JPWO2012033080A1 - 中空糸膜モジュールユニット - Google Patents

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Abstract

本発明は、中空糸膜束の両端部が各々別個に設けられた2つのハウジング内に収納されるとともに、少なくとも一方の中空糸膜束の端部が固定用樹脂によって中空糸膜の端部の開口状態を保ったまま収納され、且つ前記ハウジングに対して固定された中空糸膜モジュールと、前記中空糸膜モジュールを固定したフレームと、を備え、前記中空糸膜モジュールを構成する少なくとも一方のハウジングには第1のハウジング側差込部及び取水口が設けられ、前記第1のハウジング側差込部は、前記フレームに設けられた前記第1のハウジング側差込部に対応するフレーム側差込部に差し込まれて固定されており、各ハウジングの他端側は、固定部材によって前記フレームに固定されている中空糸膜モジュールユニットに関する。本発明によれば、平型中空糸膜モジュールの取り付け、取り外しが容易になる中空糸膜モジュールユニットを提供することができる。

Description

本発明は、中空糸膜モジュールを備え、水処理等の固液分離操作に用いられる中空糸膜モジュールユニットに関する。
本願は、2010年9月7日に、日本に出願された特願2010−200018号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
中空糸膜モジュールは、無菌水、飲料水、高度純水の製造、空気の浄化等の数多くの用途でろ材として使用されている。中空糸膜モジュールとしては、中空糸膜を束状にした形態、中空糸膜をシート状にしてこれを積層した形態等、各種の形態を有するものが製造されている(特許文献1参照)。
中空糸膜を積層した形態の中空糸膜モジュールは、平型中空糸膜モジュールとも呼ばれ、積層された複数の中空糸膜をハウジングで固定したものである(特許文献2参照)。ハウジングの内部には、複数の中空糸膜の少なくとも一方の端部が開口された状態で収容されている。また、ハウジングと中空糸膜との間はポッティング樹脂で封止されており、中空糸膜をシート状にした集合体をハウジング内で支持・固定した構造を有している。
ところで、これら平型中空糸膜モジュールは、複数の平型中空糸膜モジュールを組み合わせた中空糸膜モジュールユニットの形態で用いられる場合が多い。中空糸膜モジュールユニットは複数の中空糸膜モジュールを具備しているので、下水などの処理量を向上でき、大規模な水処理装置に特に好適である。
中空糸膜モジュールユニットは、平型中空糸膜モジュールのシート状の中空糸膜の面が、互いに対面するように配置されることが一般的である。この際、平型中空糸膜モジュールの固定はハウジングをフレームに固定することによってなされる。具体的には、ハウジングの長手方向の両端部が、固定部材、例えばボルトとナット等の締結部材を用いてフレームに固定される。
特開平4−310219号公報 特開2009−195844号公報 米国特許6899811号公報
しかしながら、平型中空糸膜モジュールのハウジングはろ過面積をできるだけ確保するために長尺状となっているため、中空糸膜モジュールユニットの組立、解体、保守等の際、ハウジングの固定部が作業者の手の届きにくい場所になってしまう場合がある。このような場合であると、平型中空糸膜モジュールの取り付け、取り外しが難しくなるという問題がある。
中空糸膜モジュールユニットには省スペース化が求められているため、特に、複数の平型中空糸膜モジュールを並列に並べて配置する中空糸膜モジュールユニットの場合、ハウジング固定部に対するアクセスが難しく、平型中空糸膜モジュールの取り付け、取り外しに多くの時間を要していた。
また、中空糸膜モジュールの透過水取水口と集合管との接続により中空糸膜モジュールをフレームに固定する構造が開示されているが、透過水の機密性と耐久性を両立させるのが困難であった(特許文献3参照)。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、メンテナンス等の際に、中空糸膜モジュールの取り付け、取り外しが容易であり、且つ機密性と耐久性とを兼ね備えた中空糸膜モジュールユニットを提供することにある。
上記課題の解決手段として、本発明の中空糸膜モジュールユニットでは、中空糸膜束の両端部が各々別個に設けられた2つのハウジング内に収納されるとともに、少なくとも一方の中空糸膜束の端部が固定用樹脂によって中空糸膜の端部の開口状態を保ったまま収納され、且つ前記ハウジングに対して固定された中空糸膜モジュールと、前記中空糸膜モジュールを固定したフレームと、を備え、前記中空糸膜モジュールを構成する少なくとも一方のハウジングには第1のハウジング側差込部及び取水口が設けられ、前記ハウジングの第1のハウジング側差込部は、前記フレームに設けられた前記第1のハウジング側差込部に対応するフレーム側差込部に差し込まれて固定されており、各ハウジングの他端側は、固定部材によって前記フレームに固定されていることを特徴とする。
前記第1のハウジング側差込部はハウジングの一端側に設けられ、取水口は他端側に設けられていることが好ましい。
前記第1のハウジング側差込部及びフレーム側差込部のうち、一方が先端凸状形状であるとともに、他方がこれに対応する凹状形状であり、前記凸状形状の差込部の先端断面が非円形状であり、前記凹状形状の差込部は、前記凸状形状の差込部の形状に対応した凹部であることが好ましい。
前記凹状形状の差込部のうち少なくとも一方には取付長調整機構が備えられており、前記2つのハウジング間の距離を変更可能であることが好ましい。
前記第1のハウジング側差込部及びフレーム側差込部との間には、環状の緩衝部材が介装されていることが好ましい。
前記ハウジングの他端側は、さらに、第2のハウジング側差込部が設けられており、前記第2のハウジング側差込部に対応する孔が設けられた取付部材を介して、固定部材によって前記フレームに固定されていることが好ましい。
前記取付部材は、記第2のハウジング側差込部及び取水口のそれぞれに対応する孔が平行に設けられている部材であることが好ましい。
前記第2のハウジング側差込部と取付部材側差込部との間に、緩衝部材が介装されていることが好ましい。
本発明によれば、中空糸膜モジュールをフレームに固定するには、ハウジングの一端側のハウジング側差込部をフレームのフレーム側差込部に差し込んで、ハウジングの他端側を固定部材によりフレームに固定すればよく、メンテナンス等で中空糸膜モジュールを取り外すときには、固定部材を外してからハウジング側差込部をフレーム側差込部から引き抜いて中空糸膜モジュールをフレームから外すことができる。よって、中空糸膜モジュールの取り付け、取り外しが容易になる。
前記第1のハウジング側差込部はハウジングの一端側に設けられ、取水口は他端側に設けられていることにより、差込部側は挿入作業だけで固定でき、他端側に締結固定と取水口の接続を集約することで、限られたスペースで作業を行うことができるため、中空糸膜モジュールの取り付け、取り外しが容易にすることができる。
一方の差込部が断面非円形状の先端凸形状であるとともに、他方の差込部がこれに対応する凹部であることにより、ハウジングが、ハウジングの長手方向に沿う軸を中心に回転不能となるため、運転時において発生する振動等により、ハウジングの長手方向を軸として作用する回転方向の力が中空糸膜に引張力として作用するのを阻止することができ、中空糸膜モジュールを構成する中空糸膜が不用意に損傷することを防ぐことができる。
2つのハウジング間の距離を変更することによって、中空糸膜の弛緩率を調整することができる。具体的には、弛緩率を0%〜2%に調整することができる。
第1のハウジング側差込部とフレーム側差込部との間に環状の緩衝部材が介装されていることによって、第1のハウジング側差込部とフレーム側差込部との間の隙間を許容・吸収することができ、寸法精度の要求を緩和させることができる。
ハウジングの他端側が、取付部材を介して固定部材によってフレームに固定されていることによって、取付部材の耐久性を有する構造設計が容易になる。また、万が一固定の負荷により取付部材に破損が生じても、中空糸膜モジュールを交換することなく、取付部材のみを交換することで中空糸膜モジュールをそのまま使用することができる。
記第2のハウジング側差込部及び取水口のそれぞれに対応する孔が平行に設けられていることによって、取水口を有するハウジングにおいて、取水口に固定負荷をかけることなく取付部材を取り付けることができる。
第2のハウジング側差込部と取付部材側差込部との間に、緩衝部材が介装されていることによって、第2のハウジング側差込部と固定板(固定孔)との間の隙間を許容・吸収することができ、寸法精度の要求を緩和させることができる。
本発明の実施形態の平型中空糸膜モジュールの側面図である。 図1のA方向から見た平型中空糸膜モジュールの側面図である。 図1のB方向から見た平型中空糸膜モジュールの側面図である。 本発明の実施形態の中空糸膜モジュールユニットの概略図である。 中空糸膜モジュールユニットの上面図である。 ハウジング側差込部がフレーム側差込部に差し込まれている様子を示す拡大図である。 取付長調整機構の詳細を示す図である。 第一ハウジングの他端側の固定部材を示す拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態の平型中空糸膜モジュールの側面図である。図2は、図1のA方向から見た平型中空糸膜モジュールの側面図である。図3は、図1のB方向から見た平型中空糸膜モジュールの側面図である。
図1に示すように、本実施形態の平型中空糸膜モジュール10(中空糸膜モジュール)は、複数の中空糸膜2からなる中空糸膜シート状集合体3と、中空糸膜シート状集合体3の端部が挿入される第一ハウジング11(ハウジング)及び第二ハウジング12(ハウジング)とから構成される。
中空糸膜シート状集合体3は、複数の中空糸膜2を細長い矩形状の横断面を有するように束ねたものである。中空糸膜シート状集合体3の端部はポッティング樹脂により固定され、このポッティング樹脂は、第一ハウジング11の挿入口、及び第二ハウジング12の挿入口を封止し、各ハウジング11,12を中空状態に維持している。
第二ハウジング12の一端12a側には、第二ハウジングの長手方向に沿う方向に突出するような先端凸状形状の第3のハウジング側差込部21が形成されている。この第3のハウジング側差込部21は、図3に示すように断面が楕円形をなしている。
また、第3のハウジング側差込部21の端部近傍には、環状の緩衝部材を装着するために周方向に一周するように溝22が形成されている。 第二ハウジング12の他端12b側には、固定部23が形成されている。固定部23は、中空糸膜2の長手方向に厚みを有する平板状の部材であり、その中央部には取付孔24が形成されている。
第一ハウジング11の一端11a側には、第一ハウジング11の長手方向に沿う方向に突出するように第1のハウジング側差込部14が形成されている。ハウジング側差込部14は、第二ハウジング12の第3のハウジング側差込部21と同様に断面が楕円形とされており、端部近傍には、環状の緩衝部材を装着するために溝15が形成されている。
第一ハウジング11の他端11b側には、取水口13が設けられており、中空糸膜2を介して第一ハウジング11の内部の集水部に流入した被処理液は、この取水口13を経由して吸い上げられる。この取水口13の端部近傍には、環状の緩衝部材を取り付けるための溝が2本形成されている。
また、第一ハウジングの他端11b側には、第2のハウジング側差込部(固定突起部)16が形成されている。図2の側面図に示すように、第2のハウジング側差込部16は、楕円形の断面を有し、また、その端部近傍には、環状の緩衝部材を装着するために溝17が形成されている。
第一ハウジング11と第二ハウジング12は、その本体部11A,12Aの長手方向に沿う寸法(幅寸法)が同じになるように形成されている。また、第1のハウジング側差込部14の端面14aと本体部11Aの端面11aとの距離と、第3のハウジング側差込部21の端面21aと本体12Aの端面12aとの距離は、同一になるように形成されている。
次に、本実施形態の平型中空糸膜モジュール10が組み込まれている中空糸膜モジュールユニット1について説明する。図4は、本発明の実施形態の中空糸膜モジュールユニットの概略図である。図5は、中空糸膜モジュールユニットの上面図である。
中空糸膜モジュールユニット1は、各構成要素を設置可能に構成されたフレーム4と、膜洗浄用の散気装置5と、3つの平型中空糸膜モジュール10と、各平型中空糸膜モジュール10と接続された合流管6と、吸引ポンプ7とを主な構成要素として備えている。吸引ポンプ7は、合流管6に接続されており、散気装置5には図示しないブロワーが接続されている。
3つの平型中空糸膜モジュール10は、フレーム4に中空糸膜シート状集合体3を構成する面が互いに対面するように、かつ、ハウジング11,12の長手方向が揃うように配置されている。各第一ハウジング11の取水口13には、それぞれコの字状の接続管32が接続されており、各接続管32は合流管6に接続されている。
フレーム4は、複数の枠材を直方体状に組み合わせたもので、その内部に、平型中空糸膜モジュール10等の構成要素が固定されている。
具体的には、フレーム4は、フレーム4の上下方向に延在する4本の縦枠体41を複数の横枠体42で接続することで、直方体をなすように組み合わされている。図示しないが、横枠体42は、フレーム4を補強するため、及び後述する補助枠体43を支持するために、縦枠体41の上端及び下端のみならず、上下方向の数箇所に設けられている。
さらに、フレーム4内には、構成要素を支持するための複数の支持枠体43,44,45が固定されている。
3本の第一支持枠体43が、3つの平型中空糸膜モジュール10の第二ハウジング12を支持するように、フレーム4の下方に配置、固定されている。第一支持枠体43には、第二ハウジング12を固定するための固定孔43aが形成されている。また、第二ハウジング12との干渉を回避するための切欠き43bが形成されている。
第二支持枠体44は、合流管6を支持するために、フレーム4の上方に配置、固定されている。さらに第三支持枠体45が、第二支持枠体44と直交するように、第二支持枠体44に固定されている。
第一支持枠体43と直交する一面には、モジュール支持板50が配置されている。モジュール支持板50には、ハウジング11,12に形成されているハウジング側差込部14,21を差し込むための、複数のフレーム側差込部51が形成されている。フレーム側差込部51は、先端凸状形状のハウジング側差込部14,21に対応する凹状形状であり、フレーム側差込部51の断面形状は、ハウジング側差込部14,21に対応する楕円形であり、その大きさは、ハウジング側差込部14,21に対してやや大きくなるように形成されている。
フレーム側差込部51の上下方向の間隔は、平型中空糸膜モジュール10の寸法に応じて決定される。第二ハウジング12の第3のハウジング側差込部21が差し込まれる下側のフレーム側差込部51bは、図7に示すように上下方向に移動させて固定可能に構成された可動板52に形成されている。可動板52は、第3のハウジング側差込部21を差し込むのに十分な厚みを有する板厚部52aと、板厚部52aに対して十分薄く形成されている板状の板状部52bとからなる。
可動板52は、モジュール支持板50に形成された調整長穴54にボルトとナットからなる締結部材によって移動可能に取り付けられている。
次に、中空糸膜モジュールユニット1の構成要素の配置について説明する。
散気装置5は、フレーム4の最下段に固定されている。
この散気装置5の上方であって、第一支持枠体43の上面には、平型中空糸膜モジュール10の第二ハウジング12が固定されている。第二ハウジング12の第3のハウジング側差込部21がフレーム側差込部51bに差し込まれており、固定部23がボルトとナットからなる締結部材33によって、第一支持枠体43の上面に固定されている。
一方、第一ハウジング11の第1のハウジング側差込部14は、フレーム側差込部51aに差し込まれている。図6に示すように、第1のハウジング側差込部14の溝15には、環状の緩衝部材9が取り付けられており、第1のハウジング側差込部14をフレーム側差込部51aに差し込んだ際、緩衝部材9が、第1のハウジング側差込部14とフレーム側差込部51aとの間に介在するように構成されている。緩衝部材9は弾性体からなり、その直径は溝15の深さよりやや大きくなるように形成されている。
第二ハウジング12の第3のハウジング側差込部21の溝22にも同様に緩衝部材9が取り付けられており、第3のハウジング側差込部21とフレーム側差込部51bとの間に緩衝部材9が介在している。
第一ハウジング11の他端11b側には、合流管6と取水口13とを接続する接続管32と共に、取付部材、例えば取付板31が取り付けられており、この取付板31が、第三支持枠体45に取り付けられている。具体的には、図8に示すように、取付板31には取水口13を貫通させるための貫通孔31aと、第2のハウジング側差込部16を差し込むための取付部材側差込部(固定孔)31bが形成されている。取付板31の取付部材側差込部31bに、緩衝部材9bを介して第一ハウジング11の第2のハウジング側差込部16が挿入され、貫通孔31aに接続管32が挿入されることで、取付板31は、第一ハウジング11に固定される。また、取付板31には取付孔31cが形成されており、取付板31は、ボルトとナット等の締結部材33を用いて第三支持枠体45に固定されている。
ハウジング11,12の材質としては、機械的強度及び耐久性を有するものであればよく、例えば、ポリカーボネート、ポリスルフォン、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、PVC(ポリ塩化ビニル)、アクリル樹脂、ABS樹脂、変成PPE(ポリフェニレンエーテル)等の樹脂材料や、SUS304等のステンレス鋼、アルミニウム材等の金属材料を用いることができる。
中空糸膜2としては、例えば、セルロース系、ポリオレフィン系、ポリビニルアルコール系、ポリメチルメタクリレート系、ポリスルフォン系、ポリフッ化ビニリデン系、ポリフッ化エチレン系、ポリアクリロニトリル系、セラミックス系等の中空糸膜を用いることができる。また、中空糸膜2の孔径、空孔率、膜厚、外径等は、平型中空糸膜モジュールの使用目的に応じて適宜選択して中空糸膜2を選定することができる。
緩衝部材9の材質としては、押圧に対する反発力を有する点から、シリコンゴム、フッ素ゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)等のゴム又はエラストマーを被処理液に応じて選択して用いることができる。
次に、平型中空糸膜モジュール10の固定方法について説明する。
まず、第一ハウジング11の他端11b側に取付板31を取り付ける。この際、第一ハウジング11の第2のハウジング側差込部16には、緩衝部材9bが取り付けられている。緩衝部材9bの材質としては、緩衝部材9と同様のものが挙げられる。
次に、フレーム4のフレーム側差込部51aに第一ハウジング11の第1のハウジング側差込部14を差し込む。次いで、取付板31の位置を第三支持枠体45に合わせ、取付板31を第三支持枠体45に、ボルトとナットからなる締結部材33を用いて固定する。
以上の工程によって、第一ハウジング11がフレーム4に固定される。
次に、フレーム4のフレーム側差込部51bに第二ハウジング12の第3のハウジング側差込部21を差し込む。次いで、第二ハウジング12の固定部23を第一支持枠体43にボルトとナットからなる締結部材33を用いて固定する。なお、固定部23は、緩衝用のパッキンを介して固定することが好ましい。
第二ハウジング12の取り付け位置は、可動板52を上下方向に移動させることによって変更可能である。この際、可動板52に形成されているフレーム側差込部51bの位置に対応して、第二ハウジング12の固定部23と第一支持枠体43との間に図示しないスペーサを介在させることによって、第一ハウジング11と第二ハウジング12との平行関係を維持する。本実施形態においては、可動板52と調整長穴54によってフレーム側差込部51bの位置を調整する機構を、取付長調整機構と称する。
このように、第二ハウジング12の取り付け位置を変更することによって、中空糸膜シート状集合体3を弛緩させることができる。つまり、中空糸膜シート状集合体3の弛緩率を変更することができる。この弛緩率は、弛緩前の中空糸膜2長さ(含水状態の中空糸膜2の自重による長さ)をL1、弛緩後の中空糸膜2長さをL2とすると、下記数式で求めることができる。
弛緩率(%)=(L1−L2)/L1×100
以上の工程によって、第二ハウジング12がフレーム4に固定され、平型中空糸膜モジュール10がフレーム4に固定される。
本実施形態によれば、フレーム4に平型中空糸膜モジュール10を固定する際、ハウジング11,12の一端11a,12a側については、ハウジング側差込部14,21をフレーム4のフレーム側差込部51に差し込むだけでよく、ハウジング11,12の他端11b,12b側のみをボルトとナット等の締結部材により固定する構成とした。これにより、ハウジング11,12の一端11a,12a側に関しては、締結作業を行う必要がなくなるため、平型中空糸膜モジュール10の取り付けが容易となる。取り外しに関しても、ハウジング11,12の一端11a,12a側に関しては、引き抜くだけで取り外されるため、作業が容易となる。
また、ハウジング側差込部14,21の断面形状が楕円形(非円形状)であり、このハウジング側差込部14,21は、対応する形状のフレーム側差込部51に挿入される。これにより、ハウジング11,12が、ハウジング11,12の長手方向に沿う軸を中心に回転不能となるため、運転時において発生する振動等により、ハウジング11,12の長手方向を軸として作用する回転方向の力が中空糸膜2に引張力として作用するのを阻止することができ、平型中空糸膜モジュール10を構成する中空糸膜2が不用意に損傷することを防ぐことができる。
また、可動板52、調整長穴54等からなる取付長調整機構を備え、第一ハウジング11と第二ハウジング12の距離を変更することによって、中空糸膜2の弛緩率を調整することができる。
また、ハウジング側差込部14,21とフレーム側差込部51との間に環状の緩衝部材9が介装されることによって、ハウジング側差込部14,21とフレーム側差込部51との間の隙間を許容・吸収することができ、寸法精度の要求を緩和させることができる。
さらに、フレーム4の振動を緩衝部材9によってハウジング11,12に伝わり難くすることで、中空糸膜2に振動が伝達されるのを防止できる。
なお、ハウジング11,12の他端11b,12b側の固定方法は、本実施形態に示した固定方法に限られることはなく、ハウジング11,12を確実に固定することができれば、例えば、結束バンドを用いてフレーム4に固定する方法等を用いてもよい。
また、ハウジング側差込部14,21及びこれに対応する形状のフレーム側差込部51の形状は特に限定されないが、挿入された状態でハウジング11,12の回転を防ぐことができる形状であることが好ましい。このような回転を防ぐことができる形状としては、本実施形態で示したような楕円形に限ることはなく、挿入された状態でハウジング11,12の回転を防ぐことができれば、例えば、長円形(角丸長方形)、矩形状、三角形等の多角形状でもよいが、楕円形状のとすることで、緩衝材としてOリングなどの市販品を用いることが容易であり、前記緩衝材にかかる負荷を概均等に分散できるため楕円形がより好ましい。
本発明によれば、中空糸膜モジュールをフレームに固定するには、ハウジングの一端側の第1のハウジング側差込部をフレームのフレーム側差込部に差し込んで、ハウジングの他端側を固定部材によりフレームに固定すればよく、メンテナンス等で中空糸膜モジュールを取り外すときには、固定部材を外してからハウジング側差込部をフレーム側差込部から引き抜いて中空糸膜モジュールをフレームから外すことができる。よって、中空糸膜モジュールの取り付け、取り外しが容易になる。また中空糸膜モジュールから透過水を取り出す取水口とは別に、固定部を設けることにより、機密性や通水流路確保が要求される取水口に固定負荷をかけることがないため、中空糸膜モジュールの耐久性や機密性を損なうことなく、中空糸膜モジュールの取り付け、取り外しが容易になる。
1 中空糸膜モジュールユニット
2 中空糸膜
3 中空糸膜シート状集合体
4 フレーム
9 緩衝部材
10 平型中空糸膜モジュール(中空糸膜モジュール)
11 第一ハウジング(ハウジング)
11a 一端
11b 他端
12 第二ハウジング(ハウジング)
13 取水口
14 第1のハウジング側差込部
16 第2のハウジング側差込部
21 第3のハウジング側差込部
23 固定部
33 締結部材(固定部材)
51 フレーム側差込部
52 可動板

Claims (8)

  1. 中空糸膜束の両端部が各々別個に設けられた2つのハウジング内に収納されるとともに、少なくとも一方の中空糸膜束の端部が固定用樹脂によって中空糸膜の端部の開口状態を保ったまま収納され、且つ前記ハウジングに対して固定された中空糸膜モジュールと、
    前記中空糸膜モジュールを固定したフレームと、を備え、
    前記中空糸膜モジュールを構成する少なくとも一方のハウジングには第1のハウジング側差込部及び取水口が設けられ、
    前記第1のハウジング側差込部は、前記フレームに設けられた前記第1のハウジング側差込部に対応するフレーム側差込部に差し込まれて固定されており、
    各ハウジングの他端側は、固定部材によって前記フレームに固定されている中空糸膜モジュールユニット。
  2. 前記第1のハウジング側差込部はハウジングの一端側に設けられ、取水口は他端側に設けられている請求項1に記載の中空糸膜モジュールユニット。
  3. 前記第1のハウジング側差込部及びフレーム側差込部のうち、一方が先端凸状形状であるとともに、他方がこれに対応する凹状形状であり、
    前記凸状形状の差込部の先端断面が非円形状であり、
    前記凹状形状の差込部は、前記凸状形状の差込部の形状に対応した凹部である請求項1又は2に記載の中空糸膜モジュールユニット。
  4. 前記凹状形状の差込部のうち少なくとも一方には取付長調整機構が備えられており、前記2つのハウジング間の距離を変更可能である請求項3に記載の中空糸膜モジュールユニット。
  5. 前記第1のハウジング側差込部及びフレーム側差込部との間には、環状の緩衝部材が介装されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の中空糸膜モジュールユニット。
  6. 前記ハウジングの他端側は、さらに、第2のハウジング側差込部が設けられており、前記第2のハウジング側差込部に対応する孔が設けられた取付部材を介して、固定部材によって前記フレームに固定されている請求項2〜5のいずれか1項に記載の中空糸膜モジュールユニット。
  7. 前記取付部材は、記第2のハウジング側差込部及び取水口のそれぞれに対応する孔が平行に設けられた1の部材からなる請求項6に記載の中空糸膜モジュールユニット。
  8. 前記第2のハウジング側差込部と取付部材側差込部との間に、緩衝部材が介装されている請求項6又は7に記載の中空糸膜モジュールユニット。
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