JPWO2013084495A1 - ズームレンズおよび撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ズームレンズにおいて、広角であるとともに、小さなFno.とズームレンズ全長の短縮化を実現する高い光学性能を実現する。【解決手段】物体側から順に、負、正、正の屈折力をそれぞれ有する第1レンズ群(G1)と、第2レンズ群(G2)と、第3レンズ群(G3)とからなり、広角端から望遠端への変倍において、少なくとも第1レンズ群(G1)および第2レンズ群(G2)が光軸に沿って移動するズームレンズであって、第1レンズ群(G1)が、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズよりなる第11レンズ(L11)、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズよりなる第12レンズ(L12)、物体側に凸面を向けた正の第13レンズ(L13)からなり、第2レンズ群(G2)が、物体側から順に、正レンズ、正レンズおよび負レンズからなる接合レンズ、正レンズ、負レンズからなり、所定の条件式を満たす。【選択図】図1

Description

本発明は、ズームレンズおよび撮像装置に関し、より詳しくは、デジタルカメラやビデオカメラ等に使用されるのに好適なズームレンズおよび該ズームレンズを備えた撮像装置に関するものである。
近年、パーソナルコンピュータの一般家庭への普及に伴い、撮影した風景や人物像等の画像情報をパーソナルコンピュータに入力することができるデジタルカメラが広く普及している。そして最近では、デジタルカメラの高機能化が進み、それに従い、広角域まで良好に撮影可能なズームレンズを搭載したデジタルカメラが要望されている。
このため、例えば、特許文献1および特許文献2に記載のズームレンズのように、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群からなり、各群の間隔を変えることにより変倍を行うズームレンズが用いられている。また、特許文献1および2と類似の基本構成を有するズームレンズとして、特許文献3には、広角端において小さなFno.を有するものが開示されている。
特開2003−107348号公報 特開2009−156905号公報 特開2011−81185号公報
しかしながら、近年では、広角であるとともに、小さなFno.とズームレンズの全長の短縮化を実現可能なズームレンズへの要求も高まってきている。特許文献1および特許文献2に記載のものは、広角端のFno.が大きいため、さらに小さなFno.を有するレンズが求められる。また、特許文献3に記載のものは、イメージサイズに対するレンズ全長の長さの割合が大きいため、よりレンズ全長の短縮化が求められる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、広角であるとともに、小さなFno.とズームレンズの全長の短縮化を実現する高い光学性能を保持するズームレンズおよび該ズームレンズを備えた撮像装置を提供することを目的とするものである。
本発明のズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成される実質的に3個のレンズ群からなり、広角端から望遠端への変倍において、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が狭まるとともに前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が広がるように少なくとも第1レンズ群および第2レンズ群が光軸に沿って移動するズームレンズであって、前記第1レンズ群が、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズよりなる第11レンズ、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズよりなる第12レンズ、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第13レンズからなるものであり、前記第2レンズ群が、物体側から順に、正の屈折力を有する第21レンズ、正の屈折力を有する第22レンズおよび負の屈折力を有する第23レンズからなる接合レンズ、正の屈折力を有する第24レンズ、負の屈折力を有する第25レンズからなるものであり、下記条件式(1)および(2)を満たすように構成されている。
1.75<(Nd1+Nd2)/2… (1)
1.9<Nd3 … (2)
ただし、
Nd1:前記第11レンズのd線における屈折率
Nd2:前記第12レンズのd線における屈折率
Nd3:前記第13レンズのd線における屈折率
とする。
なお、本発明において、各「レンズ群」は、複数のレンズから構成されるものだけでなく、1枚のレンズのみで構成されるものも含むものとする。
なお、上記「実質的に3個のレンズ群からなり、」とは、本発明の撮像レンズが、3個のレンズ群以外に、実質的にパワーを有さないレンズ、絞りやカバーガラス等レンズ以外の光学要素、レンズフランジ、レンズバレル、撮像素子、手振れ補正機構等の機構部分、等を持つものも含むことを意味する。
また、本実施形態のズームレンズにおいては、下記条件式(1−1)および(2−1)を満たすことがさらに好ましい。
1.80<(Nd1+Nd2)/2 … (1−1)
1.95<Nd3 … (2−1)
ただし、
Nd1:前記第11レンズのd線における屈折率
Nd2:前記第12レンズのd線における屈折率
Nd3:前記第13レンズのd線における屈折率
とする。
また、本実施形態のズームレンズにおいては、下記条件式(3)を満たすことが好ましく、下記条件式(3−1)を満たすことがさらに好ましい。
0.1<D4/fw<0.5 … (3)
0.20<D4/fw<0.44 … (3−1)
ただし、
D4:前記第12レンズと前記第13レンズの軸上の間隔
fw:レンズ系全体の広角端での焦点距離
とする。
また、本実施形態のズームレンズにおいては、下記条件式(4)を満たすことが好ましく、下記条件式(4−1)を満たすことがさらに好ましい。
−1.6<(R5+R6)/(R5−R6)<−1.0 … (4)
−1.45<(R5+R6)/(R5−R6)<−1.10 … (4−1)
ただし、
R5:前記第13レンズの物体側の面の近軸曲率半径
R6:前記第13レンズの像側の面の近軸曲率半径
とする。
また、本実施形態のズームレンズにおいては、前記第13レンズは、少なくとも1面が非球面であることが好適である。
また、本実施形態のズームレンズにおいては、下記条件式(5)を満たすことが好ましい。
ω>38 … (5)
ただし、
ω:広角端における半画角
とする。
本発明の撮像装置は、上記記載の本発明のズームレンズを備えたことを特徴とするものである。
本発明のズームレンズによれば、物体側から順に、それぞれ負、正、正の屈折力を有する第1乃至第3レンズ群から構成され、広角端から望遠端への変倍において、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が狭まるとともに第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が広がるように少なくとも第1レンズ群および第2レンズ群が光軸に沿って移動するズームレンズであって、第1レンズ群を、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズよりなる第11レンズ、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズよりなる第12レンズ、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第13レンズから構成し、第2レンズ群を、物体側から順に、正の屈折力を有する第21レンズ、正の屈折力を有する第22レンズおよび負の屈折力を有する第23レンズからなる接合レンズ、正の屈折力を有する第24レンズ、負の屈折力を有する第25レンズから構成することで、広角であるとともに、小さなFno.とズームレンズの全長の短縮化を実現する高い光学性能を実現することができる。この結果、ズームレンズの全長の短縮化を図りつつ、ズームレンズの全長に対して従来よりも大きいイメージサイズを実現可能なズームレンズを提供することができる。
また、本発明のズームレンズによれば、条件式(1)を満たすことにより、第11レンズと第12レンズの厚みの増大を抑制しつつ、第11レンズと第12レンズのパワーを良好に維持することができるため、ズームレンズの全長の短縮化を実現できる。なお、本発明のズームレンズが、さらに条件式(1−1)を満たす場合には、より顕著にかかる効果を得ることができる。
また、本発明のズームレンズが、条件式(2)を満たすことで、第13レンズの厚みの増大を抑制しつつ第13レンズのパワーを良好に維持することができるため、ズームレンズ全長の短縮化を実現できる。また、本発明のズームレンズが、さらに条件式(2−1)を満たす場合には、より顕著にかかる効果を得ることができる。
また、第13レンズの少なくとも1面が非球面である場合には、ズーム全域における非点収差や広角端における歪曲収差を良好に補正することができる。
さらに、本発明において、条件式(3)を満たす場合には、球面収差と像面湾曲の発生を抑制しつつ良好に第1レンズ群の長さを短縮化することができるため、ズームレンズ全長の短縮化を実現でき、さらに、条件式(3−1)を満たす場合には、より顕著に同効果を得られる。また、本発明において、条件式(4)を満たす場合には、像面湾曲の発生を抑制しつつ良好に第1レンズ群の長さを短縮化することができるため、ズームレンズ全長の短縮化を実現でき、さらに、条件式(4−1)を満たす場合には、より顕著に同効果を得られる。またさらに、本発明において、条件式(5)を満たす場合には、広角域まで好適に撮影可能である。
また、本発明の撮像装置によれば、上記本発明の高性能の撮像レンズを備えるようにしたので、装置全体としての小型化を図ることができるとともに、より画質の高い撮影画像を得ることができる。
本発明の実施例1にかかるズームレンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例2にかかるズームレンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例3にかかるズームレンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例4にかかるズームレンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例5にかかるズームレンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例6にかかるズームレンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例7にかかるズームレンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例8にかかるズームレンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例9にかかるズームレンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例10にかかるズームレンズのレンズ構成を示す断面図 図11(A)〜図11(L)は本発明の実施例1にかかるズームレンズの各収差図 図12(A)〜図12(L)は本発明の実施例2にかかるズームレンズの各収差図 図13(A)〜図13(L)は本発明の実施例3にかかるズームレンズの各収差図 図14(A)〜図14(L)は本発明の実施例4にかかるズームレンズの各収差図 図15(A)〜図15(L)は本発明の実施例5にかかるズームレンズの各収差図 図16(A)〜図16(L)は本発明の実施例6にかかるズームレンズの各収差図 図17(A)〜図17(L)は本発明の実施例7にかかるズームレンズの各収差図 図18(A)〜図18(L)は本発明の実施例8にかかるズームレンズの各収差図 図19(A)〜図19(L)は本発明の実施例9にかかるズームレンズの各収差図 図20(A)〜図20(L)は本発明の実施例10にかかるズームレンズの各収差図 本発明の実施形態にかかる撮像装置の正面側斜視図 本発明の実施形態にかかる撮像装置の背面側斜視図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態にかかるズームレンズの構成を示す断面図であり、後述の実施例1のズームレンズに対応している。また、図2〜図10はそれぞれ、後述の実施例2〜実施例10のズームレンズの構成を示す断面図である。図1〜図10に示すズームレンズの基本的な構成は同様であり、図示方法も同様であるため、以下では主に図1に示すズームレンズを例にとり説明する。
ここでは、図1の左側を物体側、右側を像側としている。そして、図1では、上段に広角端における無限遠合焦時のレンズ配置を示し、中段に中間位置における無限遠合焦時のレンズ配置を示し、下段に望遠端における無限遠合焦時のレンズ配置を示し、変倍時の各レンズ群の概略的な移動軌跡を上段と中断の間、および、中断と下段の間に実線の曲線で示している。
図1に示すズームレンズは、光軸Zに沿って、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成される実質的に3個のレンズ群からなり、広角端から望遠端への変倍において、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が狭まるとともに第2レンズ群と第3レンズ群G3の間隔が広がるように少なくとも第1レンズ群G1および第2レンズ群G2が光軸Zに沿って移動するように構成されている。すなわち、本ズームレンズは、広角端から望遠端への変倍において、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間隔が変化する。また、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間に開口絞りStが配置されている。
例えば図1に示す例のズームレンズでは、広角端から望遠端への変倍時に、図に矢印で示した軌跡を描くように移動する。また、変倍時に第3レンズ群G3と結像面100の間隔も変化する。なお、図1に示す例のズームレンズでは、開口絞りStは変倍時には第2レンズ群G2と一体的に移動するように構成されている。
また、図1に示す開口絞りStは必ずしも大きさや形状を表すものではなく、光軸Z上の位置を示すものである。
ズームレンズを撮像装置に適用する際には、レンズを装着するカメラ側の構成に応じて、最も像側のレンズと結像面(撮像面)100の間にカバーガラスや、赤外線カットフィルタ、ローパスフィルタなどの各種フィルタ等を配置することが好ましく、図1には、第3レンズ群G3の像側に、これらを想定した平行平板状の光学部材PPが配置された例を示している。
なお、図1に示す例では、例えばこのズームレンズを撮像装置に適用する際には、この結像面100に撮像素子の撮像面が位置するように配置される。
図1に示すズームレンズの各レンズ群の構成を以下に詳細に説明する。
第1レンズ群G1は、全体として負の屈折力を有している。ここでは、第1レンズ群G1は、物体側から順に物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズよりなる第11レンズL11と物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズよりなる第12レンズL12と物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第13レンズL13から構成されている。ここでは、第13レンズL13の両面が非球面とされている。
第2レンズ群G2は、全体として正の屈折力を有している。第2レンズ群G2は、物体側から順に、正の屈折力を有する第21レンズL21、正の屈折力を有する第22レンズL22および負の屈折力を有する第23レンズL23からなる接合レンズ、正の屈折力を有する第24レンズL24、負の屈折力を有する第25レンズL25から構成されている。また、第2レンズ群G2においては、第21レンズL21と第24レンズL24のそれぞれの少なくとも1面を非球面レンズとすることが好ましい。ここでは、第21レンズL21および第24レンズL24の両面が非球面とされている。
第3レンズ群G3は、全体として正の屈折力を有している。第3レンズ群G3は、正の屈折力を有する第31レンズL31から構成されている。
また、このズームレンズは、下記条件式(1)および(2)を満たすように構成されている。
1.75<(Nd1+Nd2)/2… (1)
1.9<Nd3 … (2)
ただし、
Nd1:第11レンズのd線における屈折率
Nd2:第12レンズのd線における屈折率
Nd3:第13レンズのd線における屈折率
さらにこのズームレンズは、下記条件式(3)〜(5)を満たすことが好ましい。なお、好ましい態様としては、条件式(3)〜(5)のいずれか一つを満たすものでもよく、あるいは任意の組合せを満たすものでもよい。
0.1<D4/fw<0.5 … (3)
−1.6<(R5+R6)/(R5−R6)<−1.0 … (4)
ω>38 … (5)
ただし、
D4:第12レンズと第13レンズの軸上の間隔
fw:レンズ系全体の広角端での焦点距離
R5:第13レンズの物体側の面の近軸曲率半径
R6:第13レンズの像側の面の近軸曲率半径
ω:広角端における半画角
なお、本ズームレンズにおいて、最も物体側に配置される材料としては、具体的にはガラスを用いることが好ましく、あるいは透明なセラミックスを用いてもよい。
非球面形状が形成されるレンズの材料としては、ガラスを使用してもよいし、プラスチックを用いることも可能である。プラスチックを用いる場合には、軽量化および低コスト化を図ることが可能となる。
また、本ズームレンズには、保護用の多層膜コートが施されることが好ましい。さらに、保護用コート以外にも、使用時のゴースト光低減等のための反射防止コート膜を施すようにしてもよい。
図1に示す例では、レンズ系と結像面との間に光学部材PPを配置した例を示したが、ローパスフィルタや特定の波長域をカットするような各種フィルタ等を配置する代わりに、各レンズの間にこれらの各種フィルタを配置してもよく、あるいは、いずれかのレンズのレンズ面に、各種フィルタと同様の作用を有するコートを施してもよい。
また、開口絞りStは、第1レンズ群の最も像側の面と第2レンズ群の最も像側の面の間であれば、いかなる位置に配置してもよく、その移動の有無も上記例に限定されない。例えば開口絞りは変倍時に固定されていてもよく、あるいは、レンズ群とは個別に移動するものでもよい。
以上のように構成されたズームレンズの作用および効果を説明する。
以上、図1に示すズームレンズは、物体側から順に、負、正、正の第1乃至第3レンズ群から構成され、広角端から望遠端への変倍において、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が狭まるとともに第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が広がるように少なくとも第1レンズ群および第2レンズ群が光軸に沿って移動するように各レンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、第1レンズ群を、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズよりなる第11レンズ、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズよりなる第12レンズ、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第13レンズから構成し、第2レンズ群を、物体側から順に、正の屈折力を有する第21レンズ、正の屈折力を有する第22レンズおよび負の屈折力を有する第23レンズからなる接合レンズ、正の屈折力を有する第24レンズ、負の屈折力を有する第25レンズから構成することで、広角であるとともに、小さなFno.とズームレンズの全長の短縮化を実現する高い光学性能を実現することができる。特に、第2レンズ群G2を5枚構成としたことで、小さなFno.を好適に実現することができ、第25レンズL25を負の屈折力を有するレンズにすることにより、レンズ系の全長の短縮化を好適に実現している。これに対し、例えば、特許文献1および特許文献2においては、広角端におけるFno.が大きいものとなっている。
さらに上記構成によれば、各レンズ群のパワーを最適化することができるため、ズームレンズの全長の短縮化を図りつつ、例えば2/3インチ型など、従来より大きいイメージサイズにも対応可能なズームレンズを実現することができる。これにより、デジタルカメラ等の高画質化のために、より大きいサイズのイメージセンサを適用したいという開発上の要求に応えることができる。これに対し、例えば、特許文献3に記載されたズームレンズでは、イメージサイズに対してズームレンズの全長が相対的に長すぎるため、ズームレンズの全長をコンパクトに維持したまま、2/3インチ型などの大きいイメージセンサに対応するイメージサイズを実現することはできない。
さらに、第1レンズ群G1を、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズよりなる第11レンズL11と、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズよりなる第12レンズL12と、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第13レンズL13により構成したことで、第1レンズ群G1の厚み(光軸方向の長さ)を小さくすることができ、ズームレンズ全長の短縮化を図ることができる。また、第13レンズL13の少なくとも一面を非球面としたため、ズーム全域における非点収差や広角端における歪曲収差を良好に補正することができる。また、図1に示すズームレンズは、第13レンズL13の両面を非球面としたため、より好適にズーム全域における非点収差や広角端における歪曲収差を補正することができる。
また、第2レンズ群G2において正の屈折力を有する第22レンズL22と負の屈折力を有する第23レンズL23とを接合レンズとすることで、第22レンズL22と第23レンズL23の間隔をほぼ0にすることができ、第22レンズL22と第23レンズL23が意図した位置からずれた位置に偏心して配置されることにより、撮影画像の一部において良好な結像特性が得られないという片ぼけの問題の発生を抑制することができる。また、正の屈折力を有する第22レンズL22と負の屈折力を有する第23レンズL23とを接合レンズとしたため、第22レンズL22と第23レンズL23を合計した接合レンズの厚さに対して最大許容寸法および最小許容寸法を満たせばよく、製造上の品質管理が容易である。これに対し、第22レンズL22と第23レンズL23を接合しない場合には、それぞれに対して個々に最大許容寸法および最小許容寸法を満たすよう各レンズを製造する必要がある。
また、第21レンズと第24レンズが各々、少なくとも1面が非球面である場合には、第21レンズの少なくとも1面を非球面とすることにより特に球面収差をより好適に補正することができ、第24レンズの少なくとも1面を非球面とすることにより特に非点収差をより好適に補正することができる。図1においては、第21レンズと第24レンズのそれぞれ両面を非球面としたため、球面収差および非点収差をより好適に補正することができる。
第3レンズ群G3を1枚構成とした場合には、ズームレンズ全体の全長の短縮化に寄与でき、好ましい。また、第3レンズ群G3のレンズ枚数を抑えることで、低コスト化を図ることもできる。
条件式(1)は、第11レンズL11のd線における屈折率Nd1および第12レンズL12のd線における屈折率Nd2の平均屈折率の好ましい範囲を規定するものである。条件式(1)の下限を下まわると、第11レンズL11および第12レンズL12のパワーが弱くなりやすい。このため、第11レンズL11および第12レンズL12のパワーを維持するために、第11レンズL11および第12レンズL12の少なくとも一方の曲率の絶対値を大きくすることが考えられるが、この場合、第11レンズL11および第12レンズL12を合わせた光軸上の長さ(厚み)が長くなってしまい、第1レンズ群G1の光軸上の長さおよびズームレンズの沈胴厚が増大するため好ましくない。このため、第11レンズL11および第12レンズL12のd線における平均屈折率が条件式(1)を満たすようにすることで、第11レンズL11と第12レンズL12の光軸上の長さの増大を抑制しつつ、第11レンズL11と第12レンズL12のパワーを良好に維持することができるため、ズームレンズの全長の短縮化を実現できる。この観点から、より良好な光学性能を得るために、条件式(1)の数値範囲は、
1.80<(Nd1+Nd2)/2 … (1−1)
であることが好ましい。
なお、適切な硝材を選択して良好な光学性能を得るために、上記条件式(1)または(1−1)において、以下の条件式(1−2)をさらに満たすことが好ましく、条件式(1−3)をさらに満たすことがより好ましい。また、条件式(1−2)および/または(1−3)を満たす場合、色収差をより良好に補正可能である。
(Nd1+Nd2)/2<2.3 … (1−2)
(Nd1+Nd2)/2<2.0 … (1−3)
条件式(2)は、第13レンズL13のd線における屈折率Nd3の好適な範囲を規定するものである。条件式(2)の下限を下まわると、第13レンズL13のパワーが弱くなりやすい。このため、第13レンズL13のパワーを維持するために、第13レンズL13の曲率の絶対値を大きくすることが考えられるが、この場合、第13レンズL13の光軸上の長さ(厚み)が長くなってしまい、第1レンズ群G1の光軸上の長さおよびズームレンズの沈胴厚が増大するため好ましくない。このため、第13レンズL13のd線における屈折率が条件式(2)を満たすようにすることで、第13レンズL13の光軸上の長さの増大を抑制しつつ、第13レンズL13のパワーを良好に維持することができるため、ズームレンズの全長の短縮化を実現できる。この観点から、条件式(2)の数値範囲は、
1.95<Nd3 … (2−1)
であるとさらに好ましい。
なお、適切な硝材を選択して良好な光学性能を得るために、上記条件式(2)または(2−1)において、以下の条件式(2−2)をさらに満たすことが好ましく、条件式(2−3)をさらに満たすことがより好ましい。
Nd3<2.3 … (2−2)
Nd3<2.1 … (2−3)
条件式(3)は、第12レンズL12と第13レンズL13との光軸上の間隔D4と、ズームレンズ全体の広角端における焦点距離fwとの比の好ましい範囲を規定するものである。条件式(3)の下限を下まわると、第1レンズ群G1の光軸上の長さを短縮化できるものの、球面収差と像面湾曲が発生しやすくなるため好ましくない。また、条件式(3)の上限を上まわると、第1レンズ群G1の光軸上の長さおよびズームレンズの沈胴厚が増大するため好ましくない。このため、条件式(3)を満たすように、第12レンズL12と第13レンズL13との光軸上の間隔と、ズームレンズ全体の広角端における焦点距離を構成することで、第1レンズ群のパワーを好適に維持して、ズームレンズの全長の短縮化を図りつつ、像面湾曲の発生を良好に抑制することができる。この観点から、より良好な光学性能を得るために、条件式(3)の数値範囲は、
0.20<D4/fw<0.44 … (3−1)
であることが好ましい。
条件式(4)は、第13レンズL13における物体側の面の近軸曲率半径R5と第13レンズL13における像側の面の近軸曲率半径R6の関係を規定するものである。条件式(4)の下限を下まわると、像面湾曲がアンダー側に発生しやすくなるため好ましくない。また、条件式(4)の上限を上まわると、像面湾曲がオーバー側に発生しやすくなるため好ましくない。このため、条件式(4)を満たすように、第13レンズL13における物体側の面の近軸曲率半径と第13レンズL13における像側の面の近軸曲率半径を構成することで、像面湾曲を良好に抑制することができる。この観点から、より良好な光学性能を得るために、条件式(4)の数値範囲は、
−1.45<(R5+R6)/(R5−R6)<−1.10 … (4−1)
であることが好ましい。
条件式(5)は、広角端における半画角ωの好ましい範囲を規定するものである。条件式(5)の下限を下まわると、広角域まで撮影することが困難である。このため、条件式(5)を満たすことにより、広角域まで撮影可能なズームレンズを実現することができる。
以上説明したように、本実施形態のズームレンズによれば、3群構成のズームレンズのレンズ構成の最適化を図り、適切な条件式を適宜満足することで、広角であるとともに、小さなFno.とズームレンズの全長の短縮化を実現する高い光学性能を実現することができる。この結果、ズームレンズの全長の短縮化を図りつつ、ズームレンズの全長に対して従来よりも大きいイメージサイズを実現可能なズームレンズを提供することができる。また、本実施の形態に係るズームレンズを搭載した撮像装置によれば、広角域まで撮影可能な良好な撮像性能を維持しつつ、装置全体としての小型化を図ることができる。
次に、本発明のズームレンズの数値実施例について説明する。実施例1〜10のズームレンズのレンズ断面図はそれぞれ図1〜図10に示したものである。
後掲の表1乃至表3は、図1に示した撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを示している。具体的には、実施例1にかかるズームレンズのレンズデータを表1に、非球面データを表2に、変倍データおよび諸元データを表3に示す。同様に、実施例2〜10にかかるズームレンズのレンズデータ、非球面データ、変倍データを表4〜表30に示す。以下では、表中の記号の意味について、実施例1を例にとり説明するが、実施例2〜10のものについても基本的に同様である。
表1のレンズデータにおいて、Siは最も物体側の構成要素の面を1番目として像側に向かうに従い順次増加するi番目(i=1、2、3、…)の面番号を示し、Riはi番目の面の曲率半径を示し、Diはi番目の面とi+1番目の面との光軸Z上の面間隔を示している。なお、面間隔の最下欄は表中の最終面と結像面との面間隔を示している。また、表1のレンズデータにおいて、Ndjは最も物体側のレンズを1番目として像側に向かうに従い順次増加するj番目(j=1、2、3、…)の光学要素のd線(波長587.6nm)に対する屈折率を示し、νdjはj番目の光学要素のd線に対するアッベ数を示している。なお、レンズデータには、開口絞りStおよび光学部材PPも含めて示している。開口絞りStに相当する面の曲率半径の欄には(開口絞り)と記載している。レンズデータの曲率半径は物体側に凸の場合を正、像側に凸の場合を負としている。
表1のレンズデータにおいて、変倍時に間隔が変化する、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔、第2レンズ群G2と開口絞りStの間隔、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間隔、第3レンズ群G3と光学部材PPの間隔、光学部材PPの間隔と結像面との間隔に相当する面間隔の欄にはそれぞれ、DD[6](可変)、DD[16](可変)、DD[18](可変)、DD[20](可変)と記載している。なお、実施例3においては、DD[6](可変)、DD[16](可変)のみが可変となっている。
表1のレンズデータでは、非球面の面番号に*印を付しており、非球面の曲率半径として近軸の曲率半径の数値を示している。表2の非球面データには、非球面の面番号Siと、これら非球面に関する非球面係数を示す。非球面係数は、以下の式(6)で表される非球面式における各係数KA、Am(m=3、4、5、…20)の値である。
Zd=C・h/{1+(1−KA・C・h1/2}+ΣAm・h … (6)
ただし、
Zd:非球面深さ(高さhの非球面上の点から、非球面頂点が接する光軸に垂直な平面に下ろした垂線の長さ)
h:高さ(光軸からのレンズ面までの距離)
C:近軸曲率半径の逆数
KA、Am:非球面係数(m=3、4、5、…20)
表3には、変倍データおよび諸元データを示す。表3に示す変倍データには、広角端、中間、望遠端における全系の焦点距離fと、各面間隔DD[6]、DD[16]、DD[18]、DD[20]の値を示す。また、表3に示す諸元データには、広角端、中間および望遠端の各位置におけるズーム倍率(変倍比)、焦点距離f、バックフォーカスBf(空気換算距離)、FナンバーFno.および全画角2ωの値を示す。
表1のRi、Di、fの単位、表3のf、DD[6]、DD[16]、DD[18]、DD[20]の単位、(A)式のZd、hの単位としては、「mm」を用いることができる。しかし、光学系は比例拡大又は比例縮小しても使用可能なので、単位は「mm」に限定されることはなく、他の適当な単位を用いることもできる。表1の全画角2ωの単位は度である。
表31に、実施例1〜10における条件式(1)〜(5)に対応する値を示す。表31からわかるように、実施例1〜10は全て条件式(1)〜(5)を満足している。
図11(A)〜図11(D)に実施例1のズームレンズの広角端における、球面収差、非点収差、ディストーション(歪曲収差)、倍率収差(倍率色収差)の各収差図を示し、図11(E)〜図11(H)に実施例1のズームレンズの変倍の中間領域における、球面収差、非点収差、ディストーション(歪曲収差)、倍率収差の各収差図を示し、図11(I)〜図11(L)に実施例1のズームレンズの望遠端における、球面収差、非点収差、ディストーション(歪曲収差)、倍率収差の各収差図を示す。
球面収差、非点収差、ディストーション(歪曲収差)を表す各収差図には、d線(波長587.6nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図にはd線、C線(656.3nm)、F線(波長486.1nm)についての収差をそれぞれ実線、破線、点線で示す。非点収差図にはサジタル方向、タンジェンシャル方向の収差をそれぞれ実線と点線で示す。倍率収差図にはC線(656.3nm)、F線(波長486.1nm)についての収差をそれぞれ破線、点線で示す。球面収差図のFno.はFナンバー、その他の収差図のωは半画角を意味する。
同様に、実施例2のズームレンズの広角端、中間、望遠端における各収差を図12(A)〜図12(L)に示し、実施例3のズームレンズの広角端、中間、望遠端における各収差を図13(A)〜図13(L)に示し、実施例4のズームレンズの広角端、中間、望遠端における各収差を図14(A)〜図14(L)に示し、実施例5のズームレンズの広角端、中間、望遠端における各収差を図15(A)〜図15(L)に示し、実施例6のズームレンズの広角端、中間、望遠端における各収差を図16(A)〜図16(L)に示し、実施例7のズームレンズの広角端、中間、望遠端における各収差を図17(A)〜図17(L)に示し、実施例8のズームレンズの広角端、中間、望遠端における各収差を図18(A)〜図18(L)に示し、実施例9のズームレンズの広角端、中間、望遠端における各収差を図19(A)〜図19(L)に示し、実施例10のズームレンズの広角端、中間、望遠端における各収差を図20(A)〜図20(L)に示す。
以上のデータから、実施例1〜10のズームレンズは、小型かつ約3.8倍の高倍率を有し、小さなFno.と高画質を実現する高い光学性能を有することがわかる。
次に、本発明の撮像装置の実施形態について説明する。図21A、図21Bはそれぞれ、本発明の撮像装置の一実施形態であるデジタルカメラ10の正面側斜視図、背面側斜視図である。
図21Aに示すように、デジタルカメラ10は、カメラボディ11の正面に、本発明の実施形態にかかるズームレンズ12と、ファインダの対物窓13aと、被写体に閃光を発光するための閃光発光装置14とが設けられている。また、カメラボディ11の上面にはシャッタボタン15が設けられ、カメラボディ11の内部にはズームレンズ12によって結像された被写体の像を撮像するCCDやCMOS等の撮像素子16が設けられている。
また、図21Bに示すように、カメラボディ11の背面には、画像や各種設定画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)17と、ファインダの観察窓13bと、ズームレンズ12の変倍を行うためのズームレバー18と、各種設定を行うための操作ボタン19とが設けられている。なお、本デジタルカメラ10では、正面側のファインダの対物窓13aを経由して導かれる被写体光が、背面側のファインダの観察窓13bで視認可能な構成になっている。
ズームレンズ12は、その光軸方向がカメラボディ11の厚み方向に一致するように配設されている。上述したように、本実施形態のズームレンズ12は十分なズームレンズ全長の短縮化を図っているため、カメラボディ11本体にズームレンズ12を沈胴収納したときの光学系の光軸方向の全長は短くなり、デジタルカメラ10の厚みを薄く構成することができる。また、本実施形態のズームレンズ12は広角で高い光学性能を有するものであるから、デジタルカメラ10は広い画角での撮影が可能であり、良好な画像を得ることができる。
以上、実施形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数等の値は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。
また、本発明のズームレンズにおいては、変倍時に移動するレンズ群やその方向は必ずしも上記例に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、撮像装置としてデジタルカメラを例にとり説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ビデオカメラや監視カメラ等の他の撮像装置にも適用可能である。
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Claims (13)

  1. 物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成される実質的に3個のレンズ群からなり、広角端から望遠端への変倍において、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が狭まるとともに前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が広がるように少なくとも第1レンズ群および第2レンズ群が光軸に沿って移動するズームレンズであって、
    前記第1レンズ群が、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズよりなる第11レンズ、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズよりなる第12レンズ、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第13レンズからなるものであり、
    前記第2レンズ群が、物体側から順に、正の屈折力を有する第21レンズ、正の屈折力を有する第22レンズおよび負の屈折力を有する第23レンズからなる接合レンズ、正の屈折力を有する第24レンズ、負の屈折力を有する第25レンズからなるものであり、
    下記条件式(1)および(2)を満たすことを特徴とするズームレンズ。
    1.75<(Nd1+Nd2)/2… (1)
    1.9<Nd3 … (2)
    ただし、
    Nd1:前記第11レンズのd線における屈折率
    Nd2:前記第12レンズのd線における屈折率
    Nd3:前記第13レンズのd線における屈折率
    とする。
  2. 下記条件式(1−1)および(2−1)を満たすことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    1.80<(Nd1+Nd2)/2 … (1−1)
    1.95<Nd3 … (2−1)
  3. 下記条件式(3)を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
    0.1<D4/fw<0.5 … (3)
    ただし、
    D4:前記第12レンズと前記第13レンズの軸上の間隔
    fw:レンズ系全体の広角端での焦点距離
    とする。
  4. 下記条件式(3−1)を満たすことを特徴とする請求項3に記載のズームレンズ。
    0.20<D4/fw<0.44 … (3−1)
  5. 下記条件式(4)を満たすことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
    −1.6<(R5+R6)/(R5−R6)<−1.0 … (4)
    ただし、
    R5:前記第13レンズの物体側の面の近軸曲率半径
    R6:前記第13レンズの像側の面の近軸曲率半径
    とする。
  6. 下記条件式(4−1)を満たすことを特徴とする請求項5に記載のズームレンズ。
    −1.45<(R5+R6)/(R5−R6)<−1.10 … (4−1)
  7. 前記第13レンズは、少なくとも1面が非球面であることを特徴とする第1から6のいずれか1項記載のズームレンズ。
  8. 下記条件式(5)を満たすことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載のズームレンズ。
    ω>38 … (5)
    ただし、
    ω:広角端における半画角
    とする。
  9. 下記条件式(1−2)をさらに満たすことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のズームレンズ。
    (Nd1+Nd2)/2<2.3 … (1−2)
  10. 下記条件式(1−3)をさらに満たすことを特徴とする請求項9に記載のズームレンズ。
    (Nd1+Nd2)/2<2.0 … (1−3)
  11. 下記条件式(2−2)をさらに満たすことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のズームレンズ。
    Nd3<2.3 … (2−2)
  12. 下記条件式(2−3)をさらに満たすことを特徴とする請求項11に記載のズームレンズ。
    Nd3<2.1 … (2−3)
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載のズームレンズを備えたことを特徴とする撮像装置。
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