JPWO2013035451A1 - 通信装置、通信状態検出方法、および通信状態検出プログラム - Google Patents

通信装置、通信状態検出方法、および通信状態検出プログラム Download PDF

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Abstract

一定の過去におけるパケット間隔(順次受信されるパケットの時間差)を算出し、算出したパケット間隔の累積分布関数を求める。一方、累積分布関数の値の範囲においてフローの終了(タイムアウト)とみなすべき累積分布関数の境界値であるフロー終了対応関数値を記憶しておく。上記のように求めた累積分布関数から、フロー終了対応関数値と一致する累積分布関数の値に対応付けられたパケット間隔の値を閾値として設定する。つまり、過去のパケット間隔に基づいて閾値を動的に設定する。そして、最後のパケットの受信時刻から現在時刻までのパケット停止期間を測定し、この測定値が閾値以上となったタイミングでフローがタイムアウトしたものとして検出する。

Description

本発明は、ネットワークなどの通信網を経由してデータを送受信する通信装置と、通信状態として通信終了を検出する通信状態検出方法、および通信状態検出プログラムに関する。
ルータ、スイッチやアクセスポイントなどのようにデータ転送制御を行うデータ通信装置は、一般的に、データ通信時だけではなく、データ通信が実行されていないときも含めて常時稼働している状態で運用される。
このような運用では、通信が実行されていない状態においても電力が消費されており、この点で無駄な電力消費が生じているといえる。そこで、通信が実行されていないときにはデータ通信装置がスリープ状態となるように制御すれば、消費電力が削減できることになる。
通信が実行されていない期間に応じてスリープ状態を適切に設定するには、データ通信が終了したタイミングを正確に検出する必要がある。ネットワーク経由での通信プロトコルにはTCP(Transmission Control Protocol)が広く採用されているが、TCPにおいては、通信を終了させようとする通信端末装置は、TCPヘッダに含まれるFINフラグまたはRSTフラグをオンとすべきことが規定されている。したがって、受信したパケットに含まれる上記FINフラグまたはRSTフラグがオンであるか否かを検出することにより、データ通信の終了タイミングを検出することが可能である。
しかし、ベストエフォート型のネットワークにおいては、通信回線の切断や通信経路障害、あるいは、通信装置の電源遮断などが不意に発生して、通信のトランザクションが終了しないうちに強制的に通信が終了してしまう可能性がある。この場合、FINフラグまたはRSTフラグがオフのまま通信が終了することになるため、通信終了タイミングを検出できないという問題が生じる。
そこで、前回フレームが取得されてから所定時間が経過しても次のフレームが取得されない場合にタイムアウトであると判定するようにした構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。この構成であれば、何らかの原因でFINフラグまたはRSTフラグがオフの状態のまま通信が終了してしまったとしても、通信終了タイミングの検出に相当する結果を得ることができる。
特開2008−197910号公報
しかし、特許文献1に記載の構成では、タイムアウト判定に用いる所定時間について適切に設定することが難しい。具体例として、例えば1秒程度による比較的短めの所定時間を設定した場合、この程度の時間長による通信停止状態は正常なパケット通信の状況において発生する確率が高い。したがって、本来は正常な通信であるのに係わらず、偶発的に発生した1秒以上の通信停止状態を通信終了タイミングであると検出してしまうという誤動作が生じやすくなる。
これに対して、例えば600秒程度のように相当に長い所定時間を設定した場合には、強制的に通信の終了を高い確率で検出することはできる。しかし、600秒という相当に長時間を経なければ検出結果が得られないために、通信終了の検出処理の開始タイミングが著しく遅延してしまうという問題を生じる。
そこで本発明は、上述の課題を解決することのできる通信装置、通信状態検出方法、プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、本発明の一態様における通信装置は、過去において受信された複数のパケットにおける前後のパケットの受信時刻の差分であるパケット間隔に基づいて閾値を設定する閾値設定部と、最後にパケットが受信された時刻から現時刻までのパケット停止期間と上記閾値とを比較することによりフロー終了するか否かについて検出するタイムアウト検出部とを備える。
また、本発明の一態様における通信状態検出方法は、過去において受信された複数のパケットにおける前後のパケットの受信時刻の差分であるパケット間隔に基づいて閾値を設定する閾値設定ステップと、最後にパケットが受信された時刻から現時刻までのパケット停止期間と上記閾値とを比較することによりフロー終了か否かについて検出するタイムアウト検出ステップとを備える。
また、本発明の一態様における通信状態検出プログラムは、コンピュータを、過去において受信された複数のパケットにおける前後のパケットの受信時刻の差分であるパケット間隔に基づいて閾値を設定する閾値設定部、最後にパケットが受信された時刻から現時刻までのパケット停止期間と上記閾値とを比較することによりフロー終了か否かについて検出するタイムアウト検出部として機能させる。
本発明における通信状態検出によれば、データ通信のタイムアウト判定のための所定時間を適切に設定されることとなり、これにより、データ通信終了タイミング検出の的確性を向上することができる。
本発明の一実施形態のデータ転送装置を含む通信システムを示すブロック図である。 本実施形態のデータ転送装置の構成例を示すブロック図である。 本実施形態におけるデータ転送装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態のフローデータベースの構造例を示す表である。 本発明の一実施形態のパケットの受信タイミング例を示すタイミングチャートである。 算出したパケット間隔について求められた出現頻度分布の一具体例を示すグラフである。 図6に示される出現頻度分布に基づいて求められたパケット間隔の累積分布関数を示すグラフである。 図7に示される出現頻度分布の一部を数値化して示す表である。 本実施形態におけるスリープ制御とフロータイミングとの関係を示すタイミングチャートである。 本実施形態におけるFINフラグまたはRSTフラグの検出に基づくスリープ制御のための処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態におけるタイムアウト検出に基づくスリープ制御のための処理手順例を示すフローチャートである。
[通信システムの構成例]
図1は、本発明の実施形態の通信装置としてのデータ転送装置100を含む通信システムの構成例を示している。この図に示すデータ転送装置100は、例えばLAN(LocalArea Network)などを経由して通信端末装置200と接続される。また、例えばインターネットとしての基幹ネットワーク400を経由して通信端末装置300と接続される。そして、データ転送装置100は、通信端末装置200と通信端末装置300との間で送受信されるパケットのデータを中継する。つまり、通信端末装置200から送信される通信パケットを基幹ネットワーク400を経由して通信端末装置300に転送する。また、通信端末装置300から基幹ネットワーク400を経由して送信されるパケットを通信端末装置200に転送する。
[データ転送装置の構成例]
図2は、データ転送装置100の構成例を示している。この図に示すデータ転送装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、記憶部103、通信部104および電源部105を備える。これらの部位は、データバス106を介して接続されている。
CPU101は、記憶部103に記憶されるプログラムを実行することにより、データ転送装置100としての所定の機能を実現する。
RAM102は、主記憶装置として機能するもので、CPU101が実行すべきプログラムが記憶部103から読み出されて展開される。また、RAM102は、CPU101が演算処理を実行する際の作業領域として使用される。
記憶部103は、補助記憶装置として機能するもので、CPU101により実行されるプログラムや各種データを格納する。なお、この記憶部103には、例えばハードディスクやフラッシュメモリなどの半導体記憶装置を採用することができる。
通信部104は、LANや基幹ネットワーク400などの伝送路を経由して他の通信端末装置と通信を行う。本実施形態では、上記LANや基幹ネットワーク400に通信端末装置200や通信端末装置300が接続されており、これにより、通信部104は、通信端末装置200および通信端末装置300とそれぞれ通信を行うことができる。
電源部105は、商用交流電源またはバッテリから供給される電力を、直流による所定値の電源電圧に変換し、同図に示す各部に対応するチップやボードなどに対して供給する。また、電源部105は、CPU101によるスリープ制御に応じて、所定部位に供給すべき電源電圧の停止や電圧値の変更などを実行することで、スリープ状態を設定する。
[データ転送装置の機能構成例]
図3は、データ転送装置100のCPU101がプログラムを実行することにより実現されるスリープ制御のための機能構成例を示している。また、図3においては、記憶部103が記憶するデータのうち、スリープ制御に対応するデータとして、フローデータベース130およびフロー終了対応関数値132が示される。
また、図3においては、通信部104の構成が示される。通信部104は通信制御部141a、141bおよびパケット転送部142を備える。通信制御部141aおよび141bは、ルーティングなどの通信制御を実行する。ここでは、通信制御部141aに対してLANの伝送路経由で通信端末装置200が接続され、通信制御部141bに対して、基幹ネットワーク400経由で通信端末装置300が接続されているものとする。パケット転送部142は、例えば通信端末装置間のデータ転送にあたり、輻輳制御などの所定の制御を実行する。
上記構成の通信部104において、通信端末装置200から送信されたパケットは、通信制御部141aにて受信され、パケット転送部142に出力される。パケット転送部142は、通信制御部141aから入力されたパケットについて輻輳制御などを行い、所定タイミングで通信制御部141bに出力する。通信制御部141bは、パケット転送部142から入力されたパケットを通信端末装置300に送信するための経路を決定し、この経路に対してパケットを送出する。
また、逆に、通信端末装置300から送出されたパケットは、通信制御部141bからパケット転送部142に入力される。パケット転送部142は入力されたパケットについて輻輳制御などを行ったうえで、所定タイミングで通信制御部141aに出力する。通信制御部141aは、パケット転送部142から入力されたパケットを通信端末装置200に送信するための経路を決定し、この経路に対してパケットを送出する。
図3には、CPU101により実現されるスリープ制御に関連する機能部として、フロー情報抽出部111、フローデータベース管理部112、フラグ検出部113、閾値設定部120、タイムアウト検出部114およびスリープ制御部115が示される。
フロー情報抽出部111は、パケット転送部142に入力されたパケットごとにフロー情報を抽出する。
ここで、フローとは、複数の同じ通信端末装置の間で送受信され、かつ、同じアプリケーションが処理するデータを格納するパケット群の単位をいう。そして、フロー情報は、パケットにおけるヘッダ(IPヘッダおよびTCPヘッダ)のフィールドに格納される情報のうち、フローを一意に特定するのに必要となる情報群であり、具体的には、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、プロトコル番号、送信元ポート番号および宛先ポート番号となる。
送信元IPアドレスは、IP(Internet Protocol)ヘッダに格納される情報であり、パケットの送信元である通信端末装置のIPアドレスを示す。宛先IPアドレスは、IPヘッダに格納される情報であり、パケットの宛先である通信端末装置のIPアドレスを示す。プロトコル番号は、IPヘッダに格納される情報であり、トランスポート層で規定されるネットワークプロトコルの種類を示す番号である。
送信元ポート番号は、TCP(Transmission Control Protocol)ヘッダに格納される情報であり、送信元の通信端末装置においてパケット送出のための処理を行ったアプリケーションを示す番号である。宛先ポート番号は、TCPヘッダに格納される情報であり、パケットの宛先として指定するアプリケーションを示す番号である。これらの情報により、パケットのフローが特定される。つまり、パケットを送受信する通信端末装置とアプリケーションとが特定される。
フローデータベース管理部112は、フローデータベース130を管理する。具体的には、パケット転送部142が受信したパケットごとに対応してエントリを生成してフローデータベース130に登録し、タイムアウト検出部114によりタイムアウトであると検出されたフローに該当するパケットのエントリをフローデータベース130から削除する。
なお、エントリは、パケット転送部142が入力したパケットごとに対応してフロー情報抽出部111が抽出したフロー情報に受信時刻を対応付けて生成する。受信時刻は、対応のパケットが受信された時刻、つまり、パケット転送部142に入力された時刻を示す。
図4は、フローデータベース130の構造例を示している。この図に示すように、フローデータベース130のエントリ131は、受信したパケットごとの送信元IPアドレス131a、宛先IPアドレス131b、プロトコル番号131c、送信元ポート番号131d、宛先ポート番号131eおよび受信時刻131fが対応付けられた構造を有する。
したがって、フローデータベース130を参照すれば、過去に受信したパケットがどのフローに該当するものであるのかを特定できることになる。
説明を図3に戻す。フラグ検出部113は、受信したパケットに格納されるフローの終了を示すフラグに基づいてフロー終了か否かを検出する。具体的に、フラグ検出部113は、パケット転送部142が取得したパケットごとに、そのパケットにおけるTCPヘッダに含まれるFINフラグがオンにセットされているか否かについて検出する。また、TCPヘッダに含まれるRSTフラグがオンにセットされているか否かについて検出する。
FINフラグはTCPヘッダの所定位置に配置される1ビットのフィールドである。FINフラグがオンにセットされているパケットは、以降において受信すべきパケットがないことを示す。つまりフロー終了を示す。
RSTフラグはTCPヘッダの所定位置に配置される1ビットのフィールドであり、TCP接続を中断または拒否する場合にセットされる。RSTフラグがオンにセットされたパケットを受信したノードは、接続要求が拒否されたとみなし、現在のTCP接続を破棄または強制終了すべきとされている。したがって、RSTフラグがオンにセットされている場合もフローの終了を示すことになる。
すなわち、フラグ検出部113は、FINフラグとRSTフラグの少なくともいずれかについてオンがセットされていることを検出することによって、フロー終了の発生を検出する。
閾値設定部120は、記憶部103に記憶されるフローデータベース130に格納される情報とフロー終了対応関数値132の情報に基づいて、タイムアウト検出部114がフロー停止期間についてのタイムアウト検出を行う際に利用する閾値を動的に設定する。なお、図3に示される閾値設定部120内の機能部と、当該閾値設定部120内の機能部による閾値設定処理については後述する。
タイムアウト検出部114は、フローのタイムアウト、つまり、フローの停止期間が一定以上になったことを検出することにより、フロー終了を検出する。このために、タイムアウト検出部114は、フローデータベース130から、受信済みのパケットのうちの最後のパケットに対応するエントリ131の受信時刻131fを取得する。そして、この取得した受信時刻から現在時刻までの期間(パケット停止期間)の時間長を計測する。そして、このパケット停止期間の計測値と閾値設定部120により設定された閾値とを比較し、パケット停止期間が閾値以上となったタイミングで、フローのタイムアウトが発生したものとして検出する。
このようにタイムアウトが検出された場合には、例えば、FINフラグまたはRSTフラグについてオンがセットされてはいないが、何らかの障害によって強制的にフローの通信が終了したことを意味する。
これまでの説明から理解されるように、本実施形態におけるデータ転送装置100は、通信パケットのTCPヘッダに格納されるFINフラグまたはRSTフラグの値に基づいてフロー終了を検出するようにしている。また、これと並行して、フローのタイムアウトを検出することによっても、フローの通信終了を検出するようにしている。
スリープ制御部115は、フロー終了が検出されるのに応じて、フローが停止している期間内においてスリープ状態を設定する。このために、スリープ制御部115は、まず、フローの通信終了が検出されたタイミングでスリープ状態を設定すべきか否かについての判定を行う。つまり、スリープ制御部115は、フラグ検出部113によりFINフラグまたはRSTフラグがオンにセットされていることが検出されるのに応じて、スリープ状態設定可否の判定を行う。また、スリープ制御部115は、タイムアウト検出部114によりタイムアウトの発生が検出されるのに応じて、スリープ状態設定をすべきか否かの判定を行う。
そして、スリープ状態を設定すべきと判定した場合に、フローの通信が停止しているフロー停止期間においてスリープ状態が設定されるように電源部105を制御する。
電源部105は、スリープ制御部115の制御に応じて、CPU101やRAM102などをはじめとする所定部位に対する電源電圧の供給を停止させてスリープ状態を設定する。また、スリープ状態を設定するにあたり、電源電圧の電圧値を起動時よりも低い所定値とすべきときには、電源電圧をスリープ状態に応じた所定値に変更することも行う。
[閾値設定部による閾値設定例]
続いて、閾値設定部120によるタイムアウト検出のための閾値の設定例について説明する。まず、図3における閾値設定部120内の機能構成例について説明する。図3において、閾値設定部120は、パケット間隔算出部121、累積分布関数演算部122および閾値対応パケット間隔取得部123を備える。
パケット間隔算出部121は、フローデータベース130に格納されるエントリ131の情報を利用して、過去において受信されたフローごとに該当する複数のパケットにおけるパケット間隔を算出する。
図5により、パケット間隔算出部121によるパケット間隔の具体的手法例について説明する。図5には、時間経過に応じてパケット転送部142で受信されるパケットPktが示されている。パケット間隔算出部121が算出すべきパケット間隔Tpは、同じフローにおいて、1つのパケットPktが受信された時点から、次のパケットPktの受信が開始された時点までの期間となる。
そして、パケット間隔算出部121は、このパケット間隔Tpを算出するために、フローデータベース130を利用する。つまり、エントリ131が示す受信時刻131fの順にしたがって、1つの受信時刻131fと次のパケットの受信時刻131fの時間差を求める。このように求められる時間差が、すなわち、パケット間隔Tpとなる。
図5に、模式的に示されるように、パケットPktが到来するタイミングは一定ではない。したがって、上記のように求められるパケット間隔Tpも一定ではない。そのうえで、パケット間隔算出部121は、フローが継続しているとされるフロー継続期間Tctnだけではなく、フローの通信が停止されるフロー停止期間Tstpにおいてもパケット間隔Tpを測定する。つまり、図5におけるフロー継続期間Tctnにおける最後のパケットPktが受信される時刻t1から、フロー停止期間Tstpが終了して次のフロー継続期間Tctnの最初のパケットPktが受信される時刻t2までの期間も、パケット間隔Tpとして測定する。このように、パケット間隔算出部121は、過去における多数の受信パケットにおけるパケット間隔Tpを算出する。
累積分布関数演算部122は、上記のように算出されたパケット間隔Tpの出現確率を累積分布関数により求める。このために、累積分布関数演算部122は、例えばパケット間隔算出部121により算出されたパケット間隔Tpの出現頻度についての度数分布を求める。
図6は、累積分布関数演算部122により求められた度数分布の例を示したヒストグラムである。この図に示すヒストグラムは、横軸の階級としてパケット間隔をとり、縦軸の度数として出現回数をとっている。
次に、累積分布関数演算部122は、上記のように求めたパケット間隔Tpの出現頻度に関する度数分布に基づき、パケット間隔Tpの出現確率を累積分布関数により求める。
図7は、図6に示した度数分布について求められた累積分布関数をグラフ化して示している。このグラフにおいては、横軸がパケット間隔Tpを示し、縦軸が累積分布関数の値を示す。図8は、図7に示した累積分布関数をテーブル化して示している。このように、累積分布関数演算部122は、パケット間隔算出部121により算出されたパケット間隔Tpごとに対応して累積分布関数の値を取得する。
閾値対応パケット間隔取得部123は、図7および図8に例示したパケット間隔Tpの累積分布関数と、フロー終了対応関数値132に基づいて、閾値としてのパケット間隔Tpの値を取得する。フロー終了対応関数値132は、0から1の累積分布関数の値の範囲において、フローの通信終了(タイムアウト)とみなすべき累積分布関数の境界値を示す。そして、閾値対応パケット間隔取得部123は、フロー終了対応関数値132として示される値に一致する累積分布関数の値に対応付けられたパケット間隔Tpの値を取得し、当該取得したパケット間隔Tpを閾値として設定する。
閾値対応パケット間隔取得部123による閾値対応のパケット間隔Tp取得の具体例について、再度、図8を参照して説明する。ここでの説明にあたり、フロー終了対応関数値132は、「0.99(99%)」と設定されていることを想定する。この値は、累積分布関数の0%から99%未満の範囲に対応するパケット間隔Tpについてはタイムアウトと検出せず、99%以上に対応するパケット間隔Tpをタイムアウトとして検出させるようにすることを意図して設定されたものである。
図8において、フロー終了対応関数値132が示す「0.99」の累積分布関数の値は、矢印Aにより示すように、累積分布関数「0.9899」と、累積分布関数「0.9901」の境界に対応することになる。
そこで、この場合の閾値対応パケット間隔取得部123は、「0.99」のフロー終了対応関数値132に一致する値として、累積分布関数「0.9901」を採用する。この累積分布関数「0.9901」にはパケット間隔Tpは70(秒)が対応付けられている。そこで、閾値対応パケット間隔取得部123は、このパケット間隔Tp=70(秒)を閾値として特定する。
これに応じて、タイムアウト検出部114は、測定中のパケット停止期間と70秒の閾値と比較し、パケット停止期間が70秒以上となるのに応じてタイムアウトが発生したものとして検出することになる。
次に、スリープ制御部115によるスリープ制御の一例について、図9を参照して説明する。図9において、フロー継続期間Tctnは、或る1つのフローが継続している期間である。このフロー継続期間Tctnにおいては、図示するように、そのフローに該当するパケットPktが順次伝送される。フロー継続期間Tctnにおける最後のパケットPktの受信が終了した時刻tendがフロー終了のタイミングとなる。このフロー継続期間Tctnが強制終了されたのではなく正常に終了したものであると仮定すれば、フロー継続期間Tctnにおける最後のパケットPkt内のFINフラグまたはRSTフラグがオンを示していることになる。
そして、このフロー継続期間Tctnが終了して、次のフロー継続期間Tctnが再開されるまでの時刻tendから時刻tstaまでの期間が、フローの通信が停止されるフロー停止期間Tstpとされる。フラグ検出部113またはタイムアウト検出部114によりフローの終了に対応する検出結果が得られた時点では、フロー停止期間Tstpが実質的に開始されているものであり、スリープ制御部115は、このフロー停止期間Tstpにおいてスリープ状態を設定する。
ここで、スリープ制御部115により、フロー停止期間Tstpが到来するごとにスリープ状態を設定するように動作させることも可能である。しかし、フロー停止期間Tstpにおいてスリープ状態を設定した場合には、次フローが開始される時刻tstaに至る前のタイミングでスリープ状態を解除して起動状態とする必要がある。このため、図9に示すように、フロー停止期間Tstpは、スリープ状態を設定可能なスリープ対象期間Tslpと、これに続く起動期間Tuにより形成されることになる。起動期間Tuは、スリープ状態を解除してデータ転送装置100の起動を開始させてから通信が可能となるまでの期間である。
ここで、上記起動期間Tuは一定であり、装置によって異なる。一般的には数十ミリ秒から数秒程度の比較的長い時間が必要とされる。
起動期間Tuにおいてスリープ状態から稼働状態に遷移する起動状態のときの電力Puは、スリープ状態時の電力Piよりも大きい。このため、フローの受信頻度が比較的高いことによりフロー停止期間Tstpも短くなるような状況では、起動期間Tuの比率が多くなり消費電力の削減効果が低くなるという状態が生じ得る。
そこで、本実施形態のスリープ制御部115は、スリープ制御に際して、以下のようにスリープ状態を設定すべきか否かについて判定する。つまり、スリープ制御部115は、今回のフロー停止期間Tstpの時間長のもとでのスリープ状態を設定した場合の消費電力と設定しない場合の消費電力を比較する。そして、スリープ状態を設定した場合の消費電力のほうが小さければスリープ状態を設定すべきと判定し、大きければスリープ状態を設定しないと判定する。
具体的に、スリープ制御部115は、以下の条件式が成立した場合にスリープ状態を設定すべきと判定すればよい。
{(Tstp−Tu)×Ps+Tu×Pu}<{(Tstp×Pi}
図9から理解されるように、上記条件式の左辺は、スリープ対象期間Tslpにおいてスリープ状態を設定した場合のフロー停止期間Tstpの消費電力を示す。右辺は、スリープ対象期間Tslpにおいてスリープ状態を設定しない場合のフロー停止期間Tstpの消費電力を示している。
なお、上記条件式において、稼働状態の空転時における電力Pi、起動状態時の電力Pu、スリープ状態時の電力Psは、それぞれ、データ転送装置100の仕様によって決まる既知の値である。また、フロー停止期間Tstpについては、例えば過去において測定したフロー継続期間Tctnが終了してから次のフロー継続期間Tctnが開始されるまでの時間長の平均値や確率分布などにより予測することができる。そして、起動期間Tuについては、データ転送装置100の仕様によって決まる既知の値である。
[処理手順例]
図10のフローチャートは、データ転送装置100がFINフラグまたはRSTフラグの状態に基づいて実行するスリープ制御のための処理手順例を示している。この図に示す処理は、図3に示したCPU101における機能部のいずれかが適宜実行するものとしてみることができる。
まず、フロー情報抽出部111は、パケット転送部142が取得したパケットから、前述のフロー情報を抽出する(ステップS101)。フローデータベース管理部112は、抽出されたフロー情報と受信時刻とによりエントリ131を形成し、このエントリ131をフローデータベース130に登録する(ステップS102)。
次に、フラグ検出部113は、上記ステップS101によりフロー情報を抽出したパケットについて、そのFINフラグがオンにセットされているか否かについて検出する(ステップS103)。
FINフラグがオンにセットされていないことを検出した場合(ステップS103−NO)、フラグ検出部113は、上記ステップS101によりフロー情報を抽出したパケットについて、そのRSTフラグがオンにセットされているか否かについて検出する(ステップS104)。
RSTフラグがオンにセットされていないと判定した場合(ステップS104−NO)、フローの通信は未だ終了していないことになる。そこで、この場合には、ステップS101に戻ることで、次のパケットを対象とするフラグ検出の処理を実行する。
これに対して、FINフラグがオンにセットされていることを検出した場合(ステップS103−YES)、または、RSTフラグがオンにセットされていることを検出した場合(ステップS104−YES)には、以下の処理を実行する。
まず、スリープ制御部115は、上記のようにFINフラグまたはRSTフラグがオンにセットされていることを検出した時点から所定時間待機する(ステップS105)。
上記ステップS105により所定時間の待機を実行するのは、FINフラグおよびRSTフラグについてオンがセットされているパケットであっても、これがフローの通信における最終のパケットではない可能性があることによる。FINフラグおよびRSTフラグについてオンがセットされているにも係わらず最終ではないパケットとしては、例えばオンにセットされたFINフラグまたはRSTフラグのパケットの受信側がこれに対してACKを返送するためのパケットがある。また、無線LANフレームのACKなどがある。
上記ステップS105における待機時間は、上記のACKなどのパケットの通信が完了するのに必要とされる時間を考慮して設定されればよい。
また、フローデータベース管理部112は、今回検出されたFINフラグまたはRSTフラグにより通信が終了したとされるフローに該当するパケットのエントリ131をフローデータベース130から削除する(ステップS106)。これにより、フローデータベース130の容量が肥大化することを防止できる。
次に、スリープ制御部115は、先に図9にて説明したように条件式を演算し(ステップS107)、この演算結果から、スリープ状態を設定すべきか否かについて判定する(ステップS108)。
スリープ状態を設定すべきと判定した場合(ステップS108−YES)、スリープ制御部115は、図9にて説明したようにスリープ対象期間Tslpにおいてスリープ状態が設定されるように電源部105を制御する(ステップS109)。これに対して、スリープ状態を設定すべではないと判定した場合(ステップS108−NO)、フロー停止期間Tstpにおいて起動状態が維持されるように電源部105を制御する(ステップS110)。
図11のフローチャートは、タイムアウト検出結果に応じて実行されるスリープ制御を実現するための処理手順例を示している。この図に示す処理は、上記図10に示したスリープ制御の処理と並行して実行されるものとなる。また、この図に示す処理は、図3に示したCPU101における機能部のいずれかが適宜実行するものとしてみることができる。
まず、閾値設定部120において、パケット間隔算出部121は、先に図5にて説明したように過去に受信されたパケットについてのパケット間隔Tpを算出する(ステップS201)。次に、累積分布関数演算部122は、先に図6および図7により説明したように、パケット間隔Tpについての累積分布関数を求める(ステップS202)。
次に、閾値対応パケット間隔取得部123は、記憶部103からフロー終了対応関数値132を読み込み(ステップS203)、先に図8により説明したように、フロー終了対応関数値に一致する累積分布関数に対応付けられたパケット間隔Tpを取得する。そして、このパケット間隔Tpの値を閾値として設定する(ステップS204)。
タイムアウト検出部114は、前述のようにパケット停止期間を測定し(ステップS205)、測定されたパケット停止期間が閾値以上であるか否かについて判定する(ステップS206)。ここで、パケット停止期間が閾値未満であると判定した場合には(ステップS206−NO)、ステップS201に戻る。これに対して、パケット停止期間が閾値以上であると判定した場合には(ステップS206−YES)、ステップS207〜S211による処理を実行する。なお、ステップS207〜S211の処理は、図10におけるステップS106〜S110の処理と同様となる。
このように、本実施形態では、タイムアウト検出のための閾値について、過去におけるパケット間隔に基づいて動的に設定することができる。つまり、現在のフローの発生特性や運用ポリシーなどに応じた適切な閾値が設定される。これにより、フローの通信が強制終了された場合における当該フローの通信終了を検出タイミングについての精度を向上させることができる。そして、本実施形態のように、フローの通信終了検出に応じてスリープ制御を行う場合には、スリープ状態を適切なタイミングで設定できることとなり、スリープ状態の設定による消費電力削減量の増加が可能となる。
なお、これまでの実施形態におけるスリープ状態とは、例えば、休止状態などともいわれる。本実施形態のスリープ状態とは、これまでの説明から理解されるように、所定の回路部への電源供給が停止される、または、供給される電源電圧の電圧値を低下させることで、稼働状態よりも消費電力が少なくなる状態をいう。
また、本実施形態におけるタイムアウト検出のための閾値設定にあたっては、例えば、一定の過去のパケット間隔の平均値を求めるなどの手法も考えることができる。しかし、実際に閾値設定のために利用されるパケット間隔の数は相当に多いことから、本実施形態のように、パケット間隔の出現確率に基づいて閾値を設定する方が信頼性が高い。また、本実施形態のように累積分布関数を求めておくこととすれば、仮に固定の閾値を設定することとした場合においても、この閾値に対応してタイムアウトが検出されるパケット間隔Tpの出現確率を特定できる。具体的に、120秒の閾値を設定した場合において図8の累積分布関数が求められているときには、出現可能性のあるパケット間隔Tpにおいて、タイムアウトであるとして検出される確率は0.63%(=1−0.9937)であると特定できる。
また、本実施形態におけるフローの終了検出は、例えばトラフィックの制御などをはじめとしてスリープ制御以外にも適用できる。
また、上述のデータ転送装置は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述したスリープ制御の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、図3に示される機能部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各種処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本願は、2011年9月5日に、日本に出願された特願2011−192640号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
本発明に係わる通信装置によれば、データ通信のタイムアウト判定のための所定時間を適切に設定してデータ通信終了タイミングの検出の的確性を向上させることができる。
100 データ転送装置
101 CPU
102 RAM
103 記憶部
104 通信部
105 電源部
106 データバス
111 フロー情報抽出部
112 フローデータベース管理部
113 フラグ検出部
114 タイムアウト検出部
115 スリープ制御部
120 閾値設定部
121 パケット間隔算出部
122 累積分布関数演算部
123 閾値対応パケット間隔取得部
130 フローデータベース
131 エントリ
132 フロー終了対応関数値
200 通信端末装置
300 通信端末装置
400 基幹ネットワーク

Claims (7)

  1. 過去において連続して受信された複数のパケットの受信時刻の差分であるパケット間隔に基づいて閾値を設定する閾値設定部と、
    パケットが受信された時刻から現時刻までのパケット停止期間と上記閾値とを比較することによりフロー終了か否かについて検出するタイムアウト検出部とを備えた通信装置。
  2. 前記閾値設定部は、
    過去において受信されたフローごとに該当する複数のパケットにおける前記パケット間隔を算出するパケット間隔算出部と、
    前記パケット間隔の累積分布関数を求める累積分布関数演算部と、
    前記累積分布関数から、フロー終了とみなすべき累積分布関数の境界値を示すものとして予め設定されたフロー終了対応関数値に一致する累積分布関数の値に対応付けられたパケット間隔を取得し、この取得したパケット間隔の値を前記閾値として設定する閾値対応パケット間隔取得部とを備えた請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記パケット間隔算出部は、フローデータベースにおいて格納される、過去に受信されたパケットごとのフローを示すフロー情報と受信時刻とから成るエントリを利用して前記パケット間隔を算出するとともに、
    受信されるパケットごとに対応して、前記エントリを生成して前記フローデータベースに登録し、前記タイムアウト検出部によりタイムアウトであると検出されたフローに該当するパケットの前記エントリを前記フローデータベースから削除するフローデータベース管理部をさらに備えた請求項2に記載の通信装置。
  4. 受信したパケットに格納されるフローの終了を示すフラグに基づいてフロー終了か否かを検出するフロー検出部をさらに備えた請求項1から3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 前記フロー終了が検出されるのに応じて、フローが停止している期間内においてスリープ状態を設定するスリープ制御部をさらに備えた請求項1から4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 過去において受信された複数のパケットにおける前後のパケットの受信時刻の差分であるパケット間隔に基づいて閾値を設定する閾値設定ステップと、
    最後にパケットが受信された時刻から現時刻までのパケット停止期間と上記閾値とを比較することによりフロー終了か否かについて検出するタイムアウト検出ステップとを備えた通信状態検出方法。
  7. コンピュータを、
    過去において受信された複数のパケットにおける前後のパケットの受信時刻の差分であるパケット間隔に基づいて閾値を設定する閾値設定部、
    最後にパケットが受信された時刻から現時刻までのパケット停止期間と上記閾値とを比較することによりフロー終了か否かについて検出するタイムアウト検出部として機能させるプログラム。
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