JPWO2011092845A1 - 密閉型電池およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

キャップケース37のフランジ37bには、かしめ前の状態で、フランジ37bの上端から上方に突出する複数の突片37cが設けられている。フランジ37bをキャップ3の上面に沿うようにかしめたとき、突片37cは、フランジ37bからキャップ3の中心に向かって、キャップ3の上面に沿って突出する。キャップケース37は、突片37cの略中央の溶接部37dにおいて、摩擦攪拌接合によってキャップ3に溶接されている。突片37cは、左右対称な略T字状に形成され、キャップ3に接合した状態における外周端部、すなわちフランジ37bとの連結部37rのキャップ円周方向の幅W2が、最大幅W1に比較して小さい。本実施形態は、フランジ37bとの連結部37rに小幅W1の部分を形成することによって、連結部37rの塑性変形に対する剛性が低下する。

Description

この発明は、密閉型電池およびその製造方法に関する。
従来、密閉型電池は家電製品に汎用されており、最近では、特にリチウム電池が数多く用いられている。リチウム電池はエネルギ密度が高いことから、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)の車載電源として開発が進められており、大電流の通電が必要となっている。このため、リチウム電池では、蓋ユニット(密閉蓋)における上蓋とダイアフラム(上蓋ケース)とを溶接する等、各部品の低抵抗化の対策が進められている(特許文献1)。
特開2007−213819号公報
特許文献1の蓋ユニットでは、ダイアフラムの周縁部にフランジを設け、このフランジを折り返して上蓋にかしめている。そして、フランジ部を上蓋上面に溶接して低抵抗化を図っている。しかし、大容量が要求されるプラグインハイブリッド自動車や電気自動車に使用するリチウムイオン二次電池は大電流が流れるため、一層の低抵抗化の要請がある。
(1)請求項1の発明による密閉型電池は、発電ユニットと、前記発電ユニットが収納される電池容器と、前記電池容器を封止する密閉蓋とを備えた密閉型電池であって、前記密閉蓋は、正極外部端子を有するキャップと、キャップと一体化されるキャップケースとを有し、記キャップケースは、前記キャップの外周部においてキャップ上面に折り返されたフランジと、前記フランジの内周縁から前記キャップの中心に突出する溶接用突片とを有し、記溶接用突片で前記キャップと前記キャップケースとが溶接されていることを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1記載の密閉型電池において、前記溶接用突片は、前記フランジと接続される連結部と、連結部からキャップ中心に広がる先端部とを有することを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項2記載の密閉型電池において、前記キャップケースの円周方向における前記連結部の長さW2は、前記円周方向における前記先端部の長さW1よりも小さいことを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の密閉型電池において、前記突片は摩擦攪拌接合によって前記キャップに溶接されていることを特徴とする。
(5)請求項5の発明による密閉型電池の製造方法は、発電ユニットを製作する工程と、前記電池容器を封止する密閉蓋を製作する工程と、前記発電ユニットを電池容器に収容した後、前記発電ユニットと前記密閉蓋の正極外部端子および電池底面の負極外部端子とを電気的に接続する工程と、前記発電ユニットを前記電池容器に収容した後、前記密閉蓋で前記電池容器を封止する工程とを備え、前記密閉蓋を製作する工程は、前記正極外部端子を有するキャップを製作する工程と、前記キャップと一体化されるキャップケースであって、前記キャップケースと前記キャップをかしめるフランジと、前記キャップケースと前記キャップを溶接する溶接用突片とを有するキャップケースを製作する工程と、前記フランジを前記キャップにかしめて前記キャップと前記キャップケースをかしめ固定し、前記溶接用突片を前記キャップに溶接して一体化する工程とを含むことを特徴とする。
(6)請求項6の発明は、請求項5に記載の密閉型電池の製造方法において、前記溶接用突片を摩擦攪拌接合によって前記キャップに溶接することを特徴とする。
(7)請求項7の発明は、請求項5または6に記載の密閉型電池の製造方法において、前記キャップケースを製作する工程は、前記キャップの上面に沿って前記フランジから突出するように前記溶接用突片を形成することを特徴とする。
(8)請求項8の発明は、請求項7に記載の密閉型電池の製造方法において、前記溶接用突片は、前記フランジと接続される連結部と、前記連結部からキャップ中心に広がる先端部とを有し、前記キャップケースの円周方向における前記連結部の長さW2が、前記円周方向における前記先端部の長さW1よりも小さくなるように製作されることを特徴とする。
この発明の密閉型電池およびその製造方法によれば、密閉蓋の封水性能を確保しつつ、電気抵抗を低減することができる。
この発明の密閉型電池の第1実施形態を示す断面図。 図1に示された密閉型電池の分解斜視図。 図1の電極群の詳細を示すための一部を切断した状態の斜視図。 図1の密閉蓋を示す斜視図。 図4の密閉蓋を示す平面図。 図4のキャップケースにおけるフランジ部の突片を示す平面図。 この発明の密閉型電池の第2実施形態における突片を示す平面図。 この発明の密閉型電池の第3実施形態における突片を示す平面図。 この発明の密閉型電池の第4実施形態における密閉蓋を示す斜視図。 図9のキャップの平面図。 図4の密閉蓋におけるキャップケースの素材を示す平面図。 図11の素材の絞り加工工程を示す斜視図。 図12の工程に続く打ち抜き工程を示す斜視図。 図13の工程に続く打設工程を示す斜視図。
本発明は、電池容器の開口を封止する密閉蓋の抵抗値を低減するように構成したものであり、以下、この発明の密閉型電池を円筒型リチウムイオン二次電池に適用した一実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
−密閉型電池の構造−
図1は、この発明の密閉型電池の第1実施形態を示す縦断面図であり、図2は、図1に示された密閉型電池の分解斜視図である。
密閉型電池1は、例えば、外形40mmφ、高さ110mmの寸法を有する。この円筒型二次電池1は、密閉蓋50で開口部が封止される有底円筒型の電池容器2の内部に、以下に説明する発電ユニット20を収容している。
まず、発電ユニット20について説明し、次に、密閉蓋50を説明する。
(電池容器2)
有底円筒型の電池容器2には、その開放側である上端部側に電池容器2の内側に突き出した溝2aが形成されている。
(発電ユニット20)
発電ユニット20は、電極群10と、正極集電部材31と、負極集電部材21とを、以下で説明するように一体的にユニット化して構成されている。電極群10は、中央部に軸芯15を有し、軸芯15の周囲に正極電極、負極電極およびセパレータが捲回されている。図3は、電極群10の構造の詳細を示し、一部を切断した状態の斜視図である。図3に図示されるように、電極群10は、軸芯15の外周に、正極電極11、負極電極12、および第1、第2のセパレータ13、14が捲回された構成を有する。
この電極群10では、軸芯15の外周に接する最内周には第1のセパレータ13が捲回され、その外側を、負極電極12、第2のセパレータ14および正極電極11が、この順に積層され、捲回されている。最内周の負極電極12の内側には第1のセパレータ13および第2のセパレータ14が数周(図3では、1周)捲回されている。また、最外周は負極電極12およびその外周に捲回された第1のセパレータ13となっている。最外周の第1のセパレータ13が接着テープ19で止められる(図2参照)。
正極電極11は、アルミニウム箔により形成され長尺な形状を有し、正極シート11aと、この正極シート11aの両面に正極合剤11bが塗布された正極処理部を有する。正極シート11aの長手方向に沿った上方側の側縁は、正極合剤11bが塗布されずアルミニウム箔が露出した正極合剤未処理部11cとなっている。この正極合剤未処理部11cには、軸芯15と平行に上方に突き出す多数の正極リード16が等間隔に一体的に形成されている。
正極合剤11bは正極活物質と、正極導電材と、正極バインダとからなる。正極活物質はリチウム酸化物が好ましい。例として、コバルト酸リチウム、マンガン酸リチウム、ニッケル酸リチウム、リチウム複合酸化物(コバルト、ニッケル、マンガンから選ばれる2種類以上を含むリチウム酸化物)等が挙げられる。正極導電材は、正極合剤中におけるリチウムの吸蔵放出反応で生じた電子の正極電極への伝達を補助できるものであれば制限は無い。正極導電材の例として、黒鉛やアセチレンブラックなどが挙げられる。
正極バインダは、正極活物質と正極導電材を結着させ、また正極合剤と正極集電体を結着させることが可能であり、非水電解液との接触により、大幅に劣化しなければ特に制限はない。正極バインダの例としてポリフッ化ビニリデン(PVDF)やフッ素ゴムなどが挙げられる。正極合剤層の形成方法は、正極電極上に正極合剤が形成される方法であれば制限はない。正極合剤11bの形成方法の例として、正極合剤11bの構成物質の分散溶液を正極シート11a上に塗布する方法が挙げられる。
正極合剤11bを正極シート11aに塗布する方法の例として、ロール塗工法、スリットダイ塗工法等が挙げられる。正極合剤11bに分散溶液の溶媒例として、N−メチルピロリドン(NMP)や水等を添加し、混練したスラリを、厚さ20μmのアルミニウム箔の両面に均一に塗布し、乾燥させた後、プレス、裁断する。正極合剤11bの塗布厚さの一例としては片側約40μmである。正極シート11aを裁断する際、正極リード16を一体的に形成する。
負極電極12は、銅箔により形成され長尺な形状を有し、負極シート12aと、この負極シート12aの両面に負極合剤12bが塗布された負極処理部を有する。負極シート12aの長手方向に沿った下方側の側縁は、負極合剤12bが塗布されず銅箔が露出した負極合剤未処理部12cとなっている。この負極合剤未処理部12cには、正極リード16とは反対方向に延出された、多数の負極リード17が等間隔に一体的に形成されている。
負極合剤12bは、負極活物質と、負極バインダと、増粘剤とからなる。負極合剤12bは、アセチレンブラックなどの負極導電材を有しても良い。負極活物質としては、黒鉛炭素を用いることが好ましい。黒鉛炭素を用いることにより、大容量が要求されるプラグインハイブリッド自動車や電気自動車向けのリチウムイオン二次電池が作製できる。負極合剤12bの形成方法は、負極シート12a上に負極合剤12bが形成される方法であれば制限はない。負極合剤12bを負極シート12aに塗布する方法の例として、負極合剤12bの構成物質の分散溶液を負極シート12a上に塗布する方法が挙げられる。塗布方法の例として、ロール塗工法、スリットダイ塗工法等が挙げられる。
負極合剤12bを負極シート12aに塗布する方法の例として、負極合剤12bに分散溶媒としてN−メチル−2−ピロリドンや水を添加し、混練したスラリを、厚さ10μmの圧延銅箔の両面に均一に塗布し、乾燥させた後、プレス、裁断する。負極合剤12bの塗布厚さの一例としては片側約40μmである。負極シート12aを裁断する際、負極リード17を一体的に形成する。
第1のセパレータ13および第2のセパレータ14の幅をWS、負極シート12aに形成される負極合剤12bの幅をWC、正極シート11aに形成される正極合剤11bの幅をWAとした場合、下記の式を満足するように形成される。
WS>WC>WA(図3参照)
すなわち、正極合剤11bの幅WAよりも、常に、負極合剤12bの幅WCが大きい。これは、リチウムイオン二次電池の場合、正極活物質であるリチウムがイオン化してセパレータを浸透するが、負極側に負極活物質が形成されておらず負極シート12bが露出していると負極シート12aにリチウムが析出し、内部短絡を発生する原因となるからである。
図1および図3において、中空な円筒形状の軸芯15は軸方向(図面の上下方向)の上端部の内面に径大の溝15aが形成され、この溝15aに正極集電部材31が圧入されている。正極集電部材31は、例えば、アルミニウムにより形成され、円盤状の基部31a、この基部31aの内周部において軸芯15側に向かって突出し、軸芯15の内面に圧入される下部筒部31b、および外周縁において密閉蓋50側に突き出す上部筒部31cを有する。正極集電部材31の基部31aには、電池内部で発生するガスを放出するための開口部31dが形成されている。
正極シート11aの正極リード16は、すべて、正極集電部材31の上部筒部31cに溶接される。この場合、図2に図示されるように、正極リード16は、正極集電部材31の上部筒部31c上に重なり合って接合される。各正極リード16は大変薄いため、1つでは大電流を取りだすことができない。このため、軸芯15への巻き始めから巻き終わりまでの全長に亘り、多数の正極リード16が所定間隔に形成されている。
正極集電部材31の上部筒部31cの外周には、正極シート11aの正極リード16およびリング状の押え部材32が溶接されている。多数の正極リード16は、正極集電部材31の上部筒部31cの外周に密着させておき、正極リード16の外周に押え部材32を巻き付けて仮固定し、この状態で溶接される。
正極集電部材31は、電解液によって酸化されるので、アルミニウムで形成することにより信頼性を向上することができる。アルミニウムは、なんらかの加工により表面が露出すると、直ちに、表面に酸化アルミウム皮膜が形成され、この酸化アルミニウム皮膜により、電解液による酸化を防止することができる。
また、正極集電部材31をアルミニウムで形成することにより、正極シート11aの正極リード16を超音波溶接またはスポット溶接等により溶接することが可能となる。
軸芯15の下端部の外周には、外径が径小とされた段部15bが形成され、この段部15bに負極集電部材21が圧入されて固定されている。負極集電部材21は、例えば、銅により形成され、円盤状の基部21aに軸芯15の段部15bに圧入される開口部21bが形成され、外周縁に、電池容器2の底部側に向かって突き出す外周筒部21cが形成されている。
負極シート12aの負極リード17は、すべて、負極集電部材21の外周筒部21cに超音波溶接等により溶接される。各負極リード17は大変薄いため、大電流を取りだすために、軸芯15への巻き始めから巻き終わりまで全長にわたり、所定間隔で多数形成されている。
負極集電部材21の外周筒部21cの外周には、負極シート12aの負極リード17およびリング状の押え部材22が溶接されている。多数の負極リード17は、負極集電部材21の外周筒部21cの外周に密着させておき、負極リード17の外周に押え部材22を巻き付けて仮固定し、この状態で溶接される。
負極集電部材21の下面には、銅製の負極通電リード23が溶接されている。負極通電リード23は、電池容器2の底部において、電池容器2に溶接されている。電池容器2は、例えば、0.5mmの厚さの炭素鋼で形成され、表面にニッケルメッキが施されている。このような材料を用いることにより、負極通電リード23は、電池容器2に抵抗溶接等により溶接することができる。
正極集電部材31の基部31aの上面には、複数のアルミニウム箔が積層されて構成されたフレキシブルな正極導電リード33が、その一端部を溶接されて接合されている。正極導電リード33は、複数枚のアルミニウム箔を積層して一体化することにより、大電流を流すことが可能とされ、且つ、フレキシブル性を付与されている。つまり、大電流を流すには接続部材の厚さを大きくする必要があるが、1枚の金属板で形成すると剛性が大きくなり、フレキシブル性が損なわれる。そこで、板厚の小さな多数のアルミニウム箔を積層してフレキシブル性を持たせている。正極導電リード33の厚さは、例えば、0.5mm程度であり、厚さ0.1mmのアルミニウム箔を5枚積層して形成される。
以上説明したように、多数の正極リード16が正極集電部材31に溶接され、多数の負極リード17が負極集電部材21に溶接されることにより、正極集電部材31、負極集電部材21および電極群10が一体的にユニット化された発電ユニット20が構成される(図2参照)。但し、図2においては、図示の都合上、負極集電部材21、押え部材22および負極通電リード23は発電ユニット20から分離して図示されている。
(密閉蓋50)
図1、図2、図4〜図6を参照して密閉蓋50について詳細に説明する。
密閉蓋50は、排気口3c,3dを有するキャップ3と、キャップ3に装着され開裂溝37aを有するキャップケース37と、キャップケース37の中央部裏面にスポット溶接された正極接続板35と、正極接続板35の周縁上面とキャップケース37の裏面との間に挟持される絶縁リング41とを備え、予めサブアセンブリとして組み立てられている。
キャップ3は、炭素鋼等の鉄にニッケルメッキを施して形成されている。キャップ3は、円盤状の周縁部3aと、この周縁部3aから上方に突出する有頭無底の筒部3bとを有し、全体としてハット型を呈している。筒部3bには、中央に開口部3cが形成され、側面の複数方向(例えば、中心角が90度ずつシフトした4方向)に開口部3dが穿設されている。筒部3bは正極外部端子として機能し、バスバーなどが接続される。
キャップ3の周縁部は、アルミニウム合金で形成されたキャップケース37の折り返しフランジ37bで一体化されている。すなわち、キャップケース37の周縁をキャップ3の上面に沿って折り返してキャップ3がかしめ固定されている。キャップ3の上面で折り返されている円環、すなわちフランジ37bには、その内周縁からキャップ3の中心に向かって90度間隔で突出する4つの溶接用突片37cが設けられている。キャップ3は、4つの突片37cと摩擦接合溶接されている。すなわち、キャップケース37とキャップ3は、フランジ37bによるかしめ固定と、突片37cでの溶接によって一体化されている。
キャップケース37の中央円形領域には、円形形状の開裂溝37aと、この円形開裂溝37aから四方に放射状に伸びる開裂溝37aとが形成されている。開裂溝37aは、プレスによりキャップケース37の上面側をV字形状に押し潰して、残部を薄肉にしたものである。開裂溝37aは、電池容器2内の内圧が所定値以上に上昇すると開裂して、内部のガスを放出する。
図6に示すように、突片37cは、フランジ37bとの連結部37rと、連結部37rに連設された幅広部37hとを有し、左右対称な略T字状に形成されている。幅広部(先端部)37hの円周方向の幅をW1とし、連結部37rの円周方向の幅をW2とすると、W1>W2である。幅W2の連結部37rは、例えば、突片37cのフランジ37bとの連結部に、略半円状の切欠37eを形成することによって形成される。幅広部37hのほぼ中央部の円形領域37dが摩擦攪拌溶接部である。
本実施の形態では、キャップ3のニッケルメッキ層と、アルミニウム合金よりなるキャップケース37の突片37cとが摩擦攪拌溶接で接合されている。溶接による接合を行うことによって、キャップ3、キャップケース37間の電気抵抗は充分低くなる。しかも、フランジ37bから溶接用突片37cを突出させ、十分広い面積で溶接するようにした。このような構成を採用することにより、かしめ加工のみによって、キャップケース37をキャップ3に装着した場合に比較し、電気抵抗を低減することができる。
すなわち本発明は、キャップ3をキャップケース37の突片37cで溶接することにより、キャップ3とキャップケース37間の電流経路の抵抗値を低減することができる。
なお、キャップ3が鉄で形成されている場合には、別の円筒型二次電池と直列に接合する際、鉄で形成された別の円筒型二次電池とスポット溶接により接合することが可能である。
密閉蓋50は防爆機構を構成している。電池容器2の内部に発生したガスにより、内部圧力が基準値を超えると、開裂溝においてキャップケース37に亀裂が発生し、内部のガスがキャップ3の排気口3c、3dから排出されて電池容器2内の圧力が低減される。また、電池容器2の内圧によりキャップケースと呼ばれるキャップケース37が容器外方に膨出して正極接続板35との電気的接続が断たれ、過電流を抑制する。
密閉蓋50は、正極集電部材31の上部筒部31c上に絶縁状態で載置されている。すなわち、キャップ3が一体化されたキャップケース37は、その絶縁リング41を介して絶縁状態で正極集電部材31の上端面に載置されている。しかし、キャップケース37は、正極導電リード33により正極集電部材31とは電気的に接続され、密閉蓋50のキャップ3が電池1の正極となる。ここで、絶縁リング41は、開口部41a(図2参照)および下方に突出する側部41bを有している。絶縁材41の開口部41a内には接続板35が嵌合されている。
接続板35は、アルミニウム合金で形成され、中央部を除くほぼ全体が均一でかつ、中央側が少々低い位置に撓んだ、ほぼ皿形状を有している。接続板35の厚さは、例えば、1mm程度である。接続板35の中心には、薄肉でドーム形状に形成された突起部35aが形成されており、突起部35aの周囲には、複数の開口部35b(図2参照))が形成されている。開口部35bは、電池内部に発生するガスを放出する機能を有している。接続板35の突起部35aはキャップケース37の中央部の底面に抵抗溶接または摩擦拡散接合により接合されている。
そして、詳細は後述するが、電池容器2に電極群10を収容し、予め部分アセンブリとして作製された密閉蓋50を正極集電部材31と正極導電リード33により電気的に接続して筒上部に載置する。そして、プレス等により、ガスケット43の外周壁部43bを折曲して基部43aと外周壁部43bにより、密閉蓋50を軸方向に圧接するようにかしめ加工する。これにより、密閉蓋50がガスケット43を介して電池容器2に固定される。
ガスケット43は、当初、図2に図示されるように、リング状の基部43aの周側縁に、上部方向に向けてほぼ垂直に起立して形成された外周壁部43bと、内周側に、基部43aから下方に向けてほぼ垂直に垂下して形成された筒部43cとを有する形状を有している。電池容器2をかしめることにより、キャップケース37は外周壁部43bで挟持される。
電池容器2の内部には、非水電解液が所定量注入されている。非水電解液の一例としては、リチウム塩がカーボネート系溶媒に溶解した溶液を用いることが好ましい。リチウム塩の例として、フッ化リン酸リチウム(LiPF6)、フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)、等が挙げられる。また、カーボネート系溶媒の例として、エチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、プロピレンカーボネート(PC)、メチルエチルカーボネート(MEC)、或いは上記溶媒の1種類以上から選ばれる溶媒を混合したもの、が挙げられる。
本実施形態による密閉型電池は以下の作用効果を奏することができる。
(1)キャップケース37のフランジ37bから突片37cを突設させ、この突部37cをキャップ3に溶接したので、従来よりも広い溶接面積を確保することができ、密閉蓋50の電流経路の抵抗値を小さくできる。
(2)突片37cは、先端側に十分に面積の大きな幅広部37hを設け、幅広部37hは、円周方向の幅が狭い連結部37rを介してフランジ37bと連結するようにした。連結部37rは、塑性変形に対する剛性を小さくするものであり、これによって、フランジ37bおよび突片37cを、キャップ3の上面に沿って折り曲げた際に、フランジ37bに変形その他の欠陥が生じることがない。従って、密閉蓋の封止性能が低下する等の問題を回避することができる。
本実施形態のリチウム二次電池1の作用効果等について補足説明する。
本実施形態のリチウム二次電池1では、キャップケース37とキャップ3とがかしめられたフランジ(かしめ部)37bから突出した突片37cで摩擦攪拌接合が施されている。摩擦攪拌接合では、回転工具の先端部を回転させながら突片37cに圧接することで、摩擦熱により突片37cを構成するキャップケース37とキャップ3の上面側の一部とを塑性流動させて混ぜ合わせることで一体化させる。このため、一体化した接合部分では、キャップケース37とキャップ3との異種金属の接触面がなくなるので、通電時のキャップケース37及びキャップ3間の電気抵抗を低減することができる。
また、本実施形態のリチウム二次電池1では、摩擦攪拌接合による接合が突片37cの4箇所に施されている。また、突片37cの大きさは、接続面積をかせぐため、できるだけ大きいほうがよく、かしめ時の不具合を低減するため、突片37cの付け根にクビレた連結部37rを設けている。このため、大きな溶接部分を確保することができ、大電流放電時でも電気抵抗の増大が抑制されるので、大電流放電時の電力損失を軽減することができる。
また、本実施形態のリチウム二次電池1では、突片37cの摩擦攪拌接合がキャップ3の上方側に折り返されたキャップケース37のフランジ37bから突出する突片37cに回転工具を圧接することで施されている。このため、電池組立後に電池内側に位置するキャップケース37の下面側では、溶接に伴うピンホール等の形成が防止される。これにより、リチウム二次電池1では、キャップ3に非水電解液が接触せずキャップ3の腐食が防止されるので、非水電解液の漏洩を防止することができ、周囲の機器等への損害を抑えることができる。従って、大電流放電時の電力損失を軽減し、非水電解液の漏液を防止した本実施形態のリチウム二次電池1は、密閉蓋50のキャップケース37とキャップ3との接合信頼性を向上させた電池である。
更に、本実施形態のリチウム二次電池1では、キャップケース37の正極接続板35の材質がキャップ3の材質より低融点のため、キャップケース37の正極接続板35と正極導電リード33とを溶接により容易に溶接で接合することができる。また、キャップ3がキャップケース37より高融点のため、電池使用時の温度上昇や高温環境下での使用時の変形等を抑制することができる。
従来のリチウム二次電池では、密閉蓋を構成する蓋ケース(キャップケース)と蓋キャップ(キャップ)との接合にスポット溶接が用いられている。スポット溶接では、蓋ケースのフランジ部の下面と蓋キャップのフランジ部の上面とに溶接用電極を接触させ、電極間に通電することで接合されるため、蓋キャップの鉄より融点の低いアルミニウム製の蓋ケースの下面にピンホール等の欠陥を生じ、溶接痕が残ることがある。アルミニウム製蓋ケースにピンホール等が形成されていても、鉄製蓋キャップにはピンホール等が形成されにくいため、電池蓋の気密検査を行っても蓋ケースのピンホールを検出することができない。電池組立後では、蓋ケースの下面側が電池内側となるため、蓋ケース下面が非水電解液にさらされることから、ピンホールに非水電解液が侵入する。このため、ピンホールに浸入した非水電解液が鉄製蓋キャップと接触することから、蓋キャップが腐食し、非水電解液が漏洩することとなる。電池外に漏洩した非水電解液は、当該電池ばかりではなく、例えば、組電池としたときに隣り合う電池や周囲の機器等に腐食等の損害を及ぼすおそれがある。一方、蓋ケースと蓋キャップとでは、材質の金属が異なるため、密閉蓋には異種金属の接触抵抗が存在する。このため、大電流放電により電力損失が生じる。多数の電池を接続した組電池では、全体の抵抗が大きくなり、電力損失も大きくなる。本実施形態は、これらの問題を解決することができる大電流放電用リチウム二次電池である。
−密閉型電池の製造方法−
密閉型電池の製造に際しては、まず、正極シート11aの両面に、正極合剤11bおよび正極合剤未処理部11cが形成され、また、多数の正極リード16が正極シート11aに一体に形成された正極電極11を作製する。また、負極シート12aの両面に負極合剤12bおよび負極処理部12cが形成され、多数の負極リード17が負極シート12aに一体に形成された負極電極12を作製する。
そして、図3に図示するように、軸芯15に、第1のセパレータ13、正極電極11、第2のセパレータ14、負極電極12を、この順に捲回して電極群10を作製する。この場合、第1のセパレータ13、正極電極11、第2のセパレータ14、負極電極12は最も内側の側縁部を軸芯15に溶接しておくと、捲回時に加える荷重に抗して捲回することが容易となる。
この電極群10の軸芯15の下部に負極集電部材21を取り付ける。負極集電部材21の取り付けは、負極集電部材21の開口部21bを軸芯15の下端部に設けられた段部15bに嵌入して行う。次に、負極集電部材21の外周筒部21cの外周の全周囲に亘り、負極リード17をほぼ均等に配分して密着し、負極リード17の外周に押え部材22を巻き付ける。そして、超音波溶接等により、負極集電部材21に負極リード17および押えリング22を溶接する。次に、軸芯15の下端面と負極集電部材21とに跨る負極通電リード23を負極集電部材21に溶接する。
次に、軸芯15の正極集電部材31の下部筒部31bを軸芯15の上端側に設けられた溝15aに嵌合する。正極電極11の正極リード16を正極集電部材31の上部筒部31cの外面に密着させる。そして、正極リード16の外周に押え部材32を巻き付け、超音波溶接等により、正極集電部材31の上部筒部31cに正極リード16および押えリング32を溶接する。発電ユニット20が構成される。
次に、発電ユニット20を収容可能なサイズを有する金属製の有底円筒部材に、上述の工程を経て作製された発電ユニット20を収容する。有底円筒部材は、電池容器2となるものである。以下において、説明を簡素にして明瞭にするために、この有底円筒部材を電池容器2として説明する。
電池容器2内に収納した発電ユニット20の負極通電リード22を、電池容器2に抵抗溶接等により溶接する。この場合、図示はしないが、電池容器2の外部から、軸芯15の中空軸に電極棒を挿通し、電極棒により負極通電リード22を電池容器2の底部に押し付けて溶接する。
次に、電池容器2の上端部側の一部を絞り加工して内方に突出し、外面にほぼV字状の溝2aを形成する。電池容器2の溝2aは、発電ユニット20の上端部、換言すれば、正極集電部材31の上端部近傍に位置するように形成する。発電ユニット20が収容された電池容器2の内部に、非水電解液を所定量注入する。
−キャップケース37の製造−
図11〜図14は、キャップケース37の製造工程を示す。
キャップケース37のフランジ37bには、かしめ前の状態で、フランジ37bの上端から上方に突出する複数の突片37cが設けられている。フランジ37bをキャップ3の上面に沿うようにかしめたとき、突片37cは、フランジ37bからキャップ3の中心に向かって、キャップ3の上面に沿って突出する。キャップケース37は、突片37cの略中央の溶接部37dにおいて、摩擦攪拌接合によってキャップ3に溶接されている。
図12に示すように、キャップケース37は、円板状の素材37A(図11)を、絞り加工(白抜き矢印でプレス加工のイメージを示す)し、円板周縁に円環37bbを立設させ、中間品37Bを成型する。
図13に示すように、中間品37Bの円環37bbにおいて、例えば、打ち抜き型130によって、隣接する突片37c、37cの間の部分を打ち抜く。
図14に示すように、図13の打ち抜き工程によって製造された中間品37Dに対して、例えば、打刻型140によって開裂溝37aを打刻し、キャップケース37を製造する。
図11〜図14で製造されたキャップケース37には、キャップ3が固定される。キャップケース37とキャップ3との固定は、かしめ加工および溶接により行う。図2に図示された如く、当初、キャップケース37の側壁37bはケース基部に垂直に形成されているので、キャップ3の周縁部3aをキャップケース37の側壁37b内に配置する。そして、キャップケース37の側壁37bをプレス等により変形させて、キャップ3の周縁部の上面および下面、および外周側面を覆って圧接する。その後、突片37cの溶接部37dを溶接する。
また、接続板35を絶縁リング41の開口部41aに嵌合して取り付けておく。そして、接続板35の突起部35aを、キャップ3が固定されたキャップケース37の底面に溶接する。この場合の溶接方法は、抵抗溶接または摩擦拡散接合を用いることができる。接続板35とキャップケース37を溶接することにより、接続板35が嵌合された絶縁リング41および接続板35に固定されたキャップ3が接続板35およびキャップケース37に一体化された密閉蓋50が構成される。
正極集電部材31の基部31aに正極導電リード33の一端部を、例えば超音波溶接等により溶接する。そして、キャップ3、キャップケース37、接続板35および絶縁リング41が一体化された密閉蓋50を、正極導電リード33の他端部に近接して配置する。そして、正極導電リード33の他端部を接続板35の下面に、レーザ溶接により溶接する。この溶接は、正極導電リード33の他端部における接続板35との接合面が、正極集電部材31に溶接された正極導電リード33の一端部の接合面と同じ面となるようにして行う。
電池容器2の溝2aの上にガスケット43を収容する。この状態におけるガスケット43は、図2に図示するように、リング状の基部43aの上方に、基部43aに対して垂直な外周壁部43bを有する構造となっている。この構造で、ガスケット43は、電池容器2の溝2a上部の内側に留まっている。ガスケット43は、ゴムで形成されており、限定する意図ではないが、1つの好ましい材料の例として、エチレンプロピレン共重合体(EPDM)をあげることができる。また、例えば、電池容器2が厚さ0.5mmの炭素鋼製で、外径が40mmΦの場合、ガスケット43の厚さは1mm程度とされる。
ガスケット43の筒部43c上に、キャップ3、キャップケース37、接続板35および絶縁リング41が一体化された密閉蓋50を配置する。詳細には、密閉蓋50のキャップケース37を、その周縁部をガスケット43の筒部43c上に対応させて載置する。この場合、絶縁リング41のフランジ41bの外周に正極集電部材31の上部筒部31cが嵌合されるようにする。
この状態で、電池容器2の溝2aと上端面の間の部分をプレスにより圧縮する、いわゆる、かしめ加工により、ガスケット43と共に密閉蓋50が電池容器2に固定される。正極集電部材31とキャップ3が正極導電リード33、接続板35およびキャップケース37を介して導電接続されており、図1に図示された円筒型二次電池が作製される。
(実施例1)
以上説明した密閉型電池を以下のように製作した。
負極シート12aは、厚さ10μmの銅箔が使用される。銅箔の両面には、負極活物質として平均粒径20μmの炭素粒子を含む負極合剤が塗着されている。負極合剤には、例えば、炭素粒子の90重量部に対して、バインダ(結着材)のポリフッ化ビニリデン(呉羽化学工業株式会社製、商品名:KF#1120)(以下、PVDFと略記する。)の10重量部が配合されている。銅箔に負極合剤を塗着するときには、分散溶媒のN−メチル−2−ピロリドン(以下、NMPと略記する)が用いられる。銅箔の長寸方向一側の側縁には、負極合剤の未塗着部が形成されており、負極リード17が形成されている。負極電極12は、乾燥後、プレス加工され、幅90mmに裁断されている。
正極シート11aは、厚さ20μmのアルミニウム箔が使用される。アルミニウム箔の両面には、正極活物質として平均粒径10μmのマンガン酸リチウムを含む正極合剤が塗着されている。正極合剤には、例えば、マンガン酸リチウムの85重量部に対して、導電材として平均粒径3μmの炭素粉末の10重量部及びバインダのPVDFの5重量部が配合されている。アルミニウム箔に正極合剤を塗着するときには、分散溶媒のNMPが用いられる。アルミニウム箔の長寸方向一側の側縁には、負極電極11と同様に正極合剤の未塗着部が形成されており、正極リード16が形成されている。正極電極11は、乾燥後、負極電極12と同様にプレス加工され、幅88mmに裁断されている。
セパレータには、厚さ25μm、幅92mmのポリエチレン多孔膜が使用される。発電ユニット20及び正極集電部材31の鍔部周面全周には、ポリイミド製の基材の片面にヘキサメタアクリレートの粘着剤が塗布された絶縁被覆としての粘着テープが使用される。粘着テープは、鍔部周面から発電ユニット20の外周面に亘って一重以上巻かれている。
キャップケース37の材質に厚さ0.4mmのアルミニウムを用い、かしめ部の突片37cの付け根に0.5Rの切り欠きを設けた。キャップ3の材質に約5μm厚のニッケルメッキを施した厚さ0.6mmの鉄を用いた。キャップケース37の融点はキャップ3の融点より低くなる。突片37cの大きさは、W1を9mm、W2を7mm、フランジからの突出量を4.5mmとした。
密閉蓋50の作製では、先端の直径D が3.2mmで、回転工具先端面の中央の膨らみの直径dを直径Dの1/2である1.6mmとし、膨らみの高さhを0.1mmに設定した回転工具を用いた。摩擦攪拌接合による接合箇所は、かしめ部5の突片37cの4箇所に形成した。
リチウム二次電池1の組立は、次のようにして行うことができる。まず、密閉蓋50を作製する。すなわち、キャップケース37のフランジ部と、キャップ3のフランジ部とを重ね合わせ、キャップケース37のフランジ部をキャップ3の上方側に折り返し、上面側フランジ37bでかしめ加工する。次いで、中央がわずかにドーム状ないし球面状に膨らんだ平面状の先端面を持つ回転工具と、かしめ加工部を下側から支持するバックアップ部材(アンビル)とを用い、突片37cに表面方向から回転工具を圧接して摩擦攪拌接合を施すことで、両者を一体に接合して密閉蓋50を作製する。
上述した正極電極11と負極電極12とをセパレータ13,14を介して捲回し作製した発電ユニット20を電池容器2に挿入した後、負極側を電気的に接続し、密閉蓋50と発電ユニット20とを正極導電リード33を介して電気的に接続する。非水電解液注液後、電池容器2と密閉蓋50とをガスケット43を介してかしめ固定することで密閉する。
非水電解液には、エチレンカーボネート(EC)とジメチルカーボネート(DMC)とジエチルカーボネート(DEC)との混合溶媒中に電解質として6フッ化リン酸リチウム(LiPF6)を1モル/リットル溶解したものが用いられている。
リチウム二次電池1は、本例では、直径40mm、高さ110mm、容量6Ahに設定されている。
( 比較例1)
比較例1として、突片37cを設けず、フランジ37bで溶接した従来の密閉蓋を用いた密閉型電池を作製した。
( 試験、評価)
実施例1および比較例1で作製したリチウム二次電池の密閉蓋について、キャップと3とキャップケース37の中央部の間の電気的抵抗を、4線式の測定装置を用いて、キャップと3とキャップケース37間に10A通電した時の電圧値より算出し、抵抗値を計測した。その結果、実施例1では、抵抗値を20パーセント低減することができた。
( 比較例2)
比較例2、ここでは後述する第4実施形態では、かしめ部の突片37cの付け根にクビレ(連結部37b)を設けずに密閉蓋を作成した。
( 試験、評価)
実施例1および比較例2で作製したリチウム二次電池の密閉蓋について、密閉蓋製作時にかしめ部の突片37cの付け根に亀裂や皺が発生するかどうかを外観確認をすることによって評価した。
突片37cの付け根にクビレ部を設けなかった比較例2のすべての密閉蓋は、突片37cの付け根に亀裂や皺が発生した。これに対して、実施例1の密閉蓋では、皺や亀裂の発生は認められなかった。
(第2実施形態)
図7はこの発明による密閉型電池の第2実施形態を示す。第1実施形態では、切欠37eは略半円状であったが、本実施形態では矩形状としている。図中、第1実施形態と同一もしくは相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。
図7に示すように、突片37cのフランジ37bとの連結部37rには、矩形状の切欠37eが形成され、これによって、連結部37rの円周方向の幅W2が決定されている。
第2実施形態は第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
図8は、この発明による密閉型電池の第3実施形態を示す。第1、第2実施形態では、突片37cは左右対称形状であるが、本実施形態では、突片37cを非対称な略L字状としている。図中、第1実施形態と同一もしくは相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。
図8に示すように、突片37cは略L字状の非対称形状であり、そのフランジ37bとの連結部37rには深い切欠37eが形成されて、連結部37rの円周方向の幅W2が決定されている。
第3実施形態は第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第4実施形態)
図9、図10は、この発明による密閉型電池の第4実施形態を示す。図中、第1実施形態と同一もしくは相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。第1〜第3実施形態では、突片37cに連結部37rを設けたが、本実施形態では、連結部37rを設けず、フランジ37bから突片37cが直接突設されている。すなわち、第1〜第3の実施形態の切欠37eを省略し、突片37cを一定幅W1の矩形状としたものである。第4実施形態による二次電池でも、突片37cにより十分な溶接面積を確保することができ、キャップ3とキャップケース37の間の抵抗を低減することができる。
第4実施形態のように、突片37cに幅狭の連結部37rを設けない場合、フランジ37bおよび突片37cをキャップ3の上面に沿って折り曲げた際に、突片37cとフランジ37bとのコーナ部において亀裂CRが生じおそれがある。したがって、突片の幅を一定として連結部を設けない場合は、突片37cの幅寸法に制限がある。しかしながら、フランジ37bをキャップ3にかしめ加工してフランジ37b上の所定箇所で溶接する場合に比べて、溶接面積を大きくできるので、上記実施の形態と同様に、キャップケース37とキャップ3間の抵抗値を低減する効果を奏する。
(変形例)
(1)上記実施形態では、突片37cを摩擦攪拌接合によってキャップ3に溶接したが、キャップ3がキャップケース37と同種金属のアルミニウム合金であったときには、レーザビーム溶接等、他の溶接方法を採用することができる。
(2)本実施形態のリチウム二次電池1では、キャップケース37をアルミニウム製、キャップ3をニッケルメッキを施した鉄製とする例を示したが、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、キャップケース37はアルミニウム合金を材質としてもよく、キャップ3は炭素鋼、ステンレス鋼又はニッケルを材質としてもよい。このようにすれば、キャップケース37をキャップ3より低融点とすることができる。キャップ3にニッケル、銅等の軟質金属をメッキすることにより、キャップ3の表面酸化被膜が容易に剥離して接合界面が活性化して良好な接合がし易くなるが、コスト等の観点から、ニッケルメッキされた炭素鋼を用いることが好ましい。
(3)突片37cは4つに限定されない。少なくとも1以上の突片をフランジ37bの内周縁からキャップ中心に向けて突設させればよい。この場合、キャップ3とキャップケース37間の抵抗値の設計値に基づいて、突片37cの大きさ、個数を決定する。好ましくは、溶接領域37dの大きさも決定する。したがって、要求する抵抗値を同一とした場合、突片37cの個数が多くなるほど突片37cの大きさや溶接領域37dの大きさを小さくすることができる。大電流放電時の電気抵抗の減少を考慮すれば、接合箇所を複数とすることが好ましく、突片37cを6箇所、8箇所に形成してもよい。
(4)本実施形態では、摩擦攪拌接合に用いる回転工具の先端部の形状を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、接合部分の大きさ等に合わせて変えてもよい。
(5)上記実施形態では、開口部3dは中心角が90度ずつシフトした対称位置の4方向に設けたが、キャップ3の強度が保証され、かつ充分なガス排出量を確保することができる範囲で、より多数、あるいは少数の開口部3dを形成することができ、その配置は非対称であってもよい。
(6)本実施形態のリチウム二次電池1では、正極活物質にマンガン酸リチウムを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本実施形態以外で使用することができる正極活物質としては、例えば、リチウムニッケル複合酸化物やリチウムコバルト複合酸化物等のリチウム遷移金属複合酸化物を用いてもよい。また、本実施形態では、負極活物質に炭素粒子を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、通常リチウム二次電池に使用される非晶質炭素や黒鉛等の炭素材であればよい。
(7)本実施形態のリチウム二次電池1では、非水電解液に、エチレンカーボネート等の混合溶媒に6フッ化リン酸リチウムを1モル/リットル程度溶解させたものを例示したが、本発明で用いることのできる非水電解液には特に制限はない。有機溶媒やリチウム塩としては、通常リチウムイオン二次電池に使用されるものであればよく、例えば、カーボネート系、スルホラン系、エーテル系、ラクトン系等の有機溶剤を単体または混合して用いた溶媒中にリチウム塩を溶解させたものを用いることができる。また、有機溶媒の混合比やリチウム塩の含有量にも特に制限されるものではない。
(8)本実施形態では、電池容量6Ahの大電流放電用リチウム二次電池1を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電池容量35Ah以上の電池に好適に適用することができる。また、大電流放電用としては、例えば、エンジン始動時に500アンペア以上を要する電気自動車用の電池にも好適に適用することができ、また、登坂時に動力でアシストする自転車等の電源にも好適である。更に、電池形状、サイズ等についても特に制限されるものではない。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。したがって、本発明は、発電ユニット20と、発電ユニット20が収納される電池容器2と、電池容器2を封止する密閉蓋50とを備え、密閉蓋50は、正極外部端子を有するキャップ3と、キャップ3と一体化されるキャップケース37とを有し、キャップケース37は、キャップ3の外周部においてキャップ上面に折り返されたフランジ37bと、フランジ37bの内周縁からキャップ3の中心に突出する溶接用突片37cとを有し、溶接用突片37cでキャップ3とキャップケース37とが溶接されている種々の形態の密閉型電池に適用できる。
また、本発明は、発電ユニット20を製作する工程と、電池容器2を封止する密閉蓋50を製作する工程と、発電ユニット20を電池容器2に収容した後、発電ユニット20と密閉蓋50の正極外部端子および電池底面の負極外部端子とを電気的に接続する工程と、発電ユニット20を電池容器2に収容した後、密閉蓋50で電池容器2を封止する工程とを備え、密閉蓋50を製作する工程は、正極外部端子を有するキャップ3を製作する工程と、キャップ3と一体化されるキャップケース37であって、キャップケース37とキャップ3をかしめるフランジ37bと、キャップケース37とキャップ3を溶接する溶接用突片37cとを有するキャップケース37を製作する工程と、フランジ37bをキャップ3にかしめてキャップ3とキャップケース37をかしめ固定し、溶接用突片37cをキャップ3に溶接して一体化する工程とを含む種々の密閉型電池の製造方法に適用できる。

Claims (8)

  1. 発電ユニットと、前記発電ユニットが収納される電池容器と、前記電池容器を封止する密閉蓋とを備えた密閉型電池であって、
    前記密閉蓋は、正極外部端子を有するキャップと、キャップと一体化されるキャップケースとを有し、
    前記キャップケースは、前記キャップの外周部においてキャップ上面に折り返されたフランジと、前記フランジの内周縁から前記キャップの中心に突出する溶接用突片とを有し、
    前記溶接用突片で前記キャップと前記キャップケースとが溶接されている密閉型電池。
  2. 請求項1記載の密閉型電池において、
    前記溶接用突片は、前記フランジと接続される連結部と、連結部からキャップ中心に広がる先端部とを有する密閉型電池。
  3. 請求項2記載の密閉型電池において、
    前記キャップケースの円周方向における前記連結部の長さは、前記円周方向における前記先端部の長さよりも小さい密閉型電池。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の密閉型電池において、
    前記溶接用突片は摩擦攪拌接合によって前記キャップに溶接されている密閉型電池。
  5. 発電ユニットを製作する工程と、
    前記電池容器を封止する密閉蓋を製作する工程と、
    前記発電ユニットを電池容器に収容した後、前記発電ユニットと前記密閉蓋の正極外部端子および電池底面の負極外部端子とを電気的に接続する工程と、
    前記発電ユニットを前記電池容器に収容した後、前記密閉蓋で前記電池容器を封止する工程とを備え、
    前記密閉蓋を製作する工程は、
    前記正極外部端子を有するキャップを製作する工程と、
    前記キャップと一体化されるキャップケースであって、前記キャップケースと前記キャップをかしめるフランジと、前記キャップケースと前記キャップを溶接する溶接用突片とを有するキャップケースを製作する工程と、
    前記フランジを前記キャップにかしめて前記キャップと前記キャップケースをかしめ固定し、前記溶接用突片を前記キャップに溶接して一体化する工程とを含む密閉型電池の製造方法。
  6. 請求項5に記載の密閉型電池の製造方法において、
    前記溶接用突片を摩擦攪拌接合によって前記キャップに溶接する密閉型電池の製造方法。
  7. 請求項5または6に記載の密閉型電池の製造方法において、
    前記キャップケースを製作する工程は、前記キャップの上面に沿って前記フランジから突出するように前記溶接用突片を形成する密閉型電池の製造方法。
  8. 請求項7に記載の密閉型電池の製造方法において、
    前記溶接用突片は、前記フランジと接続される連結部と、前記連結部からキャップ中心に広がる先端部とを有し、前記キャップケースの円周方向における前記連結部の長さが、前記円周方向における前記先端部の長さよりも小さくなるように製作される密閉型電池。
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