JPWO2013042289A1 - 移動通信システム、基地局、移動局、基地局の制御方法、及びプログラム - Google Patents

移動通信システム、基地局、移動局、基地局の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

第1の基地局(1)は、第1及び第2の下りキャリアを含む複数の下りキャリアを用いて通信を行うことができる。第1の移動局(3-1)は、第1及び第2の下りキャリアを用いたキャリアアグリゲーションを行うことが可能である。第2の基地局(2)は、少なくとも1つの移動局(3-2)と通信を行うことができる。また、第1の基地局(1)又は上位ネットワーク(4)は、第1の基地局(1)及び第1の移動局(3-1)が行うキャリアアグリゲーションに関するキャリアアグリゲーション情報を第2の基地局(2)に通知できるよう構成されている。

Description

本発明は、ダウンリンクCarrier Aggregationを行うことが可能な移動局を含む移動通信システムに関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)のRelease10では、高出力基地局(e.g. Macro evolved NodeB(MeNB))と低出力基地局(e.g. Pico eNB(PeNB)、Home eNB(HeNB))が近接して配置され、かつ両基地局が同一のキャリア(1つの周波数バンド)を用いる場合における干渉軽減技術が検討されてきた(非特許文献1を参照)。高出力基地局と低出力基地局が混在する環境は、大規模セル(e.g. マクロセル)と小規模セル(e.g. マイクロセル、ピコセル、フェムトセル)がオーバラップしたセル配置をもたらす。大規模セルと小規模セルのオーバラップは、大規模セル内に小規模セルが完全に包含される完全なオーバラップだけでなく、大規模セルのカバレッジの一部と小規模セルのカバレッジの一部が重なる部分的なオーバラップも含む。このようなセル配置は、階層化セル構造(Hierarchical Cell Structure(HCS))、又はHeterogeneous Network(HetNet)と呼ばれている。
3GPP Release10における検討で想定されている干渉シナリオの一つに、MeNBに帰属するマクロ移動局(Macro User Equipment(MUE))の下り受信が、特定の登録移動局のみが帰属可能なHeNBによって運用されるセル(Closed Subscriber Group cell(CSG cell))から干渉を受けるシナリオがある。このシナリオは、CSGに登録されていないためにMUEがHeNBに帰属できないことにより、結果的にMUEの下り受信がHeNBから干渉を受けることを想定している。この場合、HeNBは、送信電力の抑制又は無線リソースの時間分割によって、MUEに対する干渉を軽減する。
上述した干渉軽減技術は、HeNBセルのリソースを犠牲にすることでMUEのダウンリンク干渉を軽減する。ここで、ダウンリンク干渉とは、移動局のダウンリンク受信が被る干渉を意味する。したがって、上述した干渉軽減技術は、MUEがHeNBに接近している場合、つまりMUEがHeNBから重大なダウンリンク干渉を受けている場合に限って選択的に適用することが望ましい。MUEに干渉を与えている下りキャリア(下り周波数)をHeNB自身が検出する方法として、HeNBのアップリンク干渉レベルを測定する方法が提案されている(非特許文献2を参照)。ここで、アップリンク干渉とは、基地局のアップリンク受信が被る干渉レベルを意味する。
さらに3GPP Release11では、両基地局のどちらか一方または両方が複数のキャリア(複数の周波数バンド)を同時に用いた通信を行っている場合の干渉回避技術が検討されている(非特許文献3を参照)。ここで、複数キャリアを同時に用いる通信は、3GPP Release10で標準化されたCarrier Aggregation技術(非特許文献4を参照)を含む。Carrier Aggregationを行うことが可能な移動局、つまりCarrier Aggregationをサポートする移動局は、複数のキャリア上での同時受信及び同時送信の少なくとも一方を行うことができる。また、Carrier Aggregationをサポートする移動局は、上りキャリアと下りキャリアを互いに独立に用いることができる。なお、複数のキャリア上での同時受信は、同じ無線フレーム、同じサブフレーム、又は同じタイムスロットの時間内に、複数のキャリア上で並行してデータ受信できることを意味する。また、複数のキャリア上での同時送信は、同じ無線フレーム、同じサブフレーム、又は同じタイムスロットの時間内に、複数のキャリア上で並行してデータ送信できることを意味する。
3GPPのCarrier Aggregationでは、必ず上りキャリアと下りキャリアの組み合わせを使用する基本的なセルは、プライマリセル(Primary cell(PCell))と呼ばれる。PCellで使用される下りキャリアは、ダウンリンク・プライマリ・コンポーネント・キャリア(Downlink Primary Component Carrier (DL PCC))と呼ばれる。PCellで使用される上りキャリアは、アップリンク・プライマリ・コンポーネント・キャリア(Uplink Primary Component Carrier (UL PCC))と呼ばれる。一方、移動局がCarrier Aggregationをサポートする場合にPCellに付随して構成されるセルは、セカンダリセルと呼ばれる(Secondary Cell(SCell))。PCellで使用される下りキャリアは、ダウンリンク・セカンダリ・コンポーネント・キャリア(Downlink Secondary Component Carrier (DL SCC))と呼ばれる。
3GPP RP-100383, "New Work Item Proposal: Enhanced ICIC for non-CA based deployments of heterogeneous networks for LTE", 3GPP TSG RAN #47, Vienna, Austria, 16-19 March 2010 3GPP R4-104679, "eICIC Power Setting", 3GPP TSG-RAN WG4 Meeting #57, Jacksonville, FL, US, 15-19 November 2010 3GPP RP-110437, "New work item proposal for Carrier based HetNet ICIC for LTE", 3GPP TSG-RAN Meeting #51, Kansas City, US, 15-18 March 2011 3GPP TS 36.300 V10.4.0 (2011-06), "Overall description Stage 2 (Release 10)", June 2011
1つのキャリア(1つの周波数バンド)を用いるFDD(Frequency division Duplex)システムの場合、予め対応付けられた上りキャリアと下りキャリアの組み合わせ(周波数セット)を使用する。このため、非特許文献2に記載されているように、HeNBにて大きなアップリンク干渉レベルが測定された場合に、MUEがHeNBに接近しており、かつMUEがHeNBからダウンリンク干渉を受けていると推定することができる。
しかしながら、上述したように、Carrier Aggregationをサポートする移動局は、上りキャリアと下りキャリアを互いに独立に用いることができる。このため、Carrier Aggregationでは、上りキャリアと下りキャリアとが非対称になることが考えられる。例えば、ダウンリンクCarrier Aggregationでは、予め対応付けられた上りキャリアと下りキャリアの組み合わせ(周波数セット)での使用ではなく、下りキャリアだけを独立して使用することができる。
現在のデータ通信ではダウンリンクのデータ量がアップリンクに比べて大きいケースが圧倒的に多い。したがって、上りキャリアと下りキャリアの非対称な使用が許容される場合、下りキャリアの使用数が上りキャリアの使用数より大きいコンフィグレーションが多く用いられると考えられる。この場合、HeNBは、周辺のMeNB及びMUEが行うCarrier Aggregationにおいて上りキャリアとの組み合わせではなく独立に用いられている下りセカンダリキャリア(DL SCC)に関して、MUEにダウンリンク干渉を与えているか否かを検出できない。なぜなら、HeNBは、非特許文献2に記載の手法を用いても、周辺のマクロセルにおいて下りセカンダリキャリア(DL SCC)が使用されていることを認識できないためである。その結果、HeNBは、MUEへダウンリンク干渉を与え続けてしまうおそれがある。
本発明の目的の1つは、第1の基地局及び第1の移動局が行うキャリアアグリゲーションにおいて上りキャリアと組み合わせることなく独立に用いられる下りキャリアを第2の基地局が認識することが可能な移動通信システム、基地局、移動局、基地局の制御方法、及びプログラムを提供することである。
第1の態様は、移動通信システムを含む。当該移動通信システムは、第1の基地局、少なくとも1つの第1の移動局、少なくとも1つの第2の基地局、及び上位ネットワークを含む。前記第1の基地局は、第1及び第2の下りキャリアを含む複数の下りキャリアを用いて通信を行うことができる。前記少なくとも1つの第1の移動局の各々は、前記第1及び第2の下りキャリアを用いたキャリアアグリゲーションを行うことが可能である。前記少なくとも1つの第2の基地局は、少なくとも1つの第2の移動局と通信を行うことができる。また、前記第1の基地局又は前記上位ネットワークは、前記キャリアアグリゲーションに関するキャリアアグリゲーション情報を前記少なくとも1つの第2の基地局に通知できるよう構成されている。
第2の態様は、第1の基地局を含む。当該第1の基地局は、無線通信部及び制御部を含む。無線通信部は、第1及び第2の下りキャリアを含む複数の下りキャリアを送信可能であり、前記第1及び第2の下りキャリアを用いたキャリアアグリゲーションを行うことが可能な少なくとも1つの第1の移動局との間で無線通信を行えるよう構成されている。また、前記制御部は、前記キャリアアグリゲーションに関するキャリアアグリゲーション情報を少なくとも1つの第2の基地局に通知できるよう構成されている。
第3の態様は、第1の基地局及び前記第1の基地局に接続される上位ネットワークを含む移動通信システムで使用される第2の基地局を含む。ここで、前記第1の基地局は、第1及び第2の下りキャリアを含む複数の下りキャリアを送信可能であり、前記第1及び第2の下りキャリアを用いたキャリアアグリゲーションを行うことが可能な少なくとも1つの第1の移動局との間で無線通信を行うことが可能である。当該第2の基地局は、無線通信部及び制御部を含む。前記無線通信部は、少なくとも1つの第2の移動局と通信を行えるよう構成されている。前記制御部は、前記第1の基地局又は前記上位ネットワークから通知される前記キャリアアグリゲーションに関するキャリアアグリゲーション情報を受信する。
第4の態様は、第1及び第2の基地局、並びに前記第1及び第2の基地局に接続される上位ネットワークを含む移動通信システムで使用される移動局を含む。ここで、前記第1の基地局は、第1及び第2の下りキャリアを含む複数の下りキャリアを送信可能であり、前記第1及び第2の下りキャリアを用いたキャリアアグリゲーションによる通信を可能に構成されている。さらに、前記第1の基地局又は前記上位ネットワークは、前記キャリアアグリゲーションに関するキャリアアグリゲーション情報を前記第2の基地局に通知できるよう構成されている。そして、当該移動局は、前記第1の基地局との間で前記キャリアアグリゲーションを行うことが可能な無線通信部を備える。
第5の態様は、第1の基地局の制御方法を含む。ここで、前記第1の基地局は、第1及び第2の下りキャリアを含む複数の下りキャリアを送信可能であり、前記第1及び第2の下りキャリアを用いたキャリアアグリゲーションを行うことが可能な少なくとも1つの第1の移動局との間で無線通信を行うことが可能である。当該制御方法は、前記キャリアアグリゲーションに関するキャリアアグリゲーション情報を少なくとも1つの第2の基地局に通知することを含む。
第6の態様は、上述した第5の態様に係る制御方法をコンピュータに行わせるためのプログラムである。
上述した各態様によれば、第1の基地局及び第1の移動局が行うキャリアアグリゲーションにおいて上りキャリアと組み合わせることなく独立に用いられる下りキャリアを第2の基地局が認識することが可能な移動通信システム、基地局、移動局、基地局の制御方法、及びプログラムを提供できる。
実施の形態1に係る移動通信システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態1におけるCA情報の送信手順の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態2に係る高出力基地局の構成例を示すブロック図である。 実施の形態2に係る低出力基地局の構成例を示すブロック図である。 実施の形態2に係る移動局の構成例を示すブロック図である。 実施の形態2における干渉回避制御手順の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態2における高出力基地局の動作例を示すフローチャート図である。 実施の形態2における低出力基地局の動作例を示すフローチャート図である。 実施の形態3における干渉回避制御手順の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態3における高出力基地局の動作例を示すフローチャート図である。 実施の形態4における干渉回避制御手順の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態4における高出力基地局の動作例を示すフローチャート図である。 実施の形態4における低出力基地局の動作例を示すフローチャート図である。 実施の形態5における干渉回避制御手順の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態5における高出力基地局の動作例を示すフローチャート図である。 実施の形態6における干渉回避制御手順の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態6における高出力基地局の動作例を示すフローチャート図である。 実施の形態6における移動局の動作を示すフローチャート図である。 実施の形態7に係る移動通信システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態7に係る基地局管理装置の構成例を示すブロック図である。
以下では、具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態に係る移動通信システムの構成例を示すブロック図である。本実施の形態にかかる移動通信システムは、FDD-OFDMA、より具体的にはLTE(Long Term Evolution)方式の移動通信システムであるとして説明を行う。図1において、高出力基地局1は、移動体通信事業者の上位ネットワーク4に帰属しており、移動局3-1と上位ネットワーク4との間でトラフィックを中継する。低出力基地局2は、上位ネットワーク4に帰属しており、移動局3-2と上位ネットワーク4との間でトラフィックを中継する。上位ネットワーク4は、MME、S-GW(Serving Gateway)、及びP-GW(Packet Data Network Gateway)等のデータ転送ノード及び制御ノードを含む。
低出力基地局2は、高出力基地局1が形成するセル10に比べて小規模なセル20を形成する。高出力基地局1の具体例はマクロ基地局(i.e. MeNB)であり、低出力基地局2の具体例はピコ基地局(i.e. PeNB)及びフェムト基地局(i.e. HeNB)である。以下では、高出力基地局1はMeNBであり、低出力基地局2はHeNBであるとして説明する。HeNBとしての低出力基地局2が形成するセル20は、典型的には、予め登録された特定の移動局(Home UE(HUE))3-2のみが帰属可能なCSG(Closed Subscriber Group)セルである。
MeNB 1及び移動局(MUE)3-1は、下りプライマリキャリア及び下りセカンダリキャリアを含む複数の下りキャリアを用いたCarrier Aggregationをサポートする。ここで、MeNB 1及びMUE3-1が行うCarrier Aggregationは、予め対応付けられた上りキャリアと下りキャリアの組み合わせ(周波数セット)での使用ではなく、下りキャリアだけを独立して使用することができる。言い換えると、MeNB 1及びMUE3-1が行うCarrier Aggregationは、下りセカンダリキャリアに対して予め対応付けられた上りキャリアを使用することなく下りセカンダリキャリアを独立して使用することができる。さらに言い換えると、MeNB 1及びMUE3-1が行うCarrier Aggregationは、下りキャリアの使用数が上りキャリアの使用数より大きいコンフィグレーションを利用できる。
さらに、MeNB 1及び上位ネットワーク4のうち少なくとも一方は、eNB 1及びMUE3-1が行うキャリアアグリゲーションに関するキャリアアグリゲーション情報(以下CA情報)をHeNB2に通知する。MeNB 1がCA情報を通知する場合、MeNB 1は、HeNB2との間で利用可能な基地局間インタフェースを利用してCA情報を送信してもよいし、上位ネットワーク4に配置された制御装置(e.g. OAM((Operation Administration and Maintenance)システム、MME(Mobility Management Entity)、又はHeNBゲートウェイ)を経由して送信してもよい。また、MeNB 1は、CA情報を無線ブロードキャストしてもよい。
CA情報は、Carrier Aggregationの設定に関する情報であり、上りキャリアと組み合わせることなく独立に使用される下りセカンダリキャリアに関する情報を含む。例えば、CA情報は、具体的に予め決定されているPCell及びSCellで用いられる下りキャリア(i.e. DL PCC及びDL SCC)の情報を含んでもよい。また、CA情報は、Carrier Aggregationに使用される可能性が統計的に高い下りキャリアの情報を含んでもよい。
CA情報に含まれる下りセカンダリキャリアに関する情報は、MeNB 1が行っている又は行う可能性のあるCarrier Aggregationで使用され得る全ての下りセカンダリキャリアに関する情報を含んでもよい。しかしながら、リソース利用効率の低下を避けるため、干渉回避技術は、HeNB 2に接近しているMUE 3-1、言い換えるとHeNB 2から重大なダウンリンク干渉を受けているMUE 3-1に限って選択的に適用することが好ましい。このため、CA情報は、HeNB 2に接近しているMUE3-1、又はHeNB 2から重大なダウンリンク干渉を受けているMUE3-1が行うCarrier Aggregationで使用される下りセカンダリキャリアに関する情報に限定されてもよい。
MeNB 1又は上位ネットワーク4は、MeNBセル10とオーバラップを持つHeNBセル20を形成する全てのHeNB 2が受信できるように、CA情報をブロードキャスト送信してもよい。しかしながら、上述の通り、干渉回避技術は、HeNB 2に接近しているMUE 3-1、言い換えるとHeNB 2から重大なダウンリンク干渉を受けているMUE 3-1に限って選択的に適用することが好ましい。このため、MeNB 1又は上位ネットワーク4は、MUE 3-1に接近しているHeNB 2、又はMUE 3-1にダウンリンク干渉を与えている若しくは与える可能性の高いHeNB 2に対して選択的に送信してもよい。
CA情報は、定期的に送信されてもよいし、所定の送信条件の充足をトリガとして送信されてもよい。CA情報の送信条件は、例えば、以下の(a)〜(d)のいずれかとすればよい。
(a)HeNB 2とMUE3-1が接近したこと;
(b)MUE3-1のダウンリンク干渉が増大したこと;
(c)HeNB 2のアップリンク干渉が増大したこと;
(d)HeNB 2からCA情報の送信要求を受信したこと。
図2は、本実施の形態におけるCA情報の送信手順の一例を示すシーケンス図である。ステップS101において、MeNB 1とMUE 3-1は少なくともダウンリンクCarrier aggregationを行っている。ステップS102では、MeNB 1は、HeNB 2に対してCA情報を送信する。
上述したように、本実施の形態に係る移動通信システムでは、高出力基地局1又は上位ネットワーク4から低出力基地局2にCA情報を送信する。CA情報は、高出力基地局1とこれに接続する移動局3-1の間で行われるダウンリンクCarrier aggregationにおいて、上りキャリアと組み合わせることなく独立に使用される下りセカンダリキャリアに関する情報を含む。したがって、低出力基地局2は、アップリンク干渉の測定結果を用いることなく、CA情報の受信及び参照によって、周辺のセル10における下りセカンダリキャリアの使用を認識することができる。よって、低出力基地局2は、干渉回避のための適切な対処(e.g. 無線パラメータ調整、周波数時分割)を行うことが可能となる。
<実施の形態2>
本実施の形態では、実施の形態1で述べたCA情報の送信を含む干渉回避制御の具体例について説明する。より詳細に述べると、本実施の形態では、CA情報の通知条件を満たすHeNB 2をMeNB 1又は上位ネットワーク4が選択し、選択された低出力基地局2にCA情報を通知する例について説明する。なお、本実施の形態及び以下に述べる実施の形態3〜7では、実施の形態1と同様に、LTE方式の移動通信システムを例にとり、高出力基地局1はMeNBであり、低出力基地局2はHeNBであるとして説明する。
本実施の形態に係る移動通信システムの構成例は、図1に示した実施の形態1の構成例と同様とすればよい。以下では、MeNB 1、HeNB 2、UE 3(MUE 3-1及びHUE 3-2)の構成例について順に説明する。
図3は、本実施の形態におけるMeNB 1の構成例を示すブロック図である。図3において、無線通信部11は、MUE 3-1から送信されたアップリンク信号をアンテナを介して受信する。受信データ処理部13は、受信されたアップリンク信号を復元する。得られた受信データは、通信部14を経由して上位ネットワーク4に転送される。さらに、受信データ処理部13は、基地局選択部15からCA 情報を受信した場合、通信部14を経由して、HeNB 2または上位ネットワーク4へ送信する。
送信データ処理部12は、通信部14から取得したMUE 3-1向けデータを移動局毎かつベアラ毎に設定されたバッファに保存し、誤り訂正符号化、レートマッチング、インタリービング等を行なってトランスポートチャネルを生成する。さらに、送信データ処理部12は、トランスポートチャネルのデータ系列に制御情報を付加して送信シンボル列を生成する。無線通信部11は、送信シンボル列の直交変調、周波数変換、信号増幅等の各処理を行ってダウンリンク信号を生成し、これをMUE 3-1に送信する。
基地局選択部15は、MeNBセル10内のCarrier Aggregation 設定をCA制御部16から受け取り、MUE 3-1若しくはHeNB 2に関する情報又はこれら両方の情報に基づいて、CA情報の通知条件を満たすHeNB 2を選択すると共に、CA情報としてHeNB 2に通知すべきCarrier Aggregation 設定を決定する。
CA制御部16は、受信データ処理部13および送信データ処理部12を通してMUE 3-1に関するCarrier Aggregation の設定を制御する。また、基地局選択部15からCarrier Aggregation設定の要求に対して、該当する設定情報を基地局選択部15に返信する。
図4は、本実施の形態におけるHeNB 2の構成例を示すブロック図である。図4において、無線通信部21は、HUE 3-2から送信されたアップリンク信号をアンテナを介して受信する。受信データ処理部23は、受信されたアップリンク信号を復元する。得られた受信データは、通信部24を経由して上位ネットワーク4に転送される。
送信データ処理部22は、MeNB 1の送信データ処理部12と同等の機能を持ちは、通信部24から取得したHUE 3-2向けデータから送信シンボル列を生成する。無線通信部21は、送信シンボル列からダウンリンク信号を生成し、これをHUE 3-2に送信する。
干渉制御部25は、MeNB 1又は上位ネットワーク4から通知されたCA情報に基づいて、無線通信部21のダウンリンク送信電力の抑制や無線リソースの時間分割など、MeNBセル10(又はMUE 3-1)に対するダウンリンク干渉を軽減する制御を行う。
図5は、本実施の形態におけるUE 3(MUE 3-1及びHUE 3-2)の構成例を示すブロック図である。無線通信部31は、アンテナを介してダウンリンク信号を受信する。受信データ処理部32は受信されたダウンリンク信号から受信データを復元してバッファ部35に送る。バッファ部35に格納された受信データは読み出され、その目的に応じて利用される。また、送信データ制御部33、送信データ処理部34及び無線通信部31は、バッファ部35に格納された送信データを用いてアップリンク信号を生成し、MeNB 1又はHeNB 2に向けて送信する。
続いて以下では、実施の形態2における干渉回避制御手順の具体例について図6〜8を参照して説明する。図6は、実施の形態2における干渉回避制御手順の一例を示すシーケンス図である。図6中のステップS101及びS102は、図2に示したシーケンス図の対応するステップと同様である。ステップS101において、MeNB 1とMUE 3-1はダウンリンクCarrier aggregationを行っている。ステップS201では、MeNB 1はCA情報の通知条件を満たすHeNB 2を選択する。ステップS102では、MeNB 1は、選択されたHeNB 2に対してCA情報を送信する。
CA情報を受信したHeNB 2は、MeNB 1とMUE 3-1が行うダウンリンクCarrier aggregationで使用される下りセカンダリキャリア(i.e. SCC)に対するダウンリンク干渉を抑制するべく干渉回避制御を行う(ステップS202)。ステップS203では、HeNB 2は、干渉回避制御の実施状況を示す応答をMeNB 1に送信する。
ステップS201におけるCA情報の通知条件を満たすHeNB 2の選択は、MUE 3-1に接近しているHeNB 2、又はMUE 3-1にダウンリンク干渉を与えている若しくは与える可能性の高いHeNB 2を選択することにより行えばよい。例えば、MeNB 1は、HeNB 2で使用されている下りキャリアに関する情報をCarrier aggregation 設定と比較し、Carrier aggregationで使用される下りキャリア、特に下りセカンダリキャリア(i.e. SCC)と同じ周波数の下りキャリアを使用するHeNB 2を選択してもよい。HeNB 2で使用されている下りキャリアに関する情報は、MeNB 1に予め保持されてもよいし、HeNB 2又は上位ネットワーク4からMeNB 1に供給されてもよい。
また、MUE 3-1は、ダウンリンク干渉を検出し、ダウンリンク干渉を受けている下りキャリアをMeNB 1に通知するように構成されてもよい。この場合、MeNB 1は、MUE 3-1から通知された下りキャリアを使用するHeNB 1を選択してもよい。
さらに、MeNB 1は、HeNB 2及びMUE3-1の位置情報を取得するよう構成されてもよい。この場合、MeNB 1は、MUE3-1に接近しているHeNB 2を選択してもよい。言い換えると、MeNB 1は、HeNB 2とMUE3-1の間の地理的距離が所定の基準値より小さい場合に当該HeNB 2を選択すればよい。
また、ステップS202における干渉回避制御は、例えば以下のように行えばよい。HeNB 2は、CA情報を参照し、MUE 3-1がダウンリンクCarrier aggregationに使用している下りキャリアと、HeNBセル20に使用されている下りキャリアとを比較する。そして、MeNBセル10のダウンリンクCarrier aggregationとHeNBセル20に同じ下りキャリアが使用されている場合、HeNB 2は、HeNBセル20に使用されている下りキャリアに対して送信電力制御(電力低減)又は無線リソース時分割などを行う。
図7は、CA情報の送信に関するMeNB 1の動作例を示すフローチャートである。ステップS301では、MeNB 1は、CA情報の通知条件を満たすHeNB 2を選択する。ステップS302では、MeNB 1は、選択されたHeNB 2にCA 情報を送信する。その後、MeNB 1は、HeNB 2から応答を待つステップS303に移行する。HeNB 2から応答を受信した場合(ステップS303でYes)、MeNB 1はフローチャートの動作を終了する。HeNB 2から応答を受信しない場合(ステップS303でNo)、MeNB 1は、再度、HeNB 2からの応答を待つステップS303に戻る。
図8は、CA情報の受信及び干渉回避制御に関するHeNB 2の動作例を示すフローチャートである。ステップS401では、HeNB 2は、CA情報を受信したか否かを判断する。CA情報を受信している場合(ステップS401でYes)、HeNB 2は、干渉回避技術の適用可否を判断する(ステップS402)。干渉回避技術を適用できる場合(ステップS402でYes)、HeNB 2は、干渉回避技術を適用し(ステップS403)、肯定応答をMeNB 1に送信する(ステップS404)。干渉回避技術を適用できない場合(ステップS402でNo)、HeNB 2は、否定応答をMeNB 1に送信する(ステップS405)。
本実施の形態では、実施の形態1と同様に、高出力基地局1又は上位ネットワーク4は、低出力基地局2にCA情報を送信する。このため、低出力基地局2は、アップリンク干渉の測定結果を用いることなく、CA情報の受信及び参照によって、周辺のセル10における下りセカンダリキャリアの使用を認識することができる。さらに、本実施の形態は、CA情報の通知対象とされるHeNB 2を選択する。このため、干渉回避制御を実施するHeNB 2を、MUE 3-1のダウンリンクCarrier aggregationに対して干渉を与えている又はその可能性の高いHeNB 2に限定することができる。よって、本実施の形態は、MUE 3-1が近くに存在しておらずMUE 3-1に重大なダウンリンク干渉を与えないHeNB 2が不要な干渉回避制御を行うことに起因する無線容量の低下を抑えることができる。
<実施の形態3>
本実施の形態では、CA情報の通知に関する選択条件を満足するMUE 3-1を選択し、選択されたMUE 3-1が行うダウンリンクCarrier Aggregationの設定に関する情報をCA情報としてHeNB 2に通知する例について説明する。本実施の形態に係る移動通信システムの構成例は、図1に示した実施の形態1の構成例と同様とすればよい。
実施の形態3における干渉回避制御手順の具体例について図9〜10を参照して説明する。図9は、実施の形態3における干渉回避制御手順の一例を示すシーケンス図である。図9中のステップS101、S102、S201、S202及び203は、図2及び図6に示したシーケンス図の対応するステップと同様である。本実施の形態では、MeNB 1は、CA情報の送信(S102)に先立って、所定の選択条件に従ってMUE 3-1を選択する(ステップS501)。MeNB 1は、選択されたMUE 3-1が行うダウンリンクCarrier Aggregationの設定に関する情報をCA情報としてHeNB 2に送信する。
ステップS501におけるMUE 3-1の選択は、HeNB 2に接近しているMUE 3-1、又はHeNB 2からダウンリンク干渉を受けている若しくは受ける可能性の高いMUE 3-1を選択することにより行えばよい。具体的には、MeNB 1は、MUE 3-1の位置、MUE 3-1とHeNB 2との距離、及びMUE 3-1のダウンリンク干渉レベルのうち少なくとも1つを、MUE 3-1の選択条件として考慮すればよい。例えば、MeNB 1は、HeNB 2とMUE 3-1間の距離が所定値以下である場合に、該当MUE 3-1が行うダウンリンクCarrier Aggregationの設定をHeNB 2に送信すればよい。また、例えば、MeNB 1は、PCell又はSCell(DL PCC又はDL SCC)に対する干渉の検出通知をMUE 3-1から受信したことに応じて、該当MUE 3-1が行うダウンリンクCarrier Aggregationの設定をHeNB 2に送信してもよい。
図10は、CA情報の送信に関するMeNB 1の動作例を示すフローチャートである。ステップS301からステップS303は、図7に示した実施の形態1の動作フローと同様である。ステップS601では、MeNB 1は、CA情報の通知に関する選択条件を満たすMUE 3-1を選択する。
上述したように、本実施の形態は、CA情報の通知に関する選択条件に従ってMUE 3-1を選択し、選択されたMUE 3-1が行うダウンリンクCarrier Aggregationの設定に関する情報をCA情報としてHeNB 2に通知する。これにより、HeNB 2は、選択条件を満たすMUE3-1、言い換えるとHeNB 2からダウンリンク干渉を受けている可能性の高いMUE3-1がCarrier Aggregationに使用する下りキャリアに対して選択的に干渉回避制御を適用することができる。よって、本実施の形態は、MUE 3-1へのダウンリンク干渉をより的確に軽減しつつ、HeNB 2の無線容量の低下を抑えることができる。
なお、図9及び10に示した具体例では、CA情報の通知対象とされるHeNB 2の選択(ステップS201及びS301)が行われているが、このHeNB 2の選択は省略されてもよい。しかしながら、HeNB 2の選択(ステップS201及びS301)とMUE 3-1の選択(ステップS501及びS601)を併せて行うことにより、実施の形態2及び3の相乗的な効果を得ることができる。つまり、HeNB 2の選択とMUE 3-1の選択を併せて行うことによって、本実施の形態は、干渉回避制御を実施するHeNB 2を、MUE 3-1のダウンリンクCarrier aggregationに対して干渉を与えている又はその可能性の高いHeNB 2に限定することができる。さらに、本実施の形態は、干渉回避制御が適用される下りキャリアを、ダウンリンク干渉を受けている可能性の高いMUE3-1がCarrier Aggregationに使用する下りキャリアに限定することができる。
<実施の形態4>
本実施の形態では、MeNB 1又は上位ネットワーク4が、HeNB 2から送られたCA情報の送信要求(CA情報要求)の受信に応答してCA情報を送信する例について説明する。言い換えると、本実施の形態では、CA情報の通知対象とするHeNB 2の選択条件及びCA情報の送信契機が、「eNB 2からの送信要求の受信」である場合について説明する。本実施の形態に係る移動通信システムの構成例は、図1に示した実施の形態1の構成例と同様とすればよい。
実施の形態4における、干渉回避制御手順の具体例について図11〜13を参照して説明する。図11は、実施の形態4における干渉回避制御手順の一例を示すシーケンス図である。図11中のステップS101、S102、S202及び203は、図2及び図6に示したシーケンス図の対応するステップと同様である。ステップS701では、HeNB 2は、CA情報要求の送信条件が満たされたことに応じて、CA情報要求をMeNB 1に送る。ステップS102では、MeNB 1は、CA情報要求の送信元HeNB 2に対してCA 情報を送信する。
CA情報要求の送信条件の一例は、HeNB 2とMUE 3-1の接近である。すなわち、HeNB 2は、MUE 3-1と接近したことに応じて、CA情報要求を送信すればよい。HeNB 2とMUE 3-1の接近は、アップリンク干渉レベルの増大、MUE 3-1が送信するアップリンク信号の受信電レ力などを用いて判定できる。例えば、HeNB 2は、アップリンク干渉レベルを測定し、アップリンク干渉レベルが所定値以上であることに応じて、CA情報要求を送信すればよい。また、HeNB 2は、MUE 3-1が送信する上りReference Signal(RS)の受信電力を測定し、上りRSの受信電力が所定値以上であることに応じて、CA情報要求を送信してもよい。
図12は、CA情報の送信に関するMeNB 1の動作例を示すフローチャートである。図12のステップS302及びステップS303は、図7に示した実施の形態2の動作フローと同様である。ステップS801において、MeNB 1は、HeNB 2からCA情報要求を受信したか否かを判断する。CA情報要求を受信した場合(ステップS801でYes)、MeNB 1は、CA情報要求の送信元のHeNB 2にCA情報を送信する(ステップS302)。CA情報要求を受信しない場合(ステップS801でNo)、MeNB 1は、再度、CA情報要求の受信を判断するステップS801に戻る。
図13は、CA情報の受信及び干渉回避制御に関するHeNB 2の動作例を示すフローチャートである。図13のステップS401からステップS405は、図8に示した実施の形態1の動作フローと同様である。ステップS901において、HeNB 2は、CA情報要求の送信条件を満たすか否かを判断する。CA情報要求の送信条件を満足する場合(ステップS901でYes)、HeNB 2は、CA情報要求をMeNB 1に送信する(ステップS902)。CA情報要求の送信条件を満足していない場合(ステップS901でNo)、HeNB 2は、再度、CA情報要求の送信条件を判断するステップS901に戻る。
上述したように、本実施の形態は、HeNB 2からの要求に応じてCA情報をHeNB 2に通知する。このため、干渉回避制御を実施するHeNB 2を、MUE 3-1のダウンリンクCarrier aggregationに対して干渉を与えている又はその可能性の高いHeNB 2に限定することができる。よって、本実施の形態は、MUE 3-1が近くに存在しておらずMUE 3-1に重大なダウンリンク干渉を与えないHeNB 2が不要な干渉回避制御を行うことに起因する無線容量の低下を抑えることができる。
<実施の形態5>
本実施の形態では、上述した実施の形態4の変形例について説明する。本実施の形態のHeNB 2は、MUE 3-1に関する情報を含むCA情報要求を送信する。そして、MeNB 1又は上位ネットワーク4は、CA情報要求に含まれるMUE 3-1に関する情報に基づいて、当該MUE 3-1に関するダウンリンクCarrier Aggregationの設定情報をHeNB 2に送信されるべきCA情報として選択する。
より具体的に述べると、CA情報要求に含まれるMUE 3-1に関する情報(MUE情報)は、例えば、MUE 3-1が使用している上りキャリアの情報、及びHeNB 2の位置情報の少なくとも1つを含む。具体的には、HeNB 2は、アップリンク干渉レベルが所定値以上である場合に、測定した上りキャリアの情報をCA情報要求に含めればよい。なぜなら、HeNB 2が受けるアップリンク干渉レベルが増大した場合、MUE 3-1がHeNB 2に接近しており、かつ測定された上りキャリアがこのMUE 3-1の上り通信に使用されていると見なすことができるためである。また、HeNB 2は、アップリンク干渉レベルが所定値以上である場合に、自身の位置情報をCA情報要求に含めてもよい。なぜなら、MUE 3-1とHeNB 2が接近している場合、HeNB 2の位置を実質的にMUE 3-1の位置とみなすことができるためである。
MeNB 1又は上位ネットワーク4は、MeNB 1及びMUE 3-1の間のCarrier Aggregationの設定リストと、HeNB 2から通知された上りキャリア情報及びHeNB 2の位置情報(実質的にMUE 3-1の位置情報)といったMUE情報を比較することで、HeNB 2からダウンリンク干渉を受けている可能性のあるMUE 3-1を推定する。そして、MeNB 1は、推定したMUE 3-1に関するダウンリンクCarrier Aggregationの設定情報をCA情報としてHeNB 2に通知する。
実施の形態5における、干渉回避制御手順の具体例について図14及び15を参照して説明する。図14は、実施の形態5における干渉回避制御手順の一例を示すシーケンス図である。図14のステップS101、S102、S202、及びS203は、図2及び図6に示したシーケンス図の対応するステップと同様である。ステップS1001では、HeNB 2は、CA情報要求の送信条件が満たされたことに応じて、CA情報要求をMeNB 1に送る。ステップS1002では、MeNB 1は、CA情報要求に含まれるMUE 3-1に関する情報(MUE情報)に基づいて、当該MUE 3-1に関するCarrier Aggregationの設定情報を選択する(ステップS1002)。そして、MeNB 1は、CA情報要求の送信元のHeNB 2に対して、選択した設定情報をCA情報として送信する(ステップS102)。
図15は、CA情報の送信に関するMeNB 1の動作例を示すフローチャートである。図15のステップS302及びステップS303は、図7に示した実施の形態2の動作フローと同様である。ステップS1101において、MeNB 1は、HeNB 2からCA情報要求を受信したか否かを判断する。CA情報要求を受信した場合(ステップS1101でYes)、MeNB 1は、CA情報要求に含まれるMUE 3-1に関する情報に基づいて、当該MUE 3-1に関するダウンリンクCarrier Aggregationの設定情報をCA情報として選択する(ステップS1102)。そして、ステップS302では、MeNB 1は、選択したCA情報をCA情報要求の送信元HeNB 2に送信する。一方、CA情報要求を受信しない場合(ステップS1001でNo)、MeNB 1は、再度、CA情報要求の受信を判断するステップS1101に戻る。
本実施の形態におけるCA情報の受信及び干渉回避制御に関するHeNB 2の動作例は、実施の形態4で説明した図13の動作と同様なので、説明を省略する。
本実施の形態は、実施の形態4と同様にHeNB 2のCA情報要求に応じてCA情報をHeNB 2に通知するため、MUE 3-1が近くに存在しておらずMUE 3-1に重大なダウンリンク干渉を与えないHeNB 2が不要な干渉回避制御を行うことに起因する無線容量の低下を抑えることができる。さらに、本実施の形態は、上述したように、HeNB 2から通知されるMUE情報に基づいて、HeNB 2からダウンリンク干渉を受けている可能性のあるMUE 3-1を推定し、干渉回避技術を適用すべき下りキャリアを決定する。このため、HeNB 2は、MUE 3-1のCarrier Aggregationに対して干渉を与えている可能性の高い下りキャリアに限定して干渉回避技術を適用することができる。よって、本実施の形態は、MUE 3-1に重大なダウンリンク干渉を与えない下りキャリアに対して不要な干渉回避制御を行うことに起因する無線容量の低下を抑えることができる。
<実施の形態6>
本実施の形態では、上述した実施の形態5の変形例について説明する。本実施の形態のHeNB 2は、実施の形態5と同様に、MUE 3-1に関する情報(MUE情報)を含むCA情報要求を送信する。そして、MeNB 1又は上位ネットワーク4は、MUE情報に基づいて特定されたMUE 3-1によるダウンリンク信号の測定情報に基づいて、HeNB 2に送信されるダウンリンクCarrier Aggregationの設定情報を選択する。つまり、実施の形態6のMeNB 1又は上位ネットワーク4は、HeNB 2からの情報(MUE情報)及びMUE 3-1からの情報(測定情報)を取得し、これらの情報に基づいてHeNB 2に送信されるべきCA情報決定する。
実施の形態6における、干渉回避制御手順の具体例について図16〜18を参照して説明する。図16は、実施の形態6における干渉回避制御手順の一例を示すシーケンス図である。図16のステップS101、S102、S202、S203、及びS1001は、図2、6、及び14に示したシーケンス図の対応するステップと同様である。ステップS1201では、MeNBは、CA 情報要求に含まれるMUE情報に該当するMUE 3-1に対して測定要求を送信する。測定要求を受信したMUE 3-1は、HeNB 2に関する測定、具体的にはダウンリンク干渉の測定、又はHeNB 2からのダウンリンク信号の受信電力・受信品質の測定などを実施し、測定情報をMeNB 1に送信する(ステップS1202)。MeNB 1は、MUE 3-1による測定結果に基づいて、CA情報送信の要否、CA情報を送信する場合にはこれに含めるCarrier Aggregationの設定情報を決定する(ステップS1203)。そして、MeNB 1は、決定したCarrier Aggregationの設定情報をCA情報としてHeNB 2に送信する(ステップS102)。
図17は、CA情報の送信に関するMeNB 1の動作例を示すフローチャートである。ステップS1101、S302、及びS303は、図15に示した実施の形態5の動作フローと同様である。ステップS1301では、MeNB 1は、CA情報要求に含まれるMUE情報に該当するMUE 3-1に対して測定要求を送信し、測定情報の受信を確認するステップS1302に移る。MUE 3-1から測定情報を受信した場合(ステップS1302でYes)、MeNB 1は、CA情報送信の要否、CA情報を送信する場合にはこれに含めるCarrier Aggregationの設定情報を選択する(ステップS1303)。MUE 3-1から測定情報を受信していない場合(ステップS1302でNo)、MeNB 1は、再度、測定情報の受信を確認するステップS1302に戻る。
図18は、本実施の形態におけるMUE 3-1の動作例を示すフローチャートである。ステップS1401において、MUE 3-1は、MeNB 1から測定要求を受信したか否かを判断する。測定要求を受信している場合(ステップS1401でYes)、MUE 3-1は、測定要求で指定されたHeNB 2又は下りキャリアに関する無線品質を測定する。そして、MUE 3-1は、測定結果を含む測定情報をMeNB 1に送信する(ステップS1402)。測定要求を受信していない場合(ステップS1401でNo)、MUE 3-1は、再度、測定要求の受信を判断するステップS1401に戻る。
本実施の形態におけるCA情報の受信及び干渉回避制御に関するHeNB 2の動作例は、実施の形態4で説明した図13の動作と同様なので、説明を省略する。
本実施の形態は、実施の形態4と同様にHeNB 2のCA情報要求に応じてCA情報をHeNB 2に通知するため、MUE 3-1が近くに存在しておらずMUE 3-1に重大なダウンリンク干渉を与えないHeNB 2が不要な干渉回避制御を行うことに起因する無線容量の低下を抑えることができる。また、本実施の形態は、実施の形態5と同様に、HeNB 2から通知されるMUE情報を利用するため、MUE 3-1に重大なダウンリンク干渉を与えない下りキャリアに対して不要な干渉回避制御を行うことに起因する無線容量の低下を抑えることができる。
さらに、本実施の形態は、MUE 3-1による測定結果を利用するため、HeNB 2からダウンリンク干渉を受けている下りキャリアを実施の形態5に比べて一層確実に特定することができる。このため、MUE 3-1に重大なダウンリンク干渉を与えない下りキャリアに対して不要な干渉回避制御を適用してしまうことを一層確実に防止できる。
<実施の形態7>
実施の形態1〜6で説明した具体例では、MeNB 1が主体的にCA情報の送信を行う場合について説明した。しかしながら、既に述べているように、上位ネットワーク4に配置されるノード(例えば、MME、OAMシステム等)がCA情報の送信を行ってもよい。図19に示す移動体通信システムの構成例では、上位ネットワーク4は、コアネットワーク41及び基地局管理装置42を含む。コアネットワーク41は、MME、S-GW(Serving Gateway)、及びP-GW(Packet Data Network Gateway)等のデータ転送ノード及び制御ノードを含む。管理装置42は、OAMシステムであり、基地局1及び2を管理する。
図20は、基地局管理装置42の構成例を示すブロック図である。下位装置通信部421は、コアネットワーク41を経由してMeNB 1およびHeNB 2との間で信号の送受信を行う。受信データ処理部423は、受信された上り信号を復元する。基地局選択部424は、CA情報の通知対象とするべきHeNB 2を決定し、当該HeNB 2に対してCA情報を送信する。基地局選択部424は、CA情報として送信されるCarrier Aggregationの設定情報をMeNB 1から取得してもよい。送信データ処理部422は、基地局選択制御部54からCA情報やその通知要求を受信した場合、該当の基地局(HeNB 2又はMeNB1)に対してこれを送信する。
<その他の実施の形態>
上述した実施の形態1〜7では、LTE方式をサポートする移動通信システムに関して説明した。しかしながら、これらの実施の形態の適用先は、LTE方式の移動通信システムに限定されるものではない。つまり、これらの実施の形態は、ダウンリンクCarrier Aggregationをサポートする移動局を含む移動通信システムに対して広く適用可能である。
上述した実施の形態1〜7では、高出力基地局1がマクロ基地局(i.e. MeNB)であり、低出力基地局2がホーム基地局(i.e HeNB)である場合を例に説明した。しかしながら、これらの実施の形態の適用先は、高出力基地局及び低出力基地局を含むシステムに限定されるものではない。つまり、これらの実施の形態は、ダウンリンクCarrier Aggregationをサポートし、互いのセルがオーバラップするように配置された2つの基地局を含む移動通信システムに対して広く適用可能である。
上述した実施の形態1〜7で述べた低出力基地局2は、中継局であってもよい。当該中継局は、基地局と第1の無線リンク(バックホールリンク)を接続し、移動局と第2の無線リンク(アクセスリンク)を接続し、基地局と移動局との間でデータ中継を行う。
上述した実施の形態1〜7で述べた、CA情報の送信、CA情報の受信、及びCA情報を用いた干渉回避制御に関する処理・動作は、いずれもASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)などを含む半導体処理装置を用いて実現してもよい。また、これらの処理・動作は、マイクロプロセッサ等のコンピュータにプログラムを実行させることによって実現してもよい。具体的には、図2並びに図6〜18のシーケンス図及びフローチャートを用いて説明した各装置に関するアルゴリズムのうち少なくとも1つをコンピュータに行わせるための命令群を含むプログラムを作成し、当該プログラムをコンピュータに供給すればよい。
このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
また、実施の形態1〜7は、適宜組み合わせることも可能である。さらに、上述した実施の形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
この出願は、2011年9月21に出願された日本出願特願2011−206397を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 高出力基地局
2 低出力基地局
3 移動局
4 上位ネットワーク
10 セル
11 無線通信部
12 送信データ処理部
13 受信データ処理部
14 通信部
15 基地局選択部
16 CA制御部
20 セル
21 無線通信部
22 送信データ処理部
23 受信データ処理部
24 通信部
25 干渉制御部
31 無線通信部
32 受信データ処理部
33 送信データ制御部
34 送信データ処理部
35 バッファ部
41 コアネットワーク
42 基地局管理装置
421 下位装置通信部
422 送信データ処理部
423 受信データ処理部
424 基地局選択部

Claims (65)

  1. 第1及び第2の下りキャリアを含む複数の下りキャリアを用いて通信を行う第1の基地局と、
    前記第1及び第2の下りキャリアを用いたキャリアアグリゲーションを行うことが可能な少なくとも1つの第1の移動局と、
    少なくとも1つの第2の移動局と通信を行う少なくとも1つの第2の基地局と、
    前記第1の基地局及び前記少なくとも1つの第2の基地局が接続される上位ネットワークと、
    を備え、
    前記第1の基地局又は前記上位ネットワークは、前記キャリアアグリゲーションに関するキャリアアグリゲーション情報を前記少なくとも1つの第2の基地局に通知できるよう構成されている、
    移動通信システム。
  2. 前記キャリアアグリゲーションは、前記第2の下りキャリアに対して予め対応付けられた第2の上りキャリアを使用することなく前記第2の下りキャリアを使用することを含み、
    前記キャリアアグリゲーション情報は、前記第2の下りキャリアに関する情報を含む、
    請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記少なくとも1つの第2の基地局の各々は、特定の移動局のみが接続可能なセルを運用可能である、請求項1又は2に記載の移動通信システム。
  4. 前記キャリアアグリゲーションは、前記第1及び第2の下りキャリア上で同時に受信することを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  5. 前記第1の基地局は、前記第1の下りキャリアに対して予め対応付けられた第1の上りキャリアと前記第1の下りキャリアとを組み合わせて使用することにより、前記少なくとも1つの第1の移動局との間で双方向通信を行う、請求項2に記載の移動通信システム。
  6. 前記キャリアアグリゲーションに使用される下りキャリアの数は、前記キャリアアグリゲーションに使用される上りキャリアの数より大きい、請求項1〜5のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  7. 前記第1の基地局又は前記上位ネットワークは、前記少なくとも1つの第1の移動局のうち予め定められた第1の条件を満たす移動局が行うキャリアアグリゲーションに関する情報を前記キャリアアグリゲーション情報として選択的に通知する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  8. 前記第1の条件は、前記第1の移動局の位置、前記第1の移動局と前記第2の基地局との距離、及び前記第1の移動局の下り受信が被る干渉レベルのうち少なくとも1つに関する、請求項7に記載の移動通信システム。
  9. 前記第1の条件は、前記第1の移動局と前記第2の基地局とが接近したことを含む、請求項7又は8に記載の移動通信システム。
  10. 前記第1の条件は、前記第1の移動局による前記第1及び第2の下りキャリアのうち少なくとも一方における受信が被る干渉レベルが増大したことを含む、請求項7又は8に記載の移動通信システム。
  11. 前記少なくとも1つの第1の移動局の各々は、前記第1及び第2の下りキャリアのうち少なくとも一方における受信が被る干渉レベルが増大したことに応じて、干渉検出通知を前記第1の基地局又は前記上位ネットワークに送信する、請求項10に記載の移動通信システム。
  12. 前記第1の基地局又は前記上位ネットワークは、前記少なくとも1つの第2の基地局のうち予め定められた第2の条件を満たす基地局に対して前記キャリアアグリゲーション情報を選択的に通知する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  13. 前記第2の条件は、前記キャリアグリゲーション情報の送信要求を前記第2の基地局から受信したことを含む、請求項12に記載の移動通信システム。
  14. 前記少なくとも1つの第2の基地局の各々は、前記第1の基地局又は前記上位ネットワークに前記送信要求を送信できるよう構成されている、請求項13に記載の移動通信システム。
  15. 前記送信要求は、前記少なくとも1つの第1の移動局の中から前記キャリアグリゲーション情報の送信対象とされる対象移動局を選択するための情報を含む、請求項13又は14に記載の移動通信システム。
  16. 前記対象移動局を選択するための情報は、前記第1の移動局が使用している上りキャリアの情報、および前記第2の基地局の位置情報のうち少なくとも1つを含む、請求項15に記載の移動通信システム。
  17. 前記第1の基地局又は前記上位ネットワークは、前記対象移動局が前記キャリアグリゲーションに使用している下りキャリアの情報を、前記キャリアアグリゲーション情報として、前記送信要求の送信元である第2の基地局に通知する、請求項15又は16に記載の移動通信システム。
  18. 前記少なくとも1つの第2の基地局の各々は、前記少なくとも1つの第1の移動局のいずれかと接近したことに応じて前記送信要求を送信する、請求項13〜17のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  19. 前記少なくとも1つの第2の基地局の各々は、自身が使用する上りキャリアに対する干渉レベルが増大したことに応じて、又は前記第1の移動局から送信される上りリファレンス信号の受信レベルが増大したことに応じて、前記送信要求を送信する、請求項13〜18のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  20. 前記第2の条件は、前記第1の移動局と前記第2の基地局とが接近したことを含む、請求項12に記載の移動通信システム。
  21. 前記少なくとも1つの第1の移動局の各々は、前記第1及び第2の下りキャリアのうち少なくとも一方における受信が周辺基地局から干渉を受けていることを示す干渉検出通知を送信できるよう構成され、
    前記第2の条件は、前記干渉検出通知が前記第1の基地局又は前記上位ネットワークにより受信されたことを含む、
    請求項12に記載の移動通信システム。
  22. 前記干渉検出通知は、前記少なくとも1つの第2の基地局の中から前記キャリアグリゲーション情報の供給対象とされる対象基地局を選択するための情報を含む、請求項21に記載の移動通信システム。
  23. 前記対象基地局を選択するための情報は、前記第1の移動局が干渉を受けている下りキャリアの情報、および前記第1の移動局の位置情報のうち少なくとも1つを含む、請求項22に記載の移動通信システム。
  24. 前記第1の基地局又は前記上位ネットワークは、前記少なくとも1つの第2の基地局のうち前記第2の下りキャリアを使用する基地局に対して前記キャリアアグリゲーション情報を選択的に通知する、請求項2に記載の移動通信システム。
  25. 前記キャリアアグリゲーション情報は、(i) 前記少なくとも1つの第1の移動局によって前記キャリアグリゲーションに実際に使用されているキャリア、(ii)予め決定された前記第1及び第2のキャリアの組み合わせ、及び (iii)前記キャリアアグリゲーションに使用される可能性の高いキャリア、のうち少なくとも1つに関する情報を含む、請求項1〜24のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  26. 前記少なくとも1つの第2の基地局の各々は、前記キャリアアグリゲーション情報に基づいて自身が使用する下りキャリアに関する無線パラメータの調整が可能である場合に第1の応答を前記第1の基地局又は前記上位ネットワークに送信し、前記無線パラメータの調整が不可能な場合に第2の応答を前記第1の基地局又は前記上位ネットワークに送信する、請求項1〜25のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  27. 前記少なくとも1つの第2の基地局の各々は、前記キャリアアグリゲーション情報に基づいて自身が使用する下りキャリアに関する無線パラメータの調整を行う、請求項1〜25のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  28. 前記無線パラメータの調整は、下りキャリアの送信電力の調整、下りキャリアの時分割、及び下りキャリアの周波数分割のうち少なくとも1つを含む、請求項26又は27に記載の移動通信システム。
  29. 前記キャリアアグリゲーション情報は、前記第2の基地局が使用する下りキャリアと前記キャリアアグリゲーションに使用される下りキャリアとの間の干渉の回避のために用いられる、請求項1〜28のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  30. 第1及び第2の下りキャリアを含む複数の下りキャリアを送信可能であり、前記第1及び第2の下りキャリアを用いたキャリアアグリゲーションを行うことが可能な少なくとも1つの第1の移動局との間で無線通信を行うことが可能な無線通信手段と、
    前記キャリアアグリゲーションに関するキャリアアグリゲーション情報を少なくとも1つの第2の基地局に通知できるよう構成された制御手段と、
    を備える、第1の基地局。
  31. 前記キャリアアグリゲーションは、前記第2の下りキャリアに対して予め対応付けられた第2の上りキャリアを使用することなく前記第2の下りキャリアを使用することを含み、
    前記キャリアアグリゲーション情報は、前記第2の下りキャリアに関する情報を含む、
    請求項30に記載の第1の基地局。
  32. 前記キャリアアグリゲーションは、前記第1及び第2の下りキャリア上で同時に受信することを含む、請求項30又は31に記載の第1の基地局。
  33. 前記無線通信手段は、前記第1の下りキャリアに対して予め対応付けられた第1の上りキャリアと前記第1の下りキャリアとを組み合わせて使用することにより、前記少なくとも1つの第1の移動局との間で双方向通信を行う、請求項31に記載の第1の基地局。
  34. 前記制御手段は、前記少なくとも1つの第1の移動局のうち予め定められた第1の条件を満たす移動局が行うキャリアアグリゲーションに関する情報を前記キャリアアグリゲーション情報として選択的に通知する、請求項30〜33のいずれか1項に記載の第1の基地局。
  35. 前記第1の条件は、前記第1の移動局の位置、前記第1の移動局と前記第2の基地局との距離、及び前記第1の移動局の下り受信が被る干渉レベルのうち少なくとも1つに関する、請求項34に記載の第1の基地局。
  36. 前記第1の条件は、前記第1の移動局と前記第2の基地局とが接近したことを含む、請求項34又は35に記載の第1の基地局。
  37. 前記第1の条件は、前記第1の移動局による前記第1及び第2の下りキャリアのうち少なくとも一方における受信が被る干渉レベルが増大したことを含む、請求項34又は35に記載の第1の基地局。
  38. 前記制御手段は、前記少なくとも1つの第2の基地局のうち予め定められた第2の条件を満たす基地局に対して前記キャリアアグリゲーション情報を選択的に通知する、請求項30〜37のいずれか1項に記載の第1の基地局。
  39. 前記第2の条件は、前記キャリアグリゲーション情報の送信要求を前記第2の基地局から受信したことを含む、請求項38に記載の第1の基地局。
  40. 前記送信要求は、前記少なくとも1つの第1の移動局の中から前記キャリアグリゲーション情報の送信対象とされる対象移動局を選択するための情報を含む、請求項39に記載の第1の基地局。
  41. 前記対象移動局を選択するための情報は、前記第1の移動局が使用している上りキャリアの情報、および前記第2の基地局の位置情報のうち少なくとも1つを含む、請求項40に記載の第1の基地局。
  42. 前記制御手段は、前記対象移動局が前記キャリアグリゲーションに使用している下りキャリアの情報を、前記キャリアアグリゲーション情報として、前記送信要求の送信元である第2の基地局に通知する、請求項40又は41に記載の第1の基地局。
  43. 前記第2の条件は、前記第1の移動局と前記第2の基地局とが接近したことを含む、請求項38に記載の第1の基地局。
  44. 前記少なくとも1つの第1の移動局の各々は、前記第1及び第2の下りキャリアのうち少なくとも一方における受信が周辺基地局から干渉を受けていることを示す干渉検出通知を送信できるよう構成され、
    前記第2の条件は、前記干渉検出通知が前記第1の基地局により受信されたことを含む、
    請求項38に記載の第1の基地局。
  45. 前記干渉検出通知は、前記少なくとも1つの第2の基地局の中から前記キャリアグリゲーション情報の供給対象とされる対象基地局を選択するための情報を含む、請求項44に記載の第1の基地局。
  46. 前記対象基地局を選択するための情報は、前記第1の移動局が干渉を受けている下りキャリアの情報、および前記第1の移動局の位置情報のうち少なくとも1つを含む、請求項45に記載の第1の基地局。
  47. 前記制御手段は、前記少なくとも1つの第2の基地局のうち前記第2の下りキャリアを使用する基地局に対して前記キャリアアグリゲーション情報を選択的に通知する、請求項30に記載の第1の基地局。
  48. 前記キャリアアグリゲーション情報は、(i) 前記少なくとも1つの第1の移動局によって前記キャリアグリゲーションに実際に使用されているキャリア、(ii)予め決定された前記第1及び第2のキャリアの組み合わせ、及び (iii)前記キャリアアグリゲーションに使用される可能性の高いキャリア、のうち少なくとも1つに関する情報を含む、請求項30〜47のいずれか1項に記載の第1の基地局。
  49. 前記キャリアアグリゲーション情報は、前記第2の基地局が使用する下りキャリアと前記キャリアアグリゲーションに使用される下りキャリアとの間の干渉の回避のために用いられる、請求項30〜48のいずれか1項に記載の第1の基地局。
  50. 第1の基地局及び前記第1の基地局に接続される上位ネットワークを含む移動通信システムで使用される第2の基地局であって、
    前記第1の基地局は、第1及び第2の下りキャリアを含む複数の下りキャリアを送信可能であり、前記第1及び第2の下りキャリアを用いたキャリアアグリゲーションを行うことが可能な少なくとも1つの第1の移動局との間で無線通信を行うことが可能であり、
    前記第2の基地局は、
    少なくとも1つの第2の移動局と通信を行う無線通信手段と
    前記第1の基地局又は前記上位ネットワークから通知される前記キャリアアグリゲーションに関するキャリアアグリゲーション情報を受信する制御手段と、
    を備える、第2の基地局。
  51. 前記キャリアアグリゲーションは、前記第2の下りキャリアに対して予め対応付けられた第2の上りキャリアを使用することなく前記第2の下りキャリアを使用することを含み、
    前記キャリアアグリゲーション情報は、前記第2の下りキャリアに関する情報を含む、
    請求項50に記載の第2の基地局。
  52. 前記無線通信手段は、特定の移動局のみが接続可能なセルを運用可能である、請求項50又は51に記載の第2の基地局。
  53. 前記キャリアアグリゲーションは、前記第1及び第2の下りキャリア上で同時に受信することを含む、請求項50〜52のいずれか1項に記載の第2の基地局。
  54. 前記制御手段は、前記キャリアグリゲーション情報の送信要求を前記第1の基地局又は前記上位ネットワークに送信できるよう構成されている、請求項50〜52のいずれか1項に記載の第2の基地局。
  55. 前記送信要求は、前記少なくとも1つの第1の移動局の中から前記キャリアグリゲーション情報の送信対象とされる対象移動局を選択するための情報を含む、請求項54に記載の第2の基地局。
  56. 前記対象移動局を選択するための情報は、前記第1の移動局が使用している上りキャリアの情報、および前記第2の基地局の位置情報のうち少なくとも1つを含む、請求項55に記載の第2の基地局。
  57. 前記制御手段は、前記少なくとも1つの第1の移動局のいずれかと接近したことに応じて前記送信要求を送信する、請求項54〜56のいずれか1項に記載の第2の基地局。
  58. 前記制御手段は、前記無線通信手段が使用する上りキャリアに対する干渉レベルが増大したことに応じて、又は前記第1の移動局から送信される上りリファレンス信号の受信レベルが増大したことに応じて、前記送信要求を送信する、請求項54〜57のいずれか1項に記載の第2の基地局。
  59. 前記制御手段は、前記キャリアアグリゲーション情報に基づいて、前記無線通信手段が使用する下りキャリアに関する無線パラメータを調整する、請求項50〜58のいずれか1項に記載の第2の基地局。
  60. 前記無線パラメータの調整は、下りキャリアの送信電力の調整、下りキャリアの時分割、及び下りキャリアの周波数分割のうち少なくとも1つを含む、請求項59に記載の第2の基地局。
  61. 第1及び第2の基地局、並びに前記第1及び第2の基地局に接続される上位ネットワークを含む移動通信システムで使用される移動局であって、
    前記第1の基地局は、第1及び第2の下りキャリアを含む複数の下りキャリアを送信可能であり、前記第1及び第2の下りキャリアを用いたキャリアアグリゲーションによる通信を可能に構成され、
    前記第1の基地局又は前記上位ネットワークは、前記キャリアアグリゲーションに関するキャリアアグリゲーション情報を前記第2の基地局に通知可能に構成され、
    前記移動局は、前記第1の基地局との間で前記キャリアアグリゲーションを行うことが可能な無線通信手段を備える、移動局。
  62. 前記第1及び第2の下りキャリアのうち少なくとも一方における受信が被る干渉レベルが増大したことに応じて、干渉検出通知を前記第1の基地局又は前記上位ネットワークに送信する制御手段をさらに備える、請求項61に記載の移動局。
  63. 第1及び第2の下りキャリアを含む複数の下りキャリアを送信可能であり、前記第1及び第2の下りキャリアを用いたキャリアアグリゲーションを行うことが可能な少なくとも1つの第1の移動局との間で無線通信を行うことが可能な第1の基地局の制御方法であって、
    前記キャリアアグリゲーションに関するキャリアアグリゲーション情報を少なくとも1つの第2の基地局に通知することを備える、
    制御方法。
  64. 前記キャリアアグリゲーションは、前記第2の下りキャリアに対して予め対応付けられた第2の上りキャリアを使用することなく前記第2の下りキャリアを使用することを含み、
    前記キャリアアグリゲーション情報は、前記第2の下りキャリアに関する情報を含む、
    請求項63に記載の制御方法。
  65. 第1及び第2の下りキャリアを含む複数の下りキャリアを送信可能であり、前記第1及び第2の下りキャリアを用いたキャリアアグリゲーションを行うことが可能な少なくとも1つの第1の移動局との間で無線通信を行うことが可能な第1の基地局の制御方法をコンピュータに行わせるためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
    前記制御方法は、前記キャリアアグリゲーションに関するキャリアアグリゲーション情報を少なくとも1つの第2の基地局に通知することを備える、
    非一時的なコンピュータ可読媒体。
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