JPWO2012096190A1 - 映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
プラズマディスプレイ装置のパネル11は、前面基板1と、この前面基板1に対向配置した背面基板2とを備え、前面基板1の外周部と背面基板2の外周部が封着材22により接着されている。パネル11はシャーシ部材20のシャーシベース部20aの前面側に保持されている。シャーシ部材20は、パネル11の画像表示領域Aより外側でかつ封着材22よりも内側の位置にシャーシベース部20aに対して背面側に折り曲げた第1折り曲げ部20cと、第1折り曲げ部20cから背面側に延びる第1延伸部20dとを少なくとも有する補強部20bを備える。落下衝撃、振動、および外力に対してパネル11の割れの発生を防止できる。
Description
本発明は、プラズマディスプレイパネル(以下、パネルという)を表示デバイスとして用いたプラズマディスプレイ装置などのフラットパネルディスプレイ型の映像表示装置に関するものである。
このプラズマディスプレイ装置に用いられるパネルは、大別して、駆動的にはAC型とDC型があり、放電形式では面放電型と対向放電型の2種類があるが。高精細化、大画面化および製造の簡便性から、現状では、プラズマディスプレイ装置の主流は、3電極構造の面放電型のものである。
この面放電型のプラズマディスプレイパネル構造は、少なくとも前面側が透明な一対の基板を基板間に放電空間が形成されるように対向配置するとともに、前記放電空間を複数に仕切るための隔壁を基板に配置している。また、前記隔壁により仕切られた放電空間で放電が発生するように基板に電極群を配置するとともに放電により発光する赤色、緑色、青色に発光する蛍光体を設けて複数の放電セルを構成している。放電により発生する波長の短い真空紫外光によって蛍光体を励起し、赤色、緑色、青色の放電セルからそれぞれ赤色、緑色、青色の可視光を発することによりカラー表示を行っている。
このようなプラズマディスプレイ装置は、液晶パネルに比べて高速の表示が可能であり、視野角が広いこと、大型化が容易であること、自発光型であるため表示品質が高いことなどの特徴を有する。そのため、プラズマディスプレイ装置は、フラットパネルディスプレイの中で最近特に注目を集めており、多くの人が集まる場所での映像表示装置や家庭で大画面の映像を楽しむための映像表示装置として各種の用途に使用されている。
このようなプラズマディスプレイ装置においては、ガラスが主材料のパネルを鉄やアルミニウムなどの金属製のシャーシ部材の前面側に保持させ、そのシャーシ部材の背面側にパネルを発光させるための駆動回路を構成する回路基板を配置することによりモジュールを構成している(特許文献1参照)。
ところで、近年、プラズマディスプレイ装置においては、デザイン性向上のために、製品の薄型化への要求が高まってきている。
このようにプラズマディスプレイ装置の薄型化が進むことにより、製品の強度が低下し、輸送時の落下衝撃および振動や設置時の外力により、パネル割れが発生する恐れがある。プラズマディスプレイ装置に限らず、他のフラットディスプレイ型の映像表示装置の場合も、落下衝撃や振動および外力に対する対策が必要である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、落下衝撃や振動および外力を受けても、パネル割れが生じ難い映像処理装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するために本発明の映像表示装置は、前面基板と、この前面基板に対向配置した背面基板とを備え、前記前面基板の外周部と前記背面基板の外周部が封着材により接着されたディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネルを前面側に保持したシャーシベース部を有するシャーシ部材とを備え、前記シャーシ部材は、前記ディスプレイパネルの画像表示領域より外側でかつ前記封着材よりも内側の位置に前記シャーシベース部に対して背面側に折り曲げた第1折り曲げ部と、前記第1折り曲げ部から背面側に延びる第1延伸部とを少なくとも有する補強部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、製品が薄型化されても、所定の強度を容易に得ることができ、落下衝撃や振動および外力を受けても、パネル割れが生じ難いプラズマディスプレイ装置を得ることができる。
以下、本発明の一実施の形態であるプラズマディスプレイ装置について、図1〜図10を用いて説明するが、本発明の実施の態様はこれに限定されるものではない。また、以下の説明における位置や方向に関する用語の意味は、特に言及しない限り以下の通りである。図1を参照すると、「前面」および「背面」という用語はディスプレイパネル11(以下、単にパネルという)を基準にする。つまり、パネル11の両面のうち画像表示領域(図7の符号A参照)に画像が表示される側が「前面」であり、その反対側が「背面」である。「内側」および「外側」は画像表示領域Aを基準にする。つまり、特定の位置に対して画像表示領域Aの中央から近い位置は、その特定の位置に対して「内側」である。逆に、特定の位置に対して画像表示領域Aの中央から遠い位置は、その特定の位置に対して「内側」である。「上」、「下」、「左」、及び「右」はプラズマディスプレイ装置が使用時の姿勢にあるときにパネル11を前面側から見た方向基準にする。
図1に示すように、プラズマディスプレイ装置は、概ね矩形板条のパネル11と、放熱シート21を介してパネル11を前面に保持し、背面側にパネル11を駆動させる駆動回路ブロック18を配置したシャーシ部材20とを備える。シャーシ部材20も全体として概ね矩形板状である。パネル11、シャーシ部材20、及び駆動回路ブロック18を含むモジュールが、パネル11の前面側に配置されるフロントカバー23と、シャーシ部材20の背面側に配置される金属製のバックカバー24とを有する筐体内に収容されている。バックカバー24には、モジュールで発生した熱を外部に放出するための複数の通気孔24aが設けられている。全体的な構造の理解を容易にするために、図1では各要素の構造を簡略化して示しており、後述する導電部材35の図示は省略している。
まず、パネル11の構造について図2を用いて説明する。図2に示すように、パネルは、ガラス製の前面基板1と背面基板2とを、その間に放電空間を形成するように対向配置することにより構成されている。前面基板1上には表示電極を構成する走査電極3と維持電極4とが互いに平行に対をなして複数形成されている。そして、走査電極3および維持電極4を覆うように誘電体層5が形成され、誘電体層5上には保護層6が形成されている。
また、背面基板2上には絶縁体層7で覆われた複数のデータ電極8が設けられ、その絶縁体層7上には井桁状の隔壁9が設けられている。また、絶縁体層7の表面および隔壁9の側面に蛍光体層10が設けられている。そして、走査電極3および維持電極4とデータ電極8とが交差するように前面基板1と背面基板2とが対向配置されており、その間に形成される放電空間には、放電ガスとして、例えばネオンとキセノンの混合ガスが封入されている。そして、1対の走査電極3(SCi:i=1〜n)および維持電極4(SUi:i=1〜n)と1つのデータ電極8(Dj:j=1〜m)とが交差した部分に放電セルが形成され、放電セルは放電空間内にm×n個形成されている。なお、パネルの構造は上述したものに限られるわけではなく、例えばストライプ状の隔壁を備えたものであってもよい。
図3はこのパネルを用いたプラズマディスプレイ装置の回路ブロック図である。このプラズマディスプレイ装置は、パネル11、画像信号処理回路12、データ電極駆動回路13、走査電極駆動回路14、維持電極駆動回路15、タイミング発生回路16および電源回路(図示せず)を備えている。
画像信号処理回路12は、画像信号sigをサブフィールド毎の画像データに変換する。データ電極駆動回路13はサブフィールド毎の画像データを各データ電極8(D1〜Dm)に対応する信号に変換し、各データ電極8(D1〜Dm)を駆動する。タイミング発生回路16は水平同期信号Hおよび垂直同期信号Vをもとにして各種のタイミング信号を発生し、各駆動回路ブロック18(データ電極駆動回路13、走査電極駆動回路14、維持電極駆動回路15)に供給している。走査電極駆動回路14はタイミング信号にもとづいて走査電極3(SC1〜SCn)に駆動電圧波形を供給する。維持電極駆動回路15はタイミング信号にもとづいて維持電極4(SU1〜SUn)に駆動電圧波形を供給する。ここで、前記走査電極駆動回路14および維持電極駆動回路15は、維持パルス発生部17を備えている。
再度図1を参照すると、保持板としてのシャーシ部材20は鉄やアルミニウムなどの1枚の金属板からなる放熱板を兼ねている。このシャーシ部材20の構成については、後で説明する。このシャーシ部材20の前面側には、前述のようにパネル11がシャーシ部材20との間に放熱シート21を介在させて接着材などにより接着することにより、保持されている。また、シャーシ部材20の背面側には、図4に示すように、パネル11を表示駆動させるための複数の駆動回路ブロック18が配置されている。
放熱シート21は、パネル11をシャーシ部材20の前面側に接着して保持し、パネル11で発生した熱をシャーシ部材20に効率よく伝え、放熱を行うためのものであり、厚さは1mm〜2mm程度である。この放熱シート21としては、アクリルやウレタン、シリコン樹脂やゴムなどの合成樹脂材料に熱伝導性を高めるフィラーを含有させた絶縁性の放熱シートや、グラファイトシート、金属シートなどを用いることができる。また、放熱シート21自体に接着力を持たせ、パネル11をシャーシ部材20に放熱シートのみで接着して保持する構成や、放熱シート21には接着力がなく、両面接着テープを用いてパネル11をシャーシ部材20に接着する構成などを用いることができる。
図5に示すように、パネル11は前面基板1と背面基板2の外周部を封着材22で接着することで貼り合わせた構造である。パネル11の両側縁部には、走査電極3および維持電極4の電極引出部11a、11bに接続された表示電極用配線部材としてのフレキシブル配線板25が設けられている。フレキシブル配線板25は、シャーシ部材20の外周部を通して背面側に引き回され、走査電極駆動回路14の駆動回路基板27および維持電極駆動回路15の駆動回路基板26にコネクタを介して接続されている。
一方、パネル11の下端部には、データ電極8の電極端子部11cに接続されたデータ電極用配線基板としての複数のフレキシブル配線板28が設けられている。フレキシブル配線板28は、シャーシ部材20の外周部を通して背面側に引き回され、データ電極8に駆動電圧を印加するためのデータ電極駆動回路13の複数のデータドライバー29それぞれに電気的に接続されるとともに、前記シャーシ部材20の背面側の下部位置に配置されたデータ電極駆動回路13の駆動回路基板30に電気的に接続されている。なお、図6において、データドライバー29は、放熱板上に半導体チップを配置するとともに、その半導体チップの複数の電極パッドそれぞれをフレキシブル配線板28の配線パターンに接続した構造である。また、駆動回路基板30には、フレキシブル配線板28を接続するためのコネクタ30aが設けられている。
制御回路基板31(図3の画像信号処理回路12とタイミング発生回路16を含む)は、シャーシ部材20のほぼ中央部に配置されている。制御回路基板31は、テレビジョンチューナなどの外部機器に接続するための接続ケーブルが着脱可能に接続される入力端子部を備えた入力信号回路ブロック32から送られる画像信号sigに基づき、画像データをパネル11の画素数に応じた画像データ信号に変換してデータ電極駆動回路13の駆動回路基板30に供給する。また、制御回路基板31は、放電制御タイミング信号を発生し、各々走査電極駆動回路14の駆動回路基板26および維持電極駆動回路15の駆動回路基板27に供給し、階調制御などの表示駆動制御を行う。
電源ブロック33は、前記各回路ブロックに電圧を供給するもので、前記制御回路基板31と同様、シャーシ部材20のほぼ中央部に配置されている。電源ケーブル(図示せず)が装着されるコネクタを通して電源ブロック33に対して商用電源電圧が供給される。また、前記駆動回路基板26,27,30の近傍には、冷却ファン(図示せず)がアングルに保持されて配置されており、この冷却ファンから送られる風により駆動回路基板26,27,30が冷却される。
図7に示すように、パネル11の前面側には、光学フィルターや電磁波の不要輻射を抑制するための不要輻射抑制膜が設けられた前面フィルター34が貼り付けられている。フロントカバー23は、樹脂や金属からなり、パネル11の前面側の画像表示領域Aが表出する開口部23aを有する。開口部23aの周囲には、非表示領域が顧客から見えないように覆い隠すための前面枠23bが設けられている。この前面枠23bには、プラズマディスプレイ装置の外観上のデザインを高めるために、装飾板23cが貼り付けられている。
以下、主として図7を参照して、落下衝撃や振動および外力に対してパネル11の割れを防止するための補強構造について説明する。
図8から図10を併せて参照すると、シャーシ部材20概ね矩形板状のシャーシベース部20aを備える。シャーシベース20aの前面側にパネル11が保持され、背面側にパネル11を駆動させるための前述の駆動回路ブロック18(図1及び図4参照)が配置される。シャーシベース部20aの上側の外周端部には、背面側に突出するように折り曲げて形成した補強部20bが設けられている。以下、補強部20bについて詳細に説明する。
まず、補強部20bは、画像表示領域Aより外側でかつ封着材22の内側端部よりも内側の位置(符号Bで示す領域内の位置)にシャーシベース部20aに対して背面側にほぼ直角に折り曲げた第1折り曲げ部20cと、この第1折り曲げ部20cから背面側に向けてシャーシベース部20aに対してほぼ直行する方向に延びる第1延伸部20dを備える。言い換えれば、シャーシベース部20aから第1折り曲げ部20cの部分で第1延伸部20dが立ち上がっている。さらに言い換えれば、第1折り曲げ部20cよりも内側ではシャーシベース部20に対してパネル11が保持されているが、第1折り曲げ部20cよりも外側ではパネル11はシャーシベース部20aから離れている。なお、本実施形態では、シャーシベース部22から第1延伸部20dの先端までの高さは、
5mm〜15mm程度である。
5mm〜15mm程度である。
また、補強部20bは、第1延伸部20dの先端を外側に向けてほぼ直角に折り曲げた第2折り曲げ部20eと、この第2折り曲げ部20eから外側にシャーシベース部20aに対してほぼ平行に延びる第2延伸部20fを備える。
さらに、補強部20bは、第2延伸部20fの先端を前面側にほぼ直角に折り曲げた第3折り曲げ部20gと、この第3折り曲げ部20gから前面側にシャーシベース部20aに対してほぼ直角に延びる第3延伸部20hを備える。
3個の折り曲げ部、すなわち第1から第3の折り曲げ部20c,20e,20hを有する折り曲げ構造の補強部20を設けたことで、シャーシ部材20の全体的な剛性が向上する。まず、かかるシャーシ部材20の全体的な剛性向上により、落下衝撃や外力に対してシャーシベース部20aに保持されたパネル11の割れが生じにくくなる。
前述のように、シャーシベース部20aからの第1の延伸部20dの立ち上がりを形成する第1折り曲げ部20cは、画像表示領域Aより外側でかつ封着材22の内側端部よりも内側の位置に設定されている。この第1折り曲げ部20cの位置設定は、落下衝撃や外力に対するパネル11の耐性を高める上で重要である。以下、この点について詳述する。
一般に、落下衝撃や外力によるパネル割れは、封着材22の近傍を起点として発生することが多い。本実施形態では、シャーシ部材20aがパネル11から離れ始める位置である第1折り曲げ部20cを封着材22の内側端部よりも内側に設定している。そのため、パネル11の第1折り曲げ部20cよりも外側の部分、つまり外周部(封着材22が配置されている部分を含む)は、シャーシ部材20に保持されない。言い換えれば、パネル11の第1折り曲げ部20cよりも外側の部分は、片持ち梁で言えば自由端のような状態である(第1折り曲げ部20cが片持ち張りで言えば固定端となる)。従って、シャーシ部材20からパネル11の封着材22がある部分に伝わる落下衝撃や外力が著しく低減されるので、封着材22の近傍でのパネル11の局所的な変形を効果的に抑制でき、その結果、落下衝撃や外力に対するパネル11の耐性が向上する。
一方、第1折り曲げ部20cの位置、つまりシャーシ部材20aがパネル11から離れ始める位置が画像表示領域A内にあるのは、パネル11で表示される画質の観点からは好ましくない。本実施形態では、第1折り曲げ部20cは、画像表示領域Aより外側でかつ封着材22の内側端部よりも内側の位置に設定することで、画質劣化を招くことなくパネル11の割れの効果的な防止を実現している。
本実施形態では、第1折り曲げ部20cから立ち上がる第1延伸部20dの先端にさら第2折り曲げ部20eを設け、この第2折り曲げ部20eから延びる第2延伸部20fの先端にさらに第3折り曲げ部20gを介して第3延伸部20hを設けている。かかる3個の折り曲げ部20c,20e,20gと3個の延伸部20d,20f,20hにより構成された形状(逆U字状とも言える)としたことで、前述のように第1折り曲げ部20cが画像表示領域Aより外側でかつ封着材22の内側端部よりも内側の位置に設定するという条件を満足しつつ、補強部20b自体の剛性も効果的に高めている。この補強部20b自体の剛性の向上によっても、落下衝撃や外力に対するパネル11の耐性が向上し、割れが生じにくくなっている。
図8及び図9を併せて参照すると、シャーシ部材20の外周には、鉄製の板厚0.8mm〜1.6mm程度の金属板を矩形枠状に形成した導電性部材35がフロントカバー23の内側に位置するように配置されている。
導電性部材35は、導電布(図示せず)などを介して前面フィルター34の不要輻射抑制膜と電気的に導通しており、これにより前面フィルター34の不要輻射抑制膜は、導電布と導電性部材35を介してシャーシ部材20に電気的に接続されている。また、後に詳述するように導電性部材35はシャーシ部材20とバックカバー24の両方に対して電気的かつ機械的に接続されている。つまり、シャーシ部材20には導電性部材35を介してバックカバー24が電気的かつ機械的に接続されている。これらにより、前面フィルター34の不要輻射抑制膜とシャーシ部材20、バックカバー24によってモジュール全体が電磁気的にシールドされている。
以下、導電性部材35の上側の部分(シャーシ部材20の補強部20aに対応する部分)の構造について詳細に説明する。
導電性部材35はパネル11に沿って延びる本体部35aを備える。本体部35aは図7において右側部分がシャーシ部材20の第2延伸部20f上に載せられている。この部分は固定部材36によってシャーシ部材20に対して機械的に固定され、かつ電気的に接続されている。本実施形態では固定部材36はリベットやネジであるが、機械的かつ電気的に接続するものであれば固定部材36の具体的な態様は特に限定されない。また、固定部材36に代えて、例えばスポット溶接などの手段により導電性部材35の本体部35aとシャーシ部材20の第2延伸部20fを接続してもよい。これらの点は、後述する固定部材37,38,39についても同様である。
導電性部材35の本体部35aは図7において右側部分がシャーシ部材20の第2延伸部20fの先端を超えて突出している。この部分は例えばリベットやネジである固定部材37によって、バックカバー24に対して機械的に固定され、かつ電気的に接続されている。
導電性部材35は、本体部35のうち固定部材36でシャーシ部材20に対して固定された部位より内側(図7において右側)の端部を背面側に折り曲げた第1折り曲げ部35bを備える。この第1折り曲げ部35bから第1延伸部35cがバックカバー24に向けてパネル11に対して斜め(直角よりも画像表示領域Lの中央に向いた角度)に延びている。第1延伸部35cの先端にはL字状のブラケット部35dが設けられている。このブラケット部35は固定部材37によりバックカバー24に対して機械的に固定され、かつ電気的に接続されている。
また、導電性部材35は、本体部35のうちシャーシ部材20の第2延伸部20fから外側に突出する部分の端部(図7において左側の端部)を前面側に折り曲げた第2折り曲げ部35eを備える。この第2折り曲げ部35から第2延伸部35fがフロントカバー23に向けてパネル11に対してほぼ直角の方向に延びている。第2延伸部35fは固定部材38によりフロントカバー23に対して機械的に固定され、かつ電気的に接続されている。
導電性部材35の第1延伸部35cは、シャーシ部材20の第2延伸部20fに固定部材36で固定した本体部35aの先端から、シャーシ部材20の第1折り曲げ部20eから延びる第2延伸部20fとは反対側のバックカバー24側に延びており、その先端のブラケット部35dがバックカバー24に固定されている。かかる構造により導電性部材35とシャーシ部材20の強度ないし剛性を向上させることができる。つまり、図7においてシャーシ部材20の第2延伸部20f(先端が導電性部材35に固定されている。)と導電性部材35の第1延伸部35c(先端がバックカバー24に固定されている)とが、シャーシ部材20の第1延伸部20dの先端が分岐するかのような態様で伸びている。かかる構造は落下衝撃や外力を、シャーシ部材20、導電性部材35、およびバックカバー24のいずれか1つに集中させることなく分散させる機能がある。かかる落下衝撃や外力の分散化という点で、導電性部材35とシャーシ部材20の強度ないし剛性が向上し、輸送時などに加わる衝撃によるパネル11の割れを防止することができる。
本実施の形態においては、導電性部材35とバックカバー24は、固定部材36によりシャーシ部材20に固定した位置より内側の位置、および外側の位置において、固定部材37と固定部材38によりバックカバー24に固定している。かかる態様でシャーシ部材20とバックカバー24と導電性部材35とを固定することにより、プラズマディスプレイ装置の筐体の外周部の強度が向上し、これによりシャーシ部材20に貼り付けたパネルの変形を抑制することができ、輸送時などに加わる衝撃によるパネル割れを防止することができる。また、プラズマディスプレイ装置の筐体の外周部の強度が向上することにより、筐体の側壁寸法を小さくしても十分な強度を確保でき、プラズマディスプレイ装置の筐体の薄型化を図ることができる。なお、本実施形態では、導電性部材35は固定部材38によりバックカバー24に固定され、固定部材39によりフロンカバー23に固定されているが、十分な強度が確保できるのではあれば、固定部材38,39のうちのいずれか一方のみによりバックカバー24を筐体に固定してもよい。
なお、本実施形態におけるシャーシ部材20の補強部20aの構造は、図11に示すように導電性部材35を使用しない場合も採用できる。図11の例では、補強部20の第2延伸部20fが固定部材36によりバックカバー24に機械的かつ電気的に固定され、補強部20の第3延伸部20gが固定部材39によりフロントカバー36に機械的かつ電気的に固定されている。
以上説明したように、本実施形態では、前面基板1と、この前面基板1に対向配置した背面基板2とを備え、前面基板1の外周部と背面基板2の外周部が封着材22により接着された構造のパネル11がシャーシ部材20のシャーシベース部20aの前面側に保持され、シャーシ部材20は、パネル11の画像表示領域Aより外側でかつ封着材22よりも内側の位置にシャーシベース部20aに対して背面側に折り曲げた第1折り曲げ部20cと、第1折り曲げ部20cから背面側に延びる第1延伸部20dとを少なくとも有する補強部20bを備える。そのため、封着材22の近傍を起点として発生する落下衝撃や外力によるパネル割れに対し、パネル外周部が自由端となる構成にできるため、封着材22の近傍で局所的な変形を抑制することができ、画質劣化を招くことなく、パネル11の割れを防止することができる。
また、シャーシ部材20の外周部に固定された導電性部材35は、シャーシ部材20に対して固定された部位より内側を背面側に折り曲げた第1折り曲げ部35bと、この第1折り曲げ部35bから背面側に延びる第1延伸部35cとを有しており、これにより導電性部材35とシャーシ部材20の強度を向上させることができる。
さらに、導電性部材35とバックカバー24は、固定部材36によりシャーシ部材20に固定した位置より内側の位置、および外側の位置において、固定部材37と固定部材38によりバックカバー24に固定されている。言い換えれば、導電性部材35は、シャーシ部材20に対して固定された部位より内側の固定部材37(第1固定部材)で筐体のバックカバー24に固定されると共に、シャーシ部材20に対して固定された部位より外側の固定部材38,39でもバックカバー24に固定されている。これによりシャーシ部材20に貼り付けたパネルの変形を抑制することができ、輸送時などに加わる衝撃によるパネル割れを防止することができる。
プラズマディスプレイ装置を例に本発明を説明したが、本発明は同様の構造を有するフラットパネルディスプレイ型の映像表示装置にも適用できる。
以上のように本発明は、薄型で、なおかつ落下衝撃や振動および外力に対してパネル割れが生じ難いプラズマディスプレイ装置などのフラットパネルディスプレイ型の映像表示装置を提供する上で有用な発明である。
1 前面基板
2 背面基板
3 走査電極
4 維持電極
5 誘電体層
6 保護層
7 絶縁体層
8 データ電極
9 隔壁
10 蛍光体層
11 パネル
11a 電極引出部
11b 電極引出部
11c 電極引出部
12 画像信号処理回路
13 データ電極駆動回路
14 走査電極駆動回路
15 維持電極駆動回路
16 タイミング発生回路
17 維持パルス発生部
18 駆動回路ブロック
20 シャーシ部材
20a シャーシベース部
20b 補強部
20c 第1折り曲げ部
20d 第1延伸部
20e 第2折り曲げ部
20f 第2延伸部
20g 第3折り曲げ部
20h 第3延伸部
21 放熱シート
22 封着材
23 フロントカバー
24 バックカバー
24a 通気孔
25、28 フレキシブル配線板
26、27、30 駆動回路基板
29 データドライバー
31 制御回路基板
32 入力信号回路ブロック
33 電源ブロック
34 前面フィルター
23a 開口部
23b 前面枠
23c 装飾板
35 導電性部材
35a 本体部
35b 第1折り曲げ部
35c 第1延伸部
35d ブラケット部
35e 第2折り曲げ部
35f 第2延伸部
36,37,38,39 固定部材
2 背面基板
3 走査電極
4 維持電極
5 誘電体層
6 保護層
7 絶縁体層
8 データ電極
9 隔壁
10 蛍光体層
11 パネル
11a 電極引出部
11b 電極引出部
11c 電極引出部
12 画像信号処理回路
13 データ電極駆動回路
14 走査電極駆動回路
15 維持電極駆動回路
16 タイミング発生回路
17 維持パルス発生部
18 駆動回路ブロック
20 シャーシ部材
20a シャーシベース部
20b 補強部
20c 第1折り曲げ部
20d 第1延伸部
20e 第2折り曲げ部
20f 第2延伸部
20g 第3折り曲げ部
20h 第3延伸部
21 放熱シート
22 封着材
23 フロントカバー
24 バックカバー
24a 通気孔
25、28 フレキシブル配線板
26、27、30 駆動回路基板
29 データドライバー
31 制御回路基板
32 入力信号回路ブロック
33 電源ブロック
34 前面フィルター
23a 開口部
23b 前面枠
23c 装飾板
35 導電性部材
35a 本体部
35b 第1折り曲げ部
35c 第1延伸部
35d ブラケット部
35e 第2折り曲げ部
35f 第2延伸部
36,37,38,39 固定部材
本発明は、プラズマディスプレイパネル(以下、パネルという)を表示デバイスとして用いたプラズマディスプレイ装置などのフラットパネルディスプレイ型の映像表示装置に関するものである。
このプラズマディスプレイ装置に用いられるパネルは、大別して、駆動的にはAC型とDC型があり、放電形式では面放電型と対向放電型の2種類があるが。高精細化、大画面化および製造の簡便性から、現状では、プラズマディスプレイ装置の主流は、3電極構造の面放電型のものである。
この面放電型のプラズマディスプレイパネル構造は、少なくとも前面側が透明な一対の基板を基板間に放電空間が形成されるように対向配置するとともに、前記放電空間を複数に仕切るための隔壁を基板に配置している。また、前記隔壁により仕切られた放電空間で放電が発生するように基板に電極群を配置するとともに放電により発光する赤色、緑色、青色に発光する蛍光体を設けて複数の放電セルを構成している。放電により発生する波長の短い真空紫外光によって蛍光体を励起し、赤色、緑色、青色の放電セルからそれぞれ赤色、緑色、青色の可視光を発することによりカラー表示を行っている。
このようなプラズマディスプレイ装置は、液晶パネルに比べて高速の表示が可能であり、視野角が広いこと、大型化が容易であること、自発光型であるため表示品質が高いことなどの特徴を有する。そのため、プラズマディスプレイ装置は、フラットパネルディスプレイの中で最近特に注目を集めており、多くの人が集まる場所での映像表示装置や家庭で大画面の映像を楽しむための映像表示装置として各種の用途に使用されている。
このようなプラズマディスプレイ装置においては、ガラスが主材料のパネルを鉄やアルミニウムなどの金属製のシャーシ部材の前面側に保持させ、そのシャーシ部材の背面側にパネルを発光させるための駆動回路を構成する回路基板を配置することによりモジュールを構成している(特許文献1参照)。
ところで、近年、プラズマディスプレイ装置においては、デザイン性向上のために、製品の薄型化への要求が高まってきている。
このようにプラズマディスプレイ装置の薄型化が進むことにより、製品の強度が低下し、輸送時の落下衝撃および振動や設置時の外力により、パネル割れが発生する恐れがある。プラズマディスプレイ装置に限らず、他のフラットディスプレイ型の映像表示装置の場合も、落下衝撃や振動および外力に対する対策が必要である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、落下衝撃や振動および外力を受けても、パネル割れが生じ難い映像処理装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するために本発明の映像表示装置は、前面基板と、この前面基板に対向配置した背面基板とを備え、前記前面基板の外周部と前記背面基板の外周部が封着材により接着されたディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネルを前面側に保持したシャーシベース部を有するシャーシ部材とを備え、前記シャーシ部材は、前記ディスプレイパネルの画像表示領域より外側でかつ前記封着材よりも内側の位置に前記シャーシベース部に対して背面側に折り曲げた第1折り曲げ部と、前記第1折り曲げ部から背面側に延びる第1延伸部とを少なくとも有する補強部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、製品が薄型化されても、所定の強度を容易に得ることができ、落下衝撃や振動および外力を受けても、パネル割れが生じ難いプラズマディスプレイ装置を得ることができる。
以下、本発明の一実施の形態であるプラズマディスプレイ装置について、図1〜図10を用いて説明するが、本発明の実施の態様はこれに限定されるものではない。また、以下の説明における位置や方向に関する用語の意味は、特に言及しない限り以下の通りである。図1を参照すると、「前面」および「背面」という用語はディスプレイパネル11(以下、単にパネルという)を基準にする。つまり、パネル11の両面のうち画像表示領域(図7の符号A参照)に画像が表示される側が「前面」であり、その反対側が「背面」である。「内側」および「外側」は画像表示領域Aを基準にする。つまり、特定の位置に対して画像表示領域Aの中央から近い位置は、その特定の位置に対して「内側」である。逆に、特定の位置に対して画像表示領域Aの中央から遠い位置は、その特定の位置に対して「内側」である。「上」、「下」、「左」、及び「右」はプラズマディスプレイ装置が使用時の姿勢にあるときにパネル11を前面側から見た方向基準にする。
図1に示すように、プラズマディスプレイ装置は、概ね矩形板条のパネル11と、放熱シート21を介してパネル11を前面に保持し、背面側にパネル11を駆動させる駆動回路ブロック18を配置したシャーシ部材20とを備える。シャーシ部材20も全体として概ね矩形板状である。パネル11、シャーシ部材20、及び駆動回路ブロック18を含むモジュールが、パネル11の前面側に配置されるフロントカバー23と、シャーシ部材20の背面側に配置される金属製のバックカバー24とを有する筐体内に収容されている。バックカバー24には、モジュールで発生した熱を外部に放出するための複数の通気孔24aが設けられている。全体的な構造の理解を容易にするために、図1では各要素の構造を簡略化して示しており、後述する導電部材35の図示は省略している。
まず、パネル11の構造について図2を用いて説明する。図2に示すように、パネルは、ガラス製の前面基板1と背面基板2とを、その間に放電空間を形成するように対向配置することにより構成されている。前面基板1上には表示電極を構成する走査電極3と維持電極4とが互いに平行に対をなして複数形成されている。そして、走査電極3および維持電極4を覆うように誘電体層5が形成され、誘電体層5上には保護層6が形成されている。
また、背面基板2上には絶縁体層7で覆われた複数のデータ電極8が設けられ、その絶縁体層7上には井桁状の隔壁9が設けられている。また、絶縁体層7の表面および隔壁9の側面に蛍光体層10が設けられている。そして、走査電極3および維持電極4とデータ電極8とが交差するように前面基板1と背面基板2とが対向配置されており、その間に形成される放電空間には、放電ガスとして、例えばネオンとキセノンの混合ガスが封入されている。そして、1対の走査電極3(SCi:i=1〜n)および維持電極4(SUi:i=1〜n)と1つのデータ電極8(Dj:j=1〜m)とが交差した部分に放電セルが形成され、放電セルは放電空間内にm×n個形成されている。なお、パネルの構造は上述したものに限られるわけではなく、例えばストライプ状の隔壁を備えたものであってもよい。
図3はこのパネルを用いたプラズマディスプレイ装置の回路ブロック図である。このプラズマディスプレイ装置は、パネル11、画像信号処理回路12、データ電極駆動回路13、走査電極駆動回路14、維持電極駆動回路15、タイミング発生回路16および電源回路(図示せず)を備えている。
画像信号処理回路12は、画像信号sigをサブフィールド毎の画像データに変換する。データ電極駆動回路13はサブフィールド毎の画像データを各データ電極8(D1〜Dm)に対応する信号に変換し、各データ電極8(D1〜Dm)を駆動する。タイミング発生回路16は水平同期信号Hおよび垂直同期信号Vをもとにして各種のタイミング信号を発生し、各駆動回路ブロック18(データ電極駆動回路13、走査電極駆動回路14、維持電極駆動回路15)に供給している。走査電極駆動回路14はタイミング信号にもとづいて走査電極3(SC1〜SCn)に駆動電圧波形を供給する。維持電極駆動回路15はタイミング信号にもとづいて維持電極4(SU1〜SUn)に駆動電圧波形を供給する。ここで、前記走査電極駆動回路14および維持電極駆動回路15は、維持パルス発生部17を備えている。
再度図1を参照すると、保持板としてのシャーシ部材20は鉄やアルミニウムなどの1枚の金属板からなる放熱板を兼ねている。このシャーシ部材20の構成については、後で説明する。このシャーシ部材20の前面側には、前述のようにパネル11がシャーシ部材20との間に放熱シート21を介在させて接着材などにより接着することにより、保持されている。また、シャーシ部材20の背面側には、図4に示すように、パネル11を表示駆動させるための複数の駆動回路ブロック18が配置されている。
放熱シート21は、パネル11をシャーシ部材20の前面側に接着して保持し、パネル11で発生した熱をシャーシ部材20に効率よく伝え、放熱を行うためのものであり、厚さは1mm〜2mm程度である。この放熱シート21としては、アクリルやウレタン、シリコン樹脂やゴムなどの合成樹脂材料に熱伝導性を高めるフィラーを含有させた絶縁性の放熱シートや、グラファイトシート、金属シートなどを用いることができる。また、放熱シート21自体に接着力を持たせ、パネル11をシャーシ部材20に放熱シートのみで接着して保持する構成や、放熱シート21には接着力がなく、両面接着テープを用いてパネル11をシャーシ部材20に接着する構成などを用いることができる。
図5に示すように、パネル11は前面基板1と背面基板2の外周部を封着材22で接着することで貼り合わせた構造である。パネル11の両側縁部には、走査電極3および維持電極4の電極引出部11a、11bに接続された表示電極用配線部材としてのフレキシブル配線板25が設けられている。フレキシブル配線板25は、シャーシ部材20の外周部を通して背面側に引き回され、走査電極駆動回路14の駆動回路基板27および維持電極駆動回路15の駆動回路基板26にコネクタを介して接続されている。
一方、パネル11の下端部には、データ電極8の電極端子部11cに接続されたデータ電極用配線基板としての複数のフレキシブル配線板28が設けられている。フレキシブル配線板28は、シャーシ部材20の外周部を通して背面側に引き回され、データ電極8に駆動電圧を印加するためのデータ電極駆動回路13の複数のデータドライバー29それぞれに電気的に接続されるとともに、前記シャーシ部材20の背面側の下部位置に配置されたデータ電極駆動回路13の駆動回路基板30に電気的に接続されている。なお、図6において、データドライバー29は、放熱板上に半導体チップを配置するとともに、その半導体チップの複数の電極パッドそれぞれをフレキシブル配線板28の配線パターンに接続した構造である。また、駆動回路基板30には、フレキシブル配線板28を接続するためのコネクタ30aが設けられている。
制御回路基板31(図3の画像信号処理回路12とタイミング発生回路16を含む)は、シャーシ部材20のほぼ中央部に配置されている。制御回路基板31は、テレビジョンチューナなどの外部機器に接続するための接続ケーブルが着脱可能に接続される入力端子部を備えた入力信号回路ブロック32から送られる画像信号sigに基づき、画像データをパネル11の画素数に応じた画像データ信号に変換してデータ電極駆動回路13の駆動回路基板30に供給する。また、制御回路基板31は、放電制御タイミング信号を発生し、各々走査電極駆動回路14の駆動回路基板26および維持電極駆動回路15の駆動回路基板27に供給し、階調制御などの表示駆動制御を行う。
電源ブロック33は、前記各回路ブロックに電圧を供給するもので、前記制御回路基板31と同様、シャーシ部材20のほぼ中央部に配置されている。電源ケーブル(図示せず)が装着されるコネクタを通して電源ブロック33に対して商用電源電圧が供給される。また、前記駆動回路基板26,27,30の近傍には、冷却ファン(図示せず)がアングルに保持されて配置されており、この冷却ファンから送られる風により駆動回路基板26,27,30が冷却される。
図7に示すように、パネル11の前面側には、光学フィルターや電磁波の不要輻射を抑制するための不要輻射抑制膜が設けられた前面フィルター34が貼り付けられている。フロントカバー23は、樹脂や金属からなり、パネル11の前面側の画像表示領域Aが表出する開口部23aを有する。開口部23aの周囲には、非表示領域が顧客から見えないように覆い隠すための前面枠23bが設けられている。この前面枠23bには、プラズマディスプレイ装置の外観上のデザインを高めるために、装飾板23cが貼り付けられている。
以下、主として図7を参照して、落下衝撃や振動および外力に対してパネル11の割れを防止するための補強構造について説明する。
図8から図10を併せて参照すると、シャーシ部材20概ね矩形板状のシャーシベース部20aを備える。シャーシベース20aの前面側にパネル11が保持され、背面側にパネル11を駆動させるための前述の駆動回路ブロック18(図1及び図4参照)が配置される。シャーシベース部20aの上側の外周端部には、背面側に突出するように折り曲げて形成した補強部20bが設けられている。以下、補強部20bについて詳細に説明する。
まず、補強部20bは、画像表示領域Aより外側でかつ封着材22の内側端部よりも内側の位置(符号Bで示す領域内の位置)にシャーシベース部20aに対して背面側にほぼ直角に折り曲げた第1折り曲げ部20cと、この第1折り曲げ部20cから背面側に向けてシャーシベース部20aに対してほぼ直行する方向に延びる第1延伸部20dを備える。言い換えれば、シャーシベース部20aから第1折り曲げ部20cの部分で第1延伸部20dが立ち上がっている。さらに言い換えれば、第1折り曲げ部20cよりも内側ではシャーシベース部20に対してパネル11が保持されているが、第1折り曲げ部20cよりも外側ではパネル11はシャーシベース部20aから離れている。なお、本実施形態では、シャーシベース部22から第1延伸部20dの先端までの高さは、
5mm〜15mm程度である。
5mm〜15mm程度である。
また、補強部20bは、第1延伸部20dの先端を外側に向けてほぼ直角に折り曲げた第2折り曲げ部20eと、この第2折り曲げ部20eから外側にシャーシベース部20aに対してほぼ平行に延びる第2延伸部20fを備える。
さらに、補強部20bは、第2延伸部20fの先端を前面側にほぼ直角に折り曲げた第3折り曲げ部20gと、この第3折り曲げ部20gから前面側にシャーシベース部20aに対してほぼ直角に延びる第3延伸部20hを備える。
3個の折り曲げ部、すなわち第1から第3の折り曲げ部20c,20e,20hを有する折り曲げ構造の補強部20を設けたことで、シャーシ部材20の全体的な剛性が向上する。まず、かかるシャーシ部材20の全体的な剛性向上により、落下衝撃や外力に対してシャーシベース部20aに保持されたパネル11の割れが生じにくくなる。
前述のように、シャーシベース部20aからの第1の延伸部20dの立ち上がりを形成する第1折り曲げ部20cは、画像表示領域Aより外側でかつ封着材22の内側端部よりも内側の位置に設定されている。この第1折り曲げ部20cの位置設定は、落下衝撃や外力に対するパネル11の耐性を高める上で重要である。以下、この点について詳述する。
一般に、落下衝撃や外力によるパネル割れは、封着材22の近傍を起点として発生することが多い。本実施形態では、シャーシ部材20aがパネル11から離れ始める位置である第1折り曲げ部20cを封着材22の内側端部よりも内側に設定している。そのため、パネル11の第1折り曲げ部20cよりも外側の部分、つまり外周部(封着材22が配置されている部分を含む)は、シャーシ部材20に保持されない。言い換えれば、パネル11の第1折り曲げ部20cよりも外側の部分は、片持ち梁で言えば自由端のような状態である(第1折り曲げ部20cが片持ち張りで言えば固定端となる)。従って、シャーシ部材20からパネル11の封着材22がある部分に伝わる落下衝撃や外力が著しく低減されるので、封着材22の近傍でのパネル11の局所的な変形を効果的に抑制でき、その結果、落下衝撃や外力に対するパネル11の耐性が向上する。
一方、第1折り曲げ部20cの位置、つまりシャーシ部材20aがパネル11から離れ始める位置が画像表示領域A内にあるのは、パネル11で表示される画質の観点からは好ましくない。本実施形態では、第1折り曲げ部20cは、画像表示領域Aより外側でかつ封着材22の内側端部よりも内側の位置に設定することで、画質劣化を招くことなくパネル11の割れの効果的な防止を実現している。
本実施形態では、第1折り曲げ部20cから立ち上がる第1延伸部20dの先端にさら第2折り曲げ部20eを設け、この第2折り曲げ部20eから延びる第2延伸部20fの先端にさらに第3折り曲げ部20gを介して第3延伸部20hを設けている。かかる3個の折り曲げ部20c,20e,20gと3個の延伸部20d,20f,20hにより構成された形状(逆U字状とも言える)としたことで、前述のように第1折り曲げ部20cが画像表示領域Aより外側でかつ封着材22の内側端部よりも内側の位置に設定するという条件を満足しつつ、補強部20b自体の剛性も効果的に高めている。この補強部20b自体の剛性の向上によっても、落下衝撃や外力に対するパネル11の耐性が向上し、割れが生じにくくなっている。
図8及び図9を併せて参照すると、シャーシ部材20の外周には、鉄製の板厚0.8mm〜1.6mm程度の金属板を矩形枠状に形成した導電性部材35がフロントカバー23の内側に位置するように配置されている。
導電性部材35は、導電布(図示せず)などを介して前面フィルター34の不要輻射抑制膜と電気的に導通しており、これにより前面フィルター34の不要輻射抑制膜は、導電布と導電性部材35を介してシャーシ部材20に電気的に接続されている。また、後に詳述するように導電性部材35はシャーシ部材20とバックカバー24の両方に対して電気的かつ機械的に接続されている。つまり、シャーシ部材20には導電性部材35を介してバックカバー24が電気的かつ機械的に接続されている。これらにより、前面フィルター34の不要輻射抑制膜とシャーシ部材20、バックカバー24によってモジュール全体が電磁気的にシールドされている。
以下、導電性部材35の上側の部分(シャーシ部材20の補強部20aに対応する部分)の構造について詳細に説明する。
導電性部材35はパネル11に沿って延びる本体部35aを備える。本体部35aは図7において右側部分がシャーシ部材20の第2延伸部20f上に載せられている。この部分は固定部材36によってシャーシ部材20に対して機械的に固定され、かつ電気的に接続されている。本実施形態では固定部材36はリベットやネジであるが、機械的かつ電気的に接続するものであれば固定部材36の具体的な態様は特に限定されない。また、固定部材36に代えて、例えばスポット溶接などの手段により導電性部材35の本体部35aとシャーシ部材20の第2延伸部20fを接続してもよい。これらの点は、後述する固定部材37,38,39についても同様である。
導電性部材35の本体部35aは図7において右側部分がシャーシ部材20の第2延伸部20fの先端を超えて突出している。この部分は例えばリベットやネジである固定部材37によって、バックカバー24に対して機械的に固定され、かつ電気的に接続されている。
導電性部材35は、本体部35のうち固定部材36でシャーシ部材20に対して固定された部位より内側(図7において右側)の端部を背面側に折り曲げた第1折り曲げ部35bを備える。この第1折り曲げ部35bから第1延伸部35cがバックカバー24に向けてパネル11に対して斜め(直角よりも画像表示領域Lの中央に向いた角度)に延びている。第1延伸部35cの先端にはL字状のブラケット部35dが設けられている。このブラケット部35は固定部材37によりバックカバー24に対して機械的に固定され、かつ電気的に接続されている。
また、導電性部材35は、本体部35のうちシャーシ部材20の第2延伸部20fから外側に突出する部分の端部(図7において左側の端部)を前面側に折り曲げた第2折り曲げ部35eを備える。この第2折り曲げ部35から第2延伸部35fがフロントカバー23に向けてパネル11に対してほぼ直角の方向に延びている。第2延伸部35fは固定部材38によりフロントカバー23に対して機械的に固定され、かつ電気的に接続されている。
導電性部材35の第1延伸部35cは、シャーシ部材20の第2延伸部20fに固定部材36で固定した本体部35aの先端から、シャーシ部材20の第1折り曲げ部20eから延びる第2延伸部20fとは反対側のバックカバー24側に延びており、その先端のブラケット部35dがバックカバー24に固定されている。かかる構造により導電性部材35とシャーシ部材20の強度ないし剛性を向上させることができる。つまり、図7においてシャーシ部材20の第2延伸部20f(先端が導電性部材35に固定されている。)と導電性部材35の第1延伸部35c(先端がバックカバー24に固定されている)とが、シャーシ部材20の第1延伸部20dの先端が分岐するかのような態様で伸びている。かかる構造は落下衝撃や外力を、シャーシ部材20、導電性部材35、およびバックカバー24のいずれか1つに集中させることなく分散させる機能がある。かかる落下衝撃や外力の分散化という点で、導電性部材35とシャーシ部材20の強度ないし剛性が向上し、輸送時などに加わる衝撃によるパネル11の割れを防止することができる。
本実施の形態においては、導電性部材35とバックカバー24は、固定部材36によりシャーシ部材20に固定した位置より内側の位置、および外側の位置において、固定部材37と固定部材38によりバックカバー24に固定している。かかる態様でシャーシ部材20とバックカバー24と導電性部材35とを固定することにより、プラズマディスプレイ装置の筐体の外周部の強度が向上し、これによりシャーシ部材20に貼り付けたパネルの変形を抑制することができ、輸送時などに加わる衝撃によるパネル割れを防止することができる。また、プラズマディスプレイ装置の筐体の外周部の強度が向上することにより、筐体の側壁寸法を小さくしても十分な強度を確保でき、プラズマディスプレイ装置の筐体の薄型化を図ることができる。なお、本実施形態では、導電性部材35は固定部材38によりバックカバー24に固定され、固定部材39によりフロンカバー23に固定されているが、十分な強度が確保できるのではあれば、固定部材38,39のうちのいずれか一方のみによりバックカバー24を筐体に固定してもよい。
なお、本実施形態におけるシャーシ部材20の補強部20aの構造は、図11に示すように導電性部材35を使用しない場合も採用できる。図11の例では、補強部20の第2延伸部20fが固定部材36によりバックカバー24に機械的かつ電気的に固定され、補強部20の第3延伸部20gが固定部材39によりフロントカバー36に機械的かつ電気的に固定されている。
以上説明したように、本実施形態では、前面基板1と、この前面基板1に対向配置した背面基板2とを備え、前面基板1の外周部と背面基板2の外周部が封着材22により接着された構造のパネル11がシャーシ部材20のシャーシベース部20aの前面側に保持され、シャーシ部材20は、パネル11の画像表示領域Aより外側でかつ封着材22よりも内側の位置にシャーシベース部20aに対して背面側に折り曲げた第1折り曲げ部20cと、第1折り曲げ部20cから背面側に延びる第1延伸部20dとを少なくとも有する補強部20bを備える。そのため、封着材22の近傍を起点として発生する落下衝撃や外力によるパネル割れに対し、パネル外周部が自由端となる構成にできるため、封着材22の近傍で局所的な変形を抑制することができ、画質劣化を招くことなく、パネル11の割れを防止することができる。
また、シャーシ部材20の外周部に固定された導電性部材35は、シャーシ部材20に対して固定された部位より内側を背面側に折り曲げた第1折り曲げ部35bと、この第1折り曲げ部35bから背面側に延びる第1延伸部35cとを有しており、これにより導電性部材35とシャーシ部材20の強度を向上させることができる。
さらに、導電性部材35とバックカバー24は、固定部材36によりシャーシ部材20に固定した位置より内側の位置、および外側の位置において、固定部材37と固定部材38によりバックカバー24に固定されている。言い換えれば、導電性部材35は、シャーシ部材20に対して固定された部位より内側の固定部材37(第1固定部材)で筐体のバックカバー24に固定されると共に、シャーシ部材20に対して固定された部位より外側の固定部材38,39でもバックカバー24に固定されている。これによりシャーシ部材20に貼り付けたパネルの変形を抑制することができ、輸送時などに加わる衝撃によるパネル割れを防止することができる。
プラズマディスプレイ装置を例に本発明を説明したが、本発明は同様の構造を有するフラットパネルディスプレイ型の映像表示装置にも適用できる。
以上のように本発明は、薄型で、なおかつ落下衝撃や振動および外力に対してパネル割れが生じ難いプラズマディスプレイ装置などのフラットパネルディスプレイ型の映像表示装置を提供する上で有用な発明である。
1 前面基板
2 背面基板
3 走査電極
4 維持電極
5 誘電体層
6 保護層
7 絶縁体層
8 データ電極
9 隔壁
10 蛍光体層
11 パネル
11a 電極引出部
11b 電極引出部
11c 電極引出部
12 画像信号処理回路
13 データ電極駆動回路
14 走査電極駆動回路
15 維持電極駆動回路
16 タイミング発生回路
17 維持パルス発生部
18 駆動回路ブロック
20 シャーシ部材
20a シャーシベース部
20b 補強部
20c 第1折り曲げ部
20d 第1延伸部
20e 第2折り曲げ部
20f 第2延伸部
20g 第3折り曲げ部
20h 第3延伸部
21 放熱シート
22 封着材
23 フロントカバー
24 バックカバー
24a 通気孔
25、28 フレキシブル配線板
26、27、30 駆動回路基板
29 データドライバー
31 制御回路基板
32 入力信号回路ブロック
33 電源ブロック
34 前面フィルター
23a 開口部
23b 前面枠
23c 装飾板
35 導電性部材
35a 本体部
35b 第1折り曲げ部
35c 第1延伸部
35d ブラケット部
35e 第2折り曲げ部
35f 第2延伸部
36,37,38,39 固定部材
2 背面基板
3 走査電極
4 維持電極
5 誘電体層
6 保護層
7 絶縁体層
8 データ電極
9 隔壁
10 蛍光体層
11 パネル
11a 電極引出部
11b 電極引出部
11c 電極引出部
12 画像信号処理回路
13 データ電極駆動回路
14 走査電極駆動回路
15 維持電極駆動回路
16 タイミング発生回路
17 維持パルス発生部
18 駆動回路ブロック
20 シャーシ部材
20a シャーシベース部
20b 補強部
20c 第1折り曲げ部
20d 第1延伸部
20e 第2折り曲げ部
20f 第2延伸部
20g 第3折り曲げ部
20h 第3延伸部
21 放熱シート
22 封着材
23 フロントカバー
24 バックカバー
24a 通気孔
25、28 フレキシブル配線板
26、27、30 駆動回路基板
29 データドライバー
31 制御回路基板
32 入力信号回路ブロック
33 電源ブロック
34 前面フィルター
23a 開口部
23b 前面枠
23c 装飾板
35 導電性部材
35a 本体部
35b 第1折り曲げ部
35c 第1延伸部
35d ブラケット部
35e 第2折り曲げ部
35f 第2延伸部
36,37,38,39 固定部材
Claims (6)
- 前面基板と、この前面基板に対向配置した背面基板とを備え、前記前面基板の外周部と前記背面基板の外周部が封着材により接着されたディスプレイパネルと、
前記ディスプレイパネルを前面側に保持したシャーシベース部を有するシャーシ部材と
を備え、
前記シャーシ部材は、前記ディスプレイパネルの画像表示領域より外側でかつ前記封着材よりも内側の位置に前記シャーシベース部に対して背面側に折り曲げた第1折り曲げ部と、前記第1折り曲げ部から背面側に延びる第1延伸部とを少なくとも有する補強部を備えることを特徴とする映像表示装置。 - 前記補強部は、
前記第1延伸部の先端を前記画像表示領域に対して外側に折り曲げた第2折り曲げ部と、
前記第2折り曲げ部から前記画像表示領域に対して外側に延びる第2延伸部と
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。 - 前記補強部は、
前記第2延伸部の先端を前面側に折り曲げた第3の折り曲げ部と、
前記第3折り曲げ部から前記前面側に延びる第3延伸部と
をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の映像表示装置。 - 前記ディスプレイパネルと前記シャーシ部材を収容した筐体と、
前記筐体に対して固定された、電磁気的なシールド形成のための導電性部材と
をさらに備え、
前記補強部の前記第2延伸部が前記導電性部材に固定されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の映像表示装置。 - 前記ディスプレイパネルは、複数の表示電極を配置した前記前面基板と前記表示電極に交差するようにデータ電極を配置した前記背面基板との間に放電空間が形成されたプラズマディスプレイパネルであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の映像表示装置。
- 前記シャーシ部材の背面側に前記プラズマディスプレイパネルを駆動させるための駆動回路ブロックが配置されている、請求項5に記載の映像表示装置。
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