情報は、統合会員証運営社が一旦収集し、利用者IDごとに独立した情報として扱い必要な情報を会員証運営社、会員証の加盟社、加盟社の各店舗に配布する構成をとっている。
本実施形態に係わる統合会員証1によれば、以下の効果を奏する。
(1)事業上の競合社同士が統合会員証を共有していたとしても、利用者IDが悪意の第三者や競合に漏れることがない。
(2)複数の会員証を1つの統合会員証1で独立に、かつ互いに情報を匿名化することでセキュアな運用が可能になる。これにより、利用者は複数の会員証を1枚に束ねることができるため、携帯時の利便性を向上させ、紛失の恐れの低減にも資する。また、異なる加盟社間又は異なる会員証運営社間において異なる利用者IDが使用されている場合に、異なる利用者IDが統合会員証運営社によって関連付けられることにより、統合会員証1が紛失した場合でも、一回の手続きで統合会員証1を失効できるため、利用者にとって安心である。
(3)加盟社が複数の会員証を採用している場合、会員証毎の個別システムを導入する必要がなく、一系統のシステムで複数の会員証を採用できる。また、新たに会員証を追加する場合でもシステムの更新で対応が可能なので生産性が向上する。
(4)加盟社同士のポイントの連携などが柔軟に実現でき生産性が向上する。
(5)各店舗は常時接続の通信環境を整える必要がない。その理由は会員証読み取り器或いは店舗サーバ上で認証処理できるため、店舗内でもオンライン認証と同様に匿名化した認証処理が可能になることにある。
(6)統合会員証への移行が容易に実現できる。その理由は1枚の会員証に複数の会員証運営社の利用者IDが記載できるので各会員証運営社は自前の利用者IDを引き続き使用でき、利用者IDの番号体系を統合して会員証を統合する必要がないことにある。
(7)本実施形態の顧客管理システムを導入すれば、複数の会員証を扱う店舗でも、それぞれに対応した個別のシステムを導入する必要がない。その理由は会員証のみならずシステム全体が複数の会員証に対応できることにある。
(8)会員証の加盟社及び会員証運営社間の連携、連携解消が容易に実現できる。その理由は、1枚の会員証に複数の会員証運営社の利用者IDが記載されているので、統合会員証運営社だけは一人の利用者が使用する複数の利用者IDの関連づけが容易に可能となることにある。
(9)各店舗は会員証読み取り器からの情報の漏洩を気にかけなくてよい。その理由は利用者IDが匿名化されたまま認証され、具体的な利用者IDを会員証読み取り器が読み取らなくて良いことにある。
この出願は、2012年2月17日に出願された日本出願特願2012−33062を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
本実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限定されない。
(付記1)
複数の会員証運営社から利用者に付与された複数の利用者IDを記憶するための記憶手段(個人情報管理回路2)と、
グループ署名技術を用いて複数の利用者IDを選択的に外部に開示する開示手段(選択的情報開示回路3)と、
を備える会員証(統合会員証1)。
(付記2)
付記1に記載の会員証(統合会員証1)であって、
開示手段(選択的情報開示回路3)は、複数の利用者IDのうち外部に開示する利用者ID以外の利用者IDをグループ署名技術で暗号化する、会員証(統合会員証1)。
(付記3)
付記1又は付記2に記載の会員証(統合会員証1)であって、
利用者IDに対応付けられる広告又は広告付きクーポンを受信する受信手段(近接通信回路4)と、
受信した広告又は広告付きクーポンを表示する表示手段(情報表示器12)と、
を更に備える、会員証(統合会員証1)。
(付記4)
付記3に記載の会員証(統合会員証1)であって、
異なる加盟社間又は異なる会員証運営社間において異なる利用者IDが使用されている場合には、異なる利用者IDが統合会員証運営社によって関連付けられている、会員証(統合会員証1)。
(付記5)
付記3に記載の会員証(統合会員証1)であって、
異なる加盟社間又は異なる会員証運営社間において異なる利用者IDが使用されている場合には、統合会員証1への前記広告又は広告付きクーポンの転送を可能にするためのフラグが書き込まれる領域(複数のアドレスが割り振られた領域18)を更に備える、会員証(統合会員証1)。
(付記6)
付記1乃至付記5のうち何れか一つに記載の会員証(統合会員証1)であって、
会員証加盟社店舗或いは特定のエリアに設置された店舗局との間で無線通信を確立する通信手段(遠隔通信回路13)と、
利用者が会員証加盟社店舗或いは特定のエリアに立ち寄ったときに統合会員証1への広告又は広告付きクーポンの転送を可能にするためのフラグが通信手段(遠隔通信回路13)を介して書き込まれる領域(複数のアドレスが割り振られた領域18)と、
を更に備える、会員証(統合会員証1)。
(付記7)
付記1乃至付記6のうち何れか一つに記載の会員証に接続可能な復号器であって、
複数の利用者IDのうちグループ署名技術で暗号化された利用者IDを復号化するための復号手段(復号回路82)を備える、復号器。
1…統合会員証
2…個人情報管理回路
3…選択的情報開示回路
4…近接通信回路
5…ID記憶領域
6…社名領域
7…利用者加入状況フラグ領域
8…各会員証運営社に対する利用者ID領域
9…指定器
12…情報表示器
13…遠隔通信回路
15…制御回路
16…公開記録回路
17…表示内容記録回路
18…アドレスを割り振られた領域
20…第1の加盟社店舗
21…会員証読み取り器
22…第1の加盟社店舗サーバ
23…選択的情報開示検証回路
24…店舗局
25…第2の加盟社店舗
26…公開記録確認回路
27…対応ルール表
28…配布コンテンツ
29…第2の加盟社店舗サーバ
30…対象利用者参照表
40…第1の加盟社本部
41…第1の加盟社本部管理サーバ
42…第1の加盟社の利用者の利用及び行動記録
43…第2の加盟社本部
44…第3の加盟社本部
45…第2の加盟社本部管理サーバ
60…第1の会員証運営社
61…第1の会員証運営社管理サーバ
62…第2の会員証運営社
63…第2の会員証運営社管理サーバ
64…第1の会員証運営社の利用者の利用及び行動記録
65…第2の会員証運営社の利用者の利用及び行動記録
80…統合会員証運営社
81…統合会員証管理サーバ
82…復号回路
83…全ての利用者の利用及び行動記録

Claims (7)

  1. 複数の会員証運営社から利用者に付与された複数の利用者IDを記憶するための記憶手段と、
    グループ署名技術を用いて前記複数の利用者IDを選択的に外部に開示する開示手段と、
    を備える会員証。
  2. 請求項1に記載の会員証であって、
    前記開示手段は、前記複数の利用者IDのうち前記外部に開示する利用者ID以外の利用者IDを前記グループ署名技術で暗号化する、会員証。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の会員証であって、
    前記利用者IDに対応付けられる広告又は広告付きクーポンを受信する受信手段と、
    前記受信した広告又は広告付きクーポンを表示する表示手段と、
    を更に備える、会員証。
  4. 請求項3に記載の会員証であって、
    異なる加盟社間又は異なる会員証運営社間において異なる利用者IDが使用されている場合には、前記異なる利用者IDが統合会員証運営社によって関連付けられている、会員証。
  5. 請求項3に記載の会員証であって、
    異なる加盟社間又は異なる会員証運営社間において異なる利用者IDが使用されている場合には、前記会員証への前記広告又は広告付きクーポンの転送を可能にするためのフラグが書き込まれる領域を更に備える、会員証。
  6. 請求項1乃至請求項5のうち何れか1項に記載の会員証であって、
    会員証加盟社店舗或いは特定のエリアに設置された店舗局との間で無線通信を確立する通信手段と、
    前記利用者が前記会員証加盟社店舗或いは特定のエリアに立ち寄ったときに前記会員証への広告又は広告付きクーポンの転送を可能にするためのフラグが前記通信手段を介して書き込まれる領域と、
    を更に備える、会員証。
  7. 請求項1乃至請求項6のうち何れか1項に記載の会員証に接続可能な復号器であって、
    前記複数の利用者IDのうち前記グループ署名技術で暗号化された利用者IDを復号化するための復号手段を備える、復号器。
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