JPWO2012046751A1 - 孔開けドリル - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度に小径孔の加工形成が可能な耐久性の高い孔開けドリルを提供する。【解決手段】本実施形態に係る孔開けドリル1は、シャンク5と、先端に砥粒部12が形成されてシャンク5の先端側に設けられた穿孔部8とを備え、硬脆材料に孔を開けるための孔開けドリル1において、穿孔部8の砥粒部12には、側面が削がれた切り欠きであって、切り屑を排出するためのチップポケット11a、11bが両側に形成されると共に、砥粒部12の先端面13が凸曲面となっている。【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス等の硬脆材料に小孔を開けるための孔開けドリルに関する。
従来、ガラス、石英、シリコン、セラミック等の硬脆材料に小孔を開けるための孔開けドリルとしては、鋼製のシャンクの先端にダイヤモンド等の砥粒が付着された穿孔刃を設けた孔開けドリルが多数提供されている。
このような孔開けドリルとしては、軸中心に貫通孔が形成されたコアドリルや、貫通孔の形成されていないノンコアドリルが提供されており、下記特許文献1乃至4に開示されている。
特開平7−32205号公報 特開2006−305672号公報 特開2008−155310号公報 特開2008−265017号公報
ところが、コアドリルでは、軸中心に貫通孔を形成する必要があるため、ドリルの穿孔刃の細径化に限界があり、直径1mm以下の極小径の孔形成加工が困難であった。また、ノンコアドリルでは、コアドリルと比べて細径化は容易であるが、硬脆材料の切り屑がドリルに付着して工具が折損する問題や、穴の出入口にコバ欠けや割れが発生し易いという加工精度の問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、高精度に小径孔の加工形成が可能な耐久性の高い孔開けドリルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る孔開けドリルは、シャンクと、先端に砥粒部が形成されて前記シャンクの先端側に設けられた穿孔部とを備え、硬脆材料に孔を開けるための孔開けドリルにおいて、前記穿孔部の前記砥粒部には、側面が削がれた切り欠きであるチップポケットが両側に形成されると共に、前記砥粒部の先端面が凸曲面となっていることを特徴とする。
本発明に係る孔開けドリルによれば、小径孔を高精度に形成できると共にドリルの寿命を大きく伸ばすことができる。
本発明の実施形態に係る孔開けドリルの正面図である。 本発明の実施形態に係る孔開けドリルの側面図である。 本発明の実施形態に係る孔開けドリルの平面図である。 本発明の実施形態に係る孔開けドリルの斜視図である。 本発明の実施形態に係る孔開けドリルによる加工穴数とコバ欠けの最大サイズとの関係を示す図である。 図6(a)は150回目のステップ加工時の、図6(b)は150回目のノンステップ加工時の、加工深さ毎のスラスト力の変化をそれぞれ示すグラフである。 図7(a)はステップ加工、図7(b)はノンステップ加工を、それぞれ150回繰り返した各穴の欠け幅のグラフと、150回目の孔開けドリルの損傷状態を示す顕微鏡写真である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための孔開けドリルを例示するものであって、本発明は孔開けドリルを以下のものに特定しない。なお、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部材の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施の形態、実施例において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。
図1は、本実施形態に係る孔開けドリルの正面図、図2は、本実施形態に係る孔開けドリルの側面図、図3は、本実施形態に係る孔開けドリルの平面図、図4は、本実施形態に係る孔開けドリルの斜視図を、それぞれ示している。
孔開けドリル1は、鋼製であり、基端側から、チャック等で器具や装置に固定される部分である円柱形状のシャンク5と、被削材を貫通する略円柱形状の穿孔部8とを備えている。
穿孔部8の先端部10の両側面には、両側から側面が削がれた切り欠きであって、切り屑排出用のチップポケット11a、11bが形成されている。また、孔開けドリル1の回転軸に垂直な断面で見たときには、図3に示すように、このチップポケット11a、11bは、先端部10の両側が弓形に削られることで形成されている。
このように両側にチップポケット11が形成されて細くなった先端部10には、ダイヤモンド砥粒が付着された砥粒部12が形成されている。この砥粒部12は、先端部10の先端から基端近傍まで形成されている。また、先端部10の先端面13は、半球状の凸曲面となっており、この半球面の半径rは先端部10(穿孔部8)を構成する円柱の半径と同じである。なお、本明細書において「球面」とは、完全な球面を要求するものでなく、ほぼ球面、例えば先端面が点接触する程度の曲面であれば足りる意味で使用する。
このような構成の先端部10のチップポケット11は、円柱状の先端部の両側面を放電加工機によって放電加工することによって形成することができる。また、先端面13の半球面は、NC旋盤を用いた切削加工により形成できる。砥粒部12は、ダイヤモンド砥粒をNi電着することで形成できる。なおチップポケット部分の加工精度を上げるために、研削砥石を用いて形成することもできる。
続いて、孔開けドリル1のサイズについて説明する。孔開けドリル1の全長は28mmであり、シャンク5の直径は3mmである。穿孔部8の全長は10mm、直径は1mmであり、先端部10は穿孔部8の先端から3.5mmの位置まで形成されており、チップポケット11の全長は3.5mmとなる。
砥粒部12は、先端部10の先端から3mmの位置まで形成されており、半球状の先端面13の半径rは0.5mmである。もちろん、孔開けドリル1のサイズや、チップポケット11、砥粒部12及び先端面13の形成方法は、適宜変更可能である。
ただし、先端面13の球面の半径rが小さ過ぎたり、大き過ぎたりすると、切り屑をチップポケット11へと適切に案内できなくなったり、コバ欠けの発生を抑えられなくなったりして加工精度が低下する。したがって、先端面13の球面の半径rは、穿孔部8の円柱の半径をr1としたときに、好ましくは0.1r1<r<1.0r1、より好ましくは0.3r1<r<0.6r1、最もより好ましくは0.3r1<r<0.5r1とする。また穿孔部8の円柱の半径r1は、小口径を意図するのであれば2mm以下とすることが好ましい。
以上、孔開けドリル1の構成について説明したが、続いて、上記孔開けドリル1により硬脆材料に小孔を開ける場合の作用について説明する。本実施形態では、厚さ2.8mmのガラス板に直径1mmの小孔を開ける場合を例に挙げて説明する。なお、加工条件は、ステップ送り加工、主軸回転数15,000rpm、送り速度1mm/min及びステップ量0.1mm/stepである。
孔開け機にセットされた孔開けドリル1を徐々に下降させると、まず、先端面13がガラス板に到達し、その頂点がガラス板の上面に接触する。さらに、孔開けドリル1を下降させると、先端面13のダイヤモンド砥粒によりガラス板表面が削られ、孔開けドリルの降下に従って徐々に小孔が形成されていく。
このとき、ガラス板が削られることで発生する粉状の切り屑は、先端面13の球面に沿ってチップポケット11a、11bへと案内される。小孔が掘り進められるに従って、チップポケット11に案内された切り屑はチップポケット11の基端側から順次排出される。
そして、先端面13がガラス板の下面まで到達してガラス板を貫通すれば、貫通穴である小孔が完成する。このように、本実施形態では、孔開けドリル1の先端が凸状球面となっているため、孔開けドリル1によって徐々に穴が拡がって開けられていく。よって、平面状のドリル先端によって一気に穴が開けられる場合と比べて、穴の出入口に発生するコバ欠けや割れの発生を抑えることができる。
また、本実施形態では、先端部10の両側面にチップポケット11a、11bが形成されているので、先端面13の切削によって発生する切り屑がチップポケット11に収容されて排出される。これにより、切り屑が孔開けドリル1とガラス板との間に滞留することを抑えることができる。
切り屑が滞留して砥粒部12に付着すると、切削性能が低下し、大きなコバ欠けや割れの発生の原因となってしまうが、本実施形態では、このような事態の発生を防止し、加工精度を大きく向上させることができる。
また、切り屑の滞留は、孔開けドリル1の損傷につながりやすいが、本実施形態のように切り屑の排出性を向上させることで、損傷を抑え、孔開けドリル1の寿命を大きく延ばすこともできる。また、切り屑による孔開けドリル1の損傷が少ないため、穿孔部8の細径化も可能となり、1mm以下の極小径の孔の形成を行うことができる。また、切り屑の滞留によるスラスト力(軸方向の力)の増加も抑えることができる。
さらに、本実施形態では、チップポケット11を形成すると共に孔開けドリル1の先端面13を球面とすることで、切り屑が先端面13に沿ってチップポケット11へと案内されることになり、それぞれの切り屑の排出作用が相俟って、切り屑の排出機能を格段に向上させている。
続いて、本実施形態による加工精度向上の効果について、図5を参照しながら説明する。図5は、本実施形態に係る孔開けドリルによる加工穴数とコバ欠けの最大サイズとの関係を示す図であり、横軸が穴の加工回数、縦軸がコバ欠けの最大サイズを示している。
なお、同図において、黒色の四角が小孔入口に発生したコバ欠けの最大サイズ、白色の四角が小孔出口に発生したコバ欠けの最大サイズを示しており、小孔の加工回数が30回までの結果を示している。
同図に示すように、本実施形態においては、小孔の入口及び出口の双方において、コバ欠けの大きさを略0.1mm以下、平均で0.07mm程度に抑えることができており、孔開けドリル1による加工精度の高さが示されている。
以上、本実施形態に係る孔開けドリルについて詳細に説明したが、本実施形態によれば、切り屑の排出作用を向上させることで、コバ欠けの発生を抑え、高精度な加工が可能で耐久性の高い孔開けドリルを提供することができる。
(ノンステップ加工)
また、上記の例ではステップ送り加工を行った例について説明したが、ステップ送りを省いて加工することも可能である。すなわち、ステップ送り加工は、送りを数回に分けて加工する穴あけ方法であって、切り屑の切断を図り、切り屑詰まりや孔開けドリルの折損を防止する目的で、主として深穴加工に用いられている。本実施の形態によれば、チップポケットを設けたことで、このようなステップ送りを行わずとも切り屑の排出が可能となっている。このことを実証するために、上記の孔開けドリルを用いて、ステップ加工と、ステップ可能を行わないノンステップ加工とで、それぞれ孔開けドリルを洗浄せずに150回の穿孔を繰り返した比較試験を行った。この結果を図6(a)、(b)〜図7(a)、(b)に示す。これらの図において、図6(a)、(b)は150回目の穿孔時における加工深さ毎のスラスト力の変化を示すグラフである。また図7(a)、(b)は、150回の各穿孔における、穴の入口側(○で示す)と出口側(△で示す)の欠け幅を示すグラフと、150回目の孔開けドリルの損傷状態を示す顕微鏡写真を、それぞれ示している。またいずれの図においても、(a)はステップ加工を行った例、(b)はノンステップ加工の例を示している。さらに加工条件として、各孔開けドリルの砥粒粒度を#600、主軸回転数を15000min-1、送り速度を1mm/minとした。さらにまた、ステップ加工を行う際のステップ送りを0.1mm/stepとした。さらに加工対象物は材質をソーダライム系ガラスとし、その厚さを2.8mmとした。
まず図6(a)、(b)に示すように、ノンステップ加工の場合は孔開けドリルの挿抜動作を繰り返す作業を省くことができるため、加工時間をほぼ半分に短縮できた。また、スラスト力は、穿孔の直前を除いてほぼ一定に維持された。このように、本実施の形態に係る孔開けドリルを用いることで、孔開けドリルを穴から引き出して切り屑を掻き出す動作を省いても穿孔が可能であり、また穿孔作業工程をより単純化して安定的な穿孔を行うと共に、作業時間を短縮できる利点が得られることが確認された。
さらに図7(a)、(b)に示すように、ステップ加工の場合は穿孔回数の増加と共に、出口側での欠け幅が増加していく一方で、ノンステップ加工の場合は、ほぼ0.1mm以下で一定に維持できることが確認された。特に電着で砥粒部が形成された孔開けドリルの場合は、ステップ加工で孔開けドリルを引き出す際に穴の端縁に大きな砥粒が触れて、欠けが生じる可能性があったが、このような複数回のステップ送りを省くことで、損傷の可能性を大幅に低減して、仕上がりの綺麗な高品質の穿孔が可能となることが確認できた。
また顕微鏡写真から、孔開けドリルの損傷の程度は、孔開けドリルの砥粒の摩耗量が少ないことから判別し難いものの、切り屑の付着状況、すなわち切り屑排出能力の相違は確認できる。図7(a)に示すステップ加工と図7(b)に示すノンステップ加工とを比較すると、各孔開けドリルの先端部(半球の頂点付近)の切り屑の付着については、相違は余り見られない。一方で、ノンステップ加工では図7(b)に示すように、チップポケットに切り屑が堆積している。これは、ステップ送りを用いていないために切り屑の逃げ場が、チップポケットが大半を占めるためと考えられる。ステップ加工では孔開けドリルの引上げ時にも切り屑が排出されるため、図7(a)に示すステップ加工ではチップポケットの切り屑が少ない。このように、チップポケットは切り屑を外部に排出するための空間となっていることが確認できた。また、切り屑の付着を防止するためには、適度な孔開けドリルの洗浄が有効と考えられる。
(加工時間)
さらに加工時間を短縮するために、ノンステップ加工時の送り速度を1mm/minから、2mm/min及び5mm/minに変更した試験を行った。ここで主軸回転数は15000rpmとした。ただし、加工深さ2.6mm〜3.4mmまでの送り速度は1mm/minである。この試験結果を、送り速度と欠け幅の関係として表1に示す。
送り速度を1mm/minとした場合(従来の実験条件)、加工時間は約200秒であった。入口及び出口の欠け幅の大きさは約0.05mmであった。
これに対し、送り速度を2mm/minとした場合、加工時間は約120秒であった。入口及び出口の欠け幅の大きさは、それぞれ0.06mm及び0.04mmであった。送り速度1mm/minと比べ、欠け幅はほぼ同じ大きさであり、加工時間は約60%に削減できた。
次に送り速度を5mm/minとした場合、ガラスは割れ、孔開けドリルは折損した。この原因は、1回転当たり進行する距離が大きいために(1mm/minで0.067μm/rev、5mm/minで0.33μm/revとなる)、ガラス及び孔開けドリルへの負荷(スラスト力)が大きくなったためと考えられる。
以上の通り、本実施例に係る孔開けドリルにおいて、ステップ加工よりもノンステップ加工が好ましく、また適度な送り速度の増加によって、加工精度を保ちながら加工能率を向上できることが確認された。
(工具寿命)
ここでノンステップ加工時の実験条件は、送り速度1mm/min、主軸回転数15000rpmとした。孔開けドリルは2本用意し、1本は50穴ごとに孔開けドリルの洗浄を行い(工具A)、もう1本は孔開けドリルの洗浄を行っていない(工具B)。工具Aの欠け幅は0.1mm以下をほぼ一定で推移するが、工具Bの欠け幅はばらつく。ここで孔開けドリルの寿命を、出口の欠け幅が0.1mm以上となったときと仮定すると、工具Aの加工穴数は工具Bに比べ、3倍以上となった。このように、本実施例に係る孔開けドリルの切りくず排出性は優れているものの、少量の切りくずは加工領域に残留することから、工具洗浄を適宜実施することで工具寿命が延びることが確認できた。
なお、本発明の実施の形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、穿孔部の先端面を球面としたが、球面以外であっても凸曲面であれば、同様の作用効果を奏することができる。
本発明に係る孔開けドリルは、ガラス等の硬脆材料に小孔を開けるドリルとして好適に利用できる。
1…孔開けドリル
5…シャンク
8…穿孔部
10…先端部
11、11a、11b…チップポケット
12…砥粒部
13…先端面

Claims (3)

  1. シャンクと、先端に砥粒部が形成されて前記シャンクの先端側に設けられた穿孔部とを備え、硬脆材料に孔を開けるための孔開けドリルにおいて、
    前記穿孔部の前記砥粒部には、側面が削がれた切り欠きであるチップポケットが両側に形成されると共に、前記砥粒部の先端面が凸曲面となっていることを特徴とする孔開けドリル。
  2. 請求項1に記載の孔開けドリルであって、
    前記先端面が略球面状であることを特徴とする孔開けドリル。
  3. 請求項2に記載の孔開けドリルであって、
    前記穿孔部が半径r1の略円柱形状であり、球面の半径rが、r1と略等しいことを特徴とする孔開けドリル。
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