JPWO2013118898A1 - 検査照明装置 - Google Patents

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Abstract

様々な表面においても検査精度が落ちにくい検査照明装置を提供する。
物品100の表面で反射された検査照明装置1の形状を観察することによって物品100の表面状態を検査する、物品の表面検査工程で用いられる検査照明装置1であって、基板4に搭載された半導体発光素子5と、半導体発光素子5を覆う光拡散部材3と、を有する検査照明装置を提供する。

Description

本発明は、物品の表面検査に用いられる検査照明装置に関する。
車両などの物品の塗装工程前、工程中、あるいは塗装の終了後に、塗装ムラや傷、凹み、埃等の混入による微小突起などの車両表面の不良部の有無を調べる表面検査が行われている。
この表面検査は、車両の表面に蛍光灯の光を反射させ、その蛍光灯の輪郭形状を観察することにより、表面状態を検査している。例えば、直管型蛍光灯を検査照明装置として採用した場合、不良部がなければ、表面には直線状の輪郭を有する直管型蛍光灯が映りこんでいる。しかし、塗装ムラや傷、凹みが生じていれば、直管型蛍光灯の輪郭が乱れて映りこむ。この輪郭の乱れを目視やカメラなどによって観察することにより、不良部を検出している(例えば特許文献1参照)。
日本国特表平10−509238号公報
ところで上述の直管型蛍光灯は発光強度を調節することができず、車両の表面には常に一定の輝度の像が映り込む。このため、検査の内容によっては表面検査の精度が低下してしまう。例えば、車両の表面に輝度の高い像を映り込ませると、疵などの三次元的な凹凸を高精度に検出することができるが、車両の表面の微妙な塗装ムラの検出が難しい。一方で、塗装ムラの検出をするために車両の表面に輝度の低い像を映り込ませると、凹凸を検出することが難しい。
そこで本発明は、検査の内容によらず高い精度で表面検査を行うことができる検査照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明によれば、
物品の表面に映りこんだ検査照明装置の像を観察することによって物品の表面状態を検査する、表面検査工程で用いられる検査照明装置であって、
基板に搭載された半導体発光素子と
前記半導体発光素子を覆う光拡散部材と、を有する、検査照明装置が提供される。
本発明によれば、上記本発明に係る検査照明装置において、
前記半導体発光素子は発光面が上方を向くように前記基板に搭載されており、
前記光拡散部材は長尺であり、その断面形状は上方から見るよりも側方から見た方が大きくされていてもよい。
本発明によれば、上記本発明に係る検査照明装置において、
前記光拡散部材は、前記半導体発光素子の主発光面に対して20°をなす角度から見た前記光拡散部材の幅が、上方から見た前記光拡散部材の幅以上となる形状に形成されていてもよい。
本発明によれば、上記本発明に係る検査照明装置において、
前記基板は光源取付部材に取り付けられており、
前記光源取付部材と前記光拡散部材との境界には、外部に露出し反射率が低減された反射抑制面が設けられていてもよい。
本発明によれば、上記本発明に係る検査照明装置において、
前記光拡散部材と隣接し外部に露出する部材の表面のうち、少なくとも前記光拡散部材との隣接部位は反射率が低減された反射抑制面とされていてもよい。
本発明によれば、上記本発明に係る検査照明装置において、
前記光拡散部材は、前記光源取付部材から上方に突出するように形成されていてもよい。
本発明によれば、上記本発明に係る検査照明装置において、
前記検査照明装置を点灯させたときの、前記光拡散部材の輝度Aと前記反射抑制面の輝度Bの比A/Bが、50以上としてもよい。
本発明によれば、上記本発明に係る検査照明装置において、
前記検査照明装置は、前記基板を支持する灯具ボディを有し、
前記検査照明装置を点灯させたときの、前記光拡散部材の輝度Aと前記灯具ボディの輝度Cの比A/Cが、50以上としてもよい。
本発明によれば、上記本発明に係る検査照明装置において、
色温度4000〜5000Kの光を出射させてもよい。
本発明によれば、上記本発明に係る検査照明装置において、
前記半導体発光素子の発光強度を制御する制御部を備えてもよい。
本発明によれば、上記本発明に係る検査照明装置において、
車両の表面に映りこんだ前記光拡散部材の像を観察することによって車両の表面状態を検査してもよい。
本発明に係る検査照明装置によれば、物品の様々な表面においても検査精度の落ちにくい、検査照明装置が提供される。
本発明の実施形態に係る検査照明装置を用いた車両の表面検査の様子を示す図である。 本発明の実施形態に係る検査照明装置を用いた車両の表面検査の様子を示す図である。 本発明の実施形態に係る検査照明装置を用いた車両の表面検査の様子を示す図である。 車両表面に映りこんだ検査照明装置の像を示す図である。 本発明の実施形態に係る検査照明装置の斜視図である。 拡散カバーを省略して示す図5に示した検査照明装置の上面図である。 図5に示した検査照明装置の断面図である。 図7の一部拡大図である。 像のコントラスト比と見易さの関係を示した図である。 本発明の変形例に係る検査照明装置の一部拡大断面図である。 本発明の変形例に係る検査照明装置の一部拡大断面図である。
(車両の表面検査)
まず、本発明の実施形態に係る検査照明装置1を車両の表面検査に用いた例を、図1から4を用いて説明する。図1は検査室104を後方から見た図であり、図2は検査室104の内部で車両100を側方から見た図であり、図3は検査室104の内部で車両100を上方から見た図であり、図4は車両100の表面に映りこんだ検査照明装置1の像1Aを示す図である。
車両100の製造過程における塗装工程の前後あるいは塗装工程中に、車両100の表面の不良部の有無を確認するために表面検査が行われている。この表面検査は、図1に示すように、検査対象の車両100をベルトコンベア102などで検査室104に搬送し、検査室104の中で検査者103が車両100の表面を確認することにより行われる。また、ここでいう塗装工程とは、表面仕上げ塗装工程のほか、防錆塗料などを用いた下地塗装工程を指す。
図1に示すように、検査室104は車両100が収容できるトンネル状の空間を形成する支柱101で構成されている。また、この支柱101は図2に示すように、車両100の搬送方向に沿って互いの間に所定間隔を隔てて複数本設けられている。1つの支柱101には2本の検査照明装置1が取り付けられている。
図2および図3に示すように、検査者103は支柱101の間に立ち、搬送される車両100の表面に映りこんだ検査照明装置1の拡散カバー3(図5参照)の像1Aを観察する。図4は車両100の表面に映りこんだ検査照明装置1の拡散カバー3の像1Aの一例を示す。図4の例においては、車両100の表面に傷が生じているために、本来輪郭が直線状あるいは車両100の表面に応じた曲線形状をしている検査照明装置1の拡散カバー3の像1Aのうち、辺の一部Dが変形している。そこで、検査者103は、車両100の表面に不良部が生じていることを確認し、再塗装や欠陥の除去など必要な措置を講じる。
このように、車両100の表面に、塗装ムラや傷、凹み、埃等の混入による微小突起などの不良部が生じている場合は、車両100の表面に映りこんだ検査照明装置1の拡散カバー3の像1Aが本来の像から変化する。この現象を利用して、車両100の表面に映りこんだ検査照明装置1の拡散カバー3の像1Aを観察することによって不良部の有無を調べ、車両の表面状態を検査している。また、塗装工程前に表面検査を行う場合には、板金表面の凹凸による不良部を検査することができる。
(検査照明装置)
次に、このような表面検査に用いられる、本発明の実施形態に係る検査照明装置1を図5から図8を用いて説明する。図5は、本発明の実施形態に係る検査照明装置1の斜視図であり、拡散カバー3の一部を切り欠いて示している。図6は、拡散カバー3を省略して示す図5に示した検査照明装置1の上面図である。図7は図5に示した検査照明装置1の断面図である。図8は、拡散カバー3近傍を拡大して示す図7の一部拡大図である。なお、以下で言う上方とは、LEDチップ5のLED素子の主発光方向であり、図7のX方向を指す。
図5に示したように、検査照明装置1は長尺の部材である。検査照明装置1は、上述した支柱101に取り付けられる灯具ボディ2と、灯具ボディ2との間に灯室Sを形成する拡散カバー3(光拡散部材)と、灯室S内に設けられLEDチップ5が搭載された基板4と、灯具ボディ2の長手方向両端に設けられ灯室Sを閉塞する端板6とを備えている。検査照明装置1の点灯時には、拡散カバー3と端板6が発光する。
灯具ボディ2は長手方向に延びる部材であり、図7に示したように、その内部が中空の管状部材とされている。灯具ボディ2の上面は基板搭載面21(光源取付部材)であり、基板搭載面21はLEDチップ5が搭載された基板4を支持している。灯具ボディ2の基板搭載面21から延びる左右の肩部23は傾斜面とされている。灯具ボディ2の下面は取付面22であり、取付面22を支柱101に向けて検査照明装置1が支柱101に取り付けられる。
拡散カバー3の内部には複数の基板4が設けられ、この基板4は灯具ボディ2の基板搭載面21に搭載されている。この基板4の上面には、長手方向に沿って複数のLED(Light Emitting Diode)チップ5が搭載されている。このLEDチップ5は、その発光面が上方を向くように基板4の上に搭載されている。なお、LEDチップ5は、本発明の半導体発光素子の一例であり、LD(Laser Diode)チップやEL(Electro Luminescence)チップなどを搭載しても良い。本実施形態では、LEDチップ5として、405nmにピーク波長を有する紫外光を出射するGaN系LEDチップ5を採用している。
図6は、拡散カバー3を取り外して示す検査照明装置1の上面図である。(a)は長手方向中央部を、(b)は長手方向の端部を示している。
図6の(a)に示したように、基板4の長手方向端部において、幅方向の両端に一対のランド電極41a,41bが設けられている。このランド電極41a,41bは、基板4に設けた図示せぬ電極パターンによりLEDチップ5と電気的に接続されている。隣り合う基板4のランド電極41a同士、および隣り合う基板4のランド電極41b同士が、ボンディングワイヤ42により電気的に接続されている。
また、図6の(b)に示したように、長手方向の端部に配置された基板4においては、一対のランド電極41a,41b同士がボンディングワイヤ43により電気的に接続されている。このようにボンディングワイヤ42,43により、長手方向に配列された複数のLEDチップ5が直列で接続されている。このように、長手方向に沿って同一の基板4を複数個配列することにより、検査照明装置1を構成できる。
また、図6の(b)に示すように、隣り合うLEDチップ5の相互の間隔(LEDチップ5の中心間の距離)D1は10mm程度とされている。この間隔D1は、検査照明装置1を均一に発光させるために、15mm以下とすることが好ましい。
また、拡散カバー3と同様に端板6もLEDチップ5によって発光する。このため、端板6も拡散カバー3と均一に発光させるために、長手方向の最も端部に位置するLEDチップ5の中心から端板6までの間隔D2は、15mm程度とされている。この間隔D2は、5mm以上20mm以下に設定することが好ましい。間隔D2が5mm未満であると、長手方向の端部に位置するLEDチップ5から出射される光が十分に拡がる前に端板6に入射してしまう。このため、端板6に暗部と明部とが形成されて端板6が均一に発光しない。また、間隔D2が20mmより大きいと、長手方向の端部に位置するLEDチップ5から端板6に入射する光量が少なくなり、端板6の全体の輝度が拡散カバー3の輝度よりも暗くなってしまう虞がある。
LEDチップ5の発光面の上面には蛍光層7が塗布されている。蛍光層7には、バインダと、第一蛍光体および第二蛍光体が含有されている。第一蛍光体および第二蛍光体はそれぞれ、LEDチップ5からの紫外光を吸収し青色および黄色の可視光を出射する。これにより、二種類の蛍光体が発する青色および黄色の可視光が混色され、蛍光層7は全体として白色光を出射する。この第一蛍光体および第二蛍光体は、白色光の色温度が4000〜5000Kとなる材料およびその含有比率が選択されている。
第一蛍光体は、450nm以上の可視光をほとんど吸収せず、LEDチップ5から出射される紫外光を吸収し、かつ、ドミナント波長が564nm以上582nm以下の黄色の可視光を発する蛍光体を採用することができる。本実施形態では、第一蛍光体として、SiO・1.0(Ca0.54,Sr0.36,Eu0.1)O・0.17SrClで表される蛍光体を採用している。
第二蛍光体は、LEDチップ5から出射される紫外光を吸収し、ドミナント波長が440nm以上470nm以下の青色の可視光を発する蛍光体を採用することができる。本実施形態では、この第二蛍光体として、(Ca4.67Mg0.5)(POCl:Eu0.08で表される蛍光体を採用している。
バインダは、LEDチップ5から出射される紫外光、第一蛍光体および第二蛍光体から出射される可視光に対する透過率が90%以上であり、光耐性の高い材料を用いる。本実施形態では、バインダとしてジメチルシリコーン樹脂(東レ・ダウコーニング社製JCR6126)を採用している。このほかに、バインダは、フッ素樹脂、ゾルゲルガラス、アクリル樹脂、無機バインダ、ガラス材料等を用いることができる。また、光を拡散させる拡散剤やチクソ剤として、二酸化珪素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、チタン酸バリウムなどの微粒子を含有していてもよい。
中空状の灯具ボディ2の内部には、ブラケット9を介して給電ユニット8が設けられている。この給電ユニット8は、外部の商用電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換し、リード線81を介してLEDチップ5に給電する。なお、上述したように複数の基板4は直列に接続されているため、検査照明装置1は、単一の給電ユニット8を備えている。
拡散カバー3および端板6は、光拡散樹脂により樹脂成型された部材である。拡散カバー3および端板6は、例えばポリカーボネートに屈折率の異なる粒子や顔料などを練り込むことにより形成することができる。拡散カバー3および端板6は、蛍光層7から出射された光を拡散しながら外部に出射させることにより、その外表面が均一に発光する。拡散カバー3は、その内周面とLEDチップ5との距離が20mm以上となるように離間されている。これにより、拡散カバー3に明暗が生じることが防止されている。また、拡散カバー3および端板6の外表面には、ハードコート処理が施され、ハードコート層が設けられている。
図7に示したように、拡散カバー3の灯具ボディ2側の端部には係止爪3aが形成されている。また、灯具ボディ2の基板搭載面21と肩部23との境界近傍には、この係止爪3aに対応する係止穴24(図5参照)が形成されている。拡散カバー3の係止爪3aが灯具ボディ2の係止穴24に嵌りこむことにより、拡散カバー3が灯具ボディ2に固定される。
また、拡散カバー3と灯具ボディ2の肩部23との境界の外側には、長手方向に沿って延びる長尺の隙間覆い部材10が設けられている。この隙間覆い部材10は、拡散カバー3と肩部23との境界に生じる隙間を覆い、この隙間から外部に出射する光を遮っている。また、この隙間覆い部材10の外部に露出する面は、黒色に塗装されて反射率が低減された反射抑制面11とされている。なお、本実施形態では隙間覆い部材10は拡散カバー3の一部として、拡散カバー3と一体的に形成されている。
図8は、拡散カバー3近傍を拡大して示す図7の一部拡大図である。図8に示したように、拡散カバー3は基板搭載面21から上方に突出し、LEDチップ5を覆う形状に形成されている。より具体的には、拡散カバー3は、半円筒状の曲面31と、曲面31から灯具ボディ2側まで連続する平板からなる側壁32とを備え、曲面31が灯具ボディ2から上方に突出する長尺の形状とされている。
拡散カバー3がこのような形状とされていることにより、拡散カバー3の長手方向に直交する断面(図8に示す断面)について、その断面は上方から見るよりも側方から見た方が大きくされている。より具体的には、LEDチップ5の主発光面P(基板4の表面と平行な面)に対して20度をなす角度から見たときの拡散カバー3の幅L1が、上方(主発光面Pに対して90度をなす角度)から見たときの拡散カバー3の幅L2以上(L1≧L2)とされており、主発光面Pに対して20度から90度をなす角度範囲において、拡散カバー3の幅が上方から見たときの幅L2以上とされている。また、20度から90度をなす角度範囲において拡散カバー3の幅が一定であることが好ましい。なお、本実施形態においては、上方から見たときの拡散カバー3の幅L2は、35mmに設定されている。なお、主発光面Pとは、LEDチップ5からの出射光のうち最も光束が大きい方向(主発光方向)と直交する面であり、面発光のLEDチップ5においては、発光面と平行な面である。
また、図3に示したように、複数の検査照明装置1は、共通の商用電源50に単一の制御部51を介して電気的に接続されている。制御部50によって、検査照明装置1に供給される電流量を調整することにより、複数の検査照明装置1のLEDチップ5の発光強度を一括して調整可能とされている。
上述の本実施形態に係る検査照明装置1によれば、光源として半導体発光素子の一種であるLEDチップ5を採用している。このため、LEDチップ5に流れる電流を制御することにより、LEDチップ5の発光強度を制御して、映り込ませる検査照明装置1の拡散カバー3の像の輝度を変えることができる。
これにより、検査の内容によって表面に映り込む拡散カバー3の像の輝度を調節することができ、検査精度を高めることができる。例えば、低い輝度の像を映り込ませて物品の表面の塗装ムラの検査を行い、高い輝度の像を物品の表面に映り込ませて三次元的な凹凸の検査を行うことができる。このように、検査の内容によって最適な輝度の像を検査対象の表面に映り込ませることができるため、検査精度を高めることができる。
また、高い輝度の像を用いて長時間検査を続けると、検査者の目の負担が大きくなり、時間の経過と共に検査精度が低下してしまうおそれがある。しかし、検査者のコンディションに応じて像の輝度を調節することにより、時間経過による検査精度の低下を抑制することができる。
例えば、黒、あるいはグレーなどの暗くてつやのない塗料が塗布された表面に対しては、LEDチップ5の発光強度を高く設定し、検査照明装置1の拡散カバー3の像の輝度を高くすると、検査精度が向上する。逆に、明るい面や光沢面には、輝度の低い検査照明装置1の拡散カバー3の像を映り込ませて、検査者の目の負担を軽減し、検査精度を高めることができる。これにより、物品の表面によらずに、検査精度を高めることができる。
また、LEDチップ5を搭載した検査照明装置1は、放電型蛍光灯と比べて光源から生じる発熱量が小さい。このため、図1から図3に示したような複数の検査照明装置1が取り付けられる検査室104内部の温度が上昇しにくいので、検査環境が悪化しにくい。このため、車両100の表面検査を実施する検査者103の負担が軽減される。
なお、上記実施形態の検査照明装置1とは異なり、平面状の発光面を備えた検査照明装置では、発光面が限られているため、見る角度によってその幅寸法が変化してしまう。このため、検査者から遠くに位置し、浅い角度をなして車両の表面に映りこんだ検査照明装置の拡散カバーの像は鋭く細い形状となってしまい、検査者から遠い位置を精度良く検査することが難しい。
そこで、本実施形態に係る検査照明装置1の拡散カバー3は、側方から見たときの幅が上方から見たときの幅以上となる形状とされている。したがって、図3に示したように、検査者の遠方に位置する検査照明装置1aの拡散カバー3の像と、近傍に位置する検査照明装置1cの拡散カバー3の像とが、同じ幅を有するように見える。したがって、検査者103が遠方に位置する検査照明装置1aを見てもまぶしく感じず、検査者の負担が軽減される。また、検査者103は例えば、遠方に位置する検査照明装置1aと近傍に位置する検査照明装置1c、およびその中間に位置する検査照明装置1bの3つを使って表面検査を実施することができる。このように、複数の検査照明装置を同時に使って検査を実施することができるため、表面検査の精度を向上させることができる。
特に本実施形態に係る検査照明装置1の拡散カバー3は、LEDチップ5の主発光面に対して20度をなす角度から見た幅L1が上方から見た幅L2以上とされている。したがって、検査者103は、検査者103に対して20度をなす検査対象の車両100の表面を検査できることになる。つまり、図3に示したように、検査者103は、より遠方に位置する検査照明装置を用いて表面検査を実施することができるので、検査の精度を向上させることができる。
また、本実施形態に係る検査照明装置1によれば、灯具ボディ2の肩部23が傾斜面とされている。これにより、側方から検査照明装置1を見たときに、灯具ボディ2が拡散カバー3を遮ることがない。このため、車両100の表面に検査照明装置1の側方から見た拡散カバー3の像が映りこんだ場合でも、この像を利用して表面検査を実施することができる。
また、本実施形態に係る検査照明装置1によれば、拡散カバー3と灯具ボディ2との境界には隙間覆い部材10が設けられ、この隙間覆い部材10の外部に露出する表面が反射率の低い反射抑制面11とされている。したがって、車両100の表面に映りこんだ検査照明装置1の拡散カバー3の像1Aの輪郭がぼやけることなく、明瞭な像1Aとなる。したがって、車両100の表面の不良部に起因する輪郭の乱れがより視認しやすくなり、検査の精度が向上する。
反射抑制面11とは、被検査品に映り込んだときに、拡散カバー3の像の輪郭を明確に見せるための面である。例えば、灯具ボディ2と同じ金属板などにより反射抑制面11を形成できるが、さらに上述した黒色などの暗色に塗装された面や、光沢が無く光を乱反射する非光沢面などにより好適に反射抑制面11を形成できる。反射抑制面11の反射率は、以下に説明するように、物品の表面に映り込んだ拡散カバー3の輪郭が明確になるように、物品の表面に映り込んだ拡散カバー3の像の輝度と、反射抑制面11の像の輝度とのコントラスト比が一定の値以上となるように設定されている。
図9は、被検査品の表面に映り込んだ拡散カバー3の像の輝度Aと、反射抑制面11の輝度Bとの比A/B(コントラスト比)と、表面に映り込んだ拡散カバー3の像の輪郭の見易さとの関係を示したものである。横軸はコントラスト比を対数で表示している。像の輪郭の見易さは、6段階で評価し、非常に見易いものを5、見易いものを4、普通の見易さを3、見難いものを2、非常に見難いものを1、全く見えないものを0と評価した。複数の検査者に評価してもらい、その評価の平均を図9に示している。また、図9には、直管型蛍光灯の像の発光領域と非発光領域のコントラスト比を点Xで示している。
図9に示したように、直管型蛍光灯のコントラスト比は低く、見難いと評価されている。一方で、本実施形態に係る検査照明装置1においては、コントラスト比が50以上の領域で、普通の見易さよりも見易い、と評価する検査者が多いことがわかる。そこで本実施形態に係る検査照明装置1においては、検査照明装置1を点灯させたときの、拡散カバー3の輝度Aと反射抑制面11の輝度Bの比A/Bが、50以上となるように設定されている。なお、同様の理由により、検査照明装置1を点灯させたときの、拡散カバー3の輝度Aと灯具ボディ2の外表面の輝度Cの比A/Cが、50以上となるように設定されている。
また、コントラスト比が100以上の領域で、ほとんどの検査者が見易いと感じている。そこで、本実施形態に係る検査照明装置1においては、検査照明装置1を点灯させたときの、拡散カバー3の輝度Aと反射抑制面11の輝度Bの比A/Bが、100以上となるように設定されていることが好ましい。また、検査照明装置1を点灯させたときの、拡散カバー3の輝度Aと灯具ボディ2の外表面の輝度Cの比A/Cが、100以上となるように設定されていることが好ましい。
また、本実施形態に係る検査照明装置1によれば、拡散カバー3から色温度4000〜5000Kの白色光が出射される。色温度が4000K未満の光は、人間が暗く感じてしまう色であり、拡散カバー3の像の輪郭を区別しにくい。また、色温度が5000Kより大きいと、人間がまぶしく感じてしまい、検査者に残像感を与えてしまう。上述の如く検査照明装置1は色温度4000〜5000Kの白色光を出射するので、検査者にとって被検査品の表面に映りこんだ拡散カバー3の像を視認しやすく、精度の高い表面検査を実施することができる。
また、本実施形態にかかる検査照明装置1は、図2に示したように、二本の検査照明装置1が並列された状態で支柱101に取り付けられている。これにより、検査者103は二本の拡散カバー3が映りこんだ4本の輪郭を用いて表面検査を実施することができる。したがって、複数本の輪郭を用いて精度の高い検査を実施することができる。
(端部の発光輝度)
ここで、車両の表面検査において、検査照明装置1の拡散カバー3の像が車両の上面および側面に亘って連続するように形成することが好ましい。表面の傷などの見落としがなくなるためである。
なお、直管型蛍光灯や一般家庭用の直管型LED蛍光灯は給電部分が両端に存在するため、直管型蛍光灯を長手方向に連結すると、連結領域が発光しない。このため、車両に映り込む直管型蛍光灯の像にも、像と像との間に光が当たらない隙間ができてしまい、この隙間においては検査ができない。このため、隣り合う直管型蛍光灯の端部で像を連続させるために、複数の直管型蛍光灯を長手方向に直交する方向にずらしながら長手方向端部が長手方向に重複するように配列させていた。
しかし、本実施形態に係る検査照明装置1は、端板6も、拡散カバー3と同一の材料により形成されている。このため、端板6も拡散カバー3と同程度の輝度で発光する。したがって、端部が重複するように配列しなくても、単に長手方向に沿って複数の検査照明装置1を並べれば、車両の表面に隙間無く連続した検査照明装置1の拡散カバー3の像が映り込む。このため、少ない本数の検査照明装置1によって見落とし無く車両の表面検査を実施することができる。また、検査照明装置1を設置するスペースが大型化することもない。さらに、本実施形態に係る検査照明装置1によれば、LEDチップ5の数や拡散カバー3の長さを変えることにより、複数の検査照明装置を連結しなくても、自在に検査照明装置1の長さを設定することができる。
(基板の反射面処理)
上記実施形態では、拡散カバー3の材質として、拡散透過率が50%と低いが、光の吸収率の低いものを使用している。また、LEDチップ5と拡散カバー3との間隔が20mmより小さくならないように設定されている。このような条件下では、拡散カバー3の透過率よりも、基板4や基板搭載面21の反射率が検査照明装置1の明るさに大きく影響する。そこで本実施形態では、基板4や基板搭載面21の反射率を高めるために、基板4や基板搭載面21に白色シルク(白色塗料)で反射面処理がされている。他に、基板4や基板搭載面21に反射シートを貼ったり、反射カバーを被せたりしてもよい。これにより、高い輝度で発光する検査照明装置1が得られる。
(埃対策)
従来の放電型蛍光管の寿命は1年程度であるのに対し、LEDの寿命は7〜8年程度と、放電型蛍光管の寿命よりも長い。このため、光源の寿命が延びたことにより、検査照明装置の取替え頻度が低下する。すると、検査照明装置に埃がたまってしまうという問題が生じやすい。そこで、従来のような放電型蛍光管を用いた検査照明装置では、天井(検査照明装置の取付面)と検査照明装置との間に隙間があり、この隙間に埃がたまってしまう。しかし、本実施形態に係る検査照明装置1においては、取付面(支柱101)と検査照明装置1との間に隙間が無いので、埃がたまらない。したがって、取替えの間隔が長くなっても、埃がたまってしまうことがないので、光源にLEDを用いた装置に本実施形態に係る検査照明装置1は好適である。
(ソケットの大きさと検査照明装置の大きさ)
現在、蛍光管のソケットとして、直径φが25mmのHF用蛍光管(高周波点灯式蛍光管)のソケットと、直径φが35mmのグロースタート式蛍光管のソケットが混在している。
ところでLEDを用いた照明装置は、基板や電流制御部などが搭載されているので、灯具全体の重量が重くなりがちである。そこで、現在は、照明装置全体の軽量化を図るべく、φ25mmのソケットを使うことが推奨されている。つまり、LED光源の普及に伴い、今後は徐々にφ25mmのソケットが多数派になっていくと想定されている。
しかし、このφ25mmのソケットの大きさに合う形状に、検査照明装置の大きさもそのままφ25mm程度に設定(例えば上記実施形態では拡散カバーの寸法L1をφ25mm程度に設定)することも考えられる。しかしこれでは、前述したように、検査対象に映り込む検査照明装置の拡散カバーの像が小さくなり、検査者がまぶしく感じてしまう。そこで本実施形態の照明器具は、φ25mmのソケットを用いながらも、拡散カバー3の寸法L1が35mm以上に設定されている。
(拡散カバーのハードコート)
車両の塗装工程ではシンナーなどの有機溶剤が多量に使われている。このため、表面検査工程において、ポリカーボネート製の拡散カバー3や端板6がダメージを受ける虞がある。そこで本実施形態の検査照明装置1では、拡散カバー3や端板6にハードコート層が設けられているので、耐溶剤性を向上させている。
また、検査工程において、検査照明装置1が工具などと接触する虞がある。工具によって、拡散カバー3や端板6が損傷したり変形したりすると、車両表面に映り込む検査照明装置1の拡散カバー3の像がゆがんでしまい、検査効率が低下してしまう。しかし本実施形態の検査照明装置1によれば、拡散カバー3や端板6にハードコート層が設けられ、強度が補強されているので、損傷や変形の虞が少ない。
また、制御部51は、直列に接続された複数の検査照明装置1に直列に接続されている。これにより、直列に接続された複数の検査照明装置1を一括してその電流量を調節できる。車両の表面に映り込んだ複数の検査照明装置1の拡散カバー3の像の輝度を一括して調整できるので、作業効率を向上させることができる。
なお、上述の実施形態では検査照明装置1を四輪や二輪などの車両の表面検査に用いる例を挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、航空機の表面や、携帯電話やテレビ、冷蔵庫、洗濯機などの電化製品の表面、机など家具の表面、窓ガラスやタイル、壁材などの表面などの物品の検査に用いることができる。
もっとも、車両の製造ラインにおいては、一台ごとに様々な色に着色された複数の車両が同一の製造ラインに流れてくることがある。このため、半導体発光素子の発光強度を変更可能な検査照明装置1を車両の表面検査に用いると、車両の色に合せて映り込む検査照明装置1の拡散カバー3の像の輝度を変更することができ、検査精度を高められるので好ましい。
また、検査照明装置1の発光色も、車両の色に応じて検査しやすい色に発光させることができる。例えば発光色の異なる複数のLEDチップ5を搭載し(例えば赤、緑、青色)、それぞれのLEDチップ5の発光のON/OFFを切り替えることにより、発光色を自在に変えることができる。
なお、上述の説明では検査者103が直接車両100の表面を観察する例を挙げて説明したが、検査室104内部に車両100の表面を観察するカメラ105(図3参照)を配置し、このカメラ105で得られた画像を検査者103あるいは検査プログラムなどにより確認し、車両100の表面状態を検査するように構成してもよい。この場合でも、本発明に係る検査照明装置1によれば、検査室104内を車両100が搬送されても、車両100の表面に映りこむ検査照明装置1の大きさおよび輝度が変化しないので、正確な表面検査を実施することができる。
また、拡散カバー3の形状は上述した実施形態の例に限られない。図10は本発明の第一変形例に係る検査照明装置1の拡散カバー33を拡大して示す断面図であり、図11は本発明の第二変形例に係る検査照明装置1の拡散カバー34を拡大して示す断面図である。
図10に示したように、拡散カバー33を中空三角柱形状としてもよい。このような形状としても、側方から見た拡散カバー33の幅を上方から見た幅以上とすることができる。なお、三角柱に限らず、拡散カバー33を多角柱形状に形成してもよい。
また、図11に示したように、拡散カバー34を略円柱状に形成し、その内部に照射範囲が320度となるLEDチップ54および拡散層74を形成してもよい。なお、LEDチップ54を搭載した基板4は、中心角が40度をなす基板保持部材41の上面に取り付けられて、灯具ボディ2に固定されている。図11に示した例においては、主発光面Pに対して20度をなす角度からみた幅L3と、主発光方向から見た(上方から見た)幅L1とが同一となる。
また、拡散カバー3は中空の部材に限られず、拡散カバー3に拡散剤を含有させるなどして、蛍光層7から出射する白色光を十分に拡散することができれば、中実の部材を用いてもよい。
また、上述の実施形態では、反射抑制面11を隙間覆い部材10に形成した例を挙げて説明したが、本発明はこの例に限られない。例えば、隙間覆い部材10を設けない場合でも、外部に露出して拡散カバー3と隣接する灯具ボディ2の肩部23の表面を反射抑制面としてもよい。
あるいは、拡散カバー3の表面上に長手方向に延びる部材を設け、その表面を反射抑制面として形成してもよい。このように拡散カバー3と隣接し外部に露出する線状の部材の表面を反射率が低減された反射抑制面とすることにより、被検査品に映り込んだときに、黒色の線状の反射抑制面の像が暗いので拡散カバー3の像の輪郭が明確に見える。あるいは長手方向に延びる部材を形成することなく、拡散カバー3の表面上に直接、反射抑制面として黒色塗料を塗布しても良い。この場合には塗料の層が拡散カバーに隣接する部材となる。このように長手方向に延びる線状の反射抑制面を設けることにより、拡散カバー3の像を複数個に分割することができ、複数個の像の輪郭を使って更に検査精度を高めることができる。
また、上述の実施形態では、紫外線を出射するLEDチップ5と、紫外線を吸収して青色光および黄色光を出射する第一蛍光体および第二蛍光体を備える蛍光層7とにより、拡散カバー3から色温度4000〜5000Kの白色光を出射する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこの例に限られない。例えば、光拡散部材に第一蛍光体および第二蛍光体を含有させても良い。また、青色を出射するLEDチップ5と、青色光を吸収して黄色光を出射する蛍光体により、色温度4000〜5000Kの白色光を出射する検査照明装置1を構成してもよい。また、上述した蛍光体およびバインダの材料は一例であって、上記の例に限られない。また、LEDチップ5の発光色は白色に限られない。
以上、本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2012年2月8日出願の日本特許出願(特願2012-24973)および2013年1月28日出願の日本特許出願(特願2013-13525)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明によれば、物品の様々な表面においても検査精度の落ちにくい、検査照明装置が提供される。
100:被検査車両、101:支柱、102:ベルトコンベア、103:検査者、104:検査室、1:検査照明装置、2:灯具ボディ、21:基板搭載面、22:取付面、23:肩部、24:係止穴、3:拡散カバー、3a:係止爪、4:基板、5:LEDチップ(半導体発光素子)、P:主発光面、7:蛍光層、6:端板、8:給電ユニット、81:リード線、9:ブラケット、10:隙間覆い部材

Claims (11)

  1. 物品の表面に映りこんだ検査照明装置の像を観察することによって物品の表面状態を検査する、表面検査工程で用いられる検査照明装置であって、
    基板に搭載された半導体発光素子と
    前記半導体発光素子を覆う光拡散部材と、を有する、検査照明装置。
  2. 前記半導体発光素子は発光面が上方を向くように前記基板に搭載されており、
    前記光拡散部材は長尺であり、その断面形状は上方から見るよりも側方から見た方が大きい、請求項1に記載の検査照明装置。
  3. 前記光拡散部材は、前記半導体発光素子の主発光面に対して20°をなす角度から見た前記光拡散部材の幅が、上方から見た前記光拡散部材の幅以上となる形状に形成されている、請求項2に記載の検査照明装置。
  4. 前記基板は光源取付部材に取り付けられており、
    前記光源取付部材と前記光拡散部材との境界には、外部に露出し反射率が低減された反射抑制面が設けられている、請求項1から3のいずれか一項に記載の検査照明装置。
  5. 前記光拡散部材と隣接し外部に露出する部材の表面のうち、少なくとも前記光拡散部材との隣接部位は反射率が低減された反射抑制面とされている、請求項1から3のいずれか一項に記載の検査照明装置。
  6. 前記光拡散部材は、前記光源取付部材から上方に突出するように形成されている、請求項4または5に記載の検査照明装置。
  7. 前記検査照明装置を点灯させたときの、前記光拡散部材の輝度Aと前記反射抑制面の輝度Bの比A/Bが、50以上である、請求項4から6のいずれか一項に記載の検査照明装置。
  8. 前記検査照明装置は、前記基板を支持する灯具ボディを有し、
    前記検査照明装置を点灯させたときの、前記光拡散部材の輝度Aと前記灯具ボディの輝度Cの比A/Cが、50以上である、請求項1から7のいずれか一項に記載の検査照明装置。
  9. 色温度4000〜5000Kの光を出射する、請求項1から8のいずれか一項に記載の検査照明装置。
  10. 前記半導体発光素子の発光強度を制御する制御部を備えた、請求項1から9のいずれか一項に記載の検査照明装置。
  11. 車両の表面に映りこんだ前記光拡散部材の像を観察することによって車両の表面状態を検査する、請求項1から10のいずれか一項に記載の検査照明装置。
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