JPWO2012105135A1 - トイレットペーパーロール及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの全面に水溶性保湿成分及び/又は水溶性柔軟成分を塗工することが可能なトイレットペーパーロール及びその製造方法を提供する。【解決手段】JIS-P4501に示すほぐれ易さが100秒以下のトイレットペーパーロールであって、当該トイレットペーパーロールを構成するシートの少なくとも片面の全面に、水溶性保湿成分及び柔軟成分がシートに対して1〜10質量%の割合で塗工されており、かつ水溶性保湿成分及び柔軟成分の合計量に対し、水溶性保湿成分が50質量%以上含まれ、水溶性保湿成分及び柔軟成分は、トイレットペーパーロールを巻き取る前に、シートの原紙の少なくとも片面に、巻取り方向に垂直な方向にそれぞれ3.2〜10mmの間隔で離間する直径0.5〜2.0mmの複数のオリフィスを接触させ、該オリフィスから前記水溶性保湿成分を含む液を吐出することにより塗工されてなる。【選択図】図2

Description

この発明は、ローション等の保湿成分や柔軟成分を塗工したトイレットペーパーロール及びその製造方法に関する。
近年、ローション等の保湿成分を塗工したティッシュペーパーやトイレットペーパーが開発されている(特許文献1〜3参照)。例えばローションティッシュは、かぜや花粉症等による鼻炎発症時に肌に優しい成分や炎症を緩和する成分が塗工され、これらローション成分はグリセリンやソルビトールを主成分とする水溶性保湿成分と、ウェッブに滑らかを付与する界面活性剤、さらに必要に応じてアロエ等の薬効成分が調合されている。これら成分はいずれも水溶性であるか、又はエマルションなどで水溶性化処理されている。
又、ティッシュペーパーのローション成分等の薬液を塗工する方法として、インターフォルダにおいて、中空丸棒状の案内体の長手方向に沿って形成したスリット状の塗工口から薬液を吐出し、連続供給されるシートに薬液を塗工する技術が開発されている(特許文献4参照)。
特開平9-296389号公報 特開2006-149952号公報 特開2006-042883号公報 特開2007-061144号公報(請求項6)
ところで、ティッシュペーパーには湿潤紙力増強剤が添加されており、強度が比較的高いため、塗工時に水溶性のローション成分に接触しても原紙が断紙せずに塗工可能である。しかしながら、水解性が要求されるトイレットペーパーには湿潤紙力剤が添加できないことから、水溶性のローション成分をトイレットペーパーの全面に塗工すると原紙が破れてしまい、塗工ができなくなる。
又、特許文献4に記載されたようなティッシュペーパーの折り機(インターフォルダーと呼ばれる)の運転速度(ウェッブの走行速度)は100〜120m/分と遅いため、塗工時の水溶性成分の湿潤によってティッシュペーパーの強度が低下しても破れが生じ難く、操業に支障はない。一方、特許文献4記載の技術をトイレットペーパーに適用し、特許文献4に記載されたように塗工口の間隔を1〜3mmとした場合、湿潤によって原紙強度が低下して破れが生じ、操業が困難になることが判明した。これは、トイレットペーパーの巻き取り(ロールワインダーと呼ばれる)の運転速度(ウェッブの走行速度)が400〜1000m/分と著しく速く、原紙が破れやすくなったためと考えられる。従って、特許文献4記載の技術を単にトイレットペーパーの製造装置に適用しても、水溶性保湿成分及び柔軟成分が全面に塗工されたトイレットペーパーを実用的に生産することはて困難である。
このようなことから、従来は、ロールワインダーとは別の工程で(ウェッブの走行速度を低くして)、トイレットペーパーの一部にパターン状にローション成分を印刷し、非印刷領域で強度を保持して塗工する方法が採られている。しかし、印刷方式の場合、トイレットペーパーの全面にローション成分を塗工することができず、又、印刷領域には印圧が付与されるため、当該印刷領域で嵩が著しく低下するという問題がある。
従って本発明は、ティッシュペーパーの折り機に比べてウェッブの走行速度が高速なトイレットペーパーの巻き取り装置(ロールワインダー)のライン上で、水溶性保湿成分及び柔軟成分を全面に塗工することが可能なトイレットペーパーロール及びその製造方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のトイレットペーパーロールは、JIS-P4501に示すほぐれ易さが100秒以下のトイレットペーパーロールであって、当該トイレットペーパーロールを構成するシートの少なくとも片面の全面に、水溶性保湿成分及び柔軟成分が前記シートに対して1〜10質量%の割合で塗工されており、かつ前記水溶性保湿成分及び前記柔軟成分の合計量に対し、前記水溶性保湿成分が50質量%以上含まれ、前記水溶性保湿成分及び柔軟成分は、前記トイレットペーパーロールを巻き取る前に、前記シートの原紙の少なくとも片面に、前記巻取り方向に垂直な方向にそれぞれ3.2〜10mmの間隔で離間する直径0.5〜2.0mmのオリフィスを接触させ、該オリフィスから前記水溶性保湿成分を含む液を吐出することにより塗工されてなる。
前記水溶性保湿成分は、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、又はポリエチレングリコールの多価アルコール類;ソルビトール、グルコース、キシリトール、マルトース、マルチトールの多糖類;及びセタノール、ステアリルアルコール、又はオレイルアルコールの高級アルコールの水溶性化誘導体又は乳化物;の群から選ばれる1種以上(A)であり、前記柔軟成分は、アミノ変性シリコーン、親水性ポリエーテル変性シリコーン等のポリシロキサン系柔軟剤;ポリエチレングリコール脂肪酸エーテル、ポリエチレンエーテル、多価アルコール脂肪酸エステルの非イオン型界面活性剤;4級アンモニア塩型又はアミン塩型カチオン型界面活性剤;両性型界面活性剤、及びアニオン型界面活性剤の群から選ばれる1種以上(B)であり、(A):(B)の質量比率が99.9:0.1〜80:20であることが好ましい。
本発明のトイレットペーパーロールは、前記オリフィスに接する前記原紙の走行速度が400m/分以上で製造されてなることが好ましい。
本発明のトイレットペーパーロールの製造方法は、水溶性保湿成分及び柔軟成分が全面に塗工され、JIS-P4501に示すほぐれ易さが100秒以下のトイレットペーパーロールの製造方法であって、前記トイレットペーパーロールを巻き取る前に、当該トイレットペーパーロールを構成するシートの原紙の少なくとも片面に、前記巻取り方向に垂直な方向にそれぞれ3.2〜10mmの間隔で離間する直径0.5〜2.0mmのオリフィスを接触させ、該オリフィスから前記水溶性保湿成分及び柔軟成分を含む液を吐出する。
前記オリフィスに接する前記原紙の走行速度が400m/分以上であることが好ましい。
前記オリフィスはヘッダの所定位置に開口され、少なくとも前記オリフィスが開口した部分の前記ヘッダの外面が円弧状をなし、当該円弧状の面に前記原紙が接し、前記ヘッダの軸方向から見たとき、前記円弧状の面に接する前記原紙の最上流の位置から最下流の位置へ至る円弧の中心角(ラップ角)θ=30〜90°であり、かつ前記オリフィスはθ/2よりも上流側に位置することが好ましい。
前記オリフィスより上流側にて、前記原紙の塗工面と反対面を支持ロールにより押圧して前記円弧状の面に接しさせることが好ましい。
前記オリフィスより下流側にて、前記原紙の塗工面をディフュージングプレートにより支持することが好ましい。
この発明によれば、シートの全面に水溶性保湿成分及び柔軟成分を塗工したトイレットペーパーロールが得られる。
本発明の実施形態に係るトイレットペーパーロールの製造装置を示す斜視図である。 ヘッダ及びオリフィスの構成を示す斜視図である。 ヘッダの軸方向から見たときの、ヘッダ外面への原紙の接触状態を示す図である。 支持ロール及びディフュージングプレートの構成を示す斜視図である。 オリフィスから原紙表面に水溶性保湿成分が塗工される状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係るトイレットペーパーロールについて説明する。
本発明の実施形態に係るトイレットペーパーロールは、JIS-P4501に示すほぐれ易さが100秒以下である。ほぐれ易さが100秒を超えると、水に溶解し難くなってトイレットペーパーとして使用できなくなる。水洗流量のバラツキを考慮すると、ほぐれ易さは50秒以下がより好ましい。又、トイレットペーパーは、水分に接触すると瞬時に繊維間の水素結合が破壊されて強度を失って水解するよう、湿潤紙力剤を含まないことが好ましい。
トイレットペーパーロールの原紙の原料としては、パルプ100%又は、パルプと古紙パルプの混合物を用いるとよい。パルプと古紙パルプを混合すると、古紙パルプによる風合い低下を改善する効果が期待できる。シートは一枚でもよいが、複数枚重ねるとよい。原紙(シート)の坪量は好ましくは20〜50g/m2である。
また、原紙の吸水性は、水溶性保湿成分及び柔軟成分の塗工スピード及び塗工均一性に影響を与えるため、吸水性に優れた原紙が好ましい。例えば吸水性の指標として、0.1ml滴下法による、原紙の吸水速度が5秒以下であることが好ましく、より好ましくは1秒以下である。ここで、0.1ml滴下法は、温度20±1℃の蒸留水0.1mlを、約10mmの高さから原紙に滴下して、水滴が紙面に接触したときから、完全に吸収されて反射光が消えるまでの時間をいう。又、原紙の吸水速度は、原料配合物及びエンボス等による表面処理等の影響を受け、原料に古紙パルプが含まれると吸水性が低下することが一般に知られている。従って、塗工前の原紙にエンボス加工を施すと、吸水性が向上するので好ましい。
又、シートの少なくとも片面の全面には、水溶性保湿成分及び柔軟成分が塗工されている。これらの成分により、使用時の風合いに優れたトイレットペーパーが得られる。
水溶性保湿成分は、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、又はポリエチレングリコール等の多価アルコール類;ソルビトール、グルコース、キシリトール、マルトース、マルチトール等の多糖類;セタノール、ステアリルアルコール、又はオレイルアルコール等の高級アルコールの水溶性化誘導体又は乳化物;の群から選ばれる1種以上(A)を含むと好ましい。
又、柔軟成分は、アミノ変性シリコーン、親水性ポリエーテル変性シリコーンなどのポリシロキサン系柔軟剤、非イオン型界面活性剤(ポリエチレングリコール脂肪酸エーテル、ポリエチレンエーテル、多価アルコール脂肪酸エステル等)、カチオン型界面活性剤(4級アンモニア塩型、アミン塩型)、両性型界面活性剤、及びアニオン型界面活性剤の群から選ばれる1種以上(B)を含むことが好ましい。
水溶性保湿成分(A)と、柔軟成分(B)を併用する場合には、これらを質量比で(A):(B)=99.9:0.1〜80:20とするとよい。
又、水溶性保湿成分及び柔軟成分がシートに対して1〜10質量%の割合で塗工されている。水溶性保湿成分の割合が1質量%未満であると、トイレットペーパーに十分な風合いを付与することが難しくなる。一方、水溶性保湿成分の割合が10質量%を超えると、水溶性保湿成分を塗工した際に原紙が破れてしまい、塗工ができなくなる。
なお、シートの両面に水溶性保湿成分及び水溶性柔軟成分が塗工されている場合は、両面の塗工量の合計がシートに対して1〜10質量%の割合である。
詳しくは後述するが、本発明の実施形態に係るトイレットペーパーロールは、巻き取る前に、原紙の少なくとも片面に、巻取り方向に垂直な方向にそれぞれ3.2〜10mmの間隔で離間する直径0.5〜2.0mmの複数のオリフィスを接触させ、該オリフィスから水溶性保湿成分を含む液を吐出することにより塗工されてなる。
オリフィスの間隔を3.2mm以上とすることで、400〜1000m/分の運転速度(原紙2の走行速度)においても原紙が破れずに水溶性保湿成分を含む液を塗工することができる。
次に、図1〜図5を参照し、本発明の実施形態に係るトイレットペーパーロールの製造方法について説明する。
図1は、トイレットペーパーロールの製造装置を示す斜視図である。トイレットペーパーロールの原反ロール10はリコイルされ、シートの原紙2が一対のエンボスロール50,51間を連続的に通されてエンボス加工される。次に、エンボス加工後の原紙2は、複数のオリフィス(図2参照)を開口した円筒状のヘッダ60に連続的に接触し、水溶性保湿成分(液状)を塗工された後、巻き取りロール12に巻き取られる。巻き取りロール12に巻き取られた原紙は、適宜製品サイズの幅に剪断されてトイレットペーパーロールとなる。巻き取りロール12及び図示しないロールの駆動装置等を「巻き取り装置(ロールワインダー)」という。又、原反ロール10から巻き取りロール12に至るラインは、400〜1000m/分の運転速度(原紙2の走行速度)で操業される。
なお、ヘッダ60は完全な円筒でなくてもよく、少なくともオリフィス61(図2参照)が開口した部分のヘッダ60外面が円弧状をなしていれば、半円筒等の形状であってもよい。又、原紙2に上記水溶性保湿成分及び柔軟成分を塗工すると、原紙2の嵩及び強度が幾分か低下するが、水溶性保湿成分及び柔軟成分を塗工する前に原紙2にエンボス加工を施すと、嵩及び強度の低下を少なくすることができる。また、原紙2の片面へエンボスすることにより、形状に表裏差が生じるときは、凸面側に塗工することで、この表裏差が緩和される効果がある。
また、強度がやや影響するものの、塗工後にエンボス加工してもよい。その場合にはエンボスが鮮明かつ成型が良い。
ここで、図2に示すように、ヘッダ60は原紙2の巻取り方向(MD方向)に垂直な方向(CD方向)を軸方向として設置され、CD方向に沿うヘッダ60の外面には、複数のオリフィス61(円形の流出口)がそれぞれ間隔dで離間して開口している。なお、間隔dとは、隣接するオリフィス61の縁同士の距離であり、隣接するオリフィス61の中心同士の距離ではない。
又、ヘッダ60のオリフィス61と反対側には液の供給パイプ63が複数本延び、供給パイプ63からヘッダ60内に上記水溶性保湿成分及び柔軟成分を、ヘッダ60の長手方向に流量が均一になるように供給しつつ、オリフィス61から水溶性保湿成分及び柔軟成分を吐出するようになっている。そして、原紙2をオリフィス61に連続的に接触させながら巻き取ると、オリフィス61から原紙2表面に上記水溶性保湿成分及び柔軟成分が筋状に塗工される。
ヘッダ60内では、供給パイプ63からの薬液流入により長手方向の流速分布が生じ、これによりオリフィス61からの吐出量にバラツキが生じることがある。これを緩和するため、ヘッダ60の内径は20〜45mmとするのが好ましく、35〜45mmとするのがより好ましい。又、オリフィス61は円形に限らず、楕円等の形状でもあっても良い。
次に、本発明の特徴部分である、オリフィス61の直径、及びオリフィス61間の間隔dについて説明する。
オリフィス61の直径を0.5〜2.0mmとし、オリフィス61間の間隔dを3.2〜10mmとする。間隔dが3.2mm未満であると、塗工時に非塗工部の領域が狭くなるために、原紙2の走行速度が400m/分以上の高速で原紙の強度が低下し断紙する。dが10mmを超えると、一定の塗工量を確保するために個々のオリフィス61からの吐出量が増え、非塗工部との境界ムラ(縞模様)が大きくなり、得られたトイレットペーパーの縮みムラ(シワシワ)が生じやすくなると共に、非塗工部の擦れから生じる紙粉の発生量も大きくなる。オリフィス61の直径が0.5mm未満であると、オリフィス詰まりが生じやすく、2.0mmより大きいと吐出量にバラツキが生じやすい。なお、オリフィス61が円形で無い場合、その面積と同一の円の直径を用いる。
また、塗布する水溶性保湿成分及び柔軟成分の液粘度は25℃で200cP(mPa・s)以下であれば安定して塗工でき、より望ましくは20〜100cP(mPa・s)である。粘度が高すぎると原紙への移行が悪くなり、ムラが生じやすく塗布スピードも低下することがある。
図3は、ヘッダ60の軸方向から見たときの、ヘッダ60外面への原紙2の接触状態を示す図である。ヘッダ60外面に接する原紙2の最上流の位置をPとし、最下流の位置をQとすると、PからQへ至るヘッダ60外面で構成される円弧の中心角θが30〜90°であり、かつオリフィス61がθ/2(図3の位置T)よりも上流側に位置することが好ましい。ここで、中心角θは、∠POQ(Oはヘッダ60の中心)である。
これにより、オリフィス61から吐出される薬液と原紙2との接触時間が増え、原紙2への薬液のなじみが良くなる。
図4は、ヘッダ60近傍に配置した、支持ロール70及びディフュージング(拡散(Diffuse))プレート71の構成を示す斜視図である。
原紙2の表面がオリフィス61(ヘッダ60)に密着するよう、オリフィス61より上流側にて、支持ロール70で原紙2の塗工面と反対面をオリフィス61近傍のヘッダ60外面に近接させるとよい。支持ロール70を設けると、オリフィス61から吐出される薬液と原紙2との接触時間が更に長くなり、液ダレも防ぐことができる
又、オリフィス61より下流側にて、ディフュージングプレート71により原紙2の塗工面を支持するとよい。ディフュージングプレート71を設けると、ディフュージングプレート71上で原紙2の薬液の拡散が促進され、原紙2への薬液の馴染みが更に良くなる。
なお、原紙2の走行方向に沿う、ディフュージングプレート71の長さは40〜80mmが望ましい。この長さが40mmより短いと、上記した原紙2への薬液の馴染み効果が小さく、80mmより大きいと原紙2が接触により擦られ、紙粉が発生することがある。
また、原紙2をヘッダ60に接触させて滑走させるため、原紙2から紙粉が生じてオリフィス61の周辺に堆積することがあるが、エアーパージによる除去や、ヘッダ60表面の潤滑コーティング処理等によって対処することができる。また、オリフィス61を有するヘッダ60を、CD方向に5〜20mmの振幅で原紙2に対して摺動させると、オリフィス61周辺への紙粉堆積を有効に防ぐことができる。なお、オリフィス61から原紙2に吐出される塗工液は、図3(a)の直線筋状でなく、CD方向に振幅する波形の筋状となるが、吐出後の塗工液は原紙2全面に均一に拡散し、筋模様は消える。ヘッダ60の摺動は、例えば、図2に示すようにヘッダ60の横にエアーシリンダー80、電磁弁式切替バルブ90を設置することにより行うことができる。
図5は、オリフィス61から原紙2表面に上記水溶性保湿成分及び柔軟成分が塗工される状態を示す。塗工直後(図5(a))では、オリフィス61に対応した間隔dで塗工部4aがMD方向に沿って筋状に形成され、隣接する塗工部4a間が非塗工部4bになっている。つまり、塗工部4aはMD方向に連続するが、CD方向には連続しない。そして、塗工部4aでは水溶性保湿成分及び柔軟成分を含むために原紙2の強度が低下するが、MD方向がCD方向に比べて強度が高いため、MD方向に沿って塗工部4aを設けることで原紙2が断紙し難くなり、安定して生産を行うことができる。又、パターン印刷で塗工した場合のように、印刷領域で嵩が著しく低下することが無い。
そして、塗工してしばらく経過すると(図5(b))、原紙2の紙(セルロース)繊維と親和性の高い水溶性保湿成分及び柔軟成分が原紙2のCD方向に浸透して非塗工部4bに流れ、通常1〜5分経過後に原紙2の全面に水溶性保湿成分及び柔軟成分が浸透し、筋(縞)模様が消える。このようにして、水溶性保湿成分及び柔軟成分が全面に塗布されたトイレットペーパーロールを製造することができる。
本発明は上記した実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
例えば、上記したオリフィス61による原紙2表面への水溶性保湿成分及び柔軟成分の塗工は、プライマシンで複数枚のプライとした原反ロール10に対して行うことが好ましい。又、原紙2の両面に塗工する場合は、2個のヘッダ60をそれぞれ原紙2の表裏に置くのが好ましく、その場合には、原紙2表面の塗工部4aと裏面の塗工部4aとの位置をずらした方がよい。
又、水溶性保湿成分及び柔軟成分を原紙に直接塗工してもよく、水溶性保湿成分を溶媒(水等)で薄めて原紙に塗工してもよい。なお、溶媒である水は、原紙中のパルプ繊維の水素結合を破壊することから、水溶性保湿成分及び柔軟成分を水で希釈する場合、水溶性保湿成分及び柔軟成分が50質量%以上であることが好ましい。
図2に示す内径25mmのSUS製のヘッダ60に対し、表1に示す間隔と直径のオリフィス61を軸方向に沿って複数個設けた。オリフィス61の設置長さは、トイレットペーパーの原紙2の幅(1650mm)とした。原紙2は2PLYで、全体の坪量17.9g/m2とし、上述の0.1ml滴下法による吸水速度1秒以下のものを用い、塗工前にエンボス加工を行った。原紙2は、広葉樹晒クラフトパルプ(L−BKP)30質量部と針葉樹晒クラフトパルプ(N−BKP)70質量部とからなるパルプスラリーを抄紙して作製した。エンボス形状はオーバルパターン(スチール/ラバー片面 オーバル1.5×2mm、8個/cm2)とし、ニップ深さ0.7mmとした。
そして、表1に示す運転速度及び吐出量で、オリフィス61から水溶性保湿成分及び柔軟成分を原紙2の片面に吐出して塗工を行った。なお、定量吐出ポンプを用いて供給パイプ63へ水溶性保湿成分及び柔軟成分を供給した。
水溶性保湿成分及び柔軟成分の組成を以下の2種類用意した。組成Aは、ポリエーテル変性ジメチルシリコーン1wt%、グリセリン99wt%、比重1.25g/cm3、粘度70CP(25℃)とした。組成Bは、ポリグリセリンステアリルエステル20wt%、グリセリン35wt%、ジグリセリン5wt%、精製水40wt%とした。
又、ヘッダ60付近には、図3に示す支持ロール70及びディフュージングプレート71を配置し、支持ロール70の位置を移動させることで、中心角θを表1に示すように変化させた。
なお、比較例1として、原紙2にエンボス加工のみ行い、水溶性保湿成分及び柔軟成分を塗工しなかったもの(ブランク)を用意した。また比較例3として、巻き取り装置に対してオフライン(別工程)のグラビア塗工にて、水溶性保湿成分及び柔軟成分を原紙2の片面に塗工した。
塗工後のトイレットペーパーにおいて、縦及び横の引張強度は、JIS-P8113に基づき、試験片幅25mm幅にて測定した。塗工後のトイレットペーパーのハンドフィールは、複数のパネラーの官能により、以下の1〜5の5段階評価を行い、その平均とした。
1(かなり硬い) 2、(やや硬い)、3(普通)、4(かなり柔らかい)、5(極めて柔らかい)
ほぐれ易さは、JIS-P4501に準拠して測定した。
液ダレおよび紙粉の有無は、操業中の状態を目視にて判定した。
トイレットペーパーロールの外観は、〇:シワ等の発生がない、△:シワの発生がある、×:塗工ムラがある、の基準で目視評価した。
得られた結果を表1に示す。表1の塗工量は、トイレットペーパーのシートに対する水溶性保湿成分及び柔軟成分の合計量の質量割合である。又、表1の「m当りのオリフィスの吐出量(ml/分)」は、実際のオリフィスの吐出量(ml/分)を、ヘッダ60の軸方向に沿ったオリフィス61の設置長さ(1.65m)で割った値である。
Figure 2012105135
表1から明らかなように、トイレットペーパーの片面全体に水溶性保湿成分及び柔軟成分を塗工した各実施例の場合、塗工を行わなかった比較例1に比べてハンドフィールが優れたものとなった。又、オリフィスの間隔を3.2mm以上とした結果、400m/分以上の運転速度でも原紙が破れずに塗工することができた。
又、各実施例は、比較例1に比べて強度の低下割合が20%以下、紙厚(嵩)の低下割合が10%以下となり、使用上問題ないレベルである。
一方、オフライン(グラビア印刷機)であらかじめ水溶性保湿成分及び柔軟成分を原紙に対して10wt%塗工した後、各実施例で塗工に用いたのと同じロールワインダーで巻き取り、トイレットロールに加工した比較例2の場合、グラビア印刷によって紙厚が30%も低下し、強度も約25%低下した。
水溶性保湿成分及び柔軟成分の塗工量が10.0wt%を超えた比較例3の場合、ハンドフィールは良いが、比較例1に比べて強度が40%程度低下し、嵩(紙厚)が20%程度低下した。また、比較例3の場合、塗工量が多いため、塗工部4aと非塗工部4b(図5(a)参照)でトイレットペーパーの伸びが異なり、シワ(縮れ模様)が現れ、幅方向に若干の塗工ムラが見られ外観がやや劣った。
水溶性保湿成分及び柔軟成分の塗工量が1wt%未満である比較例4の場合、ハンドフィールが比較例1と同等であり、改善効果が低い。
中心角θを30度未満とし、ディフュージングプレートを原紙から離間させた(用いなかった)こと以外は実施例5と同一の条件とした比較例5の場合、液ダレが生じた。
中心角θが90度を超えたこと以外は実施例5と同一の条件とした比較例6の場合、ヘッダへの原紙の接触が多くなり過ぎ、紙粉の発生が見られた。
ティッシュペーパー製造用の公知のインターフォルダ(特許文献4の図1)を用い、特許文献4に記載されたのと同様の案内体G3に実施例1と同一条件でスリットを設け、このスリットから水溶性保湿成分及び柔軟成分を塗工した比較例7の場合、オリフィスの間隔を3.2mm以上とし、運転速度150m/分としたところ原紙が破れて折り加工ができなかった。
2 トイレットペーパーロールの原紙
60 ヘッダ
61 オリフィス
上記課題を解決するため、本発明のトイレットペーパーロールは、JIS-P4501に示すほぐれ易さが100秒以下のトイレットペーパーロールであって、当該トイレットペーパーロールを構成するシートの少なくとも片面の全面に、水溶性保湿成分及び柔軟成分が前記シートに対して1〜10質量%の割合で塗工されており、かつ前記水溶性保湿成分及び前記柔軟成分の合計量に対し、前記水溶性保湿成分が50質量%以上含まれ、前記水溶性保湿成分及び柔軟成分は、前記トイレットペーパーロールを巻き取る前に、前記シートの原紙の少なくとも片面に、前記巻取り方向に垂直な方向にそれぞれ3.2〜10mmの間隔で離間する直径0.5〜2.0mmのオリフィスを接触させ、該オリフィスから前記水溶性保湿成分を含む液を吐出することにより、前記オリフィスに接する前記原紙の走行速度が400m/分以上で塗工されてなる。
本発明のトイレットペーパーロールの製造方法は、水溶性保湿成分及び柔軟成分が全面に塗工され、JIS-P4501に示すほぐれ易さが100秒以下のトイレットペーパーロールの製造方法であって、前記水溶性保湿成分は、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、又はポリエチレングリコールの多価アルコール類;ソルビトール、グルコース、キシリトール、マルトース、マルチトールの多糖類;及びセタノール、ステアリルアルコール、又はオレイルアルコールの高級アルコールの水溶性化誘導体又は乳化物;の群から選ばれる1種以上(A)であり、前記柔軟成分は、アミノ変性シリコーン、親水性ポリエーテル変性シリコーン等のポリシロキサン系柔軟剤;ポリエチレングリコール脂肪酸エーテル、ポリエチレンエーテル、多価アルコール脂肪酸エステルの非イオン型界面活性剤;4級アンモニア塩型又はアミン塩型カチオン型界面活性剤;両性型界面活性剤、及びアニオン型界面活性剤の群から選ばれる1種以上(B)であり、前記オリフィスに接する前記原紙の走行速度が400m/分以上であり、前記トイレットペーパーロールを巻き取る前に、当該トイレットペーパーロールを構成するシートの原紙の少なくとも片面に、前記巻取り方向に垂直な方向にそれぞれ3.2〜10mmの間隔で離間する直径0.5〜2.0mmのオリフィスを接触させ、該オリフィスから前記水溶性保湿成分及び柔軟成分を含む液を吐出する。
前記オリフィスを有するヘッダを、前記巻取り方向に垂直な方向に前記原紙に対して摺動させることが好ましい。
(A):(B)の質量比率が99.9:0.1〜80:20であることが好ましい。
前記オリフィスはヘッダの所定位置に開口され、少なくとも前記オリフィスが開口した部分の前記ヘッダの外面が円弧状をなし、当該円弧状の面に前記原紙が接し、前記ヘッダの軸方向から見たとき、前記円弧状の面に接する前記原紙の最上流の位置から最下流の位置へ至る円弧の中心角(ラップ角)θ=30〜90°であり、かつ前記オリフィスはθ/2よりも上流側に位置することが好ましい。


Claims (8)

  1. JIS-P4501に示すほぐれ易さが100秒以下のトイレットペーパーロールであって、
    当該トイレットペーパーロールを構成するシートの少なくとも片面の全面に、水溶性保湿成分及び柔軟成分が前記シートに対して1〜10質量%の割合で塗工されており、かつ前記水溶性保湿成分及び前記柔軟成分の合計量に対し、前記水溶性保湿成分が50質量%以上含まれ、
    前記水溶性保湿成分及び柔軟成分は、前記トイレットペーパーロールを巻き取る前に、前記シートの原紙の少なくとも片面に、前記巻取り方向に垂直な方向にそれぞれ3.2〜10mmの間隔で離間する直径0.5〜2.0mmの複数のオリフィスを接触させ、該オリフィスから前記水溶性保湿成分を含む液を吐出することにより塗工されてなるトイレットペーパーロール。
  2. 前記水溶性保湿成分は、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、又はポリエチレングリコールの多価アルコール類;ソルビトール、グルコース、キシリトール、マルトース、マルチトールの多糖類;及びセタノール、ステアリルアルコール、又はオレイルアルコールの高級アルコールの水溶性化誘導体又は乳化物;の群から選ばれる1種以上(A)であり、
    前記柔軟成分は、アミノ変性シリコーン、親水性ポリエーテル変性シリコーン等のポリシロキサン系柔軟剤;ポリエチレングリコール脂肪酸エーテル、ポリエチレンエーテル、多価アルコール脂肪酸エステルの非イオン型界面活性剤;4級アンモニア塩型又はアミン塩型カチオン型界面活性剤;両性型界面活性剤、及びアニオン型界面活性剤の群から選ばれる1種以上(B)であり、
    (A):(B)の質量比率が99.9:0.1〜80:20である請求項1に記載のトイレットペーパーロール。
  3. 前記オリフィスに接する前記原紙の走行速度が400m/分以上で製造されてなる請求項1又は2に記載のトイレットペーパーロール。
  4. 水溶性保湿成分及び柔軟成分が全面に塗工され、JIS-P4501に示すほぐれ易さが100秒以下のトイレットペーパーロールの製造方法であって、
    前記トイレットペーパーロールを巻き取る前に、当該トイレットペーパーロールを構成するシートの原紙の少なくとも片面に、前記巻取り方向に垂直な方向にそれぞれ3.2〜10mmの間隔で離間する直径0.5〜2.0mmの複数のオリフィスを接触させ、該オリフィスから前記水溶性保湿成分及び柔軟成分を含む液を吐出するトイレットペーパーロールの製造方法。
  5. 前記オリフィスに接する前記原紙の走行速度が400m/分以上である請求項4記載のトイレットペーパーロールの製造方法。
  6. 前記オリフィスはヘッダの所定位置に開口され、少なくとも前記オリフィスが開口した部分の前記ヘッダの外面が円弧状をなし、当該円弧状の面に前記原紙が接し、
    前記ヘッダの軸方向から見たとき、前記円弧状の面に接する前記原紙の最上流の位置から最下流の位置へ至る円弧の中心角θ=30〜90°であり、かつ前記オリフィスはθ/2よりも上流側に位置する請求項4又は5記載のトイレットペーパーロールの製造方法。
  7. 前記オリフィスより上流側にて、前記原紙の塗工面と反対面を支持ロールにより押圧して前記円弧状の面に接しさせる請求項6記載のトイレットペーパーロールの製造方法。
  8. 前記オリフィスより下流側にて、前記原紙の塗工面をディフュージングプレートにより支持する請求項6又は7記載のトイレットペーパーロールの製造方法。
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