JPWO2013054389A1 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2013054389A1
JPWO2013054389A1 JP2013538350A JP2013538350A JPWO2013054389A1 JP WO2013054389 A1 JPWO2013054389 A1 JP WO2013054389A1 JP 2013538350 A JP2013538350 A JP 2013538350A JP 2013538350 A JP2013538350 A JP 2013538350A JP WO2013054389 A1 JPWO2013054389 A1 JP WO2013054389A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
node
circuit
memory
control signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013538350A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5820888B2 (ja
Inventor
伊藤 孝
孝 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Publication of JPWO2013054389A1 publication Critical patent/JPWO2013054389A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5820888B2 publication Critical patent/JP5820888B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/30Power supply circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/20Memory cell initialisation circuits, e.g. when powering up or down, memory clear, latent image memory
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/10Programming or data input circuits
    • G11C16/14Circuits for erasing electrically, e.g. erase voltage switching circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C5/00Details of stores covered by group G11C11/00
    • G11C5/14Power supply arrangements, e.g. power down, chip selection or deselection, layout of wirings or power grids, or multiple supply levels
    • G11C5/147Voltage reference generators, voltage or current regulators; Internally lowered supply levels; Compensation for voltage drops
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/02Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store with means for avoiding parasitic signals
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/12Bit line control circuits, e.g. drivers, boosters, pull-up circuits, pull-down circuits, precharging circuits, equalising circuits, for bit lines
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/22Modifications for ensuring a predetermined initial state when the supply voltage has been applied
    • H03K17/223Modifications for ensuring a predetermined initial state when the supply voltage has been applied in field-effect transistor switches
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
    • H03K3/356Bistable circuits
    • H03K3/3565Bistables with hysteresis, e.g. Schmitt trigger

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

制御論理部(20)は、電源が正常に動作している場合に、活性化される制御信号を生成する。チャージ回路は、電圧発生回路で発生した電圧が供給される電圧制御線上にある第1のノードと接続され容量素子に電荷をチャージする。第1放電回路は、チャージ回路の電荷蓄積ノードに接続され、制御信号が活性化されたときに蓄積された電荷を放電する。第2放電回路は、電荷蓄積ノードが所定の電位を越えたときに第1のノードを放電する。

Description

本発明は、不揮発性半導体メモリ、更には中央処理装置(CPU(Central Processing Unit))と共に不揮発性半導体メモリを搭載したマイクロコンピュータなどの半導体装置に関し、特に、不揮発性半導体メモリ内部で生成した電圧を使用して動作する半導体装置に関する。
マイクロコンピュータの電源の低下、遮断を検出するために、マイクロコンピュータには、パワーオンリセット回路やLVD(Low Voltage Detection)回路が設けられている。しかし、マイクロコンピュータに含まれている不揮発性半導体メモリ内部の電源の状態は、異なる電源の使用、ノイズに対する感度の違い、配置や配線など様々な要因によって、このパワーオンリセット回路やLVD回路では検出できない場合がある。
不揮発性半導体メモリでは、書込み消去動作の制御の為に内部で様々な電圧が必要とされ、生成される。内部の電源が何らかの要因で瞬停した場合に、この異常を検知できないと、生成された電圧が供給されている特定のノードにおいては、残留する電荷の放電に長い時間を有してしまうことがある。
このような問題に対して、従来から、電源の遮断後に残留する電荷を放電させる方式が提案されている。
たとえば、特許文献1(特開2010−232848号公報)には、電源の遮断後に残留する電荷を放電させる方式として、以下のようにして放電する方式が記載されている。
放電回路が、放電用の複数のNMOSトランジスタ、電位補償用のNMOSトランジスタ、およびカップリング容量により配線の電位を引き下げるDMOSトランジスタを含んで構成されている。電源電圧の遮断時に、DMOSトランジスタおよび電位補償用のNMOSトランジスタにより配線の電位がマイナス電位に引き下げられ、放電用の複数のNMOSトランジスタが動作して、配線の残留電荷を引き下げ、放電する。
特開2010−232848号公報
しかしながら、特許文献1の方式では、瞬停の状態、例えば電圧変化量や幅によっては瞬停の検知が難しい場合があり、それらの対策として高精度で面積の大きい回路が必要となってしまう場合がある。また、負荷容量の大きな電圧配線の放電には、適用が困難であり、高電圧が残留する可能性がある。
それゆえに、本発明の目的は、電源の異常によって残留した電荷を確実に放電することができる半導体装置を提供することである。
本発明の一実施形態によれば、電源が正常に動作している場合に、活性化される制御信号を生成する制御論理部と、電圧発生回路で発生した電圧が供給される電圧制御線上にある第1のノードと接続され容量素子に電荷をチャージするチャージ回路と、チャージ回路の電荷蓄積ノードに接続され、制御信号が活性化されたときに蓄積された電荷を放電する第1放電回路と、電荷蓄積ノードが所定の電位を越えたときに第1のノードを放電する第2放電回路を提供する。
本発明の一実施形態によれば、内部電源の異常によって残留した電荷を確実に放電することができる。
本発明の実施形態の不揮発性半導体メモリを搭載したマイクロコンピュータの構成図である。 不揮発性半導体メモリの回路ブロック図である。 不揮発性半導体メモリに含まれるメモリセルMCの構成を示す断面図である。 メモリセルMCの電気的等価回路を示す図である。 メモリブロックMBの構成およびその周辺回路の構成を示す図である。 電源瞬停検出・高電圧放電回路およびリセット要求回路の構成を表わす図である。 第1の実施形態での書込み時に内部電源の瞬停がない通常のタイミングチャートである。 第1の実施形態での書込み中に内部電源の瞬停が起こった場合のタイミングチャートである。 従来での書込み時に内部電源の瞬停がない通常のタイミングチャートである。 従来での書込み時に内部電源の瞬停が発生した場合のタイミングチャートである。 チャージ回路の変形例を表わす図である。 第2の実施形態の放電制御部の構成を表わす図である。 第2の実施形態での書込み時に内部電源の瞬停が発生した場合のタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
(マイクロコンピュータ)
図1は、本発明の実施形態の不揮発性半導体メモリを搭載したマイクロコンピュータの構成図である。
マイクロコンピュータ51は、周辺回路52と、基準クロックclk0を生成する発振回路53と、発振回路53で生成された基準クロックclk0を分周する分周回路54と、バス72に流れる信号の伝送を制御するバスコントローラ56と、RAM(Random Access Memory)57と、CPU58と、マイクロコンピュータ51の全体の動作を制御するシステムコントローラ71とを備える。さらに、マイクロコンピュータ51は、不揮発性半導体メモリ55と、CPU58の指示に従って不揮発性半導体メモリへの書込みを制御する不揮発性半導体メモリコントローラ59と、外部へ信号を出力するととともに外部からの信号を受ける入出力ポート60とを備える。
不揮発性半導体メモリ55は、不揮発性半導体メモリ55内の電源の瞬停を検出したときには、活性化された制御信号voltdownをシステムコントローラ71へ出力する。システムコントローラ71は、不揮発性半導体メモリ55から活性化された制御信号voltdownを受けたときには、リセット信号RSTをマイクロコンピュータ51の各構成要素に送って、初期化処理をさせる。
(不揮発性半導体メモリ)
図2は、不揮発性半導体メモリの回路ブロック図である。
図2において、この不揮発性半導体メモリ55は、複数のメモリセルMCが配置されるメモリマット10と、このメモリマット10のメモリセルMCを指定するアドレスを生成するアドレスバッファ12と、アドレスバッファ12からの内部アドレスに従ってメモリマット10のアドレス指定されたメモリセルを選択するXデコーダ14およびYデコーダ16とを備える。
メモリマット10は、複数のメモリブロックMBに分割され、各メモリブロックMBは複数のメモリセルMCを含む。メモリブロックMBに含まれるメモリセルMCは図3および図4に示す構成を有する。メモリブロックMBにおいては、各メモリセル行に対応して制御ゲート線CGおよびメモリゲート線MGが配置され、また、各メモリセル行に対応してソース線SLが配置される。各メモリセル列に対応して、共通のビット線BLが配置される。各メモリセル列に対応して、複数のメモリブロックMBに共通のグローバルビット線GBLが配置される。各信号線の選択状態の電圧レベルは、動作モードに応じて異なる。
アドレスバッファ12は、この不揮発性半導体メモリ55へのアクセス時(消去、書込みおよび読出時)、与えられたアドレスADに従って内部アドレスを生成する。Xデコーダ14は、このアドレスバッファ12からの内部アドレス信号に従ってメモリマット10のメモリセル行を選択状態へ駆動する。
この不揮発性半導体メモリ55は、さらに、メモリマット10のメモリセル列(グローバルビット線GBL)を選択するYゲート18を備える。このYゲート18は、Yデコーダ16からの列選択信号に従ってメモリマット10のアドレス指定された列に対応するグローバルビット線GBLを選択する。消去動作モード時においては、Yゲート18は、非導通状態に維持される。
この不揮発性半導体メモリ55は、さらに、内部動作を制御する制御論理部20と、書込動作時に内部書込データDmを生成するライトドライバ22と、読出動作時にメモリセルデータ(ビット線電流)Qmに従って内部読出データQIを生成するセンスアンプ24と、外部との間でのデータの入出力を行なうI/Oバッファ26とを備える。
制御論理部20は、たとえばシーケンスコントローラで構成され、この不揮発性半導体メモリ55の外部からの動作モードを指定するコマンドCMDに従って、指定された動作モードの実行に必要な内部動作制御を行なう。たとえば制御論理部20は、コマンドCMDの一種であるリセット信号RSTが入力された場合には、不揮発性半導体メモリ55内の各構成要素を初期化させる。また、制御論理部20は、不揮発性半導体メモリ55の外部から基準クロックclk0を受けて内部クロックclkを生成する。
また、制御論理部20は、リセット要求回路41を含む。リセット要求回路41は、内部の電源の瞬停が検出されたときには、マイクロコンピュータ51全体のリセットを要求する制御信号voltdownをシステムコントローラ71へ出力する。
制御論理部20は、さらに、放電制御部44を含む。放電制御部44は、内部クロックclkにしたがって、放電を制御する制御信号live_pulseを生成して、電源瞬停検出・高電圧放電回路40へ供給する。
ライトドライバ22は、制御論理部20からの内部書込データWDIに従ってメモリセルMCに対する書込データDmを生成する。ライトドライバ22からの書込データDmが、Yゲート18を介して選択列のビット線BLへ与えられる。このメモリセルMCへの書込データDmに従って、メモリセルMCを書込状態(プログラム状態)に設定する場合に、選択列のビット線BLがたとえば接地電圧レベルに設定され、データ“0”が書込まれる。消去状態に維持されるメモリセルMCに対するビット線BLは、選択されたメモリゲート線MGと同程度の電圧レベルに設定される。
センスアンプ24は、制御論理部20からのセンス制御信号φSに従ってYゲート18を介して選択されたメモリセル列(ビット線BL)を流れる電流(セルデータ)Qmを検知し、検知結果に従って内部読出データQIを生成する。I/Oバッファ26は、読出動作時は、センスアンプ24からの内部読出データQIに従って外部読出データDQを生成し、書込動作時は、外部からの書込データDQに従って内部書込データDIを生成して制御論理部20へ与える。
この不揮発性半導体メモリ55は、さらに、各動作モードに応じて必要とされる内部電圧を発生する内部電圧発生回路30と、内部電圧発生回路30の生成する内部電圧のレベルを検出する電圧レベル検知回路32とを備える。
内部電圧発生回路30は、VDD発生回路91と、Vmg発生回路92と、Vsl発生回路93と、Vbl発生回路94と、Vcg発生回路95とを備える。
内部電圧発生回路30は、不揮発性半導体メモリ55外部の電源電圧VCCから、内部の基準電圧VDD、ビット線BLへ伝達されるビット線電圧Vbl、制御ゲート線CGへ与えられる制御ゲート電圧Vcg、メモリゲート線MGへ与えられるメモリゲート電圧Vmg、およびソース線SLへ与えられるソース線電圧Vsl等の不揮発性半導体メモリ55内で使用する内部電圧を生成する。不揮発性半導体メモリ55内に供給される電源が瞬停した場合には、基準電圧VDD、ビット線電圧Vbl、制御ゲート電圧Vcg、メモリゲート電圧Vmg、ソース線電圧Vslが不定となる。また、この例では、基準電圧VDDは、不揮発性半導体メモリ55内の種々の回路、特に制御論理回路20において、所謂電源として使用されている。その為、基準電圧VDDが不定となると、この基準電圧VDDで動作している不揮発性半導体メモリ55内部の各構成要素で生成される信号および、クロックclkが不定となる。
この内部電圧発生回路30は、制御論理部20からの制御信号CTLに従って、内部電圧を生成する。具体的な一例として、制御信号CTLの一種である制御信号vmg_onが「H」レベルに活性化されると、メモリゲート電圧Vmgを昇圧する。メモリゲート電圧Vmgは、書込み時には高電圧(例えば10V以上)に昇圧される。メモリゲート電圧Vmgは、電圧制御線MMGによってXデコーダ14へ供給される。不揮発性半導体メモリ55内に供給される電源が何らかの要因により瞬停を起こしたときには、選択されたメモリゲート線MGおよび電圧制御線MMGに高電圧が印加されたまま、すなわち、配線にかなりの電荷が蓄積されたままになることがある。このような事態を回避するために、不揮発性半導体メモリ55内部の電源の瞬停を含む異常を検出し、高電圧を放電する回路が必要となる。このような役目を担うのが電源瞬停検出・高電圧放電回路40である。電源瞬停検出・高電圧放電回路40の構成と動作は、後述する。
電圧レベル検知回路32は、各動作モードに応じて、内部電圧発生回路30が生成する内部電圧レベルを、制御論理部20からの電圧レベル指定信号LVに従って調整する。すなわち、電圧レベル検知回路32は、電圧レベル指定信号LVに従って検知電圧レベルを設定し、内部電圧発生回路30が生成する内部電圧の電圧レベルが、指定された電圧レベルにあるかを検知し、その検知結果に従って内部電圧発生回路30の内部電圧発生動作を制御する。
(メモリセルの構成)
図3は、不揮発性半導体メモリに含まれるメモリセルMCの構成を示す断面図である。このメモリセルMCは、しきい値電圧のレベル変化によってデータを記憶する。
図3において、メモリセルMCは、半導体基板領域1上に間をおいて形成される不純物領域2,3と、不純物領域2の一部と重なり合うように半導体基板領域1表面にゲート絶縁膜4を介して形成される制御ゲート5と、制御ゲート5の側壁および半導体基板領域1表面上に形成される絶縁膜7と、この絶縁膜7上に形成されるメモリゲート6とを含む。
不純物領域2,3は、それぞれビット線BLおよびソース線SLに結合される。制御ゲート5およびメモリゲート6は、それぞれ制御ゲート線CGおよびメモリゲート線MGに結合される。メモリゲート6は、制御ゲート5のサイドウォールスペーサ(side wall spacer)と同様の手法を用いて形成される。すなわち、制御ゲート5上にたとえばポリシリコン膜を堆積し、このポリシリコン膜をエッチングによりパターニングする。メモリゲート長は、このポリシリコン膜の膜厚で調整することができる。したがって、制御ゲート5およびメモリゲート6の2つのゲートが設けられる構成においても、メモリゲート6を制御ゲート5に比べて十分に短くすることができ、メモリセルサイズの増加は十分に抑制される。
絶縁膜7は、ボトム酸化膜(O膜)7aと窒化膜(N膜)7bとトップ酸化膜(O膜)7cの積層構造を有する。窒化膜7bに電荷を蓄積し、その蓄積電荷量に応じてデータ(情報)を記憶する。このメモリセルMCでは、制御ゲート5、不純物領域2および半導体基板領域1によって選択トランジスタSTが形成され、メモリゲート6、不純物領域3、および半導体基板領域1によってメモリトランジスタMTが形成される。
(メモリセルMCの等価回路)
図4は、メモリセルMCの電気的等価回路を示す図である。
図4に示すように、ビット線BLとソース線SLの間に、選択トランジスタSTとメモリトランジスタMTとが直列に接続される。このメモリセルMCのデータの書込(プログラム)、消去、読出および保持は、以下のようにして行なわれる。
書込動作時には、不純物領域3にソース線SLを介して正電圧を与え、メモリゲート6にはメモリゲート線MGを介してソース線SLの電圧よりも高いメモリゲート電圧Vmgを印加する。制御ゲート5へは、制御ゲート線CGを介して選択トランジスタSTのしきい値電圧よりも少し高い電圧を印加する。ビット線BLには、半導体基板領域1と同じたとえば接地電圧レベルのビット線書込電圧が与えられる。
この状態においては、メモリトランジスタMTにおいて絶縁膜7の下部にチャネルが形成され、ソース線SLからビット線BLへ向かって電流が流れる。選択トランジスタSTは、制御ゲート5の電圧がそのしきい値電圧よりも少し高い電圧レベルに設定され、弱いオン状態にある。したがって、制御ゲート5下部にチャネルが形成されても、そのチャネル抵抗は比較的高い。このため、メモリトランジスタMTおよび選択トランジスタSTの境界付近に強い電界が生じ、メモリトランジスタMTのチャネル電流において多くのホットエレクトロンが発生する。このホットエレクトロンが、メモリゲート6下部の絶縁膜7(窒化膜7b)に注入されてトラップされる。この書込(プログラム)状態は、メモリトランジスタMTのしきい値電圧が高い状態であり、一般に、データ“0”を記憶する状態に対応付けられる。
消去動作時においては、メモリゲート6にメモリゲート線MGを介して負電圧を与える。ソース線SLを介して不純物領域3に正電圧を与える。制御ゲート線CGと、ビット線BLおよび半導体基板領域1が同一電圧に設定され、選択トランジスタSTは、オフ状態である。この状態においては、メモリゲート6のソース線SLに接続される不純物領域3端部とメモリゲート6が重なり合う領域で強い反転が生じ、バンド間トンネリング現象が生じ、ホールが生成される。この発生したホール(ホットホール)がメモリゲート6の負バイアスにより加速され、メモリゲート6下部の絶縁膜7(窒化膜7b)中に注入される。先に書込み時に注入されたエレクトロンとこの注入されたホールとが結合し、窒化膜7bが電気的に中和されて、メモリトランジスタMTのしきい値電圧が低下する。この消去状態は、メモリトランジスタMTのしきい値電圧が低い状態であり、一般に、データ“1”を記憶する状態に対応付けられる。
データ読出時においては、制御ゲート線CGを介して制御ゲート5に正の電圧を印加し、制御ゲート5直下の半導体基板領域1の表面にチャネルを形成する。メモリゲート6にはメモリゲート線MGを介して消去状態と書込状態のそれぞれのしきい値電圧の間の正の電圧を印加する。絶縁膜7に蓄積される電荷量に応じてメモリゲート6下部の半導体基板領域1表面に選択的にチャネルが形成される。このビット線BLおよびソース線SLの間にメモリセルを介して流れる電流量を検出することにより、メモリセルMCの記憶データの読出を行なう。
保持状態(スタンバイ状態)においては、データは、メモリゲート6下部の絶縁膜7に注入された電荷(エレクトロンまたはホール)として保持される。この絶縁膜(窒化膜7b)中での電荷の移動は小さくまたは遅い。これにより、メモリゲート6に電圧が印加されていない状態では、絶縁膜7、すなわち窒化膜7b中に電荷が保持される。
(メモリブロック)
図5は、メモリブロックMBの構成およびその周辺回路の構成を示す図である。メモリブロックMBは実際には多数のメモリセルMCを含むが、図5では図面の簡単化のため、2行4列の8個のメモリセルMCが示されている。
メモリセルMCは、図3および図4に示すように、選択トランジスタSTおよびメモリトランジスタMTの直列体で構成される。X方向に整列する4つのメモリセルMCの選択トランジスタSTに対して共通に制御ゲート線CGが設けられ、また、X方向に整列する4つのメモリセルMCのメモリトランジスタMTに対して共通にメモリゲート線MGが配設される。
Y方向に整列する2つのメモリセルMCに対して共通にビット線BLが設けられる。ビット線BLは、対応の列のメモリセルMCの選択トランジスタSTにビット線コンタクトBCTを介して接続される。また、各ビット線BLは対応の列のグローバルビット線GBLに接続される。2行に配列される8個のメモリセルMCに共通にソース線SL設けられる。
各制御ゲート線CGに対して制御ゲートドライブ回路CGDが設けられ、ソース線SLに対してソース線ドライブ回路SLDが設けられ、各メモリゲート線MGに対してメモリゲートドライブ回路MGDが設けられる。制御ゲートドライブ回路CGDは、対応の制御ゲート線CGの電圧レベルを設定する。ソース線ドライブ回路SLDは、対応のソース線SLの電圧レベルを設定する。メモリゲートドライブ回路MGDは、電圧制御線MMGと接続され、電圧制御線MMGの電圧を図示しないアドレス信号により選択される対応のメモリゲート線MGに供給し電圧レベルを設定する。制御ゲートドライブ回路CGD、ソース線ドライブ回路SLD、およびメモリゲートドライブ回路MGDは、図2に示すXデコーダ14に含まれる。
4本のビット線BLに対してビット線周辺回路34が設けられる。ビット線周辺回路34は、ビット線BLを介してデータの書換え、読出を行なう。ビット線周辺回路34は、グローバルビット線BL、Yデコーダ16、Yゲート18、センスアンプ24およびライトドライバ22を含む。
(電源瞬停検出・高電圧放電回路、リセット要求回路)
図6は、電源瞬停検出・高電圧放電回路およびリセット要求回路の構成を表わす図である。
電源瞬停検出・高電圧放電回路40は、チャージ回路83と、第1放電回路82と、第2放電回路84とを備える。
チャージ回路83は、メモリゲート電圧Vmgが伝送される電圧制御線MMGのノードND1と接続される。チャージ回路83は、ノードND2と、ノードND1とノードND2との間に設けられた負荷として機能するNMOSトランジスタN3と、ノードND2とグランドとの間に設けられた容量素子CPとを備える。
NMOSトランジスタN3は、ダイオード接続される。チャージ回路83は、R×Cの時定数で電荷を蓄積することができる。ここで、Cは容量素子CPの、RはNチャネルMOSトランジスタN3の負荷抵抗値である。
容量素子CPによって蓄えられた電圧、つまりノードND2の電圧vmg_chargeは、第1放電回路82を活性化することによって放電することができる。NMOSトランジスタN3の抵抗は高いため、第1放電回路82による放電によってノードND1の電圧は低下しない。
第1放電回路82は、ノードND2とグランドとの間に設けられるNMOSトランジスタN1を備える。NMOSトランジスタN1のゲートには、制御信号live_pulseが入力される。制御信号live_pulseが「H」レベルに活性化されたときに、NMOSトランジスタN1がオンとなる。これによって、ノードND2とグランドとが接続されて、ノードND2の電圧vmg_chargeは、放電される。
第2放電回路84は、ノードND1とグランドとの間に設けられたNMOSトランジスタN2を備える。NMOSトランジスタN2のゲートは、ノードND2およびリセット要求回路41に接続される。NMOSトランジスタN2は、ノードND2の電圧vmg_chargeが閾値電圧TH(1V程度)を越えたときに、オンとなる。これによってノードND1とグランドとが接続され、ノードND1のメモリゲート電圧Vmgは、直接グランドへ放電される(引き抜かれる)。
上述のトランジスタおよび容量素子の特性は、たとえば、容量素子CPのCを5μF程度、トランジスタN1のLを1μm、Wを10μ程度とし、トランジスタN2のLを1μm、Wを20μ程度とし、トランジスタN3のLを200μm、Wを1μ程度とする。ただし、Cは容量素子の容量、Lはトランジスタのゲート長、Wはトランジスタのゲート幅とする。
制御論理部20に含まれるリセット要求回路41は、PMOSトランジスタP4とNMOSトランジスタN4で構成される前段のインバータIV1と、PMOSトランジスタP5とNMOSトランジスタN5で構成される後段のインバータIV2とを備える。インバータIV1の入力はノードND2と接続される。インバータIV2はマイクロコンピュータ51全体のリセットを要求する制御信号voltdownを出力する。インバータIV1およびインバータIV2の閾値電圧は、NMOSトランジスタN2の閾値電圧THと同じである。
このような構成によって、リセット要求回路41は、ノードND2の電圧が閾値電圧THを越えたときに、制御信号voltdownを「H」レベルに活性化する。
(内部電源の瞬停がない場合の動作)
図7は、第1の実施形態での書込み時に内部電源の瞬停がない通常のタイミングチャートである。
図7を参照して、書込みコマンドが入力されると、制御論理部20によって、クロックclkに同期して制御信号vmg_onが「H」レベルに活性化されて、内部電圧発生回路30によってメモリゲート電圧Vmgが昇圧される。これによって、電圧制御線MMG(図示せず)および選択されたメモリゲート線MGの電圧も増加する。メモリゲート電圧Vmgが増加すると、チャージ回路83の容量素子CPに電荷が蓄積されて、ノードND2の電圧vmg_chargeが、メモリゲート電圧Vmgが増加する速度よりも低速で増加する。
一方、制御論理部20の放電制御部44は、制御信号vmg_onが「H」レベルに活性化されると、内部クロックclkを2分周した周期で制御信号live_pulseを「H」レベルにワンショットパルスで活性化する。
制御信号live_pulseが「H」レベルとなると、第1放電回路82のNMOSトランジスタN1がオンとなって、ノードND2の電圧vmg_chargeを放電する。その後、制御信号live_pulseが「L」レベルに戻ると、第1放電回路82のNMOSトランジスタN1がオフとなってノードND2の電圧vmg_chargeが再び増加し、次に制御信号live_pulseが「H」となったときに、増加したノードND2の電圧vmg_chargeが再び放電される。
以上の動作を繰返し、書込みが終了すると、制御論理部20によって、クロックclkに同期して制御信号vmg_onが「L」レベルに非活性化されて、内部電圧発生回路30によってメモリゲート電圧Vmgが降圧される。これによって、電圧制御線MMGおよび選択されたメモリゲート線MGの電圧も減少する。メモリゲート電圧Vmgがグランドレベルに達すると、チャージ回路83の容量素子CPに電荷が蓄積されず、ノードND2の電圧vmg_chargeもグランドレベルに低下する。
図7で示したように、内部の電源の瞬停が起きずに、第1放電回路82によって、チャージ回路83で充電された電圧が周期的にグランドレベルに放電される場合は、第2放電回路84は動作せず、メモリゲート電圧Vmgは、電圧制御線MMGを経由して選択されたメモリゲート線MGに印加されて正常な書き換えに利用される。
(内部の電源の瞬停がある場合の動作)
図8は、第1の実施形態での書込み中に内部の電源の瞬停が起こった場合のタイミングチャートである。
内部の電源が瞬停した場合には、基準電圧VDD、クロックclk、制御信号vmg_on、メモリゲート電圧Vmg、電圧制御線MMG(図示せず)の電圧、選択されたメモリゲート線MGの電圧、制御信号voltdownは不定となる。
クロックclkが不定となるため、制御信号live_pulseはワンショットパルスで定期的に活性化されない。そのため、ノードND2の電圧vmg_chargeは第1放電回路82によって放電されず、上昇を続ける。
ノードND2の電圧vmg_chargeが閾値電圧THを越えたときには、第2放電回路84のNMOSトランジスタN2がオンとなって、メモリゲート電圧Vmgがグランドレベルまで放電される。これによって、電圧制御線MMGおよび選択されたメモリゲート線MGの電圧もグランドレベルまで減少する。
また、ノードND2の電圧vmg_chargeが閾値電圧THを越えると、リセット要求回路41によって、制御信号voltdownが「H」レベルに活性化される。「H」レベルの制御信号voltdownを受取ったシステムコントローラ71は、マイクロコンピュータ51の全体をリセットする。
(参考)
次に、電源瞬停検出・高電圧放電回路40を有しない従来例の動作を説明する。
図9は、従来での書込み時に、内部電源の瞬停がない通常のタイミングチャートである。
内部の電源の瞬停がない場合は、制御信号vmg_onの活性化、不活性化によって、メモリゲート電圧Vmgが増加、減少するので、メモリゲート電圧Vmgが高電圧のまま維持されることはない。
図10は、従来での書込み時に内部電源の瞬停が発生した場合のタイミングチャートである。
内部の電源の瞬停が発生した場合は、基準電圧VDD、クロックclk、制御信号vmg_onが不定となる。その結果、メモリゲート電圧Vmgおよび選択されたメモリゲート線MGの電圧も不定となって、高電圧のまま維持される可能性がある。
以上のように、本実施の形態によれば、第2放電回路84による放電は、実質的に、放電したいメモリゲート電圧Vmg自身によって行われるため、他の電源電圧が低下していても問題なくメモリゲート電圧Vmgを低下させることができる。その為、メモリセルに誤った書き換えがなされたり、長時間高電圧が印加されることに起因するトランジスタの信頼性への悪影響を防止できる。
また、マイクロピュータ全体を制御しているシステムコントローラ71で検知できない不揮発性半導体メモリ55内部の電源瞬停であっても、システムコントローラにこの内部電源の瞬停を通知するので、システムコントローラ側でマイクロコンピュータ全体をリセットすることが可能となり、不揮発性半導体メモリ内部の電源の瞬停の影響がマイクロコンピュータ内の他の構成要素に悪影響を与えないようにすることができる。
なお、本実施の形態では、制御論理部20が、内部クロックclkを2分周した周期で制御信号live_pulseを「H」レベルにワンショットパルスで活性化したが、これに限定するものではない。たとえば、制御信号live_pulseを生成する回路の電源と不揮発性半導体メモリ55内の電源との関係を考慮した上で、半導体装置全体を制御しているシステムコントローラ内のシーケンサからこのような周期的に活性化する制御信号live_pulseを受取ることとしてもよい。
また、図6のように、チャージ回路83は、NMOSトランジスタN3を含むのではなく、図11に示すように、チャージ回路85は抵抗素子Rを含むものとしてもよい。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、制御信号live_pulseとして周期的なワンショショットパルスを使用していたが、第1放電回路82に与える制御信号live_pulseは、内部の電源の瞬停が起こらなければ「H」レベルに活性化され、内部の電源の瞬停が起こったときに「L」レベルに非活性化されるような信号であれば、どのようなものでもよい。本実施の形態では、このようにレベルが変化する制御信号live_pulseの別の例を説明する。
(放電制御部)
図12は、第2の実施形態の放電制御部44の構成を表わす図である。
図12に示すように、この放電制御部44は、複数のフリップフロップ61_1〜61_Nと、複数のフリップフロップ61_1〜61_Nの出力の論理積を出力する論理積回路62とを備える。フリップフロップ61_1〜61_Nのうちの少なくとも1つフリップフロップを構成するMOSトランジスタのサイズ(ゲート長およびゲート幅)は、他のフリップフロップを構成するMOSトランジスタのサイズと異なるものとする。または、フリップフロップごとに異なるサイズのMOSトランジスタで構成されるものとしてもよい。
図12の例では、複数のフリップフロップの電源が基準電圧VDDである。
書換え前に、フリップフロップ61_1〜61_Nの入力であるdatah信号とset信号を制御して、「H」レベルを記憶、出力させることによって、制御信号live_pulseを「H」レベルにする。複数のフリップフロップ61_1〜61_Nの出力がすべて「H」レベルの場合には、制御信号live_pulseは「H」レベルとなる。
書換え終了後に、フリップフロップ61_1〜61_Nの入力であるdatah信号とset信号を制御して、フリップフロップ61_1〜61_Nに「L」レベルを記憶、出力させることによって、制御信号live_pulseを「L」レベルにする。
書き換え中に、内部の電源の瞬停が起こらない場合には、複数のフリップフロップ61_1〜61_Nの出力は「H」レベルを維持するので、制御信号live_pulseは「H」レベルを維持する。制御信号live_pulseは「H」レベルの間は、ノードND2の電圧vmg_chargeは、グランドレベルを維持する。
書き換え中に、内部電源の瞬停が起こった場合には、複数のフリップフロップ61_1〜61_Nのサイズが統一されていないため、複数のフリップフロップ61_1〜61_Nのうちの一部は「H」レベルを出力し、残りは「L」レベルを出力する。その結果、制御信号live_pulseは「L」レベルとなる。live_pulseは「L」レベルとなると、ノードND2の電圧が次第に増加する。ノードND2の電圧vmg_chargeが閾値電圧THを越えると、第1の実施形態と同様に、第2放電回路によって、ノードND1の高電圧であるメモリゲート電圧Vmgが直接放電される。
(動作)
図13は、第2の実施形態での書込み時に内部の電源の瞬停が発生した場合のタイミングチャートである。
図13を参照して、書込みコマンドが入力されると、制御論理部20によって、クロックclkに同期して制御信号vmg_onが「H」レベルに活性化されて、内部電圧発生回路30によってメモリゲート電圧Vmgが増加する。これによって、選択されたメモリゲート線MGの電圧も増加する。
一方、制御論理部20の放電制御部44は、クロックclkに同期して「H」レベルのlive_pulseを出力し、その後も「H」レベルを維持して出力し続ける。これによって、第1放電回路82のNMOSトランジスタN1がオンとなるので、チャージ回路83の容量素子CPに電荷が蓄積されず、ノードND2の電圧vmg_chargeは増加しない。
内部電源が瞬停した場合には、基準電圧VDD、クロックclk、制御信号vmg_on、メモリゲート電圧Vmg、選択されたメモリゲート線MGの電圧、制御信号voltdownは不定となる。一方、制御論理部20の放電制御部44から出力される制御信号live_pulseは不定とはならず、「L」レベルに変化する。これによって、第1放電回路82のNMOSトランジスタN1がオフとなるので、チャージ回路83の容量素子CPに電荷が蓄積され、ノードND2の電圧vmg_chargeは上昇し続ける。
ノードND2の電圧vmg_chargeが閾値電圧THを越えたときには、第2放電回路84のNMOSトランジスタN2がオンとなって、メモリゲート電圧Vmgがグランドレベルまで放電される。これによって、選択されたメモリゲート線MGの電圧もグランドレベルまで減少する。
また、ノードND2の電圧vmg_chargeが閾値電圧THを越えると、リセット要求回路41によって、制御信号voltdownが「H」レベルに活性化される。「H」レベルの制御信号voltdownが入力されると、システムコントローラ71は、マイクロコンピュータ51の全体をリセットする。
以上のように、本実施の形態によれば、第1の実施形態と同様に、第2放電回路による放電は、メモリゲート電圧Vmg自身によって行われるため、他の電源電圧が低下していても問題なくメモリゲート電圧Vmgを低下させることができる。また、本実施の形態によれば、第1の実施形態と同様に、システムコントローラで検知できない不揮発性半導体メモリ内部の電源の瞬停であっても、システムコントローラに不揮発性半導体メモリ内部の電源の瞬停を通知するので、システムコントローラ側でマイクロピュータ全体をリセットすることが可能となる。
なお、放電制御回路の複数のフリップフロップのうちの一部には、後段にインバータを設けることとし、この一部のフリップフロップには、書換え前にdatah信号とset信号を制御して「L」レベルにセットし、残りのフリップルフロップは、書換え前にdatah信号とset信号を制御して「H」レベルにセットすることによって、内部電源の瞬停の検出精度をより高くすることができる。
また、第1および第2の実施形態では、内部電源の瞬停によって、メモリゲート電圧Vmgを放電するものとしたが、これに限定するものではない。内部電圧発生回路30で生成されるその他の電圧であるビット線電圧Vbl、制御ゲート電圧Vcg、ソース線電圧Vslを放電することとしてもよい。
さらに、第1および第2の実施の形態では、制御論理部20(放電制御部44を含む)の電源として、電源VCCを受け内部電圧発生回路30内で生成される基準電圧VDDを用いているがこれに限定するものではない。例えば、不揮発性半導体メモリ55が基準電圧VDD生成回路を持たず、マイクロコンピュータ51の外部から与えられる電源VCCを直接的に電源として用いるような構成の場合には、必然的に、制御論理部20(放電制御部44を含む)の電源としても電源VCCが用いられることになる。そして、そのような場合においても、制御論理部20がその電源であるVCCの異常検知し、制御信号によって電源瞬停検出・高電圧放電回路40に伝え、放電動作を実施する。
第2の実施形態では、複数のフリップフロップの電源が基準電圧VDDであるとして説明したが、VCCであってもよい、
第1および第2の実施の形態では、この不揮発性半導体メモリ55の動作モードの実行に必要な内部動作制御を行なうシーケンスコントローラで構成されている制御論理部20が、不揮発性半導体メモリ55内部に配置されるものとして説明しているが、不揮発性半導体メモリコントローラ59内に配置される場合にも適用可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 半導体基板領域、2,3 不純物領域、4 ゲート絶縁膜、5 制御ゲート、7 絶縁膜、7a ボトム酸化膜、7b 窒化膜、7c トップ酸化膜、10 メモリマット、12 アドレスバッファ、14 Xデコーダ、16 Yデコーダ、18 Yゲート、20 制御論理部、22 ライトドライバ、24 センスアンプ、26 I/Oバッファ、30 内部電圧発生回路、32 電圧レベル検知回路、34 ビット線周辺回路、40 電源瞬停検出・高電圧放電回路、41 リセット要求回路、44 放電制御回路、51 マイクロコンピュータ、52 周辺回路、53 発振回路、54 分周回路、55 不揮発性半導体メモリ、56 バスコントローラ、57 RAM、58 CPU、59 不揮発性半導体メモリコントーラ、60 入出力ポート、61_1〜61_N フリップフロップ、62 論理積回路、71 システムコントローラ、72 バス、82 第1放電回路、83,85 チャージ回路、84 第2放電回路、BCT ビット線コンタクト、BL ビット線、CG 制御ゲート線、CGD 制御ゲートドライブ回路、MB メモリブロック、MC メモリセル、MG メモリゲート線、MMG 電圧制御線、MGD メモリゲートドライブ回路、MT メモリトランジスタ、GBL グローバルビット線、SL ソース線、SLD ソース線ドライブ回路、ST 選択トランジスタ、IV1,IV2 インバータ、N1,N2,N3,N4,N5 NMOSトランジスタ、P4,P5 PMOSトランジスタ、CP 容量素子、R 抵抗素子。

Claims (10)

  1. 各々がしきい値電圧のレベル変化によってデータを記憶する複数のメモリセルと、
    前記メモリセルに与える電圧を発生する電圧発生回路と、
    電源が正常に供給されている場合に、活性化される制御信号を生成する制御論理部と、
    前記電圧発生回路で発生した電圧が供給される電圧制御線上にある第1のノードと接続されるチャージ回路と、前記チャージ回路は、第2のノードと、前記第2のノードと接続される容量素子とを含み、
    前記第2のノードと接続され、前記制御信号が活性化されたときに、前記第2のノードとグランドとを接続する第1放電回路と、
    前記第2のノードの電圧が閾値を越えたときに、前記第1のノードと前記グランドとを接続する第2放電回路とを備えた、半導体装置。
  2. 前記制御論理部は、電源供給の正常を周期的に活性化されることによって示す前記制御信号を生成する、請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記制御論理部は、電源供給の正常を活性化状態の維持によって示す前記制御信号を生成する、請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記制御論理部は、
    複数個のフリップフロップと、
    前記複数個のフリップフロップの出力の論理積を前記制御信号として出力する論理回路とを備え、
    前記複数個のフリップフロップの少なくとも1つのフリップフロップを構成するトランジスタのサイズは、他のフリップフロップを構成するトランジスタのサイズと同一ではない、請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記第1放電回路は、前記第2のノードとグランドとの間に設けられて、制御電極に前記制御信号が入力されるトランジスタを含む、請求項1記載の半導体装置。
  6. 前記第2放電回路は、前記第1のノードとグランドとの間に設けられて、制御電極が前記第2のノードと接続されるトランジスタを含む、請求項1記載の半導体装置。
  7. 前記チャージ回路は、前記第1のノードと前記第2のノードの間に設けられる負荷素子と、前記第2のノードとグランドの間に設けられる前記容量素子とを含む、請求項1記載の半導体装置。
  8. 前記半導体装置は、システムコントローラを更に備えたマイクロコンピュータであり、
    前記第2のノードの電圧が前記閾値を越えたときに、前記システムコントローラに不揮発性半導体メモリが含まれるマイクロコンピュータのリセットを要求するための通知信号を活性化するリセット要求回路をさらに備える、請求項1記載の半導体装置。
  9. 前記電圧発生回路で発生されて前記電圧制御線に供給される電圧は、前記メモリセルのメモリゲートに与えられるメモリゲート電圧である、請求項1記載の半導体装置。
  10. 各々がしきい値電圧のレベル変化によってデータを記憶する複数のメモリセルと、
    前記メモリセルに与える電圧を発生する電圧発生回路と、
    定期的に活性化されることによって電源の正常供給を示す制御信号を生成する制御論理部と、
    前記制御信号を受け、前記制御信号が定期的に活性化されないことによって前記電源の瞬停を検知して、前記電圧発生回路で発生した電圧が供給される電圧制御線上にある第1のノードの電圧を放電する回路とを備えた半導体装置。
JP2013538350A 2011-10-11 2011-10-11 半導体装置 Active JP5820888B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2011/073310 WO2013054389A1 (ja) 2011-10-11 2011-10-11 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2013054389A1 true JPWO2013054389A1 (ja) 2015-03-30
JP5820888B2 JP5820888B2 (ja) 2015-11-24

Family

ID=48081471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013538350A Active JP5820888B2 (ja) 2011-10-11 2011-10-11 半導体装置

Country Status (5)

Country Link
US (2) US9143118B2 (ja)
JP (1) JP5820888B2 (ja)
CN (1) CN103858349B (ja)
TW (1) TWI540416B (ja)
WO (1) WO2013054389A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160005535A (ko) * 2014-07-07 2016-01-15 에스케이하이닉스 주식회사 반도체 장치의 리시버 회로
CN104467767A (zh) * 2014-12-18 2015-03-25 中国电子科技集团公司第五十四研究所 一种可多次连续复位的复位电路
JP6187454B2 (ja) * 2014-12-29 2017-08-30 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置
JP6170596B1 (ja) * 2016-06-15 2017-07-26 ウィンボンド エレクトロニクス コーポレーション 半導体装置
US10832765B2 (en) * 2018-06-29 2020-11-10 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Variation tolerant read assist circuit for SRAM
JP7332493B2 (ja) * 2020-01-30 2023-08-23 キオクシア株式会社 メモリシステムおよび半導体記憶装置
KR20210155224A (ko) 2020-06-15 2021-12-22 삼성전자주식회사 고전압 스위칭 회로를 포함하는 비휘발성 메모리 장치 및 이의 동작 방법

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6278646A (ja) 1985-10-02 1987-04-10 Mitsubishi Electric Corp 不揮発性半導体メモリのメモリ誤動作保護回路
US5109163A (en) * 1991-02-15 1992-04-28 Zilog, Inc. Integrated power-on reset circuit
KR100481841B1 (ko) 1997-11-25 2005-08-25 삼성전자주식회사 음의고전압을방전시키기위한회로를구비한플래시메모리장치
JP2000148309A (ja) 1998-11-11 2000-05-26 Miyagi Oki Denki Kk マイクロプロセッサのリセット回路
US7135898B2 (en) * 2003-06-27 2006-11-14 Macronix International Co., Ltd. Power-on reset circuit with supply voltage and temperature immunity, ultra-low DC leakage current, and fast power crash reaction
JP2007018584A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置
JP5238943B2 (ja) 2006-11-14 2013-07-17 セミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 高電圧回路のリセット回路
JP5183087B2 (ja) 2007-03-30 2013-04-17 ルネサスエレクトロニクス株式会社 不揮発性半導体記憶装置
JP5217848B2 (ja) 2008-09-29 2013-06-19 ルネサスエレクトロニクス株式会社 不揮発性半導体記憶装置
JP2010232848A (ja) 2009-03-26 2010-10-14 Oki Semiconductor Co Ltd 半導体メモリの内部電源のスタートアップ回路
JP5225946B2 (ja) * 2009-07-28 2013-07-03 株式会社三共 遊技機
US8754679B2 (en) * 2009-09-29 2014-06-17 Texas Instruments Incorporated Low current power-on reset circuit and method

Also Published As

Publication number Publication date
CN103858349B (zh) 2016-11-09
CN103858349A (zh) 2014-06-11
US20140233328A1 (en) 2014-08-21
JP5820888B2 (ja) 2015-11-24
WO2013054389A1 (ja) 2013-04-18
TW201337519A (zh) 2013-09-16
US20150348641A1 (en) 2015-12-03
WO2013054389A9 (ja) 2013-07-18
TWI540416B (zh) 2016-07-01
US9143118B2 (en) 2015-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5820888B2 (ja) 半導体装置
US20160078911A1 (en) Semiconductor memory device having count value control circuit
US20060224789A1 (en) Flash memories and processing systems including the same
US10482938B2 (en) Word-line timing control in a semiconductor memory device and a memory system including the same
US8797807B2 (en) Semiconductor memory and semiconductor memory control method
US9053806B2 (en) Semiconductor device
US8339889B2 (en) Semiconductor memory device
JP2016513852A (ja) 高速・低電力センス増幅器
JP2009032324A (ja) 複数のメモリブロックを備える不揮発性記憶装置
EP2892054B1 (en) Semiconductor device
TW202209332A (zh) 在記憶體中之程式操作期間防止寄生電流
JP2001256781A (ja) 半導体記憶装置
KR101459506B1 (ko) Mtp 메모리 장치
US7800962B2 (en) Bit line control circuit for semiconductor memory device
US20110032783A1 (en) Semiconductor storage apparatus, and method and system for boosting word lines
US11200943B2 (en) Sub-word line driver with soft-landing
KR20150043122A (ko) 반도체 장치
JP2016212934A (ja) 半導体装置及びその制御方法
US7321505B2 (en) Nonvolatile memory utilizing asymmetric characteristics of hot-carrier effect
JP2016051489A (ja) 半導体装置
US9368165B2 (en) Current generation circuit and semiconductor device having the same
JP5255609B2 (ja) 電圧制御回路および電圧制御方法
JP5766137B2 (ja) 半導体装置
JP2014021892A (ja) 半導体装置
JP2014238902A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150707

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5820888

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150