JPWO2011148726A1 - 干渉計およびフーリエ変換分光分析装置 - Google Patents

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Abstract

参照光源(21)からの参照光(半導体レーザ光)は、コリメート光学系(22)によって平行光に変換され、BS(13)で分離され、移動鏡(16)および固定鏡(15)で反射された後、BS(13)で合成され、参照干渉光として第2の光検出器(25)に導かれる。補正部(30)は、第2の光検出器(25)からの参照干渉光の受光信号に基づいて、移動鏡(16)を介して第1の光検出器(18)に入射する光と、固定鏡(15)を介して第1の光検出器(18)に入射する光との間の傾きを検出して補正する。上記構成において、参照光源(21)の光出射面のサイズは、BS(13)に入射する測定光の光出射面のサイズよりも小さい。

Description

本発明は、マイケルソン型の干渉計と、その干渉計を備えたフーリエ変換分光分析装置に関するものである。
FTIR(Fourier Transform Infrared Spectroscopy)に利用されるマイケルソン2光束干渉計では、光源から発した赤外光をビームスプリッタで固定鏡および移動鏡の2方向に分割し、その固定鏡および移動鏡でそれぞれ反射して戻ってきた光を上記ビームスプリッタで1つの光路に合成するという構成を採用している。移動鏡を前後に(入射光の光軸方向に)移動させると、分割された2光束の光路差が変化するため、合成された光はその移動鏡の移動量に応じて光の強度が変化する干渉光(インターフェログラム)となる。このインターフェログラムをサンプリングし、AD変換およびフーリエ変換することにより、入射光のスペクトル分布を求めることができ、このスペクトル分布から、波数(1/波長)ごとの干渉光の強度を求めることができる。
このようなFTIRにおいて高い性能を発揮するには、干渉計での干渉効率を最良に保つことが望ましい。そのためには、固定鏡および移動鏡とビームスプリッタとの角度関係をそれぞれ一定に保つ必要がある。つまり、FTIRの分光精度(分解能)は、移動鏡の移動量に応じたものとなり、移動量が大きいほど高分解能となるが、移動鏡の移動量が大きいと、移動鏡の並進性を保つことが困難となり、移動鏡での反射光と固定鏡での反射光とで相対的な傾きが生じて(各反射光が光軸から傾いて)干渉光のコントラストが低下する。このため、上記傾きを補正することが必要となる。
そこで、例えば特許文献1では、干渉光を検出するセンサからの出力に基づいて、一方の反射面のチルト角を調整することにより、2つの反射面で反射される各光の相対的な傾きを補正している。
米国特許第4053231号明細書(Fig.1等参照)
ところで、上記のインターフェログラムは、移動鏡と固定鏡との位相差、すなわち、移動鏡での反射光と固定鏡での反射光との光路差の関数で示されることから、干渉光の強度を求めるにあたっては、移動鏡の位置(インターフェログラムのサンプリングのタイミング)を常に監視する必要がある。そこで、通常は、赤外光を出射する光源とは別に、干渉性(コヒーレンシー)の高いHe−Neレーザなどの参照光源を用いて移動鏡の位置を監視している。具体的には、参照光源から出射される参照光をビームスプリッタで分離して移動鏡および固定鏡に導き、移動鏡および固定鏡で反射される各光をビームスプリッタで合成し、参照干渉光として位置検出用の参照検出器に導く。干渉性の高い参照光源を用いた場合、移動鏡の変位量が大きくても、移動鏡および固定鏡での各反射光は干渉する。したがって、移動鏡の変位量が大きくても、参照干渉光の強度に基づいて移動鏡の位置を求めることが可能となる。
この点、特許文献1では、移動鏡の位置検出については触れられていないが、2光路間での光の傾きを検出するための光源としてHe−Neレーザを用いているので、このHe−Neレーザを移動鏡の位置検出用の光源(参照光源)としても用いることにより、2光路間での光の傾きの検出と移動鏡の位置検出とを、1つのセンサ(参照検出器)で行うことができると考えられる。
ところが、He−Neレーザは大型であるとともに、波長の安定性を維持するために小型化することが困難である。このため、参照光源としてHe−Neレーザを用いる構成では、装置自体が大型化する。
そこで、参照光源として、例えば半導体レーザを用いれば、装置を小型化することができると考えられる。ただし、半導体レーザ光はコリメートされていないので、参照光源として半導体レーザを用いる場合は、同時にコリメート光学系も必要となる。
しかし、コリメート光学系を用いると、斜入射による影響で、測定光の干渉光のコントラストが低下し、インターフェログラムを高精度に検出することができなくなる場合がある。
つまり、コリメート光学系を用いることにより、例えば、参照光源の光出射面の中心部から出射されてコリメート光学系を介して移動鏡に入射する光に対して、参照光源の光出射面の周辺部から出射されてコリメート光学系を介して移動鏡に入射する光の斜め入射の度合いが大きくなると、同じ参照光源から出射される上記2つの光の光路差が大きくなり、上記2つの光の干渉による干渉縞が参照検出器で発生する。このため、参照検出器からの出力に基づいて2光路間での光の傾きを検出して補正する構成では、上記傾きを高精度に検出して補正することができなくなる。その結果、測定光の干渉光のコントラストが低下し、インターフェログラムを高精度に検出することができなくなる。
近年では、世間的に安全や安心への関心が高まり、小型かつ高い性能を有する小型計測機器の需要が高まっている。このような背景のもと、高性能かつモバイル可能な小型の干渉系およびフーリエ変換分光分析装置は未だ開発されていない。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、参照検出器からの出力に基づいて2光路間での光の傾きを検出して補正する構成において、参照光源として半導体レーザを用い、コリメート光学系でコリメートする構成であっても、斜入射によるインターフェログラムのコントラストの低下を回避することができ、これによって、(1)小型の構成で、(2)移動鏡の移動量が大きく高分解能で、(3)インターフェログラムを高精度に検出することができる干渉計と、その干渉計を備えたフーリエ変換分光分析装置とを提供することにある。
本発明の干渉系は、移動鏡および固定鏡と、測定光を分離して前記移動鏡および前記固定鏡に導く一方、前記移動鏡および前記固定鏡にて反射された各光を合成するビームスプリッタと、前記移動鏡および前記固定鏡にて反射された各光を前記ビームスプリッタで合成してなる第1の干渉光を検出する第1の光検出器とを有する第1の光学系を備え、前記移動鏡を移動させて前記第1の干渉光を計測する干渉計であって、参照光源を有し、前記参照光源からの参照光を前記ビームスプリッタで分離して前記移動鏡および前記固定鏡に導き、前記移動鏡および前記固定鏡にて反射された各光を前記ビームスプリッタで合成してなる第2の干渉光を第2の光検出器に導く第2の光学系と、前記第2の光検出器からの前記第2の干渉光の受光信号に基づいて、前記移動鏡を介して前記第1の光検出器に入射する光と、前記固定鏡を介して前記第1の光検出器に入射する光との間の傾きを検出して補正する補正部とをさらに備え、前記第2の光検出器は、分割センサで構成されており、前記参照光源は、半導体レーザ、または前記半導体レーザから出射されるレーザ光を導波路またはファイバを介して射出するレーザ光源で構成されており、前記第2の光学系は、前記半導体レーザから出射されるレーザ光を平行光に変換するコリメート光学系を有しており、前記参照光源の光出射面のサイズは、前記測定光の光出射面のサイズよりも小さいことを特徴としている。
本発明によれば、参照光源の光出射面のサイズは、測定光の光出射面のサイズよりも小さいので、参照光源として半導体レーザを用い、コリメート光学系でコリメートする構成であっても、斜入射によるインターフェログラムのコントラストの低下を回避することができる。これにより、(1)参照光源として半導体レーザを用いた小型の構成で、(2)移動鏡の移動量が大きく高分解能で、(3)2光路間での光の傾きを高精度に検出し、補正することによってインターフェログラムを高精度に検出することができる。
本発明の実施の一形態のフーリエ変換分光分析装置の概略の構成を模式的に示す説明図である。 上記フーリエ変換分光分析装置に適用される干渉計の第2の光検出器の概略の構成を示す平面図である。 上記第2の光検出器での検出結果に基づいて出力される位相信号を示す説明図である。 上記フーリエ変換分光分析装置の他の構成を模式的に示す説明図である。 実施例1〜4における各パラメータを示す説明図である。
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
〔フーリエ変換分光分析装置の構成〕
図1は、本実施形態のフーリエ変換分光分析装置の概略の構成を模式的に示す説明図である。この装置は、干渉計1と、演算部2と、出力部3とを有して構成されている。干渉計1は、2光路分岐型のマイケルソン干渉計で構成されているが、その詳細については後述する。演算部2は、干渉計1から出力される信号のサンプリング、A/D変換およびフーリエ変換を行い、測定光に含まれる波長のスペクトル、すなわち、波数(1/波長)ごとの光の強度を示すスペクトルを生成する。出力部3は、演算部2にて生成されたスペクトルを出力(例えば表示)する。以下、干渉計1の詳細について説明する。
干渉計1は、第1の光学系10と、第2の光学系20と、補正部30とを有している。以下、順に説明する。
第1の光学系10は、測定用光源11と、コリメート光学系(第1のコリメート光学系)12と、BS(ビームスプリッタ)13と、補償板14と、固定鏡15と、移動鏡16と、集光光学系17と、第1の光検出器18と、駆動機構19とを備えている。なお、BS13に対する固定鏡15と移動鏡16との位置関係は、逆であってもよい。
測定用光源11は、例えば複数波長を含む近赤外光を測定光として出射する。コリメート光学系12は、測定用光源11からの光を平行光に変換してBS13に導く光学系であり、例えばコリメータレンズで構成されている。BS13は、入射光、すなわち、測定用光源11から出射された光を2つの光に分離して、それぞれを固定鏡15および移動鏡16に導くとともに、固定鏡15および移動鏡16にて反射された各光を合成し、第1の干渉光として出射するものであり、例えばハーフミラーで構成されている。
補償板14は、BS13の厚み分の光路長、および光がBS13を透過する際の屈折による光路シフトを補正するための基板である。なお、干渉計1の組み方次第では、補償板14を不要とすることもできる。
集光光学系17は、BS13にて合成されて出射された光を集光して第1の光検出器18に導く光学系であり、例えばフォーカスレンズで構成されている。第1の光検出器18は、BS13から集光光学系17を介して入射する第1の干渉光を受光してインターフェログラム(干渉パターン)を検出する。
駆動機構19は、固定鏡15にて反射される光の光路と、移動鏡16にて反射される光の光路との差(光路長の差)が変化するように、移動鏡16を光軸方向に平行移動(並進)させる移動機構であり、例えばVCM(ボイスコイルモータ)を用いた電磁式の駆動機構で構成されている。なお、駆動機構19は、平行板ばね式の駆動機構で構成されてもよい。
上記の構成において、測定用光源11から出射された光(測定光)は、コリメート光学系12によって平行光に変換された後、BS13での透過および反射によって2光束に分離される。分離された一方の光束は移動鏡16で反射され、他方の光束は固定鏡15で反射され、それぞれ元の光路を逆戻りしてBS13で重ね合わせられ、補償板14を介して第1の干渉光として試料(図示せず)に照射される。このとき、駆動機構19によって移動鏡16を連続的に移動させながら試料に光が照射されるが、BS13から各ミラー(移動鏡16、固定鏡15)までの光路長の差が波長の整数倍のときは、重ね合わされた光の強度は最大となる。一方、移動鏡16の移動によって2つの光路長に差が生じている場合には、重ね合わされた光の強度に変化が生じる。試料を透過した光は、集光光学系17にて集光されて第1の光検出器18に入射し、そこでインターフェログラムとして検出される。
演算部2では、第1の光検出器18からの検出信号(インターフェログラム)をサンプリングし、A/D変換およびフーリエ変換することにより、波数ごとの光の強度を示すスペクトルが生成される。上記のスペクトルは、出力部3にて出力(例えば表示)され、このスペクトルに基づき、試料の特性(材料、構造、成分量など)を分析することが可能となる。
次に、第2の光学系20および補正部30について説明する。第2の光学系20は、上記した第1の光学系10と構成を一部共有しており、上述したBS13と、補償板14と、固定鏡15と、移動鏡16とに加えて、参照光源21と、コリメート光学系(第2のコリメート光学系)22と、光路合成ミラー23と、光路分離ミラー24と、第2の光検出器25とを有している。
参照光源21は、移動鏡16の位置を検出したり、演算部2でのサンプリングのタイミング信号を生成にするための光源であり、例えば赤色光や青色光を参照光として発光する半導体レーザで構成されている。すなわち、参照光源21を構成する半導体レーザは、測定用光源11から出射される光(近赤外光)の最短波長よりも短波長のレーザ光を出射する。なお、参照光源21は、上記の半導体レーザから出射されるレーザ光を導波路またはファイバを介して射出するレーザ光源で構成されていてもよい。
コリメート光学系22は、参照光源21から出射されるレーザ光を平行光に変換してBS13に導く光学系であり、例えばコリメートレンズで構成されている。光路合成ミラー23は、測定用光源11からの光を透過させ、参照光源21からの光を反射させることにより、これらの光の光路を同一光路に合成する光軸合成ビームコンバイナである。光路分離ミラー24は、測定用光源11から出射されてBS13を介して入射する光を透過させ、参照光源21から出射されてBS13を介して入射する光を反射させることにより、これらの光の光路を分離するビームスプリッタである。
第2の光検出器25は、参照光源21から出射されてBS13を介して光路分離ミラー24に入射し、そこで反射された光(第2の干渉光、参照干渉光)を検出する参照検出器であり、例えば4分割センサで構成されている。
補正部30は、第2の光検出器25からの第2の干渉光の受光信号に基づいて、測定用光源11から移動鏡16を介して第1の光検出器18に入射する光と、測定用光源11から固定鏡15を介して第1の光検出器18に入射する光との間の相対的な傾きを検出して補正するものである。なお、上記相対的な傾きは、固定鏡15で反射された光の光軸に対する傾きと、移動鏡16で反射された光の光軸に対する傾きとを足し合わせたものと考えてもよい。
ここで、本実施形態では、測定光側および参照光側の光軸が同軸であり、BS13で分離された一方の光が移動鏡16で反射されて再びBS13に入射するときの光路と、BS13で分離された他方の光が固定鏡15で反射されて再びBS13に入射するときの光路とが、第1の光学系10と第2の光学系20とで共通(同軸)になっている。この構成では、(1)測定用光源11、BS13、移動鏡16、BS13、第1の光検出器18の順に進行する光と、測定用光源11、BS13、固定鏡15、BS13、第1の光検出器18の順に進行する光との間の相対的な傾き(以下、第1の傾きとも称する)と、(2)参照光源21、BS13、移動鏡16、BS13、第2の光検出器25の順に進行する光と、参照光源21、BS13、固定鏡15、BS13、第2の光検出器25の順に進行する光との間の相対的な傾き(以下、第2の傾きとも称する)とが同じになる。したがって、補正部30は、第2の光検出器25からの第2の干渉光の受光信号に基づいて、第2の傾きを検出することにより、第1の傾きを検出したのと等価になり、第1の傾きを補正することができる。以下、第1の傾きおよび第2の傾きのことを、2光路間での光の傾きとも称する。
このような補正部30は、具体的には、信号処理部31と、光路補正装置32とで構成されている。信号処理部31は、第2の光検出器25にて検出された第2の干渉光の強度に基づいて、2光路間での光の傾きを検出する。例えば、図2に示すように、第2の光検出器25の4つの受光領域を反時計回りにE1〜E4とし、全体の受光領域の中心に第2の干渉光の光スポットDが位置しているものとする。受光領域E1・E2で検出された光の強度の和をA1とし、受光領域E3・E4で検出された光の強度の和をA2としたときに、時間経過に対する強度A1・A2の変化を示す位相信号として、図3に示す信号が得られたとすると、これらの信号に基づいて2光路間での光の傾き(相対的な傾き方向および傾き量)を検出することができる。この例では、受光領域E1・E2と受光領域E3・E4とが並ぶ方向(図2では上下方向)に位相差Δに対応する角度だけ、2光路間で光の傾きが生じていることになる。なお、図3の縦軸の強度は相対値で示している。なお、位相信号の周波数が遅い(低い)場合、位相比較ではなく強度比から2光路間での光の傾きを検知することもできる。
また、信号処理部31は、第2の光検出器25にて検出された第2の干渉光の強度に基づいて、サンプリングのタイミングを示すパルス信号を生成する。演算部2は、このパルス信号の発生タイミングに同期して、第1の光検出器18からの検出信号(インターフェログラム)をサンプリングし、デジタルデータに変換することになる。
光路補正装置32は、信号処理部31にて検出された2光路間での光の傾きに基づいて、固定鏡15で反射される光の光路を補正するものであり、図1に示すように、先端が固定鏡15と連結されて光軸方向に伸縮する複数の圧電素子32aと、これらの圧電素子32aに電圧を印加して圧電素子32aを伸縮させる駆動部32bとを有して構成されている。なお、本実施形態では、圧電素子32aは4つ設けられているが、図1では2つの圧電素子32aのみを図示している。信号処理部31での検出結果に基づいて、各圧電素子32aに印加する電圧を制御し、各圧電素子32aを伸縮させることにより、固定鏡15の傾き(固定鏡15での反射光の光路)を変化させることができる。
なお、光路補正装置32は、信号処理部31にて検出された2光路間での光の傾きに基づいて、移動鏡16で反射される光の光路を補正するようにしてもよい。この場合、各圧電素子32aの先端を移動鏡16の駆動機構19の底部と連結し、各圧電素子32aを伸縮させることにより、移動鏡16の傾きを変化させて、移動鏡16で反射される光の光路を補正することができる。
上記の構成において、参照光源21から出射された光は、コリメート光学系22で平行光に変換された後、光路合成ミラー23で反射されてBS13に入射し、そこで2光束に分離される。BS13にて分離された一方の光束は移動鏡16で反射され、他方の光束は固定鏡15で反射され、それぞれ元の光路を逆戻りしてBS13で重ね合わせられ、補償板14を介して第2の干渉光として試料(図示せず)に照射される。試料を透過した光は、光路分離ミラー24で反射されて第2の光検出器25に入射する。信号処理部31は、上述のように、第2の光検出器25にて検出された第2の干渉光の強度に基づいて、2光路間での光の傾きを検出し、光路補正装置32が、信号処理部31での検出結果に基づいて、固定鏡15の姿勢(BS13に対する角度)を調整し、固定鏡15での反射光の光路を補正することになる。反射光の光路の補正、2光路間での光の傾きの検出、を繰り返すフィードバック制御を行うことにより、最終的には、2光路間での光の傾きを限りなくゼロに近づけることができる。
測定光は、ビーム径内でλ/2(λは測定光の波長)以上の位相差が生まれると、インターフェログラム測定時のコントラストが低下し、分光性能を悪化させてしまう。したがって、ビーム径をφとしたとき、測定光の最短波長において、ビーム径内にλ/2以上の位相差が生まれないように、λ/(2φ)(rad.)以下に、2光路間での光の傾き(角度)を抑える必要がある。
本実施形態では、補正部30によるフィードバック制御により、2光路間での光の傾きを限りなくゼロに近づけることができ、上記傾きをλ/(2φ)(rad.)以下に抑えることができる。これにより、2光路間での光の傾きによって生じる第1の干渉光のコントラストの低下を抑えることができ、インターフェログラムを高精度に検出することができるる。したがって、演算部2でのフーリエ変換によって得られるスペクトルに基づく分光分析を精度よく行うことができる。移動鏡16の移動量を増大させたときには、移動鏡16の並進性が崩れて、2光路間での光の傾きが生じやすいので、このような場合に本実施形態の構成は特に有効となり、移動鏡16の移動量を増大させて分解能を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、上述のように、BS13−移動鏡16間の光路と、BS13−固定鏡15間の光路とが、第1の光学系10と第2の光学系20とで同軸であり、測定光と参照光とは、BS13と移動鏡16との間、BS13と固定鏡15との間で同一の光路を通る。この構成では、外乱による2光路間の光の傾きおよび光路差の変動があっても、それらは第1の光学系10と第2の光学系20とで同じように働く。つまり、参照光側の第2の光学系20は、測定光側の第1の光学系10での変動を観測するものであり、測定光側と参照光側とで光軸を同軸として、同一空間を光が伝搬する構成とすることで、測定光側の光路変化や光路間の傾きの情報が参照光側に精度よく反映される。したがって、補正部30は、第2の光学系20の第2の光検出器25での検出結果に基づき、外乱による計測誤差の影響を受けることなく、2光路間の光の傾きを検出、補正して、インターフェログラムのコントラストの低下を回避することができる。
また、第2の光検出器25は、分割センサで構成されているので、補正部30は分割センサの各領域からの信号に基づいて、一方の光に対する他方の光の傾き(傾き方向および傾き量(角度差))を確実に検出することができる。特に、第2の光検出器25が4分割センサであれば、上述したように、補正部30の信号処理部31は、4分割センサの隣り合う2つの領域E1・E2の信号和と、残りの領域E3・E4の信号和とを取り、それらの信号和の位相比較によって2光路間での光の傾きを検出することができる。したがって、上記傾きの検出を高精度に行うことができる。
また、補正部30は、固定鏡15(または移動鏡16)の傾きを調整することによって2光路間での光の傾きを補正するので、その補正を確実に行うことができる。
〔実施例〕
次に、本実施形態のフーリエ変換分光分析装置の実施例について、実施例1〜4として説明する。実施例1、3、4のフーリエ変換分光分析装置は、基本的には図1の構成であり、各パラメータが若干異なっている。実施例2のフーリエ変換分光分析装置は、基本的には図4の構成である。
図4は、フーリエ変換分光分析装置の他の構成を模式的に示す説明図である。実施例2の装置は、測定用光源11は、例えば近赤外光を出射する光源11aと、光源11aに結合される光ファイバ11bとからなるファイバ結合光学系で構成されている。また、参照光源21は、赤色光を出射する半導体レーザかなる光源21aと、光源21aに結合される光ファイバ21bとからなるファイバ結合光学系で構成されている。すなわち、第2の光学系20の上記ファイバ結合光学系は、半導体レーザから出射されるレーザ光をファイバを介して射出するレーザ光源を構成している。なお、上記のファイバは、導波路であってもよい。実施例2の装置の残りの構成については、図1と同様である。
以下、実施例1〜4の各パラメータについて説明する。図5は、実施例1〜4の各パラメータを示す説明図である。なお、図5において、λ1は、測定光の最短波長(mm)を示す。r1は、測定用光源11の光出射面(実施例2では光ファイバ11bの光出射面)の半径(mm)を示す。なお、上記光出射面は、基本的に円形とする。NA1は、測定光の入射側開口数、すなわち、コリメート光学系12に入射する測定光の発散角(rad.)を示す。f1は、コリメート光学系12の焦点距離(mm)を示す。φ1は、コリメート光学系12にて平行光に変換された測定光のビーム径(mm)を示す。OPD(optical phase difference)は、移動鏡16の最大変位量(全幅)を示す。
λ2は、参照光の波長(mm)を示す。r2は、参照光源21の光出射面(実施例2では光ファイバ21bの光出射面)の半径(mm)を示す。なお、上記光出射面は、基本的に円形とする。NA2は、参照光の入射側開口数、すなわち、コリメート光学系22に入射する参照光の発散角(rad.)を示す。f2は、コリメート光学系22の焦点距離(mm)を示す。φ2は、コリメート光学系22にて平行光に変換された参照光のビーム径(mm)を示す。
αは、斜入射に対する感度を示す因子である。ここで、文献(「分光の基礎と方法」、工藤恵栄、オーム社、p.492-507、1985年)を参照しながら、斜入射について説明する。光源の光出射面がサイズを持つ場合、光源の周辺を出た光は、干渉計(ここではコリメート光学系以降の光学系を指す)に対して角度を持って入射するため、干渉計の軸に平行に入射した光と比べて光路差が余分につき、これらの光が干渉し合う結果、ビーム径内に干渉縞が発生し、インターフェログラムのコントラストを低下させる。このような斜入射の影響を回避できる条件を斜入射回避条件と称する。
このような斜入射回避条件は、以下の式で表わされる。
f/2r>(1/2)・√(OPD/λ) ・・・(F1)
ただし、
f:コリメート光学系の焦点距離(mm)
r:光源の光射出面の半径(mm)
OPD:光路差(移動鏡の移動距離(全幅))(mm)
である。上記の(F1)式より、以下の(F2)式が得られる。
・λ/(r・OPD)>1 ・・・(F2)
つまり、(F2)式は、左辺の値が右辺の1よりも大きくなければ、光源の中心部から出射される光と周辺部から出射される光とで光路差が生じてこれらの光が干渉し、斜入射による干渉縞が発生することを意味している。
本実施形態では、第1の光学系10における(F2)式の左辺の値をP1とし、第2の光学系20における(F2)式の左辺の値をP2としたときに、α=P1/P2としている。実施例1〜4では、α>1となっている。これは、斜入射による影響(感度)は、第1の光学系10よりも第2の光学系20のほうが小さい(鈍い)、すなわち、第2の光学系20は、第1の光学系10よりも斜入射の影響を受けにくいことを示している。
次に、βについて説明する。βは、測定光の2光路間の傾きに対する感度と参照光の2光路間の傾きに対する感度との比を示しており、本実施形態では、測定光側でコントラストが出ている範囲において、
β=(λ2・φ1)/(λ1・φ2)=(λ2/λ1)・(φ1/φ2)≧1.1
を満足している。ただし、上記したように、
λ1:測定光の最短波長(mm)
λ2:参照光の波長(mm)
φ1:コリメート光学系12にて平行光に変換された測定光のビーム
径(mm)
φ2:コリメート光学系22にて平行光に変換された参照光のビーム
径(mm)
である。
参照光の波長に対する測定光の最短波長の比(λ2/λ1)と、測定光のビーム径に対する参照光のビーム径の比(φ1/φ2)との積が下限値の1.1以上であれば、参照光の2光路間の傾きに対するコントラストの低下の度合いを、測定光の2光路間の傾きに対するコントラストの低下の度合いよりも鈍くすることができる。これにより、より広い角度範囲の傾き検出を行うことができ、外乱によって測定光の2光路間に角度がつき、インターフェログラムのコントラストが出なくなるような場合でも、参照光の2光路間の傾きを検出して補正することにより、上記インターフェログラムのコントラストの低下を抑えることができる。
なお、βの下限値を1.1とした理由は、以下の通りである。先に述べたλ/(2φ)(rad.)は、干渉光のコントラストが全く出なくなる角度であるが、第2の光学系20において、より広い角度範囲の傾き検出を行うためには、λ2/(2φ2)(rad.)は、少なくともλ1/(2φ1)(rad.)よりも大きいことが必要である。すなわち、(λ2/φ2)>(λ1/φ1)であり、(λ2・φ1)/(λ1・φ2)>1である。また、一般に、測定光の最もコントラストの良い状態で検出器の感度が十分発揮されるように、光源(光量)と検出器とが選択されるが、最もコントラストの良い状態に対してその1/10程度のコントラストを検出できれば、検出器の感度としても十分である。このため、βの下限値を1.1としている。なお、コントラストを確実に検知するためには、β≧1.2であることが好ましい。
(光源サイズについて)
図5に示すように、実施例1〜4では、半径r1およびr2を比較すればわかるように、参照光源21の光出射面のサイズは、測定光の光出射面のサイズ(ここでは測定用光源11)の光出射面のサイズよりも小さい。これにより、参照光源21としての半導体レーザから出射されるレーザ光(半導体レーザから導波路またはファイバを介して射出されるレーザ光を含む)を、コリメート光学系22で平行光に変換する構成において、コリメート光学系22を用いることによる斜入射の影響を回避できる。
つまり、参照光源21の光出射面のサイズが、測定用光源11の光出射面のサイズよりも小さいと、参照光源21の光出射面の中心部から出射されてコリメート光学系22を介して移動鏡16に入射する光に対して、参照光源21の光出射面の周辺部から出射されてコリメート光学系22を介して移動鏡16に入射する光の斜め入射の度合いが、測定光側よりも小さくなる。これにより、同じ参照光源21から出射される上記2つの光の光路差が小さくなり、上記2つの光の干渉による干渉縞が第2の光検出器25で発生するのを低減することができる。したがって、補正部30は、第2の光検出器25からの第2の干渉光の受光信号に基づいて、2光路間での光の傾きを高精度に検出することができる。その結果、半導体レーザから出射されるレーザ光を、コリメート光学系22で平行光に変換する構成であっても、補正部30による傾きの補正を確実に行うことができ、第1の光検出器18で検出されるインターフェログラムのコントラストの低下を確実に抑えることができる。
このとき、半導体レーザは、参照光源21として従来用いられているHe−Neレーザに比べて小型であるので、コリメート光学系22を用いる場合でも、小型のコリメート光学系22を用いることができ、装置全体が大型化することはない。
よって、実施例1〜4の構成によれば、(1)参照光源21として半導体レーザを用いた小型の構成で、(2)移動鏡15の移動量が大きく高分解能で、(3)2光路間での光の傾きを高精度に検出し、補正することによってインターフェログラムを高精度に検出することができる干渉計1およびフーリエ変換分光分析装置を実現することができる。
特に、測定用光源11の光出射面の直径をL1(mm)とし、参照光源21の光出射面の直径をL2(mm)とすると、実施例1〜4では、
L2/L1≦1/3
を満足している。ただし、L1=2r1、L2=2r2である。なお、上記の式は、
r2/r1≦1/3
と置き換えることもできる。
L2/L1≦1/3の条件を満たす場合、上述した(F2)式の左辺に「1/r」の因子があることから、第2の光学系20における斜入射回避条件は、第1の光学系10における斜入射回避条件よりもおよそ10倍緩和される。言い換えれば、参照光は、斜入射による影響を、測定光よりも10倍程度受けないことになる。これにより、参照光源21の中心部から出射される光と周辺部から出射される光との干渉による干渉縞の発生を確実に低減して、補正部30における2光路間での光の傾きの検出をより高精度に行うことができる。なお、参照光源21の光出射面のサイズは、測定用光源11の光出射面のサイズの1/10以下であることが望ましく、1/30以下であることがさらに望ましい。
(ビーム径について)
実施例1〜4では、コリメート光学系22にて平行光に変換された参照光のビーム径φ2は、コリメート光学系12にて平行光に変換された測定光のビーム径φ1よりも小さい。
参照光のビーム径が大きいと、2光路間での光の傾きに対する感度が高くなり、2光路間で光の傾きが少し生じただけでも、上記傾きによって生じる干渉縞の本数が増大する。このため、上記傾きが大きい場合には、補正部30が第2の光検出器25からの第2の干渉光の受光信号に基づいて上記傾きを検出することができなくなる。
そこで、φ2<φ1とすることにより、参照光側での上記傾きに対する感度を鈍くすることができ、上記傾きが大きい場合でも、上記傾きを検出することが可能となる。
(発散角について)
実施例2〜4では、コリメート光学系22に入射する参照光の発散角NA2は、コリメート光学系12に入射する測定光の発散角NA1よりも小さい。
コリメート光学系22とコリメート光学系12とで焦点距離を同じとした場合、参照光の発散角NA2を測定光の発散角NA1よりも小さくすることにより、コリメート光学系22にて平行光に変換された後の参照光のビーム径φ2を、コリメート光学系12にて平行光に変換された後の測定光のビーム径φ1よりも小さくすることができる。これにより、参照光側で上記傾きに対する感度を鈍くすることができ、参照光の2光路間での傾きが大きい場合でも、上記傾きを確実に検出することが可能となる。
また、コリメート光学系22の焦点距離を長くして、コリメート光学系22のシフト感度を小さくすることができ、外乱に強いフーリエ変換分光分析装置を実現することができる。なお、上記のシフト感度とは、参照光源21に対してコリメート光学系22がシフトしたときにコリメート光に与える影響度を指す。
つまり、コリメート光学系22の焦点距離が短いほど、コリメート光学系22の光軸に垂直な方向に参照光源21がシフトしたときのコリメート光の放射方向の変化が大きくなり、また、参照光源21に対してコリメート光学系22が光軸方向にシフトしたときの、コリメート光の波面が曲率を持つ程度が大きくなる(コリメート光が集光または発散する程度が大きくなる)。しかし、コリメート光学系22の焦点距離を長くすることで、このようなコリメート光に与える影響を小さく抑えることができ、外乱に強い装置を実現できる。
特に、参照光の発散角NA2は、0.15以下(例えば0.12以下または0.1以下)であることが望ましく、測定光の発散角NA1は、0.3以下(例えば0.25以下または0.22以下)であることが望ましい(単位はいずれもrad.)。この場合、実施例2のようにファイバ結合光学系で光源を構成する場合は、参照光源21をシングルモードファイバまたは偏光保持ファイバを用いて構成することが可能となり、測定用光源11をstep index型(SI型)ファイバあるいはgraded index型(GI型)ファイバを用いて構成することが可能となる。
(焦点距離について)
実施例1、2、4では、コリメート光学系22の焦点距離f2は、コリメート光学系12の焦点距離f1よりも短い。
参照光の発散角NA2と、測定光の発散角NA1とを同じとした場合、f2<f1とすることにより、コリメート光学系22にて平行光に変換された後の参照光のビーム径φ2を、コリメート光学系12にて平行光に変換された後の測定光のビーム径φ1よりも小さくすることができる。これにより、参照光側で上記傾きに対する感度を鈍くすることができ、参照光の2光路間での傾きが大きい場合でも、上記傾きを確実に検出することが可能となる。
例えば、参照光の発散角NA2を0.1(rad.)とし、測定光の発散角NA1を0.2(rad.)とし、コリメート光学系22の焦点距離f2を8(mm)とし、コリメート光学系12の焦点距離f1を9(mm)とした場合、およそ、測定光のビーム径φ1=3.6mmに対して、参照光のビーム径φ2を1.6mmと細くすることができる。これにより、測定光のビーム径と参照光のビーム径との比の分だけ、広い角度範囲で2光路間での光の傾きを検出をすることができる。
また、焦点距離f2の短いコリメート光学系22を用いることにより、参照光源21からコリメート光学系22までの距離を短くすることができ、装置を小型化することができる。
(参照光源の詳細について)
実施例1では、参照光源21として、波長660nmの赤色光を発光するInGaInP系の端面発光型半導体レーザを用いている。波長660nmの半導体レーザは普及しており、参照光源21を安価に構成することができる。実施例2では、参照光源21の光源21aとして波長630nmの赤色光を発光する半導体レーザを用い、参照光源21の光ファイバ21bとして、偏光保持ファイバを用いている。これにより、光源サイズ(光ファイバ21bの光出射面の直径)は4μmと小さく、発散角NA2も0.12(rad.)と小さくなっている。実施例3では、参照光源21として、波長400nmの青色光を発光する面発光タイプの半導体レーザ光源を用いており、発散角NA2は0.04(rad.)と小さくなっている。実施例4では、参照光源21として、波長400nmの青色光を発光する端面発光タイプの半導体レーザ光源を用いており、光源サイズは小さいが、発散角NA2は0.3(rad.)と大きくなっている。
ここで、多くの材料は、指紋領域と呼ばれる近赤外光および赤外光に吸収帯を持つことが多く、そのため、分光分析は、近赤外光および赤外光を用いて行うことが多い。このような分光分析では、第1の光学系10および第2の光学系20における光透過面(例えばBS13の光透過面)に反射防止コート(ARコート)を施して光の利用効率を高めることが多い。
このとき、反射防止コートの設計上、広い帯域で反射防止特性を持たせることは困難である。また、反射を防止する波長帯域を広くとると、その波長帯域で反射率が上がってしまう。したがって、測定光が近赤外光である場合、実施例1および2のように、参照光を赤色半導体レーザ光として、参照光と測定光の波長帯域を近づけることにより、反射防止コートの設計を容易にすることが望ましい。
なお、本実施形態で用いる半導体レーザは、例えばVHG(Volume Holographic Gratin;体積ホログラム)によって特定の波長をレーザ共振器内へ戻し、発信波長をロックする構成であってもよい。これにより、半導体レーザの波長を安定化することができ、小型で安定したコヒーレント光源を実現することができる。
なお、本実施形態では、干渉計1が測定用光源11を内蔵し、測定用光源11から出射される測定光を用いて第1の干渉光を得る構成について説明したが、本発明の干渉計1は、必ずしも測定用光源11を内蔵していなくてもよい。つまり、第1の干渉光を得るための測定光は、干渉計が内蔵している光源から出射される光であってもよいし、干渉計の外部から入射してくる光であってもよい。後者の場合でも、参照光源21の光出射面のサイズが測定光の光出射面(外部光源の光出射面)のサイズよりも小さければ、上述した本発明の効果を得ることができる。
したがって、例えば、(1)干渉計の外部で試料に光を当てて、試料を介して得られる光を干渉計に入射させて分光分析を行う場合、(2)干渉計の外部から導入した光を用いて干渉計にて干渉光を生成し、その干渉光を試料に当てて分光分析を行う場合、(3)干渉計の外部から入射する光そのものを分析の対象とする場合、のいずれについても、本発明の干渉計1を適用することが可能である。
以上のように、本実施形態で説明した干渉系は、測定光をビームスプリッタで分離して移動鏡および固定鏡に導き、前記移動鏡および前記固定鏡にて反射された各光を前記ビームスプリッタで合成してなる第1の干渉光を第1の光検出器に導く第1の光学系を備え、前記移動鏡を移動させて前記第1の干渉光を計測する干渉計であって、参照光源を有し、前記参照光源からの参照光を前記ビームスプリッタで分離して前記移動鏡および前記固定鏡に導き、前記移動鏡および前記固定鏡にて反射された各光を前記ビームスプリッタで合成してなる第2の干渉光を第2の光検出器に導く第2の光学系と、前記第2の光検出器からの前記第2の干渉光の受光信号に基づいて、前記移動鏡を介して前記第1の光検出器に入射する光と、前記固定鏡を介して前記第1の光検出器に入射する光との間の傾きを検出して補正する補正部とをさらに備え、前記第2の光検出器は、分割センサで構成されており、前記参照光源は、半導体レーザ、または前記半導体レーザから出射されるレーザ光を導波路またはファイバを介して射出するレーザ光源で構成されており、前記第2の光学系は、前記半導体レーザから出射されるレーザ光を平行光に変換するコリメート光学系を有しており、前記参照光源の光出射面のサイズは、前記測定光の光出射面のサイズよりも小さい構成である。
上記の構成によれば、移動鏡の移動量を増大させたときに移動鏡の並進性が崩れ、2光路を進行して第1の光検出器に入射する各光に傾きが生じた場合でも、補正部によって上記傾きが補正されるので、上記傾きによって生じるインターフェログラムのコントラストの低下を抑えることができる。これにより、移動鏡の移動量を増大させても、インターフェログラムを高精度に検出することができる。
また、第2の光検出器が分割センサで構成されているので、補正部は分割センサの各領域からの信号に基づいて、一方の光に対する他方の光の傾き(傾き方向および傾き量(角度差))を確実に検出することができる。
また、参照光源としての半導体レーザから出射されるレーザ光(半導体レーザから出射されるレーザ光を導波路またはファイバを介して射出する場合も含む)を、コリメート光学系で平行光に変換する構成において、参照光源の光出射面のサイズは、測定光の光出射面のサイズよりも小さいので、コリメート光学系を用いることによる斜入射の影響を回避できる。
すなわち、参照光源の光出射面の中心部から出射されてコリメート光学系を介して移動鏡に入射する光に対して、参照光源の光出射面の周辺部から出射されてコリメート光学系を介して移動鏡に入射する光の斜め入射の度合いが、測定光側よりも小さくなるので、同じ参照光源から出射される上記2つの光の光路差が小さくなり、上記2つの光の干渉による干渉縞が第2の光検出器で発生するのを低減することができる。これにより、補正部は、第2の光検出器からの第2の干渉光の受光信号に基づいて、2光路間での光の傾き(移動鏡を介して得られる光と固定鏡を介して得られる光との相対的な傾き)を高精度に検出することができる。したがって、半導体レーザから出射されるレーザ光を、コリメート光学系で平行光に変換する構成であっても、補正部による傾きの補正を確実に行うことができ、インターフェログラムのコントラストの低下を確実に抑えることができる。
このとき、半導体レーザからなる参照光源は、参照光源として一般的に用いられているHe−Neレーザに比べて小型であるので、コリメート光学系を用いる場合でも、小型のコリメート光学系を用いることができ、装置全体が大型化することはない。
よって、上記構成によれば、(1)参照光源として半導体レーザを用いた小型の構成で、(2)移動鏡の移動量が大きく高分解能で、(3)2光路間での光の傾きを高精度に検出し、補正することによってインターフェログラムを高精度に検出することができる干渉計を実現することができる。
なお、上記の測定光を出射する光源(測定用光源)は、干渉計の内部にあってもよいし、外部にあってもよい。つまり、干渉計にて第1の干渉光を得るための測定光は、干渉計が内蔵している光源から出射される光であってもよいし、干渉計の外部から入射してくる光であってもよい。
本実施形態の干渉系において、前記第1の光学系は、前記測定光を出射する測定用光源を有しており、前記参照光源の光出射面のサイズは、前記測定用光源の光出射面のサイズよりも小さい構成であってもよい。
この場合、特に、第1の光学系が測定用光源を内蔵しており、測定用光源からの光を利用してインターフェログラムを得る構成において、上述した本発明の効果を得ることができる。
本実施形態の干渉計において、前記測定用光源の光出射面の直径をL1とし、前記参照光源の光出射面の直径をL2とすると、
L2/L1≦1/3
であることが望ましい。
この条件を満たすことにより、参照光に対する斜入射の影響を、測定光に対する斜入射の影響よりも確実に低減することができ、参照光源の中心部から出射される光と周辺部から出射される光との干渉による干渉縞の発生を確実に低減することができる。これにより、補正部による2光路間での光の傾きの検出をより高精度に行って、インターフェログラムのコントラスト低下を確実に抑えることができる。
本実施形態の干渉計において、前記第1の光学系は、前記測定光を平行光に変換する第1のコリメート光学系を有しており、前記第2の光学系の前記コリメート光学系を第2のコリメート光学系とすると、前記第2のコリメート光学系にて平行光に変換された参照光のビーム径は、前記第1のコリメート光学系にて平行光に変換された測定光のビーム径よりも小さい構成であってもよい。
この構成では、第2の光学系における2光路間での光の傾きに対する感度を、第1の光学系における感度よりも鈍くすることができ、上記傾きが大きい場合でも、参照光側で上記傾きを検出することが可能となる。
本実施形態の干渉計において、前記ビームスプリッタで分離された一方の光が前記移動鏡で反射されて再び前記ビームスプリッタに入射するときの光路と、前記ビームスプリッタで分離された他方の光が前記固定鏡で反射されて再び前記ビームスプリッタに入射するときの光路とが、前記第1の光学系と前記第2の光学系とで同軸であることが望ましい。
この場合、測定光と参照光とは、ビームスプリッタと移動鏡との間、ビームスプリッタと固定鏡との間で同一の光路を通るので、外乱による2光路間での光の傾きおよび光路差の変動があっても、それらは、第1の光学系と第2の光学系とで同じように働く。したがって、補正部は、外乱による計測誤差の影響を受けることなく、2光路間での光の傾きを検出、補正して、インターフェログラムのコントラストの低下を回避することができる。
本実施形態の干渉計は、以下の条件式を満足することが望ましい。すなわち、
(λ2・φ1)/(λ1・φ2)≧1.1
ただし、
λ1:測定光の最短波長
λ2:参照光の波長
φ1:第1のコリメート光学系にて平行光に変換された測定光のビー
ム径
φ2:第2のコリメート光学系にて平行光に変換された参照光のビー
ム径
である。
参照光の波長に対する測定光の最短波長の比(λ2/λ1)と、測定光のビーム径に対する参照光のビーム径の比(φ1/φ2)との積が(2)式の下限値以上であれば、参照光の2光路間での傾きに対するコントラストの低下の度合いを、測定光の2光路間での傾きに対するコントラストの低下の度合いよりも鈍くすることができる。これにより、より広い角度範囲の傾き検出を行うことができ、外乱によって測定光の2光路間に角度がつき、コントラストが出なくなったとしても、参照光の2光路間での傾きを検出して補正することができる。
本実施形態の干渉計において、前記第2のコリメート光学系に入射する参照光の発散角は、前記第1のコリメート光学系に入射する測定光の発散角よりも小さくてもよい。
第2のコリメート光学系と第1のコリメート光学系とで焦点距離を同じとした場合、参照光の発散角を測定光の発散角よりも小さくすることにより、第2のコリメート光学系にて平行光に変換された後の参照光のビーム径を、第1のコリメート光学系にて平行光に変換された後の測定光のビーム径よりも小さくすることができる。これにより、参照光の2光路間での傾きが大きい場合でも、上記傾きを確実に検出することが可能となる。
本実施形態の干渉計において、前記第2のコリメート光学系の焦点距離は、前記第1のコリメート光学系の焦点距離よりも短くてもよい。
第2のコリメート光学系に入射する参照光の発散角と、第1のコリメート光学系に入射する測定光の発散角とを同じとした場合、第2のコリメート光学系の焦点距離を、第1のコリメート光学系の焦点距離よりも短くすることにより、第2のコリメート光学系にて平行光に変換された後の参照光のビーム径を、第1のコリメート光学系にて平行光に変換された後の測定光のビーム径よりも小さくすることができる。これにより、参照光の2光路間での傾きが大きい場合でも、上記傾きを確実に検出することが可能となる。
本実施形態の干渉計において、前記測定光は近赤外光であり、前記参照光は赤色半導体レーザ光であることが望ましい。
この場合、測定光と参照光との波長帯域が近いので、ビームスプリッタの光透過面に反射防止コートを施して光利用効率を高める場合でも、反射を防止する波長帯域を狭くすることができ、反射防止コートの設計を容易にすることができる。
本実施形態の干渉計において、前記分割センサは、4分割センサで構成されていることが望ましい。
分割センサとして4分割センサを用いれば、4分割センサにおける隣り合う2つの領域の信号和と、残りの隣り合う2つの領域の信号和との位相比較によって、2光路間での光の傾き(傾き方向および傾き量)を検出することができ、傾きの検出を高精度に行うことができる。
本実施形態の干渉計において、前記補正部は、前記移動鏡を介して前記第1の光検出器に入射する光と、前記固定鏡を介して前記第1の光検出器に入射する光との間の傾きを、前記固定鏡または前記移動鏡の傾きを調整することによって補正する構成であってもよい。
補正部は、固定鏡または移動鏡の傾きを調整することにより、2光路間での光の傾きを確実に補正することができる。
本実施形態のフーリエ変換分光分析装置は、上述した本発明の干渉計と、前記干渉計の前記第1の光検出器での第1の干渉光の受光によって得られるインターフェログラムをフーリエ変換する演算部とを備え、前記測定光は、複数の波長を含み、前記演算部は、前記インターフェログラムのフーリエ変換によって、前記測定光に含まれる波長のスペクトルを生成する構成であってもよい。
この構成では、演算部でのフーリエ変換によって得られるスペクトルに基づく分光分析を精度よく行うことができ、移動鏡の移動量を増大させて分解能を向上させることが可能となる。
本発明は、マイケルソン型の干渉計、およびそれを用いて分光分析を行うフーリエ変換分光分析装置に利用可能である。
2 演算部
10 第1の光学系
11 測定用光源
12 コリメート光学系(第1のコリメート光学系)
13 BS(ビームスプリッタ)
15 固定鏡
16 移動鏡
18 第1の光検出器
20 第2の光学系
21 参照光源
22 コリメート光学系(第2のコリメート光学系)
25 第2の光検出器
31 信号処理部(補正部)
32 光路補正装置(補正部)

Claims (12)

  1. 移動鏡および固定鏡と、
    測定光を分離して前記移動鏡および前記固定鏡に導く一方、前記移動鏡および前記固定鏡にて反射された各光を合成するビームスプリッタと、
    前記移動鏡および前記固定鏡にて反射された各光を前記ビームスプリッタで合成してなる第1の干渉光を検出する第1の光検出器とを有する第1の光学系を備え、前記移動鏡を移動させて前記第1の干渉光を計測する干渉計であって、
    参照光源を有し、前記参照光源からの参照光を前記ビームスプリッタで分離して前記移動鏡および前記固定鏡に導き、前記移動鏡および前記固定鏡にて反射された各光を前記ビームスプリッタで合成してなる第2の干渉光を第2の光検出器に導く第2の光学系と、
    前記第2の光検出器からの前記第2の干渉光の受光信号に基づいて、前記移動鏡を介して前記第1の光検出器に入射する光と、前記固定鏡を介して前記第1の光検出器に入射する光との間の傾きを検出して補正する補正部とをさらに備え、
    前記第2の光検出器は、分割センサで構成されており、
    前記参照光源は、半導体レーザ、または前記半導体レーザから出射されるレーザ光を導波路またはファイバを介して射出するレーザ光源で構成されており、
    前記第2の光学系は、前記半導体レーザから出射されるレーザ光を平行光に変換するコリメート光学系を有しており、
    前記参照光源の光出射面のサイズは、前記測定光の光出射面のサイズよりも小さいことを特徴とする干渉計。
  2. 前記第1の光学系は、前記測定光を出射する測定用光源を有しており、
    前記参照光源の光出射面のサイズは、前記測定用光源の光出射面のサイズよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の干渉計。
  3. 前記測定用光源の光出射面の直径をL1とし、前記参照光源の光出射面の直径をL2とすると、
    L2/L1≦1/3
    であることを特徴とする請求項2に記載の干渉計。
  4. 前記第1の光学系は、前記測定光を平行光に変換する第1のコリメート光学系を有しており、
    前記第2の光学系の前記コリメート光学系を第2のコリメート光学系とすると、
    前記第2のコリメート光学系にて平行光に変換された参照光のビーム径は、前記第1のコリメート光学系にて平行光に変換された測定光のビーム径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の干渉計。
  5. 前記ビームスプリッタで分離された一方の光が前記移動鏡で反射されて再び前記ビームスプリッタに入射するときの光路と、前記ビームスプリッタで分離された他方の光が前記固定鏡で反射されて再び前記ビームスプリッタに入射するときの光路とが、前記第1の光学系と前記第2の光学系とで同軸であることを特徴とする請求項1に記載の干渉計。
  6. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項4に記載の干渉計;
    (λ2・φ1)/(λ1・φ2)≧1.1
    ただし、
    λ1:測定光の最短波長
    λ2:参照光の波長
    φ1:第1のコリメート光学系にて平行光に変換された測定光
    のビーム径
    φ2:第2のコリメート光学系にて平行光に変換された参照光
    のビーム径
    である。
  7. 前記第2のコリメート光学系に入射する参照光の発散角は、前記第1のコリメート光学系に入射する測定光の発散角よりも小さいことを特徴とする請求項4に記載の干渉計。
  8. 前記第2のコリメート光学系の焦点距離は、前記第1のコリメート光学系の焦点距離よりも短いことを特徴とする請求項4に記載の干渉計。
  9. 前記測定光は近赤外光であり、前記参照光は赤色半導体レーザ光であることを特徴とする請求項1に記載の干渉計。
  10. 前記分割センサは、4分割センサで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の干渉計。
  11. 前記補正部は、前記移動鏡を介して前記第1の光検出器に入射する光と、前記固定鏡を介して前記第1の光検出器に入射する光との間の傾きを、前記固定鏡または前記移動鏡の傾きを調整することによって補正することを特徴とする請求項1に記載の干渉計。
  12. 請求項1に記載の干渉計と、
    前記干渉計の前記第1の光検出器での第1の干渉光の受光によって得られるインターフェログラムをフーリエ変換する演算部とを備え、
    前記測定光は、複数の波長を含み、
    前記演算部は、前記インターフェログラムのフーリエ変換によって、前記測定光に含まれる波長のスペクトルを生成することを特徴とするフーリエ変換分光分析装置。
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