JPWO2011058656A1 - ハンドヘルド点字変換装置、点字変換方法、点字変換プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

ハンドヘルド点字変換装置、点字変換方法、点字変換プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

ハンドヘルド点字変換装置は、点字表示部と、撮像手段と、文字認識手段と、点字変換手段と、表示制御手段と、を備え、文字の読み取りから点字の出力までを一台で完結する。また、上記のハンドヘルド点字変換装置は、片手で持てるぐらいのサイズである。点字表示部は、各々が1つの点字に対応する複数の単位点字表示部を有し、当該単位点字表示部は、複数の可動式の部材を有する。そして、表示制御手段は、単位点字表示部のうち一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより撮影画像に存在する文字又は文字列に対するハンドヘルド点字変換装置の位置関係の適否を表示する。また、表示制御手段は、他の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより点字を表示する。

Description

本発明は、文字を点字変換する手法に関する。
視覚障害者用の文字閲覧装置としては、一列分の文字の電子データを点字に変換し表示する点字表示装置が知られている。
特許文献1は、コンピュータ内のテキストデータを点字変換して表示する電子データ表示システムを記載している。
特表2003−502699号公報
しかし、上記の点字表示装置は、印刷物の文字などをその場で簡単に点字に変換することができないなどの問題点があった。
本発明が解決しようとする課題としては、上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、ユーザが携帯し易く、印刷物の文字などをその場で簡単に点字変換することができる点字変換装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、ユーザが片手で保持した状態で移動させることが可能なハンドヘルド点字変換装置であって、前記ハンドヘルド点字変換装置を保持している手の少なくとも一本の指が接触可能な位置に配置され、点字を表示する点字表示部と、前記ハンドヘルド点字変換装置周辺の所定範囲を撮影する撮影手段と、前記撮影手段の撮影画像に存在する文字の有無を検知し、存在する文字を認識する文字認識手段と、前記文字認識手段が認識した文字の一部又は全部を点字に変換する点字変換手段と、前記点字変換手段が変換した点字を前記点字表示部に表示させる表示制御手段と、を備え、前記点字表示部は、各々が1つの点字に対応する複数の単位点字表示部を有し、前記単位点字表示部は、複数の可動式の部材を有し、前記表示制御手段は、前記単位点字表示部のうち一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより前記撮影画像に存在する文字又は文字列に対する前記ハンドヘルド点字変換装置の位置関係の適否を表示すると共に、前記一部の単位点字表示部以外の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより点字を表示することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、ユーザが片手で保持した状態で移動させることが可能であり、保持している手の少なくとも一本の指が接触可能な位置に配置されて点字を表示する点字表示部を備えるハンドヘルド点字変換装置が実行する点字変換方法であって、前記ハンドヘルド点字変換装置周辺の所定範囲を撮影する撮影工程と、前記撮影工程の撮影画像に存在する文字の有無を検知し、存在する文字を認識する文字認識工程と、前記文字認識工程が認識した文字の一部又は全部を点字に変換する点字変換工程と、前記点字変換工程が変換した点字を前記点字表示部に表示させる表示制御工程と、を備え、前記点字表示部は、各々が1つの点字に対応する複数の単位点字表示部を有し、前記単位点字表示部は、複数の可動式の部材を有し、前記表示制御工程は、前記単位点字表示部のうち一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより前記撮影画像に存在する文字又は文字列に対する前記ハンドヘルド点字変換装置の位置関係の適否を表示すると共に、前記一部の単位点字表示部以外の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより点字を表示することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、ユーザが片手で保持した状態で移動させることが可能であり、保持している手の少なくとも一本の指が接触可能な位置に配置されて点字を表示する点字表示部を備えるハンドヘルド点字変換装置により実行される点字変換プログラムであって、前記ハンドヘルド点字変換装置周辺の所定範囲を撮影する撮影手段と、前記撮影手段の撮影画像に存在する文字の有無を検知し、存在する文字を認識する文字認識手段と、前記文字認識手段が認識した文字の一部又は全部を点字に変換する点字変換手段と、前記点字変換手段が変換した点字を前記点字表示部に表示させる表示制御手段、として前記ハンドヘルド点字変換装置を機能させ、前記点字表示部は、各々が1つの点字に対応する複数の単位点字表示部を有し、前記単位点字表示部は、複数の可動式の部材を有し、前記表示制御手段は、前記単位点字表示部のうち一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより前記撮影画像に存在する文字又は文字列に対する前記ハンドヘルド点字変換装置の位置関係の適否を表示すると共に、前記一部の単位点字表示部以外の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより点字を表示することを特徴とする。
ハンドヘルド点字変換装置の構成を示すブロック図の一例である。 ハンドヘルド点字変換装置の構造を示すブロック図の一例である。 ハンドヘルド点字変換装置の機能構成を示すブロック図の一例である。 点字表示部の平面図の一例である。 点字表示及び位置関係適否表示の例を示す。 点字表示及び位置関係適否表示の例を示す。 点字表示及び位置関係適否表示の例を示す。 点字表示及び位置関係適否表示の例を示す。 点字表示及び位置関係適否表示の例を示す。 点字表示及び位置関係適否表示の例を示す。 撮像画像中の各文字列の横軸方向の境界を示した図の一例である。 撮像画像中の各文字列の範囲を示した図の一例である。 点字セル数Nsの算出方法の一例である。 点字対象文字列の位置及び使用する単位点字表示部を示した図の一例である。 移動前後の点字対象文字列の位置関係を示す図の一例である。 本実施例の処理手順を示すフローチャートの一例である。
本発明の1つの観点では、ユーザが片手で保持した状態で移動させることが可能なハンドヘルド点字変換装置であって、前記ハンドヘルド点字変換装置を保持している手の少なくとも一本の指が接触可能な位置に配置され、点字を表示する点字表示部と、前記ハンドヘルド点字変換装置周辺の所定範囲を撮影する撮影手段と、前記撮影手段の撮影画像に存在する文字の有無を検知し、存在する文字を認識する文字認識手段と、前記文字認識手段が認識した文字の一部又は全部を点字に変換する点字変換手段と、前記点字変換手段が変換した点字を前記点字表示部に表示させる表示制御手段と、を備え、前記点字表示部は、各々が1つの点字に対応する複数の単位点字表示部を有し、前記単位点字表示部は、複数の可動式の部材を有し、前記表示制御手段は、前記単位点字表示部のうち一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより前記撮影画像に存在する文字又は文字列に対する前記ハンドヘルド点字変換装置の位置関係の適否を表示すると共に、前記一部の単位点字表示部以外の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより点字を表示する。
上記のハンドヘルド点字変換装置は、点字表示部と、撮像手段と、文字認識手段と、点字変換手段と、表示制御手段と、を備え、文字の読み取りから点字の出力までを一台で完結する。また、上記のハンドヘルド点字変換装置は、片手で持てるぐらいのサイズである。これにより、ユーザが携帯し易く、身近にある文字をその場で簡単に点字変換することができる点字変換装置を提供することが可能となる。また、点字表示部は、各々が1つの点字に対応する複数の単位点字表示部を有し、当該単位点字表示部は、複数の可動式の部材を有する。ここで、部材とは、ピンまたは球などの部材である。そして、表示制御手段は、単位点字表示部のうち一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより撮影画像に存在する文字又は文字列に対するハンドヘルド点字変換装置の位置関係の適否を表示する。また、表示制御手段は、他の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより点字を表示する。このように、ハンドヘルド点字変換装置は、単位点字表示部を複数組み合わせることで、点字を表示すると共に利用者の操作を誘導することができる。従って、ハンドヘルド点字変換装置の製作コストの抑制、軽量化、小型化等を実現することができる。
上記のハンドヘルド点字変換装置の一態様では、前記単位点字表示部は並べて設置され、表示制御部は、前記単位点字表示部のうち両端に位置する単位点字表示部が有する部材を動作させることにより、前記撮影画像に存在する文字又は文字列に対する前記ハンドヘルド点字変換装置の位置関係の適否を表示する。このように、ハンドヘルド点字変換装置は、両端の単位点字表示部により位置関係の適否を表示することで、誘導したい方向を利用者に明確に伝達することが可能となる。
上記のハンドヘルド点字変換装置の他の一態様では、前記表示制御手段は、前記一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより、前記ハンドヘルド点字変換装置の位置が前記撮影画像に存在する文字又は文字列に対していずれの方向にずれているかを示す。この態様では、ハンドヘルド点字変換装置が文字を適正に読み取れなかった場合、ユーザは、所定の部材の動作を指で確認することで、文字又は文字列に対してハンドヘルド点字変換装置の位置がずれている方向を知ることができる。
上記のハンドヘルド点字変換装置の他の一態様では、前記表示制御手段は、前記一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより、前記撮影画像に存在する文字の有無を示す。この態様では、ユーザは、所定の部材の動作を指で確認することで、撮影画像に文字が存在するか否かを知ることができる。また、ユーザは、撮影画像に文字が存在するにも関わらず点字が表示されていなければ、文字認識できなかった又は点字変換できなかったことを知ることができる。
上記のハンドヘルド点字変換装置の他の一態様では、前記表示制御手段は、前記一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより、前記撮影画像に存在する文字列が横書きであるか縦書きであるかを示す。この態様では、ユーザは、所定の部材の動作を指で確認することで、撮影画像に存在する文字列が横書きであるか縦書きであるかを判断して適切な方向にハンドヘルド点字変換装置を移動させることができる。
上記のハンドヘルド点字変換装置の他の一態様では、前記表示制御手段は、前記一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより、前記撮影画像に存在する文字列の頭文字の方向を示す。ここで、「頭文字」とは、撮影画像中に表示された1又は複数の文字列のうち、利用者が最初に読むべき文字を指す。この態様では、ユーザは、所定の部材の動作を指で確認することで、撮影画像中に存在する文字列の頭文字の方向にハンドヘルド点字変換装置を移動させることができる。
上記のハンドヘルド点字変換装置の他の一態様では、前記表示制御手段は、前記一部の単位点字表示部が有する部材を昇降させて凸形状を形成したりしなかったりする動作を振動させて行うことにより前記位置関係の適否を表示すると共に、前記一部の単位点字表示部以外の単位点字表示部が有する部材を昇降させて凸形状を形成したりしなかったりすることで点字を表示する。この態様では、ユーザは、点字表示部のうち、位置関係の適否を表示する部分と点字を表示する部分とを判然と区別して認識することができる。
上記のハンドヘルド点字変換装置の他の一態様では、前記点字変換手段は、点字表示の対象となる文字列を構成する各文字の平均文字幅を算出すると共に、当該文字列に相当する点字の数を算出し、前記表示制御手段は、前記ハンドヘルド点字変換装置の移動した場合、前記平均文字幅と前記点字の数とに基づき、点字の表示を変更する。この態様では、表示制御手段は、文字の平均文字幅と文字列全体に相当する点字の数とを考慮して点字を再表示する。ここで、「点字の数」とは、1の単位点字表示部により文字列全体の点字を表示する場合に必要な点字の表示の回数を指す。このようにすることで、ハンドヘルド点字変換装置は、1文字で2以上の点字を要する漢字等の文字が文字列に含まれている場合であっても、当該文字列を移動して読み取る間、当該文字列の点字を平均的な間隔で表示することができる。
本発明の別の観点では、ユーザが片手で保持した状態で移動させることが可能であり、保持している手の少なくとも一本の指が接触可能な位置に配置されて点字を表示する点字表示部を備えるハンドヘルド点字変換装置が実行する点字変換方法であって、前記ハンドヘルド点字変換装置周辺の所定範囲を撮影する撮影工程と、前記撮影工程の撮影画像に存在する文字の有無を検知し、存在する文字を認識する文字認識工程と、前記文字認識工程が認識した文字の一部又は全部を点字に変換する点字変換工程と、前記点字変換工程が変換した点字を前記点字表示部に表示させる表示制御工程と、を備え、前記点字表示部は、各々が1つの点字に対応する複数の単位点字表示部を有し、前記単位点字表示部は、複数の可動式の部材を有し、前記表示制御工程は、前記単位点字表示部のうち一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより前記撮影画像に存在する文字又は文字列に対する前記ハンドヘルド点字変換装置の位置関係の適否を表示すると共に、前記一部の単位点字表示部以外の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより点字を表示する。ハンドヘルド点字変換装置は、この方法を用いることで、ユーザの身近にある文字をその場で点字変換することができる。
本発明のさらに別の観点では、ユーザが片手で保持した状態で移動させることが可能であり、保持している手の少なくとも一本の指が接触可能な位置に配置されて点字を表示する点字表示部を備えるハンドヘルド点字変換装置により実行される点字変換プログラムであって、前記ハンドヘルド点字変換装置周辺の所定範囲を撮影する撮影手段と、前記撮影手段の撮影画像に存在する文字の有無を検知し、存在する文字を認識する文字認識手段と、前記文字認識手段が認識した文字の一部又は全部を点字に変換する点字変換手段と、前記点字変換手段が変換した点字を前記点字表示部に表示させる表示制御手段、として前記ハンドヘルド点字変換装置を機能させ、前記点字表示部は、各々が1つの点字に対応する複数の単位点字表示部を有し、前記単位点字表示部は、複数の可動式の部材を有し、前記表示制御手段は、前記単位点字表示部のうち一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより前記撮影画像に存在する文字又は文字列に対する前記ハンドヘルド点字変換装置の位置関係の適否を表示すると共に、前記一部の単位点字表示部以外の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより点字を表示する。ハンドヘルド点字変換装置は、この点字変換プログラムを実行することで、ユーザの身近にある文字をその場で点字変換することができる。好適な例では、点字変換プログラムは、記憶媒体に記憶される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[構成]
まず、本発明の本実施例に係るハンドヘルド点字変換装置1の構成について図1乃至図4を用いて説明する。
(ハードウェア構成)
図1は、本発明の本実施例に係るハンドヘルド点字変換装置1を模式的に表した図である。図示のように、ハンドヘルド点字変換装置1は、点字表示部10、CPU11、RAM12、ROM13、電源14、カメラ15、レンズ16、照明用LED17を備える。
点字表示部10は、図示のように複数の可動式ピン21を備え、これを昇降させて凸形状を形成することにより点字を表示する。可動式ピン21の配置などの詳細については後述する。
カメラ15は、ユーザが印刷物の上にハンドヘルド点字変換装置1を置くことにより、ハンドヘルド点字変換装置1の周辺の所定範囲を撮影し、撮影画像をCPU11に送信する。カメラ15は、たとえば、CCDカメラとすることができる。
CPU11は、予めRAM12又はROM13に記憶されたプログラムを実行することにより、カメラ15から取得した撮影画像に対し、文字の有無を検知し、文字が有る場合はOCR(Optical Character Recognition;光学文字認識)処理を実行することで、文字の認識を行う。CPU11は、RAM12及びROM13といったメモリに記憶された漢字と読みとを対応つけた辞書情報と、読みと点字、又は、文字と点字とを対応付けた点字定義情報とを参照し、認識した文字を点字に変換する。そして、CPU11は、変換した点字を点字表示部10に表示させる。
電源14は、ハンドヘルド点字変換装置1に電力を供給する。レンズ16は、カメラのレンズであり、照明用LED17は、カメラ15が文字を撮影する際に必要な光源である。
図2は、本発明の本実施例に係るハンドヘルド点字変換装置1の構造を示す。図2(a)はハンドヘルド点字変換装置1の内部構造を示す側面透視図であり、図2(b)はハンドヘルド点字変換装置1の内部構造を破線で表示した俯瞰図である。ハンドヘルド点字変換装置1は、ユーザが片手で保持した状態で移動させることが可能なハンドヘルド型装置であり、内部に点字表示部10、電源14、カメラ15、レンズ16、照明用LED17、システムコントローラ19、を備える。カメラ15とシステムコントローラ19、システムコントローラ19と点字表示部10、システムコントローラ19と電源14はそれぞれ配線により電気的に接続されている。
点字表示部10は、ユーザが片手の親指及び小指でこのハンドヘルド点字変換装置1を保持した状態で人差し指、中指及び薬指の少なくともいずれかの指で点字表示部10に接触可能な位置に配置されている。
カメラ15、レンズ16及び照明用LED17は、点字表示部10の直下周辺に配置されている。本実施例では、点字表示部10の直下部分とこの部分から所定距離以内の部分を直下周辺とする。所定距離とは、例えば3cmである。
システムコントローラ19は、CPU11、RAM12及びROM13を含んでおり、ハンドヘルド点字変換装置1全体の制御を行う。電源14は、例えば電池などで構成され、システムコントローラ19に電力を供給し、システムコントローラ19を介し、各部品に電力を供給する。なお、電源14が、システムコントローラ19を介さず、各部品に直接電力を供給するようにしてもよい。
(機能構成)
図3は、本実施例のハンドヘルド点字変換装置1の機能構成を示すブロック図の一例である。これらの機能は、図1に示す構成要素により実現される。
ハンドヘルド点字変換装置1は、上述したように、カメラ15と、CPU11と、ROM13と、点字表示部10とを備える。CPU11は、予め用意されたプログラムを実行することにより、文字認識部101、点字変換部102及び表示制御部103として機能する。ROM13は、辞書情報及び点字定義情報を記憶している。なお、辞書情報及び点字定義情報の一部はRAM12に記憶されていてもよい。
カメラ15は、ハンドヘルド点字変換装置1の周辺の所定範囲を撮影し、撮影画像をCPU11に送信する。カメラ15は、本発明における撮影手段として機能する。
文字認識部101は、カメラ15から受信した撮影画像に対し、文字の有無を検知し、文字が有る場合はOCR処理を実行することで、文字の認識を行う。また、文字認識部101は、撮影画像を縦軸及び横軸による2次元座標平面とした場合における認識した文字列の相対的な位置(以後、単に「位置Pr」と呼ぶ。)、及び当該文字列に沿った直線が2次元座標の横軸に対してなす角度(以後、単に「角度Θr」と呼ぶ。)、及び当該文字列の長さ(以後、単に「文字列長Lr」と呼ぶ。)の情報を取得する。
点字変換部102は、文字認識部101が認識した文字が漢字である場合は、まず、漢字と読みとを対応付けた辞書情報に基づいて漢字を読みに変換し、次に、読みと点字とを対応付けた点字定義情報に基づいて読みを点字に変換する。点字変換部102は、文字認識部101が認識した文字がひらがな、カタカナ、数字及びアルファベットである場合は、これらと点字とを対応付けた点字定義情報に基づいて点字に変換する。なお、点字変換部102は、検知した文字全てを点字に変換するようにしてもよく、一部(例えば、点字表示部10で表示可能な文字数)のみを点字に変換するようにしてもよい。そして、点字変換部102は、変換した点字の情報(以下、「点字情報」という。)を、表示制御部103に供給する。
表示制御部103は、点字変換部102が変換した点字を点字表示部10に表示させる。さらに、表示制御部103は、ハンドヘルド点字変換装置1の現在の位置が適切か否か知らせると共に、必要に応じて移動方向を適切な方向に誘導するための表示(以後、「位置関係適否表示」とよぶ。)を、点字表示部10に表示させる。以後では、表示制御部103が可動式ピン21を昇らせて凸形状を形成することを、「可動式ピン21を立たせる」とも表現する。
点字表示部10は、上述したように、可動式ピン21を昇降させて凸形状を形成することにより点字表示や位置関係適否表示などを行う。
(点字変換部の構成)
次に、点字表示部10の構成について図4を用いて説明する。図4は、点字表示部10の平面図を示す。
点字表示部10は、第1点字モジュール10xと、第2点字モジュール10yと、を備える。第1点字モジュール10xと第2点字モジュール10yとは、それぞれ可動式ピン21を32個備える。即ち、点字表示部10は、第1点字モジュール10xと第2点字モジュール10yとが連続的に並べられることで、計64個の可動式ピン21が配置される。
可動式ピン21は2列4行の計8個で1つの単位点字表示部22を構成する。従って、点字表示部10は、合計8つの単位点字表示部22L、22A乃至22F、22Rが横並びに配置されている。
このうち、単位点字表示部22A乃至22Fは、点字を表示する部分に相当する。具体的には、単位点字表示部22A乃至22Fは、各々が8個の可動式ピン21を昇降し、凸形状を形成することにより点字を表示する。そして、単位点字表示部22A乃至22Fは、1つ又は2つで1文字を表す。以後では、単位点字表示部22A乃至22Fに配置された可動式ピン21を、「第1ピン」と称す。
一方、単位点字表示部22L、22Rは、可動式ピン21の全部または一部を突出させることで、文字の有無の表示又は位置関係適否表示を行う。これにより、単位点字表示部22L、22Rは、読み取る対象となる文字列をカメラ15により適切に撮像させ、利用者によるハンドヘルド点字変換装置1の移動操作の誘導を行う。以後では、単位点字表示部22L、22Rに配置された可動式ピン21を、「第2ピン」と呼ぶ。
[第2ピンの動作制御]
次に、表示制御部103が実行する第2ピンの制御方法について説明する。概略的には、表示制御部103は、第2ピンを立たせることで、ハンドヘルド点字変換装置1の移動方向(以後、単に「移動方向」と呼ぶ。)を誘導する。具体的には、表示制御部103は、原則的に、利用者がハンドヘルド点字変換装置1に置いた指に対して、移動方向を修正したい方向に位置する第2ピンを立たせると共に、他の方向に位置する第2ピンを下げる。なお、この際、読み取りの対象となる文字列の方向は変わらないものとする。つまり、利用者は、読み取りの対象となる文字列が記載された書類などの方向は変えず、ハンドヘルド点字変換装置1の移動方向を修正する。
以後、この具体例について、図5乃至図10を参照しつつ、15のパターン(具体例1乃至具体例15)に場合分けしてそれぞれ説明する。
なお、図5乃至図10では、突出していないピンを「○」で表し、突出しているピンを「○の中に×」で表す。また、図中の四角枠80は、点字変換される文字又は文字列(「点字対象文字」と呼ぶ。)の範囲を示す。以後では、「横軸方向」とは、四角枠80の長辺方向を指し、図12で後述する撮像画像のx座標を定める横軸方向と一致する。また、単位点字表示部22L、22Rの2列4行に配置された各可動式ピン21を、図面上の左から順に列番号を付すと共に、上から順に行番号を付して特定する。
1.点字対象文字がない場合
図5(a)は、点字対象文字がない場合の可動式ピン21の状態を示す。図5(a)に示すように、この場合、表示制御部103は、全ての第2ピンを立たせない。
2.点字対象文字はあるが、認識不可能な文字である場合
図5(b)は、点字対象文字が点字定義情報にない場合の可動式ピン21の状態を示す。図5(b)に示すように、表示制御部103は、この場合、単位点字表示部22Lの四隅に相当する第1行目及び第4行目の第2ピンを立たせると共に、単位点字表示部22Rの四隅に相当する第1行目及び第4行目の第2ピンを立たせる。
3.点字対象文字があり、かつ、認識可能な文字である場合
図5(c)は、点字対象文字が点字定義情報にあり、点字表示可能な場合の可動式ピン21の状態を示す。図5(c)に示すように、この場合、表示制御部103は、点字対象文字「パイオニア」を、点字変換部102から供給された点字情報に基づき、単位点字表示部22A乃至22Fが備える第1ピンで点字表示する。具体的には、表示制御部103は、点字対象文字の各文字の位置に従い、「パ」を単位点字表示部22A、22Bで点字表示し、「イ」を単位点字表示部22Cで点字表示し、「オ」を単位点字表示部22Dで点字表示し、「ニ」を単位点字表示部22Eで点字表示し、「ア」を単位点字表示部22Fでそれぞれ点字表示する。
また、表示制御部103は、単位点字表示部22Lの四隅に相当する第1行目及び第4行目の第2ピンを立たせると共に、単位点字表示部22Rの四隅に相当する第1行目及び第4行目の第2ピンを立たせる。
4.点字対象文字があり、かつ、点字対象文字が行の最後に相当する場合
図6(a)は、点字対象文字が行の最後に相当する場合の可動式ピン21の状態を示す。図6(a)に示すように、この場合、表示制御部103は、点字対象文字である「イオニア」をそれぞれ単位点字表示部22A乃至22Dの第1ピンで点字表示している。また、表示制御部103は、単位点字表示部22L、22Rの第2ピンのうち、単位点字表示部22Lの四隅の第2ピンのみを立たせることで、点字対象文字が行の最後であることを利用者に知らせる。
5.点字対象文字があり、かつ、点字対象文字が行の最初(最先端)に相当する場合
図6(b)は、点字対象文字が行の最先端に相当する場合の可動式ピン21の状態を示す。図6(b)に示すように、この場合、表示制御部103は、点字対象文字「パイオ」を、その位置に従い、単位点字表示部22C乃至22Fが備える第1ピンで点字表示する。また、表示制御部103は、単位点字表示部22L、22Rが備える第2ピンのうち、単位点字表示部22Rの四隅の第2ピンのみを立たせることで、点字対象文字が行の最先端であることを利用者に知らせる。
6.点字対象文字があり、かつ、反時計回りに角度の調整が必要な場合
図6(c)は、撮像画像の横軸方向が、点字対象文字の文字列の方向に対して時計回りに所定角度(以後、「角度Θth」と呼ぶ。)以上ずれていることにより、点字表示ができない場合の可動式ピン21の状態を示す。ここで、角度Θthとは、例えば20°であり、文字認識部101が点字対象文字を正確に認識することができない角度を指す。この場合、表示制御部103は、全ての可動式ピン21のうち、単位点字表示部22Lの第4行目の2つの第2ピンを立たせると共に、単位点字表示部22Rの第1行目の2つの第2ピンを立たせる。即ち、表示制御部103は、単位点字表示部22Lの下側の第2ピンを立たせることにより、ハンドヘルド点字変換装置1の左側は下方へ修正が必要であることを示し、単位点字表示部22Rの上側の第2ピンを立たせることにより、ハンドヘルド点字変換装置1の右側は上方へ修正が必要であることを示す。これにより、表示制御部103は、文字列に合わせてハンドヘルド点字変換装置1の移動方向を反時計回りに回転させるように利用者の操作を誘導する。これに応じて、利用者はハンドヘルド点字変換装置1の左側を下方へ、右側を上方へ移動させ、その結果、ハンドヘルド点字変換装置1の移動方向を反時計回りに修正することになる。
7.点字対象文字があり、かつ、時計回りに角度の調整が必要な場合
図7(a)は、撮像画像の横軸方向が、点字対象文字の文字列の方向に対して角度Θth以上反時計回りにずれていることにより、点字表示ができない場合の可動式ピン21の状態を示す。この場合、表示制御部103は、全ての可動式ピン21のうち、単位点字表示部22Lの第1行目の2つの第2ピンを立たせると共に、単位点字表示部22Rの第4行目の2つの第2ピンを立たせる。即ち、表示制御部103は、単位点字表示部22Lの上側の第2ピンを立たせることにより、ハンドヘルド点字変換装置1の左側は上方へ修正が必要であることを示し、単位点字表示部22Rの下側の第2ピンを立たせることにより、ハンドヘルド点字変換装置1の右側は下方へ修正が必要であることを示す。これにより、表示制御部103は、文字列に合わせてハンドヘルド点字変換装置1を時計回りに回転させるように利用者の操作を誘導する。これに応じて、利用者はハンドヘルド点字変換装置1の左側を上方へ、右側を下方へ移動させ、その結果、ハンドヘルド点字変換装置1の移動方向を時計回りに修正することになる。
8.点字対象文字があり、かつ、装置の左側を上方にずらす必要がある場合
図7(b)は、撮像画像の横軸方向が、点字対象文字の文字列の方向に対して角度Θth以内の範囲で反時計回りにずれていることにより、ハンドヘルド点字変換装置1の左側を上方にずらす必要がある場合の可動式ピン21の状態を示す。なお、文字認識部101は、全ての点字対象文字を正しく認識したとする。
この場合、表示制御部103は、単位点字表示部22A乃至22Fが備える第1ピンにより点字対象文字を点字表示する。また、表示制御部103は、単位点字表示部22Lの第2ピンのうち第1行目の2つの第2ピンを立たせると共に、単位点字表示部22Rの第2ピンのうち第1行目及び第4行目の計4つの第2ピンを立たせる。即ち、表示制御部103は、単位点字表示部22Lの上側の第2ピンを立たせることにより、ハンドヘルド点字変換装置1の左側は上方へ修正が必要であることを示す一方、単位点字表示部22Rの上側及び下側の第2ピンを立たせることにより、ハンドヘルド点字変換装置1の右側は修正が必要でないことを示す。これにより、表示制御部103は、文字列に合わせてハンドヘルド点字変換装置1を移動させるように利用者を誘導する。これに応じて、利用者はハンドヘルド点字変換装置1の左側を上方へ修正することになる。
9.点字対象文字があり、かつ、装置の右側を上方にずらす必要がある場合
図7(c)は、撮像画像の横軸方向が、点字対象文字の文字列の方向に対して時計回りに角度Θth以内の範囲でずれていることにより、ハンドヘルド点字変換装置1の右側を上方にずらす必要がある場合の可動式ピン21の状態を示す。なお、文字認識部101は、全ての点字対象文字を正しく認識したとする。
表示制御部103は、単位点字表示部22A乃至22Fが備える第1ピンにより点字対象文字を点字表示する。また、表示制御部103は、単位点字表示部22Lの第2ピンのうち第1行目及び第4行目の計4つの第2ピンを立たせると共に、単位点字表示部22Rの第2ピンのうち第1行目の2つの第2ピンを立たせる。即ち、表示制御部103は、単位点字表示部22Rの上側の第2ピンを立たせることにより、ハンドヘルド点字変換装置1の右側は上方へ修正が必要であることを示す一方、単位点字表示部22Lの上側及び下側の第2ピンを立たせることにより、ハンドヘルド点字変換装置1の左側は修正が必要でないことを示す。これにより、表示制御部103は、文字列に合わせてハンドヘルド点字変換装置1を移動させるように利用者の操作を誘導する。これに応じて、利用者はハンドヘルド点字変換装置1の右側を上方へ修正することになる。
10.点字対象文字があり、かつ、装置の左側を下方にずらす必要がある場合
図8(a)は、撮像画像の横軸方向が、点字対象文字の文字列の方向に対して時計回りに角度Θth以内の範囲でずれていることにより、ハンドヘルド点字変換装置1の左側を下方にずらす必要がある場合の可動式ピン21の状態を示す。なお、文字認識部101は、全ての点字対象文字を正しく認識したとする。
表示制御部103は、点字対象文字を単位点字表示部22A乃至22Fの第1ピンにより点字表示する。また、表示制御部103は、単位点字表示部22Lの第2ピンのうち第4行目の2つの第2ピンを立たせると共に、単位点字表示部22Rの第2ピンのうち第1行目及び第4行目の計4つの第2ピンを立たせる。即ち、表示制御部103は、単位点字表示部22Lの下側の第2ピンを立たせることにより、ハンドヘルド点字変換装置1の左側は下方へ修正が必要であることを示す一方、単位点字表示部22Rの上側及び下側の第2ピンを立たせることにより、ハンドヘルド点字変換装置1の右側は修正が必要でないことを示す。これにより、表示制御部103は、文字列に合わせてハンドヘルド点字変換装置1を移動させるように利用者を誘導する。これに応じて、利用者はハンドヘルド点字変換装置1の左側を下方へ修正することになる。
11.点字対象文字があり、かつ、装置の右側を下方にずらす必要がある場合
図8(b)は、撮像画像の横軸方向が、点字対象文字の文字列の方向に対して反時計回りに角度Θth以内の範囲でずれていることにより、ハンドヘルド点字変換装置1の右側を下方にずらす必要がある場合の可動式ピン21の状態を示す。なお、文字認識部101は、全ての点字対象文字を正しく認識したとする。
表示制御部103は、点字対象文字を単位点字表示部22A乃至22Fの第1ピンにより点字表示する。また、表示制御部103は、単位点字表示部22Lの第2ピンのうち第1行目及び第4行目の計4つの第2ピンを立たせると共に、単位点字表示部22Rの第2ピンのうち第4行目の2つの第2ピンを立たせる。即ち、表示制御部103は、単位点字表示部22Rの下側の第2ピンを立たせることにより、ハンドヘルド点字変換装置1の右側は下方へ修正が必要であることを示す一方、単位点字表示部22Lの上側及び下側の第2ピンを立たせることにより、ハンドヘルド点字変換装置1の左側は修正が必要でないことを示す。これにより、表示制御部103は、文字列に合わせてハンドヘルド点字変換装置1を移動させるように利用者の操作を誘導する。これに応じて、利用者はハンドヘルド点字変換装置1の右側を下方へ修正することになる。
12.点字対象文字があり、かつ、装置全体を下方にずらす必要がある場合
図8(c)は、文字認識可能な範囲で、点字対象文字に対してハンドヘルド点字変換装置1全体が上方にずれている場合の可動式ピン21の状態を示す。なお、文字認識部101は、全ての点字対象文字を正しく認識したとする。
表示制御部103は、点字対象文字を単位点字表示部22A乃至22Fの第1ピンにより点字表示する。また、表示制御部103は、単位点字表示部22Lの第2ピンのうち第4行目の2つの第2ピンを立たせると共に、単位点字表示部22Rの第2ピンのうち第4行目の2つの第2ピンを立たせる。即ち、表示制御部103は、単位点字表示部22R、22Lの下側の第2ピンを立たせることにより、ハンドヘルド点字変換装置1の全体を下方へ修正する必要があることを示す。これにより、表示制御部103は、文字列に合わせてハンドヘルド点字変換装置1を移動させるように利用者の操作を誘導する。これに応じて、利用者はハンドヘルド点字変換装置1全体を下方へ修正することになる。
13.点字対象文字があり、かつ、装置全体を上方にずらす必要がある場合
図9(a)は、文字認識可能な範囲で、点字対象文字に対してハンドヘルド点字変換装置1全体が下方にずれている場合の可動式ピン21の状態を示す。なお、文字認識部101は、全ての点字対象文字を正しく認識したとする。
表示制御部103は、点字対象文字を単位点字表示部22A乃至22Fの第1ピンにより点字表示する。また、表示制御部103は、単位点字表示部22Lの第2ピンのうち第1行目の2つの第2ピンを立たせると共に、単位点字表示部22Rの第2ピンのうち第1行目の2つの第2ピンを立たせる。即ち、表示制御部103は、単位点字表示部22R、22Lの上側の第2ピンを立たせることにより、ハンドヘルド点字変換装置1の全体を上方へ修正する必要があることを示す。これにより、表示制御部103は、文字列に合わせてハンドヘルド点字変換装置1を移動させるように利用者の操作を誘導する。これに応じて、利用者はハンドヘルド点字変換装置1全体を上方へ修正することになる。
14.点字対象文字が縦書きであり、かつ、認識可能な場合
図9(b)は、点字対象文字が縦書きであり、かつ、文字認識部101が全ての点字対象文字を正しく認識した場合の可動式ピン21の状態を示す。
この場合、表示制御部103は、点字対象文字を単位点字表示部22A乃至22Fの第1ピンにより点字表示する。また、表示制御部103は、単位点字表示部22Lの第2ピンのうち第1列目の4つの第2ピンを立たせると共に、単位点字表示部22Rの第2ピンのうち第2列目の4つの第2ピンを立たせる。即ち、表示制御部103は、点字対象文字が縦書きの場合、立たせる第2ピンを縦方向に並べる。このようにすることで、表示制御部103は、文字列に合わせてハンドヘルド点字変換装置1を移動させるように利用者の操作を誘導する。
また、点字対象文字が縦書きであり、かつ、上記の4から13のいずれかである場合は、単位点字表示部22Lの第1行目の2つの第2ピンの代わりに第1行1列目および第2行1列目の2つの第2ピンを、単位点字表示部22Lの第4行目の2つの第2ピンの代わりに第3行1列目および第4行1列目の2つの第2ピンを、単位点字表示部22Rの第1行目の2つの第2ピンの代わりに第1行2列目および第2行2列目の2つの第2ピンを、単位点字表示部22Rの第4行目の2つの第2ピンの代わりに第3行2列目および第4行目2列目の2つの第2ピンを立たせる。このようにすることで、縦書きに合わせた操作を利用者に誘導すると同時にハンドヘルド点字変換装置1の移動方向の修正を促すことができる。
15.頭文字方向を誘導する場合
次に、文書にハンドヘルド点字変換装置1を乗せて利用者の指示により又は自動的に点字処理を開始する場合であって、当該文書の最初に読むべき文字(以後、「頭文字」とも呼ぶ。)の方向を誘導するときの可動式ピン21の制御について図10を用いて説明する。ここで、「文書」とは、読み取る対象となる文書その他文字が記載された情報伝達媒体を指す。
図10(a)は、左上方向に頭文字がある場合の可動式ピン21の状態を示す。また、図10(b)は、右上方向に頭文字がある場合の可動式ピン21の状態を示す。図10(c)は、左下方向に頭文字がある場合の可動式ピン21の状態を示す。図10(d)は、右下方向に頭文字がある場合の可動式ピン21の状態を示す。なお、以後の図10(a)乃至(d)の単位点字表示部22A乃至22Fの状態は、一例であり、頭文字の方向の誘導には直接関連しない。
この場合、表示制御部103は、利用者がハンドヘルド点字変換装置1に置いた指に対して、移動方向を修正したい方向に位置する第2ピンを立てると共に、他の方向に位置する第2ピンを下げる。具体的には、図10(a)に示すように、左上方向に頭文字がある場合、表示制御部103は、単位点字表示部22L、22Rが備える第2ピンのうち、単位点字表示部22Lの第1列目及び第2列目の計4つの第2ピンを立たせる。また、図10(b)に示すように、右上方向に頭文字がある場合、表示制御部103は、単位点字表示部22L、22Rが備える第2ピンのうち、単位点字表示部22Rの第1列目及び第2列目の計4つの第2ピンを立たせる。さらに、図10(c)に示すように、左下方向に頭文字がある場合、表示制御部103は、単位点字表示部22L、22Rが備える第2ピンのうち、単位点字表示部22Lの第3列目及び第4列目の計4つの第2ピンを立たせる。また、図10(d)に示すように、右下方向に頭文字がある場合、表示制御部103は、単位点字表示部22L、22Rが備える第2ピンのうち、単位点字表示部22Rの第3列目及び第4列目の計4つの第2ピンを立たせる。
次に、文字認識部101が撮像画像から頭文字部分を特定する具体的方法について説明する。例えば、ハンドヘルド点字変換装置1は、頭文字部分を特定する場合、文書に記載された文字列の集合の全体(以後、単に「文書全体」と呼ぶ。)を表した撮像画像をカメラ15から取得し、当該撮像画像から頭文字部分を推定する。これについて図11を用いて説明する。図11は、文書全体が表された撮像画像の一例を示す。文字認識部101は、まず、文書全体の各文字列が記載された範囲を特定する。例えば、文字認識部101は、図11の縦線に示すように、まず文書中の各文字列の横幅の境界を特定する。次に、文字認識部101は、各文字列の左側の境界のうち、第1行目の境界が字下げ分だけずれており、2行目以降の境界が揃っている又は所定差以内で同一直線上にある点、及び、各文字列の右側の境界が各行でばらばらになっている点を確認する。上述の所定差は、例えば字下げに相当するスペース未満の値に設定される。そして、文字認識部101は、上述の2点から、頭文字部分が第1行目の最も左に位置する文字であると判断する。そして、その後、図10(a)に示すように、表示制御部103は、ハンドヘルド点字変換装置1を左上に移動させるように利用者の操作を誘導する。
図11に示す例の他、ハンドヘルド点字変換装置1が最初に文書に載せられた場合、文書全体の各文字列は、角度Θrが180°、即ち、上下逆にずれていたり、角度Θrの絶対値が角度Θth以上になる可能性がある。この場合、表示制御部103は、上述した図6(c)の具体例6及び図7(a)の具体例7等に従い第2ピンを適宜制御する。これにより、表示制御部103は、利用者の操作を誘導し、各文字列と撮像画像の横軸とを一致させることができる。
次に、頭文字方向の誘導を終了する条件について説明する。例えば、表示制御部103は、以下の(a)乃至(e)のいずれかの条件又はこれらを任意に組み合わせた条件が満たされた場合、頭文字方向の誘導を終了する。
(a)撮像画像に文字がない場合。即ち図5(a)に示す具体例1の状態に至った場合。
(b)文字列の右側の境界に到達した場合。即ち、図6(a)に示す具体例4の状態に至った場合。
(c)文字列の左側の境界に到達した場合。即ち、図6(b)に示す具体例5の状態に至った場合。
(d)文書の第1行目の文字列の上の境界に到達した場合。即ち、図8(c)に示す1具体例2の状態から図5(a)に示す具体例1の状態に至った場合。
(e)文書の最後の行の文字列の下の境界に到達した場合。即ち、図9(a)に示す具体例13の状態から図5(a)に示す具体例1の状態に至った場合。
以上のように、ハンドヘルド点字変換装置1は、種々の場合に、第2ピンを用いて利用者の操作を適切に誘導することができる。
[文字認識方法及び点字変換方法]
次に、文字認識方法及び点字変換方法について説明する。概略的には、文字認識部101は、読み取る対象となる文字列の文字列長Lr及び文字数(以後、「文字数Nr」と呼ぶ。)から当該文字列を構成する各文字の平均文字幅(以後、単に「平均文字幅Wr」と呼ぶ。)を計算する。次に、点字変換部102は、当該文字列が点字に変換された場合の当該点字を表現するのに必要な単位点字表示部22の数(以後、「点字セル数Ns」と呼ぶ。)を計算する。そして、表示制御部103は、ハンドヘルド点字変換装置1が移動した場合、平均文字幅Wrと点字セル数Nsとに基づき、当該文字列の点字を平均的な間隔で表示する。
まず、ハンドヘルド点字変換装置1が点字表示のため文書上に載せられた場合に当該装置が実行する処理について図12を用いて説明する。図12は、カメラ15から取得された撮像画像の一例を示す。図12に示す撮像画像50は、横書きの複数の文字列から構成されている。なお、以後では、撮像画像50上の相対的な位置を、左上の角を原点とした横軸上の位置(「x座標」とも呼ぶ。)と縦軸上の位置(「y座標」とも呼ぶ。)との2次元座標により「(x、y)」のように表す。ここで、「x」は、x座標の値(0≦x≦1000)を示し、「y」は、y座標の値(0≦y≦1000)を示す。また、図12中の横の破線は、y座標の中央、即ち「y=500」となる位置を示し、縦の破線は、x座標の中央、即ち「x=500」となる位置を示す。なお、撮像画像50中の各文字列70は、説明の便宜上、破線枠又は実線枠により境界が図示されている。
まず、文字認識部101は、撮像画像50から破線の四角枠に示す複数の文字列70を認識する。そして、文字認識部101は、文字列70のそれぞれの位置Pr、角度Θr、及び文字列長Lrを算出する。ここで、文字認識部101は、各文字列70の左上の角の座標と右下の角の座標との組をそれぞれ各文字列70の位置Prとして取得する。また、文字認識部101は、例えば、各文字列の横幅の左側の境界のx座標と右側の境界のx座標との差分の絶対値を文字列長Lrとして特定する。
次に、文字認識部101は、認識した複数の文字列70から、撮像画像50の中央に位置する中央座標(500、500)を含む文字列70、又は当該中央座標に最も近い文字列70を点字対象の文字列として特定する。ここでは、文字認識部101は、各文字列70の位置Pに基づき、中央座標を含む実線枠により囲まれた文字列70xを点字対象となる文字列(以後、「点字対象文字列」と呼ぶ。)として特定する。即ち、破線枠により囲まれた文字列70yは、点字対象文字列ではない。
次に、点字変換部102は、点字対象文字列である文字列70xの文字数Nrをカウントし、当該文字数Nrにより文字列70xの文字列長Lrを割った値を平均文字幅Wrとする。即ち、点字変換部102は、以下の式(1)により平均文字幅Wrを算出する。
Wr=Lr/Nr 式(1)
そして、点字変換部102は、文字列70xの各文字を点字に変換した後、文字列70xの点字セル数Nsを算出する。この処理について図13を用いて説明する。図13は、文字列70xから点字セル数Nsを算出する処理を示す概念図である。
図13の第1行目は、撮像画像50中に表示された文字列70xをそのまま示したものである。第1行目の文字列は、漢字も含めて26個の文字を有する。即ち、文字数Nrは、26である。図13の第2行目は、文字列70xの漢字をかなに変換(かな変換)した文字列を示す。第2行目は、31個の文字を有する。
図13の第3行目は、第2行目の各文字を点字により表現するのに必要な単位点字表示部22の数(点字セル数)を列挙したものである。ここでは、数字及び濁点を含むかな文字並びに大文字のアルファベットの点字セル数を2とし、他の文字の点字セル数を1とする。そして、第3行目に示すように、点字変換部102は、各文字の点字セル数の和を算出することで、文字列70xを点字表示するのに必要な点字セル数Nsが45であると特定する。
また、点字変換部102は、文字列70xの点字セル数Nsを算出後、点字対象文字列である文字列70xの中央に位置する文字(以後、「中央文字」と呼ぶ。)を特定する。具体的には、点字変換部102は、撮像画像の中心に位置する座標(500、500)の位置、即ち、図13の破線の交点に最も近い文字列70x中の文字を中央文字として特定する。即ち、点字変換部102は、図13に示す破線枠71A中の文字「う」を中央文字として特定する。
そして、表示制御部103は、中央文字を含め、単位点字表示部22A乃至22Fの6セルにより点字表示可能な文字を点字表示する。具体的には、表示制御部103は、図13に示す破線枠71B中の6セル分の文字「くどうきし」を単位点字表示部22A乃至22Fにより点字表示する。
なお、点字対象文字列が撮像画像50の横幅の全てに渡って表示されない場合、表示制御部103は、上述の処理と異なる方法により、点字表示すべき文字列を決定する。これについて図14を用いて説明する。
図14は、「かな列」からなる点字対象文字列の位置及び使用する単位点字表示部22A乃至22Fを示した図である。図14(a)から図14(d)にかけて、ハンドヘルド点字変換装置1は徐々に右方向に移動している。ここでは、「かな列」のかなに相当する「かなれつ」は、必要な点字セル数がそれぞれ1文字につき1であるとする。また、破線枠72は、点字対象となる文字の存在範囲(以後、「点字対象範囲」と呼ぶ。)を示す。
まず、図14(a)では、点字対象文字列の一部が撮像画像の右端に表示されている。この場合、表示制御部103は、点字対象文字列が破線枠72により示される点字対象範囲内に存在しないと判断し、単位点字表示部22A乃至22Fによる点字表示は行わない。
次に、図14(b)では、点字対象文字列のうち、「かな」部分が点字対象範囲内に存在する。この場合、表示制御部103は、点字対象範囲に占める「かな」の位置に基づき、「かな」をかな変換した「かな」のうち「か」を単位点字表示部22Eにより点字表示し、「な」を単位点字表示部22Fにより点字表示する。なお、点字対象範囲内に存在する点字対象文字列のうち、一つのかなを表現するのに二つの単位点字表示部が必要な文字が含まれている場合(たとえば、濁音がつく文字)は、一つ目の文字のみを単位点字表示部22Eおよび22Fにより点字表示するようにすればよい。
そして、図14(c)では、点字対象文字列が全て点字対象範囲内に存在する。この場合、表示制御部103は、「かな列」の各文字が点字対象位置72に占める位置に基づき、「かな列」をかな変換した「かなれつ」のうち「か」を単位点字表示部22Bにより点字表示し、「な」を単位点字表示部22Cにより点字表示し、「れ」を単位点字表示部22Dにより点字表示し、「つ」を単位点字表示部22Eにより点字表示する。
最後に、図14(d)では、点字対象文字列の一部「な列」が点字対象範囲内に存在する。この場合、表示制御部103は、「な列」の各文字が点字対象範囲に占める位置に基づき、「な列」をかな変換した「なれつ」のうち「な」を単位点字表示部22Aにより点字表示し、「れ」を単位点字表示部22Bにより点字表示し、「つ」を単位点字表示部22Cにより点字表示する。なお、点字対象範囲内に存在する点字対象文字列のうち、一つのかなを表現するのに二つの単位点字表示部が必要な文字が含まれている場合は、二つ目の文字のみを単位点字表示部22Aにより点字表示する。
以上のように、表示制御部103は、点字対象文字列が撮像画像の横幅全体にわたって存在しない場合には、点字対象範囲に存在する文字のみを点字表示する。また、表示制御部103は、点字対象範囲中の文字の位置に基づき当該文字を点字表示する単位点字表示部22を変える。
次に、ハンドヘルド点字変換装置1の位置が移動した場合の処理について説明する。この場合、文字認識部101は、一定の間隔で撮像画像をカメラ15から取得し、上述の処理を実行することにより点字対象文字列を特定する。そして、文字認識部101は、特定した点字対象文字列が前回特定した点字対象文字列と同一であるか否か判定する。
そして、点字対象文字列が変わっている場合、文字認識部101は、再び上述した処理を最初から繰り返して行う。即ち、文字認識部101は、新たな撮像画像中の文字列を特定し、位置Pr等の情報を取得する処理を開始する。なお、点字対象文字列が撮像画像50の横幅の全てに渡って表示されている場合、一文字分移動しても点字対象文字列は一部変更される。従って、この場合、文字認識部101は、点字対象文字列が変わっているとみなす。
一方、点字対象文字列が同一の場合、点字変換部102は、前の撮像画像の点字対象文字列の位置Pr(以後、「位置Pr1」と呼ぶ。)と新たな撮像画像の点字対象文字列の位置Pr(以後、「位置Pr2」と呼ぶ。)とのずれ(以後、「移動幅」と呼ぶ。)を算出する。ここで、「前の撮像画像」とは、現在の点字表示に対応する撮像画像を指す。そして、点字変換部102は、移動幅に応じて、平均文字幅Wrと点字セル数Nsとに基づき点字表示をずらす。
これについて、図15(a)を用いて説明する。図15(a)は、移動前後の文字列の位置関係を示す図の一例である。ここでは、移動前の文字列を白抜き文字により表し、移動後の文字列を太字文字により表している。また、図15(a)では、横軸方向の移動幅を「dx」と表記し、縦軸方向の移動幅を「dy」と表記している。
まず、点字変換部102は、位置Pr1及び位置Pr2に基づき移動幅dxと移動幅dyとを算出する。そして、点字変換部102は、移動幅dxと、文字数Nrを点字セル数Nsにより除算して得られた値(Nr/Ns)を平均文字幅Wrに乗じて得た値(以後、「平均セル幅Ws」と呼ぶ。)と、を比較する。即ち、平均セル幅Wsは、以下の式(2)を満たす。
Ws=Wr×Nr/Ns 式(2)
そして、移動幅dxが平均セル幅Wsより大きい又は所定差以内であると点字変換部102が判断した場合、表示制御部103は、点字表示を単位点字表示部22の1個分だけ、ずれた方向(図15(a)の場合、右方向)にスライドして表示する。上述の所定差は、例えば実験等に基づき予め定められる。即ち、表示制御部103は、例えば点字表示を右方向に単位点字表示部22の1個分だけスライドする場合、単位点字表示部22A乃至22Eの点字表示をそれぞれ単位点字表示部22B乃至22Fにより表示し、単位点字表示部22Aでは新たな文字に対応する点字を表示する。これにより、表示制御部103は、点字対象文字列の点字を平均的な間隔で表示することができる。これに加え、移動幅dyが所定値以上の場合、表示制御部103は、例えば図8(c)又は図9(a)に示すように、第2ピンにより利用者の操作を誘導する。なお、移動幅dxが平均セル幅Wsより小さい場合、点字表示を変えない(スライドしない)が移動幅dxを、次回の移動幅dxに加算し、次回の移動幅dxが最後に点字表示をスライドしてからの移動幅になるようにする。
一方、点字対象文字列が1文字分以上移動したことにより点字対象文字列が変更した場合について図15(b)を用いて説明する。この場合、文字認識部101は、移動前後の点字対象文字列で部分的に一致する文字列を探し、その移動距離に基づき点字をずらす。これについて図15(b)を用いて説明する。図15(b)は、移動前後の点字対象文字列の位置関係を示す図の一例である。ここでは、図15(a)と同様、移動前の点字対象文字列を白抜き文字により表し、移動後の点字対象文字列を太字文字により表している。また、図15(b)では、移動前後の点字対象文字列における先端文字の横軸方向の移動幅を「dx1」と表記し、部分的に一致した文字列「技術に)立脚」の横軸方向の移動幅を「dx2」と表記し、縦軸方向の移動幅を「dy」と表記している。
まず、文字認識部101は、移動幅dx1、dx2、dyをそれぞれ算出する。そして、点字変換部102は、移動幅dx2を平均セル幅Wsにより除算して得られた値(dx2/Ws)を算出する。そして、表示制御部103は、上述の値(dx2/Ws)に相当する単位点字表示部22の数だけ、ずれた方向(図15(b)の場合、右方向)に点字表示をスライドして再表示する。これにより、表示制御部103は、この場合であっても、点字対象文字列の点字を平均的な間隔で表示することができる。なお、上述の値(dx2/Ws)が少数を含む場合、点字変換部102は、四捨五入その他所定の場合に整数値に繰り上げてもよい。上述の処理に加え、移動幅dyが所定値以上の場合、表示制御部103は、例えば図8(c)又は図9(a)に示すように、第2ピンにより利用者の操作を誘導する。上述の所定値は、実験等により予め設定される。また、表示制御部103は、移動幅dx1に基づき、点字対象文字列のうち現在点字表示している文字の位置を把握し、例えば図6(b)に示すように、位置関係適否表示を行う。
一方、移動前後の点字対象文字列に部分的に一致する文字列がない場合、文字認識部101は、点字対象文字列を特定する処理から全ての処理を再実行する。
[処理フロー]
次に、本実施例による点字変換処理について図16を参照して説明する。この処理は、図1に示すシステムコントローラ19が予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。図16は点字変換処理のフローチャートである。
ユーザは、点字表示したい文字が存在する印刷物等の上にハンドヘルド点字変換装置1を置いて、点字変換処理のスイッチをONにする(ステップS1)。カメラ15は、ハンドヘルド点字変換装置1の周辺の所定範囲を撮影し(ステップS2)、撮影画像を文字認識部101に送信する。
次に、文字認識部101は、受信した撮影画像に文字が存在するか否かを判定する(ステップS3)。そして、撮影画像に文字が存在する場合(ステップS3;Yes)、表示制御部103は、第2ピンによる位置関係適否表示を行う(ステップS4)。例えば、表示制御部103は、図10に示すような位置関係適否表示を行うことにより、頭文字方向を利用者に知らせる。他の例では、表示制御部103は、文字列が縦書きである場合、図9(b)に示す位置関係適否表示を行い、利用者に縦書きであることを知らせる。また、表示制御部103は、文字列がずれている場合、図6(c)等に示すような位置関係適否表示を行い、利用者にずれている方向を知らせる。
一方、撮像画像に文字がない場合(ステップS3;No)、表示制御部103は、点字表示及び位置関係適否表示を全てクリアする(ステップS5)。即ち、表示制御部103は、第1ピン及び第2ピンを、図5(a)に示す状態になるように制御する。
次に、ステップS5の実行後、文字認識部101は、点字対象文字列を特定する(ステップS5)。具体的には、文字認識部101は、撮像画像中の複数の文字列から撮像画像の中央に位置する文字列を点字対象文字列として特定する。
そして、点字変換部102は、点字対象文字列の平均文字幅Wr及び点字セル数Nsを算出する(ステップS7)。具体的には、点字変換部102は、式(1)に基づき平均文字幅Wrを算出する。また、点字変換部102は、図13に示すように、点字対象文字列の漢字をかなに変換した後、必要な点字セル数Nsを算出する。
次に、表示制御部103は、中央文字の前後6セル分の点字表示を行う(ステップS8)。ここで、中央文字は、上述したように、撮像画像の中心に最も近い点字対象文字列中の文字を指す。
次に、文字認識部101は、撮影画像の変化に基づいて装置が移動したか否かを判定する(ステップS9)。そして、装置が移動した場合(ステップS9;Yes)、表示制御部103は、ステップS10の処理を実行する。具体的には、点字変換部102は、移動前後で点字対象文字列が同一又は部分的に一致する場合、横軸の移動幅を算出すると共に、式(2)に示すように、平均文字幅Wr及び点字セル数Nsに基づき平均セル幅Wsを算出する。そして、表示制御部103は、当該移動幅と平均セル幅Wsとに基づきスライドすべき単位点字表示部22の数を特定して点字を再表示する。これにより、表示制御部103は、点字対象文字列の点字を平均的な間隔で表示することができる。一方、移動前後で点字対象文字列の一致部分が特定できない場合等では、ハンドヘルド点字変換装置1は、ステップS4乃至S8の処理を再実行する。
一方、装置が移動していない場合(ステップS9;No)、表示制御部103は、表示を継続する(ステップS11)。
次に、ハンドヘルド点字変換装置1は、スイッチがOFFになったか否かを判定する(ステップS12)。スイッチがOFFになっていない場合(ステップS12;No)、処理はステップS2に戻り、ステップS2乃至S11を繰り返す。スイッチがOFFになった場合(ステップS12;Yes)、処理を終了する。
[変形例]
次に、本実施例の変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の実施例に適用することができる。
表示制御部103は、上述の説明に加え、第2ピンを立たせる際に、素早く上下に震動させてもよい。これにより、表示制御部103は、利用者が第1ピンによる点字表示と第2ピンによる位置関係適否表示とを混同するのを防ぐことができる。
上述の実施例では、第1点字モジュール10xと第2点字モジュール10yは、単位点字表示部22をそれぞれ4つ備えることとしているが、本発明はこれに限られない。具体的には、ユーザにとって最も指先で認識しやすい数にするとよい。この場合であっても、表示制御部103は、いずれか2つの単位点字表示部22を第2ピンとして使用する。また、1つの単位点字表示部22を可動式ピン21は2列4行の計8個の可動式ピン21で構成することとしたが、これに限らず、たとえば、2行3列の計6個の可動式ピン21で構成することとしてもよい。
上述の実施例では、印刷物の文字を点字変換することとしているが、本発明はこれに限られない。印刷された文字でなくても、カメラが撮影可能な文字であれば点字変換できる。
[第2ピンの動作制御]のセクションの説明では、表示制御部103は、原則的に、利用者がハンドヘルド点字変換装置1に置いた指に対して、移動方向を修正したい方向に位置する第2ピンを立たせると共に、他の方向に位置する第2ピンを下げていた。しかし、本発明が適用可能な方法はこれに限定されない。これに代えて、表示制御部103は、第2ピンを障害物として機能させてもよい。即ち、表示制御部103は、原則的に、利用者がハンドヘルド点字変換装置1に置いた指に対して、移動方向を修正したい方向に位置する第2ピンを下げると共に、他の方向に位置する第2ピンを立たせてもよい。これによっても、ハンドヘルド点字変換装置1は、適切に利用者の操作を誘導することができる。他の例では、表示制御部103は、第1ピン及び第2ピンを昇降させる代わりに、これらを振動させてもよい。
1 ハンドヘルド点字変換装置
10 点字表示部
11 CPU
14 電源
15 カメラ
16 レンズ
17 照明用LED
19 システムコントローラ
101 文字認識部
102 点字変換部
103 表示制御部

Claims (11)

  1. ユーザが片手で保持した状態で移動させることが可能なハンドヘルド点字変換装置であって、
    前記ハンドヘルド点字変換装置を保持している手の少なくとも一本の指が接触可能な位置に配置され、点字を表示する点字表示部と、
    前記ハンドヘルド点字変換装置周辺の所定範囲を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段の撮影画像に存在する文字の有無を検知し、存在する文字を認識する文字認識手段と、
    前記文字認識手段が認識した文字の一部又は全部を点字に変換する点字変換手段と、
    前記点字変換手段が変換した点字を前記点字表示部に表示させる表示制御手段と、を備え、
    前記点字表示部は、各々が1つの点字に対応する複数の単位点字表示部を有し、
    前記単位点字表示部は、複数の可動式の部材を有し、
    前記表示制御手段は、前記単位点字表示部のうち一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより前記撮影画像に存在する文字又は文字列に対する前記ハンドヘルド点字変換装置の位置関係の適否を表示すると共に、前記一部の単位点字表示部以外の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより点字を表示することを特徴とするハンドヘルド点字変換装置。
  2. 前記単位点字表示部は並べて設置され、
    表示制御部は、前記単位点字表示部のうち両端に位置する単位点字表示部が有する部材を動作させることにより、前記撮影画像に存在する文字又は文字列に対する前記ハンドヘルド点字変換装置の位置関係の適否を表示することを特徴とする請求項1に記載のハンドヘルド点字変換装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより、前記ハンドヘルド点字変換装置の位置が前記撮影画像に存在する文字又は文字列に対していずれの方向にずれているかを示すことを特徴とする請求項1に記載のハンドヘルド点字変換装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより、前記撮影画像に存在する文字の有無を示すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のハンドヘルド点字変換装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより、前記撮影画像に存在する文字列が横書きであるか縦書きであるかを示すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のハンドヘルド点字変換装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより、前記撮影画像に存在する文字列の頭文字の方向を示すことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のハンドヘルド点字変換装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記一部の単位点字表示部が有する部材を昇降させて凸形状を形成したりしなかったりする動作を振動させて行うことにより前記位置関係の適否を表示すると共に、前記一部の単位点字表示部以外の単位点字表示部が有する部材を昇降させて凸形状を形成したりしなかったりすることで点字を表示することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のハンドヘルド点字変換装置。
  8. 前記点字変換手段は、点字表示の対象となる文字列を構成する各文字の平均文字幅を算出すると共に、当該文字列に相当する点字の数を算出し、
    前記表示制御手段は、前記ハンドヘルド点字変換装置が移動した場合、前記平均文字幅と前記点字の数とに基づき、点字の表示を変更することを特徴とする請求項1乃至7に記載のハンドヘルド点字変換装置。
  9. ユーザが片手で保持した状態で移動させることが可能であり、保持している手の少なくとも一本の指が接触可能な位置に配置されて点字を表示する点字表示部を備えるハンドヘルド点字変換装置が実行する点字変換方法であって、
    前記ハンドヘルド点字変換装置周辺の所定範囲を撮影する撮影工程と、
    前記撮影工程の撮影画像に存在する文字の有無を検知し、存在する文字を認識する文字認識工程と、
    前記文字認識工程が認識した文字の一部又は全部を点字に変換する点字変換工程と、
    前記点字変換工程が変換した点字を前記点字表示部に表示させる表示制御工程と、を備え、
    前記点字表示部は、各々が1つの点字に対応する複数の単位点字表示部を有し、
    前記単位点字表示部は、複数の可動式の部材を有し、
    前記表示制御工程は、前記単位点字表示部のうち一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより前記撮影画像に存在する文字又は文字列に対する前記ハンドヘルド点字変換装置の位置関係の適否を表示すると共に、前記一部の単位点字表示部以外の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより点字を表示することを特徴とする点字変換方法。
  10. ユーザが片手で保持した状態で移動させることが可能であり、保持している手の少なくとも一本の指が接触可能な位置に配置されて点字を表示する点字表示部を備えるハンドヘルド点字変換装置により実行される点字変換プログラムであって、
    前記ハンドヘルド点字変換装置周辺の所定範囲を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段の撮影画像に存在する文字の有無を検知し、存在する文字を認識する文字認識手段と、
    前記文字認識手段が認識した文字の一部又は全部を点字に変換する点字変換手段と、
    前記点字変換手段が変換した点字を前記点字表示部に表示させる表示制御手段、として前記ハンドヘルド点字変換装置を機能させ、
    前記点字表示部は、各々が1つの点字に対応する複数の単位点字表示部を有し、
    前記単位点字表示部は、複数の可動式の部材を有し、
    前記表示制御手段は、前記単位点字表示部のうち一部の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより前記撮影画像に存在する文字又は文字列に対する前記ハンドヘルド点字変換装置の位置関係の適否を表示すると共に、前記一部の単位点字表示部以外の単位点字表示部が有する部材を動作させることにより点字を表示することを特徴とする点字変換プログラム。
  11. 請求項10に記載の点字変換プログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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