JPWO2011077747A1 - 洗浄装置及び洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

自然エネルギーの利用した発電によって不規則に発生する余剰電力を効果的に利用して洗浄を行うことができる洗浄装置を提供する。本洗浄装置(10)は、洗浄液を貯留する貯水槽(T1)と、貯水槽(T1)に貯留された洗浄液を加熱する加熱部(11)と、余剰電力が発生したことを示す余剰電力発生通知信号を受信する受信部(17)と、受信部(17)により前記余剰電力発生通知信号を受信したときに、貯水槽(T1)に貯留された洗浄液を加熱部(11)により加熱するよう制御する制御部(16)と、非洗浄時に、貯水槽(T1)に貯留され加熱部(11)により加熱された洗浄液を導入して保温貯留する保温型貯湯タンク(T2)と、貯水槽(T1)又は保温型貯湯タンク(T2)に貯留された洗浄液を導入して噴射する洗浄ノズル(18)と、を備える。

Description

本発明は、洗浄装置及び洗浄方法に関し、特に、食器洗い乾燥機や電気洗濯機のように電気ヒータを用いて温水を生成して利用する洗浄装置及び洗浄方法に関する。
従来、一般的な食器洗い乾燥機は、庫内の貯水槽に水を貯めておき、この水を電気ヒータを使って加熱して80℃程度の温水を生成し、温水を使って食器の洗浄を行っている。しかし、この電気ヒータの利用により比較的大きな電力が消費される。
湯水供給装置の省エネルギーに関する従来技術が、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1においては、温水を生成するための加熱手段として電気ヒータとヒートポンプとの2系統を備えた装置において、電力コストの低減などのために電気ヒータとヒートポンプとを使い分ける制御について提案している。具体的には、電気料金が安い指定された深夜時間帯(午後10時〜翌朝の7時の間など)にヒートポンプの沸き上げ運転を行うように制御する点、ヒートポンプで生成したお湯の貯湯量が所定以下であっても指定時間範囲外であれば電気ヒータを駆動せずに貯湯された湯(温水)を食器洗い機に供給する点、貯湯された湯の温度が目標温度より高いか否かに応じて電気ヒータを使うか否かを決定する点などを開示している。
日本国特開2006−170542号公報
ところで、太陽光発電設備や風力発電設備などのように自然エネルギーを利用する自家発電設備を備えた家庭においては、家庭内の消費電力が比較的少ない時には、外部の電力会社から供給される商用電力を使用せずに、必要な電力を得ることができるときがある。さらに、自家発電設備の発電能力が家庭内の電力消費量を上回っている時には、余剰電力が発生する。自家発電設備の発電能力は、天候の状態や、風速、風向などに応じて大きく変動するので、時間帯とは無関係に時々刻々と不規則に変化する。そのため、余剰電力量もこれらの条件によって変動する。
従来、深夜の時間帯は消費電力量が少ないため、低価格で消費者に電力を提供することが行われていた。従って、特許文献1に開示されたように、深夜電力を効果的に利用することにより、電力コストを低減することが可能であった。しかしながら、自然エネルギーを利用した自家発電設備によって家庭内で不規則に発生する余剰電力を有効に利用することは考慮されていない。余剰電力は予め決まった時間帯に発生するわけではないので、例えば深夜時間帯の電力を利用することのみを考慮していると、省エネルギー化を行う上で不十分な結果を招いてしまうことがある。この場合、二酸化炭素の排出を効率的に抑制できないし、電力消費に伴って消費者が支払う電気料金を効率的に削減することもできない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、自然エネルギーの利用によって不規則に発生する余剰電力を効果的に利用して洗浄を行うことができる洗浄装置及び洗浄方法を提供することを目的とする。
本発明の洗浄装置は、洗浄液を貯留する第1貯留部と、前記第1貯留部に貯留された洗浄液を加熱する加熱部と、余剰電力が発生したことを示す余剰電力発生通知信号を受信する信号受信部と、前記信号受信部により前記余剰電力発生通知信号を受信したときに、前記第1貯留部に貯留された洗浄液を前記加熱部により加熱するよう制御する加熱制御部と、非洗浄時に、前記第1貯留部に貯留され前記加熱部により加熱された洗浄液を導入して保温貯留する第2貯留部と、前記第1貯留部又は第2貯留部に貯留された前記洗浄液を導入して噴射する洗浄液噴射部と、を備える。
この洗浄装置によれば、時間帯とは無関係に、余剰電力が発生している時に、第1貯留部に貯留され加熱された洗浄液を第2貯留部に保温状態で貯留することができる。従って、洗浄の際に加熱済みの洗浄液が第2貯留部に十分に貯留されている場合には、この洗浄液を洗浄に利用すれば、加熱を省略できる。そのため、不規則に発生する余剰電力を洗浄液の加熱のために有効に利用でき、二酸化炭素の排出を抑制できる。
また、本発明の洗浄装置は、第1洗浄液供給部と、第2洗浄液供給部と、流路切替部と、を備え、前記第1洗浄液供給部が、前記第1貯留部に貯留された洗浄液を前記第2貯留部又は前記洗浄液噴射部へ供給し、前記第2洗浄液供給部が、前記第2貯留部に貯留された洗浄液を前記洗浄液噴射部へ供給し、前記流路切替部が、前記第1貯留部と前記第2貯留部とを接続する前記洗浄液の流路と、前記第1貯留部と前記洗浄液噴射部とを接続する前記洗浄液の流路と、を切り替える。
この洗浄装置によれば、2つの洗浄液供給部と1つの流路切替部とを備える場合であっても、第1貯留部に貯留され加熱された洗浄液を第2貯留部に保温状態で貯留することができる。また、第1貯留部に貯留された洗浄液、第2貯留部に貯留された洗浄液のいずれも洗浄時に用いることができる。特に、第2貯留部に貯留された洗浄液を用いることで、不要な電力消費を抑制できる。
また、本発明の洗浄装置は、第1流路切替部と、第2流路切替部と、洗浄液供給部と、を備え、前記第1流路切替部が、前記第1貯留部と前記洗浄液供給部とを接続する前記洗浄液の流路と、前記洗浄液供給部と前記洗浄液噴射部とを接続する前記洗浄液の流路と、を切り替え、前記第2流路切替部が、前記洗浄液供給部と前記第2貯留部とを接続する流路と、前記第2貯留部と前記洗浄液噴射部とを接続する流路と、を切り替え、前記洗浄液供給部が、前記第1流路切替部と前記第2流路切替部との間で前記洗浄液を双方向に供給する。
この洗浄装置によれば、双方向に洗浄液を流通する1つの洗浄液供給部と2つの流路切替部とを備える場合であっても、第1貯留部に貯留され加熱された洗浄液を第2貯留部に保温状態で貯留することができる。また、第1貯留部に貯留された洗浄液、第2貯留部に貯留された洗浄液のいずれも洗浄時に用いることができる。特に、第2貯留部に貯留された洗浄液を用いることで、不要な電力消費を抑制できる。
また、本発明の洗浄装置は、第1流路切替部と、第2流路切替部と、洗浄液供給部と、を備え、前記第1流路切替部が、前記第1貯留部と前記洗浄液供給部とを接続する前記洗浄液の流路と、当該第1流路切替部並びに前記第2流路切替部及び前記第2貯留部の間の流路を直接接続するバイパス流路と前記洗浄液供給部とを接続する前記洗浄液の流路と、を切り替え、前記第2流路切替部が、前記洗浄液供給部と前記第2貯留部とを接続する前記洗浄液の流路と、前記洗浄液供給部と前記洗浄液噴射部とを接続する前記洗浄液の流路と、を切り替え、前記洗浄液供給部が、前記第1流路切替部から前記第2流路切替部へ前記洗浄液を供給する。
この洗浄装置によれば、一方向のみに洗浄液を流通する1つの洗浄液供給部と2つの流路切替部とを備える場合であっても、第1貯留部に貯留され加熱された洗浄液を第2貯留部に保温状態で貯留することができる。また、第1貯留部に貯留された洗浄液、第2貯留部に貯留された洗浄液のいずれも洗浄時に用いることができる。特に、第2貯留部に貯留された洗浄液を用いることで、不要な電力消費を抑制できる。
また、本発明の洗浄装置は、洗浄時に、前記第2貯留部に貯留された洗浄液が所定温度以上である場合、前記第2貯留部に貯留された洗浄液を前記洗浄液噴射部へ供給するよう、前記洗浄液供給部及び前記流路切替部を制御する洗浄液供給制御部を備える。
この洗浄装置によれば、保温貯留された洗浄液を第2貯留部から導入して洗浄を行うので、洗浄時には洗浄液の加熱が不要であり、電力消費を抑制できる。
また、本発明の洗浄装置は、洗浄時に、前記第2貯留部に貯留された洗浄液が所定温度未満である場合、一旦前記第2貯留部から前記洗浄液噴出部を通して当該洗浄装置庫内に噴射された洗浄液が前記第1貯留部に貯留され、前記加熱部により再加熱されて前記洗浄液噴射部へ供給するよう、前記洗浄液供給部及び流路切替部を制御する洗浄液供給制御部を備える。
この洗浄装置によれば、前記第2貯留部に貯留された洗浄液が冷えてしまった場合であっても、第1貯留部で再加熱された洗浄液を噴射するので、油汚れでも綺麗に洗浄することができる。
また、本発明の洗浄装置は、洗浄時に、前記第2貯留部に貯留された洗浄液の貯留量が所定貯留量未満である場合、前記第1貯留部に貯留され前記加熱部により加熱された洗浄液を、前記洗浄液噴射部へ供給するよう、前記洗浄液供給部及び流路切替部を制御する洗浄液供給制御部を備える。
この洗浄装置によれば、既に洗浄作業を行って洗浄液を消費した結果、前記第2貯留部に貯留された洗浄液が残り少なくなっている場合であっても、第1貯留部からの加熱された洗浄液を噴射するので、油汚れでも綺麗に洗浄することができる。
また、本発明の洗浄装置は、非洗浄時に、前記信号受信部により前記余剰電力発生通知信号を受信したとき、前記第2貯留部に貯留された洗浄液を排出するよう制御する洗浄液排出制御部を備える。
この洗浄装置によれば、非洗浄時に余剰電力が発生していれば第2貯留部に貯留された洗浄液を排出するので、温度が低下したり残量が減少した洗浄液を新たに加熱された洗浄液と入れ替えることが可能になる。つまり、余剰電力が発生している時に、次回の洗浄に備えて第2貯留部の貯留状態を良好な状態に回復できる。
また、本発明の洗浄方法は、洗浄装置における洗浄方法であって、余剰電力が発生したことを示す余剰電力発生通知信号を受信するステップと、前記余剰電力発生通知信号を受信したときに、洗浄液を貯留する第1貯留部に貯留された洗浄液を加熱するよう制御する加熱制御部と、非洗浄時に、前記第1貯留部に貯留され加熱された洗浄液を保温貯留する第2貯留部に、前記第1貯留部からの洗浄液を導入するステップと、前記第1貯留部又は第2貯留部に貯留された前記洗浄液を導入して噴射するステップと、を有する。
この洗浄装方法によれば、時間帯とは無関係に、余剰電力が発生している時に、第1貯留部に貯留され加熱された洗浄液を第2貯留部に保温状態で貯留することができる。従って、洗浄の際に加熱済みの洗浄液が第2貯留部に十分に貯留されている場合には、この洗浄液を洗浄に利用すれば、加熱を省略できる。そのため、不規則に発生する余剰電力を洗浄液の加熱のために有効に利用でき、二酸化炭素の排出を抑制できる。
本発明によれば、自然エネルギーの利用によって不規則に発生する余剰電力を効果的に利用して洗浄を行うことができる。
本発明の第1の実施形態の洗浄装置の主要部の構成を示すブロック図 図1に示した洗浄装置の貯湯制御の内容を示すフローチャート 図1に示した洗浄装置の洗浄制御の内容を示すフローチャート (a)〜(c)図1に示した洗浄装置における洗浄液の流路の状態遷移を表すブロック図 (a)〜(c)図1に示した洗浄装置の変形例における洗浄液の流路の状態遷移を表すブロック図 本発明の第2の実施形態の洗浄装置の主要部の構成を示すブロック図
本発明の実施形態における洗浄装置及び洗浄方法について、図面を参照しながら以下に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態の洗浄装置の主要な構成例が図1に示されている。本実施形態の洗浄装置は、例えば食器洗い乾燥機10である。この食器洗い乾燥機10は、洗浄液として水、湯や、洗剤を含む水、湯などを使用する。また、食器の油汚れ等を綺麗に落とすために、例えば80℃程度の温度に加熱された洗浄液を利用する。また、洗剤を落とすためのすすぎ洗いを行う時には、例えば水を洗浄液として使用する。
図1に示すように、食器洗い乾燥機10は、貯水槽(第1貯留部の一例)T1、保温型貯湯タンク(第2貯留部の一例)T2、加熱部11、第1切り替えバルブ(第1流路切替部の一例)12、ポンプ(洗浄液供給部の一例)13、第2切り替えバルブ(第2流路切替部の一例)14、操作部15、制御部(加熱制御部、洗浄液供給制御部、洗浄液排出制御部の一例)16、受信部(信号受信部の一例)17、洗浄ノズル(洗浄液噴射部の一例)18を備えている。
貯水槽T1は、所定の容量を有するタンクであり、家庭内の水道などの給水源から供給される水や洗剤を含む湯や水を洗浄液として貯える。なお、食器洗浄等のために洗浄ノズル18から洗浄液を噴射した後、当該洗浄液を濾過して貯水槽T1内に回収し、再び使用する場合もある。
保温型貯湯タンクT2は、所定の容量を有しかつ保温機能を有するタンクであり、加熱された洗浄液を保温した状態で貯えることができる。保温型貯湯タンクT2が貯える洗浄液については、貯水槽T1内の洗浄液が加熱されたものを導入することにより得られる。
加熱部11は、制御部16からの制御信号に応じて、通電により発熱する電気ヒータである。加熱部11は貯水槽T1に近接して配置されており、貯水槽T1に貯留された洗浄液を加熱することができる。
第1切り替えバルブ12は、制御部16からの制御信号に応じて、洗浄液が流通する流路を切り替えるために制御可能な弁(例えば電磁弁)である。例えば、貯水槽T1とポンプ13とを接続する流路と、ポンプ13と洗浄ノズル18とを接続する流路と、を選択的に切り替えることができる。
ポンプ13は、例えば電気的に制御可能であり、制御部16からの制御信号に応じて、流路内の洗浄液に圧力を与えて所定方向に洗浄液を流通させる。このポンプ13は、双方向に洗浄液を流す機能を有している。
第2切り替えバルブ14は、制御部16からの制御信号に応じて、洗浄液が流れる流路を切り替えるために制御可能な弁(例えば電磁弁)である。例えば、第2切り替えバルブ14は、ポンプ13と保温型貯湯タンクT2とを接続する流路と、ポンプ13と洗浄ノズル18とを接続する流路と、の2種類の流路を選択的に切り替えることができる。
洗浄ノズル18は、加圧された状態で供給される洗浄液を導入して噴射し、これにより食器洗い乾燥機10の庫内に配置される各種食器を洗浄する。
操作部15は、食器洗い乾燥機10の使用者の入力操作を受け付けるための様々なボタン等を有している。制御部16は、マイクロコンピュータのような制御要素であり、食器洗い乾燥機10の機能を実現するために後述する様々な制御を実施する。
受信部17は、食器洗い乾燥機10の外部に設置されている節電用コントローラ20から、余剰電力が発生している旨を通知するための余剰電力発生通知信号を節電用コントローラ20から受信する。
節電用コントローラ20は、所定の条件で余剰電力発生通知信号を生成し、出力する。具体的には、家庭内に太陽光発電設備や風力発電設備のように自然エネルギーを電力に変換する自家発電設備が備わっている場合に、この自家発電設備が発電している電力の大きさと、この家庭内の各種電気機器全体によって消費されている電力消費の大きさとをリアルタイムで比較して、その結果を逐次出力する。すなわち、(全発電電力量)>(全消費電力量)の条件を満たす場合には、余剰電力が発生しているので余剰電力発生通知信号を生成し、条件を満たさない場合には、余剰電力発生通知信号を生成しない。また、(全発電電力量)<(全消費電力量)である場合には、不足分の電力については電力会社から供給される商用電力を利用する。
図1に示した食器洗い乾燥機10における洗浄液の流路の状態変化の様子が図4に示されている。貯水槽T1から導出した洗浄液を加熱して保温型貯湯タンクT2に貯える時には、図4(a)に示す流路F1を形成する。また、保温型貯湯タンクT2から導出した保温貯留された洗浄液を使って食器を洗浄する時には、図4(b)に示す流路F2を形成する。更に、貯水槽T1から導出した洗浄液を使って食器を洗浄する時には、図4(c)に示す流路F3を形成する。図4では、ポンプ13が第1切り替えバルブ12と第2切り替えバルブ14との間で洗浄液を双方向に流通し、供給することを想定している。
まず、図4(a)に示す状態について説明する。この場合、制御部16は、第1切り替えバルブ12が貯水槽T1とポンプ13の一端側とを接続する流路を形成するよう切替制御する。また、制御部16は、第2切り替えバルブ14がポンプ13の他端側と保温型貯湯タンクT2とを接続する流路を形成するよう切替制御する。また、制御部16は、ポンプ13が第1切り替えバルブ12から第2切り替えバルブ14に向かう方向に洗浄液を供給(加圧)するよう制御する。これにより、図4(a)に点線の矢印で示すような流路F1が形成され、洗浄液は、貯水槽T1から出て、第1切り替えバルブ12、ポンプ13、第2切り替えバルブ14を経由して、保温型貯湯タンクT2の内部に導かれる。
次に、図4(b)に示す状態について説明する。この場合、制御部16は、第1切り替えバルブ12が洗浄ノズル18とポンプ13の一端側とを接続する流路を形成するよう切替制御する。また、制御部16は、第2切り替えバルブ14がポンプ13の他端側と保温型貯湯タンクT2とを接続する流路を形成するよう切替制御する。また、制御部16は、ポンプ13が第2切り替えバルブ14から第1切り替えバルブ12に向かう方向に洗浄液を供給するよう制御する。これにより、図4(b)に点線の矢印で示すような流路F2が形成され、洗浄液は、保温型貯湯タンクT2から出て、第2切り替えバルブ14、ポンプ13、第1切り替えバルブ12を経由して、洗浄ノズル18に導かれる。
次に、図4(c)に示す状態について説明する。この場合、制御部16は、第1切り替えバルブ12が貯水槽T1とポンプ13の一端側とを接続する流路を形成するよう切替制御する。また、制御部16は、第2切り替えバルブ14がポンプ13の他端側と洗浄ノズル18とを接続する流路を形成するよう切替制御する。また、制御部16は、ポンプ13が第1切り替えバルブ12から第2切り替えバルブ14に向かう方向に洗浄液を供給するよう制御する。これにより、図4(c)に点線の矢印で示すような流路F3が形成され、洗浄液は、貯水槽T1から出て、第1切り替えバルブ12、ポンプ13、第2切り替えバルブ14を経由して、洗浄ノズル18に導かれる。
次に、制御部16の制御によって実現される食器洗い乾燥機10の主要な動作について説明する。貯水槽T1内部の洗浄液を保温型貯湯タンクT2に貯えるための動作(貯湯制御)の内容が図2に示されている。また、加熱された洗浄液を使って食器洗い乾燥機10の庫内の食器を洗浄するための動作(洗浄制御)の内容が図3に示されている。
まず、図2に示す貯湯制御の内容について説明する。
ステップS11では、制御部16は、受信部17が節電用コントローラ20からの制御信号を受信したか否かを識別する。制御信号の受信を検出した場合は次のステップS12に進む。
ステップS12では、制御部16は、ステップS11で受信部17が受信した制御信号が余剰電力発生通知信号であったか否かを識別する。余剰電力発生通知信号であった場合は次のステップS13に進む。
ステップS13では、制御部16は、食器洗い乾燥機10が洗浄状態か否かを識別する。洗浄状態でなければ次のステップS14に進む。
ステップS14では、制御部16は、保温型貯湯タンクT2が貯水槽T1からの洗浄液を貯留している貯留済みの状態か否かを識別する。貯留済みであればステップS15に進み、貯留済みでなければステップS17に進む。例えば、電源投入などにより食器洗い乾燥機10が初期化された後で、貯水槽T1の洗浄液を加熱し、加熱された洗浄液を導入して保温型貯湯タンクT2内部に所定量貯めるための一連の動作を実行した場合に、貯留済みの状態となる。当該一連の動作は、例えば一日一回のペースで行われる。
ステップS15では、制御部16は、保温型貯湯タンクT2内に保温貯留された洗浄液が残量低下の状態又は温度低下の状態になっていないか否かを識別する。残量低下の状態又は温度低下の状態の場合はステップS16に進む。なお、残量低下の状態、温度低下の状態の識別は、いずれかを省略してもよいし、ステップS15自体を省略し、後続のステップS16を行ってもよい。
なお、上記の残量低下については、特別なセンサを設けて当該センサにより検出した保温型貯湯タンクT2内部の残量を閾値と比較して識別しても良いし、貯留済み状態になってから消費した洗浄液の量を閾値と比較して識別しても良い。消費した洗浄液の量については、流量が一定であると仮定した場合、洗浄動作の時間の長さで管理することもできる。また、温度低下については、保温型貯湯タンクT2内部の温度を検出する温度センサを設けて当該センサにより検出しても良いし、貯留済み状態になってから経過した時間の長さを基に推定しても良い。
ステップS16では、制御部16は、保温型貯湯タンクT2の排出経路に設けられている排出弁(図示せず)の流路を開いて、保温型貯湯タンクT2内部の洗浄液を排出するよう制御する。保温型貯湯タンクT2から排出された洗浄液は、貯水槽T1に回収されてもよいし、廃棄されてもよい。
ステップS17では、制御部16は、貯水槽T1に洗浄液を溜め、第1切り替えバルブ12、第2切り替えバルブ14を制御して、図4(a)に示すように、貯水槽T1から保温型貯湯タンクT2に向かう洗浄液の流路F1を形成する。続いて、ステップS18では、加熱部11が貯水槽T1に貯留された洗浄液を加熱すべく通電を開始する。続いて、ステップS19では、制御部16は、ポンプ13を駆動して、洗浄液を貯水槽T1から保温型貯湯タンクT2に向かう方向に流通するよう制御する。
ステップS17〜S19を実行すると、ポンプ13が発生する圧力によって貯水槽T1から加熱された洗浄液が導出し、第1切り替えバルブ12、ポンプ13、第2切り替えバルブ14を通って保温型貯湯タンクT2の内部に到達し、ここで保温貯留される。
ステップS20では、制御部16は、保温型貯湯タンクT2内に所定量の洗浄液を貯留するための動作が完了したか否かを識別する。例えば、ステップS17〜S19を実行してから所定時間を経過したか否かを識別してもよいし、保温型貯湯タンクT2が貯留している洗浄液の量を検出するためのセンサを設けても良い。この動作が完了するとステップS21に進む。
ステップS21では、制御部16は、ポンプ13の駆動を停止し、加熱部11の通電を停止して、洗浄液を保温型貯湯タンクT2に貯えるための動作を終了する。
ステップS22では、制御部16は、当該ステップ時点での食器洗い乾燥機10の状態を把握するために、保温型貯湯タンクT2の貯留量等の貯留状態やステップS20で貯留完了を検出した時刻に関する情報(貯留時刻の情報等)を所定のメモリ(不図示)に記憶する。ここで記憶される情報は、再度貯湯制御を行う際に利用される。なお、ステップS22の処理は省略可能である。
次に、図3に示す(洗浄制御)の内容について説明する。
ステップS31では、制御部16が、操作部15の状態を監視して、使用者からの所定の入力操作(洗浄開始指示)があったか否かを識別する。洗浄開始指示の入力を検出すると次のステップS32に進む。なお、操作部15からの指示ではなく、あらかじめタイマ等により所定時刻になると設定部(不図示)が洗浄開始指示を行うようにしてもよい。
ステップS32では、制御部16は、図2のステップS14と同様に、保温型貯湯タンクT2に加熱された洗浄液が貯留済みであるか否かを識別する。貯留済みであればステップS33に進み、貯留済みでなければステップS39に進む。
ステップS33では、制御部16は、保温型貯湯タンクT2内部の洗浄液の温度が所定温度未満か否かを識別する。この場合、貯留済みの状態になってからの経過時間が所定以上になった場合には、洗浄液の温度が所定温度未満になったものとみなしてもよいし、実際に温度センサで検出した温度を所定の閾値と比較しても良い。洗浄液の温度が所定以下の場合はステップS39に進み、そうでなければステップS34に進む。なお、ステップS33を省略して後続のステップS34を行ってもよい。
ステップS34では、制御部16は、保温型貯湯タンクT2内部の洗浄液の残量が所定残量未満か否かを識別する。この場合、貯留済みの状態になってからT2内の洗浄液を使って洗浄作業を行った時間の長さが所定以上になった場合には、洗浄液の残量が所定残量未満であるとみなしてもよい。また、実際に保温型貯湯タンクT2内部の洗浄液の残量を不図示のセンサで検出しても良い。洗浄液の残量が所定残量未満の場合はステップS39に進み、そうでなければステップS35に進む。なお、ステップS34を省略して後続のステップS35を行ってもよい。
ステップS35では、制御部16は、第1切り替えバルブ12、第2切り替えバルブ14を制御して、図4(b)に示すように、保温型貯湯タンクT2から洗浄ノズル18に向かう洗浄液の流路F2を形成する。
ステップS36では、制御部16は、ポンプ13が保温型貯湯タンクT2から洗浄ノズル18に向かう方向に洗浄液を供給するよう駆動開始指示を行う。これにより、保温型貯湯タンクT2内部の洗浄液がポンプ13の圧力により導出され、この洗浄液は、第2切り替えバルブ14、ポンプ13、第1切り替えバルブ12を経由する流路F2を通って洗浄ノズル18に導かれ、洗浄ノズル18から噴射される。
ステップS37では、制御部16は、洗浄作業が終了したか否かを識別する。例えば、ステップS31で洗浄開始指示があってから所定時間を経過したか否かを検出する。洗浄が終了すると次のステップS38に進む。
ステップS38では、制御部16は、ポンプ13の駆動を終了する。また、加熱部11が通電中であれば加熱部11の通電を終了する。
ステップS39では、制御部16は、貯水槽T1に洗浄液を溜め、第1切り替えバルブ12、第2切り替えバルブ14を制御して、図4(c)に示すように、貯水槽T1から洗浄ノズル18に向かう流路F3を形成する。なお、貯水槽T1に貯留される洗浄液は、水道等の給水源から供給されたものであってもよいし、一旦保温型貯湯タンクT2から洗浄ノズル18を通して食器洗い乾燥機10の庫内に噴射された洗浄液を回収したものであってもよい。
ステップS40では、制御部16は、加熱部11の通電を開始し、貯水槽T1に溜まっている洗浄液を加熱(再加熱を含む)する。
ステップS41では、制御部16は、ポンプ13が第1切り替えバルブ12から第2切り替えバルブ14に向かう方向に洗浄液を供給するよう駆動開始指示を行う。これにより、貯水槽T1内部の洗浄液がポンプ13の圧力により導出され、この洗浄液は、第1切り替えバルブ12、ポンプ13、第2切り替えバルブ14を順に経由する流路F3を通って洗浄ノズル18に到達し、洗浄ノズル18から噴射される。
このように、食器洗い乾燥機10は、余剰電力が発生している時に、加熱部11を利用して加熱した洗浄液を保温型貯湯タンクT2に保温貯留するので、洗浄に必要な洗浄液を余剰電力を効果的に利用して生成できる。従って、二酸化炭素の排出量を削減するのに役立つ。また、保温型貯湯タンクT2が貯留済みの状態であっても、非洗浄状態の時に余剰電力が発生すると、保温型貯湯タンクT2内の洗浄液を排出してから、加熱した洗浄液を再び保温型貯湯タンクT2に貯留するので、保温型貯湯タンクT2内部の貯留状態を洗浄に適した状態に回復することができる。
次に、食器洗い乾燥機10の変形例について説明する。
先に説明した食器洗い乾燥機10については、ポンプ13が双方向に洗浄液を流通可能な場合を想定しているが、ポンプの種類によっては洗浄液の流通方向が一方向だけに限られる場合もある。ポンプ13による洗浄液の流通方向が一方向だけの場合には、食器洗い乾燥機10の洗浄剤の流路を図5に示す変形例のように構成すればよい。当該食器洗い乾燥機10の変形例では、第1切り替えバルブ12と、第2切り替えバルブ14及び保温型貯湯タンクT2の間の流路と、を接続するバイパス路31を備えている。
図5に示す変形例の構成において、貯水槽T1に貯留された洗浄液を加熱して保温型貯湯タンクT2に導入する時には、図5(a)に示す流路F4を形成する。また、保温型貯湯タンクT2から導出した温水の洗浄液を使って食器を洗浄する時には、図5(b)に示す流路F5を形成する。更に、貯水槽T1から導出した洗浄液を使って食器を洗浄する時には、図5(c)に示す流路F6を形成する。図5では、ポンプ13が第1切り替えバルブ12から第2切り替えバルブ14へ洗浄液を一方向のみに流通し、供給することを想定している。
まず、図5(a)に示す状態について説明する。この場合、制御部16は、第1切り替えバルブ12が貯水槽T1とポンプ13の一端側とを接続する流路を形成するよう切替制御する。また、制御部16は、第2切り替えバルブ14がポンプ13の他端側と保温型貯湯タンクT2とを接続する流路を形成するよう切替制御する。また、制御部16は、ポンプ13が駆動するよう制御する。ここでは、ポンプ13の駆動による洗浄液の流通方向については、洗浄液が第1切り替えバルブ12から第2切り替えバルブ14に向かう方向のみに限定される。これにより、図中に点線の矢印で示すような流路F4が形成され、洗浄液は、貯水槽T1から出て、第1切り替えバルブ12、ポンプ13、第2切り替えバルブ14を経由して、保温型貯湯タンクT2の内部に導かれる。
次に、図5(b)に示す状態について説明する。この場合、制御部16は、第1切り替えバルブ12がバイパス路31を介して保温型貯湯タンクT2とポンプ13の一端側とを接続する流路を形成するよう切替制御する。また、制御部16は、第2切り替えバルブ14がポンプ13の他端側と洗浄ノズル18とを接続する流路を形成するよう切替制御する。また、制御部16は、ポンプ13が駆動するよう制御する。なお、ポンプ13を駆動することで、バイパス路31から第1切り替えバルブ12を通って第2切り替えバルブ14へ向かう方向に洗浄液が吸引され、保温型貯湯タンクT2に貯留された洗浄液は自動的にパイパス路31の方向へ導かれる。これにより、図中に点線の矢印で示すような流路F5が形成され、洗浄液は、保温型貯湯タンクT2から出て、バイパス路31を介して第1切り替えバルブ12、ポンプ13、第2切り替えバルブ14を経由して、洗浄ノズル18に導かれる。
次に、図5(c)に示す状態について説明する。この場合、制御部16は、第1切り替えバルブ12が貯水槽T1とポンプ13の一端側とを接続する流路を形成するよう切替制御する。また、制御部16は、第2切り替えバルブ14がポンプ13の他端側と洗浄ノズル18とを接続する流路を形成するよう切替制御する。また、制御部16は、ポンプ13が駆動するよう制御する。これにより、図中に点線の矢印で示すような流路F6が形成され、洗浄液は、貯水槽T1から出て、第1切り替えバルブ12、ポンプ13、第2切り替えバルブ14を経由して、洗浄ノズル18に導かれる。
図5に示した構成を有する食器洗い乾燥機10によれば、一方向のみに洗浄液を流通するポンプを1つ有し、切り替えバルブを2つ有する場合であっても、貯水槽T1に貯留された洗浄液を余剰電力により加熱し、保温型貯湯タンクT2に導入して保温状態で貯留することができる。また、貯水槽T1に貯留された洗浄液、保温型貯湯タンクT2に貯留された洗浄液のいずれも洗浄時に用いることができる。特に、保温型貯湯タンクT2に貯留された洗浄液を用いることで、不要な電力消費を抑制できる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態における食器洗い乾燥機10Bの構成が図6に示されている。図6に示す食器洗い乾燥機10Bは、図1に示した食器洗い乾燥機10と比較すると、1つのポンプ13の代わりに2つのポンプ(第1ポンプ(第1洗浄液供給部の一例)19、第2ポンプ(第2洗浄液供給部の一例)22)を備え、2つの切り替えバルブ(第1切り替えバルブ12、第2切り替えバルブ14)の代わりに1つの切り替えバルブ(流路切替部の一例)21を備える。図6に示す食器洗い乾燥機10Bについて、図1に示した食器洗い乾燥機10と同一の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。なお、食器洗い乾燥機10Bでは、ポンプおよび切り替えバルブに関する構成が異なることに伴い、図6に示すように、洗浄液の流路も多少変更されている。
食器洗い乾燥機10Bにおいては、第1ポンプ19は、制御部16からの制御信号に応じて、貯水槽T1内部の洗浄液を圧力により導出し、保温型貯湯タンクT2又は洗浄ノズル18へ供給する。第2ポンプ22は、制御部16からの制御信号に応じて、保温型貯湯タンクT2内部の洗浄液を圧力により導出し、洗浄ノズル18に供給する。また、切り替えバルブ21は、制御部16からの制御信号に応じて、第1ポンプ19が貯水槽T1から導出した洗浄液の送り先の流路を切り替える。具体的には、貯水槽T1と保温型貯湯タンクT2とを接続する流路と、貯水槽T1と洗浄ノズル18とを接続する流路と、を選択的に切り替える。
次に、食器洗い乾燥機10Bの主要な動作の内容について説明する。
まず、貯湯制御については、図2に示した処理と同様であるが、ステップS17、S19の処理が異なる。食器洗い乾燥機10Bにおいては、ステップS17、S19の処理の代わりに、制御部16は、切り替えバルブ21が貯水槽T1と保温型貯湯タンクT2とを接続する流路F7を形成するよう切替制御する。そして、制御部16は、ポンプ13が貯水槽T1から保温型貯湯タンクT2に向かう方向に洗浄液を圧力により供給するよう制御する。
また、洗浄制御については、図3に示した処理と同様であるが、ステップS35、S36、S39、S41の処理が異なる。保温型貯湯タンクT2内部に貯留された洗浄液を使って食器洗い乾燥機10B庫内の食器を洗浄する場合には、制御部16は、第2ポンプ22を駆動し、洗浄液を保温型貯湯タンクT2から圧力により導出して洗浄ノズル18へ導く。また、貯水槽T1内部の洗浄液を導出して洗浄に利用する場合には、制御部16は、切り替えバルブ21が貯水槽T1と洗浄ノズル18とを接続する流路F8を形成するよう切替制御する。そして、制御部16は、第1ポンプ19が貯水槽T1から洗浄ノズル18に向かう方向に洗浄液を圧力により供給するよう制御する。
このような食器洗い乾燥機10Bによれば、ポンプを2つ有し、切り替えバルブを1つ有する場合であっても、貯水槽T1に貯留された洗浄液を余剰電力で加熱し、保温型貯湯タンクT2に導入して保温状態で貯留することができる。また、貯水槽T1に貯留された洗浄液、保温型貯湯タンクT2に貯留された洗浄液のいずれも洗浄時に用いることができる。特に、保温型貯湯タンクT2に貯留された洗浄液を用いることで、不要な電力消費を抑制できる。
なお、本実施形態においては、洗浄装置として食器洗い乾燥機10Bを主に説明したがが、他の装置であってもよい。例えば、洗浄装置として洗濯機を想定する場合にも、食器洗い乾燥機10又は10Bと同様の構成及び機能により実現でき、洗濯機においても過熱された洗浄液を必要とするが、温度は例えば30℃〜40℃である。これにより、洗剤が温水に十分に溶ける状態となり、洗濯物汚れを好適に洗浄することができる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2009年12月25日出願の日本特許出願No.2009-295147に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
以上のように、自然エネルギーの利用によって不規則に発生する余剰電力を効果的に利用して洗浄を行うことができる食器洗い乾燥機、洗濯機、温水洗浄便座等の洗浄装置に有用である。
10、10B 食器洗い乾燥機
11 加熱部
12 第1切り替えバルブ
13 ポンプ
14 第2切り替えバルブ
15 操作部
16 制御部
17 受信部
18 洗浄ノズル
19 第1ポンプ
20 節電用コントローラ
21 切り替えバルブ
22 第2ポンプ
31 バイパス路
T1 貯水槽
T2 保温型貯湯タンク
また、本発明の洗浄装置は、洗浄時に、前記第2貯留部に貯留された洗浄液が所定温度以上である場合、前記第2貯留部に貯留された洗浄液を前記洗浄液噴射部へ供給する制御を実行する洗浄液供給制御部を備える。
また、本発明の洗浄装置は、洗浄時に、前記第2貯留部に貯留された洗浄液が所定温度未満である場合、一旦前記第2貯留部から前記洗浄液噴出部を通して当該洗浄装置庫内に噴射された洗浄液が前記第1貯留部に貯留されて、前記加熱部により再加熱された洗浄液を、前記洗浄液噴射部へ供給する制御を実行する洗浄液供給制御部を備える。
また、本発明の洗浄装置は、洗浄時に、前記第2貯留部に貯留された洗浄液の貯留量が所定貯留量未満である場合、前記第1貯留部に貯留され前記加熱部により加熱された洗浄液を、前記洗浄液噴射部へ供給する制御を実行する洗浄液供給制御部を備える。

Claims (9)

  1. 洗浄液を貯留する第1貯留部と、
    前記第1貯留部に貯留された洗浄液を加熱する加熱部と、
    余剰電力が発生したことを示す余剰電力発生通知信号を受信する信号受信部と、
    前記信号受信部により前記余剰電力発生通知信号を受信したときに、前記第1貯留部に貯留された洗浄液を前記加熱部により加熱するよう制御する加熱制御部と、
    非洗浄時に、前記第1貯留部に貯留され前記加熱部により加熱された洗浄液を導入して保温貯留する第2貯留部と、
    前記第1貯留部又は第2貯留部に貯留された前記洗浄液を導入して噴射する洗浄液噴射部と、
    を備える洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の洗浄装置であって、更に、
    第1洗浄液供給部と、第2洗浄液供給部と、流路切替部と、を備え、
    前記第1洗浄液供給部は、前記第1貯留部に貯留された洗浄液を前記第2貯留部又は前記洗浄液噴射部へ供給し、
    前記第2洗浄液供給部は、前記第2貯留部に貯留された洗浄液を前記洗浄液噴射部へ供給し、
    前記流路切替部は、前記第1貯留部と前記第2貯留部とを接続する前記洗浄液の流路と、前記第1貯留部と前記洗浄液噴射部とを接続する前記洗浄液の流路と、を切り替える洗浄装置。
  3. 請求項1に記載の洗浄装置であって、更に、
    第1流路切替部と、第2流路切替部と、洗浄液供給部と、を備え、
    前記第1流路切替部は、前記第1貯留部と前記洗浄液供給部とを接続する前記洗浄液の流路と、前記洗浄液供給部と前記洗浄液噴射部とを接続する前記洗浄液の流路と、を切り替え、
    前記第2流路切替部は、前記洗浄液供給部と前記第2貯留部とを接続する流路と、前記第2貯留部と前記洗浄液噴射部とを接続する流路と、を切り替え、
    前記洗浄液供給部は、前記第1流路切替部と前記第2流路切替部との間で前記洗浄液を双方向に供給する洗浄装置。
  4. 請求項1に記載の洗浄装置であって、更に、
    第1流路切替部と、第2流路切替部と、洗浄液供給部と、を備え、
    前記第1流路切替部は、前記第1貯留部と前記洗浄液供給部とを接続する前記洗浄液の流路と、当該第1流路切替部並びに前記第2流路切替部及び前記第2貯留部の間の流路を直接接続するバイパス流路と前記洗浄液供給部とを接続する前記洗浄液の流路と、を切り替え、
    前記第2流路切替部は、前記洗浄液供給部と前記第2貯留部とを接続する前記洗浄液の流路と、前記洗浄液供給部と前記洗浄液噴射部とを接続する前記洗浄液の流路と、を切り替え、
    前記洗浄液供給部は、前記第1流路切替部から前記第2流路切替部へ前記洗浄液を供給する洗浄装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の洗浄装置であって、更に、
    洗浄時に、前記第2貯留部に貯留された洗浄液が所定温度以上である場合、前記第2貯留部に貯留された洗浄液を前記洗浄液噴射部へ供給するよう、前記洗浄液供給部及び前記流路切替部を制御する洗浄液供給制御部を備える洗浄装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の洗浄装置であって、更に、
    洗浄時に、前記第2貯留部に貯留された洗浄液が所定温度未満である場合、一旦前記第2貯留部から前記洗浄液噴出部を通して当該洗浄装置庫内に噴射された洗浄液が前記第1貯留部に貯留されて、前記加熱部により再加熱された洗浄液を、前記洗浄液噴射部へ供給するよう、前記洗浄液供給部及び流路切替部を制御する洗浄液供給制御部を備える洗浄装置。
  7. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の洗浄装置であって、更に、
    洗浄時に、前記第2貯留部に貯留された洗浄液の貯留量が所定貯留量未満である場合、前記第1貯留部に貯留され前記加熱部により加熱された洗浄液を、前記洗浄液噴射部へ供給するよう、前記洗浄液供給部及び流路切替部を制御する洗浄液供給制御部を備える洗浄装置。
  8. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の洗浄装置であって、更に、
    非洗浄時に、前記信号受信部により前記余剰電力発生通知信号を受信したとき、前記第2貯留部に貯留された洗浄液を排出するよう制御する洗浄液排出制御部を備える洗浄装置。
  9. 洗浄装置における洗浄方法であって、
    余剰電力が発生したことを示す余剰電力発生通知信号を受信するステップと、
    前記余剰電力発生通知信号を受信したときに、洗浄液を貯留する第1貯留部に貯留された洗浄液を加熱するよう制御するステップと、
    非洗浄時に、前記第1貯留部に貯留され加熱された洗浄液を保温貯留する第2貯留部に、前記第1貯留部からの洗浄液を導入するステップと、
    前記第1貯留部又は第2貯留部に貯留された前記洗浄液を導入して噴射するステップと、
    を備える洗浄方法。
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