JPWO2012105241A1 - 遠隔操作システム、中継装置、移動体通信装置、端末内サーバ制御方法及び中継処理方法 - Google Patents

遠隔操作システム、中継装置、移動体通信装置、端末内サーバ制御方法及び中継処理方法 Download PDF

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Abstract

本発明の中継装置は、遠隔操作要求を受信する受信手段と、遠隔操作を受ける被操作側通信装置又は被操作側ユーザに関する第1の識別情報を、被操作側通信装置に対して遠隔操作を行う操作側通信装置又は操作側ユーザに関する第2の識別情報と対応付けて許可情報として記憶する記憶手段と、許可情報に含まれる第1の識別情報及び第2の識別情報と遠隔操作要求に含まれる第1の識別情報及び第2の識別情報とをそれぞれ対比して遠隔操作を許可するかどうかの判断を行う判断手段と、判断手段で遠隔操作を許可すると判断された場合に制御メッセージを生成して送信する送信手段と、を具備する。当該構成とすることで、遠隔操作の要求に応じて前記被操作側ユーザが自らサーバを起動させる必要なく、遠隔操作を開始することができる。

Description

本発明は、遠隔操作システム、中継装置、移動体通信装置、端末内サーバ制御方法及び中継処理方法に関し、特に、サーバ機能を有する移動体通信装置及び当該装置を遠隔操作するために用いられる中継装置、並びに当該移動体通信装置と中継装置を含む遠隔操作システムと当該システムで用いられる方法に関する。
近年、携帯電話等の個人用情報機器において、情報機器自体が有するセンサ機能により取得した情報や情報機器内部に保持しているデータを、登録した友人や家族等に開示したいというニーズが高まりつつある。
例えば、ある携帯電話端末PのユーザAの現在位置を確認するために、当該端末Pの有するGPS(Global Positioning System)機能により得られた測位情報を、家族であるユーザBが、自分の有する機器Q1で取得したいといったニーズがある。また、ユーザAが端末Pの内蔵カメラで撮影して端末P内に保存している写真データを、友人Cが、自分の有する機器Q2から閲覧できるようにしたいといったニーズもある。
このようなニーズに対応したサービスを提供するために、携帯電話端末P内にサーバ機能を導入し、外部から一定のプロトコルで要求があった場合に、サーバ機能の処理によって、上述の測位情報や写真データを送信するといった方法がある。
このような方法としては、例えば一般的なWeb技術を用いて、URL(Uniform Resource Locator)とポート番号とを含んだHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)リクエストが端末外部から到着したときに、このリクエストに対して端末内のWebサーバが定められた応答を行うといった方法が考えられる。
通常、上述したようなサーバ機能は、大型コンピュータ等のサーバ装置に内蔵されており、携帯電話等のクライアント端末からネットワークを介してアクセスする際に、正規ユーザであるかどうかを確認するための認証が行われている。(例えば特許文献1)
図6は、このようなサーバ機能を搭載した携帯電話端末に対して遠隔操作を行う場合のシーケンス図である。図6は、あるユーザBが、自己の携帯電話端末Qを用いて、別のユーザAが有する携帯電話端末Pのサーバ機能を利用する場合についての流れを示している。
まず、ユーザBは、ユーザAに対して、端末Pのサーバ機能を利用したいことを通知する。通知方法としては、ユーザBがユーザAに対して電話や電子メールといった手段で通知する。ユーザAは、この通知を受けると、キーボタンやタッチパネルといった端末Pの入力手段を用いて端末Pが有するサーバ機能を立ち上げる。
次に、ユーザAは、ユーザBに対して、電話や電子メールといった手段を用いて、遠隔操作ができる状態であること及びアクセス制御情報を通知する。アクセス制御情報は、端末Pのサーバ機能にアクセスするために必要となる情報であり、例えばURL、IPアドレス、ポート番号、認証パスワードといった情報が含まれている。
ユーザBは、通知されたアクセス制御情報に基づいて、端末Pのサーバ機能にアクセスを試みる。その後、端末Pが有しているアクセス許可情報管理手段により、アクセス認証処理が行われる。
具体的には、ユーザAは、端末Pが有するアクセス許可設定手段で、自端末のサーバ機能へのアクセスを許可する他端末に関する情報を予め登録する。このような情報には、例えば、他端末の電話番号や個体識別番号を用いることができ、これらの情報は、アクセス許可情報管理手段が有する管理テーブルに記録される。アクセス許可情報管理手段は、当該管理テーブルを参照して、アクセス要求元の端末がアクセス許可されている端末であるかを判断する。
認証に成功した場合は、端末Pは端末Qに対してアクセス許可を通知し、以降、端末Qにおいて端末Pのサーバ機能の利用が可能となる。
また、これに関連する技術として、特許文献2には、インターネットに接続されたビデオレコーダに対して、電子メールを用いて携帯電話から遠隔操作することにより予約を可能とするシステムが公開されている。
また、その他の関連する技術として、特許文献3には、着信音量といった携帯電話端末の設定やメールアドレスを他端末から遠隔操作で変更するための技術が公開されている。また、特許文献4には、被制御端末の制御を行う制御サーバが、ある遠隔制御端末に対して当該被制御端末の排他的な遠隔制御を許可する遠隔制御権を与えることで、排他的な遠隔制御を可能とする技術が公開されている。
特開2002−300655号公報 特開2009−146431号公報 特開2005−198099号公報 特開2003−116181号公報
しかしながら、上記説明した端末内サーバの遠隔操作方法では、被操作側端末のユーザがサーバ機能を起動させる操作が必要となる。これは、大型コンピュータの場合とは異なり、携帯電話端末等ではサーバ機能を常時起動させておくことは厳しいという制約に起因する。
すなわち、携帯電話端末では、その端末本来の使用目的や電池駆動という条件から、消費電力を極力抑えることが本質的に求められる。従って、携帯電話端末にサーバ機能を搭載する場合には、サーバの実行時間を削減し、不使用時にはサーバを実行しない構成とすることが求められる。また、大型コンピュータサーバ装置と比べて処理能力の低い携帯電話端末では、ネットワークからの攻撃の可能性を下げ、セキュリティを向上させるといった観点からも、不要な時はサーバ機能を実行しない構成とすることが求められる。
このように、常時起動としない構成をとれば、被操作側端末のユーザが自ら端末内サーバを立ち上げなければならない。このことは、被操作側端末のユーザに煩わしい作業を強いると同時に、操作側端末が任意のタイミングで遠隔操作を開始することが困難であることを意味する。
一方、常時起動とする構成をとれば、消費電力の増加を招き、携帯電話端末本来の基本的要求を満たすことができず、又、ネットワークからDoS(Denial of Service)攻撃を受ける可能性が高まり、端末機能全体に悪影響が発生することに繋がる。
従って、携帯電話端末のような個人用情報機器にサーバ機能を搭載する場合には、当該機器の特殊性に起因して、当該サーバ機能を常時起動とする構成でも、使用時のみ被操作側端末のユーザが起動させる構成でも、相反する課題が生じることになる。
本発明は、上記の課題を鑑み、低消費電力及び高セキュリティを維持しつつ、また、被操作側端末のユーザに煩わしい作業を発生させずに、操作側端末のユーザの任意のタイミングで遠隔操作を開始できるシステムを提供することを目的とする。
本発明の遠隔操作システムは、第1の移動体通信装置と第2の移動体通信装置と中継装置とから構成される遠隔操作システムであって、前記第1の移動体通信装置は、遠隔操作要求を送信する送信手段を具備し、前記第2の移動体通信装置は、サーバ手段と、通信手段と、前記通信手段により受信したメッセージの中から前記サーバ手段の制御に関する制御メッセージを抽出する抽出手段と、前記制御メッセージに基づいて前記サーバ手段を制御する制御手段と、を具備し、前記中継装置は、前記第1の移動体通信装置から前記遠隔操作要求を受信する受信手段と、遠隔操作を受ける被操作側通信装置又は被操作側ユーザに関する第1の識別情報を、前記被操作側通信装置に対して遠隔操作を行う操作側通信装置又は操作側ユーザに関する第2の識別情報と対応付けて許可情報として記憶する記憶手段と、前記許可情報に含まれる前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報と前記遠隔操作要求に含まれる前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報とをそれぞれ対比して前記第1の移動体通信装置から前記第2の移動体通信装置に対する遠隔操作を許可するかどうかの判断を行う判断手段と、前記判断手段で遠隔操作を許可すると判断された場合に前記制御メッセージを生成して送信する送信手段と、を具備する。
また、本発明の中継装置は、第1の移動体通信装置から遠隔操作要求を受信する受信手段と、遠隔操作を受ける被操作側通信装置又は被操作側ユーザに関する第1の識別情報を、前記被操作側通信装置に対して遠隔操作を行う操作側通信装置又は操作側ユーザに関する第2の識別情報と対応付けて許可情報として記憶する記憶手段と、前記許可情報に含まれる前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報と前記遠隔操作要求に含まれる前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報とをそれぞれ対比して前記第1の移動体通信装置から前記第2の移動体通信装置に対する遠隔操作を許可するかどうかの判断を行う判断手段と、前記判断手段で遠隔操作を許可すると判断された場合に制御メッセージを生成して送信する送信手段と、を具備する。
また、本発明の移動体通信装置は、サーバ手段と、通信手段と、前記通信手段により受信したメッセージの中から前記サーバ手段の制御に関する制御メッセージを抽出する抽出手段と、前記抽出された制御メッセージに基づいて前記サーバ手段を制御する制御手段と、を具備する。
また、本発明の端末内サーバ制御方法は、電子メール、SMS、MMSのいずれかのメッセージの中から遠隔操作の開始に関する制御メッセージを抽出する第1抽出工程と、前記抽出された遠隔操作の開始に関する制御メッセージに基づいて端末内サーバを起動させる制御を行う第1制御工程と、電子メール、SMS、MMSのいずれかのメッセージの中から遠隔操作の終了に関する制御メッセージを抽出する第2抽出工程と、前記抽出された遠隔操作の終了に関する制御メッセージに基づいて端末内サーバを停止させる制御を行う第2制御工程と、を有する。
また、本発明の中継処理方法は、遠隔操作を受ける被操作側通信装置又は被操作側ユーザに関する第1の識別情報と、前記被操作側通信装置に対して遠隔操作を行う操作側通信装置又は操作側ユーザに関する第2の識別情報とが対応付けて許可情報として記憶する記憶工程と、遠隔操作要求を受信する受信工程と、前記受信した遠隔操作要求に含まれる前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報と前記許可情報とを対比して前記受信した遠隔操作要求に関する遠隔操作を許可するかどうかの判断を行う判断工程と、前記判断工程で遠隔操作を許可すると判断した場合は前記遠隔操作要求に含まれる情報に基づいて制御メッセージを生成して送信し、遠隔操作を許可しないと判断した場合は前記遠隔操作要求を破棄する処理工程と、を有する。
本発明によれば、電力消費での電池消耗といった問題や、悪意を持つ第三者からの不正な要求によるDoS攻撃での端末機能への悪影響といった問題を軽減しつつ、被操作側端末のユーザに煩わしい作業を与えずに、他端末からの遠隔操作によるサーバ機能の利用が可能となる。
実施の形態1にかかる遠隔操作システムのブロック図である。 実施の形態1にかかる許可情報の一例である。 実施の形態1にかかる遠隔操作システムの動作を示したフローチャートである。 実施の形態2にかかる遠隔操作システムのブロック図である。 本発明の遠隔操作システムのブロック図である。 背景技術に係る遠隔操作システムの端末内サーバの起動手順を示したシーケンス図である。
まず、本発明の概要について説明する。本発明の遠隔操作システムは、遠隔操作を行う操作側端末としての第1の移動体通信装置と、遠隔操作を受ける被操作側端末としての第2の移動体通信装置と、第1及び第2の移動体通信装置の間に存在する中継サーバとしての中継装置とから構成される。
第2の移動体通信装置は、端末内サーバと、当該サーバの起動、停止、設定変更等の各制御を行うサーバ制御手段とを有している。当該サーバは、電力消費等の観点から起動していない状態であることが多く、サーバ制御手段が行う起動又は停止に関する制御に応じて当該サーバが起動され、また、停止されることになる。
サーバ機能を有する上記第2の移動体通信装置のユーザ自ら当該サーバ機能を立ち上げる場合には、サーバ制御手段は、ユーザインタフェースを介して入力されるユーザからのサーバ起動指示に基づいてサーバの起動を行う。一方、第2の移動体通信装置のユーザ以外が遠隔操作により当該サーバ機能を利用する場合には、装置内に別途設けられた抽出手段が、従来の通信手段で受信したメッセージの中から当該サーバの起動に関する制御メッセージを抽出し、サーバ制御手段が、当該抽出された制御メッセージに基づいてサーバの起動を行う。
ここで、本発明の遠隔操作システムでは、遠隔操作を行う第1の移動体通信装置と遠隔操作を受ける第2の移動体通信装置の間に中継装置が配置され、当該中継装置が第2の移動体通信装置に制御メッセージを送信する。本発明の遠隔操作システムでは、遠隔操作の過程で必要となる認証処理を処理能力が相対的に高い中継装置で行われることにより、サーバ機能を提供する側の装置にかかる負担の軽減が図られている。
また、本発明の遠隔操作システムでは、第2の移動体通信装置にサーバ機能を搭載しているため、第1の移動体通信装置は、第2の移動体通信装置の単なる設定変更にとどまらず、そのサーバ機能を遠隔操作できる。すなわち、第2の移動体通信装置が有するサーバ機能により、装置が有する様々な機能の実行結果や保存されているデータがクライアントに提供される。
以下、遠隔操作を行う操作側端末を第1の移動体通信装置として、遠隔操作を受ける被操作側端末を第2の移動体通信装置として、各実施の形態の中で本発明の構成を詳細に説明する。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態1にかかる遠隔操作システムのブロック図である。本システムは、大きく分けて、被操作側端末100、操作側端末120、中継サーバ140、の3つを含んで構成される。
まず、被操作側端末100について説明する。
被操作側端末100は、ユーザインタフェース提供部101、アクセス許可設定部102、制御メッセージ受信部103、サーバ制御部104、端末内サーバ105、通信制御部106を有する。
ユーザインタフェース提供部101は、ユーザからの入力をタッチパネルやテンキーなどの入力部で受ける。また、ユーザインタフェース提供部101は、ユーザへの出力を、画面等の表示部や、スピーカー等の音声出力部から出力する。
アクセス許可設定部102は、遠隔操作を許可するユーザを、電話番号やメールアドレスなど相手を特定できる方法で指定して中継サーバに設定するための手段である。ユーザインタフェース提供部101を介してユーザから入力された遠隔操作を許可するユーザに関する情報は、アクセス許可設定部102により中継サーバ140へ送信される。
制御メッセージ受信部103は、電子メールやSMS(Short Message Service)などのメッセージを中継サーバ140から受け取り、本システムで扱う形式の制御メッセージを抽出する抽出手段である。制御メッセージ受信部103は、抽出した制御メッセージの内容をサーバ制御部104に渡し、それ以外を従来のメール受信アプリケーションなどに渡す。
サーバ制御部104は、端末内サーバ105の状態を制御する。具体的には、制御メッセージ受信部103で抽出された制御メッセージの内容に基づいて端末内サーバ105の起動や停止などの動作に関する制御を行う。
端末内サーバ105は、クライアントとして機能する操作側端末120からの要求に応じて自端末内の機能を実行させ、その機能の実行結果を当該操作側端末120に提供し、また、自端末内に格納された各種データを当該操作側端末120に提供するサーバ手段である。例えば、操作側端末120から測位情報の出力要求があった場合は、端末内サーバ105は、端末が有するGPS機能を用いて現在位置に関する測位情報を求めて、操作側端末120へ出力する。
通信制御部106は、中継サーバ140に接続を行い、中継サーバ140からの通信を端末内サーバ105に渡す。
次に、操作側端末120について説明する。
操作側端末120は、ユーザインタフェース提供部121、遠隔操作要求送信部122、遠隔操作部123を有する。
ユーザインタフェース提供部121は、ユーザからの入力をタッチパネルやテンキーなどの入力部で受ける。また、ユーザインタフェース提供部121は、ユーザへの出力を、画面等の表示部や、スピーカー等の音声出力部から出力する。
遠隔操作要求送信部122は、遠隔操作の対象となる被操作端末100を識別する情報と、要求する遠隔操作の内容を示す情報とを中継サーバ140に送信する。以下、これらの情報を合わせて遠隔操作要求と呼ぶ。なお、要求する遠隔操作の内容には、端末内サーバを起動させる操作や、端末内サーバを停止させる操作などがある。特に、端末内サーバを起動させて遠隔操作を開始するための遠隔操作要求を遠隔操作開始要求と、また、端末内サーバを停止させて遠隔操作を終了するための遠隔操作要求を遠隔操作終了要求とそれぞれ呼ぶことにする。
遠隔操作部123は、通信転送部144を通じて端末内サーバ105に接続し、被操作側端末100の機能を操作する。
次に、中継サーバ140について説明する。
中継サーバ140は、アクセス許可情報管理部141、遠隔操作要求受信部142、制御メッセージ送信部143、通信転送部144を有する。
アクセス許可情報管理部141は、アクセス許可設定部102によって設定された許可情報を記憶し、遠隔操作要求部142や通信転送部144からの問い合わせに応じて許可情報を出力する。
ここで、許可情報は、被操作側端末100又は被操作側ユーザと、操作側端末120又は操作側ユーザとを、をそれぞれ識別できる情報の組から構成される。以降、これらの情報を、それぞれ被操作側識別情報、操作側識別情報と呼ぶことにする。
図2に、許可情報の一例を示す。被操作側識別情報及び操作側識別情報には、電話番号及びメールアドレスの両方が登録されている。管理番号N001〜N003には同一の被操作側ユーザについて、3つの異なる操作側ユーザが対応付けされている。また、管理番号N004には第2の被操作側ユーザについて、管理番号N005〜N006には第3の被操作側ユーザについて、それぞれ対応する操作側ユーザに関する情報が登録されている。なお、端末を識別する情報としては、携帯電話番号、端末識別番号、などを利用してもよいが、あらかじめ中継サーバとの間で登録を行い、その際に生成した端末ごとの固有の識別子を利用しても良い。また、ユーザを識別する情報としては、メールアドレスなどを利用してもよいが、端末を識別する情報と同様に、あらかじめ中継サーバとの間で登録を行い、生成した固有の識別子を利用してもよい。このとき、これらの識別子の一意性は中継サーバが保証する。
なお、それぞれの識別情報は、偽装されないものである必要がある。識別情報単体では偽装可能な場合は、個別のパスワードを用意するなどして、他人の識別情報を利用できないようにする。すなわち、許可情報には、予め設定されたパスワードも合わせて記録され、被操作側識別情報と操作側識別情報とパスワードの3つの組を用いてアクセス認証が行われる構成とする。
遠隔操作要求受信部142は、操作側端末120より遠隔操作要求を受信し、要求がアクセス許可された操作であれば、制御メッセージ送信部143に通知する。
制御メッセージ送信部143は、遠隔操作要求受信部142からの通知に応じて、制御メッセージを生成して被操作側端末100に送信する。この制御メッセージは、メールやSMSなどの従来の通信手段を用いて送信する。
これらの通信手段を用いる理由は、携帯電話端末に代表される被操作側端末が、そもそもコミュニケーションツールだからである。すなわち、様々なアプリケーションが搭載され、高機能化する携帯電話端末においては、よく使用される機能やアプリケーションとあまり使用されない機能やアプリケーションとに大別することができる。しかしながら、携帯電話端末のコミュニケーションツールとしての本来の役割上、電話機能、メール機能、SMS機能といった通信機能はサーバ機能を搭載するしないにかかわらず常に起動していることが期待できる機能である。この点に着目し、制御メッセージは、電子メールやSMSを用いて送信される。なお、制御メッセージ送信部143は、この遠隔操作システムから送ったことを示す情報を送信するメール又はSMSに付与し、通常のメールやSMSなのか、あるいは本システムの制御メッセージなのか、を識別可能にしてから送信する。
通信転送部144は、通信制御部106からの接続を受けてこれを保持し、この被操作側端末100に対するアクセス許可を持った操作側端末120の遠隔操作部123からの接続があった場合に、前記保持した接続にこれを転送する。
次に、図1及び図3のフローチャートを参照して本発明の遠隔操作システムの動作について詳細に説明する。
まず、被操作側端末100が、この端末に対して遠隔操作を行うことを許可する端末またはユーザを中継サーバ140に登録する(ステップS100)。当該登録は、ユーザが、自らの被操作側識別情報と許可する相手の操作側識別情報とを、ユーザインタフェース提供部101を介して入力し、アクセス許可設定部102から中継サーバ140に送信することで行う。アクセス許可情報管理部141は、これらの情報をアクセス認証に関する情報である許可情報として記憶する。
次に、操作側端末120は、遠隔操作を中継サーバ140に要求する(ステップS101)。より具体的には、遠隔操作要求送信部122は、ユーザインタフェース提供部121を介して行われるユーザからの入力に基づいて、遠隔操作要求を中継サーバ140に送信する。ここでは、要求する遠隔操作の内容が遠隔操作の開始であるとし、遠隔操作要求送信部122は、遠隔操作開始を示すメッセージと、自らの操作側識別情報と、遠隔操作を行いたい相手の被操作側識別情報とを含んだ遠隔操作開始要求を遠隔操作要求受信部142に送信する。
次に、中継サーバ140の遠隔操作要求受信部142は、遠隔操作要求送信部122から送信された遠隔操作要求を受信し、遠隔操作要求に含まれる操作側識別情報と被操作側識別情報の組が許可されているものであるかどうかの判断を行う(ステップS102)。識別情報の組が許可されているかどうかは、アクセス許可情報管理部141に同一の識別情報の組が保存されている場合に許可されているものと判断する。
より具体的には、遠隔操作要求受信部142は、遠隔操作要求を受信すると、受信した遠隔操作要求に含まれる被操作側識別情報をアクセス許可情報管理部141に出力する。アクセス許可情報管理部141は、遠隔操作要求受信部142から出力された当該被操作側識別情報に基づいて、当該情報が示す被操作側端末により登録された許可情報を遠隔操作要求受信部142に出力する。すなわち、アクセス許可情報管理部141は、複数の被操作側端末により設定された許可情報を有しているが、それらの許可情報の中から、遠隔操作要求受信部142より入力した被操作側端末情報に対応する許可情報を選び出して遠隔操作要求受信部142に出力する。遠隔操作要求受信部142は、許可情報に含まれる操作側識別情報と被操作側識別情報の組と遠隔操作要求に含まれる操作側識別情報と被操作側識別情報の組とを対比することで遠隔操作が許可されているかを判断する。なお、アクセス許可情報管理部141は、選び出した許可情報の中に含まれる操作側識別情報を抽出して遠隔操作要求受信部142に出力し、遠隔操作要求受信部142は、アクセス許可情報管理部141から入力した操作側識別情報と、遠隔操作要求に含まれる操作側識別情報とを対比する構成であっても良い。
遠隔操作要求受信部142は、上記対比の結果、操作側識別情報と被操作側識別情報の組が許可されていると判断した場合、制御メッセージの送信に必要となる情報を制御メッセージ送信部143に通知する。なお、遠隔操作要求受信部142から制御メッセージ送信部143に通知される情報には、遠隔操作要求で指定されている制御内容に関する情報に加え、制御メッセージの送信方法に応じて電話番号やメールアドレスが含まれる。なお、上記対比の結果、許可されていないと判断した場合は、受信した遠隔操作要求を破棄する。
制御メッセージ送信部143は、遠隔操作要求受信部142からの上記通知に基づいて、制御メッセージを生成する。ここでは、遠隔操作要求で指定されている制御内容が遠隔操作の開始であるため、制御メッセージ送信部143は、遠隔操作の開始を要求するメッセージである制御メッセージを生成し、被操作側端末100へ送信する(ステップS103)。当該制御メッセージは、上述の通り電子メールかSMS、又はこれに準ずる通信機能を用いて送信されるものとする。制御メッセージ送信部143は、遠隔操作要求受信部142から通知されたメールアドレスや電話番号を送信先アドレスに指定して制御メッセージを送信する。
次に、被操作側端末100は、制御メッセージ受信部103でメッセージを受信すると、当該メッセージが、中継サーバ140の制御メッセージ送信部143が送信した制御メッセージであるのかどうかを識別する。制御メッセージ受信部103は、受信したメッセージのうち、制御メッセージ以外は従来のメールやSMSとして扱い、対応するアプリケーションに渡す。一方、制御メッセージの場合は、サーバ制御部104に当該制御メッセージを渡す。
サーバ制御部104は、制御メッセージ受信部103より入力した制御メッセージの内容を判別して端末内サーバ105の起動や停止などの制御を行う(ステップS104)。ここでは、制御メッセージが、遠隔操作の開始に関する制御メッセージであるため、サーバ制御部104は、端末内サーバ105を起動させる制御を行う。
次に、通信制御部106は、端末内サーバ105の起動を確認後、中継サーバ140に接続を行う。中継サーバ140は、通信転送部144でこの接続を受けて接続元を確認し、アクセス許可情報管理部141に登録のある被操作側端末の場合は接続を保持する。登録のない場合は接続を拒否する。さらに、操作側端末120の遠隔操作部123から中継サーバ140に接続を行い、通信転送部144がこれを受けて接続元を確認し、アクセス許可情報管理部141に登録のある操作側端末の場合は、組になっている被操作側端末の接続に、これを転送する。登録のない場合は接続を拒否する(ステップ S105)。
次に、操作側端末120は、中継サーバ140を通じて転送される接続を利用し、被操作側端末100の端末内サーバ105に接続し、被操作側端末100の機能を遠隔操作する(ステップS106)。操作側端末120は、実行させたい被操作側端末100の機能及びその実行内容を、中継サーバ140を介して被操作側端末100に通知し、端末内サーバ105は、通信制御部106を介して入力した操作側端末120からの通知内容に応じて必要な機能を実行させる。端末内サーバ105は、実行した結果得られた情報を出力し、通信制御部106から中継サーバ140を介して操作側端末120へ送信する。その他、端末内サーバ105は、操作側端末120からの要求に応じて端末内に保存されている情報を提供する情報サーバとしての機能も有する。
遠隔操作を終える際は、操作側端末120から遠隔操作の終了を中継サーバ140に要求する(ステップS107)。遠隔操作要求送信部122は、遠隔操作終了を示すメッセージと、自らの操作側識別情報と、遠隔操作を終了したい相手の被操作側識別情報とを含んだ遠隔操作終了要求を中継サーバ140に送信する。
次に、中継サーバ140の遠隔操作要求受信部142は、遠隔操作要求送信部122から送信された遠隔操作の終了に関する情報である遠隔操作終了要求を受け取り、当該遠隔操作終了要求に含まれる操作側識別情報と被操作側識別情報の組が許可されているものであるかどうかの判断を行う(S108)。識別情報の組が許可されているかどうかは、上述した遠隔操作開始時の判断処理と同様に、遠隔操作要求受信部142が判断を行う。遠隔操作要求受信部142は、遠隔操作終了要求に含まれる識別情報の組がアクセス許可情報管理部141にも許可情報として保存されている場合に許可されているものと判断する。遠隔操作要求受信部142は、上記の判断処理の結果、遠隔操作の終了に関する遠隔操作終了要求を許可する場合は、制御メッセージ送信部143に通知する。通知される情報には、遠隔操作の終了に関する情報及び被操作側端末の電話番号やメールアドレスが含まれる。
制御メッセージ送信部143は、遠隔操作要求受信部142より上記の遠隔操作の終了に関する通知を受けると、遠隔操作の終了を要求するメッセージである制御メッセージを生成して被操作側端末100に送信する(ステップS109)。
次に、被操作側端末100は、制御メッセージ受信部103でメッセージを受信すると、制御メッセージ送信部143が送信した制御メッセージなのかどうかを識別する。制御メッセージ以外は従来のメールやSMSとして扱い、対応するアプリケーションに渡す。一方、制御メッセージの場合は、サーバ制御部104に渡す。
サーバ制御部104は、制御メッセージの内容から当該制御メッセージが遠隔操作の終了に関する通知であることを判別し、端末内サーバ105を停止して遠隔操作を終了させる制御を行う(ステップS110)。
次に、通信制御部106は、端末内サーバ105の終了を確認後、中継サーバ140との接続を切断する。通信転送部144は、通信制御部106からの切断を受け、遠隔操作部123との接続を切断する。(ステップS111)
以上説明したように、本発明の遠隔操作システムでは、操作側端末から遠隔操作要求を送信し、これが許可されているかどうかを中継サーバで確認して、許可されている場合にのみ被操作側端末に遠隔操作に関する制御メッセージを送信するように構成されている。そのため、許可されていない端末やユーザからの遠隔操作を防ぎつつ、被操作側端末には不要なメッセージが届かないため、被操作側端末のメッセージ識別処理が増えてしまうことを防ぐことができる。
また、電子メールやSMSといった被操作側端末が本質的に備えている通信手段を使用してサーバの起動に関する制御メッセージを送受信することにより、制御メッセージを待ち受けるための新たな通信を行う必要がない。従って、被操作側端末の通信を減らし、消費電力を下げることができる。
端末内サーバで提供できるサービスには様々な用途が想定されるが、即時性が求められるものが多い。例えば、子供の安否を確認したい親は、子供の現在位置をすぐに取得できる必要がある。また、暇つぶしに友人の端末内に保管されている写真を閲覧したいとふと思い立ったときに、閲覧が可能になるまで数十分数時間とかかるようでは使用に耐えない。しかしながら、本発明では、被操作側端末が予め搭載している通信機能である電子メールやSMSを制御メッセージの送受信に使用するため、操作側端末は、任意のタイミングで遠隔操作を開始することができる。
なお、電子メールを制御メッセージの通信手段として利用する場合には、プッシュ型電子メールであることが望ましい。ポーリング型電子メールでは、一定間隔で端末内の電子メールクライアントがメールサーバにアクセスする構成であるため、中継サーバより電子メールにより制御メッセージが送られても、被操作側端末でサーバが起動されるまでタイムラグが生じる可能性がある。しかしながら、プッシュ型電子メールであれば、中継サーバより送信された制御メッセージが電子メールクライアントによる巡回を待たずに強制的に被操作側端末に届くため、遠隔操作要求の送信からサーバの起動までのタイムラグを抑えることができる。
なお、当該通信手段としては、上記電子メールやSMS以外にも、MMS(Multimedia Messaging Service)やEMS(Enhanced Messaging Service)その他被操作側端末に常時起動の通信機能として予め備わっている通信手段を用いることができる。
また、本実施の形態1の遠隔操作システムでは、サーバ機能の利用を終える場合には、操作側端末側から遠隔操作により操作側端末のサーバを終了させることができる構成となっている。
被操作側端末のユーザは、自端末の電池消費や処理速度の低下などの一定の犠牲を払いながら、所定の第3者にはサーバ機能の使用を許可している。従って、使用させてもらう側のマナーとして、使用が終わればサーバ機能を終了させることが望ましい。なぜなら、使用が終わっているにもかかわらずサーバ機能を起動させておくことは、電力消費に繋がるだけではなく、第3者からの攻撃の可能性を無意味に高めてしまうためである。本発明では、被操作側端末のユーザが自ら終了処理を行わなくとも、遠隔操作終了要求を通じて操作側端末からサーバ機能を終了させることができるため、被操作側端末のユーザも安心して第3者にサーバ機能を使用させることができる。
なお、被操作側端末100は、上記の遠隔操作の終了に関する制御メッセージを受信しなくても所定の条件でサーバ機能を終了させることができる構成を備えていても良い。例えば、被操作側端末100は、新たに時間を計測する手段であるタイマ機能を有し、サーバ制御部104は、サーバ機能の起動を指示する制御メッセージを受け取ると、端末内サーバ105を起動させるのと合わせて、タイマ機能を作動させる。サーバ制御部104は、サーバを起動させてから所定の時間経過後にサーバを終了させる制御を行う。このように、端末外部から遠隔操作の終了に関する制御メッセージに基づいてサーバを停止させる第1のサーバ停止手段と、端末自身が有するタイマ機能を用いて所定の時間経過後にサーバを停止させる第2のサーバ停止手段を備えていても良い。当該構成によれば、例えば、操作側端末120のユーザが遠隔操作終了要求を忘れた場合でも、ユーザの手を煩わせることなく被操作側端末が自らの判断で適切にサーバを停止させることができる。
なお、サーバ制御部104は、通信制御部106を通じて行われる通信がある度にタイマの値をクリアし、最後の通信から所定の時間が経過した後にサーバ機能を終了させる構成であっても良い。
また、タイマで設定される時間は、使用される機能に応じて異なる時間が設定されていても良い。例えば、被操作側端末100のユーザの現在地を知りたい操作側端末120のユーザは、測位情報を入手できればよいため、サーバ起動時間は短くても問題はない。一方、写真を閲覧したい操作側端末のユーザに対しては、長時間サーバが起動していることが望ましい。このように、サーバが起動している時間は、求められるサービスによって異なるため、サーバ制御部104は、利用される機能に応じて異なるタイマの値を設定し、所定の時間経過後に端末内サーバを終了させる制御を行っても良い。当該構成とすることで、さらに不必要なサーバ起動時間を短縮することができる。
なお、上記説明では中継サーバ140のアクセス許可情報管理部141に記憶される許可情報は、被操作側端末のアクセス許可設定手段を用いて登録される構成を示したがこれに限るものではない。被操作側端末のユーザが、第3の通信装置を用いて中継サーバにアクセスし、許可情報を登録できる構成であっても良い。ただし、この場合は、被操作側端末について第3者が所有者を偽って登録できないように、許可情報の登録に際し、被操作側端末の正規ユーザであることを証明する第2の認証機能を中継サーバが有する構成であることが求められる。
また、上記説明では、中継サーバ140における認証処理を遠隔操作要求受信部142が行う場合について説明したがこれに限るものではなく、別途専用の処理を行うアクセス認証処理部を設けてもよい。アクセス認証処理部は、遠隔操作要求受信部142で受信された遠隔操作要求とアクセス許可情報管理部141に記憶された許可情報とを入力し、これらにそれぞれ含まれている操作側識別情報及び被操作側識別情報を対比して認証処理を行っても良い。
(実施の形態2)
実施の形態2にかかる発明は、一台の操作側端末が中継装置を介して複数の被操作側端末を遠隔操作する場合の遠隔操作システムに関する。
図4は、本発明の実施の形態2の遠隔操作システムのブロック図である。本実施の形態にかかる遠隔操作システムは、複数の被操作側端末100a、100bと、中継サーバ240と、操作側端末120と、から構成されている。本実施の形態にかかる遠隔操作システムは、被操作側端末が複数存在する点、中継サーバ240のアクセス許可情報管理手段の機能が異なる点、通信転送手段の機能が異なる点、の3つの点で実施の形態1にかかる遠隔操作システムと異なる。以下、各装置の構成及び動作について説明する。なお、実施の形態1と同一部分に関しては一部説明を省略する。
中継サーバ240のアクセス許可情報管理部241は、実施の形態1のアクセス許可情報管理部141で管理していた許可情報に加えて、各許可情報がそれぞれ使用中かどうかを示す使用中フラグを記憶・管理する。
アクセス許可情報管理部241は、遠隔操作要求受信部142が遠隔操作要求を受信し、これが許可された開始要求だった場合に使用中フラグを"ON"に設定し、許可された終了要求だった場合に"OFF"に設定する。
中継サーバ240の通信転送部244は、複数の被操作側端末の通信制御部106から接続を受けてこれらの接続を同時に保持し、それぞれの接続元の被操作側端末の識別情報とともに組として記憶する。通信転送部244は、遠隔操作部123から接続があった場合、接続元の操作側端末120が許可されている接続先の被操作側端末をアクセス許可情報管理部240に問い合わせ、その中から使用中フラグが"ON"になっている被操作側端末に関する識別情報を取得する。通信転送部244は、この被操作側端末の識別情報を、前記記憶した組の情報から検索し、保持している接続を選択する。通信転送部244は、この接続に、遠隔操作部123からの接続を転送する。
以上の構成によれば、中継サーバが有する通信転送部244は、接続転送先を複数の被操作側端末から選択することができるため、1つの操作側端末が複数の操作側端末を遠隔操作することができる。
以上各実施の形態において説明したように、本発明の遠隔操作システムは、図5に示す構成とすることができる。図5において、本発明の遠隔操作システムは、操作側装置としての第1の移動体通信装置300と、中継装置400と、被操作側装置としての第2の移動体通信装置500と、を有する。
第1の移動体通信装置300は、遠隔操作の開始を要求する遠隔操作要求を送信する遠隔操作要求送信部310を備える。
中継装置400は、遠隔操作要求受信部410と、許可情報記憶部420と、遠隔操作許可判断部430と、制御メッセージ送信部440と、を備える。
遠隔操作要求受信部410は、第1の移動体通信装置300から送信された遠隔操作要求を受信する。
許可情報記憶部420は、遠隔操作を受ける被操作側通信装置又は被操作側ユーザに関する第1の識別情報を、被操作側通信装置に対して遠隔操作を行う操作側通信装置又は操作側ユーザに関する第2の識別情報と対応付けて許可情報として記憶する。ここでは、第1移動体通信装置300及びそのユーザが操作側通信装置及び操作側ユーザであり、第2移動体通信装置500及びそのユーザが被操作側通信装置及び被操作側ユーザとなる。
遠隔操作許可判断部430は、許可情報記憶部420に記憶されている許可情報を参照し、当該許可情報に含まれる前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報と遠隔操作要求受信部410が受信した遠隔操作要求に含まれる第1の識別情報及び第2の識別情報とをそれぞれ対比する。そして、遠隔操作許可判断部430は、第1の移動体通信装置300から第2の移動体通信装置500に対する遠隔操作を許可するかどうかを判断する。
制御メッセージ送信部440は、遠隔操作許可判断部430で遠隔操作を許可すると判断された場合に遠隔操作用の制御メッセージを生成して送信する。制御メッセージは、第2の移動体通信装置500が備えるサーバ機能を制御するためのメッセージであり、サーバの起動や終了、その他の制御を指示するために必要な情報が含まれている。当該制御メッセージは、移動体通信システムで利用され、移動体通信装置において常時起動されているアプリケーションである電子メールやSMSといった通信方法で送信される。
第2の移動体通信装置500は、制御メッセージ受信部510と、制御メッセージ抽出部520と、サーバ制御部530と、サーバ(サービス提供部)540と、を備える。
制御メッセージ受信部510は、中継装置400の制御メッセージ送信部440より送信された制御メッセージを他の通常メッセージと同様に受信する通信手段である。電子メールアプリケーションやSMSアプリケーションなど制御メッセージの送受信方法に対応するプログラムを装置内部のCPU(Central Processing Unit)が実行することで制御メッセージを受信する。
制御メッセージ抽出部520は、制御メッセージ受信部510が受信したメッセージの中から制御メッセージを抽出する。
サーバ制御部530は、制御メッセージ抽出部520で抽出された制御メッセージの内容に基づいてサーバ540を制御する。具体的には、抽出された制御メッセージがサーバ530の起動を指示する制御メッセージである場合は、サーバ540を起動し、外部からのアクセスに基づいてサービスの提供が可能な状態にする。
サーバ540は、端末内に設けられたサーバでありサーバ制御部530からの制御に従って各種サービスを提供する。
このように、本発明における各実施の形態の遠隔操作システムによれば、電力消費での電池消耗といった問題や、悪意を持つ第三者からの不正な要求によるDoS攻撃での端末機能への悪影響といった問題を軽減しつつ、また、被操作側端末のユーザに煩わしい作業を与えずに遠隔操作が可能となる。
また、本発明では、中継サーバにてアクセス許可の判断を行い、許可がない場合は被操作側端末に制御メッセージを送信しないため、被操作側端末の通信や処理を減らし、消費電力を下げることができることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、中継サーバ、操作側端末、被操作側端末といった上記各装置における各処理は、上記説明した処理をCPUといった情報処理装置に実行させるプログラムを用いて実現されていても良い。
ここで、上記プログラムは、コンピュータ・システムがアクセス可能な様々な種類の記憶媒体に格納することが可能である。また、このプログラムは、通信媒体を介して伝達されることが可能である。ここで、記憶媒体には、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等が含まれる。また、通信媒体には、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等が含まれ、インターネットも含まれる。
なお、上記説明では、遠隔操作システムにおいてすべての制御メッセージは1つの中継サーバより送信される場合について説明したがこれに限るものではない。遠隔操作システムが複数の中継サーバを備え、被操作側端末は、受信したメッセージのうち、登録された中継サーバより送信された制御メッセージを抽出して端末内サーバを制御する構成であっても良い。
また、特定の操作側端末においては、直接制御メッセージを被操作側端末に送信できる構成であっても良い。すなわち、被操作側端末では、登録した中継サーバ及び被操作側端末が送信元の制御メッセージのみを抽出して端末内サーバを制御する構成であっても良い。大多数の操作側端末に対する認証処理は中継サーバに行わせることで被操作側端末の処理量を削減しつつ、特定の端末に関しては直接制御メッセージを送信できる構成とすることでより柔軟な運用が可能となる。
また、本発明は、その態様において以下の形式をとることが可能である。
(1)第1の移動体通信装置と第2の移動体通信装置と中継装置とから構成される遠隔操作システムであって、前記第1の移動体通信装置は、遠隔操作要求を送信する送信手段を具備し、前記第2の移動体通信装置は、サーバ手段と、通信手段と、前記通信手段により受信したメッセージの中から前記サーバ手段の制御に関する制御メッセージを抽出する抽出手段と、前記制御メッセージに基づいて前記サーバ手段を制御する制御手段と、を具備し、前記中継装置は、前記第1の移動体通信装置から前記遠隔操作要求を受信する受信手段と、遠隔操作を受ける被操作側通信装置又は被操作側ユーザに関する第1の識別情報を、前記被操作側通信装置に対して遠隔操作を行う操作側通信装置又は操作側ユーザに関する第2の識別情報と対応付けて許可情報として記憶する記憶手段と、前記許可情報に含まれる前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報と前記遠隔操作要求に含まれる前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報とをそれぞれ対比して前記第1の移動体通信装置から前記第2の移動体通信装置に対する遠隔操作を許可するかどうかの判断を行う判断手段と、前記判断手段で遠隔操作を許可すると判断された場合に前記制御メッセージを生成して送信する送信手段と、を具備することを特徴とする遠隔操作システム。
(2)前記中継装置が具備する送信手段は、電子メール、SMS、又はMMSを用いて前記制御メッセージを送信し、前記第2の移動体通信装置が具備する判断手段は、前記通信手段で受信した電子メール、SMS、又はMMSの中から前記制御メッセージを含む電子メール、SMS、又はMMSを抽出して前記制御手段に出力することを特徴とする、(1)に記載の遠隔操作システム。
(3)前記第1の移動体通信装置が有する前記送信手段は、遠隔操作の終了に関する遠隔操作要求を送信し、前記中継装置が有する前記送信手段は、遠隔操作の終了に関する制御メッセージを生成して送信し、前記第2の移動体通信装置が有する制御手段は、前記遠隔操作の終了に関する制御メッセージに基づいて前記サーバ手段を終了させる制御を行う、(1)又は(2)に記載の遠隔操作システム。
(4)第1の移動体通信装置から第2の移動体通信装置に対する遠隔操作の要求を受信する受信手段と、遠隔操作を受ける被操作側通信装置又は被操作側ユーザに関する第1の識別情報を、前記被操作側通信装置に対して遠隔操作を行う操作側通信装置又は操作側ユーザに関する第2の識別情報と対応付けて許可情報として記憶する記憶手段と、前記許可情報に含まれる前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報と前記遠隔操作要求に含まれる前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報とをそれぞれ対比して前記第1の移動体通信装置から前記第2の移動体通信装置に対する遠隔操作を許可するかどうかの判断を行う判断手段と、前記判断手段で遠隔操作を許可すると判断された場合に制御メッセージを生成して送信する送信手段と、を具備する中継装置。
(5)前記送信手段は、電子メール、SMS、又はMMSのいずれかを用いて前記制御メッセージを送信することを特徴とする、(4)に記載の中継装置。
(6)前記記憶手段は、新たに使用フラグ情報を記憶し、前記記憶手段は、サーバの起動に関する遠隔操作要求に基づいて対応する使用フラグ情報をONにし、サーバの終了に関する遠隔操作要求に基づいて前記使用フラグ情報をOFFにする(4)に記載の中継装置。
(7)サーバ手段と、通信手段と、前記通信手段により受信したメッセージの中から前記サーバ手段の制御に関する制御メッセージを抽出する抽出手段と、前記抽出された制御メッセージに基づいて前記サーバ手段を制御する制御手段と、を具備する移動体通信装置。
(8)前記制御手段は、前記制御メッセージが前記サーバ手段の起動に関するメッセージである場合は前記サーバ手段の起動を行い、前記サーバ手段の停止に関するメッセージである場合は前記サーバ手段の終了を行う、(7)に記載の移動体通信装置。
(9)時間を計測するタイマ手段をさらに備え、前記制御手段は、サーバ手段の起動に関する制御メッセージに基づいて前記タイマ手段に時間計測を開始させる制御を行い、所定の時間経過後に前記サーバ手段を停止させる制御を行う、(7)または(8)に記載の移動体通信装置。
(10)前記タイマ手段は、遠隔操作される機能に基づいて前記所定の時間を異なる時間に設定することを特徴とする、(9)に記載の移動体通信装置。
(11)電子メール、SMS、MMSのいずれかのメッセージの中から遠隔操作の開始に関する制御メッセージを抽出する第1抽出工程と、前記抽出された遠隔操作の開始に関する制御メッセージに基づいて端末内サーバを起動させる制御を行う第1制御工程と、電子メール、SMS、MMSのいずれかのメッセージの中から遠隔操作の終了に関する制御メッセージを抽出する第2抽出工程と、前記抽出された遠隔操作の終了に関する制御メッセージに基づいて端末内サーバを停止させる制御を行う第2制御工程と、を有するサーバ制御方法。
(12)遠隔操作を受ける被操作側通信装置又は被操作側ユーザに関する第1の識別情報と、前記被操作側通信装置に対して遠隔操作を行う操作側通信装置又は操作側ユーザに関する第2の識別情報とが対応付けて許可情報として記憶する記憶工程と、遠隔操作要求を受信する受信工程と、前記受信した遠隔操作要求に含まれる前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報と前記許可情報とを対比して前記受信した遠隔操作要求に関する遠隔操作を許可するかどうかの判断を行う判断工程と、前記判断工程で遠隔操作を許可すると判断した場合は前記遠隔操作要求に含まれる情報に基づいて制御メッセージを生成して送信し、遠隔操作を許可しないと判断した場合は前記遠隔操作要求を破棄する処理工程と、を有する中継処理方法。
この出願は、2011年2月3日に出願された日本出願特願2011−021638を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明はLTE(Long Term Evolution)を始めとする様々な無線通信システムにおいて利用することができる。
100:被操作側端末 101:ユーザインタフェース提供部
102:アクセス許可設定部 103:制御メッセージ受信部
104:サーバ制御部 105:端末内サーバ
106:通信制御部 120:操作側端末
121:ユーザインタフェース提供部
122:遠隔操作要求送信部 123:遠隔操作部
140:中継サーバ 141:アクセス許可情報管理部
142:遠隔操作要求受信部 143:制御メッセージ送信部
144:通信転送部 240:中継サーバ
241:アクセス許可情報管理部 244:通信転送部
300:第1移動体通信装置 310:遠隔操作要求送信部
400:中継装置 410:遠隔操作要求受信部
420:アクセス許可情報記憶部 430:遠隔操作許可判断部
440:制御メッセージ送信部 500:第2移動体通信装置
510:制御メッセージ受信部 520:制御メッセージ抽出部
530:サーバ制御部 540:サーバ
また、本実施の形態1の遠隔操作システムでは、サーバ機能の利用を終える場合には、操作側端末側から遠隔操作により操作側端末のサーバを終了させることができる構成となっている。
以上の構成によれば、中継サーバが有する通信転送部244は、接続転送先を複数の被操作側端末から選択することができるため、1つの操作側端末が複数の操作側端末を遠隔操作することができる。
また、特定の操作側端末においては、直接制御メッセージを被操作側端末に送信できる構成であっても良い。すなわち、被操作側端末では、登録した中継サーバ及び操作側端末が送信元の制御メッセージのみを抽出して端末内サーバを制御する構成であっても良い。大多数の操作側端末に対する認証処理は中継サーバに行わせることで被操作側端末の処理量を削減しつつ、特定の端末に関しては直接制御メッセージを送信できる構成とすることでより柔軟な運用が可能となる。


Claims (10)

  1. 第1の移動体通信装置と第2の移動体通信装置と中継装置とから構成される遠隔操作システムであって、
    前記第1の移動体通信装置は、
    遠隔操作要求を送信する送信手段を具備し、
    前記第2の移動体通信装置は、
    サーバ手段と、
    通信手段と、
    前記通信手段により受信したメッセージの中から前記サーバ手段の制御に関する制御メッセージを抽出する抽出手段と、
    前記制御メッセージに基づいて前記サーバ手段を制御する制御手段と、
    を具備し、
    前記中継装置は、
    前記第1の移動体通信装置から前記遠隔操作要求を受信する受信手段と、
    遠隔操作を受ける被操作側通信装置又は被操作側ユーザに関する第1の識別情報を、前記被操作側通信装置に対して遠隔操作を行う操作側通信装置又は操作側ユーザに関する第2の識別情報と対応付けて許可情報として記憶する記憶手段と、
    前記許可情報に含まれる前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報と前記遠隔操作要求に含まれる前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報とをそれぞれ対比して前記第1の移動体通信装置から前記第2の移動体通信装置に対する遠隔操作を許可するかどうかの判断を行う判断手段と、
    前記判断手段で遠隔操作を許可すると判断された場合に前記制御メッセージを生成して送信する送信手段と、
    を具備する遠隔操作システム。
  2. 前記中継装置が具備する送信手段は、電子メール、SMS、又はMMSのいずれかを用いて前記制御メッセージを送信し、
    前記第2の移動体通信装置が具備する抽出手段は、前記通信手段で受信した電子メール、SMS又はMMSのいずれかの中から前記制御メッセージを含む電子メール、SMS、又はMMSを抽出して前記制御手段に出力することを特徴とする、
    請求項1に記載の遠隔操作システム。
  3. 前記第1の移動体通信装置が有する前記送信手段は、遠隔操作の終了に関する遠隔操作要求を送信し、
    前記中継装置が有する前記送信手段は、前記遠隔操作の終了に関する遠隔操作要求に基づいて遠隔操作の終了に関する制御メッセージを生成して送信し、
    前記第2の移動体通信装置が有する制御手段は、前記遠隔操作の終了に関する制御メッセージに基づいて前記サーバ手段を終了させる制御を行う、
    請求項1又は2に記載の遠隔操作システム。
  4. 第1の移動体通信装置から第2の移動体通信装置に対する遠隔操作の要求を受信する受信手段と、
    遠隔操作を受ける被操作側通信装置又は被操作側ユーザに関する第1の識別情報を、前記被操作側通信装置に対して遠隔操作を行う操作側通信装置又は操作側ユーザに関する第2の識別情報と対応付けて許可情報として記憶する記憶手段と、
    前記許可情報に含まれる前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報と前記遠隔操作要求に含まれる前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報とをそれぞれ対比して前記第1の移動体通信装置から前記第2の移動体通信装置に対する遠隔操作を許可するかどうかの判断を行う判断手段と、
    前記判断手段で遠隔操作を許可すると判断された場合に制御メッセージを生成して送信する送信手段と、
    を具備する中継装置。
  5. 前記送信手段は、電子メール、SMS、又はMMSのいずれかを用いて前記制御メッセージを送信することを特徴とする、
    請求項4に記載の中継装置。
  6. サーバ手段と、
    通信手段と、
    前記通信手段により受信したメッセージの中から前記サーバ手段の制御に関する制御メッセージを抽出する抽出手段と、
    前記抽出された制御メッセージに基づいて前記サーバ手段を制御する制御手段と、
    を具備する移動体通信装置。
  7. 前記抽出手段は、前記通信手段により受信した電子メール、SMS、又はMMSの中から前記サーバ手段の制御に関する制御メッセージを抽出する、
    請求項6に記載の移動体通信装置。
  8. 前記制御手段は、前記制御メッセージが前記サーバ手段の起動に関するメッセージである場合は前記サーバ手段を起動する制御を行い、前記サーバ手段の終了に関するメッセージである場合は前記サーバ手段を終了する制御を行う、
    請求項6に記載の移動体通信装置。
  9. 電子メール、SMS、MMSのいずれかのメッセージの中から遠隔操作の開始に関する制御メッセージを抽出する第1抽出工程と、
    前記抽出された遠隔操作の開始に関する制御メッセージに基づいて端末内サーバを起動させる制御を行う第1制御工程と、
    電子メール、SMS、MMSのいずれかのメッセージの中から遠隔操作の終了に関する制御メッセージを抽出する第2抽出工程と、
    前記抽出された遠隔操作の終了に関する制御メッセージに基づいて端末内サーバを停止させる制御を行う第2制御工程と、
    を有する端末内サーバ制御方法。
  10. 遠隔操作を受ける被操作側通信装置又は被操作側ユーザに関する第1の識別情報と、前記被操作側通信装置に対して遠隔操作を行う操作側通信装置又は操作側ユーザに関する第2の識別情報とが対応付けて許可情報として記憶する記憶工程と、
    遠隔操作要求を受信する受信工程と、
    前記受信した遠隔操作要求に含まれる前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報と前記許可情報とを対比して前記受信した遠隔操作要求に関する遠隔操作を許可するかどうかの判断を行う判断工程と、
    前記判断工程で遠隔操作を許可すると判断した場合は前記遠隔操作要求に含まれる情報に基づいて制御メッセージを生成して送信し、遠隔操作を許可しないと判断した場合は前記遠隔操作要求を破棄する処理工程と、
    を有する中継処理方法。
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