JPWO2013011993A1 - ナチュラルチーズの製造方法 - Google Patents

ナチュラルチーズの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2013011993A1
JPWO2013011993A1 JP2013524727A JP2013524727A JPWO2013011993A1 JP WO2013011993 A1 JPWO2013011993 A1 JP WO2013011993A1 JP 2013524727 A JP2013524727 A JP 2013524727A JP 2013524727 A JP2013524727 A JP 2013524727A JP WO2013011993 A1 JPWO2013011993 A1 JP WO2013011993A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
natural cheese
cheese
ethanol
curd
atmosphere
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013524727A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6087817B2 (ja
Inventor
素晴 小森
素晴 小森
兼一 城ノ下
兼一 城ノ下
内田 英明
英明 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Co Ltd
Original Assignee
Meiji Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiji Co Ltd filed Critical Meiji Co Ltd
Publication of JPWO2013011993A1 publication Critical patent/JPWO2013011993A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6087817B2 publication Critical patent/JP6087817B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23CDAIRY PRODUCTS, e.g. MILK, BUTTER OR CHEESE; MILK OR CHEESE SUBSTITUTES; MAKING THEREOF
    • A23C19/00Cheese; Cheese preparations; Making thereof
    • A23C19/06Treating cheese curd after whey separation; Products obtained thereby

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Dairy Products (AREA)

Abstract

風味豊かなナチュラルチーズを製造する方法と、これによって製造した風味豊かなナチュラルチーズ。ナチュラルチーズを製造する工程において行われるカードの熟成工程をエタノール雰囲気下で行うナチュラルチーズの製造方法と、これによって製造したナチュラルチーズ。

Description

この発明はナチュラルチーズの製造方法に関し、特に、香り豊かなナチュラルチーズの製造に適したナチュラルチーズの製造方法に関する。
食品衛生法に基づく厚生労働省の省令である乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)では、ナチュラルチーズとは、乳・クリーム・バターミルク又はこれらを混合したものを凝固させた後、乳清を除去して得られる生鮮のもの又は熟成したものである、といわれている。
通常、次のようにしてナチュラルチーズを製造している。一定量のナチュラルチーズ原料ミックスをチーズバット等の容器に満たし、適正量の乳酸菌スターターを添加する。乳酸菌スターター添加と前後して必要に応じて凝乳酵素レンネットを添加してまたは添加することなく発酵させ、発酵期間中にカード生成が始まると適切な条件でホエイを排除し、目標とするカードが生成されたところで低温にて熟成をし、最終的に冷却して製品化する。
従来からナチュラルチーズの風味を豊かにする種々の提案がされている。例えば、特許文献1には、チーズ製造中にカードに対してエタノールを添加し、プレス後得られたカードを熟成すると、エステルが生成されることが報告されている。一般に、アルコールは、エステル化合物の前駆体として利用されることが知られており、特許文献1に記載されているように、熟成中にエステル化合物に変換される。エステル化合物は、果実などに多く含まれる物質であり、チーズ中に含まれることでフルーティな風味を付与することが期待される。
特表2005−517417号公報
ナチュラルチーズの製造における熟成工程で、エタノールをカードに直接添加した特許文献1記載のチーズでは、若干の苦味とせっけん風の風味を確認できるとされている。
また、エタノールは危険物第4類試薬に指定されており、ナチュラルチーズの製造工程で、工業的にカードへ添加する為には、設備を防爆仕様にする必要などが考えられる。
そこで、本発明は、果実などに多く含まれ、チーズ中に含有された場合、フルーティな風味を付与することが期待されるエステル化合物の前駆体として利用されることが知られているアルコールを用い、製造設備などに大きな改造を必要とすることなしに、簡単に、風味豊かなナチュラルチーズを製造することのできる方法と、これによって製造した風味豊かなナチュラルチーズを提供することを目的にしている。
請求項1記載の発明は、
ナチュラルチーズを製造する工程において行われるカードの熟成工程をエタノール雰囲気下で行う
ことを特徴とするナチュラルチーズの製造方法
である。
請求項2記載の発明は、
エタノール雰囲気下で行われるカードの熟成工程は、カードを熟成させている途中、あるいは、カードを一部熟成した後に行われる
ことを特徴とする請求項1記載のナチュラルチーズの製造方法
である。
請求項3記載の発明は、
エタノール雰囲気下で行われるカードの熟成工程は、密閉容器内に前記カードと、エタノール蒸散剤とを封入して行われる
ことを特徴とする請求項1又は2記載のナチュラルチーズの製造方法
である。
請求項4記載の発明は、
エタノール雰囲気下で行われるカードの熟成工程は、密閉容器内に封入されるカードの表面にエタノール蒸散剤を添着して行われる
ことを特徴とする請求項1又は2記載のナチュラルチーズの製造方法
である。
請求項5記載の発明は、
前記密閉容器内の雰囲気中のアルコール濃度(体積%)を調整することにより、製造されるナチュラルチーズ中のエステル濃度を調整する
ことを特徴とする請求項3又は4記載のナチュラルチーズの製造方法
である。
請求項6記載の発明は、
請求項1〜請求項5のいずれか一項記載の製造方法により製造したナチュラルチーズ
である。
本発明によれば、果実などに多く含まれ、チーズ中に含有された場合、フルーティな風味を付与することが期待されるエステル化合物の前駆体として利用されることが知られているアルコールを用い、製造設備などに大きな改造を必要とすることなしに、簡単に、風味豊かなナチュラルチーズを製造することのできる方法と、これによって製造した風味豊かなナチュラルチーズを提供することができる。
本願の発明者等は、チーズ中に含有された場合、フルーティな風味を付与することが期待されるエステル化合物の前駆体として利用されることが知られているアルコールを、ナチュラルチーズ製造工程で添加することにより、製造されたナチュラルチーズの風味を高める方法について検討を加えた。
そして、通常のナチュラルチーズの製造工程で行われるカードの熟成工程をエタノール雰囲気下で行うことにより熟成後のナチュラルチーズ中のエステル濃度が上昇し、香り豊かなナチュラルチーズを製造できることを見出して本願発明を完成させたものである。
すなわち、本願発明が提案するナチュラルチーズの製造方法は、ナチュラルチーズを製造する工程において行われるカードの熟成工程をエタノール雰囲気下で行うことを特徴とするものである。
発明者等の実験によれば、熟成中に蒸散されたエタノールがエステル化合物に変換され、香り豊かなナチュラルチーズを製造することができた。
前記のエタノール雰囲気下で行われるカードの熟成工程は、カードを熟成させている途中、あるいは、カードを一部熟成した後に行うことができる。
例えば、カードを熟成させた後、これをブロック状にしてエタノール雰囲気下で更に熟成を行うことができる。また、カードを熟成させた後、ダイス状にカット加工したものをエタノール雰囲気下で更に熟成させたり、カードを熟成させた後、シュレッダーなどを用いる、等して細長い短冊状であるシュレッド形状にしたものをエタノール雰囲気下で更に熟成させたり、カードを熟成させた後、手でほぐしたり、機械で圧力をかける、等して、鱗のような形状、すなわち、扁平な円形・楕円形、等の形状にしたクラッシュ形状にしたものをエタノール雰囲気下で更に熟成させることなどができる。
前記のエタノール雰囲気下で行われるカードの熟成工程は、密閉容器内に前記カードと、エタノール蒸散剤とを封入して行ったり、密閉容器内に封入されるカードの表面にエタノール蒸散剤を添着して行うことができる。
従来から、密封包装されている食品にカビが発生することを防止する包装方法の一つとして、食品が封入される包装容器内に、食品と共にエチルアルコール蒸散剤(アルコール鮮度保持剤、徐放性粉末アルコール製剤、アルコール揮散剤、等とも呼ばれることがある)を封入する方法が知られている。
エチルアルコール(エタノール)には微生物の増殖抑制や殺菌作用があるので、これを利用するものである。エチルアルコールを吸着させた担体を密封されている包装容器内に食品と共に封入し、アルコール蒸気を密封されている包装容器内に拡散させて、カビを殺菌あるいは抑制するものである。担体からアルコールが徐々に透過発散して、必要な期間、包装容器内のアルコール濃度を一定に保つことができるとされている。
本願の発明者等は、カードの熟成を密閉されている空間内においてエタノール雰囲気下で行うものとして、従来から食品分野で採用されていたエタノール蒸散剤の適用を試みた。
そして、従来は、殺菌目的や除菌目的で使用されていたエタノール蒸散剤がチーズ熟成のエステル風味創出に有用であり、熟成中に蒸散されたエタノールがエステル化合物に変換され、香り豊かなナチュラルチーズを製造できることを見出したものである。
なお、この際、密閉容器内の雰囲気中のアルコール濃度(体積%)を調整することにより、製造されるナチュラルチーズ中のエステル濃度を調整することが可能である。
すなわち、製造するナチュラルチーズの風味づくりに合わせて、密閉容器内の雰囲気中のアルコール濃度(体積%)を調整することができる。
前述のように、本発明が提案するナチュラルチーズの製造方法は、通常のナチュラルチーズを製造する工程において行われるカードの熟成工程をエタノール雰囲気下で行うものであり、これによって製造した本発明のナチュラルチーズは風味が強化された香り豊かなナチュラルチーズとなる。また、雰囲気中のアルコール濃度やチーズの熟成度合いや熟成期間をコントロールすることで、その強化された風味の強さを調節することができることは言うまでもない。
本発明に適用されるナチュラルチーズは、ゴーダ、チェダー、グラナ、パルメザン等の熟成することが特徴である硬質ナチュラルチーズ、特別硬質ナチュラルチーズに分類されるものだけでなく、それ以外のチーズにおいても例えば代表的にはモッツァレラチーズ対しても応用することが可能である。また、本発明で得られた知見に基づき、エステラーゼによりエステルを産生する可能性のあるチーズであれば、上記チーズ類に拘ることなく使用できることは言うまでもない。
また、チーズに使用している原料乳の由来は特に制限されることなく、一般的に使用されている獣乳(牛乳、羊乳、山羊乳、水牛乳などの哺乳類由来の乳)などが例示される。さらに、ここでいう原料乳は生乳や殺菌乳のみを指すわけではなく、還元乳原料(バター、クリーム、脱脂乳、濃縮乳、脱脂濃縮乳、脱脂粉乳、全脂粉乳、練乳など)やその他の食品や食品添加物も必要に応じて添加することができる。
本発明で得られたチーズは製造後に、プロセスチーズやチーズフードの原料となり、チーズの熟成風味の強いプロセスチーズやチーズフードを製造することもできる。
以下、本発明の好ましい実施例を説明するが、本発明は、前述した実施の形態や以下の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々に変更可能である。
代表的なナチュラルチーズであるチェダーチーズを通常の製造方法により調製することとした。
すなわち、チーズ中の固形分中脂肪率が52%となるように調整した原料乳を63℃で30分間の加熱殺菌を行った後、33℃まで冷却し、0.01%塩化カルシウムを添加した。
次に、前記のように調製した原料乳に市販の乳酸菌スターター(中温菌スターター:クリスチャン・ハンセン社製)0.6%及び力価15,000ユニットのカーフレンネット(クリスチャン・ハンセン社製)0.003%を添加して乳を凝固させた後、カッテングしてホエイpHが6.2〜6.1となるまで攪拌し、ホエイを排出し、カード粒を得た。
次に、このカード粒をチェダリングし、pHが5.30になった時点で加塩して型詰めして圧搾した。
この圧縮したものを熟成させて最終製品のナチュラルチーズ(チェダーチーズ)とすべく、密閉容器に詰め、エタノール蒸散剤(フロイント産業株式会社製、商品名「アンチモールドマイルド」)を同封して密封した後、12℃で3ヶ月熟成し本発明のチェダーチーズを得た(実施例1)。
比較例として、エタノール蒸散剤を同封せずに、それ以外は同一条件として前記密閉容器内にて嫌気性状態にて12℃で3ヶ月熟成させたサンプルをコントロールとした(比較例1)。
その後、両者をそれぞれ密封容器から取り出してエステル濃度の測定と官能評価を実施した。
エステル濃度の測定は、以下の方法で実施した。供試液をバイアル瓶に採取し、純水を加え密栓した後、60℃で40分間保持し、ヘッドスペースに揮発したエステルを固相マイクロファイバ(SUPELCO,Stable Flex(DVB/Carboxen/PDMS;50/30μm))に抽出した。ファイバをGC/MSに導入し、経時的測定に供した。得られたクロマトグラムよりButanoic acid,ethyl ester(酪酸エチルエステル)およびHexanoic acid,ethyl ester(ヘキサン酸エチルエステル)のピーク面積から濃度を算出した(表1)。
エタノール蒸散剤を入れずに熟成した比較例1に比べ、エタノール蒸散剤を入れて熟成した実施例1は、Butanoic acid,ethyl ester含量で75倍以上、Hexanoic acid,ethyl ester含量で48倍以上増えており、チェダーチーズ中のエステル濃度が有意に上昇していた(表1)。
また、実施例1と比較例1に対し、チーズの香り(フルーティな香りの有無)について熟練パネラー10名による官能評価を実施した。官能評価は、評価1は「フルーティな香りが全くしない」、評価2は「フルーティな香りが弱く感じる」、評価3は「フルーティな香りがやや弱く感じる」、評価4は「フルーティな香りがやや強く感じる」、「フルーティな香りが強く感じる」の指標のもと、評価1〜評価5の5段階評価で実施し、10名の評価の加重平均により評点とした(表1)。
Figure 2013011993

エタノール蒸散剤を入れて熟成させた実施例1のチーズの官能評価の評点は評点5の「フルーティな香りが強く感じる」のに対し、エタノール蒸散剤を入れないで熟成させた比較例1のチーズの官能評価の評点は評点2の「フルーティな香りが弱く感じる」であり、官能評価においてもチーズの香り(フルーティな香り)の強いものであることがわかった。
実施例1と同様に代表的なナチュラルチーズであるチェダーチーズを通常の製造方法により調製することとした。
すなわち、チーズ中の固形分中脂肪率が52%となるように調整した原料乳を63℃で30分間の加熱殺菌を行った後、33℃まで冷却し、0.01%塩化カルシウムを添加した。
次に、前記のように調製した原料乳に市販の乳酸菌スターター(中温菌スターター:クリスチャン・ハンセン社製)0.6%及び力価15,000ユニットのカーフレンネット(クリスチャン・ハンセン社製)0.003%を添加して乳を凝固させた後、カッテングしてホエイpHが6.2〜6.1となるまで攪拌し、ホエイを排出し、カード粒を得た。
次に、このカード粒をチェダリングし、pHが5.30になった時点で加塩して型詰めして圧搾した。
この圧縮したものを熟成させて最終製品のナチュラルチーズ(チェダーチーズ)とすべく、真空包装し、12℃で3ヶ月熟成した。
熟成後のチェダーチーズを、30mm×30mm×30mmのダイス状にカット加工したものを、密閉容器に詰め、エタノール蒸散剤(フロイント産業株式会社製、商品名「アンチモールドマイルド」)を同封して密封した後、12℃で1ヶ月熟成して本発明のダイス形状のチェダーチーズを得た(実施例2)。
比較例として、エタノール蒸散剤を同封せずに、それ以外は同一条件として前記密閉容器にダイス状にカット加工したものを詰め、嫌気性状態にて12℃で1ヶ月熟成させたサンプルをコントロールとした(比較例2)。
その後、両者をそれぞれ密封容器から取り出し実施例1及び比較例1と同様にエステル含量の測定と熟練パネラー10名による官能評価を実施した(表2)。
エタノール蒸散剤を入れずに熟成した比較例2に比べ、エタノール蒸散剤を入れて熟成した実施例2は、Butanoic acid,ethyl ester(酪酸エチルエステル)含量で13倍以上、Hexanoic acid,ethyl ester(ヘキサン酸エチルエステル)含量で9倍以上増えており、チェダーチーズ中のエステル濃度が有意に上昇していた(表2)。
また、実施例2と比較例2に対し、チーズの香り(フルーティな香りの有無)について熟練パネラー10名による官能評価を実施した。官能評価は、評価1は「フルーティな香りが全くしない」、評価2は「フルーティな香りが弱く感じる」、評価3は「フルーティな香りがやや弱く感じる」、評価4は「フルーティな香りがやや強く感じる」、「フルーティな香りが強く感じる」の指標のもと、評価1〜評価5の5段階評価で実施し、10名の評価の加重平均により評点とした(表2)。
Figure 2013011993

エタノール蒸散剤を入れて熟成させた実施例2のチーズの官能評価の評点は評点4の「フルーティな香りがやや強く感じる」のに対し、エタノール蒸散剤を入れないで熟成させた比較例2のチーズの官能評価の評点は評点2の「フルーティな香りが弱く感じる」であり、官能評価においてもチーズの香り(フルーティな香り)の強いものであることがわかった。

Claims (6)

  1. ナチュラルチーズを製造する工程において行われるカードの熟成工程をエタノール雰囲気下で行う
    ことを特徴とするナチュラルチーズの製造方法。
  2. エタノール雰囲気下で行われるカードの熟成工程は、カードを熟成させている途中、あるいは、カードを一部熟成した後に行われる
    ことを特徴とする請求項1記載のナチュラルチーズの製造方法。
  3. エタノール雰囲気下で行われるカードの熟成工程は、密閉容器内に前記カードと、エタノール蒸散剤とを封入して行われる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のナチュラルチーズの製造方法。
  4. エタノール雰囲気下で行われるカードの熟成工程は、密閉容器内に封入されるカードの表面にエタノール蒸散剤を添着して行われる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のナチュラルチーズの製造方法。
  5. 前記密閉容器内の雰囲気中のアルコール濃度(体積%)を調整することにより、製造されるナチュラルチーズ中のエステル濃度を調整する
    ことを特徴とする請求項3又は4記載のナチュラルチーズの製造方法。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項記載の製造方法により製造したナチュラルチーズ。
JP2013524727A 2011-07-20 2012-07-18 ナチュラルチーズの製造方法 Active JP6087817B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011158833 2011-07-20
JP2011158833 2011-07-20
JP2012031501 2012-02-16
JP2012031501 2012-02-16
PCT/JP2012/068162 WO2013011993A1 (ja) 2011-07-20 2012-07-18 ナチュラルチーズの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2013011993A1 true JPWO2013011993A1 (ja) 2015-02-23
JP6087817B2 JP6087817B2 (ja) 2017-03-01

Family

ID=47558170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013524727A Active JP6087817B2 (ja) 2011-07-20 2012-07-18 ナチュラルチーズの製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6087817B2 (ja)
WO (1) WO2013011993A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101875884B1 (ko) * 2016-08-04 2018-07-06 김공훈 머리받이의 각도가 조절되는 리클라이너 소파

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005517417A (ja) * 2002-02-21 2005-06-16 フォンテラ コ−オペレイティブ グループ リミティド 風味増強エステルの製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
LU66516A1 (ja) * 1972-11-22 1974-06-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005517417A (ja) * 2002-02-21 2005-06-16 フォンテラ コ−オペレイティブ グループ リミティド 風味増強エステルの製造方法

Non-Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
HOLLAND R. ET AL.: "Esterases of lactic acid bacteria and cheese flavour: Milk fat hydrolysis, alcoholysis and esterific", INT. DAIRY J., vol. 15, JPN6012041176, 2005, pages 711 - 718, XP004978596, ISSN: 0003486762, DOI: 10.1016/j.idairyj.2004.09.012 *
LIU S.-Q. ET AL.: "Esters and their biosynthesis in fermented dairy products: a review", INT. DAIRY J., vol. 14, JPN6012041173, 2004, pages 923 - 945, ISSN: 0003318160 *
MARTIN N. ET AL.: "Sensory and instrumental flavor analyses of cheese curd cocultured with selected yeast and bacteria", J. SENSORY STUD., vol. 17, JPN6012041171, 2002, pages 1 - 17, ISSN: 0003486761 *
RICHOUX R. ET AL.: "Enhancement of ethyl ester and flavour formation in Swiss cheese by ethanol addition", INT. DAIRY J., vol. 18, JPN6012041179, 2008, pages 1140 - 1145, XP025398811, ISSN: 0003318159, DOI: 10.1016/j.idairyj.2008.05.011 *

Also Published As

Publication number Publication date
JP6087817B2 (ja) 2017-03-01
WO2013011993A1 (ja) 2013-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107205414B (zh) 用于制作奶酪类食品,特别是奶酪、奶酪特制品或奶酪替代品的方法
Guinee et al. Reducing salt in cheese and dairy spreads
JP5226820B2 (ja) モッツァレラチーズの製造方法
EP1320297A1 (en) Process for making cheese containing gum
AU2001290386A1 (en) Process for making cheese containing gum
JP4185125B2 (ja) 新規チーズスターター
Medina et al. Cheeses from ewe and goat milk
JP4905984B2 (ja) チーズ類の製造法
JP6087817B2 (ja) ナチュラルチーズの製造方法
US20070254064A1 (en) Dairy Product and Process
AU2014373324B2 (en) Aspergillus oryzae aged cheese and preparation method thereof
KR101383973B1 (ko) 천연 에센셜오일이 도포된 항진균 숙성 치즈의 제조방법 및 그로부터 제조되는 항진균 숙성 치즈
WO2011146916A2 (en) Methods and compositions for eps-fortified ingredients in cheese
JP2021101725A (ja) 白カビ系チーズ
JP2004000118A (ja) 軟質ナチュラルチーズ及びその製造方法
CN108497093A (zh) 一种奶酪的制备方法
CN106070679B (zh) 利用羊肚菌制作的羊肚菌奶酪及其制备方法
Salek et al. The use of different cheese sources in processed cheese
JP3073952B2 (ja) フレッシュチーズ
WO2022045368A1 (ja) フレッシュチーズ、その製造方法および後味のキレの向上方法
JP7428506B2 (ja) ナチュラルチーズ
WO2014148433A1 (ja) 白カビ系チーズ及びその製造方法
RU2269909C2 (ru) Способ производства вкусоароматической добавки со вкусом и ароматом сыров с высокой температурой второго нагревания
RU2501283C1 (ru) Способ производства творога
KR101395656B1 (ko) 유청분말과 두부순물분말을 첨가한 치즈 및 이의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160707

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161220

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6087817

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150