JP6590477B2 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、入力データを特定のクラスに識別するための技術に関する。
センサが取得したデータが異常であるか否かを判定する異常検知の問題がある。この異常検知の問題に対するアプローチには、正常の訓練データ(正常データ)から特徴空間上における正常の範囲をモデル化し、判定対象のデータが該範囲内にある場合は、正常と判定し、範囲外にある場合は、異常と判定するものがある。
非特許文献1では、該範囲をモデル化するために、複数の線形識別モデルを、正常データが分割せず、かつ正常データから離れないように選択する方式が提案されている。該方式は、判定対象のデータが各線形境界のどちら側にあるかを単純な計算で求めることが出来るため、監視カメラなどの小規模の計算環境においての実装が期待されている。
NSH:Normality Sensitive Hashing for Anomaly Detection,Hirotaka Hachiya,Masakazu Matsugu, The 5th International Workshop on Video Event Categorization,Tagging and Retrieval(VECTaR2013),2013.
しかしながら、非特許文献1に記載の異常検知方法では、非凸な形状や、複数の島から構成される正常データの範囲を線形識別モデルの組み合わせでは表現できないため、精度高く異常を検知できないという問題あった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、識別モデルを用いて複雑な正常データの範囲を表現し、高精度か高速な識別を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、入力データから第1の特徴量を抽出する特徴抽出手段と、特定のクラスに属する訓練データから抽出され、該訓練データが取得された環境を示すシーン情報を含む第2の特徴量を該シーン情報に基づいて分割して得られる複数の集合ごとに生成される識別モデルと、前記それぞれの集合の特性を表す特性情報と、前記それぞれの集合とを関連付けて保持する保持手段と、前記抽出された第1の特徴量と、前記特性情報とに基づいて、前記第1の特徴量に対応する集合を選択する選択手段と、前記選択された前記集合に関連付けられた識別モデルを用いて、前記入力データが前記特定のクラスに属するか否かを判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、識別モデルを用いて複雑な正常データの範囲を表現し、高精度か高速な識別をすることができる。
第1の実施形態の情報処理装置の構成の一例を示す構成図である。 第1の実施形態の情報処理装置の線形識別モデル生成部の構成の一例を示す構成図である。 第1の実施形態の正常特徴量記憶部(特徴量記憶部)が記憶する情報の一例を示す表である。 第1の実施形態のデータ集合記憶部が記憶する情報の一例を示す表である。 第1の実施形態の線形識別モデル記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。 第1の実施形態の局所的な線形識別モデルが判定対象データを識別する過程の一例を示す図である。 第1の実施形態の情報処理装置の線形識別モデルの生成に係る動作の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態の情報処理装置の構成の一例を示す構成図である。 第2の実施形態の情報処理装置の線形識別モデル生成部の構成の一例を示す構成図である。 第2の実施形態の特定のデータ集合に対する複数の線形識別モデルを学習する過程の一例を示す図である。 第2の実施形態の情報処理装置の線形識別モデルの生成に係る動作の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態の情報処理装置の構成の一例を示す構成図である。 第3の実施形態の情報処理装置の線形識別モデル生成部の構成の一例を示す構成図である。 第3の実施形態の特定のデータ集合に対して線形識別モデルを追加する過程の一例を示す図である。 第3の実施形態の情報処理装置の線形識別モデルの生成に係る動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の情報処理装置のハードウェア構成の例を示す図である。
[第1の実施形態]
本発明を実施するための第1の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態における異常検知システム1は、監視対象が正常時にカメラ等の撮像装置で撮影した映像などのデータを、正常データとし、該データから特徴空間上の正常の範囲を表す局所的な線形識別モデルを学習する。そして、監視対象の新たな状態を撮影した映像などのデータを、判定対象データ(入力データ)とし、学習した線形識別モデルを用いて、該データが特徴空間上で局所的に正常クラス又は異常クラスに識別する。これらの識別結果に基づいて、判定対象データに異常があるか否かを判定する。そして、異常がある場合は、警備室等の監視センタに常駐する監視者に警報する。つまり、ここでは、特定のクラスを正常クラス、特定外のクラスを異常クラスとする。この監視対象には、例えば、一般家庭の屋内及び屋外、又は病院、駅などの公共施設が含まれる。
図17は、異常検知システムに含まれる情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図17に示される様に、本発明の情報処理装置は、ハードウェア構成として、少なくとも、CPU101と、メモリ102と、ネットワークI/F103と、を有する。CPU101は、情報処理装置の全体を制御する。CPU101がメモリ102に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することによって、後述する識別モデル生成装置や情報処理装置の機能や、フローチャートの処理が実現される。メモリ102は、RAMやROM、HD等であり、プログラムやCPU101が処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。後述する記憶部は、メモリ102に構成される。ネットワークI/F103は、情報処理装置をネットワーク等に接続する。
なお、撮像装置20や端末装置30等も図1に示されるようなハードウェア構成を少なくとも有する。そして、各々のCPUが各々のメモリに記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって、各々の装置の機能等が実現される。また、撮像装置20の場合は、CPUやメモリ以外にもハードウェア構成として少なくとも撮像素子等を有する。また、端末装置30の場合は、CPUやメモリ以外にもハードウェア構成としてディスプレイ等の表示部を有する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置を用いた異常検知システムの構成の一例を示す概略ブロック図である。異常検知システム1は、ネットワークを介して接続された情報処理装置10と、撮像装置20と、端末装置30とを備えている。このネットワークには、例えば、携帯電話回線網やインターネットが適用できる。
次に、情報処理装置10の詳細な構成について、説明する。
情報処理装置10は、撮影装置20で撮影された判定対象のデータを正常クラス又は異常クラスに識別する装置である。情報処理装置10は、正常特徴量記憶部(特徴量記憶部)M1と、データ集合記憶部M2と、線形識別モデル記憶部M3と、データ分割部11と、線形識別モデル生成部12と、特徴抽出部13と、データ集合選択部14と、識別部15と、出力部16とを備えている。
正常特徴量記憶部(特徴量記憶部)M1は、正常データ(訓練データ)を識別する正常データID(特徴量識別情報)と関連付ける。そして、正常クラスに属する正常データの特徴量を示す正常特徴量と、該正常データが属するデータ集合を識別するデータ集合IDと、該正常データが取得された環境の属性を示すシーン情報とを記憶する。ここで、正常クラスに属する正常データとは、予め人間により正常であると確認された監視対象の映像などのデータである。また、正常特徴量とは、正常データから所定の抽出方法を用いて抽出された、監視対象の複数の特徴を示す情報である。特徴量の抽出方法については、情報処理装置10が備える特徴抽出部21の説明にて後述する。また、正常データが属するデータ集合とは、後述するデータ分割部11により、自動的に決定される。また、シーン情報とは、予め用意された複数のカテゴリのなかから、データが取得された環境に応じて選択されたカテゴリである。例えば、時間帯に関するシーン情報としては、「朝」、「昼」、「夜」などがカテゴリとして予め用意され、データが取得された時間帯に応じて、カテゴリが選択される。
図3は、本実施形態の正常徴量記憶部M1が記憶する情報の一例を示す表である。同図が示すように、正常データIDは、例えば、アルファベット及び数字とから成る文字列である。例えば、2つのデータは、正常データID「D0001」とデータID「D0002」とにより識別される。そして、例えば、正常データID「D0001」に関連付けられて正常特徴量「0.5」と、該データが属するデータ集合を識別するデータ集合ID「C0001」と、該データが取得された環境を示すシーン情報「朝」が格納されていることが示されている。
データ集合記憶部M2は、データ集合を識別するデータ集合IDに関連付けて、該データ集合の特性を示すデータ集合の特性を示すデータ集合特性情報を記憶する(特性情報設定)。ここで、データ集合特性情報には、例えば、各データ集合の特徴空間上の中心座標や、各データ集合の形状を表す分散共分散行列や、各データ集合に属する正常データのシーン情報が含まれる。
図4は、本実施形態のデータ集合記憶部M2が記憶する情報の一例を示す表である。同図が示すように、データ集合IDは、例えば、アルファベット及び数字とから成る文字列である。例えば、2つのデータ集合は、「C0001」と「C0002」とにより識別される。そして、同図では、例えば、データ集合ID「C0001」に関連付けられて、該データ集合の中心座標(データ集合特性情報)「(10、5)」と、該データ集合のシーン情報(データ集合特性情報)「朝」が格納されていることが示されている。
線形識別モデル記憶部M3は、線形識別モデルを示すパラメータを記憶(保持)する。具体的には、線形識別モデル記憶部M3は、データ集合IDと、線形識別モデルを識別する線形識別モデルIDとに関連付けて、線形識別モデルのパラメータを記憶する。このパラメータは、例えば、後述する線形識別モデル生成部12が生成する線形識別モデルの法線ベクトルw及びバイアスb(式1参照)などが含まれる。
図5は、本実施形態の線形識別モデル記憶部M3が記憶する情報の一例を示す表である。同図が示すように、線形識別モデルIDは、例えば、アルファベット及び数字とから成る文字列である。例えば、2つの線形識別モデルは、「H0001」と「H0002」とにより識別される。そして、同図では、データ集合IDに関連付けられた表があり、各表には線形識別モデルIDに関連付けられて線形識別モデルのパラメータが記憶されていることが示されている。
再び、図1を参照して、情報処理装置10の構成について説明する。
データ分割部11は、正常特徴量記憶部M1が記憶する正常特徴量を複数のデータ集合に分割し、各データ集合の特性を示すデータ集合特性情報を、データ集合を識別するデータ集合IDと関連付けてデータ集合記憶部M2に記憶させる。それとともに、正常データIDと関連付けて、該正常データが属するデータ集合を識別するデータ集合IDを正常特徴量記憶部M1に記憶させる。具体的には、データ分割部11は、正常特徴量記憶部M1から、正常特徴量を読み込む。次に、データ分割部11は、読み込んだ正常特徴量を、予め定められたデータ集合数Cのデータ集合に分割する。データ分割の方法には、例えば、k平均法、スパースコーディング又は混合正規分布などの公知の方法が用いられる。
データ分割の方法として、k平均法及びスパースコーディングを用いた場合、データ集合特性情報には、該データ集合の中心座標が含まれる。一方、混合正規分布を用いた場合、データ集合特性情報には、該データ集合の中心座標に加え、データ集合の形状を示す分散共分散行列が含まれる。なお、データ分割部11は、正常データが取得された環境を示すシーン情報の種類に基づいて正常データを分割してもよい。具体的には、データ集合特性としてシーン情報を含んでも良い。例えば、シーン情報として「朝」、「昼」又は「夜」を有する正常データをそれぞれ2つに分割した場合、合計で正常データは6つのデータ集合に分割される。
次に、データ分割部11は、データ集合IDと関連づけて、データ集合特性情報をデータ集合記憶部M2に記憶させるとともに、正常データIDと関連付けて、該正常データが属するデータ集合のデータ集合IDを正常特徴量記憶部M1に記憶させる。それとともに、データ分割部11は、線形識別モデル生成部12に、トリガーを出力する。ここで、データ集合IDは、データ集合が生成された順番に基づいて決定されてもよい。その場合、例えば、2番目に生成されたデータ集合のデータ集合IDは、「C0002」である。
線形識別モデル生成部12は、ランダムモデル生成部121と、線形識別モデル選択部122とを含む。線形識別モデル生成部12は、正常特徴量記憶部M1が記憶する正常特徴量に基づき、データ集合ごとに、判定対象のデータを正常クラスと異常クラスとに識別する複数の線形識別モデルを生成する。そして、線形識別モデル生成部12は、生成した線形識別モデルを、識別する線形識別モデルIDと、線形識別モデルが属するデータ集合を識別するデータ集合IDとに関連付けて線形識別モデル記憶部M3に記憶させる。ここで、線形識別モデルIDは、線形識別モデルが生成された順番に基づいて決定されてもよい。その場合、例えば、2番目に生成された線形識別モデルの線形識別モデルIDは、「H0002」である。
線形識別モデルは、特徴空間上での超平面として表現される。特徴空間とは、特徴量のベクトルを要素とする空間である。そして、超平面を境界として、法線ベクトルの方向側にある特徴量を正常クラスに識別し、その反対側にある特徴量を異常クラスに識別する。例えば、m番目の線形識別モデル(線形識別モデルID:H000m)を式(1)で表す。
Figure 0006590477
ここで、Tは、ベクトルの転置、xは各要素に一つの特徴量を持つ特徴ベクトルであり、wは超平面の法線ベクトルであり、bはバイアスである。つまり、m番目の線形識別モデルのパラメータは、(wm、bm)に対応する。
ランダムモデル生成部121は、データ集合ごとに線形識別モデルの候補を、予め定められた確率分布に従いランダムに生成する。なお、データ集合特性情報に基づき、線形識別モデルの候補を生成する確率分布を設定してもよい。具体的には、データ分割部11からトリガーを入力したことに応じて、ランダムモデル生成部121は、予め定められた確率分布に従いランダムに所定の候補数L個のパラメータ(w、b)の組みを生成する。ここで、確率分布としては、正規分布や一様分布が用いられる。なお、該確率分布をデータ集合特性情報に基づいて設定してもよい。例えば、正規分布の中心座標と分散共分散とを、データ集合特性情報に含まれるデータ集合の中心座標と分散共分散に設定してもよい。
モデル選択部122は、ランダムモデル生成部121が生成したデータ集合ごとの線形識別モデルの候補の中から、該データ集合に属する正常データが、正常クラスに識別され、かつ正常クラスに識別される該正常データの密度が高い線形識別モデルを選択する。例えば、モデル選択部122は、次の1クラスサポートベクトルマシンの目的関数に準ずる評価式を用いて、各線形識別モデルを評価する。
Figure 0006590477
ここで、Nはデータ集合に属する正常データの数、λはバイアス重要度パラメータである。また、L(z)は、正常データを異常と判定した場合の誤差を表す関数であり、例えば次のように定義される。
Figure 0006590477
つまり、関数L(z)は、次の性質を持つ。正常特徴量が超平面の法線ベクトル方向側にあればL(z)の値は0になる。一方、正常特徴量が超平面の法線ベクトルの反対方向側にある場合は、L(z)の値は、超平面からの距離に比例した正の値を持つ。つまり、出来るだけ多くの正常特徴量が、超平面の法線ベクトル方向側にある超平面は、式(2)の第1項目の値が小さい。
一方、式(2)の第2項目のバイアスパラメータbは、その値が0のとき、超平面は特徴量空間の原点を通る。そして、その値が大きくなるにつれ、超平面は法線ベクトルの方向に平行移動する。一方、その値が小さく(例えば負の値)なるにつれ、超平面は、法線ベクトルの反対方向に平行移動する。バイアス重要度パラメータλは、式(2)において、第1項目に対して相対的に第2項目のバイアスパラメータbの影響度を調整することができる。λの値は、予め人間により設定される。なお、クロスバリデーション等のモデル選択方式を用いて、自動的にλの値を自動的に設定してもよい。
そして、モデル選択部122は、L個の線形識別モデルの候補の中から、式(2)を最小化する所定の数M個の線形識別モデル(パラメータwとbの組み)を選択する。
線形識別モデル生成部12は、データ集合ごとに生成した複数の線形識別モデルを、データ集合を識別するデータ集合IDと線形識別モデルIDとに関連付けて線形識別モデル記憶部M3に記憶させる。
再び、図1を参照して、情報処理装置10の構成について説明する。
撮像装置20は、監視対象に係る画像データ又は映像データを撮像するカメラを備える。なお、該装置は、監視対象の音声を入力するマイクロフォン、温度を測定する温度計、又は距離を測る距離センサなどを備えてもよい。撮像装置20は、取得した映像などのデータである判定対象データを、情報処理装置10にネットワークを介して送信する。なお、撮像装置20は、内部に判定対象データが取得された環境のメタ情報を測定するセンサを搭載し、測定したメタ情報を判定対象データに含めてもよい。例えば、撮像装置10は、内部に時計を有しており、データ取得時の時刻を判定対象データに含める。
特徴量抽出部13は、撮像部20が取得した判定対象データから特徴量を抽出する。具体的には、所定の時間間隔で判定対象データがネットワークを介して撮像部20から特徴抽出部13に出力される。特徴抽出部13は、判定対象データを取得したことに応じて、取得した判定対象データを所定の特徴量抽出方法により特徴量に変換した判定対象特徴量を、取得した判定対象データに含まれるメタ情報とともに、データ集合選択部14に出力する。ここで、判定対象データは、所定の長さで、所定のフレームレートで構成される。例えば、長さは5秒で、フレームレートは3fpsである。そして、特徴量抽出方法には、例えば、映像の各フレームの局所的な特徴を抽出するHOG(Histogram of Gradient)、HOF(Histogram of Optical Flow)、MHOF(Multi−scale Histogram of Optical Flow)又はSIFT(Scale Invariant Feature Transform)などの公知の方法が用いられる。
なお、これらの特徴抽出方法を、映像の各フレームを複数の領域に分割した各領域に適用してもよい。なお、特徴量抽出方法は、特定の監視対象に特化してもよい。例えば、監視対象が人物の場合は、人物の姿勢及び移動軌跡などを特徴量として抽出する方法でもよい。
データ集合選択部14は、判定対象特徴量とデータ集合特性情報との関係に基づき、判定対象データが属するデータ集合を選択する。なお、データ集合選択部14は、判定対象特徴量に加え、判定対象データが取得された環境を示すシーン情報と、データ集合特性情報との関係に基づき、判定対象データが属するデータ集合を選択してもよい。具体的には、データ集合選択部14は、特徴抽出部13から、判定対象特徴量とメタ情報とを入力したことに応じて、メタ情報に基づいて判定対象データが取得されたシーンのカテゴリをシーン情報として選択する。具体的には、予め用意されたカテゴリのなかから、メタ情報に応じて選択する。例えば、メタ情報が有する取得された時刻の情報に応じて、時間帯に対応するシーンのカテゴリ(「朝」、「昼」、「夜」)を選択する。そして、データ集合選択部14は、入力した判定対象特徴量及び選択したシーン情報と、データ集合記憶部M2が記憶するデータ集合特性情報との関係に基づき、判定対象特徴量が属する一つ又は複数のデータ集合を選択する。ここで、データ集合の選択方法としては、例えば次の3つの方法がある。
第1のデータ集合選択方法として、データ集合選択部14は、判定対象データのシーン情報と一致するシーン情報を有する全てのデータ集合を選択する。具体的には、データ集合選択部14は、データ集合特性情報に含まれるシーン情報が、判定対象データのシーン情報と一致するデータ集合を全て選択する。
第2のデータ集合選択方法として、データ集合選択部14は、判定対象特徴量の近傍にあるデータ集合を選択する。具体的には、データ集合選択部14は、データ集合特性情報に含まれる中心座標と、識別対象特徴量との距離が所定の閾値より低いデータ集合を選択する。
第3のデータ集合選択方法として、データ集合選択部14は、判定対象データのシーン情報が一致し、かつ近傍にあるデータ集合を選択する。具体的には、データ集合特性情報に含まれるシーン情報が、判定対象データのシーン情報と一致するデータ集合のなかで、データ集合特性情報に含まれる中心座標と、判定対象特徴量との距離が所定の閾値より小さいデータ集合を選択する。
なお、第2、第3のデータ集合選択方法においては、データ集合特性情報に、分散共分散行列が含まれる場合、距離測定において分散共分散行列を計量とするマハラノビス距離を用いてもよい。
データ集合選択部14は、選択したデータ集合を識別するデータ集合IDと、判定対象特徴量とを識別部15に出力する。
識別部15は、データ集合選択部14により選択されたデータ集合を識別するデータ集合IDに関連付けられた線形識別モデルのパラメータを線形識別モデル記憶部M3から読み込む。そして、読み込まれた線形識別モデルを用いて、判定対象特徴量が正常クラスまたは異常クラスに属するかを判定する。そして、識別部15は、識別結果を示す識別結果情報を出力部16に出力する。具体的には、データ集合選択部14からデータ集合IDと判定対象特徴量とを入力するとともに、入力したデータ集合IDに関連付けられて記憶されている複数の線形モデルのパラメータをデータ集合ごとに線形識別モデル記憶部M3から読み込む。そして、識別部15は、読み込んだ線形モデルのパラメータを用いて、データ集合ごとに入力した判定対象の特徴量を正常クラスまたは異常クラスに識別する。ここで、識別方法としては、例えば、データ集合ごとに、複数の線形識別モデルのうち判定対象データを正常クラスに識別する線形識別モデルの数が、所定の閾値より大きい場合に、識別部15は、該データ集合に対して判定対象のデータを正常クラスに識別する。そして、判定対象データがいずれかのデータ集合において正常クラスとして識別された場合、識別部15は、判定対象データを正常クラスに識別する。そして、識別部15は、判定対象データが正常クラス又は異常クラスに属するかを示す識別結果情報を、出力部16に出力する。この識別結果情報は、例えば、異常の場合は「−1」、正常の場合は「1」の値を取る。
出力部16は、識別結果情報に基づいて、映像データに係る表示情報を生成して、生成した表示情報を出力する。具体的には、出力部16は、識別部15から識別結果情報を入力するとともに、撮像装置10から映像データを入力する。そして、出力部16は、入力した識別結果情報に基づいて、入力した映像データの表示情報を生成し、生成した表示情報をネットワークを介して端末装置30に出力する。この表示情報は、識別結果情報が映像データに異常がないことを示す場合(例えば、「1」の場合)、例えば、そのままの映像データ、又は解像度及びフレームレートを低くした映像データである。一方、識別結果情報が映像データに異常があることを示す場合(例えば、「−1」の場合)、表示情報は、映像データに加え、監視者の注意を促すための警報情報を含む。この警報情報は、例えば、「異常があります」等のテキストまたは音声である。
端末装置30は、監視ユーザが利用するコンピュータ装置であり、情報処理装置10からネットワークを介して供給される表示情報を提供する。図示はしないが、端末装置30は、表示部41を備える。端末装置30には、例えばPC(Personal Computer)やタブレットPC、スマートフォン、フューチャーフォン等が適用できる。具体的には、情報処理装置10が表示情報を出力したことに応じて、端末装置30は、表示情報を取得する。そして、端末装置30は、取得した表示情報を表示部41に出力する。
図6は、情報処理装置10が局所的な線形識別モデルを用いて判定対象データを識別する過程の一例を示す図である。同図が示すように、まず、情報処理装置10は、正常データを、複数のデータ集合に分割する。次に、情報処理装置10は、データ集合ごとにランダムに生成した線形識別モデルのなかから、式(2)の評価式を用いて、M個の線形識別モデルを選択する。判定対象データが与えられたとき、情報処理装置10は、近傍のデータ集合を選択し、該データ集合の線形識別モデルを用いて、判定対象データが正常か否かを判定する。
次に、図7を参照して、本実施形態の情報処理装置の動作について説明する。図7は、本実施形態の情報処理装置の線形識別モデルの生成動作の一例を示すフローチャートである。
(ステップS101)
まず、データ分割部11は、正常特徴量記憶部M1から、正常特徴量を読み込む。
(ステップS102)
次に、データ分割部11は、正常データを分割する。具体的には、読み込んだ正常データを、上述した所定の方法を用いて分割し、データ集合IDと関連付けてデータ集合特性情報を、データ集合記憶部M2に記憶させる。また、正常データIDと関連づけて、該データが属するデータ集合のデータ集合IDを、正常特徴量記憶部M1に記憶させる。そして、データ分割部11は、線形識別モデル生成部12に、トリガーを出力する。
次に、線形識別モデル生成部12は、データ集合カウンタcをリセットする(ステップS103)。具体的には、データ分割部11からトリガーを入力したことに応じて、線形識別モデル生成部12は、データ集合カウンタcを「0」に設定する。
(ステップS104)
次に、線形識別モデル生成部12は、データ集合cに属する正常データを読み込む。具体的には、線形識別モデル生成部12は、データ集合cを識別するデータ集合IDに関連付けられた正常特徴量を、正常特徴量記憶部M1から読み込む。
(ステップS105)
次に、ランダムモデル生成部121は、データ集合cに対してランダムに線形識別モデルの候補を生成する。具体的には、ランダム候補生成部121は、ランダムに所定の候補数L個のパラメータ(w、b)の組みを生成する。
(ステップS106)
次に、線形識別モデル選択部122は、データ集合cに対して線形識別モデルを選択する。具体的には、ランダム候補生成部121が生成した候補の中から、式(2)を最小化するM個の線形識別モデルのパラメータを選択する。
(ステップS107)
次に、線形識別モデル生成部12は、生成した線形識別モデルのパラメータを、線形モデル記憶部M3に記憶させる。具体的には、線形識別モデル生成部12は、生成した線形識別モデルのパラメータを、データ集合cを識別するデータ集合IDと線形識別モデルを識別する線形識別モデルIDとに関連付けて、線形識別モデル記憶部M3に記憶させる。
(ステップS108)
次に、線形識別モデル生成部12は、データ集合カウンタcに「1」を追加する。
(ステップS109)
次に、線形識別モデル生成部12は、データ集合カウンタcが所定のデータ集合数C以上か否かを判定する。具体的には、カウンタcが該データ集合数C以上の場合、線形識別モデル生成部12は、処理を終了する。一方、カウンタcが該データ集合数C未満の場合、線形識別モデル生成部12は、処理をステップs104に戻す。
次に、図8は、本実施形態の情報処理装置の識別の動作の一例を示すフローチャートである。
(ステップS201)
まず、特徴抽出部13は、判定対象データを撮像装置から取得する。具体的には、撮像装置20により撮像された判定対象データが、ネットワークを介して特徴抽出部13と出力部16に出力される。特徴抽出部13は、判定対象データを取得したことに応じて、上述した所定の特徴抽出方法を用いて、取得した判定対象データから判定対象特徴量を抽出する。そして、特徴抽出部13は、抽出した判定対象特徴量と、判定対象データに含まれるメタ情報とをデータ集合選択部14に出力する。
(ステップS202)
次に、データ集合選択部14は、判定対象データのシーン情報を選択する。具体的には、データ集合選択部14は、特徴抽出部13から判定対象特徴量とメタ情報とを入力したことに応じ、予め用意された所定のカテゴリの中から、入力したメタ情報に基づき、判定対象データが取得された環境を示すカテゴリをシーン情報として選択する。
(ステップS203)
次に、データ集合選択部14は、判定対特徴量及び選択したシーン情報と、データ集合特性情報との関係に基づきデータ集合を選択する。具体的には、データ集合選択部14は、データ集合記憶部M2がデータ集合IDと関連付けて記憶するデータ集合特性情報を読み込む。そして、データ集合選択部14は、入力した判定対象特徴量及び選択したシーン情報と、読み込んだデータ集合特性情報とに基づき上述した所定のデータ集合選択方法を用いて、判定対象データが属するデータ集合を選択する。そして、選択したデータ集合を識別するデータ集合IDと、入力した判定対象特徴量とを識別部15に出力する。
(ステップS204)
次に、識別部15は、データ集合数のカウンタをリセットする。具体的には、データ集合選択部14からデータ集合IDと判定対象特徴量とを入力したことに応じて、識別部15は、データ集合数のカウンタcを「0」に設定する。
(ステップS205)
次に、識別部15は、c番目のデータ集合に関連付けられた線形識別モデルのパラメータを読み込む。具体的には、c番目のデータ集合を識別するデータ集合IDに関連付けられた全ての線形識別モデルのパラメータを線形識別モデル記憶部M2から読み込む。
(ステップS206)
次に、識別部15は、c番目のデータ集合に対して判定対象データが正常クラス又は異常クラスに識別する。具体的には、読み込んだ線形識別モデルを用いて、前述した所定の識別方法により、入力した判定対象特徴量をc番目のデータ集合に対して正常クラス又は異常クラスに識別する。
(ステップS207)
次に、識別部15は、カウンタcに「1」を加算する。
(ステップS208)
次に、識別部15は、カウンタcがデータ集合選択部14から入力したデータ集合の数C1以上か否かを判定する。具体的には、カウンタcが該データ集合数C1以上の場合、識別部15は、処理をステップT109に進める。一方、カウンタcが該データ集合数C1未満の場合、識別部15は、処理をステップS205に戻す。
(ステップS209)
次に、識別部15は、判定対象データが正常か否かを判定する。具体的には、C1個のデータ集合のうち、一つでも判定対象データが正常クラスに識別されている場合、識別部15は、判定対象データが正常であると判定する。一方、一つも判定対象データが正常クラスに識別されていない場合、識別部15は、判定対象データが異常であると判定する。そして、識別部15は、判定結果を示す情報を出力部16に出力する。
(ステップS210)
次に、出力部16は、表示情報を端末装置20に出力する。具体的には、出力部16は、識別部15から、入力した識別結果情報と、撮像装置20から入力した判定対象データとに基づいて生成した表示情報を、ネットワークを介して端末装置30に出力する。
(ステップS211)
次に、端末装置30は、表示情報を出力し、処理を終了する。具体的には、端末装置30は、情報処理装置20の出力部16から入力した表示情報を、表示部41に出力する。
以上のように、第1の実施形態では、判定対象特徴量近傍のデータ集合に対応した局所的な線形識別モデルを用いて、判定対象データを識別する。これにより、正常データの領域が非凸形状をしていたり、または複数の島から構成される場合においても、高精度に異常を検知することができる。
なお、識別部は、データ集合選択部により選択されたデータ集合ごとに、判定対象のデータが特定クラスに属するか否かを識別し、いずれかのデータ集合において特定クラスに属すると識別した場合、判定対象のデータは、特定クラスに属すると判定する。
そのため、情報処理装置10は、判定対象データ近傍の複数のデータ集合に対して何重に正常か否かを確認できるので、判定対象データに含まれるノイズに対してロバストに異常を検知することができる。
なお、特徴量は、該データが取得された環境を示すシーン情報を有し、データ分割部は、シーン情報の種類にごとに特徴量を分割し、該シーン情報をデータ集合特性情報に含める。そして、データ集合選択部は、判定対象のデータが取得された環境を示すシーン情報を選択し、特徴抽出部が変換した判定対象特徴量に該シーン情報を加え、データ集合特性情報との関係に基づき、判定対象特徴量が属するデータ集合を選択する。
そのため、判定対象データが取得される様々な状況(シーン)ごとに、正常の範囲をモデル化することができ、異なる状況が混在することによる異常検知の性能劣化の問題を回避することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明を実施するための第2の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、上述した第1の実施形態における各構成と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態における異常検知システム1aについて、データ集合ごとの線形識別モデルのパラメータの設定に、マルチタスク学習を用いた場合を例に説明する。つまり、本実施形態の情報処理装置10aは、データ集合ごとの線形識別モデルのパラメータの設定に学習を用いている点において、第1の実施形態と異なる。ここでは、第1の実施形態と同様に、特定のクラスを正常クラス、特定外のクラスを異常クラスとする。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る異常検知システム1aの構成の一例を示す構成図である。異常検知システム1aは、ネットワークを介して接続された情報処理装置10aと、情報処理装置20と、撮像装置20と、端末装置30とを備えている。
情報処理装置10aは、線形識別モデル生成部12aを含む点において、第1の実施形態の情報処理装置10と異なる。
線形識別モデル生成部12aは、ランダムモデル生成部121と、非類似モデル学習部122aとを含む。線形識別モデル生成部12aは、正常特徴量記憶部M1が記憶する正常特徴量に基づき、データ集合ごとに、判定対象のデータを正常クラスと異常クラスとに識別する複数の線形識別モデルを生成する。そして、線形識別モデル生成部12は、生成した線形識別モデルを、識別する線形識別モデルIDと、線形識別モデルが属するデータ集合を識別するデータ集合IDとに関連付けて線形識別モデル記憶部M3に記憶させる。
非類似モデル学習部122aは、ランダムモデル生成部121が生成したデータ集合ごとの複数の線形識別モデルを、1つずつ次の条件で学習する。この条件とは、該データ集合に属する正常データが正常クラスに識別され、かつ正常クラスに識別される該正常データの密度が高く、かつ既に学習した同じデータ集合内の他の線形識別モデルと類似しないことである。例えば、非類似モデル学習部122aは、式(1)で表されたm番目の線形識別モデルに対して、次の類似罰則化項を含む1クラスサポートベクトルマシンの目的関数を最小化するように、パラメータを最適化する。
Figure 0006590477
ここで、(wm、bm)は、m番目線形識別モデルのパラメータである。Dは正常データを正常クラスに識別する誤差に対する重要度のハイパーパラメータである。第4項のJ(wm,wm’)は、2つの線形識別モデルの法線ベクトルwm、wm’間の類似罰則を表す。例えば、類似罰則は、次のように定義される。
Figure 0006590477
関数J(wm,wm’)は、次の性質を持つ。法線ベクトルwmとwm’が同じ方向を向いている場合は、最大値を取り、直行している場合は、「0」の値を取り、反対を向いている場合は、最小値を取る。つまり、2つの法線ベクトルが類似している程高い値を取る。したがって、m番目の線形識別モデルに対して、目的関数式(4)を全体を最小化することにより、多くの正常特徴量が正常クラスに識別される(式(4)の第3項に対応)。また、超平面が正常特徴ベクトルに近く(式(4)の第2項に対応)、かつm−1番目までの既に最適化が行われたモデルと類似しないように(式(4)の第4項に対応)パラメータを最適化することができる。なお、最初の線形識別モデル(m=1)に対しては、第4項目は「0」となる。また、最適化手法としては、1クラスサポートベクトルマシンと同様に、例えば、式5を満たす最適なパラメータは、以下のように求めることができる。すなわち、式5の目的関数をラグランジュ未定乗数法とKarush−Kuhn−Tucker条件とを用いることにより変形した双対問題対し、最急降下法などを用いて逐次的に解くことができる。なお、最急降下法の各反復にパラメータの更新量が、予め用意された所定の更新量閾値以下になった場合又は、更新回数が予め用意された所定の回数閾値以上となった場合に、最急降下法によるパラメータの更新を終了する。
図11は、情報処理装置10aが特定のデータ集合に対する複数の線形識別モデルを学習する過程の一例を示す図である。同図が示すように、まず、情報処理装置10aは、正常データを、複数のデータ集合に分割する。次に、情報処理装置10aは、データ集合ごとにランダムに生成した線形識別モデルを、式(4)の最適化問題を解くことにより、順次学習する。
次に、図12を参照して、異常検知システム1aにおける情報処理装置10aの動作について説明する。図12は、本実施形態の情報処理装置の線形モデル生成の動作の一例を示すフローチャートである。なお、第1の実施形態と同一の動作については同一の符号を付して、その説明を省略する。
(ステップS301)
まず、非類似モデル学習部122aは、モデルカウンタmをリセットする。具体的には、モデルカウンタmを「0」に設定する。
(ステップS302)
次に非類似モデル学習部122aは、データ集合cに対するm番目の線形識別モデルのパラメータを学習する。具体的には、式(4)を満たすように、上述した最急降下法を用いてデータ集合cに対するm番目の線形識別モデルのパラメータを最適化する。
(ステップS303)
次に、非類似モデル学習部122aは、モデルカウンタmに「1」を追加する。
(ステップS304)
次に非類似モデル学習部122aは、モデルカウンタmが所定のモデル数M以上か否かを判定する。具体的には、モデルカウンタmが該モデル数M以上の場合、非類似モデル学習部122aは、処理をステップs107に移す。一方、モデルカウンタmが該モデル数M未満の場合、非類似モデル学習部122aは、処理をステップS302に戻す。
以上のように、生成した線形識別モデルを、データ集合ごとに、該データ集合に属する特徴量が特定のクラスに識別され、かつ特定のクラス内の特徴量の密度が大きく、かつ該データ集合内の線形識別モデル同士が類似しないように、線形識別モデルを学習する。
これにより、各データ集合において類似した冗長な線形識別モデルを減らすことができ、予め各データ集合における線形識別モデルの数M小さく設定することにより、異常検知に必要なメモリ容量を抑えることができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明を実施するための第3の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、上述した第1の実施形態における各構成と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態における異常検知システム1bについて、データ集合ごとの線形識別モデルのパラメータの設定に、ブースティング学習を用いた場合を例に説明する。つまり、本実施形態の情報処理装置10bは、データ集合ごとの線形識別モデルのパラメータの設定にブースティング学習を用いている点において、第1の実施形態と異なる。ここでは、第1の実施形態と同様に、特定のクラスを正常クラス、特定外のクラスを異常クラスとする。
図13は、本発明の第3の実施形態に係る異常検知システム1bの構成の一例を示す構成図である。異常検知システム1bは、ネットワークを介して接続された情報処理装置10bと、情報処理装置20と、撮像装置20と、端末装置30とを備えている。
情報処理装置10aは、線形識別モデル生成部12bを含む点において、第1の実施形態の情報処理装置10と異なる。
線形識別モデル生成部12bは、重要度割り当て部121bと、モデル追加判定部122bと、モデル追加部123bとを含む。そして、線形識別モデル生成部12bは、正常特徴量記憶部M1が記憶する正常特徴量に基づき、データ集合ごとに、判定対象のデータを正常クラスと異常クラスとに識別する複数の線形識別モデルを生成する。そして、線形識別モデル生成部12は、生成した線形識別モデルを、識別する線形識別モデルIDと、線形識別モデルが属するデータ集合を識別するデータ集合IDとに関連付けて線形識別モデル記憶部M3に記憶させる
重要度割り当て部121bは、データ集合ごとに、既に学習済みの線形識別モデルと、正常特徴量との関係に基づき、正常データに重要度を割り当てる。具体的には、重要度割り当て部121bは、データ分割部11からトリガーを入力したことに応じて、データ集合ごとに、正常特徴量記憶部M1から該データ集合に属する正常特徴量を読み込む。そして、重要度割り当て部121bは、所定の割り当て方法により、該データ集合内の正常データ点に、既に追加された該データ集合内の線形識別モデルとの関係に基づき、重要度を割り当てる。そして、重要度割り当て部121bは、正常データIDと関連付けて割り当てた重要度を示す重要度情報を、モデル追加判定部122bに出力する。ここで、正常データ点への重要度の割り当て方法としては、例えば、後述するモデル追加部123bにより追加された線形識別モデルと各正常データ点との距離の平均を用いる。例えば、M個の線形識別モデルとn番目の正常データ点間の平均距離は、式(6)を用いて計算することができる。
Figure 0006590477
なお、該データ集合に、線形識別モデルが一つも追加されていない場合は、全ての正常データに同じ重要度を割り当ててもよい。なお、データ集合中心の近傍の正常データは、線形識別モデルから離れているため、予め低い重要度を割り当ててもよい。
モデル追加判定部122bは、重要度割り当て部121bが割り当てた正常データの重要度に基づき、該データ集合に線形識別モデルを追加すべきか否かを判定する。具体的には、重要度割り当て部121bからデータIDと関連付けられた重要度情報を入力したことに応じて、モデル追加判定部122bは、入力した重要度情報に基づいて、該データ集合に、線形識別モデルを追加するか否かを判定する。ここで、線形識別モデルを追加するか否かの判定方法としては、例えば、重要度の分散、または最大値と最小値と差が予め定められた閾値以上の場合、モデル追加判定部122bは、線形識別モデルを追加する必要があると判定する。つまり、大きい重要度が割り当てられている正常データは、平均的にどの線形識別モデルからも離れているため、該正常データは、特徴空間上の正常の範囲を規定するのに用いられていない可能性がある。これにより、モデル追加判定部122bは、新たに線形識別モデルを追加する必要があると判定する。
モデル追加部123bは、該データ集合に属する正常データが正常クラスに識別され、かつ重要度が大きい正常データに近い線形識別モデルを追加する。例えば、モデル追加部123bは、式(1)で表されたm番目の線形識別モデルに対し、次の1クラスサポートベクトルマシンに準じた目的関数を最小化するように、パラメータを最適化する。
Figure 0006590477
ここで、zmは、該データ集合内で最大の重要度を持つ正常データ点で、2項目は、線形識別モデル(wm、bm)と正常データ点zmとの距離に比例する値である。つまり、2項目は、次の性質を持つ。線形識別モデル(wm、bm)が正常データ点zmを通る場合、「0」の値を取り、正常データ点zmから離れるにつれ、高い値を取る。これにより、m番目の線形識別モデルに対して、目的関数(式(7))全体を最小化することにより、多くの正常特徴量が正常クラスに識別される(式(7)の第3項に対応)。また、さらに、重要度が最大の正常データ点に近く(式(7)の第2項に対応)なるようにパラメータを最適化することができる。なお、最適化手法としては、式(4)の最適化問題と同様に最急降下法などを用いて逐次的に解くことができる。なお、最急降下法の各反復にパラメータの更新量が、予め用意された所定の更新量閾値以下になった場合又は、更新回数が予め用意された所定の回数閾値以上となった場合に、最急降下法によるパラメータの更新を終了する。
図15は、情報処理装置10bが特定のデータ集合に対して線形識別モデルを追加する過程の一例を示す図である。同図が示すように、まず、情報処理装置10bは、正常データを、複数のデータ集合に分割する。次に、情報処理装置10bは、あるデータ集合に線形識別モデルを追加し、該線形識別モデルからの距離に応じて、該データ集合に属する正常データ点に重要度を割り振る。そして、重要度が大きい正常データ点に近い線形識別モデルを式(7)の最適化問題を解くことにより、順次追加する。
次に、図16を参照して、異常検知システム1bにおける情報処理装置10bの動作について説明する。図16は、本実施形態異常検知システム1bの線形モデル生成の動作の一例を示すフローチャートである。なお、第1の実施形態と同一の動作については同一の符号を付して、その説明を省略する。
(ステップS401)
まず、重要度割り当て部121bは、モデルカウンタmをリセットする。具体的には、モデルカウンタmを「1」に設定する。
(ステップS402)
次に、重要度割り当て部121bは、データ集合cの正常データに重要度を割り当てる。具体的には、読み込んだデータ集合cに属する正常データに対して、上述した所定の重要度割り当て方法を用いて、重要度を割り当てる。そして、重要度割り当て部121bは、正常データIDに関連づけて、割り当てた重要度情報をモデル追加判定部122bに出力する。
(ステップS403)
次に、モデル追加判定部122bは、データ集合cに対して線形識別モデルを追加するか否かを判定する。具体的には、重要度割り当て部121bから重要度情報を入力したことに応じて、上述した所定の追加判定方法を用いて、線形識別モデルを追加するか否かを判定する。追加すると判定した場合、モデル追加判定部122bは、入力した正常特徴量と、重要度情報とをモデル追加部123bに出力し、処理をステップS304に進める。一方、追加しないと判定した場合、処理をステップS107に進める。
(ステップS404)
次に、モデル追加部123bは、データ集合cに対して線形識別モデルを追加する。具体的には、モデル追加判定部122bからデータIDと関連付けられた正常特徴量と重要度情報とを入力したことに応じて、所定の追加方法を用いて、線形識別モデルを追加する。
(ステップS405)
次に、モデル追加部123bは、モデルカウンタmに「1」を追加し、処理をステップS402に戻す。
以上のように本実施形態では、各データ集合に対する特徴空間上の正常の範囲を規定するのに、全ての正常データが寄与するまで線形識別モデルを追加できる。したがって、各データ集合ごとの正常データの範囲の大きさや形状などに合わせて、線形識別モデルの数を調整することができる。そのため、複雑な正常の範囲を持つデータ集合に対しても精度よく異常判定ができる。また、正常データの範囲が単純なデータ集合に対しては、少数の線形識別モデルを生成するため、メモリ容量を抑えることが出来るとともに、識別時には高速に異常判定を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はその実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。また、各実施形態は、上記の各実施形態を組み合せて実施してもよい。
また、上記の各実施形態においては、異常検知の問題を例に、本発明の実施形態について説明したが、本発明の装置は、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において一般的な識別問題に適用することが可能である。例えば、本発明の装置は、特定のクラスを人体のクラス、特定外のクラスを人体以外のクラスとし、画像又は映像データから人体を検知する問題に適用することができる。また、本発明の情報処理装置を複数用いることにより、多クラスの識別問題に適用することができる。
また、上記の各実施形態においては、情報処理装置10、10a及び10bは正常特徴量記憶部M1、データ集合記憶部M2、線形識別モデル記憶部M3を備えていると説明したが、ネットワークを介したサーバ上や、他の装置がこれらの構成を備えてもよい。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
11 データ分割部
12、12a、12b 線形識別モデル生成部
13 特徴抽出部
14 データ集合選択部
15 識別部
16 出力部
20 撮像装置
30 端末装置
M1 特徴量記憶部
M2 データ集合記憶部
M3 線形識別モデル記憶部

Claims (11)

  1. 入力データから第1の特徴量を抽出する特徴抽出手段と、
    特定のクラスに属する訓練データから抽出され、該訓練データが取得された環境を示すシーン情報を含む第2の特徴量を該シーン情報に基づいて分割して得られる複数の集合ごとに生成される識別モデルと、前記それぞれの集合の特性を表す特性情報と、前記それぞれの集合とを関連付けて保持する保持手段と、
    前記抽出された第1の特徴量と、前記特性情報とに基づいて、前記第1の特徴量に対応する集合を選択する選択手段と、
    前記選択された前記集合に関連付けられた識別モデルを用いて、前記入力データが前記特定のクラスに属するか否かを判定する判定手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記選択された前記集合ごとに、前記入力データが前記特定クラスに属するか否かを識別し、いずれかの集合において前記特定クラスに属すると識別した場合、前記入力データは、前記特定クラスに属すると判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記選択手段は、前記入力データが取得された環境を示すシーン情報を取得し、前記抽出された第1の特徴量と該シーン情報とに基づいて、前記集合を選択することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 特定のクラスに属する訓練データの特徴量を複数の集合に分割し、該集合それぞれの特性を示す特性情報を設定する特性情報設定手段と、
    前記集合ごとに、前記訓練データの特徴量に基づき、識別モデルを生成する識別モデル生成手段と、
    前記集合ごとに既に生成されている識別モデルと、該集合に属する特徴量との関係に基づき、該特徴量に重要度を割り当てる重要度割り当て手段と、
    前記重要度割り当て手段により割り当てられた重要度に基づき、前記集合に識別モデルを追加するか否かを判定するモデル追加判定手段と、
    前記モデル追加判定手段により、該集合に前記識別モデルを追加すると判定された場合、前記重要度割り当て手段により割り当てられた重要度と、該集合に属する特徴量とに基づいて識別モデルを追加するモデル追加手段と、
    前記集合と、前記集合ごとに生成された識別モデルと、前記集合それぞれの特性を示す特性情報とを関連付けて保持する保持手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. 前記識別モデルは、前記集合ごとに前記識別モデルの候補を、所定の確率分布に従いランダムに生成し、前記ランダムに生成された前記識別モデルの候補のなかから、前記集合ごとに、該集合に属する特徴量が前記特定のクラスに識別され、かつ前記特定のクラス内の前記特徴量の密度が大きい前記識別モデルを選択することにより生成されることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記確率分布は、前記特性情報に基づいて、前記集合ごとに前記確率分布を設定されることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記識別モデル生成手段は、前記ランダムに生成された前記識別モデルを、前記集合ごとに、該集合に属する特徴量が前記特定のクラスに識別され、かつ前記特定のクラス内の前記特徴量の密度が大きく、かつ該集合内の前記識別モデル同士が類似しないように、前記識別モデルを生成することを特徴とする請求項5または6に記載の情報処理装置。
  8. 前記訓練データの特徴量を第2の特徴量とし、
    入力データから第1の特徴量を抽出する特徴抽出手段と、
    前記抽出された第1の特徴量と、前記特性情報とに基づいて、前記第1の特徴量に対応する集合を選択する選択手段と、
    前記選択された前記集合に対応する識別モデルを用いて、前記入力データが前記特定のクラスに属するか否かを判定する判定手段とを備えることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  9. 予め特定のクラスに属する訓練データから抽出され、該訓練データが取得された環境を示すシーン情報を含む第2の特徴量を該シーン情報に基づいて分割して得られる複数の集合ごとに、前記それぞれの集合に関連付けて、該第2の特徴量に基づいて生成され、前記集合それぞれの特性を示す特性情報と、前記集合とに関連付けられて保持手段に保持された識別モデルを使って、入力データが前記特定のクラスに属するかを判定する情報処理方法であって、
    入力データから第1の特徴量を抽出する特徴抽出工程と、
    前記抽出された第1の特徴量と、前記特性情報とに基づいて、前記第1の特徴量が対応する集合を選択する選択工程と、
    前記選択された前記集合に関連付けられた識別モデルを用いて、前記入力データが前記特定のクラスに属するか否かを判定する判定工程とを備えることを特徴とする情報処理方法。
  10. 特定のクラスに属する訓練データの特徴量を複数の集合に分割し、該集合それぞれの特性を示す特性情報を設定する設定工程と、
    前記集合ごとに、前記訓練データの特徴量に基づき、識別モデルを生成する識別モデル生成工程と、
    前記集合ごとに既に生成されている識別モデルと、該集合に属する特徴量との関係に基づき、該特徴量に重要度を割り当てる重要度割り当て工程と、
    前記重要度割り当て工程により割り当てられた重要度に基づき、前記集合に識別モデルを追加するか否かを判定するモデル追加判定工程と、
    前記モデル追加判定工程により、該集合に前記識別モデルを追加すると判定された場合、前記重要度割り当て工程により割り当てられた重要度と、該集合に属する特徴量とに基づいて識別モデルを追加するモデル追加工程と、
    前記集合と、前記集合ごとに生成された識別モデルと、前記集合それぞれの特性を示す特性情報とを関連付けて保持する保持工程とを備えることを特徴とする情報処理方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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