JPWO2011108023A1 - 水栓用泡沫水生成器 - Google Patents

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昌彦 落合
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Abstract

筒状のハウジング2と、ハウジング2の内部に配するとともに、水道水Woが供給されるカップ状の噴出部3uを有し、噴出部3uの内部底面に設けたガイド面3g上に、水道水Woを放射方向に導き、かつ先端の噴出口3so…から少なくとも水平方向へ噴出させる複数の放射通水溝3s…を形成してなる噴出ブロック3と、ガイド面3g上に配した弾性リング4と、下端が弾性リング4の上に当接し、かつ水圧を受ける受圧部5iを有する筒状の加圧ブロック5と、噴出口3so…から噴出した水道水Woを下方に導き、かつ空気を混合させて泡沫水Wを生成する気水混合部6とを具備する。

Description

本発明は、水栓の吐出口に設けて泡沫水を生成する際に用いて好適な水栓用泡沫水生成器に関する。
従来、水栓の吐出口に装着(着脱)して泡沫水を生成する水栓用泡沫水生成器としては、特許文献1で開示される水栓用空気混入器や特許文献2で開示される泡沫装置などが知られている。
同文献1には、上流側端部と下流側端部とを有する混合室と、該混合室の上流側混合室の上流側端部に配設した噴流水形成用部材と、混合室への空気取入れ通路と、混合室の下流側端部に近接して配置した少なくとも1つのスクリーンとを備えた水栓用空気混入器が開示され、また、同文献2には、ケーシングの上流側に、通水孔が穿設された減圧板が備えられ、下流側に、整流網が備えられ、減圧板と整流網との間のケーシングの側壁には空気導入口が開口され、通水孔から流入される流水と空気導入口から流入される空気とが混合される混合室が備えられ、保持具内周面とケーシング外周面との間に、空気導入口に連通されるとともに、外部に開口される空気流通用の隙間が形成されて、泡沫状の吐水を吐出させる泡沫装置が開示されている。
特公昭52−27934号公報 特開2006−225982号公報
しかし、上述した特許文献1及び2で開示される水栓用空気混入器及び泡沫装置をはじめ、従来の水栓用泡沫水生成器は、次のような問題点があった。
第一に、安定した良質の泡沫水を生成するには、変動の少ない安定した流量(水圧)を確保すればよいが、通常、水栓から吐出する流量は、使用時のハンドル操作や給水源の状態などによって大きく変動するため、安定した良質の泡沫水を生成しにくい難点がある。一方、定流量弁を接続することにより流量を安定化させればよいが、別途の定流量弁を接続しなければならず、泡沫水生成器と組合わせた際には大型化や吐出口高さの低下などにより、使い勝手の低下及び全体に二倍近いコストアップを招いてしまう。
第二に、流量が小さい場合であっても良質な泡沫水を得ることができれば、節水効果を高める観点から望ましいが、通常、十分な泡沫水を生成するには5〔L/分〕程度、最低でも3〔L/分〕程度の流量が必要であり、小さな流量により良質な泡沫水を確保する観点からは更なる改良の余地があった。
第三に、泡沫水生成器から放出される泡沫水は、無用な乱れを生じることなく奇麗な流形で放水されることが使用者にとってはより快適性を高めることになるが、従来の泡沫水生成器は泡沫水の流形に対しては何ら配慮されておらず、泡沫水の流形を奇麗にする観点からも更なる改良の余地があった。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した水栓用泡沫水生成器の提供を目的とするものである。
本発明は、上述した課題を解決するため、水栓Mの吐出口Moに設けて泡沫水Wを生成する水栓用泡沫水生成器1を構成するに際して、筒状のハウジング2と、このハウジング2の内部に配するとともに、水道水Woが供給されるカップ状の噴出部3uを有し、この噴出部3uの内部底面に設けたガイド面3g上に、水道水Woを放射方向に導き、かつ先端の噴出口3so…から少なくとも水平方向へ噴出させる複数の放射通水溝3s…を形成してなる噴出ブロック3と、ガイド面3g上に配した弾性リング4と、下端が弾性リング4の上に当接し、かつ水圧を受ける受圧部5iを有する筒状の加圧ブロック5と、噴出口3so…から噴出した水道水Woを下方に導き、かつ空気を混合させて泡沫水Wを生成する気水混合部6とを具備してなることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、ハウジング2には、水栓Mの吐出口Moに着脱する着脱部11を設けることができる。また、加圧ブロック5は、弾性リング4を除いた状態で配した際に、噴出ブロック3側に係止することにより加圧ブロック5の下端とガイド面3g間に一定の隙間Gsを生じさせる形状に形成することができる。さらに、噴出ブロック3におけるガイド面3gの中心には円錐状の上整流部12を設けることができるとともに、噴出ブロック3における噴出部3uの下部には逆円錐状の下整流部13を設けることができる。一方、気水混合部6には、噴出口3so…から噴出した水道水Woを下方に導き、かつ少なくとも中間位置と下端の放水口14間に下側が漸次小径となる内周面を形成した円筒状の放水ブロック15を設けることができるとともに、放水ブロック15とハウジング2間に配し、かつ当該放水ブロック15の放水口14から放出する水道水Woに対して空気Aを混入させる複数の吸気孔16h…を周方向に沿って形成した円筒状の吸気ブロック16を設けることができる。
このような構成を有する本発明に係る水栓用泡沫水生成器1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 噴出部3uの内部底面に設けたガイド面3g上に、水道水Woを放射方向に導き、かつ先端の噴出口3so…から少なくとも水平方向へ噴出させる複数の放射通水溝3s…を形成してなる噴出ブロック3を備え、この噴出ブロック3のガイド面3g上に弾性リング4を配し、さらに、この弾性リング4の上に加圧ブロック5を配してなるため、放射通水溝3s…により水道水Woを少なくとも水平方向へ噴出させる機能を含む泡沫水生成機能と、水圧により上方から加圧されることにより弾性リング4の一部が放射通水溝3s…に入り込む定流量弁機能の二つの機能を兼用することができる。したがって、供給される水道水Woの流量(水圧)が大きく変動した場合であっても常に安定した良質の泡沫水Wを生成でき、しかも、全体の小型コンパクト化及び低コスト化を実現できる。
(2) 噴出ブロック3の噴出部3uの内部底面に設けたガイド面3g上に、水道水Woを放射方向に導き、かつ噴出口3so…から少なくとも水平方向へ噴出させる複数の放射通水溝3s…を形成し、この上に弾性リング4を配することにより、水道水Woを放射方向及び少なくとも水平方向に導き、高い流速で放出するようにしたため、1.5〜2〔L/分〕程度の小さい流量であっても良質な泡沫水Wを得ることができ、これにより、節水効果をより高めることができる。
(3) 好適な態様により、ハウジング2に、水栓Mの吐出口Moに着脱する着脱部11を設ければ、様々な水栓Mに対して装着(着脱)可能となり、汎用性を高めることができる。
(4) 好適な態様により、加圧ブロック5を、弾性リング4を除いた状態で配した際に、噴出ブロック3側に係止することにより加圧ブロック5の下端とガイド面3g間に一定の隙間Gsを生じさせる形状に形成すれば、例えば、電気温水器等の下流側に設けた場合のように、水圧が極端に低い状態であっても、必要な流量を確保できるため、泡沫水Wを確保しつつ同時に洗浄等の水栓Mとしての最低限の機能を確保できる。
(5) 好適な態様により、噴出ブロック3におけるガイド面3gの中心に円錐状の上整流部12を設ければ、供給される水道水Woを放射方向に均一に分流させることができるため、均質かつ良質な泡沫水Wの生成に寄与できる。
(6) 好適な態様により、噴出ブロック3における噴出部3uの下部に逆円錐状の下整流部13を設ければ、無用な乱れを生じることなく奇麗な流形で泡沫水Wを放出することができるため、使用者の快適性をより高めることができる。
(7) 好適な態様により、気水混合部6に、噴出口3so…から噴出した水道水Woを下方に導き、かつ少なくとも中間位置と下端の放水口14間に下側が漸次小径となる内周面を形成した円筒状の放水ブロック15を設ければ、放水口14から放出する水道水Wo(泡沫水W)を中心側に収束させることができるため、特に、噴出ブロック3における噴出部3uの下部に設けた逆円錐状の下整流部13と組合わせた相乗効果により、より奇麗な流形の泡沫水Wを得ることができる。
(8) 好適な態様により、気水混合部6に、放水ブロック15とハウジング2間に配し、かつ当該放水ブロック15の放水口14から放出する水道水Woに対して空気Aを混入させる複数の吸気孔16h…を周方向に沿って形成した円筒状の吸気ブロック16を設ければ、吸気孔16h…の吸気作用により、より効率的かつ良好な気水混合を行うことができる。
本発明の好適実施形態に係る水栓用泡沫水生成器の正面断面図、 同水栓用泡沫水生成器の底面図、 同水栓用泡沫水生成器の半断面を含む分解部品図、 同水栓用泡沫水生成器に用いる弾性リングの一部を含む噴出ブロックの平面図、 同水栓用泡沫水生成器に用いる弾性リングの作用説明図、 同水栓用泡沫水生成器の外観側面図を含む使用説明図、 同水栓用泡沫水生成器の作用説明図、 同水栓用泡沫水生成器に用いる弾性リングを除いて加圧ブロックを反転させた状態を示す正面断面図、 同水栓用泡沫水生成器の水圧対流量特性図、
1:水栓用泡沫水生成器,2:ハウジング,3:噴出ブロック,3u:噴出部,3g:ガイド面,3s…:放射通水溝,3so…:噴出口,4:弾性リング,5:加圧ブロック,5i:受圧部,6:気水混合部,11:着脱部,12:上整流部,13:下整流部,14:放水口,15:放水ブロック,16:吸気ブロック,16h…:吸気孔,M:水栓,Mo:吐出口,W:泡沫水,Wo:水道水,Gs:隙間,A:空気
次に、本発明に係る最良実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る水栓用泡沫水生成器1の構成について、図1〜図4を参照して説明する。
最初に、水栓用泡沫水生成器1の構成部品について説明する。図3は、水栓用泡沫水生成器1を分解した部品図を示す。2は全体を筒状に形成したハウジングであり、外周面の上部には、水栓Mの吐出口Mo(図6)に着脱する雄ネジ部により形成した着脱部11を設けるとともに、内周面の上端には、内径を大きくして段差を形成し、次に述べる吸気ブロック16を支持する掛止部21を設ける。
16は全体を筒状に形成した吸気ブロックであり、周方向に沿って形成した複数の吸気孔16h…を有する。吸気ブロック16の外周面上端には、外方に突出した被係止部22を設け、ハウジング2の内部に収容した際には、この被係止部22が掛止部21により支持される。吸気ブロック16における吸気孔16h…を設けた下半部は、外径を小さくし、ハウジング2の内部に吸気ブロック16を収容した際には、吸気ブロック16とハウジング2間に空気Aが通る通気空間Saを確保する。吸気ブロック16の内周面上端には、内径を大きくして段差を形成し、次に述べる放水ブロック15を支持する掛止部23を設ける。吸気ブロック16の下端開口には中心側に突出した係止縁部24を設け、この係止縁部24によりフィルタ(網)25(図1)を支持する。なお、この係止縁部24の内側開口は、水栓用泡沫水生成器1の放出口1eとなる。
15は円筒状の放水ブロックであり、下端は放水口14となる。放水ブロック15は少なくとも中間位置と放水口14間に下側が漸次小径となる内周面を形成する。放水ブロック15の外周面上端には外方へ突出させた被係止部26を設け、吸気ブロック16の内部に収容した際には、この被係止部26が掛止部23により支持される。この際、下端の放水口14が吸気ブロック16における吸気孔16h…の上下方向中間に位置するように放水ブロック15の軸方向寸法を選定する。
3は、噴出ブロックであり、水道水Woを放射方向に噴出する噴出部3uを有するとともに、噴出部3uの下部には下整流部13を一体形成する。噴出部3uは、水栓Mの吐出口Moから水道水Woが供給されるようにカップ状に形成する。噴出部3uの内部底面は水平なガイド面3gとして形成し、このガイド面3gの中央に円錐状の上整流部12を一体形成するとともに、ガイド面3g上には、複数(例示は10本)の放射通水溝3s…を放射方向に形成し、かつ周方向に一定角度間隔毎に順次形成する。各放射通水溝3s…の先端は噴出部3uの周壁部に形成した噴出口3so…となり、各放射通水溝3s…は噴出口3so…を介して噴出ブロック3の外部に臨む。この場合、例示の噴出口3so…は図3に示すように、水平方向から下方向への角度範囲により噴出可能である。噴出ブロック3の外周面上端には外方へ突出させた被係止部27を設け、放水ブロック15の内部に収容した際には、この被係止部27が放水ブロック15の被係止部26の上に載置される。この際、噴出ブロック3と放水ブロック15間には、噴出口3so…から噴出された水道水Woが放水ブロック15の内周面に衝突し、下端の放水口14から放出されるように、所定の通水空間Swを確保する。この噴出ブロック3の下整流部13,吸気ブロック16及び放水ブロック15は、噴出口3so…から噴出した水道水Woを下方に導き、かつ空気Aを混合させて泡沫水Wを生成する気水混合部6を構成する。
4はゴム素材等により形成した弾性リング(Oリング,平パッキン等)であり全体の外径は、噴出部3uの内径とほぼ同じに選定する。5は筒状の加圧ブロックであり、外径は弾性リング4の外径とほぼ同じに選定する。加圧ブロック5は、内周面に内径を小さくして水圧を受ける受圧部5iを設けるとともに、外周面には外方に突出した被係止部28を設ける。この場合、被係止部28を設ける位置を選定し、加圧ブロック5を、弾性リング4を除いた状態で噴出ブロック3の内部に収容した際に、噴出ブロック3側に係止することにより加圧ブロック5の下端とガイド面3g間に一定の隙間Gsを生じさせるように形成する。なお、例示の場合、加圧ブロック5を標準向きにおいて噴出ブロック3の内部に収容した際には、弾性リング4に当接するとともに、水圧により加圧状態になっても被係止部28が被係止部27に当接することはないが、加圧ブロック5を上下反転させて噴出ブロック3の内部に収容するとともに、弾性リング4を除いた際には、常時、被係止部28が被係止部27に当接し、加圧ブロック5の下端とガイド面3g間に一定の隙間Gsを生じさせる。29はゴム素材等により形成した断面が矩形のシールパッキンであり、吸気ブロック16の上端に当接する大きさに形成する。
次に、このような部品からなる水栓用泡沫水生成器1の組立方法について説明する。水栓用泡沫水生成器1の組立は極めて容易であり、図3に示す順番で各部品を組付ければよい。即ち、ハウジング2の内部に上から吸気ブロック16を収容する。これにより、吸気ブロック16の被係止部22がハウジング2の掛止部21に支持されて位置決めされる。次いで、吸気ブロック16の内部に上から放水ブロック15を収容する。これにより、放水ブロック15の被係止部26が吸気ブロック16の掛止部23に支持されて位置決めされる。なお、この際、必要により放水ブロック15を収容する前に吸気ブロック16の内部にフィルタ(網)25を収容してもよく、このフィルタ25は図1に示すように、吸気ブロック16の係止縁部24に支持される。
次いで、放水ブロック15の内部に上から噴出ブロック3を収容する。これにより、噴出ブロック3の被係止部27は放水ブロック15の被係止部26により支持されて位置決めされる。次いで、噴出ブロック3の噴出部3uの内部に弾性リング4を収容し、ガイド面3gの上に載置するとともに、さらに、噴出部3uの内部に、標準向きの加圧ブロック5を収容する。そして、吸気ブロック16の上端にシールパッキン29を載置すれば、組付は終了する。このように、水栓用泡沫水生成器1の組立は、ハウジング2の内部に上から各部品(16,15,3,4,5)を順次収容すれば足りるため、極めて容易に組立てることができる。この点は分解も容易に行えることを意味し、フィルタ25をはじめ、内部の清掃やメンテナンスを容易に行うことができる。
次に、本実施形態に係る水栓用泡沫水生成器1の使用方法及び作用について、図1〜図9を参照して説明する。
まず、水栓用泡沫水生成器1を使用する際には、図6に示すように、水栓(カラン)Mの吐出口Moの内側に設けた雌ネジ部に、ハウジング2の着脱部11(雄ネジ部)を螺着して取付ける。これにより、図1に示すように、シールパッキン29が吐出口Moと吸気ブロック16の上端間に介在して水漏れが防止される。このように、水栓用泡沫水生成器1は吐出口Moに対して容易に装着又は離脱することができる。なお、このような水栓用泡沫水生成器1は、例えば、図6に示す吐出口Moの上流側に埋込式に設けることも可能である。しかし、本実施形態に係る水栓用泡沫水生成器1は、着脱部11を介して吐出口Moに着脱可能となる着脱式に構成したため、様々な水栓Mに装着(着脱)でき、汎用性を高めることができる。
そして、水栓Mに付設した図に現れないハンドル(コック)を操作して給水を行えば、水栓用泡沫水生成器1の内部で泡沫水Wが生成され、放出口1eから得ることができる。図7は、実線矢印により水道水Woの経路、点線矢印により空気Aの経路、実線矢印により泡沫水Wの経路をそれぞれ示している。この場合、水栓Mの吐出口Moから供給される水道水Woは、加圧ブロック5の内部を流れて噴出部3uの内部に至り、ガイド面3g上に流れ落ちる。この際、ガイド面3gの中心には、円錐状の上整流部12を有するため、供給される水道水Woは放射方向に均一に分流され、均質かつ良質な泡沫水Wの生成に寄与できる。
一方、ガイド面3g上の水道水Woは、各放射通水溝3s…により放射方向及び水平方向に高い流速で導かれ、先端の噴出口3so…から噴出部3uの外側に噴出する。この際、ガイド面3g上には、弾性リング4が載置され、さらに、この弾性リング4の上に加圧ブロック5が当接しているため、加圧ブロック5の受圧部5iが水圧Pwを受けることにより、弾性リング4は、図5に示すように下方に加圧され、全体が押し潰されるように弾性変形する。これにより、弾性リング4の一部4pが各放射通水溝3s…の内部に進入する。この場合、水圧Pwが大きくなるに従って、各放射通水溝3s…の内部に進入する弾性リング4の一部4pが量的に大きくなり、この結果、各放射通水溝3s…の断面積がより絞られるため、水圧Pwに対する流量Qwの変化は、図9に示す特性線Qwsのようになり、水圧Pwが変化しても流量Qwsは安定化される定流量弁機能を発揮する。
また、水道水Woは、放射通水溝3s…により噴出口3so…から少なくとも水平方向に高い流速で噴出して気水混合部6に供給される。噴出口3so…から噴出した水道水Woは、放水ブロック15の内周面に衝突し、泡沫水Wのいわば一次生成(予備生成)が行われる。この泡沫水W(水道水Wo)は、放水ブロック15と噴出ブロック3間の通水空間Swを流れ落ち、放水ブロック15の放水口14から下方に放出される。この際、放水ブロック15は、中間位置と下端の放水口14間に下側が漸次小径となる内周面を形成してなるため、放水口14から放出される水道水Wo(泡沫水W)は中心側に収束される。また、この際、放水口14から放出される水道水Wo(泡沫水W)には、吸気ブロック16の吸気孔16h…から吸気される空気Aが混合され、泡沫水Wのいわば二次生成(主生成)が行われる。そして、得られた泡沫水Wは逆円錐状の下整流部13に沿って放出口1eから下方に放出される。
このように、気水混合部6に、放水ブロック15とハウジング2間に配し、かつ当該放水ブロック15の放水口14から放出する水道水Woに対して空気Aを混入させる複数の吸気孔16h…を周方向に沿って形成した円筒状の吸気ブロック16を設ければ、吸気孔16h…の吸気作用により、より効率的かつ良好な気水混合を行うことができる。また、この場合、放水ブロック15の内面により水道水Wo(泡沫水W)を中心側に収束させる機能と下整流部13に沿って流す機能を組合わせた相乗効果により、より奇麗な流形の泡沫水Wを得ることができる。特に、泡沫水Wは逆円錐状の下整流部13に沿って流れ、中心から落下するため、無用な乱れを生じることなく放出口1oから奇麗な流形で泡沫水Wを放出させることができ、使用者の快適性をより高めることができる。
ところで、水栓用泡沫水生成器1を、電気温水器等の下流側に設けた場合、電気温水器等で流量が制限されるため、水栓用泡沫水生成器1に供給される流量Qw及び水圧Pwが極端に低くなる場合があり、この場合には、十分な流量Qwを確保できなくなる。したがって、この場合、図8に示すように、加圧ブロック5の上下を反転させ、弾性リング4を除いた状態で噴出部3uに収容すれば、加圧ブロック5の被係止部28は噴出ブロック3の被係止部27に係止し、加圧ブロック5の下端とガイド面3g間に一定の隙間Gsが生じる。この際、定流量弁機能は発揮しなくなるが、水圧Pwに対する流量Qwは、図9に示す特性線Qwnのようになる。即ち、前述したように、弾性リング4を用いた図1の場合、水圧Pwが0.15〔MPa〕まで低下すれば、流量Qwは1.2〔L/分〕程度まで低下するため、十分な流量Qwを確保できない。しかし、図8に示すように、弾性リング4を除いた場合には、隙間Gsの確保により、流量Qwを2.0〔L/分〕前後まで高めることができる。これにより、水圧Pwが極端に低い状態であっても、必要な流量Qwを確保できるため、泡沫水Wを確保しつつ同時に洗浄等の水栓Mとしての最低限の機能を確保できる。
このように、本実施形態に係る水栓用泡沫水生成器1は、噴出部3uの内部底面に設けたガイド面3g上に、水道水Woを放射方向に導き、かつ先端の噴出口3so…から少なくとも水平方向へ噴出させる複数の放射通水溝3s…を形成してなる噴出ブロック3を備え、この噴出ブロック3のガイド面3g上に弾性リング4を配し、さらに、この弾性リング4の上に加圧ブロック5を配してなるため、放射通水溝3s…により水道水Woを少なくとも水平方向へ噴出させる機能を含む泡沫水生成機能と、水圧により上方から加圧されることにより弾性リング4の一部が放射通水溝3s…に入り込む定流量弁機能の二つの機能を兼用することができる。したがって、供給される水道水Woの流量(水圧)が大きく変動した場合であっても常に安定した良質の泡沫水Wを生成でき、しかも、全体の小型コンパクト化及び低コスト化を実現できる。また、噴出ブロック3の噴出部3uの内部底面に設けたガイド面3g上に、水道水Woを放射方向に導き、かつ噴出口3so…から少なくとも水平方向へ噴出させる複数の放射通水溝3s…を形成し、この上に弾性リング4を配することにより、水道水Woを放射方向及び少なくとも水平方向に導き、高い流速で放出するようにしたため、1.5〜2〔L/分〕程度の小さい流量であっても良質な泡沫水Wを得ることができ、これにより、節水効果をより高めることができる。
以上、最良実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量等において、本発明の精神を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。例えば、加圧ブロック5は、上下を反転させ、弾性リング4を除いた状態で配する場合を含めたが、このような構成は必須ではなく、必要に応じて設けることができる。また、ハウジング2,噴出ブロック3,放水ブロック15及び吸気ブロック16は、それぞれ別体に形成した四部品により一体形成したが、これらの各部品は二以上の小部品を組合わせて構成してもよいし、四部品における各部品を二以上組合わせて一体形成してもよい。さらに、気水混合部6は、例示の構成に限らず、他の公知の構成の採用を排除するものではない。
本発明に係る水栓用泡沫水生成器は、様々な水栓の吐出口に設けて泡沫水を生成する際に利用できる。

Claims (7)

  1. 水栓の吐出口に設けて泡沫水を生成する水栓用泡沫水生成器において、筒状のハウジングと、このハウジングの内部に配するとともに、水道水が供給されるカップ状の噴出部を有し、この噴出部の内部底面に設けたガイド面上に、水道水を放射方向に導き、かつ先端の噴出口から少なくとも水平方向へ噴出させる複数の放射通水溝を形成してなる噴出ブロックと、前記ガイド面上に配した弾性リングと、下端が前記弾性リングの上に当接し、かつ水圧を受ける受圧部を有する筒状の加圧ブロックと、前記噴出口から噴出した水道水を下方に導き、かつ空気を混合させて泡沫水を生成する気水混合部とを具備してなることを特徴とする水栓用泡沫水生成器。
  2. 前記ハウジングは、水栓の吐出口に着脱する着脱部を有することを特徴とする請求項1記載の水栓用泡沫水生成器。
  3. 前記加圧ブロックは、弾性リングを除いた状態で配した際に、噴出ブロック側に係止することにより加圧ブロックの下端とガイド面間に一定の隙間を生じさせる形状に形成することを特徴とする請求項1又は2記載の水栓用泡沫水生成器。
  4. 前記噴出ブロックは、前記ガイド面の中心に円錐状の上整流部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水栓用泡沫水生成器。
  5. 前記噴出ブロックは、前記噴出部の下部に逆円錐状の下整流部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の水栓用泡沫水生成器。
  6. 前記気水混合部は、前記噴出口から噴出した水道水を下方に導き、かつ少なくとも中間位置と下端の放水口間に下側が漸次小径となる内周面を形成した円筒状の放水ブロックを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の水栓用泡沫水生成器。
  7. 前記気水混合部は、前記放水ブロックと前記ハウジング間に配し、かつ当該放水ブロックの前記放水口から放出する水道水に対して空気を混入させる複数の吸気孔を周方向に沿って形成した円筒状の吸気ブロックを備えることを特徴とする請求項6記載の水栓用泡沫水生成器。
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