JPWO2013094373A1 - 分注装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の目標流量夫々に対応している、流体を吸引又は吐出するためのポンプの複数の駆動電圧を確実に補正する。【解決手段】流体を吸引又は吐出するシリンジと、前記シリンジ内に前記流体を吸引させる圧力を発生する第1ポンプと、前記シリンジ内の前記流体を吐出させる圧力を発生する第2ポンプと、前記シリンジと前記第1ポンプとの間の第1流路に配置される第1流量計と、前記シリンジが前記流体として第1流体を吸引する場合の目標流量に予め対応付けられている前記第1ポンプの駆動電圧に対する、前記シリンジが前記第1流体を吸引する場合に前記第1流量計が前記目標流量に応じた流量を計測したときの前記第1ポンプの駆動電圧の第1割合を算出し、前記シリンジが前記流体として第2流体を吸引する場合の複数の目標流量夫々に予め対応付けられている前記第1ポンプの複数の駆動電圧に対して前記第1割合を乗じることにより、前記第1ポンプの複数の駆動電圧を補正する第1制御部とを備える。

Description

本発明は、分注装置に関する。
例えば、特許文献1において、細胞を培養するための培地等の液体を培養容器に吐出したり、培養容器内の液体を吸引したりする分注装置が開示されている。
特開2009−291103号公報 特公平4−3266号公報
特許文献1の分注装置は、例えば、ポンプで発生する圧力を用いて、シリンジ内に液体を吸引したり、シリンジ内の液体を吐出したりしている。例えば、液体を吸引又は吐出する場合、液体が目標流量となるように、液体の目標流量に予め対応付けられている駆動電圧がポンプに供給される。しかし、例えば、ポンプが経年劣化している場合や、ポンプを低負荷で運転する暖気運転が一定時間行われていない場合には、液体の目標流量に予め対応付けられている駆動電圧をポンプに供給しているにも関わらず、液体の流量がばらつくことがある。又、例えば、特許文献2の塗料吐出量制御装置は、塗料をノズルから吐出する際に所定期間内に流量計で計測された流量の平均値に基づいて、次に塗料を吐出する際の流量を目標流量とするための補正値を決定している。しかし、この塗料吐出量制御装置は、例えば、一回の補正値の決定で、複数の目標流量に対する複数の補正値を決定することができない。よって、例えば、特許文献2の技術を応用して、液体の吸引又は吐出を分注装置で行ったとしても、例えば、目標流量が吸引又は吐出の都度変更される場合、液体の流量を目標流量とできずに、液体の流量がばらつくこととなる。よって、例えば、液体をシリンジ内に吸引するときの流量のばらつきによって、シリンジとポンプとの間に設けられたフィルタに液体が付着する虞がある。又、液体をシリンジ内から吐出するときの流量のばらつきによって、液体を分注するためのディッシュの周囲に液体が飛び散ったりして、周囲を汚染する虞がある。又、例えば、一定量の液体の吸引及び吐出を一定回数繰り返す作業の時間を一定に保つのが困難となる虞がある。
前述した課題を解決する主たる本発明は、流体を吸引又は吐出するシリンジと、前記シリンジ内に前記流体を吸引させる圧力を発生する第1ポンプと、前記シリンジ内の前記流体を吐出させる圧力を発生する第2ポンプと、前記シリンジと前記第1ポンプとの間の第1流路に配置される第1流量計と、前記シリンジが前記流体として第1流体を吸引する場合の目標流量に予め対応付けられている前記第1ポンプの駆動電圧に対する、前記シリンジが前記第1流体を吸引する場合に前記第1流量計が前記目標流量に応じた流量を計測したときの前記第1ポンプの駆動電圧の第1割合を算出し、前記シリンジが前記流体として第2流体を吸引する場合の複数の目標流量夫々に予め対応付けられている前記第1ポンプの複数の駆動電圧に対して前記第1割合を乗じることにより、前記第1ポンプの複数の駆動電圧を補正する第1制御部と、を備えたことを特徴とする分注装置である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、例えば、ポンプの経年劣化や、ポンプを低負荷で運転する暖気運転の長短によって、流体を吸引又は吐出する際の流量がばらつく場合も、当該流量が目標流量となるように、複数の目標流量夫々に対応している、流体を吸引又は吐出するためのポンプの複数の駆動初期の電圧を確実に補正することができる。
本発明の実施形態にかかる分注装置の構造を示す斜視図である。 本発明の実施形態における分注装置の液体を吸引又は吐出する構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態におけるにおける分注装置を示すブロック図である。 本発明の実施形態における制御部によるポンプの駆動電圧の制御を示すブロック図である。 本発明の実施形態における液体を吸引する際の第1目標流量に対する第1ポンプの初期操作量を示す図である。 本発明の実施形態における空気を吸引する際の第1目標流量に対する第1ポンプの初期操作量を示す図である。 本発明の実施形態における液体を吸引する際の第1目標流量に対する第1ポンプの補正後の初期操作量を示す図である。 本発明の実施形態における液体を吐出する際の第2目標流量に対する第2ポンプの初期操作量を示す図である。 本発明の実施形態における空気を吐出する際の第2目標流量に対する第2ポンプの初期操作量を示す図である。 本発明の実施形態における液体を吐出する際の第2目標流量に対する第2ポンプの補正後の初期操作量を示す図である。 本発明の実施形態における分注装置を動作の一例を説明するための図である。 本発明の実施形態における分注装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における分注装置の流量制御を開始する際の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における分注装置の流量制御の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における液体を吸引するためのポンプに駆動電圧を供給してからの経過時間と、液体の流量との関係を示す特性図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===分注装置===
以下、図1を参照して、本実施形態における分注装置について説明する。図1は、本実施形態にかかる分注装置の構造を示す斜視図である。
分注装置100は、例えば細胞を培養するための培地等の液体(流体)を吸引又は吐出するための装置である。尚、分注装置100が液体を吸引又は吐出する構成については、後述する。分注装置100は、シリンジ1、サーボモータ51乃至55、ディッシュ装着部22を有している。
シリンジ1は、液体をシリンジ1内に吸引したり、シリンジ1内の液体を吐出したりするためのノズル11を備えている。
ディッシュ装着部22には、ディッシュ5がシリンジ1の下方(−Z)に配置されるように、ディッシュ5が装着される。尚、ディッシュ5は、例えば細胞を培養するための培地等の液体が貯留される例えば樹脂製の容器である。
サーボモータ51乃至53は、シリンジ1の位置や姿勢を制御するためのモータである。サーボモータ54、55は、ディッシュ装着部22の位置や姿勢、回転を制御するためのモータである。サーボモータ51は、Y軸に平行な駆動軸51aを中心にシリンジ1をA1方向又はA2方向に駆動する。サーボモータ52は、Y軸とシリンジ1により定まる平面において、当該平面に垂直な駆動軸52aを中心にシリンジ1をB1方向又はB2方向に駆動する。サーボモータ53は、シリンジ1を上下方向(C1方向又はC2方向、Z軸方向)に駆動する。サーボモータ54は、Y軸に平行な駆動軸54aを中心にディッシュ装着部22をD1方向又はD2方向に駆動する。サーボモータ55は、ディッシュ装着部22におけるディッシュ5を装着する面に垂直な駆動軸55aを中心にディッシュ装着部22をE1方向又はE2方向に回転させる。
===液体を吸引又は吐出する構成===
以下、図2を参照して、本実施形態における分注装置が液体を吸引又は吐出する構成について説明する。図2は、本実施形態における分注装置の液体を吸引又は吐出する構成を示すブロック図である。
分注装置100は、前述したシリンジ1、制御部4(第1制御部、第2制御部、第1判別部、第2判別部、第1出力部、第2出力部)、フィルタ12、流量センサ13(第1流量計、第2流量計)、ポンプP1(第1ポンプ)、ポンプP2(第2ポンプ)、バルブV1、V2、V3を含んで構成されている。
ポンプP1、P2は、ポンプP1、P2に供給される駆動電圧に応じた圧力を発生する例えばダイヤフラムポンプである。ポンプP1は、第1流路R1を介してシリンジ1内の気体を排出して、ノズル11を介してシリンジ1内に液体を吸引させる圧力を発生する吸引用ポンプである。ポンプP2は、第2流路R2を介して外気(気体)をシリンジ1内に導入して、ノズル11を介してシリンジ1内の液体を吐出させる圧力を発生する吐出用ポンプである。
バルブV1は、第1流路R1におけるシリンジ1とポンプP1との間の区間を開閉するように接続されている。バルブV2は、第2流路R2におけるシリンジ1とポンプP2との間の区間を開閉するように接続されている。バルブV3は、第3流路におけるシリンジ1とシリンジ1に接続される一端とは反対側の他端との間の区間を開閉するように接続されている。尚、バルブV1乃至V3として、例えば、制御信号によって制御可能なソレノイドバルブや電動ピンチバルブ等を用いることができる。
第1流路R1、第2流路R2、第3流路R3は、1点の合流・分岐点200で合流・分岐している。つまり、第1流路R1、第2流路R2、第3流路R3は、シリンジ1側において、第1流路R1、第2流路R2、第3流路R3夫々の一部の流路が合流して共通となっている。第1流路R1、第2流路R2、第3流路R3における、共通する一部の流路のシリンジ1と合流・分岐点200との間の区間には、雑菌などの混入によってシリンジ1内の液体が汚染されるのを防止するため、例えばメンブレンフィルタなどのフィルタ12が挿入されている。
流量センサ13は、ポンプP1で発生する圧力によって、シリンジ1内の空気が第1流路R1を介して排出される際の当該空気の流量(以下、「第1流量」と称する)と、ポンプP2で発生する圧力によって、第2流路R2を介してシリンジ1内に空気が導入される際の当該空気の流量(以下、「第2流量」と称する)とを検知して、検知結果を示す信号を出力するセンサである。流量センサ13は、第1流路R1、第2流路R2、第3流路R3における、共通する一部の流路に兼用して配置される。尚、流量センサ13を用いて第1及び第2流量を計測する構成については、後述する。
制御部4は、サーボモータ51乃至55、バルブV1乃至V3、ポンプP1、P2を制御する。制御部4は、バルブV1乃至V3を制御するための制御信号Sv1乃至Sv3を出力する。制御部4は、ポンプP1、P2を制御するための制御信号Sp1、Sp2を出力する。尚、制御部4の詳細については、後述する。
===メイン回路、インタフェース回路===
以下、図3を参照して、本実施形態におけるメイン回路、インタフェース回路について説明する。図3は、本実施形態における分注装置を示すブロック図である。
分注装置100は、メイン回路401、インタフェース回路402を有している。
メイン回路401は、分注装置100を制御するための回路である。メイン回路401には、電源部47から電源電圧が供給されている。メイン回路401は、制御部4、記憶部41(第1乃至第6記憶部)、A/D変換部42、タッチパネル43、ディスプレイ44を有している。
制御部4は、分注装置100の全体の動作を司る装置である。制御部4は、例えば、記憶部41に記憶されている分注装置100を制御するためのプログラムを実行可能なマイコンによって構成される。
記憶部41には、制御部4により実行されるプログラムや、制御部4がプログラムを実行する際に参照する情報が記憶されている。尚、記憶部41に記憶されている情報の詳細については、後述する。
A/D変換部42は、流量センサ13の検知結果を示す信号を、例えばサンプリング周期1ミリ秒でアナログ信号からデジタル信号に変換する。つまり、A/D変換部42からは、1ミリ秒毎に、流量センサ13の検知結果を示すデジタル信号が出力されることになる。
タッチパネル43は、分注装置100のオペレータが、分注装置100に対して、動作開始や動作停止などの各種指令を入力するために使用する装置である。
ディスプレイ44は、分注装置100のオペレータに対して、分注装置100の制御状態や各種警報などを出力するための装置である。
制御部4は、記憶部41に記憶されているプログラムを実行することによって、サーボモータ51乃至55、ポンプP1、P2、バルブV1乃至V3を制御する。
インタフェース回路402は、ポンプP1、P2、バルブV1乃至V3に対して駆動電圧を供給する回路である。インタフェース回路402は、DCモータ駆動回路45、バルブ駆動回路46を有している。
DCモータ駆動回路45は、メイン回路401から出力される制御信号Sp1、Sp2に基づいて、ポンプP1、P2に対して駆動電圧を供給する。尚、ポンプP1、P2に対して供給される駆動電圧については、後述する。
バルブ駆動回路46は、メイン回路401から出力される制御信号Sv1乃至Sv3に基づいて、バルブV1乃至V3の開閉を制御する。尚、例えば、バルブV1乃至V3としてソレノイドバルブが用いられた場合、例えば、バルブV1乃至V3の開閉は、バルブV1乃至V3のソレノイドに対して駆動電圧を供給したか否かによって制御される。例えば、バルブV1乃至V3のソレノイドに対して駆動電圧を供給した場合、バルブV1乃至V3は開き、バルブV1乃至V3のソレノイドに対して駆動電圧を供給しない場合、バルブV1乃至V3は閉じるものとする。尚、説明の便宜上、バルブV1乃至V3として、例えばソレノイドバルブが用いられた場合について、以下説明する。
===制御部===
以下、図4を参照して、本実施形態における制御部について説明する。図4は、本実施形態における制御部によるポンプの駆動電圧の制御を示すブロック図である。本実施形態では、駆動電圧の制御は駆動電圧をPWM制御することで行っている。
制御部4は、サーボモータ51乃至55の制御、流量制御、液量制御を行う。尚、流量制御は、液体をシリンジ1内に吸引する場合、シリンジ1内の液体を吐出する場合の流量を制御することを示す。液量制御は、シリンジ1内に液体を吸引する量、シリンジ1内の液体を吐出する量を制御することを示す。
<サーボモータ51乃至55の制御>
制御部4は、例えば、記憶部41に記憶されたプログラムに基づいて、シリンジ1、ディッシュ装着部22が駆動されるように、サーボモータ51乃至55を制御する。
<流量制御>
制御部4は、ポンプP1に供給される駆動電圧(ポンプP1の駆動電圧)と、ポンプP2に供給される駆動電圧(ポンプP2の駆動電圧)とを制御する。
制御部4は、ノズル11を介してシリンジ1内に液体を吸引する際に、ポンプP1で発生する圧力(負圧)による第1流量が第1目標流量となるように、ポンプP1の駆動電圧を制御する。制御部4は、ノズル11を介してシリンジ1内の液体を吐出する際に、ポンプP2で発生する圧力による第2流量が第2目標流量となるように、ポンプP2の駆動電圧を制御する。第1目標流量は、例えば、ノズル11を介してシリンジ1内に液体を吸引した際に、吸引された液体が、ポンプP1で発生する圧力によってフィルタ12に付着しないような流量である。第2目標流量は、例えば、ノズル11を介してシリンジ1内から液体を吐出した際に、吐出された液体が第2ポンプで発生する圧力によってディッシュ5の周囲に飛び散らないような流量である。第1及び第2目標流量は、例えば実験等によって求められるものとする。
制御部4は、ポンプP1の駆動電圧の制御を、例えば5ミリ秒周期で行う。制御部4は、フィードフォワード補償部91とPID補償部92とを有している。尚、フィードフォワード補償部91、PID補償部92は、例えば、記憶部41に記憶されたプログラムを実行することによって実現される制御部4の機能である。尚、フィードフォワード補償部91、PID補償部92は、例えば、ハードウエアとして実現してもよい。フィードフォワード補償部91がポンプP1の駆動電圧の制御を開始した後、所定時間経過後に、PID補償部92がポンプP1の駆動電圧の制御を開始する。尚、所定時間は、例えば、第1目標流量に対して予め対応付けられたポンプP1の駆動電圧をポンプP1に供給した後、第1流量の変化量が所定範囲内となる定常状態に到達するまでの時間であり、例えば200ミリ秒に設定される。
<<フィードフォワード(FF)補償部91>>
フィードフォワード補償部91は、第1目標流量に対して予め対応付けられているポンプP1の駆動電圧に基づいて、ポンプP1の駆動電圧を制御する。尚、第1目標流量に対して予め対応付けられているポンプP1の駆動電圧については、後述する。
制御部4は、例えばタッチパネル43から入力された第1目標流量、当該第1目標流量に対応付けられて記憶部41に記憶されている初期操作量に基づいて、ポンプP1の駆動電圧を制御する。尚、初期操作量については、後述する。
<<PID補償部92>>
PID補償部92は、算出された第1流量が第1目標流量になるように、ポンプP1の駆動電圧に対してフィードバック制御を行う。尚、制御部4は、A/D変換部42から例えば1ミリ秒毎に出力される流量センサ13の検知結果を示すデジタル信号に基づいて第1流量を算出する。制御部4は、例えば、ポンプP1での脈動振幅による第1流量の算出結果の変動を防止するために、例えばA/D変換部42から連続して出力される80個のデジタル信号に基づくデータの移動平均値に基づいて、第1流量を算出するものとする。
尚、ポンプP2の駆動電圧の制御は、ポンプP1の駆動電圧の制御と同様であるので、その説明は省略する。
<液量制御>
制御部4は、ポンプP1、P2の起動、停止、バルブV1乃至V3を制御する。
制御部4は、例えばタッチパネル43から入力された目標液量、A/D変換部42からの出力に基づいて、ポンプP1、P2の起動、ポンプP1、P2の停止、バルブV1乃至V3の開閉を制御する。制御部4は、A/D変換部42から例えば1ミリ秒毎に出力されるデジタル信号に基づくデータを積算して、積算結果を、シリンジ1内に吸引された液体の量(以下、「液体の吸引量」と称する)又はシリンジ1内から吐出された液体の量(以下、「液体の吐出量」と称する)とする。制御部4は、液体の吸引量が目標液量を超えたか否かと、液体の吐出量が目標液量を超えたか否かを判断する。制御部4は、当該判断結果に基づいて、ポンプP1、P2、バルブV1乃至V3を制御する。
例えば、シリンジ1内に液体を吸引する場合、ポンプP1を起動する制御信号Sp1、バルブV1を開く制御信号Sv1、バルブV2を閉じる制御信号Sv2、バルブV3を閉じる制御信号Sv3を出力する。例えば、シリンジ1内に液体が吸引されている際に、液体の吸引量が目標液量を超えたと判断された場合、制御部4は、バルブV1を閉じる制御信号Sv1、ポンプP1を停止する制御信号Sp1を出力する。例えば、シリンジ1内から液体を吐出する場合、ポンプP2を起動する制御信号Sp2、バルブV1を閉じる制御信号Sv1、バルブV2を開く制御信号Sv2、バルブV3を閉じる制御信号Sv3を出力する。ここで、バルブV3は、シリンジ1内の液体を自然落下によって流出(以下、「フリーフォール吐出」と称する)させたり、ポンプ駆動により発生した正負圧を開放したりするためのバルブである。制御部4によるバルブV3の制御については、後述する。例えば、シリンジ1内から液体が吐出されている際に、液体の吐出量が目標液量を超えたと判断された場合、制御部4は、バルブV2を閉じる制御信号Sv2、ポンプP2を停止する制御信号Sp2を出力する。
===初期操作量の補正(増減係数の算出)===
以下、図2、図3、図5乃至図10を参照して、本実施形態における初期操作量の補正について説明する。図5は、本実施形態における液体を吸引する際の第1目標流量に対する第1ポンプの初期操作量を示す図である。図6は、本実施形態における空気を吸引する際の第1目標流量に対する第1ポンプの初期操作量を示す図である。図7は、本実施形態における液体を吸引する際の第1目標流量に対する第1ポンプの補正後の初期操作量を示す図である。図8は、本実施形態における液体を吐出する際の第2目標流量に対する第2ポンプの初期操作量を示す図である。図9は、本実施形態における空気を吐出する際の第2目標流量に対する第2ポンプの初期操作量を示す図である。図10は、本実施形態における液体を吐出する際の第2目標流量に対する第2ポンプの補正後の初期操作量を示す図である。
制御部4は、液体又は空気を用いて、ポンプP1、P2の初期操作量を補正する。尚、制御部4が液体を用いてポンプP1、P2の初期操作量を補正するか、制御部4が空気を用いてポンプP1、P2の初期操作量を補正するかは、例えば、オペレータによってタッチパネル43を介して入力される指令に基づいて選択できる構成としてもよいし、例えば、記憶部41に記憶されたプログラムによって予め定められている構成としてもよい。尚、ポンプP1の初期操作量とは、フィードフォワード補償部91がポンプP1の駆動電圧の制御を開始する際に、ポンプP1に供給される最初の駆動電圧を示す情報である。ポンプP2の初期操作量は、ポンプP1の初期操作量と同様である。
ここで、記憶部41には、フラグ情報Flag、図5乃至図10に示されるテーブルT1乃至T6が記憶されている。
フラグ情報Flagは、制御部4によってポンプP1、P2の初期操作量の補正を行うか否かを選択するための情報である。例えば、制御部4によってポンプP1、P2の初期操作量の補正を行う場合、フラグ情報Flagは「0」に設定されるものとする。一方、例えば、制御部4によってポンプP1、P2の初期操作量の補正を行わない場合、フラグ情報Flagは「1」に設定されるものとする。
テーブルT1では、液体を吸引する場合の複数の第1目標流量F1乃至F3夫々と、ポンプP1の複数の初期操作量G11乃至G13とが予め対応付けられている。テーブルT2では、空気を吸引する場合の複数の第1目標流量F1乃至F3夫々と、ポンプP1の複数の初期操作量G21乃至G23とが予め対応付けられている。テーブルT3では、液体を吸引する場合の複数の第1目標流量F1乃至F3夫々と、テーブルT1に示される初期操作量G11乃至G13を補正した補正後の初期操作量とが対応付けられている。テーブルT4では、液体を吐出する場合の複数の第2目標流量F1乃至F3夫々と、ポンプP2の複数の初期操作量H11乃至H13とが予め対応付けられている。テーブルT5では、空気を吐出する場合の複数の第2目標流量F1乃至F3夫々と、ポンプP2の複数の初期操作量H21乃至H23とが予め対応付けられている。テーブルT6では、液体を吐出する場合の複数の第2目標流量F1乃至F3夫々と、テーブルT4に示される初期操作量H11乃至H13を補正した補正後の初期操作量とが対応付けられている。
尚、ここでは一例として3段階の目標流量とその初期操作量とを対応付けるようにテーブルを構成しているが、これに限らず、さらに多段階の目標流量と初期操作量を対応付けるように構成してもよい。
<液体を用いてポンプP1の初期操作量を補正する構成>
制御部4は、分注装置100の分注対象物(液体)をシリンジ1内に吸引することによって、ポンプP1の初期操作量を補正する。尚、ポンプP1の初期操作量を補正する際に用いられる液体は、例えば、培地や試薬など一様な密度の液体とすることが好適である。これは、例えば細胞培養では状態の異なる細胞が混入した溶液を吸引/吐出する工程があるが、そこでは液の粘性・密度が一様ではないので、そのような溶液を使った場合、後述する増減係数を正確に求めることができない可能性があるからである。制御部4は、例えばタッチパネル43から入力された第1目標流量に対応した初期操作量をテーブルT1から取得する。制御部4は、当該初期操作量に対する、第1流量と操作量とが安定しているときの操作量の割合(第1割合)を示す増減係数K1を算出する。尚、第1流量と操作量とが安定しているときの操作量とは、前述のフィードフォワード補償部91、PID補償部92のポンプP1の駆動電圧の制御によって、例えば第1流量が第1目標流量に応じた流量となり、所定時間内の第1流量の変動幅及びポンプP1に供給される駆動電圧の変動幅が例えば1乃至2パーセント程度の所定の範囲内となったときの、ポンプP1に供給される駆動電圧を示す操作量であるものとする。制御部4は、テーブルT1の複数の第1目標流量F1乃至F3夫々に予め対応付けられているポンプP1の複数の初期操作量G11乃至G13に対して増減係数K1を乗じて、ポンプP1の初期操作量を補正する。制御部4によって補正された補正後の初期操作量は、第1目標流量F1乃至F3夫々と対応付けられて、例えば、記憶部41のテーブルT3に記憶される。
<液体を用いてポンプP2の初期操作量を補正する構成>
制御部4は、液体をシリンジ1内から吐出することによって、ポンプP2の初期操作量を補正する。尚、ポンプP2の初期操作量を補正する際に用いられる液体は、例えば、一様な密度の液体とする。制御部4は、例えばタッチパネル43から入力された第2目標流量に対応した初期操作量をテーブルT4から取得する。制御部4は、当該初期操作量に対する、第2流量と操作量とが安定しているときの操作量の割合(第2割合)を示す増減係数K2を算出する。制御部4は、テーブルT4の複数の第2目標流量F1乃至F3夫々に予め対応付けられているポンプP2の複数の初期操作量H11乃至H13に対して増減係数K2を乗じて、ポンプP2の初期操作量を補正する。制御部4によって補正された補正後の初期操作量は、第2目標流量F1乃至F3夫々と対応付けられて、例えば、記憶部41のテーブルT6に記憶される。
<空気を用いてポンプP1の初期操作量を補正する構成>
制御部4は、シリンジ1内に空気を吸引することによってポンプP1の初期操作量を補正する。制御部4は、例えばタッチパネル43から入力された第1目標流量に対応した初期操作量をテーブルT2から取得する。制御部4は、当該初期操作量に対する、第1流量と操作量とが安定しているときの操作量の割合(第1割合)を示す増減係数K1を算出する。制御部4は、テーブルT1の複数の第1目標流量F1乃至F3夫々に予め対応付けられているポンプP1の複数の初期操作量G11乃至G13に対して増減係数K1を乗じて、ポンプP1の初期操作量を補正する。制御部4によって補正された補正後の初期操作量は、第1目標流量F1乃至F3夫々と対応付けられて、例えば、記憶部41のテーブルT3に記憶される。
<空気を用いてポンプP2の初期操作量を補正する構成>
制御部4は、空気をシリンジ1内から吐出することによってポンプP2の初期操作量を補正する。制御部4は、例えばタッチパネル43から入力された第2目標流量に対応した初期操作量をテーブルT5から取得する。制御部4は、当該初期操作量に対する、第2流量と操作量とが安定しているときの操作量の割合(第2割合)を示す増減係数K2を算出する。制御部4は、テーブルT4の複数の第2目標流量F1乃至F3夫々に予め対応付けられているポンプP2の複数の初期操作量H11乃至H13に対して増減係数K2を乗じて、ポンプP2の初期操作量を補正する。制御部4によって補正された補正後の初期操作量は、第2目標流量F1乃至F3夫々と対応付けられて、例えば、記憶部41のテーブルT6に記憶される。
===ポンプP1、P2のメンテナンス時期の判別===
以下、図3を参照して、本実施形態におけるポンプP1、P2のメンテナンス時期の判別について説明する。
制御部4は、増減係数K1(第1割合)が第1所定割合以上であるか否かと、増減係数K2(第2割合)が第2所定割合以上であるか否かとを判別する。尚、第1所定割合は、例えば、ポンプP1のメンテナンス時期を示す割合であり、ポンプP1に対して予め設定されているものとする。第2所定割合は、例えば、ポンプP2のメンテナンス時期を示す割合であり、ポンプP2に対して予め設定されているものとする。増減係数K1が第1所定割合以上であると判断された場合、制御部4は、ポンプP1のメンテナンス時期であることを示す第1信号を出力するものとする。増減係数K2が第2所定割合以上であると判断された場合、制御部4は、ポンプP2のメンテナンス時期であることを示す第2信号を出力するものとする。
例えば、第1信号が出力された場合、ディスプレイ44にポンプP1のメンテナンス時期であることを示すメッセージが表示されるものとする。例えば、第2信号が出力された場合、ディスプレイ44にポンプP2のメンテナンス時期であることを示すメッセージが表示されるものとする。
===分注装置の動作===
以下、図2乃至図14を参照して、本実施形態における分注装置の動作について説明する。図11は、本実施形態における分注装置を動作の一例を説明するための図である。図12は、本実施形態における分注装置の動作を示すフローチャートである。図13は、本実施形態における分注装置の流量制御を開始する際の動作を示すフローチャートである。図14は、本実施形態における分注装置の流量制御の動作を示すフローチャートである。
分注装置100は、例えば、リザーバ6(図11)に貯留された、細胞を培養するための培地等の液体をシリンジ1内に吸引し、ディッシュ5にシリンジ1内の液体を吐出した後、シリンジ1内に残留した液体を廃液タンク7に吐出する。尚、分注装置100は、例えば、ディッシュ5から液体を吸引してリザーバ6に液体を吐出したり、ディッシュ5から液体を吸引してディッシュ5に液体を吐出したり、リザーバ6から液体を吸引してリザーバ6に液体を吐出したりすることもできる。また、分注装置100は、例えば、リザーバ6から液体を吸引して廃液タンク7に液体を吐出することもできる。
例えば、リザーバ6に貯留された液体をシリンジ1内に吸引し、ディッシュ5にシリンジ1内の液体を吐出する場合の分注装置100の動作、分注装置100の流量制御を行う動作について説明する。
<分注装置100の動作(図12)>
例えば、記憶部41に記憶されているプログラムの実行が開始され、制御部4が制御動作を開始したところから説明する。
制御部4は、リザーバ6に貯留された液体をシリンジ1内に吸引できる位置にシリンジ1が移動するように、サーボモータ51乃至53を制御する(ステップS10)。制御部4は、シリンジ1内へ液体が吸引されるように、ポンプP1を起動する制御信号Sp1、バルブV1を開く制御信号Sv1、バルブV2を閉じる制御信号Sv2、バルブV3を閉じる制御信号Sv3を出力する。DCモータ駆動回路45は、ポンプP1に対して駆動電圧を供給する。尚、ポンプP1には、最初の駆動電圧として、例えば、予め決められた所定の駆動電圧を供給してもよいし、例えば、第1目標流量に対応した、テーブルT3(図7)の補正後の初期操作量に示される駆動電圧を供給してもよい。
バルブ駆動回路46は、バルブV1乃至V3のうち、バルブV1のソレノイドに対してのみ駆動電圧を供給する。バルブV1は開いて、バルブV2、V3は閉じる。ポンプP1は、シリンジ1内に液体を吸引させる圧力を発生する。リザーバ6内の液体は、シリンジ1内に吸引される(ステップS11)。例えば、シリンジ1内に液体が吸引されている際に、液体の吸引量が目標液量を超えたと判断された場合、制御部4は、バルブV1を閉じる制御信号Sv1、ポンプP1を停止する制御信号Sp1を出力する。その場合、バルブV1は閉じて、ポンプP1は停止する。
制御部4は、シリンジ1内の液体をディッシュ5に吐出できる位置にシリンジ1が移動するように、サーボモータ51乃至53を制御する(ステップS12)。制御部4は、シリンジ1内の液体がディッシュ5に吐出されるように、ポンプP2を起動する制御信号Sp2、バルブV1を閉じる制御信号Sv1、バルブV2を開く制御信号Sv2、バルブV3を閉じる制御命令Sv3を出力する。DCモータ駆動回路45は、ポンプP2に対して駆動電圧を供給する。尚、ポンプP2には、最初の駆動電圧として、例えば、予め決められた所定の駆動電圧を供給してもよいし、例えば、第2目標流量に対応した、テーブルT6(図10)の補正後の初期操作量に示される駆動電圧を供給してもよい。
バルブ駆動回路46は、バルブV1乃至V3のうち、バルブV2のソレノイドに対してのみ駆動電圧を供給する。バルブV2は開いて、バルブV1、V3は閉じる。ポンプP3は、シリンジ1内の液体を吐出させる圧力を発生する。シリンジ1内の液体は、ディッシュ5に吐出される(ステップS13)。シリンジ1内から液体が吐出されている際に、液体の吐出量が目標液量を超えたと判断された場合、制御部4は、バルブV2を閉じる制御信号Sv2、ポンプP2を停止する制御信号Sp2を出力する。その場合、バルブV2は閉じて、ポンプP2は停止する。
尚、シリンジ1内の液体をディッシュ5に吐出する場合、上述のように、ポンプP2の圧力によってシリンジ1内の液体の一部を吐出した後、バルブV2を閉じて、ポンプP2を停止して、バルブV3を開いてもよい。シリンジ1内の残りの液体は、自重による自然落下によってシリンジ1内から流出する。その場合、液体の吐出が終了したときに飛沫や泡が生じるのを抑制して、例えば、液体の吐出によるディッシュ5の周囲の汚染を防止できる。
尚、例えば、ステップS11、S13の動作を開始する前、または後に、制御部4が、ポンプP1、P2のメンテナンス時期の判別を行うものとしてもよい。
<分注装置100の流量制御を行う動作(図13、図14)>
例えば、記憶部41に記憶されているプログラムの実行が開始され、制御部4が流量制御を行う動作を開始したところから説明する。
制御部4は、流量制御を開始する信号を受信したか否かを判断する(ステップS20)。尚、流量制御を開始する信号は、例えば、ステップS11、S13の動作を行う際に制御部4に対して出力されるように、記憶部41のプログラムに予め設定してあってもよいし、例えば、タッチパネル43を介してオペレータが入力できる構成であってもよい。
例えば、流量制御を開始する信号を受信しない場合(ステップS20のNO)、制御部4は、流量制御を行う動作を終了する。一方、例えば、流量制御を開始する信号を受信した場合(ステップS20のYES)、制御部4は、フラグ情報Flagを「0」に設定して初期化し、増減係数K´に対して増減係数Kを代入する(ステップS21)。尚、増減係数Kは、例えば、初期値として記憶部41に予め記憶されているものとする。制御部4は、ポンプP1又はP2を制御するためのパラメータとして、目標流量(第1目標流量、第2目標流量)、目標液量、吸引/吐出方向を取得する(ステップS22)。尚、吸引/吐出方向とは、吸引を行うか、吐出を行うか、を選択するためのパラメータとする。尚、例えば、目標流量、目標液量、吸引/吐出方向として夫々、例えば、第1目標流量F1、所定目標液量、吸引が、タッチパネル43を介して設定されるものとする。制御部4は、流量制御タイマ割込みを開始する(ステップS23)。尚、流量制御タイマ割込みによって、制御部4は、ポンプP1又はP2の制御を、例えば、5ミリ秒周期で実行することとなる。
制御部4は、液体の吸引量が目標液量に到達した(目標液量を超えた)か否かを判断する(ステップS30)。例えば、液体の吸引量が目標液量に到達していないと判断された場合(ステップS30のNO)、制御部4は、FF(フィードフォワード)補償操作量を算出する。制御部4は、例えば、第1目標流量に対応した初期操作量G11をテーブルT1から取得する。制御部4は、初期操作量G11に対して増減係数Kを乗じて、FF補償操作量を算出する(ステップS31)。制御部4は、PID補償なしの区間であるか否かを判断する(ステップS32)。尚、PID補償なしの区間とは、フィードフォワード補償部91がポンプP1の駆動電圧の制御を開始した後、所定時間経過前のPID補償部92によるポンプP1の駆動電圧の制御が行われていない時間帯を示すものとする。例えば、PID補償なしの区間であると判断された場合(ステップS32のYES)、制御部4は、最終操作量を算出する。制御部4は、FF補償操作量を最終操作量とする(ステップS33)。例えば、制御部4は、初期操作量G11に対して増減係数Kを乗じた操作量を、最終操作量とする。制御部4は、最終操作量に示された駆動電圧がポンプP1に供給されるように、制御信号Sp1を出力する。その際、DCモータ駆動回路45は、最終操作量に示された駆動電圧を、ポンプP1に供給する(ステップS34)。上記ステップS32の判断で、例えば、PID補償なしの区間でないと判断された場合(ステップS32のNO)、制御部4は、PID補償操作量を算出する。制御部4は、第1目標流量と第1流量との例えば差分に応じてPID補償操作量を算出する(ステップS35)。制御部4は、ステップS31の動作で算出されたFF補償操作量に対して、PID操作量を加算して、最終操作量を算出する(ステップS36)。制御部4は、フラグ情報Flagが「0」に設定されているか否かを判断する(ステップS37)。例えば、フラグ情報Flagが「0」に設定されていないと判断された場合(ステップS37のNO)、制御部4は、ステップS36で算出された最終操作量に示された駆動電圧がポンプP1に供給されるように、制御信号Sp1を出力する。その際、DCモータ駆動回路45は、最終操作量に示された駆動電圧を、ポンプP1に供給する(ステップS34)。一方、例えば、フラグ情報Flagが「0」に設定されていると判断された場合(ステップS37のYES)、制御部4は、前述したように、第1流量及び操作量が安定しているか否かを判断する(ステップS38)。例えば、第1流量及び操作量のうち何れかが安定していないと判断された場合(ステップS38のNO)、制御部4は、ステップS36で算出された最終操作量に示された駆動電圧がポンプP1に供給されるように、制御信号Sp1を出力する。その際、DCモータ駆動回路45は、最終操作量に示された駆動電圧を、ポンプP1に供給する(ステップS34)。一方、例えば、第1流量と操作量とが安定していると判断された場合(ステップS38のYES)、制御部4は、増減係数K´を算出し、フラグ情報Flagを「1」に設定する(ステップS38)。尚、例えば、分注装置100の流量制御がステップS11、S13の動作を行う際に実行され、シリンジ1内に液体を吸引している場合、制御部4は、第1目標流量F1に対応した初期操作量をテーブルT1(図5)から取得する。制御部4は、当該初期操作量に対する、第1流量と操作量とが安定しているときの操作量の割合である増減係数K1を増減係数K´として算出する。又、例えば、分注装置100の流量制御がタッチパネル43を介してオペレータによって実行され、シリンジ1内に空気を吸引している場合、制御部4は、第1目標流量F1に対応した初期操作量をテーブルT2(図6)から取得する。制御部4は、当該初期操作量に対する、第1流量と操作量とが安定しているときの操作量の割合である増減係数K1を増減係数K´として算出する。尚、例えば、制御部4は、テーブルT1の複数の第1目標流量F1乃至F3夫々に予め対応付けられているポンプP1の複数の初期操作量G11乃至G13に対して増減係数K1を乗じて、ポンプP1の初期操作量を補正して、当該補正後の初期操作量を、記憶部41のテーブルT3に記憶してもよい。制御部4は、上記ステップS39の動作を実行した後、ステップS36で算出された最終操作量に示された駆動電圧がポンプP1に供給されるように、制御信号Sp1を出力する。その際、DCモータ駆動回路45は、最終操作量に示された駆動電圧を、ポンプP1に供給する(ステップS34)。
例えば、上記ステップS30の判断で、液体の吸引量が目標液量に到達したと判断された場合(ステップS30のYES)、制御部4は、増減係数Kに対して増減係数K´を代入して、増減係数Kを更新する(ステップS40)。制御部4は、ポンプP1を停止する制御信号Sp1を出力する。その際、DCモータ駆動回路45は、ポンプP1に対して駆動電圧を供給しない状態となる(ステップS41)。ポンプP1は停止して、例えば、制御部4による流量制御は終了するものとする。
===液体の流量===
以下、図15を参照して、本実施形態における液体の流量について説明する。図15は、本実施形態における液体を吸引するためのポンプに駆動電圧を供給してからの経過時間と、液体の流量との関係を示す特性図である。図15における、実線は、例えば、テーブルT3(図7)の第1目標流量F1に対応する補正後の初期操作量に示される駆動電圧を、ポンプP1に供給した際(以下、「本発明を適用した場合」と称する)の、経過時間に対するシリンジ1内に吸引される液体の流量を示すものとする。図15における、点線及び一点鎖線は、例えば、テーブルT1(図5)の第1目標流量F1に対応する初期操作量G11に示される駆動電圧に基づく電圧を、ポンプP1に供給した際(以下、「本発明を適用しない場合」と称する)の、経過時間に対するシリンジ1内に吸引される液体の流量を示すものとする。時刻t0は、FF補償部91によるポンプP1の駆動電圧の制御が開始される時刻とする。時刻t1は、FF補償部91によるポンプP1の駆動電圧の制御が開始された後、所定時間経過後に、PID補償部92によるポンプP1の駆動電圧の制御が開始される時刻とする。
本発明を適用した場合、実線に示されるように、シリンジ1内に吸引される液体の流量は、例えば、時刻t0とt1の間に、第1目標流量に達して、当該流量の変化量が所定範囲内となる定常状態となっている。
一方、本発明を適用しない場合、例えば、ポンプP1に対して駆動電圧を供給してからシリンジ1内に吸引される液体の流量が第1目標流量に達して定常状態なるまでの時間、当該流量が定常状態となるまでの間の流量がばらつくこととなる。例えば、ポンプP1が経年劣化している場合や、ポンプP1を低負荷で運転する暖気運転が一定時間行われていない場合に、ポンプP1に対して初期操作量G11に示される駆動電圧を供給したとき、一点鎖線に示されるように、FF補償部91によるポンプP1の駆動電圧の制御のみ(時刻t0と時刻t1との間)では、液体の流量を第1目標流量とできないこととなる。又、例えば、短い暖気運転でもFF補償部91によるポンプP1の駆動電圧の制御のみで液体の流量が第1目標流量となるように、ポンプP1に対して供給される駆動電圧のレベルを、初期操作量G11に示される駆動電圧のレベルよりも高くした場合、ポンプP1の暖気運転が予定よりも長く行われた場合、点線に示されるように、液体の流量が第1目標流量を超えてしまうこととなる。
前述したように、分注装置100では、例えば、ポンプP1の経年劣化や、ポンプP1を低負荷で運転する暖気運転の長短によって、液体を吸引する際の流量がばらつく場合も、当該流量が目標流量となるように、複数の目標流量夫々に対応している、ポンプP1の複数の駆動電圧を確実に補正することができる。従って、液体をシリンジ1内に吸引するときの流量を目標流量にすることができる。又、例えば、シリンジ1及びノズル11の交換に伴う、シリンジ1及びノズル11の個体差に起因する、液体とシリンジ1及びノズル11との間の摩擦力の変化によって流量がばらつく場合も、ポンプP1の複数の駆動電圧を補正することによって、液体をシリンジ1内に吸引するときの流量を目標流量にすることができる。又、例えば、液体の吸引及び吐出を繰り返すことによるシリンジ1又はノズル11における液体と接触する面の磨耗や、シリンジ1又はノズル11への付着物によって流量がばらつく場合も、ポンプP1の複数の駆動電圧を補正することによって、液体をシリンジ1内に吸引するときの流量を目標流量にすることができる。又、液体を吸引するときの流量を目標流量にすることができるので、例えば、液体をシリンジ1内に吸引するときの流量のばらつきによって、シリンジ1とポンプP1との間に設けられたフィルタ12に液体が付着するのを防止できる。
又、分注装置100では、例えば、ポンプP2の経年劣化や、ポンプP2を低負荷で運転する暖気運転の長短によって、液体を吐出する際の流量がばらつく場合も、当該流量が目標流量となるように、複数の目標流量夫々に対応している、ポンプP2の複数の駆動電圧を確実に補正することができる。従って、液体を吐出するときの流量を目標流量にすることができるので、例えば、液体をシリンジ1内から吐出するときの流量のばらつきによって、液体を分注するためのディッシュ5の周囲に液体が飛び散ったりして、周囲を汚染するのを防止できる。又、例えば、一定量の液体を吸引または吐出する際の作業の時間を一定に保つことができる。そして、これにより細胞の質を揃えることができる。
又、記憶部41には、テーブルT1、T3、T4、T6が記憶されている。制御部4は、分注装置100の分注対象物(液体)を用いてポンプP1、P2の初期操作量を補正することができる。よって、分注装置100の分注対象物(液体)と同じ液体で、ポンプP1、P2の駆動電圧を補正することができるので、当該補正の精度を向上できる。
このため、経年劣化や暖気運転に伴う流量変動が生じた場合でも、本実施形態では精度よく図15の実線に示す流量応答とすることができる。同図において曲線と横軸とで囲まれた面積が即ちシリンジから吐出される液量であるので、時刻t0から時刻t1間の流量にばらつきがあると所定量を吐出する作業時間も一定しないことになる。本実施形態では、上述したように一定量の液体を吸引または吐出する際の作業時間を一定に保つことができる。そして、これにより細胞の質を揃えることができる。
又、記憶部41には、テーブルT1、T3、T4、T6以外に、テーブルT2、T5が記憶されている。制御部4は、分注装置100の分注対象物(液体)とは異なる、空気を用いてポンプP1、P2の初期操作量を補正することができる。よって、例えば、液体を吸引又は吐出する前に、空気を用いてポンプP1、P2の初期操作量を補正することによって、最初に液体を吸引又は吐出するときから、液体の流量を目標流量とすることができる。従って、例えば、液体をシリンジ1内に吸引するときの流量のばらつきによって、シリンジ1とポンプP1との間に設けられたフィルタ12に液体が付着するのを確実に防止できる。又、例えば、液体をシリンジ1内から吐出するときの流量のばらつきによって、液体を分注するためのディッシュ5の周囲に液体が飛び散ったりして、周囲を汚染するのを確実に防止できる。
尚、テーブルT3、T6は必ずしも記憶しておく必要はなく、目標流量に対する初期操作量は随時算出するようにしてもよい。
尚、装置起動後に最初に求めた増減係数K1,K2、もしくは最後に求めた増減係数を記憶部41に記憶しておいて、次回の起動時に読み出して増減係数K1,K2の初期値として使用してもよい。ここで、装置の動作が比較的短時間で終了するような場合であって、経年劣化による流量変動よりも暖気運転に伴う流量変動の方が影響が大きいような場合には、上述した最初に求めた増減係数を使用すればよい。また、装置の動作が比較的長期間に亘るような場合であって、暖気運転に伴う流量変動よりも経年劣化による流量変動の方が影響が大きいような場合には、上述した最後に求めた増減係数を装置起動後に読み出して使用すればよい。
又、第1及び第2信号の出力によって、分注装置100のユーザは、ポンプP1、P2のメンテナンス時期を把握できる。よって、メンテナンス時期に、例えば、ポンプP1、P2の経年劣化の度合い等によってポンプP1、P2の寿命を判断して、ポンプP1、P2を交換することができる。よって、メンテナンス性に優れた分注装置100を提供することができる。
又、流量センサ13は、当該合流している一部の流路に、第1流路R1、第2流路R2に兼用して配置されている。よって、第1及び第2流量が一の流量センサ13の検出結果に基づいて算出されるので、ポンプP1及びP2の双方の初期操作量を確実に補正することができる。よって、シリンジ1内に液体を吸引する際の流量及びシリンジ1内の液体を吐出する際の流量の双方を、確実に目標流量とすることができる。又、分注装置100の構成を簡単にすることができるので、分注装置100の製造コストを低減できる。
尚、本実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
1 シリンジ
4 制御部
5 ディッシュ
6 リザーバ
7 廃液タンク
11 ノズル
12 フィルタ
13 流量センサ
22 ディッシュ装着部
41 記憶部
42 A/D変換部
43 タッチパネル
44 ディスプレイ
45 DCモータ駆動回路
46 バルブ駆動回路
47 電源部
51、52、53、54、55 サーボモータ
51a、52a、53a、54a、55a 駆動軸
91 フィードフォワード補償部
92 PID補償部
100 分注装置
200 合流・分岐点
401 メイン回路
402 インタフェース回路
R1 第1流路
R2 第2流路
R3 第3流路
P1、P2 ポンプ
V1、V2、V3 バルブ

Claims (6)

  1. 流体を吸引又は吐出するシリンジと、
    前記シリンジ内に前記流体を吸引させる圧力を発生する第1ポンプと、
    前記シリンジ内の前記流体を吐出させる圧力を発生する第2ポンプと、
    前記シリンジと前記第1ポンプとの間の第1流路に配置される第1流量計と、
    前記シリンジが前記流体として第1流体を吸引する場合の目標流量に予め対応付けられている前記第1ポンプの駆動電圧に対する、前記シリンジが前記第1流体を吸引する場合に前記第1流量計が前記目標流量に応じた流量を計測したときの前記第1ポンプの駆動電圧の第1割合を算出し、前記シリンジが前記流体として第2流体を吸引する場合の複数の目標流量夫々に予め対応付けられている前記第1ポンプの複数の最初の駆動電圧に対して前記第1割合を乗じることにより、前記第1ポンプの複数の最初の駆動電圧を補正する第1制御部と、
    を備えたことを特徴とする分注装置。
  2. 前記シリンジと前記第2ポンプとの間の第2流路に配置される第2流量計と、
    前記シリンジが前記第1流体を吐出する場合の目標流量に予め対応付けられている前記第2ポンプの駆動電圧に対する、前記シリンジが前記第1流体を吐出する場合に前記第2流量計が前記目標流量に応じた流量を計測したときの前記第2ポンプの駆動電圧の第2割合を算出し、前記シリンジが前記第2流体を吐出する場合の複数の目標流量夫々に予め対応付けられている前記第2ポンプの複数の最初の駆動電圧に対して前記第2割合を乗じることにより、前記第2ポンプの複数の最初の駆動電圧を補正する第2制御部と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の分注装置。
  3. 前記シリンジが前記第2流体を吸引する場合の複数の目標流量夫々に予め対応付けられている前記第1ポンプの複数の最初の駆動電圧の情報が記憶される第1記憶部と、
    前記第1ポンプの複数の最初の駆動電圧の補正後の情報が記憶される第2記憶部と、
    前記シリンジが前記第2流体を吐出する場合の複数の目標流量夫々に予め対応付けられている前記第2ポンプの複数の最初の駆動電圧の情報が記憶される第3記憶部と、
    前記第2ポンプの複数の最初の駆動電圧の補正後の情報が記憶される第4記憶部と、
    を備え、
    前記第2流体は、前記第1流体と同じ流体であることを特徴とする請求項2に記載の分注装置。
  4. 前記シリンジが前記第2流体を吸引する場合の複数の目標流量夫々に予め対応付けられている前記第1ポンプの複数の最初の駆動電圧の情報が記憶される第1記憶部と、
    前記第1ポンプの複数の最初の駆動電圧の補正後の情報が記憶される第2記憶部と、
    前記シリンジが前記第2流体を吐出する場合の複数の目標流量夫々に予め対応付けられている前記第2ポンプの複数の最初の駆動電圧の情報が記憶される第3記憶部と、
    前記第2ポンプの複数の最初の駆動電圧の補正後の情報が記憶される第4記憶部と、
    前記シリンジが前記第1流体を吸引する場合の目標流量に予め対応付けられている前記第1ポンプの駆動電圧の情報が記憶される第5記憶部と、
    前記シリンジが前記第1流体を吐出する場合の目標流量に予め対応付けられている前記第2ポンプの駆動電圧の情報が記憶される第6記憶部と、
    を備え、
    前記第2流体は、前記第1流体とは異なる流体であり、
    前記第1制御部は、前記第5記憶部に記憶された情報である前記第1ポンプの駆動電圧に対する、前記シリンジが前記第1流体を吸引する場合に前記第1流量計が前記目標流量に応じた流量を計測したときの前記第1ポンプの駆動電圧の前記第1割合を算出し、前記第1記憶部に記憶された情報である前記第1ポンプの複数の最初の駆動電圧に対して前記第1割合を乗じることにより、前記第1ポンプの複数の最初の駆動電圧を補正し、
    前記第2制御部は、前記第6記憶部に記憶された情報である前記第2ポンプの駆動電圧に対する、前記シリンジが前記第1流体を吐出する場合に前記第2流量計が前記目標流量に応じた流量を計測したときの前記第2ポンプの駆動電圧の前記第2割合を算出し、前記第3記憶部に記憶された情報である前記第2ポンプの複数の最初の駆動電圧に対して前記第2割合を乗じることにより、前記第2ポンプの複数の最初の駆動電圧を補正する
    ことを特徴とする請求項2に記載の分注装置。
  5. 前記第1割合が前記第1ポンプに関して予め設定されている第1所定割合以上であるか否かを判別する第1判別部と、
    前記第2割合が前記第2ポンプに関して予め設定されている第2所定割合以上であるか否かを判別する第2判別部と、
    前記第1割合が前記第1所定割合以上である場合、前記第1ポンプのメンテナンス時期であることを示す第1信号を出力する第1出力部と、
    前記第2割合が前記第2所定割合以上である場合、前記第2ポンプのメンテナンス時期であることを示す第2信号を出力する第2出力部と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の分注装置。
  6. 前記第1及び第2流路は、前記シリンジ側において、夫々の一部の流路が合流しており、
    前記第1及び第2流量計は、前記一部の流路に兼用して配置される一の流量計である
    ことを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の分注装置。
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