JPWO2013035347A1 - 光伝送方法 - Google Patents

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Abstract

複数のコア部と、前記各コア部の外周に位置し、前記各コア部の屈折率よりも低い屈折率を有するクラッド部とを備え、互いに隣接する前記コア部間の離隔距離は、全長における該コア部間での光のクロストークが波長1550nmにおいて−15dB以上、ケーブルカットオフ波長が1530nm以下となるように設定されているマルチコア光ファイバである。これによって、複数の信号光を同時に入力する際に、複雑な構成および精密な調整が不要であり、かつ光損失を低減できるモード多重伝送用のマルチコア光ファイバおよびこれを用いた光伝送方法を提供する。

Description

本発明は、マルチコア光ファイバおよび光伝送方法に関するものである。
大容量伝送を可能とする技術のひとつとして、モード多重(Mode Division Multiplexing:MDM)伝送が注目を集めている(たとえば非特許文献1参照)。モード多重伝送とは、複数の信号光のそれぞれを、光ファイバの複数の異なる伝搬モードで伝搬する技術である。モード多重伝送によれば、光ファイバ1本あたりの伝送容量を大幅に拡大することができる。従来のモード多重伝送では、伝送路である光ファイバとして、複数の高次伝搬モードを有するマルチモード光ファイバが用いられることが想定されている。特に、各伝搬モードの制御がしやすい数モードファイバ(few mode fiber)が注目されている。ここで、各モードで伝搬する信号光同士が伝搬中に干渉することで信号光に歪みが生じ、信号品質の劣化を招くおそれがある。これに対して、無線の領域で利用されているMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)技術を用いることで、信号品質を確保する検討が行われている(たとえば非特許文献1、2参照)。なお、無線で利用されているMIMO技術とは、送信局側において複数の送信アンテナから同一チャネル上で異なる独立な信号を送信し、受信局側において同じく複数のアンテナを用いて信号を受信し、各送信アンテナと受信アンテナとの間の伝達関数行列を求め、この伝達関数行列を用いて送信局側で各アンテナから送信した独立な信号を推定し、データを再生するものである。光ファイバ伝送においても、トレーニング信号を用いて伝送路となる光ファイバの伝達関数行列を求めることによって、送信側から送信された独立の信号光を推定することができる。
一方、同じく大容量伝送を実現する手段として、1本の光ファイバ中に複数のコア部を有するマルチコア光ファイバが注目されている。マルチコア光ファイバの各コア部で別個の信号光を伝搬することで、空間多重(Space Division Multiplexing:SDM)伝送による大容量化が実現できると期待されている。最近ではマルチコア光ファイバを用いた空間多重伝送の実験結果も報告され始めている(たとえば非特許文献3、4参照)。
モード多重伝送を実現するためには、複数の信号光を、伝送路である光ファイバに同時に入力し、各伝搬モードへ結合させる必要がある。この際、高次伝搬モードでは光のフィールド分布が光ファイバの伝搬軸に対して非対称であるため、各信号光は、各伝搬モードに効果的に結合するように、光ファイバの端面における入力位置を調整して入力されなければならない。そのような入力手段として、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)素子(非特許文献1)や、ビームスプリッター素子(非特許文献2)を用いた空間結合系などが提案されている。
しかしながら、上記の素子は、いずれも複雑な構成および精密な調整が必要という課題があった。また、空間結合系では、結合効率の向上あるいは光損失の低減が困難であるという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の信号光を同時に入力する際に、複雑な構成および精密な調整が不要であり、かつ光損失を低減できるモード多重伝送用のマルチコア光ファイバおよび光伝送方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るマルチコア光ファイバは、複数のコア部と、前記各コア部の外周に位置し、前記各コア部の屈折率よりも低い屈折率を有するクラッド部とを備え、互いに隣接する前記コア部間の離隔距離は、全長における該コア部間での光のクロストークが波長1550nmにおいて−15dB以上、ケーブルカットオフ波長が1530nm以下となるように設定されていることを特徴とする。
また、本発明に係るマルチコア光ファイバは、上記の発明において、前記クロストークが0dB未満であることを特徴とする。
また、本発明に係るマルチコア光ファイバは、上記の発明において、前記離隔距離は25μm〜56μmであることを特徴とする。
また、本発明に係るマルチコア光ファイバは、上記の発明において、前記離隔距離は25μm〜35μmであることを特徴とする。
また、本発明に係るマルチコア光ファイバは、上記の発明において、前記離隔距離は30μm以下であることを特徴とする。
また、本発明に係るマルチコア光ファイバは、上記の発明において、前記離隔距離は30μm〜56μmであることを特徴とする。
また、本発明に係るマルチコア光ファイバは、上記の発明において、前記各コア部のコア径が5μm以上13μm未満、前記クラッド部に対する前記各コア部の比屈折率差が0.16%より大きく0.93%以下であることを特徴とする。
また、本発明に係る光伝送方法は、上記の発明のマルチコア光ファイバのスーパーモードを用いてモード多重伝送を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る光伝送方法は、上記の発明において、前記スーパーモードとして、前記マルチコア光ファイバのいずれか一つのコア部に入力された光のフィールドが前記コア部に局在しながら伝搬するスーパーモードを用いることを特徴とする。
本発明によれば、スーパーモードを用いてモード多重伝送を行うことができるので、複数の信号光を同時に入力する際に、複雑な構成および精密な調整が不要であり、かつ光損失を低減できるモード多重伝送用のマルチコア光ファイバおよび光伝送方法を実現できるという効果を奏する。
図1は、実施の形態に係るマルチコア光ファイバを使用した光伝送システムの構成図である。 図2は、図1に示すマルチコア光ファイバの模式的な断面図である。 図3は、光ファイババンドルの一例を示す模式図である。 図4は、コア間距離を変えたときの、マルチコア光ファイバの長さとクロストークとの関係を示す図である。 図5は、コア径、比屈折率差Δとクロストークとの関係についてのシミュレーション結果を示す図である。 図6は、クロストークが0dBあるいは−15dBとなるコア間距離についてのシミュレーション結果を示す図である。 図7は、クロストークが0dBあるいは−15dBとなるコア径と比屈折率差Δとの関係についてのシミュレーション結果を示す図である。 図8は、クロストークが0dBあるいは−15dBとなるコア径と比屈折率差Δとの関係についてのシミュレーション結果を示す図である。 図9は、弱結合型のマルチコア光ファイバの光のフィールド分布の一例を示す図である。 図10は、図2に示すマルチコア光ファイバの中心軸の近傍に位置するコア部についての、コア間距離と入射端クロストークとの関係の一例を示す図である。 図11は、実施例1〜3および参考例のマルチコア光ファイバのコア間距離、クラッド外径、および被覆外径を示す図である。 図12は、実施例1〜3および参考例のマルチコア光ファイバの伝送損失、モードフィールド径(MFD)、ケーブルカットオフ波長、曲げ損失、有効コア断面積、および入射端クロストークを示す図である。 図13は、実施例1〜3のマルチコア光ファイバの伝送損失スペクトルを示す図である。 図14は、実施例1−1、2−1〜2−3、3−1〜3−2のマルチコア光ファイバの長さとクロストークとの関係を示す図である。 図15は、実施例2のマルチコア光ファイバのフィールドパターンを示す図である。 図16は、実施例3のマルチコア光ファイバのフィールドパターンを示す図である。
以下に、図面を参照して本発明に係るマルチコア光ファイバおよび光伝送方法の実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、本明細書においては、ケーブルカットオフ波長とは、ITU−T(国際電気通信連合)G.650.1で定義するケーブルカットオフ波長をいう。また、その他、本明細書で特に定義しない用語についてはITU−T G.650.1における定義、測定方法に従うものとする。
(実施の形態)
図1は、実施の形態に係るマルチコア光ファイバを使用した光伝送システムの構成図である。図1に示すように、この光伝送システム100は、光送信装置1と、光コネクタ2と、マルチコア光ファイバ3と、光コネクタ4と、光受信装置5とを備えている。
図2は、図1に示すマルチコア光ファイバの模式的な断面図である。図2に示すように、マルチコア光ファイバ3は、7つのコア部311〜317と、各コア部311〜317の外周に位置するクラッド部32とを備えている。
光送信装置1は、たとえば半導体レーザ素子である7つの信号光源を備え、7つの信号光S1を出力する。光コネクタ2は、7つの信号光S1をマルチコア光ファイバ3の7つのコア部311〜317のそれぞれに結合させるように構成されている。光コネクタ2は、たとえば非特許文献3、4に開示されるような、光ファイバを束ねて形成したマルチコアファイバコネクタにより構成することができる。
図3は、光ファイバを束ねて形成したマルチコアファイバコネクタである光ファイババンドルの一例を示す模式図である。図3に示すように、光ファイババンドル20は、コア部21aを有する7本のシングルモード光ファイバ21と、これらのシングルモード光ファイバ21を束ねて一体化したバンドル部22とを有する。バンドル部22の端面22aにおいては、各シングルモード光ファイバ21のコア部21aが、マルチコア光ファイバ3の7つのコア部311〜317のそれぞれに結合されるように、コア部311〜317と同様の形状に配置されている。
マルチコア光ファイバ3のコア部311〜317とクラッド部32とは、いずれも石英系ガラスからなる。コア部311は、マルチコア光ファイバ3の中心軸の近傍に位置し、その他のコア部312〜317は、コア部311を重心とする正六角形のほぼ頂点に位置するように配置している。また、クラッド部32は、各コア部311〜317の屈折率よりも低い屈折率を有する。たとえば、コア部311〜317は、屈折率を高めるドーパントであるGeが添加された石英ガラスからなる。一方、クラッド部32は、屈折率調整用のドーパントを含まない純石英ガラスからなる。コア部311〜317の屈折率分布はたとえばステップインデックス型であるが、W型、W−seg型、トレンチ型などとすることも可能であり、特に限定はされない。また、コア部311〜317のコア径や比屈折率差などについては、たとえばITU−T G.652に規定される標準のシングルモード光ファイバと同様にしてもよい。また、クラッド部32の外周には被覆を形成してもよい。
また、各コア部311〜317のケーブルカットオフ波長は1530nm以下とするのが好ましい。このようにケーブルカットオフ波長は1530nm以下とすることで、入力される光の波長が1530nmより長い波長、たとえば1550nmの場合に、モード多重伝送を実現しつつ、マルチモード制御の必要がなくなり、簡易な構成とすることができる。
光コネクタ4は、信号光S1がマルチコア光ファイバ3を伝送した後にコア部311〜317から出力されたものである7つの信号光S2を別々に取り出すことができるように構成されている。光コネクタ4も、光コネクタ2と同様にマルチコアファイバコネクタにより構成することができる。
光受信装置5は、7つの信号光S2を受信し、電気信号に変換する7つの受光素子と、受光素子が変換した電気信号を処理する信号処理装置とを備えている。
ここで、マルチコア光ファイバ3のコア部311〜317は、これらを伝搬する光が互いに干渉するように、互いに隣接するコア部間の離隔距離(以下、コア間距離とする)が設定されている。これによって、マルチコア光ファイバ3に入力された7つの信号光S1はスーパーモードの7つの伝搬モードでそれぞれ伝搬する。
スーパーモードとは、マルチコア光ファイバにおいてコア部同士の間隔が非常に近い場合に、異なるコア部を伝搬する光の相互作用によって発生する伝搬モードであって、一般のモードでは定義できない特有のモードである(たとえば非特許文献5参照)。マルチコア光ファイバにおけるスーパーモードでは、光のフィールドは、基本的にいずれかのコア部を中心として、複数のコア部にわたって広がる。したがって、マルチコア光ファイバ3のコア部311〜317のそれぞれに、信号光S1のそれぞれを入力されることによって、各コア部を中心とした各スーパーモードを選択的に励起することができる。また、従来のマルチモード光ファイバでモード多重伝送する場合よりも、各モードの信号光は安定してマルチコア光ファイバ内を伝搬する。
この光伝送システム100では、マルチコア光ファイバ3を用いて、信号光S1をスーパーモードでモード多重伝送する光伝送方法を行う。信号光S1をマルチコア光ファイバ3に結合させるための光コネクタ2としては、7つの信号光S1をマルチコア光ファイバ3の7つのコア部311〜317のそれぞれに結合させるように構成されている従来のマルチコアファイバコネクタを利用することができる。このようなマルチコアファイバコネクタとして、たとえば光ファイバを束ねたタイプのマルチコアファイバコネクタを利用できる。すなわち、従来のマルチモード光ファイバによるモード多重伝送システムで用いられていたような、光のフィールド分布が光ファイバの伝搬軸に対して非対称な伝搬モードを結合させるための空間結合系を用いる必要がない。そのため、光コネクタ2については、複雑な構成および精密な調整が不要であり、光損失の低減が容易となる。また、信号光S2を取り出すための光コネクタ4としてもマルチコアファイバコネクタを使用することができる。このように、従来のマルチモード光ファイバでモード多重伝送を実現する場合に信号光を結合させるために必要であった、複雑な構成および精密な調整が必要な素子、および光損失の低減が困難な空間結合系を使用する必要がない。
なお、信号光S2からの信号光S1の分離およびデータ再生は、信号処理装置において、マルチコア光ファイバ3の伝達関数行列を用いてMIMO技術により実施することができる。
つぎに、スーパーモードを用いたモード多重伝送を実現するためのマルチコア光ファイバ3の特性について説明する。まず、コア部311〜317間の光のクロストーク(以下、単にクロストークとする)について説明する。マルチコア光ファイバの一方の端部から、或るコア部(たとえば中心のコア部311)に光を入射した場合に、他方の端部でのコア部311から出射する光のパワーをP0[mW]、他のコア部(たとえば外側のコア部312)から出射する光のパワーをP1[mW]とすると、クロストークは、下記式(1)から求めることができる。なお、長さが100m程度以上と十分に長いマルチコア光ファイバの場合は、クロストークの理論的な最大値は0dBである。
10×log(P1/P0)[dB] ・・・ (1)
クロストークが小さい(すなわちコア間距離が大きい)場合でもスーパーモードは発生するものの、マルチコア光ファイバ3の断面積に対するコア部の数が少なくなる。そのため、空間利用効率が低くなり、モード多重伝送技術を適用する効果が小さくなる。そこで、マルチコア光ファイバ3の全長におけるクロストークは、−15dB以上であれば、空間利用効率が高く好ましい。なお、マルチコア光ファイバにおいてスーパーモードを用いずに空間多重伝送を行う場合には、コア部間での信号光の干渉を抑制する必要があるために、クロストークは−30dB以下にすることが好ましい。そのためには、たとえばコア間距離を大きくする必要があるので、空間利用効率が低くなる。
一方、クロストークが大きいと、信号光間の干渉は大きくなる。そのため、コア部311〜317から出力された信号光S2のそれぞれは、複数の信号光の混在の度合いが大きくなる。MIMO技術によって複数の信号光が混在した状態の信号光S2のそれぞれから信号光S1のそれぞれを十分に分離するには、マルチコア光ファイバ3の全長におけるクロストークは0dB未満であることが好ましい。
つぎに、上記の好ましいクロストークを実現するためのコア間距離の設定について説明する。図4は、コア間距離を変えたときの、マルチコア光ファイバの長さとクロストークとの関係を示す図である。クロストークは波長1550nmでの値である。なお、マルチコア光ファイバの構造は図2に示すものである。コア部の屈折率プロファイルはステップインデックス型であり、コア部の直径(コア径)は8.6μm、クラッド部に対するコア部の比屈折率差Δは0.34%としている。また、コア部は互いに等しいコア間距離に設定されている。
図4に示すように、クロストークは、マルチコア光ファイバの長さが長いほど大きくなる。また、クロストークは、コア間距離が大きいほど小さくなる。光伝送システムで想定される伝送距離は、一般的に100mから100kmである。したがって、想定される伝送距離に対応するマルチコア光ファイバの長さにおいて、クロストークが−15dB以上となるように、さらに好ましくは0dB未満となるように、コア部の屈折率プロファイルとコア間距離とを設定することが好ましい。
つぎに、図2に示すような7つのコア部を有する構造のマルチコア光ファイバにおけるコア径、クラッド部に対するコア部の比屈折率差Δとクロストークとの関係をシミュレーションにより求めた。図5は、シミュレーション結果を示す図である。なお、計算サンプルNo.1〜No.22のそれぞれにおいて、各コア部のコア径および比屈折率差Δは、すべて同一としている。たとえば、計算サンプルNo.1では、7つのコア部はすべてコア径が5μmであり、Δが0.45%である。「neff」、「Aeff」はそれぞれ波長1550nmでの実効屈折率、実効コア断面積を示している。「λcc」はケーブルカットオフ波長を示している。また、コア間距離は25μm、30μm、35μmとしている。また、クロストークについては、波長1550nmでの値であり、マルチコア光ファイバの長さ(伝送距離に対応)が100mから100kmにおける値を示している。クロストークは曲げ直径280mmにおける値を示している。図5に示すように、全ての計算サンプルにおいてケーブルカットオフ波長は1530nm以下を満たしている。
図6は、各計算サンプルのコア径、比屈折率差Δにおいて、クロストークが0dBあるいは−15dBとなるコア間距離をシミュレーションにより求めた結果を示す図である。クロストークは波長1550nmでの値である。図6に示されたコア間距離に挟まれた領域において、好ましいクロストークの範囲である−15dB以上0dB未満を実現することが可能となる。たとえば、計算サンプルNo.1の長さが100mの場合は、コア間距離は39.1μm以下、32.7μmより大きいことが好ましい。なお、コア間距離が35μm以下の場合は、空間利用効率が高くなり、特に好ましい。
次に、図7、図8は、コア間距離が25μm,30μm,35μmにおいてクロストークが0dBあるいは−15dBとなるコア径と比屈折率差Δとの関係をシミュレーションにより求めた結果を示す図である。クロストークは波長1550nmでの値である。図7、図8において、網がけのサンプルはケーブルカットオフ波長が1530nmより大きく、それ以外のサンプルはケーブルカットオフ波長が1530nm以下を満たしている。図7、図8においてクロストークが0dBあるいは−15dBとなる比屈折率差に挟まれた範囲においては、クロストークが−15dB以上0dB未満となる。たとえば、コア径が5μmで長さが10kmの場合は、Δは0.88%以下、0.79%より大きいことが好ましい。
以上の結果から、伝送距離100mから100kmの範囲において、クロストークが−15dB以上0dB未満、ケーブルカットオフ波長が1530nm以下を満たすような範囲は、コア径が5μm以上13μm未満、比屈折率差0.16%より大きく0.93%以下、コア間距離が25μm以上35μm以下の範囲となる。ただし、伝送距離がたとえば100kmのように長い場合は、コア間距離が56μm以下の範囲(たとえば55.1μm)でクロストークを−15dB以上とすることができる。
なお、Aeffをたとえば40μm以上の十分な値とし、および曲げ損失の増大を防止するために(たとえばneffが1.4450以上であり、直径20mmで曲げたときの曲げ損失に換算して約100dB/m未満に相当する値とする。)、コア径を5μm以上とすることが好ましい。
また、コア径を13μm未満とすると、ケーブルカットオフ波長1530nm以下において、クロストークを−15dB以上0dB未満とするためにより好ましい。
ところで、マルチコア光ファイバにおいて、コア部間での光のクロストークを−15dB以上としつつ、当該クロストークを所定の値以下とすることによって、所定のコア部に入力された光がその入力されたコア部に局在しながら伝搬するようなスーパーモードを励振することができる。このようなマルチコア光ファイバは、コア部間での光のクロストークが大きく各コア部を伝搬する光の結合が強い、強結合型のマルチコア光ファイバと、コア部間の光のクロストークがたとえば−30dB以下の、非結合型のマルチコア光ファイバとの中間の性質を有するので、以下では弱結合型のマルチコア光ファイバと呼ぶ。このような弱結合型のマルチコア光ファイバによって、空間多重度向上の恩恵を受けつつ、各コア部に入力された光信号間の位相を調整しなくても、各光信号を識別する上での識別性が高いマルチコア光ファイバを実現することができる。
図9は、弱結合型のマルチコア光ファイバの光のフィールド分布の一例を示す図である。図9は、弱結合型のマルチコア光ファイバの一例としての図2に示すマルチコア光ファイバ3のうち、直線状に配列されたコア部311、313、316を示している。図9に示すように、コア部311に入力された光のフィールドSP1は、コア部311に局在しつつ、他のコア部313、316にもわずかに分布し、スーパーモードで伝搬している。同様に、コア部313、316に入力された各光のフィールドSP2、SP3も、それぞれコア部313、316に局在しつつ、他のコア部にもわずかに分布し、スーパーモードで伝搬している。このように、各光のフィールドが、入力されたコア部に局在するようなスーパーモードで伝搬すれば、各コア部に入力された光信号間の位相を調整しなくても、各光信号を識別する上での識別性が高いものとなる。
なお、光のフィールドが入力されたコア部に局在するとは、光のフィールドがそのコア部のみに存在する場合に限定されない。本明細書では、特定のコア部に光が入力された場合に、入射端において、当該光のうち、当該特定のコア部に局在する特定のスーパーモードに結合する光の強度(p0)と、前記特定のコア部の周囲に位置する他のコア部に入力された光のうち、前記特定のスーパーモードに結合する光の強度の合計(他のコア部の数をNとするとNp1)との比の逆数(Np1/p0)が、所定の値以下であれば、光のフィールドが入力されたコア部に局在すると規定する。この逆数をデシベル単位で表すと下記式(2)のようになる。以下、式(2)を入射端クロストークと呼ぶ。
10×log(Np1/p0)[dB] ・・・ (2)
図2に示すマルチコア光ファイバ3の場合、中心軸の近傍に位置するコア部311については、コア部311の周囲に6個のコア部312〜317がある。そのため、これらのコア部312〜317のそれぞれに入力された等しい強度の光が、コア部311に局在する特定のスーパーモードに結合する場合を考えると、Nは最大で6である。同様に、他のコア部312〜317については、Nは最大で3である。以下では、Nを6として、コア部311について、入射端クロストークの特性を説明する。Nが最大の場合の入射端クロストークが好適な値であれば、Nがそれ以下の場合の入射端クロストークは、この好適な値より小さい値であるから、好適であることは明らかである。
図10は、図2に示すマルチコア光ファイバ3の中心軸の近傍に位置するコア部311についての、コア間距離と入射端クロストークとの関係の一例を示す図である。なお、各コア部311〜317は、コア径を8.6μm、比屈折率差Δを0.35%として計算した。図10に示す例では、コア間距離が20μm〜25μmの場合は、入射端クロストークが−4.3dBであり、略一定である。しかしながら、コア間距離が30μmになると、入射端クロストークが−4.9dBに低下して、特定のスーパーモードがコア部311に局在し始める。その後、コア間距離が30μm以上の場合は、コア間距離が大きくなるにつれて局在の程度が強くなり、それにともなって入射端クロストークが減少すると考えられる。このように、コア間距離を大きくするにつれて、入射端クロストークが一定値から−0.6dB程度減少すれば、特定のスーパーモードがコア部に局在し始め、光信号の識別性が高まると考えられる。
(実施例1〜3)
本発明の実施例1〜3および参考例として、図2に示すような7つのコア部を有する構造であり、コア径が8.6μm、クラッド部に対するコア部の比屈折率差Δが0.34%のマルチコア光ファイバを製造した。なお、マルチコア光ファイバのクラッド部の外周には被覆を形成した。
図11は、実施例1〜3および参考例のマルチコア光ファイバのコア間距離、クラッド外径、および被覆外径を示す図である。いずれのマルチコア光ファイバにおいても、クラッド外径が200μm以下であり、被覆外径は350μm以下となっている。図8に示すように、実施例1〜3では、コア間距離をそれぞれ25μm、30μm、35μmとした。また、参考例では、コア間距離を20μmとした。
図12は、実施例1〜3および参考例のマルチコア光ファイバの、中心のコア部についての伝送損失、モードフィールド径(MFD)、ケーブルカットオフ波長、曲げ損失、有効コア断面積(Aeff)、および入射端クロストークを示す図である。なお、図11において、伝送損失、MFD、曲げ損失、Aeff、および入射端クロストークは、波長1550nmでの値である。なお、入射端クロストークは、製造した実施例1〜3および参考例のマルチコア光ファイバのそれぞれの構造パラメータ(コア径、比屈折率、コア間距離)から再シミュレーション計算した値である。図12に実施例1〜3として示したいずれの値についても、マルチコア光ファイバの設計から予測される良好な値であった。他のコア部についての図12に示した特性については、各実施例とも中心のコア部と同様の特性であった。また、入射端クロストークについては、図10の結果と同様に、20μm〜25μmの場合は一定であり、30μm以上では一定値から減少していた。なお、参考例のマルチコア光ファイバのMFD、Aeffおよびケーブルカットオフ波長については、コア間距離が小さく、光の相互作用が大きかったため、今回の測定においては測定できなかった。
図13は、実施例1〜3のマルチコア光ファイバの、中心のコア部についての伝送損失スペクトルを示す図である。図13に示すように、実施例1〜3のマルチコア光ファイバの伝送損失スペクトルについては、光ファイバ通信で最もよく使用される波長1530nm〜1625nmの範囲において、0.6dB/km以下であり、波長依存性が少ない平坦な特性であった。
つぎに、様々の長さの実施例1〜3のマルチコア光ファイバを直径が異なるボビンに巻き付け、各マルチコア光ファイバのクロストークを測定した。なお、クロストークは、各マルチコア光ファイバの一方の端部から、中心のコア部に光を入射し、他方の端部での中心のコア部から出射する光のパワーをP0[mW]とし、他の6つの外側のコア部から出射する光のパワーの平均値をP1[mW]し、上記式(1)から求めた。
図14は、実施例1−1、2−1〜2−3、3−1〜3−2のマルチコア光ファイバの長さとクロストークとの関係を示す図である。クロストークは波長1550nmでの値である。なお、実施例1−1とは、実施例1のマルチコア光ファイバを直径280mmのボビンに巻きつけたものである。実施例2−1〜2−3とは、実施例2のマルチコア光ファイバを直径がそれぞれ280mm、160mm、60mmのボビンに巻きつけたものである。実施例3−1、3−2とは、実施例3のマルチコア光ファイバを直径がそれぞれ280mm、160mmのボビンに巻きつけたものである。なお、各マルチコア光ファイバは、上記の直径のボビンに巻きつけることによって、巻き径(曲げ径)が各ボビンの直径の状態となっている。たとえば、直径280mmのボビンに巻きつけた場合には、マルチコア光ファイバの曲げ径は280mmである。
図14に示すように、コア間距離が25μm〜35μmの範囲である各実施例のマルチコア光ファイバにおいて、長さを適宜設定することによって、好ましい−15dB以上のクロストーク、および0dB未満のクロストークが得られることが確認された。また、コア間距離が25μm〜30μmである実施例1−1、2−1〜3では、−15dB以上のクロストークが得られるマルチコア光ファイバの長さの範囲が広いので、より好ましいことが確認された。また、長さとクロストークとの関係を示す曲線の形状については、マルチコア光ファイバの曲げ径を代えた場合にも大きな変化はなかった。
つぎに、実施例1〜3および参考例のマルチコア光ファイバの中心のコア部に光を入射したときのニアフィールドパターンを測定した。なお、入射端での励振状態を確認するため、各マルチコアファイバの長さを2mとして測定を行った。その結果、参考例および実施例1のマルチコア光ファイバでは、入射端から既に複数のコア部に広がったフィールド分布となっており、スーパーモードの選択励振を行う場合には好ましくない様子が確認された。
一方、図15、図16は、それぞれ、実施例2、実施例3のマルチコア光ファイバのフィールドパターンを示す図である。図15に示すように、実施例2のマルチコア光ファイバでは、複数のコア部に広がったフィールド分布となっているものの、中心のコア部でのフィールドの局在が強くなっており、スーパーモードの選択的励振が可能であることが確認された。また、図16に示すように、実施例3のマルチコア光ファイバでは、中心のコア部でのフィールドの局在がより強くなっており、スーパーモードの選択的励振により適することが確認された。
なお、実施例1〜3および参考例のマルチコア光ファイバについて、外側のコア部に光を入射したときの光のフィールド分布を確認した。その結果、中心のコア部に光を入射させた場合と同様に、外側のコア部についても、実施例2のマルチコア光ファイバは、スーパーモードの選択的励振が可能であり、実施例3のマルチコア光ファイバは、スーパーモードの選択的励振により適することが確認された。
なお、上記実施の形態は、コア部の数が7のものであるが、本発明はこれに限らず、コア部の数がたとえば3以上のマルチコア光ファイバに適用できる。また、上記実施の形態は、クロストークが波長1550nmでの値であるが、本発明はこれに限らず、入力される光の波長(たとえば、光ファイバ通信に使用する波長である1530nm〜1625nm)においてクロストークが−15dB以上のマルチコア光ファイバに適用できる。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
以上のように、本発明に係るマルチコア光ファイバおよび光伝送方法は、光通信の用途に利用して好適なものである。
1 光送信装置
2、4 光コネクタ
3 マルチコア光ファイバ
5 光受信装置
20 光ファイババンドル
21 シングルモード光ファイバ
21a、311〜317 コア部
22 バンドル部
22a 端面
32 クラッド部
S1、S2 信号光
SP1、SP2、SP3 フィールド

Claims (9)

  1. 複数のコア部と、
    前記各コア部の外周に位置し、前記各コア部の屈折率よりも低い屈折率を有するクラッド部とを備え、
    互いに隣接する前記コア部間の離隔距離は、全長における該コア部間での前記光のクロストークが波長1550nmにおいて−15dB以上であり、ケーブルカットオフ波長が1530nm以下となるように設定されていることを特徴とするマルチコア光ファイバ。
  2. 前記クロストークが0dB未満であることを特徴とする請求項1に記載のマルチコア光ファイバ。
  3. 前記離隔距離は25μm〜56μmであることを特徴とする請求項1または2に記載のマルチコア光ファイバ。
  4. 前記離隔距離は25μm〜35μmであることを特徴とする請求項3に記載のマルチコア光ファイバ。
  5. 前記離隔距離は30μm以下であることを特徴とする請求項4に記載のマルチコア光ファイバ。
  6. 前記離隔距離は30μm〜56μmであることを特徴とする請求項3に記載のマルチコア光ファイバ。
  7. 前記各コア部のコア径が5μm以上13μm未満、前記クラッド部に対する前記各コア部の比屈折率差が0.16%より大きく0.93%以下であることを特徴とする請求項2〜6のいずれか一つに記載のマルチコア光ファイバ。
  8. 請求項1〜7のいずれか一つに記載のマルチコア光ファイバのスーパーモードを用いてモード多重伝送を行うことを特徴とする光伝送方法。
  9. 前記スーパーモードとして、前記マルチコア光ファイバのいずれか一つのコア部に入力された光のフィールドが前記コア部に局在しながら伝搬するスーパーモードを用いることを特徴とする請求項8に記載の光伝送方法。
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