JPWO2013047610A1 - アクチュエータ - Google Patents

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柴田  均
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Abstract

このアクチュエータは、相互に背向する第一表面と第二表面のそれぞれにN極とS極が第一方向に向けて交互に配置された磁石部と、第一端部が前記第一表面に対して対向し、第二端部が前記第二表面に対して対向する複数のC字形コア及び前記複数のC字形コアに巻かれた複数のコイルを有するコイル部と、を備える。前記複数のC字形コアは、前記第一方向に向けて配列され、第二方向において前記磁石部を基準にして片側に配置され、第三方向において前記磁石部を基準にして両側に互い違いに配置される。

Description

本発明は、アクチュエータに関する。
本願は、2011年9月28日に、日本に出願された特願2011−212953号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
特許文献1には、超精密位置決め用リニアモータが開示されている。
図11は、従来のリニアモータ100の概略構成を示す斜視図である。図12は、従来のリニアモータ100の側面図である。
リニアモータ100は、特許文献1に開示されたリニアモータとほぼ同一構成である。このリニアモータ100は、コア103を有する複数の電機子(一次側)と、永久磁石を有する磁石部106(二次側)と、を備える。
コア103には、上部磁極歯と下部磁極歯が対向する対局部(ギャップ)が形成される。コア103は、リニアモータ100の進行方向から見て、上部磁極歯側の部位と下部磁極歯側の部位とが左右方向に相反して延びて形成される。コア103のそれぞれには、イル104が巻かれる。
特許第4089597号公報
従来のリニアモータ100の電機子(コア103)は、外形が円形ではなく、多くの屈曲部位を有する複雑な環形である。このため、電機子(コア103)に発生した磁界は、磁路が長くなるため磁気飽和が生じてしまう問題がある。
また、従来のリニアモータ100では、電機子の間隙(コア103のギャップ)に、磁石部106が挿入される。磁石部106は、長手方向の両端を支持する両端支持構造である。このため、磁石部106が長手方向に長くなると、磁石部106の中央部分が自重で撓んでしまうので、電機子(コア103)の間隙を大きくする必要がある。したがって、従来のリニアモータ100では、磁気飽和領域において電流に対する推力の非線形性が現れて、制御性が悪くなるという問題がある。
また、従来のリニアモータ100では、磁石部106を短くして撓みが生じないようにすると、十分な移動距離を確保できないという問題がある。
本発明は、効率よく精密な位置決めが可能なアクチュエータを提供することを目的とする。
本発明に係るアクチュエータの第一の実施態様は、相互に背向する第一表面と第二表面のそれぞれにN極とS極が第一方向に向けて交互に配置され、かつ、前記第一表面の極性と前記第二表面の極性が相反する磁石部と、第一端部が前記第一表面に対して隙間を隔てて対向すると共に第二端部が前記第二表面に対して隙間を隔てて対向する複数のC字形コア及び前記複数のC字形コアに巻かれた複数のコイルを有するコイル部と、を備え、前記複数のC字形コアは、前記第一方向に向けて配列され、前記C字形コアの環形部は、前記第一方向に対して直交すると共に前記第一表面及び前記第二表面に対して平行な第二方向において前記磁石部を基準にして片側に配置され、かつ、前記第一方向に対して直交すると共に前記第一表面及び前記第二表面に対して直交する第三方向において前記磁石部を基準にして両側に互い違いに配置される。
本発明に係るアクチュエータの第二の実施態様は、本発明に係る第一の実施態様において、前記コイルは、前記C字形コアの環形部のうち、隣接する他のC字形コアの環形部に対して前記第一方向において重ならない第一領域に巻かれた第一コイルを含む。
本発明に係るアクチュエータの第三の実施態様は、本発明に係る第一または第二の実施態様において、前記コイルは、前記C字形コアの環形部のうち、隣接する他のC字形コアに対して前記第一方向において重ならない第二領域に巻かれた第二コイルを含む。
本発明に係るアクチュエータの第四の実施態様は、本発明に係る第一から第三の実施態様のいずれかにおいて、前記C字形コアの環形部は、円環形である。
本発明に係るアクチュエータの第五の実施態様は、本発明に係る第一から第四の実施態様のいずれかにおいて、前記C字形コアの環形部の断面形状は、前記第一端部から前記第二端部に亘って同一形状である。
本発明に係るアクチュエータの第六の実施態様は、本発明に係る第一から第五の実施態様のいずれかにおいて、前記磁石部と前記コイル部の相対位置を検出するエンコーダを更に備え、前記エンコーダは、前記磁石部と前記コイル部による推力発生箇所に近接配置される。
本発明に係るアクチュエータによれば、磁気飽和を抑制して大きな推進力が得られるので、効率よく精密な位置決めができる。
本発明の実施形態に係るリニアモータの概略構成を示す斜視図である。 リニアモータの要部斜視図である。 リニアモータの概略構成を示す正面図(一部断面図)である。 コアを示す図である。 コイル部の概略構成を示す断面図である。 コイル部の概略構成を示す上面図である。 コイル部の概略構成を示す側面図である。 U,V,Wの各相の外側コイル及び内側コイルの接続態様を示す回路図である。 U,V,Wの各相の外側コイル及び内側コイルの他の接続態様を示す回路図である。 リニアモータのコアの磁束密度分布を示す図である。(a)は供給電流5Aの場合、(b)は供給電流10Aの場合、(c)は供給電流20Aの場合、(d)は供給電流30Aの場合を示す。 内側コイル(補助コイル)がない場合におけるコアの磁束密度分布を示す図(参考例)である。(a)は供給電流5Aの場合、(b)は供給電流10Aの場合、(c)は供給電流20Aの場合、(d)は供給電流30Aの場合を示す。 従来のリニアモータの概略構成を示す斜視図である。 従来のリニアモータの側面図である。 従来のリニアモータのコアの磁束密度分布を示す図である。(a)は供給電流5Aの場合、(b)は供給電流10Aの場合、(c)は供給電流20Aの場合、(d)は供給電流30Aの場合を示す。 リニアエンコーダの設置態様を示す斜視図である。 リニアエンコーダの設置態様を示す正面図である。
図1は、本発明の実施形態に係るリニアモータ1の概略構成を示す斜視図である。
図2は、テーブル20が取り除かれたリニアモータ1の要部斜視図である。
図3Aは、リニアモータ1の概略構成を示す正面図(一部断面図)である。図3Bは、U相コア61を示す図である。
テーブル20の進行方向をX方向(第一方向)、X方向に直交し、テーブル20の上面に平行な方向をY方向(第三方向)、テーブル20の上面に垂直な方向をZ方向(第二方向)とする。
各図において、座標軸の各矢印が指す方向を+方向、各矢印とは反対方向を−方向と呼ぶ。
以下では、リニアモータ1の特徴を説明するため、適宜、従来のリニアモータ100と比較して説明する(図11、図12参照)。
リニアモータ(アクチュエータ)1は、磁気吸引力キャンセル型である。リニアモータ1は、一方向(X方向)に細長く伸びて形成されたベース10と、ベース10に対して摺動自在に設けられたテーブル20と、を備える。
ベース10とテーブル20の間には、一対のリニアガイド50が設けられる。このため、テーブル20は、ベース10に対して、リニアガイド50の長手方向に沿って円滑に摺動可能である。
ベース10は、細長い矩形の底壁部11と、この底壁部11の幅方向(Y方向)の両端に垂直に設けられた一対の側壁部12と、を備える。ベース10は、例えば、鉄鋼等の磁性体材料又はアルミニウム等の非磁性体材から形成される。
ベース10の底壁部11の上面中央部には、複数の永久磁石33がX方向に配列された磁石部30が配置される。
ベース10の側壁部12のそれぞれの上面には、リニアガイド50の軌道レール51がX方向に沿って配置される。この2本の軌道レール51は、ほぼ平行に配置される。各軌道レール51には、それぞれ移動ブロック52が取り付けられる。
テーブル20は、例えば、アルミニウム等の非磁性材料からなり、矩形の板状に形成される。
テーブル20の下面側の四隅には、リニアガイド50の移動ブロック52がそれぞれ取り付けられる。各移動ブロック52は、上述した2本の軌道レール51にそれぞれ取り付けられる。これにより、テーブル20は、4組のリニアガイド50により、ベース10に対して直線運動可能な状態で支持される。
また、テーブル20の下面には、三相コイルとして機能するコイル部40が設けられる。コイル部40は、テーブル20の下面のうち、4つの移動ブロック52に囲まれる領域に配置される。
磁石部30は、細長い薄板状の磁石プレート31と、磁石プレート31を固定する底面プレート32と、磁石プレート31の両面に貼り付けられた複数の永久磁石33と、を備える。永久磁石33は、例えばネオジムで形成される。
磁石プレート31は、底面プレート32(ベース10の底壁部11)に対して直交しつつ、Y方向に直交するように固定される。磁石プレート31は、長手方向がX方向に沿って形成されると共に、短手方向がZ方向に沿って形成される。
磁石プレート31は、テーブル20の下面に配置されたコイル部40の一部(後述するギャップg)に挿入される。
磁石プレート31は、Y方向に直交すると共に互いに背向する第一表面31aと第二表面31bを有する。磁石プレート31の第一表面31a及び第二表面31bには、それぞれN極とS極の永久磁石33がX方向に向けて交互に配置される。第一表面31aに配置された永久磁石33の極性と、永久磁石33に背向する第二表面31bに配置された永久磁石33の極性とは、相反する。つまり、第一表面31aには、−X方向から+X方向に向けて(図4参照、図4において紙面下側から上側に向けて)、N極、S極、N極、S極、…の各永久磁石33が交互に配置される。一方、第二表面31bには、−X方向から+X方向に向けて、S極、N極、S極、N極、…の各永久磁石33が交互に配置される。
磁石プレート31の第一表面31a及び第二表面31bに配置された各永久磁石33は、コイル部40のギャップgに入ったときに、コイル部40の内部に磁界を発生させる。
磁石部30は、従来のリニアモータ100の磁石部106が採用する両端支持構造とは異なる(図11参照)。磁石部30は、磁石プレート31の−Z方向(図3Aにおいて紙面下側)の端面の全領域を底面プレート32により支持する全面支持構造を採用する。このため、磁石部30は、磁石プレート31が自重により撓まない。
図4は、コイル部40の概略構成を示す断面図(Z方向に垂直な断面を示す図)である。図5は、コイル部40の上面図である。図6は、コイル部40の側面図である。
コイル部40は、U,V,Wの三相コイルである。三相の各コイルは、C字形に形成されたコアと、コアに巻かれたコイルと、をそれぞれ有する。
具体的には、コイル部40は、U相コア(C字形コア)61,62,63,64、U相外側コイル(第一コイル)66,68、U相内側コイル(第二コイル)67,69、V相コア(C字形コア)71,72,73,74、V相外側コイル(第一コイル)76,78、V相内側コイル(第二コイル)77,79、W相コア(C字形コア)81,82,83,84、W相外側コイル(第一コイル)86,88、W相内側コイル(第二コイル)87,89、を備える。
U,V,Wの各相のコア及びコイルは、同一構成、同一形状である。そこで、以下では、主にU相について説明する。また、コアの形状については、主にU相コア61について説明する。
U相コア61,62,63,64の材質は、例えばケイ素鋼等の磁性体である。
図3Aから図6に示すように、U相コア61,62,63,64は、同一形状を有する。U相コア61,62,63,64は、C字形の環形に形成され、磁石プレート31が挿入可能な間隙であるギャップgを有する。U相コア61,62,63,64は、磁石部30を跨いて挟みこむ形状である。
C字形とは、環形に形成された部位(環形部61c)の周方向の一部に切れ目(ギャップg)を有する不完全な円環形を意味する。C字形には、U字形や馬蹄形のように、1箇所にギャップgのある環状部材が含まれる。環形部61cは、ギャップgを形成する第一端部61aと第二端部61bを除く部位である。
U相コア61,62,63,64は、屈曲部位や直線部位を有するものの、全体的にほぼ円弧形であるC字形に形成される。
U相コア61,62,63,64の断面形状(磁路(磁束方向)に垂直な断面形状)は、U相コア61,62,63,64のいずれの部分であってもほぼ均一な形状(矩形)である。
U相コア61,62,63,64はいずれも、ギャップgを、磁石部30が配置される−Z方向に向けて配置される。また、U相コア61,62,63,64は、Y方向において相互に平行な状態で、X方向に向けて等間隔に配列される。U相コア61,62,63,64の環形部(61c)はいずれも、磁石部30を基準にして、+Z方向(図3Aにおいて紙面上側)に向けて配置される。
U相コア61,62,63,64のうち、ギャップgを形成する一方の端面(第一端部61a)は、磁石プレート31の第一表面31aに対して、接することなく、一定の間隙を隔てて対向する。U相コア61,62,63,64のうち、ギャップgを形成する他方の端面(第二端部61b)は、磁石プレート31の第二表面31bに対して、接することなく、一定の間隙を隔てて対向する。
U相コア61,62,63,64の環形部(61c)は、X方向から見ると(図3A参照)、それぞれの中心(重心)が磁石部30(磁石プレート31)に対して+Y方向又は−Y方向にずれた(片寄った)位置にある。
U相コア61,63の環形部(61c)は、+Y方向(図3Aにおいて紙面左側)に片寄って配置される。U相コア62,64の環形部(61c)は、−Y方向(図3Aにおいて紙面右側)に片寄って配置される。
磁石部30の磁石プレート31を通るZ方向の軸線(不図示)を基準にして、U相コア61,63とU相コア62,64のそれぞれの環形部(61c)は、線対称となるように配置される。U相コア61,62,63,64の環形部(61c)は、磁石部30を基準にして、Y方向において互い違いになって、X方向に向けて配置される。
U相コア61,62,63,64は、従来のリニアモータ100のコア103が有する複雑な環形ではない(図12参照)。U相コア61,62,63,64は、全体的にほぼ円弧形であるC字形に形成される。このため、U相コア61,62,63,64は、従来のリニアモータ100のコア103に比べて、磁路が短い。
U相コア61,62,63,64の断面形状は、従来のリニアモータ100のコア103のように場所によって大きく異なることがない(図12参照)。U相コア61,62,63,64の断面形状は、いずれの部分であってもほぼ均一である。
U相コア61,62,63,64のギャップgは、従来のリニアモータ100のコア103のギャップに比べて、狭く形成される。
したがって、U相コア61,62,63,64は、従来のリニアモータ100のコア103に比べて、磁気飽和しづらい。
図3Aから図6に示すように、U相コア61,62,63,64には、Y方向において、磁石部30(磁石プレート31)から最も離れた部分に、コイル(U相外側コイル66,68)が巻かれる。
U相コア61,63では、磁石プレート31から+Y方向に最も離れた部位(領域)にU相外側コイル(コイル、第一コイル)66が巻かれる。X方向において(図3A参照)、U相コア61,63の環形部(61c)のうち、隣接するU相コア62,64の環形部(61c)と重ならない第一領域61dに、U相外側コイル66が巻かれる。一対のU相コア61,63に対して、一つのU相外側コイル66が巻かれる。
U相コア62,64では、磁石プレート31から−Y方向に最も離れた部位にU相外側コイル(コイル、第一コイル)68が巻かれる。Y方向において、U相コア62,64の環形部(61c)のうち、隣接するU相コア61,63の環形部(61c)と重ならない第一領域61dに、U相外側コイル68が巻かれる。一対のU相コア62,64に対して、一つのU相外側コイル68が巻かれる。
U相コア61,62,63,64には、Y方向において、磁石プレート31に近接する部位(領域)に、コイル(U相内側コイル67,69)が巻かれる。
U相コア61,63では、U相外側コイル66から−Y方向に最も離れた部位に、U相内側コイル(コイル、第二コイル)67が巻かれる。X方向において(図3A参照)、U相コア61,63の環形部61cのうち、隣接するU相コア62,64の環形部(61c)と重ならない第二領域61eに、U相内側コイル67が巻かれる。一対のU相コア61,63に対して、一つのU相内側コイル67が巻かれる。
U相コア62,64では、U相外側コイル68から+Y方向に最も離れた部位に、U相内側コイル(コイル、第二コイル)69が巻かれる。X方向において、U相コア62,64の環形部(61c)のうち、隣接するU相コア61,63の環形部(61c)と重ならない第二領域61eに、U相内側コイル69が巻かれる。一対のU相コア62,64に対して、一つのU相内側コイル69が巻かれる。
U相内側コイル67,69は、U相外側コイル66,68よりも磁石部30に近接する。X方向から見ると(図3A参照)、第一領域61dは、環形部61cにおいて、隣接するU相コアに重ならない2つの領域のうち、磁石部30から離れた領域である。一方、第二領域61eは、環形部61cにおいて、隣接するU相コアに重ならない2つの領域のうち、磁石部30に隣接する領域である。
U相外側コイル66,68とU相内側コイル67,69のコイル巻数は、U相外側コイル66,68のコイル巻数に対して、U相内側コイル67,69のコイル巻数が約半分程度になるよう設定される。
図7は、U,V,Wの各相の外側コイル及び内側コイルの接続態様を示す回路図である。
同一のコア対(U相コア61,63)に巻かれるU相外側コイル66とU相内側コイル67は、直列に接続される。
他の同一のコア対(U相コア62,64)に巻かれるU相外側コイル68とU相内側コイル69は、直列に接続される。
さらに、U相外側コイル66とU相内側コイル67の直列接続回路と、U相外側コイル68とU相内側コイル69の直列接続回路と、が直列に接続される(U相直列回路)。
U相直列回路には、三相交流電流が供給される。
V相及びW相においても、同一のコア対(V相コア71,73、W相コア81,83)に巻かれる外側コイル(V相外側コイル76、W相外側コイル86)と内側コイル(V相内側コイル77、W相内側コイル87)が直列に接続される。
他の同一のコア対(V相コア72,74、W相コア82,84)に巻かれる外側コイル(V相外側コイル78、W相外側コイル88)と内側コイル(V相内側コイル79、W相内側コイル89)が直列に接続される。
さらに、2つの直列接続回路が直列に接続される(V相直列回路、W相直列回路)。
V相直列回路及びW相直列回路にも三相交流電流が供給される。
各相の外側コイル及び内側コイルの接続態様は、次のようにしてもよい。
図8は、U,V,Wの各相の外側コイル及び内側コイルの他の接続態様を示す回路図である。
同一のコア対(U相コア61,63)に巻かれるU相外側コイル66とU相内側コイル67は、直列に接続される。
他の同一のコア対(U相コア62,64)に巻かれるU相外側コイル68とU相内側コイル69は、直列に接続される。
さらに、U相外側コイル66とU相内側コイル67の直列接続回路と、U相外側コイル68とU相内側コイル69の直列接続回路と、が並列に接続される(U相並列回路)。
U相並列回路に三相交流電流が供給される。
V相及びW相においても、同一のコア対(V相コア71,73、W相コア81,83)に巻かれる外側コイル(V相外側コイル76、W相外側コイル86)と内側コイル(V相内側コイル77、W相内側コイル87)が直列に接続される。
同一のコア対(V相コア72,74、W相コア82,84)に巻かれる外側コイル(V相外側コイル78、W相外側コイル88)と内側コイル(V相内側コイル79、W相内側コイル89)が直列に接続される。
さらに、2つの直列接続回路が並列に接続される(V相並列回路、W相並列回路)。
V相並列回路及びW相並列回路にも三相交流電流が供給される。
以上のように構成されたリニアモータ1において、U,V,Wの各相のコイルには、120度ずつ位相が異なる三相交流電流が流される。これにより、コイル部40から進行磁界が発生する。そして、コイル部40に発生された進行磁界と磁石部30に発生された磁界との作用により、コイル部40(テーブル20)に推力が発生する。
図9は、リニアモータ1のU相コア61,62の磁束密度分布を示す図である。
図10は、参考例として、内側コイル67,69を設けない場合におけるU相コア61,62の磁束密度分布を示す図である。
図13は、従来のリニアモータ100のコア103の磁束密度分布を示す図である。
図9、図10は、U相コア61,62をX方向から見た図であり、U相コア61,62のみを示す。
図13は、U相コア103をX方向から見た図であり、U相コア103のみを示す。
図9、図10では、(a)〜(d)の順に、コイル部40への供給電流を増加している。(a)は供給電流5Aの場合、(b)は供給電流10Aの場合、(c)は供給電流20Aの場合、(d)は供給電流30Aを示す。
同様に、図13では、(a)〜(d)の順に、コイル部への供給電流を増加している。(a)は供給電流5Aの場合、(b)は供給電流10Aの場合、(c)は供給電流20Aの場合、(d)は供給電流30Aの場合を示す。
図9に示すように、U相コア61,62は、いずれも、ギャップgの近傍において磁束密度が若干低い部分が見受けられるものの、全体的に磁束密度が均一である。
従来のリニアモータ100のコア103の磁束密度(図13)に比べて、U相コア61,62は、磁束密度が高く、磁気飽和しづらい。
U相コア61,62では、供給電流の電流値を変化させた場合であっても、全体的に磁束密度が均一である。
図10に示すように、U相コア61,62は、いずれも、ギャップgの近傍において磁束密度が若干低い部分が見受けられるものの、全体的に磁束密度が均一である。
従来のリニアモータ100のコア103の磁束密度(図13)に比べて、U相コア61,62は、磁束密度が高く、磁気飽和しづらい。
図9と図10を比べると、図9の場合の方が図10の場合に比べて、U相内側コイル67,69が存在する分だけ磁束密度がより全体的に均一であり、磁束密度が高い。
本発明の実施形態に係るリニアモータ1は、従来のリニアモータ100に比べて、以下に示す特徴及び効果を有する。
リニアモータ1では、永久磁石33が配置された磁石プレート31は底面プレート32に固定される構造なので、磁石プレート31に自重によるたわみが生じない。このため、各相のコアと磁石部とのギャップを小さくできる。したがって、リニアモータ1では、磁束を有効に利用できる。
また、リニアモータ1では、磁石プレート31のたわみに起因するテーブル20(コイル部40)の移動距離の制限がない。
リニアモータ1は、各相のコア(環形部)がほぼ円環のC字形であるため、コア内部の磁路が短くなる。各相のコア(環形部)の断面形状は、いずれの部分においてもほぼ均一である。
これにより、リニアモータ1は、各相のコアの磁気飽和が抑制されるので、三相交流電流値に応じて円滑にテーブル20の推進力が得られる。したがって、リニアモータ1は、従来のリニアモータ100よりも制御性が向上する。
なお、上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
図14Aは、リニアエンコーダの設置態様を示す斜視図である。図14Bは、リニアエンコーダの設置態様を示す正面図である。
リニアモータ1は、ベース10(磁石部30)に対するテーブル20(コイル部40)のX方向の位置、速度等を計測するために、リニアエンコーダ90を備える。
リニアエンコーダ90は、ベース10に配置されるリニアスケール91及びテーブル20に配置される検出器92から構成される。リニアスケール91は、磁石プレート31の上端に配置される。磁石プレート31の上端に、XY平面に平行かつX方向に沿う上端プレート35を配置する。リニアスケール91は、この上端プレート35の上面に設置される。検出器92は、テーブル20のX方向の端面に対して検出器取付具25を介して配置される。
リニアエンコーダ90の設置位置は、リニアモータ1の推力発生箇所(ギャップg)にほぼ一致(近接)する。したがって、ベース10(磁石部30)に対するテーブル20(コイル部40)の相対位置を正確に検出することができる。
仮に、リニアエンコーダをリニアモータの推力発生箇所から離れた場所に配置すると、機械的な歪み等により位置検出誤差が発生して、制御的な遅れの原因となる。このため、リニアモータが振動して精密な位置決めが困難となる場合がある。
一方、リニアモータ1では、リニアエンコーダ90の設置位置を推力発生箇所にほぼ一致(近接)させたので、位置検出誤差が殆ど発生しない。したがって、リニアモータ1における制御的振動が抑制されて、リニアモータ1の精密な位置決めが可能となる。
また、リニアモータ1では、磁石プレート31に上端プレート35を設けたので磁石部30の機械的剛性が高くなる。したがって、磁石部30及びリニアスケール91における機械的振動が抑制されて、リニアモータ1の精密な位置決めが可能となる。
上述した実施形態では、1つのコアに対して2つのコイル(外側コイル及び内側コイル)を設けた場合について説明したが、これに限らない。1つのコアに対して外側コイルのみを設けた場合や、1つのコアに対して内側コイル(補助コイル)のみを設けた場合であってもよい。
リニアモータ1は、三相型の場合に限らず、例えば二相型の場合であっても適用可能である。
コイル部40の各相のコアの数は、4つの場合に限定されるものでなく、偶数であれば適用可能である。
コイル部40の各相のコアの断面形状は、矩形に限らない。例えば多角形であってもよいし、円形や楕円形などであってもよい。コアの断面形状は、ほぼ均一な断面形状であれば、どのような形状であってもよい。
1…リニアモータ(アクチュエータ)、 30…磁石部、 31a…第一表面、 31b…第二表面、 33…永久磁石、 40…コイル部、 61,62,63,64…U相コア(C字形コア)、 61a…第一端部、 61b…第二端部、 61c…環形部、 61d…第一領域、 61e…第二領域、 66,68…U相外側コイル(コイル、第一コイル)、 67,69…U相内側コイル(コイル、第二コイル)、 71,72,73,74…V相コア(C字形コア)、 76,78…W相外側コイル(コイル、第一コイル)、 77,79…W相内側コイル(コイル、第二コイル)、 81,82,83,84…V相コア(C字形コア)、 86,88…W相外側コイル(コイル、第一コイル)、 87,89…W相内側コイル(コイル、第二コイル)、 90…リニアエンコーダ(エンコーダ)

Claims (6)

  1. 相互に背向する第一表面と第二表面のそれぞれにN極とS極が第一方向に向けて交互に配置され、かつ、前記第一表面の極性と前記第二表面の極性が相反する磁石部と、
    第一端部が前記第一表面に対して隙間を隔てて対向すると共に第二端部が前記第二表面に対して隙間を隔てて対向する複数のC字形コア及び前記複数のC字形コアに巻かれた複数のコイルを有するコイル部と、
    を備え、
    前記複数のC字形コアは、前記第一方向に向けて配列され、
    前記C字形コアの環形部は、前記第一方向に対して直交すると共に前記第一表面及び前記第二表面に対して平行な第二方向において前記磁石部を基準にして片側に配置され、かつ、前記第一方向に対して直交すると共に前記第一表面及び前記第二表面に対して直交する第三方向において前記磁石部を基準にして両側に互い違いに配置されるアクチュエータ。
  2. 前記コイルは、
    前記C字形コアの環形部のうち、隣接する他のC字形コアの環形部に対して前記第一方向において重ならない第一領域に巻かれた第一コイルを含む請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記コイルは、
    前記C字形コアの環形部のうち、隣接する他のC字形コアに対して前記第一方向において重ならない第二領域に巻かれた第二コイルを含む請求項1に記載のアクチュエータ。
  4. 前記C字形コアの環形部は、円環形である請求項1に記載のアクチュエータ。
  5. 前記C字形コアの環形部の断面形状は、前記第一端部から前記第二端部に亘って同一形状である請求項1に記載のアクチュエータ。
  6. 前記磁石部と前記コイル部の相対位置を検出するエンコーダを更に備え、
    前記エンコーダは、前記磁石部と前記コイル部による推力発生箇所に近接配置される請求項1に記載のアクチュエータ。
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