JPWO2012164860A1 - 冷却液供給装置及び該冷却液供給装置を備えた電動ドリルユニット - Google Patents

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Abstract

本発明は、電動ドリル装置に取り付けられ、穿孔時にドリル(10)先端の穿孔部分へ冷却液を供給する冷却液供給装置(A)に関する。該冷却液供給装置は、ドリルと同軸状に設けられる回転軸(1)上に、軸方向に沿って設けられ、ドリル側に位置する第1フランジ部材(3)及び回転軸に沿って該第1フランジ部材よりもドリルから離れる向きに位置する第2フランジ部材(4)と、両フランジ部材の間に形成され、冷却液が注入される空間(S)と、前記第1フランジ部材とドリルの間に形成されて、該空間内の冷却液をドリルに案内する冷却液供給通路(P)と、前記空間内の冷却液を該冷却液供給通路に向けて押し出す冷却液押出機構とを有する。

Description

本発明は、コンクリートや石材等の被穿孔物に穿孔する際に、ドリルの穿孔部分へ冷却液を供給する冷却液供給装置、及び該冷却液供給装置を備えた電動ドリルユニットに関する。
コンクリートや石材等に穿孔する場合、例えば、ダイヤモンドコアドリル等のドリルを配設した電動ドリル装置が、使用される。
前記電動ドリル装置を使用して穿孔する場合には、ドリルの刃先を冷却するとともに切粉の排出を促進させる目的で、冷却液がドリルの刃先部分(穿孔部分)に供給される。
従来、冷却液タンクを備えた冷却液供給ポンプと前記ドリルとの間を供給ホースで接続して、前記冷却液タンクからドリルの穿孔部に冷却液を供給するものが提案されている(特許文献1)。
ところで、近年、建築現場等において、電源コードの接続が不要で取り扱いの自由度の高い、所謂「バッテリ式(充電式)の電動ドリル装置」等が多用されるようになった。かかるバッテリ式の電動ドリル装置の場合には、電源コードに接続することなく、所望の場所で必要な穿孔作業を行うことができる点で優れている(特許文献2)。
国際公開第2006/075556号 日本国特開平03−190684号公報
バッテリ式の電動ドリル装置では、電源コードは不要である。しかし、冷却液の供給に関しては、冷却液供給ポンプを備えた重い冷却液タンクを、常に穿孔作業の場所へ持ち歩く必要があった。
このため、電動ドリル装置の使用の自由度が制限されて不便である。又、冷却液供給ポンプを備えた冷却液タンクを装備するから、狭いスペースでの穿孔が難しい場合もあった。
本発明はこのような状況に鑑みておこなわれたもので、穿孔に最小限必要な量の冷却液を内蔵して、該穿孔に際してドリル先端の穿孔部位に冷却液を供給できるような冷却液供給装置を提供することを目的とする。
本発明の冷却液供給装置は、電動ドリル装置に取り付けられ、穿孔時にドリル先端の穿孔部分へ冷却液を供給するように構成されている。該冷却液供給装置は、
ドリルと同軸状に設けられる回転軸上に設けられ、ドリル側に位置する第1フランジ部材と、該回転軸に沿って該第1フランジ部材よりもドリルから離れるように位置する第2フランジ部材と、
両フランジ部材の間に形成され、冷却液が注入される空間と、
前記第1フランジ部材とドリルの間に形成されて、該空間内の冷却液をドリルに案内する冷却液供給通路と、
前記空間内の冷却液を該冷却液供給通路に向けて押し出す冷却液押出機構とを有する。
本発明にかかる冷却液供給装置によれば、先ず両フランジ部材間の空間内に、穿孔に必要な量の冷却液を内蔵する。そして、該穿孔に際して冷却液押出機構によってドリル先端の穿孔部分に冷却液を供給することができる。従って、作業者は、冷却液供給ポンプを備えた冷却液タンクを持ち歩く必要が無く、電動ドリル装置の取り扱いの自由度が高くなる。また、冷却液タンクを持ち歩く必要が無いから、狭いスペースでの穿孔を容易に行うことができる。従って、本発明にかかる冷却液供給装置がバッテリ式の電動ドリル装置に採用されると、バッテリ式の電動ドリル装置の利点を一層生かすことができる。
本発明の実施形態にかかる冷却液供給装置を軸方向に沿って破断した側断面図である。 筒状体が圧縮状態における冷却液供給装置の側断面図である。 図1に示す冷却液供給装置の平面図である。 図2の部分拡大断面図である。 (a)、(b)は供給弁の拡大図である。 図1をV―V線を通る面で破断して矢視した拡大断面図である。 (a)、(b)は第2フランジ部材の一部を破断した平面図である。 図1に示す冷却液供給口と該冷却液供給口に設けられた逆止弁を示す部分拡大図である。 他の実施形態にかかる冷却液供給装置を軸方向に沿って破断した側断面図である。 図9の冷却液供給装置をN−N線を含む面にて破断し矢視した平面断面図である。 回転軸が回転した状態における冷却液供給装置の平面断面図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態に係る冷却液供給装置について、図を参照しながら説明する。なお、以下では、全ての図を通じて同一又は相当する要素には、同一の参照符号を付して重複する説明を省略する。以下の記載では、「冷却液」の語は、切削液を含む広い概念で使用する。また、「ドリル」の語はコアドリルを含む広い概念で使用する。さらに、「電動ドリル装置」の語は、電源コード及びバッテリによって電源が供給される電動式のものに限定されず、空圧式や油圧式のものも含む広い概念で使用する。
また、冷却液は通常は水であるが、粘度が低い他の液体も考えられる。更に被穿孔物がコンクリートや石材等ではなく、例えば鉄板の場合は、冷却液として粘度の低い油を使用してもよい。
図1及び図2は、本実施形態に係る冷却液供給装置の断面図であり、図3は図1の平面図である。図1は、図3をA1−A1線を含む面にて破断し矢視している。図1にて、符号Aは、穿孔時にドリル先端の穿孔部分へ冷却液を供給するように構成された冷却液供給装置である。該冷却液供給装置Aを電動ドリル装置に取り付けて、電動ドリルユニットが構成される。該冷却液供給装置Aは、図1及び図2に示すように、上面が開口した下部カバー体50に、下面が開口し該下部カバー体50よりも稍小径の上部カバー体5を接近離間可能に嵌めて構成される。両カバー体5、50は、透明又は半透明の樹脂製である。両カバー体5、50の中心部には、回転軸1が上下に貫通し、該回転軸1の先端部(下端部)1aには、チャック2を介して、ドリル10が着脱自在に取り付けられる。本実施形態ではドリル10はダイヤモンドコアドリルである。該ドリル10の下端部には穿孔部(切刃部)10aが形成されている。回転軸1とドリル10は同軸に設けられ、共通の回転中心軸AXを中心に一体的に回転する。ドリル10は中空であって、該ドリル10の内側には、冷却液が穿孔部10aに向けて流れる流路100が形成されている。
回転軸1の上端部1bは、バッテリ式の電動ドリル装置(図示せず)の回転軸保持具の挿着穴に挿着及び引き抜きができるように、途中にノッチ1cのある略六角柱状に形成されている。回転軸1が電動ドリル装置の回転軸保持具に装着された状態で、回転軸1が回転駆動される。
図1及び図2に示すように、回転軸1上には、下部カバー体50内に位置する第1フランジ部材3と、上部カバー体5に取り付けられた第2フランジ部材4とが略同軸に設けられている。第1フランジ部材3は、回転軸1に沿う上下方向の動きは規制され、回転軸1を中心とする回転が許される。第1フランジ部材3は、通常は回転軸1と一体に回転するが、作業者の手動操作によって回転軸1とは独立して回転することもできる。この詳細な構成は後記する。第2フランジ部材4は上部カバー体5とともに、回転軸1に沿って昇降可能である。
上部カバー体5の上端部は、側方に延びた把持部51を形成し、該把持部51は周方向に沿って2箇所の円弧形の切欠き52を形成している(図3参照)。第2フランジ部材4の上面には、回転軸1に対して傾いた冷却液供給口32が形成され、一方の切欠き52から該冷却液供給口32が露出する。冷却液を入れた供給容器T(図1参照)の先端部は、切欠き52を通って冷却液供給口32に挿入される。
また、図1に示すように、両カバー体5、50の内側にて、前記第1フランジ部材3と前記第2フランジ部材4間には、該回転軸1を外側から覆うように、蛇腹状の筒状体8が配設されている。筒状体8は、半透明状の可撓性の樹脂製である。供給容器Tからの冷却液は、該筒状体8の内側に供給される。
筒状体8は、前記回転軸1を外側から覆い、該筒状体8の先端は、第1フランジ部材3と液密に連結される。該筒状体8の基端は、第2フランジ部材4と液密に連結されている。その結果、筒状体8の内部には、該筒状体8と前記第1フランジ部材3及び前記第2フランジ部材4とで囲まれた液密状の空間Sが形成される。
また、前記回転軸1上にて、前記第2フランジ部材4の上方には、略円板状の鍔部材85が固着されており、かかる鍔部材85と前記第2フランジ部材4の間には、該第2フランジ部材4を下方に付勢する押圧スプリング6が配設されている。
また、前記押圧スプリング6の外側には、鍔部材5と第2フランジ部材4との間の外周部位を覆うように、防塵用の蛇腹部材7が伸縮自在に配置されている。つまり、この防塵用の蛇腹部材7は、その内側に切粉等の塵芥等が侵入しないように回転軸1を保護している。該蛇腹部材7は、半透明状の可撓性の樹脂製である。
図1は、筒状体8が上下に延びた状態であり、この状態で冷却液が筒状体8内に供給される。この状態を伸長状態と呼ぶ。これに対し、図2は第2フランジ部材4が前記の押圧スプリング6により下方に付勢され、筒状体8が伸長状態から圧縮されている。この状態を圧縮状態と呼ぶ。
図1及び図2では押圧スプリング6にて第2フランジ部材4を付勢している。しかし、押圧スプリング6に代えて、例えば蛇腹部材7にばね機能を付与してもよく、あるいは前記の筒状体8にばね機能を付与してもよい。
(冷却液の供給通路)
図4は、図2の部分拡大断面図である。図4に示すように、第1フランジ部材3の周面には、半径方向に延びた円筒状空間である弁体収容ホール15が形成されている。第1フランジ部材3の内側にて、回転軸1と弁体収容ホール15との間には、該弁体収容ホール15よりも小径の小孔39が設けられている。該弁体収容ホール15内に、供給弁Vが配置されている。第1フランジ部材3の上面には、第1連通孔17が開設され、該第1連通孔17によって前記空間Sと弁体収容ホール15との間で冷却液が行き来可能となる。供給弁Vと弁体収容ホール15内面との間には、隙間S1が形成されている。
筒状体8が伸長状態から圧縮され、回転軸1が回転すると、筒状体8の空間S内の冷却液は、ドリル10の流路100に押し出される。該空間Sから流路100に至るまでの、冷却液の供給通路を説明する。
図4に示すように、前記空間Sから回転軸1の先端部1aに至るまでには、冷却液供給通路Pが形成されている。該冷却液供給通路Pは、回転軸1内にて上下に延びた第1供給通路9と、第1フランジ部材3の半径方向に延びて弁体収容ホール15と第1供給通路9の上端部を接続する第2供給通路92と、前記隙間S1とから構成される。第1供給通路9は図1に示す如く、ドリル10の流路100に繋がる。
供給弁Vは、第1フランジ部材3の半径方向に移動する弁体16と、該弁体16よりも第1フランジ部材3の半径方向内側に位置する弁座13とから構成されている。弁座13は弾性材料、例えばゴムから形成されている。
図5(a)、(b)は、供給弁Vの拡大図である。弁座13は環状の本体13bと、該本体13bから第1フランジ部材3の半径方向に沿って外向きに延びたリップ部材13aを一体に備え、該本体13bの中心部には開口12が設けられている。該開口12は前記小孔39と合わさる。
前記第2供給通路92は、該小孔39と、該小孔39と第1供給通路9との間に位置して回転軸1の周面に形成された第2連通孔93とを有する。弁体収容ホール15の開口端部には、雌ねじが形成され、該雌ねじにセットボルト18が螺合している。前記弁体16と該セットボルト18との間には、ばね部材19が設けられ、該ばね部材19によって弁体16は第1フランジ部材3の半径方向に沿って内側に付勢される。前記ばね部材19のばね力は、穿孔時(回転軸1の回転時)に前記弁体16に作用する遠心力に比べて、小さい値になるように設定されている。回転軸1が回転していない状態では、図5(b)に示すように、弁体16の先端面はバネ部材19によって弁座13のリップ13aに接している。リップ13aは弾性を有しているから、リップ13aは弁体16の先端面に密着し、該弁体16は弁体収容ホール15内の冷却液が開口12に流れることを防ぐ。即ち、弁体16の先端面は、開口12を閉塞する本発明の「密着体」を構成する。
回転軸1が回転すると、第1フランジ部材3は回転軸1とともに回転する。遠心力により弁体16が第1フランジ部材3の半径方向外向きに付勢される。前記の如く、ばね部材19のばね力は、弁体16に作用する遠心力に比べて小さいから、図5(a)に示すように、弁体16は第1フランジ部材3の半径方向外向きに移動する。その結果、弁体16と弁座13のリップ13aとの間に小空間Mが形成される。筒状体8の空間S内の冷却液は、連通孔17、隙間S1及び弁体16と弁座13の間の小空間Mを通り、開口12内に流れ、第2供給通路92、第1供給通路9を経て、ドリル10の流路100に流れる。
回転軸1の回転を停止させると、弁体16にもはや遠心力が作用しなくなるから、弁体16は、図8(b)に示すように、ばね部材19のばね力によって弁座13のリップ13aに押圧される。その結果、開口12が弁体16によって塞がれ、隙間S1内の冷却液は第2供給通路92、第1供給通路9には流れない。
このようにして、回転軸1が回転している、即ち、ドリル10に冷却液が必要なときだけ、ドリル10に冷却液を供給することができる。
(冷却液の流量調整)
被穿孔物の種類によって、又は穿孔の深さ等によって、ドリル10に供給する冷却液の量を調整したい場合がある。本実施形態の冷却液供給装置Aでは、作業者の所望によってドリル10への冷却液の流量を調整することができる。
前記の如く、前記第2供給通路92の第2連通孔93は、回転軸1の周面に形成されている。図6に示すように、回転軸1の周面には、当該第2連通孔93の他に通路断面積が互いに異なる3つの第2連通孔93a、93b、93cが放射状に形成されている。回転軸1に対して第1フランジ部材3を回転させることにより、各第2連通孔93、93a、93b、93cを小孔39に対向させて、筒状体8から第1供給通路9に流れる冷却液の量を調整することができる。回転軸1に対する第1フランジ部材3の回転は、例えば電動ドリル装置にて回転軸1を固定し、下部カバー体50を作業者の手で回転させることによって可能となる。
上記のようにして、回転軸1に対して第1フランジ部材3を手動で回転させることができるが、ドリル10の使用時は第1フランジ部材3と回転軸1とは一体に回転する必要がある。そこで、第1フランジ部材3内にて、回転軸1を挟んで弁体収容ホール15の反対側には、回転軸1と第1フランジ部材3との相対的な回転位置を定める回転位置決め機構Dが設けられている。
該回転位置決め機構Dは、図6に示すように、前記第1フランジ部材3に半径方向に沿って形成された保持穴21内に、位置決め用のボール22とかかるボール22を内向きに押圧するスプリング23と、該スプリング23を第1フランジ部材3の外周側から保持するセットボルト24とを有する。前記ボール22は各第2連通孔93、93a、93b、93cの基端開口よりは大径に形成されており、ボール22は各第2連通孔93、93a、93b、93cに入り込まない。前記ボール22は冷却液の供給に使用されている第2連通孔93とは回転軸1を挟んで反対側に位置する第2連通孔93bに係止することによって、第1フランジ部材3の回転軸1に対する回転位置を定めるように構成されている。そして、かかる回転位置の位置決めは、適正な量の冷却液が得られる通路断面積を有する第2連通孔93とは回転軸1を挟んで反対側に位置する第2連通孔93bを選択してなされる。
尚、前記の如く、作業者が手で回転軸1に対して第1フランジ部材3を回転させる場合は、スプリング23によるボール22と各第2連通孔93、93a、93b、93cとの摩擦力に打ち勝つ回転力を加えればよい。
(筒状体保持機構)
前記の如く、筒状体8が伸長状態で冷却液が筒状体8内に供給される。この場合、冷却液が供給される間中、筒状体8を伸長状態に作業者が手で保持するのは面倒であり、作業者の負担に繋がる。そこで、本実施形態の冷却液供給装置Aでは、筒状体8を伸長状態に保持する筒状体保持機構200が設けられている。
図1に示すように、回転軸1上にて、筒状体8が伸長状態に達した際の把持部51よりも稍下側には、凹み1dが形成されている。一方、図7(a)、(b)に示すように、第2フランジ部材4上には、該第2フランジ部材4の内周から外周に向かって延びる横設穴29が形成されている。該横設穴29には、先端部が前記凹み1dに係合するピン状のストッパー部材25が移動自在に配設されている。該横設穴29の外周側端部はストッパースクリュー27によって塞がれ、該ストッパースクリュー27とストッパー部材25との間には、スプリング26が配置されている。該ストッパー部材25の長手方向中間部には鍔25aが設けられている。ストッパー部材25と凹み1dとによって前記の筒状体保持機構200を構成する。
第2フランジ部材4上には、操作レバー28が枢軸28aを中心として水平面内を揺動可能に設けられ、該操作レバー28の自由端部28bは下向きに延びて横設穴29内に入り、ストッパー部材25の鍔25aに接する。
図7(a)に示す状態では、鍔25aが操作レバー28の自由端部28bによりスプリング26に抗して押され、ストッパー部材25の先端部を前記凹み1dから離している。即ち、第2フランジ部材4は回転軸1には係止されない。この状態で、筒状体8は伸長状態から圧縮され、又は圧縮状態から伸長される。
使用者が筒状体8を伸長状態に保持するには、筒状体8が伸長状態となるまで、第2フランジ部材4を引き上げる。該ストッパー部材25はスプリング26に付勢されて、先端部が凹み1dと係合する。第2フランジ部材4は回転軸1に係止され、筒状体8は伸長状態に保持される。
使用者が筒状体8の伸長状態の保持を解除するには、操作レバー28を揺動させて、自由端部28bによって、ストッパー部材25の先端部を前記凹み1dから離す。
換言すれば、操作レバー28を揺動させることによって、ストッパー部材25を前記回転軸1の凹み1dに係止した状態から非係止状態に切り換える。これによって、筒状体8の伸長状態における保持と保持解除を切り換える。
(冷却液注入動作)
前記のように構成された冷却液供給装置Aは、ドリル10による穿設前に前記空間Sに冷却液を充填しておいて、ドリル10による穿設に際し適正な量の冷却液を供給することができる。
先ず、作業者は、図1の把持部51を一方の手で把持して上部カバー体5を引き上げるとともに、他方の手で前記下部カバー体50を把持して、筒状体8を伸長状態に設定する。前記ストッパー部材25がスプリング26によって前記凹み1dに係止されて、前記筒状体8の伸長状態が維持される。
次に、図1に示すように、冷却液供給口32から、冷却液を入れた供給容器Tから、図1に図示するように、冷却液を前記空間S内へ供給する。前記の如く、筒状体8、下部カバー体50及び上部カバー体5は、透明又は半透明の樹脂製であるから、筒状体8内部の冷却液の量が冷却液供給装置Aの外側から視認できる。
所定量の冷却液が空間Sに注入されると、作業者は冷却液供給口32から、供給容器Tを抜き出す。次に、作業者は操作レバー28を操作して、ストッパー部材25が凹み1dに係止している状態を解除する。かかる解除により、第2フランジ部材4は、回転軸1に沿って移動可能となる。第2フランジ部材4は、押圧スプリング6により、第1フランジ部材3側に押圧される。空間S内の冷却液は、第1フランジ部材3の第1連通孔17に向けて押圧される。即ち、第2フランジ部材4と第1フランジ部材3と押圧スプリング6によって、本発明の「冷却液押出機構」を構成する。そして、回転軸1の基端1bを、電動ドリル装置(図示せず)の回転軸保持具の挿着穴内へ挿着する。
かかる状態で、電動ドリル装置のスイッチをONにして、電動ドリル装置の回転軸保持具を回転させれば、回転軸1とともに、第1フランジ部材3及び第2フランジ部材4が回転する。下部カバー体50及び上部カバー体5は、筒状体8を外側から保護するとともに、遠心力あるいは重力により冷却液が充填された筒状体8が外向きに変形するのを防止する。
第1フランジ部材3の回転により、ばね部材19のばね力より、弁体16に作用する遠心力の方が上まわると、前記弁体16が前記リップ部分13aから外向きに離れて、小空間が形成される。また、押圧スプリング6のばね力によって、第2フランジ部材4が第1フランジ部材3へ押圧されているため、空間Sに溜められている冷却液が該ばね力によって押し出され、かかる冷却液は、前記連通孔17から隙間S1、第2供給通路92及び第1供給通路9を経て、つまり、冷却液供給通路Pを経て、回転軸1からドリル10の流路100へ供給される。
また、被穿孔物によって、あるいは使用するドリルの種類等によって、ドリル10の流路100に供給する冷却液の量を変えたい場合がある。この場合は、第1フランジ部材3に対して回転軸1を作業者の手で回転させた後に、回転位置決め機構Dを用いて、第1フランジ部材3と回転軸1とを係合する。これによって、最適な冷却液量が得られる通路断面積を有する先端部93、93a、93b、93cを備えた第2供給通路92を選択することができる。
本実施形態にかかる冷却液供給装置によれば、両フランジ部材間の空間に穿孔に少なくとも最小限必要な量の冷却液を内蔵し、該穿孔に際して冷却液押出機構によってドリル先端の穿孔部分に冷却液を供給することができる。従って、作業者は、冷却液供給ポンプを備えた冷却液タンクを持ち歩く必要が無く、電動ドリル装置の取り扱いの自由度が高くなる。また、冷却液タンクを持ち歩く必要が無いから、狭いスペースでの穿孔を容易に行うことができる。従って、かかる冷却液供給装置がバッテリ式の電動ドリル装置に採用されると、バッテリ式の電動ドリル装置の利点を一層生かすことができる。
図8は、本実施形態の応用例を示す図であり、冷却液供給口32の周囲を拡大して示す。冷却液供給口32には、冷却液が充填された供給容器Tの先端部が挿入されたときのみ、開口する板状の弁体35が基端部を中心に揺動することによって開閉自在になった逆止弁34が設けられている。そして、弁体35の基端部には、冷却液供給口32を閉塞するように該弁体35を付勢する板状又は線状のばね36が配置されている。
冷却液を充填しないときには、冷却液供給口32は弁体35によって塞がれている。これにより、塵芥等が不用意に冷却液供給口32から空間S内に進入することを防止することができる。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態にかかる冷却液供給装置Aを軸方向に沿って破断した側断面図であり、図10は、図9の冷却液供給装置AをN−N線を含む面にて破断し矢視した平面断面図である。本実施形態における冷却液供給装置Aは、円筒状の容器75内の下端部に第1フランジ部材3を、上端部に第2フランジ部材4を夫々設けている。該容器75の中心部に上下に延びた回転軸1が嵌まり、第1フランジ部材3及び第2フランジ部材4は回転軸1に取り付けられる。第1の実施形態と異なり、第2フランジ部材4は昇降しない。
両フランジ部材3、4の間にて、回転軸1の周りには上下に延びた複数本の錘45が配置されている。該錘45は回転軸1の半径方向に沿って移動可能である。該複数本の錘45の外側には、風船状に膨張可能な膜体65が配置されており、該膜体65は収縮状態で前記複数本の錘45を回転軸1上に当接させている。即ち、膜体65は通常は収縮状態にあり、空気が内側に流入すると、収縮力に抗して膨らむ。冷却液が注入される空間Sは、両フランジ部材3、4の間にて、膜体65の外側に形成される。回転軸1内には、空気が流通する空気孔110が上下に延びて開設され、該空気孔110は上端が回転軸1の上端面にて開口し、下端が膜体65の内側にて回転軸1の周面に開口している。即ち、空気は空気孔110の上端から取り込まれて、膜体65の内側に排出される。
第1フランジ部材3の上面に第1連通孔17が開設され、該第1連通孔17が第2供給通路92を介して、第1供給通路9に連なるのは、第1の実施形態と同様である。また、第2フランジ部材4に冷却液供給口32が開設されているのも、第1の実施形態と同様である。
図10に示すように、冷却液供給口32から空間Sに冷却液を注入する。このときの膜体65は収縮した状態を保つ。この収縮状態から、回転軸1を回転させると、錘45に遠心力が作用し、錘45が半径方向外向きに移動しようとするので、膜体65が回転軸1の半径方向外向きに引っ張られる。空気孔110の上端開口から空気が吸入されて、図11に示すように膜体65が膨張し、空間S内の冷却液の圧力が上昇し、冷却液は第1連通孔17に押し出される。該冷却液は第1フランジ部材3の第1連通孔17から、第2供給通路92を介して、第1供給通路9に流れ、ドリル10の流路100へ供給される。即ち、膜体65と錘45が本発明の「冷却液押出機構」を構成する。
回転体1の回転を停止させると、錘45への遠心力がなくなるから、膜体65が収縮し、錘45が回転軸1に接する。
また、図9に示す構成の代替案として、冷却液供給装置Aから錘45と膜体65を取り除き、空間Sに冷却液が充填された状態で、空気孔110の上端から下端に向けて圧縮空気を供給してもよい。空間S内の冷却液は空気圧によって押圧されて、空間S内の冷却液は冷却液供給通路Pに向けて押し出される。
上記の記載では、供給容器Tから空間Sに冷却液を供給するとした。しかし、該供給容器Tに代えて、漏斗(図示せず)から冷却液を空間S内に供給してもよい。
上記第1の実施形態では、第1フランジ部材3は、回転軸1に沿う動きは規制され、第2フランジ部材4は回転軸1に沿って昇降可能であるとした。しかし、この構成に代えて、第2フランジ部材4が回転軸1に軸方向に固着され、第1フランジ部材3が第2フランジ部材4に対して、近接・離間動可能(スライド可能)に配設されてもよい。あるいは、第1フランジ部材3と第2フランジ部材4とが共に、前記回転軸1上を近接・離間動可能(スライド可能)に配設されていてもよい。
また、上記の冷却液供給装置Aを、電源コードを備えた電動ドリル装置に使用する場合には、前記回転軸1の上端部は、図示しないが、円柱状又は角柱状の形態であってもよいことは言うまでもない。あるいは、前記回転軸1の基端の形態は、電動ドリル装置の回転軸保持具の形態に合わせて、図1に示した形態以外の形態をしていてもよく、かかる場合にも本発明にかかる冷却液供給装置を適用することができる
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する1つの態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明にかかる冷却液供給装置は、冷却液を必要とするドリルの冷却に利用することができる。
A 冷却液供給装置
P 冷却液供給通路
D 回転位置決め機構
1 回転軸
3 第1フランジ部材
4 第2フランジ部材
6 押圧スプリング
8 筒状体
10 ドリル

Claims (9)

  1. 電動ドリル装置に取り付けられ、穿孔時にドリル先端の穿孔部分へ冷却液を供給するよう構成された冷却液供給装置において、
    ドリルと同軸状に設けられる回転軸上に設けられ、ドリル側に位置する第1フランジ部材と、該回転軸に沿って該第1フランジ部材よりもドリルから離れるように位置する第2フランジ部材と、
    両フランジ部材の間に形成され、冷却液が注入される空間と、
    前記第1フランジ部材とドリルの間に形成されて、該空間内の冷却液をドリルに案内する冷却液供給通路と、
    前記空間内の冷却液を該冷却液供給通路に向けて押し出す冷却液押出機構とを有する、冷却液供給装置。
  2. 更に、前記冷却液供給通路に配備されて、前記空間からドリルへの冷却液の通過と遮断を切り換える供給弁と、
    該供給弁は、開口を有する弁座と、該弁座よりも回転軸の半径方向外側に位置して前記開口を閉塞するように密着体を有して、前記回転軸の半径方向に沿って移動可能な弁体と、
    前記弁体を回転軸の半径方向外側から前記弁座へ向けて付勢し、前記回転軸が非回転状態のときに前記密着体が前記開口を閉塞可能で、且つ回転軸が回転状態のときに前記密着体が前記開口から離間するようなばね力が設定されたばね部材とを、備えたことを特徴とする請求項1記載の冷却液供給装置。
  3. 前記第1フランジ部材には、前記弁体を回転軸の半径方向に移動自在に収容する弁体収容ホールが形成されており、
    前記第1フランジ部材が前記回転軸に対して回動可能に構成されるとともに、該回転軸に、通路断面積が異なり前記弁体収容ホールに連なる複数の連通孔が径方向に放射状に形成され、
    穿孔前に前記第1フランジ部材を回動させて、任意の1の連通孔を弁体収容ホールに対向させることで穿孔時に適正な流量の冷却液が供給されるように、前記連通孔が選択可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の冷却液供給装置。
  4. 前記第1フランジ部材と前記回転軸との間に回転位置決め機構が設けられて、該回転位置決め機構は前記複数の連通孔のうち選択された連通孔が前記弁体収容ホールに対向した状態を維持する、請求項3記載の冷却液供給装置。
  5. 前記第2フランジ部材は回転軸に沿って昇降可能に設けられ、
    前記冷却液押出機構は、
    前記第2フランジ部材を前記第1フランジ部材に対して付勢し、両フランジ部材間の空間の容積を収縮させる付勢手段を有する、請求項1乃至4の何れかに記載の冷却液供給装置。
  6. 前記回転軸には、空間に冷却液を注入する際における、第2フランジ部材の高さ位置に対応して係止部が形成されており、前記第2フランジ部材には該係止部に係脱可能に係止するストッパ部材が設けられている、請求項5に記載の冷却液供給装置。
  7. 前記第1フランジ部材及び第2フランジ部材は前記回転軸に沿う移動が規制され、
    前記冷却液押出機構は、
    前記回転軸の周りに配置され回転軸の半径方向に沿って移動可能な複数本の錘と、該複数本の錘の外側に配置されて、収縮状態から膨張可能な膜体とを備え、
    冷却液が注入される空間は、両フランジ部材間にて膜体の外側に形成され、
    該膜体は回転軸の回転に伴って錘が回転軸の半径方向外向きに移動することにより膨張し、空間内の冷却液を前記冷却液供給通路に向けて押し出す、請求項1乃至4の何れかに記載の冷却液供給装置。
  8. 前記第1フランジ部材及び第2フランジ部材は前記回転軸に沿う移動が規制され、
    前記冷却液押出機構は、
    回転軸内に上下に延びて形成されて、上端が回転軸の上端面にて開口し、下端が回転軸の周面に開口した空気孔を備え、
    冷却液が注入される空間は、両フランジ部材間にて該回転軸の外側に形成され、
    前記空気孔の上端から下端に向けて圧縮空気が供給されることにより、空間内の冷却液が空気圧によって押圧されて、空間内の冷却液を前記冷却液供給通路に向けて押し出す、請求項1乃至4の何れかに記載の冷却液供給装置。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の冷却液供給装置を電動ドリル装置に取り付けて構成される、電動ドリルユニット。
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