JPWO2012153452A1 - エコー消去装置およびエコー検出装置 - Google Patents

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Abstract

前回までの動作により得られた更新フィルタ102のフィルタ係数列を用いて得られる第1の残差信号と、前回までの動作により得られた更新フィルタ102のフィルタ係数列を任意の更新ステップサイズμ(n)を用いて係数更新を行った更新フィルタ係数列を用いて得られる第2の残差信号とに基づいて、受話信号x(n)に対するエコー成分の存在比を示す信号対エコー比SE(n)を算出する信号対エコー比算出部103と、信号対エコー比算出部103が算出した信号対エコー比に基づいて、マイク入力信号に含まれるエコー成分を抑圧する残留エコー抑圧部105とを備える。

Description

本発明は、送話信号に混入した受話信号のエコーを検出し、検出したエコーを送話信号から消去する技術に関する。
エコー消去装置は、一般的に、線形エコー成分を消去する線形エコー処理部と、線形エコー処理で消去し切れない線形エコー成分と非線形エコー成分とを抑圧する残留エコー抑圧処理部の組み合わせで構成されることが多い。このような構成が、例えば非特許文献1に開示されている。しかしながら、非特許文献1に開示されたエコー消去装置では、エコーと送話音声が重なった状態、すなわちダブルトーク状態が起こると、残留エコー抑圧処理部によって残留エコーと送話音声が同時に抑圧されるという問題があった。
上述のような問題を解決するために、残留エコー抑圧処理部において音声信号の振幅抑圧に用いる抑圧係数を柔軟に制御する方法が、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1では、送話音声とエコー信号とが重畳したマイク入力信号のパワーから、推定されたエコー経路の音響結合量に受話信号パワーを乗じることによって得られる推定エコー信号のパワーを求め、これを用いてエコー抑圧量を得る反響抑圧方法が開示されている。
特開2002−84212号公報
ITU−T勧告 G.165(第17項〜第20項)
しかしながら、上述した音響結合量に基づいて算出した推定エコー信号のパワーを元にエコー抑圧量を定める従来の方法には、二つの問題がある。一つは、背景騒音が大きい場合、エコーが背景騒音に埋もれることによって音響結合量が正しく観測できなくなり、これによってエコー信号パワーの推定精度が低下するという問題である。もう一つは、エコー経路が変わり音響結合量自体が変化した場合に、再度、音響結合量を観測し直す必要が生じ、正確な観測値を得て適切なエコー抑圧量を算出できるようになるまで適切にエコーを抑圧できなくなるという問題である。この結果、上述の条件下ではエコー抑圧量が正確に算出されず、残留エコーを生じたり、送話音声を過度に抑圧して通話を阻害したりするという問題が起きる。
このように、上述した従来の技術では、高騒音下で通話する場合や、エコー経路が変動するような環境で通話する場合に、適切なエコー抑圧量が算出されないことにより、残留エコーを生じたり、送話音声を過度に抑圧して通話を阻害したりするという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、高騒音下や、エコー経路が変化するような場合であっても、適切なエコー抑圧量を算出可能なエコー消去装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエコー消去装置は、前回までの動作により得られた更新フィルタのフィルタ係数列を用いて得られる第1の残差信号と、前回までの動作により得られた更新フィルタのフィルタ係数列を任意の更新ステップサイズを用いて係数更新を行った更新フィルタ係数列を用いて得られる第2の残差信号とに基づいて、受話信号に対するエコー成分の存在比を示す信号対エコー比を算出する信号対エコー比算出部と、信号対エコー比算出部が算出した信号対エコー比に基づいて、マイク入力信号に含まれるエコー成分を抑圧するエコー抑圧部とを備えるものである。
この発明によれば、高騒音下で通話する場合や、エコー経路が変化するような場合であっても、残留エコーの発生を抑制し、送話音声を過度に抑圧して通話を阻害することなく、好適な通話環境を提供することができる。
実施の形態1によるエコー消去装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1によるエコー消去装置の他の構成を示すブロック図である。 実施の形態2によるエコー検出装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3によるエコー消去装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態4によるエコー消去装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態5によるエコー消去装置の構成を示すブロック図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1によるエコー消去装置の構成を示すブロック図である。図1において、エコー消去装置100は、第1の推定エコー信号および第1の残差信号を生成する減算フィルタ101、フィルタ係数列の係数更新を行い、更新したフィルタ係数列を用いて第2の推定エコー信号および第2の残差信号を生成する更新フィルタ102、信号対エコー比を算出する信号対エコー比算出部103、残留エコーの抑圧量を算出する残留エコー抑圧量算出部104、および残留エコーの抑圧を行う残留エコー抑圧部105で構成されている。さらに減算フィルタ101は推定応答信号生成部101aおよび減算器101bを備え、更新フィルタ102はフィルタ処理部102aおよび減算器102bを備えている。
また、図1に示すように、エコー消去装置100には受話信号x(n)を音声として出力するスピーカ901、および周囲の音声などを集音するマイク902が接続されている。受話信号x(n)がスピーカ901より音声として出力されると、エコー経路900を伝播する過程でその伝達特性が加味され、エコー信号y(n)となってマイク902に入力される。さらにマイク902には送話音声信号と背景雑音信号との和で表された近端信号s(n)が加えられ、マイク入力信号y´(n)となる。すなわち、マイク入力信号y´(n)は以下の式(1)で表される。
y´(n)=y(n)+s(n) ・・・式(1)
エコー消去装置100は、受話信号x(n)と、マイク入力信号y´(n)が与えられると、マイク入力信号y´(n)に含まれるエコー信号y(n)を消去し、近端信号s(n)の推定信号である出力信号s´(n)を出力する。
次に、実施の形態1によるエコー消去装置100の動作について説明する。
Figure 2012153452
Figure 2012153452
ここでε(n)は係数更新処理により得られる係数修正値であり、適応アルゴリズムによって決定される。なお更新ステップサイズμ(n)は固定値であっても、所定の手段でその都度変更する値であってもよい。
Figure 2012153452
残留エコー抑圧量算出部104は、信号対エコー比算出部103により生成された信号対エコー比SE(n)を用いて、残留エコー抑圧量γ(n)を算出する。例えば、以下の式(4)を用いて計算してもよい。
Figure 2012153452
信号対エコー比SE(n)を用いて残留エコー量γ(n)を算出する上記以外の方法としては、例えば以下の参考文献1に記載されている。
・参考文献1
阪内 澄宇他著、「短時間スペクトラル振幅推定を用いた周囲雑音と残留エコーの抑圧」、NTT R&D,vol.50,no.4,pp.246‐252. (2001)
残留エコー抑圧部105は、以下の式(5)に示すように、第1の残差信号に残留エコー抑圧量算出部104により生成された残留エコー抑圧量γ(n)を乗じることで抑圧処理を行い、近端信号s(n)の推定信号s´(n)を得る。
s´(n)=γ(n)・d(n) ・・・(5)
以上が、実施の形態1のエコー消去装置100の動作の説明である。
次に、信号対エコー比算出部103における信号対エコー比SE(n)の算出方法について詳述する。なお、残差信号d(n)の分散と残留エコー信号e(n)の分散をそれぞれσ ,σ と定義すると、信号対エコー比SE(n)は以下の式(6)のように定義される。
Figure 2012153452
ここで、一般的に残留エコー信号e(n)は直接観測することが不可能であるため、上述した式(6)を用いて信号対エコー比SE(n)を算出することはできない。しかし、この実施の形態1のエコー消去装置100を用いることにより、観測可能な残差信号、および更新フィルタ102で用いる更新ステップサイズμを用いて信号対エコー比SE(n)を正確に求めることができる。この信号対エコー比SE(n)の算出法の根拠を明らかにするために、以下に算出法の導出過程から詳細に説明する。
Figure 2012153452
以降の説明では、NLMS(Normalized Least Mean Square)アルゴリズムを用いる場合を例に説明を進める。ただし、本発明はNLMSに限定されるものではなく他の適応アルゴリズムを用いることも可能であり、他の適応アルゴリズムを適用した場合も本発明に含まれるものとする。
NLMSアルゴリズムにおいて、上述した式(3)に対応する係数更新処理は以下の式(10)で表される。
Figure 2012153452
また、NLMSアルゴリズムを用いる場合、上述した式(9)は次の式(11)に書き直される。
Figure 2012153452
さらに、受話信号x(n)と近端信号s(n)が一般に無相関であり独立であることを考慮すると、式(11)の期待値は、次の式(13)のように近似できる。
Figure 2012153452
いま、任意の更新ステップサイズμを使用して1回の係数更新処理を行ったとする。この係数更新処理前後のフィルタ係数による残差信号の分散の差分は、同定誤差の二乗和の差分Δ(n+1)と受話信号列x(n)のパワーNσ の積で近似でき、次の式(14)となる。

Figure 2012153452
式(16)において、左辺は信号対エコー比の逆比を表している。さらに式(16)はμかμのいずれか一方を0と置くことによりさらに簡略化可能となり、次の式(17)で表される。
Figure 2012153452
よって本発明の信号対エコー比算出部103は、第1の残差信号d(n)、第2の残差信号d(n)と、更新ステップサイズから次の式(18)で示されるような信号対エコー比を算出する。
Figure 2012153452
なお、更新ステップサイズμ(n)を全ての時間nで1とすれば、式(18)は次の式(20)のように簡素化することもできる。
Figure 2012153452
以上が、信号対エコー比SE(n)の詳細な算出方法である。
Figure 2012153452
これは、本発明を適応することにより、騒音条件やエコー経路900の安定度合いによらず、信号対エコー比SE(n)が常に正確に算出可能であることを意味しており、このようにして算出された信号対エコー比SE(n)に基づいて残留エコーの抑圧量を制御するように構成したことにより、従来と比較してより安定した残留エコー抑圧効果を得ることができる。この結果、高騒音下やエコー経路が変化するような状況であっても、これらの外的要因に妨害されることなく正確な信号対エコー比を算出することができ、これによって適切なエコー抑圧量が定まり、送話音声を損なうことなく、常に安定的に残留エコーを抑圧することができる。
次に、エコー消去装置100の他の構成例について示す。図2は、実施の形態1のエコー消去装置の他の構成例を示すブロック図である。図2のエコー消去装置110は、図1で示したエコー消去装置100に第2の更新フィルタ106を追加して設けている。なお、図1に示したエコー消去装置100と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
第1の更新フィルタ102´はフィルタ処理部102a´および減算器102b´を備え、第2の更新フィルタ106はフィルタ処理部106aおよび減算器106bを備える。第1の更新フィルタ102´および第2の更新フィルタ106の動作は、上述した第1の更新フィルタ102と同様である。第1の更新フィルタ102´は第1の更新ステップサイズμ(n)、第2の更新フィルタ106は第2の更新ステップサイズμ(n)をそれぞれ用いるものとする。
第2の更新フィルタ106を追加して設けることにより、信号対エコー比算出部103には、3つの残差信号、すなわち減算フィルタ101からの第1の残差信号d(n)、第1の更新フィルタ102´からの第2の残差信号d(n)、および第3の更新フィルタ106からの第3の残差信号d(n)が入力される。
信号対エコー比算出部103は、第1の残差信号d(n)、第2の残差信号d(n)、および第3の残差信号d(n)の3つの残差信号のうちのいずれか2つの残差信号d(n)、d(n)と、第1の更新ステップサイズμ(n)、あるいは第2の更新ステップサイズμ(n)、あるいは「0」の3つの異なるパラメータのうちいずれか2つのパラメータμ,μから信号対エコー比SE(n)を次の式(21)に基づいて定める。
Figure 2012153452
式(21)における2つの残差信号d(n),d(n)および2つのパラメータμ、μの具体的な組み合わせを以下に示す。
パターン1:
(n)=d(n)、d(n)=d(n)、μ=μ(n)、μ=0
パターン2:
(n)=d(n)、d(n)=d(n)、μ=μ(n)、μ=μ(n)
パターン3:
(n)=d(n)、d(n)=d(n)、μ=μ(n)、μ=0
信号対エコー比算出103は、パターン1により算出された信号対エコー比SE(n)、パターン2により算出された信号対エコー比SE(n)、およびパターン3により算出された信号対エコー比SE(n)のいずれかを最終的な信号対エコー比SE(n)としてもよいし、算出した3つの信号対エコー比の平均値を算出し、最終的な信号対エコー比SE(n)としてもよい。残留エコー抑圧量算出部104では、信号対エコー比算出部103で得られた信号対エコー比SE(n)をもとに、例えば上述した式(4)を用いて残留エコー抑圧量γ(n)を算出する。残留エコー抑圧部105は、上述した式(5)に基づき第1の残差信号d(n)に残留エコー抑圧量γ(n)を乗じることで抑圧処理を行い、近端信号s(n)の推定信号s´(n)を得る。
このように、複数の更新フィルタから出力される複数の残差信号を用いて信号対エコー比SE(n)を算出する信号対エコー比算出部103を備えることにより、精度の高い信号対エコー比SE(n)を得ることができる。
なお、図2では第2の更新フィルタ106を追加して備え、第1の残差信号d(n)、第2の残差信号d(n)、および第3の残差信号d(n)を信号対エコー比算出部103に入力する構成を示したが、追加する更新フィルタの数や、信号対エコー比算出部103に入力する残差信号dの数は適宜変更可能である。
ここまでNLMSアルゴリズムを例に説明したが、本発明のエコー消去装置において、適応アルゴリズムにLMSアルゴリズム、アフィン射影アルゴリズムを用いた場合の信号対エコー比SE(n)の導出例も以下に記す。
Figure 2012153452
Figure 2012153452
上記式(22)および式(24)の例はNLMSの例と同様の導出過程で導くことができる。式(22)および式(24)から明らかなように、LMSアルゴリズム、アフィン射影アルゴリズムを用いる場合、信号対エコー比算出部103では、信号対エコー比SE(n)を算出するための情報として、受話信号x(n)も必要とする。
また、LMSアルゴリズムやアフィン射影アルゴリズムを所定の信号ブロック単位に実行するようにした、BLMS(Block LMS)やBOP(Block Orthogonal Projection Algorithm)などのブロック適応フィルタアルゴリズムを用いて本発明のエコー消去装置を構成してもよい。これらのブロック適応フィルタアルゴリズムを用いる場合、第1の残差信号d(n)、第2の残差信号d(n)について所定のブロック長の信号が観測できるようになるため、それらの分散ないしパワーの観測精度の向上を期すことができ、より正確な信号対エコー比を得ることができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、受話信号x(n)、減算フィルタ101で得られた第1の残差信号d(n)、更新フィルタ102で得られた第2の残差信号d(n)、および更新フィルタ102で用いるフィルタ更新ステップサイズμ(n)に基づいて信号対エコー比SE(n)を算出する信号対エコー比算出部103を備えるように構成したので、音響結合量やその他の推定値を用いることなく、直接観測可能な統計値のみから信号対エコー比を算出することができ、高騒音下、あるいはエコー経路が変化した場合でも正確な信号対エコー比を算出することができる。これにより、送話音声を損なうことなく、常に安定的に残留エコーを抑圧することができる。
また、この実施の形態1によれば、受話信号x(n)、減算フィルタ101で得られた第1の残差信号d(n)、第1の更新フィルタ102´からの第2の残差信号d(n)および第1の更新ステップサイズμ(n)、第2の更新フィルタ106からの第3の残差信号d(n)および更新ステップサイズμ(n)に基づいて信号対エコー比SE(n)を算出する信号対エコー比算出部103を備えるように構成したので、精度の高い信号対エコー比SE(n)を得ることができる。
実施の形態2.
上述した実施の形態1で示した減算フィルタ101、更新フィルタ102および信号対エコー比算出部103を備えたエコー検出装置について示す。図3は、実施の形態2によるエコー検出装置の構成を示すブロック図である。
図3において、エコー検出装置200は、実施の形態1で示したエコー消去装置100の残留エコー抑圧量算出部104および残留エコー抑圧部105に替えてエコー検出部201を備えている。なお、実施の形態1図1で示したエコー消去装置100と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
信号対エコー比算出部103は、受話信号x(n)、減算フィルタ101で得られた第1の残差信号d(n)、更新フィルタ102で得られた第2の残差信号d(n)、および更新フィルタ102で用いるフィルタ更新ステップサイズμ(n)を用いて、上述した式(18)に基づいて、信号対エコー比SE(n)を算出する。

Figure 2012153452
このエコー検出装置200を用いた具体例として携帯電話の音声符号送信制御が挙げられる。例えば、携帯電話での通話時にエコーと送話音量が重なりダブルトーク状態となった場合に、信号対エコー比算出部103が、適応フィルタにより推定エコーを減算した後の残差信号の信号対エコー比SE(n)を上述した式(18)に基づいて算出し、算出した信号対エコー比SE(n)に基づいてエコー検出部201がエコーの検出を行う。エコー検出部201においてエコーが検出された場合には、その後の音声符号送信制御(不図示)において音声の符号を送信せずに無音区間を示す符号を送信する。
以上のように、この実施の形態2によれば、適応フィルタにより推定エコーを減算した後の残差信号の信号対エコー比SE(n)を算出する信号対エコー比算出部103と、算出された信号対エコー比SE(n)に基づいて送話音声信号に対して残留エコー量が閾値以上であるか否か判定するエコー検出部201とを備えるように構成したので、エコー経路が変化した場合でも精度よくエコーの有無を検出することができる。
また、この実施の形態2によれば、エコー検出装置200を用いた音声符号送信制御において、エコー検出部201の検出結果に基づいて音声符号送信制御を行うように構成したので、エコーが検出された場合に、音声の符号を送らずに無声区間を示す符号を送信し、回線容量に余裕を持たせることができ、且つ、通話中の遠端話者はエコーを聞くことがなく、ユーザに不快感を与えることがない。
実施の形態3.
上述した実施の形態1では、更新フィルタ102において、受話信号x(n)、マイク入力信号y´(n)から更新フィルタ係数列を更新した後、直ちに同一受話信号x(n)と、マイク入力信号y´(n)とを用いて第2の残差信号d(n)を得て、これを信号対エコー比SE(n)の算出に用いる構成を示した。
Figure 2012153452
図4は、実施の形態3のエコー消去装置の構成を示すブロック図である。図4においてエコー消去装置300は、第1の推定応答信号および第1の残差信号を生成する第1の減算フィルタ101´、第2の推定応答信号および第2の残差信号を生成する第2の減算フィルタ301、信号対エコー比を算出する信号対エコー比算出部302、残留エコーの抑圧量を算出する残留エコー抑圧量算出部104、残留エコーの抑圧を行う残留エコー抑圧部105、前回の動作で求めた更新ステップサイズを与える遅延処理部303、およびフィルタ係数列の係数更新を行う更新フィルタ304で構成されている。
さらに、第1の減算フィルタ101´は推定応答信号生成部101a´および減算器101b´を備え、第2の減算フィルタ301は推定応答信号生成部301aおよび減算器301bを備えている、なお、図1に示したエコー消去装置100と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
次に、本実施の形態3によるエコー消去装置300の動作について説明する。
Figure 2012153452
信号対エコー比算出部302は、第1の残差信号d(n)、第2の残差信号d(n)および、遅延処理部303から入力される前回使用された更新ステップサイズμ(n−1)を元に信号対エコー比SE(n)を算出する。算出方法は実施の形態1と同様である。また、実施の形態1で述べたように、LMSアルゴリズムやアフィン射影アルゴリズムなどを適応アルゴリズムに用いる場合には、受話信号x(n)も用いる。遅延処理部303は、更新フィルタ304が係数更新に用いた更新ステップサイズμ(n)を一時格納し、次の信号対エコー比SE(n)算出の時点で信号対エコー比算出部302に与える。
残留エコー抑圧量算出部104は、信号対エコー比算出部302により生成された信号対エコー比SE(n)を用いて、例えば上述した式(4)を用いて残留エコー抑圧量γ(n)を算出する。さらに、残留エコー抑圧部105は、上述した式(5)を用いて残留エコー抑圧量算出部104により生成された残留エコー抑圧量γ(n)を第1の残差信号d(n)に乗じることで、出力信号s´(n)を出力する。
Figure 2012153452
Figure 2012153452
なお、上述した実施の形態3では、前回の動作で得られた更新ステップサイズμ(n−1)を用いる構成を示したが、これは前回の動作で得られた係数更新量に限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、前々回の動作で得られた更新ステップサイズμ(n−2)を用いて構成してもよい。
実施の形態4.
近端信号発生条件や更新フィルタの収束状態が周波数帯域毎に異なる場合、高速LMSなどの時間周波数変換を用いる適応アルゴリズムに本発明を適用し、周波数帯域毎に信号対エコー比を算出し、残留エコー抑圧処理を行うことで、より効率的なエコー消去を行うことが期待できる。そこでこの実施の形態4では、時間周波数変換を用いる適応アルゴリズムを適用した場合の構成例について述べる。
図5は、実施の形態4によるエコー消去装置の構成を示すブロック図である。
図5において、エコー消去装置400は、第1の推定エコー信号および第1の残差信号を生成する減算フィルタ101、フィルタ係数列の係数更新を行い、更新したフィルタ係数列を用いて第2の推定エコー信号および第2の残差信号を生成する更新フィルタ403、信号対エコー比を算出する信号対エコー比算出部407、残留エコーの抑圧量を算出する残留エコー抑圧量算出部408、残留エコーの抑圧を行う残留エコー抑圧部409、時間信号を時間周波数変換して周波数要素を得る第1、第2および第4の時間周波数変換部401,402,406、周波数要素から時間信号へ逆変換を行う第3および第5の時間周波数変換部404,410を備えている。
さらに、減算フィルタ101は推定応答信号生成部101aおよび減算器101bを備え、更新フィルタ403はフィルタ処理部403aを備えている。
次に、発明の実施の形態4のエコー消去装置400の動作を説明する。
エコー消去装置400は時間周波数変換を行う第1から第5の時間周波数変換部401,402,404,406,410を備えており、このため信号を所定のブロック長L毎に分割して処理を行う。以下の説明では、処理開始時点からのブロック番号をkで表すものとして説明を行う。
Figure 2012153452
第1の時間周波数変換部401は、受話信号x(n)をブロック長L毎に時間周波数変換し、受話信号x(n)の周波数要素X(ω,k)を得る。ここでωは周波数を表す添え字である。また、ここでの時間周波数変換には、例えばDFT(離散フーリエ変換)を用いることができる。同様に第2の時間周波数変換部402は、第1の残差信号d(n)を時間周波数変換し、第1の残差信号の周波数要素D(ω,k)を得る。
Figure 2012153452
なお、このような周波数領域での更新フィルタの例としては、例えば以下の参考文献2に記載されている高速LMSアルゴリズムがある。他にも、高速LMSアルゴリズムを元にしたMDF(Multi Delay Filter)などを用いることも可能である。
・参考文献2
S. Haykin著、鈴木博 他訳、「適応フィルタ理論」、科学技術出版、2001年1月10日発行、p.500〜514
Figure 2012153452
信号対エコー比算出部407は、第1の残差信号d(n)の周波数要素D(ω,k)と第2の残差信号d(n)の周波数要素D(ω,k)と、更新ステップサイズμ(ω,k)から信号対エコー比SE(ω,k)を、周波数要素毎に算出する。なお、用いる適応アルゴリズムによっては、入力信号の周波数要素X(ω,k)も算出に用いる。前述の高速LMSアルゴリズムの場合、信号対エコー比SE(ω,k)は、例えば以下の式(28)のように定めることができる。
Figure 2012153452
残留エコー抑圧量算出部408は、信号対エコー比算出部407で得られた信号対エコー比SE(ω,k)を用いて、周波数毎に残留エコー抑圧量γ(ω,k)を算出する。さらに、残留エコー抑圧部409では、第1の残差信号d(n)の周波数要素D(ω,k)に対して残留エコー抑圧量算出部408で算出された周波数毎の残留エコー抑圧量γ(ω,k)を掛け合わせ、残留エコーを抑圧する。このようにして得られた出力信号S´(ω,k)を第5の時間周波数変換部410により周波数様相から時間信号への逆変換を行い、出力信号s´(n)を得る。
このように、周波数毎に残留エコーを抑圧することにより、推定エコー信号、近端信号発生条件と更新フィルタの収束状態に応じた残留エコー抑圧が可能になる。例えば、ある周波数帯域では近端信号が大きく、別の周波数帯域では近端信号が小さい場合のように、周波数帯域によって近端信号の条件が異なる場合には、近端信号の大きい周波数帯域では残留エコー信号のパワーが強いので十分な残留エコー抑圧を行い、近端信号の小さい周波数帯域では残留エコー信号のパワーが弱いので残留エコー抑圧を弱め近端信号の劣化を抑制することができる。
以上のように、この実施の形態4によれば、時間周波数変換を行う第1から第5の時間周波数変換部401,402,404,406,410と、周波数要素毎に雑音条件と更新フィルタの収束状態に応じた信号対エコー比を算出する信号対エコー比算出部407と、算出された信号対エコー比を用いて残留エコー抑圧を行う残留エコー抑圧量算出部408および残留エコー抑圧部409とを備えるように構成したので、周波数帯域ごとの近端信号の大きさに応じた残留エコー抑圧を行うことができる。具体的には、近端信号が大きい周波数帯域では残留エコー抑圧量を大きくすることにより残留エコー感を抑制し、近端信号が小さい周波数帯域では残留エコー抑圧量を小さくすることにより近端信号に含まれる送話音声信号の劣化を抑制することができる。
実施の形態5.
上述した実施の形態4では、時間周波数変換を用いて周波数帯域毎に信号対エコー比を算出する構成を示したが、この実施の形態5では、高い周波数分解能を必要としない場合に、サブバンドフィルタを用いてサブバンド毎に近端信号条件と更新フィルタの収束状態に応じた残留エコー抑圧処理を行う構成を示す。
図6は、実施の形態5によるエコー消去装置の構成を示すブロック図である。図6において、エコー消去装置500は、第1のサブバンド分解部501、第2のサブバンド分解部502、上述した実施の形態1または実施の形態3で示した機能を有するエコー消去部が複数配置されたエコー消去部列503、およびサブバンド合成部504で構成されている。
次に、実施の形態5のエコー消去装置500の動作について説明する。
第1のサブバンド分解部501は、エコー経路900への受話信号x(n)を、所定の分割数M個の帯域に分割し、サブバンド分割された受話信号x(1)(n),x(2)(n),・・・,x(M)(n)を得る。同様に、第2のサブバンド分解部502は、マイク入力信号y´(n)をM個の周波数帯域に分割し、サブバンド分割されたマイク入力信号y´(1)(n),y´(2)(n),・・・,y´(M)(n)を得る。
エコー消去部列503は、M個のサブバンドに対応して、一群のエコー消去部503(1),503(2),・・・,503(M)(以下、総称してエコー消去部列503と称する)で構成されている。これらの各サブバンドに対応したエコー消去部列503には、実施の形態1または実施の形態3で説明したエコー消去装置を適用することができる。従って、エコー消去部群503では、サブバンド分割された受信信号x(n)と、マイク入力信号y´(n)とのM個の組に対し、これらのサブバンドエコー消去部503の各々が処理を行い、サブバンド分解されたM個の出力信号s´(1)(n),s´(2)(n),・・・,s´(M)(n)を得る。サブバンド合成部504はサブバンド分解された出力信号s´(1)(n),s´(2)(n),・・・,s´(M)(n)をサブバンド合成し、出力信号s´(n)を得る。
以上のように、この実施の形態5によれば、受話信号x(n)を周波数帯域で分割する第1のサブバンド分解部501と、マイク入力信号y´(n)を周波数帯域で分割する第2のサブバンド分解部502と、周波数帯域で分割された信号それぞれに対して残留エコー抑圧処理を行うエコー消去部列503と、サブバンド分解された出力信号をサブバンド合成するサブバンド合成部504とを備えるように構成したので、周波数帯域毎に近端信号条件と更新フィルタの収束状態が異なる場合であっても、より速やかに、且つ十分小さく残留エコーを減少させることができる。
なお、上述した実施の形態3から実施の形態5のエコー消去装置について、実施の形態2で示したエコー検出装置と同様に、算出された適応フィルタによる推定エコーを減算した後の残差信号の信号対エコー比SE(n)を用いて送話音声信号に対して残留エコー量が閾値以上であるか判定することによりエコーを検出するエコー検出装置を構成してもよい。なお、エコー検出装置を構成する場合、実施の形態4で示した第5の時間周波数変換部410および実施の形態5で示したサブバンド合成部504は省略することができる。実施の形態3から実施の形態5のエコー消去装置の構成をエコー検出装置に適用することにより、エコー経路が変化した場合であっても、精度よく残留エコーを検出することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
以上のように、この発明に係るエコー消去装置およびエコー検出装置は、高騒音下で通話する場合や、エコー経路が変化するような場合であっても、残留エコーの発生を抑制し、送話音声を過度に抑圧して通話を阻害することなく、好適な通話環境を提供することができるようにしたため、送話信号に混入した受話信号のエコーを検出し、検出したエコーを送話信号から消去する技術に用いることができる。
100,110,300,400,500 エコー消去装置、101 減算フィルタ、101´ 第1の減算フィルタ、101a,101a´,301a 推定応答信号生成部、101b,101b´,301b 減算器、102,403 更新フィルタ、102´ 第1の更新フィルタ102a,102a´,106a,403a フィルタ処理部、102b,102b´,106b 減算器、103,302,407 信号対エコー比算出部、104,408 残留エコー抑圧量算出部、105,409 残留エコー抑圧部、106 第2の更新フィルタ、200 エコー検出装置、201 エコー検出部、301 第2の減算フィルタ、303 遅延処理部、401 第1の時間周波数変換部、402 第2の時間周波数変換部、404 第3の時間周波数変換部、406 第4の時間周波数変換部、410 第5の時間周波数変換部、501 第1のサブバンド分解部、502 第2のサブバンド分解部、503 エコー消去部列、504 サブバンド合成部、900 伝達経路、901 スピーカ、902 マイク。

Claims (22)

  1. マイクが受話信号を集音して得られるマイク入力信号に含まれるエコー成分を除去するエコー消去装置において、
    前記エコー消去装置の前回までの動作により得られた更新フィルタのフィルタ係数列を用いて得られる第1の残差信号と、
    前記エコー消去装置の前回までの動作により得られた更新フィルタのフィルタ係数列を任意の更新ステップサイズを用いて係数更新を行った更新フィルタ係数列を用いて得られる第2の残差信号とに基づいて、
    前記受話信号に対する前記エコー成分の存在比を示す信号対エコー比を算出する信号対エコー比算出部と、
    前記信号対エコー比算出部が算出した信号対エコー比に基づいて、前記マイク入力信号に含まれるエコー成分を抑圧するエコー抑圧部とを備えたことを特徴とするエコー消去装置。
  2. 前記第2の残差信号は、前回までの動作により得られた更新フィルタのフィルタ係数列をそれぞれ異なる複数の任意の更新ステップサイズを用いて、係数更新を行った複数の更新フィルタ係数列を用いて得られる複数の残差信号であり、
    前記信号対エコー比算出部は、前記第1の残差信号および前記複数の第2の残差信号から選択された少なくとも2つの残差信号に基づいて、前記信号対エコー比を算出することを特徴とする請求項1記載のエコー消去装置。
  3. 前記信号対エコー比算出部は、前記信号対エコー比の算出において、前記更新フィルタ係数列を更なる情報として用いることを特徴とする請求項1記載のエコー消去装置。
  4. 前記信号対エコー比算出部は、前記信号対エコー比の算出において、前記受話信号を更なる情報として用いることを特徴とする請求項1記載のエコー消去装置。
  5. 前記信号対エコー比算出部は、所定の信号ブロック長単位で前記係数更新を実行するブロック適応アルゴリズムを用い、前記所定の信号ブロック長単位で前記第1の残差信号および/または前記第2の残差信号それぞれの分散、または平均パワーを求め、前記信号対エコー比の算出において、前記分散または平均パワーを更なる情報として用いることを特徴とする請求項1記載のエコー消去装置。
  6. 前回までの動作により得られた更新フィルタのフィルタ係数列を用いて前記受話信号をフィルタ処理して第1の推定エコー信号を生成し、生成した第1の推定エコー信号を前記マイク入力信号から減算し、第1の残差信号を生成する減算フィルタと、
    前記受話信号、前記減算フィルタで生成された第1の残差信号および前記任意の更新ステップサイズを用いて、前記更新フィルタのフィルタ系数列を更新し、更新したフィルタ係数列を用いて前記受話信号をフィルタ処理して第2の推定エコー信号を生成し、前記マイク入力信号から前記第2の推定エコー信号を減算して前記第2の残差信号を生成する更新フィルタとを備え、
    前記信号対エコー比算出部は、少なくとも前記減算フィルタが生成した第1の残差信号、前記更新フィルタが生成した第2の残差信号および前記更新ステップサイズを用いて前記信号対エコー比を定め、
    前記エコー抑圧部は、前記信号対エコー比算出部が定めた信号対エコー比から前記マイク入力信号に含まれるエコー成分の抑圧量を算出し、算出した抑圧量および前記第1の残差信号を用いて演算処理を行い、前記エコー成分を抑圧することを特徴とする請求項1記載のエコー消去装置。
  7. 前記更新フィルタは、複数の前記任意の更新ステップサイズを用いて算出した複数の更新フィルタ係数列を用いて、前記受話信号をフィルタ処理して複数の前記第2の推定エコー信号を生成し、前記マイク入力信号から前記複数の第2の推定エコー信号を減算して複数の第2の残差信号を生成し、
    前記信号対エコー比算出部は、少なくとも前記第1の残差信号および前記複数の第2の残差信号から選択された2つの残差信号と、前記更新ステップサイズとから前記信号対エコー比を定めることを特徴とする請求項6記載のエコー消去装置。
  8. 前々回までの動作により得られた更新フィルタのフィルタ係数列を用いて前記受話信号をフィルタ処理して第1の推定エコー信号を生成し、生成した第1の推定エコー信号を前記マイク入力信号から減算し、第1の残差信号を生成する第1の減算フィルタと、
    前回までの動作により得られた更新フィルタのフィルタ係数列を用いて前記受話信号をフィルタ処理して第2の推定エコー信号を生成し、生成した第2の推定エコー信号を前記マイク入力信号から減算し、第2の残差信号を生成する第2の減算フィルタと、
    前記信号対エコー比算出部は、少なくとも前記第1の減算フィルタが生成した第1の残差信号、前記第2の減算フィルタが生成した第2の残差信号および前回の動作において更新フィルタの更新に用いた更新ステップサイズから信号対エコー比を定め、
    前記エコー抑圧部は、前記信号対エコー比算出部が定めた信号対エコー比から前記マイク入力信号に含まれるエコー成分の抑圧量を算出し、算出した抑圧量および前記第1の残差信号を用いて演算処理を行い、前記エコー成分を抑圧することを特徴とする請求項1記載のエコー消去装置。
  9. 時間変化する前記受話信号、前記第1の残差信号および前記第2の残差信号を周波数変換して周波数要素を得る時間周波数変換部と、
    前記エコー抑圧部が前記エコー成分を抑圧した信号を時間変換して時間要素を得る周波数時間変換部とを備え、
    前記信号対エコー比算出部は、前記時間周波数変換部において周波数変換された少なくとも第1の残差信号および/または第2の残差信号および前記更新ステップサイズの周波数要素を元に、周波数要素毎に信号対エコー比を定め、
    前記エコー抑圧部は、前記信号対エコー比算出部が周波数要素毎に定めた信号対エコー比から前記マイク入力信号に含まれるエコー成分の抑圧量を算出し、算出した抑圧量および前記第1の残差信号を用いて演算処理を行って前記エコー成分を抑圧した出力信号を生成し、
    前記周波数時間変換部は、前記エコー抑圧部が生成した出力信号を時間変換して時間要素を得ることを特徴とする請求項6記載のエコー消去装置。
  10. 時間変化する前記受話信号、前記第1の残差信号および前記第2の残差信号を周波数変換して周波数要素を得る時間周波数変換部と、
    前記エコー抑圧部が前記エコー成分を抑圧した信号を時間変換して時間要素を得る周波数時間変換部とを備え、
    前記信号対エコー比算出部は、前記時間周波数変換部において周波数変換された少なくとも第1の残差信号および/または第2の残差信号および前記更新ステップサイズの周波数要素を元に、周波数要素毎に信号対エコー比を定め、
    前記エコー抑圧部は、前記信号対エコー比算出部が周波数要素毎に定めた信号対エコー比から前記マイク入力信号に含まれるエコー成分の抑圧量を算出し、算出した抑圧量および前記第1の残差信号を用いて演算処理を行って前記エコー成分を抑圧した出力信号を生成し、
    前記周波数時間変換部は、前記エコー抑圧部が生成した出力信号を時間変換して時間要素を得ることを特徴とする請求項8記載のエコー消去装置。
  11. マイクが受話信号を集音して得られるマイク入力信号に含まれるエコー成分を除去するエコー消去装置において、
    前記受話信号および前記マイク入力信号をサブバンドに分解するサブバンド分解部と、
    前記エコー消去装置の前回までの動作により得られた更新フィルタのフィルタ係数列を用いて得られる第1の残差信号と、
    前記エコー消去装置の前回までの動作により得られた更新フィルタのフィルタ係数列を任意の更新ステップサイズを用いて係数更新を行った更新フィルタ係数列を用いて得られる第2の残差信号とに基づいて、
    前記サブバンド分解部によりサブバンドに分解された前記受話信号に対する前記エコー成分の存在比を示す信号対エコー比を算出する信号対エコー比算出部と、
    前記信号対エコー比算出部が算出した信号対エコー比に基づいて、前記サブバンドに分解されたマイク入力信号に含まれるエコー成分を抑圧した出力信号を生成するエコー抑圧部と、
    前記エコー抑圧部がサブバンド毎に生成した出力信号をサブバンド合成するサブバンド合成部とを備えたことを特徴とするエコー消去装置。
  12. マイクが受話信号を集音して得られるマイク入力信号に含まれるエコー成分を検出するエコー検出装置において、
    前記エコー検出装置の前回までの動作により得られた更新フィルタのフィルタ係数列を用いて得られる第1の残差信号と、
    前記エコー検出装置の前回までの動作により得られた更新フィルタのフィルタ係数列を任意の更新ステップサイズを用いて係数更新を行った更新フィルタ係数列を用いて得られる第2の残差信号とに基づいて、
    前記受話信号に対する前記エコー成分の存在比である信号対エコー比を算出する信号対エコー比算出部と、
    前記信号対エコー比算出部が算出した信号対エコー比に基づいてエコー成分の検出を行うエコー検出部とを備えたことを特徴とするエコー検出装置。
  13. 前記第2の残差信号は、前回までの動作により得られた更新フィルタのフィルタ係数列をそれぞれ異なる複数の任意の更新ステップサイズを用いて、係数更新を行った複数の更新フィルタ係数列を用いて得られる複数の残差信号であり、
    前記信号対エコー比算出部は、前記第1の残差信号および前記複数の第2の残差信号から選択された少なくとも2つの残差信号に基づいて、前記信号対エコー比を算出することを特徴とする請求項12記載のエコー検出装置。
  14. 前記信号対エコー比算出部は、前記信号対エコー比の算出において、前記更新フィルタ係数列を更なる情報として用いることを特徴とする請求項12記載のエコー検出装置。
  15. 前記信号対エコー比算出部は、前記信号対エコー比の算出において、前記受話信号を更なる情報として用いることを特徴とする請求項12記載のエコー検出装置。
  16. 前記信号対エコー比算出部は、所定の信号ブロック長単位で前記係数更新を実行するブロック適応アルゴリズムを用い、前記所定の信号ブロック長単位で前記第1の残差信号および/または前記第2の残差信号それぞれの分散、または平均パワーを求め、前記信号対エコー比の算出において、前記分散または平均パワーを更なる情報として用いることを特徴とする請求項12記載のエコー検出装置。
  17. 前回までの動作により得られた更新フィルタのフィルタ係数列を用いて前記受話信号をフィルタ処理して第1の推定エコー信号を生成し、生成した第1の推定エコー信号を前記マイク入力信号から減算し、第1の残差信号を生成する減算フィルタと、
    前記受話信号、前記減算フィルタで生成された第1の残差信号および前記任意の更新ステップサイズを用いて、前記更新フィルタのフィルタ系数列を更新し、更新したフィルタ係数列を用いて前記受話信号をフィルタ処理して第2の推定エコー信号を生成し、前記マイク入力信号から前記第2の推定エコー信号を減算して前記第2の残差信号を生成する更新フィルタとを備え、
    前記信号対エコー比算出部は、少なくとも前記減算フィルタが生成した第1の残差信号、前記更新フィルタが生成した第2の残差信号および前記更新ステップサイズを用いて前記信号対エコー比を定め、
    前記エコー検出部は、前記信号対エコー比算出部が定めた信号対エコー比を参照し、前記受話信号に対して所定の閾値以上のエコー成分が存在する場合に前記エコー成分の検出を行うことを特徴とする請求項12記載のエコー検出装置。
  18. 前記更新フィルタは、複数の前記任意の更新ステップサイズを用いて算出した複数の更新フィルタ係数列を用いて、前記受話信号をフィルタ処理して複数の前記第2の推定エコー信号を生成し、前記マイク入力信号から前記複数の第2の推定エコー信号を減算して複数の第2の残差信号を生成し、
    前記信号対エコー比算出部は、少なくとも前記第1の残差信号および前記複数の第2の残差信号から選択された2つの残差信号と、前記更新ステップサイズとから前記信号対エコー比を定めることを特徴とする請求項17記載のエコー検出装置。
  19. 前々回までの動作により得られた更新フィルタのフィルタ係数列を用いて前記受話信号をフィルタ処理して第1の推定エコー信号を生成し、生成した第1の推定エコー信号を前記マイク入力信号から減算し、第1の残差信号を生成する第1の減算フィルタと、
    前回までの動作により得られた更新フィルタのフィルタ係数列を用いて前記受話信号をフィルタ処理して第2の推定エコー信号を生成し、生成した第2の推定エコー信号を前記マイク入力信号から減算し、第2の残差信号を生成する第2の減算フィルタと、
    前記信号対エコー比算出部は、少なくとも前記第1の減算フィルタが生成した第1の残差信号、前記第2の減算フィルタが生成した第2の残差信号および前回の動作において更新フィルタの更新に用いた更新ステップサイズから信号対エコー比を定め、
    前記エコー検出部は、前記信号対エコー比算出部が定めた信号対エコー比を参照し、前記受話信号に対して所定の閾値以上のエコー成分が存在する場合に前記エコー成分の検出を行うことを特徴とする請求項12記載のエコー検出装置。
  20. 時間変化する前記受話信号、前記第1の残差信号および前記第2の残差信号を周波数変換して周波数要素を得る時間周波数変換部を備え、
    前記信号対エコー比算出部は、前記時間周波数変換部において周波数変換された少なくとも第1の残差信号および/または第2の残差信号および前記更新ステップサイズの周波数要素を元に、周波数要素毎に信号対エコー比を定め、
    前記エコー検出部は、前記信号対エコー比算出部が定めた周波数要素毎の信号対エコー比を参照し、周波数要素毎の前記受話信号に対して所定の閾値以上のエコー成分が存在する場合に、前記エコー成分の検出を行うことを特徴とする請求項17記載のエコー検出装置。
  21. 時間変化する前記受話信号、前記第1の残差信号および前記第2の残差信号を周波数変換して周波数要素を得る時間周波数変換部を備え、
    前記信号対エコー比算出部は、前記時間周波数変換部において周波数変換された少なくとも第1の残差信号および/または第2の残差信号および前記更新ステップサイズの周波数要素を元に、周波数要素毎に信号対エコー比を定め、
    前記エコー検出部は、前記信号対エコー比算出部が定めた周波数要素毎の信号対エコー比を参照し、周波数要素毎の前記受話信号に対して所定の閾値以上のエコー成分が存在する場合に、前記エコー成分の検出を行うことを特徴とする請求項19記載のエコー検出装置。
  22. マイクが受話信号を集音して得られるマイク入力信号に含まれるエコー成分を検出するエコー検出装置において、
    前記受話信号および前記マイク入力信号をサブバンドに分解するサブバンド分解部と、
    前記エコー消去装置の前回までの動作により得られた更新フィルタのフィルタ係数列を用いて得られる第1の残差信号と、
    前記エコー消去装置の前回までの動作により得られた更新フィルタのフィルタ係数列を任意の更新ステップサイズを用いて係数更新を行った更新フィルタ係数列を用いて得られる第2の残差信号とに基づいて、
    前記サブバンド分解部によりサブバンドに分解された前記受話信号に対する前記エコー成分の存在比を示す信号対エコー比を定める信号対エコー比算出部と、
    前記信号対エコー比算出部が定めたサブバンド毎の信号対エコー比を参照し、前記受話信号に対して所定の閾値以上のエコー成分が存在する場合に前記エコー成分の検出を行うエコー検出部を備えたことを特徴とするエコー検出装置。
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