JPWO2013001704A1 - 解析エンジン制御装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の解析エンジン制御装置100は、複数の解析エンジン200にてそれぞれ解析された解析結果である複数の解析データのうち、少なくとも2つの解析データを選択する解析データ選択手段102と、解析データ選択手段にて選択された少なくとも2つの解析データを統合対象解析データとして新たな解析を行う解析データ統合演算手段101と、を備え、上記解析データ選択手段102は、解析エンジン200の予め設定された1又は複数の特性毎に応じて割り当てられた分類に基づいて、当該分類の少なくとも一部がそれぞれ異なる解析エンジンによる解析データを統合対象解析データとして選択する。

Description

本発明は、解析エンジン制御装置にかかり、特に、複数の解析エンジンの解析結果を統合して新たな解析結果を出力する解析エンジン制御装置に関する。
情報処理技術の発達に伴い、様々なデータの解析を行う解析エンジンの開発が行われている。例えば、動画像データから人間の動線をトレースする位置情報を生成する解析エンジン、静止画像データから人物を特定する解析エンジン、音声データからテキストデータを生成する解析エンジンなど、様々な解析エンジンが存在している。
ここで、特許文献1では、複数の解析エンジンによる解析結果を組み合わせて、さらに信頼性の高い解析結果を得る、ということを実現するシステムが開示されている。具体的に、特許文献1では、位置センサで複数の人物の位置を検出し、IDセンサで各人物が装着した光IDタグのID番号を検出することで、各人物の位置を推定する、というシステムを開示している。そして、上記位置センサは、例えば、人物が踏んだ箇所の圧力加重を感知するフロアセンサであり、上記IDセンサは、各人物の胸部等に装着され識別情報をLEDの点滅により送信する光IDタグからの出力を検出するものである。
特開2007−240295号公報
しかしながら、上述した特許文献1では、かかる解析エンジンの組み合わせの使用が固定的であるため、状況に応じてさらなる解析結果の信頼性の向上を図ることができない、という問題が生じる。つまり、特許文献1では、IDセンサは各人物の位置を検出し、その位置の信頼性を位置センサで補間する、というように組み合わせているが、その他の解析結果を組み合わせて新たな解析結果を得る、ということについては開示されていない。従って、ある条件下では解析結果の信頼性が著しく低下する、という問題や、状況の変化に対応して解析を行うことができず、汎用性が低い、という問題が生じる。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、複数の解析エンジンによる解析結果を統合した解析結果の信頼性の低下と、解析エンジンを統合するシステムの汎用性の低下、ということを解決することにある。
本発明の一形態である解析エンジン制御装置は、
複数の解析エンジンにてそれぞれ解析された解析結果である複数の解析データのうち、少なくとも2つの解析データを選択する解析データ選択手段と、
前記解析データ選択手段にて選択された少なくとも2つの解析データを統合対象解析データとして新たな解析を行う解析データ統合演算手段と、を備え、
前記解析データ選択手段は、前記解析エンジンの予め設定された1又は複数の特性毎に応じて割り当てられた分類に基づいて、当該分類の少なくとも一部がそれぞれ異なる前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
複数の解析エンジンにてそれぞれ解析された解析結果である複数の解析データのうち、少なくとも2つの解析データを選択する解析データ選択手段と、
前記解析データ選択手段にて選択された少なくとも2つの解析データを統合対象解析データとして新たな解析を行う解析データ統合演算手段と、を実現させると共に、
前記解析データ選択手段は、前記解析エンジンの予め設定された1又は複数の特性毎に応じて割り当てられた分類に基づいて、当該分類の少なくとも一部がそれぞれ異なる前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
ことを実現させるためのプログラムである。
また、本発明の他の形態である解析エンジン制御方法は、
情報処理装置が、複数の解析エンジンにてそれぞれ解析された解析結果である複数の解析データのうち、少なくとも2つの解析データを選択し、選択された少なくとも2つの解析データを統合対象解析データとして新たな解析を行う、と共に、
前記解析データの選択時に、前記解析エンジンの予め設定された1又は複数の特性毎に応じて割り当てられた分類に基づいて、当該分類の少なくとも一部がそれぞれ異なる前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
という構成をとる。
本発明は、以上のように構成されることにより、複数の解析エンジンによる解析結果を統合した解析結果の信頼性の向上と、解析エンジンを統合するシステムの汎用性の向上、を図ることができる。
本発明の実施形態1における解析エンジン制御装置の構成を示すブロック図である。 図1に開示した解析エンジンメタ情報テーブルに記憶されるデータの一例を示す図である。 図1に開示した解析エンジン制御装置の動作の様子を示す説明図である。 図1に開示した解析エンジン制御装置による具体的な動作の一例を示す説明図である。 図1に開示した解析エンジン制御装置による解析データを選択するときの様子を示す図である。 図1に開示した解析エンジン制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の付記1における解析エンジン制御装置の構成を示すブロック図である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図6を参照して説明する。図1乃至図2は、解析エンジン制御装置の構成を説明するための図である。図3乃至図6は、解析エンジン制御装置の動作を説明するための図である。
[構成]
本実施形態における解析エンジン制御装置1は、演算装置と記憶装置とを備えた情報処理装置であり、1台又は複数台の情報処理装置にて構成されている。そして、図1に示すように、解析エンジン制御装置1は、クライアント装置に装備されたアプリケーション2と、複数の解析エンジンA,B,C,Dと、に接続されており、アプリケーション1からの解析処理要求に応じて、複数の解析エンジンA,B,C,Dの動作を制御して解析処理を実行し、解析処理結果をアプリケーション1に返す、という機能を有する。なお、解析エンジン制御装置1に接続されている解析エンジンンA,B,C,Dは、4つであることに限定されない。
なお、本実施形態においては、例えば、「解析エンジンA」は、「カメラ映像」の情報を解析対象データ(情報源)として物体の位置情報を解析する解析エンジンであり、「解析エンジンB」は、「サーモグラフィ」の情報を解析対象データとして物体の位置情報を解析する解析エンジンである。また、「解析エンジンC」は、「RFID(Radio Frequency IDentification)」の情報を解析対象データとして物体の位置情報を解析する解析エンジンであり、「解析エンジンD」は、「UWB(Ultra Wide Band)」の情報を解析対象データとして物体の位置情報を解析する解析エンジンである。但し、解析エンジンは、上述したものであることに限定されない。
そして、解析エンジン制御装置1は、図1に示すように、演算装置にプログラムが組み込まれることで構築された、解析データ統合制御部11と、解析データ統合演算部12と、解析データ選択部13と、尤度判定部14と、を備えている。なお、演算装置に組み込まれるプログラムは、所定の記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
また、解析エンジン制御装置1は、記憶装置に記憶された解析エンジンメタ情報テーブル15を備えている。なお、解析エンジンメタ情報テーブル15は、解析エンジン制御装置1に装備された記憶装置に記憶されていることに限定されず、通信ケーブルや無線通信にて接続された記憶装置や、インターネット網を介して接続された記憶装置に記憶されていてもよい。
上記解析データ統合制御部11は、アプリケーション2からの解析処理要求を受け付ける。このとき、解析処理要求は、要求する「解析処理結果」自体の内容を表す情報と、当該「解析処理結果」に対して要求する当該解析処理結果の確からしさを表す信頼度を指定する「指定尤度値」を表す情報と、を含んでいる。例えば、上記「解析処理結果」としては、「物体の位置情報」があり、上記「指定尤度値」としては、解析処理で得られた物体の位置情報について要求する「信頼度の値」がある。但し、解析処理要求が含んでいる情報は、上述した情報であることに限定されない。そして、解析データ統合制御部11は、アプリケーション2から受け付けた解析処理要求の情報を、尤度判定部14に通知する。
上記尤度判定部14(エンジン情報取得手段)は、解析データ統合制御部11から通知を受けた解析処理要求に応じて、各解析エンジンによる解析処理結果と共に、当該解析処理結果の信頼度を表す「尤度情報」の通知を受け取る。このとき、「尤度情報」は、各解析エンジンにて解析対象データを解析処理した際における処理内容や処理条件などから算出された、解析処理結果の確からしさである信頼度を表す値である。例えば、特許第3903783号、特許第4093026号、特許第4158937号などに記載のように、解析処理結果と共に算出される値である。但し、尤度情報は、上述したように算出される値であることに限定されず、例えば、解析エンジン毎に予め設定されている値であってもよい。
また、尤度判定部14は、各解析エンジンから上記解析処理結果及び尤度情報と共に、その解析結果を得るために解析した解析対象データである情報源を表す情報の通知も受ける。例えば、「解析エンジンA」の解析対象データ(情報源)は「カメラ映像」であり、かかる情報の通知も受ける。
なお、上記尤度判定部14は、例えば、解析エンジン毎に、当該解析エンジンが解析処理可能な解析処理結果の種類を示す解析可能情報と、各解析エンジンを特定する識別情報と、を関連付けて記憶している。そして、記憶している解析エンジンの解析可能情報に基づいて、尤度判定部14は、解析データ統合制御部11から通知された要求されている解析処理結果に対応する解析エンジンから、上述したように、解析処理結果、尤度情報、解析対象データ(情報源)の情報を取得する。
また、尤度判定部14は、各解析エンジンから取得した尤度情報が、解析データ統合制御部11から通知を受けた「指定尤度値」を超えているか否かを調べる。つまり、各解析エンジンから取得した尤度情報のうち最も大きい尤度情報の値が「指定尤度値」を超えているか否かを判定する。
そして、尤度判定部14は、上述した判定の結果、各解析エンジンから取得した尤度情報のうち最も大きい尤度情報の値が「指定尤度値」を超えている場合には、その超えている尤度情報を通知した解析エンジンから出力された解析処理結果である解析データを、解析データ統合制御部11を介してアプリケーション2に通知する。これにより、アプリケーション2からの解析処理要求に応答する。
一方、上記尤度判定部14は、各解析エンジンから取得した尤度情報のいずれもが、解析データ統合制御部11から通知を受けた「指定尤度値」を超えていない場合には、解析データ選択部13に、新たな解析処理結果を算出するために統合する統合対象解析データとなる少なくとも2つの解析エンジンからの解析処理結果である解析データを選択する指示を出す。
上記解析データ選択部13(解析データ選択手段)は、解析エンジンメタ情報テーブル15を参照して、複数の解析エンジンによる解析処理結果のうち、少なくとも2つの解析エンジンからの解析処理結果である解析データを、上記統合対象解析データとして選択する。なお、ここでは、2つの解析データを選択する場合を例示して説明する。
具体的に、解析データ選択部13は、まず、各解析エンジンから取得した尤度情報の値が最も大きい解析エンジンによる解析データを、第1の統合対象解析データとして選択する。そして、解析選択部13は、第1の統合対象解析データを解析処理結果として出力する解析エンジン(第1の解析エンジン)の特性に応じて予め設定された分類が異なる他の解析エンジン(第2の解析エンジン)による解析データを、第2の統合対象解析データとして選択する。
ここで、解析エンジンの特性に応じた「分類」とは、例えば、解析エンジンの解析対象となる解析対象データ、つまり、解析処理を行うための情報源を、予め設定された信号の種類別(信号種別)に区分けした分類を表している。そして、本実施形態では、解析エンジンの解析対象データ(情報源)の信号種別として、「光学信号」、「電波信号」、「音波信号」、「温度信号」、「加速度信号」といった5つの「分類」を設定しており、各解析エンジンの解析対象データが信号種別に属する度合いを表す信号種別への依存度(分類依存度)を、解析エンジンメタ情報テーブル15に記憶している。
例えば、解析エンジンメタ情報テーブル15(解析エンジン特性テーブル)には、各解析対象データ(情報源)の信号依存度として、以下のような値が記憶されている。解析エンジンAのように解析対象データが「カメラ映像」である場合には、「光学信号」の信号種別に100%依存するため、「1.0」の値が記憶されている。また、解析エンジンBのように解析対象データが「サーモグラフィ」である場合には、「光学信号」の信号種別に20%依存し、「温度信号」の信号種別に80%依存するため、それぞれの信号種別に対して「0.2」、「0.8」の値が記憶されている。また、解析エンジンCや解析エンジンDのように、解析対象データが「RFID」や「UWB」である場合には、それぞれ「電波信号」の信号種別に100%依存するため、それぞれ「1.0」の値が記憶されている。なお、図2の例では、その他の解析対象データ(情報源)の各信号種別に対する信号依存度が記憶されているが、解析エンジンメタ情報テーブル15の内容は、図2の例に限定されない。
そして、上記解析データ選択部13は、上述した解析エンジンメタ情報テーブル15を参照して、第1の統合対象解析データを解析する解析エンジンの解析対象データ(情報源)とは信号依存度がより離れている、つまり、解析対象データ(情報源)が信号種別において独立性が高い上記第2の統合対象解析データを選択する。例えば、第1の統合対象解析データを解析する解析エンジンの解析対象データ(情報源)の信号依存度が全く重複しない他の解析対象データを解析対象とする他の解析エンジンによる解析結果を、第2の統合対象解析データとして選択する。
一例として、第1の統合対象解析データとして「解析エンジンA」が選択された場合を考える。この場合、「解析エンジンA」の解析対象データは「光学信号」に対する信号依存度が「1.0」であるため、「光学信号」に信号依存度が「0」である他の解析対象データを解析対象とする解析エンジンによる解析データを選択する。すると、「解析エンジンB」は、その解析対象データは「光学信号」に対する信号依存度が「0.2」であるため、第2の統合対象解析データとして選択せず、「解析エンジンC」や「解析エンジンD」を選択する。そして、これら解析エンジンC,Dのうち、上述したように各解析エンジンC,Dから取得した尤度情報が最も高いものを、第2の統合対象解析データとして選択してもよい。
なお、上記では、解析対象データが依存する信号種別が完全に異なる解析エンジンによる解析データを、それぞれ統合対象解析データとして選択したが、同じ信号種別に信号依存度の一部が重複していても、それぞれ異なる信号種別に一部が依存していれば(異なる信号種別への信号依存度>0)、それら解析エンジンによる解析データを統合対象解析データとして選択してもよい。例えば、上述した例においては、仮に「光学信号」を解析対象データとする「解析エンジンA」に対して完全に信号種別が異なる他の解析エンジンがない場合には、解析対象データが依存する信号種別の一部(依存度0.8)が「温度信号」で異なる「解析エンジンB」を、第2の統合対象解析データとして選択してもよい。
そして、上記解析データ選択部13による解析データの選択処理方法は、上述した内容に限定されない。例えば、各信号種別の軸をそれぞれ設定し、当該各信号種別への依存度を各軸方向の値とした信号種別依存度空間(分類依存度空間)における、第1の統合対象解析データに選択された解析エンジンの依存度との距離を、他の解析エンジンの尤度情報の値で重み付けした値が、最も大きいものを第2の統合対象解析データとして選択してもよい。なお、具体的な選択処理の内容については、後述する動作説明時に述べる。
ここで、上記解析データ選択部13は、2つの解析エンジンからの解析データを選択することに限定されず、3つ以上の解析データを統合対象解析データとして選択してもよい。この場合には、上述したように、解析エンジンの特性の分類の少なくとも一部が異なる少なくとも2つの解析データを選択するとよい。
また、上記では、解析エンジンメタ情報テーブル15に記憶された解析エンジンの特性の「分類」は、解析対象データ(情報源)の信号種別であるとして説明したが、かかる「分類」は、解析エンジンの他の特性に応じた分類であってもよい。例えば、解析エンジンの解析対象データを取得するセンサに応じた分類、解析対象データの取得状況や解析対象データの取得環境の計測値に応じた分類、解析エンジンの解析処理手順(アルゴリズム)に応じた分類などであってもよい。
そして、上記解析データ選択部13は、選択した各統合対象解析データを、解析データ統合演算部12に渡す。すると、解析データ統合演算部12(解析データ統合演算手段)は、選択された各統合対象解析データを統合して新たな解析処理を行い、統合解析処理結果を解析データ統合制御部11を介してアプリケーション2に通知する。これにより、アプリケーション2からの解析処理要求に応答する。
このとき、解析データ統合演算部12は、例えば、各統合対象解析データに対して、それぞれを解析処理した解析エンジンから通知された各尤度情報の値を乗算し、当該各尤度情報で重み付けした統合対象解析データに基づいて統合解析処理結果を算出する。但し、解析データ統合演算部12による統合解析処理は、上述した処理内容であることに限定されない。
[動作]
次に、上述した解析エンジン制御装置1の動作を、図3乃至図6を参照して説明する。ここでは、具体例も含めて説明する。ここでは、各解析エンジンA,B,C,Dは、上述同様であることとし、また、解析エンジンメタ情報テーブル15には、図2に開示した内容のデータが記憶されていることとする。
まず、解析エンジン制御装置1の解析データ統合制御部11が、アプリケーション2から解析処理要求を受け付ける(図3の(1)参照、図6のステップS1)。ここでは、図4に示すように、「尤度:0.8以上の物体aの位置情報」が解析処理結果として要求されたとする。すると、解析データ統合制御部11は、アプリケーション2から受け付けた解析処理要求の情報を、尤度判定部14に通知する(図3の(2)参照、図6のステップS2)。特に、上記「尤度0.8」という値を、「指定尤度値」として尤度判定部14に設定する。
続いて、尤度判定部14は、解析データ統合制御部11から通知を受けた「尤度:0.8以上の物体aの位置情報」という解析処理要求に応じて、「物体aの位置情報」を解析処理結果として出力している各解析エンジンを特定し、かかる解析エンジンから、解析処理結果である「位置情報」(解析データ)と、その信頼度を表す「尤度情報」と、を収集する(図3の(3)参照、図6のステップS3)。ここでは、図4に示すように、各解析エンジンA,B,C,Dからそれぞれ解析処理結果である位置情報とその尤度情報とを収集したとする。このとき、尤度判定部14は、各解析エンジンから解析処理に用いる解析対象データ(情報源)を特定する情報も収集する。但し、解析対象データ(情報源)を特定する情報は、解析エンジン毎に事前に解析エンジン制御装置1に記憶されていてもよい。
続いて、尤度判定部14は、各解析エンジンから取得した「尤度情報」が、解析データ統合制御部11から通知を受けた「指定尤度値」を超えているか否かを調べる(図6のステップS4)。このとき、尤度値の判定の結果、各解析エンジンから取得した尤度情報のうち最も大きい尤度情報の値が「指定尤度値0.8」を超えている場合には(図6のステップS4でYes)、その超えている尤度情報を通知した解析エンジンから出力された解析処理結果を、解析データ統合制御部11を介してアプリケーション2に通知する(図3の(4)参照、図6のステップS7)。これにより、アプリケーション2からの解析処理要求に応答する。
ところが、本実施形態では、各解析エンジンから取得した尤度情報のいずれもが、解析データ統合制御部11から通知を受けた「指定尤度値0.8」を超えていないため(図6のステップS4でNo)、尤度判定部14は、解析データ選択部13に新たな解析処理結果を算出するために統合する統合対象解析データとなる2つの解析エンジンからの解析処理結果である解析データを選択する指示を出す(図3の(5)参照)。
すると、解析データ選択部13は、解析エンジンメタ情報テーブル15を参照して(図3の(6)参照)、解析エンジンA,B,C,Dによる解析処理結果のうち、2つの解析エンジンからの解析処理結果である解析データを、統合対象解析データとして選択する(ステップS5)。
具体的に、解析データ選択部13は、まず、各解析エンジンから取得した尤度情報の値が「0.7」で最も大きい「解析エンジンA」による解析データである「位置情報:X=10,Y=20,Z=30」を、第1の統合対象解析データとして選択する。そして、解析選択部13は、この解析エンジンAの解析対象データ(情報源)である「カメラ映像」の信号分類に対して独立性が高い解析対象データ(情報源)を解析対象とする他の解析エンジンを選択する。ここでは、解析エンジンAに対する他の解析エンジンB,C,Dについて、以下の演算式による値を算出し、その値が最も大きい解析エンジンCを、第2の統合対象解析データとして選択する(図6のステップS5)。
解析エンジンB:((1.0−0.2)+0.8)×0.6=0.768
解析エンジンC:((1.0−0.0)+1.0)×0.5=1.0
解析エンジンD:((1.0−0.0)+1.0)×0.3=0.6
ここで、上記演算式では、まず、図5に示す情報源毎(光学信号、温度信号、電波信号)の軸を設定した空間上において、解析エンジンAと他の解析エンジンB,C,Dとの間における各信号分類への依存度の距離の二乗を求める。なお、図5では、矢印A−Bは、解析エンジンAと解析エンジンBとの信号依存度の距離を表しており、矢印A−Cは、解析エンジンAと解析エンジンCとの信号依存度の距離を表している。そして、解析エンジン間の信号依存度の距離の二乗に、各解析エンジンB,C,Dの尤度情報を乗算して重み付けする。その結果の値が大きいほど、第1の統合対象解析データとして選択した解析エンジンAの解析対象データ(情報源)である「カメラ映像」の信号分類に対して、独立性が高い解析対象データ(情報源)を解析対象とする他の解析エンジンと判断できる。従って、上記例では、「解析エンジンC」による解析データである「位置情報:X=12,Y=22,Z=32」を、第2の統合対象解析データとして選択することとなり、解析エンジンAとは信号分類が全く異なるものが選択される。
その後、解析データ選択部13は、選択した各統合対象解析データを、解析データ統合演算部12に渡す(図3の(7)参照)。すると、解析データ統合演算部12は、選択された各統合対象解析データを統合して新たな解析処理を行い、統合解析処理結果を解析データ統合制御部11を介してアプリケーション2に通知する(図3の(8)参照、図6のステップS6)。これにより、アプリケーション2からの解析処理要求に応答する。
このとき、解析データ統合演算部12では、例えば、各統合対象解析データである各位置情報を、各解析エンジンの尤度情報で重み付けを行い、その重心計算によって統合した位置情報を算出する。つまり、「解析エンジンA」による「位置情報:X=10,Y=20,Z=30」及び「尤度:0.7」と、「解析エンジンC」による「位置情報:X=12,Y=22,Z=32」及び「尤度:0.5」を用いて以下の計算を行い、統合した各座標の「位置情報:X=10.83,Y=20.83,Z=30.83」を算出する。
X座標:(10×0.7+12×0.5)/(0.7+0.5)=10.83
Y座標:(20×0.7+22×0.5)/(0.7+0.5)=20.83
Z座標:(30×0.7+32×0.5)/(0.7+0.5)=30.83
上記の例では、「解析エンジンA」と「解析エンジンC」の情報源の信号分類が「光学信号」と「電波信号」というようにそれぞれ異なっているため、相互に解析データの独立性が高く、信頼性の高い統合解析データを得ることができる。
なお、上記と比較して、仮に、「解析エンジンA」の解析データと、当該「解析エンジンA」に続いて「尤度情報」が高い「解析エンジンB」の解析データと、を統合対象解析データとして選択した場合を考える。この場合には、「解析エンジンB」の「尤度情報」が高いものの、「解析エンジンB」の情報源が、「解析エンジンA」の情報源が依存する信号分類である「光学信号」にも依存しているため、かかる「光学信号」の取得が困難な環境ではいずれの解析データも信頼度が低くなる可能性が生じる。
以上より、本発明では、相互に独立性が高い解析エンジンの解析結果を選択して統合しているため、複数の解析エンジンによる解析結果を組み合わせた解析結果の信頼性の向上を図ることができる。また、適宜、統合する解析エンジンの解析データを選択することができるため、状況に応じた解析処理を実現でき、システムの汎用性の向上を図ることができる。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における解析エンジン制御装置(図7参照)、プログラム、解析エンジン制御方法の構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
複数の解析エンジン200にてそれぞれ解析された解析結果である複数の解析データのうち、少なくとも2つの解析データを選択する解析データ選択手段102と、
前記解析データ選択手段102にて選択された少なくとも2つの解析データを統合対象解析データとして新たな解析を行う解析データ統合演算手段101と、を備え、
前記解析データ選択手段102は、前記解析エンジン200の予め設定された1又は複数の特性毎に応じて割り当てられた分類に基づいて、当該分類の少なくとも一部がそれぞれ異なる前記解析エンジン200による解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
解析エンジン制御装置100。
(付記2)
付記1に記載の解析エンジン制御装置であって、
前記解析エンジンの特性の前記分類は、当該解析エンジンの解析対象となる解析対象データの信号種別毎に応じた分類であり、
前記解析データ選択手段は、前記解析対象データの前記信号種別毎に応じた前記分類の少なくとも一部がそれぞれ異なる前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
解析エンジン制御装置。
(付記3)
付記1又は2に記載の解析エンジン制御装置であって、
前記解析エンジンから出力された解析結果の信頼度を表す尤度情報を取得する解析エンジン情報取得手段を備え、
前記解析データ選択手段は、前記解析エンジン情報取得手段にて取得した前記解析エンジンからの前記尤度情報に基づいて前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
解析エンジン制御装置。
(付記4)
付記3に記載の解析エンジン制御装置であって、
前記解析エンジン情報取得手段は、前記解析エンジンから取得した前記尤度情報の値のうちの少なくとも1つが、予め指定された尤度値である指定尤度値を超えているか否かを判定し、
前記解析データ選択手段は、前記解析エンジン情報取得手段にて前記解析エンジンから取得した前記尤度情報のうちいずれかの値が前記指定尤度値を超えている場合には、当該指定尤度値を超えている前記尤度情報が取得された前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択し、前記解析エンジン情報取得手段にて前記解析エンジンから取得した前記尤度情報の全ての値が前記指定尤度値を超えていない場合には、前記分類の少なくとも一部がそれぞれ異なる前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
解析エンジン制御装置。
(付記5)
付記4に記載の解析エンジン制御装置であって、
前記解析データ選択手段は、前記解析エンジン情報取得手段にて前記解析エンジンから取得した前記尤度情報の全ての値が前記指定尤度値を超えていない場合に、前記解析エンジンから取得した前記尤度情報の値が最も大きい当該解析エンジンによる解析データと、この解析エンジンとは前記分類の少なくとも一部が異なる他の前記解析エンジンによる解析データと、を前記統合対象解析データとして選択する、
解析エンジン制御装置。
(付記6)
付記5に記載の解析エンジン制御装置であって、
前記解析データ選択手段は、前記解析エンジン情報取得手段にて前記解析エンジンから取得した前記尤度情報の全ての値が前記指定尤度値を超えていない場合に、前記解析エンジンから取得した前記尤度情報の値が最も大きい当該解析エンジンによる解析データと、この解析エンジンとは前記分類の少なくとも一部が異なる前記他の解析エンジンのうち前記尤度情報が最も大きい当該他の解析エンジンによる解析データと、を前記統合対象解析データとして選択する、
解析エンジン制御装置。
(付記7)
付記5に記載の解析エンジン制御装置であって、
前記解析データ選択手段は、前記解析エンジン情報取得手段にて前記解析エンジンから取得した前記尤度情報の全ての値が前記指定尤度値を超えていない場合に、前記解析エンジンから取得した前記尤度情報の値が最も大きい当該解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択すると共に、前記分類毎に前記解析エンジンが依存する度合を表す分類依存度を各軸方向の値とする分類依存度空間内における前記選択された解析エンジンと他の前記解析エンジンとの距離に基づく値に、当該他の解析エンジンからの前記尤度情報の値を重み付けした値が最も大きい前記他の解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
解析エンジン制御装置。
(付記8)
付記1乃至7のいずれかに記載の解析エンジン制御装置であって、
前記解析データ統合演算手段は、前記解析データ選択手段にて選択された解析データを、当該解析データを解析した前記解析エンジンからの前記尤度情報の値で重み付けした値を前記統合対象解析データとして、新たな解析を行う、
解析エンジン制御装置。
(付記9)
情報処理装置に、
複数の解析エンジンにてそれぞれ解析された解析結果である複数の解析データのうち、少なくとも2つの解析データを選択する解析データ選択手段と、
前記解析データ選択手段にて選択された少なくとも2つの解析データを統合対象解析データとして新たな解析を行う解析データ統合演算手段と、を実現させると共に、
前記解析データ選択手段は、前記解析エンジンの予め設定された1又は複数の特性毎に応じて割り当てられた分類に基づいて、当該分類の少なくとも一部がそれぞれ異なる前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
ことを実現させるためのプログラム。
(付記10)
付記9に記載のプログラムであって、
前記解析エンジンの特性の前記分類は、当該解析エンジンの解析対象となる解析対象データの予め設定された信号種別毎に応じた分類であり、
前記解析データ選択手段は、前記解析対象データの前記信号種別毎に応じた分類の少なくとも一部がそれぞれ異なる前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
プログラム。
(付記11)
情報処理装置が、複数の解析エンジンにてそれぞれ解析された解析結果である複数の解析データのうち、少なくとも2つの解析データを選択し、選択された少なくとも2つの解析データを統合対象解析データとして新たな解析を行う、と共に、
前記解析データの選択時に、前記解析エンジンの予め設定された1又は複数の特性毎に応じて割り当てられた分類に基づいて、当該分類の少なくとも一部がそれぞれ異なる前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
解析エンジン制御方法。
(付記12)
付記11に記載の情報処理方法であって、
前記解析エンジンの特性の前記分類は、当該解析エンジンの解析対象となる解析対象データの予め設定された信号種別毎に応じた分類であり、
前記解析データの選択時に、前記解析対象データの前記信号種別毎に応じた分類の少なくとも一部がそれぞれ異なる前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
解析エンジン制御方法。
なお、上記各実施形態においてプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記各実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
なお、本発明は、日本国にて2011年6月30日に特許出願された特願2011−145069の特許出願に基づく優先権主張の利益を享受するものであり、当該特許出願に記載された内容は、全て本明細書に含まれるものとする。
1 解析エンジン制御装置
2 アプリケーション
11 解析データ統合制御部
12 解析データ統合演算部
13 解析データ選択部
14 尤度判定部
15 解析エンジンメタ情報テーブル
A,B,C,D 解析エンジン
100 解析エンジン制御装置
101 解析データ統合演算手段
102 解析データ選択手段
200 解析エンジン

Claims (12)

  1. 複数の解析エンジンにてそれぞれ解析された解析結果である複数の解析データのうち、少なくとも2つの解析データを選択する解析データ選択手段と、
    前記解析データ選択手段にて選択された少なくとも2つの解析データを統合対象解析データとして新たな解析を行う解析データ統合演算手段と、を備え、
    前記解析データ選択手段は、前記解析エンジンの予め設定された1又は複数の特性毎に応じて割り当てられた分類に基づいて、当該分類の少なくとも一部がそれぞれ異なる前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
    解析エンジン制御装置。
  2. 請求項1に記載の解析エンジン制御装置であって、
    前記解析エンジンの特性の前記分類は、当該解析エンジンの解析対象となる解析対象データの信号種別毎に応じた分類であり、
    前記解析データ選択手段は、前記解析対象データの前記信号種別毎に応じた前記分類の少なくとも一部がそれぞれ異なる前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
    解析エンジン制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の解析エンジン制御装置であって、
    前記解析エンジンから出力された解析結果の信頼度を表す尤度情報を取得する解析エンジン情報取得手段を備え、
    前記解析データ選択手段は、前記解析エンジン情報取得手段にて取得した前記解析エンジンからの前記尤度情報に基づいて前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
    解析エンジン制御装置。
  4. 請求項3に記載の解析エンジン制御装置であって、
    前記解析エンジン情報取得手段は、前記解析エンジンから取得した前記尤度情報の値のうちの少なくとも1つが、予め指定された尤度値である指定尤度値を超えているか否かを判定し、
    前記解析データ選択手段は、前記解析エンジン情報取得手段にて前記解析エンジンから取得した前記尤度情報のうちいずれかの値が前記指定尤度値を超えている場合には、当該指定尤度値を超えている前記尤度情報が取得された前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択し、前記解析エンジン情報取得手段にて前記解析エンジンから取得した前記尤度情報の全ての値が前記指定尤度値を超えていない場合には、前記分類の少なくとも一部がそれぞれ異なる前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
    解析エンジン制御装置。
  5. 請求項4に記載の解析エンジン制御装置であって、
    前記解析データ選択手段は、前記解析エンジン情報取得手段にて前記解析エンジンから取得した前記尤度情報の全ての値が前記指定尤度値を超えていない場合に、前記解析エンジンから取得した前記尤度情報の値が最も大きい当該解析エンジンによる解析データと、この解析エンジンとは前記分類の少なくとも一部が異なる他の前記解析エンジンによる解析データと、を前記統合対象解析データとして選択する、
    解析エンジン制御装置。
  6. 請求項5に記載の解析エンジン制御装置であって、
    前記解析データ選択手段は、前記解析エンジン情報取得手段にて前記解析エンジンから取得した前記尤度情報の全ての値が前記指定尤度値を超えていない場合に、前記解析エンジンから取得した前記尤度情報の値が最も大きい当該解析エンジンによる解析データと、この解析エンジンとは前記分類の少なくとも一部が異なる前記他の解析エンジンのうち前記尤度情報が最も大きい当該他の解析エンジンによる解析データと、を前記統合対象解析データとして選択する、
    解析エンジン制御装置。
  7. 請求項5に記載の解析エンジン制御装置であって、
    前記解析データ選択手段は、前記解析エンジン情報取得手段にて前記解析エンジンから取得した前記尤度情報の全ての値が前記指定尤度値を超えていない場合に、前記解析エンジンから取得した前記尤度情報の値が最も大きい当該解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択すると共に、前記分類毎に前記解析エンジンが依存する度合を表す分類依存度を各軸方向の値とする分類依存度空間内における前記選択された解析エンジンと他の前記解析エンジンとの距離に基づく値に、当該他の解析エンジンからの前記尤度情報の値を重み付けした値が最も大きい前記他の解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
    解析エンジン制御装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の解析エンジン制御装置であって、
    前記解析データ統合演算手段は、前記解析データ選択手段にて選択された解析データを、当該解析データを解析した前記解析エンジンからの前記尤度情報の値で重み付けした値を前記統合対象解析データとして、新たな解析を行う、
    解析エンジン制御装置。
  9. 情報処理装置に、
    複数の解析エンジンにてそれぞれ解析された解析結果である複数の解析データのうち、少なくとも2つの解析データを選択する解析データ選択手段と、
    前記解析データ選択手段にて選択された少なくとも2つの解析データを統合対象解析データとして新たな解析を行う解析データ統合演算手段と、を実現させると共に、
    前記解析データ選択手段は、前記解析エンジンの予め設定された1又は複数の特性毎に応じて割り当てられた分類に基づいて、当該分類の少なくとも一部がそれぞれ異なる前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
    ことを実現させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムであって、
    前記解析エンジンの特性の前記分類は、当該解析エンジンの解析対象となる解析対象データの予め設定された信号種別毎に応じた分類であり、
    前記解析データ選択手段は、前記解析対象データの前記信号種別毎に応じた分類の少なくとも一部がそれぞれ異なる前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
    プログラム。
  11. 情報処理装置が、複数の解析エンジンにてそれぞれ解析された解析結果である複数の解析データのうち、少なくとも2つの解析データを選択し、選択された少なくとも2つの解析データを統合対象解析データとして新たな解析を行う、と共に、
    前記解析データの選択時に、前記解析エンジンの予め設定された1又は複数の特性毎に応じて割り当てられた分類に基づいて、当該分類の少なくとも一部がそれぞれ異なる前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
    解析エンジン制御方法。
  12. 請求項11に記載の情報処理方法であって、
    前記解析エンジンの特性の前記分類は、当該解析エンジンの解析対象となる解析対象データの予め設定された信号種別毎に応じた分類であり、
    前記解析データの選択時に、前記解析対象データの前記信号種別毎に応じた分類の少なくとも一部がそれぞれ異なる前記解析エンジンによる解析データを前記統合対象解析データとして選択する、
    解析エンジン制御方法。
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