JP6319463B2 - 膜ろ過ユニットおよび水処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、膜ろ過ユニットおよび水処理方法に関する。
本願は、2015年11月10日に日本に出願された特願2015−220574号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
有機物、微生物(細菌類等)、それらの残骸等を含む各種排水(工業排水、生活排水等)を処理する方法としては、活性汚泥水槽内において排水を活性汚泥によって生物化学的に処理するとともに、活性汚泥水槽内に浸漬された膜ろ過ユニットによって汚泥と処理水とを固液分離する膜分離活性汚泥法が知られている。
膜ろ過ユニットとしては、複数の中空糸膜エレメントが内部に配列された中空糸膜モジュールと、中空糸膜モジュールの下方に配置された複数の散気管を有する散気装置とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−152179号公報
従来の膜ろ過ユニットでは、中空糸膜モジュールと散気装置とは別々に作製される。そのため、中空糸膜モジュールのフレームと散気装置のフレームとをボルトとナットによって連結する必要がある。フレーム同士の連結のためには、各フレームにボルトを通す連結部分を設けるための余分なスペース、連結部分にボルト用穴を穿設するための加工の手間、およびフレーム同士を連結するための作業の手間が必要である。そのため、膜ろ過ユニットが大きくなり、かつ膜ろ過ユニットの製造コストが高くなる。
また、従来の膜ろ過ユニットでは、散気装置の散気管に気体を供給するための給気管を別途設ける必要がある。給気管は、各フレームの外側に配設され、中空糸膜モジュールのフレーム等にUボルト等で固定される。そのため、給気管を含めた膜ろ過ユニットの設置に必要な空間がさらに大きくなる。また、部品が増えることによって、製造コストがさらに高くなる。
本発明は、従来の膜ろ過ユニットに比べてコンパクト化および低コスト化を実現できる膜ろ過ユニットを提供する。
本発明は、下記の態様を有する。
[1]複数の中空糸膜エレメントと、
前記複数の中空糸膜エレメントを保持するフレームと、
前記フレームの下部に接続する散気管とを備え、
前記フレームの少なくとも一部が、前記散気管に気体を供給する給気管を兼ねていて、
前記中空糸膜エレメントが、中空糸膜シート状物と、前記中空糸膜シート状物の中空糸膜の上端が固定された上部ハウジングと、前記中空糸膜シート状物の中空糸膜の下端が固定された下部ハウジングとを備え、前記上部ハウジングの長手方向および前記下部ハウジングの長手方向と、前記中空糸膜シート状物の、中空糸膜の長手方向に直交する幅方向とが平行であり、
前記複数の中空糸膜エレメントが、前記中空糸膜シート状物が互いに対面し、前記上部ハウジングおよび前記下部ハウジングの長手方向が揃い、かつ隣り合う前記上部ハウジング間および隣り合う前記下部ハウジング間が所定間隔Xをあけるように配置され、
前記フレームが、前記上部ハウジングおよび前記下部ハウジングの長手方向側から前記中空糸膜エレメントを挟持する、略鉛直方向に配置された2つの縦部材を備え、
前記縦部材が、上部支持板を備え、
前記上部ハウジングおよび前記下部ハウジングの長手方向に直交する幅方向の、前記上部支持板の側面Aが、最も外側に配置された中空糸膜エレメントの外側の表面Bのうち最も外側の表面B’と同一平面上にあるか、または、前記側面Aが、前記側面Aと前記表面Bとの最大段差Yが0超前記間隔X以下となるように突出している、膜ろ過ユニット。
[2]前記フレームが、前記中空糸膜エレメントを挟持する、略鉛直方向に配置された2つの縦部材を備え、
前記縦部材の少なくとも一部が、前記散気管に気体を供給する給気管を兼ねている、[1]に記載の膜ろ過ユニット。
[3]前記フレームが、前記中空糸膜エレメントを挟持する、略鉛直方向に配置された2つの縦部材を備え、
前記縦部材が、前記中空糸膜エレメントを略鉛直方向に案内するガイド部を有する、[1]または[2]に記載の膜ろ過ユニット。
[4]下記式(I)から求めた膜充填密度が、150〜350m/mである、[1]〜[3]のいずれか一項に記載の膜ろ過ユニット。
Figure 0006319463
ただし、Dは膜充填密度であり、nは膜ろ過ユニットに配置された中空糸膜エレメントの数であり、Eiはi番目の中空糸膜エレメントにおける中空糸膜の表面積であり、Uは膜ろ過ユニットの設置に必要な面積である。
[5]前記フレームが、前記中空糸膜エレメントを挟持する、略鉛直方向に配置された2つの縦部材を備え、
前記縦部材の少なくとも一部の材質が、樹脂である、[1]〜[4]のいずれか一項に記載の膜ろ過ユニット。
[6]前記樹脂が、ポリ塩化ビニル系樹脂である、[5]に記載の膜ろ過ユニット。
[7]前記フレームが、前記中空糸膜エレメントを挟持する、略鉛直方向に配置された2つの縦部材と、前記2つの縦部材と接続する横部材とを備え、
前記散気管が、前記横部材の少なくとも一部を兼ねている、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の膜ろ過ユニット
[8]前記中空糸膜エレメントが、中空糸膜シート状物を備え、前記中空糸膜シート状物中空糸膜の膜外径が、1mm以上5mm以下であることを特徴とする、[1]〜[]のいずれか一項に記載の膜ろ過ユニット。
]前記中空糸膜エレメントが、中空糸膜シート状物を備え、前記中空糸膜エレメントは支持体を有する、[1]〜[]のいずれか一項に記載の膜ろ過ユニット。
10]全高が1m以上1.5m以下である、[1]〜[]のいずれか一項に記載の膜ろ過ユニット。
11]膜表面積当たりの重量が1.0kg/m以下である、[1]〜[10]のいずれか一項に記載の膜ろ過ユニット。
12][1]〜[11]のいずれか一項に記載の膜ろ過ユニットを用いて固液分離することを含む水処理方法。
13][1]〜[11]のいずれか一項に記載の膜ろ過ユニットを活性汚泥水槽内で用いる、[12]に記載の水処理方法。
14][10]に記載の膜ろ過ユニットを、水深が1.5m以下の活性汚泥水槽内で用いる、[12]に記載の水処理方法。
本発明の膜ろ過ユニットは、従来の膜ろ過ユニットに比べてコンパクト化および低コスト化を実現できる。
本発明の膜ろ過ユニットの一例を示す斜視図である。 中空糸膜エレメントの一例を示す斜視図である。 フレーム(ただし、押さえ板を除く。)の一例を示す斜視図である。 図1の膜ろ過ユニットから集水管および押さえ板を除いた状態を示す上面図である。 図4の膜ろ過ユニットを並設した状態を示す上面図である。 フレームに中空糸膜エレメントを挿入する様子を示す斜視図である。 弾性部材の一例を示す斜視図である。 弾性部材をフレーム内に配列された中空糸膜エレメントに取り付けた様子を示す斜視図である。 押さえ板をフレームの上部支持板に固定する様子を示す斜視図である。 集水管を中空糸膜エレメントに接続する様子を示す斜視図である。 本発明の膜ろ過ユニットの他の例を示す斜視図である。 本発明の膜ろ過ユニットの他の例を示す斜視図である。
[膜ろ過ユニット]
<第1の実施形態>
図1は、本発明の膜ろ過ユニットの第1の実施形態を示す斜視図である。
膜ろ過ユニット1は、複数の平型の中空糸膜エレメント2と;複数の中空糸膜エレメント2を保持するフレーム3と;フレーム3の下部に接続する散気管4と;中空糸膜エレメント2の上方に配置され、各中空糸膜エレメント2と接続する集水管5とを備える。
(中空糸膜エレメント)
図2は、中空糸膜エレメントの一例を示す斜視図である。
中空糸膜エレメント2は、複数の中空糸膜10が一方向に引き揃えられた中空糸膜シート状物12と;中空糸膜シート状物12の中空糸膜10の長さ方向の上端が固定された上部ハウジング14と;中空糸膜シート状物12の中空糸膜10の長さ方向の下端が固定された下部ハウジング16と;中空糸膜シート状物12の両脇に配置され、上部ハウジング14の端部と下部ハウジング16の端部とを接続する2本の縦杆18と;上部ハウジング14の端部から上部ハウジング14の長手方向の外方に突出して形成された上部嵌合凸部20と;下部ハウジング16の端部から下部ハウジング16の長手方向の外方に突出して形成された下部嵌合凸部22と;上部ハウジング14の一方の端部から上方に突出して形成された取水口24とを備える。
中空糸膜シート状物12の上端は、両端が封止された角筒状の上部ハウジング14に挿入され、中空糸膜10の端部の開口を保った状態でポッティング材(図示略)によって液密に固定されている。
中空糸膜シート状物12の下端は、両端が封止された角筒状の下部ハウジング16に挿入され、中空糸膜10の端部の開口を保った状態でポッティング材(図示略)によって液密に固定されている。
中空糸膜10の材質としては、例えば、ポリスルホン系樹脂、ポリアクリロニトリル、セルロース誘導体、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、フッ素系樹脂(ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン等)、ポリアミド、ポリエステル、ポリメタクリレート、ポリアクリレート、これらの樹脂の一部に置換基を導入したもの、これらのポリマーを構成するモノマーの共重合体からなる樹脂等が挙げられる。なかでも、耐酸性、耐アルカリ性に優れる点から、ポリフッ化ビニリデンが好ましい。
中空糸膜10は、これらの樹脂のうちの1種以上を含むことが好ましい。
中空糸膜シート状物12を構成する、一方向に引き揃えられたそれぞれの中空糸膜10の膜外径は、水処理効率、中空糸膜の耐久性および集積率の観点から、1mm以上5mm以下であることが好ましく、1.2mm以上4mm以下がより好ましく、1.3mm以上3mm以下がさらに好ましく、1.5mm以上2.5mm以下が特に好ましい。
上部ハウジング14および下部ハウジング16の材質としては、機械的強度および耐久性を有するものが好ましく、例えば、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂、変性ポリフェニレンエーテル等が挙げられる。上部ハウジング14および下部ハウジング16は、これらの樹脂のうちの1種以上を含むことが好ましい。
ポッティング材としては、例えば、熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等)の硬化物、ポリウレタン樹脂、シリコーン系充填材、各種ホットメルト樹脂が挙げられる。
縦杆18は、一方向に引き揃えられた中空糸膜10からなる中空糸膜シート状物12を支持し、中空糸膜シート状物12の撓みを回避することによって、中空糸膜エレメント2の形状を保つ支持体である。中空糸膜エレメント2が縦杆18を有することによって、中空糸膜エレメント2の持ち運び、膜ろ過ユニット1の組み立てや交換等の際における取扱性がよくなり、また、フレーム3への中空糸膜エレメント2の挿入およびフレーム3からの中空糸膜エレメント2の取り出しが容易になる。
縦杆18の材質としては、例えば、樹脂(ポリ塩化ビニル、フッ素系樹脂、ポリオレフィン、ABS樹脂、ポリカーボネート等)、金属(ステンレス、チタン等)が挙げられる。縦杆18の材質としては、塩酸、硫酸等に対する耐酸性が優れる点から、樹脂が好ましく、耐薬品性が優れる点から、ポリ塩化ビニルまたはフッ素系樹脂がより好ましく、安価であり、かつ他の部材との接着性がよく中空糸膜エレメント2の製造が容易である点から、ポリ塩化ビニル系樹脂がさらに好ましい。なお、「ポリ塩化ビニル系樹脂」とは、塩化ビニルに由来する構成単位を含む樹脂であり、ポリ塩化ビニルであることが好ましい。
縦杆18としては、散気管4からの曝気等によって中空糸膜10が搖動し、縦杆18と擦れたときに角パイプに比べて中空糸膜10の損傷が低減される点から、丸パイプが好ましい。
丸パイプとしては、軽く、かつ安価である点から、市販のポリ塩化ビニル管が好ましい。ポリ塩化ビニル管としては、硬質ポリ塩化ビニル管(JIS K 6741)、水道用硬質ポリ塩化ビニル管(JIS K 6742)等が挙げられる。
上部嵌合凸部20は、後述するフレーム3の縦部材30におけるガイド部42のガイド溝42aに嵌合して上部ハウジング14における中空糸膜エレメント2の横ずれを抑制するものである。
下部嵌合凸部22は、後述するフレーム3の縦部材30におけるガイド部42のガイド溝42aに嵌合して下部ハウジング16における中空糸膜エレメント2の横ずれを抑制するものである。また、ガイド部42のガイド溝42aの長手方向に沿って摺動することによって、中空糸膜エレメント2とフレーム3とを相対的に略鉛直方向に移動可能にするものである。
取水口24は、中空糸膜10でろ過され、上部ハウジング14内の集水空間に集められた液体を中空糸膜エレメント2の外部に取り出すためのものである。
(フレーム)
図3は、フレーム(ただし、押さえ板を除く。)の一例を示す斜視図である。
フレーム3は、上部ハウジング14および下部ハウジング16の長手方向側から中空糸膜エレメント2を挟持するように、かつ、略鉛直方向に配置された2つの縦部材30と;中空糸膜エレメント2の間に挟まれるように配置され、2つの縦部材30の上部かつ水平方向の中央部同士を接続する上部横部材32と;縦部材30の下部同士を接続する下部横部材34とを備え、下部横部材34は散気管4を兼ねている。
フレーム3の少なくとも一部は、散気管4に気体を供給する給気管を兼ねる。
(縦部材)
縦部材30は、略鉛直方向に配置された2本の支柱40と;支柱40よりも内側で、上部横部材32を挟むように配置された2枚のガイド部42と;2つの貫通管44aに2本の支柱40がそれぞれ接続され、かつ側面にガイド部42の上端が接合された上部支持板44と;2つの貫通管46aに2本の支柱40がそれぞれ接続され、かつ側面にガイド部42の下端が接合された下部支持板46と;縦部材30間に挟持された中空糸膜エレメント2を上方から押さえつけるように上部支持板44にボルト48(図1参照)およびナット(図示略)で固定された押さえ板50(図1参照)と;縦部材30間に挟持された中空糸膜エレメント2を下方から支えるように下部支持板46にボルト(図示略)およびナット52で固定された支え板54と;2つの貫通管44aのうちの1つの貫通管44aの上端に取り付けられた給気口56と;2つの貫通管44aのうち、給気口が取り付けられなかった貫通管44aの上端に取り付けられたキャップ58と;2つの貫通管46aの下端および3本の散気管4の一方の端部に接続する給気ヘッダ60と;上部支持板44に取り付けられた吊金具62とを備える。
支柱40をパイプとすることによって、支柱40が散気管4に気体を供給する給気管を兼ねることができる。
給気管として用いていない支柱40が接続された上部支持板44の貫通管44aの上端をキャップ58で封止することによって、散気管4以外からの気体の漏れが抑えられる。
支柱40の材質としては、例えば、樹脂(ポリ塩化ビニル、フッ素系樹脂、ポリオレフィン、ABS樹脂、ポリカーボネート等)、金属(ステンレス、チタン等)が挙げられる。支柱40の材質としては、安価である点、縦部材30の製造が容易である点、軽量である点、および耐薬品性に優れる点から、樹脂が好ましく、他の部材との接着性がよく縦部材30の製造がさらに容易である点から、ポリ塩化ビニル系樹脂がより好ましい。
支柱40としては、機械的強度、中空糸膜10が曝気等の搖動でパイプと擦れたときに膜の角部がないことにより膜の損傷が低減される等の点から、丸パイプが好ましい。
丸パイプとしては、軽く、かつ安価である点から、市販のポリ塩化ビニル管が好ましい。ポリ塩化ビニル管としては、硬質ポリ塩化ビニル管(JIS K 6741)、水道用硬質ポリ塩化ビニル管(JIS K 6742)等が挙げられる。
図4に示すように、ガイド部42は、略鉛直方向に延びる複数のガイド溝42aが形成された波板状の部材であり、中空糸膜エレメント2を略鉛直方向に案内するものである。
ガイド溝42aは、上部ハウジング14の上部嵌合凸部20が嵌合することによって、上部ハウジング14における中空糸膜エレメント2の横ずれを抑制するものである。
ガイド溝42aは、下部ハウジング16の下部嵌合凸部22が嵌合することによって、下部ハウジング16における中空糸膜エレメント2の横ずれを抑制するものである。また、ガイド溝42aの長手方向に沿って下部嵌合凸部22が摺動することによって、中空糸膜エレメント2とフレーム3とを相対的に略鉛直方向に移動可能にするものである。
縦部材30がガイド部42を有することによって、ガイド部42が互いに対面するように配置された縦部材30が、中空糸膜エレメント2とフレーム3との間の相対的な水平方向の移動を規制し、かつ中空糸膜エレメント2とフレーム3との間の相対的な略鉛直方向の移動を可能とするように、中空糸膜エレメント2を挟持できる。
ガイド部42の材質としては、例えば、樹脂(ポリ塩化ビニル、フッ素系樹脂、ポリオレフィン、ABS樹脂、ポリカーボネート等)、金属(ステンレス、チタン等)が挙げられる。ガイド部42の材質としては、安価である点、縦部材30の製造が容易である点、軽量である点、および耐薬品性に優れる点から、樹脂が好ましく、他の部材との接着性がよく縦部材30の製造がさらに容易である点から、ポリ塩化ビニル系樹脂がより好ましい。
上部支持板44および下部支持板46には、支柱40を接続するための貫通管が設けられている。また、上部支持板44および下部支持板46のガイド部42と接合する側面には、波板状のガイド部42の形状に対応した凹凸が形成されており、上部支持板44および下部支持板46の凹凸とガイド部42の凹凸とを嵌合することによって、上部支持板44および下部支持板46とガイド部42とを十分に接合できる。
上部支持板44および下部支持板46の材質としては、例えば、樹脂(ポリ塩化ビニル、フッ素系樹脂、ポリオレフィン、ABS樹脂、ポリカーボネート等)、金属(ステンレス、チタン等)が挙げられる。上部支持板44および下部支持板46の材質としては、安価である点、縦部材30の製造が容易である点、軽量である点、および耐薬品性に優れる点から、樹脂が好ましく、他の部材との接着性がよく縦部材30の製造がさらに容易である点から、ポリ塩化ビニル系樹脂がより好ましい。
押さえ板50は、縦部材30間に挟持された中空糸膜エレメント2を上方から押さえつけるものである。
押さえ板50は、散気管4からの曝気等による中空糸膜エレメント2の浮き上がりを抑えるとともに、中空糸膜エレメント2の振動を抑えて中空糸膜エレメント2同士の擦れによる摩耗を低減するものである。
押さえ板50の材質は、中空糸膜エレメント2の浮き上がりを抑えるために必要な機械的強度に応じて選択される。押さえ板50の材質としては、機械的強度が高い点から、金属(ステンレス、チタン等)が好ましい。機械的強度に問題がなければ、樹脂または繊維強化プラスチックを用いてもよい。
上部支持板44への押さえ板50の固定は、ボルトとナットによって行うことが好ましい。エポキシ樹脂等による接着では、押さえ板50を着脱可能に固定できず、中空糸膜エレメント2の取り出しが困難となる。
押さえ板50と中空糸膜エレメント2との間に、弾性部材(図示略)を配置することが好ましい。押さえ板50と中空糸膜エレメント2との間に、弾性部材を配置することによって、中空糸膜エレメント2の高さにばらつきがあっても、弾性部材が変形することによって各中空糸膜エレメント2と接して確実に中空糸膜エレメント2を押さえることができる。その結果、中空糸膜エレメント2の振動がさらに抑えられる。
弾性部材の材質としては、熱硬化性エラストマー(エチレン−プロピレン−ジエンゴム(以下、EPDMとも記す。)、ニトリルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム等)、熱可塑性エラストマー(スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、塩化ビニル系エラストマー、エステル系エラストマー、ウレタン系エラストマー、アミド系エラストマー等)等が挙げられる。弾性部材の材質は、熱硬化性エラストマーおよび熱可塑性エラストマーに限定されるものではなく、比較的柔らかいものであれば、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂、ポリウレタン等の熱硬化性樹脂であってもよい。
弾性部材のデュロメータ硬さは、A10〜95の範囲が好ましい。弾性部材のデュロメータ硬さが前記範囲内であれば、複数の中空糸膜エレメント2をしっかり押さえるときに生ずる応力を十分に緩和でき、かつ中空糸膜エレメント2の振動の緩衝作用を奏する。また、弾性部材のデュロメータ硬さは、A40〜90の範囲がより好ましい。弾性部材のデュロメータ硬さがA40以上であれば、中空糸膜エレメント2を押さえるのに十分な機械的強度を得るための弾性部材の使用量を抑えられるため、コストを抑制できる。弾性部材のデュロメータ硬さがA90以下であれば、弾性部材の柔軟性が増すため、中空糸膜エレメント2の振動を抑えて損傷を抑える効果がより高まる。
弾性部材のデュロメータ硬さは、JIS K 6253(ISO 7619)で規定される。
支え板54は、縦部材30間に挟持された中空糸膜エレメント2を下方から支えるものである。
支え板54の材質は、中空糸膜エレメント2の質量を支えるために必要な機械的強度に応じて選択される。支え板54の材質としては、機械的強度が高い点から、金属(ステンレス、チタン等)が好ましい。機械的強度に問題がなければ、樹脂または繊維強化プラスチックを用いてもよい。
下部支持板46への支え板54の固定は、ボルトとナットによって行うことが好ましい。エポキシ樹脂等による接着では、接着面で剥離するおそれがある。
給気ヘッダ60は、H字型のパイプからなる部材である。
給気ヘッダ60をパイプとすることによって、給気ヘッダ60が散気管4に気体を供給する給気管を兼ねることができる。
給気ヘッダ60の縦方向のパイプの2つの上端に下部支持板46の2つの貫通管46aの下端がそれぞれ接続され、給気ヘッダ60の縦方向の2本のパイプの中央および横方向のパイプの中央に3本の散気管4の一方の端部がそれぞれ接続される。給気ヘッダ60の縦方向のパイプの2つの下端にはキャップ(図示略)が取り付けられる。
給気ヘッダ60の材質としては、例えば、樹脂(ポリ塩化ビニル、フッ素系樹脂、ポリオレフィン、ABS樹脂、ポリカーボネート等)、金属(ステンレス、チタン等)が挙げられる。給気ヘッダ60の材質としては、安価である点、縦部材30の製造が容易である点、軽量である点、および耐薬品性に優れる点から、樹脂が好ましく、他の部材との接着性がよく縦部材30の製造がさらに容易である点から、ポリ塩化ビニル系樹脂がより好ましい。
上部支持板44の貫通管44aに取り付けられた給気口56には、ホース(図示略)を介してブロワ(図示略)が接続される。
ブロワ、ホース、給気口56、貫通管44a、支柱40、貫通管46a、給気ヘッダ60、散気管4の順に連通させることによって、フレーム3の一部である支柱40を給気管として併用させながら、ブロワから散気管4へ気体を供給できる。
縦部材30を構成する部材のうち、少なくとも一部の部材の材質は、安価である点、縦部材30の製造が容易である点、軽量である点、および耐薬品性に優れる点から、樹脂であることが好ましい。縦部材30を構成する部材のうち、2つ以上の部材の材質は、部材同士の接着性がよく縦部材30の製造がさらに容易である点から、樹脂であることが好ましく、ポリ塩化ビニル系樹脂であることがより好ましい。
(上部横部材)
上部横部材32は、中空糸膜エレメント2の間に挟まれるように配置され、2つの縦部材30の上部かつ水平方向の中央部同士を接続する断面L字型の部材である。
上部横部材32は、ボルト(図示略)とアイナット(吊金具62)によってその端部が上部支持板44の水平方向の中央部に固定される。
上部横部材32の材質としては、機械的強度が高い点から、金属(ステンレス、チタン等)が好ましい。
(散気管)
散気管4は、円筒状の部材である。
散気管4の周壁には、上方に開口した複数の散気穴4aが形成されている。
散気管4の中央部には、下方に向かって延びる汚泥排出管4bが設けられている。
散気管4は、その両端がそれぞれ縦部材30の下部の給気ヘッダ60に接続することによって、フレーム3の下部横部材34を兼ねている。
(集水管)
集水管5は、各中空糸膜エレメント2の取水口24と接続する上下方向に延びる複数の接続管5aと;複数の接続管5aと接続する水平方向に延びる集合管5bと;集合管5bの中央から上方に延びる取水管5cとを有する。
集水管5の接続管5aは、各中空糸膜エレメント2の取水口24と接続され、かつ集水管5の取水管5cは、ホース(図示略)を介して吸引ポンプ(図示略)と接続される。
吸引ポンプを作動させることによって、中空糸膜10でろ過され、上部ハウジング14内の集水空間に集められた液体を、中空糸膜エレメント2から集水管5に取り出し、集合させた後、集水管5から膜ろ過ユニット1の外部に取り出す。
(膜ろ過ユニットにおける各部材の配置)
図4に示すように、複数の中空糸膜エレメント2は、中空糸膜シート状物12が互いに対面し、上部ハウジング14および下部ハウジング16の長手方向が揃い、かつ隣り合う上部ハウジング14間および隣り合う下部ハウジング16間が所定間隔Xをあけるように配置される。
間隔Xは、隣り合うハウジングが最も離間している箇所における間隔(ハウジングの表面と、これと隣り合うハウジングの表面との最大距離)である。
間隔Xは、3〜25mmが好ましく、5〜15mmがより好ましい。間隔Xが前記範囲の下限値以上であれば、中空糸膜10間に曝気による気液混合流が流れ込みやすいため、膜間に汚泥が閉塞せずにより安定した運転が可能となる。間隔Xが前記範囲の上限値以下であれば、膜ろ過ユニット1をさらにコンパクト化できる。
フレーム3の2つの縦部材30は、上部ハウジング14および下部ハウジング16の長手方向側から中空糸膜エレメント2を挟持するように配置される。
フレーム3の上部横部材32は、中空糸膜エレメント2の間に挟まれるように配置される。
フレーム3の縦部材30および上部横部材32が上述したように配置されることによって、複数の中空糸膜エレメント2のうち、最も外側に配置された中空糸膜エレメント2の中空糸膜シート状物12の膜面が、膜ろ過ユニット1の外側に露出するようになる。
この際、縦部材30の、上部支持板44の短手部分の側面A、すなわち、上部ハウジング14および下部ハウジング16の長手方向に直交する幅方向の、上部支持板44の側面Aが、最も外側に配置された中空糸膜エレメント2の外側(すなわち、上部ハウジング14および下部ハウジング16)の表面Bのうち最も外側の表面B’と面一、すなわち、同一平面上にあるか、または、図4に示すように、側面Aが、側面Aと表面Bとの最大段差Yが0超間隔X以下となるように突出していることが好ましい。
側面Aと表面B’とが同一平面上にあれば、フレーム3内に中空糸膜エレメント2が無駄なく配置されることになり、膜ろ過ユニット1をさらにコンパクト化できる。
側面Aが、側面Aと表面Bとの最大段差Yが0超間隔X以下となるように突出していれば、図5に示すように、最も外側に配置された中空糸膜エレメント2が互いに対面するように膜ろ過ユニット1を並設し、側面A同士を当接した際に、各膜ろ過ユニット1において最も外側に配置された中空糸膜エレメント2の表面B間に空隙が形成され、かつ中空糸膜エレメント2間の間隔が大きくなりすぎない。側面Aと表面Bとの最大段差Yは、各膜ろ過ユニット1において最も外側に配置された中空糸膜エレメント2間の間隔が、膜ろ過ユニット1内の中空糸膜エレメント2間の間隔Xと同じになる点から、間隔Xの半分であることが好ましい。
(膜ろ過ユニットの膜充填密度)
膜ろ過ユニット1の、下記式(I)から求めた膜充填密度は、150〜350m/mが好ましく、200〜300m/mがより好ましい。
Figure 0006319463
ただし、Dは膜充填密度であり、nは膜ろ過ユニット1に配置された中空糸膜エレメント2の数であり、Eはi番目の中空糸膜エレメント2における中空糸膜10の表面積の合計であり、Uは膜ろ過ユニット1の設置に必要な面積である。
膜ろ過ユニット1の膜充填密度が前記範囲の下限値以上であれば、膜ろ過ユニット1をさらにコンパクト化できる。膜ろ過ユニット1の膜充填密度が前記範囲の上限値以下であれば、中空糸膜10間に適度な隙間ができて曝気による気液混合流が流れ込みやすいため、膜間に汚泥が閉塞せずにより安定した運転が可能となる。
(膜ろ過ユニットの組み立て)
膜ろ過ユニット1の組み立てについて図面を参照しながら説明する。
図6に示すように、フレーム3(ただし、押さえ板50を除く。)の縦部材30におけるガイド部42のガイド溝42aに、中空糸膜エレメント2における下部ハウジング16の下部嵌合凸部22を嵌合させる。
ガイド溝42aの長手方向に沿って下部嵌合凸部22を摺動させることによって、中空糸膜エレメント2を下方に案内しながらフレーム3内に挿入する。
下部ハウジング16を支え板54に当接させると同時に、ガイド溝42aに、中空糸膜エレメント2における上部ハウジング14の上部嵌合凸部20を嵌合させる。
このようにして、2つの縦部材30によって、上部ハウジング14および下部ハウジング16の長手方向側から中空糸膜エレメント2を挟持する。
同じ操作を中空糸膜エレメント2の数だけ繰り返す。
押さえ板50と中空糸膜エレメント2との間に、弾性部材を配置する場合には、たとえば、図7に示す弾性部材6を用意する。弾性部材6は、細長い平板状の基材部6aと;中空糸膜エレメント2間の間隙の幅と同じ幅であり、かつフレーム3内に配列された中空糸膜エレメント2のピッチと同じピッチで形成された複数の凸部6bとを有する。
図8に示すように、4つの弾性部材6を、中空糸膜エレメント2間の間隙に凸部6bが嵌合するように、フレーム3内に配列された中空糸膜エレメント2の上部ハウジング14の長手方向の両端部に取り付ける。
図9に示すように、押さえ板50および上部支持板44のボルト用穴にボルト48を挿通し、ボルト48にナット(図示略)を取り付けることによって、弾性部材6を介して中空糸膜エレメント2を上方から押さえつけるように、押さえ板50をフレーム3の縦部材30における上部支持板44に固定する。
図10に示すように、フレーム3内に複数の中空糸膜エレメント2を配列することによって一列に整列した、中空糸膜エレメント2の取水口24と、集水管5の接続管5aとを接続することによって、集水管5を中空糸膜エレメント2の上方に取り付ける。
以上のようにして、複数の中空糸膜エレメント2がフレーム3によって保持された膜ろ過ユニット1を得る。
(作用機序)
以上説明した膜ろ過ユニット1にあっては、複数の中空糸膜エレメント2を保持しているフレーム3の下部に散気管4を接続している。すなわち、従来の膜ろ過ユニットでは別々に作製されていた中空糸膜モジュールと散気装置とが一体化された構造とされている。そのため、従来のように、中空糸膜モジュールのフレームと散気装置のフレームとをボルトとナットによって連結する必要がなく、フレーム同士の連結のために各フレームにボルトを通す連結部分を設けるための余分なスペースも必要なく、連結部分にボルト用穴を穿設するための加工の手間、およびフレーム同士を連結するための作業の手間も必要ない。そのため、従来の膜ろ過ユニットに比べてコンパクト化および低コスト化を実現できる。
また、以上説明した膜ろ過ユニット1にあっては、フレーム3の一部である支柱40および給気ヘッダ60が、散気管4に気体を供給する給気管を兼ねているため、従来の膜ろ過ユニットのように、散気装置の散気管に気体を供給するための給気管を別途設ける必要がない。そのため、給気管の分だけ膜ろ過ユニットの設置に必要な空間を小さくでき、かつ部品を削減できる。そのため、従来の膜ろ過ユニットに比べてさらなるコンパクト化および低コスト化を実現できる。
また、以上説明した膜ろ過ユニット1にあっては、散気管4が、フレーム3の一部である下部横部材34を兼ねているため、別途、フレーム3の下部に横部材を設ける必要がない。そのため、従来の膜ろ過ユニットに比べてさらなるコンパクト化および低コスト化を実現できる。
ところで、ビルの中の水道設備等は、ビルの地下室に設置されることが多い。ビルの地下室に設置された水道設備においては、反応槽が浅い、地下室の天井が低い、ホイスト等の吊り上げ装置が常設されていない等の問題がある。そのため、膜ろ過ユニットをメンテナンスする際に、反応槽から膜ろ過ユニットを引き上げることが困難な場合が多い。また、反応槽から膜ろ過ユニットを引き上げることができたとしても、反応槽外に汚泥が流出して衛生設備を汚染することもある。そのため、反応槽から膜ろ過ユニットを引き上げて反応槽外でメンテナンスを行うことはせず、反応槽内で少し持ち上げた膜ろ過ユニットから上方に中空糸膜エレメントを引き抜いて、メンテナンスや膜交換を行うことが望まれている。
以上説明した膜ろ過ユニット1にあっては、フレーム3が、中空糸膜エレメント2を挟持するように配置された、略鉛直方向に延びる2つの縦部材30を備え、縦部材30が、中空糸膜エレメント2を略鉛直方向に案内するガイド部42を有するため、中空糸膜エレメント2がフレーム3内に着脱可能に配列される。すなわち、膜ろ過ユニット1から上方に中空糸膜エレメント2を引き抜き、膜ろ過ユニット1に上方から中空糸膜エレメント2を挿入できる。そのため、膜ろ過ユニット1を反応槽から出さなくても、膜ろ過ユニット1から中空糸膜エレメント2を取り出せるため、ビルの中の水道設備等で膜ろ過ユニット1の引き上げが困難な現場等において、メンテナンス等の作業を簡単に行うことができる。
以上説明した膜ろ過ユニット1は、全高が1m以上1.5m以下であることが好ましい。膜ろ過ユニット1の全高が、前記範囲の下限値以上であれば、モジュール容積当たりの膜面積を維持でき、前記範囲の上限値以下であれば、天井に制限のある処理施設へのユニットの投入が容易となる。
また、上記のメンテナンス等の作業を円滑に行うため、輸送コストが削減できるため、水処理効率および膜ろ過ユニットの設置安定性の観点から、膜ろ過ユニット1の膜表面積当たりの重量は、0.4kg/m以上1.0kg/m以下であることが好ましく、0.5kg/m以上0.7kg/m以下であることがより好ましい。
<第2の実施形態>
図11は、本発明の膜ろ過ユニットの第2の実施形態を示す斜視図である。第1の実施形態と同じ構成のものについては、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
第2の実施形態の膜ろ過ユニット1は、フレーム3の2つの縦部材30のうちの一方から散気管4に気体を供給するようにした例である。
第1の実施形態からの変更点は、給気口56を、2つの縦部材30のうちの一方の上部支持板44の貫通管44aの1つに取り付け、他の貫通管44aのすべてにキャップ58を取り付けた点;散気管4の気体が供給される側とは反対側の端部に、汚泥排出管4bを設けた点である。
<第3の実施形態>
図12は、本発明の膜ろ過ユニットの第3の実施形態を示す斜視図である。第1の実施形態または第2の実施形態と同じ構成のものについては、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
第3の実施形態の膜ろ過ユニット1は、フレーム3の縦部材30において給気管を兼ねている支柱を角筒状にした例である。
第2の実施形態からの変更点は、フレーム3の縦部材30における丸パイプからなる2本の支柱40を、1本の角筒状の支柱41に変更した点;フレーム3の縦部材30におけるH字型の給気ヘッダ60を、角筒状の給気ヘッダ61に変更した点である。
支柱41と給気ヘッダ61とは、下部支持板46に形成された貫通管(図示略)を介して接続されている。
<他の実施形態>
本発明の膜ろ過ユニットは、複数の膜エレメントと、複数の膜エレメントを保持するフレームと、フレームの下部に接続する散気管とを備え、フレームの少なくとも一部が、散気管に気体を供給する給気管を兼ねているものであればよく、図示例のものに限定されない。
例えば、膜エレメントは、充填密度が高い中空糸膜エレメントが好ましいが、平膜エレメントであってもよい。
膜エレメントにおける縦杆は、丸パイプに限定されず、機械的強度、パイプとの擦れによる膜の損傷の問題がなければ、角パイプであってもよい。角パイプの断面形状は、四角形に限定されず、六角形等の他の形状であってもよい。
膜エレメントを略鉛直方向に案内するための膜エレメントにおける嵌合凸部は、ガイド溝であってもよい。この場合、相手側のフレームの縦部材のガイド部におけるガイド溝は、嵌合凸部となる。
フレームの縦部材における支柱は、丸パイプに限定されず、機械的強度、中空糸膜が接触したときに引っかかったり、擦れによる損傷が生じる等の問題がなければ、角パイプであってもよい。角パイプの断面形状は、四角形に限定されず、六角形等の他の形状であってもよい。
フレームの縦部材における支柱のうち給気管を兼ねていないものは、中実な円柱状のものにしてもよい。この場合、円柱状の支柱が接続される貫通管44aにキャップを取り付ける必要はない。
フレームの縦部材における支柱の数は、1つの縦部材あたり1本以上であればよく、膜ろ過ユニットの大きさに応じて適宜設定すればよい。フレームの縦部材における支柱の数は、図1に示されるように、上部支持板および下部支持板と接続することによって枠状の構造となり、縦部材がぐらつかずに安定する点から、1つの縦部材あたり2本が好ましい。
フレームの縦部材におけるガイド部は、ガイド溝を途中で分断するように上下に分割されたものであってもよい。ただし、ガイド部が上下に分割されていると、膜エレメントを挿入したときに下側のガイド部に対する位置決めが困難となるため、図示例のように上下方向に連続したものが好ましい。
フレームの縦部材における上部支持板と下部支持板とは、同じ形状のものであってもよく、異なる形状のものであってもよい。成形品を作る金型が1つで済むため、余分なコストが発生しない点から、上部支持板と下部支持板とは同じ形状が好ましい。
フレームの縦部材における押さえ板および支え板は、機械的強度に問題がなければ、それぞれ上部支持板および下部支持板と一体化したものであってもよい。
各部材を締結する締結手段は、ボルトとナットに限定はされず、他の手段(例えばシャコ万力等)であってもよい。
集水管の数は、1つに限定されない。例えば、膜エレメントが略鉛直方向に長い場合、上側の集水管のみでは膜間差圧が大きくなる。膜の長手方向の膜間差圧を下げるため、別の集水管を下部ハウジングに接続してもよい。
[水処理方法]
本発明の水処理方法は、本発明の膜ろ過ユニットを用いて固液分離することを含む。水処理方法における固液分離工程において、本発明の膜ろ過ユニットが用いられる以外は、公知の態様を採用できる。
例えば、有機物、微生物(細菌類等)、それらの残骸等を含む各種排水(工業排水、生活排水等)を、活性汚泥水槽内において活性汚泥によって生物化学的に処理するとともに、活性汚泥水槽内に浸漬された本発明の膜ろ過ユニットによって汚泥と処理水とを固液分離して水処理を行うことができる。
膜ろ過ユニット1の全高が1m以上1.5m以下である場合には、上記の活性汚泥水槽は、水深が1.5m以下であってもよい。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
図11の膜ろ過ユニット1を以下のようにして作製した。
硬質ポリ塩化ビニル管(VP13、外径18mm、内径13mm)に散気穴4aを7箇所あけて散気管4とした。
散気管4を接続するための穴を3箇所あけた、硬質ポリ塩化ビニル管からなるH字型の給気ヘッダ60を、3本の散気管4の両端のそれぞれにポリ塩化ビニル用接着剤で接着して固定した。
硬質ポリ塩化ビニル管(VP30、外径38mm、内径31mm)からなる2本の貫通管46aが設けられた下部支持板46を用意し、給気ヘッダ60の縦方向のパイプの2つの上端に貫通管46aをポリ塩化ビニル用接着剤で接着して固定した。給気ヘッダ60の縦方向のパイプの2つの下端にはキャップ(図示略)をポリ塩化ビニル用接着剤で接着して固定した。
下部支持板46に、断面L字型のステンレス(SUS304)製の支え板54を六角穴付きボルトとナット52で固定した。
下部支持板46の2つの貫通管46aのそれぞれに、硬質ポリ塩化ビニル管(VP30、外径38mm、内径31mm)からなる支柱40をポリ塩化ビニル用接着剤で接着して固定した。
硬質ポリ塩化ビニル管(VP30、外径38mm、内径31mm)からなる2本の貫通管44aが設けられた上部支持板44を用意し、2本の支柱40の上端に貫通管44aをポリ塩化ビニル用接着剤で接着して固定した。
2つの上部支持板44のそれぞれに、断面L字型のステンレス(SUS304)製の上部横部材32の端部を、六角穴付きボルトとアイナット(吊金具62)で締結して固定した。これによって膜ろ過ユニット1の上部が補強され、かつ膜ろ過ユニット1を吊り下げて反応槽から引き上げることを可能にした。
ガイド部42の下端を下部支持板46の側面に接着し、ガイド部42の上端を上部支持板44の側面に接着した。このようにして、合計4枚のガイド部42を取り付けた。
4つの貫通管44aのうちの1つの貫通管44aの上端に給気口56となるソケットをポリ塩化ビニル用接着剤で接着して固定した。これによって給気口56から散気管4までが連通する構造にした。
他の3つの貫通管44aの上端のそれぞれにキャップ58をポリ塩化ビニル用接着剤で接着して固定した。これによって給気口56から供給した空気が散気管4以外の部分から漏れないような構造にした。
図2に示す中空糸膜エレメント2(膜面積:5m)の下部嵌合凸部22を、図6に示すように、ガイド部42のガイド溝42aに嵌合させ、下方に摺動させることによって、中空糸膜エレメント2をフレーム内に挿入した。合計で10枚の中空糸膜エレメント2をフレーム3内に挿入した。中空糸膜エレメント2のハウジング中央付近の厚さは13mmであり、これらを23mmのピッチで配列したため、ハウジング中央付近の中空糸膜エレメント2間の間隔Xは10mmであった。
図7に示すEPDM製の弾性部材6(凸部6bを含まない基材部6aの厚さ:6mm、デュロメータ硬さ:A70)を、図8に示すように、中空糸膜エレメント2間の間隙に凸部6bが嵌合するように、フレーム3内に配列された中空糸膜エレメント2の上部ハウジング14の長手方向の両端部に取り付けた。
図9に示すように、ステンレス(SUS304)製の押さえ板50および上部支持板44のボルト用穴に六角穴付きボルト48を挿通し、ボルト48にナット(図示略)を取り付け、弾性部材6がすべての中空糸膜エレメント2に対して隙間なく接触するまでこれらを締め付けた。このようにして、弾性部材6を介して中空糸膜エレメント2を上方から押さえつけるように、押さえ板50を上部支持板44に固定した。
図10に示すように、中空糸膜エレメント2の取水口24と、集水管5の接続管5aと接続することによって、集水管5を中空糸膜エレメント2の上方に取り付けた。
以上のようにして、複数の中空糸膜エレメント2がフレーム3によって保持された膜ろ過ユニット1を得た。
膜ろ過ユニット1の外形寸法は、幅:825mm、奥行き:260mm、高さ:1296mmであった。
膜充填密度は、233m/m(=5m×10/(0.825m×0.26m))であった。
図4における側面Aと表面Bとの最大段差Yは、5mmであった。したがって、複数の膜ろ過ユニット1を隙間なく並設した際に、各膜ろ過ユニット1において最も外側に配置された中空糸膜エレメント2間の間隔は、膜ろ過ユニット1内の中空糸膜エレメント2間の間隔X:10mmと同じにすることができた。複数の膜ろ過ユニット1を並設した場合においても、中空糸膜エレメント2間の間隙は、上部横部材を固定した部分以外の全ての部分で10mmとすることができ、膜充填密度を減少させずに中空糸膜エレメント2を配列できることを確認できた。
膜分離活性汚泥法による生物化学的処理を行う反応槽に膜ろ過ユニット1を浸漬して、集水管5にホースを接続して吸引ポンプによって1.25m/hで吸引して原水をろ過し、給気口56にホースを接続してブロワによって13.4Nm/hで送風して散気を行いながら、1か月間運転を行ったところ、膜ろ過の吸引差圧が上昇することなく安定して運転できた。
以上の結果から、膜ろ過ユニット1を構成するフレーム3の一部を給気管として用いることによってコンパクトで安定運転が可能な膜ろ過ユニット1が低コストで得られることが確認された。
本発明の膜ろ過ユニットは、高汚濁水の処理用途(下水処理場における2次処理または3次処理、浄化槽における固液分離、産業排水中のSS(懸濁物質)の固液分離等)、無菌水、飲料水、高純度純水の製造用途、空気の浄化用途等に好適に使用される。
1 膜ろ過ユニット、2 中空糸膜エレメント、3 フレーム、4 散気管、4a 散気穴、4b 汚泥排出管、5 集水管、5a 接続管、5b 集合管、5c 取水管、6 弾性部材、6a 基材部、6b 凸部、10 中空糸膜、12 中空糸膜シート状物、14 上部ハウジング、16 下部ハウジング、18 縦杆、20 上部嵌合凸部、22 下部嵌合凸部、24 取水口、30 縦部材、32 上部横部材、34 下部横部材、40 支柱、41 支柱、42 ガイド部、42a ガイド溝、44 上部支持板、44a 貫通管、46 下部支持板、46a 貫通管、48 ボルト、50 押さえ板、52 ナット、54 支え板、56 給気口、58 キャップ、60 給気ヘッダ、61 給気ヘッダ、62 吊金具、A 側面、B 表面、B’ 表面、X 間隔、Y 最大段差。

Claims (14)

  1. 複数の中空糸膜エレメントと、
    前記複数の中空糸膜エレメントを保持するフレームと、
    前記フレームの下部に接続する散気管とを備え、
    前記フレームの少なくとも一部が、前記散気管に気体を供給する給気管を兼ねていて、
    前記中空糸膜エレメントが、中空糸膜シート状物と、前記中空糸膜シート状物の中空糸膜の上端が固定された上部ハウジングと、前記中空糸膜シート状物の中空糸膜の下端が固定された下部ハウジングとを備え、前記上部ハウジングの長手方向および前記下部ハウジングの長手方向と、前記中空糸膜シート状物の、中空糸膜の長手方向に直交する幅方向とが平行であり、
    前記複数の中空糸膜エレメントが、前記中空糸膜シート状物が互いに対面し、前記上部ハウジングおよび前記下部ハウジングの長手方向が揃い、かつ隣り合う前記上部ハウジング間および隣り合う前記下部ハウジング間が所定間隔Xをあけるように配置され、
    前記フレームが、前記上部ハウジングおよび前記下部ハウジングの長手方向側から前記中空糸膜エレメントを挟持する、略鉛直方向に配置された2つの縦部材を備え、
    前記縦部材が、上部支持板を備え、
    前記上部ハウジングおよび前記下部ハウジングの長手方向に直交する幅方向の、前記上部支持板の側面Aが、最も外側に配置された中空糸膜エレメントの外側の表面Bのうち最も外側の表面B’と同一平面上にあるか、または、前記側面Aが、前記側面Aと前記表面Bとの最大段差Yが0超前記間隔X以下となるように突出している、膜ろ過ユニット。
  2. 前記フレームが、前記中空糸膜エレメントを挟持する、略鉛直方向に配置された2つの縦部材を備え、
    前記縦部材の少なくとも一部が、前記散気管に気体を供給する給気管を兼ねている、請求項1に記載の膜ろ過ユニット。
  3. 前記フレームが、前記中空糸膜エレメントを挟持する、略鉛直方向に配置された2つの縦部材を備え、
    前記縦部材が、前記中空糸膜エレメントを略鉛直方向に案内するガイド部を有する、請求項1または2に記載の膜ろ過ユニット。
  4. 下記式(I)から求めた膜充填密度が、150〜350m/mである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の膜ろ過ユニット。
    Figure 0006319463
    ただし、Dは膜充填密度であり、nは膜ろ過ユニットに配置された中空糸膜エレメントの数であり、Eiはi番目の中空糸膜エレメントにおける中空糸膜の表面積であり、Uは膜ろ過ユニットの設置に必要な面積である。
  5. 前記フレームが、前記中空糸膜エレメントを挟持する、略鉛直方向に配置された2つの縦部材を備え、
    前記縦部材の少なくとも一部の材質が、樹脂である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の膜ろ過ユニット。
  6. 前記樹脂が、ポリ塩化ビニル系樹脂である、請求項5に記載の膜ろ過ユニット。
  7. 前記フレームが、前記中空糸膜エレメントを挟持する、略鉛直方向に配置された2つの縦部材と、前記2つの縦部材と接続する横部材とを備え、
    前記散気管が、前記横部材の少なくとも一部を兼ねている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の膜ろ過ユニット。
  8. 前記中空糸膜エレメントが、中空糸膜シート状物を備え、前記中空糸膜シート状物中空糸膜の膜外径が、1mm以上5mm以下であることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の膜ろ過ユニット。
  9. 前記中空糸膜エレメントが、中空糸膜シート状物を備え、前記中空糸膜エレメントは支持体を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載の膜ろ過ユニット。
  10. 全高が1m以上1.5m以下である、請求項1〜のいずれか一項に記載の膜ろ過ユニット。
  11. 膜表面積当たりの重量が1.0kg/m以下である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の膜ろ過ユニット。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の膜ろ過ユニットを用いて固液分離することを含む水処理方法。
  13. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の膜ろ過ユニットを活性汚泥水槽内で用いる、請求項12に記載の水処理方法。
  14. 請求項10に記載の膜ろ過ユニットを、水深が1.5m以下の活性汚泥水槽内で用いる、請求項12に記載の水処理方法。
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