JPWO2012020519A1 - コンクリート型枠の固定用コーン - Google Patents

コンクリート型枠の固定用コーン Download PDF

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弘敬 松浦
弘敬 松浦
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英章 平井
和弘 荒木
和弘 荒木
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Abstract

コンクリート構造物を形成する際に用いるコンクリート型枠の固定用コーンであり、円錐台形状からなるコーン本体1と、このコーン本体1の内部に軸方向に装着される固定ボルト2からなるコンクリート型枠の固定用コーンであって、前記コーン本体1の外周面に雄螺子状部3を設け、また前記固定ボルト2をコーン本体内部に空転可能に取り付けた。具体的には、コーン本体1の内周面に環状帯部6を突設するとともに、この環状帯部6の内周面には突部13または環状凹部14を設け、この突部または環状凹部を固定ボルト2に設けた環状凹部または突部と係合し、更に固定ボルト2の先端に設けた鍔状の突部7aをコーン本体1の上底部と密着して取り付けることができる。

Description

本発明は、コンクリート(concrete)構造物を形成する際に用いるコンクリート型枠の固定用コーン(cone)に関するものである。
従来から、例えば高架式道路の橋脚や道路法面の固定壁や各種の土台等のコンクリート構造物を形成する場合、板状のコンクリート型枠で囲い壁を作り、この中へコンクリートを流し込んで保持し、コンクリートが固化した後に前記コンクリート型枠を取り外してコンクリート構造物を形成する施工方法が一般的である。
この場合、コンクリート型枠を固定するのに、鉄筋部材からなるセパレータ(separator)と、このセパレータに螺合結合できる硬質合成樹脂製の固定用コーン(セパレータコーン(separator cone)とも称される)が用いられている。例えば、特許文献1〜3には、一対のコンクリート型枠が一定の間隔を確保するよう対峙してセットされており、このコンクリート型枠間にセパレータと称される鉄筋部材が配置されて、このセパレータの先端部に取り付けた固定用コーンを利用してコンクリート型枠を固定する施工方法が記載されている。
従来の施工方法につき、図14を参照して簡単に説明する。
図14において、31は囲い壁を形成する板状のコンクリート型枠、32はこの型枠内に配置されているセパレータ、33はこの型枠内に流し込まれたコンクリートで、このコンクリートが固化するまでの間、前記コンクリート型枠31を固定するのに固定用コーンが使用されている。
この固定用コーンは、円錐台形状からなるコーン本体34からなり、上底部がセパレータ32の先端部側に螺子止め固定され、一方、下底部がコクリート型枠31に当接して設置されている。また、コーン本体34の内部には、固定ボルト(bolt)35が組み込まれており、一端が前記セパレータ32の先端と螺子止めされ、他端がコンクリート型枠31を貫通して外側へ突出されている。そして、この突出した固定ボルト35の先端をナット(nut)部材36で締結することにより、コンクリート型枠31を固定する構造である。なお、前記ナット部材36の締結の具体的な態様としては、縦桟と横桟が格子状に組まれ、この横桟を座金で覆うとともに、この座金をナットでもって締め付ける構造等が一般的である(図示せず)。
このように組み立てたコンクリート型枠31内にコンクリート33を流し込み、固まるまで待ち、コンクリート33が固化した後は、ナット部材36の締結を解除してコンクリート型枠31を除去し、次いで、固定ボルト35とコーン本体34を取り外す。
この時、図15に示すように、コンクリート構造物にはコーン本体34の外形状に対応した空洞孔部37が出現することとなる。なお、この空洞孔部37の底面には前記セパレータ32の先端が突出した状態となっている。
この露呈した状態にあるセパレータ32は風雨に曝されて腐食するので、これを防止する必要があり、一般的には空洞孔部37にモルタル(mortar)やコンクリート等の充填部材を後詰めして孔部を塞ぐ施工方法が一般に行われている。
しかしながら、前記空洞孔部37の形状は固定用コーンの取り外し操作の都合上、表面から奥に向けて徐々に外径が細くなる円錐台形状となっているのが普通であり、この空洞孔部37にモルタルやコンクリート等の充填部材を後詰めした場合は、乾燥後における充填部材の収縮等により接着強度を十分に保持することができず、自然にあるいは振動等の影響を受けて落下する現象が発生していた。この結果、何度も充填部材を詰め直す作業を強いられるという問題や、セパレータの腐食を進行させてしまうという問題があった。
特開2004−324276号公報 特開2002−121892号公報 特開平11−311022号公報
本発明は上記のような問題点を解決して、高架式道路の橋脚や道路法面の固定壁や各種の土台等のコンクリート構造物を形成する場合に、固定用コーンの取り外し後においてコンクリート表面に出現する空洞孔部に後詰めした充填部材が落下しないように、落下防止溝を自動的に成形できて、後詰めした充填部材が収縮等により落下するのを確実に防止することができ、この結果、充填部材の詰め直し作業やセパレータの腐食の進行をなくすことができるコンクリート型枠の固定用コーンを提供することを目的として完成されたものである。更には、一体型の構造とすることで取扱性がよくなり、また生産コスト(cost)の低廉化も図ることができるコンクリート型枠の固定用コーンを提供することを目的として完成されたものである。
上記課題を解決するためになされた本発明のコンクリート型枠の固定用コーンは、円錐台形状からなるコーン本体と、このコーン本体の内部に軸方向に装着される固定ボルトからなるコンクリート型枠の固定用コーンであって、前記コーン本体の外周面に雄螺子状部を設け、また前記固定ボルトをコーン本体内部に空転可能に取り付けたことを特徴とするものである。
前記コーン本体の内周面に環状帯部を突設し、この環状帯部を固定ボルトに設けた一対の環状の突部により挟持することにより、前記固定ボルトをコーン本体内部に空転可能に取り付けたものが好ましく、これを請求項2に係る発明とする。
また、コーン本体の内周面に環状凹部または突部を設け、この環状凹部または突部を固定ボルトに設けた突部または環状凹部に係合することにより、前記固定ボルトをコーン本体内部に空転可能に取り付けたものが好ましく、これを請求項3に係る発明とする。
また、コーン本体の内周面に環状帯部を突設するとともに、この環状帯部の内周面には突部または環状凹部を設け、この突部または環状凹部を固定ボルトに設けた環状凹部または突部と係合し、更に固定ボルトの先端に設けた鍔状の突部をコーン本体の上底部と密着することにより、前記固定ボルトをコーン本体内部に空転可能に取り付けたものが好ましく、これを請求項4に係る発明とする。
前記突部は、環状の突部またはドット(dot)状の突部であることが好ましく、これを請求項5に係る発明とする。
また、固定ボルトを内蔵したコーン本体がインサート成形(insert molding)により一体的に成形されているものが好ましく、これを請求項6に係る発明とする。
請求項1に係る発明では、コーン本体の外周面に雄螺子状部を設けたので、固定用コーンを取り外した後に出現する空洞孔部には雌螺子状の落下防止溝が形成されることとなり、後詰めした充填部材はこの落下防止溝に引っ掛かって落下することがなくなる。また、固定ボルトをコーン本体内部に空転可能に取り付けて一体型の構造としたので、取扱性がよくなり、また生産コストの低廉化も図れることとなる。
また、請求項2に係る発明では、コーン本体の内周面に環状帯部を突設し、この環状帯部を固定ボルトに設けた一対の環状の突部により挟持するので、前記固定ボルトをコーン本体内部で空転可能とすることができ、コンクリート固化後にコーン本体をセパレータから簡単に取外すことができる。
また、請求項3に係る発明では、コーン本体の内周面に環状凹部または突部を設け、この環状凹部または突部を固定ボルトに設けた突部または環状凹部に係合するので、請求項2に係る発明と同様に、コンクリート固化後にコーン本体をセパレータから簡単に取外すことができる。
また、請求項4に係る発明では、コーン本体の内周面に環状帯部を突設するとともに、この環状帯部の内周面には突部または環状凹部を設け、この突部または環状凹部を固定ボルトに設けた環状凹部または突部と係合し、更に固定ボルトの先端に設けた鍔状の突部をコーン本体の上底部と密着するので、請求項2に係る発明と同様に、コンクリート固化後にコーン本体をセパレータから簡単に取外すことができる。
また、請求項5に係る発明では、突部を環状の突部またはドット状の突部とするので、環状凹部との係合を確実に行うことができ、特にドット状の突部とした場合は成形が容易で安価に生産することができる。
また、請求項6に係る発明では、固定ボルトを内蔵したコーン本体がインサート成形により成形されて一体的な構造としたので、取り扱いが容易となり、また簡単かつ安価に生産することができる。
本発明の第1の実施の形態を示す断面図である。 第1の実施の形態の変形例を示す断面図である。 図2の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示す断面図である。 図1の実施例の使用状態を示す概略断面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す断面図である。 図6の斜視図である。 第3の実施例の変形例を示す断面図である。 図8の実施例の使用状態を示す概略断面図である。 第3の実施の形態の変形例を示す正面図である。 コーン本体の内周面にドット状の突部を設けた変形例を示す断面図である。 固定ボルトにドット状の突部を設けた変形例を示す正面図である。 本発明のコーンを用いて施工した後に出現する空洞孔部を示す斜視図である。 従来例の施工状態を示す概略断面図である。 従来例のコーンを用いて施工した後に出現する空洞孔部を示す斜視図である。
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図1は、本発明に係る固定用コーンを示す断面図、図2はその他の例を示す断面図、図3は図2の斜視図である。図において、1は円錐台形状からなるコーン本体で、ポリプロピレン(polypropylene)樹脂やポリカーボネート(polycarbonate)樹脂などの硬度の大きい合成樹脂からなる。2はこのコーン本体1の内部に軸方向に装着される金属製の固定ボルトである。
前記コーン本体1の外周面には雄螺子状部3が設けられている。この雄螺子状部3は、後述するように、施工後において固定用コーンを取り外した後に出現する空洞孔部21に雌螺子状の落下防止溝22を形成して、空洞孔部21に後詰めした充填部材の収縮等による落下現象を防止するものである(図13を参照)。この雄螺子状部3の形状は一条螺子でも多条螺子でもよく、また螺子長さは外周の一巻き以上あることが好ましい。最も好ましいのは、二条螺子である(図3を参照)。
なお、本発明の固定用コーンを用いた施工手順については後述する。
前記固定ボルト2は、コーン本体1内部で空転可能に取り付けられている。空転可能とは、固定ボルト2がコーン本体1とは独立してフリーに回転できるという意味であり、これによりコンクリート固化後にコーン本体1をセパレータ10から簡単に取外すことが可能になる。この点については施工手順とともに後述する。
また、この固定ボルト2のセパレータ10側には、該セパレータ先端の雄螺子部11と螺合する雌螺子部4が設けられ、他端側にはコンクリート型枠12を固定するナット部材等(図示せず)と螺合する雄螺子部5が設けられている。これにより、コンクリート型枠をしっかりと固定することができる。
前記固定ボルト2をコーン本体1内部で空転可能に取り付ける構造としては、コーン本体1の内周面に環状帯部6を突設し、この環状帯部6を固定ボルト2に設けた一対の環状の突部7a、7bにより挟持することにより、前記固定ボルト2をコーン本体1内部で空転可能に取り付けることができる。
前記環状帯部6は、コーン本体1の上底部側から下底部側に向けて一定巾の帯状の環状内周面を形成しており、この内周面で固定ボルト2を軸方向にしっかりと支承する構造である。
なお図1のものでは、固定ボルト2の先端に設けた鍔状の突部7aの外径がコーン本体1の上底部の外径と等しくて上底部の表面全体を覆う状態となっている。また図2のものでは、コーン本体1の外径がコーン本体1の上底部の外径よりも小さくて上底部表面に埋没した状態となっているが、いずれでもよい。
その他、図4に示すように、コーン本体1の中心部に円筒状の貫通孔を設け、この貫通孔の内周面に環状凹部8を設け、この環状凹部8を固定ボルト2に設けた突部9に係合することにより、前記固定ボルト2をコーン本体内部で空転可能に取り付けた構造とすることもできる。なお、固定ボルト2は貫通孔の内周面でしっかりと支承されることとなる。
なお図4では、コーン本体1の内周面に環状凹部8を設け、固定ボルト2に突部9を設けた例を示したが、コーン本体1の内周面に突部9を設け、固定ボルト2に環状凹部8を設けたものとすることもできる(図示せず)。また、円筒状の貫通孔でなく、前述の環状帯部を形成することもできる。更には、突部9の形状については、環状の突部の他、後述するように、ドット状の突部とすることもできる。
更に、図6にその他の実施の形態を示す。この場合は、コーン本体1の内周面に上底部側から下底部側に向かう一定巾の環状帯部6を突設するとともに、この環状帯部6の内周面には突部13を形成しておく。そして、この突部13を固定ボルト2に設けた環状凹部14と係合し、また固定ボルト2の先端に設けた環状の突部7aをコーン本体1の上底部と密着することで、前記固定ボルト2をコーン本体内部で空転可能に取り付けた構造となっている。
なお、固定ボルト2は前記環状帯部6の内周面により軸方向にしっかりと支承されている点は図1のものと同様である。
前記雄螺子状部は、図3に示すように、一定の巾及び高さのものを基本形状とするが、図7に示すように、コーン本体の上底部から下底部に向けて螺子の巾および/または高さを徐々に大きくするものとすることもできる。一方、コーン本体の長さや外径については、図6の長いタイプ(type)のものや、図8の短いタイプのもの、あるいは種々の外径のもの等、用途に応じて任意に設計することができる。
また、図6、図8では、環状帯部6の内周面に突部13を設け、固定ボルト2に環状凹部14を設けた例を示したが、図10に示すように、環状帯部6の内周面に環状凹部14を設け、固定ボルト2に突部13を設けることもできる。
更に、以上の突部7b、9、13の形状については、環状の突部の他、図11や図12に示すように、ドット状の突部15とすることもできる。図示のものでは4個のドット状の突部15を設けた場合を示している。このドット状の突部15は、1個では前記環状凹部14との係合が外れるおそれがあるので、少なくとも2個以上を放射状に均等配置することが好ましい。
なお、図示するように固定ボルト2を内蔵したコーン本体1は、インサート成形により一体的に成形することで、簡単かつ安価に生産可能となる。この場合、コーン本体1と固定ボルト2とは、密着した状態で一体的に成形されるが、後述するように、コーン取り出しの際の固定ボルト2の回動によって両者間の接着が剥がれることにより、固定ボルト2が容易に空転可能となる。
次に、本発明のコーンを用いコンクリート構造物を施工する手順について説明する。
図5は、本発明のコーンの使用状態を示す概略断面図であり、図中、12は板状のコンクリート型枠、10はこの型枠内に配置されているセパレータ、20はこの型枠内に流し込まれたコンクリートで、このコンクリートが固化するまでの間、コンクリート型枠12を固定するのに固定用コーンが使用されている。この固定用コーンは、円錐台形状からなるコーン本体1からなるものであり、上底部側をセパレータ10の先端に螺子止め固定し、一方、下底部側をコンクリート型枠12に当接するようにセットされる。
セパレータ10との螺子止め固定は、固定ボルト2のセパレータ10側に形成した雌螺子部4と該セパレータ先端の雄螺子部11との螺合により行われる。また、コンクリート型枠12との固定は、コンクリート型枠12を貫通して外側へ突出する固定ボルト2に形成された雄螺子部5と、ナット部材等(図示せず)との螺合により行われる。なお、前記コンクリート型枠12の外側には図示しない縦桟と横桟が格子状に組まれ、この横桟を座金で覆うとともに、この座金をナットでもって締め付けることにより前記コンクリート型枠12をコーン本体1の下底部に当接させてしっかりと固定してある。この状態で、コンクリート型枠12内にコンクリートを流し込み、固まるまで待つ。
なお、コンクリート構造物にはコーン本体1の外形状に対応した空洞孔部21と、雄螺子状部3に対応した雌螺子状の落下防止溝22が形成されることとなる。
コンクリートが固化した後は、前述の組立手順と逆の操作を行う。即ち、ナットを除去して縦桟、横桟を解体し、次いでコンクリート型枠12を除去し、最後にコーン本体1を取り外す。
このコーン本体1の取り外しは、固定ボルト2を逆回転してセパレータ10との螺合を解除することで行う。この時、固定ボルト2は、コーン本体1内部で空転可能に取り付けられているため、固定ボルト2を緩めるとセパレータ10との螺合のみを解除するように作動して、徐々に右方向へ移動する。一方、空洞孔部21の内周面には落下防止溝22が形成されているが、この落下防止溝22のピッチはセパレータ10の雄螺子部11のピッチ(pitch)に比べると非常に大きく、かつ固定ボルト2をコーン本体1内部で空転可能に取り付けてあるので、コーン本体1は固定ボルト2の移動に対し僅かずつ右方向へ移動して雄螺子状部3と落下防止溝22の螺合を解除することとなる。
このように、固定ボルト2をコーン本体1内部で空転可能に取り付けることにより、セパレータ10の雄螺子部11と固定ボルト2の雌螺子部4の螺合と、コーン本体1の雄螺子状部3と落下防止溝22の螺合の全くピッチの異なる二つの螺合関係を、固定ボルト2の回動操作のみでうまく調和して解除可能としている。
図9は、図8のコーンの使用状態を示す断面図である。この場合は、環状帯部6の内周面に設けた突部13を固定ボルト2に設けた環状凹部14と係合し、更に固定ボルト2の先端に設けた鍔状の突部7aをコーン本体1の上底部と密着した構造であり、コンクリート構造物の施工手順、コンクリートが固化後のコーン本体1の取り外し手順は前述したものと同様である。
また、図10に示すように、環状帯部6の内周面に環状凹部14を設け、固定ボルト2に突部13を設けた場合であっても、施工手順やコーン本体1の取り外し手順は前述したものと同様である。更には、図11や図12に示すように、突部13をドット状の突部15とした場合であっても、施工手順やコーン本体1の取り外し手順は同様に行うことができる。
以上のようにしてコーン本体1を取り外すと、コンクリートの表面には金属製セパレータ10の先端部が突出して露呈した状態の空洞孔部21が出現するので、この空洞孔部内に一般に用いられているモルタルやコンクリート等の充填部材を詰めることによりこの空洞孔部21を塞いで工事を終了する。
図13に示すように、前記空洞孔部21には、コーン本体1の雄螺子状部3に対応した落下防止溝22が形成されており、充填部材はこの落下防止溝22に引っ掛かった状態で空洞孔部21内に保持されるため、従来のように充填部材が収縮等により落下するのを確実に防止することでき、またこれにより充填部材の詰め直し作業やセパレータの腐食の進行も防止できることとなる。また、一体型の構造であるため取扱性がよくなり、また生産コスト(cost)の低廉化も図ることができ、更には、取り外し作業も簡単に行うことができるという利点も有する。
1 コーン本体
2 固定ボルト
3 雄螺子状部
4 雌螺子部
5 雄螺子部
6 環状帯部
7a 突部
7b 突部
8 環状凹部
9 突部
10 セパレータ
11 雄螺子部
12 コンクリート型枠
13 突部
14 環状凹部
15 ドット状の突部
20 コンクリート
21 空洞孔部
22 落下防止溝

Claims (6)

  1. 円錐台形状からなるコーン本体と、このコーン本体の内部に軸方向に装着される固定ボルトからなるコンクリート型枠の固定用コーンであって、前記コーン本体の外周面に雄螺子状部を設け、また前記固定ボルトをコーン本体内部に空転可能に取り付けたことを特徴とするコンクリート型枠の固定用コーン。
  2. コーン本体の内周面に環状帯部を突設し、この環状帯部を固定ボルトに設けた一対の突部により挟持することにより、前記固定ボルトをコーン本体内部に空転可能に取り付けた請求項1に記載のコンクリート型枠の固定用コーン。
  3. コーン本体の内周面に環状凹部または突部を設け、この環状凹部または突部を固定ボルトに設けた突部または環状凹部に係合することにより、前記固定ボルトをコーン本体内部に空転可能に取り付けた請求項1に記載のコンクリート型枠の固定用コーン。
  4. コーン本体の内周面に環状帯部を突設するとともに、この環状帯部の内周面には突部または環状凹部を設け、この突部または環状凹部を固定ボルトに設けた環状凹部または突部と係合し、更に固定ボルトの先端に設けた鍔状の突部をコーン本体の上底部と密着することにより、前記固定ボルトをコーン本体内部に空転可能に取り付けた請求項1に記載のコンクリート型枠の固定用コーン。
  5. 突部が、環状の突部またはドット状の突部である請求項3または4に記載のコンクリート型枠の固定用コーン。
  6. 固定ボルトを内蔵したコーン本体がインサート成形により一体的に成形されている請求項1〜5のいずれかに記載のコンクリート型枠の固定用コーン。
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